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総合評価

645件)
3.8
170
189
183
41
8
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    三浦しをんらしい、甘酸っぱくぼかされた二人の男の人のお話。 ちらっちらっと見せられる色気にどきっとする。

    0
    投稿日: 2015.02.17
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    20150118読了。 主人公が繊細な心の持ち主という設定のためか、テンポが悪く、言葉の意味を掴みきれず、もやもや感が拭えない。

    0
    投稿日: 2015.01.18
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    深夜アニメ枠の原作っぽいなww これなんてBL小説?ww 男たちの熱い友情という説明では納得できない描写が多々あって 「おっぉう…」ってなるよww 展開はぶっちゃけ予想通りなんだが、 綺麗すぎるくらい綺麗な情景が、さらに艶かしくて…ごちそうさまですww

    0
    投稿日: 2014.12.26
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    うっすら耽美。序盤からなんとなくそんな気はしてた。 古書店に行きたくなる本。 余談だが梨木さんの『家守綺譚』を思い出した。

    0
    投稿日: 2014.12.03
  • 静かなのに続きが気になる面白さ

    ミステリーでも恋愛ものでもないけれど、最後までどうなるのだろうと続きが気になって仕方なく、一気読みしてしまいました。表現がとてもきれいで、それが物語のある種の静謐さを生み出しているのかもしれません。 個人的には、色恋ではないけれど、すごく艶のあるお話だと思いました。 登場人物も魅力的で、古書店の三代目である真志喜も、幼馴染の瀬名垣もすごく好きです。 あせって一回目を読んだので、これからもう一度じっくり味わって読みたいと思います。

    0
    投稿日: 2014.11.15
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    月魚、終始ニマニマしながら読んでしまいました。古本屋さんって格好いい仕事なんだな、と。そして、この微妙な距離感がなんともいい感じ。

    0
    投稿日: 2014.11.02
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    面白かった。モノに登場人物の感情がよく反映されてて、描写綺麗だった印象あるし、読み飽きなかった。 けど、最近、ビブリアにしてもそうだけど、古書堂の話多すぎ。その一点では飽きた。

    0
    投稿日: 2014.09.05
  • 静かすぎる時が流れています

    え~BL買っちゃった?て思うほど、ちょっぴり危ういはじまり方で、ドキドキしてしまいましたが、読み進めると、古書店の静かすぎるカビ臭いような独特の雰囲気に包まれてまいました。流石です。 セピア色の物語の中にときおり現れる美しい色が印象に残りました。

    2
    投稿日: 2014.09.03
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    2007/10/25 むきゃー! たたたたたた耽美だぁ しっかしなんていうかいかにも!な感じ! でもいいな、古書店。本の息遣いを感じとりながら生きていくのっていいな。 そして他人といる限り逃れ得ない、才能のある者と無い物の軋轢とか 罪の意識とか 所有欲とか 情緒的で少し妖しくて きれい・・・はちょっとちがうな、麗しい?ううーん とにかく雰囲気がいい。こういうのも好きだなぁ そしてさらりと読める。濃密な空気が満ちる物語の中の世界を刷毛でうすーくなぞる感じ。

    1
    投稿日: 2014.07.21
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    真志喜が中性的に書かれていて、でも、男性せっていで、だがしかし、瀬名垣とのやりとりは……え?あれ?? みたいな ドキドキしました 不思議な話 しをんさんの作品には、古書店がよく出てくる その古書店が舞台の話 面白かったです✨ それにしても、真志喜と瀬名垣……は……(ドキドキ

    0
    投稿日: 2014.07.12
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    読み終わったあと、あったかいような少し切ないようなそんな気持ちになる本。2人の関係性がああである必要はなかったんじゃないかと考える人もいるかもしれないけれど、私はあの2人のあの雰囲気だからこその月魚だと思う。水に沈んだ私の村の屋上の場面のラストシーンが本当に綺麗だった。とてもすき。

    0
    投稿日: 2014.07.11
  • 繊細に紡がれる物語

    古書店『無窮堂』を舞台として、古書に惹かれ囚われた二組の父子の物語。老舗古書店の跡取り真志喜と、元せどり屋の息子・瀬名垣。装飾の言葉が多すぎる感じはあるけれど、古書に対する真摯な気持ち、罪悪感に絡め取られながらも、それを甘美にも感じていそうな二人の心情が丁寧に描かれていて良かったです。主人公二人は完全にデキてましたけどね…友情と、愛情か。

    2
    投稿日: 2014.07.09
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    この人の夏感、夜感はすごく私に近い。私の求めているものに近い。誰かが好き、というのではなく、この瞬間を永遠に忘れないでいたいという気持ち。この本を夏に読めてよかった。貸してくれた秀緒さんに感謝です。 私も、こんな一瞬を、出来るだけ多く感じたい。

    1
    投稿日: 2014.07.09
  • 綺麗

    他の方が素晴らしい紹介を書き尽くされているのでこれ以上なにも説明は要りません。 なのに何故レビューを書くのか。 この作品が大好きだから書いてみたかったのです。 若い時代の苦く綺麗な掛け替えのない世界。 ひとつひとつがキラキラとした美しいシーン。 印象はセピア色なのにキラリと天然色が混じるような。 読後感は最高です。 ページ数は少ないのですが、何時までも心に残る大切な本です。

