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ビタミンF
ビタミンF
重松清/新潮社
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総合評価

622件)
3.7
109
236
202
27
3
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    家族だからこその煩わしさ、それぞれに抱く想い、それらの短編集。 面倒なことばかりだが、最後には少し気持ちが晴れる展開に救われる。 私の周りにも思い当たることがある。 でも、何かのきっかけで前を向けることがあるんだと気持ちが軽くなった。

    0
    投稿日: 2014.12.03
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    30台後半のお父さん目線の7つの短編集。 本当のお父さんの気持ちは分からない分、 逆にこんな事を考えていたのかな、と思った。 30台後半って誰しもが何か考える期間のような 気がする。ああ、もうすぐ40歳か、と思うと 今のままでいいのかな、 今までちゃんと出来てきたハズ、 皆それぞれにそれまで歩んで来た人生があるから。 そして考える。 丁寧な描き。 さすが重松清。

    0
    投稿日: 2014.11.30
  • 世代的には分かるけれど

    ちょっと若い時に読んでも共感が得にくいかもしれません。この世代を描いた作品もたくさん読んできましたが,特別という感じはもてませんでした,正直。

    0
    投稿日: 2014.10.15
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    2014.9.29 何気無く過ごしてしまう日常を、丁寧に描写している。 そうだよなあ、とか、そういえばうちも、とか。 みんないい家族。

    0
    投稿日: 2014.09.29
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    味の見当がつかない料理の写真を眺めるようなものだ。 重松さんの作品には涙のボタンがいっぱいあって、いつものようにワタシは困らされているのですが、この短編集の「サッちゃん」という作品はそれはもうページをめくるのが辛いほどの大変な作品でした。完全に解決はしないながらも、一生懸命立ち向かっていく親と子の姿が心に残りました。 どの作品にも、子供たちが少しずつ大きくなって自分たちのもとから離れていく年代の男女が出てきます。ついつい仕事に逃げ込みがちな中年男性の心の様子が描かれていて、人生のそれぞれの時期に起きるそれぞれ固有の悩みについて考えさせられる作品でした。 作品集をもう一度眺めてみると、重松さんにもちょっとうるさいと思えるくらいのたとえ描写が随所に出てきます。この表現を「うるさい」と感じるか「味わい」と感じるか、人それぞれなのでしょうね。 ちなみに、村上春樹さんの表現は、私の読み始めの頃には「うるさい」ところが気になりましたが今ではもう大好きになっています。 クッキングブックをめくってレシピはあっても味の見当はつかない料理の写真を眺めるようなものだ。

    0
    投稿日: 2014.09.29
  • せっちゃん

    父親(Fatherの「F」)が主人公の短編集。 「せっちゃん」、切なくて思わず泣いた! つらい、悔しい、切ない。どうもしてあげられない子の苦しみを知った時の、親たちの葛藤やもどかしさ。どれも珠玉の名作ですが、一番はこれでした。

    1
    投稿日: 2014.09.26
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    読むには少し若すぎたな…笑 20年後に読んだらまた別の感想が出てくるんだろうけど。どの話も酷似しているように感じられる

    0
    投稿日: 2014.09.25
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    中年と呼ばれる世代の男性に焦点を当てた短編集。 とにかく読みやすい。さらっとしている文章の上を、 澄まし顔で、ずっしりと重い登場人物の葛藤や思いが滑り行くのは作者ならでは。 歳をとった時に実感する親の老いや、 父親としての自分、 一人の男性としての成熟度。 そういうところがリアルに描かれ、ぐりぐり刺さる。

    0
    投稿日: 2014.09.11
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    38歳、いつの間にか「昔」や「若い頃」といった 言葉に抵抗感がなくなった。 40歳、中学一年生の息子としっくりいかない。 妻の入院中、どう過ごせばいいのやら。 36歳、「離婚してもいいけど」、妻が最近そう呟いた…。 一時の輝きを失い、人生の“中途半端”な時期に 差し掛かった人たちに贈るエール。

    0
    投稿日: 2014.07.16
  • 父親、家族を描かせたら重松さんの右に出る人はいないのでは…

    いつでも開ける短編集はReaderと相性が良いと思いますが 人生半ばに差し掛かり 家庭での居場所に窮屈さを感じるように感じ出した父親と その家族を描いたこの作品は腰を落ち着けてじっくり読みたい作品 A,B,Cなど15種類ある中で存在しないビタミンF 存在しないFをFamily、Father、Friendなどの言葉にかけて作られたFiction(話) Fiction(話)の力を感じる作品です

    5
    投稿日: 2014.06.29
  • 「お話」の力を感じる短篇集

    私事で恐縮ですが、2000年の夏、第124回直木賞受賞作が載った雑誌「オール讀物」を手に、「この作品おすすめだよ、読んでみて」と友人からすすめられたのが「ビタミンF」に収められた「セッちゃん」という作品でした。 「セッちゃん」はいじめをテーマにした作品です。 物語の中で描かれる家族の苦悩に、自分がその立場だったらどうするだろうと自問自答しながら読み終えて、強く感じたことは、いじめという重苦しいテーマからくる不快感よりも、「身代わり雛」を流すことで家族が前に進もうとすることからくる希望や救いでした。 あれから14年。「ビタミンF」の電子版が出版されたと知り、早速購入しました。 「セッちゃん」を読むためにだけと言っても過言ではありません。 今回読んではじめて知ったのですが、「ビタミンF」の後記で、各短編に込めた思いを、作者の重松清氏は次のように書いています。 『そのうえで、いま全七編を読み返してみて、けっきょくはFiction、乱暴に意訳するなら「お話」の、その力をぼくは信じていたのだろうと思う。これからも読み物の書き手として畏れながらも信じつづけていくものは、「お話」の力しかないんだろうな、とも』 私はこれを読み合点がいきました。 私が「セッちゃん」を読んで感じた「希望」や「救い」は、重松清氏が信じる「お話」の力の賜物だったのだと思っています。

    3
    投稿日: 2014.06.28
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    すべて思いあたる事がある みんな多少自分を演出して生きている 本音を垂れ流して生きていない だから疲れるんだよね だからビタミンF でもこのビタミンF、効くのか?

