
総合評価
(772件)| 248 | ||
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powered by ブクログさすがです。めっちゃこの世界に引き込まれます。 呪力、バケネズミの生態、腐ったリンゴの排除を行うこの世界はどんな世界なのか?業魔などの精神病者とは? などなど。 読んでいくうちにこの小説の世界で生きる知識が与えられ身につけて読み進められるところが面白いよなあ。 今のところぱっと思いつくテーマは「共存」かな。
0投稿日: 2013.02.27
powered by ブクログ友人に薦められて借りました。 はじめは昔の日本の設定?と思ったのですが、未来なんだとわかった辺りから面白くなりました。 上巻は伏線がいっぱい。 2人が〃今が1番危険なんだ〃で続く。
0投稿日: 2013.02.27
powered by ブクログ長いけど面白い!途中でこれは本当にあるけど自分の知らない世界の話を本人から聞かされてる気分になりました。 情景描写が丁寧でした。
0投稿日: 2013.02.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アニメ化されたとのことでずっと敬遠してて、でも評価が高いのでやっぱり読んでみたら。。。ファンタジーかあ。。。 どうもハリポタとかぶってハマれない。 文字も大きめだし会話文が多いので(子ども向けなのかな?)、厚いけど意外と早く読み切れる。ただ、内容が頭に入らない。中・下巻も買っちゃったので読むけど、さっさと読み終わって他を読みたい気分。
0投稿日: 2013.02.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
世界観が面白かったです。未来の日本にしては読んで想像してみると 田舎のほのぼのした様子ですが、一変して謎やピンチに襲われる主人公の様子に 背筋がぞくりと感じました。
0投稿日: 2013.02.22
powered by ブクログ描写が細かい。 小ネタがたくさん。 設定が緻密。 頭の中で場面を想像しながら小説を読むのが好きな私にはたまらないです。 ボリューム満天だし。 あと2冊もあるので楽しみすぎる!
0投稿日: 2013.02.20
powered by ブクログアニメが気になる展開で思わず原作に手を出しちゃった。まずは一巻読了。アニメが良くできてるのが分かった。映像イメージが良い感じにガイドになってくれるんで、スムーズに物語に入り込める分、この世界の有り様の異様さが際立ってくる気がする。
0投稿日: 2013.02.20
powered by ブクログどういう方向に行くんだろう~と思いつつ。 少し暗い新世界。ただ、ドラマや他の漫画や本のSPED, 巨人の話, No.6どれも似ている。特殊能力を持った人が自分たち側か相手側にいる。そして、塀に囲まれた世界に住んでいる場合もあれば、塀の外に住んでいる人の場合もある。 未来はそんな世界なのかしら?と少し感じさせられる本でした。
0投稿日: 2013.02.11
powered by ブクログ上・中・下巻の1冊目。正直、面白くなかったら上巻だけで止めようかと思ったんだけど最後まで読んだ後は早く次が読みたくなった。世界観が?から分かっていく感じがそうさせるんだと思う。アニメ化するのでそっちも読んだら見てみたいと思うがまず次の中巻を読まんとね。
0投稿日: 2013.02.10
powered by ブクログ呪術といった果てしない可能性をテーマに、冒険、恐怖、人間愛を織り交ぜて、文章の進行に引き込まれる。ただ、呪術と悪鬼の登場で行われる殺戮の様子表現ががすさまじ過ぎる。なぜ人類の「古代」文明が崩壊したのか、そういった連続性がいのが、おもしろみに欠ける
0投稿日: 2013.02.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
悪の教典で、だいぶ評価は上がってたんですが、この作品を読んで評価がものすごく上がりました。貴志祐介最高ですわ。 構想30年というだけあって、細部の設定までちゃんと作り込まれていて、SF作品として違和感なく楽しめました。クリムゾンの迷宮でもディテールにはもの凄くこだわっていたので、そういう性分なんでしょうね。 舞台は、現代より1000年ほど後の世界(日本)です。 渡辺早季という登場人物の手記を通じて、過去の物語について語るという形式を取っています。 物語の中では、人間が超能力を身につけ、日々の生活を送っています。より詳しく説明すると、超能力を駆使し、他の生物を手なづけたり、物を作ったり、移動手段を作り出したりして文明を営んでいるという設定です。 ただ、未来世界においては、人間同士の殺し合いや諍いを防ぐために様々な制限を人間に対して課し、ある種「管理」をしています。そういった制度・制限の歪みが表面化したときにどんな悲惨な事態に陥るのか・・・。人間とバケネズミ(物語に登場する架空の生物)との抗争を主軸に置いて、早季の恋愛・友情といった要素も絡めながら物語は進みます。 よくこれをうまくまとめきったなーというのが正直な感想です。 これまた、悪の教典と同じく、エロティック&グロテスクな要素が満載です。それらの要素が世界観と絶妙にマッチしていて、筆舌に尽くしがたい雰囲気を醸し出しています。 文庫は3巻構成になっており、分量としては結構ありますが、ご心配なく。読み出すと止まらなくなりますから、一晩もあれば読めるはずです笑
0投稿日: 2013.02.08
powered by ブクログ私の貴志祐介さんデヴューの本です( ´ ▽ ` )ノ 友達に勧められて読んだのですが、面白くて面白くて一気に3冊買っちゃうほど面白かったです! 主人公の早希視点で描かれていて早希の心情とか、とてもよく分かります。 でも何と言ってもこの本は最後の最後が兎に角凄かった!終わりにとんでもない爆弾があってびっくり‼ 思わず叫んでしまいますよ〜( ´ ▽ ` )ノ
0投稿日: 2013.02.05
powered by ブクログ読ませる勢いもあった。 設定もしっかりしていた。 でも、何と言うか物語の底に流れる暗澹たるものに私の精神では耐えられそうになかったので、上巻で断念。 読めそうになったらこれ以降も読み進めようと思います。
0投稿日: 2013.02.03
powered by ブクログすごい面白かった!魅力的なキャラクターたちに魅了されながら、独特の世界にどんどん引き込まれた♬早く中巻が読みたい!!
2投稿日: 2013.01.31
powered by ブクログファンタジーは好きではないが、回想録的書き方で「現在はどのような世界のだ?」と興味をそそられ読んでしまう。レビューは最終巻で。
0投稿日: 2013.01.29
powered by ブクログ貴志祐介 著「新世界より(上)」を読みました。 第29回日本SF大賞受賞作ということで、文庫(全3巻)になるのを楽しみにしていました。 1000年後の日本。そこは「神の力(念動力)」を手に入れた人類が支配する所だった。周囲に結界を張って外界からの穢れを除去し、子供たちは思考の自由を奪われ、強制的に管理された社会。主人公の子供たちは、禁忌を破り、外界に触れ、今の社会が成り立つに至る恐ろしい歴史を知るのだった。 1ページめくる度に、この独特の世界観に引き込まれてしまい、上巻480ページを一気に読んでしまいました。 一つの謎が解明する度また新たな謎が生まれ、この異様な世界が誕生した歴史を知りたくなるのと同時に、その恐ろしさに躊躇してしまう自分がいます。 果たしてその秘密を垣間見てしまった主人公たちの運命がこの後どのように展開していくのか、次のページをめくるのが待ち遠しい感じです。 中巻では、どんな運命が待っているのか、新世界の異様な世界を味わっていきたいと思います。
2投稿日: 2013.01.26
powered by ブクログ真実はとても衝撃的だった。 大人は子供たちに真実を隠し通してきたことに不信感を覚えた。どんな世界でも隠蔽があるのかと…。 早季、そして覚、瞬、真里亜、守。あなた達の世界は…。
0投稿日: 2013.01.20
powered by ブクログまだまだ謎だらけで中巻が非常に楽しみです。世界構成が細かくて、呪力や生き物の描写にわくわくしました!
