
総合評価
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powered by ブクログ自分を殺すして生きていくってのはいろいろ厳しいようにも思うし、でも実際のところ誰でもそれなりにそういう生き方をしているようにも思うし、けどちょっと抑えるのと、完全に抑えるのじゃ全然違うわよね。そしてそれを仕事でやるとなると、それってブラック企業じゃん!ってとこだけど、まぁこの時代の軍隊なんてブラックどころじゃないだろうけど、それを今度は自分たちの自己満足のために、やっているとなると、アスリートが徹底的に自分を鍛え上げるみたいにもう企業がどうとかいう話ではなくなったり、そこらへんの線引きは割と難しいのかもしれん。 ってなんで自分を抑えると良いかって、大概自分のどこかが気に入らないわけで、他人になりきればすっと理想に近づける、みたいな。自己啓発的な。そして他人になれば、自分の常識を失って、いろいろと問題解決に役立つよなぁ、などと、まぁ常識を疑う事が大事っていう、よく言われる事だけど、難しいよって仕事で感じた直後だったから、こんな事を思うのです。
1投稿日: 2018.02.10
powered by ブクログスパイものは初めて読んだけど、ミステリに近くておもしろかった。 結城のキャラもいいし。 スパイよもやま話みたいのがいっぱいあるのも良い。
1投稿日: 2017.12.02
powered by ブクログスパイものは初めて読んだのですが、歴史背景に詳しくなくてもさくさく読めました。 D機関のスパイたちは主人公でありながら、ひっそりと気配を消して活躍するのが斬新で面白いし、ミステリー要素もあるのでとても楽しく読めました。 アニメ化しているみたいなので、続編3冊読んだ後に見てみたいと思います。 お気に入りの話は「ロビンソン」「魔都」。
1投稿日: 2017.11.29
powered by ブクログスパイもの。中身は5つの短編小説になっているが、内容が濃くて、何よりテンポが良くって頭が切れてサイコー!柳広司さんのファンになりそう!
0投稿日: 2017.10.05
powered by ブクログ物語の時代は第二次世界大戦。 結城中佐の発案で、陸軍に内に極秘裏に設立されたスパイ養成機関"D機関"。 「殺人、及び自決は、スパイにとっては最悪の選択肢だ。」など、当時の日本軍内では考えられない武士道に反する精神を持った集団。 (もちろん陸軍内で閑職の立場に追いやられるも、実力でポジションをもぎ取る。) ちなみに本著は長編ではなく、その"D機関"のメンバーそれぞれのミッションやストーリーが描かれた短編集だった。 D機関の面々がプロフェッショナルかつインテリジェンスで、戦時中の日本でこのような人間を果たして育てることが出来るのかと言いたくなる。 日本軍や諸外国の関係者を出し抜く話ばかりだが、果たしてそこまで賢い人間が戦時中にいたのか・・・ p228 「スパイとは、見えない存在だ。」 見知らぬ外国の土地にたった一人で留まり、その地に溶け込み、誰にも正体を知られず、自分の判断のみを頼りにその国の情報を集め、分析し、本国に送り続ける。それこそがスパイの優れた条件なのだ。 いやー D機関のスタッフ達も頭が切れるが、結城中佐のキレ具合とたまに見せる温情に濡れちまうぜ。 和製ジェームス・ボンドを思わせる、完成度及び頭脳の発達が高いスパイ達に、読んでて胸がアツくなったぜ。
22投稿日: 2017.09.30
powered by ブクログ私もアニメ版を見てから原作を読んだひとり。 何で今まで読んでこなかったのだろう、と思わせる程面白かった。アニメ版では省略されていた情報が分かり、より理解出来た。これを踏まえてもう一度アニメを見ると又、印象が違うかも。 佐藤優の解説で、モデルとなった組織が実在していた事に驚いた。結城中佐のモデルとされる人物まで。フィクションだとは分かっていても、やっぱりワクワクする。 結城中佐のモデルとされる人物の最後は壮絶だったらしいが… 38
1投稿日: 2017.09.29
powered by ブクログスパイ養成機関。短編集。一つ一つの話の視点、立場が違うのでとても面白い! 積読しないでもっと早く読めばよかったなー。
0投稿日: 2017.09.19
powered by ブクログ全編通してのキーパーソンとなる結城中佐の不気味な存在感が圧倒的。 味方の裏切りで窮地に陥り、過酷な拷問を受けてもなお敵の機密情報を奪取し生還した伝説のスパイにして、化け物じみた12人の精鋭を集めたD機関の創立者。 拷問の痕を隠すため常に白手袋をはめ杖をつき片足をひきずって歩く中年男だが、「魔王」の異名は伊達じゃなく、そのカリスマ性は凄まじい。 そんな結城中佐の目にかないD機関に集められたのは、異形の能力が突出した自尊心の化け物たち。 愛とも憎しみとも無縁に冷徹な知略を駆使し、死と隣り合わせの危険を孕む任務さえ一種の「ゲーム」と割り切って、鼻歌口笛まじりに危局の盤面をひっくりかえしていく彼らの姿は強烈な毒をもって読者を魅せる。 国の存亡に命を賭けるスパイを描いた小説が多い中で「ジョーカーゲーム」は異色。 この小説に出てくる男たちは国家になんら信仰を持たない。 敵や身内を出し抜き諜報戦に身を投じるも、国の利益のためというのは建前で、要するに彼らは作中何度も繰り返される「自分にはこれくらいできねばならない」という至上の命題に取り組み続けているのだ。 信義も大儀もなく、なにものにも囚われず、己がどこまでできるか自分の人生さえルーレットに投げ込むサイコロの如く軽快に振って試し続ける彼らの姿はストイックというよりスタイリッシュ。 収録作の中ではとくに「魔都」と「ロビンソン」が面白かった。 結城中佐が表に出てこない話もありますが(むしろそれが大半)、誰が味方か敵かわからない疑心暗鬼の状況の中、錯綜した人間関係の裏で暗躍する「D機関」精鋭の存在感が、物語の緊迫を加速度的に高めていきます。 面白いスパイ小説を読みたい方、悪魔のように頭が切れるニヒリスティックな男が好きな方はぜひご一読を!