    0
    投稿日: 2014.05.27
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    セッちゃん・・・ この本から学んだことは「子供は思い通りに育たない」ということ。 自分が学生の頃を思い出しては葛藤。

    0
    投稿日: 2014.04.24
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    たった10年まえの小説だけど、古い、あるいは懐かしい、と感じてしまった。10年くらい前は自分も社会も、これらの問題にはこういう感覚で臨んでたよな、という感じ。問題は今もなくなっていないけど、今はこういうアプローチではない気がする。時間が経っただけなのか、きっかけがあったのか。きっかけがあったとすれば、震災かも知れない、と思った。それはこの本が時代の空気をきちんと閉じ込めている証拠でもある。 この作者の本をたくさん読んでいるわけではないけど、基本的にはテクニックの人なのかな、と思います。ということで、文体や感情表現ではなく筋書きに凝った「なぎさホテルにて」「かさぶたまぶた」が気に入りました。

    4
    投稿日: 2014.02.11
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    家族って血が繋がっていても、世代が異なる人間で構成されているだけに、色々な歪みを抱えていることが当たり前なんだと思えた。

    4
    投稿日: 2014.01.14
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    あと1ヵ月程で37歳になる。 独身だが。 重松先生の作品は何冊か読んでいる。 毎回書店で「次はどれを読もうか」と思案する。 あらすじを読むと、どれも魅力的だから本当に困る。 今回も迷った末、 「直木賞受賞作」というフレーズに「お墨付き」をいただいたような気分になりチョイス。 7編とも面白く、自分と同世代の「おとうさん」視点で物語が進む。 個人的に心震わされたのは「セッちゃん」。 読み手もすぐに「もしかしてセッちゃんて・・・」て気づくのだが、 そこからがまたもどかしくやりきれない。 重松作品の真骨頂ともいえる 結局のところ解決には至らないのだが、希望とまではいかなくとも何らかの「光」は差す まさにそんな作品。 「なぎさホテルにて」 少しロマンティックな香のする作品。 主人公が望む結末、読み手が望む結末、書き手が望む結末 それぞれが違うと思うし、そこに落とし所が見えないスリルがあった。 結果として読み手(自分)が望む結末ではなかったが、 これはこれで良かったと思う。 主人公の妻に対する不満理由がイマイチ弱い(分かり辛い)気がする。 「母帰る」 向田邦子のような匂いがした。 本書は重松作品初心者向けだと思う。 短編で読みやすいし、不幸はあっても絶望的な不幸ではない。 そして必ず「光」は差す。 最初の重松作品にいかが?

    4
    投稿日: 2014.01.06
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    ちょっと重めの重松作品が続いてた分、コレはさわやかな読後感もあって良かった(*´∀`*) ビタミンFって実在しないらしいけど…うん、何かもうちょっと頑張ってみるかって元気が出る「ビタミンF」ってアリだと思う(^-^)v

    0
    投稿日: 2013.12.16
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    2013/12/07 著者の本は何冊か読んだが、初めて短編集を読んだ。 長編は全部重たかったから、この本の軽さがちょうどいい。自分にとってはまだまだ先の父親の話だが、きっと将来こういう気持ちになるんだろうなあと思うとこがちらほらと。最後はハッピーエンドでおわるとこがよかった。

    0
    投稿日: 2013.12.07
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    父が居て母が居て、子供が居て、というごくありふれた家庭で起こる様々な難問を少し前向きに捉えられるようになったという話の短編集。 正直、もう、この手の本は飽きた。「ちょっと元気がでる心温まるストーリー」はもういいです。普通の幸せをちゃんとありがたいと思ってますって感じ。

    0
    投稿日: 2013.11.28
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    第124回直木賞受賞作 短編集だけに奥行きが出ない。 ちょっいい話のイメージにとどまってしまう。 2013.10.24読了

    0
    投稿日: 2013.10.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    夫に借りました。 普通に読みました。 ・ゲンコツ ・はすれくじ ・パンドラ ・セッチャン ・なぎさホテルにて ・かさぶたまぶた ・母帰る

    0
    投稿日: 2013.10.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    年老いた両親、難しい時期を迎える子供たち、そして仕事に追われる毎日でもがく中年男の物語。先が見えてしまう年代だが、それでも小さな幸せを見つけて生き続けていく主人公たちに共感。

    0
    投稿日: 2013.10.13
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    (所感)37歳の父親、将来の自分。重松さんの作品を読むのは2作目。子供が大きくなった時、自分はどう接していくのか?我が家はどんな雰囲気なのか?いろいろなことを考えさせられる短編集だった。 読始:131009 読了:131012

    0
    投稿日: 2013.10.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    おすすめしてくださった方曰く、噛みしめて読んで、と。 噛みしめる前に、深く響いてくる物語。 この世代のフツーの男性、家庭を持ったお父さんたちの日常の中の心の機微を通じて、家庭って?家族ってとひっきりなしに問いかけられる。 主人公に移入するのはもちろんだけれど、彼らの子ども、昔の恋人、同僚など十人十色の境遇にも思いを馳せる。 そして、もちろん配偶者にも・・。その立場だったら・・・想像すると苦しいような楽しいような・・。 このままでも日々は波風たてずに続いていくけれど、もっと・・・という想いがリンクする。 果たして家庭は帰るところなんだろうか。 それともそこを基地として出ていく所なのだろうか。

