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新世界より(上)
新世界より(上)
貴志祐介/講談社
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総合評価

772件)
4.0
248
264
160
28
9
  • 最高のSF小説!

    書籍版を読みましたが、個人的には1番面白いSF小説としてオススメできます! 一見平和に見える世界が、危険と隣り合わせの作り物の世界で、物語が進むにつれて、本当の現実が見えてきます。 そんな中で主人公は成長し、悪と戦うのですが、その悪も本当に「悪」と言い切れるのか、、、。 あまり書くとネタバレになってしまいますが、物語のスケールの大きさと展開の面白さに感動です。

    0
    投稿日: 2013.12.30
  • 新世界!

    amazonで序盤は世界観とかが分かりにくいっていうレビューが多かったと思うけど、それ知ってたからかそうでもなかった。生活様式や生き物1つ1つに対して細かい描写があって、作者は世界を一から作り上げてるんだと妙な感動を覚えた。一字一句を大切に読めた作品。

    0
    投稿日: 2013.12.23
  • イマジネーションが凄い

    世界観はやや昔の日本そのものなんですが、そこかしらに挿入される光景が違和感があるのにリアルです。 本巻では主人公達の生育過程を描き、イニシエーションが描かれます。そして、ひょんな事から大騒動に巻き込まれてしまい、自分たちの正体を知るという流れです。幼年時代の様子やイニシエーションのくだりは比較文化人類学の本を読んでいるようであり、改造生物の描写を読むと良く出来た生物学の本を読んでいるかのようです SFとは世界の構造を変更する試みである、と言ったのは筒井康隆だったでしょうか。ここには宇宙船もサイバースペースもありませんが、なるほど見事にSFですね。 上巻では、序文で示された時点に到達していませんが、彼ら彼女らがどうなっていくのかとても楽しみです アニメ化されて評価も高いようです。こりゃ、見ないとな

    2
    投稿日: 2013.12.21
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    雰囲気、世界観、醸し出される空気といったものが巧みに描写されていてどっぷり世界にはまり込める作品でした。 SF、ファンタジー、ミステリー、ホラー、どのジャンルに属するのかわからない、というより全ての要素が融合してとにかく凄く面白かったです。 久しぶりに読む手が止まらなかった。 ただ、やっぱりこの著者の描くグロテスクなシーンの描写の仕方?表現方法?があまり好きになれないですね。 元々自分があまりそういったものが好きでは無いというのもありますが。 一貫してそのような作品ばかり書いてるようですが、せっかくこれだけの世界観を構築し表現する筆力があるのだから、是非残虐さに捉われない作品も書いてみて欲しいです。

    2
    投稿日: 2013.12.18
  • 信頼して正解!

    前評判抜きで、貴志祐介という名前だけ信頼して読み始めました。 まだ1/3の段階で評価するのもなんてすが、これは面白くなりそうてす! 貴志祐介といえば、悪の教典よりはクリムゾンの迷宮が好きだった自分としては、あの何とも得体の知れない不安感を再び味わえるなんて感激の一言です。 上巻の伏線ですでに、これからとんでもないことが起きることは既成事実ですし、楽しみで仕方がない! …でも今晩はここまで。明日大事な仕事なんで…

    0
    投稿日: 2013.12.13
  • 是非原作で読んで!

    この作者なので,多少えぐい表現はでてきますが,とにかく面白いです.衝撃的です. 原作を読んだあとに深夜にやってたアニメも一通り(録画して)見ましたが,内容のはしょり方がひどく全く話しになりません.是非原作で読んでください.十分想像力を駆り立てられます.

    0
    投稿日: 2013.12.12
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    「このときはまだ知る由も無かった」とか過去を後悔する描写があちこちに出てくるのが気味わるい。 バケネズミとの一戦はひと段落したけど得体のしれない不気味さと疲労感で終わる上巻。

    0
    投稿日: 2013.12.09
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    2011年当時に書いたものを補筆して人向けにして転載。 割とまじめに書いてあってびっくり ・・・舞台は今から1000年後、人類がPKと呼ばれる万能の超能力を身に付けた世界です。主人公たちはある日偶然、隠された先史文明の一端を知ってしまい・・・。ジャンルはSF、文庫3冊で計1500ページです。 良い点・悪い点、こんな人にお勧め、等 ・とにかく暇な人、本を読みたい人にお勧め!! 構想30年と謳うだけあって、非常に緻密・綿密な世界観及び設定です、作者が非常にしっかりと取材をしてるのがよくわかります。ストーリーもよく練られていて、最後まで読むと一切無駄が無いと分かります。最後はやや予想外ながらも作者らしい後味の悪いエンド。伏線の張り方・回収の仕方、ミスリードの誘い方も相変わらず巧みです。買って絶対に損はしないはず。分量もあるのでがっつり読みたい人向けです。 ・動物好きな人にお勧め!! 現存するものから作者のオリジナルまでいろんな動物が登場!!序盤は天国!! ・ゴミムシダマシ、アリモドキ、ニセセマルヒョウホンムシみたいに「ダマシ」「モドキ」「ニセ」が好きな人にお勧め!! いっぱい出てきます、なんという俺得本。ちなみに実在する虫に、ニセテントウゴミムシダマシってのがいるんですけど、こいつは一体なんなんでしょうね ・ハリーポッターシリーズが好きな人にお勧め!! 大人向けハリーポッターって装い、中盤までは学校生活中心です。作者の本は確かに面白いんですが、若干人を選ぶ嫌いがあります。しかし、今回は特にライトユーザーを意識したというだけあって、初めての人から貴志祐介のファンまで楽しめると思います。 ・『北斗の拳』が好きな人にお勧め!! ある意味世紀末ですからね。僕がこの作品で一番笑ったのは上巻239Pの「略奪者たちは、“なぜか”、先史文明の遺物である自動二輪車を好んで移動に用いました。~後略~」という部分です。どうみても北斗です本当にありがとうございました。「略奪者=バイク」という様式美を確立したのは北斗の偉大な功績。 悪い点 ・序盤が長い。 230ページくらいまでは、動物が好きじゃないとあんあり面白くないかもしれません。動物が好きな人は楽しめます。 ・グロい、怖い。 サイコホラーの鬼才:貴志祐介の作品だけあってさすがに怖いし、暴力的・グロテスクな表現もやや多いです。特にこの人の書く逃走劇(追走劇?要は主人公らと殺人鬼の追いかけっこ)はいつも滅茶苦茶心臓に悪いので、苦手な人はやめた方が無難です。 ・感情移入が難しい。 登場人物は一応日本人なんですが、僕たちとは全く違う時代、違う文明の中を生きているので感情移入は難しいです。出来ないこともないんですが、非常に場面が限られてきます。 まさに 「文化が違う」 状態です。人間じゃなくて違う生き物だと思った方がいいかもしれません。 「人間」の中から生まれ出るが、思わず目を背けたくなる、自分と同じ人間だと認めたくないような「恐怖」ってのは『クリムゾンの迷宮』や『天使の囀り』の頃から、最新作の『悪の教典』に至るまで作者の一貫したテーマだと思うし、本作品でもそれが中心に来てるので、意図的にやってるのは明確なんですが・・・感情移入しながら小説を読み進めたい人には向かないかもしれません。 ・読み手に多大な想像力(+知識)が必要 これは綿密な世界観の裏返しなので、仕方のないことなんですが。読み手にかなりの想像力が要求されます。決して作者の力量が低いわけではなく、SFとしての敷居も高くはないのですが・・・。気軽に小説を読みたい人は分量も相まって結構しんどいかもしれません。知識が必要なのも取材量の反射的効果ですかね、なくてもいいけどあればより楽しめる感じです。特に動物に関する知識はry とにかく読んでみてください。久しぶりにいい小説を読みました。貴志祐介を最初に読んだのは中学のときに友人に『クリムゾンの迷宮』を貸してもらったのがきっかけですが、彼に感謝したいですね(実は母親が作者のファンで、実家に何冊も作者の本があったので遅かれ早かれ出会った気はしますが・・・)。