1投稿日: 2017.08.24
powered by ブクログ17年5月に読了した『秘録・陸軍中野学校』のレビューで知った本。そのためD機関が軍内部で理解されない存在であること、卒業生は孤独の中で敵地での活動を余儀なくされること等をすんなり理解できる。「ロビンソン」は、その敵地で捉えられた伊沢が脱走するまでの短編として、非常にスリリングに描かれていて面白い。D機関の敵地潜入を象徴する物語は「魔都」だろう。潜入者が主役にならず、上海憲兵隊分隊長の腐敗を暴く後ろ盾として登場する。前編でミステリーとしても通用する展開が小気味好い。
5投稿日: 2017.08.23
powered by ブクログ大日本帝国におけるスパイを描いた作品。 所謂、スパイ映画のような派手さを想像していましたが、『スパイは疑われた時点で終わり』という言葉にもあるように、最後まで情報を抜かれていたことに気付かないで、そのまま標的の元を去るような(寧ろそれが当たり前なのでしょうが)そういう描写が自分的には新しく気付かされた点でした。 D機関で結城中佐に育て上げられた、名も無きスパイ達の活動が、様々な角度から描かれた短編集であり、特に敵地からの脱出を書いた『ロビンソン』や、この一冊の集大成のような『XX』がお気に入りです。 ロビンソンは、主人公の立場になって中佐のくれた謎をこちらも想像しながらの敵スパイとの高度な情報戦、駆け引きなどが細かく描かれているし、捕らわれたところからの完全なる脱出劇に目が離せませんでした。 超人的なスパイたちの会話や、状況描写の想像をするのに時間がかかったせいでサクサクと読み進められませんでしたが、スパイの新たな一面を見ることが出来て面白かったです。 機会があれば続編も読んでみます。
1投稿日: 2017.08.09文句なしに面白いです。
実は、先にアニメの方を観てしまっていました(^^; ですが、この作品は知っていたし、アニメもクールでかっこよかったので購入しました。 自分の経験上、映像化されたものが面白かった場合、原作はほぼ確実にさらに面白いので、読まないという選択はありませんでした。 日本陸軍の極秘スパイ組織の文字通り「暗躍」を描く傑作です。 スパイと言えばやはり007のジェームズ・ボンドですが、自分が元々抱いているスパイ像からすると、ジェームズ・ボンドはちょっと派手に立ち回り過ぎると感じていました。 しかし、この作品の根幹をなす、「正体のばれたスパイには存在価値はない」「スパイの本質は目立たないこと」というコンセプトには大いに共感できるところです。 目立たないところでクールに仕事をきっちりこなす、「職人」みたいな主人公の活躍を好まれる方にはかなりお奨めです。
0投稿日: 2017.08.07
powered by ブクログ陸軍内に極秘裏に設立されたスパイ養成学校“D機関”。発案者・結城中佐とその生徒たる諜報員は、当時の軍人の信条を真っ向から否定し、神であった天皇の不可侵をものともせず、ひたすら合理的、論理的に第二次世界大戦前夜の混沌とした世界で欧米列強をむこうに諜報戦を挑んでゆく。 参謀本部とのあいだの連絡係として機関に出向する佐久間中尉は、上官である武藤大佐の指示により、スパイ容疑が浮かぶアメリカ人・ゴードン邸の家宅捜査を行う。容疑を立証する証拠が見つからなければ、中尉はその場で腹を切ることになるが――。“D機関”が擁する諜報員の、時代のなかでの異端、軍隊のなかでの鬼子、そしてスパイとしての化け物ぶりを印象深く見せつける表題作『ジョーカー・ゲーム』。 皇紀二千六百年記念式典における要人暗殺計画が露見。その首謀者として名前があがった英国総領事。彼は、シロかクロか。スパイの本来の仕事を読者にまざまざと示した『幽霊』。 ロンドン。スパイ容疑で拘束された写真館を営む日本人青年。十重二十重に、互いに張り巡らされた数々の罠のなかを彼はどうやって脱出するのか。異国の地で、たったひとりで……『ロビンソン』ほか、上海の租界を舞台にした『魔都』、ドイツ人スパイの自殺の謎を追う『XX ダブル・クロス』など、5編を収録。 これまで人気を博し、長く読まれてきたヒギンズやル・カレ、高村薫のスパイ小説とは全く違う、過去を切り捨て、情愛も憎悪もなく、悲嘆することもない“D機関”の物語は、フレミングの007シリーズが持つゲーム性を思い出させる。 ジョーカー・ゲーム。この盤面で、プレイヤーは誰もが“顔のない名無しの男”で完結する。過去を、情を捨てきれないものは本来の名前と顔を取り戻して、一人の青年に戻っていく。 名誉のためでなく、まして愛国心のためでもなく、しかし国際政治の裏で命がけの危険なゲームに身を賭す理由は、己の優秀さを十分に知った青年のもつ強烈な矜持所以だ。 完璧なスパイの完璧な仕事を描く、今までにないエンターティメント性の高いスパイ小説。シリーズの第一巻。 KADOKAWAさんの文芸情報サイト『カドブン(https://kadobun.jp/)』にて、書評を書かせていただきました。 https://kadobun.jp/reviews/40
2投稿日: 2017.07.15
powered by ブクログまたまたAudibleで朗読版を堪能。 これはかなり以前に紙版で読了済でしたが、 そのときはそれほど面白いとは思えませんでした。 ところが今回の朗読版は声優さんの解釈も 自分にフィットしたのかとても楽しめました。 ちょうどサポメのテーマが正直、誠実であったので その対極にある、この物語に出てくる 嘘だらけのスパイたちの生き様が 私の頭の中で逆にくっきりと浮かび上がってきました。 そのことに関連した投稿はこちら。 舞台は昭和13年の日本、過去に優秀なスパイだった 結城中佐という男がスパイを養成する学校のようなものを、 反発されながらも陸軍内に作るわけです。 そこに集まったものたちは飛び抜けて優秀な若者たち。 その若者たちが卒業にあたっての試験として 任務を与えられたり卒業後、海外へスパイとして活動している様子を 連作短編として描いている作品です。 ベテランのスパイではないので、 能力はずば抜けていながら まだスパイとしてなり切れていないという キャラクターも多く、 その点、嘘と正直、理想と現実の 葛藤を描いているとも言えます。 そして、二転三転するストーリーの展開も見事ですね。 初めて読むとしたら、どの作品を読んでも 結末は予想できないのではないかと思います。 その点エンタメ要素にあふれた ミステリ作品としても一級品だなあ、 と朗読版を聴いて思いました。 2017/02/20 08:14
2投稿日: 2017.07.04
powered by ブクログ大日本帝国時代の架空の諜報機関を描く短編集。 D機関の面々の超人ぶりはアニメチックではあるが、時代背景や人間心理のリアルで緻密な描写が迫力と真実味を生んでいる。一方で、軍の諜報機関を描きながら、軍隊や日本陸軍へのリサーチが足りないんじゃないかと思わせる点がいくつかあったのは惜しい。 一つの思想、思考にとらわれてしまうことの弱さという面に焦点を当てているように感じる。 上海の暑く退廃的な雰囲気と、それに冒された将校らの末路を描いた短編「魔都」が、特に好き。
1投稿日: 2017.06.29
powered by ブクログ20世紀の日本の状況をスパイという点からみると、違ったように思えてきました。 また、私の思っているスパイの認識とは違いとても面白かったです。
2投稿日: 2017.06.17
powered by ブクログ話題になってるときに気になっていたものの勝手に戦争もの(苦手)だと思っていて、二の足を踏んでいたのですが、アニメを見て面白かったので小説にも手を出しました。 すごく読みやすい文章でさくさく読めました。重厚な雰囲気はアニメに比べると薄いかな、というかんじ。あと情景が想像しにくいです。(そういう意味ではアニメ見てから読むのが正解な気がしてきた) 軽く読めるのでスキマ時間での読書におすすめ。
1投稿日: 2017.06.12
powered by ブクログ「ジョーカー・ゲーム」 スパイのお話し! D機関という特殊な任務のみを命じられる最高の能力を持ったスパイ達! 「何ものにもとらわれるな!」「殺すな」「死ぬな」 戦時中、天皇陛下を神様と敬う時代において、また武士の考えがまだ濃厚で死ぬことが美学と思われていたこの時代にはまったく真逆の思想をもって任務を遂行する! シリーズものです!楽しみ!