    5
    投稿日: 2013.09.20
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    FamilyというよりはFatherのF…? 「十字架」に続く2冊目の重松清。 “家族”に焦点を当てるのを好む作家さんなんだろうか。 文章は柔らかくて読みやすいんだけど、 おりこうさん感が鼻に付いてしまって 私にはちょっと物足りない感じ。

    0
    投稿日: 2013.09.15
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    頑張るお父さんの話。なかなかいい話もあったような気がする けど、思ったより心に残らなかった。もう少し大人になれば響くのかなー。

    0
    投稿日: 2013.09.13
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    「成長してきた息子や娘と、老いてゆく親の双方にはさまれ、妻との関係も若い頃のようにはかみあわなくなっている彼らは、とつぜん、自分の居場所はほんとうにここでいいのか、と自問するようになる」 と、堀江敏幸氏の解説にはある。 まさに僕自身と重なるところだし、だからこそ、この本全体が自分のことのように思えた。 話のそれぞれで起きた事件が、スカッと明快に解決するわけではない。ただ、人生にはそういうことの方が多くて、明快に解決しないまま、中途半端な僕たちは、それでも生きていかねばならないのである……。

    4
    投稿日: 2013.09.05
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    普段の生活を、日々の人生を、家族との時間を、ちょっと立ち止まってみる、ちょっと振り返ってみる、ちょっと覗き込んでみる。重松清の小説はそんな感じでみせてくれる。あるある感があったり、なるほどがあったりして楽しかったり、心に突き刺さったりする。行ったこともないなぎさホテルがなぜか懐かしく感じたりする。

    0
    投稿日: 2013.08.24
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    ちょっとステレオタイプな展開が多いなと思いつつ『セッちゃん』と『なぎさホテルにて』はすごく良かった。 短編で読みやすく電車や昼休みに読むには最適 でも30台前半独身男が読むにはちょっと早かったかな。

    0
    投稿日: 2013.08.04
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    タイトルにはそういう意味があったのか? ずっと意味がわからなかったのだが、 あとがきを読んで、ようやく、合点がいった。 いずれも、男性目線ではあるが、 身を置き換えてみると、とても共感できる。

    0
    投稿日: 2013.08.03
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    父親目線の短編小説。どれも話が終わると、いい意味で胸がきゅうってしめつけられる。私のお父さんも、こんな風に思ってたのかなとか、父親って実際は母親よりも強くなくて、不器用だけど一家の柱じゃなきゃいけなくて、苦悩するその生き様がすごく切ないし、私は好き。この小説大好き。

    5
    投稿日: 2013.08.03
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    重松さんなので読んでみた作品 30~40代の父として生きる男性を主人公にした短編集 思春期の子どもを持つお父さんってこんな感じなのかな…と自分の学生時代を思い出しながら読みました 多分学生時代に読んでてもあまり響かなかったかも 親側の気持ちが分かる歳だからじんわり心に響く

    3
    投稿日: 2013.08.02
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    いろいろな「F」から始まる話があったが、どれも通じて「Father」の成分が強く感じた。人生の後半に差し掛かっている父親の、家族や親やいろいろなものに対する感情を良く表しているのだと思う。父は何を思っているのだろうと考えることはあるが、やはり想像しきれない。

    0
    投稿日: 2013.07.13
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    重くのしかかる気持ちや、状況、時代背景を、作中には主人公と一緒になって心を沈めたりする一方で、最後には『でも』頑張ろう、と思わせてくれる。主人公の多くが自分より十歳以上年上で、本当の意味での共感というのはできなかったかもしれないけど、それでも、夢中になって自分ごとのように読めた。

    0
    投稿日: 2013.06.18
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    第124回(2000年)直木賞受賞作。初重松。 Family Father Friend Fight Fragile Fortuneがテーマ。「昔や若い頃という言葉が、耳や口にすんなり馴染むようになった。」輝きを失い疲れが見える時期に差し掛かった30代後半40代の父親・家族・親子の心のつながりを描いた7編の短編集。 重松作品が多くの人に受け入れられる理由がわかった。 「最初からラストの感動や光を期待して待っていてください」的で、思わずやられた感はないが、安心して読める。 時代小説の市井物短編集を読んでいるような感覚で、この作家が時代小説を描くともっと描けるような気がする。

    0
    投稿日: 2013.06.05
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    病み上がりの床にて。心も体もヘロヘロな状態で読んだら、ちょっと元気になった。ただ、人生そんなに甘くないよなあ。って醒めた自分がいる寂しさも感じでしまった。もっとポジティブに。

    2
    投稿日: 2013.06.02
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    ビタミン「F」ってなんだろう?と思ってたが、解説を読んで「FamilyやFather、Friend、Fight、Fragile、Fortune」などなどの短篇集。なるほど。 重松清氏が得意とする、日常へ非日常を混ぜ、人生折り返しの中途半端な時期にある男性たちの微妙な心情変化が描かれている。どの物語も結局解決してないがまぁまぁの希望ある結び、そこがリアルで良い。 いずれも粒揃いの良作だが、衝撃度で「セッちゃん」、 わびさびで「母帰る」、男心としては「なぎさホテルにて」が面白かった。