0投稿日: 2013.01.20
powered by ブクログ夏キャンプから急転、ページをめくる手が止まらない。奇狼丸は後々重要なキャラになってきそう。 神の力は、同族意識と恐れから異端を排除しようとする人間の歴史を悪戯に加速させ、危うい世界を生んでしまった。神様が神様でなくなった時いったい何が起こるのか?消えた子どもたちの行方は? 数々の謎を孕みつつ中巻へ。
0投稿日: 2013.01.14
powered by ブクログ貴志祐介初読。 既刊の一番長編からと思ったけど、3日くらいで全巻一気読みしてしまう面白さでした! SFだけど、生理的に嫌悪させるような部分の描写と少年少女の青春劇+エロスのバランスが秀逸。 難解な漢字や細かい設定は多いですが世界観にハマれば問題ありません。(たぶんある程度なら読み飛ばしても問題ないかと。笑) 面白かったー
0投稿日: 2013.01.14
powered by ブクログ1000年後の日本―SF大長編。 上巻は、大部分が壮大な世界観の表現。やっと話が動き出した、いいところで中巻へ。 しかし貴志祐介作品って読むのが疲れるのに先が気になる中毒性がある。バケネズミは可愛くないし気持ち悪いと思いながらも、読んでしまう不思議。 今のところ、『悪の経典』の方が話がさくさく進んで良かったな。『新世界より』は序章が長い。そもそもSFやファンタジーが苦手なせいで長く感じるのかもしれないけど。 ここまで読んだので、中巻に期待。 ホラー×エロス×難読漢字=貴志祐介作品 ☆あらすじ☆ 1000年後の日本。豊かな自然に抱かれた集落、神栖 66町には純粋無垢な子どもたちの歓声が響く。周囲 を注連縄で囲まれたこの町には、外から穢れが侵入 することはない。「神の力」を得るに至った人類が 手にした平和。念動力の技を磨く子どもたちは野心 と希望に燃えていた…隠された先史文明の一端を知 るまでは。
0投稿日: 2013.01.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アニメ化にともなって原作を読みたかったが上・中・下巻のボリュームに躊躇していた。思い切って読み始めると独自の世界観にすぐに入り込んだ。前半は説明が後回しで分からないままに想像して読んでいたが後半を過ぎると不思議だった設定が明らかになってきて前半想像で補完していた部分に答えが出ていくのが快感。ページを捲るたびに世界が明確になり、浸っていける。この感覚は読書でしか味わえないもの。また現在からはるか未来の日本という舞台、呪力という特殊能力、一見突飛な設定なのにしっかりとした世界を構成している。本当に細かい設定まで考え込まれているのが凄い。未来の世界に至った過程が特に面白い。こんなことをよく考えられるな、と憧憬してしまう。本と読書の良さを噛みしめた。
0投稿日: 2013.01.13
powered by ブクログ2013/01/13読了 なかなか難しい表現が多くて、軽く流して読んだ場所多々あり…^^; SFを読むのはほぼ初めてと言っていいくらいなんですが、雰囲気に圧倒されたっていうか、びっくりです。 アイディアが突飛だなと思いました。 描写が細かくて、グロいなと思ってしまった部分、目を背けたくなるような部分あって想像以上です。 なんだかんだ言っても続きが気になるので、中下巻も一気読みしそうです。
0投稿日: 2013.01.13
powered by ブクログいかにも講談社ノベルスという感じの大長編でした。 長いだけの価値はあります。 高里椎奈や恩田陸みたいなふわふわしたファンタジーと思いきや、読み進めていくと SF という。 どんどんどんどん、風呂敷が広がっていきます。 ほんと、怖い。 ホラーじみた世界観も怖いけど、なにより、風呂敷を広げるだけ広げて畳む気がないのだろうか心配になって怖いのです。 (中)に続く。
2投稿日: 2013.01.08
powered by ブクログ数百年後の未来が、形としては現代の200年前あたりをモチーフにしているのは新鮮。誰もが超能力を備えている一方、人間界をコントロールするための様々な機構に組み入れられている未来人達は、その保有スキルレベルがどうあれ、恐ろしい存在だなと。それは私が取りに足らない(能力を備えていない)現代人であるからなのか、あるいは統治機構の行き着く先としての世界観が示されているからか、他方で描かれている化け鼠が被差別者としての存在をクローズアップしているからか。未来を描いていながら、現代世界の問題点をデフォルメすることで身近な恐ろしさに変換しているのかもしれない...
