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人類資金I
人類資金I
福井晴敏/講談社
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総合評価

78件)
3.5
13
19
34
6
2
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    2024/8/2読了(再読) 再読。本書を読むまで、「M資金」なるものも、それを騙った詐欺が本当にあったことを知らなかった。一種の陰謀論みたいなものだと理解するが、それが本当にあって、その資金を利用して、今ある資本主義ルールを改変しようとするお話。 序幕~1幕途中。ことの発端である、終戦の日の出来事と、現在パートで、主要登場人物がボチボチ登場。 長い長~い前置きの、まだ途中という感じ。

    6
    投稿日: 2024.08.03
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    これはまた、壮大な話になりそうな予感。 話の結末が、全く見えて来なくて、予想がつかないところが、良い!

    0
    投稿日: 2024.05.15
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    長いシリーズものを読んみたいと手に取った。M資金(エムしきん)とか言われる秘密資金を融資すると持ちかける詐欺をテーマにした小説で、前半はよくわからない話が続き、半分を過ぎたあたりで詐欺師の話だとわかった。続きは読まないかな。

    0
    投稿日: 2022.09.15
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    詐欺師の界隈で伝説と化した「GHQから日本軍が隠した莫大な金塊を背景にした巨額融資」いわゆるM資金ネタ。 こいつがもし事実だとしたらー。 というお話の発端につながる序章。 おそらく後々伏線として回収されそうな時代時代の大規模詐欺の新聞記事や当時のゴシップ記事などが羅列され、読みづらいことこの上なく。 読み通せたのは後半やっと真舟雄一(詐欺師)という人間が動いてくれたからと、一冊がとっても薄かったから。 一冊が薄いことの効用が感じられた作品。 2巻以降が楽しみ。

    5
    投稿日: 2022.03.21
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    割と好きな作家(福井晴敏)の未読の長編があったのを図書館でたまたま見つけて、そこにあった4冊まとめて借りてきたが、「過去作よりパンチがない」と感じつつ時間かけてなんとか4冊目を読み切ったとき、「つづく」の文字が現れ、まだ3冊あることが判明した時の私の気持ちを答えよ。(140字) 感想は最終巻に。

    0
    投稿日: 2020.09.11
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    ずっと気になっていたこのシリーズに手を出してしまった。一冊が薄いけど、7まであるのか。 一気読みしてしまいそうなので、じっくり読むことにする。 実際の国会答弁とかニュース原稿とか。ホンモノのような小道具で、というか、小道具はホンモノか。一気に戦後を現代まで駆け抜ける。 続きが気になる!

    1
    投稿日: 2019.11.25
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    M資金を扱う小説・漫画を最近読んで興味を持った。M資金を解説する書籍は、入手できない状況だ。M資金を引き継いだ財団があった……それはM資金が実在するという証。それを下敷きに、M資金詐欺という古典的な手法で詐欺を行なう真舟と、実在とエビデンスを与えられた財団が接触する! 東日本大震災、アベノミクスという近世の出来事を織り交ぜて進む物語は、世界を救う展開となるのか?

    2
    投稿日: 2018.04.19
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    根底の考えに実はとてもリアリティーがあり面白い。特にこのテーマは私も共感する部分も多くある。 金融資産を増やす事を、カードゲームのカードを増やす事と同じ感覚でいる。生きる為や生き甲斐の為に稼いでいるのではなく、ただその「ルール」の中で人が生かされているから。という考えは今の日本、時に若者の実態を如実に表している。

    2
    投稿日: 2018.04.13
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    7作中の第1作目。M資金の目的と、そのM資金を狙う謎のITベンチャー「M」と、M資金で詐欺を働く真舟が知り合うまでを描く。「震災後」から久しぶりの福井作品だけど、その後書かれた作品らしく、今まで時代物のイメージが強いだけに、現代を描く今作に最初は少し違和感も…

    2
    投稿日: 2017.02.05
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    序章がなんとも読みにくく挫折しそうになったが、第1章(幕)になると俄然面白くなる。ああ福井作品を読んでいるなあ、という福井節が確かにある。今のところ、僕にとって最も平井和正に近い作家だ。

    2
    投稿日: 2017.01.12
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    戦後の混乱の中で持ち去られた多額の金塊を基にしたM資金なるものをめぐる話。 第1巻ということもあって、取り敢えずは登場人物の紹介程度。これから。

    2
    投稿日: 2016.10.17
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    「M資金」をめぐる壮大な長編…いつか読もうと思いながら、重たそうな内容に先延ばしになってました。1巻は…やはり説明が多くてちょっと辛かったけれど、面白くなりそうな余韻を持たせつつ次巻へ続く。Mの素顔が気になる!