    0
    投稿日: 2013.12.04
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    貴志さんは悪の経典以来2作目。 悪の経典は正直あまりハマれなかったのですが、元々こちらの作品が気になっていたので、家族が持っていたのを借りました。 序盤の説明の嵐にやられつつもなんとかひとまず上読了。 SF?ファンタジー?ライトノベルっぽい。あまり読まないので世界観についていくのに必死です。図書館で予約待ちの合間に読み進めていたのでかなりじかんかかりました。 なんとなく面白くなってきたので、中・下に期待。がんばってちょっとずつ読んでこう。

    0
    投稿日: 2013.12.03
  • 世界観がスゴイ!

    想像できるような、できないようなスゴイ世界観にすっかりはまりこんでしまいました。アニメでも見てみたいなぁ。

    0
    投稿日: 2013.11.28
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    個人的には「まさかあんな事になるなんて、この時には夢にも思わなかった」的な表現が苦手(ハラハラしちゃうのでw)ですが、この本はそれを差し引いてもものすごく面白い本でした SF大賞、スゲーな! でも、早季は守に対して冷たすぎないか…

    0
    投稿日: 2013.11.21
  • 未来の衰退後の社会を緻密に描写しているSF

    アニメから入ったのですが、SF好きなのでこういう仮想の社会を緻密に描写した物語は大好きです。社会構造は過去をベースにしているんだけど、そこに所々奇妙な要素が入り込みSF的です。 伏線などもよく、最後には人類が衰退した理由まで明かされ、唸らされます。海外SFが好きなので、満足できる作品でした。 最後のほうががちょっと好みではなかったので、1つだけ減点・・・と思ったけど公正で無いからちゃんとします

    0
    投稿日: 2013.11.11
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    「呪力」と呼ばれる超能力を、誰もが持った世界。 イメージするだけで、物を壊したり、浮かせたり、なんでもできる世界。 主人公の早季の手記から物語は始まる。 大人になった彼女が、呪力を手にした子供のころから遡っていく。 箱庭のような危険の無い世界で、早季は友人たちと何不自由なく暮らしていた。 ジュブナイル的なホラーファンタジー。 上巻は設定を理解するのにいっぱいいっぱいで、あまり楽しめるところまでいけなかったけども、 話が転がり始めてからは、ページをめくる手が止まらない。

    2
    投稿日: 2013.11.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「悪の経典」のショックがあまりにきつくて、恐ろしい人間を描く人だと思ってたんだけど、この多彩な生き物たちの描写も凄いな。 チョイと和風の世界観が余計に不穏な感じをそそります。

    0
    投稿日: 2013.11.05
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    冒頭がなかなか入れなくてスピード遅かったけど、中盤からなんとなくつかめてきておもしろくなってきました。中巻に期待高まります

    0
    投稿日: 2013.11.03
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    SFです。グロさはありません。 安心してオススメできる貴志祐介です。最後の方考えたらゾッとすることはありますけど。

    0
    投稿日: 2013.11.01
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    上中下通してとても面白かった。 飽きさせない展開に、寝る間も惜しんで読んだ。1000年後の日本が舞台のこの作品、よく考えたものだなぁ~

    0
    投稿日: 2013.11.01
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    1000年後の世界…私は隷属する側になっていると思っちゃった。 残虐な描写が結構あって、少々辟易する事もあったけれど、考えさせられながら読み終えました。 以前「ナイトヘッド」っていう超怖~いドラマがあったのですが、そのシーンを思い出したりもしました。 常軌を逸した怖さって、忘れられないものですね。

    0
    投稿日: 2013.10.29
  • アニメが割と忠実に再現されている近未来の日本か

    アニメ先行で観てしまったので、原作がどうか気になり、仕事の昼休みを使ってゆっくり読破しました。 原作をアニメ化すると通常はがっかりすることが多いのですが、この作品は意外に原作に忠実にできていたので、もともとイメージがしっかりできていた作品なのかもしれない。 設定は、ありそうな気もしないではない、近未来の日本を舞台に生物のあり方を問うような印象。 アニメと違和感がないのは、その異空間をイメージしやすい説明が邪魔にならずに読み進めることができるので、上、中、下の3部構成だが、一気に読むことができる。 推理物が中心の私でも、入り込めるので、色々なジャンル好きの方にもお薦めしたい作品です。 3冊になっていますが、それでも枚数は結構あるので、このような作品こそ電子ブックが最適ではないでしょうか。 もし、気にいって読んだ方は、是非、アニメも機会があったらご覧下さい。

    0
    投稿日: 2013.10.26
  • 子供の頃の『街はずれ』の怖さが、和風SFの傑作として昇華されている!

    ディストピアSF、和風ファンタジー風味なのですが、ちょっと周囲の状況が分からない読みはじめからグイグイ引っ張って行ってくれます。そして、次々と提示されていく謎が、中、下巻で解かれていくわけですが、その独特の世界観も含め圧巻の筆力で描かれます。 もともと海外SF好きですが、この作品は世界観がしっかりしていて和風風味も独特の恐怖感をあおって傑作だと思います! オススメ!

    7
    投稿日: 2013.10.25
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    上・中・下巻。 特殊な世界観なので、ちょっと慣れるまで読みにくい。 聞きなれた地名と聞きなれない言葉が合わさって、ちょっとだけ違和感がありました。 社会のシステムとか 色々と考えさせられる大人向きなファンタジーな感じです。 物語が進んでいくにつれて解る世界の秘密にドキドキしました!

    0
    投稿日: 2013.10.24
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    著者にしては珍しく、ファンタジー仕立て。 ファンタジー特有の舞台設定の説明が長く、これは最後まで読むのが大変だと思いながら、上巻480ページ中残り150ページほどから、やっと物語が始まった感じ。 今のところハリーポッター日本版みたい。

    0
    投稿日: 2013.10.23
  • 和風ファンタジー。世界観と設定がいい感じ。

    超能力もの。未来の話だけど、雰囲気的には昭和初期な独特な世界観のお話。 人々がやたら閉鎖的に生活してたりとか、変な風習とか、超能力の制限とか最初はナゾだらけだけど、少しずつ解明されていくのが楽しい。 わかってきた頃にはすっかりはまってると思うので、まずは騙されたと思って上巻を読んでみると幸せかも。 舞台はつくば周辺の様なのでその辺りの人が読むとより一層楽しめるんじゃないかと。 上中下で1000ページ以上あるけど読みやすいので一気に読めると思う。活字が苦手な場合は漫画版かアニメで見れば楽かも。 この小説のジャンルはサイエンス・ファンタジーらしい。。。 なんじゃそりゃと思うけど、読んでみたらなんか納得した。

