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新世界より(上)
新世界より(上)
貴志祐介/講談社
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総合評価

772件)
4.0
248
264
160
28
9
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    正確には☆3.5、といったところ。ジャンルも、一応SFにしたけれど、エンタメサイコサスペンスとでも言った方が適切かもしれない。 正直、私はあんまりのめり込んで楽しめなかった。(もともと貴志祐介氏の作品はかなり初期のものが好きなので、昨今の作品は映画化された『悪の教典』含めあんまりピンとこない。)なのになぜ3.5かというと、ストーリー展開的には可もなく不可もなく、しかしこれだけの世界観を書ききった点に対する素直な賞賛から、というのが率直な感想だろうか。これだけ地ならしができていると、ある一定の層にはかなりウケるかもしれない、実際深夜枠でアニメ化もされたようだし。 日本の伝統的な民俗芸能が随所に残っているところと、それが、近代的呪力で構築された新たな社会と絶妙に絡み合っている点は確かに面白かった。新しい文化の創造に立ち会った気分というか。また、「生徒がいつのまにか消える」「ネコダマシを見た者は死ぬ」など、学校の怪談のような怖い噂が伏線のように張り巡らされていて、実はそれらが「現実の脅威」であることが判明していくくだりもゾクゾクわくわくする。 イマイチな点は、どうも各登場人物の内面が描き切れていなくて、なのに登場人物の感情面がストーリーの舵取りを担っているところ。読者が共感・納得できるところまで中身を書いてくれていないのに、展開のきっかけになるところはどれもそういった感情面がコトの発端なので、「は?なんでそんな馬鹿な判断しちゃうわけ?」と、疑問が残ってしまって素直にその後の展開が楽しめない。一人称の小説形式を取っているにも関わらず、その利点を生かしきれていない印象。主人公に対しても「なんなのアンタ?何がしたいの?」とツッコミを入れながら読んでしまう。子供の時と大人の時で書き分けも甘いし、キャラ立ちしないのだよな。 あとは、まぁこれだけ壮大な別世界を想定して書いているからある程度は仕方がないと思うのだけど、随所で話の持っていき方が強引というか、御都合主義的というか、これまた素直に納得できないまま先へ進んでしまうところが多くて、そこもだんだんストレスになってくる。(主人公一味が考えるようなことはそれ以前にも誰かが考えたことであろうし、それでも街が存続しているなら街に正当性があろうし、その歴史的背景も掴めない幼稚な連中が救世主になってしまうならあまりにもその街の政治や組織が脆弱だし…等々、色々矛盾点が出てくる。) 更に言うと、一応敵役であるバケネズミたちが、(設定上仕方ないのだけど)豚人間みたいな醜い容姿だとされているのだが、全編通してかなり登場してくる要のポジションのため、頭の中にずーっとその豚人間のイメージがつきまとって、ナチュラルに不快。場面を想像しないで読み進める人には問題ないかもしれないけど、割と自分なりのイメージを楽しみながら読書する人には不向きかも、ずーっと気持ち悪いから。 うーん、こうやって整理して書いてくると、やっぱ☆3つが正当な感想な気がするな。暗めのサイコゲーム好きな読者だったらもっと楽しめるかも。

    0
    投稿日: 2016.08.13
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    小説を読み慣れていないこの私に、こんな長編読めるのかな?と、上中下巻からなるボリュームに圧倒されたました。途中で読むのを挫折してしまうかも・・・と、心配していました。読む前は。 この小説、凄まじいです。なにもかも。途中で読むのを挫折するどころか、途中で読むのを止める方法を見つけるのに苦労しました。

    0
    投稿日: 2016.06.26
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    2ちゃんねる内でオススメの本として紹介されていた本だったので、興味本位で上巻だけ購入。それが昨日こと。そして今、中下巻をまとめて買わなかったことをとても後悔している。2ちゃんもたまにはいいことを書く。ああ、中下巻が楽しみである。

    0
    投稿日: 2016.06.22
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    面白い。 世界観の構築も読者を飽きさせない。 回顧方式がいいのかも。 現代からずっと未来であるというのも不思議な、でもリアリティのある設定。 2016/05/25

    0
    投稿日: 2016.05.25
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    友達から勧められて。 一気に上中下巻読んでしまった。 物語の作り方が上手だし最後のネタバレがなんとも言えなかった。 ジャンル的にはSFファンタジーかな?

    0
    投稿日: 2016.05.06
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    1巻目で読むのを辞めようかと思った。 登場世界が、夢物語のアニメのようで、 子供だましのように感じたからだ。 でも、2巻目に突入して一気に面白くなって、 3巻目ラストでは、そうなのかと 納得してしまう。 面白かった。

    1
    投稿日: 2016.03.27
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    貴志祐介版ハリー・ポッター。 個性が光るキャラクターたちと共に、いつまでも小説世界で冒険したくなるような傑作ファンタジー。 魔法のような力、「呪力」を武器に人間が世界の秩序を保っている世界。大人に完全統制された教育の下、少年少女は「呪力」の習得に励み、大人の仲間入りをしていく。当初はその特別な力の発現を無邪気に喜んでいた主人公であったが、やがて「呪力」に支配された世界について疑問を抱いていく。 呪力によるアクションとこの世界は何かというミステリーとでストーリーを引っ張っていく。そのため、作品内世界の前提が掴み切れない序盤はやや退屈に感じる。しかし、そのデメリットを大きく上回る中巻~下巻の広がりのある物語には心揺さぶられた。 支配者が、支配される側になってしまうことで、それまでの自分の行為がいかに恐ろしいものだったかを知る。その展開が「呪力」というSF設定と組み合わさり、切れ味鋭く描かれている。 また、作者はタブー表現をできる限り排除し、小説内でチャレンジをしており、それが発想力豊かな物語世界を力強く支えている。(もっとも、ラストの「想像力こそが、すべてを変える。」という太字のメッセージはあまりに稚拙だと感じたが)

