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新世界より(上)
新世界より(上)
貴志祐介/講談社
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総合評価

786件)
4.0
253
267
165
29
9
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    設定が少し複雑だけど、一回波に乗ればすらすら読み進めることができた。まさに序章という感じで本当に話が始まるのは中巻かららしい。

    0
    投稿日: 2012.09.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白いという数人の感想から読んだ作品。 テンポよく一気に読める作品なので、楽しく読めた。 全体の構成もしっかりされたファンタジーなので、作者の初めて読む作品としても、ファンの方も楽しめるとして思います。 ただ、私が作者の「黒い家」「青い炎」のみを読んでいたので、この作者がまさかのファンタジーだったので、ギャップがありすぎて、面白かったーと!諸手を上げては感想が持てなかったです。 具体的には、もっと、この作者が書くのだから人間同士の話かと思っていたところにバケネズミという人間ではないものが出てきて、ええっ…と、なってしまったのが原因。 人間同士の話だとオチがなかなか読めないという楽しみかあるのに対してバケネズミならばオチがある程度予測できたので、意外性がなかった。 唯一バケネズミの本当の正体が最後に書かれた時点で人間同士の話ではあったけれども…というモヤモヤ感が残った。 そんな感じがずっと付きまとってしまいました。

    0
    投稿日: 2012.09.05
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    主人公の早季が今から千年後の日本で起こった少女時代の出来事を手記にしている、という体裁でストーリー展開される。これはいつの時代の人に向けて書いているのだろうか? やたらと千年前の祖先を気にしているようだけど、あとの巻で意味がわかるのかな? 地理的には現代の東京23区あたりを中心にしているようだが、ファンタジーものなので、出てくる生物や施設等が悉く現代のものとは異なるので、この世界観に少し慣れる必要がある。 過去に人類は過度の進化を遂げようとして、自滅的荒廃を経験したあとの新たに構築された世界。 ただし、この著者だけにミステリー要素がところどころに散りばめられている予感。 後半の化物(?) との戦いから、冒険物的ストーリになってきて面白くなってきた。中巻へと続く。

    0
    投稿日: 2012.09.04
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    貴志祐介って、こんなんも書くんだなー! ファンタジーモノの傑作に出会った感動を堪能できる一冊。 中、下巻が楽しみでしょうがない。

    0
    投稿日: 2012.08.24
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    高野和明さんの「ジェノサイド」を読んでる時も思ったが、同族でここまで殺しあう種族は人間ぐらいなのかなぁとしみじみ感じさせられた。そして、同じ種族でさえ、戦争という名目があれば、簡単に人を殺せる人間が、他の生き物のことを考えられるはずがないのでは、とも感じさせる作品だった。 世界観を構成している呪力というものは、個人的にはかなり好きなジャンルなので、ノンストップで上中下巻を読みきれた作品だった。

    0
    投稿日: 2012.08.19
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    私SFは苦手なんですが、めちゃくちゃ面白いです。 まだ上巻なので主にこの世界を理解する感じですが、読み出してすぐにハマっていきました。 1000年後の世界・呪力を持つ人々・バケネズミ等々、確かにSFなんですが私でもスーっと理解できました。1000年後とは言え、日本の話なので理解しやすいのかもしれません。

    0
    投稿日: 2012.08.17
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    ただのファンタジー小説と思う事なかれ。 冒頭は、語り口調で始まるのでリアルタイムで進行していくお話ではないのかぁーと落胆もしましたが、読んでいく内にそんな事も忘れて引き込まれます。 話の背景や生き物の詳細、設定や世界観など細かく書かれておりちゃんと作者が調べて考えて書いた小説なんだと思わせる面白い小説です。

    0
    投稿日: 2012.08.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    友人から勧められて読んだのですが、 「『新世界より』って聞くとドヴォルザークがまず思い浮かぶよね」 と僕が言うと 「今のとこ出てきてないから関係無さそうよ?(下巻当時)」 と言ってたのに、 速攻で『家路』が出てきた時に吹いたのはきっと僕だけですねw というわけで、そこから終始『新世界より』を流しながら読みました。 結論的には中盤以降の引き込みにグッときましたね。 異能関連は設定に凝るとその説明の冗長さに辟易したり、 適当さにイライラしたりすることがありますが、 この作品は考え想像する楽しみがありつつ、 筋の通った設定に好感が持てました。 ではこっからはネタバレ含みつつ現時点の考察メモなので、未読者 や興味の無い方はリターンでどうぞ。 で、当初はアリシぜーションの様なVR世界を疑ってた(まだ可能性は捨ててないw)のですが、家康の政策が2000年前なら単純に今から1500年ほど未来のお話のようですね。 もちろん明かされている情報がどこまで正確なのかにもよりますが、きっとあの図書館の情報は信用性高い…のかな? ・PKによる人類滅亡を防ぐために生まれた教育制度の枷   これについての情報が一番VRを疑う要素なんですよね。   例えば虫に刺されることすらない完璧な箱庭。   例えば存在がいつの間にか消え、記憶からも消えてしまう子供。   例えばオーガニズムによるストレス値軽減。   例えばルールを破ることに対する畏怖。   色々と縛りが強すぎる気がしますね。   結界みたいな注連縄の存在はPKと科学だけじゃ説明がつかない。   それとももっと他に異能もしくは超科学の情報が伏せられてるのか? ・バケネズミの存在   人間に近しい知能を持ち、人間を神様と慕う生き物。   ただ、人間の子供たちと違って明らかに悪意の持ち合わせを感じます。   しかも古代人類の縮図っぽく見えるのは狙いでしょうか?   神の存在に畏怖しつつもその力を手にしたい、利用したいという人間の醜い   欲望に共通するものを感じます。   というかここの話ちょっと長すぎですよねwまだ終わってないし。 ・悪鬼と業魔   ミノシロモドキの明かした話は途中でとまってしまいましたが、   序盤の悪鬼と業魔のおとぎ話と、祭りの話を総合すると、   恐らく悪鬼はPKの力に魅せられ、力に溺れてしまった人間と推測。   暗黒時代の皇帝だっけかの人たちもそれに当たるのでしょう。   破壊衝動を理性でコントロールできず、むしろ愉悦を感じる、   喜んで人々を殺せるほど狂ってしまった存在。   そして業魔は恐らくその力の重さに耐えられないもしくは、   コントロールできない能力者なのではないでしょうか?   触れ合う全てのものを傷つけてしまう事に苦悩し、   自ら死を選んでしまうような存在なのかなと。   この二つの存在は能力者なら誰しもが可能性を秘める、   そんな存在なのではないでしょうか?   だからこその箱庭教育、能力規制…かな? まあ、まだ上巻ですし。次読もう。

    0
    投稿日: 2012.08.08
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    ファンタジーなのかSFなのかわからんですが、結構好みでした。 NHKのジーンダイバーを思い出しました。

    0
    投稿日: 2012.08.08
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    飛行機での暇つぶしに空港で購入。 最初は「呪術?」って少しなえたし、バケネズミとの絡みが長くてどこに向かうのか分からなくてこのまま中と下を買うか迷ったけど、他のレビューで「下まで読むべし!」っていうのが多かったから、その後下まで読了。 結果・・・読んでよかった!

    0
    投稿日: 2012.08.03
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    最初退屈だなと思う個所があったが、いつの間にか引き込まれて夢中になった。少し冗長かなと思うところもあるが、ディテールにこだわることで醸成される雰囲気もあるので良いのかも。

    0
    投稿日: 2012.07.25
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    おもしろかった! 続きが気になって一気読み。架空であるはずの生き物がすごくリアルで不気味で、でも愛嬌があって興味深い。 自分を「特別」だと知ってしまっている人間は傲慢だなぁ 中巻も期待!