    0
    投稿日: 2013.10.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    3冊いっきに読めました。オモシロかったのに、何も心には響かなかった、不思議な本でした。もっと長くなってもいいので、個々の出来事の経緯を掘り下げれば(例えば、万里亜と守の自活とか、バケネズミのストーリーとか…)深い小説になってような気もします。

    0
    投稿日: 2013.10.14
  • 1000年後の世界

    1000年後の世界と聞いて、空飛ぶ車だとかロボットだとかそういうものをイメージしましたが、そんなものは一切なく、むしろ車や電車なんかなにもなくて、移動手段はもっぱら水路を伝う舟だったりするので、まったく「未来」っていう感じはしません。むしろ少し古いというか、懐かしい気持ちがするような。しかし人間が呪力を使えたり、バケネズミやミノシロモドキ等々の不思議な生物がたくさんでてきたりして、やはり現代とはまったく違う世界で、SFっぽい要素がたくさんつまっています。と思いきや、大人たちが子供になにか隠していたり、1000年間での人間の歴史が謎につつまれていたりと、ミステリーやホラーの要素もあり、続きが気になってどんどん読み進めてしまいます。3巻もあって長い!と思いましたがあっという間に読んでしまいました。

    29
    投稿日: 2013.10.12
  • 一気に読みたくなる展開がすばらしい。

    よくもまあ、こんなストーリーを思い描くことが出来るものだなあというのが最初の印象です。ただ、念動力を持たない私が、物語に出てくる主人公達とは違う人のような気がして、なんだかあまり共感できないです。

    0
    投稿日: 2013.10.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    未来の日本を舞台にして、人間が超能力を使え、人間同士の争いを無くした平和な世界観に引き込まれました。大人と子供の線引きを厳格にし、子供を洗脳や倫理憲章の徹底によって能力の悪用を防ぎ、争いを防いでいる。この子供を縛り付ける事によって大人達は何を目指そうとしているのか、本当に能力の悪用だけを防ぐ事だけが目的なのかが非常に気になり今後の展開が楽しみです。

    0
    投稿日: 2013.10.11
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    現代日本よりもずーっと先の時代が舞台のお話 超能力は神の力と言われ、文明も現代より退化している世界 この世界はどうしてできたのか?という この世界は本当に正常なのか?という 多くの謎の導入から一気に読み進められるSFファンタジー

    0
    投稿日: 2013.10.08
  • 世界観はすごいけど

    いろいろ考えられた世界観はすごいし、全然面白くない訳でもないんだけど、何となくしっくりこなかったかな。

    0
    投稿日: 2013.10.05
  • 少しさびしいファンタジー

    未来の日本の物語 ファンタジーとミステリーとホラーの3つの要素があるこの作品。主人公たちは超能力を使うだけでなく、現代の私たちとは少し違う価値観を持っています。なぜそうなってしまったのか、読んでいるうちに物語の中から見え隠れする不気味な世界の真実に引き込まれました。そして、少年少女達を襲う不幸。読んでいる間、主人公の悲しみ、寂しさを感じることができる、そんな物語だと思います。 上巻は世界観を説明することが少し多く、またミステリーの要素があるので、読むなら3巻一気に読んだ方がいいと思います。

    9
    投稿日: 2013.10.02
  • 最後まで読んで見てください

    この作者さんはやっぱりホラー系が得意なんだなと思いました。ジャンルはホラーとは違うけど、追い詰められる時のドキドキ感は他の著書でも共通でした。登場人物に共感すればするほど後が辛い。

    0
    投稿日: 2013.10.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    舞台は1000年後の日本。突き抜けた平和な世界。「神の力(念動力)」を持った人類は、ゆっくりと流れる時間を過ごす。隠された先史文明が明らかになるとき、様々な歪みが生まれ始める。

    0
    投稿日: 2013.09.29
  • 圧倒的な筆の力

    少年少女が呪力を操るファンタジーかと思いきや、背筋凍る恐怖の世界観。物語の中への不気味な陰の落とし方は秀逸。特に女王蟻の飼い殺しのくだりには全身が粟立つ。文庫で上中下巻の長編だが、圧倒的な筆の力で一気に引き込まれた。素晴らしい作品。

    0
    投稿日: 2013.09.27
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    あまりにも恐ろしい。けれど目が離せない。これは、1000年後の日本。神の力を手に入れた子供たちの話である。安全な町から初めて外にでた子どもたちは、その隠された先史の歴史を知ってしまう。これはありえない、と思いつつも、もしかしたらありえる未来の話ではないか。

    2
    投稿日: 2013.09.27
  • ジュブナイルだけど大人向き。

    超能力といういかにも少年向けのモチーフで、いかにもSF冒険ファンタジーの構成ですが、そこはホラーの旗手。グロテスクな描写と世界観、戦いのカタルシスで、刺激に飢えた大人たちも満足できると思います。毒気と謎かけがスパイスになって、読み始めたら止まらないでしょう。最終巻は若干プロット的には間延びしますが、ページをめくる手が止まるほどではありません。バイオレンス苦手な方は、ご遠慮を。

    0
    投稿日: 2013.09.26
  • まずはどうなるか

    期待して3冊同時に購入したが、思っていたよりは…という感じです。和製ハリーポッチャリーといった感じ。文章が若干稚拙。ただ後中・下とまだまだあるので、後半へ期待します!

    0
    投稿日: 2013.09.26
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    面白かったー。最初の1ページから最後の1ページまでずっと。あー、これからどうなってしまうんだろう…。早く中巻を読まないと!2011/122

    0
    投稿日: 2013.09.25
  • 手放しで大絶賛

    日本と日本人の未来をこんな風に作り変えてみせたというだけで、SFとしては大傑作。少年少女の成長をみずみずしく描く青春小説としても秀逸。物語が進行するにつれて明らかになるディストピアものとしても白眉。もう手放しで大絶賛してしまう。で、全体に漂う悪夢的雰囲気が、なるほど貴志祐介作品だったか、と。バケネズミ諸氏が最後の最後までキャラ立ちまくってて泣かせます。あと、ミノシロモドキ一匹自宅で飼いたいっす。

    2
    投稿日: 2013.09.25
  • 今までにないサイコキネシスの話

    細部まで作りこまれた世界・設定に引き込まれて、夢中で読んでしまいました。 何も知らなかった主人公たちが次第に真実に近づいて行く。 上→中→下巻と先に進むにつれてどんどん面白くなっていきます。

    0
    投稿日: 2013.09.25
  • 驚きの世界観です。

    少年・少女の学園ドラマに近未来SFを要素を加えたような作品。 世界観が非常に現代に似ているようで想像しやすい。と思っているとパラレルワールドへつれていかれます。 なるほど「新世界」!!。 アニメにもなったようですね。ぜひアニメ世界から小説世界へもたくさん来てほしいな。中学生、高校生に読んでほしい。

    0
    投稿日: 2013.09.25
  • 中学生もはまる本。

     近未来、我々の生きる現実とは少し座標軸のずれた世界で、少女たちは絶望の原点を見極めていく。  世界はかくの如くである。それは変えられるのか。変えていこうという意思により、善なる結果に結びつけることは可能であるのか。  そんな貴志祐介の問いかけが、聞こえてきそうな物語。  ホラーではなく近未来SFと言った方が良いのでしょうが、グロテスクな描写も含んでおり、ホラー要素皆無、というわけではありません。    問いかけは別に置いておくとしても、ダイナミックな謎解きモノとして、非常に優れた物語だと思います。長編が読みたくてたまらない方、ぜひお手にとってみて下さい。