    0
    投稿日: 2013.05.03
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    初めての重松清。 奥田英朗と非常に雰囲気が似ている。 ユーモアのある分、奥田英朗のほうが好きかも。 苦難→希望のお決まりパターンだったので、今後の展開を構えずに読めたのは良かった。

    0
    投稿日: 2013.04.21
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    とても読みやすい短編集だった。 どの話も、自分と隣り合わせにあるような、いつ自分の身にふりかかるかもしれないような、身近ででもちょっと何かある。 そんな家族ばかりだった。 「私だったらどうするだろう?」 そればかり考えてしまった。 私は妻、母親の目線で読んだけれど、“父親”ならまた違った思いを抱くのかな。 しっとりとずっしりと“家族”を考える。 ビタミンFはよくしみます。

    0
    投稿日: 2013.04.18
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    アラフォーお父さん達のお話。短編集。個人的な好みの問題で、自分は身近によくありそうなこのテの話にはあまり興味をそそられない。 これで直木賞を獲ったというのが驚きだけれど、それだけにやはり今までに読んだ重松清のほっこり系短編集の中では一番よかった。

    0
    投稿日: 2013.04.16
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    ううむ。 直木賞受賞の看板に期待を込めすぎたのか、 これ読む前に読んだ、同じように「人生の中途半端な時期」と似たテーマの「草原の椅子」があまりによすぎたのか、、 人生の中途半端な時期=30代後半をメインにした設定だと、おのずと家庭もセットで入ってくる。 短編集でいろんな家庭があるのは確かだけど、 重松清は家庭モノばかり読んできたから、いい加減類似性がみえて飽きちゃったのか、今回は総じてあまり、、でした。 ところで短編集は普段そんなに手に取らないから、今回ふと思った。 物語の順番はCDやライブでいう曲の順番編成と似た傾向あるのかな? 一発目には大衆受けしそうなやつを、とか。 そんなのが気になった。

    0
    投稿日: 2013.04.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    裏と表、本音と建て前。そういったものを使わなければ自分を保てない30代後半男性の葛藤が伝わってきた。自ら選んで作り上げたと思っていた家庭に、ふと物足りなさを感じる。自分を飾りながら、子供にはありのままをお父さんに話せと言う。30代は両親や妻、子供など背負い込むものが一番多くなるのかもしれない。そういったものを一人で背負い込もうとすると、他人に弱みは見せられないし、鎧を着なくては自分を保てないのだと思う。そういった世のお父さんたちにそっと寄り添う優しい小説だと思った。

    0
    投稿日: 2013.03.31
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    重松清の作品は「とんび」に続いて2作目。父親視点での小説は今まであまり読んだことがなかったので、面白い。 唯川恵の小説の男版という印象。

    0
    投稿日: 2013.03.29
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    子供の思春期に自分たちはどんな大人になってるんだろうと考えた。両親も自分の子供時代にいろんなことを思ってたんだろうな、と今になって思う。

    0
    投稿日: 2013.03.13
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    心に沁みる短編集。 気づいたら溜め息が漏れたり涙がこみ上げてくる。 どの家族のどの物語も愛おしい。 私の中ではビタミンFといえば「セッチャン」。

    0
    投稿日: 2013.03.01
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    父親達の物語。色々な父親や家庭が登場するけど、どこのお父さんも大変。それでも毎日頑張っている姿に感動!

    0
    投稿日: 2013.02.24
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    たくさん読んだ重松清だが、なぜかなかなか読むチャンスのなかった直木賞作品。主人公がアラフォーの家庭持ち男性の短編集で、それぞれ悩みや問題を抱えてる。同じくアラフォーの私だが、自分の人生悟ったり、振り返ったりする余裕がないので、意外に共感する部分がなかった。男女の違いか。

    0
    投稿日: 2013.02.20
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    勝手に重松清強化月間と称して読了。 家族を書かせたら1番の作家さんだなあと思います。 それぞれの家庭は異なれど、小さな問題、大きな紆余曲折を経て、家族は同じ時間を過ごしていく。 お父さんになった人に読んで欲しいです。

    0
    投稿日: 2013.02.20
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    家庭のあり方、色々あるんだなと思った。子供が大きくなっていく、その過程は、楽しくもあり、大変でもあるんだなと…。頑張ろう、頑張っていこうって、思わせてくれる本でした。重松清さんの本はあたたかい、ほんわかします。大好きです。

    0
    投稿日: 2013.02.14
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    7つの短編が入っている。 どれも、中年男性を中心に描かれているが、その不甲斐なさやうまくいかない様子がリアル。例えば、ゲンコツでは、自分の老いや、不良を見て今は大人が若者に抵抗するようになったのか、と主人公は考える。はずれくじでは、優柔不断で友達に媚びる息子を見て、うまくいかないものだと思っている。パンドラでは、いたって普通だった娘が、タチの悪い男に弄ばれてしまう。セッちゃんでは、活発な娘が転校生が嫌われているという話をするが、実はそれは自分自身のことだった。なぎさホテルにてでは、これから離婚するという夫婦が子供を連れてホテルにやって来るが、それは夫が17年前に当時の彼女と来た所で…夫婦仲もすれ違うという話。かさぶたまぶたでは、家でも会社でも卒なくこなし、良い人と評判の男が、家族から言わせれば弱みをみせられないのだ、と言われショックを受ける。母帰るでは、10年前に母に出ていかれた父親が、母の相手の男が死んだのだし、また一緒に暮らしたいと言っているのを息子はいかがなものかと悩んでいる。 どの家庭もそれぞれ事情があるが、中年まで生きたらきっとこういうこと思うんだろうな、と思う。でも、人と人のやりとりがあって救われている部分とか…印象的だった。