1投稿日: 2017.05.30
powered by ブクログ初めてかもスパイ小説。ちょっと超人的すぎて、着いていけない部分もあるけど、読みやすい。まぁ、こんな世界もあるんでしょう。
1投稿日: 2017.05.19
powered by ブクログ初めて読んだ作家さん。最初あらすじを読んだときは少し苦手かと思ったが、読み始めたらスイスイ読めて、スパイものも新鮮だった。短編だったのも読みやすかった。
1投稿日: 2017.05.06
powered by ブクログ前評判はよく聴いていたのだけれど、ようやく。 頭の良い人間を書いた作品は、やはりとっても好きだ。スリーパーについての記述を最近よく読むな。
1投稿日: 2017.04.29
powered by ブクログオーディオブックで。 スパイという仕事・・物語にして面白くないわけがない。 期待にもれず、めっちゃ面白かった。
1投稿日: 2017.04.23
powered by ブクログう~ん、登場人物が超人的すぎてあまりシンパシーを感じない。 伏線からの謎解きも、難解を通り越して理不尽に過ぎて、通常の人間ならまず想到しないものばかりだし。 解決編ではそれなりに唸らせられたけど、一緒に謎を解いているという興奮は味わえなかった。
0投稿日: 2017.04.07
powered by ブクログ短編らしい。 2021.01.27.読了 基本的には長編がすきで、短編集は苦手。 だから 短編集だと知って手を出さなかった。 が、トーキョープリズンがおもしろかったので読んでみた。おもしろい。切なくもある。 20世紀初頭は各国のスパイが暗躍したであろう時代なので、D機関もあながちただの小説ではない気がしてならない。 短編集でも読みたい作家が、ひとり増えた 続編も購入済みなので楽しみだ
0投稿日: 2017.04.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
キレッキレの男たちの化かし合い、極限状態でのサバイバル訓練。そこまでできないだろう、と思いつつも極上のエンタメでした。結城中尉は魔王てすね。
0投稿日: 2017.03.28
powered by ブクログD機関という陸軍のスパイ養成所を舞台に、主人公の結城中佐と周囲の関係者の視点から描いた連作短編。 ちょっと荒唐無稽な感じもするが、娯楽と割り切れば本当に面白くて知的なエンターテインメントにあふれた作品だと思う。 スパイ同士の人間関係の希薄さや孤独感などは時代設定が戦時下であるのに現代にも通じているようで考えさせられる。
6投稿日: 2017.03.25
powered by ブクログ大日本陸軍の特務機関?スパイという設定の連作。さまざまなケースで当時の世相を背景に、緊迫したやり取りをミステリー風に。 独特のリズムでぶつ切りされたような斬新な文体、ただ感性のみの力任せというわけではない。クリスタルな感触。刻み込まれるような硬質なもので、全体としては建築家のような感性と思わせる。 結城中佐の造形はややカリカチュアか。
0投稿日: 2017.03.11
powered by ブクログアニメからこの作品を知りましたが、やはり面白い!! アニメも少し難しかったですが、文字だけの世界だけでも難しいですね。でもこれを映像化したことにより双方で理解出来るとまた楽しい。 アニメスタッフありがとう!
1投稿日: 2017.02.28
powered by ブクログ短編集。 「ジョーカー・ゲーム」感想 駒として使い捨てられるのはごめんだ…。 人間心理の裏をかくスパイ教育。 植えつけられた御真影への畏怖など、現代の感覚からするとちょっと想像できない部分もあった。 刷り込みって本当に怖いな…と。 当時の軍人の様子が語られている部分があるが、もし武藤のような軍人ばかりだったなら絶望的な社会だっただろうと思ってしまった。 「幽霊ゴースト」感想 どんな調査にも完全はない。 自覚のないままスパイ行為に加担させられていたとしても罪にはならない。 しかし、D機関以外の人間が取り調べていたらきっと真っ白でも犯罪者に仕立て上げられてしまっただろう。 登場人物のひとりであるグラハムの人間臭さがいい。 しかし、選りすぐりを集めただけあってD機関はレベルが高い。 属する人間は、みな特殊能力の持ち主ばかりで、訓練だけでここまでの水準になれるのかと驚いてしまう。
1投稿日: 2017.02.25
powered by ブクログアニメを見ていたので話は知っていたけど面白かったー!D機関の皆様の魔人ぶりと結城中佐の魔王感…!見せかけの栄光ではなく裏方に徹し、常識を疑い暗躍するスパイの姿がかっこよかったです。ロビンソンクルーソーの考察というか、読み方には舌を巻く思いでした(´・_・`)『何かにとらわれて生きることは容易だ。だが、それは自分の目で世界を見る責任を放棄することだ。自分自身であることを放棄することだ』という中佐の言葉を自分への教訓として受け止めました。でもその言葉の通りに生きることはこの本のように結構孤独だったりもする。
1投稿日: 2017.02.19
powered by ブクログちょっとハードボイルドタッチで、男性には多分受けが良いのだろうけど、女性にはどうだろう?? 短編嫌いな私にはもう一つだったが、文章は好み(*^-^*) 結果があってからの、プロセス・・・ってのはちょっと面倒くさい感じも(^-^; この本も会社の方から借りたものだが、自分では絶対に選ばないだろう小説だった。それでも十分楽しむことができた(*^-^*) 満足!