    2
    投稿日: 2016.07.18
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    the M's money or the capital of M? they have a rule. from end of WW2 to now, the present day. what will do?

    0
    投稿日: 2016.06.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まだ全然、事件は起こってないし、これからの物語なんだけど、これだけは言える。 面白かった!! というか、この本、ずいぶん前に出ている本だと思うんですけど。 「アベノミクスは失敗し……」 とか書かれてて、この本って予言書?? ってかなりびっくりもさせられました。 いやまあ、失敗するだろうっていうのは想像つかなくもなかったし、私もきっとそうなるだろうって予想できていたので、当たり前といえば当たり前なんですけど、それを堂々と物語に組み込んでしまうのって作家さんとして、結構勇気が必要だと思うんですけど、それをやってのけたのがすごいなあ……と。 終わってる現実じゃなくて、これから始める現実を物語に投影していくのって本当にすごいと思います。 現状は確かにこの本に書いてあることに近くて、これをどうやってこれから変えていくのか、とても楽しみにしています。

    2
    投稿日: 2016.03.07
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    戦後日銀から盗まれた金塊。それは、戦後の企業勃興のために使われる資金となる。通称、M資金。表舞台には出ず、様々な噂、憶測を呼ぶ資金。 現在、そんなM資金を巡る詐欺で生活する詐欺師真舟雄一の下に、世界を救うためにM資金を盗んで下さい、との依頼が入る…。 物語はそこからスタート。ロッキード事件やリーマンショックなど、過去に実際起きた出来事を絡めながら進むストーリー。虚実織り混ざっており、どこまでがフィクションなのか分からなくなる。全7巻であり、非常に長い小説であるけれども、本当にある話なのかもとドキドキしながら読めた小説だった。

    1
    投稿日: 2016.01.10
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    終戦の日、日銀の地下金庫から莫大な金塊が姿を消した。戦後の混乱と日本の復興を糧に膨れ上がったその資産の名は『M資金』。七十年の歳月が流れ、詐欺を生業とする真舟雄一の前に"M"と名乗る男が現れ、あるとてつもない計画を持ちかける。閉塞し混迷を深める世界に革命を促す書下ろし サスペンス超大作。 紹介文より

    0
    投稿日: 2015.12.09
  • 人類の未来をどう変える?超絶資金の謎の始まり

    2013年に初巻発売~2015年に全7巻で完結。これを気に読み始めました。面白かったら一気に読みたいので。結果、一巻読了直後に2購入です。この本はスケールがデカいですね。まず、資金量が超絶です。ハッキリと書いてませんが兆円規模じゃないでしょうか?次に、このお金をつかって人類の未来を変えるという目的が壮大です。誰がどう変えるのかという謎は、初巻ではハッキリしませんが、どうも世界を支配するルールを根本的に変えることに挑戦しようとしているようです。世界のルールの中で動いてきた戦後の昭和史との関連付けも、つかみとしては説得力があり魅力的でした。

    3
    投稿日: 2015.08.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    福井晴敏によるM資金をテーマにした長編の導入部。 終戦の日、日本軍の軍人がのちにM資金と呼ばれるようになる金塊を持ち出し、一部を水中に沈めるシーンから物語は始まる。その後、度々話題に上りながらもやがては詐欺のネタとして扱われるようになり、実在しないものという認識が定着していく。 終戦から現代に至るまで、M資金にまつわると思われる事柄や時代を象徴するような出来事をその当時の新聞記事やテレビ・ラジオの原稿をコラージュすることで描く序章中盤は秀逸。こうした事実の下敷きの上に本作がフィクションとして成り立っていることで、より物語に説得性を与えている。 本書はまだまだ導入部であり、登場する人物もまだ人となりを紹介する程度にしか描かれていない。しかし、この導入部で描かれたことが、今後物語が動き始めた後でどのようにつながってくるのか、早くも楽しみである。 大作のためか、やや冗長に感じる部分がないわけでもなく、作者のアベノミクスへの低評価とも相まってこれまでの作品と比較してやや違和感がないわけではないが、これらももしかすると今後を見据えた作者なりの計算なのか?

