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総合評価

645件)
3.8
170
189
183
41
8
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    古書の世界を中心に描かれた作品。文章が丁寧で、重々しい場面でも装飾され過ぎていない感じが、独特の雰囲気を作っていて、とても好きです。主要二人の関係が友情というには些か踏み込んだものというのは、かなり人を選ぶところじゃないかなと思いますが。

    0
    投稿日: 2012.11.22
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    これって・・・・ふふふ、きゃっ♪、なわけですね。この、もどかしさが官能的ですねー。内容知らず、古本屋とかの話なら楽しかろうと手にしたのですが、いやいや・・・よかったです~♪

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    投稿日: 2012.11.17
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    初めて三浦しをんに出会った本。それから三浦しをんは大好きな作家さんになりました。BLは好きじゃないけど、三浦しをんのBLは大丈夫です。

    0
    投稿日: 2012.11.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まずはラノベっぽい!!と思いました。 キラキラ目の挿絵のイメージが浮かぶわ…。 それはさておき、古本やせどりの世界だなんて興味深いテーマ。 そういう世界でも派閥やら才能の差やらあるんですね…。 真志喜と瀬名垣の関係がはっきりとではなく仄めかされてるのが逆にやらしいですねーw

    0
    投稿日: 2012.11.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    古書店を営む真志喜と同じ業界に身を置く瀬名垣のお話。闇混じる明けの空を感じさせる世界観で、異なる時間軸を生きる人達の心の機微がぎゅっと詰まっていた。知らずに読了したのですが、主人公のふたりは男同士だということで、一線を越えたんだろうなぁという描写も見て取れたので苦手な人は苦手なのかも。ただ、唯一無二の存在である人が偶々同性であったというだけなので、それだけで敬遠してしまうのは勿体無い気がします。

    0
    投稿日: 2012.10.28
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    古書店が舞台でお薦めですと奨められて読んだけど、今ひとつ乗り切れず。物語の中のゆったりした時間経過が気に入らないのか、煮え切らない人物像が気に入らないのか、なんとなく苦手なんだろうなぁ

    0
    投稿日: 2012.10.19
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    表現し難いような心の機微が描かれていて、人間の心って難しいなと思った。 罪の意識があろうとなかろうと、何があってもその人から離れたくないと思うその人はかけがえない。その人に巡り巡って出会ってしまったことがそもそも罪だともいえると思う。愛っていろんなかたちをしてる。

    0
    投稿日: 2012.10.11
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    古書店を営む真志喜と同じ業界の瀬名垣という変わった名前の二人の微妙な関係、感情が魅力的。古書の買取を依頼した美津子のゴンとミールという二匹の犬の動きも目に浮かぶ。

    0
    投稿日: 2012.10.07
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    三浦しをんがそういう人だと知らずに読むとちょっと戸惑うだろうけど、あたしはBL読む人間なのでとても楽しめた。何より彼女の本や活字への愛情が伝わってきて幸せな気持ちで読み終わった。

    0
    投稿日: 2012.10.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

     古書店を営む真志喜と幼馴染で古書卸屋の瀬名垣。 彼らには古い苦い思い出がある。 古書、卸、せびり、目録と古書業界を垣間見られてうれしい。 真志喜が彼女のために本を選ぶシーンがよかった。 ミステリみたい。 ただ、全体的にものすごーく思わせぶりでイマイチ。 どんよりと暗い空気は嫌いじゃないんだけど。

    0
    投稿日: 2012.09.26
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    行間を読んで深読みしてほしいと押しつけられ気味なところが気になって集中できません。 また、ちょっと会話が芝居がかっていて、たとえばドラマや映画などになり 実在の人物がしゃべるとしたら、相当に不自然ですし、一度で聞き取れないと思います。 独特の美意識をお持ちの作者でいらっしゃいますが、少し空回りしておられるかと。 いくつかの、この世のものではないような映像が思い浮かぶ場面(水底の村、黄昏に消えた男、池の主など) は美しく、印象的でした。

    0
    投稿日: 2012.09.23
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    何度読んでもたまらない。 せどやと古本のはなし BLっぽいけどそういうのじゃないのがまたよい。 まほろ~のように続編が出てくれないかなと期待している。

    0
    投稿日: 2012.09.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    完全に失敗。 「無窮堂」で起こる本に関してさまざまな出来事、を描いた作品かと思いきや、、、そっち方面の小説だとは思ってもみなかった。 女性作家が書く男性同士の話は気持ち悪い作品、描写にアタル事が多い。 その描写が気持ち悪過ぎてストーリーを楽しめなかった。 藤木水名子の「赤壁の宴」に続いてこれは2度と開く事はない小説。

    0
    投稿日: 2012.09.20
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    三浦しをんさんがBL好きだということを知らずとも、 「BL狙ったのかな…」と思わざるを得ない作品。 それでも三浦さん独特の水の深いところの流れていないところという感じというか、ほのぐらいところは失われていないし、細やかな心理描写は見事だ。 「ただのBL作品」として終わらせられない作品ではある。

    0
    投稿日: 2012.09.14
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    不思議で幻想的 特に"水に沈んだ私の村"の章が印象的だった 幻想的すぎてめまいがする笑 日常と掛け離れた美しすぎるものは毒であると最近思う くらくらして地に足つけて物事を考えられなくなーる