    0
    投稿日: 2012.07.25
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    現在の人類が滅びて1000年後の世界。とても平和な世界。 大人達は全員呪力を使用することができる。 だが実は一定の年齢に達しても呪力を身につけることができなかった子供は処分されていた。 また、呪力で人を攻撃する危険性のある子供も処分されていた。 平和な世界は大人による徹底した子供の管理を実施することで保たれていたのだ。 そんな大人達の管理にもほころびが出始める。 主人公の渡辺 早季とその友人たちが町の秘密に触れてしまった。 それから、大人達が恐れていた事態が発生する。 上巻は世界観の説明が主。エピソードの一つ一つが世界観を表しているように感じた。

    0
    投稿日: 2012.07.16
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    貴志祐介さんはやはりどこか狂気じみた才能の持ち主だ。 千年後の世界より、さらに千年後の同胞に向けられた語り。 超能力を持つ人間ばかりの集落、その人間を神と畏れ労働力として使われているバケネズミ、ミノシロや風船犬、カヤノスヅクリ等得体の知れない生物たち…この不気味な世界で何が起こるのか。伏線がはりめぐらされている気がする上巻、読了。

    4
    投稿日: 2012.07.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    SFは苦手なのだけど、これは面白い! ぐいぐい引き込まれて時間を忘れて読みふけってしまう。 やっぱ貴志祐介は天才だ。 アニメ化されるようなので期待したいところだけど、 自分の頭の中のイメージが壊れちゃうなあ。 少女間の性描写が「萌え~☆」ってかんじになりませんように(-人-) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 1000年後の利根川流域に存在する集落「神栖66町」で生まれ育った主人公・渡辺早紀が、 「ある事件の顛末」について手記を残す。 さらに1000年後の同胞に宛てて…。という形式。 1000年後の世界では、人間は呪力を使い、 不自然なほど豊かな自然の中で穏やかに暮らしている。 集落は「八丁標(はっちょうじめ)」と呼ばれる注連縄で囲まれ、 強力な結界で守られている。 八丁標の中には人間に有害な生物はいない。(蚊もいない) が、外には魑魅魍魎な世界が広がっている(と、子どもたちには教えられている) この時代の日本 ●日本には9つの集落が存在。 ●日本の人口は5~6万人。 ●交通網や通信網は無く、集落同士の往来はほとんどない。 ●貨幣経済ではなく、成功した共産主義みたいなかんじ。 ●水車で発電された電力は、公民館の拡声器から放送を流す時のみ利用される。 ●電気の代わりに呪力をつかう。 ●交通は水路の舟がメイン。 ●大人の半分が、子どもの教育関係に従事している。 教育システム ●小学校は全員同時に入学するが、卒業はバラバラ。  ポルターガイスト現象(祝霊)を起こせるようになると、卒業できる。  できない子ども(呪力の無い子)は処分される。  主人公は「和貴園」という小学校に通った。 ●ポルターガイスト(祝霊)を起こした子どもは、「清浄寺」という寺で  「成長の護摩」のイニシエーションを受ける。  そこで、自分の呪力をいったん封印し、新たに正しい精霊の呪力を授けられ、  自分だけのマントラを与えられる。  このマントラをとなえることで呪力を使える。 ● イニシエーションを受けた後は「全人学級」へ進学する。  ハリーポッターのホグワーツみたいなところで、ここで呪力の技を磨く。  20歳で卒業。  卒業後は呪力のレベルと本人の希望に応じて就職先が決まる。 人間の呪力によって、動物たちは奇妙に進化。 ●バケネズミ  人間の子どもくらいの大きさのげっ歯類で高度な知能を持ち、少しだけ日本語も話せる。  人間を「神」と崇める、従順な使役動物(人間の奴隷的存在)。  蟻のように、地下に巣を作り、コロニー単位で社会生活をおくっている。  群れの中に1匹だけメス(女王)がいて、その個体だけが出産できる。 ●ネコダマシ(不浄猫)  ライオンほどの大きさの猫。  社会不適合の烙印を押された子どもを処分する。 ●風船犬  危険を感じると体を膨らませる。  最終的に爆発して周囲の敵を殺す。 ●ミノシロ  ウミウシが巨大に進化したもの。 *ミノシロモドキ(ロボット)  昔の人間は、ミノシロに擬態させた「ミノシロモドキ」の中に、  過去出版された全ての書籍の内容を収めて、情報を守った。  旧国会図書館の移動式端末。 人間は「悪鬼」と「豪魔」を恐れている。 ●悪鬼  怒りの固まりみたいな、快楽殺人しちゃう化け物みたいな。 ●豪魔  業に取り憑かれた人間が「業魔化」すると  呪力をコントロールできなくなって、周囲の者を巻き添えにしていく。 歴史(上巻真ん中へん ミノシロモドキによる解説) ●西暦2011年に、学術的に本物とされる超能力者が発見されて以降、  超能力を身につけた人間が続々と増えていった。  最終的に全人口の0.3%まで増加。 ●超能力者による強姦殺人事件が続き、  一気に魔女狩り的な超能力者排斥運動が起った。 ●排斥運動が強まると、超能力者たちは身を守るべくテロ行為をしかけるようになる。  やがて大規模な戦いへと広がっていく。  この戦いを経験する事で超能力者の力は飛躍的に進化した。 ●核兵器をしのぐ力を手にした超能力者たちによって、  地球上の全ての国のシステムが崩壊。  それまでの文明(先史文明と呼ばれる)は完全にリセットされた。  その後500年にわたり暗黒時代が続く。 ●人口が激減したことで、4つのグループが独立して存在するようになった。  1、少数の超能力者が多数の一般人を支配する「奴隷王朝」(悪政により自滅)  2、山野に隠れ住む、非超能力者の狩猟民集団  3、超能力による襲撃と殺戮を繰り返す略奪者グループ(自滅)  4、先史文明の遺産を維持して、細々と文明を継承してきた超能力者たちの集団 ●500年続いた奴隷王朝グループが自滅した後、  文明継承グループが立ち上がって世界をまとめていく。  この物語に出てくる人間たちはみんなこのグループの子孫にあたる。 ●進化した超能力は、1人の力で世界中を破壊できるほどになっている。  絶対に人間同士が争わないような仕組みを作る必要があった。  試行錯誤の末、遺伝子操作により人間に攻撃抑制と愧死機構を組み入れることになった。  狼のように、殺傷能力の高い社会性動物が  同種間攻撃を避けるために持っている本能的機構が「攻撃抑制」。  人間が人間を攻撃すると、自分の腎臓と甲状腺の機能を停止して警告発作をおこす、  実際に殺害した場合は低カルシウム血症、カリウム濃度の上昇で心停止を起こし、自分自身も死に至る  これが「愧死機構」。  それでも暴走する人間が現れてしまうことがある。  それが「業魔」「悪鬼」と呼ばれる者たち。  だから、あらかじめ凶暴化しそうな人間は呪力が弱いうちに排除するべく、  子どもたちを徹底的に管理する社会システムになった。  17歳になるまで人権も与えられない。  凶暴化の恐れがある子どもは、不浄猫によって処分される。

    0
    投稿日: 2012.07.14
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    ひさびさに、この作家さんを読みました!やっぱり好きな作家さんだけあって、最後まで楽しく読めました♪なかなか、設定もよく出来ていて、上中下巻と長い話ですが、一気に読み通せました♪ トップレベルの作品と比べると、ちょっと光るもの(ドキドキ感とか、どんでん返し感とか)は、足りないかもですが、良い作品だと思います。

