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All You Need Is Kill
All You Need Is Kill
桜坂洋/集英社
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総合評価

212件)
3.8
45
84
51
12
0
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    映画の予告編を見たのですが、ハリウッド映画の原作が日本のライトノベルだということを知り、タイムパラドクス物のSFが好きだったこともあって、古本を入手して読みました。 漢字に振り仮名が多くつけられ、イラストが多いところがライトノベルらしいところなのかもしれませんが、文章はかなり硬派でSFとしてのストーリー立てもしっかりしており、非常におもしろかったです。 十分に大人の鑑賞に堪える本だと思いました。

    0
    投稿日: 2014.06.16
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    ずいぶん前に書店のおすすめコーナでみてから読みたかった作品。 タイムループという使い古された設定だけど、この作品の魅力は、無力な主人公が無慈悲な死のループに翻弄されながらも立ち向かい次第に成長していく所だ。最後の幕切れといい、まあ映画になるのも納得

    0
    投稿日: 2014.06.16
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    祝・ライトノベル初のハリウッド映画化――といきたいのは山々ですが、公開された最新画像を観た後のツイートがこちら(2012年11月13日)。“桜坂さんの原作だとキリヤが主人公なのに何か名前違うし階級違うし…原作レイプ臭が漂って参りました”。『ドラゴンボール』のようにはなってほしくないものです。ただ、最近のPVを見るに、素晴らしい出来のような気もします。劇場に急がねば。  ということで、本書は2004年に刊行された一冊完結のSFライトノベルです。要するにループもの。そんな数行で紹介が済んでしまうジャンルなのですが、これはとっても人間味溢れていて、引き込まれる。キリヤ・ケイジという主人公がいつの間にか他人とは思えなくなっているのです。桜坂さんは一体どこまでやれば気が済むのでしょう。ライトノベルでは飽き足らずSF、ミステリと。今作はSFですが、絶対彼には他の才能もある!今作はライトノベルから越境し続ける作者の集大成ともいえる内容です。

    0
    投稿日: 2014.06.14
  • 思っていたより楽しめた

    かなり前からリストに入れていた作品でしたが、なかなか買う気になれず(笑) 映画化されるということで決心しました。 詳細は描写がリアルで、ライトノベルの枠は完全に越えています。 設定やアクションも面白く、是非続きを、映像をと思える作品でした。 ただ、勢いがいいだけに脱字が気になってしまいました。

    0
    投稿日: 2014.06.14
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    ギタイと呼ばれる生物?と人類の戦いの最中、出撃から30時間前からのループに巻き込まれた初年兵のお話し マンガを先に途中まで読んでたので、あらかたのストーリーはわかってたけど、それでも面白く読める しかし、まぁループの原因とその実態なんだけど 時間のループというよりは意識のループ? 繰り返している時間の実態はない? だとしたらタキオンはいつどうやって何度も発信されているのかが疑問 ま、タイムリープものには避けて通れない疑問ですな 結末としても、自分で提示したルールに則っているのである程度納得 トム・クルーズ主演で映画化したようだし、もっと世界的人気になってもいいかも

    0
    投稿日: 2014.06.11
  • 繰り返す世界

    トム・クルーズ主演で映画化されると知って読んでみました。 この作品はループ物で、同じ時間をなんども主人公が繰り返す話です。 ループ物はむかしからよく映画などでもつくられる設定です。なのでよくあるループ物の設定をこの作品ではどのような展開でどのような落ちで作り上げてくれるのだろうと、すごく期待して読み進めました。 この先どうなっていくのか、予想をしながら読み進めたのですがまったく予想道理にはすすんでくれなくて、最後はそうなるかぁーと驚きました。 映画版ではどのような作品になっているのかとても楽しみにしてます。 オススメです!

    0
    投稿日: 2014.06.07
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    面白かった。だらける部分もあったけど、主人公以外のキャラクターが個性的でよかった。映画だと、ギタイのグロさが強調されるのかな。それはいらない…。

    0
    投稿日: 2014.05.27
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    「ギタイ」と呼ばれる謎の生命体との戦いを続ける自衛隊的な組織の新人兵が、戦場での2日間を繰り返す。自分も仲間も何度も戦いの中で死に、自分だけがその記憶を持って前日に戻される。ループから脱出するために黙々と孤独な戦いを続ける前半、ギタイとそのループの仕組みが明らかになってからの後半ともにテンポが良く、あっという間に読みすすめてしまった。 ライトノベルに属する作品だけど、これをラノベと言われると、普通の小説とラノベの違いがよくわからない。

    0
    投稿日: 2014.05.24
  • さらっと読めるSF

    ラノベ自体あまり読んだことがないので、この作品が「ラノベらしい」のかどうかはわかりませんが、さらっと、スルスル設定に入れて、十分ワクワクできました。多分、もっとリタとの関係を深く濃く描くことも可能だと思うのですが、敢えてそうせず、あっさり締めたところが良さなのではないでしょうか。 この夏にトム・クルーズ主演で映画化されるそうですが、トップガンの頃のトムならばいざしらず、今は新兵っぽさは皆無なので、主人公の立場はまったく別になるのでしょう(と思いたい)。ヤングジャンプで連載中の小畑健さんのコミカライズも、WEBで無料で読めるようなので、そちらも楽しみたいと思います。

    1
    投稿日: 2014.05.24
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    ハリウッドで映画化されると聞いて、どんなすごい作品かと思ったが、ただのライトノベルじゃないか、それも出来の悪い部類に入るのじゃないかな。SFとしてもそれほど目新しい物でもないし、どうしてハリウッドの目に止まったのだろうか、ただ中身がスカスカのあらすじだけのようなストーリーということで、これなら脚色し放題と言うことだろうか。とりあえず映画の方を期待しよう。

    1
    投稿日: 2014.05.21
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    夏に公開されるハリウッド作品の原作ということです。タイムループとボーイミーツガール。最初はそんなに期待していなかったけれど、ラストは感動しました。しかし、映画見る前で良かった。映画版の主人公がトム・クルーズということなので、ボーイミーツガールじゃなくて大人のラブロマンスになっちゃうのかなぁ。

    0
    投稿日: 2014.05.06
  • 今のライトノベルでは中々ない展開

    気分爽快な終わり方ではなく、渋い終わり方でした(私好み) 最後の展開は現代のライトのベルでは中々難しい終わり方だと思います。もしできたとしても続巻を出して台無しにしそう。 展開がダイジェストのように結構サクサク進んでいくのも現代の作品との違いだと思います。 また、最後のサブタイトル「キラー・ケージ」の意味を知った時、何とも言えない気持ちになりました。 続巻が出ていないのが不思議なほどの傑作ですが、後の展開は読者の想像に任せて書きたい部分を書ききった作品だと感じました。 ちなみに、以前から”読みたい”に追加していましたが漫画化されたものが想像以上に面白くて、原作を読もうと決心させてくれました。 展開も漫画とほぼ変わらず、漫画の完成度も高いので、基本的には漫画でも十分と思います。 しかし、ラグビーの話の詳細(どちらかというと話しかけた相手との因縁)や、ヨナバル先輩の女好きエピソード、夢を見る人々の存在、ギタイの起源の話など(おそらく)漫画にはない話があり、物語を深く知るためには必読です。 (そこまで重要なキャラではありませんが)キャラが一人漫画には未登場なのも大きいですね。

    13
    投稿日: 2014.05.03
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    本屋でトムクルーズの映画化告知で見て、購読 強化服、SF、ミリタリー、タイムループの単語にビビっとくる人は、必ず読むべき!あっとう間に読了。 タイムループという要素により、ストーリー展開だけでなく、副産物として主人公以外の登場人物をより鮮明に理解させてくれる。 この作者自身によりライトノベルからハードSFと評価されるような再構成作品が出たら、必ず読むだろう。 私は、この作品の出来に敬意を表して映画は急いで観ない!