    0
    投稿日: 2013.02.14
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    自分が38歳になって、とおもって読んでいると、 娘と父親の関係に胸が締め付けられたり、あったたまったりと忙しい。 静かに読める良い本。

    0
    投稿日: 2013.02.08
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    私にとって家族とは何だろう? 父親って何だろう? 私の『家族』は一般の『家族』とは異なると思っていた。 他の『家族』が羨ましくって、 他の『父親』が羨ましくって・・・。 父親の気持ちなんかこれっぽっちもわからないし、 身近にいるのが当たり前すぎて、 ありがたみなんて、ちっともわからないし。 何かあるたびに、卑屈になって生きてきた。 だけど、 この本を読んでわかった。 父親が亡くなって、 弟は新たな家庭を持って、 バラバラになっていく私の『家族』 当たり前の事が無くなるのは、 自分の体に流れる血液が、神経が、細胞が、機能しないのと同じくらいの辛さなんだ。 重いけど、そういう事なんだな。 そんな、欠如だらけの私の体を潤してくれる、栄養素・・・。 それが、『ビタミンF』なんだな。 私を潤してくれて、ありがとう

    3
    投稿日: 2013.01.21
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    人生や生き方には正解もないし、正しい道もない。だからこそ、皆、悩むし迷うんだと思う。 この小説はそんなリアルな迷いがギッシリ詰まった一冊。 でも暗くなりすぎなかったから、良かった!同世代の方はもっと共感するわだろーな。

    0
    投稿日: 2013.01.14
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    お父さんに会ってゆっくり話したくなっ た。私が大人になっていくのをお父さん はどういう気持ちで何を考えていたんだ ろう。お父さんも人間。たくさん悩んで くれたんだろうなとこの本を読んで思い ました。

    0
    投稿日: 2012.12.19
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    現実感満載なお話。 電車で揺られるサラリーマンさんや、家族で買い物に来るお父さんにもあてはまりそうな思いや感情を短編ひとつひとつに込めてある。 どちらかと言えば、悔しかったり絶望したり、心が折れてしまったり。でも最後には何らかの発見や光を見出だす結末だったりもする。 一番感動したのは後記で、短編のキーワードにFamilyやFriend、FightやFatherといった題名にもある『F』つながりを作者さんが念頭に入れていたという点だ。凄いなと思った。またいつか読み返したら感じ方ももっと変わってくるかも知れない。

    0
    投稿日: 2012.12.01
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    短編集。どの話も40代を目前にした主人公で、子供に起こる様々な問題だったり、夫婦間におこる問題をきっかけにしたお話がかかれている。 親の目線から書かれていると、自分が子供の時親はこんな気持ちだったんだなって思うし、 またここに書かれている親の立場としての気持ちも、わからなくもない。 理想と現実の狭間とか共感できることがいっぱいあるお話でした。

    0
    投稿日: 2012.11.11
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    中途半端な年齢の家庭を持っている男性が主人公の話、の短編集。 どの話の状況も誰もに訪れうるし、どの話の悩みもだれもが抱きうるもので、色々と思いを巡らせずにはいられない本だった。 変にリアルで読むのがつらい部分もあった。 作者の意図とは違うと思うけど24の自分が読むと、家庭を築くということは簡単なことではないなと感じてしまった。

    0
    投稿日: 2012.10.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    さまざまな父親像を描く短編集。 まだ僕は25歳で子どももいないがいつか同じ場面に遭遇したりするのかなと思うようなリアリティさがあった。 「セッちゃん」は読み終えても悲しい気持を抱えたまま終わってしまったなぁ。 いじめをテーマにしたお話だったのだが、自分の娘がそんなふうになってしまったら親の自分はどう行動するんだろうと考えさせられた。ま、当然のごとく答えは出ないままだけど。 現実味がある話ばかりだから妙に暗い気持になる場面があったけど、その気持を話の最後にほぐしてくれる作品なので読んでいて気持がよかったかな。 自分が30,40代に乗っかって子どもが中学生くらいの時にまた改めて読んだら自分はどう感じるかちょっと気になった。

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    投稿日: 2012.10.17
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    1210 中途半端な世代が織り成す7編の家族模様短編集。どれも話のまとめかたが上手。暫くしてこの世代になったら同じ様に感じるのかなぁ。。。

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    投稿日: 2012.10.17
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    10年、もう少し早くに読んでおけば、もっと感情移入できたかな。今となっては、ここまできつかった?というのが実感だが、一歩間違えてたら… 大人は「キレる」わけにはいかない。大人は「折れる」。確かにその通りだ…

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    投稿日: 2012.10.04
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    ビタミンFの「F」はFamily、Fatherをはじめとして様々な要素が絡まっている、らしい。 綺麗事なしな現実の家庭そのままを切り取っており、当然ながら暗い要素もあるのだが、どこか温かい。 重松清作品には「オヤジになって読んだ時、本当の良さが分かる作品」という個人的印象を持っているのだが、この小説も例に漏れずその通りだと思う。 私が読んだのは高校時代だったのだが、それなりに心に響いたということは、自分もだいぶ精神的に落ち着いたのかなーと感じた。老けてるとは思わないし、思いたくない。 37、8歳あたりの年齢を迎えた頃に再読して、自分の感想を聞いてみたい。

    0
    投稿日: 2012.09.10
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    家族のかたちを考える。諦めないで自分の思いを伝え続けること、わかり合おうとすることが大切なのかな。家族に限る話ではないけれど。