    0
    投稿日: 2012.07.14
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    世界設定にぐぐっと引き込まれました。 謎の生き物や呪力などなど。 ファンタジーな要素がふんだんに含まれているのがよかったです。 上巻はまだまだ導入部分ですが早く続きを読みたいと 思わせてくれる作品です。

    0
    投稿日: 2012.07.12
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    貴志祐介というだけで読み始めました。 が、予備知識なしで読んだので結構苦手な分野だったことにがっくり。 前半は、無理矢理頑張って読んでました。 中盤からだんだん面白くなってきて、後半は一気に読みました。 次は中巻です。

    0
    投稿日: 2012.07.11
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    とてもよく練られた世界観に圧倒される。 展開が気になってどんどん読みました。 ただ、グロい。グロいよ。

    0
    投稿日: 2012.07.03
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    ほんとに新しい世界。未来の話なのに前近代的な環境なのがまたよい。細部までよく作り込みされてて電車で流し読みするには勿体ない。そのうち再読しようと思う。

    0
    投稿日: 2012.07.02
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    現在の人知を超えた能力を駆使する、未来の日本を描いたSF小説 第1編。 まるで古き良き時代の、目を閉じれば鬱蒼と生い茂った草が一面に広がる田園風景が見渡せるような描写の世界観です。そこに生きている、ごく普通の日本人。家庭、学校、友達同士の何気ない日常。 しかし、今、私たちが生きている世界とは、似て非なるものがあり、その一つが、オカルトチックな世界観が、この世界では日常であり、それが人生の中でも大きなウェイトを占めていること。私たちが生きている世界とあまりにもかけ離れている動物が闊歩していること。そして。個人差はあれ、そこに生きる人たちは超能力が使える、ということ。その能力は、子供の頃には抑圧的ともいえるくらいに管理され、また、生活圏内や、触れる対象、知ることが出来る対象も、同じくらい抑圧的に管理される。まるで、決して目に触れられてはいけないと言わんばかりに… しかし、この本を読み進めていくにつれて、私たちが生きる世界のパラレル・ワールドのようなSF世界なのかな、と思いきや、その描写の仕方がどうもしっくり来ない。自分の中に入ってこないし、イメージが掴めない。 現実世界との境界線が、ボヤーッとしたような世界観で物事が進むのかと思ったら、いきなり現実世界に戻されたようなくっきりした描写が登場したり、主要な子供たちの関係は分かるものの、それを取り巻く大人たちの関係性が全くと言っていいほど掴めない。まるで、大人たちの存在そのものが、隠されているような感じがして、靄のかかった状態で読み進まざるを得ない感覚になっています。 推理小説ではありませんが、世界観ミステリー、といった感じでしょうか? 曖昧な描写で終始進むのかと思ったら、いきなりくっきりとした輪郭が、しかもSFなだけに常軌を逸した想像力を駆使せざるを得ず、ちょっと読了感がすっきりしませんでした。 読み進めれば、そんな描写をした、という意図が分かるのでしょうか? とにかく、この小説の世界は、『真実を隠し、子供たちを穢れから守る』という意思が伝わってきますが、それを、オブラートに包み切れていない、というよりむしろ、隠し通す手法のわざとらしさが伝わってくるのです。 作品全体の面白さは、全て読み通すことで分かりますので何とも言えませんが、現状では、何とも評価しがたい状態になっています。

    0
    投稿日: 2012.06.28
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    文庫化待ってましたー( ´ω`) 二番目くらいに好きな作家さんの。 今、ちょうど月9で何作かがドラマになってるけど、あそこに入ってる話のイメージから読むとちょっとつらい…。 【天使の囀り】にあったようなグロさがパワーアップしてる感じ、かなりのw フィクションすぎて、自分の中のイメージをかなり固めながら読み進めないとつらいなこれは…( ´ω`)ということで続けて中巻も購入♪

    0
    投稿日: 2012.06.24
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    [BOOKデータベースより] 1000年後の日本。豊かな自然に抱かれた集落、神栖66町には純粋無垢な子どもたちの歓声が響く。周囲を注連縄で囲まれたこの町には、外から穢れが侵入することはない。「神の力」を得るに至った人類が手にした平和。念動力の技を磨く子どもたちは野心と希望に燃えていた…隠された先史文明の一端を知るまでは。

    0
    投稿日: 2012.06.22
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    帯の煽りで、もっと禍々しい感じの話なのかと思ったけど、意外とそうでも無かったのはまだ上巻だからか。 それでも、未知の生物の描写が想像力を掻き立てられ、大変気持ち悪かった。 いきなり超展開のバトルで若干戸惑ったけど、血生臭い展開になってきたので次に期待。

    0
    投稿日: 2012.06.21
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    初めて読む作家さん。まだ読み始めで話がどんな風に進むのか予想がつかない。ファンタジー?レビュー見るとSFなのかな。どちらにしても、違う世界の話好き。

    0
    投稿日: 2012.06.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【読了】 物語の設定は真言(マントラ)等の仏教的要素はありますが、 割とそういうのは好きだったし、どこかぼんやりとしているが世界観もよく作りこまれているで、すぐのめり込めた。 終盤の悪鬼からの逃走場面は本当にハラハラさせられた。 追いつめられる場面の描写は上手いなあといつも思う。 最後も多少疑問点はあるものの、きれいに終わっている。 分量は多いが、気にならないくらいサクサク読めるのでオススメ。

    0
    投稿日: 2012.06.18
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    よくある超能力ものではあるのですが、どんどん物語の世界に引き込まれていきます。この上巻の時点ではまだまだ謎だらけなので、どんな風に話が展開していくのか期待が膨らみます。 この作品が初貴志作品なのですが、ミステリーやホラーの要素も併せ持った一級のエンターテインメント小説になっていると思います。

    0
    投稿日: 2012.06.17
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    1000年後の日本が舞台。 そこでは人々はサイコ・キネシスという神の力を手に入れていた。 まさに理想郷と呼べるような世界。 前半はそんな理想郷での生活の紹介が続く。 しかし、学校の課題で八丁標の結界の外に行き、 子供たちは偽りの神と自分たちの知る歴史ではない真実を 小型図書館端末ロボット「ミノシロモドキ」との出会いで知ってしまう。 21世紀前半、現代の我々の時代で起きた超能力者誕生による 能力者と非能力者との争い、そして破滅へと向かっていった事実。 それは子供達にとって重く、そして自分たちの純真さを否定された 無情とも呼べる真実であった。 このミノシロモドキとの出会いまでは少し退屈な展開が続いたが、 これ以降のバケネズミたちの抗争に巻き込まれていく展開など、 段々と目が離せなくなってくる。 呪力という現実離れした能力が核となっているが、 人類が起こした混沌とした歴史には、はっきりと通ずるものがある。 自ずと破滅へと導くものは人間という化け物なのだろう。

    0
    投稿日: 2012.06.14
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    文庫で上・中・下巻。いずれも400頁超。最終巻に至っては、560頁。 マジで長い。 でも、長さに匹敵するだけの面白さがあります。 というか、途中からは怖すぎて、早く結末まで行ってしまいたいと、 ページをめくる手がとめられませんでした。 気がついたら朝だったという体験は、本当に久しぶり。 「人」とはなんなのか?「秩序」とは?「安全」とは?「正義」とは? つきつけられた矛盾から、考えずにはいられない。 そんな私を無視して、物語は進んでいく。 立ち止まることを許さない。 読み終わって二日経っても、折に触れては、 欠片がよみがえってきて、思考を奪っていきます。 劇薬、でした。