0投稿日: 2013.01.07
powered by ブクログ1000年後の日本を舞台にしたSFファンタジー小説。「神の力」と呼ばれる念動力を得た人々が平和に暮らす場所「神栖66町」そこに住む子どもたちの学園生活が描かれる。 まず上巻は、小学校の卒業イベント、中学進学後、念動力の技を磨くため、カードの家作り、搬球トーナメントの描写が面白い。そして、子どもたちだけで7日間を過ごす夏季キャンプへ突入した辺りから引き込まれた。手に汗握る展開、気になるところで中巻へ続く。
0投稿日: 2013.01.06
powered by ブクログアニメを視てから情報が欲しくて購入。世界観の描写は分かりやすくてするする読めた。難を云うならSF表現が現実と作者の想像の狭間で格段に信憑性の重さが変化したのが実に残念。そこから立ち直るのに時間がかかった。
0投稿日: 2013.01.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
貴志祐介、初体験。友人からオススメ(という訳でもないのだが、友人は好きな作家だと言っていた)ので読んで見た。 前半はシーナ・ワールドを彷彿とさせる奇妙な生物が跳梁跋扈する佳作ディストピア小説。しかし、早季と富子との邂逅を機にこの手の小説特有のおどろおどろしい緊張感は失われてしまい、後半は種の存亡をかけたアクション大活劇。ただし一人称ナレータの手記という構成上、主人公が死なないことが保証されているネタバレ状態。エロチックなシーンも織り交ぜて、まあ良くできたエンターテイメント小説といった感じ。2011年もそうだったんだけど、正月早々人がたくさん死ぬ小説に当たるとはついてないな。
0投稿日: 2013.01.01
powered by ブクログ「人間は、元々の力が弱いために、 同種を攻撃する抑制が非常に弱い」 という動物行動学者コンラート・ローレンツの 書籍から、着想を得たという作品。 本来の力を超えた能力を得た悲劇、 あらゆるルールや技術を駆使しても、 すべてのリスクを無くすことはできないこと・・ 現在の人間が陥っている悲劇を 「超能力を大部分の人間が手に入れたら」 という仮定で描いています。 当然、貴志さんらしい緊張感もスピードもあり 最後まで一気に読ませます。 個人的には、ストーリー通して流れる 神道的な、日本昔話的な雰囲気にもぐっときます。 怖いけど、ページをめくる手が止まらない。おすすめです。
0投稿日: 2013.01.01
powered by ブクログSF小説というより、ポップで読みやすく、 だからといってメルヘンかというと、グロテスクで... 不思議なこの世界観に、その描写力でぐいぐいと引き込まれていく。 ちょいと気持ち悪い程までに、汚い部分を描写してもいるけれど、 なぜだかわからないけれど、読み進んでしまう。 「病的に美しい」この表現が本当にしっくりくる。 良かれと思ってやっていることも、 度が過ぎてしまうと、やはりよろしくないのかな?と考えさせられる。 ちょいとした刺激に触れて長編の旅にいざなわれたい方は是非っ♪ 自分は、漫画版も読んでみようかな~
0投稿日: 2012.12.30
powered by ブクログいちいち突っ込んでたらキリがない。 この世界はこういうもの、と一種の諦めがつくまでちょっと時間がかかった。諦めて受け入れたら俄然おもしろくなった。 休みを利用してこのまま一気に下巻まで読み切るかも⁉ この小説、やたらと難しい漢字がルビもなく出てくるけど、中高生は読めるんだろうか?ちょっと心配になったw
0投稿日: 2012.12.30
powered by ブクログハリポタ風ファンタジーかと思ったら近未来SFになってきた。主役の子達と一緒に謎を紐解いていってる感じ。先が気になって寝る間も惜しんで読めちゃう。ミノシロモドキに本気でおおっ!ってなった(^ν^)
0投稿日: 2012.12.29
powered by ブクログアニメだけでは頭が追いつかない!と思い初・貴志祐介 上巻は舞台となる世界の説明や序章という印象 呪力や八丁標、バケネズミにミノシロモドキとカギとなるものの説明ばかりですからここで投げ出す人が多そう… 後半に入ってやっと、不気味なほど平穏が保たれた世界の謎に触れます どのようにしてこの平穏な世界が保たれているのか 壊そうとするものに対しどう対処しているのか なぜそのような世界に至ったのか 詳しいことはまだまだお預け状態ですし、直近の危機はとりあえず回避されたところで中巻へ続きます 成人の異性同士の性交渉は厳しく管理される反面、子供の同性間の疑似性行為は推奨されていたり、人間が人間を攻撃するなんてありえない行為だという認識など、呪力の存在だけでなく道徳面でも現代社会との微妙な異なりがなんだか不気味 季節ごとの祭りや田園風景など「古き良き日本」の描写が多いだけに未来の世界というよりパラレルワールドのような印象 ここから結末に向かって怒涛の展開があるとのことなので続きが楽しみー 2012/12/27-28
0投稿日: 2012.12.29
powered by ブクログ息子が読んでいたのを借りました 面白い。飽きることなくさくさくと読了 アニメになっていたのでそちらも見ましたがやっぱ本のほうがいいな(笑)
0投稿日: 2012.12.28
powered by ブクログアニメ化されてから本作を知り、一気に読んでしまった。内容は美しすぎる未来の小さな共同体。しかし、そこにべったりと染みのように張り付く排除の構造という二面性を孕んだもの。本文の中に出てくる”ネコダマシ”が「ダブルバインド」的な手法を使って人間を狩るように、本文を貫いている雰囲気もダブルバインド的。いかに見かけが美しく見えても、またその逆であっても、内実はわからないものだ。人類学・動物行動学的な遠未来SFで、世界観の描写がとても美しい。後半にかけてミステリやアクションの要素が強くなり、駆け足になっていくが、個人的には前半部分の少々冗長とも思えるような世界観描写が読んでいて一番楽しかった。ドーキンスの『利己的な遺伝子』やピンカーの『人間の本性を考える』が好きな人にはお勧め。コンラート・ローレンツが元ネタだと筆者は述べているけれども。
2投稿日: 2012.12.27
powered by ブクログ「冷たい校舎」の時もそうだったけど、 スピード感や読みやすさはやっぱりマンガの方が良いけど、内容の充実度はやっぱり原作というか小説版のほうが良いです。 ハリーポッターもでしたが、 やや学園物のファンタジーにはオリジナルの魔法競技みたいのがありますよね。 この新世界にもある。 このあたりが個人的にうっとうしいところですかね。 1000年後の日本のお話で、人類は「呪力」と呼ばれる超能力を使えるようになってたの。 子供は呪力を使えませんが、使えるようになると小学校を卒業して進学できるのな。 その、 進学までが序章のようで、進学してからのお話です。
0投稿日: 2012.12.23
powered by ブクログ和製ハリポタ(笑) 大人向けハリポタ(笑) ファンタジーといえばそうかも。 ただ、悪の教典からくるとホラー的には足りないかな〜、と思える。 でも、上中下と一気に読める文章の力は大満足です。
0投稿日: 2012.12.21
powered by ブクログサイコキネシスを持つ千年後の人類の話。主人公の少女達はしめ縄で護られた神栖66町から外の世界へ飛び出していく。そこには隠された先史時代の痕跡があった。作者の動物生態学に関する知識と考察がとても深いがドヤ感も読み取ることができて面白い。歴史の新たな真実の謎解き、戦闘、恋愛青春、生物学的要素などなど盛りだくさん。次の巻も読みたくなる一冊でした。