    0
    投稿日: 2014.04.29
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    2014.4.22了読 初ラノベ ラノベってこんなに完成度が高いのかと。普通に面白いし良かった。捻って続編が出ても面白くなりそうなのでは。

    0
    投稿日: 2014.04.22
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    ボーイミーツガール殺伐編。スターシップトルーパーズというか宇宙の戦士というかそんな状況設定にエンドレスエイトというかしゃっくりというかそんな要素が付加されている。思索も余韻も感傷も感動も無縁のエンタメだ。面白い。

    0
    投稿日: 2014.04.21
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    トムクルーズ主演で実写映画化の前情報だけでキリヤケイジをトムクルーズ再生余裕だった。ループもので何度も繰り返して答え探して行く感じがゲーム感覚。159回目の終わり方が好き。最後はまぁそうだろうなという展開だけどわかってても熱い。戦争ものでSFで最後のオチを考えるとむしろなんで今までハリウッドでやらなかったんだと言いたくなるくらいハリウッドハリウッドしてる気がする。オブリビオンの親戚みたいな感じな映画ができそうでトムクルーズはそっち系に移行するのかなー

    0
    投稿日: 2014.03.25
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    東浩記さんの新書にタイトルが出ていて、何となく気になっていた本。 映画化再販になったので読んでみた。 正直かなり良かった。一冊の本に明確な世界観とストーリーがぎゅっと凝縮してある。 地球外生命体による侵略を補要素として割り切ったのが成功している。

    0
    投稿日: 2014.03.19
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    ループもの。背景説明は最小限に抑えられている。乾いたスピーディな文体のおかげで読後感も良い。ゲーム的リアリズムの誕生、読んだほうがいいかな。

    0
    投稿日: 2014.02.26
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    文章は唐突で読みにくい。 落とし方は好き。 アクション映画にするのは判るが、どうやって時間を持たせるのか心配。

    0
    投稿日: 2014.02.25
  • マヴラブの劣化版

    2014年2月現在ヤングジャンプにて小畑先生がコミカライズされてこの本を知り購入。 地球外生命体と敵対し、地球規模で敵対するという設定でほぼ主人公だけに焦点をあてた作品です。 作品としては非常に読みやすいのですが、同じような作品を数年前に読んだことがあるだけに新鮮味がなく 評価が厳しくなってます。短編のためか伏線・設定の説明が少なく、きちんと読みたい人にはお勧めしにくい。 しかし、それを補って余りあるストーリーの軽快さでサクサク読めます。良くも悪くもライトノベルです。

    1
    投稿日: 2014.02.09
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    ・ハリウッドでの実写映画化やあずまん激賞で話題となったSFラノベ。異星人の送り込んだ怪物(土木作業機械)を相手に人類が絶望的な戦いを繰り広げる戦場で、初年兵キリヤ・ケイジは初陣の一日を繰り返すループに嵌まり込む。 ・『涼宮ハルヒの憂鬱』のエンドレスエイトでも出てきたループもの。ハードSFな舞台設定もさることながら、そこで描かれる切ない物語にシビれた。

    0
    投稿日: 2014.02.09
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    ループものだけれど、ループ中に関係のない話がなく、さくさくと読めた気がする。久しぶりに一気に読めた本でした。

    0
    投稿日: 2014.02.01
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    舞台は近未来の戦場。主人公キリヤ・ケイジは最前線で戦う兵士。ある日を境に、キリヤは戦場で死ぬと、また出撃前日に戻ってしまうようになる。しかし戦場で培われた戦闘技術は戻っても身についたままで、キリヤはだんだん強くなっていく。 ボス戦に挑んで、死ぬとセーブポイントに戻るRPGのよう。

    0
    投稿日: 2014.01.23
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    読みやすいけどボリューム少なし。 近代SFでライトな内容。続きと、それまでのリタ・ダウラスキのストーリーも読みたくなった。

    0
    投稿日: 2014.01.19
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    ループものは私が観た中ではジョジョ4部と時かけとハルヒぐらいか。時かけは自分でループをコントロールできてたし、ハルヒのエンドレスエイトはキョン視点ではループが不可知だったので判定が微妙なところ。本作はジョジョ4部の川尻早人視点の緊迫感に匹敵するほどのものは残念ながらなかったが、映画はいまから楽しみにしている。映画はトムクルーズ主演と知っていたので読んでいてもトムクルーズで脳内再生余裕のしかも全く違和感なし。でも、読み終えた後でトレイラーを初めて見たのだけど原作とは結構違ってる印象を受けた。いずれにせよ映画化が楽しみだ。

    0
    投稿日: 2014.01.16
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    一見よくある設定ながら、そこに敷かれた秀逸なドラマ。スラングを多用した心象描写は、戦場という舞台の異常性をあぶり出します。本作はラノベとして出ており、ワシはラノベの定義が出来るわけではないですが、感覚的に、ラノベっぽくない展開と文章表現の、本格派SFなのかな、と思います。 面白かったのです。★の数で言えば4つにしたい程ではあったのです。でも★をひとつ減らしたくなるものがあったので。 SFってのにも色々ありますが、本作の場合、あえて類型化するなら「本来あり得ないルールをあることとして物語を進める」タイプのSFに当たるかと思います。ところがお話しの最も大事な分岐点で、そのルールが変質していく理由、その後の運用方法が、イマイチよく分からない。 釈然としないまま読み進めていくのですが、その若干の曖昧な部分を、変わり進んでいくドラマ性で補っていっている、そんな印象を持ってしまいました。いや、ワシの読解力が無いだけ、と言われればそうなのかもしれませんが。 とはいえ。戻ってドラマ性の部分では、主人公の成長と葛藤が丁寧に描かれているので、読み飽きることがありません。努力と選択の重要性、柔軟であることの多様性、そういったものを教えてくれる物語です。

    0
    投稿日: 2014.01.16
  • ラノベの枠を突き抜けて

    SFジャンルのライトノベルですが、戦闘描写や隊員同士の会話(下ネタ頻発)などは一般小説と変わりありません。逆に、設定やリタの人物造形にはライトノベルの良さが生かされていて、SFとしては読みやすい作品に仕上がっています。 同じ時間を繰り返す(ループする)というテーマはよく見かけますが、本書はループもののSFとしてだけでなく、1人の青年の成長物語としても楽しめました。また、敵である「ギタイ」の設定(どうして地球にやってきたのか)など、独特の世界観も魅力です。

    8
    投稿日: 2014.01.15
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    ハリウッドで映画化ということで、読了。SF的アイディア、小説としての構成は素晴らしいが、キャラの造形がライトノベルの域を出ないのが残念。ハヤカワから出たらもっと良い作品になったのかもしれませんね。。。

    0
    投稿日: 2014.01.14
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    「神林長平トリビュート」に寄稿していた桜坂氏に惹かれ半年前購入していた本書を、年末滑り込みで読了したけれど。どうやら、ハリウッド映画化やコミック連載など、メディアミックス的展開が進んでいるようで、流行に乗ったみたいでちょっと癪(^^;)。 ストーリーは、繰り返す時間のループに捕らわれてしまった主人公が、そこから抜け出すための手段を探す物語。ループの中で出会ったある人物(うら若き女性)との出会いが、ループを抜け出すための鍵になるのだけれど…。 若い女性登場ということで当然ながら予想されてしまう分かりやすい展開や、ループ発生のSF的理屈の掘り下げは丸めている(ちょっと「なんちゃって」感が…)など、厳密さを求めずちょっと情緒に傾けたライトノベル的な方向付けが行われているのだけれど、この作品については吉と出ている気がする。短いボリュームの中で、話のフォーカスがぶれずに、スッと最後まで読み通すことができた。結末もきれいで爽やかにまとまっている。あえて言えば全体がきれいにまとまりすぎの感があって、結末にもっと不条理感ややりきれなさを残してもいいかなとか、もう少しパワーを感じさせてほしいかなとか思うのだけれど、そこは計算も入っているのかな、とも感じた。確かにこれはハリウッド映画的かも。 一点。電子書籍版で読んだのだけれど、文庫版にはあったはずのイラストがない。ライトノベルなのだから、小説+イラストが揃っての作品のはず。安倍吉俊氏のイラスト、以前、某アニメ/ゲームで結構はまったのもあったので、その点は残念。

