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天使の囀り
天使の囀り
貴志祐介/KADOKAWA
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総合評価

582件)
4.1
219
208
105
14
2
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    このレビューはネタバレを含みます。

    やっぱり貴志祐介さんは、詳細な設定やキャラの書き込み、展開などでぐいぐいと読ませる ただこれもやはりと言うか、精神的な世界を書いた方が魅力があった 線虫が出てくる以前から、何処か現実的で精神的な部分以外の落とし所が見え隠れしていて、それが折角の作者らしいホラー表現を薄めてしまっているように思う

    1
    投稿日: 2015.12.21
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    十代の頃に貴志祐介にハマってまして。 その頃読んだので結構前ですね。 結末はどうも思い出せないのですが とにかくグロかった記憶が。

    1
    投稿日: 2015.12.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最初はどう物語が展開していくのか分からなかったのですが、どんどん話に引き込まれていきました。 寄生虫と神話という真逆のような存在が上手く物語に絡めてあって、面白かったです。 ━もし輪廻転生が存在するとしたら、数から言って、ほとんどの魂は線虫に生まれ変わるに違いない。そして、光のない地下の世界で、いつ果てるともなく蠢き続ける……━ それだけ、線虫が生き物の中で圧倒的な数を誇っているというのが分かります。 小さくて単純な形をしていても、生命力や繁殖力というのは凄いと関心させられます。

    1
    投稿日: 2015.11.15
  • ホラー作家としての貴志氏もなかなかと思う。

    貴志氏作品は、硝子のハンマー・青の炎を読んでいるが、ホラーものは初挑戦。一言でアマゾン脳線虫恐るべし・・・。内容から推察すると氏は『我儘な遺伝子論』に賛成派かな。線虫に寄生された宿主が“自殺あるいは捕食されるような行動に移る(第三段階)”ところまでは良いとして、この危機を回避した後の第四段階は、さすがにやり過ぎ感が否めない。まじめに想像すると、デイビー・ジョーンズ船長にとらわれている乗組員の姿よりもはるかにグロテスク。しかしながら、単なるホラーではなく、物語のプロットもしっかりしており読みごたえは十分だった。ホラーが極度にダメという方を除いて、この本はお勧めです。確かに末期患者に対して使用するとモルヒネなんかよりアマゾン脳線虫の方が良いかも。

    0
    投稿日: 2015.11.08
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    息子から怖いから読んでみてと奨められておそるおそる読んでみましたが、私はそんなに怖くありませんでした。確かに怖気持ち悪いのだけれど、終わり方が悪くないので、こういうのならいいかなと。

    1
    投稿日: 2015.10.31
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    こわいこわいと思いながらも途中でやめることができずに最後まで読み進めてしまった。とても引き込まれるストーリーだけど、映像化されたら絶対見たくない。苦手だと思ってた分野なのに怖いもの見たさについつい読んでしまう自分が、この本のストーリーと重なってちょっと怖くなった…。

    2
    投稿日: 2015.10.11
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    虫嫌いは読んではいけないと思う。 私もそうだけど、全部読ませてしまうので、この本は。 良いか悪いかでいえば、良いに決まっている。

    0
    投稿日: 2015.10.04
  • 線虫

    貴志祐介さんの作品なので、グロテスクな描写はある程度の覚悟はしていたが、それをも超えられて気持ち悪い。真相究明後主人公が余命少ないエイズ患者に線虫を投与する行為は、薬漬けで良い事が無かった彼に初めて幸福感を与えられたのではなかろうか。残りの線虫は一匹残らず処分を願う。

    2
    投稿日: 2015.09.19
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    2015年、43冊目はある筋から紹介された貴志佑介二冊目。 あらすじ:29歳の北島早苗は、精神科医でエイズ患者の終末期医療に従事している。彼女の9歳年上の恋人、高梨は死恐怖症の作家であるが、スランプに陥っていた。その高梨は紀行文執筆のため、新聞社主催のアマゾン調査隊に参加する。帰国した彼には様々な変化が見られた。ついには、彼は『死』をテーマにした作品を残し、自殺してしまう。彼の変化と自殺を不信に思った早苗は独自に調査を始めるのだった。 『黒い家』の遥か上を行くエンターテイメントだった。前半はバイオホラーかと思わせる立ち上がり。そこから、ギリシャ神話や、土着宗教から新興(カルト)宗教をも巻き込んでいく。フリーター、荻野信一の挿話を絡め、二つの視点が重なり、謎の正体へ。ホラー的、グロ描写もあるが、エンターテイメントの一つの要素程度。他にも、ドラッグ論や、薬害エイズ等の行政批判等々。実に多様なファクターを盛り込んだ上でキッチリとまとめ上げたもんだ。 個人的に、大きく、一つ、残念なのは、『黒い家』同様、二段クライマックス的な部分にあまりのめり込めなかったコト。エピローグの、早苗がとったであろう行動(詳しい記述はあえてしなかったのだと思う)は途中で予想つきました。 評価★★★★☆は3.6か3.7のオマケって感じ。クライマックスがガツンと自分の中の何かを惹き付け、揺さぶってくれたら、文句ナシの4.0以上評価なんだけど……。 紹介してくれた筋も、『黒い家』から、スケール・アップしたエンターテイメントと内容の濃さでコレを薦めてくれたのであろう(?)。そして、もぅ一冊。順序指定の貴志佑介作品が残っているのであった……。

    1
    投稿日: 2015.09.17
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    数年ぶりに再読。 やはり、初回のインパクトは無いが、作り込まれた設定と展開、そして描写力で引き込まれまる。 時代を感じる点もあるが、万人におすすめできる作品。微妙にグロい

    0
    投稿日: 2015.08.31
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    おかしなことが起こって、その原因が分かるまでの不気味さ、恐ろしさは、黒い家の時と同じように、怖いのだけれど、面白いから読むのを止められないという気持ちにさせるものだった。 原因が分かってしまった後は、なんとなく恐怖感が足りなくて、読み終わる時に物足りない気持ちになった。 150819