    0
    投稿日: 2012.06.06
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    始めは、舞台設定や出てくるものの把握にちょっと苦労した。 また、ちょっとまったり気味でたらたら読んでしまったが、そうして展開されていた話が後でつながっていく様は見事だなと思った。

    0
    投稿日: 2012.06.03
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    今から千年後の日本が舞台という貴志先生の初めてのSFというジャンル。私はSFは苦手ですが、「貴志先生なら!」と読んでみました。さすがです。時代が時代なので、かなりの想像力を要しますが、面白さは抜群でした。

    0
    投稿日: 2012.05.17
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    世界観がすごくしっかりしていて、 とても楽しめました。 続きが気になって止まらない!徹夜で読みました。 今よりずーっと未来でも今とあまり変わらない景色なのかもしれませんね。

    0
    投稿日: 2012.05.16
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    SFものに初めて手を出してみたけどいきなりアタリを引いているかも。 面白いです。 伏線がばらまかれていて続きが気になるので早速中巻へ。

    0
    投稿日: 2012.05.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初めて読んだ貴志祐介のSF小説。 SF自体相当久しぶり(学生時代以来!?)で“入り込めるかどうか”が不安でしたが、そんな心配は無用。 上巻まで読み切った段階で、すでに中・下巻の購入を決めていました。 現代から1000年後、皆が皆サイコキネシスを持つ世界の話。 想像力をフルに働かせて楽しんでみましょう。

    0
    投稿日: 2012.05.11
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    友人に薦められた1冊。超能力が当たり前に存在する世界で当たり前のように生活をしてる主人公たちがある秘密を知ってしまい…という話。一難去って感がはんぱなく、心臓に悪い。 随所に違和感があるが、その原因が予想の斜め上をいってることが多々ある。先が読めず、中、下と展開が気になる。 というか、これアニメ化できるの?いろんな意味で。

    0
    投稿日: 2012.04.16
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    正直まだ判断がつきません。上巻は主にミノシロとバケネズミの話で終わったw まさかのサイキックネタですが、裏がありそうな気はしてます。時代は未来だけど、一周してまた戻ったみたいな雰囲気の世界観。戦後の昭和っぽいイメージがあります。日本家屋、舗装されてない道路、みたいな。 最後の方はバケネズミの争いに巻き込まれて翻弄されながらなんとか逃げる道を探してるというところで終わり、正直まだ入り込めてないので判断がつかないのです。世界観が独特でそれゆえに説明が長くなりすぎ、みたいな上巻でした。

    0
    投稿日: 2012.04.03
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    コレ二回目。 小説で二回以上読んだのは「不夜城」以来。 ボリューム感が凄いけど、その世界観に圧倒される。SFは現実との矛盾を放ったらかしにすると途端にチープになるととおもうんだが、コレはその矛盾に焦点を当てて最後までこの世界を説明しようと足掻く。もちろん非現実的なんだが、もっとこの世界を知りたい!と思わせる。凄い本です。

    0
    投稿日: 2012.03.31
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    取っ掛かりはすごく読みづらい。ただ、我慢して上巻半分ぐらいまで読んで、世界の全容が見え始めると、一気に面白くなってくる。 次々に状況が変わる緊迫感。スピード感。 設定がすごく特殊なので、合わない人には合わない話だとは思いますが、是非、上巻最後まで読む事をお勧めします。

    0
    投稿日: 2012.03.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ホラー作品で有名な貴志祐介のミステリー。 ミステリーというよりもSFやファンタジーの色合いが強い。 超常的な力を持った人間たちのみで構成される集落は 全てが異常なほどに管理されていた。 主人公の少女の目線を通して 世界の成り立ちや謎に迫っていくというストーリー。 その一つ一つの設定に説得力があるのが魅力的。 世界の真実にたどり着く唯一の存在である主人公に それに至るまでの伏線がばら撒かれているため違和感がない。 この作家の作品は設定が練りこまれているからかなり好み。 なんとなく最近の日本を風刺しているのかなと思ったり。 弱者が保護されすぎることにより強者との立場が逆転するところとか 自己と他者の認識の差により悲劇が生み出されるところとか。 過剰な弱者救済措置や外国人の権利拡大で疲弊してる日本を 皮肉っているのかなと思ったりするんですが流石に考えすぎかもな。

    0
    投稿日: 2012.03.10
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    ★上中下巻のレビューになります★ まさに絶品!のファンタジー小説。 ファンタジーに興味が無い方でも自信を持ってオススメできる。 今から約1000年後の日本。 どこか、本当にそうなってしまうのでは?と思わされるような世界観の作りこみ。 大人たちが作った決まりごとに守られ、ゆったりと過ごす少年少女たち。 魔力を学び、現代では考えられない奇異な生物がたくさん。 牧歌的な情景から、だんだんと不穏な匂いがしてくるあたりからスピードが増してくる。 前半、呪力や架空の生物の情景で時間を取られ、頭を非常に使う。 しかし、後半は怒涛の追い込み。 一気呵成に3冊読み切ることができると思う。

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    投稿日: 2012.03.08
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    呪力と呼ばれる超能力が支配する1,000年後の世界。 SFでビックリした。 主人公による手記形式の導入部分だが、いたる所に今後とんでも無いことが起こりそうな盛り上げぶりだが、どうしても世界観の説明が多いのでちょっと疲れる。 中巻以降に否が応でも期待する。

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    投稿日: 2012.03.04
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    前半はきつかった。だらだら状況説明ばかりで次巻はナシか?と思ったが後半面白くなってきた。中巻に期待!!

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    投稿日: 2012.03.03
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    ちょうど震災があった時に読んだから、直接的ではないけれど、 自分たちの生きているこの世界もいずれはこんな風になっていくのではという未来を想像させて身震いした。 フィクションだけれども引き込まれていって先が気になって仕方なかった。

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    投稿日: 2012.02.28
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    (※上・中・下あわせてのレビューです) 2008年1月に単行本で出版されたものの文庫化。 呪術を操ることができる人間と、その人間の周辺で育まれた異様で奇怪な生態系。 少年・少女(後半では成年に達しているが)たちが発見した綻びは、はるか1000年前に滅んだ先史時代と現在の世界を図らずもリンクさせる。 SFにして、冒険活劇である。 そして、3巻で1500頁の大部ながら、一気呵成に読ませる面白さがある。 だいぶ方向性は違うが、村上春樹の『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』のような。ただ、文章表現の巧みさという点ではやや点を引かざるをえない。(本書にかんしてはそれは特に重要な点ではないが) 作者の想像力、世界観の作り込みには恐れ入る。 2008年、第29回日本SF大賞受賞作品。

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    投稿日: 2012.02.25
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    読み始めてすぐに、これはデジャヴュか、と感じ、『わたしを話さないで』(カズオ・イシグロ)の世界に思いが巡ったものの、独特の和風世界にすぐに引き込まれ、あっという間に上巻読了。 この後、五人はどうなるのか…。

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    投稿日: 2012.02.23
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    大人用のダーク・ファンタジーとでも言うのでしょうか。 1000年後、人々は超能力を持ち、今とは異なる生物に囲まれ、新たな文化を持ち生活をしています。 設定がしっかりしているため、固有名詞など細かい説明もたくさんあり、最初は読むのがもどかしいですが… 大変面白いです。 久々に夜更かしして読みました。 上巻では(中、下巻と続く)主人公の子供たちがこの世界の成り立ちを知ってしまったり、バケネズミの戦争に巻き込まれたりと、エンジンがかかり始めたところです。 まだまだ伏線がたくさんあるので、楽しませてもらえそうです。