0投稿日: 2012.12.17
powered by ブクログジュブナイル、ミステリー、ロードムービー、和風SF、生物学、文化人類学…いろんなエンターテイメントと学ぶ楽しみが凝縮されている、傑作! はじめは亀のようにのろのろと物語がはじまり、上巻218ページで「ミノシロモドキ」が出て来た瞬間に、疾走が始まる。「呪力」という超能力が使える人間が支配する世界で、5人の子供たちが幼年、少年、成人と成長し、目にする世界と人間関係を広げていくたびに、開示されていく「新世界」の謎、おどろおどろしい成り立ち。中巻の真ん中から下巻のラストまでは疾風怒濤の展開、ページを繰る手が止まらなかった。 とにかく、練りに練られた物語の世界観に圧倒されます。甘美で、残酷で、魅惑的。 特に、人間を「自然界に生息するただの一生物」として観察し描写している作者の視点、その突き放し感が、とてつもなく恐ろしい。同じ人間という種族としての優越感や劣等感は文体から排除され、「実験でハツカネズミを観察する科学者」と同じ目線で、生物・人間を描いている。その視点にゾッとすると同時に、なぜか奇妙に快感を覚えるんです。そして快感を覚えた自分にまたゾッとする。 特にラストの大騒動では、これ以上ないってくらい「考えたくない人類の未来の可能性」を見せつけられ、茫然。本当に、あれだけはあっちゃいけない…。 5人の少年少女が、夏休みの自由研究として「鳥の出産の仕組みの観察」をしているシーンで、さりげなく、でも事細かに未来の鳥の出産の仕組み(偽卵とか巣の乗っ取りについてなど)が描写されているんだけれど、これがラストへの大きな伏線になっているという、あまりの手の込み方に愕然としました。(これは一例で、伏線は他にもたんまり) 人間はどんなに進化しても「自然界の1種類の生物に過ぎない」「時の洗礼と試練を受け進化した!はずなのに、やはり同じことを繰り返す」という、生物学的・歴史的に当たり前の事実を突きつけられる。 読後感、重いですがめちゃくちゃ刺さります。
2投稿日: 2012.12.15
powered by ブクログ1000年後の日本。豊かな自然に抱かれた集落、神栖(かみす)66町には純粋無垢な子どもたちの歓声が響く。周囲を注連縄(しめなわ)で囲まれたこの町には、外から穢れが侵入することはない。「神の力(念動力)」を得るに至った人類が手にした平和。念動力(サイコキネシス)の技を磨く子どもたちは野心と希望に燃えていた……隠された先史文明の一端を知るまでは。 (講談社文庫) ・レビュー 上巻は1000年後の日本神栖66町とその世界観を読者になじませる意味があったように感じた。次にどうなるか、常にわくわくとさせる書き方で面白い。中巻に向かうまでに「呪力」が一体どのようなものなのかは正確に把握しなくてはならないので、説明のためのエピソードとも取れる前半の物語。ただし、確実に伏線を織り込んでいて、後々に非常に面白くなってくる。
0投稿日: 2012.12.14
powered by ブクログ初日本語Kindleにて。 この世界が面白い。村上龍の五分後の世界や椎名誠のアドバードを思い出した。 どうなるのだろうと読み進めていたら、上巻終わってしまった。
0投稿日: 2012.12.13
powered by ブクログ最初はとっつきにくいけど、途中から一気に読んだよ、と言われた9冊目。字が大きいからサクッと読めるだろうと思っていたのに読むのに何度も中断したのでものすごく時間がかかった。異世界が舞台なのはいいとしてもいくらなんでも説明が多すぎて教科書読んでるのかと思うくらいだった上に、もういっそのこと説明なら淡々とそれだけしてくれたらいいのに途中途中で子ども達がいちいち残酷話にキャーキャー言ってて読んでいて小うるさい。あと不用意に暗い。暗い話怖い話って、主人公たちが置かれている状況を描けば不安感も絶望感も読者には十分伝わるのに、わざわざ全部こういう話だとか書くからシラケる。全体的におせっかいな文章が多すぎて半分を過ぎるまで全然話が入ってこなかった。とは言え、最後の方で遅々としていたものの少し話が進んできたのでこれからかな?
0投稿日: 2012.12.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
長い長い物語。独特の世界観を説明するための、前置きにあたる部分がまた長い。ここで挫折する人もそれなりにいるのでは?と思いますが、のれれば一気に読破できるようにも思います。 以下、下巻までの感想を一気に。 遠い未来、人口は激減、科学技術は衰退し、人々は「呪力」という一種の超能力に頼って生きている。争いごとのない、穏やかで平和な世界は、徹底的に管理された歪で冷酷な世界でもあった。子供の頃の冒険が、世界をあげて隠してきたその秘密を少しずつ紐解いていく。 バケネズミという知能の高い生き物の争いを発端に、町は空前前後の危機に襲われる。しかし、人間達にはそれに対抗する術はなかった。 主人公の回想という形式が、決死の戦いに挑む彼女が無事だったことのネタバレになってしまっています。その他にも、設定の粗が随所に・・・ ただ、圧倒的な力をもってしまった人間の驕りとか、無意識の差別意識とか、支配欲とか・・・誰もがおそらくもっているであろう、人間の醜い部分の恐ろしさと、それを隠したり押さえ込んだりすることで生まれるゆがみの危険性とか、まかり間違えば、誰にも手のつけられない世界が生まれてしまうのかもしれない、という危機感とおぞましさのようなものが、読後感にゆらゆらと立ち上ってくるような読後感です。 しかし、一番おぞましいのは、作品中の「教育」、「倫理」という言葉ですね。 痛い表現、グロい表現が随所に。なのに登場人物たちは、あんまり気にしてなさそうな感じ。前半はそうじゃないように思うので、生きるか死ぬかの場面では気にならなくなる、ということなのか、だんだん麻痺してくるということなのか・・・。たとえば、奇狼丸の扱いはそんなもんでいいの? その判断に、後悔はないの? そういうところにも空恐ろしさを感じます。けど、たぶんその辺までは作者は意図しておらず、表面的になぞっただけのような。その点、ちょっと物足りない。
3投稿日: 2012.12.09
powered by ブクログKindle版をiPhoneで読了 とりあえず、上巻のみだけど、作者のつくりだした新世界の奥行に引き込まれる。 速攻、続きも購入。電子書籍は便利だわ。
0投稿日: 2012.12.09
powered by ブクログ出てくる生き物の描写がグロテスク。「さぁ、次の巻を読むぞ!」という気にはなれない・・・。でも面白くなるっていう人が多いから時間を置いて読んでみようかな。
0投稿日: 2012.12.04
powered by ブクログ2012.12.03(月) 最初の250ページくらいは我慢我慢我慢。。 でも、二章の夏闇に入ってから一気に読んでしまった。ミステリーというかホラーというか、不思議な物語。こういう類の小説ははじめて読んだかも。 帰りの新幹線に乗るまえに駅の本屋さんで(中)と(下)を買って帰ろう。
0投稿日: 2012.12.03
powered by ブクログ最後まで長さを感じさせない、引き込まれるストーリー。 全体のために、個が犠牲にならざるを得ないような状況設定をおいて、私たちの通常の価値観を問い直される。読み終わってひとつひっかかったのは、最後の「悪鬼」って、バケネズミ同士の戦争で、敵のバケネズミを殺してなかったっけ? ということ。違うのかな?