    2
    投稿日: 2014.06.27
  • 静かな緊張感の心地よさに酔う

    出す本出す本とヒットに繋がる三浦さん 初期の頃のこの作品は注目度があまり高くないようですが 静かな緊張感を張詰めた作者の力を感じる作品でした この作品には一般的な愛とは違った愛の形が描かれていますが そこに目を向けすぎると話し全体に霞が掛かってしまいますので 物語全体の静寂性や繊細さを楽しむのが良いと思います

    16
    投稿日: 2014.06.17
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    二人の危うい関係がとっても好き!古本の詳しい話が楽しく読めて、良かったです。二人を通してしをん先生の古本に対する愛情がひしひしと伝わる。

    0
    投稿日: 2014.06.15
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    描写がキレイだった。 情景、温度、匂いが伝わってくる。 ただBLモノに慣れてない私はちょっと抵抗がある部分もあったな。

    0
    投稿日: 2014.06.11
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    目の前の状況を放ったらかして、今にも互いの腰に腕を回して熱いくちづけを交わすんじゃないかとひやひやしながら読んだ記憶が。予備知識もなく、そう言う雰囲気を醸し出しているものだとも知らずに読んだので妙なドキドキがあった。 生まれて初めて、物語の情景がはっきりと映像として頭で描けた一冊だった。描写が鮮明で的確、けれどくどくなく現実味を帯びているようでどこか幻想的な情景描写。陳腐な言い回しだけれど、この一冊は当たりだと思った。

    1
    投稿日: 2014.06.08
  • オトコノユウジョウ

    古本屋。 あまり現在では馴染みのない文化、 時代も曖昧で、 お伽噺話を読んでいるような錯覚に陥りながら世界に引き込まれて行きました。 罪の意識や影を共有している登場人物が 繊細に綺麗に描かれており 脆く崩れそうな反面、 芯が通りぶれない一面を見せてくれ、 思わず惚れこんでしまいました。 まほろ駅の作者さんとは知りませんでした! しをんさんの紡ぐ愛のあるお話と オトコ達、大好きです。

    1
    投稿日: 2014.06.06
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    古書店を経営する幼馴染の男性二人。名のある古書店の3世代を務める男とせどりから卸古書店となった男。古書の世界に魅せられた男たちのお話。古書に魅入られたために起こってしまったある事件から、できてしまった父子の溝や、幼馴染同士の拘束。特に幼馴染の男性二人同志の関係がナイーブで繊細な感じがしました。 古書の世界のことなどもわかり、どこか飄々としていて、しをんさんの作品なのでさくさく読めます。今回はそんなにはっきりと書かれている訳ではないのですが、ちょっとBL色が強かったです。BL読んだことないからわからないけれど、BLだから繊細だったのかなぁ。

    0
    投稿日: 2014.05.09
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    美しく、透明でどうかすると倒錯的な世界観。そこについていけるかどうかは、読み手のBL素養もあると思う。私は半々。切なくも感じ、くさくも感じ。 雨の日に古い静かな図書館の閲覧コーナーで一気に読むのがおすすめ。 古本屋って穏やかに見えて激しい職業なのだと知った。 憧れはするが、私には出来ない。

    0
    投稿日: 2014.05.05
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    「水底の魚」作品全体が淡く穏やかな光に包まれているような感じ 真志喜と瀬名垣が過去と対峙したことによって、それぞれの過去との向き合い方、2人の関係のあり方に変化が生じたことを象徴するような、ラストの月に照らされた池の主を描写する部分が印象的であり、とても美しい 「水に沈んだ私の村」青春時代や郷里への物懐かしさを抱かせる プールのシーンがきらきらと眩しい 物語の締め方が良い 「名前のないもの」例の瀬名垣の言葉に顔を覆って悶絶

    0
    投稿日: 2014.05.03
  • 読みやすい本です。

    古本屋を舞台に繰り広げられる 2人の若者の物語。 風景描写が細かく 読み進めていくうちに 場面の雰囲気が伝わってきます。 ちなみに『月魚』は 【げつぎょ】と読むそうです。 私この本を読み終わってから 読み方をネットで調べました (笑) お恥ずかしい…。 本を読む、そして 読み終えた本は次の手へ。 紙の本ならではの(失敬) 本の優しさ そして、人との関わり。 本を選ぶ嗅覚が研ぎ澄まされそうな1冊です。

    7
    投稿日: 2014.04.22
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    ふたつめの短編がすきだなあと 風景の描写とか色の描写がすごい綺麗でいいなあ!あとふたりの距離感がすきです

    0
    投稿日: 2014.04.12
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    奥深き古書の世界、とても面白かった。抗うことのできない古書の魔力とそれに取り憑かれた人たちの物語。人と本とのひとつの在り方が丁寧に描かれている。どこか乾いた雰囲気の中に浮かび上がってくる静と動の生々しさに震えさえ覚える。この独特の世界観に魅せられてしまった時点で既に本の魔力に飲み込まれているのだろう。綺麗なだけではない描写の美しさはさすが。冬も夏も朝も夜も名もなき一瞬もとにかく絶妙。もっと時間をかけて堪能したい。

    1
    投稿日: 2014.04.03
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    ゆるゆると、罪悪感と優越のはざまのお話 この二人見てると、もっと単純に考えればいいのになあと思ってしまったり。 三浦さんの言葉運びがとても丁寧で軽快な反面、視点が前触れなく交代したりして戸惑うところもあり。 でもそうやって書かれる二人の心情にとてもときめきました。 直接的な表現はないけれど、がっつりBLなので苦手な方は注意が必要です。