    1
    投稿日: 2015.08.22
  • 福井晴敏によるM資金をテーマにした長編の導入部!

    終戦の日、日本軍の軍人がのちにM資金と呼ばれるようになる金塊を持ち出し、一部を水中に沈めるシーンから物語は始まる。その後、度々話題に上りながらもやがては詐欺のネタとして扱われるようになり、実在しないものという認識が定着していく。 終戦から現代に至るまで、M資金にまつわると思われる事柄や時代を象徴するような出来事をその当時の新聞記事やテレビ・ラジオの原稿をコラージュすることで描く序章中盤は秀逸。こうした事実の下敷きの上に本作がフィクションとして成り立っていることで、より物語に説得性を与えている。 本書はまだまだ導入部であり、登場する人物もまだ人となりを紹介する程度にしか描かれていない。しかし、この導入部で描かれたことが、今後物語が動き始めた後でどのようにつながってくるのか、早くも楽しみである。 大作のためか、やや冗長に感じる部分がないわけでもなく、作者のアベノミクスへの低評価とも相まってこれまでの作品と比較してやや違和感がないわけではないが、これらももしかすると今後を見据えた作者なりの計算なのか?

    1
    投稿日: 2015.08.21
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    M資金を題材にした小説。最終巻がなかなか刊行されずに読み始めることができなかったが、先日ようやく完成。 第1巻は敗戦直後の日本で巨額の金塊が持ちだされ、いずこかに消える、M資金の誕生を描いている

    1
    投稿日: 2015.07.28
  • 価格は手頃ですが、読み応えあり!

    自分は経済関係の話は苦手ですが、これは違いますね。読み始めたら一気にその世界観に引き込まれてしまいます。これは面白い!

    0
    投稿日: 2015.04.15
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    こちらは映画にもなったそうですね。小説としても非常に面白いです。M資金という昔からある詐欺話なのですが、ストーリーの根本が本当に深い!!

    1
    投稿日: 2015.03.11
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    最初は読みづらいかと思ったけれども、私も何かで聞いたことのある「M資金」の話。どんどん話に引き込まれていく。 読了。レビューは最終巻で。

    1
    投稿日: 2015.01.16
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    今までの福井作品と毛色が違うと思って読んでみたら、やっぱり「自分の正義を信じて上と対立する気高い人たち」が出てきて、ああやっぱり福井作品なんだとわかる。 M資金のもとに様々な方向から人が集まってきて、これから何かが起こりそうな予感で終了。

    0
    投稿日: 2014.10.08
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    薄くて持ち運びが楽。 相変わらず文章がくどくて読みにくい。それなりに面白い。 続きが気になるので続きを読もう、と思う程度には面白い。

    1
    投稿日: 2014.10.05
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    プロローグでしか無いんで現時点では何とも、ただ特別定価なら兎も角定価という事を考えると高いと言わざるをえないやね。

    1
    投稿日: 2014.08.15
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    読みにくい。。。。。 なかなか進まなかったが現代に近づくにつれ、テンポ良く読めた。 続きも読むかなー。

    0
    投稿日: 2014.07.01
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    終戦の日。ひとつの国が確かに亡び、同時に新たな国へと歩み出した日。神が人間となった日。その日、日銀の地下金庫から莫大な量の金塊が姿を消した。ひとりの男の生き方を変え、辺獄に囚われた魂を開放し、いつか世界のために使われる唯一無二の金の名は“M資金”。そして70年。陰に日向に多くの噂が生まれながら、しかし市井のうちのだれも実体を目にしたことがない“M資金”をネタにした詐欺を生業とする真舟の前に現れた“M”と名乗る男。彼は真舟にある仕事を持ちかける。 「“M資金”を盗み出す」 そして 「僕と一緒に、世界を救ってみませんか?」 戦後70年。経済成長とバブル崩壊、続く世界の経済危機。そして大震災。 閉塞と混迷を深める世界に、革命は起こるのか。 実際にささやかれる旧軍の遺産、“M資金”を巡るミステリ第1巻。