    0
    投稿日: 2016.03.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    上中下巻で1500ページのうち、上巻読了。 これは面白い。 事件の全てが終わって10年後に回想、という形で書かれているこの小説は、語り手の早季がまだ小学生の頃から始まる。 昭和の日本のような風景。 公民館から拡声器を通してドボルザークの「家路」が流れてきたら、外で遊んでいた子供たちは家に帰らなくてはならない。 それは絶対的な決まり事。 注連縄で囲まれた町。 穢れが侵入することはないとはいえ、夜はやはり危険なのである。 悪鬼。業魔。バケネズミ。 悪いものは外からやってくる。 大人が呪力で守ってくれる世界は平和で、清潔で。 それはもう胡散くさい以外のなにものでもない。 一度断絶してしまい失われてしまった文明に似せたこの世界は、ほぼ呪力で成り立っていると言っていい。 小学校から上の学校に進学し、幼なじみたちと一緒に成長する早季。 呪力の発現が進学の唯一の条件なのだ。 呪力をうまく使えない子、また、ルールを破ることに罪の意識をもたない子などは、いつの間にか姿を消す。 最大の行事、夏季キャンプが始まる。 子どもたちだけでカヌーに乗って利根川を遡り、テントを張って七日間を過ごすというもので、八丁標の外で行われるそれは興奮と緊張を子どもたちにもたらす。 川辺の動物たちの観察をしながらカヌーを漕ぐ早季たちは、なんとか伝説の動物を見つけることは出来ないかと考え始める。 この世界は、割と伝説と生活の場が近くにあるので、危険だと言われる辺りをちょっと覗けば見つけることは出来るのではないかと思ったのだ。 ちょっとだけ。 それが、どんなに危険なことだったのかを知りもしなかったし、自分たちの力に自信を持ち始めていた頃だったから。 不定形に伸縮し、七色の光を点滅させている「ミノシロモドキ」を見つけた彼ら。 なんとか捕まえてみると、「ミノシロモドキ」の正体は、国立国会図書館つくば館だという。 「ミノシロモドキ」の語る人類史は、彼らが大人から習ったものとは全く違うものだった。 許されたルートから外れた彼らは大人に見つかり呪力を取り上げられてしまう。 そして風船犬の爆発により、呪力を持つ大人が死んでしまった後、丸腰の彼らはバケネズミの抗争に巻きこまれ…。 というのがざっくりとしたあらすじ。 これが、とにかく細かく描写されているために、事実なんじゃないの?ってくらいリアリティがある。 突然変異のようにある能力だけを突出させて進化した動物。 呪力で行うこと。手作業で行うこと。 小さな謎は、早季たちの成長とともに少しずつ明かされる。 しかし大人が隠しているような大きな謎は、まだ明かされてはいない。 続きを早く読みたいと思う。

    0
    投稿日: 2016.02.24
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    世界観をつかむための内容がメインだったため、評価は3にしたけど、これから楽しくなりそうな感じ。 出てくる生物のイメージが湧きにくかったけど、アニメ版のホームページに何種類かは載っていたため、それを見ながら読んだらイメージが湧きやすかった

    0
    投稿日: 2016.02.24
  • 全く新しい視点のSF

    一言 面白かった という言葉がふさわしい 子どもの視点から普段の生活が最初に描かれるが、現代と全く異なる日常生活。異形生物。制度のため記憶から削除される親友。あなたすぐにこの世界に引き込まれてしまうだろう。 アニメ化もされましたね。

    0
    投稿日: 2016.02.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    否定と肯定を繰り返しながらクルクル進んでいくストーリー。 そこに正義はなく、ただただ強者が弱者を支配する機構だけが存在するという現実を突きつけられた。 社会に出て、甘やかされて根をはって、ふと土台を省みることのなくなった26歳の今、この本を読めて良かった。 でも残酷な描写が多過ぎたから☆4つ。

    0
    投稿日: 2016.01.20
  • おもしろい

    おもしろい! 登場人物の子供達に伏せられている事実がいったい何なのか? 巧みに伏線が張られていっているのには気付かされるが、知りたいという欲求を巧みについてくるのが見事だと思います。 読み始めたら、続きが読みたい欲求に追い続けられます。通勤等の空き時間に読むことにしている私には毒でした。取り敢えず上巻だけを購入していましたが、この後すぐに続きの巻を購入します!

    0
    投稿日: 2016.01.11
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    現代からおよそ1000年後の世界で、呪力といわれる念動力を使う人々。奇妙なうわさ話や新種生物の存在、一見平和なこの世界が持つ血塗られた過去。 これは楽しくて幸せとはかけ離れた怪しい雰囲気を感じずにはいられない物語の序章。

    0
    投稿日: 2015.12.20
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    12/16-12/20 面白かった。 作品の世界がとても重厚で読んでいるうちに引き込まれる。 後の中下巻でダレないかが不安だけれど、今のところはそういう雰囲気は無いのでよい。

    0
    投稿日: 2015.12.16
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    面白い!分厚さも気にならないほどすらすら読めます。 早季と覚と一緒に緊張状態を経験したような気分です…。夜に読むと怖い。 まだまだわからないことばかりですが、冒頭や節々の言葉から推測して明らかに嫌なことしか起こらなそうで。 こんなに登場人物たちと一緒に冒険した気分になれる作品は久々です。未来の日本を舞台にしているためリアル感もあり、単純なファンタジーでは終わらない。最高のエンターテイメント小説の1つだと思います。

    0
    投稿日: 2015.12.15
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    もしかすると未来はこうなってるかもというお話。 入りはそうとう退屈だったけど中盤ぐらいから世界が見えてきて面白くなってきた。

    0
    投稿日: 2015.10.31
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    貴志祐介は基本全部好きだけど、 新世界よりは一番のオススメ。 世界観の作り込みのための説明的描写が 前半特に多いので、そこを厭わない人で あれば絶対読む価値あり。 読んでて楽しくなったら、そこは上中下巻 の有難いボリュームなので安心(≧∇≦)

    0
    投稿日: 2015.09.26
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    怖すぎて1人でも読めなかった ひとつ壁を乗り越えると、また絶望の淵に立たされる、、の繰り返し 先が気になってしまい、止まらなる本。

    0
    投稿日: 2015.09.24
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    SFは読み慣れていないのでイメージ膨らますのに一苦労w 国立国会図書館を名乗る自走型情報端末(ミノシロモドキ)が説明するキリスト教暦(西暦)2011年からの1000年の歴史は面白かったなぁ。 では、中巻に行ってきます。

    0
    投稿日: 2015.08.24
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    アニメを見終わった後に読み始めたら、設定の細かさ、表現方法で気づきにくかったこのなどが数か所。下巻まで読み終わったらまた、アニメを見直したい。

    0
    投稿日: 2015.08.21
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    評価が高かったので読み始めた。最初は物語の設定が細かすぎて読むのがだるくてはいれなかったために一度断念。しかし、気になって再度挑戦したところ、一度途中まで読んでたからか難しい漢字や読み方などがすんなりはいってきて、それ以降はもう取り憑かれたように読みました。面白い!日本版ハリーポッターみたいで割と身近に感じる世界観だっため、頭の中で映像化しやすくどんどん吸い込まれていきました。最初の長いだるい説明はそのために必要だったのね、と納得。回顧録のような文章なのでハラハラドキドキしても落ち着いて読めた。 物語の世界に誘う細かい設定や表現、説明が秀逸。