    0
    投稿日: 2015.08.20
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    『黒い家』の系譜を継ぐホラーミステリー。『黒い家』が異質な存在への恐怖に対して本作は異質な存在に変貌する恐怖が描かれている。筆者の圧倒的な知識と巧みな描写力が読者の神経をジワジワと擦り減らす。原因不明の症状を超科学的要素に逃げず科学的原因に帰結させたうえでカルト宗教と多少のオカルトを入り混ぜた展開にしたのはミステリー作家としての貴志氏の力倆といえよう。特にクライマックスシーンはひたすら不気味で衝撃的である。そして物語は一抹の哀愁を残して幕を閉じる、不完全な善を持つ人間と完全なる善 の天使の間で揺れ動きながら。 ネタバレになってしまうので内容についてはほぼ書けないが、『天使の囀り』という俊逸な作品名、その言葉が持つ意味を是非味わってほしい。

    0
    投稿日: 2015.08.03
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    おもしろかった。 貴志作品は世界観がしっかりしていて本当によくできていると思います。 読んでいても突っ込みどころが少なく、早苗さんがちょっと がんばり過ぎかと思うところぐらいですかね。 ちょっと引いてしまうグロい表現もありましたが、 全体としてとても引き込まれ、一気に読み終わりました。 とても良かったですね。

    0
    投稿日: 2015.06.27
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    アマゾンの探険で始まり、日本に謎が持ちこまれる。ホラー・ミステリ。落ちめの作家とアマゾンの民話、恋人であるホスピスの女医、ネット中毒だった若者など多彩な人物とエピソードが展開する。  面白かったし、よくできてるなあ……と思った。ただ、何かが少し足りない感じがした。ヒロインの女医を挟んだ二人の男の共通点、ひいてはラストのヒロインの思いが、繋がりそうでいてピンとこなかったのが残念。

    1
    投稿日: 2015.06.14
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    題名が”天使の囀(さえず)り”なんですが、結構身の毛のよだつホラーです。あんまり書くとネタバレになってしまうのでかけないのですが、人は誰しも持っているものかも。。。

    1
    投稿日: 2015.04.21
  • 怖すぎ(笑)

    ホラー小説としては最高の逸品。頭の良い大人が、大人を怖がらせてやろうと本気で取り組んだ入魂の一作、といった感がある。あまりのグロさ・怖さに言葉を失う。それでいながら読むのを止められないという超エンターテイメントである。途中で女が絶叫したり、パニック映画のお約束的な部分がちゃんとあり、かえって朗らかというか、怖すぎて逆に笑ってしまう様な、そんなところもある。 小説の中に出てくる固有名詞をググってみると、怖さ倍増。さすがである。 高尚とはいえないが、優れてチャーミングな作品。退屈している時にはお勧めである。

    0
    投稿日: 2015.04.20
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    友達に薦められて読んだ本…。 初めて読む貴志祐介さんの作品でした。 なかなか面白いテーマでした。 アマゾン調査に行った人が、次々と異常で謎な死を遂げていく。 最初は、童話が出てきたりして、何か憑依かなぁと思いましたが、まさかの虫…。 虫が苦手な私にとっては、もう途中から恐怖でした。 でも、なぜ最初サルを食べたか、童話が出てきたのか、あとで全てが繋がって、貴志祐介さんの綿密な調査と完成度の高さを感じました。 あまりにも描写が鮮明すぎて、想像してしまい、虫嫌いもあり、読んでて辛い部分もありましたが、すごく魅力的な作品だったと思います! また貴志祐介さんの作品読んでみたいです。

    1
    投稿日: 2015.02.11
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    次から次へと想像してしまって 結末を先に読んでしまった 思い出すだけでゾワゾワ 映像化されたら、絶対見たくない

    0
    投稿日: 2015.02.05
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    段々と狂っていく人の描写が生々しく怖かった。線虫が原因となっていることが判明したのちは、線虫の生態や人の身体の変貌ぶりが恐ろしい。最後はホスピスでの少年が清々しい死を迎えられたので、恐ろしい話だったが読後感は爽やかであった。

    0
    投稿日: 2015.01.18
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    狒々と怪異の親和性……読後のシャンプー怖すぎだった。もろもろの怪異がね、表現えぐすぎでした。がっつり想像したら脳内で蝿の羽音がするやつ。

    0
    投稿日: 2015.01.11
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    貴志さんの作品を読むのはこれで5冊目。 前作の黒い家で表現されていた人間の内面の怖さとはまた違う、気味の悪さがあって引き込まれました。 途中途中で、神話のエピソードや、動物のエピソードなどが散りばめられていて、最初はストーリーにどう関係していくのかな、と思いながら読み進めていたのですが、それらが次第に繋がっていくとますます面白くて一気に読んでしまいました。

    0
    投稿日: 2015.01.06
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    2014年読んだ中で個人的ベスト小説。 あまりにも遠い点と点が、一つのシンプルな作用で説明されてしまうのが凄く秀逸。中盤までの事件の不気味さ、クライマックスのおぞましさ、そして切ないラストまで、どこを切っても完成度の高さを感じた。

    1
    投稿日: 2014.12.25
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    貴志祐介さんが好みではない私でもこの作品はキメてくれました。欲を言えばもっと狂気的な描写があれば良かったのになぁと思ってしまいました。

    1
    投稿日: 2014.12.07
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    原住民の話すよくわからない音、天使の囀る音、 想像すると怖い、気持ち悪い…でも聞いてみたくなる、 中毒性の強い話。 物語の間中漂う恐怖、不気味な違和感、 ぐいぐいと進む物語に圧倒されます。 怖くて想像したくなくても、その場面が頭に浮かんで しまうほどの表現力、描写の素晴らしい作品でした! 怖いから映像化はしないで欲しい。