    0
    投稿日: 2013.09.25
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    上巻の、制度説明などが終わってからは、一気に読み終えてしまった。それほど先の気になる作品だった。 人間の善意というものを人工的に作ろうとしても、それには限界がある。様々な歪みが生じることになる。結局は、人間の悪意によって。

    0
    投稿日: 2013.09.23
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    想像を超えた新世界に、どっぷり浸かった! しょっぱなから漂う不穏な空気に、 ドキドキヒヤヒヤしながらページをめくって、 一気に読み終えたーっ! バケネズミ気持ち悪いよーぅ…。

    0
    投稿日: 2013.09.20
  • 読みたくないお話、あります。

    非常に後味が・・・な作品。そして、それが病み付きになってしまう怪作です。1000年後の人類は、念じるだけで木を折り、火を起こすこともできる超能力を手にしました。世界には、超能力はないものの、人間と同程度の知能を持つ、醜いバケネズミという生き物もおり、人間に使役されていました。ふとしたことで主人公のサキは自立型の図書館と出会い、隠されていた歴史を知ってしまいます。物語が進むにつれ、平和に見えた世界の裏側、血塗られた歴史が次々と明らかになります。平和を実現するために行われる残酷な所行と、その復讐。思わず目をつむりたくなるも、ページをめくる手は止まりません。(スタッフI)

    0
    投稿日: 2013.09.20
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    あの「悪の教典」の作者。似たような内容かなと思っていたら,和風SFファンタジー。ハリーポッターの世界のような魔法ならぬ呪力の世界,不思議な生き物がぞろぞろ出てくる百年後の日本~渡辺早季は市長の父と司書の母と共に神栖66町に住んでいる。この町の人口は3千人,周囲は50kmで八丁標(しめ)が張り巡らせているから安心だが,その外は危険な生物がおり,悪鬼や業鬼には気を付けなければならない。和貴園に6才になると入学したが,卒業して全人学級に入るのは,徴が来てからだ。早季は仲間の秋月真理亜や覚,瞬などが卒業して取り残されたが,ある夜家中が振動して,徴が現れた。結界の外の寺で無愼上人により一度呪力は取り上げられ,真言(マントラ)と共に授けられた。学校では呪力を磨くことが求められるが,班で川を遡るキャンプでは,他校出身の守と5人で,警告を無視して,筑波山に登っていった。そこで見掛けたのはミノシロモドキ,何とか捕まえようと,トラバサミを使うと捕らえることが出来たが,ミノシロに擬態しているのは,国立図書館のアーカイブで,脅すと本に載っていることは何でも答えてくれる。この世界の成り立ちについて聞くほど,学校で習ったのは違って驚きの連続である。更に聞こうとすると僧形の離塵師が現れて,ミノシロモドキは白い炎に焼かれ,5人の子どもたちの呪力も封印されてしまった。町へ連行する途中,体調の優れない師は外来系のバケネズミの矢に当たって落命し,呪力のないまま,ハゲネズミに追われることになる。散って追っ手を振り切ろうとしたが,早季と覚は従順なバケネズミのコロニーに連れて行かれ,外来種との戦いで神として参戦せざるを得なくなる。土蜘蛛は塩屋虻に毒ガスで攻め掛け,巣の中で死にかけるが,早季は意識が朦朧としてきた覚の耳元で思い出した覚の真言を唱え,覚の呪力と加勢に来た大雀蜂の力で土蜘蛛を掃討する~SFの作家だったんだね。世界観に馴染むまでは読み進められない。虫や動物・植物の名はカタカナで書くの一般化しているが,漢字でふりがなを振ってくれるのが嬉しい。架空のものまでね

    0
    投稿日: 2013.09.19
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    アニメではだらだら長く感じた前半も原作ではなかなか良いスピードで読み進めることができた まだ、序盤だが後半が楽しみになるような感じだった

    0
    投稿日: 2013.09.17
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    新世界を定義する巻。自分の知っている世界と違うということが少しずつわかってくる。 渡辺早季、朝比奈覚、神栖66町、八丁標、バケネズミ、ネコダマシ、搬球トーナメント、夏季キャンプ、ミノシロ、スクィーラ、奇狼丸

    0
    投稿日: 2013.08.21
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    アニメを先に見てなかったら、この作品の肝というべき世界観の半分も理解できてなかったと思う。設定は細部まで練られており、本当に面白い世界観だと思うのだけど、いかんせん文字だけでは脳内で情景を想像しにくいと感じた。とはいえラストで明かされる事実は衝撃なので、小説→アニメの順に見れば良かったかな、と思う。

    0
    投稿日: 2013.08.21
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    今から遠い未来のお話 その時代の人々は呪術が使えるようになっていた。 なんともファンタジーな内容だと思ったが、進級するにつれて少なくなって行く同級生。 郷の周りに住む忌まわしき生物。 その他諸々の謎がどんどん出て来るが、子供の為か大人は何も教えてくれない。 上では世界の説明と謎の定義がなされるだけで、ちょっと退屈ですがそこはガマンして是非とも読み進めてもらいたいです。 中からが面白くなってくるのです。

    0
    投稿日: 2013.08.08
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    面白くないことはないという微妙な感想。上を読後、わざわざ中・下を買おうという気が起こらず。「千年後」という割には、今と千年後の間の「未来」がなくて、中途半端な未来小説。中・下は機会があったら読もうと思う。「黒い家」はすごく好きだったんだけど…

    0
    投稿日: 2013.08.06
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    文字デカくて読みやすいし、展開も面白いし、色んな設定も終わりも期待の範囲でよかった。 4.5を付けたい。 もうちょっと、社会システムの詳細を見たかったかな。アクション・冒険中心になっちゃった。 長いし、何処かで見たことがあるような雰囲気がずっとある。。 全部を一作にしてるのは凄いけど、部分部分が多分何処か見たことあるような気がするんだなぁ。 流れか、雰囲気か、ゲームのシナリオみたいな印象をうけた。特にアトラス系に近い印象。 あるいは、ダーク グロテスク スプラッタSF版ハリーポッター入学から〜戦争編に人間の悪性と、動物博士一人入れて煮詰めた感じ。 そりゃ長くなるよ。。 あと、肝心な事を後に引っ張る箇所が多くてイライラするときも。。 ちょこちょこ理解できてない、判明してない所あるので要再読。土蜘蛛とか。悪鬼はわかるけど、業魔がイマイチなんのための設定かとか。。変な生物を生み、また主人公にこの世界なんかオカシイと気づく為だけの設定という印象。

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    投稿日: 2013.08.04
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    上巻読了。前半は説明に費やした感もあるけど、後半部分はとても面白かった。記憶と、人間の内側の部分がテーマになってるようで、下巻が楽しみ。