    0
    投稿日: 2012.09.13
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    どっからどう見てもBL。 そう思わないで読んだから、「ハイここ深読みしてください」な露骨な表現はなんとなく不快感… しかし! BLは平気だし瀬名垣と真志喜の関係はツボ。みすずちゃんと秀郎も好きになれる。BL作品として見ればかなり好きな小説だった。 わたしはBL小説だと知っていたら読まなかっただろうから、うれしい出会いではあったけれど、BLが苦手な人は少なくないであろうことを考えて評価は一つ低く。

    0
    投稿日: 2012.09.03
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    女の人の書く、男が好きだ。色素の薄い髪の毛、真っ白な肌、細い腕、端正な顔立ち。人は、中性的なものにどうしても惹かれてしまう。なんだか、この世離れしたものに「背徳感」を覚える。背徳感が好きだ。ふたりの若者のあいだで共有される、「罪の意識」。幼い頃に犯した罪、封じ込めた思い出、呪縛、背徳感たっぷりじゃないか。背徳感といいつつ、きらきらとしたソーダ水のような、風鈴の音のような、透明感溢れる文体で綴られている。うまく言えないけれど、もどかしさに疼く。

    1
    投稿日: 2012.09.02
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    うーん、あまり好まなかった。 何かにこだわる話はキライじゃないけど、こだわってると見せ付けるようなこだわり方に見えて、素直には読めなかった。 こだわる話なんか、かなわん恋の話なんか、なんやら焦点もぼやけがちなよーうな。

    0
    投稿日: 2012.09.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    さすがBL系出身作家というか、ちょっと残念な作品。 古書店・無窮堂を営む真志喜。卸売業の瀬名垣。ハンサムな2人の古本をめぐる話。瀬名垣は昔、真志喜の父のプライドを傷つけ、家から追い出してしまったことをずっと気にしている。作中では、その父に2人が再会するシーンもある。 古本一作品ずつを取り上げたりするわけではなく、あくまでも不安定な2人のバランス、心中に重きをおいている。坂木司のひきこもり探偵シリーズを思い出した。お互いに寄りかかり過ぎる関係。2人の姿を書き急ぐあまり、粗削りな印象を受けてしまう。

    0
    投稿日: 2012.08.14
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     三浦しをん『月魚』(角川書店)  なんだか久し振りに読んだ小説のような気もしないでもないです。  友人の薦めもあり読んだ本。  古書店の店主が主人公という事でなんとなく本好きとしては割と背中合わせのような感覚で読めた気がします。  昔の罪を抱え込んだまま、触れないまま、膿ませたままの二人の関係がもどかしいようで、それでも仕方ないのかな、と。  私としては、父親の気持ちというか立場が一番わかる気がするのです^^;  後、本は大切にしようと思いました。

    0
    投稿日: 2012.08.14
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    イマイチ!! ボーイズラブ?で言うの?こーゆーの?? そう言うの好きぢゃないから、よく分からなかった。

    0
    投稿日: 2012.08.10
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    ただよう妖しい雰囲気がたまらない お互いのことを想っているけどうまくいかないもどかしさや お互いに引いている境界線みたいのが切ない 主人公の父は本当にしょうもないなー

    0
    投稿日: 2012.08.10
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    完全に私的な好みでしかないけれど、好きだ。2人の間に流れる恋愛とも友情とも言えない雰囲気、罪の意識からの依存が痛々しくも愛おしい。いやらしいことを書いているわけでもないのにどこか官能的な空気を感じるのが不思議。理由は何やかんやあれど結局のところ2人は罪だとかそんなものは関係なくただ互いのことが好きなのだろうなと思う。自分からは手をはねのけるくせにいざとなると自分からすがるなんてずるい人だよなあまったく。

    1
    投稿日: 2012.07.29
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    うーん、あんまり好きじゃない。なんだか、いわゆる近頃の同人誌を商業誌ですよ!と見せつけられた気分。なんでかなあ。

    0
    投稿日: 2012.07.28
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    面白かった。三浦しをんらしい。 真志喜と瀬名垣のBL的な関係はどうでもいい(というかよく理解できない)が、2人の佇まいがいい。 古書店の少し埃っぽく黴臭い中の2人がいい。 古書界の深い世界が垣間見えて興味深い。 だが、結局古書を扱う人間はやっぱり変わり者じゃないか、という印象を与えてしまう気がする。

    0
    投稿日: 2012.07.26
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    瀬名垣の才能ゆえに寂しい想いを背負った二人が、照れて口にこそ出さないが思いあって支え合っている。そして最後の池のシーンは綺麗だつた。

    1
    投稿日: 2012.07.25
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    なんとなく家にあったから読んでみたけどおもしろかった。 古書店の若き当主と、同じ業界に身をおく友人のお話。 読んでるとどんどん、主人公や登場人物のビジュアルが美化されていく。 なんか不思議な魅力のある文章です。 ところどころ、これってBLじゃないの?? って思わせる書き方がしてあって、でも確定してなくて 男性が読むと男同士の友情ってスナオに読めるんだろうな。 女の子が読むと、きっと友情?愛情?ってなると思う。 というか、それを狙って書いてあるんだろうなぁ。 大きな起伏はないけど、読んだ後ほんわかできるお話でした。 さくっと読めるので、移動時間とかにもオススメです。