9投稿日: 2017.01.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
15年戦争期の、大日本帝国陸軍に設置されたスパイ機関。そこから世界に飛び出した機関員の来し方を描く。アクション僅少のスパイ小説。 アニメーション版から入った口。かの作品がなければ手に取ることもなかっただろう。 確かに切り口は面白いけれど、D機関無双がちょっとねぇ…。積読本と読みたい本の数を考えると、2度は読む機会はなさそう。多分……。
0投稿日: 2016.12.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
単行本は読んだことあるけど、文庫版は初めて。 アニメはほぼ原作に忠実なので、アニメのキャラクターを思い浮かべながら読んでいた。 天皇についての話がちょくちょく出ていた。 軍人である佐久間とD機関の思想の違いがよく表れていた。 結城中佐から誘いを受けた佐久間のその後が気になった。 どれも短編小説で、読み進めることができた。 一話のなかでの時系列が飛んだり戻ったりしすぎているように見えた。
0投稿日: 2016.12.19
powered by ブクログスパイ小説という初めて読むジャンルだったけれど、面白かった。最後の「X X」が特にいい。捨て去ることができず、スパイになりきれなかった男に結城中佐が見せる人間味がじわじわ胸に響いてくる。
1投稿日: 2016.11.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2016/10/31 始めましての人。 面白く読めたけど揺さぶられることはない。 スパイミステリーらしいけどスパイ自体珍しいよね。
0投稿日: 2016.11.06ワクワクしながら読みました
ジョーカーゲームの名前を初めて知ったのは新聞。それはアニメの記事でした。すでにアニメは最終回に近く、最初から見たかったと思いましたが、原作があると知り、購入。なので、知っている話と知らない話が入っており、楽しめました。 スパイ・・・誰にも知られず、功績をあげても名前も残らない。下手すると一生、草として違う人生を歩むことになるかもしれない・・・国への忠誠心だけでここまでできるのかと思いきや「これは俺にしかできない」という思い。確かに彼らはほんの少しの情報だけで真実にたどり着き、そして解決方法を見つけ出します。解決方法も、自分ではなく、誰かに解決させる方法を提示させ、行動させる・・・読んでいて小気味よかったです。次作も期待してます。
0投稿日: 2016.11.03
powered by ブクログアニメを見たのをきっかけに原作も読んでみた。 原作を先に読むとついていけなかっただろうけど、アニメで登場人物・ストーリーを予習してからだったのでわかりやすかった。
1投稿日: 2016.10.23
powered by ブクログ結城中佐が D機関を創設。 スパイとは何かの原理原則を明確にする。 陸軍の中では、『スパイとは姑息な手段であり、 日本古来の武士道に反する』という意見があった。 『軍人でなければ人に非ず』という風潮があった。 そのなかで 『地方人』といわれる 軍人以外の民間人を採用する。 自らの体験も強烈で、スパイとはどうあるべきかを実践の中で教える。 佐久間陸軍中尉は D機関に 派遣された。 日本オタクのアメリカ人ゴードンは、スパイの容疑がかかった。 『スパイは疑われた時点で終わりだ。疑われているスパイに一体何の意味がある』 と結城は言う。 ゴードンのスパイの証拠を探すために、憲兵として家宅捜査をする。 その証拠は、あるところに 隠されていた。 スパイとして摘発された時には 自決することは、最悪の選択だ と、結城中佐は言う。 『武士道とは死ぬことと見つけたり。名を惜しめ。 みごとに花と散ることこそ、武人の誉れ。』ということが 軍には 徹底して叩き込まれていた。 軍人とスパイの違いを明確にする中で、スパイの身の処し方を明らかにする。 『国家への忠誠心』それは 虚構だとさえ言い切る。 スパイ(諜報員)のイメージを大きく替える。それは当たり前のことだと思う。 本来のあり方としての スパイを 明確化する中で 物語はすすめられていくので、 じつに 興味が深い。このようなスパイたちが 実際 いたなら 日本はもう少し変わっていたかもしれない。 ロビンソンが 実におもしろかった。 結城は、『ロビンソンクルーソー』の本を渡すだけで、仕事をさせる。 その 読みの深さが すばらしい。 これは、よっぽど アタマを使わないと切り抜けられないね。 結城中佐は、『死ぬことなど誰でもできる』という。 スパイ蒲生は チェスがうまい。 それで、チェス好きのグラハムにうまく取り込む。 あたかも、グラハムが チェスに誘ったように仕掛ける。 魔都。上海でのスパイ活動 本間。 上海語などはそもそも存在しない という指摘が 驚き。 北京語、寧波語、蘇州語、江北語が使われていたと言う。 やはり、上海は 麻薬だよ。それをめぐって、欲にまみれる。 二重スパイ。そして 捕まって、その後の対処。 じつに きちんとした リスク管理が できている。 想定される あらゆる 場面を 見通すことで、 危険と失敗を避けることができる。 このスパイストーリーは よく組み立てられて、 コンセプトがしっかりしていて、したたかである。
5投稿日: 2016.10.17アニメが原作に忠実で、イメージし易かった
アニメを見て『面白い』と思い、原作購入。 原作本からアニメになったモノは設定にかなり差があると思ってだけど、アニメがかなり原作に忠実で読んでて「アニメのあのシーンだ!」って分かりやすかった。
0投稿日: 2016.10.10
powered by ブクログスパイの短編集。 短くまとまっているがシッカリスパイ小説。 第三の時効のスパイ版みたいな感じ。 結城以外、誰が誰だかよくわからないがそれもスパイらしくていい。 サックリ、展開は読めるけどオモシロイ。 とらわれちゃうわ。
0投稿日: 2016.09.28
powered by ブクログこんなスパイ小説が読みたかった! サスペンスとしてもお腹いっぱいになれる一冊。構成の妙も斬新だった。
1投稿日: 2016.09.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
大戦直前の混沌とした時代に世界を暗躍し諜報戦を繰り広げる日本のスパイ“D機関”の活躍を淡々と描く1話完結オムニバス。 非常に読みやすいし、面白い。 アニメは原作にとても忠実に作られていたのだなぁ…。
0投稿日: 2016.09.21
powered by ブクログアニメを見てから読みましたが、アニメには無いお話も多いし、話の内容も弱冠変わってたりしてどちらも楽しめました。
2投稿日: 2016.09.17スリル
映画が余りにもつまらなかったので、手が出ないでいた。 戦中のスパイ養成組織「D機関」を描いているが、重厚さはなく読みやすい。 「D機関」の精鋭達の活躍ぶりには目を見張るが、深い人物描写が無い。このため、諜報員に感情移入したり、思い入れがないので逆に軽快に読める。 単純に楽しめる良質冒険小説といったところだろうか。
1投稿日: 2016.09.01
powered by ブクログ先日読んだ「ダブルジョーカー」の前に本書が発売されていたらしく、結城大佐の素性とD機関の成りたちが気になったので、順番が逆になりましたがこちらも読んでみました。 スパイ小説とはいえ、残酷な描写は少なく軽いテイストで気軽に読める感じ、短編なので展開が早く痛快な感じはダブルジョーカーと同じでやはり楽しめました。 とはいえ、知りたかった結城大佐の謎はあまり解明されなかったな。。
2投稿日: 2016.08.25
powered by ブクログ続編の『ダブル・ジョーカー』を先に読んでしまった。感想は同作と同じ。作り込まれた内容なのに読みやすい。同作の前段階の話があればぜひ読みたい。
1投稿日: 2016.08.03
powered by ブクログシャープな文体です。ちょっとこれまでに読んだことないような切れ味です。映像化されるのがよくわかる。特に漫画の原作にはもってこいではないだろうか。
0投稿日: 2016.07.29
powered by ブクログアニメが面白かったので。 アニメの演出でちょいちょい面白ろかったところはオリジナルが多かったらしい。 詳細があるとより楽しめる。
0投稿日: 2016.07.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
★ネタバレありです★ 本書の存在はかなり以前から知っていたけど(未視聴だけど実写映画化もされて話題になったので)、アニメの第1話を観て続きがとても気になり、その後、アニメよりも先行して読みました。 文章もわかりやすく、短編集なので読みやすく、とても面白かったです。 スパイミステリーと聞いていたので、”ミッションインポッシブル”的な派手なアクションものかと思いきや、本作で登場するスパイは地味です(よく考えると、スパイが目立っていてはスパイになりません)。しかし、一人一人が矜持をもって任務遂行する姿が格好いい。 「XX(ダブル・クロス)」のラストが非常に重かったです。結城中佐の餞の言葉が心にしみました。 「XX」を読んだ後に振り返ると、「ジョーカー・ゲーム」の佐久間中尉も上官の不興を買ったことにより飛崎と同じような目に遭ったのでは?と思い、佐久間中尉のその後が気になります。 昭和初期(第二次世界大戦前夜)あたりは、学生時代の日本史の授業では時間切れで、きちんと学ばなかったので、当時の国際情勢を少しぐらいは知っておかねば、と改めて思いました。
5投稿日: 2016.07.21
powered by ブクログ従来のスパイ物とは一味違うテイスト。また、解説がいい。作品の背景にあるものを的確に教えてくれる。 短編集とは知らずに読み始めたので、いささか食い足りなさも残ったが、第二、三集とあるみたいなので楽しみにしたい。
5投稿日: 2016.07.02
powered by ブクログ旧日本軍のスパイの話 ってか、これって陸軍中野学校がモデルって事でいいんだよね? アニメも見てたけど、内容はほぼ同じ 真相がちょこっと違ってたりちょっとした設定の違いはあるものの、ほぼ原作通り そして小説の方が色々と理由まで書かれてあるのでわかりやすい それにしてもホントにこんな事出来る人達いるorいたのかね? 「自分にもできなければいけない」という自尊心だけで出来るもの?