    0
    投稿日: 2014.01.13
  • いい意味でライトノベル

    「神林長平トリビュート」に寄稿していた桜坂氏に惹かれ半年前購入していた本書を、年末滑り込みで読了したけれど。どうやら、ハリウッド映画化やコミック連載など、メディアミックス的展開が進んでいるようで、流行に乗ったみたいでちょっと癪(^^;)。 ストーリーは、繰り返す時間のループに捕らわれてしまった主人公が、そこから抜け出すための手段を探す物語。ループの中で出会ったある人物(うら若き女性)との出会いが、ループを抜け出すための鍵になるのだけれど…。 若い女性登場ということで当然ながら予想されてしまう分かりやすい展開や、ループ発生のSF的理屈の掘り下げは丸めている(ちょっと「なんちゃって」感が…)など、厳密さを求めずちょっと情緒に傾けたライトノベル的な方向付けが行われているのだけれど、この作品については吉と出ている気がする。短いボリュームの中で、話のフォーカスがぶれずに、スッと最後まで読み通すことができた。結末もきれいで爽やかにまとまっている。あえて言えば全体がきれいにまとまりすぎの感があって、結末にもっと不条理感ややりきれなさを残してもいいかなとか、もう少しパワーを感じさせてほしいかなとか思うのだけれど、そこは計算も入っているのかな、とも感じた。確かにこれはハリウッド映画的かも。 一点。電子書籍版で読んだのだけれど、文庫版にはあったはずのイラストがない。ライトノベルなのだから、小説+イラストが揃っての作品のはず。安倍吉俊氏のイラスト、以前、某アニメ/ゲームで結構はまったのもあったので、その点は残念。

    9
    投稿日: 2014.01.12
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    東浩紀の「動物化するポストモダン2」で取り上げられていたライトノベル。 同じ時間をループするお話。 ループしている人物が2人いたとして、次のループで出会った相手は、前回のループで出会った相手の続きなのだろうか。 そして一人が脱出してしまえば、残りの一人はどうなるのでしょうか。 ひぐらしのなく頃に然り、東浩紀の言うように、その辺りのルール設定そのものがこの物語のテーマなのだと思う。

    1
    投稿日: 2014.01.04
  • 展開が気になる

    時間繰り返しものはいくつか見てきたけど、戦場に限定されたパターンは初めて。 新兵であるキリヤは人類と敵対する謎の生物(?)との戦いで命を落としてしまうが、直後に出撃前日に戻ってしまうという現象に見舞われる。 逃げても戦っても巻き戻される日々に、キリヤは無限の時間を有効に使う覚悟を決める。 何故時間は繰り返されるのか? 殺し殺される悪夢の中でキリヤは成長できるのか? そして運命の出会いへ。 これほど危険で切ないボーイミーツガール小説はあっただろうか。 続きが気になり一気読み必至!

    22
    投稿日: 2014.01.01
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     近未来の「ジャパン」、「コトイウシ」という島を舞台にしたSFアクション。訓練校を出たばかりのキリヤ・ケイジが、宇宙?からやって来た「ギタイ」と呼ばれるロボット?との激戦する、という同じ日を繰り返して前に進めなくなるループに巻き込まれるという話。ライトノベル。  生徒に「これ読んで下さい、面白いから。主人公がどんどん強くなっていくんです」と言って、訳の分からないまま渡され、そのままにしていた本。ライトノベルにあんまり良い印象を持っておらず、乗り気じゃないまま初めて読んだライトノベル。細かい所はよくわかんないけど、意外と面白かった。アニメの絵が書いてあるのがライトノベルの特徴だそうだけど、なんでこんな絵書いてあるんだろう。ない方がいろいろ想像できて面白いのに。ところでこの作品はEdge of Tomorrowというタイトルで、トム・クルーズとエミリー・ブラント主演で映画化されるらしい。面白そう。(13/12/29)

    0
    投稿日: 2013.12.30
  • 素材がいい!

    ラノベとは20年以上のお付き合いだけど、オッサンになっても読み続けよう、と決意したのは、「タイムリープ」や「涼宮ハルヒ」との出会いでした。 そして本作。とにかく、時間を超越する物語は肌に合うんだと思います。 読みやすかったのは、SFにしてはそれほどクドい解説の要らない世界観と、キリヤの成長が楽しみと感じられるストーリーでしょう。 あわよくば、リタの孤独がもっと読み手に伝わってくれるとよかった。そうすれば、キリヤの言葉に泣いちゃうシーン何かテンションMAXだったでしょう。 面白かった!

    1
    投稿日: 2013.12.13
  • それはそう、ゲームのようである。

    作品の良さを説明しようとするとどうしてもネタバレのようになってしまうので端的に。 主人公はテレビゲームの主人公のようである。 同じステージを何度も何度も死にながらも挑戦していく。 その、繰り返す「今日」には出会いがありロマンスがありまた別れもある。 ただの一日の濃厚さたるや……。 読みやすい文体と、SFにありがちな説明くささがなくSF初心者にオススメしたい。 そして、もしこの一冊がSF作品への入り口となったなら、いちSFファンとして幸いである。

    2
    投稿日: 2013.12.13
  • 良いSFライトノベル

    内容はしっかりとしたSFです。 設定から、話の展開まで引き込みます。 文章は少しクセがあるかな。 最近のラブコメ調のライトノベルではない雰囲気。 手軽に読めた良いSF作品でした。

    2
    投稿日: 2013.10.25
  • 5つ星 大変お薦めの1冊です。

    あらすじは他の方が書いて頂いてますので、感想を。。 読み終わって「これは!!」と思った久しぶりの作品です。ジャンルはライトノベルじゃなくて、普通のSFで良いと思うんですけどね。 読み始めた最初は良くあるループ物と思いましたが、読み進むうちに、しっかり引き込んで食いつかせる作品です。先に進めば進むほどやめられないとまらない。 個人的に大変お気に入り。設定もしっかりして、伏線というのかな、あちこちで「あぁそういうことか、、」というのも引き込まれていく大切な要因の一つ。 その後の話とか色々気にはなるものの、何となく蛇足になりそうなので、続きも読みたいけれど読みたくない複雑な気分になってます。この話の中でもっともっと世界観に入っていきたい!と思わせるだけのものがあるように思います。 ハリウッドでの映画化があるそうですが、まず原作を超えることはないでしょう。

    53
    投稿日: 2013.10.20
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    一杯のコーヒーを飲み干した。 そんな感覚を抱いた作品だった。 何度も繰り返す世界の中で、自らと似た境遇の異性と出会い。 そしてループの先へ進むために彼女を殺さなければならない。 なんとも、ほろ苦い。

    0
    投稿日: 2013.10.15
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    帯の惹句に弱い。”ハリウッド映画化決定”、”日本のライトノベルを世界が認めた”にやられて購入。All You Need Is Kill というおとうさん世代の秘孔を突く題名もいい。確かに設定・プロットはおもしろいのだが、文体の揺らぎと描写力のいまいちなところは、このレーベルではしかたがないか。映画化はアイディア下さい、ってことなんだろう。魅力的な設定で登場はするが、くっきりしていない女性キャラクタがいるのがもったいない。でも、まあ楽しめました。お金を払って読む本としてはぎりぎり及第点ってところでしょう。

    0
    投稿日: 2013.10.13
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    ループもので、主人公が戦場を幾度もループするというもの。重い雰囲気だが、主人公が強くなっていく描写もよく、そこまでグロくもないので楽しめた。 ストーリーもすっきりまとまっていてよい。ただ、もっと掘り下げても・・・とも思った。

    0
    投稿日: 2013.10.03
  • 繰り返す、戦場という名の日常。

    あることをきっかけに、日常から戦死までを繰り返すことになった主人公。 そのループの中で、彼はある女性との「再会」を果たす。 私は、その場面を読み返すたびに、思わず涙ぐんでしまう。 彼らが背負い、重ねてきたものを思って。 SFはあまり……というひとにも、苦手意識を取り除いて読んでほしい。 あと個人的には、まだ公開されてませんが、トム・クルーズ主演のハリウッド映画版は全くの別物だと思ってます。 (『DRAGONBALL EVOLUTION』みたいな。)