    0
    投稿日: 2012.07.23
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    どこかもやもやとしたままだった。 美しい描写と、罪の意識で互いを縛り付けるという内容はよかったように思うのですが・・・ (私は三浦さんの作品を初めて読んだので、他にももっといろいろな本を読めばこの作者さんの世界観を理解できるようになるのかもしれませんね。)

    0
    投稿日: 2012.07.20
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    はじめはなかなか掴みどころがわからなかったけれど、査定のところはドキドキしました。バンドワゴンの影響?古書店の世界はおもしろい。 2012/7/18読了

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    投稿日: 2012.07.19
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    硬質な文体から漂う一種独特の雰囲気にそそられた。二人を阻隔し苛み続けてきた負い目と罪悪感。思いもかけない劇的な瞬間を経て、お互いを理解しあう。古書店という地味な設定心揺さぶられるドラマがあった。

    0
    投稿日: 2012.07.18
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    非常に読みやすい。一気読みしました。ただドキドキ感や感動する場面はなく、一定のリズムで経過する。 気軽に読めば楽しめる作品。

    1
    投稿日: 2012.07.16
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    雰囲気と、主人公たちの関係性や距離感がとても好き。 BLっぽいというのは読む前から知っていたので、「ああここは計算してるんだろうな」というのも端々から感じられたけど、ちょっとニヤリとしつつ、最後まで楽しめました。最後の短編の、夏のキラキラした感じもいい。 「きみはポラリス」でも感じたけど、この作者の”名前のつけられない人と人との距離感”がたまらなく好みなんだろうな。

    0
    投稿日: 2012.07.08
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    三浦さんの小説って、ものすごくイメージがし易いのだと思います。 たとえるなら演劇台本や戯曲のト書きのような・・・言い過ぎかもしれませんが。 それでいて説明的でなく情緒的に主人公宅の間取り(外ですが)を表現しているところがものすごく。 あとは第三者主観なのも良かったです。偏らず。登場人物目線の偏りもわたしは大好きですがね。 作品の雰囲気はと言うと、三浦作品の中では珍しい部類なのではないでしょうか。同級生を彷彿とさせました。

    0
    投稿日: 2012.06.10
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    久々に長野さん以外の作家さん読んだ気がする。とても読みやすく感じた…(笑) いいな!このにおわせる感じ!真志喜と瀬名垣の絶妙な関係がいい!あと舞台もいいなあ、古書の世界。老舗の子、っていう設定が好きかも知れない。 真志喜の不安定さと、瀬名垣の飄々としながら実はめちゃくちゃ考えてるところが…素敵だ… 槇…なんとかの言葉に傷つく真志喜の肩を抱く瀬名垣が個人的ツボ。あと高速道路で瀬名垣が運転しながら真志喜の髪撫でるところ。瀬名垣が真志喜の世話焼いてるところが好きなんだな。 番外編の瑞々しさもよかったなー、はちゃめちゃな高校生いいな! これどういう意味だ…何が言いたいんだ…って考えることはなかったのでさくさく気持ちよく読めた。楽しかったー三浦しをんさんハマりそう!

    0
    投稿日: 2012.05.31
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    静かに話が進みますが、なんとも言えない深い情景が目に浮かぶ作品でした。お互いの存在を必要とし、敢えて口にせずに、共に背負うものを持っっている二人の主人公。 ここまで意思が通じ合える関係を羨ましくも感じました。 話の雰囲気、良かったなぁ。。

    0
    投稿日: 2012.05.28
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    真志喜と瀬名垣の絶妙な距離感とか、お互い離れられないのに何かと理由を付けてじゃないと会わない。なんて不器用な2人が可愛い。 素敵な小説。 何かに命を注ぐ姿は美しい。

    0
    投稿日: 2012.05.27
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    こんなホモかったっけ?あれ? 求める自分を拒絶する真志喜とそれを全部抱き留める瀬名垣。 古書店のほこりっぽい静寂とよく合うお話。 月にひるがえる池の主はそれはそれは美しいだろうなぁ。

    0
    投稿日: 2012.05.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『舟を編む』がとても好きだったので、何か他の本をと思って 古書店の話というのに惹かれて、この本を選んだのです 「水底の魚」、「水に沈んだ私の村」、 そして文庫かきおろし「名前のないもの」の3編 全て古書堂「無窮堂」の真志喜と友人の瀬名垣の物語で このふたりがなんかちょっと不思議な雰囲気で ついつい惹かれて読み進めてしまったのだけど なんだかずっとゆらゆらと水の中でさまよっている感じで 物語を掴みきれず、よくわからない感じ・・・

    0
    投稿日: 2012.05.13
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    ジャケ買いした本。 初めて読んだ三浦しをんさんの作品。 二人の青年の、緊張を孕んだ微妙な距離感が繊細に描かれていて、引き込まれた。

    0
    投稿日: 2012.05.07
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    図書館に行ったら本は死ぬ。確かにそれは否定できない。 古書に捕らわれて互いに捕らわれた青年の話。 作者は本を愛しているんだろうな。

    0
    投稿日: 2012.05.04
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    過去の悲しい出来事を共有しあう青年の話。 この本を読んで古本屋の世界を知りました。大学が神田の近くだったのに一度も古本屋街に行かなかったことに後悔です。

    0
    投稿日: 2012.05.04
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    古本と過去の出来事に囚われ生きる男二人の話。 なんとなく上手く繋がっているものを敢えてほどくことはなかなかできない。元に繋がらなくなるのを避けたいし。

    1
    投稿日: 2012.04.29
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    古本屋さんの複雑な事情をもつ二人の男性のお話。 なんか雰囲気が好き。 後から思ったけど、これってもしかしてBL…??