    1
    投稿日: 2014.02.26
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    老舗古書店の跡継ぎ・真志喜と、幼馴染でせどりの息子・瀬名垣。ある出来事をきっかけに2人の関係は微妙に変化してしまう。古書を愛しその才能ゆえに起きた悲劇、過去の呪縛から逃れられない2人の葛藤と脱却の様子が描かれる。 『月魚』というタイトルも綺麗で素晴らしいけれど、透明感のある美しい文章が魅力的。 あからさまな表現はないけれど、ほのかにBL臭漂うので、そういうのが苦手な人にはお勧め出来ない。

    0
    投稿日: 2014.02.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    すごく引き込まれた。 買うか買うまいか、すごく悩んでいたのだが 表紙が変わるということで、購入を決心した一作。 あまり女の子が出てこない珍しい作品で、 なんとなくBL臭がする作品だが とても素朴であたたかくいい作品だった。 古本屋を舞台とした本に対する愛情が 感じられ、ふと古本屋に訪れたい。 そうたくさん思わせられた。 それと共に、こんな風に本を愛して生きることができたら、すごく幸せだと思った。 故人の本を引き取ってほしいというので 真志喜と共に太一が訪れた話しでは、 真志喜がこのように故人のことを考え、 一番大切な本を選んだということを聞いて 真志喜のような人に本を任せたいと そう思う気持ちがよくわかった。 利益などではなく、人の想いを大切に 本を選ぶことができる真志喜を素敵だと思った。 何気無い日常をこのように切り取り、 あたたかい物語にしてくれる三浦しをんさんは 本当に素晴らしい作家さんだとそう思った。 この本に出会えて、良かった。

    10
    投稿日: 2014.02.09
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    三浦しをんがBLBL言われてるのは知ってたけど、今まで「きみはポラリス」収録の手紙の話くらいしか読んだことなくて、あれくらいならそんなに言うほどでもないのに~と思っていたのだが、本書を読んで、これは言われてもしょうがないなって思った。笑 抵抗ある人に無理して読んでほしいほどではないけど、抵抗感のない人は、(そういうの抜きにしても)きっと楽しめると思います。

    1
    投稿日: 2014.02.03
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    こいつらできてる(確信) ガチだった。からだの関係仄めかしまくりだった。開始20ページであまりのホモっぷりに逆にくじけそうになったけど、BL小説だと思って読み終えた。 こらあかん萌えますわ…お互いがお互いに罪の意識持ってるっていうのがなんともいえない。らぶらぶなのになりきれてない。なにこれすっげーホモ。 とりあえず「熱いくらいでしたよ」について瀬名垣よ詳しく頼む…お願い…詳しく…そういう意味にとっていいの…? ねえそうなの瀬名垣…答えろ瀬名垣…てめえ瀬名垣…名前で呼ぶときってなんだ瀬名垣…おい…… 25っていうわたしの萌えポイントを的確についてくる年齢に古書店、さらに着流しという怒涛の萌えな?真志喜かわいいよ真志喜 はーえらいこっちゃ…思考がとっちらかってますねいつものことです ただなんかちょっと物足りなかったような気がしないでもない。続編、続編を…真志喜のデレをもっとくれ…わたし思ってたより真志喜好きだ……はーもえた。ホモかきたい。おわる。 @市立図書館

    3
    投稿日: 2014.01.24
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    古本を扱う2人の青年の話。色でいえばグレーの中で、物語はすすみ、グレーの世界に引き込まれていく。グレーを創っているのは、三浦しをんが選ぶ言葉の一つひとつと背景設定。大盛り上がりはないけど、余韻をすごく残しているステキな作品。

    0
    投稿日: 2014.01.21
  • 宝物箱にしまっておきたいような物語

    取り返しの付かない罪を共有しそれによって縛られた二人の男が解放されていくお話とも言える。 古本業を生業とした二人なのでその世界のからくりも面白く読め、また「罪」の部分も絡んでくる驚きもある。しかし、この物語の本当の輝きは一瞬の情景の描写だったり、それに映された二人の秘めた思いだったり・・・。「嗚呼!」と叫びたくなるような場面が幾つも出てきます。 ひっそりと誰にも教えずにそっとしまっておきたくなるようなお話でした。

    11
    投稿日: 2014.01.08
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    古書店『無窮堂』を取り巻く人間模様を書いた本。古本という一般の書店で並べられている本と比べて何人もの間を渡り歩いてきたものに対して、非常に興味、関心が湧く作品になっている。また古本を通して、人と人の繋がりの大切さを教えてくれる作品でもある。 三浦しをんの作品はベストセラーになった『舟を編む』以来2作目であるが、『舟を編む』同様、言葉遣いも洗練されている感じがする。 そしてストーリーやキャラクター設定もさることながら、季節の情景描写がきれい。お勧めの作品!

    0
    投稿日: 2014.01.05
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    古本屋で購入し先程読了。 三浦しをんさん、最近何かと名前を目にする機会があったので気になり、初めて手に取ってみました。 静かで、ゆったりと、 しかし決して軽くは無い それこそ作中に出てくるあの池のような独特な時間を生きる 古書の世界に関わる人間達の物語。 …だったんですがそれより主要キャラの関係性が気になり過ぎて…笑 三浦さんが◯女子だという噂は雑誌インタビューなどで知っていたので特に驚きはしませんでしたが初めて読む作品なのでなるべく関係なさそうなのを選んだつもりだったんですが…モロ?でした笑。 他の作品もこのノリなんだろうか… 色々な意味で気になります笑。 さまざまな人の手に渡りながら生きる古書。 古本屋で本を買うことも悪くないなと思える一冊。