    0
    投稿日: 2015.08.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    カテゴリとしてはSFになりそう・・・。 5時間かけて一気読みしました。 上巻は子供時代の話が主となります。 早季という女性の手記という形式をとって書き始められます。 最初の語り口から何らかの儀式があった12歳から23年たっていること,そして10年前に何かの事件(?)があったことがわかります。 そして子供時代の話,学校の話と続いていくのですが,どこか昭和の初期を思わせるのどかさを持ったこの神栖66町ですが,決定的に違うことはほぼ全員が呪力と名のつくものを持っていることです。 なんか解説にも書いてあるけど,学校のようすなどはカズオ・イシグロの『私をはなさないで』を思わせます。 私が小さなころに読んだSFみたいでもある・・・。 早季はその呪力の発言が遅く,全人学級と言われる中等教育を行う機関になかなか入ることができません。 そのことが最初の世界に対する不信感を与えます。焦りの中で寝つけず夜中に聞いた母の「もう子供をなくすのは嫌よ!」という叫び。 不穏な空気は牧歌的な光景のところどころに挟まれ,それがこの世界が『完全』ではないことを示唆していきます。 前巻のクライマックスはキャンプの場面。 瞬,守,真理亜,覚,早季の五人は入ってはいけないところに入り込み,そしてミノシロモドキに出会います。 このミノシロモドキが生物ではない,というところが肝でそれが早季の母親が『図書館司書』をしていて重職にあるという違和感につながっています。 それからはバケネズミのスクィーラに助けられたり,危機に陥ったり・・・ そのメリハリのつけ具合がすごくうまい。 貴志祐介らしい残虐表現も織り交ぜつつの上巻はやや世界観をゆっくり知らしめていく感じでもどかしくもありますが面白いです。

    0
    投稿日: 2015.08.10
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    SFファンタジーは設定が作りこまれているほど面白いっていうのがよく分かる。設定の説明をしつつ徐々に物語が始まっていく。 丁度ひと段落しつつも次が気になる感じで次巻に続く。

    0
    投稿日: 2015.07.05
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    貴志さんさんは「黒い家」「悪の教典」を先に読んでいるのでホラーのイメージがあったが、、、まさかこっちの方面もできる方だったは・・・・今後の展開が気になってしようがない

    1
    投稿日: 2015.06.24
  • 千年後の子孫へ

    今から千年後の私たちの子孫が、その千年後の子孫を見通して書いた書籍なのかな?まあ、作り話ですけど。著者は少女の心理に長けている、謎に迫っていくドキドキする描写文はさすがですね。 中へいきます。

    0
    投稿日: 2015.06.23
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    青の炎、悪の教典に続き著者の3作目。前者らとは違う世界観に引き込まれました。 著者の色は出てますが、幅の広さはすごい。 面白かったというほど単純ではなく(でも夢中で読んだ)、読み終わった後もこの世界について考えてしまいます。 一つだけ残念なのは、著者が途中途中ネタバレを入れ込んでくること。 もっと素直に驚かされたかった。

    0
    投稿日: 2015.06.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    1000年後の日本、呪力を持つ人間達のお話。 早季達5人が夏季キャンプに行ってミノシロモドキに出会い、先の時代の歴史を聞いてしまう。 その後、呪力を封じられた状態で、バケネズミ達の戦いに巻き込まれる。 外来種である土蜘蛛をなんとか倒した所まで。 アニメを先に見てたので、空想上のもののイメージ化がしやすかったのは良かった。 個人的にファンタジーを読むのに時間がかかる。 原因は、この「見たことないもののイメージ化」に時間がかかること。 それでも、アニメだけでは表現できないものも、知りたくて、原作も読んでみたという感じ。 結果、面白い。 特にミノシロモドキの場面は読まないと理解しづらいと思うし、逆に、アニメでよくまとめたな、という感想。 続きが気になる。

    0
    投稿日: 2015.05.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    呪力という超能力を持つ者達。 過去に何があったのかミノシロモドキとの遭遇で少しずつ明らかになる世界観。 隠された社会の秘密とバケネズミの存在。 そしてエッチなシーンも健在である貴志祐介の小説。 とても続きが気になるいい本だった。

    0
    投稿日: 2015.05.21
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    すごい不思議な世界に一気に惹きこまれ、ずっと止まらず下巻まで読んでしまった!! 大作!これは根気がいるけど、読む価値ある。非現実的な世界に浸れる話。

    0
    投稿日: 2015.05.19
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    設定がおもしろく、続きがとても気になります。 でも、ちょっと難しい。 何が難しいかって、新生物の想像が追いつかない。現存の疑似生物で例を挙げてくれているのですが、動物園ではなじみないものが多く、日常生活送っているうえでそんな生き物知ってる人少ないんじゃないの?というもの多い。私が知らないだけか? あと、慣用句とか熟語が、半端なく多用されていること。漢字に重きを置いているようなので、わざとかしらとか思いつつも、他の作品読んだことないのでわからず、作者年配なんじゃねと思い、思わず裏めくってみちゃいました(笑)。 あと気になること。主人公が女の子なんですが、どーしても、男の子が語っているようにしか思えない。女の子だということに、めちゃくちゃ違和感があります。なんだろう。よくわかりませんが、自然に男の子だと思って読んでしまい、文章中で指摘されて、ああそうかと思いなおす変な間違いをよくします。

    0
    投稿日: 2015.05.16
  • ファンタジー?SF?

    化け物と超能力に頼る本は設定が大事なのに、もはや何が何やら。 地球や日本を舞台に使わないほうがもっと自由に描けたのでは? 途中で、速読せざるを得ませんでした。 次の作品に期待します(´∀`)。

    0
    投稿日: 2015.04.26
  • 超能力SFホラー

    私はアニメから入って、原作を購入しました。 舞台は1000年後。人類が超能力を持った世界。 独特の世界観とホラーテイストを含んだサスペンスです。 『AKIRA』や『僕の地球を守って』が好きな人なら、 読んで間違いはないと思います。

    0
    投稿日: 2015.04.11
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    アニメから。 改めて原作を読みたいと思ったので購入。 アニメだと何となくで分からなかったところが、小説で詳しく描写されているのでよくわかってよかった。 でも未知の生物の描写については、アニメをもう一回みたいと思った。 後半に掛けて怒涛の展開で目が離せない。

    0
    投稿日: 2015.04.08
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    半分過ぎくらいまでは、けっこうついて行くのが大変だった。。 架空の生き物の話が多くて、生き物の特徴が細かく書かれているんだけど、生物とか得意じゃないからイメージしづらい。。 ミノシロモドキの話も最初はさらーっと読んでたもんだから、後で何度も戻って読み直すはめに。。 というわけで、あまり良いことは言っていないのですが、これからはまりそうな予感です。 では、中巻へ!(*^▽^)/★*☆

    0
    投稿日: 2015.04.08
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    初めは何のことかわからない感じだったが徐々にSF的要素、ホラー的要素が現れてきて、先が読めない展開になってきたところで中巻へ。

    0
    投稿日: 2015.04.05
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    壮大な話だった。 紙に書いているにしろ、データの形にしてるにしろ、これだけの話を矛盾なく書ける貴志さんはすごい人だ。 人物描写はもちろん、動物から歴史、病気、悪魔の類いに至るまで作り込んであるから物語に入りやすい。 直前に読んだのが『火怨』だったからかもしれないけど、バケネズミの戦い方が面白かった。 語り手である早希が少女で完璧じゃないから、感情移入もしやすい。

    0
    投稿日: 2015.03.29
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    頭の中に新世界ができるほど設定が細かい。細かいだけなら退屈でしかないけれど、かなり面白い設定なので、気にならず最後まで楽しめました。 ただ大長編で主人公にまったく共感できないという致命的な欠陥が僕自身にあったので、もやもやしながら読んでいたのもまた事実。