    1
    投稿日: 2014.11.27
  • 死について考えさせられた

    苦しみながら長く生き続けるよりも狂いながら死ぬ方が幸せなのではないかと思った。 人間の本質、恐怖とはなにか、幸福とはなにかについて考えさせられた。 しかし、救われない話なのでバッドエンドが嫌いな人は読まない方がいいです。

    2
    投稿日: 2014.11.12
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    読んでいて楽しい内容ではないのに なぜかページを捲る手が止まらないという 貴志ホラーの典型。 『新世界より』のときもそうだったけど 怖いというよりおぞましいというような 生理的嫌悪感を感じながらも 強烈に読者を引き込んでいくのは この作家の持つ稀有な才能だと思う。 こういうバイオホラー系のお話の場合、 実際にあるかもしれない、本当に起こりうるかもしれない、 そうなったときはどうしようと思わせられるかが 勝負なところがあって、ありそうにないと思ったら 面白さが半減してしまうのだけど、 作中披露される専門知識の描写を退屈と思わせず リアリティを感じさせる小道具にしてしまうところに 並の作家との筆力の違いを感じさせる。

    10
    投稿日: 2014.11.08
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    どんどん読める。少し前に流行った細菌系に近い内容。ストレスに対して太古より人が取る対処に対して言及されているような話をうまくホラーテイストで描かれている。天使の囀りが聴きたくなる。

    2
    投稿日: 2014.10.29
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    旅行の移動中に読み始めたら止まらなくなりました。 相変わらず趣味が悪い、変態サスペンスの作品です。 この話の謎の症状に感染した人間は、 最も自分が嫌い、恐れていたモノにあえて近づくようになって、 どんどん死んで行くようになる。 猛獣が嫌いだった人間は、 サファリパークでライオンにずんずん歩いて行って食い殺され、 潔癖症の女の子はヘドロだかが溜まった湖にこれまた自分から潜って入水自殺する。 こんなトンデモストーリーに、呪いとか超能力とかではなく、 キチンと考えられたオチをつけてるのは素晴らしい。 バリエーション豊かな死に方をたくさん読んだお陰か、 何故かこんなグロい死に方する位なら心底長生きしたいと思ったよ。

    1
    投稿日: 2014.10.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    バイオ系のホラーかな。 なんか似たようなのを読んだことあるような。 流行ったんだっけ、こういうの。。。 ISDN回線が最新とあって、はや風化。 こういうの読むと、「やっぱり旅行するなら公衆衛生の整ったところへ・・・」と思っちゃう。 アジア系の目に見える不衛生なら身構えもできるけど。 ブラジル政府辺りからクレームとか来ないのかな?

    1
    投稿日: 2014.09.30
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    貴志さんの本は、本当に勉強になる笑 今回も例外なく雑学が増えた。 しかもストーリーが面白く、先へ先へと読み進めてしまう。 ただ、最後らへんのハチャメチャな感じはあんまり好きではない。

    1
    投稿日: 2014.09.28
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    貴志さんの小説は、ISORAで「読みやすい」と思って一目置き、黒い家で「小説でこんなに怖く感じられるもの?!」と感銘を受けました、寧ろ脱帽。 そんなんなのにやっと3冊目というのもどうかとw 最初、アマゾンかー、アウトドア系はちょっと・・・と思っていたんだけど、グイグイ引き込まれました。おや?あら?やっぱり・・・が楽しい。人間的な怖さじゃなくて、グロテスクの方の怖さで、こっち系の怖さは大丈夫なのでグイグイ。他のも早く読みたいと思わせる本でした。

    2
    投稿日: 2014.09.13
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    恐ろしいし、気持ち悪い。 人間の脳を操り、終いには身体をもめちゃくちゃにしてしまう。 感染したら最後。。。

    1
    投稿日: 2014.09.09
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    2014/8/27 話の流れがおもしろい。難しい話もでてくるけど、長く感じさせないので読んでて苦じゃなかった。 未知のウイルスによって次々と死者がでる。ぞくぞくとする話だった。先が読めるけどよかった。

    0
    投稿日: 2014.08.27
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    私はもうこの本を読みなおすことはできません。 なぜなら怖すぎる。 高校の時、一度しか読んだことがないのに、あらすじを克明に思い出せます。 猿の脳に住む線虫に、大学教授ら一行が寄生されてしまう。その線虫に寄生されると、自分が一番怖いと思っている物を好きになってしまう。また、何か奇妙な音も聞こえ出す。この効果から、この線虫を脳に寄生させるカルト宗教団体が結成されたりもする。しかし、線虫は結局宿主を食い尽くして大繁殖し、宿主を殺してしまうわけで、色んな人が色々と死ぬ。主人公は、この線虫にまつわる色んな人間関係ミステリーを解きながら翻弄される、みたいな話です。 もう二度と読めないけど、素晴らしいことは確かです。

    1
    投稿日: 2014.08.21
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    単なるホラーとはちょっと違う、ゾゾゾっとする本でした。色んなシーンが怖かったのですが一番怖かったのは呪われた沢についての言い伝えを読むシーン。あの文章本当に怖かった。 全くもって個人的な考えですがタイトルの天使の「囀り」よりも「羽ばたき」とか「羽音」とか羽に関する言葉の方が印象的にも作中で説明されている科学的な観点からもしっくりくると思います。

    0
    投稿日: 2014.08.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    だんだん気持ち悪くなっていった。 題材が私たちの身近に存在する寄生虫についてであったため、いつ我が身に起こってもおかしくなく、さらに恐怖心を煽った。

    0
    投稿日: 2014.08.14
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    正体が判るまでの薄気味悪さと判ってからの急展開。 ホラーとかジャンルは関係なくエンターテイメントとしてただただ面白い。