    0
    投稿日: 2013.12.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    真志喜と瀬名垣。古書店「無窮堂」のお話。 一緒にお酒飲んだり、市に行ったり、買付に行った先でお父さんに会ったり。 高校生に戻ってプールに花火。そしてお祭り。

    1
    投稿日: 2013.12.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    繊細なタッチで描かれる世界観。 ゆったりと静かで美しく、透明感に溢れている文体はとても好みです。 ただ、いかんせん主人公2人の関係性がどうにもこうにも、、、

    0
    投稿日: 2013.12.19
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    古本屋のお話。 男二人の微妙な関係。 淡々しているようで、熱い。 ドンドン読めるけど、ちょっとずつ読みたい本でした。

    0
    投稿日: 2013.12.10
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     雰囲気がとても綺麗すぎて、あっという間に読み終わってしまいました。 古書店が舞台とあり、怪しい雰囲気や二人の男性の関係など物語に引き込まれる一冊でした。

    0
    投稿日: 2013.12.03
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    まほろばの勢いで読んで見たら、こっちも男同士のくされ縁物語りでした。一方で、本に対する考え方もチョット変わってくる様なお話で、古本の価値について改めて考えさせられました。

    1
    投稿日: 2013.11.30
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    いつも、山場がドーンとあって 目まぐるしく展開していく話が好きなんですが この本は真逆。ああ、でも好きだなぁ(=▽=) 淡々とした、常に切なさと痛みを伴った様なお話でした。 (古書店の話という部分にも惹かれたのかも? あ、少しBL要素含んでました笑) 本の紹介文に書かれているように 「透明な硝子の文体に包まれた・・・」 (↑ガラスではなく硝子っていうニュアンスなんですよっ笑) という表現がわかる感じでした★ 三浦しをん先生の作品初めてだったのですが、素敵本でした(=▽=) また違う本も読んでみよう!

    1
    投稿日: 2013.11.29
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    「げつぎょ」と読ませる,古書業の裏側を描く,10年以上前の作品~瀬名垣太一は同業の老舗「無窮堂」を度々訪ね,若き店主太田真志喜につれなくされるが,お互いが必要としていることは承知している。今回は,M県から依頼があった旧家を訪問し,蔵書を買い取る商売に付き合わせる。ぼろぼろの軽トラで高速道路と山道を進むと,亡くなった80代の妻は30代,夫の子達が彼らの若さ故に難色を示し,町の古書店も呼んで競り合わせると,業界の掟破りを提案する。瀬名垣は承知し,演劇関係の雑誌や戯曲,文学書,郷土史をまとめて130万円と踏んだ。夕方やってきて町の古書店「黄塵庵」の店主は,無窮堂から姿を消した真貴志の父だった。十数年振りに再会した父は,瀬名垣をせどり屋と呼んで,敵意をむき出している。そもそも,無窮堂の初代と二代目が捨てる本として仕分けした山から太一は稀覯本を見つけ出し,くれとせがみ,初代は見つけ出せなかったことを悔やみながら渡したのだが,父はせどり屋の小倅に敗れて失踪したのだった。瀬名垣の父は,恐縮して,業界から身を引き,馴れない道路工事などの肉体労働で身体を壊して死亡した。若い未亡人は無窮堂を選んだ。高校時代も無窮堂に出入りしていた太一は,盆休みに真貴志の高校に本を届け,宿直の国語教師が真貴志をモデルに小説を書いていることを知り,プールを開放させ,夜は花火を学校から見物する手助けを強要した。本を愛する二人は,古書店から盗んだ本を他の古書店に売る男を見つけ,因果を含ませて解放したが,古書店には回状が送られる~お前は出久根かって感じで,これじゃあ売れないなぁと最初の長編を読んで思い,若き日の想い出を語って,これこれと思い,文庫のための書き下ろしは印象も残らない

    0
    投稿日: 2013.11.14
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    イメージと違った。けど何だかしんみりとするこの世界観が好き。何かを言い訳に、何かに縛られていないと崩れてしまいそうな関係、そんな関係に不安を抱きながらお互いを求める。

    0
    投稿日: 2013.10.26
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    2013.10.25読了。予想していた内容と少し違った。それが悪いわけではなかった。感情をありのままに描く。素直な表現。軽くサラッと読める。内容は重いが。古書に魅了された人々の物語。

    0
    投稿日: 2013.10.26
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    現代っ子には馴染みのない古書店という舞台で繰り広げられる話だったので最初はとっつきにくく感じましたが、割とテンポよく進むので途中からはスラスラ読めました。古書店に関する知識はなくても全然問題ありません。曖昧な表現ではありますがどう見てもホモなので苦手な方にはおすすめできません。が、そういうのが好きな方にはとってもおすすめです(笑)

    0
    投稿日: 2013.10.25
  • 壊れそうな美しさ

    本作は著者の初期作品の一つです。古書業界をモチーフに、古書店店主・真志喜とその幼なじみ・瀬名垣(太一)の関係が描かれています。 静かで時の止まったような古書店の描写が多いせいか、物語は静謐な空気に満ちている感じがします。登場人物の心情はもちろん、なんということのない動作さえていねいに描写されていて、場面の一つ一つをはっきりと思い浮かべることができます。 まるで細い糸で編んだように繊細な物語ですが、読後には心地いい余韻が残りました。