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    投稿日: 2013.08.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    完成度の高すぎる作品だ。この作品に出会えて、こんな力の注がれた映像作品に出会えて、幸せすぎる。 絵も綺麗で壮大なBGM!最近多い、線の少ない作画で精密な背景、かわいい絵柄で重い内容。最近ぽくて入りやすい。 内容的には複雑なのに他と比べるとシンプルで、 このシンプルさを個性的にデザインして映像化したのが、本当素敵!ナイスセンス! そしてナゾのある世界システム!違和感を感じる子供たち、消えていく子供たち・・・ この世界の歴史が気になる!システムが気になる!なんのために劣化を取り除くのか!? 3/2までは世界の歴史、村のルールに恐怖を感じていたけど ラストは人間そのものに疑問を抱いた。すごい作品だった。 「超能力が使えたら」たったこの題材だけをとことん突き詰めて考え抜いた、根性と追求が生んだ作品!すげぇなぁ・・・。 超能力が使える人間使えない人間、両方いたら 最終的にストレス溜まって殺し合いになるのかなぁ。 スクィーラーも過去の人もどうしてそんなに攻撃的なの? 繁栄・平和・自由。このためにとった村の作りは、過去の人たちと、結局一緒か? こうでしか、幸せはなかったのか? ・・でも共存はできない・・・。呪力を持った人間と、そうでない人間・・・。 最初がサキの儀式から! アニメのデザインすごいなぁ~。近未来な感じで和服が混在してるし、お母さんのでっかい髪飾りとか素敵!動物の角みたいでいて、シンプルで素敵! 玉の競技の衣装デザインさいこー!!祭り!?民族衣装!?中華!?和服!? 和風で民族的でファンタジックで、すごいデザインセンスだ! すーてきーーーー!!! 建物古くさいのに乗り物とか、なんと近未来! 説明なしで「ミノシロモドキ」「ハッチョウジメ」これを使ってくるって、すげーなぁ~。 イミフだけど世界の雰囲気がすごくてそれどころじゃない!飲み込まれていく!すごい! アニメ開始五分でさきの祝霊!!能力見せ!うめぇ!見せ方うめぇ!! 1話は動きがすごいよね。マリアがさきに抱きついて振り返ったけど逆で もっかい振り返ってギュッてするとこすごい動きてる! あとね、うんこねんどを咲がバンッてするとこいいね~~。アニメ化にすごい力入れてるのがわかる。 動きとか話し方とかキャラの出来上がりがすごい。 瞬の記憶を上書きされて思い出そうとするときの目と眉毛と眼球がピクピクってするのがすごいリアル! 映像化にあたって、完璧なところだと思う。 血塗られた歴史がアニメで1番知りたかったのにボヤかされてたのは、原作がグロいからだったんだね。 ってか500年後とかの世界の王はアホしかいないの!?グロばっか!! しかしなんというか伏線、世界観がしっかりしすぎて2回目が楽しすぎな作品だね! ボノボ型の愛の社会ってのを一章目からさらっと伏線をはる見事な技! 「咲・助けに行かなきゃ!真理亜・何やってるのよ!馬鹿!たしかに、裸で海岸を疾走するというのは正気の沙汰ではない。」 さらっと!こんなにさらっと言っちゃうからこの世界ではこれが普通なんだ、どんな世界なんだ!どうなってんだこの世界は!?と文章の上手さに感動した。初めて覚としてしまうところの心理描写はなんとも複雑だ・・・。私の心が複雑だ・・・。だって二人とも瞬を思って相手を抱くなんて・・・・・・ 伏線といえば、こんな早く遺伝子開閉!伏線がこんなにところどころ、最初から最後まで貼られてる! あの夏季キャンプのバケネズミ編は、スクィーラーが外来種の赤ちゃん狙いでわざわざ遠回りしたんだ! 話めっちゃ考えられてる~~。 トミコ様はいいキャラだね!咲が1番上の存在になりゆる才能持ってる存在っていうのが嬉しい! そして唐突にBL百合展開!最高! 瞬編は、もうかわいそうすぎ。瞬の本当の気持ちは咲が好きで、暴走を自覚したからサトルとも別れた。 サトルと付き合ったのは咲が迷ったりしないように??少しサトルに傾いてた?少しだけでも愛はあったのかな?? 本当のことは分からずじまい・・・。 守を不浄猫から救ってくれたのは誰なの?って思ってたけど、あれは守がやったのね。わかんなかったよ。なるほど・・・ そして史上最年少の倫理委員会議長就任おめでとう咲!!まさかだよ!!! 本では、愧死機構と攻撃抑制の排除・・?やるつもりなのかな??この世界の安定と平和が 私には見いだせない・・・。できるのかな?完全なる平和は。がんばって。咲と覚と子供たち。

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    投稿日: 2013.08.03
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    世界観が凄い。人類がPK能力を持つと世界はどうなるか。「国立国会図書館つくば館」の端末機械である「ミノシロモドキ」が語るおぞましい歴史は大変説得力があった。持たざる者はやはり奴隷となるしかないのか。呪力というPKを持ち神様と呼ばれる人間側から物語は書かれているが、実は現在の私たち人間はバケネズミ側なのだ。今後の展開が楽しみ。同種間攻撃抑制のための愛の生活と愧死機構が興味深かった。

    2
    投稿日: 2013.07.31
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    説明書きが多くてしんどかった。 でも、途中からハラハラドキドキの展開で、これからどうなっていくのか楽しみ。

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    投稿日: 2013.07.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    現状の不自然さを見事に誤魔化され管理されている子どもたち。その不自然さに気づきつつある彼らの今後の行動がとても気になります。

    0
    投稿日: 2013.07.26
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    物語の舞台はかなり作り込まれているという印象。 自然描写に出てくる架空の動植物の説明はちょっとした図鑑を作れるのではないかというほどの情報量があります。 ただストーリーについてはあまり意外性を感じることができませんでした。SFやミステリ要素の強い本を読み慣れた人にはオチもなんとなく予想できてしまうと思います。 あと、読んでいる間ずっとあさのあつこさんのNO6が脳裏に過ってました。(たぶん箱庭感とネズミがてでくるから。)

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    投稿日: 2013.07.18
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    1307 のっけからその世界観に引き込まれました。人間の精神的進化の無さと他生物の進化具合が面白い。中巻以降も楽しみ。

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    投稿日: 2013.07.16
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    最初の数十頁はなかなか読み進められなかったが(半年以上積読状態になってました)、そこを乗り越えた後は怒涛の面白さ。全体の感想は上中下の3冊読了後に。

    0
    投稿日: 2013.07.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    下巻にまとめて記載。 http://booklog.jp/users/cs0804/archives/1/4062768550

    1
    投稿日: 2013.07.14
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    アニメは6話で挫折したが小説は全く飽きさせない。 息もつかせない展開に没頭。 想像と違い戦記物ような事が起きているのが嬉しい驚き。

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    投稿日: 2013.07.08
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    アニメになる(なった) 作品でしたので 原作を知っておきたく読み始めました。 確か今の時代より 未来のお話だったと思うのですが、 機械文明ドーン!ではなく むしろ機械はほとんど無くなってましたね。 その代わりに 変わった生き物や特殊な能力が登場します。 中巻・下巻が気になるスタートでした。

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    投稿日: 2013.06.28
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    勧められて読んでみた。 すごい。。引き込まれる。空想でリアリティは無いのに、恐怖と戦慄を感じる。むしろ想像力が恐怖を掻き立てるのか。 残りの2/3が楽しみすぎる。

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    投稿日: 2013.06.27
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    2013/6/22 この1冊だけで判断すると☆2ぐらいなんだけど続くし… 前置きが長いのか、これ前置きじゃない悪夢なのか、続きを読んでみましょう。とりあえず。

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    投稿日: 2013.06.23
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    過去が明かされる辺りから一気に盛り上がる。スタンド・バイ・ミー+ハリーポッター+猿の惑星…のような世界観。