    1
    投稿日: 2015.03.26
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     読み切るには合わせて25時間ほどかかると思います。(私は30時間以上かかった。泣)ちょっと漢字が難しいので、辞書引き引き読みました。  この話は、1000年後の日本を舞台としています。この時代の日本は、人間が、神の力と称される呪力を持ち、呪力を使って生活を営んでいます。  かつて日本の首都であった東京は、核汚染により、危険な場所として、人は住んでいません。主に人々は、利根川沿いの8つの、郷、という集落にすみ、自給自足の生活をしています。  この時代の日本は他国との外交を完全に絶っており、日本の人口はかなり減少。  バケネズミという、ネズミと豚の中間なような生き物を手懐けて、汚い仕事を押しつけています。教育体制やら、政府の方針やら、何もかもが現在とは違う。  この本のスタイルは、主人公である渡辺早季が、36歳で、12歳、14歳、26歳の過去を振り返り、手記した日記のような書式。なんでも、早季の1000年後の世代へ書いているという設定。貴志裕介さんといえば、だれもがまず、悪の教典を思い浮かべるでしょう。ですが、この話、なんでも、貴志裕介さんが30年ほど前から構成を練っていたものだとか。それが良作でないはずがない。この話は舞台設定が非常に細かく、難しい箇所も少し。 ですが、とにかく、壮大、です。ラストはとにかく衝撃です。恋愛あり、冒険あり、涙あり、社会への疑問あり、とにかく、いろいろな世界を見せてもらえます。 なかでも、私は青沼瞬押し。死んじゃうシーンでは、思わず涙しました。けど、そこに、さきへの告白は果たしているのか?と疑問。瞬がさきを想っていた、という設定は、取って付けたようで興醒め。 構想が非常に丁寧で、練られているとおもうからこそ、構想が曖昧なところが際だってしまい、少し残念かなあ。 また、前半は非常に楽しめたのですが、後半が、スピードが早すぎて、私自身が話に置いていかれた気がしたかな。 けど、今まで読んだ本の中で一番すきです。

    0
    投稿日: 2015.02.15
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    サイコキネシスを使える人、獣、少年少女の物語。 架空の世界の物語とは分かっていても、グロテスクで読んでていい気分になるような小説ではない。でも結末を知りたくて最後まで読んでしまった。

    0
    投稿日: 2015.02.15
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    ザ・フィクションたる冒険あり、ファンタジーあり、スリルあり、SFありの盛りだくさん小説。 本で非日常を体験したい私的には大満足の面白い本でした! ここまでもりもりストーリーを上手くまとめられるって難しいと思うので、ありがとう!貴志祐介先生。 もうちょっと明るいといいけど、貴志先生だからしょうがないか。。 異世界に浸りたい方にはぜひオススメします。

    0
    投稿日: 2015.02.02
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    貴志祐介のSFファンタジーということでどんなものかと読んでみましたが、上・中・下巻とかなりの長編にもかかわらず軽快に楽しく読めました。SF冒険スペクタクル巨編です。ハリーポッターとスターウォーズとロードオブザリングと中二病が合体したような感じです。 上巻の前半は世界観の説明やルールみたいなものが続くのでなかなか読むのが進みませんでしたが、後半から下巻までは一気に行けます。 貴志祐介らしい、胸くそ悪い鬱要素を期待していたのですがそれらしきものは全くなかったのが残念です。下巻のクライマックスにちょっとだけグロシーンがありますが全然物足りません。もっと血をもっと内蔵をー。 アニメ化されているらしく評判が良いのでそちらも見てみたいのですが、黒い家や悪の教典の例があるのでたぶん見ません。

    0
    投稿日: 2015.01.27
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    ※このレビューでは上中下巻を纏めて扱っています。 ※激しい暴力及び流血、露骨な性描写の含まれる作品です。 【印象】 同じようで違う。違うようで。 多くの人、特に動物としての人間に興味を持つ人へお薦めします。 【類別】 小説。 SF、ユートピア/ディストピア、オカルト的ファンタジー、サスペンス、少しミステリの要素。 【構成等】 緻密です。これでもかというほど丁寧に為されているので要点を見落とすことなく読み進められるでしょう。 【表現】 地の文は述懐による一人称視点。とても平易。 架空の生物についての説明が詳細であり、そのことは物語に説得力をもたらしています。 【備考】 放映当時にアニメ版を視聴。そして現在、物語内容を知った状態で(原作である)本作を鑑賞。その後にこのレビューは書かれました。 本作はアニメ版を観た後でも充分に楽しめるものでしょう。

    0
    投稿日: 2015.01.19
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    ようやく読む気になって読み始めてみたが、途中まではどーも気が乗らない。後半は一気に面白くなってきたので、途中までがまんする忍耐力が必要。

    0
    投稿日: 2015.01.17
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    1000年後の世界、牧歌的でいて閉鎖的な村社会の生活の中で、近づくなと言われている場所から文明の跡を見つけてしまって…ゲームやアニメ等によくある設定ではあるが、ぐいぐいと引き込まれます。

    0
    投稿日: 2015.01.05
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    千年後の日本を舞台に子供達は全人学級で呪力を習得する。しかし、5人の子供達は夏休みをきっかけに決して知ってはならない事実を知る運命に直面する。 子供達の運命は?土蜘蛛バケネズミとの戦いの行方は? 最初は世界観を把握するのに苦戦しましたが、読み進めていくにつれて止まらなくなりした笑

    0
    投稿日: 2015.01.04
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    千年後の呪力を手にした人類と奇妙な野獣の住む世界観を説明するために約200ページが割かれている。夏季キャンプ2日目までの説明的文章は退屈で苦痛に感じた。 バケネズミからの逃亡劇はスリリングだが、夏闇の章も途中で上巻が終えてしまい不完全感も感じられるので星二つ。 総評は下巻を読んでから。

    0
    投稿日: 2014.12.12
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    何となく不気味な謎が漂うなかでの学園生活。 前半はちょっとまどろっこしいです。 キャンプからは謎に一気に迫り、物語がテンポアップしていきます。 どちらかというと気持ち悪い生物がたくさん出てくるのが嫌なんだけど、世界的に有名なファンタジーでも気持ち悪い生物出てくるし…、と我慢して読み進めます。 世界観は暗いのだけど、キャラクターがそんなに重々しくないので読みやすい作品だと思います。

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    投稿日: 2014.12.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ずっと読みたかったお話。 人間が呪力を得た未来の社会を舞台に繰り広げられる謎と恐怖と闘いと少しの愛の物語。 上巻は世界観への導入から、少年時代の想い出。夏季キャンプでの死線中盤まで。 早季、瞬、覚、真理亜、守の五人が揃っていた、短く幸せな時代。呪力を使う学校生活の風景にわくわく。 その中に滲む世界への疑惑にぞっとさせられます。 夏季キャンプに向かってからの怒濤の展開には、こっちまで息切れ。バケネズミへの疑心暗鬼にはらはら。 ミノシロモドキ、奇狼丸、野狐丸との出会い。