    1
    投稿日: 2014.06.28
  • 掴まれる

    見事に掴まれた。細かいところも、説明っぽいところも飽きない。ぐんぐん進んでいきます。ハマれる。

    0
    投稿日: 2014.06.10
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    戦時中に日本に運ばれたM資金をめぐった陰謀小説。 中年詐欺師が国家を相手取った大博打に巻き込まれるサスペンス。 映画の本化ということであまり期待していなかったが、よい意味で大きく期待を裏切られた。 話の中核となるM資金の説明やキャラクター、歴史感がバランスよく一気に読み進めることができる。 ただ、時代設定がまさに2013年なので直近で読まないと現実とのズレが違和感となってしまいそうな気がする。 2014年5月時点では6巻まで出ている、最終巻(7巻)を早く読みたい。

    1
    投稿日: 2014.05.05
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    本当は、★2.5。 映画も見に行きました。 導入部分ですが、話が少し冗長です。 映画を見ていたので、話のスピード感の 無さをよりいっそう感じたのかもしれません。 「あれ?これって、どのシーン?」と言う 事がままありました。 2巻以降、物語が進むと思います。 それに期待。

    0
    投稿日: 2014.04.30
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    社会人経験数年以上、団塊ジュニア以下ぐらいの世代の、叫び出したくなるような不安が、見事に言葉に昇華されているのではないだろうか。 行き詰ったルールの存在も大変共感できる。きちんと新しいものを提示できるのか、盛大に尻すぼむのか、最後まで見守りたい。

    1
    投稿日: 2014.04.15
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    会社の友人から借りていた本です、数ヶ月前に借りていたのですが、読む時間が取れなくて今読んでいます。 これは、旧日本軍が管理していたといわれる莫大な財宝(=M資金)を話題にした本です。第一巻の見所は、主人公が「M資金」という話題を使った詐欺をしている点ですね。

    0
    投稿日: 2014.03.30
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      M資金を題材にした福井晴敏の最新作。自衛隊や警察、ガンダムで有名な作者だが、今回はM資金といったネタを題材に『経済』が題材。なので経済をあるていど知っていないと、文章の意味が完全に理解できない所があったりしますが、福井晴敏らしいエンターテイメント性はちゃんと含まれています。  他の作品と同じように中年と青年のコンビは健在。

    0
    投稿日: 2014.03.08
  • ポイントが余っているなら

    買っちゃえばぁ? 一巻はまだまだこれからって感じでそれほどでした、続きは買ってません。 決して面白くないわけではない。 心が迷ったなら買うな、だ。

    0
    投稿日: 2014.03.02
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    一冊使って、プロローグ。 いつものように、分厚いハードカバーで読んでれば、そんなに長くないと思うんだけど、分冊となると、どーなのかなぁ(^^;))) 一冊での満足感が得られる構成のほうがいいと思うんだけどなぁ。 今後の本編に期待。

    0
    投稿日: 2013.12.27
  • 1巻から2巻へ

    「M資金」については正直よくわかりませんが戦後の日本経済の変遷について 著者の考え方があらわれているように感じました。   M資金が今後の話でどのようにかかわっていくのか興味が惹かれます。 次巻以降のストーリーがとても楽しみです。

    0
    投稿日: 2013.12.22
  • 次からが本番!

    長いプロローグでした・・ けど、主人公の目的も示されず、物語の細かい起伏もない中で、一冊最後まで苦も無く読み終えられたのはなぜでしょう。話のスケールの大きさに惹かれたか、設定のリアリティを信じる気になったのか、とにかく容易にここまで辿り着けました。 さ、次巻からがいよいよ本番ってところですね。楽しみになってきました! 福井さんの本は、過去に終戦のローレライで躓いたことがあり、手を出すのに二の足を踏んでしまいましたが、此処まで来たらもう大丈夫でしょう。ラストまで一気にいきますよ!