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    投稿日: 2013.06.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    特に田舎で育ったわけでもない私が、なぜか昔懐かしむような感覚になる描写。 先にアニメ版を見てしまったために声はどうしても脳内再生しているが、細かな表現などはやはり読むことで補完できるものだなと再確認。 世界観などは言うまでもないほど、異質で冷たい気がするが、かえって表面上は穏やかである。 日夜満員電車に揺られ、朝から晩まで研究室に缶詰状態の院生活を思うとどんな最先端技術よりも呪力はうらやましい。 幾重にも張られた水路を用いた移動も羨望の対象である。 それでもやはり、知らぬ間に同級生が消えゆくことに気が付かない、および気が付けない思考の制限された世界には生きていたくないと思う。行動の不自由こそが思考の自由を生む。

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    投稿日: 2013.06.21
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    あらゆる本屋で平積みされていてずっと気になって、古本屋で発見、購入。 未来の日本を舞台にした冒険小説。舞台設定が奇抜であらゆる制約が次から次へと出てきて、ついていけなかった。また呪力によるなんでもありの世界も好みではなく…あまり私には合わなかった。途中から日本版ハリポタを読んでいる気分になった。 さらに、動物嫌いが仇となり、バケネズミとかミノシロなどが出っ放しの後半は想像しながら読むのが軽く苦痛でした。 動物好きの冒険小説好きさんには、たまらないシリーズなのかな… 次巻は機会があれば!

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    投稿日: 2013.06.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ※【以下ネタバレ注意】以降ネタバレ注意。 設定は1000年後の日本。様々な生物が進化する中で人間もまた進化し、念動力(超能力)を使えるようになった人類の話。物質文明は姿を潜め、しめ縄に囲まれた自然豊かな町の中ではのどかな生活が営まれていた。 人々は人間を畏れ敬う「バケネズミ」を使役し、「悪鬼」と「業魔」の教訓物語を語り継ぐことでしめ縄の外に出ることを禁忌としている。 物語は、そんな神栖66町に産まれた渡辺早季の手記という形をとって進んで行きます。 友達と幸せな時間を過ごす早季だったが、小学校の卒業と同時期に訪れる能力の目覚めと並行して、身近に起こるさりげない出来事が心に引っかかるようになっていく。 「もう子供をなくすのは嫌」という母の言葉。 1人足りない卒業生。 早季は仲間と冒険し、トラブルに遭遇しながら、違和感の影に隠れる真実に触れていく。 SFやサスペンスの要素に加え、グロテスクで生々しい描写やスリル溢れる展開に、グイグイと物語に引き込まれていきました。終盤で一気にすべての真実が明かされるというよりも、エピソードごとに少しずつ伏線が回収されつつ話は加速していくので、長編でも飽きがこず、走り抜けるように読みきってしまいました。 【以下ネタバレ注意】 本書は、大まかに4部で構成されています。 先史文明に触れ念動力を失う中で繰り広げられるバケネズミとの戦い 業魔の出現、瞬との別れ (後の章の序章でもある)真理亜、守との別れ 悪鬼、バケネズミとの戦い 物語の最初に触れられ、章立てにも大きくかかわってくるように、本書において「業魔」と「悪鬼」には大きな意味あいが込められているのでしょう。そしてそれは、人類にとって重要なテーマのようにも思います。業魔は、強大な力はコントロールを失い身を滅ぼす可能性を常に内包しているということを、悪鬼は、いかにコントロールしようとしても、人は攻撃欲動を制御しきれないということを、それぞれ象徴しているように思いました。 これらは、人類の存続という点からすると致命的で、それに対して人類がとってきた対策と結果が本書の示すところです。 この2つの部分的に重なり合うテーマは、ミノシロモドキの語る1000年の間に人類がたどってきた歴史の中にそのまま描かれていますが、もちろん、僕たちの生きる時代においても、科学技術が進歩するにつれて戦争や事故の被害の規模が大きくなっていくという事実や、歴史上、途切れることなく各地で起こっている争いや紛争の中に、これらのテーマは簡単に見出すことができます。 人類がこの課題を克服できる日はやってくるのだろうか。 そのとき人類は人類でいられるのだろうか。 そんな疑問がふと頭をよぎりました。 蛇足ですが、念動力の使用には集中力と想像力が関与しているようでしたが、バケネズミの頭を破裂させたり、竜巻を発生させることはたやすいものの、空中浮遊は誰もが出来るというわけではないように、力を使うために必要な条件は集中力と想像力のほかにもあるようでした。作り込まれた生物の進化や生態系の記述と比べると、そこの辺りの説明は不足しているように感じて、少しだけ頭にひっかかりました。

    0
    投稿日: 2013.06.15
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    新世界の状況が淡々と語られているが、なにぶん、文章での表現にはちょっと無理があるか。でも後半の追い込みは見事なもの。主人公達の行く末が気になって「早く中巻を読みたい」という思いにさせてくれる。後半はテンポもあり進行も早い。

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    投稿日: 2013.06.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    彼らはまだ子供だった。何も知らなかった。何も知らないまま、大人でもできないような大冒険をした。5人の仲間がいた。幸せだった。でもそれはあくまでも、無知が故の幸せでした。

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    投稿日: 2013.06.04
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    世界観に入りこむまでがちょっとキツいかな。 一度入ってしまうと続きが気になって止まらなくなる。美しくも歪んだ世界の正体が早く知りたい。

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    投稿日: 2013.06.04
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    とても引き込まれる作品。面白い。 またまだわからないことだらけだが 、世界観がよくできている。 伏線も色々張られていて、次がとても楽しみです。

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    投稿日: 2013.06.01
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    上・中・下とかなりの分量があるが、壮大な世界観にのめりこんで没頭できる本。面白かったけど2回は読まないかな。

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    投稿日: 2013.05.25
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    アニメ放送開始前に読了、のはず。自分が今まで読んできたSFの中では一番ファンタジーの色が強く、またある意味では時代をまたぐ壮大な推理小説という印象でした。「青の炎」もあって貴志祐介作品は少し敬遠していたのですが、面白くて上、中、下一気に読み終えてしまいました。少年少女五人の成長を軸にして、自分たちの生きる世界に疑問を唱えながら、少しずつそこに至るまでの歴史が紐解かれていく。そこに、人間たちに従う知的動物のハゲネズミが大きく関わっていきます。最後まで読み終えた後にアニメ版の「偽りの神に抗え」というコピーを見て、なるほどうまいな、と唸ってしまいました。

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    投稿日: 2013.05.22
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    読み進めるうちに、最初に持っていたイメージから離れていった。 もう少しファンタジー色が強いかと思ったけど、そこは貴志祐介の世界観。 悪の教典の作者に、子供でも読める冒険小節なんて期待しちゃダメよね。 こっからどうなるのかなー。

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    投稿日: 2013.05.17
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    全3冊の上巻。この巻だけだとネタバレになりそうなので、あまり本編については触れないことにする。 舞台は未来の日本。人々はみな特別な力を手に入れていた。動植物も現代とは違い、進化?している。主人公•早希は神栖に住む少女。まだ特別な力を手に入れる前の子供である。 世界が現代とはかけ離れすぎていて、最初のうちは理解するのがとても大変。でも理解できたらどんどん物語に入っていける、そんな作品。