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    投稿日: 2014.12.06
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    超能力者のみが生き残り支配する千年後の世界。上巻は、一人の少女の視点からこの世界が語られる。どう進むかまだ読めない状態だが、期待感は高い。

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    投稿日: 2014.11.21
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    1000年後の日本。豊かな自然に抱かれた集落、神栖66町に純粋無垢な子どもたちの歓声が響く。周囲を注連縄で囲まれたこの町には、外から穢れが侵入することはない。「神の力」を得るに至った人類が手にした平和。サイコキネシスの技を磨く子どもたちは野心と希望に燃えていた 隠された先史文明の一端を知るまでは。

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    投稿日: 2014.11.15
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    導入部分が長すぎる。 前評判ほどの面白さはなく、日本版ハリーポッターとも錯覚するようなファンタジーの世界。

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    投稿日: 2014.11.11
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    なんかやたら評価が高かった(ような)り まえ~~にブランチで紹介してた(ような)り アニメ化?してたような・・ などで手にとってみたけど 面白いかなーこれ 全然面白くない気がするんだけど・・?? みんなが呪術を使える未来の箱庭のような世界 キャンプでにでかけて仰天でグロい過去を聞かされて 禁忌に触れたっていって能力を使えなくなって ハダカデバネズミ(これはかなりきもい)の進化したネズミにつかまったり戦争したりする なんだこれ・・ これから面白くなるのかな? 2巻読んだらいいか困る これより面白くなるのか平行線なのか教えてほしい(笑) この人の本は「悪の教典」しか読んだことないけど あれも上巻はけっこう面白かったけどエログロだし下巻つまんなかったからな~ この人の人気もなぞな気がしてきた(全然読んだことないのにあれだけど)

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    投稿日: 2014.11.08
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    貴志祐介の作品なのでてっきりゾワゾワと来るもんだと思ってたのに。 なんかいつになってもそっちの方に話がいかず。 気づけば「これはファンタジー的な」という感じです。 3本立てなのでどういう話になるのか。 ほんとうに冒険物的な感じならびっくり。 貴志祐介なのに~~。

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    投稿日: 2014.10.27
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    前半が、割りと読まなくてもあまり困らないような箇所が多い。 半分を越えた辺りから、だんだんメインの話にはいっていく。そうなると、どんどん読み進められる。

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    投稿日: 2014.10.18
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    設定は面白い。 キャンプのあたりから少しずつ面白くなってきた。 最後の方はバケネズミの闘争に終始していて、 先は気になるが、大局観がなかった。

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    投稿日: 2014.10.02
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    とにかく、凄いの一冊。 どうしてこんなに、脳内で世界を作り出せるのかな。まさしく、新世界! ハリーポッターみたく映像化不可能って言われてたけど、アニメはよく映像化できてるなぁって思った!でもやっぱり原作、読んでほしいな!

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    投稿日: 2014.09.30
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    秋の夜長に徹夜本!と思って、まとめサイトなどでも人気なこの本を読み始めた。 最初は全部読み切れるかどうか心配していたが…220ページを過ぎたあたりから一気に面白くなった! 他の方のレビューにもあるけれど、ちょっぴり退屈な200ページを耐えると、そのあとにはご褒美のような展開が待ち受けている。 次はどうなってしまうんだ!という最後で、上巻は締めくくられている。 2日で上巻を読み終えたので(予想以上に早かった)、次の休みにまた図書館へ行って続きを借りようとおもう。 待ちきれない! 読書休くれ!笑

    2
    投稿日: 2014.09.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【あらすじ】 1000年後の日本。豊かな自然に抱かれた集落、神栖(かみす)66町には純粋無垢な子どもたちの歓声が響く。周囲を注連縄(しめなわ)で囲まれたこの町には、外から穢れが侵入することはない。「神の力(念動力)」を得るに至った人類が手にした平和。念動力(サイコキネシス)の技を磨く子どもたちは野心と希望に燃えていた……隠された先史文明の一端を知るまでは。 【感想】 まずこの物語の世界観に圧倒された。想像を絶するような、生死の狭間での戦い。今この現在を生きる私たちとは、到底無縁な殺伐とした世界。読み進めていくうちに、だんだんとその世界に、自分が入り込んでいくような気がした。恐怖や希望をまるで自分が本当に感じているかのように感じた。中巻はどんな展開になっていくのか楽しみ。

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    投稿日: 2014.08.24
  • 貴志祐介のSFファンタジー

    1000年後の日本、それが古き良き時代の日本のようでいて力を持つ者達が居る小さな集落。主人公が語る歴史には何が書かれてるのか。何を警告しようとしているのか。これから中巻へ。

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    投稿日: 2014.08.19
  • 綿密な設定に裏付けられた珠玉のSF

    貴志祐介さんの著作といえばもっぱらホラー。『黒い家』や『天使の囀り』の恐怖描写はそれはもう恐ろしいのですが、なぜか一気に読んでしまいます。ストーリーにぐいぐい引き込まれる感じがたまりません。 本作は、これまでの貴志作品の魅力を織り上げ、見事なSFとして書き上げた名作です。時代描写、キャラクターの背負った運命、コミュニティの恐怖。読み進めるたびに見えてくるストーリーの美しさは最高です。 ただ、導入部分が少しだけ重く、断念してしまう人も多い気がします。上巻の3割程まで進めば一気に読めるんですが、そこまでが少し長いのがネックです。 とはいえ最近のSF(ホラー?)の中ではダントツに面白かった! 前日譚が連載中なので書籍化が楽しみです。

    0
    投稿日: 2014.08.05
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    美しい情景に見え隠れする恐怖を子供たちの無邪気さでさらに覆い隠しており、一見普通のファンタジー小説のように思えるが、数多くの伏線が張られていて安心して読むことができなかった。続きが気になる。

    0
    投稿日: 2014.07.30
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    1000年後の日本。豊かな自然に抱かれた集落。周囲を注連縄で囲まれたこの町には、外から穢れが侵入することはない。呪力の技を磨く子どもたちは野心と希望に燃えていた。隠された先史文明の一端を知るまでは… 前半は出てくる言葉が難しいし、この世界にいる生き物の名前とかがごっちゃになり飽きた。本当に面白いのかなこれ…って思っていたら、後半ミノシロモドキが出てきたあたりから面白くなってワクワク感が止まらず一気読み!!バケネズミも最初は人間の奴隷ってだけなのかなと思いきやまさかの展開でした!呪力や現在の文明にはまだ隠された謎がありそうなので、このままの勢いで続きを読みたいと思う。

    0
    投稿日: 2014.07.25
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    アニメから入ったからとても読みやすかったし、本としてもフツーに面白かった。ストーリー知ってても読取ばす気にならないのは、さすがの文章のうまさ!