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    投稿日: 2012.08.01
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    短編集。 すべてお父さん目線で家族のお話。 息子だったり娘だったり両親だったり、平々凡々な家族なんてどこにもいないんだよなぁやっぱり! 冒頭からお父さんたちが悩んでますが、最後はじんわり良い終わり方をする話ばかりで安心して読めます。 この直前に同じ著者の「疾走」を読んだので、重松清氏の家族像の幅の広さに感服。 2012/07/24-25

    0
    投稿日: 2012.07.26
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    普通ですな。 なんか切なくて泣きそうになっちゃうけど。。フィーリングが合わなすぎる。 ここに出てくるような人達みたいな人生は送りたくない。ってことで、感想は普通です。

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    投稿日: 2012.07.19
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    面白い短編集をネットで探しててヒット。30代後半〜40代の仕事と家庭、プライベートに悩む日本のサラリーマン・親父の話。自分の年代や環境ともリンクし感情移入!後味スッキリと言う訳ではく、しんみり…けど納得の短編集。

    0
    投稿日: 2012.07.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初めての重松作品。TVで「とんび」を観て積本にしていて今回読んだ。ちょっとトラブルをもった息子または娘の親父のはなし。トラブルと言っても他人からみればどうでもいいようなとりとめのないないようだがその親父が思い悩む。その姿がとても良く表していて面白かった。ただ小生には子供が居ないんでそういうものなのかどうなのかは理解出来なかったが。

    0
    投稿日: 2012.06.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    (無関心と知らん顔っていうのは絶対に違うんだから) 40前の男の人の、中途半端を描いた短編集。 夢をみるほど若くなくて、すべてを諦めるほど老いてもいない。 これでよかったのか もっと違う人生になったんじゃないか 誰もがいずれぶつかる壁だと思うけど 迷って憤って一度は諦めて それでもこれが俺の人生だって認めて立ち向かうおじさんの姿がかっこよかったです。 ノンフィクションみたいなリアルさで、それでも心温まる短編集でした。

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    投稿日: 2012.06.07
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    流星ワゴン以来に重松清を読んだ。 40歳を迎えるお父さん達の短編集。短編集はあまり好きではないが、おもしろかった。 が、27歳の私が読むのは、まだ早かったかもしれない。38歳になったら、もう一度読んでみたい。

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    投稿日: 2012.06.04
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    重松清にハズレはありませんが、この本は別格ですね。 もう、泣くわ笑うわ泣くわ泣くわと。 もう、ボロボロの本を持ってます。 これは一生手放さない本。

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    投稿日: 2012.06.03
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    ごく自然にありそうで、そして鋭く中年男性を描いている。 文章やら視点やらただただ上手だな~って思った。

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    投稿日: 2012.06.01
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    かさぶたまぶたがよかった。 お父さんたちも頑張っているんだなあ。 自分はアラフォーまでまだまだだけど、またそのときになったら読んでみたい。

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    投稿日: 2012.05.25
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    妙に現実味があって、リアルに切なく、寂しく、生暖かい風を感じるような。20代で一度読み、再度30代で。 やっぱ、今の方がリアルに感じるかも。 特に「せっちゃん」は衝撃的でショックを受けた。

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    投稿日: 2012.05.23
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    短編集でした七つの家族の話でした。 大体は親子の話でかなり読みやすく、2時間半くらいで読みおわっと思います。どの話もそれなりに面白かったのですが、やはり僕は短編集は苦手だな、と思いました。なのに、なんとなくとって読んでみる本は短編集が多いです。 ビタミンFという題名の意味は最後に分かるようになっているのですが、読んでいる途中になんとなくわかってしまいました。 しかし、別に分かったところで、面白くなくなるわけではないので良かったです。重松作品はこれが初めてだったのですが、作品の内容自体は結構好みだったのでまた機会があれば読んでみたいと思います。

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    投稿日: 2012.05.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    またまた重松清作品。 全362ページ、7つの短編小説から構成されています。 通学時間に読書することが多いので長い物語は途中でストーリーを忘れてしまうことがあります。また読みづらい文章も根気が続かないので読み進めていくことができません。 その点この本は、短くてとても平易な日本語で書かれているので私には都合がいいです。 肝心の内容ですが、この本も読み終わってから日が経ちすぎているので感想は割愛します。

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    投稿日: 2012.05.05
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    ほんまにこれがビタミン?って、読み終えて元気もらえてるの?と思ってしまった。同年代のどちらかといえば、どうかしたいけど、どうすればいいのか分からなく悶々としている様子は、共感したくもあり、したくない気もして...30代後半から40代前半の一度、少し立ち止まりたくなる世代には一度読んでみることをお薦めします。

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    投稿日: 2012.05.01
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    幸せな日常にたつ、さざなみ。40を前にした父親たちの気持ちを描いています。今の自分と同じ年頃ですが、共感しきれるかというとそうでもない。初版年からするとちょうど一回り上の世代の物語であることと、自分は不安定なキャリアを歩んでいるため「幸せな日常」をまだ実感し得ないから。それでもなお、まっすぐな文体と感情表現は魅力的です。中でも「かさぶたまぶた」は心に残ります。

    0
    投稿日: 2012.04.23
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    第124回(2000年)直木賞受賞作。40代リーマン家庭の悩みを綴った7つの短編が収録された作品。自分と同世代の主人公たちは直面する問題に対してぎこちなく、違和感と共感の両面で振舞ってくれる。おすすめ。特に「なぎさホテルにて」が良かった。 NHK-BSでドラマ化されているので見てみたい。 <収録作> ・ゲンコツ ・はずれくじ ・パンドラ ・セッちゃん ・なぎさホテルにて ・かさぶたまぶた ・母帰る