    1
    投稿日: 2013.12.15
  • 壮大なスケール

    終戦時の秘密資金。 良くある設定の話ではあるのですが、この小説の作者が『ローレライ』 『亡国のイージス』の福井晴敏ですから期待は膨らむばかりです。 壮大なスケールの話でこれからが楽しみです。

    0
    投稿日: 2013.12.08
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    導入が長い。本1冊を使って物語の導入をする。 贅沢な構成です。 それだけに話の先が気になる。早く先を読みたい。

    0
    投稿日: 2013.12.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ”M資金”といわれる、太平洋戦争終結前後に日本政府ないしは、 日本軍が隠したと言われる資産をめぐる話です。 所謂、”M資金”とは、敗戦を免れない日本軍が秘匿した資金だとか、 GHQが日本政府や日本軍の資金を接収し、隠したと言われている 資金。 実際のところ真相はわかっていません。 ただ、終戦から、70年近くたった現在では、詐欺に使われる 法螺話と言われています。 この小説では、”M資金”は都市伝説といわれる一方、 その”M資金”の成り立ちからスタートして、 ”M資金”を管理運営する”財団”が存在し企業や個人に 資金提供をしたり、政府に資金提供をしたり、 株や為替などにも介入し、戦後の日本経済を支えてきたと されています。 この”M資金”や”財団”をめぐる争いや”資本主義”の 解体と再構築される新たなルールを巡る争いが描かれて 行くと予想されます・・・。 全7巻で構成されるストーリーなので、1巻ではほんの触り部分 しか描かれていないためほとんどが謎です。 終戦直前に何のために日本銀行から金塊を強奪したのか、 財団設立の経緯や意図、また”M”と名乗る人物の正体。 なぜ、”M資金”を利用した詐欺師をスカウトし仲間に 引き込もうとしたのか・・・。 謎だらけです。 戦後まもなく70年を迎えると言う時期に、戦後からの都市伝説 ”M資金”を題材にしたストーリーがどのように進んでいくのか、 続きが楽しみです。

    0
    投稿日: 2013.12.05
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     福井晴敏 著「人類資金1」を読みました。  終戦の日、日銀の地下金庫から莫大な金塊が姿を消し、戦後の混乱と復興を糧に膨れ上がったその資産の名は、「M資金」。ある詐欺師の前にとてつもない計画が持ちかけられる。  閉塞し混迷を深める世界に革命を起こす壮大なストーリーの幕開けとなる1巻でした。  2巻以降、この「M資金」を中心にどんな人物か絡み、世界にどんなことを起こしていくのか、目が離せない期待感を感じました。  きっとこの世界は救われるという願いを込めて、次巻以降を読んでいきたいと思います。  

    3
    投稿日: 2013.12.01
  • リアリティが半端ない

    真舟、M資金、防衛省情報局3つどもえのアクションとトリックが満載。リアリティが半端ない。読後、スカッとすること受け合い。

    0
    投稿日: 2013.12.01
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    後にDVDに変更する。 クソ映画。 金融を学ぶと,10兆円では世界はかわらんし,あまり影響ない。 そして,新興国を援助するみたいなヒューマニズムに流れる終着はあまり好きでない。ガキっぽい。

    0
    投稿日: 2013.11.15
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    福井晴敏の初読み。 映画のCMを見て気になっていて、吸い寄せられるように購入。 市場だの経済だのは全く疎いので、難しい部分は多々あるが、硬質な文章ながら妙に引き込まれる世界観。 一気読みとはいかないまでも、続巻きっと最後まで買うはず。 本巻は、まだ序章、やっと入り口に立った、という感じ。 ★3つ、7ポイント半。 2013.11.09.了。

    0
    投稿日: 2013.11.09
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    映画の原作ものであり、所詮、映画の枠中に囚われたものであろうと思って読み始めたが、最初は殆んど、M資金に関わるエピソードで終始、そこから序幕でやっと話が始まるので、映画はまだ見ていないが、やはり、単なるノベライズに終わらないのが作者らしい。序幕からは一気に作者節で、現状に対する怒りを作者特有の視点でねとねとと、間接的に語る。好きな人にはたまらないだろう。第1作は本当に、序章に過ぎず、時代背景とテーマの裏側を語るだけで終わってしまっているが、早くも次が期待できるのは、流石である。