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    投稿日: 2012.04.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    登録者の多さにビビる。さすが人気作家。初期の小説。古書店の幼馴染の2人。男同士の愛情というか。すごくきれいな書き方。題名もメルヘンだし。しかし、三浦しをんをこれで知ったなら、再読はなかったな。やっぱりうまくなっているということなのか。しかしタグに「雰囲気惚れ」というのがあるのは笑える。しかし表紙も素敵だし、文章もほんと少女的というか。でも三浦しをんはこんなものじゃないぞ。って何様だ。

    0
    投稿日: 2012.03.28
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    描写が柔らかくて、優しい感じで雰囲気が好きな作品。 古書店を題材に用いているから、興味が沸いてサクサク読むことができた。 幼い頃に出会いずっと親しくしてきた主人公、真志喜と瀬名垣は、過去に起こった出来事によって複雑な感情を抱いていた。 古書店での日々を通してその複雑な感情が、静かに描かれている。 まさに、月魚といった感じ。 メインの話もいいなと思ったけど、サブストーリも青春のキラキラした感じが複雑な感情を2人が持つために、少し落ち着いて描かれていていいなと思った。

    0
    投稿日: 2012.03.27
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    BLのかほりがします。 古本に魅せられたというか、もはや取り憑かれたふたり。 罪を背負いながらも愛し合っていいのか、どうすればいいのか…という、深いところにあるテーマにもやもやしました。 このふたりの先が見たいです。

    0
    投稿日: 2012.03.23
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    可もなく不可もなくという感じの作品やと思った。 ただ、嫌いではない。 むしろ、優しい描写はわりと好き。

    0
    投稿日: 2012.03.16
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    タイトルの感じ通り、しん、とした雰囲気の中で進む。 瀬名垣と真志喜がお互いに対して罪悪感を持っている様子がもどかしいし、どきどきしちゃいますね。 また読みたい。

    0
    投稿日: 2012.03.12
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    古書店「無窮堂」の三代目、本田真志喜(ほんだ ましき)と、 幼馴染で「せどり屋」の息子、瀬名垣太一(せながき たいち)が主人公。 親の影響で幼いころから古書に触れて育ってきた二人。 同業者に比べるとずいぶん若いが、古書を見極める力は一人前だ。 出会った頃から変わらずの付きあいを続けている真志喜と瀬名垣。 しかし、それは表面上のもの。 彼らが小さかった頃に起こったとある事件は、今も彼らの心を縛っている…。 「水底の魚」「水に沈んだ私の村」、文庫書き下ろし「名前のないもの」の三編を収録。 ---------------------------------------- 再読。 改めて意識して読むとやっぱり少し恋愛の描写が。 それを匂わせつつも、表現があまり露骨でない感じもいい。 相手を気に掛けているんだけど、一方で自己嫌悪に陥ってぐるぐる。 過去と人間関係は本当に難しい。 「水に沈んだ私の村」は本編よりも前のお話。 振り回される大人と、青春のドキドキ感が素敵でした! 仲良しでいいなぁ。 こういうこと、一回してみたいです。

    0
    投稿日: 2012.03.06
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    古き良き時代の古本屋って感じでしたね とにかく雰囲気がいいです それ以外で これってところもないんですが

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    投稿日: 2012.02.27
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    思っていたよりもロマンチックでドラマチック。 埃っぽい世界に湿り気のあるキーワードが気持ち良いです。

    0
    投稿日: 2012.02.25
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    三浦作品の中でも、あっち分野のほうでした。 嫌いではないです。古書を扱う人たちの、ちょっとした人間関係を書いたお話。萌える人はいそう。 でもこの古書店の若き店主は、京極堂を萌え路線にした感じじゃあるまいか。

    0
    投稿日: 2012.02.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    (裏表紙より) 古書店『無窮堂』の若き当主、真志喜とその友人で同じ業界に身を置く瀬名垣。二人は幼い頃から、密かな罪の意識をずっと共有してきた―。瀬名垣の父親は「せどり屋」とよばれる古書界の嫌われ者だったが、その才能を見抜いた真志喜の祖父に目をかけられたことで、幼い二人は兄弟のように育ったのだ。しかし、ある夏の午後起きた事件によって、二人の関係は大きく変っていき…。透明な硝子の文体に包まれた濃密な感情。月光の中で一瞬魅せる、魚の跳躍のようなきらめきを映し出した物語。 *** すごく三浦しをんさん独特の雰囲気が出ている作品だと思いました。確かに、もの凄くBL臭が今までの作品以上に漂ってますが、作品全体に流れる空気は悪くないかなという感じでした。 「水に沈んだ私の村」や「水底の魚」にも好きな感じのシーンが多いなと感じました。 主人公2人のやりとり、閉塞感に包まれた物語全体の現実感のない空気なんかも良かったと思います。