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    投稿日: 2012.02.20
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    貴志雄介さんの作品を初めて読んだ。まず感じたのはSFって苦手だなってこと。伊坂幸太郎さんぐらいの現実とSFとの境界線程度ならついていけるんだけど、「呪力」っていうアメリカドラマみたいな現実の中にSF要素が組み込まれているのはどこか違和感を感じてしまう。 けど読んだ。上中下全て読んだ。 ミステリーとしては面白いんだけど、先がどうなるのかっていうワクワクさはどこか(何か)足りなくて、今の世界の行く末へとしての寓話的な話と捉えてもどこか(何か)足りなくて、結局単純なミステリー作品としてしか感じられなかったのが残念だった。日本以外はどうなってたの?何となく現世界に対する批判的な要素をもっと組み込んでほしかったかなと。

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    投稿日: 2012.02.12
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    ナルニアとかロードオブザリングとかの壮大なファンタジー作品みたいな情景が見えてくるけど内容はキングダムハーツと漂流日記を合わせたみたいなかんじ。実に複合施設ね。

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    投稿日: 2012.02.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この本は、主人公である渡辺早季が「一連の事件の顛末」を記した本である。 その事件とは何なのか、何を彼女は危惧しているのか。 初めを読んだだけではまだ何も分からない。 彼女の記録は、まずは幼少時代に遡る。 彼女の子供の頃の話を聞けば聞くほど、私たちの世界とは全く違うことが感じられる。 まず、彼女達は「呪力」と呼ばれる力を持っている。 呪力、神の力、念動力、サイコキネシス。 彼女の世界では皆がこの力を持っている。 そして彼女が住む集落は、とても美しい自然に囲まれている。 一昔前の日本のような、豊かな自然だ。 ただ、不思議なことに、人を害する生き物は全くいない。虫一匹さえも。 まるで箱庭のように完璧な世界。完全な世界である故の違和感。 子供達は、何も疑うことなくこの力を「神の力」と信じ、将来に希望を抱いていた。 しかし、ある日、信じていた根底が覆される事態が起きる。 早希、覚、瞬、真理亜、守の5人は、夏季キャンプでさらに奥地へ行ったが故に、 隠されていた歴史の一端を知ることとなる。 そこで、読んでいる私たちにもようやく、何故このような世界ができたのか、語られることになる。 この世界は、私たちの時代から1000年後の世界だった。 私たちの時代は「先史文明」と呼ばれている。 そしてこの先史文明の終わり頃に、PK能力者が歴史上に現れる。 彼らは増えるにつれて、恐れた人間達から迫害され始める。 それはまるで、再び魔女狩りが始まったかのようだ。 先史文明が崩壊し、混沌とした時代が幕を開ける。 この1000年の歴史は、もしもPKが今後現れたら本当にこんな歴史になると思ってしまう。 それぐらい、現実味のある歴史だと感じた。 おそらく、今までの人間の戦いの歴史を踏襲しているからこそ、そう感じたのだろう。 念じるだけで人間を一瞬で殺せてしまう、PK能力。 この能力によって戦いが起こり、多くの人が死んだ。 そして、人類存続のために、この能力を人に対して使ったら本人も死ぬ「愧死機構」という枷を作り出した。 これを聞いた早希たちは、全てが理解できたわけではないだろう。 (瞬には全てが理解できたのかもしれないが) しかし、今まで信じていた根底が覆されたことは、理解してしまった。 この後、坊さんに捕まったと思ったら次はバケネズミに捕まり、 彼女達は生きるか死ぬかの状況へとなっていく。 この先どうなってしまうのか。 この世界観は本当に圧巻。かつ緻密。すごい。

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    投稿日: 2012.02.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    1000年後の日本。豊かな自然に抱かれた集落、神栖66町には純粋無垢な子供たちの声が響く。 『神の力』(念動力)を得るに至った人類が手にした平和。 結界が張られた町で過ごし、『神の力』の技を毎日磨く子供たちは平和に暮らしていた・・・・・・・隠された先史文明の一端を知るまでは。 本作品は上中下巻構成になっているが、上巻220P辺りで『ミノシロモドキ』という自走型アーカイブ図書館を発見するところから物語が急展開していきます。 長編ながら早い段階での物語の急展開、その後も息をつかせぬ展開であっという間に引き込まれていきます。

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    投稿日: 2012.02.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人間の力が増大したがゆえの果てしない歪み。 古風な世界観と、そこに垣間見える過去の文明(それは現実の現代社会の延長と考えられる)との対称性。豊富な生命体の描写による、醜悪と言ってよいほどのリアリティ。人間的な存在が放つ業の深さと、社会的関係の困難さ。 読んでいてかなり悍ましい印象を受けた。ただ、先が気になって仕方がなかったから一気に読破。上中下3巻。

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    投稿日: 2012.02.04
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    読まず嫌いでSFにはあまり興味がなかった為、あらすじを読む限りでは特に惹かれるものはなかったけれど、貴志祐介の「黒い家」が面白かったのと、評価の高さに圧されて購入。 上中下巻に渡る長編という点に憂鬱さすら感じながら読み始めたが、それは完全に杞憂に過ぎず、ページを捲る手が止まらなくなった。 舞台は今から1000年後、呪力の行使が当たり前となった日本。 そんな途方もない未来でありながら、自然豊かな風景描写にはどこか懐かしさすら感じられる。また、呪力が日常化している世界においても、子供たちの感性や会話の素朴さは現代と変わらない。そういった、現実離れしつつも読者を置いてきぼりにしない要素がふんだんにあしらわれているのがこの作品の妙味であり、SFに馴染みのない私でもすんなやのめり込めた所以だろう。

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    投稿日: 2012.02.03
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    読み始めた当初は「少年少女が主人公」「中世日本の長閑な農村風景」「呪力」「架空の生物」といった設定からファンタジーぽいのかな~ハリーポッターぽいのかな~と思っていました。 しかし、序盤が終わる辺りから世界観が見えてきまます。 景色がうっすらと拓けていくように、少しずつ明らかにされる物語は異質です。 現在私達が住んでいる「科学技術が高い社会」 その社会が「愚かしい」紛争によって絶滅しており、本書においては忌むべき「古代文明」として記録されています。 「現代日本」の風景は、まるで近代以前の農村を思わせる小さなコミュニティ単位の生活を成している。 そこには自動車、携帯電話、高層ビルも存在しない... 科学に代わって人々が「コントロール」するのは呪力.。 かなり悲惨な展開の中で主人公の強さという設定の物語。 でも、どちらかというとこれは話の流れ的に不可欠で、与えられた属性でテーマは人間の業の救いの無さにあるようにも読めます。 人間の心の中に潜んでいる善と悪。 そして、差別と排他的暴力について考えさせられました。 「破滅的な力の制御」「異端者をどう処遇するか」「支配・被支配の矛盾」など、社会派なテーマも感じさせられる作品です。 しかし、物語としてそこまで深く考えなくてもあっという間に読めてしまう作品でもあります。 青春、恋愛、友情、ミステリー・サスペンスなども盛り込まれています。 多少、血なまぐさい内容がありますが、そういったのが苦手な方でなければ楽しく読み終える事ができると思います。 時間を忘れて想像力は働かせて、どっぷり世界観に浸りたい方には特にオススメの作品です!