    0
    投稿日: 2014.08.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    不気味で、途中からは気持ち悪くなるけど続きが気になって一気に読んでしまった。 不思議な自殺の原因が線虫というのがまた実際に身近で起きそうでとても怖かった。心に深い悩みをもつ人たちがあんな最期になるなんて辛すぎる。

    1
    投稿日: 2014.08.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

     ネタバレありなので気を付けてください。  まとめサイトで読後があああと書いてあったので、気になって購入。  『ISOLA』や『黒い家』を書いた方だと知ったのは読み終えてから。『ISOLA』は映画は観たけれど小説は未読、『黒い家』はエグすぎるとよくまとめサイトであがっていて名前だけ知っている。あっあと『悪の教典』も書いてたのね! 漫画はちらっちらっと読んでいるけれどもエロ描写っぽいところが多くてそんなに好みじゃなかった←  ほかの人が言うほど、エグいとは思わなかった。  勿論、恐怖を感じることイコール快感となり、死に向かうということはわかった。  獣に食いちぎられるということも現実味を帯びないし、睡眠薬での自殺もそう、とてもきたない水辺に沈んで死んでいくことも。ただまあ蜘蛛を口に含み噛み千切るということは勿論気持ち悪いと思うけれど、おぞけが走るけれど、ああぶちゅっとしてそうだもんなあ、で終わった。あれかなーテレビで蜘蛛だけでなくほかの蟲を食べる人種とか放送していたりするからかなあ。  まあ実際すげぇデカイ蜘蛛をがぶがぶ食べている映像なんか見たら「オエエー!!(AA略)」となるのかもしれないけれど。  このうえない恐怖を快感と思う。ならばわたしならなんだろう。  先端も平気だし蜘蛛とか蟲は苦手だけれどおそれるほどじゃあない。あーでも黒光りするきゃつらはこわいからそいつらにかじり殺されるとかかしら。ひい。まああとはラストのように落ちそうになってドーンかなあ。  本当のラストは、まあ、終身医療ということを考えれば一番やさしいのかもしれない。モヤモヤの読後というのは、主人公である早苗が、どうなるのか知りながらも死にかけている少年に蟲を投与したことだろう。  安楽死を個人的には可能であればと思うわたしだからかもしれないけれど、痛い苦しみから救ってあげたいから投与したのだろう。しかも一人の少年にだけ。  これがセミナーを開催していた首謀者のように、自分をきちんと持っていればとか言ってばらまいたりすれば読後は最悪ともいえようが、たったひとりの少年に対して幸せな夢を見させてあげようと思ったその想いは、まあ、致し方ないのかな。悪いと思っているからこそたちが悪い、ともいえるけれど。一応警察に出頭するみたいだったけれど。  フリーターくんのセミナーに於いての思想はちょっとこわかった。おまえはどっかのエロゲを見過ぎだ。

    1
    投稿日: 2014.08.08
  • 思い出すと鳥肌が立つ

    アマゾンから帰って来た恋人が異常な行動のあとに自殺してしまう。 自殺の原因を調べていくうちに・・・ある生き物、セミナーにたどり着く。 「天使の囀り」が聞こえるとは・・・その生き物が。

    0
    投稿日: 2014.07.08
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    ブクログ開始以前の既読書。「生存者0」の途中まで、このストーリーを思い出していた。私の中の名作ホラー。

    1
    投稿日: 2014.06.30
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    話の全貌が見え始める中盤あたりからおもしろくなってくる!! どうしようもない恐怖がよく伝わってくる。

    1
    投稿日: 2014.06.25
  • ホラー好きの方超おすすめ

    物凄く引き込まれる作品です。時間を忘れて集中してしまいました。 貴志さんの作品で一番大好きです。 あなたにも天使の囀りが伝わると思います。

    0
    投稿日: 2014.06.03
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    私が読んだのと表紙が違う…。もっとお洒落でモノクロっぽかった気がします。 ぞくぞくくるホラーです。生理的嫌悪感をくすぐられます。

    2
    投稿日: 2014.05.25
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    ちょっと気持ち悪いシーンが多く、そのときの人物の感情がしっかり書かれているので、グロさが半端ない。 全体的には面白かったが。

    3
    投稿日: 2014.05.22
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    怖い怖いていうか気持ち悪い! と思わされた時点でホラーとしては良い話だと思います。 新世界の系統ですね。

    2
    投稿日: 2014.05.18
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    食欲のなくなるこわさ。描写が上手なので、頭の中でちゃんと光景を浮かべられるんだけど、浮かべたくなかったよ!背骨から震えました。 あといつも思うけど、なんでもよく調べてあるなぁと感心します

    2
    投稿日: 2014.04.27
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    北島早苗は、ホスピスで終末期医療に携わる精神科医。 恋人で作家の高梨は、病的な死恐怖症だったが、新聞社主催のアマゾン探検隊から帰国した後は、むしろ死を自ら望むようになった。  「眠くてたまらない。おやすみ。早苗」 萩野信一は、子供から蜘蛛が嫌いでギャルゲーの『紗緒里ちゃん』が大好きな大学生。 たまたまアクセスした『地球の子供たち』のセミナーで、『庭永先生』から『守護天使』を迎え入れるための『聖餐』を授けられた後は、大好きなギャルゲーが蜘蛛の巣で覆われるほど蜘蛛を飼うようになった。  気が付くと、口の中がねばねばした液体でいっぱいになっている。 潔癖症の少女が、汚泥にまみれ沼で溺死する。 先端恐怖症の主婦が、ナイフで 自殺する。 顔の火傷跡がコンプレックスな若者が、重クロム酸ナトリウムで顔を溶かす。 彼ら、彼女らが今際の際に口々に呟く「天使の囀り」とは。 アマゾンと『地球の子供たち』の共通項とは。 依田は寄生虫の権威である学者。 恋人の死を訝しむ早苗と依田が出会ったとき、物語は徐々に動き出す。 破滅に向かって。    その瞬間、遺体から生えている触手の、すべての蕾がいっせいにパチンと弾けた。 超久しぶりの読書。初kindleでの読破です。 そして超久しぶりの読書には到底ふさわしくないグログロさ。 セミナーセンターはマジでトラウマ。HALOのフラッドを想起した。 現実世界と非現実的世界があって、その両者をつなぐのが現実世界のものなので 大変薄気味悪く感じた。黒い家とはまた違う怖さ。 貴志さんは大変色々勉強する小説家だなと思います。 終わったと思ったらもう一山あって心労がすごい。笑 良い作品でした。