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    投稿日: 2012.03.24
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    いわゆるアラフォー男が主人公。アラフォーの10年以上前に当たるいま読んだわけで。 この本の人らと同年代になったときにぼくがどう感じるか、それが楽しみだ。

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    投稿日: 2012.03.17
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    男親の目線から見える家族の在り方を心情豊かに見せてくれる作品。一つ一つに重いテーマがあっても、家族で乗り越えてゆく。長らく忘れていたこのような小さな温もりを思い出させてくれる作品。

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    投稿日: 2012.03.07
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    ビタミンというだけあって読んだら元気になるのかと勝手に期待してしまっただけに。。。そういった内容ではなく全くの勘違いでした。残念。 でも、相変わらず重松さんの文章は優しいなぁ。好きだなー。 重松さんの書く親子、家族の関係はなんでこうも暖かいんだろう。 特に子供のことをわかってる振りをしていたお父さんが自分の情けない部分を晒すお話が好きでした。 言葉にしないと伝わらないことって沢山あるもんねぇー

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    投稿日: 2012.02.28
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    重松清『ビタミンF』読了。もうおじさん目前30代後半の男たち。家族とのマンネリ化してきた関係や、微妙なズレにもやもやを抱えている日常。そんな閉塞感にちょっとだけ風穴があく短編集。ピカピカに光り輝く未来が開けるわけではないけれど、ちょこっと元気になる。そんなビタミン。

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    投稿日: 2012.02.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    直木賞受賞の短編集。「F」というキーワードに関するストーリーなのだけれども、基本的にはすべて「Family」に関連するお話。どれもアラフォー男性の目線で書かれていて、奥さんだったり、親だったり兄弟だったり…という人たちとの関係に悩んだり、解決しようとしてみたり、失敗したり…という話。最初の2編くらいは、いかにも「中年オヤジの悲哀」という感じで、いまひとつ感情移入できなかったのだけれども、後半になるにつれかなり引き込まれた。最後はちょっと泣きそうになった。おそらく、おなじアラフォー男性でありながら、それぞれのストーリーに出てくる男性のキャラクターや、抱えている悩みが多種多様で、誰もが誰かに感情移入、もしくは「こういう人、身近にいる」と思えるからなんではないかと思う。特に「なぎさホテルにて」が好きだった。 主人公が、37歳という年齢について「これから人生変えられる、というほど若くなければ、あきらめるほど老いてもいない中途半端な」と表現しているところがぐっと心に残った。 人間は結局、誰でも、いくつでも悩むものなんじゃないかな、とかえって気楽になれた一冊でした。

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    投稿日: 2012.02.28
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    ひとの心にビタミンのようにはたらく小説があったっていい。 という後記は、本当にその通りだったと思う。 ほんわりと、私の心に染み入るビタミン。すごくささやかに、私の心を豊かにしてくれた。 お話、の力を今回も存分に感じさせてくれた。そんな小説だった。

    0
    投稿日: 2012.02.25
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    どこの家庭でも直面する可能性があるにも関わらず、できれば他人事として目を逸らしていたいような問題を剛速球で突きつけられているようで、読んでいて辛くなる作品です。 自分自身や家族に無縁とはいえないテーマもありましたが、現実にはこんなに上手く納まらないんですよね...

    0
    投稿日: 2012.02.25
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    『四十回のまばたき』の直後に読んだので、そこから8年と考えると、この変遷がオモシロイ。 駅前にロータリーのあるニュータウン、その舞台をもっとも活かす作家の一人だと思う。

    3
    投稿日: 2012.02.19
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    第124回直木賞受賞作品。 青年でもない、年配でもない40代前後の父親の視点から家族の絆を温かく描いた7つの物語。 主人公達の人生は縦横に繋がっています。 親子、夫婦、過去の恋人、仕事の仲間など現実に即して描かれ、そして家庭に対する幸せを感じながら力強く生きて行こうとする姿は、主人公達と同世代としては非常に共感する事が出来ました。 ビタミンFと言う錠剤が有るならば飲んでみたい、絶対に元気になります。 「ゲンコツ」(主人公:雅夫、38歳) 「はずれくじ」(主人公:修一、40歳) 「パンドラ」(主人公:孝夫、40歳) 「セッちゃん」(主人公:雄介、年齢不明・中学二年生の娘を持つ) 「なぎさホテルにて」(主人公:達也、36歳) 「かさぶたまぶた」(主人公:政彦、四十代半ば) 「母帰る」(主人公:拓己、37歳) 7つの物語は一つひとつの読後感も良く生きる事に勇気や力を貰えます。 著者の後記に、Family、Father、Friend、Fight、Fragile、Fortune、・・・とFで始まる言葉を物語に埋め込みFictionとしての力を信じていると書いています。 大切な家族を守るには力が必要になるんだと思います。 頑張れ!オヤジ達!! 短編集が故に、もう少し楽しみたかったと言う事で評価は星4つにしました。 家族の絆、温か味に触れたい、そして力強く生きていきたいと思った時には、お薦めです。

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    投稿日: 2012.01.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    さえなくて、苦くて、でも幸福な日常を父親の目線から描いた小説。 読んでいるだけで、自分が父として5人の人生を体験したような気になる。 「口笛吹いて」のテイストに似ている気がするが、それよりも救いのある、光のある話だったのでこっちのほうが好きだ。 特に、「かさぶたまぶた」が良かった。 完璧すぎる、大人すぎる、強い人を家族の前で演じる必要なないのかなと思う。父親になった時また読みなおしたい。 ・親は身勝手だ。ある時期までは早く大きくなれと願い、ある時期からはいつまでもこのままでいてほしいと祈ってしまう。 ⇒自分のコントロールが及ぶ間。自分が子供のことを100%わかる間。 そのときの方が親としては楽しい時期のかもしれない。それがエゴだとしても。 ・無関心と知らん顔は違う ⇒知らん顔は愛。