    0
    投稿日: 2012.02.15
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    三浦しおんの多彩さに驚かされた一冊。 微妙なというより妖しい男性間の感情を描いているのだが、彼女の練りこんだ美しい文章がいやらしさを全く感じさせず、その種の恋愛には抵抗があるものにさえ羨ましい、奥ゆかしいとまで思わせてしまう。不思議だ。

    0
    投稿日: 2012.02.11
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    幼き日のとある出来事で心に傷を抱えた青年2人が、互いに相手に罪悪感を抱きつつ執着し、それでも居心地の良い今の状態からどうにか抜けだそうと向き合う話。 BLテイストで友達以上恋人未満だけれど、恋人よりも強く結び付いている2人。文から思い浮かぶ情景が穏やかだったり、互いの思いが錯綜して混濁した色を見せたり。 こんな関係も素敵だなぁと思う作品でした。

    0
    投稿日: 2012.02.10
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    美しい。その一言。 所謂、匂い系の小説です。 見る人によってはそうではないかもしれませんが、私から見れば男二人の妖しい雰囲気が…。 苦手な人は苦手、好きな人は好きだと思いますよ。 私はむしろ、作品独特の雰囲気にうっとりしてしまいました。 著者自信が腐女子と公言しているだけあり、さすが!といわざるおえません(笑) あ、もちろんですが魅力はそれだけではありませんよ! 古本屋が主な舞台であまりにも抽象的ですが、あぁこういう感じって。 懐かしいような、古本屋独特の埃臭さとかそういうのが文面から伝わってきます。 私はこの作品から美しい水底を連想させます。そこにこれまた美しい魚が二匹。 月魚っていいタイトルですよね。 興味を持った方は是非。

    0
    投稿日: 2012.01.26
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    特に何かメッセージ性があるわけではなく、雰囲気を楽しむ小説…かな。 でも、こういうレトロな雰囲気は好きです。 実際に和服で古本屋を営む人がいたら出会いたいですもの!

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    投稿日: 2012.01.19
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    文学的で美しい作品。崇高なBLというイメージ。 世界観が出来上がっているので邪魔することは許さないけど、巧みな描写が想像力をかき立てる。どうしたら古本屋という生業の物語をここまで興味深く書けるのか不思議。瀬名垣と真志喜の罪悪感と依存に搦めとられた関係が中心となって『無窮堂』と呼ばれる本屋で織り成す日常(?)を描いてる。

    0
    投稿日: 2012.01.08
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    題名に惹かれて読み始めました。 月魚 月の夜、静寂の中。 相手を大切に想う気持ちと 執着心と独占欲。 大切にするって難しい。

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    投稿日: 2012.01.03
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    古本屋へ行きたくなった。男性同士の恋、という部分に関しては私は気になりませんでした。静かで素敵な話。本が好きな人が本に向き合っていたので、影響されて私の本の見方も少し変わったかもしれません。

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    投稿日: 2011.12.31
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    前から三浦しをんさんの作品は読んでみたいな、と思いつつなかなか手を出さなかったのですが、この冬休みにようやく手に取ることができました。 色々な人がレビューでBLやら同性愛やら言っていてドギマギしながら手にいれた記憶(笑) 読み進めた時はストレートな表現に少しびっくりしたものの、二人の関係は本当に相手を想ったとても純粋なものだと思いました。こういう関係の二人はとてもツボです。 派手で大きな事件は起きないのですが、読みながら登場人物の行動にハラハラしたり、一緒にヒヤリとした感情を味わったり、喜怒哀楽を共有したり…。ページをめくる手が止まりませんでしたが、一気に読んでしまうのも勿体ない!と思ってしまう本。 文庫表紙のデザインも涼しげでかわいい。

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    投稿日: 2011.12.28
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     同性愛っぽい表現があるとのレビューを読みつつも、余り気にならないというコメントや、言葉の選び方が美しいといった感想に背中を押され、読んでみることに。  思っていた以上に表現はあからさまで、最初は吃驚してしまった。  しかし、やはり言葉は綺麗で、物語の雰囲気もひっそりと静かな感じでとても好きでした。  古書についての蘊蓄も丁寧で興味深く感じられました。  以下、男性同士の恋愛描写について少し。  以前、長野まゆみさんの作品(名前は忘れた)を読んだ時は、拒絶反応的なものが出て読み進めることができなかったが、今回の三浦しをんさんの作品はそこまでではなかった。  例えば、不倫の話に少し眉をひそめてしまうような、そんなレベルで済みました。

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    投稿日: 2011.12.10
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    ものすごく好きです! 高評価してる方がいたので早速読んでみたのですが、すごく好みな作品でした。 同性愛要素もありましたが、過激なものじゃなかったので私でも読めました。 2人の関係が魅力的でした。 でも、あとがき(解説?)は、ちょっと苦手な感じでした。 他の人が書いてたんですが、え、そんな感じだっけ?みたいな。 ちょっとテンションについていけなかった。