    23
    投稿日: 2013.10.23
  • 異質な世界と確かなもの

    人間の、とても繊細な部分を映した作品。二人の関係と、それぞれの親子、家族の関係。どこかもろくて危なっかしいものだけど、確かなものでも繋がっていて。どこか異質な古本を生業とする世界が、そんな関係をより際立たせているような気がする。三浦しをんさんをますます好きになった作品。

    10
    投稿日: 2013.10.11
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    祖父から老舗の古書店「無窮堂」を引き継いだ真志喜と、幼い頃からその祖父に可愛がられ、やがて自分も古書の世界に入った瀬名垣。お互いを強く求め合いながらも、過去のある事件に拘り前に進めない二人。誰も立ち入れない世界だからこそ停滞してしまう関係が、もどかしくも妖しくもあって、苦悩している二人に引き込まれた。 大きな起伏のある物語ではないが、珍しくもっともっと読んでいたいと思った。巻末の文庫書き下ろしもおまけレベルかと思いきや、かなり良かった。

    0
    投稿日: 2013.10.04
  • 登場人物 瀬名垣

    この小説の登場人物 瀬名垣 なんて魅力的な、そして人間的な色気を感じてしまいます。男と女とかではなく。瀬名垣の生い立ちによるものなのか、自身によるものなのか。たくさん小説を読んできましたが、こんなにも登場人物の感情や心の機微を貪欲に知りたいと思ったのは他にはあまりないです。瀬名垣に会ってみたい、この作者さんに会いたい。そんな物語でした。

    2
    投稿日: 2013.10.03
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    すっと自分の中に入ってこない文章だった。なんだか深い水の底にいるみたいな気分になった。これの前に同じように古書店が舞台の『東京バンドワゴン』を読んだからだろうか。2011/225

    0
    投稿日: 2013.09.26
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    背景のひっそりとした静かさに反し、内に秘めた情熱は自己葛藤の末、呪縛を自ら解き放つ二人。目利きの才能と、書物の命を保持させるべき術を知る者の世界。古書に宿る幽玄の魔力は選ぶべき者を誘い、月をめざす池の主は性根を見抜き篩に掛けるようだ。本編と"やんちゃ""茶目っ気"の他二編…それぞれに一貫する夕闇の色濃さと漂わす雰囲気とともに絶品でしょ♪

    0
    投稿日: 2013.09.24
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    雰囲気がとても好きです。 真志喜と瀬名垣の関係が、儚いけれど美しくて素敵でした。 古本屋さんという職業も、奥がふかいのだと知りました。

    0
    投稿日: 2013.09.19
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    瀬名垣と真志喜の怪しい関係はさて置き、紡がれる綺麗な言葉たちの波に身を委ねていると、いや〜読書ってホントに良いものデスねぇ…と水野晴郎顏で〆そうになった。

    1
    投稿日: 2013.09.15
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    とても綺麗で静かだけど、底に激しい熱のこもったような物語。 罪に囚われているふたりに魅せられてしまいました。

    0
    投稿日: 2013.09.12
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    落ち込んでいた時に読んだけれど、本の雰囲気にどっぷり浸かれて癒されました。 文章は優しくて美しい。 深く傷を負った主人公たち。 傷を癒そうとするんじゃなく、傷を残したまま強くあろうとする姿に、切なくなりながらもとても惹かれました。

    0
    投稿日: 2013.09.08
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    最高ですね、この雰囲気!!! 薄い皮膚の下で何かが動いている感じ。 目には見えないけれど、確かにある何か。 「どうも俺たちは無駄な遠回りをしているな」から、古代の罪の判定法、罪をおかしていないものが、はたしているだろうか?の件なんて極上です。本当に、ぞくぞくする。 時々、自分の文学的素養が足りず歯がゆい思いをするけれど。 綺麗な日本語。うん、好みだ。 透明だけど、何かが引っかかる。 流れていくうちに、大事なものは沁みこんでる、みたいな・・・ 腐りかけたトマトの場面は、なぜだか山田詠美の『蝶々の纏足』(だったよね?風葬の~じゃないよね??)のアイスクリームのところと脳内でリンクしました。 食べ物って何でこんなにグッと来るアイテムなんだろう。 ただ綺麗で、美味しいだけじゃ、そこまで来ないのよ。 (たとえば『はじめての夜 二度目の夜 最後の夜』(村上龍)のように。あれはなんだかサラーっと流れちゃったんですよね。綺麗だけど。薄ーく繋がってるんだけど。消えてしまう。) トマトは夏の暑さで熟れ過ぎ、アイスには少女の唾液・・・なんか、こう語るとうちが変態みたいですが、でも、生なリアルさがあると思うのね。 見てるだけじゃなくて、そこに生が絡んでいる。 エッセイを読んでても思うんだけど、本当にこの人本が好きなんだなぁ。 うん、古書店行ったら、現世と切り離された空間みたいな感じするもんな(あんまり行かないけれど) 「本の囁きに耳を傾ける」とかいう描写が何度かあって、本当にその通りだと思いました。 「無窮堂」っていうお店の名前も良い。

    1
    投稿日: 2013.08.31
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    タイトル「月魚」は2編のうちはじめの一編にしっくりきました。季節は冬。月夜の色彩を絞った静寂な空気感。しかし、感覚を研ぎ澄ませば、その中にはどうしようもなく熱い何かがあるみたいな。 窮屈な世の中です。 好みとしては2編目の夏をイメージした作品の方が好きですね。

    0
    投稿日: 2013.08.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まさきちゃんとせながきさんの萌え物語。古書店が舞台なのもツボ。古書店ならではのストーリーで、とても興味がわいた。三浦しをんさんの趣味が全面に出ている気がする。 しかしちょっと都合よすぎかな。 感情描写は少し物足りなかった。父親との関係における感情とか一応26歳なんだしもうちょっと目線を広くした感情表現がほしかった気もする。 一方的すぎてちょっとなんともいえない気持ちになってしまった。主人公ふたりの間のしこりというか葛藤も、ドラマチックではあったが視点が狭く、成人男性にしては少し引きずりすぎてて違和感があった。  しかし萌え感はとてもよい!