    1
    投稿日: 2013.11.08
  • まとめて買ったほうがよいです

    緻密な描写でどんどん引き込まれていきます。 どうせ続きを読みたくなるので、まとめ買いが楽です。 福井さんの作品にまた浸かってしまいました。

    1
    投稿日: 2013.11.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「M資金」 戦後日本を高度経済成長へと導いたとされ、その膨大さに誰もが沈黙する曰く付の闇資金・・・。 詐欺師の真船は、父親代わりだった師匠がその資金を追い果ては殺されたことを知る。 そして真船もそのM資金の「ルール」を心のどこかで追い求めていた! ある日、Mと名乗る人物からM資金についての情報を受ける。 彼らはM資金を狙っているという!! という第一幕の展開。 内容は全く違うが『グリーンマイル』のような薄さの文庫本。 話の展開もあるようなないようなで、現在の市場経済の破綻について繰り返し語られ、その合間にアクションという感じ。 でもとりあえず次が気になってしまう性分です(笑)。

    0
    投稿日: 2013.11.02
  • Ⅴが待ち遠しい

    3巻で終わりかと思っていたらナント7巻‼️ なんかはめられた感もありますが、もうやめられない。

    0
    投稿日: 2013.10.27
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    久しぶりに読む、福井晴敏さんの作品。根底の設定は他の作品と共通する部分があるみたい。 第一巻は、背景を説明するだけで終わった。あと、実際の史実の抜き出しも多く、読みづらい。 今後に期待。

    1
    投稿日: 2013.10.21
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    3巻まで読み終わりました。 「M資金」って詐欺事件で時々話題になっていますよね!? それで興味を持ったのですけれど、歴史的背景や、追う者・追われる者、その時の描写が良いですね。

    0
    投稿日: 2013.10.20
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    誰がこんなルールを作ったんだ? 変える事は悪なのか? 戦後の永きに渡り秘匿され続けた謎が解明される? なんだかワクワクします。

    0
    投稿日: 2013.10.20
  • 戦前戦後の資料や時代背景が丁寧に描かれていて、どこまでが作り話・・と思わされるリアリズム。 他の作家の方もM資金について題材にされてますが、ひと味違った面白さでした。 福井晴敏さんの作品は初めて読んで、この本に続きがあることも知らず一巻の終わりになって苦笑いしました。 読む楽しみが増えました。

    9
    投稿日: 2013.10.16
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    はじめの序章は、ちょっと入り込みズライですが 読み進めば進んでいくほど はまりそう・・・ 面白うそうなワクワクで期待が膨らむ!! M資金 へ~!! 謎がいっぱいだっ

    0
    投稿日: 2013.10.13
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    世にも珍しい、映画と小説の同時進行。 で、期間限定のリーズナブルなお値段。 まるでデア〇スティーニとかの「初回はバインダー付きで〇〇〇円!」みたいな。 思わず1~3までまとめ買いしてしまいました。 中身はというと・・・、ふ~んM資金か・・・。 ファンドがなんたらかんたらで、リーマンショックがベンチャーでどーたらこーたら・・・・・。 んと、あの、おかねとけーざいのおはなしって、むずかしいなぁ。

    1
    投稿日: 2013.10.09
  • 二巻に突入

    経済事案と「M資金」の関わりを話題とした世代にとってはたまらない興味と面白さがある。

    3
    投稿日: 2013.10.09
  • 本格派

    一巻は物語の背景を丁寧にしっかりと描写されており、次第に世界観に引き込まれていきます。 現代日本の世相も反映していて、それがリアリティーを増すのに貢献しています。 気付いたら一気に一巻を読破していました!過去に福井さんの作品を読んでいる方はもちろん、そうでない方にもお勧めです!

    2
    投稿日: 2013.10.06
  • ほぼ実話?