1投稿日: 2012.12.02
powered by ブクログアニメを見る前に読もうかと買った。 最初は冗長な感じで読めるか心配だったけど、後半からはぐいぐい引き込まれた。 今後の展開がわからず、主人公が心配で本を読むのを思わず止めたのは久しぶりだったな。 続きも楽しみ。
0投稿日: 2012.11.29
powered by ブクログ面白い。ファンタジーファンタジーしたファンタジー。設定が見透かせそうで見透かせないので先が気になってしょうがない。 ただ追憶して綴る形式にあまり慣れておらず困惑。どんなピンチに陥っても、まぁ主人公は生き延びるよね。とか思いながら読んじゃったり。後でわかったことだが~とか乱発されるのも緊張感や没入感が維持しづらい。少しずつ慣れることを期待しながら中巻へ。
0投稿日: 2012.11.28
powered by ブクログ超能力を持っていることが当たり前の1000年後の世界を舞台に、主人公たちがこの世界の秘密をしっていくことになる過程をえがく。 全6部構成になっていて上巻は子供時代。最初は登場する言葉がわからず戸惑うことになるが、それに慣れはじめると一気に読み込んでいってしまう。超能力という神に等しき力を持った人間がどのような社会を築いてきて、どのような未来に進んでいくのか、上巻を読み終わるころにはこの世界に引き込まれていくこと間違いなし。上中下と長めだがそれを感じさせない良作です。
0投稿日: 2012.11.28
powered by ブクログくる、なんかくる! そう思いながらあっという間の上巻。 話は好きだけど、 このひと導入部がながいよ! 本編はよ! と思っているとあっという間に地獄に落とされてるから、 まじ油断できないのだよ…
0投稿日: 2012.11.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アニメで雰囲気が気に入って買った。 キャラクターのデザインはアニメで見ていたのを想像したのですごく入りやすかった。世界観が細かいので大枠をアニメで掴んで入ったのは正解だった。 練られた世界観故に想像だけでは難しかったと思う。 アニメではよくわからなかった部分もしっかりわかったし、緊迫感やグロテスクな表現にすごくドキドキさせられた。この緊迫感や間のとり方は小説でしかできないと思う。 オチもまさかの展開で驚かされた。
0投稿日: 2012.11.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
今の世から数百年後、呪力を持った人々が気づきあげた、争いのない世界。その世界で育った子供、早季が語る、奇妙にゆがんだ美しくも恐ろしい世界の実態。子供の日の冒険が、恐ろしい過去をひもとき、そして、人間が使役してきた生き物、バケネズミ同士の戦いに巻き込まれていく。世界がその全てを使って隠してきた謎を紐解く上巻。
0投稿日: 2012.11.23
powered by ブクログ図書館の本 1000年後の日本の設定らしい。 そこは今とは違った世界。 人は、呪力という能力を持ち、それゆえに禁止事項が多くあり、何故禁止なのかは、子供には教えられていない。 とても切ない場面で終わったので、早く続きが読みたくなりました。
0投稿日: 2012.11.22
powered by ブクログずっと未来のお話。 そこでは、呪力と呼ばれる超能力みたいなのが一般的に使えるようになっていて、子供たちは学校で沢山の事を学ぶ。でも、何かが隠されている。 「悪鬼」とは何か。「業魔」とは何なのだろうか。どう違うのか。 謎は少しずつ解消されていき、新たな謎が加わっていく緊張の上巻。 一気に読みきってしまった。 先へ先へと読ませてしまうものがこの本にはある。 アニメを先に見ているけど、その予備知識があったおかげでとても分かりやすかった。 多少違う展開(詳細な設定とか)もあるものの、本にかなり忠実につくられていることが分かった。 なにも知らずに読むと、説明が多いし難しいところもあったかもしれない。 上巻は、この本(物語)が渡辺早紀の記録であること、そういった説明からはじまり、12歳である早紀たちの学生生活(搬球トーナメント、夏季キャンプ そして、外来種である土蜘蛛バケネズミとのたたかいが終わるまでの話だ。 未来の話なので、現代のことらしきことが書かれているところがよく出る。 外来種のバケネズミが攻撃につかう有毒ガスがプラスチックを燃やしたものかもしれないというのが、皮肉というか。最近、有毒ガスが出ないものも増えてきたよね。 変異体とか、たたかいとか、 いろいろ仄めかしているのではと思ったけど(現代の遺伝子操作とか)、次の巻で出てくる、「人の遺伝子操作はいいものしか生み出そうとしないだろ」みたいなセリフが何ともいえない。 あとは、ポルターガイスト現象が上手くつかわれていた。 バケネズミを攻撃するのに、活き活きして見える覚とか、それをとめられないのがこわくなってきた。 次は中巻、そして、下巻。先の展開が気になる。
0投稿日: 2012.11.22
powered by ブクログ最初、小説に入って行くのが難しく、何度も読むのを諦めようかと思った。が、頑張って読み進めるうち、だんだんおもしろくなってきた。設定が凄まじので、この手の小説を読んだことのない私には苦労した。
0投稿日: 2012.11.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
上巻は、外来種のバケネズミと塩屋虻(しおやあぶ)コロニーの決着までを描いていました。子供時代の主人公たちが隠されていた世界の真実の一端を知ってしまう展開はドキドキします。
0投稿日: 2012.11.19
powered by ブクログ一気読みまちがいなし!貴志祐介さんは人を殺すことにかけては一級品! この小説は大分長編だが、くじけることなく読めてしまう。
0投稿日: 2012.11.19
powered by ブクログアニメ化に伴うCMで、「アニメ化不可能と言われた」云々、というコピーを見かけたので、これはアニメの前に読まねばなるまいと思って。 完全な異世界ファンタジーものかと思ってたら、未来の日本が舞台なんですね。じわじわとグロテスクな世界観が明らかになる感じ。ラストまでが楽しみです♪
0投稿日: 2012.11.13
powered by ブクログ始めこそ専門的?な単語に戸惑う部分もあったが、だんだんと慣れるし、スリルのある展開で先が気になる。しかも上巻は思わせ振りなところで終わっており、すぐに中巻も読んでしまいそう。
0投稿日: 2012.11.12
powered by ブクログ以前から気になっておりアニメを観て面白かったため購入。先にアニメを観ていたため想像もつきやすかったし、アニメではわからなかった部分が細かく書いてあったためたのしくスラスラ読めた。 世界観がすごく魅力的です。 これはアニメと原作両方観る、読むしたほうが良いと思った。
0投稿日: 2012.11.12
powered by ブクログ悪の教典がとってもおもしろくて、 しかも映画化!ということで、認知度急上昇(?)にたいして、 わたしは映画が見れる年齢でもなく... あの本のようにおもしろい本はないだろうか、と探していたところ、 見つけたのが同じく貴志祐介さんの『新世界より』 帯のアニメのキャラに目を惹かれて、 手に取ってみた1冊でした。 期待通りと言うか、期待以上におもしろくて、 あの長編3冊すぐに読み終わっちゃいました。 上巻読んだ人は続きが欲しくなること、 間違いなし!です。
0投稿日: 2012.11.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
第29回日本SF大賞受賞した本作は前から気になっていたので、手持ちのお金に余裕ができた時に購入し、やっと読書時間を設けられたので読んでみました。 そして最初から読んでビックリ。本作は現在進行形で物語を進めていくわけではなく、主人公が過去を振り返る形で書かれているのです。 読んでいくうちに様々な伏線が張られており、早くそれを回収してほしいと思ってしまう。先の展開が気になって、ページを捲る手が止まらない。 SF好きな人には堪らないと思います。ぜひ読んでみるべきです。 ただ、本作は上・中・下巻と三巻に分かれており、合わせて1500ページほどあるので、長編があまり好きでない人にはお勧めできないかなと。
0投稿日: 2012.11.10
powered by ブクログ日本版のハリーポッターのようなわくわくドキドキ感があって、 最後まで読めない展開にスリル満点でした( ^ω^ )♪ アニメ化されてるけど、まだ観てない… こんなに夢中になれる本はなかったかもしれない!