    0
    投稿日: 2013.08.14
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    日本語が美しい。 夏を一瞬で想像させる西瓜や花火の描写や、物事の比喩がとても綺麗だと思った。 と同時に、作者の趣味や傾向が全開という印象も受けた。 長野まゆみを思い出す。

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    投稿日: 2013.08.09
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    この本を読む前に、ビブリア堂シリーズを読んでいたので、古書店の職業的背景が理解できていたことが幸いだった。 しをんさん得意の一職業を背景にそこに関わる人間模様を描いた作品。深読みするほど、面白さが分かる。 時間を空けて、また読んで見たい。

    0
    投稿日: 2013.07.30
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    古本屋「無窮堂」の店主真志喜と、その友人で同じ古本稼業の瀬名垣の物語。 真志喜を取り巻く濃密な空気感が、いい。

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    投稿日: 2013.07.28
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    終始、瀬名垣と真志喜の関係性にときめきながら読みました。 もどかしい二人がとても好みです。お話全体に散りばめられた美しく、静かな言葉が頭から離れません。 続編が読みたくなる作品でした!

    1
    投稿日: 2013.07.18
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    古書 罪 月 主 着流し、等の特徴や出来事なんかがまた非現実な雰囲気を醸し出している。全体的に繊細で綺麗、どこか危うげで陰のある雰囲気。 面白いというか、雰囲気味わって読みました(^.^)確かにホモかな?という印象もうけましたが露骨じゃないです。

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    投稿日: 2013.07.17
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    図書館業界の片隅を歩く者として耳の痛い話があった。 図書館は本を幽閉しているのだろうか? 古本を求めるほど造詣に深くないが その世界には大いに憧れる。 しかし、この本から漂う腐臭は一体なんなのだろうか。

    0
    投稿日: 2013.07.14
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    古書店絡みのパターンはけっこう好きなのですが・・・ 三浦さんの場合、どうしても多田と行天のイメージが強いので あっさりしすぎかなっと。 でも幻想的で期待させる冒頭はgood!!

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    投稿日: 2013.07.12
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    古書の世界に身を置き、古書に溺れ、古書によって人生が左右されていく人間たちの不思議な物語。 全くSF的要素はないのに、情景描写のせいか、不思議な雰囲気を持つ。 (唯一、真志喜が父親と再会するシーンが、日本ドラマのベタベタシーンという感じで冷めたが。)

    0
    投稿日: 2013.07.08
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    2013/07/04 古書の卸し屋である瀬名垣と老舗の古書店主人の真志喜の物語 話は単純だけど面白い まさかのちょいBL

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    投稿日: 2013.07.05
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    古本屋と、せどり が、話に出てきます。 なんか、男同士なのに、ちょっと距離が近いというか、ホモ?ですか? とも受け取れる小説でした。 古本屋にまつわる小説をよく読んでる気がする。 そりゃあ、小説家は本屋か古本屋には、たくさん行きますもんね。

    0
    投稿日: 2013.07.04
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    ん?BLですか?これは? と、ここまでにしておこう。 タイトルに「月」が入っているからだろうか。 物語は常に明るくて冷たい。 二人の青年の心の葛藤がとても印象的だった。 魚が水面から飛んで、月の光を受けて輝く。 そんな場面が似合う舞台でした。 この本は作者の好みが出た気がする・・・。

    0
    投稿日: 2013.06.27
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    三浦さんの小説はまだあまりよく知りませんが、凄く楽しめました(笑)それは勿論自分が腐女子だから、ということが大きいのですが・・・何回かblを匂わせる文が出てきていて、読者の妄想を膨らませてくれるな~と感じられた一冊。

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    投稿日: 2013.05.07
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    古書店「無窮堂」の店主、真志喜とせどり屋の瀬名垣は幼馴染み。この二人を中心に古書に纏わる話しが淡々と綴られる。 瀬名垣が獄記という古書を見いだし出来事から「無窮堂」の店主だった真志喜の父親が失踪し二人の関係が微妙に。そして真志喜は葛藤する。ある買い付けに父親と再開することになる。 無窮堂の池の大鯉が月夜に跳ねる。物語全体が現実にありそうでこの鯉のように幻想的な雰囲気を醸し出しのめり込みるような話しだった。

    0
    投稿日: 2013.04.30
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    移動の新幹線にて。過去にとらわれる古本屋の話。表紙が気に入って購入したのに、背表紙が少し汚れてしまった。哀しい。淡々と進むがじんわり染みる。直接的な描写がない分、妙に官能的に感じる。

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    投稿日: 2013.04.24
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    古書店の三代目の本田真志喜と幼馴染の瀬名垣太一の話。古本の奥深さと親子や人間関係の難しさを感じた作品。

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    投稿日: 2013.04.16
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    三浦しをん、初読です。 私にとってはこの人の紡ぎ出す文章のリズムや科白、読んでいるうちに自然と浮かび上がってくる情景がこの上なく心地よかった。 他の本も読んでみます。