    3
    投稿日: 2013.09.25
  • ハリウッドで映画化されました。(2014/07/13追記)

    新兵として戦場に赴いた主人公がとある理由から同じ日をループし…というお話が、敵の存在理由等の世界構造を含めてとても楽しめた。 内容が内容だけに、ビジュアル化はハリウッドでも大変そうですな。 ---(2014/07/13追記)--- 因みに、映画は小説版をハリウッド流に改変し、 起承転結を明確にした内容でした。 簡単にいえば、以下のとおり。  小説版:毎回セーブポイントからやり直し  映画版:強くてニューゲーム…

    1
    投稿日: 2013.09.24
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    1日を何回もループする様になってしまった主人公が、ループを利用してひたすら自分を鍛えて戦う力を身につけて行く話。 かといっても、俺TUEEEする訳でもなく、なんとなく強くなってるんだけど、それがなかなか伝わって来ない印象を受けてモヤモヤした。

    0
    投稿日: 2013.09.01
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    読みやすかったが思ったよりも内容がしっかりしていた。 純朴だった青年がスレた一匹狼になっていく過程が主観で語られていくのでゾクゾクしたが、ちょっとオチがありがちだったと思う。 これをおトムが演じたら最初からクライマックス感凄くないか。1回目で無双しそう・・・むしろフェレウあたりで。

    0
    投稿日: 2013.08.23
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    ハリウッドで映画化というのを見て読んでみたけど、トム・クルーズ??違くないか?? 内容は面白かった。一気読み。でも、ラストというか締めくくりがう〜ん。。いいキャラ結構いたと思うのに読み終えると存在感がみんな薄かった。それにこの先、主人公・戦いがどうなっていくのか考えるともやもやっ。哀しすぎる。。 でも映画公開されたら観たいっ。

    0
    投稿日: 2013.08.19
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    ハリウッド化云々を聞いて読んでしまいました。ミーハーですね。 内容を簡単に言ってしまえば、ループ系。孤独にループして戦う青年の前に同じようにループしていた、ある意味仲間として戦姫が登場する、まあ想像しやすい展開だった。 最後にループしていた同士で戦う展開は予想していなかったけど、そのせいでギタイとの戦闘が薄くなってしまった感。 ただ、語調などがかなりアメリカナイズされていて、その辺はよくできていたと思う。

    0
    投稿日: 2013.08.14
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    日本のラノベをハリウッド化(トム・クルーズ)というので読んでみたが、確かにループの話やギタイのことなどは面白いが、文章力が足りない。全然足りない。人物描写が雑で何も感情移入できない。そしてアメリカ映画見て育ったのね、という登場人物に考え方に構成。英語で書いたらよかったんじゃ。

    0
    投稿日: 2013.08.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ラノベがハリウッド映画化とかいう噂を聞いて読んでみた。 ポスターの顔の行方とかループしていることをリタに伝えるセリフとかいろいろ面白かった。 ただ、改めて自分はハッピーエンドが好きなんだなと思った。 ラストのことを題名が指してる事に気づいて納得。

    0
    投稿日: 2013.07.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

     地球は「ギタイ」という知的生物? に侵略されている。  キリヤ・ケイジはハイスクールを卒業式し、訓練所を出たばかりの兵士。コトイウシ島で初めての戦闘に挑むが仲間はあっという間に戦死し、自分も致命傷をおい死の淵に。  そこに戦場の牝犬と呼ばれる無類の強者兵リタと出会う。リタは死にかけのキリヤに「ジャパンのレストランでは食後のグリーン・ティーは無料だと本に書いてあったのだが…本当なのか?」と尋ねる………。  (おそらく)死んで意識の無くなったはずのキリヤ・ケイジは、気付くと読み差しのペーパーバックを手に兵舎の二段ベットにいる。  最初は夢かと思ったが、またもや最初のはずの戦闘でも同じことが起こり、彼は自分が何度も同じ時間を繰り返していることとに気づく……。  発売は十年近く前なのですが平積みになっていたので手に取ったら、なんと! ハリウッドで映画化されるそうで。。。主演はトム・クルーズ。それで買ってしまいました(^^;)  2014年、アメリカ公開らしいです。(Wikipediaより)     異星人侵略物だけれど、設定が面白いです。  文章が迫力満点!!  うーん、でもラストがちょっと物足りないかな。。。  こういうエンディング自体は嫌いじゃないです。ハッピーエンド好きな訳ではないのですが……。  どこが、と言われると難しいのだけれど。迫力があるのに淡々とした感じがあるからなのかしら??  戦闘シーンがとても迫力やリズムのある文体だから、それ以外の部分がちょっと肩透かしに感じるのかな??  単に好みの問題かもしれません。  星は3でつけましたが、★3.5 と言う感じでしょうか。

    1
    投稿日: 2013.05.24
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    映画化ということで興味を持って読んだ。映像化しやすそうな内容だというのが正直な感想。 個人的にループものの魅力は主人公のループすることでその出来事をなかったことにする、ということに対する良心の呵責にあると思っているので どうせなら強くなってどうにかしてやろう、というようなどこか投げやりにも見える主人公のスタンスに終始なじめなかった。 戦闘描写やヒロインとの最後のシーンはとても秀逸。これだけでも映像化する価値は十二分にあると思う。 ただ主人公の行動心理というか、そのあたりが少し薄弱な気がした。 あくまで主観ではあるが、戦友たちに思い入れがあるならいろいろ悩むとかあっても良かったのではと思う。 最後のループで上官?が一瞬で主人公が強くなってるのを認めすぐに活かす、というのも長年の勘の一言で一蹴されてしまっていた。 なんだかストーリーの為に登場人物が動かされている感が終始否めなかった。まぁ、あまり長くないストーリーなので仕方ないのかもしれないが。 あくまで個人的な意見です。あまり世界観とかにも入り込めなかった、登場人物の意思が見当たらなかった、というところで-2。

    0
    投稿日: 2013.04.13
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    映画化されると聞いて電子書籍で購入しました。 時間がループする、というのはアニメとかで見たことありますが、そのループをどう利用するのか…そこまで考えたことがなかったのでこれは新鮮でした。 メインとなる登場人物が意外に少なくてこれはあっさり読めます。内容はあっさりしていませんが…。

    2
    投稿日: 2013.03.10
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    戦闘描写の薄い「5分後の世界」という感じ。 ただ話の肝はループ部分だから問題無し。 ループごとの心情変化はとても生々しいし読んでて辛い。 つーかコレ読むと、2011年にまどマギで騒いでる場合じゃないって強く思いますな。 ループの元祖は何じゃ?みたいな話、本作の映画化決定を期に少し盛り上がりましたけどそんなことはどうでもよくて、数年後に話題になる物語のフォーマットて現在ゴロゴロそこら辺に転がってるので気をつけなはれやって話だと思います。あとは教養の世界でしょうか。

    0
    投稿日: 2013.02.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    戦闘と反復と学習の話。発売したのは8年も前のことだが星雲賞候補作となったこと、ハリウッドでの実写映画化などで度々話題にあがるため手に取ってみた。買ってから気付いたけどイラストが「lain」「灰羽連盟」の安倍吉俊だ。無限に思えるループのなかで機動ジャケットで身を固めバトルアクスでひたすら敵を討つ状況は嫌いではないのだがループを経て戦闘力を身につけた後のギタイがあまりにもあっけなくやられてしまうので緊張感が稀薄に。文章は読みやすく戦争物と聞いてイメージしがちな硬い表現も少ない。ラストはバッドエンドというわけではないのだがもうちょっとハッピーな方が好ましい