0投稿日: 2012.11.09
powered by ブクログファンタジーかと思ってたら、だんだんホラーになってきた! 最初の章は、未来の和風ファンタジーといった感じ。 何か少し違和感をかんじつつも、主人公を取り巻く環境は平穏に進行して行く。 しかし、夏のキャンプを境に劇的な展開を見せ始める。 上巻では全貌がわからず、ハラハラのストーリーに続きを読む手が止まりません。
2投稿日: 2012.11.06
powered by ブクログアニメを見て、貴志祐介さんの作品と知り手にとりました。…面白い!引き込まれていきます。ホラーや恐怖を感じる部分は少ないです。後半はロードス島戦記を彷彿させる迫力ある戦術戦闘シーン。これからの展開が楽しみです。
0投稿日: 2012.11.05
powered by ブクログ先の未来 1000年後の世界、人々は呪力と呼ばれる超能力を自在に使える存在へとなっていた。 不可思議な拘束に縛られた社会も過去の血生臭い歴史から学んだ彼らの知恵だ。 けれど、ある子供たちはその事実に疑問を持ち、皆が忌む真実へと近付いていく。 ファンタジーなので、世界観になれるかも問題だが、1000年後の現実世界ということで普通に受け入れられた。…若干ボノボの箇所では引いたけど。 ラスト100頁くらいから面白くなってくるので、そこまで読んで合わなければサヨナラになりそう。 個人的にミノシロモドキが好きだった。
0投稿日: 2012.11.04
powered by ブクログ上中下まとめて感想。 最初はかんり淡々としていて、話が転がり出すまでが長いですが、そこからは一気に読めました。 一応、手記という設定になってるので、最初は世界観や置かれた状況が良く分からないのです。段々分かってきて、世界観の最後のオチがすごかったですね。 ミステリとしては、途中で話が分かってしまったり、伏線があまりなかったりしたのがちょっと残念でした。 それにしても”図書館”が面白かったです。
0投稿日: 2012.10.28
powered by ブクログ友人からのオススメとの事で調べてみると興味ありげな内容。という事でとりあえず「読みたい」に積読。買ってないけどw気になる点としては3巻って事。読破できるのかひたすら不安。
0投稿日: 2012.10.23
powered by ブクログ本作を原作としたアニメを見て、設定などが興味深かったので原作を読んでみました。上巻は導入部で主人公たちの学校生活が描かれており、時代背景などがすこしづつ語られてます。上巻後編からこの物語にドライブがかかってきて、中巻、下巻へと怒濤のように話が展開していきます。しばらくぶりに読むことが止まらない作品に出会った感じです。
0投稿日: 2012.10.22
powered by ブクログ書店で目にし、どうしても読みたかった。2008年、第29回日本SF大賞を受賞した本書です。 1000年先の未来。 文明はある理由で滅び、生活は明治以前の電気の無い時代に良く似ています。 江戸時代と違うのは、人々は「呪力」を持ち、「呪力」に頼って生活しています。 読み始めてすぐに「ハリーポッター」と連想しましたが、改めて思うと 「悪意や攻撃性を題材にした、グロテスクな日本版ハリポタ」と言った感じでしょうか。(あくまでも私感です) 設定はSF的ですが、内容はファンタジー。ミステリーな要素も含んでます。不思議な気持ち悪い動物も数多く登場します。 下巻まで一気の読んで分かった。(と思ってる) 「悪鬼」や「業魔」はいつも私たちの心の中にあり、潜んでいます。相変わらず無くならない悲惨な事件のほとんどは、この「悪鬼」や「業魔」のせいです。 恐らく、混迷する政治もコレのせい。 物語に出てくる「攻撃抑制」と「愧死機構」を持つ必要のない世の中になる事は、現代においても恐らく実現することは無いんでしょうね・・・ 恥ずかしながら、著者(貴志さん)の本は全く読んだことが無く、名前さえ知りませんでした。ホラー小説を良く書かれる方のようで、なるほどと思わせるエグイ描写が多いです。 「リング」で著名になった鈴木光司と同じく、ホラー小説家が書くファンタジーは素晴らしい。 「新世界より」当たりでした。
7投稿日: 2012.10.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2012 10/15読了。有隣堂で購入。 アニメで見て気になって買ってしまった本。初・貴志祐介。 人々の間にサイコキネシスが普及した、1000年後の未来を描くSF。 けっこう助走期間長いのかなあ、と思っていたら1巻半ばから冒険の連続で驚かされた。思わず読みふけってしまった。 多くの人間がPKを使える世界、ちょっとキレたら相手の頭を爆発させかねない世界で社会をどう保つか・・・というのはとても面白い。 急いで続きも読む。
2投稿日: 2012.10.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ようやく読了しました、「新世界より」。貴志祐介といえばホラーではありますが、この本はまさにSFと呼ぶに相応しい、ブレのない作品でありました。 主要な登場人物の人数もちょうど良く、名前も覚えやすく、世界観にのめりこんで読むことが出来ました。 日常から始まり、その日常に見え隠れする暗い影を言及していくにつれて、その世界の真相へ近づいていく…割とありがちな話の筋ではありますが、この作品には設定による様々な制約が存在し、それがキャラを引き立て、世界を引き立てているように思えます。 上巻から中巻にかけての、突如として訪れる非日常っぷりにはなかなか緊張感がありましたね。大どんでん返しというものはありませんでいしたが、SFに若干のホラーが混ざる貴志祐介の世界の描き方は読んでいて飽きません。最後の最後に書かれるバケネズミの詳細には驚いた。なるほど、そこでミノシロモドキの伏線を回収するか…と納得。 ネタバレレビューなので書きますが、記憶回想が太字で書かれているのでそこは強調があって読みやすいし、本文中に出てくる箇所でもあるので自分で読んだその前後を「確かあんな感じだったな」と思い出しながら読めて楽しかったです。 貴志祐介の次なるSFに期待したいところです。上中下となかなかの長編ですが、このくらいの物量があったほうが楽しめそうです。
2投稿日: 2012.10.15
powered by ブクログ景色描写とか良かったな。 つくば近辺なのもなおよし。筑波山も出てるし懐かしいところが出てくるのは嬉しい。 生物が今も生き物とかなり変わってるのが不思議だった。
0投稿日: 2012.10.13