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    投稿日: 2012.01.22
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    この話の面白いところは禁を犯したことによってあることを知ってしまった主人公たちが、様々な出来事を得て大人になっていくというかなり長い期間をとった物語の展開にあります。 今と全く違う文化の日本、特殊な力という舞台設定、それらを使ったその展開は自分の想像の範疇の上を行っていて良い意味で期待を裏切ってくれました。 続きは↓で公開してます。 http://deepbluewill.blog122.fc2.com/blog-entry-206.html

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    投稿日: 2012.01.19
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    世界観がとてもよく練りこまれており、すごい。 ただ、ストーリーは先が読めてしまうところがあったのが残念。

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    投稿日: 2012.01.12
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    帯と、レビューの高さに惹かれて購入 SFとかファンタジーはあまり読まないし、読んでみても挫折してしまうことが多いからちょっと警戒しつつ上巻だけとりあえず買ってみることに 結果買ってよかった! 序盤は確かにこの世界の説明をしなきゃいけないし、なじまなきゃいけないので退屈と感じる方もいるかもしれないけど中盤からはぐんぐん読めます まぁでも私は序盤もそんなに退屈とは感じなかったです 悪鬼・業魔・バケネズミなど興味をひかれますし 全体としてはまだまだ序盤ですが、以降もすごく気になるので中・下巻はいっきに購入してきました

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    投稿日: 2012.01.11
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    初めて読む作者だったのでとりあえず上巻だけ買ってみた。 気づいたら中巻・下巻も買ってた。 作品の紹介 第29回日本SF大賞受賞作品      変わり果てた未来社会。「呪力」こと、念動力を獲得した子供たちは、野心と希望に燃えていた。それは自らが背負う闇に、全く無知であるが故の自由であった。

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    投稿日: 2012.01.09
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    貴志祐介作品のダークファンタジーは、あまり圏内ではなかったけれどこれははまった。梅原克文の「二重螺旋の悪魔」にはちょっと及ばないけど、SFとして申し分ない傑作。主人公が重松清の「きみの友だち」の恵美ちゃんとかぶる。

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    投稿日: 2012.01.08
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    なかなか読み応えあったけどほぼ一気読みしてしまった。終盤のハラハラドキドキな展開もおもしろかったけど。個人的には初〜中盤までの世界観の展開の巧みさに感動した。ここまで綿密に世界を構築していくのに一体どれほどの労力をかけたのか。野生の生物一つ一つのディテールや集落の慣習、決まりなどどれも事細かに考えられていて非常に読み応えがあった。 続き気になる~、あとで買ってこよ

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    投稿日: 2012.01.03
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    どんな結末にもっていくのか読めない。 世界観に入って行くまでに少々の時間を要した。 が、テーマは興味深く、中下と読み進めようと思う動機付けは完璧。

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    投稿日: 2011.12.31
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    貴志祐介の「クリムゾンの迷宮」にハマった人にオススメ。上中下の3巻で前巻ハリポタ、中巻ナウシカ、下巻アキラといった感じ。前半がダルいけど、前巻の後半ぐらいからテンポがよくなり、あとは一気読み。6時間ぐらいで読めます。

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    投稿日: 2011.12.18
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    まだ上巻を読み終わったばかりであり、まだ中巻下巻は読んでいない状態でのレビュー。 他の方も書かれているように、中盤あたりから一気に引き込まれる。 しかし別に前半が退屈というわけではなく、私の場合はこの奇妙な世界について前半で色々説明されているところでも興味をそそられ楽しく読めた。 早い段階からそれぞれの個性を読者にイメージとして定着させられ、それぞれのキャラクターを快く受け入れられた。 なかでも主人公と覚のやりとりが読んでいて楽しかったし、このコンビが好きになった。 まだ多く謎は残されているし、とにかく今後どういう風に展開していくのか楽しみでならない。

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    投稿日: 2011.11.23
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    今から千年後の日本で人は呪力を持っているが、非常に閉ざされた世界で生活し、見えない力で支配されている世界。 何が本当で、何が正しいことなのか、生き物は全て平等なのか、などファンタジー系のハリーポッター的な要素がありながらも、結構考えてしまうストーリー。 普段は通勤時にしか本を読まないけど、久しぶりに家でも読んだ本。テンポも良いし、次がドンドン気になる感じが良い。

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    投稿日: 2011.11.21
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    勢いで読んでしまった。 千年ほど未来、呪力を使えるのが当たり前の世界。しかし主人公早希と友人たちが歴史的に隠された謎に気付いてしまう… 世界観が論理的に書いてあることでぐいぐい引き込まれる。 特に教育の歴史は見事な説明で、一つの教科書じゃないかと思ってしまった。 こういう特殊な環境をとことん考えられるSF作品は、他の本を読んでる時とは違う頭を使ってるのがよく分かっていい。思考実験ってこういうことかな。 様々な生物の漢字名に、カタカナルビが多かった。これには最初閉口したけれど、上巻を読み終わった今では見事に世界観を表してるなあと。 早く中巻を!読む!

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    投稿日: 2011.11.20
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    和製ハリーポッター的な感じかなと思っていたら、後半一気に引き込まれました。 綿密な背景設定とそこから一気に引き込む描写力はさすが。今後がすごく楽しみ。

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    投稿日: 2011.11.19
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    全く違う世界じゃなくて、かすかに日本の面影があるSFは面白いな。世界設定が独特で惹きつけられる。変わった生物達や仄暗い過去。 さすがはホラー作家さん、生の恐怖や疲労を描くのがうまい。 でも3冊もあるのだからもう少し伏線を隠してくれてもいいと思います。 純粋が保たれてる不自然さが徐々に明るみになるのがぞくぞくするのであって、3回くらいはっきりと「違和感を覚えた」って言われてもね。肉体的接触とか愧死機構のくだり位の流れがいい。 この密度であと2巻続いて欲しい。

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    投稿日: 2011.11.14
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    千年後の日本の生態系や倫理観を説明するための300ページは退屈だったがそこからは凄い 引き込まれる 統制された社会

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    投稿日: 2011.11.13
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    まだまだ全貌は見えないけど三冊中の一冊目としては面白い 中が読みたくなるのは間違いなし ただ性的描写が苦手な俺は少し苦手かも この苦手さを克服できればもうちょい純文学とかも読めるんやろうか とりあえず上巻のイメージはハリーポッターとグーニーズって感じかな

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    投稿日: 2011.11.11
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    もっと短く分かりやすく出来るだろってくらいに長くてダラダラ… こんだけ読むのが苦痛だった本は久しぶりだ(笑)

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    投稿日: 2011.11.05
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    SF的な設定が好きかも、と思わせてくれた小説。読みやすいし、漂う不気味な雰囲気にとても引き込まれた。中巻、下巻とどんどん面白くなっていく。

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    投稿日: 2011.10.31
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    不穏な空気をまとった訳ありげな独白から物語は始まり、冒頭から一気に 惹きこまれた。 千年後にしてはどこか田舎くさい町、当たり前のように存在している呪力、 しかしその社会も近々破滅するらしい。千年の間に何があって、これから 何が起きるのか。 『クリムゾンの迷宮』でも感じたことだけど、単なるファンタジーとは一線を画す 緻密な設定や、そこから作り出される重厚な世界観、その世界でもがく 登場人物の姿がありありと描かれていて面白い。 第二部から妙な展開になったけれど、これが何らかの布石になるのか、 早く次巻を読みたい。

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    投稿日: 2011.10.26
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    おもしろかった。 暴力性って案外大事なのかもしれない。人にいらいらすることはあっても、全部内に溜め込むのが常で、だから生き辛いのかなぁなんて思った。

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    投稿日: 2011.10.23
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    1000年後の日本が舞台。 貴志祐介のSFは初めて読んだけど、なかなか面白かった。ちょっと説明が多いかな。半分くらいの長さで同じくらいのクオリティのものが書けそうな気がする。