    1
    投稿日: 2013.01.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    現代魔法の作者ということで、また最近SFがおもしろいため。 ループものは心の動きを描くのがおもしろいと思うが、160回もループするとこうなるのかもしれない。現代魔法の時も思ったが、この人の考える設定は情報屋の考え方に近いと思う。主人公は戦闘そして戦死を繰り返すたびに、記憶のみを受け継ぐ、肉体のハード自体は持ち越せないため、持ち越すのは体を動かす経験であるソフトつまりOSだ。話自体についてコメントしようとは思わないが、人間をノイマン型コンピュータと捉えての書き方はおもしろかった。同じ状況なら同じ動作をする。繰り返しはコンピュータの得意分野だ。そこから抜け出すのは単なるコンピュータには出来ないだろう。

    0
    投稿日: 2013.01.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    1回目:13・1・8 レビューから大体のネタバレが漂ってきますが、それでも面白かった。 少し読みづらいと思う。 いろいろ考えたくなるループもののお話だ。 好きな描写はポスターへ貼り付けられた顔だった。 このあとケイジは200回目のループ以降、誰かと出会うのでしょうか? そうしてリタが出会ったというヘンドリクスは誰のために戦って託したのだろうか。 考える幅が広がる作品。

    0
    投稿日: 2013.01.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いわゆるループものですが、そのループを抜け出すまでが重厚。戦場でのループなので、主人公は凄い勢いでループします。そして、力をつけて……という物語。重厚すぎて、私にはちょっと読み進めづらかった。

    0
    投稿日: 2013.01.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2014年に、トム・クルーズとエミリー・ブラント共演でハリウッド映画化されることで話題のこの作品。「ライトノベル」という手法・カテゴリーがこれを機会に、より多くの国内外の関心を引くことになれば良いなと期待している。 自分は、東浩紀氏の『ゲーム的リアリズムの誕生』の中で分析対象になっていたことで、本作を知った。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 異星の知性人が作り上げた「ギタイ」という鋼鉄製のロボットが群を成して地球を襲撃している中、対ギタイ戦闘を行う統合防疫軍の一初年兵、キリヤ・ケイジが訓練日と翌実戦日のおよそ30時間を何度も繰り返す、ミリタリーSFアクション劇。 初回実戦でキリヤを助けた「戦場の牝犬(ビッチ)」の異名を持つUS特殊部隊精鋭、リタ・ヴラタスキ。実は、彼女もキリヤと同様のループを繰り返していることがわかる。彼女の背中を追うように、繰り返すループの中で戦闘能力を高め成長していくキリヤ。果たして、二人はどのようにこのループを脱出するのか…。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー めきめき腕を上げてギタイを薙ぎ倒していくキリヤの勇姿にワクワクし、陰鬱なムードの中繰り広げられる兵士同士のコミカルな掛け合いにクスリとする一方で、リタに恋したキリヤに突き付けられる非情な運命にやるせなくなる。 愛する彼女の屍を越えないことには、ループを終わらせて人類を救うための次の境地には進めない。彼女を選び繰り返すループを受け入れたところで、次のループで登場するキリヤはリタにとっては初対面のキリヤであり、二人が継続的な愛を育むことは許されない。 この作品のユニークな点は、主人公・キリヤが物語の一登場人物のように見えて、繰り返すループを読者と同じように、ロールプレイングゲームのプレイヤーのように客観的・俯瞰的に捉えている点だ。異色のライトノベルという感じで、幅広い読者の読書に堪えうる作品ではなかろうか。 安倍吉俊さんのクールなイラストもGOOD。

    0
    投稿日: 2013.01.02
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    ☆4.5。泣きたくなるほどのゲーマー魂。そういうとなんとも俗っぽい響きになってしまい、この作品を貶めてしまう恐れがあるが、しかし、ハードモード専門ゲーマーとして共感せざるを得ない。人生はやり直しが利かないから慎重になるのはわかるけど、命まではとられない。自分が身につけたいとおもう技術は実践でしか「練り上げられない」んだから、何事もトライせんとね。

    0
    投稿日: 2013.01.01
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    ループもの。マリオのように死にながら経験知を貯めてループの脱出を目指す主人公。 表紙で重い話かと身構えましたが、意外に小難しいところもなくわかりやすくサクサク進み読了。 映像化されるようですが、確かに文章よりは映像の方が映えそうな内容でした。 個人的に戦場の雌犬の章の最期のやり取りが一番好きです。

    0
    投稿日: 2012.12.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    謎の敵ギタイとの消耗戦を繰り広げる人類、訓練校を出たばかりの新兵キリヤは初めての戦場に繰り出し戦死したはずだったが、その戦場を何度も繰り返し続けることに、この悪夢を終わらせるためキリヤは色々な手段を模索して闘い続ける、そこに終わりがあることを信じて。 時間ループモノのSFアクション、闘い続けるしか無いとはいえひたすら解決策を求めて奔走する主人公が印象的、終盤の展開も王道的で非常に盛り上がった。泥臭い戦闘描写もかっこよく、実写映画化されるようだがどのように料理されるのか楽しみ。

    2
    投稿日: 2012.11.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

     第2刷読了。  トム・クルーズが主演して公開される予定のハリウッド映画作品の原作…という記事から、この本と出会いました。  ハリウッド映画? トム・クルーズが主演で? …それだけの内容になってるの? ラノベレーベルで有名なとこから出てる作品で???  …と、疑問点ばかりが浮かび上がりましたが、実際読んでみると「納得」しました。ハリウッド映画的かもなあ、と☆  作品全体に感じられるアメリカンな雰囲気、それとSFチックな設定、その上、物語の根幹となる展開。加えて登場キャラクターの安定感。  どれも良かったです。そう思います☆  ただ今作の半分を読み終えるぐらいまでは悪い印象的に「どーすんだ、これ?www」と、自分には思えるような展開だったので、なかなか読書ペースが伸びなかったのですが…後半から結末までは夢中になって一気に読み切ってしまいましたっ☆  (自分としては)読後感的には決して気持ちのいいものではないけれど、一本の作品としてよくできた内容だったと感じました。  あと読了後に感じた、個人的な要望としては、続編があれば読んでみたいところでしょうか。  一つのステップを超えたところで今作は終わっていますが…キーパーソンとなるのが主人公を含めて二人だけだった…っていうのはどうにも解せないし、なにより一つの山は超えたけれど、「戦い」の区切りが見えなかった感があったので。  実際に映像化されて評判が良ければ、きっと続編を望む声が出るんじゃないかなあ…と、思えた一冊でした。

    1
    投稿日: 2012.11.13
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    エンタメとしては秀逸。ある意味ラノベらしい作品だが、安易なラストに走らなかった点は評価に値する。ループものの基本に忠実で、この種の作品において欲しいところはしっかり押さえた手堅さのようなものを感じられる。設定、世界観の作り込みは中々だが、尺の都合か、吐き出しきれていないように感じられる。 一つ重要な点、主人公の成長描写が薄く、その部分がこの作品の評価を落とすところだろうか。淡々と成長し、淡々と実力を伸ばすような印象で、掘り下げて欲しいエピソードがいくつもあるのが悔しいところ。 キャラクターは特に男性陣とメインヒロインが魅力的だが、とってつけたような印象のサブヒロインズは今ひとつ必要だったのかと疑問に思う。 恋愛要素が主眼におかれる作品ではないが、話の肝要な部分であったからには、淡白な心理描写の中にも情熱的な部分を追加して欲しかったという不満もある。 中盤から終盤の展開は秀逸で、これぞループものの醍醐味という楽しみが強かった。主人公とヒロインの共感も短い尺の中で強烈にヒロインを掘り下げるエッセンスとして機能していて、だからこそ終盤の駆け足が口惜しい。 マニア向けな描写、表現が多いため、一部の層はより楽しめるだろう。バトル描写は主観により過ぎている傾向があり、なんとなくで読める分、他作品に比べてクオリティが高いとは言えない。しかしエンディング間近ではきっちり決めてきて、評価が覆された。 全体的な完成度は高い。軽妙な文章で一気に読める上、読了までの展開的、時間的テンポが合致して、非常に盛り上がれる。頭を使わなくても勢いで読める貴重なライトSFであり、良作。