    2
    投稿日: 2014.04.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    第4症状が出た人たちの状態が想像できなかったのですが、なんとなくグロさが伝わってきました。 しかも朝食を食べながらだったので少し気持ち悪く。 さすが貴志祐介。 真梨幸子の孤虫症に引き続き虫…。 おっとネタバレ。

    1
    投稿日: 2014.03.30
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    最高傑作。 ネタバレになるので詳しくは割愛するが、これほどまでに色んな要素やネタを、よく一冊にまとめることができたものだと感動を覚える。 また、比喩表現に関しても、神話に関しての知識がいかんなく発揮されており、裏話と合わせると非常に読み応えはある。 ただし、読後感は最悪。そして、読むのに体力と時間を要する。 読者は選ぶかなぁ。 気持ち悪いという感想もわかるが、それを描き切らなければこの雰囲気は出なかった。とても好きな作品です。

    1
    投稿日: 2014.03.05
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    貴志祐介さんの本で初めて読んだのがこれでした。 読んだあと、何度もネットで、それが本当にあるのかどうか調べたのは、私だけではないはず。 初めて読んだ作品ですが、いまのところ、彼の作品では一番気に入っている(好きと言うにはちょっと語弊がある感じ)作品でもあります。 先入観無しに読んでぐいぐい読み進めていって、ぞっとしてほしいです。

    3
    投稿日: 2014.02.18
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    読めない展開、謎が解かれていくテンポ、凄惨な死の状況など、どれもとてもよく書けていると思いました。 かなりオススメです。

    2
    投稿日: 2014.02.12
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    「クリムゾンの迷宮」「新世界より」「悪の経典」を以前に読み、著者の作品はこれで4作目の読了となった。 ストーリーはどの作品の共通して非常に面白い。しかしながら、一貫して小説としての深みが足りないように感じる。なんというか、セリフや描写に「こんなこと思わないよ。」「いや、それは無茶があるんじゃ。」と感じ、それゆえに作品に没頭するというよりは、ゲームやアニメを見ているような感覚に近くなってしまう。 これは好みの問題も多いと思うし、なんだかんだいい、また著者の次の作品を手に取ることになると思うが・・。

    2
    投稿日: 2014.02.02
  • おもしろかった。一気に読んでしまった。

    最初は、本当に線虫をおぞましく感じてたけど、でも、読み進めるうちにいろいろ考えさせられてしまいました。最後にぐっと来た時点で、線虫も悪くないかも、なんて考えてしまった時点で、私はすでに線虫に侵されてしまったのかもしれません。いやいや、貴志さんの文章にすっかり脳内コントロールされてしまったというべきか。

    0
    投稿日: 2014.01.23
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    休日の終わりにとんでもない本を読んでしまった。普通に気持ち悪かった。 読み終えてしまえば確かに面白かったのだが、途中の描写がちょっとキツかった。読み直しはしないだろう… 次は明るい本を読もう。

    1
    投稿日: 2014.01.19
  • なんとか読み終えた

    全部読み終えた今となってはそれなりにおもしろかったけど、前半の高梨を中心としたストーリー展開がかったるくて、一気に読み進めることができなかった。読後に全体をふりかえっての納得感もあんまりなかった。

    0
    投稿日: 2014.01.19
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    天使の正体に関しては思ってたよりグロじゃなかったのに、、、。 蜘蛛のくだり、、、。 無理無理無理ぃ(T_T)/ 天使のイメージが変わった、、、。

    2
    投稿日: 2014.01.11
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    貴志さんは面白い。間違いがない作家さんだと思う。。 しかしこの本はグロい・・・。 蜘蛛はヤメテ・・・(泣)。 最後のオチは毒と薬は使いようってことか・・・と。 目からうろこ。。

    1
    投稿日: 2014.01.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    貴方のその行動は本当に自分の意志か? 無意識のうちに何か"ベツノモノ"に操られていたりはしないだろうか? 。。。 アマゾン調査に行った恋人とメンバーたちが不可解な自殺を遂げていき、その原因を探っていくホラー小説。 序盤はメールのやり取りで少し退屈だったのだけども、読み進めていくうちに徐々に恐怖が増していく感じでした。 全てを解決したと思わせての恐怖にもゾクゾクしました。 やっぱり人間は恐怖心なくして生きていけないのだろうって思う。

    1
    投稿日: 2013.12.31
  • アマゾン怖い

    おぞましい描写が多数あります。文章が良いのか頭の中でおぞましい映像がはっきりと出てきます。堪らんです。でも面白くて読んじゃいます。小説のような生き物が絶対いないとも言い切れない絶妙なリアリティが素晴らしいです。 アマゾンにはまだ発見されてない恐ろしい生き物がいるんだろうなぁ。

    0
    投稿日: 2013.12.23
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    貴志祐介さんらしい、エロとグロが密接に絡まったホラー小説。 もし、自分の意思だと思っていた行動が違っていたら?『何か』に知らぬ間に操られていたのに、それにすら気付く事ができなかったら? 読んでいくうちに『何か』にじわじわと追い詰められていく恐怖と、動物として人間が持つ根源的な嫌悪感を、最大限に掻き立てられた本でした。 一番の恐怖は、この本で書かれている事が、本当に起こりうるかもしれないという事ですよね•••