powered by ブクログ序盤は世界観に馴染めずなかなか進まなかった。 前置きが長い。 でも後半は一気に加速。 先が気になる終わり方で早く中巻が読みたい。
0投稿日: 2012.10.12
powered by ブクログ舞台は千年後の日本。 主人公は14歳の子供たち。 呪力を手に入れ「神」となった人間達がつくり上げた世界とは… 貴志祐介の第29回日本SF大賞受賞作品です。 先にアニメーション映像の予告編を見てしまったからかもしれませんが 良い意味でレベルの高いライトノベルを読んでいるような感覚でした。 内容は難しいけれど読みやすい。 三部作なのでまだまだ楽しませてもらえそうです。
2投稿日: 2012.10.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
貴志 祐介と言えば青の炎。青の炎と言えば貴志 祐介。 その印象が強すぎた為、貴志 祐介作品を読むのが遅れました。 悪の経典が面白かったので、評価の高かったこちらの本に手を出しました。 社会人に平日2日間で上中下巻を読ませるとは~ 読み終わって思うこと。最後の裁判は本当に怖い。 奴隷とそれを使う人って、こんな気持ちなんかな~。 「偽りの神にあらがえ」(煽り。うろ覚え)
0投稿日: 2012.10.09
powered by ブクログ【読了】貴志祐介「新世界より(上)」 10月1冊目 2012秋アニメとして、久しぶりのテレビ朝日系深夜アニメとして放送が開始された「新世界より」を読んでみることにした。文庫版は上中下の3冊になっている。単行本だと上下巻。今回読んだ文庫の上巻は482ページ。かなりの分量である。ちなみに2008年の日本SF大賞受賞作である。 舞台は1000年後の日本。神の力ともいえる「呪力」を手にした時代の人間の物語。序盤は世界観や設定の説明に費やされる感じがするので、その辺の学習を強いられている感じがする。人によっては挫折してしまうかもしれない。アニメ版1話は時系列をちょっといじって、雰囲気の演出に努めていたけど、あれでもまだ分かりにくいのは否めないだろう。 とはいえ、200ページを超えた辺りくらいから急速に物語が動き出す。ここもある意味、説明パートとも言えるのだが、なかなか面白い話になっているので、読んでいて一気に引込まれていく。 そして終盤の逃亡、戦闘、お色気パートなど、盛りだくさんの展開でページをめくる指が止まらない感じに。それでも上巻はまだ入り口にすぎないというのも分かるので、引き続き中巻を読み進めたい。
0投稿日: 2012.10.06
powered by ブクログ序盤は世界観を掴むのに世話しいけど、どんどん面白くなってくる。半分くらい読み終わったところで中下巻も購入してきてしまいました。続きがきになります。
0投稿日: 2012.10.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最初から生き残る人間の名前が出てくるので、他の登場人物はだいたい死ぬんだろうなあ、と予想できてしまいます。 馴染みのない名前が出てくるので、「振り仮名どこだったっけ」と探したりしました。主要人物たちの名前は覚えやすいんですけれどね。 世界観については問題なく「ふむふむ」と。ミノシロやバケネズミの描写が細かいのですが、ちょっと想像したくない表現があったのでどんな姿かはものすごくぼんやりしています。 生物の描写が長いですね! そんなに書かれても興味ないからわかんないや! と、理解を放棄しました。なんとなく感じ取っている状態。 序盤は「この世界変だよね・・・?」と読者に感じさせるところがちらほら垣間見えて、中盤で「なるほどー」と頷き、後半は「なんでここの展開をこんなに長く書く?」と疑問に感じたり。大事な部分なのかしら。後半の戦いは。 中、下巻に対する期待は、真理亜が「何をしてしまったのか」という事実と、「遺伝子操作でPKの発症は抑えられなかったのか」という私自身の疑問が解き明かされるかどうかです。他にも「能力が芽生えなかった子供」や「能力が低い子供」はどうしたのか。学園の中庭には何があるのか。呪力はどうやって復活させるのか。仲間達とは無事会えるのか。 伏線が回収されるところが楽しみです。
1投稿日: 2012.10.05
powered by ブクログ貴志祐介の長編。全3巻。アニメ化され近々公開予定。SFはほとんど読まないがこの作品はいける。構想30年、鬼才が満を持して世に解き放った作品はストーリーにしても情景描写にしても逞しすぎる想像力がいかんなく随所に発揮されている傑作。土台となるSFをベースにホラー・青春・冒険・ミステリーの要素がふんだんに盛り込まれておりページを繰る手が止まらない。凝ったクライマックスとエンドにも人間の本質が描かれていてメッセージ性が非常に強い。とても完成度の高いエンターテイメント作品だと思う。
2投稿日: 2012.10.02
powered by ブクログSFと定義されていますが、自分の中でこの本はディストピア小説ではないかと感じました。独自の世界観を理解するために200ページ以上読み進まなければいけませんが、中盤以降話が一気に加速します。3冊一気に読むことをおすすめします。
2投稿日: 2012.09.30
powered by ブクログ「1000年後」とか「念動力」とか「子供たち」とかのキーワードから、ファンタジーやSFを要素ふんだんに盛り込んだライトノベル的なものを想像してたけど全然違った。 そうだよ、書いてるのは貴志さんだったよ!失念してたよ! 出てくるものが人間も含めてグロテスクな上、えぐくて、これはもはやホラーではないかと思うぐらい。 上巻ということで、世界観を表現するのにかなりボリュームがあった分、今後物語に入り込んでいったらすごく怖いことになりそう。 怖いもの見たさのような面白さのせいで、どんどん引き込まれていって、イッキ読みしてしまった。 さっさと中巻へ突入することにします。
0投稿日: 2012.09.23
powered by ブクログ千年後の日本の話し。といっても超高層ビルや空飛ぶ車などのSFではなく、逆に文明の利器を放棄し呪力を使う世界。独特の世界観にどんどんのめり込んでしまう!!
0投稿日: 2012.09.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
研究室の後輩にオススメされて上中下巻同時購入。 下巻最後の解説にも書かれているように序盤は千年後の世界を読者に理解させるための設定紹介が多く、あまり世界に入り込めなかったが、 後半は怒濤の展開により一気に読み切ってしまった。 今後、中下巻でキーとなるキャラクターたちの紹介編というところでしょうか?