1投稿日: 2016.07.02
powered by ブクログアニメを見てから拝読 柳広司の作品を読むのは「贋作『坊っちゃん』殺人事件」と「漱石先生の事件簿 猫の巻」を読んで以来 明治時代当時の社会情勢を踏まえた上で読むことで、夏目漱石の小説の中の世界をリアルに感じることができて新鮮だった。 この作品も、昭和10年代という時代にリアルに「生きる」スパイたちの活躍が読むことができる。 続きを読むのが楽しみ
1投稿日: 2016.07.01
powered by ブクログアニメがあまりにスタイリッシュだったので、耐えられなくなって原作も。 やっぱり、アニメ化されたり映画化されたりしたものは、アニメ(映画)→原作の順だと、そこまで失望もしないので安心して読めますね。逆だと、がっかりすることも多いので。 アニメでは説明しきれなかった箇所を丁寧に読めたのが、一番の収穫だったかもしれません。全体的に抑えたトーンが流れる文章で、普段は読まない時代の、普段はおつきあいのない方々が主人公の話だったのですが、そんなことを微塵も感じさせない文章で、すごくすごく楽しかったです。 読みやすい文章=平易な文章、という図式は必ずしもあてはまらないと思うのですが、柳氏の文章は、読みやすい文章=リードされていることを気付かせない巧妙な文章であって、なんといえばいいのか、人間的にとてもできた大人に包まれて移動させられているような。そんな絶対的な安心感を覚えました。 しかし、スパイは本当に本当に孤独な職業ですね。ひと嫌いとはまた違うレベルでの、断絶と隔離を自ら選び続けるのは、精神性がかなり訓練されていないとダメなんだろうなと思いました。 「幽霊」でのラストは、なんだかやるせなくなる感じ。年単位で利用できる可能性をじっと脳に温め続けるのって、冷酷という言葉では片付けられない、なにかとても非人間的なものを覚えます。
10投稿日: 2016.06.14
powered by ブクログ前から読みたくて買って積読になってたのに、アニメ化されちゃったので慌てて読んでみたw スパイってスタイリッシュでカッコいいイメージありますよね。 ミッションインポッシブルや007は派手にやり過ぎだと思うんだけどwあんなに世間に知られまくったスパイがいてたまるかw この物語の結城中佐も強烈な印象があります。 戦前戦時中って日本が総国民ちょっと狂ってた時代だと思うんだけど、その分、というか熱に浮かされたロマンの時代だと思うんですよねぇ。。。 特にその時代の大陸とか、上海の租界とか、なんか今の時代ではありえない不思議な世界だと思ってます。 今別に読んでる坂口安吾もそうですが、古い日本とハイカラな世界がまじりあった時代、結構好きです。 アニメは録画しているけど、どうなっているかな。
0投稿日: 2016.06.12
powered by ブクログこれは面白い。もっと前に読んでおけば良かったー!無駄のない文章で展開がスピーディ、内容が虚々実々、オチで「ほぉっ!」ってなる感じ。続き早く買おう~。
1投稿日: 2016.06.01
powered by ブクログアニメに肩透かしくらってるのは果たして私だけなのか。あの30分だけじゃストーリー把握しきれなくて消化不良。キャラクターデザインはめっちゃ好みなんだけどな…。でも原作はめちゃくちゃ人気のようだから、これはきっと脚本がダメなだけなんだろ?と思い立って読んでみたら、案の定面白い。個人的なハラハラポイントとしては誰がスパイなのかラストまで分からないところ。1話大体60ページくらいで一気に読みほせちゃいます。近頃は、アニメ見てから原作読むみたいな贅沢な楽しみ方してます。
0投稿日: 2016.05.30
powered by ブクログ何故もっと早く読まなかったんだろう。時代設定やストイックな頭脳戦の要素まで、完全に僕のどストライクです。このスパイ養成学校「D機関」関係者を主役とした短編集、特に最初の表題作は完璧。これだけでも読む価値あり。やられた感がハンパない。続編もいますぐ読みたいが、ぐっとこらえて他の読みかけのやつに戻ろう。なお、亀梨くん主演で映画化されるようだが、「本格アクション」とか書かかれている時点で本作のコンセプトの否定に映る。
2投稿日: 2016.05.28
powered by ブクログ予備知識なく手に取ったが、こんな本格的なスパイ小説だとは思ってなかった。 良い意味で当てが外れ、非常に満足。 世界観もストーリーも好き。
0投稿日: 2016.05.26
powered by ブクログ■異能の精鋭たちによる、究極の頭脳戦! 結城中佐の発案で陸軍内に極秘裏に設立されたスパイ養成学校“D機関”。「死ぬな、殺すな、とらわれるな」。この戒律を若き精鋭達に叩き込み、軍隊組織の信条を真っ向から否定する“D機関”の存在は、当然、猛反発を招いた。だが、頭脳明晰、実行力でも群を抜く結城は、魔術師の如き手さばきで諜報戦の成果を上げてゆく......。 吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞に輝く究極のスパイ・ミステリー。
0投稿日: 2016.05.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
結城中佐の発案で陸軍内に極秘裏に設立されたスパイ養成学校“D機関”。 その“D機関”出身の精鋭たちの活躍ぶりを5篇集めた作品。 とはいえ、派手なアクションもなく、淡々と描いているのだけれども、そこななんだかとてもリアルで、実際昭和初期のこの時代には、本当にこんなことがあったのではないかしら?と思ってしまう感じです。 何が真実で、何か嘘かわからない。 その中で淡々と任務をこなしていくD機関のメンバーたち。 「死ぬな、殺すな、とらわれるな」 「疑われたら任務失敗」 もしも自分がD機関を受験したら・・・。 全く無理!まず受かるどころか受験もできない。笑 18Pに書いてある試験の内容といったら 「あとえばある者は、建物に入ってから試験会場までの歩数、及び階段の数を尋ねられた」 この時点でもう無理! 他にも書いてあるD機関の入学試験は、まったくもって常人には無理な内容。 本当にこんなことできる人たちいたのかしら? いなさそうで、いる? いそうで、いない? そういえば、昔フィンランドに行った時にムーミン博物館で有名なタンペレで「世界最古のスパイミュージアム」に行ったな〜などと思い返してみた。 スパイのノンフィクションものも読んでみたくなったし、もちろん続編も読みたくなった一冊です。