    1
    投稿日: 2012.10.29
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    ラノベから出てるけどいろいろとラノベっぽくない。文体が翻訳物を意識しているので好き嫌いの分かれるところ。ストーリーはよくあるタイムループもの。ラノベだからラノベ的な終わり方だと思ってたので期待外れ。ラノベじゃなくて普通に出してくれればいいのに、と思うけどラノベしか読まない読めない層がこれを読めるようにするのが出版社の狙いなんでしょうかね。たまに軽い物が読みたいなと思って話題だからと読んでみようかという人には不向き。軽くない。

    0
    投稿日: 2012.10.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    宇宙から来た化け物から地球を守る。近未来戦争もの。 惑星植民地化とかそういう感じ。 硬派な内容かと思いきや、 文章、特にセリフはラノベっぽい。 出だしから「ファック!ファック!ファック!」ってセリフで個人的にはややげんなりスタート(*_*; 映画っポイセリフ回しも厨二っぽく感じてしまった。 『ブラックラグーン』だとそういうのハマってて好き何だけどな。 ファックファックファック!はあかん。 ※巻頭の人物紹介に地味なネタバレあるんで読まない方がいいです。 すぐ回収されるけどね。 映画化決定の帯が。 ……なんでトムクルーズやねん(笑) 全く別物のプロパガンダ映画になること請け合い。 ーーーーーここからネタバレ雑記ーーーー ループ物ってどうしても緊張感がなくなるよね? ループ出来なくなってやり直しが出来なくなった時の緊張感が売りな場合もあるけど本作はそれもあんまり無い。 ループから抜け出すには一人殺さなければいけないってとこが山場なんだけど予定調和感が。 グリーンティーの合い言葉と最後のシーンは… ファッキングッドです(^-^*)

    0
    投稿日: 2012.10.25
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    予想していたよりもはるかに良かった♪  面白く一気読みさせてもらいました♪ きっと「スターシップ・トゥルーパーズ」とSFループものを組み合わせた感じ、という感想が多いだろうと思われますし、自分もそう感じましたw 全てではなかったものの所々に散見される “漫画チックな描写・キャラクター・表現” を指摘する声も多々あることと思いますし、自分もそれは感じました。 しかし、引き込まれるように読んでしまう物語の魅力や、キャラクターの変化(成長といっていいのかどうか?)、戦場の現実を描写するシーンに、それぞれに思い入れが募ってきて、気付いたら読み終わっていた、という感じでした。タイトルからは想像もつかなかった展開に加え、苦くシビアなエンディングも印象深い。 帯にある「ハリウッドから映画化のオファーが…」というのがどこまで実現性のあるものなのかは分かりませんが、日本向きというか、アニメーション向きな話だと思っていたので、正直ハリウッドでこれを作るとなると、「ドラゴンボール」だののように全くの別物になってしまうような気がしてならないww 本家「スターシップ~」が日本人監督(「APPLESEED」の人)でフルCGアニメーション映画になったように、この作品もそういった方向での映像化ならば観てみたいという気になるんじゃないか、と♪ とか書いた後で、ハリウッド映画化は  トム・クルーズ主演、ダグ・リーマン監督(「ボーン・アイデンティティ」「MR.&Mrs.スミス」の人)で撮影完了間近、とか情報がw Σ(゚д゚ ;;)   ぅわ~全然別モンになってまっとるがねw

    1
    投稿日: 2012.10.05
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    一気読み。2時間かからなかった… ハリウッドでバリバリCG使って映画化されるのでしょうか? 楽しみですが… アメリカンな顔立ちのキリヤ・ケイジはちょっと違うかな。 ラストの切なさがたまりません。

    0
    投稿日: 2012.09.29
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    日本発のSFがハリウッドで映画化?と聞いて。わりと古典的なSFかも。終盤の展開は予想通りではあったけど、最後がすごくよかったので気にしない。

    0
    投稿日: 2012.09.25
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    ”映画化オファー ハリウッドが認めた本格SF大作!” という煽りに惹かれて購入。 おもいのかなとも思ったけど、実際は ちょっと硬めのラノベって感じでしたね。 深見真をもうちょっと丸くした感じでしょうか? RVSRもラノベレーベルですが、これよりまだ軽いイメージ。 言ってしまうと、世界観や設定はありがちで解りやすいです。 ただ、実直に設定の辻褄をあわせて、綺麗に物語を作っているので、 気持ちよく読めて面白かったです。 逆に深見真のAGCとかみたいに設定の不整合を無視してでも 衝撃やインパクトで直接心臓を鷲掴みにするような 言いようの無い恐怖や憤りは生まれませんが、 個々に感情移入しやすく、じんわりと喜びや切なさを 共有できる感じでした。 これをハリウッドが…って言われても微妙かなぁ…。 ちょっと違う気がしますが。 作品は面白かったですw

    1
    投稿日: 2012.09.24
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    面白い仕組みで進展していく物語が斬新。荒削りな印象が残るものの結末は悪くない。全体を通しての雰囲気は良く整えているので、次回作品にも期待感。個人的にはハードなテーマで進んで欲しい。

    0
    投稿日: 2012.09.01
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    ハリウッド映画化?と時間ループものとのことで読んでみた。 話しの筋はいいんだけど、いかんせん文章が読みづらく、プラス突然ラノベっぽい台詞まわしとかで、半分くらいしか頭に入ってこなかった。確かに映像向けということか。

    0
    投稿日: 2012.08.26
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    ループものは苦手意識があるのであまり読まないのに何故か手に取ってみた本作。 切なさは残るけどもいい終わり方ではないかと。もっとボリュームがあっても面白かったかなとも思いますが。 そして、不思議な読後感と言いますか、そんなのがある。 もう一度読みたいと思える本の一冊。

    0
    投稿日: 2012.08.24
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     トーキョーの南方、ボーソー半島沖。人類はギタイと呼ばれる謎の敵と交戦中である。そこで統合防疫軍JPに所属する初年兵、キリヤ・ケイジは激しい戦闘に巻き込まれて命を落としてしまう。20年も戦争が続く中、倦んだ日々の中で名もない若者が死んだ。それだけのはずだった。  しかし次の瞬間、ケイジは戦闘前日に巻き戻されてしまう。再び展開される一度見た戦闘、そして死。何度死んでも同じ時点に戻されてしまう時のループに巻き込まれたケイジは、戦いの中で運命に抵抗することを決意。だが無情にも時は過酷な死を繰り返すのだった。  敗北の予感に満ちた戦闘が一人の男の運命を翻弄する。2004年にライトノベルレーベルで刊行されるや大きな話題となり、本格SF小説としてSF界からも高く評価された桜坂洋の代表作。  ケン・グリムウッドの『リプレイ』や乾くるみの『リピート』、ビル・マーレイ主演の映画『恋はデジャ・ヴ』など、タイムトラベルにより同じ時間を繰り返すという設定はSFでは数多い。それぞれ名作として語られる作品が多いのだけど、本書はそこに未知の敵との戦闘という舞台を設定したのが巧い。時間ループというものはただでさえ絶望的な空気になりがちだが、この終りなき戦いの中で主人公が成長していく様が描かれており、読者はグイグイとストーリーに引き込まれてしまうだろう。  主人公らは統合防疫軍という軍に所属し、ジャケットと呼ばれるパワードスーツのようなものを装着して戦っている。  一年半前にオキナワで大敗を喫した統合防疫軍にとって、工学機器の生産工場が集中するトーキョーを死守することはジャケット兵士の組織を維持する上でも絶対条件なのだ。  謎の敵ギタイの不気味さも素晴らしい。この宇宙から飛来した敵は死んだガエルのような外見を持ち、内部にな伝導流砂と呼ばれる物質が詰まっており人間とは比べ物にならない質量を持っている(つまり、物凄く重い)。圧倒的な攻撃力と強力な防御力を持ち、箒で掃いて捨てるようにジャケット兵士らをなぎ倒す。  世界各地で人類と衝突したギタイは土壌を人間にとって有害なものに変化させていく。これは地球上で生存する権利を賭けた熾烈なサバイバルなのだ。  戦いの中に現出する死の女神、時の悪魔。絶望の周回。  作者があとがきでも触れている通り、この物語は時間ループを描いたSFであると同時に作者が愛するゲームへのオマージュでもある。ゲームはキャラクターが死んでもプレイヤーは何度もやり直す事が出来る。繰り返す中でだんだん「うまくやれる」ようになっていく。だからケイジはプレイヤーであり同時にゲーム・キャラクターでもある。生き残るために、死に物狂いで試行錯誤するしかない。  この小説では重要な事実が登場人物によってではなく地の文で語られる事が多い。という事はつまり登場人物たちは大事な事を知らないまま戦い続けていくしかない。一瞬理不尽な物語のようにも思えるが、これもケイジ/主人公が同時にプレイヤーである事の象徴なのかも知れない。  やがて時のループから抜けだそうともがくケイジの前に、伝説的な女兵士“戦場の牝犬(ビッチ)”ことリタ・ヴラタスキが現れ、物語の歯車が大きく動きだす。  どうしようもない運命に一人の人間が立ち向かうストーリーは『永劫回帰』(B・J・ベイリー)を彷彿とさせるが、本書では時のループの仕組みが巧みで、真相が明かされた時、なるほどこの手があったか!と驚愕させられること必至。単に話を盛り上げるための道具としてではなく、時のループが物語に有機的に絡んでいるのが特徴。  同じ時間を繰り返し生きながら連環からの脱出をはかるケイジの姿はサスペンスフルだ。  この物語の一年半前にオキナワで人類側が敗戦を経験しているという経緯が関係しているのか、主人公の同僚にヨナバル・ジンという沖縄っぽい名前の人物がいるのも沖縄の人間としては気になるところ。  イラストは安倍吉俊が担当しており、このビジュアルも評判を呼んだ。アメリカで英訳版が刊行された際もこの表紙がそのまま流用されたらしい。  そしてこの小説、ストーリーの完成度の高さがアメリカでも評価され、2010年にワーナー・ブラザーズが映画化権を獲得。現在ハリウッド映画化に向けて作業が進められているという。「面白いストーリーはとりあえず買っとく」のが慣例のハリウッドなので、実際映画が公開されるまでこぎつけるかはよくわからないが、ダンテ・ハーパーによる脚本化やトム・クルーズの出演決定など、具体的な情報も入ってきている(個人的にはトム・クルーズが出るんだったら筋肉バカで人情家な主人公の上官を演じて欲しいな)。日本を舞台としながら無国籍な雰囲気に満ちたこの小説なら、ハリウッド映画化に向いているのかも。どうなるか不安だけど、期待して待ちたい。