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    投稿日: 2013.03.23
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    あまり口にはしないが、お互いにどこか執着し合ってる二人の関係が魅力的でした。 主人公の本そのものに対する考え方も共感できるところが多く、古書店と古書の流通というその話の背景も興味深かったです。

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    投稿日: 2013.03.21
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    雰囲気が素敵なお話でした 話にはいりやすく ずんずん読み進めました 私はアレな人なのでにやけながら読んでました 2人の距離感や文体や雰囲気が ガツンときたのでテンションあがりっぱなしでしたよ みすずちゃんが好きです かわいい 続きとか番外編とかないかな 読み進めてて ああーー終わっちゃう……!!ってなったので  本当きれいでした 月魚っていう文字があうな 主が飛び跳ねるシーンの描写がとても好きです

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    投稿日: 2013.03.19
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    古書をめぐる物語。個人的にはひと夏のささやかな思い出を描いた短編のほうが印象的。少しだけBLっぽい。

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    投稿日: 2013.03.14
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    古本に魅せられた男二人の業界と友情の話。 セットでビブリアあたりでも。 ちょっぴりBLな香りが・・・

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    投稿日: 2013.03.02
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    古書店とはなかなか魅力的な世界だけど 出てくるのはほとんど男ばっかりの話。 真志喜と瀬名垣はそういう関係?

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    投稿日: 2013.02.26
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    「舟を編む」が読んでみて面白かったのでこれも読んでみました。 全体的になんとなく儚い文章。 瀬名垣がとにかく友達思いのいい奴で、読んでて好きでした。 読んでてしんみりするけど読んだ後は何故かすっきり。 そんな話でした。好きです、こういう話。 あと、全く関係ないんですが瀬名垣と真志喜の関係がほんのりBLっぽいというか何というか。 私が腐女子だから過剰に反応してるだけなのかもしれないけど、 どことなくそれっぽい香りがしました。 でも別に普通に読んだら気にならないレベルなんで耐性ない方もきっと大丈夫。

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    投稿日: 2013.02.22
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    初めて知った古書の世界 組み立ても2層3層になっていておもしろい 偶然か古書関係のTVドラマ放映中

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    投稿日: 2013.02.11
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    久し振りに再読。 初読の時はまだ三浦氏の性癖(?)を知らなかったせいで、秀逸な古書店の物語ながら少し微妙な空気が漂うなあと感じた記憶があるのですが、今となってはソフトにBLの要素を入れていることが理解できます。 露骨すぎない表現が作品の透明な空気感と絶妙にマッチしていて、三浦氏にしか書けないだろうと思わせる素晴らしい一冊です。 「せどり」という職業を本書で初めて知り、古書業界では忌み嫌われているものだと理解していたのですが、ビブリオ古書堂ではそこまでネガティブな印象を受けませんでした。 実際はどっちなのかな?

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    投稿日: 2013.02.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    古書店『無窮堂』の若き当主、真志喜とその友人で同じ業界に身を置く瀬名垣。二人は幼い頃から、密かな罪の意識をずっと共有してきた―。瀬名垣の父親は「せどり屋」とよばれる古書界の嫌われ者だったが、その才能を見抜いた真志喜の祖父に目をかけられたことで、幼い二人は兄弟のように育ったのだ。しかし、ある夏の午後起きた事件によって、二人の関係は大きく変っていき…。透明な硝子の文体に包まれた濃密な感情。月光の中で一瞬魅せる、魚の跳躍のようなきらめきを映し出した物語。 「BOOK」データベース より 「BOOK」データベースの本紹介、最後の一文うまい. 本に対する情熱はどちらも引けをとらない.過去に確執があったらしいが、その辺はちょっとよく分からない.まぁ、え、そんなこと?と人が思うことも当人にとっては一大事、ということはよくあることだ、と思えば、一大事なのだ. 二人のさらりとしているかと思えば濃密な関係性が読んでいて心がざわざわする.

    4
    投稿日: 2013.02.03
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    言いたいことはほとんどあさのあつこが解説ページで語っている 久々に心にじんわりくる話だった 葛藤を心に抱えつつ悩みつつ、それでも今の関係を壊さないように振る舞い続ける せどりは古書店から嫌われる存在だったのか、なんか勝手に好敵手的存在なのかと思ってた まぁ、BOOK・OFFで読み取り機片手にやってるせどりはこじきっぽくて見苦しく感じるけどね、ネトオクの転売厨と同じ感覚なのかな 表紙が好み、飾っておきたい タグにBLとつけている人がいるが、至極残念だ

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    投稿日: 2013.02.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    たしか「せどり」という言葉を初めて知ったのは本書だったと思う。 物語全体に流れる、どこか時代を忘れるようなしっとりとしたムード。 瀬名垣と真志喜の間に漂うよう、微妙に揺らぎ続ける空気感。 落ち着いているけれど決して枯れてもジメジメしてもいなくて、 登場人物たちの感性は繊細で、キラキラ輝いて見える。 心のひだも周りの情景も豊かな言葉で描かれていて、私としては好みタイプ。 最初、読み方がわからず、タイトルから手にした1冊。 シンプルな表紙やスッとペンで書いたような題字もいいな。

    0
    投稿日: 2013.01.23
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    2軒の古本屋の人たちのお話し。子供ながらに幻といわれる本を発見した少年とずっとその本を追い続けてきたけど、少年に発見されてしまった重鎮。子供同士、親同士、親と子の確執。

    1
    投稿日: 2013.01.21
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    ふたりがそうあるための罪ならいくつあってもいいと思った。 ふたりがそうあるのが罰にならないようにと切に願った。