1投稿日: 2016.05.10
powered by ブクログ結城中佐の発案で陸軍内に設立されたスパイ養成学校“D機関"のお話。 アニメ先行で、気になったので原作も読み始める。 先に原作を読めば良かった。 当たり前だが、自分はスパイにはなれない。 ただ「死ぬな、殺すな」というのが、良いな。
1投稿日: 2016.05.10
powered by ブクログタイトルや表紙から、もっと軽い現代風な読み物を想像していたが、「思い込み」だった。読んでどうして、これはなかなか重い読み物だなと。いわゆるスパイものとしても、007やミッションインポッシブルのようなアクションに偏った切った張った裏切られたのような話は全くなく、リアルかつ事実ベースの積み上げでストーリーが展開される小説に出来上がっている。次が楽しみだ。
1投稿日: 2016.05.08
powered by ブクログプロダクションIGが手がけるアニメが今期で興味を惹かれて読んでみた。 この物語の中で スパイとは「死ぬな、殺すな」 「疑われた時点で任務失敗」 「自分の存在を悟られるな」 というスパイの本質「静」の部分にスポットを当てた作品で、鮮やかに出し抜く、出し抜かれる手際が鮮やか。それがとても面白い。 アニメではどのようになるのかとても楽しみ。 淡々としているのでいささか面白みには欠けるが、すっきりとした文体で読みやすい。 戦時中のスパイのリアル感が伝わってくる。 この時代のスパイはアナログがゆえに、小手先のテクニックでなく、「化け物」クラスの優秀な人材が必要とされるのだろうか。
0投稿日: 2016.05.06
powered by ブクログ昭和初期、結城中佐の発案で立ち上げられたスパイ養成学校の話。数々の過酷すぎる試験をクリアした「化け物たち」が、各所に散らばりスパイ活動をする話が書かれている。当時の国際状況や歴史などが、馴染みのない私には難しかったけれど、短編集なので読みやすかった。ダブルクロスの話のラスト、結城中佐の言動がぐっときた。 この小説を読むと、政治というのは駆け引きなのだな、正直者が生き残れない世界なのだなと感じた。しかしそれは、政治に限らず、私たちの周りもそうなのかもしれない。だからこそ、自分を正直にだせる相手を求めるのかもしれない。
0投稿日: 2016.04.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アニメを見ていて、色々と確認したくなったので再読。 スリルを味わえ、自分ならどうするかと考えるのが楽しい作品。 一番好きな話は、本のタイトルにもなっている「ジョーカー・ゲーム」。 スパイになるべくして教育された生徒達ではなく、連絡係として派遣された根っからの軍人が、スパイの思考に感化され、それによって逆境を乗り越えるのところが見もの。 基本的に皆 二度と会う事は無いと言っているから、佐久間さんも今後出ないんだろうけど、2期生の頃やその後も連絡係やっているのか気になる。
0投稿日: 2016.04.13
powered by ブクログアニメが面白かったので、原作小説を借りました。和物のスパイ小説って、読んだことないなーと思って。 昭和の初めの、スパイを題材とした短編集。ハードカバーだったから重めの本かと思いきや、さくっと読了。文体ゆえか、場面切り替えが早くてテンポがいいせいか、最近のラノベより軽い感触。ショートショート読んでるみたい。 目の前に展開されるシーンに翻弄されながら、うわー、おー、あれー、っておろおろしながら読むのが楽しかったです。次の展開が読めないっていうか、前触れなくぱきっとシーンが終わって、一気にエピローグ的なシーンに行っちゃうので、あわわわわってなる。……のが、楽しい。 登場人物がおっそろしく超人部隊で、現実離れしたエリートばかり。そこはちょっと物足りないかな。もっと苦労しても構わないのよ、的な。でも、ここまで超人部隊じゃないと、話はテンポよく進まないか。 最初のお話が好き。最後のはスパイものを期待して読むと少し違うかなあと……とはいえ、一つの世界観として、そして短編としては、十分おもしろかった。 当時の雰囲気とか、そのころならではの価値観なんかもストーリーにきれいに組み込まれていて、興味深い部分ももりだくさんでした。
0投稿日: 2016.04.12
powered by ブクログ戦時中のスパイの話。短編になっていて、各話主人公が異なる。サクサク読めて、テンポ良かった。スパイの任務の厳しさが見に染みる。
0投稿日: 2016.04.12
powered by ブクログもうアニメ放映開始したんですっけ 気になってた作品なのでこの機会に~と読了。 なんとなく長編なのかと思ってたら短編集なんですね。最近読書する集中力が落ちてるので短編集ありがたい。 好みだったのは「魔都」「XX」かな。結城中佐現役時代の話が気になるので『ダブル・ジョーカー』も読んでみよう。 シリーズこれ何冊出てるんだっけか…( ・ิω・ิ)
0投稿日: 2016.04.10
powered by ブクログインテリジェンスミステリーというジャンル。スパイのイメージを変える一冊。短編でありながらどの話もいい。特に最後のxxはすごく切ないし、スパイとして生きる結城中佐の訓示には納得。 このシリーズ、アニメ化されるみたいだけど、男の話だよなぁ〜。万人向けではないと予想。
0投稿日: 2016.03.25
powered by ブクログスパイもの 映画になったか何かで知った作品 あまり期待せずに購入した しばらく放っておいたが、読み始めたら一気 面白く読めました 短編とは思っていなかったですね しかし、すべての短編が面白い 各章で共通して登場するのはスパイ組織のリーダー格の人 過去に優れたスパイだった人物として描かれている 主役は各章ごとに変わる ダブルジョーカーなる作品もあるようだ こちらも同じような作品だろうか? 読んでみたい
0投稿日: 2016.02.25
powered by ブクログスパイ小説ってなんか苦手。 あんまり読まないけどこれは面白かった。 短編集だし、かっこいいし。 若干、都合良過ぎるところもかえって気持ち良い。 この組織が本当にあったら、日本も戦争に負けなかったのかなぁ、なんて思った。 1つだけ難点なのは、短編集でありがちだけど 登場人物の紹介を含め、何度も同じような記述が出てくること。
0投稿日: 2016.02.18読み物として面白い!