    1
    投稿日: 2012.08.01
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     リタさん可愛いよリタさん。某少佐思い出したのは秘密。しかし今年はほんとループ物に縁があるなー。あとがきに書かれていたようにゲームのコンティニューを思わせる話運びは愉しかったけど、侵略理由はループ設定の説得力持たせだったのかしら。意志疎通できたら和解できそうだし(あの会話を見る限り文化構造にさほど差はなさそう)正直やや蛇足に感じた。

    0
    投稿日: 2012.06.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ワーナーで映画化決定(とか言いつつお蔵入りになることも多いが) まずはメデタイ本作。 なかなか中古本市場に出回らないのだが やっと入手して読みました。 近未来の地球でギタイと呼ばれる謎の宇宙生物からの攻撃、 またその生物の排泄物の毒性が強く、地球生命体の数が激減、 主人公の若き青年兵は初陣でギタイに一発喰らわせるも絶命 →しかし目覚めると前日に戻っていた。 初陣から逃げたり、戦法を変えても仮に死ななくても 必ず前日にループすることに気づいた青年は 体は鍛えられなくても精神及び戦場での知恵は持ち越せることに気づき 前向きに歴戦の兵士として育っていくことになる。 一方ループする初回の絶命直前に出会った 戦いの天才と言われる女性兵士、 繰り返しの戦場で再会することもあればしないこともあったが ある日彼女も同様のループを経験していることが分かる。 (彼女の場合は、ループで強者になった訳でなく元々天才) 実はループの原因はギタイの過去に遡り情報を送る能力にあり、 送られた情報を過去にいる主人公及び女性兵士が受信することで発生していた。 彼女側(アメリカ側)はほぼそのメカニズムを掴んでいたが 受信者が複数いることが悲劇的結末に進む。 という訳でここに書いたあらすじだけだと大変な名作だと思うんだが いかんせん初出がラノベということでおそらくラノベ的改変なのか セリフがちょっと厨っぽい。惜しい。もっとハードボイルドがいいのに。 同じ境遇であることに彼女が気づく緑茶のくだりが超泣けるだけに その後の展開や戦いのシーンにもっと彼女のやるせない気持ちを (いくら戦闘マシーンとはいえ恋愛要素を入れたいのならなおさら) 描いて欲しかったかしら。

    1
    投稿日: 2012.06.11
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    読み進めるうちにタイトルの「All you Need Is Kill」が感情を重く支配してくる。ラストはロマンチックで(と私は思うがabnormalかな)切ない。けれども、ゲームを一つクリアしたような爽快感のある読後だ。

    0
    投稿日: 2012.05.23
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    久しぶりに読んだSFチックラノベ。うーん、サラッと読めるのは良いのだけど、個人的には物足りないなあ。

    0
    投稿日: 2012.05.11
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    安倍先生のイラストと世界観に惹かれました。 硝煙と血の匂いが立ちこめるような戦場。機械油の匂いが漂うような兵器。そして、人類の敵である異質的な存在〈生物兵器〉たち。 リアリズムにぽっかりと浮かぶ超上的な敵の姿は、より異質的な存在感を強めます。 主人公は地獄の1日が繰り返される中で、ひたすら機械的に戦うことを選びます。 この作品の奥深さを言葉で表現するのは難しいかもしれませんね(^_^;)

    0
    投稿日: 2012.04.29
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    最後のシーンまできれいにまとまっていてよかったです。ソノラマとかで出てもおかしくない内容でした。改めて考えると、いい意味でラノベ向きではない。

    0
    投稿日: 2012.03.23
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    作者がゲーム好きで、何度もやり直して難関をクリアしていくゲームの仕組みに着想を得た、というような事をあとがきで書いていたけど、確かに戦場でループする主人公の成長過程はゲームに通じる物があって面白かった。

    0
    投稿日: 2012.02.15
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    初年兵のキリヤ・ケイジが戦闘前日と戦闘当日を繰り返す、いわゆるタイムループもののSF。 何度も何度も戦死しつつ、そのたびに新しい戦闘技術と強靭な精神力を身につけてゆく主人公の成長描写と、少ない時間・空間・登場人物のみで広げられる世界観にどっぷりと浸りました。 挿絵は最初のカラーページと登場人物の全身像しかありませんが、味のある描き方をされていて、映像がありありと眼前に広がってきます。ハリウッド映画化されるそうですが、公開されたらすぐにでも見に行きたい。

    0
    投稿日: 2012.02.15
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    映画化されるらしくAKIRAと並んで紹介されいて、興味が湧いたので読んでみた。買った後に気付いたけど多分コレはライトノベルというジャンルなんだと思う。何がライトか不明だけど、子供向けな内容だった。おっさんが読むには設定とか表現がキツイ感じ。 映画で済ませた方が良かった。

    0
    投稿日: 2012.01.31
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    ハリウッド映画化予定のSFループ物。SFとしての設定は甘いけど、戦争の最中、時のループに巻き込まれた主人公が生き抜き、戦い続けるストーリーはシンプルで解りやすい。映画にかなり期待が持てる作品でした。

    0
    投稿日: 2012.01.13
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    所謂ループものだが、戦場が舞台というのが新鮮。途中までは凡庸に見えたが最後の伏線回収からの展開は驚き。 ほろ苦く爽やかさな読後感が絶妙。しばらく心に残留する作品。

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    投稿日: 2011.12.24
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    あれに似てるってのは失礼になるかもですが、例えるなら、バーストゾーンと虐殺器官を足して2で割って恋愛要素をスパイスにかけたような感じでした。 読後の気分は断然マシでしたけどね。これがヌルいと感じるか救いと感じるかで評価が別れるのではないでしょうか。 個人的はバーストゾーンがトラウマなのでこれくらいのが丁度良いです… やっぱり終焉へと向かっている世界観はナーバスになっちゃうので苦手です。 でもたまに摂取したくなる不思議。ドMなんです?