    0
    投稿日: 2013.01.14
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    ほんとに、いい本だと思います。 真志喜は水の底の澄んだところで泳いでる魚で、瀬名垣は上手に風にのる鳥のようなイメージです。(私の妄想では月夜の夜には、あの庭で会うのです。わー!笑) 二人の関係が、きれいで妖しく優しくて好きでした。お互いを大切に思ってるのがいいです。 わたしもプールに跳び込みたいな(真冬ですが

    2
    投稿日: 2012.12.26
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    代々古書店 古窮堂を営む真志喜と、せどりの息子と言われながらも確かな目を持つ瀬名垣。 本を愛し本に愛される二人の青年は、罪や傷を共有することでより強く結びつく。共に被害者でありながら共犯者でもある、密な関係。 漱石の世界のように流れる言葉、萩尾望都の世界のような官能、さらにもう亡くなってしまったけれど北森鴻の古美術 冬狐堂シリーズを彷彿とさせるような。 古いものはその歴史の分だけ、手に負えないなぁ。

    7
    投稿日: 2012.12.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    古書にまつわる過去の事件。趣のある屋敷に住む美青年と幼馴染の微妙な関係。そして全てが連関していく。... 再読しても面白かった。ムスメはBLだよねこれ違うけどやっぱりBLーとこだわるけれど、子供なら無意識に、大人でも意識して読み飛ばせるくらいの抑えた書き振りがいいと思った。いろいろな月の夜の描写が美しい。

    0
    投稿日: 2012.12.23
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    はじめてだな。この読後感は。整理がつかない感情にこちらも陥る。こういうときは私も数年あった。あさのさんの後書きがうまくこのもやもやを言葉にしてくれている。

    0
    投稿日: 2012.12.18
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    初めて読んだときはまだしをんさんのエッセイを読んだことがなかったので非常に戸惑ったことを覚えています。 どこか古くてあたたかい香りのする物語。 あざとすぎる人物造形はさすがといったところ。

    0
    投稿日: 2012.12.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    かさぶたにならない、きずぐちをえぐられたような。 自覚するのがこわくて、目を背けていた。向き合えば、なにかが変わっていたかもしれないのに。終着点は見えているのに、過程だけが行方不明。やさしくて美しくて儚くて懐かしくて、でも、生々しい、人間の物語でした。

    1
    投稿日: 2012.12.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    古書店『無窮堂』の若き当主、真志喜とその友人で同じ業界に身を置く瀬名垣。二人は幼い頃から、密かな罪の意識をずっと共有してきた―。瀬名垣の父親は「せどり屋」とよばれる古書界の嫌われ者だったが、その才能を見抜いた真志喜の祖父に目をかけられたことで、幼い二人は兄弟のように育ったのだ。しかし、ある夏の午後起きた事件によって、二人の関係は大きく変っていき…。透明な硝子の文体に包まれた濃密な感情。月光の中で一瞬魅せる、魚の跳躍のようなきらめきを映し出した物語。 もうちょっと瀬名垣と真志喜の関係に踏み込んでほしかったかな。

    0
    投稿日: 2012.12.14
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    ここに残されているのは、この世にはもう存在していない者たちの、ひっそりとした囁き声だ。かつて生があったときの、喜びや悲しみや思考や悩みの一部だ。 (36ページ) 本をこよなく愛する2人には忘れる事ができない過去があった。 それで2人はお互いを思い、苦しみながら支えあっている。 友情を越えた感情が見え隠れするあたりが…少し…だけど、綺麗な描写なので私は気にならなかったかな。 透明な、レトロな、温かいような…それでいて深く冷たい水の底を覗いたような気分になります。

    0
    投稿日: 2012.12.10
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    『まほろ多田便利軒』と『東京バンドワゴン』を思い出す作品でした。男二人&古本屋。是非とも新たなストーリーを読みたいと願う作品。

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    投稿日: 2012.12.10
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    最初に読んだ、いまでも一番好きな三浦しをん作品。 今まで出会った中でいちばん、透明で綺麗な文章だと思ってる。 古書店設定好きを拗らせた原因でもある

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    投稿日: 2012.12.10
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    瀬名垣の過去の失敗の回想から新しくはじめる決心をするまでの展開が胸をすくようでとても好きです。 同性愛の描写は苦手ですが、これについてはちょっと引っかかる程度、それよりも話が好きなので定期的に読みたくなります。

    0
    投稿日: 2012.12.02
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    古書店!と思って手にとったのだが…同性愛を匂わせる文章に戸惑ってしまった。 私はこの作品を読み、他作品までBLを狙ったのでは、と思うようになり他作品の好印象が少し崩れてしまいました。悪くはないけれどあまり出会いたくなかったな、というのが本音。

    0
    投稿日: 2012.12.01
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    たぶん読む人によってすごい評価がわかれるんだろうな。でも、私はすごい好きでした。きれいに官能的で、やましい変な低俗な感じがなくて、とてもきれいな本だと思います。三浦しをん作品のなかで、「舟を編む」の次にこれを読んだので、三浦さん自身が言葉とか本をとても愛して大切にしておられるのだなあと思いました。

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    投稿日: 2012.11.28
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    古書店、いわゆる骨董古本屋を舞台に描かれる独特の世界観。 古本屋の流通のことや、仕組みなど、普段あまり触れる事のないところが細かく描かれていて、作者の着眼点の深さが伺えます。 内容としては、若干同性愛色が強く好き嫌いが別れるかも。

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    投稿日: 2012.11.25