ミステリーとか普段は余り読まないし、特別な先入観や知識なしに読んだんだけど、とにかく読み物として面白くて、あっという間に読んでしまった。 「D機関」の設定や結城中佐のキャラクターもよくできている。 特定の主人公はおらず、D機関の設定の中でいくつかの物語ができているので、もっといろんな物語が書けるんじゃないかな。 続編があれば、是非読んでみたい。
1投稿日: 2016.02.17
powered by ブクログ陸軍中野学校をモデルとした、結城中佐率いるスパイ養成学校「D機関」の話。一話一話は生徒たちが主人公の連続短編集。無駄な文章がなく、読みやすい。結城中佐、映画では伊勢谷友介が演じているとか。もう少し年配なイメージだったが、なるほどいい配役。
0投稿日: 2016.02.14
powered by ブクログ感想はブログでどうぞ http://takotakora.at.webry.info/201601/article_8.html
0投稿日: 2016.01.29
powered by ブクログフィクションなんだけど、旧陸軍に結城さんって人に作られた諜報組織の話。インテリジェンスミステリーと言うジャンルらしい。個人的には上海の話が当時の国際的な都市を映し出してる感じがして面白かった。
0投稿日: 2016.01.25
powered by ブクログ短編ですごく読みやすい。 D機関と呼ばれるスパイ養成所に所属するメンバの話。 「本当の顔が見えない」っていうのが面白い。 潜入しているということは、すでに自分以外の何者かになっているということ。 そこに本人の姿は見えない。 どんな人物なのか、解らないまま。 そこに魅力がある。 顔が見えるのは、スパイ以外のメンバーと、 それと何かに「とらわれた」メンバーだけ。 (図書館)
0投稿日: 2016.01.11
powered by ブクログ映画まだ観てない。 役者の年齢が合わないんだけど、現状ではいせやんしか思い付かないのでビジュアル的には申し分無さそう。 内容は先に陸軍中野学校観ておけば良かったなと思った。
0投稿日: 2016.01.09
powered by ブクログ初広司。本作はスパイミステリーと呼ばれているらしいが、結城中佐の一言一言に自分の中のスパイ像(?)が覆され「ウーン...」「オーッ!」などと、唸りながら読み進めましたwとにかく結城中佐がカッコイイ!!大使館は公式に認められたスパイ機関だと言う描写には『あぁ、なるほど!』と思いました(^^
0投稿日: 2016.01.02
powered by ブクログ友人のおススメにより、お借りして拝読。 映画化されたことで作品の存在は存じていたものの 表紙イラストのイメージから ダークで描写もエグイ系…?と勝手に想像し 苦手意識を持っていました。ごめんなさい。 大戦前の政治情勢や、帝国陸軍の呼称など 小難しく感じる部分がありつつも (逆にこの辺りの歴史に興味がある方にとっては 面白みや興味深く感じる部分でしょうけども) あっさりさらっとした文体と ショートストーリー仕立てのおかげで、 さくりと読めました。 解説では「インテリジェンス・ミステリー」という 聞き慣れない枠で括られた作品の様ですが 肩ひじ張らずに読める、娯楽作品だと思います。 日本に実在した、スパイ養成機関を 元にしたとの事ですが、養成機関の入学審査からして あまりの無理難題ぶりに いやいやいや…と訝りながらも それら審査を易々とクリアする、 常人離れした受験者達と 更にその超人たちを軽く凌駕する知力・能力を備えた もはや宇宙人(私の中で)的存在の結城中佐の物語に ドキドキワクワクしながら、 ぐいぐいと読み進めてしまいました。 冷徹・非情に見える結城中佐から発せられる およそ軍人らしからぬ 「死ぬな・殺すな」という言葉の真意は 常時任務を遂行する上で、単純に殺害・自害することが その過程で障害となる可能性があるからで それ以上でも以下でもない様に 中佐自身も振る舞うのだけれども 最終話「XX」の最後の台詞と所作には 軍人としての「結城中佐」の優しさが滲み出ていて グッっと来ました。 スパイというその特性上 登場人物が偽名を使用していたり、変装しているのと ショートストーリー構成で、毎回主人公が違うため 話の入り口では多少戸惑うものの (そこも計算かもしれないけど) 「結城中佐」という主軸が しっかり物語を支えてくれているので 大きな混乱もなく。 ハイテク機器や武器などを駆使した 派手派手しいハリウッド的「スパイもの」ではなく 権力 対 頭脳、人間 対 人間の 騙し騙され二転三転…という 味わい深い「スパイもの」もあるのだなー と、気付かされました。 何よりも意味の分からない状況や複線に 「??」となりながらも 読み進めるうちに、それら複線を全て回収しながら するりと全てを解き明かし 最後のパズルピースがピタリとはめられた時の快感といったら! 日頃、あまり率先して ミステリーとか推理系の娯楽作品は読まないのですが 「スパイもの」という 新たな荒野を発見してしまった気分です…
0投稿日: 2015.12.28
powered by ブクログてっきり完全にフィクションかと思いきや、フィクションはフィクションでもモデルになった軍人がいたのか!と、あとがきを読んで知りました。 スパイと言えばアメリカやイギリス、ロシアのイメージしか無かったですが、日本のスパイも中々侮れなかったりしちゃうのかなと想像を膨らませてくれる作品で、サクサクと読めました◎
1投稿日: 2015.12.26
powered by ブクログD機関の設定がおもしろい!どの話もオチにいくまでがはらはらドキドキですらすら読み進められる。よかったー!映画も見てみたい!
0投稿日: 2015.12.11
powered by ブクログスパイ機関、「D機関」にまつわるお話。 途切れ途切れに読んでしまったので、味わい切れなかったかも…。
0投稿日: 2015.12.03
powered by ブクログ面白くていっきに読んじゃった…んですが、その日の夜に自分がスパイになって家族が拷問される夢をみました。恐ろしすぎる。
1投稿日: 2015.11.28読みやすい短編集。
D機関と呼ばれる日本帝国陸軍内の諜報機関の活躍を物語る短編集だが、非常に面白かった。 短編集ということもあるだろうが、先へ先へとページを進めずにはいられなかった。 ストイックでクレバー、男としたら憧れずにいられずにいられない有能なスパイというものを上手く描いている。 もちろん凡人には務まらないであろう敏腕スパイの話ではあるが、どこか有能な名探偵の活躍と重なる部分があり、エンターテイメント性は十分だ。 それほど重くならないで気軽に読書を楽しみたいときにおススメの逸作だ。
1投稿日: 2015.11.22教え子達が大活躍
結城中佐の教え子が大活躍するミステリです。 語り手はみんなLevel100というような印象であまり葛藤はなく安心感があります。 本作単体というより今後の展開に期待が膨らむ作品です。 続編番外編希望!