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    投稿日: 2011.10.20
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    1000年後の日本という設定だけど、決してSFとはいえない。 細部までの表現が本当に見事。憧憬が浮かんで、表面的じゃなくきちんと主人公の生きてる、僕たちの世界とはかけ離れた世界が目に浮かぶ。 最初はちょっと読みづらかったけど、気付くと引き込まれてて、長い話だけどどんどんぺージが進む。 日本版ハリーポッターみたいなもんかな、とファンタジー気分で読み進めてたけど、ミステリーというかSFというかホラーというか・・・。 病的に美しい日本(ユートピア)、という帯も気になった。 表現がうまい作品を好きな人にオススメです。

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    投稿日: 2011.10.18
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    SFと呼んでいいのか、ミステリと呼んでいいのか、伝奇でもあるしファンタジーでもあるような分類に非常に困る一冊。 貴志祐介さんのこれまでの小説のそれぞれの要素を含みつつSFというものに慣れていない人にも入りやすい作品。 ただ、一部エログロなところがあるので、そこに拒否反応がある人だとお気に召さないかも。

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    投稿日: 2011.10.11
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    2009年に読んだマイベスト作品。何年かぶりに寝食を惜しんで読んだ傑作です。 「黒い家」の印象から、貴志祐介=ホラー作家のイメージがあったが、それを良い意味でぶち壊してくれた作品です。 これ以降、貴志祐介のファンになりました。 どことなく悲しくて、どことなく不気味で、ただの近未来SFと思って読むと(これまた良い意味で)痛い目にあいます。 ぜひご一読を。

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    投稿日: 2011.10.10
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    世界観を把握するのにてこずる。 中盤からストーリーが走り出した。 文章はどこか浅く淡々としてるイメージだった。

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    投稿日: 2011.10.04
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    ストーリーがあまり好きになれず…。 描写が細かくて、個々のキャラクターの説明が多すぎて、メインのストーリーがよく分からなくなってきてしまったのかも。

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    投稿日: 2011.09.27
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    文庫本3巻というのは少し長いかも。 ただ、SFにはよくあるのだが、単に未来の物語を書いたのではなくて、人類の過去の汚辱の歴史を踏まえて書かれた物語である。

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    投稿日: 2011.09.25
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    この人、すげぇ!何でも書けるのですね…。というわけで、ホラーなイメージのあった著者の、SFです。黒い家が秀逸すぎて、忘れられなかったんだけど、もうこれが一番!なかなか長い話ですけどサクサク読めました。一巻あたり3時間くらい?このテの話だと、設定が長かったり登場人物が多かったり世界観がいまいちつかめなかったりして、なかなか読み進められないものだけどこれはいい意味でライトかつ内容は盛りだくさんで素敵すぎました。設定が複雑なのに分かりやすくて、しかも良くつくりこまれていて素晴らしかったです。ドキドキハラハラだけでなく、人間が生きることとは、犠牲が生まれることの意味は…など考えさせられるテーマがそこかしこにちりばめられてます。長さを感じさせない魅力、満点!

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    投稿日: 2011.09.24
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    今とはまったく別物の世界が、細かな時代や環境設定でどんどん作り上げられていって、この創造力はすごいと思った。 SFはあまり読まないので、私の乏しい想像力でついていくのは大変だったけれど、何だか訳が分からないうちにどんどん新しい世界に引き込まれていった。 予測できないことばかりで、この先まだ何が起こるのだろう・・・ 中巻を読むのが楽しみです。

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    投稿日: 2011.09.17
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    1000年後の日本。豊かな自然に囲まれた集落で、子供達は周囲を注連縄で囲まれた結界?の中で育ち、念動力を学校で磨いていく。主人公の回想録と、リアルタイムに進む過去の二つを交互に行き来しながら、知られざる過去が明らかになり、注連縄で囲まれた世界で育まれる教育の限界を思い知らされる物語。 少し冒険をしてしまう、周りの班とは違う行動をする主人公を中心とした子供達は、過去を知り、あるものは業魔になり、人とは別のバケネズミと呼ばれる生き物との関わりなどで物語が進んでいく。念動力をもってしまった未来の人類がいかにして、平和な世界を営んでいくかを課題として取り組んでいた1000年後の世界がリアリティをもって描かれているので面白い

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    投稿日: 2011.09.13
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    季節が少し秋めいて、ガッツリした本が読みたいなぁと思って、発売された時にはその厚さにおののいて買うのを控えていたこの本にする。 折りしも稲敷の工場への道すがらに読み始め、窓の外の利根川とその流域に広がる田畑丘陵に、神栖とは少し離れているとは言え、物語の中の自然が偲ばれる。 遥か遠い未来の日本、結界の中で呪力を操りながら人々が平和に暮らす世界。しかし、夏のキャンプで結界の外に出て前史の秘密をしまった子供らが、そこで出会ったものは…。 いや~、未来の平和な人々の暮らしと、暗転した外の世界でのサバイバル譚の描写が、まことしやかに出来すぎて、恰かもミノシロモドキの話に子供らが引き込まれたように、こちらも一気呵成に引き摺り込まれる。 初期のスター・ウォーズもかくやと思わすバケネズミとの戦いに漸くケリがついたかに見えながら、さて、はて、これからどうなるの…。中巻に続く。

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    投稿日: 2011.09.08
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    買ってすぐに2、3ページ読んだあと、ずっと存在を忘れていた本。 結果→めっちゃ面白かったです! こんな本格的なSFを読んだのは初めてだったので最初は現実と掛け離れた世界の構築が難しく感じました… でも、ミノシロモドキの当たりからは本に吸い込まれるように世界に浸り五感を使うことができました。 次もとってもたのしみ。 世界観も秀一ですが、ただおもしろいだけじゃなく、今の私達や社会に重なる部分もあってハッとしました

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    投稿日: 2011.09.04
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    世界観がしっかりしていて、のめり込んでしまいました。 後半グロテスクな雰囲気が出てきて少し抵抗がありましたが、やはりそれも必要な要素でありそうです。 あまりSFは読まないのですが内容が充実してて読みやすかったです

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    投稿日: 2011.09.03
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    日本SF大賞受賞作品。分厚い本だけど、いっきに読んだ。現代と微妙に繋がっている世界の構築が面白い。ホントは違う設定だけど、まるで原発事故が起きたあとのように思える。閉じられた世界で管理されて暮らす子供達、外では化け物の世界。

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    投稿日: 2011.09.03
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    (上)(中)(下)三巻まとめてのレビュー。時々、物語の描写力がすごすぎて「読む」という感覚を超えてしまう作品がありますが、その中の一つ。「新世界より」と言う小説を“観”て“聴い”た感じ。圧倒的な一つの音楽。こんな曲を演奏できるようになりたい、って思った。。。あ、内容は千年後の人間の物語。

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    投稿日: 2011.09.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ≪内容覚書≫ 現代文明が崩壊した後の世界。 呪力を手に入れた人間の社会。 その社会を守るために、さまざまにはりめぐらされたシステム。 そんな社会で、まだ何も知らない少女渡辺早季は、 友人達との冒険と友情にあふれた毎日を送っていた。 彼女の成長とともに、世界はめまぐるしく動いていく。 ≪感想≫ え、ファンタジー…?!と驚いた。 貴志氏がファンタジーを書くイメージがなかったので、 まずはその違和感との戦い。 そして、どんな世界なのかつかむまでが山場。 ある程度つかめてくれば、あとは一気に引き込まれる。 綿密な世界設定に、貴志氏らしさを感じられる。 いろいろ秘密がある世界で早季とその仲間が、 いったいどうなっていくのか、目が離せなかった。