    かと思わせるリアリティーがスゴい。 冒頭は武骨な表現で取っ付きにくいかなと思いましたが、 2幕以降は疾走感もあって、グイグイ読めます。 初めての電子書籍でしたが、あっという間に読んじゃいます。

    3
    投稿日: 2013.10.06
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    序章としては可もなく不可もなくといったところ。まだ、時代背景の説明・登場人物の紹介に終始している感じ。今後の展開に期待を込めて☆4つ。

    0
    投稿日: 2013.10.03
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    書き下ろし文庫全7冊毎月刊行!?今までに無い斬新な販売方法に思わず手にした文庫それが『人類資金』。しかも10月から同時映画化! 都市伝説『M資金』を題材に終戦から現在、はたまた未来を描く究極のサスペンス。終戦から平成の大事件を一気に載せた30ページにはかなり痺れた… 世界経済・金融に纏わるお金の流れ。ただの小説ではなく未来が見え隠れするノンフィクションに近いゾッとする小説ではないでしょうか? 1冊読んだら7冊まで追いかけて読まなければいけない小説だと思いました。2冊目以降どのような展開になるのか楽しみです!是非、映画も観たいと思います!

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    投稿日: 2013.09.28
  • これぞ福井晴敏の真骨頂

    構想7年。待ちに待った新作は、紙、電子同時発売。この一巻はひさびさの超スピード一気読み。この秋決して飽きさせない逸策です。もしもこの週末映画をみるならまずこの原作を!

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    投稿日: 2013.09.24
  • 日本の戦後史最大のタブーに挑む

    みなさんは「M資金」をご存知でしょうか?戦時中、旧日本軍が民間から接収した貴金属類や軍需物資がベースとなり、戦後の混乱時に発生し現在も秘密裏に運用されていると噂の秘密資金のことです。『終戦のローレライ』や『亡国のイージス』でおなじみの福井晴敏さんが、この「M資金」を題材に経済サスペンスを描くというだけで興奮を禁じえません。全7巻とのことなので、まだまだ物語の全容は見えませんが、歴史的超大作になる予感大です!(スタッフM)

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    投稿日: 2013.09.23
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    『期間限定特別定価250円』という事で、話題の一冊だしと軽い気持ちで手に取りましたがわずか192pでなんという情報量&文字量… 浅学なもので世界経済・日本経済をよく理解していない私には色々と把握し切れませんでしたが、題材が面白い。 後半の流れにはうっすら鳥肌。 しかしこの一冊は物語の序章に過ぎず、きちんと続きを読まねばお話になりませんので注意。

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    投稿日: 2013.09.22
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    終戦の日、日銀の地下金庫から莫大な金塊が姿を消した。戦後の混乱と日本の復興を糧に膨れ上がったその資産の名は「M資金」。70年後、詐欺師・真舟雄一の前に“M”と名乗る男が現れ…。2013年10月公開映画の原作。 全7冊毎月刊行という書き下し文庫本。昭和から平成にかけての大事件にマスコミ報道を引用する形の記述で30ページも費やすなど、薄めた感じは否めない。第1巻を読む限りにおいては7冊読むかどうか微妙。 (D)

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    投稿日: 2013.09.21
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    一巻を読んだ限りの感想だと、この作者らしくないテーマでちょっと以外な取っ掛かりだったけど文章はまさに福井さん。 テーマである、社会のルールには関しては正直、感心させられたし、主人公動揺危機感を覚えた。 この大きな問題をどういう落とし所にもっていくのか続きが楽しみ。

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    投稿日: 2013.09.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    戦後の飛躍的な復興を支えたと言われる『M資金』。様々な憶測の中で時代は流れ、そしてある計画が始まる。10/19RoadShow

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    投稿日: 2013.09.15
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    終戦の日に日銀の地下金庫から莫大な金塊が消え、日本の復興を糧にするその莫大な「M資金」を巡るサスペンス。高村薫の黄金を抱いて飛べ、ハゲタカ、黒木亮のトップレフトなどのお金を巡る戦いは本当に面白い。報酬は50億円、M資金を盗むという途方も無い戦いは、金融の世界において、もはや手がつけられない魔物となった市場に対する戦いでもある。お金ってなんで価値があるんだろう。そんな疑問にも抱かないところから物語は始まる。10月には映画化される本作。まだ、初刊を読んだだけだけど、とても面白そうだ。

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    投稿日: 2013.09.15
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    戦後日本の復興を支えた『M資金』と云われる地下埋蔵金。 いつの時代でも、真しやかに語られてきた。 時は流れ21世紀になり、『M資金』は緩やかに忘れられた頃。 それでも『M資金」の呪縛にとらわれ続けていた詐欺師の真舟はある日、謎の男Mに“『M資金』を盗み出してほしい”と頼まれる。 日本の地下に蠢く闇に触れた時、世界のルールの外側へ足を踏み入れるのだ。