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    投稿日: 2014.07.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    大変おもしろかった 自分だったらどうやって悪鬼を倒すかを想像しながら読むとより一層楽しめる 愧死機構がどれくらいの殺意に反応するかによって難易度が変わってくる 不浄猫(ふじょうねこ)を作れている時点でかなり殺意に関してゆるいのが分かる 子供をさらって大量の悪鬼をつくろうとしていたが育成環境に興味がある 集団で育てることは不可能だろう、誤認させることができなくなってしまうから すると、そうして育てられた悪鬼が集団戦闘できるのかという疑問が湧いてくる 悪鬼同士が遭遇した時どういう反応を起こすのか興味深い 今回の戦いで人造悪鬼の倒し方は分かったわけだから、今度も同じ方法で挑まれた場合はバケネズミを指揮して戦うことになる そうなった場合バケネズミ側の裏切りが怖いすべてのバケネズミに悪鬼の作り方が分かってしまうわけだから

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    投稿日: 2014.07.07
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    他人の痛みを、我がこととして感じられる。よくよく肝に銘じてください。呪力だけではなく、その痛みこそが、人と獣とを分かつものだということを

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    投稿日: 2014.07.06
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    アニメから入ったんだけど、アニメの完成度を思い知った。 この世界観はどこから作られたんだろう。 人間が争わないための、理想的な世界の仕組みのように思う。

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    投稿日: 2014.07.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    1000年後の日本を舞台にしたサスペンスもの?出だしから独特の言い回し、世界観が展開されるので頭がフル回転します。 そんな感じなのであまりスピード感もサスペンス感もないんですが、これが徐々に加速していく。異形の生物、隠された事実。そして巻き起こる念動力と争い。 話が進むと共に加速していくドキドキ感はさすがです。早く中編が見たいです。

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    投稿日: 2014.07.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    1000年後の日本を舞台にした話。 どこか不気味な世界観が緻密に描かれている。 上巻のピークは、1000年間の歴史の一部が語られるところ。 バケネズミの話はやや冗長。

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    投稿日: 2014.07.01
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    造り込まれた世界観と、さながら冒険小説のように立ち振る舞う少年少女たちの中に時折みせる残虐性と狂気性。バケネズミはある種のメタファーか、それとも直喩か。 「黒い家」「青い炎」とは全く異なる空気感を描き出す貴志氏の筆力には毎回驚かされるばかりだが、上巻に限って言えば、冒頭から「異質」への予感をさせながらも500ページを要するほどの進展ではない気がする。次巻に期待したい。

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    投稿日: 2014.06.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    これを本当にアニメ化したのか。 昨年、著者の作品が続けて映像化されていたので、一足遅れて流行に乗ってみる。 千年後の未来。 主人公の女性が、幼少期から十年前までのことを手記に記す形式で物語は語られていく。 閉ざされた町、不可思議な生物、恐ろしい伝承、「呪力」という名の人間の超人的な力、徐々に明らかになる奇妙な風習。 特に、バケネズミやミノシロモドキなどの、この時代独特の生物の描写がおぞましかった。 中盤での動く図書館との出会いによって、子どもたちの運命は動き出す。 この世界の過去にはなにがあったのか。その片鱗を聞くことになる。 暗い穴の中で追い込まれる場面は、手に汗握る。 一難去ってまた一難か。 中編に続く。

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    投稿日: 2014.06.18
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    久しぶりの本、久しぶりの小説。 あぁー、アニメ先に見るんじゃなかったー。それでもおもしろい。最終巻まで一気読みの予感しかない。

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    投稿日: 2014.06.17
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    1000年後の日本。豊かな自然に抱かれた集落、神栖66町には純粋無垢な子どもたちの歓声が響く。周囲を注連縄で囲まれたこの町には、外から穢れが侵入することはない。「神の力」を得るに至った人類が手にした平和。念動力の技を磨く子供たちは野心と希望に燃えていた……。隠された先史文明の一端を知るまでは。 王様のブランチで栗山千明さんがお勧めされていたのを観て、興味が湧き手に取ってみました。 なかなか上中下と分かれている大作は、読むのが大変で手に取らないことが多いのですが、これはそんな分厚さ・長さなんて気にならないくらい良い意味ですらすら読めました。 出だしである"上"はやはりSF・ファンタジー物にはつきものの世界観の説明が長く、本題に入るまでは根気よく読み続けなければいけないのが大変ですが、後半になるにつれてだんだん見えてくるこの世界の暗闇と謎にわくわく感が湧き上がってきてページをめくる手が早くなります。 このシリーズに興味を持ちまず調べて見たらアニメと漫画も出ていることを知り、いても経ってもいられずアニメを先に観てしまっていたため、本を読みながら頭の中には映像が流れてきて思い出しながら読み進めることになってしまったのはちょっと残念。 ですが、アニメがいかに原作に忠実だったのかを知ることが出来たのは良かったかな。 便利そうに見える念動力も無限に使えないところや、大人たちが必死に隠している世界の秘密、主人公たちに襲い掛かる危機の行方等、気になるところで中巻へ。

    0
    投稿日: 2014.06.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    超名作。上中下とあるが4日で読んだ。これを読んだ後は普通の面白さの本を読んでも物足りなさを感じてしまうほど。  未来の日本が舞台で、その世界では「呪力」と呼ばれる超能力が人間には備わっている。一見便利に見えるが使用には制限が多くあり、また主人公たちが暮らす共同体にも多くの禁忌がある。それに触れた子供たちはいなくなる。そうした正体不明の何かに怯えながらも彼らは好奇心を抑えきれずにその世界の様々な姿を知って行く。 自分たちのルーツは? 呪力はなぜ存在するのか? なぜ禁忌が存在するのか? なぜ世界はこういう形をしているのか?  なおアニメ化してる。あまりにも作画が崩壊してしまったため、新作画より、のタグをつけられる始末。テーマ曲「割れたリンゴ」はいい曲。  

    2
    投稿日: 2014.06.15
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    新世界より 全三巻読了。 いまから1000年程先の未来、人類は科学技術文明を捨て、呪力と呼ぶ念動力を基盤に社会を成立させていた。 呪力による結界で護られた小さな町で、生きるための素養としての呪力を身につけながら大人への階段を登る思春期の少年少女たちが、結界の外に出てしまった時に見たものは。 なぜ人類は科学技術を捨てたのか、ヒトの進化の先には何があるのか、小さな町に訪れる最大の危機に彼ら彼女らの下す結論は、人類の未来は。 貴志祐介の著書ははじめてだったが、とても読みやすくスラスラ進むSFミステリ。まぁ途中で中だるみ感もややあったけど。面白かった。

    0
    投稿日: 2014.06.12
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    上,中,下の3巻の初めという事もあり,世界設定の説明がなかなか長かった。しかし,中盤から物語が動き始め,中盤以降は一気に読了。面白いと思います。 日本語の正しい表記というか,漢字表記のお勉強にもなりました。 なんとなく,M・ナイト・シャマランの『ビレッジ』の様なお話しなのかと思いきや,違うようですね。 中巻が楽しみです。

    0
    投稿日: 2014.06.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    貴志祐介は「悪の教典」から入ったので、こんな作品もあったんだなという感じ しかしやはりSFは苦手 読了したが、面白いという感覚は無かった