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    投稿日: 2011.12.01
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    この前借りたけどいろいろ忙しくて読了できなかった本。 バッテリー(文庫)の最後に広告?みたいなのが載ってて 「あさのあつこ絶賛」みたいなこと書いてたから たぶんBL的ななにかなんだろう。← 冒頭だけでそんな感じがしましたし(笑) 文章は嫌いじゃないのでぜひまた挑戦したいです。

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    投稿日: 2011.11.24
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    独特の雰囲気ある世界観とキャラクターは、なんだか少女漫画かアニメを見ているみたい。嫌いじゃないけど、私には活字で読むには色気が強かったな。。

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    投稿日: 2011.11.03
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    古書店のお話。直接的な表現があるわけではないけれど、耽美だと思った。長編のあとに番外編みたいな短編があって、おもしろかった。 2011/10/29

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    投稿日: 2011.10.30
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    古書店『無窮堂』の若き当主、真志喜とその友人で同じ業界に身を置く瀬名垣。二人は幼い頃から、密かな罪の意識をずっと共有してきた――。瀬名垣の父親は「せどり屋」とよばれる古書界の嫌われ者だったが、その才能を見抜いた真志喜の祖父に目をかけられたことで、幼い二人は兄弟のように育ったのだ。しかし、ある夏の午後起きた事件によって、二人の関係は大きく変っていき……。透明な硝子の文体に包まれた濃密な感情。月光の中で一瞬魅せる、魚の跳躍のようなきらめきを映し出した物語。

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    投稿日: 2011.10.29
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    古書店という小説ではあまり見ない設定だが、物語の中にすぐ引き込まれる。「せどり」という言葉を初めて知った一冊。

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    投稿日: 2011.10.27
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    雰囲気、大好き。情景描写もよくって、お店の明かりとか月の明かりでぼんやり照らされてる風景が思い浮かぶ。設定も良い。静かなんだけど情熱を秘めてて、それがギリギリのバランスで保たれてるところがまたいい。せどり屋っていうのも初めて知った。ていうか、三浦しをん、エッセイとのギャップ!!(笑)何を狙って描いてるかもわかるからまた面白い。でもその狙いがわかっても文章が綺麗だから全然影響なし。静謐な世界、っていうのがしっくりくる。

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    投稿日: 2011.10.27
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    プラトニックボーイズラブ(笑) 最初の感想はそんな感じ。 匂わせつつも描くことなく、でもそれらしき表現もある、、、 官能的だけどそれだけじゃなくて。 大人のボーイズラブってこんな感じなのかなー。

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    投稿日: 2011.10.24
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    無窮堂に縛られた二人、真志喜と瀬名垣はふたりして過去の過ちから痛みを抱え、吐き出せずにずるずると暮らしていた。彼らにある痛みは口に出した途端脆く崩れ去ってしまうような硝子細工で、怯えきった子供のままの心情で触れることすらできない。 エッセイで知った三浦しをんさんの作品を初めて拝読した。色のある登場人物と、まるで写実した絵画のような淡白で飾り気のない素朴さを伺える描写が味があって私が好きな文章を書いてくれる。なにより、わかりやすい。そして、柔らかだ。なにより下品で申し訳ないが、ニヨリとさせてくれる空気感。とても、御馳走様でした。

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    投稿日: 2011.10.15
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    この作家さんの本は初めてでした。言葉の選び方、使い方が優しい。繊細だ。 古書屋?古本屋とは少し違う書物をあつかう本屋でのお話。 幻想的で時代がいつなのあまり定かではない。。 幼い頃のある事件をきっかけに親友の間に生まれた亀裂。 それに触れないように触れないように過ごしてきた二人。 ひょんなことでそれに直面してしまい。。。 その後の二人の関係は変わっていくのか。。。 はらはらどきどきの盛り上がりなど無いが、、 なんとなく懐かしく、情景が思い浮かぶ優しい作品だった。 最後のシーン。。。 月に映る魚が目の前で本当にはねたようでした。。。。。

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    投稿日: 2011.10.14
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    びっくりした。 冒頭から引きずり込まれる静かな世界に、ただうっとりしていただけだったのに、瀬名垣が真志喜に会った瞬間、背筋がぞくっとした。 三浦しをんという作家さんには、エッセイから入ったからこそ、余計に、彼女の書く小説には毎回驚かされる。それも、とびきり心地よいやり方で、毎回。 何も説明されていないのに、過去なんて暴かれていないのに、「ああ、そうか」と感覚に訴えかける文章は、圧巻。 エピソードのひとつひとつ、登場人物のひとりひとりが、とても丁寧に、とても愛情をもって描かれていて、不器用だけれども、決して悪人ではない人間たちがその場にひっそりを佇んでいて、文章の間、句読点の間で、何度もため息を頭の中だけでついた。

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    投稿日: 2011.10.13
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    綺麗な青年二人が主人公でなんとなく少女マンガみたい。読んでるとき映像というようりマンガの絵がずっと浮かんでた。二人の関係が非常に微妙でえっどういう関係?と気になって気になって。舞台が古い日本家屋の古書店ということもあり、独特の雰囲気だけどこういう感じ好き。