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    投稿日: 2013.05.13
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    上・中巻では「前置き長いな~いつまでネズミと戦ってるの?」なんてニヤニヤしていてごめんなさい。ネズミとの戦いがこの作品の主題だったんですね。 ラスト20ページくらいの展開は見事で、思わず考えさせられる。四六時中バケネズミについて考えていたら読む前にあった他の悩みがふっとんでしまった。なんていう嬉しいバケネズミ効果もあった。 農園?にいた羊や牛から分かるように、人間は自分にとって都合のよくなる遺伝子操作、品種改良しか行わないっていうのも一つヒントだった気がする。 ウシブクロや偽卵を産むヘビも、人間とバケネズミ関係性のメタファー?だろうし・・・。 まだ考え不足です。 (「この時私たちは知る由もなかった」と「後になって分かったことなのだが」の出現率は異常。いくら手記形式だからと言って異常)

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    投稿日: 2013.05.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    貴志祐介の未来SFである新世界よりを読んでみました。文庫本で上中下の3冊でしたが、読み始めると一気に読み終えてしまうほど引き込まれる独自の世界観が広がっている物語です。現代から千年後の日本が舞台ですが、呪力と呼ばれるサイコキネスが常用されている日常と随分と衰退?しているように感じられる人類社会が、今の現代の延長線上にどうやって出現したのか興味が惹き付けられ、それがこの本のテーマともなっています。 遠未来SFというと地球の長い午後に代表されるような人類が衰退しきったパターンから、現代の科学文明の延長線上に宇宙に版図を広げたパターンで大きく分かれていますが、この「新世界より」は衰退しているもののサイコキネスを手に入れているということで、人類の地位は地球上ではかろじて頂点を維持しているという位置付けになっています。 バケネズミという使役している知的動物との闘争を通して、その社会システムの限界と過去の歴史の闇が明らかになっていくという筋立てで物語は進んでいきます。最後は主人公の前向きで積極的な行動を予感させる終わり方で希望が持てますが、人口が激減し文化レベルが数世紀も戻ったような社会描写には、暗淡たる思いを感じさせられて気が晴れない話ではあります。 うっすらと予感はさせられてはいましたが、バケネズミが被支配階級の人類の末裔で、彼らに与えられた仕打ちの描写には、社会システムの継続的な発展が維持されない限りは、いとも簡単に中世以前のマインドに戻ってしまうという人間の本性を警笛されているように思えます。ここまで衰退してしまうと元の文明レベルに戻るのにどの位掛かるのか、気が遠くなる気がしますが、よくあるように地球の悠久の歴史の中では人類の歴史など瞬き同然ですから、大した話ではないのかも知れません。 最後は主人公である語り手が、町のリーダーとなり人類の前向きな発展に期待を持たす終わり方?とはなっていますが、こんな境遇になってしまうと果たしてどのような未来が人類に待っているのか前途多難ではあります。 この貴志祐介ですが、以前に「黒い家」を読んで本当に怖いな?と感じて以来でしたが、こんなSFも書くのだなーと新鮮でした。この2作品以外は、他に読んだことがないので、是非また読んでみたいと思います。

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    投稿日: 2013.05.07
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    ある全ての人間が超能力を使うことができる国で、落ちこぼれの人間はいつの間にか姿を消し、人々の記憶からも消されていく。 街の外に出てはいけないと教えられながら、ある日八丁畷の外に行き化物と遭遇をして成長をする若者の冒険物語。 何が正義で、何が正しいのか。。。 早季、覚、真理亜、守

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    投稿日: 2013.05.05
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    序盤はありきたりな世界に対する疑問により進行するが、中盤から異様に面白くなって行く。 独特の世界観の中で私たちとは違う「当たり前」を持って生活する主人公達と読者との認識のズレが上巻における面白さのピークだろう。 この「当たり前」は「能力」だが、昨今のアメリカの「銃」に対する問題ともどことなく関連、連想できるのは考えすぎだろうか。

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    投稿日: 2013.05.05
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    アニメは途中で視聴を断念したものの、活字のほうが面白そうだと思って手に取ってみた1冊。複雑に張り巡らされた伏線と世界観が今後どうなっていくのか、今のところはまだわからない。上巻の終盤あたりから、既にアニメで観ていないところに入ってきているので全く先が読めない展開にハラハラさせられる。ファンタジーとしても、とても細かい描写の上に世界観が作り上げられているのが見事。早く続きが読みたい。

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    投稿日: 2013.05.02
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    注連縄で囲まれた神栖町66丁目。八丁標の中で生きる、早季と覚と真理亜と守と瞬。 化けネズミに猫騙しに風船犬に 悪鬼に業魔。 和貴園から、通過儀礼で真言を授かり、全人学校へ、5人でキャンプしてミノシロモドキに会う。呪力は封印され、土蜘蛛コロニーに苦しんでると、塩屋虻のスクィーラに助けられる。

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    投稿日: 2013.04.27
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    舞台がまんま地元。慣れ親しんだ地元の地名が不思議の世界で呼ばれることで他の人より現実味を持って読んでしまった。

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    投稿日: 2013.04.21
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    世界観・ストーリーともに大好きです。自分の好みど真ん中! 1000年後の世界はどうなってるんだろ。自分らが旧人類と呼ばれる日が来るのかもしれんなぁ。

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    投稿日: 2013.04.15
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    序盤は、何かから隔絶された世界の中で、子供達が疑問を抱き始める… というよくあるSFなので、世界を理解することに費やされるのですが、中盤からは急な勢いで引き込まれ、あっという間に読み終えてしまいました。 早く続きが読みたいという気持ちが半分。 この先に恐らく待っているであろう、世界の崩壊が怖いので、読みたくないような… 複雑な気持ちです!

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    投稿日: 2013.04.14
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    500ページ近い本だが、一気に読み終えた。渡辺早季による回想録という形態で書かれており、神栖66町や町を構成する七つの郷、人々の習慣、悪鬼や業魔などの背景情報について淡々と述べたあと、祝霊と通過儀礼、全人学級において麗子と学がいなくなったエピソード、バケネズミを助けたこと、それに付随してバケネズミのコロニーについての解説、そして夏季キャンプで図書館と出会い、早季と覚の孤独な土蜘蛛コロニーとの闘いが描かれ、奇狼丸によって闘いが終結したところまで。アニメが如何に忠実に作られていたかがよくわかった。 アニメでは今ひとつわかりにくかった風船犬や離塵師の死因、愧死機構についても理解できてスッキリした。