    1
    投稿日: 2013.11.25
  • アマゾンで取り付いたものの正体は・・・

     ホラー作品ですが、悪魔や霊といった類のホラーではありません。アマゾンに行った際に、とあるものに取りつかれ、死に対し羨望を抱くようになった人物たちがもたらす恐怖が主体です。基本は北島早苗を中心のストーリーが展開され、それに加えてとある青年が中心の物語が展開されることで、読者はさらに物語を詳しく知ることが出来ます。  ストーリーの展開や内容は正直に言ってしまいますと、ありきたりでした。どこかで読んだことがあるような感じがしてしまいました。ただし描写がリアル(←虫がダメな方は要注意!)です。個人的にはあまり恐怖感は感じませんでした。厚めなので一気読みには向かないですが、何故か読んでしまうタイプの作品です。 *「ありきたり」と言っていますが、あくまで個人的な感想です。貴志祐介氏のファンの方やこの本が好きな方は、あまり気になさらないで下さい

    2
    投稿日: 2013.11.19
  • 遠い未来に

    タイトルとアマゾンが舞台というのに興味を持ち読んでみたら、グッとわしづかみにされて一気に読んでしまった。気持ち悪いけど先が知りたい。想像したくないけれど頭に浮かんでしまう。面白かった。 新種の薬草から新薬を作れる時代。起こりえる?と錯覚しそう。 何作か読みましたが、題材のふり幅が大きいので驚いています。

    3
    投稿日: 2013.11.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久々の貴志祐介。とはいえ本自体はそれほど新しいものではありませんが。 読み終わった感じ、やっぱり貴志の書くホラーは独特のテイストがあって、面白さを他との比較なしに噛みしめることができる。 ただ、独特の設定、世界観ゆえに難解であったり、受け入れがたい内容であったりもする。今回は医療に関する内容、または専門用語が多分に使われていて1ページがまるまるそんなことに関する記述になっていたりもして、著者の書きたいこと、それに対する情熱こそ感じるものの、読者は「なんじゃこりゃ」となってしまい、あくまでこれが「書きたいこと」であって「読ませたいこと」ではないのかも?と思ってしまった。 それでもまぁホラーとしての要素は充分だったと思う。角川ホラー文庫として売られているからホラーと認識していたものの、もしこれがそういった装丁なしにただ「天使の囀り」として売られていたのであれば、この内容はとても生きただろう、と解説を読んで確かに、と頷いた。実際、物語の途中までこれがホラーなのかどうかわからなかったし、後半からまくし立てるような内容の恐ろしさ、スパートのかけ方、唐突な終焉、といったところを踏まえると読者の肝を潰すにはかなりのレベルの内容だろう。

    1
    投稿日: 2013.10.16
  • ちょっと無理はあるけれど

    「新世界より」も私にとっては強烈でしたが,これもかなりインパクトありです.決して実写化はしないでください. 科学的にはだいぶ無理があるものの,高度とは思われているものの一生物である人間の脳が知性の乏しい生物に支配されうるというコンセプトはなかなか面白かった.

    1
    投稿日: 2013.10.13
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    とってもグロテスクなサスペンスホラー。 死や嫌悪、恐怖といったものをテーマに人間ドラマとしても素晴らしい。 最後はなんだか切なかったです。

    0
    投稿日: 2013.10.10
  • めちゃくちゃ怖かった。

    癒されるような本のタイトルが、読んだ後はすごい怖い言葉になる。 実際こういうことがあってもおかしくないのでは。

    0
    投稿日: 2013.10.08
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    ギリシャ神話に絡ませたのは面白かった。しかし「黒い家」に比べて内容が突飛過ぎて物語の恐ろしさがそれほど伝わってこなかった。

    0
    投稿日: 2013.10.05
  • 線虫地獄 貴志祐介最高傑作とも呼ばれる異色ホラー 映画化だけはやめてくれ!

    冒頭から、後ろ寒い恐怖と緊張分厚いページ量に精神が削られる思い。あー早く終わってくれ、やっぱりでも終わらないでくれと思い直せるほどの引き込まれ具合。息つく暇ないとはこのことか! 実際に起こり得るような恐怖、線虫地獄。ホラー好きな方はこの小説をぜひ手に取ってください。圧倒的な恐怖と緊張があなたを襲います。 序盤専門的な描写が目立ちますがこれは後半への布石となっています。おぞましさやグロさもひとつのホラー作品として恐怖でまとめた傑作です。起こり得る恐怖、感染を避けたくて読後、インターネットで調べてしまいますよ・・・

    5
    投稿日: 2013.09.28
  • 過激な描写を求める人限定。

     ホラー小説ファンにより圧倒的支持を得る名作。  アイディア・語り口・衝撃度は全て超一級。タイトルの麗しさに反比例するおぞましさが確実に読者を蝕むことでしょう。  まだ読んでいない人はぜひお試しあれ。

    0
    投稿日: 2013.09.25
  • 蜘蛛が死ぬほど嫌いな人は読まない方がいい

    虫が大嫌いなので、ちょっと読むのが辛かったです。。 特に途中に出てくる蜘蛛の描写がとてもリアルで気分が悪くなってきました。 (蜘蛛がメインの話ではないです。念のため。) それでも続きが気になって、結局最後まで読んでしまいました。 引き込まれる世界観は確かにあります。

    0
    投稿日: 2013.09.24
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    ムシだめなんですけど… でも読ませちゃうからすごい作家。 終わり方良かったので、星5。 ホラーって、恐怖はまだまだ連鎖する、という余韻を残すのが基本かと思うけど、そっちに行かないでくれて寧ろ新鮮。 ホラーというより、ヒューマンドラマって感じ。

    0
    投稿日: 2013.09.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    やたら噴出する小難しい専門知識に翻弄されスピーディーさに 欠けるのが難点。グロさは小気味良いが展開も月並みだし あまり面白くなかった。 期待しすぎたかも・・・・・。