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    投稿日: 2011.08.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    強烈な作品だった。 小説というのは、いい意味でさらっと読むものもあれば、 ちびちび読むものもあるし、まったりゆったり読むものもある。 けれど、この作品は、ずっぽりと深みにはまるように 読むことを読者に強いる作品だと思った。 ハマるというのとは、また少し違う、 もがけばもがくほど抜け出せない沼のような本だった。 いわゆる、ディストピアを描いた作品で、 1000年後の日本を舞台にしている。 その未来に至る過程、未来での社会構造、環境などが すごくよくできていて、その舞台設定の精緻さも 読みどころではあるんだけど、テーマはどんなに未来になっても、特殊な能力を持っていても変わらない、 人間という存在の闇・業について書かれていた。 取り憑かれたようにして、上中下巻を読み終わったあとに 深く心に残っているのは特殊な能力のことでも、 環境のことでも、グロテスクな生き物のことでもなく、 人間の心って何なんだろうということだった。 でもまあ、管理された社会なのは当然としても、 汚染された世界、文明が発達しているはずの未来において、 農業や漁業など第一次産業に人々が回帰する姿、 世界の孤立化・コミュニティ化など、ディストピアな世界観が ジョン・タイターが語った2036年と微妙に似通っていたりして、 面白かった。

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    投稿日: 2011.08.24
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    よく考えられているなと。 エンタメに分類してますがあえて言うならサイエンスホラー。 なんとなく池上永一の「シャングリラ」が思い浮かびました。 バケネズミと人間の戦いが今始まるという感じです。

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    投稿日: 2011.08.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    未来の世界の話を、更に先の未来にいる主人公が過去を振り返る形で語られる。読み始めにいろいろな違和感があるのだが、少しずつ解き明かされることになる。 例えば、この上巻では、主人公の女性とその同性の友だちが浜辺で、何故か裸で過ごしているシーンがある。何で裸でいなければならないのか、かなりの違和感を覚えたのだが、上巻の途中で早くもその理由が解き明かされる。個人的にはこれがけっこうな衝撃であった。 人為的に作られたとしか思えない、奇妙な生物たちも、妙にリアルに描写されており、想像しやすい。 ちょっと腑に落ちないのは、呪力の使用が無制限だということ。イメージに集中する必要があるので、脳にけっこうな負担がかかるということだが、エネルギー消費ということでは無限だという。ならばそのエネルギーはどこから来るのかというのがわからない。エネルギー保存の法則が成り立たないのではないかと。まあ、小説なのでそんなところを突っ込んでも仕方ないのだけど、それだけこの世界にのめり込めるということか。

    0
    投稿日: 2011.08.18
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    はらはらしますねー! おもった以上に面白かった。 ずっと気になっていたのを、やっと読むことができました。 あああ、上中下、まとめて購入するんだった…!

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    投稿日: 2011.08.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読み始めたときは、まず難しいと思いました。 自分の勉強不足もあって言葉が難しくて読めるか不安だったけど だんだんこの本の世界観に入り込んでしまい一気に読み終えました。 ミノシロモドキのあたりからは特に引き込まれました! この世界に至るまでの人類の争い、歴史。 知ってはいけないことが次々に明らかになっていきます。 中毒性がありでいい意味で“怖い”本です。

    0
    投稿日: 2011.08.17
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    最初退屈に思ったが、途中から夢中だった。この人の小説はトラウマメイカーだ。読み終わった後、かなり長いこと自分の中の答えを探して考え込んだ覚えがある。

    0
    投稿日: 2011.08.16
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    気分的にすごく夏休みなので(実際は明日も仕事ですが)、小中学生の頃みたいに現実味のない長めのSFとか読みたいな。と思って本屋をうろついていたところ遭遇。この著者の『黒い家』とか『天使の囀り』とか『青い炎』とか、そういや中学生のとき読んだな・・・と懐かしく思い、手に取りました。 現時点では、義務感で読んでます。面白く・・なるんだ・・・よね?と。SFはねー・・・どうしても世界の描写が長くなるからねー・・・ 歳をとるにつれ、そこでの想像力を湧かすことに熱中できなくなってきているのを感じます。 とりあえず中巻の「読ませる力」に期待。時間かけて読むだけの読後感がありそうかどうか、中巻の1/3ぐらいを読み終えた時点で、判断したいと思います。

    3
    投稿日: 2011.08.14
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    SF大賞受賞ということで、すごく期待して読み始めた。 最初がなかなかとっつきにくくて、世界の成り立ちを知るのに時間がかかる。 けれど、途中からどんどん止まらなくなってきた。

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    投稿日: 2011.08.13
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    この人の本は読みやすく面白い。 ど派手な感じの話ではないけど、 先が気になって読み進めてしまう。

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    投稿日: 2011.08.05
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    超能力を手に入れた人類の世界のお話です。一見豊かに暮らしているように見えますが、「知らぬが仏」ってこともあるんですね。すべてを知った上で、それでも人の営みは変わらない。読むたびにいろいろなことを考えさせられる作品です。

    0
    投稿日: 2011.08.03
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     『新世界より』(貴志祐介著,講談社,2011年)を一気に読み終えました。文庫本3冊分,上中下巻に分かれていましたが,あっという間でした。  今から千年後の,未来のお話です。しかし,現代の文明は様々な理由で滅亡し(滅亡の過程は物語の中で徐々に明らかにされます),残されたわずかな人々は科学文明に頼らない実に牧歌的な生活を営んでいます。電気もコンクリートも自動車もなく,千年後だというのに昔の日本のような暮らしぶりです。  この時代の人々は,全員「呪力」という超能力を持っています。また,千年後の世界は生物の進化が異常に促進されていて,現代には存在しない奇怪な生物の宝庫になっています。「バケネズミ」がその最たるもので,ある程度の知能を持つことから人間社会に服従させ,労働をさせています。この「呪力」「バケネズミ」が物語全体を貫くキーワードになっていて,なぜこのような人間・生物が生まれてきたのか,物語の中で次第に明らかにされていきます。  この舞台設定はすごく好きだったのですが,物語の中で大虐殺が次々に起こり,残虐な描写がこれでもかと続くので,正直辟易したことも否めません。それが作品のテーマと直結しているので,描写する必要はあったのでしょうが,少々過剰な気もします。映画化とかは不可能でしょう。  それにしても,千年後の世界が舞台という壮大な物語は最近見たことがなかったので,久々に楽しかったです。

    0
    投稿日: 2011.07.31
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    今日の世相に既視感を覚えて、以前読んだ今作を再読した。 懐かしい日本の原風景の中、こどもたちは全人学級に入学。超能力を使いこなすために。 改ざんされていく記憶。 人間に使役されるバケネズミたち。 町をぐるりと取り囲む八丁締め。 孤立した町で旧来の生活を営む人々。 何かがおかしい。 そこは嘘と恐怖と人間の罪深い欲によって作り上げられた究極の平和が支配する世界。 一人の生徒が消された。 記憶を改ざんされた人々はいつも通りの生活を営む。 まるでxなぞ初めから存在しなかったかのように。 そしてまた。 嘘で塗り固めた秩序。 その強固な扉がボロボロと崩れていくさまは、必然でもあり、知らなければ良かったと思わせる恐怖を含む。 その様は、安全神話が崩れ去る原子力ムラや 斜陽の米国、日本国を見ているかのようだ。 人間は果たして変われるのだろうか。

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    投稿日: 2011.07.30