tommugerさんのレビュー
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このユーザーのレビュー
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女のいない男たち
村上春樹 / 文春文庫
村上春樹入門としておススメ。
4
恋人や妻に去られた男たちがテーマの短編集、短編はあまり好きじゃないのだがこの作品は良かった。
村上作品は刺激的な香辛料のように感じる。それでいてさっぱりしてクセがないような。読めば読むほどやみつきに…なるところとか。
この作品も謎が解明されないまま終わっていることがある。それはもう村上春樹の作風なのだろう。あまりこだわらないほうがいい。
村上春樹入門としてはこの本がいいかもしれない、いきなり長編だと拒絶反応を起こす人もいるだろうから。私も少しずつ村上作品を攻略していこうと思う。
続きを読む投稿日:2017.04.04
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読書は「アウトプット」が99%
藤井孝一 / 知的生きかた文庫
読書好きは読んで損はない。
4
読書を楽しむための本。そして読書を血肉にするためにアウトプットの必要性を説いている。全部が全部共感できるわけではないが、参考にしたい部分も数多くある。コストパフォーマンスは高い。
投稿日:2014.06.09
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「むなしさ」を感じたときに読む本
水島広子 / 角川SSC新書
一家に一冊。
4
なんとなく生活に行き詰まりのようなものを感じてたので試しに読んでみたら思いのほか良書だった。
色々なシチュエーションで失望や絶望をし、「むなしさ」を感じたときにどう対処すればいいか書かれている。
…ある程度の成人なら一度ならずそのような状況に置かれると思うので、読んでおくとだいぶ違ってくるだろう。 続きを読む投稿日:2015.05.14
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外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術
山口周 / KADOKAWA
紙の本で読むべき。
4
色々な意味で電子書籍で読むには向いてない本だ。
まず巻頭にある「推薦図書マンダラ」が読みにくい。しかも一々戻ってくるのは大変な手間だ。
そして著者の主張として読書は本を汚してなんぼみたいだが、これ…は紙の本で読むことを前提にしている。そして電子書籍は旅行や出張の時のみに使うべきとなっている。
他にも私自身の意見とはかみ合わないものばかりだった。ただ一つ良かったのは私が好きな司馬遼太郎を読むこともビジネスに効果的だということだけがこの安くない本を買って救いだった。 続きを読む投稿日:2016.01.22
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嫌われる勇気
岸見一郎, 古賀史健 / ダイヤモンド社
最も読みやすい哲学書。
4
アドラー心理学という聞きなれない分野についての本だが、対話形式で物語チックに話が進むので非常に読みやすい。ただ今までの常識とされるものについたのアンチテーゼが多いので、作中の青年のように一歩進んでは内…容を噛みしめ、また一歩進んでは噛みしめと時間をかけて読むべき本だと思う。一回読んだだけでアドラー心理学に染まるのは困難だろう。 続きを読む
投稿日:2014.06.02
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仕事に効く教養としての「世界史」
出口治明 / 祥伝社
まさに教養としての世界史
3
世界史を久し振りに学んだ気分だが目から鱗が落ちるような内容だった。教養としても雑学としても活きる知識だと思う。かなり読みごたえがあったがそれが苦にならず、先に進むのがもったいないくらい面白かった。今の…日本の立ち位置を理解するためにも読んでおいて損はないだろう。 続きを読む
投稿日:2014.10.13