    0
    投稿日: 2014.06.01
  • 大人への階段

    ファンタジー苦手な私でも、SFと思えば読み進められた。 ストーリーは、面白かったけれど、クドイ文章が受け付けず。

    2
    投稿日: 2014.05.21
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    1000年後の日本。豊かな自然に抱かれた集落、神栖(かみす)66町には純粋無垢な子どもたちの歓声が響く。周囲を注連縄(しめなわ)で囲まれたこの町には、外から穢れが侵入することはない。「神の力(念動力)」を得るに至った人類が手にした平和。念動力(サイコキネシス)の技を磨く子どもたちは野心と希望に燃えていた……隠された先史文明の一端を知るまでは。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 アニメ見てないんだけど、原作から先に読もうって思って読み始め、設定にいまいちついていけない! 今の所まだ状況を把握するので精一杯で… これはアニメ見てからの方が私にとってわかりやすかったかもしれないと思いつつ、 この人のはいつも面白いからやっぱり原作から読みたい…

    0
    投稿日: 2014.05.21
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    世界観、設定が面白くてガツガツと読み進めました。 病的に美しい…の帯は途中で見たので「なるほど!」と納得。 読み手に想像力が必要とされる本のような気がします。 アニメを見たら色々補完されるのかな?

    0
    投稿日: 2014.05.08
  • 本当の新世界とは

    こうゆうことを言うんだろうなぁ…と ちょっと過激な描写があるかもしれないけど、テンポ良く読むことができた! 最初は??って感じながら、だんだんとわかっていく気持ちいい感じです。 キャラがしっかりしてるのでぜひぜひ読んでみてください笑

    1
    投稿日: 2014.04.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    アニメ化の直前に読んでからアニメを見ようと思ったが分量の多さに、時間に余裕が出来たらなどと先延ばしにしていたら1年後に読む羽目に(笑)上中下巻で1500ページにも及ぶ長編。 今の人類が何らかの原因で死滅し新しい人類が生まれて数千年ごの未来の話。意外にも近未来SF的なガジェットは一切登場せず、むしろ近代文明的なものとは真逆の世界のなか、人類は念動力とよばれる力を獲得していた。という設定。子供たちは必要以上に純粋であることを求められ、管理されている・・・なぜこんな世界なのか。その謎は子供たちの成長と冒険のなかで徐々に明らかになっていく。

    0
    投稿日: 2014.04.26
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    SFっぽかったので敬遠してたけど、すごくおもしろい。主人公の回想で語られるストーリー。どんな経緯でどんな結末になるのか、中巻、下巻も楽しみです。

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    投稿日: 2014.04.24
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    大好きな貴志祐介さんの長編ということで、3巻いっきに買っていっきに読みました。その上巻です。大長編、しかも遥か未来のお話ということで、舞台設定の説明などがされているため、退屈な部分があります。でもここを押さえておくと、上巻の半ば以降の怒涛の展開がとてつもなく面白くなります。貴志祐介作品の中で一番好きな作品です。

    0
    投稿日: 2014.04.22
  • 少々冗長な部分はあるものの、主軸のストーリーがおもしろい

    タイトルや紹介文から想像していた(期待していた)ストーリーとは違ったが、 予想外の展開ばかりで面白い。 途中、生物や状況についての説明が細かすぎて、せっかちな私はほとんどチラ見 でスキップしたページもあったが、この先の展開は楽しみ。

    1
    投稿日: 2014.04.13
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    3年くらい前に読み始めて、震災が起きてから読むのを中断してなんだか気乗りしなくなってやっと読んだ本。3年が経ってまた一から読み直したら3年前の状況と今がずいぶん変わってるためか感慨深かった。。。 物語は未来のお話で他のレビューでもよく見るように和製ハリーポッター!呪力を使うことのできるようになった人間のお話。 まだまだストーリーは序盤で終わってしまうため、中・下巻に期待。ただ上でも既に説明説明でちょっと難しいかなぁ。。。

    0
    投稿日: 2014.04.09
  • ちょっと面倒くさい

    あまりに長く、また自分の現実とあまりリンクしていない異世界のお話なので、再読しようかと思うとちょっと面倒くさくなる作品。 ただ、読み始めれば重厚かつ緻密なストーリー展開に、最後まで読んでしまうことになると思う。 話の中に挿入されるちょっとしたエロも興味を引っ張ってくれる(笑)

    1
    投稿日: 2014.04.09
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    現代から千年後の世界を舞台にしているのに,人間vsバケネズミの戦いは,これまで私達人間が繰り返してきた様々な争いと本質はかわらないように思えた。強者が弱者をコントロールしている様子,お互いに言い分や主張をぶつけあっている様子…。人間達の村でも,悪鬼の誕生を恐れて大人が子供を徹底監視している状態…。共存共生の難しさをあらためて感じました。 よいなぁと思ったのは,自然にあふれる風景の描写です。読んでいると情景が浮かんできます。

    0
    投稿日: 2014.04.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    舞台は、今から1000年後、未来の日本。 現代文明が滅び歴史が途絶えた後、呪術と呼ばれる超能力を使える人々が、のどかな田園風景の村の中で平和に暮らしている世界。 主人公の5人の少年少女が、ハリーポッターっぽい呪術の学校で青春したり、村の外で化け物の戦いに巻き込まれたり。 そして、ひょんなことからこの世界に隠された秘密を知り、最終的には人間や化け物も含んだ大きな戦いに発展していく。 ジャンルとしては、和風ベースのSF+ファンタジー+ミステリー+ホラー。 上中下巻で全1500ページの大作だけど、上巻の中盤あたりで物語に入り込んで以降は、長さを感じず面白く読めた。 小説で感じた魅力は、「緻密な世界観」「物語のルールを守りつつ予想を裏切るストーリー展開」「哲学的な問いかけ」の3点。 1.緻密な世界観 西洋ファンタジー小説だと、指輪物語とかの定番の世界観(地理・歴史・生態系・魔法理論など)があるのだけど、この小説は和風な世界観をゼロから構築したところが先ず凄い。 特に、村の結界の外で生きているグロテスクな生物の描写が無駄にリアルで詳細。 最初はその描写が気持ち悪いのと詳細すぎるのとで、上巻の序盤、読む気力が無くなりそうになった。 でも、上巻の中盤、失われた歴史が明らかになる。 途絶えた数百年の歴史の中で何が起こったのか、なぜその歴史は忘れ去られなければならなかったのか、なぜ1000年前と違う生物が生きているのか、なぜ住民皆が呪力を使えるのか。 謎がいくつも提示されると、どんどん物語に引き込まれた。 特に、1000年前の文明が滅んだ後の奴隷王朝の描写。無駄に残虐でホラーテイストなのだけど、最後まで読むと必要な部分だったかもと思う。 2.物語のルールを守りつつ予想を裏切るストーリー展開 僕の理解では、SF作品の大前提とは、初期設定として読者に公開された世界観、つまり我々が住む現実世界とは異なる「いくつかの嘘」の整合性が、物語の最後まで崩れていないということ。 そして、優れたSF作品とは、主人公が与えられた試練に対し、その世界観のルールに則った形で、しかし読者の予想を裏切る方法で解決していく作品だと思う。 SFファンタジーには、初期設定の世界観作りを頑張りすぎて、ストーリー展開がそれを活かしきれないものもたくさんあるような気がするけど、この小説は高度に両立していると思う。 この小説の世界では、人が人に呪力で危害を加えようとすると脳内的にストッパーが働いて攻撃できない、という絶対的なルールが存在する(お蔭で人間同士の故意の殺人や戦争は起こらない)。 物語の後半、このルールを逆手にとった混乱が起こり、何度も絶望的な状況が訪れるのだけど、物語上のルールは守りつつ、でもその裏をかいた形で主人公は試練を克服しようとする。 読んでいて、何度も裏をかかれるのだけれど、物語の中のルールを破っていないので納得できるし、裏切られるのが気持ち良かった。 3.哲学的な問いかけ もう一つ、僕が感じる優れたSF作品の要素は、哲学の思考実験的な命題に気付かせてくれて、読後にあれこれ悩ませてくれる作品。 この小説で問われていることとして感じたのは以下の3つ。 ・世界の真実の姿を知らないまま平和に暮らすのと、真実を知って苦しみのある世界に飛び込むのと、どちらを選ぶか?(同テーマの別作品「マトリックス」) ・万能の能力を持つことで人類は幸せになれるのか?(同テーマの別作品「デスノート」) ・自分と外見や思想の異なるもの(この小説では人間並みの知能を持つ醜い化け物)に対して、人は仲間意識を持てるか?(同テーマの別作品:「彗星のガルガンティア」) どれもはっきりとした答えは無いし、考えても仕方のないことかもしれないけど、現実世界の社会問題・国際問題に置き換えて考えることは意義のあることなんじゃないだろうか。 まあでも、そんなことを考えなくても、素直に楽しめるエンターテインメント作品だとは思う。