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    投稿日: 2012.01.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    重松さんの本って、読むと色々な人の人生を疑似体験できる。 頭文字「F」をキーワードに綴られた短編集。 壮大なドラマは無いんだけど、日常を切り取った感じがとても好き。

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    投稿日: 2012.01.25
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    2001年直木賞受賞作。 悲哀の中にある希望。 7つの短編にでてくる7人の父親の家族愛を感じて涙が出てきた。 いい作品に出会えた。秀作。

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    投稿日: 2012.01.21
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    ある意味「疾走」よりも重く、「その日のまえに」よりも感動し、心が温まった。 ・・・読了後は心に何かつっかえ棒が残った。今でもなくならない。 いずれ消えるだろうが・・・読み返すたびに現れそうだ。 重松清の作品の中でも感情的に、重々しく、でもあっさりと読んでいった。 何故だろうか。 それはあまりにも現実に近い話を描いていたからだと思う。 「思う」のはまだ自分が家族を持つ大人ではないから。 主人公は30代後半の中年男性。 自分は中年と呼ばれるまで、後10年はかかるだろうか。 家族をまだ持たない身としては、 「あー分かる。それは辛いよなあ。また明日から頑張るか」 と頷きながらページをめくることは出来ない。 むしろ、 「家族を持つってこんなにもつらくて、面倒で、怖くて、幸せなものなのかな」 と身構えるように、震えるように、頬を緩めながら読んだ。 これから何度も何度も読み返したいし、そうしなければならないと思う。 「勉強になった」 小説を読んで初めてそんな感想を抱いた。

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    投稿日: 2012.01.16
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    重松さんらしい父親目線の家族の話。 まだその世代では無いが、やっぱりジーンときました。 親も一人の人間なんだよなぁと考えさせられます。おすすめ!

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    投稿日: 2012.01.15
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    重松清さんのアラフォーの父親目線で描いた短編集。重松さんの描く家族はちょっぴりせつなく、それでいて暖かい。だからいつも心惹かれるんでしょうね。

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    投稿日: 2012.01.15
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    身につまされる作品です 感動・・・とは違います・・・共感・・・ですかね 自分と照らし合わせてしまいます・・・ ものすごく感懐深い作品です 家族、仕事、そして未来へ向かって・・・閉塞感に襲われる世代・・・ http://momokeita.blog.fc2.com/blog-category-20.htmlより

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    投稿日: 2012.01.13
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    直木賞。 7本の短編集であり、すべての話においてアラフォー世代の父親が主人公。 人生の中途半端な時期を迎えた彼らは、家庭という舞台を戦場に奮闘する。 基本的には全編ハッピーエンドなため、ちょっとだけテンションが上がるし、「明日からも頑張ろう」という気持ちになる。 そういう意味では、まさしくビタミン的。 4話の「セッちゃん」は秀逸。

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    投稿日: 2011.12.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    家族をテーマにした短編集。 重松さんらしい重さと愛に包まれる一冊。 家族から離れることで、新たな家族を築くことができるんだ。 家族って、難しくって、あったかい。

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    投稿日: 2011.12.19
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    人生の中途半端な時期に差し掛かった人達が主人公の短編集。 「パンドラ」の父親は見事なダメっぷりw 「はずれくじ」は最後が爽やかで良い。 「セッちゃん」はなかなか怖い異色作。 「なぎさホテルにて」は一番気にいった!特に30年前の手紙が見事。 その他はぼちぼち。

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    投稿日: 2011.12.10
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    重松さん大好きなんだけど、これはあんまピンとこなかったな。30年代生まれて生まれで子供がいればグッとくるのかも

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    投稿日: 2011.12.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    娘のイジメや家族のあり方とかを父親視点で描いた短編集。 読み終わった後はホッコリした気持ちになれる。が、20代には全く気持ちを共有することができないのが残念

    4
    投稿日: 2011.11.29
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    少年サッカーへ行ってる時。 空き時間に日向ぼっこしながらなにげに読書の最中、 「何読んでるんですか?」と監督の言葉。 「重松清です」 「ビタミンFのですね」 何気の会話に、きっとこの監督は重松清を読んだことないな、と容易に推測する。 重松清といえば「直木賞作品」的な受け答えを好きな奴に言うのはどれほど失礼なのか、少なくとも僕は気分を軽く害した。 でも、そこで気づいたのはこう何冊も読んでるくせに直木賞作品を読んでいない僕に。 迂闊だった、で今回読んでやった。 まぁ、お得意の日常的なお話でどうなるどうなる、オイオイ進展なしかよ!といつものように。でもそれでいいんです。どうなるんだろうとワクワクドキドキさせられる僕がなんだか面白い要素なのかも知れない。また読んじゃうんだよなぁーそれでも。 特別にいいお話でもないし、さっぱり残らないお話。なんか慣れちゃったのかなぁ~重松清に。 もっといい本たくさん書いてるのになぁ~、直木賞作品はどのお話も佳作です。

    0
    投稿日: 2011.11.29
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    結婚は人生の地獄と言いますが、息子娘が思春期のお父さんならば、地獄も峠でしょう。上下関係もぐちゃぐちゃ、左右関係もむちゃくちゃです。まさに地獄オブ地獄。吐き気もするでしょう。自殺もしたくなっちまう。自分に正直にいきていきましょう。ただそれだけですね生きるコツは。まあ、僕もその世代になれば苦しむのでしょうが・・・。

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    投稿日: 2011.11.27