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    投稿日: 2011.09.26
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    読み始めから、なんとなく引き込まれていきました。 2人の関係は、一言ではいい表せない。 絆が強いのか、それともなんかの拍子でこわれてしまうのか…。 うまく表現できないけど、捉えようのない2人の世界が美しかった。

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    投稿日: 2011.09.24
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    私のドツボでした\(^q^)/ これ実写見たいな〜。真志喜とか誰がやるんだろうとか勝手に妄想しちていた私←痛 それ以上にやっぱり私はしをんさんの描写が好きで、月夜の幻想的な情景が浮かんできてとっても幸せな気持ちになりました。

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    投稿日: 2011.09.04
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    過去の傷を引きずる真志喜と瀬名垣。 わだかまりを持ちつつも現在の関係を崩す事が出来ないでいる。 踏み出す事で崩れ去るのか?それとも・・・。 反発しあうようで、互いが互いを思いやる姿はなかなか良し。 でも思いやる心が友情からなのか?愛情からなのか?読んでいてよく解からなくなってくる。

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    投稿日: 2011.09.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

     人に対する気持ちって、何もたった一つのものから出来てる  わけではないんだね.  瀬名垣や真志喜の互いを想う気持ちは、愛があって、罪悪感が  あって、それに負い目も独占欲なんかもあったり.    罪の意識を感じながらも想い続けるっていうのが、  なんだかとても魅惑的なもののように思えた.  いろんなものが混在している愛って、強力だな.  でも結局のところ、いろんなものが寄せ集まったものが  それと呼べるのかな、とも思うけれど.  がんじがらめになったままで、互いに手を伸ばしてみたり  引っ込めてみたり.  そんな二人のやりとりが、じれったくって楽しい.

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    投稿日: 2011.08.30
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    透明感のある綺麗な物語だなあって思いました。 瀬名垣と真志喜の近くて遠い微妙な距離感の仲が良いです。

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    投稿日: 2011.08.16
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    三浦しをんの小説はどうしていつもこんなに魅力的な若者が登場するのだろう。 何とも幻想的で、とっても素敵な小説だ。

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    投稿日: 2011.08.06
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    とっても良かったです。好き嫌いがわかれそうな本ですね。私はわかってて買いましたが(笑) 三浦さんの作品はこれが初なので他のも読んでみたいです

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    投稿日: 2011.08.01
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    正直、この本を読んだのは凄い前の話なんですが 物凄いインパクトが強かった記憶があるものでして。 かなり今更感があるのですが登録させて貰いました。 何故インパクトが強かったかっていえば そりゃあもう。表紙が可愛かったからという理由だけで 読んだものですからそんな、男同士の腐的要素があるとは 思わなかったわけでして。ええ。これから先は不愉快に 感じられる方がいるのかもしれないので自重しますが。

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    投稿日: 2011.07.29
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    彼女らしい作品だな、と思いました。 非常に。 内容はいろんなことを思うものでしたが、 人間関係は、すき。 文庫本書下ろしの作品がよかった。

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    投稿日: 2011.07.19
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    作者が好きな男の人像がなんとなく、これを読んで分かった気がする。 古本の世界が本当にこのような感じなのかは定かではないけど、 こんな世界もあるんだ〜。へ〜っと思った。猫っ毛の美しい男子、古書、旧家、複雑な親子関係、それだけでファンタジー。

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    投稿日: 2011.07.19
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    「緻密な計算によるのか、感性のままに現れい出たのか――」 この本にあさのあつこのあとがきは合い過ぎやな 水に沈んだ私の村 の4人が魅力的過ぎる

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    投稿日: 2011.07.11
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    舞台は現代なんだけど 古風というか幽玄な美しさが漂う作品 けれどそんな上品で物語的な雰囲気を崩さない中にも 登場人物の人間くささみたいなものがハッキリと描かれていて、そのギャップがいい 真喜志と瀬名垣の曖昧に表されてる関係性も 作品にマッチしてて、いい味だしてると思います。

    2
    投稿日: 2011.07.06
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    アタイ普通の文庫でこんなパーフェクトBLに出会えると思わなかった!マジパーフェクト!あとがきまでちゃんと読む事をおススメします。

    0
    投稿日: 2011.07.05
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    お話も文章もとにかくきれいで、すっと心に沁みる感じが好きです。 本編も好きですが番外編が特に好き。

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    投稿日: 2011.07.03
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    古本屋の若き2人を舞台にしたストーリー。 「水底の魚」をはじめ全3篇詰められていますが、 最も長い「水底の魚」が最もよくて、 あとはおまけというか、蛇足って感じかなぁ。 全体的にBL風味を醸し出しているので、 そっち系か?と訝しげに思いながらも読み進めましたが、 ま、楽しかったです。 とはいえ、久しぶりにブックオフなんかじゃない 古本屋に行きたくなる一冊。 それにしても、神保町とかはともかくとして、 町の古本屋って本当に見なくなったなぁと。 気のせいかね?