0投稿日: 2015.11.03スパイは地味なのである
戦時中に組織されたスパイ養成所。そのメンバーの活躍を短篇で構成したのがこの本です。 ただ、短編の中の中心として存在するもとスパイ。 スパイとして最悪なことは、死ぬこと殺すこと。などスパイとしてあるべき教条のもとで暗躍する教え子たち。 戦時中という古い時代設定でのスパイ活動は徹底的な知能活動とその行動力に支えられて成り立ちそれが出来ないものは淘汰されていく。 ミッションインポッシブルの派手さはないがスパイ大作戦的な展開が面白かったです。(指示書が消滅したりしませんので悪しからず)
1投稿日: 2015.10.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
日本陸軍のスパイ養成学校“D機関”を舞台とした連作短編集。時代は、太平洋戦争突入前。軍内部でも反対意見が多い中、設立されたこの学校に通う、もう異色、としか言いようがない生徒たち。その特異なまでの能力で、どうスパイをしていくのか。 彼らの管理をする立場に配属された軍の人間、D機関を卒業したスパイ、異国で身分がバレたスパイ…などなど様々な立場から様子を描いていきます。 これはもちろん事実とは異なるフィクションに過ぎないのだけれど、なんとなく諜報活動が苦手そうなイメージのある日本に、もしもこの機関が実在したらば、また違ったのかしら、とか、それはそれで怖いような。 続きも気になります。
1投稿日: 2015.10.11想像出来るようで出来ない
サラッと書いてあり何度も出てくる「スパイとは」… 理解出来るようで、想像出来ない部分があり そこが 頭の片隅で引っ掛かりながら、話は進んでいく。 そして最後にチラッと見える人間味。 最後まで興味深く読みきれた。
1投稿日: 2015.09.25
powered by ブクログスパイとか戦争とか好きな人がいればおすすめなのかも。裏をかく駆け引きみたいなものは楽しめた気がする。
0投稿日: 2015.09.17
powered by ブクログドキッ男だらけのスパイ養成機関、という期待した雰囲気は表題作とラストのXXくらいなのが肩すかし。作中で折に触れて繰り返されるスパイの在り方だったり章ごとにガラリと変わる舞台と語り手と事件の見せ方はエンタメしてて好み。
0投稿日: 2015.09.13スパイ養成機関という設定が良い
映画でおなじみのスパイは派手で目立ってしょうがない。 存在が知れたらスパイとしてはおしまいでしょう? まあ、映画ではスパイというヒーローが華やかに活躍してくれるので、爽快なのだけれど。 D機関はスパイの養成機関というのが面白い。 一人立ちしたならば、目立たず、世間にまぎれで任務を遂行しなければならないし、当然警察沙汰になってはならないので殺しも殺されもご法度。 相手や世間を騙し、やりこめ、水面下でのあがきも漏らさずに成功への道のりを垣間見るようなところに魅力を感じる。
1投稿日: 2015.09.10あっさり読める短編集
D機関のスパイに関わる物語の短編集です。 主人公や舞台の国が毎回変わり、スパイの任務を描写するだけ‥.という単純な日々の繰り返しでは無い為、『今回はどこに居て、何が起こるんだろう?』とワクワクを保ちながら読むことができました。 ご都合主義な部分もありますが、筆者の文の力というか読ませ方が上手く、状況や展開がエンターテイメント性に優れているので一気に読むことができます。 重厚な話が好きな方にはちょっと物足りない感があるかもしれません。時間が無い時や、通勤時間などのちょっとした楽しみに向いていると思います。
4投稿日: 2015.09.07ハニートラップなんてもっての外!
第二次世界大戦中の日本帝国陸軍属のスパイ組織、D機関。そこに集いし”かなりデキル”スパイたちの活躍。そんな連中を束ねる結城中佐。なにもかも(スパイたちも、私も!)彼の手の中のヤバいヤツでした。 置かれた状況は厳しいけど、標的(まと)がちょっと弱いようにも感じました。対象相手(国)にもD機関メンバーに相当するのがいると、もっとよかったかもしれません。
15投稿日: 2015.09.05
powered by ブクログこの前に読んだ殺人ピエロの文章力があまりになさすぎて、文脈や筆運びに違和感を感じてたから、ものすごく安心して読めたという点だけでも高評価。時代設定は戦時中。これぐらいの時代設定の小説はあまり得意ではないのだが、すぐにその世界観に没入できた。時代設定の割には感覚や登場人物の描き方や視点の当て方が新しいから非常に読み易かった。教場や臨場に似ている。結城中尉の冷淡なカリスマっぷりや、その部下たちの奔走っぷりが特に酷似。ショートストーリーを何本も書ける人の創造力の豊かさって化け物じみている気がする。
0投稿日: 2015.08.23
powered by ブクログスパイってすごい。 裏の裏。裏の裏の裏。裏の裏の裏の裏。 どこまで考えたら正解がわかるのか。 伏線を張り、ミスリードをし、どんでん返しあり、ライトノベルのように読みやすい。 なのにスパイのなんたるかが、実に詳しく書いてある。 似たような生活をしていれば、得られる情報量なんてみんな同じようなものだ。 得た情報にどんな価値があるかを気づけるかどうか。 ひとつの事柄から、いくつ情報を引き出せるか。 これが、最終的に自分の命を守ることになる。 「何かにとらわれて生きることは容易だ。だが、それは自分の目で世界を見る責任を放棄することだ。自分自身であることを放棄することだ」 スパイ養成学校“D機関”の責任者、結城中佐のせりふ。 見て、考えて、感じて、気づいて、繋ぎ合わせて。 必要なことすら教えられずに任務に就くスパイたちは、ときに結城中佐に裏切られてのではと不安になり、ときに自分も知らなかった自分自身と向き合わねばならない。 本格的なスパイ小説の重厚さはないけれど、スパイ仕立てのパズル小説として良質。
0投稿日: 2015.08.14
powered by ブクログ完全に映画化したせいで、読むのが遅れた。スパイ物で時代物なんだけど、読ませる展開。偽名だから各章全員同じ人なの?なんなの?って感じですが、結城中佐という絶対的な核があるから面白く読める。今さらだけどシリーズ読もうかな。
1投稿日: 2015.07.20
powered by ブクログパラダイスロストから戻る形で1作目を読んだ。本書はインテリジェンス・ミステリーと解説に書かれていたが、何気なく見過ごしていることや気にも掛けない出来事が繋がっていたりして!
0投稿日: 2015.07.13スパイの美学。
それぞれ、とんでもないプロフェッショナルであるスパイ達の話です。 もともと、こういうスパイ系の話が個人的に好きなので、ワクワクしながら、最後まで読めました。 フィクサーの様なボスと、スパイとして養成された精鋭達。 それぞれのストーリーの中で出てくる人の心理や、状況の背景を読み、鮮やかに切り抜けるところは、 やっぱりワクワクします。 ただ、何故スパイ達がそこまで出来るのか。彼らを突き動かすものはなんなのか。 に関してもう少し言及してもらいたかったな~と感じました。 自分にはこれくらいのことは出来なくてはいけない、 というプライドだけでは、いくらなんでもしんどいかなと。
4投稿日: 2015.07.09
powered by ブクログ泥臭いスパイの日常、仕事の様。短編集で、テンポも良く、とても面白かったです♪とてもスマートでクールなイメージを勝手に抱いてましたが、見事に良い方に裏切られました。魔都と幽霊が好き。戦後という設定もなかなかリアルで面白い。この設定で長編とか読んでみたくなりました。シリーズ4作品あるようなので全部読んでみたいです♪
0投稿日: 2015.07.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
こういう話読んでいると、私って馬鹿なんだなと思う。家の外にでる時に、周りを見渡さずに出て鍵をかけたり、ネットでつぶやいたり。何も考えずに生きていたら、彼らの様な俊敏な人に陥れられたり消されたりしそう。 ただ。自分と違う、スパイの考え方と俊敏さの描写は好きだ。 最後の話にでてくる、自分を捨てきれなかった男好きだな。踏み出せなかったのも又いい気がするから。
0投稿日: 2015.06.28ヤバい!
設定は、第二次世界対戦中。どろどろと重い戦争スパイアクションものを想像していたけで、いい意味で裏切られました。戦争中という背景のなかで、スリル満点スピード感もあって読後感もよかったです。
1投稿日: 2015.06.27