0投稿日: 2012.09.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最初の200ページくらいは読み進めるのがきつかったけど、「国立国会図書館つくば館」が出てきてからはかなり面白く読むことができた。 ただ、これをどう映像化するのか難しそうだ。
0投稿日: 2012.09.09
powered by ブクログ設定が少し複雑だけど、一回波に乗ればすらすら読み進めることができた。まさに序章という感じで本当に話が始まるのは中巻かららしい。
0投稿日: 2012.09.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白いという数人の感想から読んだ作品。 テンポよく一気に読める作品なので、楽しく読めた。 全体の構成もしっかりされたファンタジーなので、作者の初めて読む作品としても、ファンの方も楽しめるとして思います。 ただ、私が作者の「黒い家」「青い炎」のみを読んでいたので、この作者がまさかのファンタジーだったので、ギャップがありすぎて、面白かったーと!諸手を上げては感想が持てなかったです。 具体的には、もっと、この作者が書くのだから人間同士の話かと思っていたところにバケネズミという人間ではないものが出てきて、ええっ…と、なってしまったのが原因。 人間同士の話だとオチがなかなか読めないという楽しみかあるのに対してバケネズミならばオチがある程度予測できたので、意外性がなかった。 唯一バケネズミの本当の正体が最後に書かれた時点で人間同士の話ではあったけれども…というモヤモヤ感が残った。 そんな感じがずっと付きまとってしまいました。
0投稿日: 2012.09.05
powered by ブクログ主人公の早季が今から千年後の日本で起こった少女時代の出来事を手記にしている、という体裁でストーリー展開される。これはいつの時代の人に向けて書いているのだろうか? やたらと千年前の祖先を気にしているようだけど、あとの巻で意味がわかるのかな? 地理的には現代の東京23区あたりを中心にしているようだが、ファンタジーものなので、出てくる生物や施設等が悉く現代のものとは異なるので、この世界観に少し慣れる必要がある。 過去に人類は過度の進化を遂げようとして、自滅的荒廃を経験したあとの新たに構築された世界。 ただし、この著者だけにミステリー要素がところどころに散りばめられている予感。 後半の化物(?) との戦いから、冒険物的ストーリになってきて面白くなってきた。中巻へと続く。
0投稿日: 2012.09.04
powered by ブクログ貴志祐介って、こんなんも書くんだなー! ファンタジーモノの傑作に出会った感動を堪能できる一冊。 中、下巻が楽しみでしょうがない。
0投稿日: 2012.08.24
powered by ブクログ高野和明さんの「ジェノサイド」を読んでる時も思ったが、同族でここまで殺しあう種族は人間ぐらいなのかなぁとしみじみ感じさせられた。そして、同じ種族でさえ、戦争という名目があれば、簡単に人を殺せる人間が、他の生き物のことを考えられるはずがないのでは、とも感じさせる作品だった。 世界観を構成している呪力というものは、個人的にはかなり好きなジャンルなので、ノンストップで上中下巻を読みきれた作品だった。
0投稿日: 2012.08.19
powered by ブクログ私SFは苦手なんですが、めちゃくちゃ面白いです。 まだ上巻なので主にこの世界を理解する感じですが、読み出してすぐにハマっていきました。 1000年後の世界・呪力を持つ人々・バケネズミ等々、確かにSFなんですが私でもスーっと理解できました。1000年後とは言え、日本の話なので理解しやすいのかもしれません。
0投稿日: 2012.08.17
powered by ブクログただのファンタジー小説と思う事なかれ。 冒頭は、語り口調で始まるのでリアルタイムで進行していくお話ではないのかぁーと落胆もしましたが、読んでいく内にそんな事も忘れて引き込まれます。 話の背景や生き物の詳細、設定や世界観など細かく書かれておりちゃんと作者が調べて考えて書いた小説なんだと思わせる面白い小説です。
0投稿日: 2012.08.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
友人から勧められて読んだのですが、 「『新世界より』って聞くとドヴォルザークがまず思い浮かぶよね」 と僕が言うと 「今のとこ出てきてないから関係無さそうよ?(下巻当時)」 と言ってたのに、 速攻で『家路』が出てきた時に吹いたのはきっと僕だけですねw というわけで、そこから終始『新世界より』を流しながら読みました。 結論的には中盤以降の引き込みにグッときましたね。 異能関連は設定に凝るとその説明の冗長さに辟易したり、 適当さにイライラしたりすることがありますが、 この作品は考え想像する楽しみがありつつ、 筋の通った設定に好感が持てました。 ではこっからはネタバレ含みつつ現時点の考察メモなので、未読者 や興味の無い方はリターンでどうぞ。 で、当初はアリシぜーションの様なVR世界を疑ってた(まだ可能性は捨ててないw)のですが、家康の政策が2000年前なら単純に今から1500年ほど未来のお話のようですね。 もちろん明かされている情報がどこまで正確なのかにもよりますが、きっとあの図書館の情報は信用性高い…のかな? ・PKによる人類滅亡を防ぐために生まれた教育制度の枷 これについての情報が一番VRを疑う要素なんですよね。 例えば虫に刺されることすらない完璧な箱庭。 例えば存在がいつの間にか消え、記憶からも消えてしまう子供。 例えばオーガニズムによるストレス値軽減。 例えばルールを破ることに対する畏怖。 色々と縛りが強すぎる気がしますね。 結界みたいな注連縄の存在はPKと科学だけじゃ説明がつかない。 それとももっと他に異能もしくは超科学の情報が伏せられてるのか? ・バケネズミの存在 人間に近しい知能を持ち、人間を神様と慕う生き物。 ただ、人間の子供たちと違って明らかに悪意の持ち合わせを感じます。 しかも古代人類の縮図っぽく見えるのは狙いでしょうか? 神の存在に畏怖しつつもその力を手にしたい、利用したいという人間の醜い 欲望に共通するものを感じます。 というかここの話ちょっと長すぎですよねwまだ終わってないし。 ・悪鬼と業魔 ミノシロモドキの明かした話は途中でとまってしまいましたが、 序盤の悪鬼と業魔のおとぎ話と、祭りの話を総合すると、 恐らく悪鬼はPKの力に魅せられ、力に溺れてしまった人間と推測。 暗黒時代の皇帝だっけかの人たちもそれに当たるのでしょう。 破壊衝動を理性でコントロールできず、むしろ愉悦を感じる、 喜んで人々を殺せるほど狂ってしまった存在。 そして業魔は恐らくその力の重さに耐えられないもしくは、 コントロールできない能力者なのではないでしょうか? 触れ合う全てのものを傷つけてしまう事に苦悩し、 自ら死を選んでしまうような存在なのかなと。 この二つの存在は能力者なら誰しもが可能性を秘める、 そんな存在なのではないでしょうか? だからこその箱庭教育、能力規制…かな? まあ、まだ上巻ですし。次読もう。
0投稿日: 2012.08.08
powered by ブクログファンタジーなのかSFなのかわからんですが、結構好みでした。 NHKのジーンダイバーを思い出しました。
0投稿日: 2012.08.08
powered by ブクログ飛行機での暇つぶしに空港で購入。 最初は「呪術?」って少しなえたし、バケネズミとの絡みが長くてどこに向かうのか分からなくてこのまま中と下を買うか迷ったけど、他のレビューで「下まで読むべし!」っていうのが多かったから、その後下まで読了。 結果・・・読んでよかった!
0投稿日: 2012.08.03
powered by ブクログ最初退屈だなと思う個所があったが、いつの間にか引き込まれて夢中になった。少し冗長かなと思うところもあるが、ディテールにこだわることで醸成される雰囲気もあるので良いのかも。
0投稿日: 2012.07.25
powered by ブクログおもしろかった! 続きが気になって一気読み。架空であるはずの生き物がすごくリアルで不気味で、でも愛嬌があって興味深い。 自分を「特別」だと知ってしまっている人間は傲慢だなぁ 中巻も期待!
0投稿日: 2012.07.25
powered by ブクログ現在の人類が滅びて1000年後の世界。とても平和な世界。 大人達は全員呪力を使用することができる。 だが実は一定の年齢に達しても呪力を身につけることができなかった子供は処分されていた。 また、呪力で人を攻撃する危険性のある子供も処分されていた。 平和な世界は大人による徹底した子供の管理を実施することで保たれていたのだ。 そんな大人達の管理にもほころびが出始める。 主人公の渡辺 早季とその友人たちが町の秘密に触れてしまった。 それから、大人達が恐れていた事態が発生する。 上巻は世界観の説明が主。エピソードの一つ一つが世界観を表しているように感じた。
0投稿日: 2012.07.16
powered by ブクログ貴志祐介さんはやはりどこか狂気じみた才能の持ち主だ。 千年後の世界より、さらに千年後の同胞に向けられた語り。 超能力を持つ人間ばかりの集落、その人間を神と畏れ労働力として使われているバケネズミ、ミノシロや風船犬、カヤノスヅクリ等得体の知れない生物たち…この不気味な世界で何が起こるのか。伏線がはりめぐらされている気がする上巻、読了。
4投稿日: 2012.07.15