    1
    投稿日: 2013.09.09
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    ホラーというよりバイオサスペンスといった作品です。 抜群のストーリーテリングと取材力に基づいた知識で説得させる著者の力量は流石です。本当に「線虫」が存在するのかと思いました(笑)。 完成度は高いと思いますが、虫に対する嫌悪感がないのであまり怖くなかったです。

    1
    投稿日: 2013.09.06
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    一頭に怖い、というか気味が悪い。 人物がステレオタイプというか、みんながよく想像するタイプで書かれているので、人は何だか現実的に感じられない。ただ、恐怖の対象としては、ないのだろうけれどもしあったら……と何だかリアルに考えてしまい、そのギャップでより恐怖を覚えた。ラストは許されないのかもしれないけれど、少し喜ばしいものだった。 恐怖後のドタバタ後の余韻の怖さってこの作家ならではよね〜。

    0
    投稿日: 2013.08.27
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    私史上、食欲減退小説第1位確定。 将来的に貴志作品を完全制覇する為には、避けて通れないグロ系ホラー。熱帯夜なのに悪寒と戦慄にエアコン消しましたよ…。 本文に出てくる生物類、画像検索しただけで鳥肌ゾワー!!!! 若気の至りと悪ノリで、海外渡航先で食した珍味やゲテモノ料理の武勇伝、私も1つ2つ持ってはいますが………コレはキっツい‼ 第16章からはお食事要注意です!胃の辺りが最後までずっと酸っぱい感じ。 それでもかじりついて閉じる事ができない貴志祐介の魔力たるや、恐るべし。 読了後の疲労感半端ないです、でもめちゃくちゃ面白い!!Pricelessな納涼を御求めの方は是非に☆!!

    1
    投稿日: 2013.08.25
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    SF、サイエンスホラー、サイコホラー、サスペンス、色んな要素が複合的に存在するのが、貴志先生の小説かもしれない。読みながら、読み終わった後も、背筋に戦慄を感じてしまう程の想像する恐怖。貴志先生は読者に想像させることを求める。 気になったのは、幾度となく厚生省の批判が登場すること。非加熱製剤、薬害エイズ、ターミナルケア。個人的に何かあったのか、読者に対する警鐘なのか。

    0
    投稿日: 2013.08.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    結構売れたバイオホラーという括りで、瀬名秀明と混同する作家。まあ角川ホラー文庫だよね、という話。昔、冒頭の長文メールに挫折したが、ネタバレを読んで再チャレンジ。やはり長文過ぎる。そこを越えれば面白いが後半失速というか、書くべき箇所を書いてないような粗が目立つ。キャラクターのほぼ全員がステレオタイプすぎて感情移入できないのもマイナスポイント。時代や風俗の違いというだけではないと思う。良くも悪くも、理系の男が書くものという印象。

    1
    投稿日: 2013.08.05
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    どうやってこんな知識を得て小説に出来るのか。寄生虫とかリアルにそこらへんにいるんだろうし人事じゃないよね。恋愛ゲーム依存症の青年の末路が切なかった。一番恐怖を感じるものが快感に変わるって怖いな。でもその設定キライじゃないからもう一回読もう。笑

    1
    投稿日: 2013.08.03
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    最初のアマゾンの描写のあたりからすでに面白くて一気に読んでしまった。 何が正体なのかわからないハラハラ感。 わかった後の何とも言えない恐怖。 読む途中体がかゆくてかゆくて仕方なかった。 読み終わってしばらくお肉は食べたくなかった。 今でも思い返すとご飯が入らない・・・ でもおもしろかった。 何度か読み返したい。

    0
    投稿日: 2013.07.28
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    最後まであっという間に読ませる筆力はさすが。現在のSNS社会を予見していて、20年以上前の作品とは思えない。

    2
    投稿日: 2013.07.09
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    最初がしんどかった・・・ でもそこを抜けると一気。 これ読んでからおさるさんをみると思い出してしまう。 途中からはもう貴志さん。

    1
    投稿日: 2013.07.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

     終末期ホスピスで精神科医として働く主人公が、恋人の死を機に連続自殺の謎に迫る、という話。正体不明の精神病が伝染する、という意味では『パラサイト・イブ』のようなバイオホラーの要素があるが、著者の真骨頂は悪魔か何かに憑りつかれたように狂気に呑まれて自殺する人々の様子を、神話や民話、生物学から読者に理解させる所にある。ネタバレになるが、最後の第四段階の陰惨な様とギリシャ神話の話を絡めるのは相当気持ちが悪い。  一方で、この小説では様々な形の恐怖症に悩む人々が出てくる。思い出せるだけでも死恐怖症、クモ恐怖症、醜形恐怖症、あがり症、対人恐怖症等が挙げられる。そういった様々な形の恐怖にどう向き合っていくか、というのもこの小説のテーマなのかもしれない。

    0
    投稿日: 2013.07.03
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    北島早苗は、ホスピスで終末期医療に携わる精神科医。 恋人で作家の高梨は、病的な死恐怖症だったが、新聞社主催のアマゾン調査隊に参加してからは、人格が異様な変容を見せ、あれほど怖れていた『死』に魅せられたように、自殺してしまう。 さらに、調査隊の他のメンバーも、次々と異常な方法で自殺を遂げていることがわかる。 アマゾンで、いったい何が起きたのか?高梨が死の直前に残した「天使の囀りが聞こえる」という言葉は、何を意味するのか?

    0
    投稿日: 2013.06.24
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    アマゾンに研究及び取材のため訪問した人物が、日本に帰ってから次々と奇妙な自殺死をとげる。 一体何が起こっているのか。 少しだけ読もうと思って開いたのにもかかわらず、続きが気になるのと、とても読みやすいことから 結局一気に読み終えてしまった。 この本が出版されたのが平成10年のため、ネットに関することなどで話題が若干古い部分有り。 登場人物の一人の大学教授が科研費の件で愚痴を言っていたけど、現在は少しずつ基金化などで改善していてるので良かったね。(?)