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    投稿日: 2013.04.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「新世界より」アニメ最終回観たので原作の感想を記しておこうと思う。 原作既読済みでも……やっぱりこの最後はくるなぁ。 全話通しての出来としては色々思うところのあったアニメだけど(途中2話ほど見逃してしまったけど)、最終回の演出は評判通りすごく良かった。 そもそもアニメ化するのが難しい作品であることは間違いなく、それに挑戦された監督・スタッフさんには素直にお疲れ様でした、ありがとうございましたと言いたい。 私は原作が好きか嫌いかで聞かれたら「好きではない」と答える。 いやいやいや、好きor嫌いって言ってんじゃん!とセルフツッコミ。 正直、気持ちの良い話ではなかった。 読後感の話ではなくて、語り口文章の思わせぶりな感じなにイライラしたし、文章の表現とかクドいしグロいし必要以上に不快感を与えられる感じで、上・中・下と3冊もあるのに面白いという感情もあんまりないまま終盤まできて、今考えるとよく読み切ったなと思う。とりあえず決着が見たいから、という使命感(?)みたいなもので最後まで読み切った気がする。 でもそれって結局作者の手のひらの上で……ってやつなんだろうな。 とにかく発想がすごいと思う。 なんといっても呪力を手に入れた人間が愧死機構を持つという発想。 物事には正があれば必ず負(マイナス)がつきまとうものなのだから、人間が呪力というものすごい力を得たその代償は生半可なものではないはず。 人が呪力を持った起因はわからないけど(進化とかそういうものだとして)、作者は新世界の全てにおいて"そうなった"原因と結果をしっかり描き、そして人間の業を暴いていく。 1000年後の未来の話だし、呪力という力における描写や奇想天外な生き物も出てくるけど、ファンタジーのような突拍子のない話や世界ではなく、全部つながっていく、そんなイメージを持った。 この新世界に至るメカニズムと、物語として紡ぐために生み出された人間関係が大きな要素だ。 主人公が早希(さき)じゃなかったら、もっと言えば女の子じゃなかったらきっと投げてただろうな。なんとなく。 瞬は文句なしにカッコいい。アニメもカッコ良かった!……けど、あのお面のデザインはもうちょっと何とかならなかったのかなぁ。徹底した能面を表したかったんだろうけど絵的にイマイチだと思う、んだが。 ラストのどんでん返し、というか突き落とす感というか、本当にすごい。 そもそも最初読んでるときは人間vsバケネズミの話だとは思いもしなかった。てっきり不信感を抱いていた大人たちが敵というか対立していくものと思ってた。 主人公たちが大人になっていき、理解したり、受け入れられなかったり、それでも……。 管理って言葉は不完全なものを表すのかもしれない。そんな矛盾を感じる。 最初の「好きじゃない」は正直な感想なので、もう一度読み直したいとは思わないんだけど、心に渦巻くようにいつまでも残る話だと思う。ぅぅぅ。

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    投稿日: 2013.04.05
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    続きがすごく気になる展開です! はじめのうちは村の仕組みや学校の様子などの描写が多く、全然頭に入ってこなかったこともあって、読み進めるのが苦痛でした。 でも自分たちの呪力や村の形態などの由来が明らかになって来たあたりからわくわくし始めました! そして、出来事がひと段落ついたように見えるところでの上巻終了。 これは俄然読み続けたくなりますね。

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    投稿日: 2013.04.03
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    インフルエンザ休暇であまりに暇だったので、 積読の中から一気読み。 半分くらいまであまり・・・と聞いていたけど、 私は結構大丈夫でした。

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    投稿日: 2013.04.01
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    アニメから入って原作が気になったので読みました。 オリジナル単語の漢字や意味が詳細になると世界に厚みが増すのでより楽しめますね。

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    投稿日: 2013.03.31
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    人の想像力こそが神の力なのか。 子供たちを囲む世界は人に管理された、異常なまでに完璧な世界。 自然は人にとても優しく、殺人は異常なものと見なされる。 しかし、そんな世界に羨望のような気持ちを抱いてしまうのは愚かなことなのだろうか。

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    投稿日: 2013.03.26
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    やっと読み終わった!アニメから原作を読むとわかりづらかったとこもよくわかった。あと言い回しの違いとか削られたとこも読めてよかった。より、新世界よりの世界に入り込めた!今は中巻読んでます

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    投稿日: 2013.03.24
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    空想の未来を描いた小説。現代文明は無くなり、「呪力」と呼ばれる超能力を使う人類が存在する世界。 物語は主人公の女性の回顧録という形で進行していく。上巻は主人公の幼少期から知っては行けない世界の裏側に触れてしまい、災難に巻き込まれて行くまでを描いている。 物語は静かに、淡々と進んで行く印象を受ける。読み始めると、あっという間に読み切ってしまえるが、それは話に引き込まれるというタイプのものでもない。面白いが、「すぐに続きが気になる」と言えるほどの力がない。 この手の未来を描いた話は、それほど珍しい訳でもなく、意外に展開が想像できそうなのが要因か。今後の話の展開に期待したい。

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    投稿日: 2013.03.23
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    読み進めていくごとにどんどん怖くなっていった・・・。 夜中に読んで後悔しつつ、でも続きが気になって止まらないと言う無間地獄。 貴志先生は青の炎しか読んだことなかったから、勝手に推理小説の人だと思い込んでいた自分を、今なら殴り飛ばしてやりたい。

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    投稿日: 2013.03.19
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    虫や化け物の記述が多すぎて、若干読みづらい。ストーリーテラーと言われるように、内容はSF世界にどんどん引き込まれるので良かったが、アニメの方が見やすかったかも。

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    投稿日: 2013.03.17
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    内容はどうであれ、とりあえず貴志氏の幅広さには感服。 ロボチック一色なSFとは異なり、様々な時代がmixされたアンバランスさが絶妙。 「人間VSバケネズミ」に関しては、どうしても人間目線で最初は見ていたが、どうやら「人間=正義」の構図ではないと勝手に解釈してより楽しめた。(バケネズミ=正義でもないけどw) まー、「バケモノVSバケモノ」の争いを第三者目線で読んだ感じかな。 非常に残念なのは、ストーリーテラーが過去の出来事を綴る=死なない前提なので、ハラハラ感は50%減。 何かしらのドンデン返しでもあれば完璧だったのになー

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    投稿日: 2013.03.12
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    作られた世界、見せかけの平和の中で 人類の隠された黒歴史を知ってしまったがゆえに運命を翻弄される子供達の冒険活劇。 1000年後の未来でありながら豊かな自然と日本の原風景が広がる神栖66町。 人類は『呪力』という強大な力を手にいれた代償に小さなコミュニティーの中で自らを徹底的に管理することを余儀無くされていた。 そして子供達は何も知らずに無邪気に呪力を磨き競い合っていた。 細かく設定された世界観は複雑ながらも読み進めていくうちに自然と頭に入ってきます。 独自の生態系を形成する不思議な動物たちが登場する上巻。 若干のホラー要素を交えつつ、主人公の早季達が世界の真実を知ってしまうまでが描かれます。

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    投稿日: 2013.03.11
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    気持ち悪いハリーポッターみたい! そんな印象をもちました。 いつの時代をえがいているものか見当がつきません 前半書かれていた怖さの象徴のようなものが、まだ登場していません 上中下と3巻あるので、敷かれた伏線がこれからどう展開していくのかが楽しみです しかし、この作者 蟲好きだなー 前回よんだのが天使の囀りだから、余計にそう思います

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    投稿日: 2013.03.06
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    1000年後(だったかな?)の日本を舞台にしたSFファンタジー。人々は呪力が使える状態となり食物連鎖の頂点に…。 哲学や科学、生物分野に関わる調査を丹念にしたんだな~という印象で、面白い思想も含まれていました。 最初に設定を掴むのに苦労をしたけど、波に乗ればサクサク読めました。 アニメ化していると聞いてやっぱりか、と思いました。笑

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    投稿日: 2013.03.06
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    貴志祐介を堪能した1冊です。黒い家からずっと読んできていますが、はずれがなくて、いつも充実した時間の過ごせる作家の1人です。近未来の世界が舞台となっていて、アマゾンの紹介ではピンと来ないのですが、読み出すと上・下、2冊では足りない位の内容・満足度です。ぜひ、この世界を共有したいと思う一品ですね。

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    投稿日: 2013.02.28