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    投稿日: 2011.12.15
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    クソったれな時間の輪から抜けだせないぼくは、人と愛し合うことができない。一日という短い時間の中で誰かと相思相愛の仲にたどりついたとしても、次の日にはその人はいなくなってしまっているのだ。ループする世界は、人と共有する大切な時間を奪いとる。 (P.135)

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    投稿日: 2011.12.13
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    ハリウッド映画になるらしいけど、映像作品としては面白いものになりそう。 話の内容も2時間で終わらせられそうだし。 そこまで濃い内容の作品でもないし。 http://librarianimpressionk.blog.fc2.com/blog-entry-19.html

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    投稿日: 2011.12.06
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    タイムトラベルというのは定番のネタではあるが、タイムトラベルで繰り返した時間で自分を強化していくというのはおもしろかった。 戦争を終結させて平和になって終わりになるのかと思っていたが、そうではなかったので是非この話の後日談として続編を出してほしい。

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    投稿日: 2011.11.23
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    あれ、もう終わっちゃうの? と思ってしまった。ミリタリ+時間SFという設定や、神林長平の推薦文で、ちょっと期待しすぎたかもしれない。 とはいうものの、普通に傑作。

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    投稿日: 2011.08.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ループものの中では面白かったかな? 終わりに唐突感はあるけど蛇足になるよりはずっと良い。ループを抜け出すことだけを考えて、あらゆる手を使ってループを抜け出しそれに後悔していない主人公に心地よさを感じる。 ものすごく面白かったと私の中で高評価というわけではないが、主人公の此処が嫌だとかそのシーンは蛇足に過ぎるなどの嫌な点のない綺麗にまとまったストーリーで気持ちよく読み終えられた。 映画化と言うことで目に留まった。 映像にしたら面白いんじゃないか。

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    投稿日: 2011.06.11
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    ハリウッドが映画化権を買い取ったという事で、話題になっている作品。「リプレイ」「恋はデジャブ」の影響が強いと思うが、戦争に絡ませたアイデアはゲーム的で面白い。ラノべ出身の作者らしくとても読みやすくスラスラ読める。何故、「繰り返し」が始まったのかという点をもう少し整理して、後半を構成すればもっと良くなったと思う。

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    投稿日: 2011.05.29
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     統合防疫軍の敵はバケモノだ。  人類はそれを「ギタイ」と呼んでいる。  初年兵、キリヤ・ケイジは、初めての戦闘で瀕死の重傷を負う。  そこに現れたのが「戦場の雌犬」リタ・ヴラタスキ。彼女に死を看取られる前に、一匹でもギタイを殺そう。  そう決意し、ギタイを一匹倒した瞬間、キリヤ・ケイジは出撃前日にタイムリープしていた。  何回も繰り返されるくそったれな戦闘を終わらせるため、キリヤ・ケイジはギタイを屠り続ける。  そして何度も戦闘を繰り返す内、戦闘のスペシャリストになっていく。鉄面女王戦場駆ける雌犬・リタを目指して。  果たして、彼はこのループから抜け出せるのか――  ライトノベルのタイムリープSFの中でも傑作の一作だ。  しかも、発売当初につけられた帯には神林長平先生の推薦文が付いたという曰く付きの一冊。  イラストが少ないという批判を聞くが、そんな物はどうでもいい(いや、安倍吉俊さんは私の好きなイラストレーターですが)。そもそも小説の挿絵はおまけみたいなもんだ。何よりリタ・ヴラタスキが可愛いから問題ない。  さあ、百数十回繰り返されるたった一回の戦闘を思う存分に楽しもう。

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    投稿日: 2011.05.23
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    同族同士で殺しあうのは人間だけ、と誰かが言っていたのを思い出しました。 この本を読んで、もしかしてそれが人間が生き延びていくための手段の一つ……とか思いました。 人類が生き延びていくためには優秀な人間が必要で さらに優秀な人間を生むために、トップの人間を目指して努力して 殺しあって強いほうが残って新しいトップになって またそのトップを狙って殺しあって…そうして繋げていくものなのかな?

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    投稿日: 2011.05.16
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    せつないけどいい終わりだったと思います 生き残るためにはどちらかを殺さなくてはいけない的な熱い展開 物語の中にはまって読めました

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    投稿日: 2011.04.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ゲーム的ループとでもいうのか。負けた、リセット、また負けた、リセット……これを勝つまで繰り返す。魔王の攻略法がわかるまで挑み続ける、たとえ負けようとも、セーブした場所から再開できる。ゲームの中で、勇者が完全に死んで、二度とプレイ出来なくなることはない。これはそういう小説だ。といっても、主人公自ら望んでループを繰り返させているわけではない。強制的に繰り返されるループの中で、彼――キリヤ・ケイジは最強のソルジャーへと成長していく。その悲壮な姿、それは僕らが殺してきた、ゲームの中の勇者達の姿ではないか。

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    投稿日: 2011.02.01
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    友人に薦められた一冊。 ループもの。 内容的には多々ありそうな話だったけれど、書き手さんの力もあってか、普通に面白かった。 終盤の展開は想定内だったこともあって大して驚きも感動もなかったけれど、陳腐なハッピーエンドにしなかったのはある意味で残念なものの、結果として正解だったのかな、と。 トゥルーエンド、みたいな感じか? あくまで私見ですがね。

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    投稿日: 2010.12.01
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    人生が同じ日にループしていく。そのたびにいろいろ、学び、強くなっていく主人公。 何だか、ゲームの世界と、映画の世界がごちゃ混ぜになったような感覚にとらわれながら読んでました。 ループ物は正直あまり好きではないのですが、この作品はただループするだけじゃなく、情景が変わったりしていくのでとても読み応えがあり、おもしろかったです。 最後のリタとの戦いはあまりにも切なくて泣きそうになりました。 決してハッピーエンドではないけど、ものすごい良いラストだったと思ってます。

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    投稿日: 2010.09.17
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    絵がいい。 内容は。。。うーん。。。 ラストのシーンが唐突すぎる。 後たまに日本語がへん。 まぁ読みやすかったし世界観は好きですが。

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    投稿日: 2010.07.28
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    近未来のロボットアクションSFループストーリー。 舞台は意志の疎通もできない異世界生物との戦争の最前線。そこで戦う新兵の一人が主人公なのだが、死ぬと必ず作戦前日に戻される。 ループする際に引き継がれるのは記憶のみ。何度も何度もやり直すことで最初はド新人だった主人公も徐々に強くなり、最終的には達人級にまで成長する。 この展開が良くできていて、最初からスゴイ兵士な主人公より、ループを繰り返す事で成長していく主人公の方が感情移入がしやすく、わかりやすい。 よく考えれば、シューティングゲームやアクションゲームも一つの関門を乗り越えるのに何度も何度も試行錯誤しながらクリアしていくので、それと同じなのよね。 終盤のヒロインの正体が分かって急展開する話もおもしろいことはおもしろいが、個人的には主人公が徐々に強くなっていく中盤がより面白かったなー。

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    投稿日: 2010.06.24
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    *ブログ感想あり* http://blog.livedoor.jp/marine0312/archives/51737245.html 東さんの批評本の影響で読んだのだが、面白かった! 繰り返すループ(リセット)、プレイヤー視点を有した主人公。 ゲームをするひとならば、この話の持つメタ物語的なメッセージにきっと気付く。 選択はひとつ。捨ててきた可能性は数え切れない。

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    投稿日: 2010.05.12
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    ALL YOU NEED IS KILL 設定は斬新で、物語としてもおもしろいけど、SF的な考証部分は弱い。終盤への流れもSF的設定から必然的に導かれるものではなく、物語としてのおもしろさのため力技でそっちに持ってった感があった。でも、ループの中で最強になっていくという設定が超熱いので面白かった。

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    投稿日: 2010.04.16