    1
    投稿日: 2013.06.02
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    気持ち悪怖く、とても面白かった。 専門的な内容であっても、とても分かり易かった。きっと、一つ小説を書くのにあたって膨大な量の取材をしているんだろう。それを綺麗に余分な部分なく書いているので、ホラーならではのジワジワくる恐怖が途切れず襲ってくる。 線虫も気持ち悪かったけど、それよりも蜘蛛のシーンが一番狂ってると思う。

    1
    投稿日: 2013.05.26
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    前まで嫌っていたものを極端に好むようになり結果自殺してしまうという事件が相次ぐ。 呪いみたいな超自然的なものなのか、それとも別の説明できる理由があるのか。 何かある、けれどそれが何かわからない恐怖。 しかしやっぱり貴志さんは人間の怖さを書くのが上手い。

    0
    投稿日: 2013.05.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ★3.5かな。 怖い、というよりは気持ち悪いと言った方が合ってる気がする。虫の嫌いな私は読むのやめようかと思ったけど、想像を絶する内容すぎて、想像できなくて笑、最後まで読めました。 結構、専門用語が多用されていて読みづらいと感じたけど、高梨が死んだあたりから一気に読める。

    0
    投稿日: 2013.05.07
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    グロテスクさと美しさは対照だと思わされる。物語の鍵となる線虫のおぞましさと非日常感に相反する、その生態の日常性が恐怖感を煽る。物語に常に流れる深い愛情が切ない。思わず想像して嫌悪感を募らせてしまう描写もまた、魅力。

    0
    投稿日: 2013.04.21
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    貴志作品は2作目。タイトルに惹かれて購入したが正解。様々な薀蓄が落ち着くあたりからラストにかけて一気読みせずにはいられなかった。

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    投稿日: 2013.04.18
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    なんか難しい。 途中でザーっと斜め読みしたくなった。 それでも期待を裏切らない気持ち悪さが良かった。

    0
    投稿日: 2013.04.10
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    オカルト系かと思ったら、グロテスク系だったので、むしろ満足。最後のコーラを飲ますシーンは要らなかったような。

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    投稿日: 2013.03.23
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    いやー怖かったです なんていうか背筋が凍りつくような感じでした この本は評判で相当怖いということを聞いていました でも初めのうちはまだミステリー要素が強くて、そんなに怖い要素は全然なかったですね なので、みんな怖がりすぎでしょ、とか思いながら読んでいました しかし、どんどん読み進めるうちにだんだんと不気味な要素が出てきて、最後の方なんかは最早日常生活を送ることが恐怖になりますね

    0
    投稿日: 2013.03.11
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    気持ち悪い!! ホラーってなに?こっち系?? 次々に起こる妙な出来事の原因が徐々にわかっていき面白かった けど、どんどん気持ち悪くなっていきました! 読み終わってからお風呂で入念に身体を洗い、この肉大丈夫かな… と疑いをかけたくなる作品です(笑) 日本を信じているので、このようなことが絶対に起こらないことを願います!!

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    投稿日: 2013.03.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久しぶりに読むジャンル。 期待通りの気持ち悪さ、恐ろしさ。 映像化絶対反対。 小説だからこそぎりぎりこの気持ち悪さを愛で堪能する楽しさ。 虫嫌いの人は絶対に手に取らぬほうがよろしいかと。 目黒の寄生虫博物館、絶対にこの本読んだら脚を踏み入れることできません。

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    投稿日: 2013.02.28
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    うーん、ざわざわする~。 序盤、「あぁ、これは・・・」と天使の正体がわかってしまうけど、わかっていても、息をつかせない面白さ。 いろいろ想像すると気持ち悪いので、その辺りは意識して考えないようにする。 表紙は天使の方が好き。 タイトルにあっていると思う。 なんで変えちゃったんだろう。

    1
    投稿日: 2013.02.26
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    パラサイトイブに似た印象を受けた本書。巻末解説が瀬名秀明で納得。設定に無駄がなく、ターミナルケアに興味がある自分にとってラストは衝撃だった。いろいろ勉強になる一冊。

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    投稿日: 2013.02.25
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    一旦一人の作家に嵌まると、次々にその作家の本を読みたくなる。 貴志祐介が現在嵌まってしまった作家。子供の頃から遡ってみれば、江戸川乱歩とアルセーヌルパンに嵌まり、発売日にステーションデパートの本屋さんへ通った。その後、遠藤周作に嵌まり大半の作品を読破。学生の頃は横溝正史に傾倒し、これもほぼ読破。一人で吉祥寺駅前の映画館へ犬神家の一族を見に行ったっけ。そして、筒井康隆、松本清張、森村誠一、三浦綾子、小松左京と続き、横山秀夫、東野圭吾、宮部みゆき、石黒耀を経て現在に至る。最近は誰かにどっぷり嵌まるということは無かったのだが、何か琴線に触れるものがあったらしい。「天使の囀り」はホラーだから好き嫌いの分かれるところだろう。でも、ただおぞましいだけの表現に終わっていないのが貴志祐介のいいところなんだ。

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    投稿日: 2013.02.24
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    ヤバイやばいヤバイ。虫唾が走る。 人間の抱える闇にスポットがあたっていたかと思いきや、思わぬ方向へ飛び火して、想像以上の気持ち悪さ、もとい怖さに発展していく。 霊的なものではなく、実態は存在するものが恐怖の対象であるからリアリティは高い。しかし肉眼では見えないものというところに恐ろしさに拍車をかける。潔癖症になりそう。 しかしどうしてこう面白いんだろう?怖いもの見たさか? 面白いけど他人にオススメするには慎重にならないといけないなぁ。

    2
    投稿日: 2013.02.11
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    寄生虫。ぐろい。サイコ? しかし、発想は面白い。 ラストはちょっと背筋が凍った。 でも、ぐろい。

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    投稿日: 2013.02.09