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    投稿日: 2014.04.02
  • 1000年後の未来は楽園か、1000年前の世界はパンドラの箱か

    ディストピアSF作品に興味があって購入しました。 別の見方をすれば、ジュブナイル作品と捉えてもよいです。 ここは2014年現在のテクノロジーが存在しない日本。 呪力があればテクノロジーなど必要無い世界。 どこかのどかで懐かしい心象風景が展開されます。 でもここは2010年代から1000年後の日本。 2010年代のテクノロジーはどこに消えたのか。 上・中・下巻を一騎読みしました。 ディストピアとSFに興味のある方におススメです。

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    投稿日: 2014.03.09
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    千年後の日本が舞台。 やのに、なんだか昔。 で、帯の言葉を借りるなら“病的に美しい”。 やからか、悪鬼とか業魔とかがイヤに生々しい。 それが足元からチリチリとくる感じでゾクゾクする。 ゾクゾクするけどワクワクもする。 主人公たちが「今現在が、たぶん、これまでで一番危険な状態なんだ。」ってトコロで終わってるから(中)を早く読まなくっちゃ( ´艸`)

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    投稿日: 2014.03.02
  • 面白かった

    30代男性です。 上、中、下巻と一気に読破してしまった。 SFというよりは、シリアスなアドベンチャーって感じ。描写は重くグロいのですが、続きがきになるのと高い文章力のおかげで疲れを感じなかった。 面白かったですよ。

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    投稿日: 2014.02.26
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    1000年後の病的に美しい、創られた日本のお話です。 外界に出てしまったために、様々な化け物が出現し、始終生と死の境にいる主人公たちに、とてもドキドキしました。 現代の日本とは常識が異なっているため、なかなか理解しがたいこともありますが、とても先が気になります。

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    投稿日: 2014.02.26
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    重厚な近未来小説。推進力があり読みやすい。 世界設定の全てを伏線として回収していないところが欠点でもあり個性でもある。

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    投稿日: 2014.02.23
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    文庫で上、中、下に及ぶ超大作だが、一気に読める傑作。独特の世界観にドップリつかれるし、ボディーブローを浴びたような読後感。日本の童謡や怪談など土着的な気持ち悪さ、おどろおどろしさが楽しめる。もちろん手に汗握る逃走劇など、見せ場盛りだくさん。バケネズミや不浄猫など、名前を聞いただけで、それ一体何!?と、興味がわく不気味な生き物が続々と登場。ただ、超大作だけにちゃんと集約されるのか不安だったが、しっかりと落としどころに持っていき、きちんと終わる。脂汗をかいたり、冷や汗をかいたり、背後が気になったりと、正直疲れたがすごく面白かった。

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    投稿日: 2014.02.17
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    良性の腫瘤 フクロウシ 托卵 カッコウ ホトトギス 偽卵 利根川 鯱鉾 バケネズミ 風船犬 朝日奈覚 真言マントラ 呪力 スクィーラ 奇狼丸 芋虫 ミノシロ 一番危険な状態

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    投稿日: 2014.02.08
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    好きな作家なので読みたいヨミタイ!って思っていたのが 古本屋さんにあったので購入 なぜか科学の力で切り開く新しい世界!って感じの話だと思い込んでいた まったく違った・・・ 正直、ファンタジー的なSF苦手なので なんだかなぁ・・・と思いつつ読んだ 続きを読んでみようと思えたので フツーだったんだとオモウ 読みやすかったけど、特にこれは!とオモウところは 今のところない 星はフツーなので3つ

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    投稿日: 2014.01.21
  • アニメから入りました

    正直言ってアニメの方はあまり・・・という感じだったのですが、原作は面白いのだろうな思わせる片鱗は随所に現れていたので読んでみました。 結果、やはり原作は非常に面白かったです。 成長するにつれ、少しずつ美しい町の秘密を知っていく子供達の話なのですが、世界観が徹底的に作りこまれているため、町の秘密に説得力があって読み進めるにつれどんどん引き込まれていってしまいました。 ただ徹底的に作りこまれた設定故に、物語の最後のほうで発生するある問題の解決方法に少し「えっ?」っと思ってしまう様なところもあるのですが、それを込みにしても間違いなく面白いので是非読んでいただきたいです。

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    投稿日: 2014.01.08
  • 確認の意味で・・

    たまたまアニメを見て原作が気になったので、読んでみました。やはり映像よりも良かったですね。

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    投稿日: 2014.01.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ああ、すごかった…一気に読み終わってしまった。そしてもう一度頭から読み直したい(ただまた丸一日を失ってしまうから、もう少し待とう)。 サイコキネシスも、それを使ったバトル好きだし、町ぐるみでの隠ぺいも好き。 似たシチュエーションが、場所や相手を変えて何回かでてきて、そのたびに少しずつ覚醒していくのは、まるで螺旋階段を下りていくようでぞくぞくする。 伏線の回収時にはちゃんと文章を再掲してくれるのも親切でよい。 超能力も、思わず練習したくなるような、ありそうなものに描かれている(昔、みんな半分本気でカメハメ波の練習をしたように)。 ちょっとマイナス点が見つからない。

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    投稿日: 2014.01.04
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    2012.10.18 推薦:少佐(http://ayatsumugi.blog52.fc2.com/blog-entry-207.html)

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    投稿日: 2014.01.04