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    投稿日: 2011.06.26
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    さらりと流れるように読むことも、 深く味わって読むこともできる。 いわゆるジャケ買い。 ある意味裏切られましたが、 この空気感は嫌いじゃない。

    1
    投稿日: 2011.06.26
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    朝の登校電車で読んでびっくりした いやいやこの表紙でまさかほもだとは思わんで・・・(べつにほもきらいじゃないよ!) 内容のほうも古本とか幼馴染のいいかんじのふたりとかうふふなかんじで いっしゅん明日美子さんの絵で漫画化しないかなとかおもったけどでもやっぱりぶんだけのほうがうふふかもとか思ったり 古本いいなーほももいいなー幼馴染もいいなーとかもろ趣味でしたごちそうさまです

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    投稿日: 2011.06.18
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    三浦さんの作品、次に手に取ったのはこれでした。 由緒ある古書店の三代目、真志喜と、その兄弟のように育ってきた瀬名垣とのお話。 ある出来事のせいで、ふたりの間にはいつも見えない溝がある。 表面上は分からないほどのものだけれど、決定的な溝。 真志喜が葛藤していく様子や、それを支えていく瀬名垣の様子が、静かに描かれていて、「風が強く吹いている」から読んだ私には、また違った魅力が感じられました。 男二人の話に、こんな感想どうかと思うんですけど、なんだか全体的に官能的な雰囲気が漂う小説でした。 時々「ん?これはえーっと…?」という会話が出てきたのですが、察してください、なのかなと思って、スルーして読みました。笑

    2
    投稿日: 2011.06.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    幻想的な雰囲気でドキドキしました。 こういうことってあるのかもしれませんが、最後まではっきりせず、やきもき。はっきりしたとしたら面白みは半減ですが。

    0
    投稿日: 2011.06.01
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    大好きです。 文章に透明感があり、さすが三浦さんだと感動。 ふたりの過去や、その関係性、起こる事象全てに魅了される。 何度も読み返しては、ドキドキしてハラハラして。 本の厚さとしては薄いですが、とても深いお話だと思います。

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    投稿日: 2011.05.28
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    2001年(平成13年)。 古書に魅せられた者達の情念と業。 内に秘められた官能の世界。 青白い炎の方が熱い、と言っていたのは誰だったろう…。 「罪」は、逆から読むと「蜜」なのだ。

    6
    投稿日: 2011.05.22
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    古本業界に身を置く幼馴染の瀬名垣と真志喜。ふたりの間に横たわる罪の意識故にすれ違う心がもどかしい。裏庭の池の主の描写が深い。 本を開いて一行目から自然にこの静かで濃密な世界観に取り込まれていました。美しい文章、言葉遣い、行間からにじみ出る官能的な雰囲気に身悶える。

    0
    投稿日: 2011.04.27
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    確信をもって空けられた行間に感じられる気配が好きな人は多いかもしれない。 冒頭にある、向けられない笑顔の描写が気に入っている。 二人の思惑よりも離れられない世界についてもう少し聞きたかった。 装丁がそれほど好きではない。

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    投稿日: 2011.04.21
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     罪の意識でつながっている男性二人の物語です。  二人の関係は友情なのか?愛情なのか?読み手とらえ方によってかわると思います。  個人的には愛情だと思います。罪悪感でがんじがらめになって離れられない。離れたくない。こんな関係性が大好きです。

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    投稿日: 2011.04.20
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    やたらとBL風と言われてるからどんなもんかと読んでみた。 うん、そんな感じです…。 *** p76「それで罪悪が帳消しになるのなら、このまま水に落ちて池の主にむさぼり食われてしまいたいとふと思い、しかし瀬名垣の首にすがっている真志喜の存在に、ぐっと足を踏ん張った。」 お話は、古書店「無窮堂」の三代目・本田真志喜と、彼と幼いころからともに育ってきた瀬名垣太一が主人公です。 古書を買い取りをする2人の今の話「水底の魚」と、 彼らの高校時代を描く「水に沈んだ私の村」。 文庫版には描き下ろし「名前のないもの」があります。 瀬名垣と真志喜は、幼い頃に起きたある罪の意識に苦しみながらも、 つなぎとめられて寄り添って生きています。 直接的にはっきりと2人の関係書かれていませんが、読む人が読めば完璧にそう見えてしまう関係だと思います。 初っ端から男が男の友人の髪を触るか?と疑問に思いながら 髪を触る、という行為は”ある”暗喩だか意味だかを表していると どっかで聞いた覚えがあるんですが、これには当てはまるのかな…。 ばっちりそういう空気なのにそう言わせないこの空気は良い意味でずるい。 「水に沈んだ私の村」では「リア充め!!」と叫びたくなる程にやけが止まりませんでしたw みすずも秀郎もすごく可愛い。なんでこんなに4人組って良いんだろう。 そして文庫版書き下ろしの瀬名垣の台詞はガチ…!! 物語の展開も、古書を巡る舞台とそれが醸し出す雰囲気もキャラクターもとても好きでした。 瀬名垣の手に触れることで、古書は生きて輝きを増すなら、古書に囲まれていた真志喜も瀬名垣の手に触れて、生きて輝きを増したのだと思いました。 *** ブログの感想文には暴走して書きましたが、コチラは少し落ち着いて感想文。長々と失礼しました。

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    投稿日: 2011.04.15
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    M県へ買い取りに行く話は面白かったけど、物語全体を覆う空気感が独特で、慣れるのに時間がかかった。 でもその空気感に浸る読み方をしなくても、そこそこ楽しめたと思う。

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    投稿日: 2011.03.30