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    投稿日: 2013.09.11
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    想像以上に面白く続きが気になります。 伏線や謎の部分は良い感じに広がっているので、後はそれが上手く纏まるのを期待するのみです。

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    投稿日: 2013.09.08
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    終戦の混乱期に日銀地下金庫から消えた金塊・・・M資金と呼ばれるがその実態は謎に包まれたまま。 今後の展開が気になる序章本であった。

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    投稿日: 2013.09.07
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    「あれ!?今度は自衛隊ものではないの?」 アメリカ傀儡、日本の自律、古来から引き継がれ持つべき理想、 主義の異なる勢力、超人的若者と挫折から枯れた中年と。。。 ってならないで欲しいな。 エンターテインメントとして作品ごとに楽しんではいるのだけど。

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    投稿日: 2013.09.06
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    文庫描きおろしで、とりあえず毎月1巻ずつ刊行されるという気合の入れよう。この1巻は文庫で200頁弱と薄い。 とりあえずシリーズの最初の巻ということで、いろいろ説明巻だった。 M資金の噂の経緯、登場人物の紹介、とりわけ戦後から東日本大震災・アベノミクス・消費税UPを経験し、超高齢化社会に突入した日本のこれ迄の過程の説明に結構頁を割いていた。 この巻は終始説明だったので、日本の戦後の歴史を知るにはちょっと面白いかもしれないけど少し冗長な気もした。 ストーリー展開は実質次巻からでしょうか?この巻だけでは評価できないが、最後のひきは良く、2巻をすぐ読みたくなった。 今後には期待したい。

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    投稿日: 2013.08.29
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    時代設定は2015年という超近未来 現在の金融至上主義を痛烈に批判している。 「M資金」という歴史上幾度も犯罪に使われた謎の資金を柱に据え、話が展開される。 第1巻は、物語の種が蒔かれただけで、まだまだ全体が見えてこないが、そのやむにやまれぬ思いが伝わってくる。 さてさてどう展開するのやら。楽しみ。

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    投稿日: 2013.08.25
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    小説・映画の完全連動というユニークな試みに、そして「亡国のイージス」の福井晴敏の書き下ろし、さらにあの「M資金」がテーマ。これは読まずにいられないと! 読者をひきつける導入部から、今後の展開に、興味津々。

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    投稿日: 2013.08.25
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    『人類資金』という変わったタイトルと期間限定特別価格に惹かれ、読んでみた。非常に面白く、一気読みした。 序幕では第二次世界大戦末期にあの『M資金』の創出の過程から戦後から現代に至るまでの日本の記憶が走馬燈のように描かれている。 そして、時は東日本大震災後の現代。リーマン・ショック、アベノミクスといった激動の世界経済の中、『M資金』詐欺を続ける真舟… 舌を巻くような鮮やかな切り口で世界経済と日本社会を描く筆力、都市伝説『M資金』をテーマに展開する予測不能なミステリー。まだ、先は見えぬが、兎に角、面白い。

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    投稿日: 2013.08.21
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    導入のつかみは最高! あっという間に一巻を読了した。 さっそく二巻へいきたいが、その後の発売日を考えて適度な間をもって読み進めたい。 劇場公開も楽しみだ。

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    投稿日: 2013.08.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2013/8/15 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 2022/7/11 5年ぶりの福井作品。終戦直前に略奪された金塊が元になった?M資金をめぐる物語。最初は200ページくらいの薄い本が続く。この後、どう展開していくのか。

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    投稿日: 2013.08.15
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    内容(「BOOK」データベースより) 終戦の日、日銀の地下金庫から莫大な金塊が姿を消した。戦後の混乱と日本の復興を糧に膨れ上がったその資産の名は『M資金』。七〇年の歳月が流れ、詐欺を生業とする真舟雄一の前に“M”と名乗る男が現れ、あるとてつもない計画を持ちかける。閉塞し混迷を深める世界に革命を促す書下ろしサスペンス超大作。

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    投稿日: 2013.08.09