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桐島、部活やめるってよ
桐島、部活やめるってよ
朝井リョウ/集英社
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総合評価

1426件)
3.6
192
491
470
106
17
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    バレー部のキャプテン・桐島の突然の退部が、5人の高校生達に波紋を起こして……。至るところでリンクする、17歳の青春群像小説。 Amazon より 瑞々しい感性がほとばしる文章.視覚的. 自分が高校生だったとき、こんな風に世界は色をもっていたのだろうか.

    6
    投稿日: 2013.09.06
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    瑞々しい。 等身大で比喩や表現がきれい。 才能を感じる文章だった。 美果の話が切ない。 朝井さんがどう変わって行くのか気になる。 何者も読んでみたい。

    0
    投稿日: 2013.09.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    高校生の青春もので、連作短編集ですね。 スクールカーストの一軍から三軍までの気持ちをうまく書いてたと思う。 読んでてせつなくなってみたり。 忘れた感覚がよみがえる感じもありました。 最後に桐島くるかと思ったけどこないのね(笑)

    0
    投稿日: 2013.09.04
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    高校におけるカーストをよく描いていると思う。上位カーストも、下位も、それぞれちがう悩みを持っているんだな。高校生たちにとっては学校が世界のすべて、というのが残酷であると改めて感じた。世界はもっと広いのに。

    0
    投稿日: 2013.09.03
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    著者の浅井リョウが同じ高校出身と知って興味が湧いてよんでみた。 高校という、明るく狭く行き場のない感じが上手に描かれていて、先入観を裏切られるいい小説だった。もっとお手軽な予定調和の学園物語をイメージしていたのだけど、なんのなんの。ハードに青春の悩み葛藤挫折やり過ごしが描かれていて、傷跡をえぐられることしばし。 小さなエピソードも、小説全体としても、肝心の中心が出てこない、という構造は素晴らしいアイデアだし素晴らしい出来、素晴らしい効果。ドーナッツの輪ってのは、存在しないことによって存在する。浅井リョウ、若いのに分かってるなぁ。 ただし、透き通った文体が邪魔をして登場人物たちに共感できない感じがした。視点(語り手)が次々に代わる小説では避けられないことだが、誰ともなじまない一貫した語り口が生み出す統一感と疎外感、このバランスがむつかしい。作品を通して感じられる冷徹さは、誰もが持っている冷徹さを集めたというよりは作者の冷徹さに思えて、時々ひやっとさせられた。 会話が懐かしい訛りの大垣弁ですすむところは、嬉し恥ずかしくすぐったい感じ。

    2
    投稿日: 2013.09.03
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    高校生活の影と『ひかり』を切り取った作品。 まだ、私は高校生に近いのだろうか、もやもやして、ちくちくして、苦しかった。上の人間と下の人間。当時はなんとも思わず過ごしているけれど、確かに、微かにそういうの、存在していたような気もするのだ。そんな中で見せられるひかりは美しく、眩しく、鮮やかだった。 桐島が回想でしか描かれず、章ごとに視点が変わるけれど、上手く繋がっている。切り取り方が、うまいのだろう。そして、事細かな描写が、筆者と年が変わらないだけあって、なんだかしっくりくるのだ。 筆者と同世代なら手にとってみてほしいと思う。そして、感想を聞いてみたい。

    0
    投稿日: 2013.09.01
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    読みやすくサクサク進む。 もやもやして息が苦しくなるような学校生活の記憶が蘇るw あーうんうんあー!ってなりながら読みました。 スクールカーストの描写とかすごく不愉快で好きです。 自分にはオチらしい落としどころが読み取れなかったのが残念。

    0
    投稿日: 2013.09.01
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    注目度が高い作品だったからか、何か物足りなく感じた。 こんな感情あったな〜と思い出す部分も多々あったが、あっさり読み終わってしまった。

    0
    投稿日: 2013.08.28
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    TVでこの若い作者を特集していたので、 どんな作風か気になってななめ読み。 今どきの文化や若者言葉、風景満載。 高校生が感じる、地道な努力や それが実らなかった時のことを恐れる プレッシャー、がテーマ?

    0
    投稿日: 2013.08.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    朝井さんと高校で出会わなくてよかったです。女子高生の心情をこんなにも熟知されているとは……! どの文からも高校生の眩しくてドロドロした感情が滲み出ていました

    0
    投稿日: 2013.08.27
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    題名の意味は読んでいるうちになるほど、と思った。想像と全く違った話だったが想像以上に面白かった。途中からは高校生あるあるみたいになってきて、この時の気持ちすごくわかるな〜とか、こんな事高校生だったら絶対あるよな〜と自分の高校生時代をずっと思い返していた。特に私はやはり女子だから女子高校生の気持ちが痛いほどよくわかった。自分より友達が目立つのが嫌だとか絶対みんなは口に出して言うわけないけど、正直そんなことを思わない女子なんていないと思う。可愛い髪型をして可愛い着こなしをして可愛い話し方をして…そんな事は全部計算だと言う事は正直女子ならみんなわかっているだろう。ただそれがやはりできる人と出来ない人がいるとは思うが。本当に共感出来る部分がたくさんあった。そして桐島が部活をやめた事によって微妙に起こる変化と共に高校生なら絶対あり得るような共感出来る部分を書いているところが実に秀逸な作品だ。今まで読んだ本の中で一番面白い夢中になって読み進めた本だ。

    0
    投稿日: 2013.08.24
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    読みながら、心は一気に高校時代へと飛んでいった。 あの頃は何もかもが輝いていたなぁ。 とても眩しく、懐かしく、ほんの少しのさみしさまでも感じさせてくれる、この小説の空気感が素晴らしいと思う。 ああ、ほんの一日だけでもいいから、高校生に戻りたい!

    0
    投稿日: 2013.08.22
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    学生の心の動き。残酷な目線や言葉遣いがリアリティを生む。自分の学生時代から比べると、随分と複雑でありヒエラルキーの意識と感じる。自分が鈍感だったのか、それとも、格差社会の反映か。

    0
    投稿日: 2013.08.19
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    スクールカーストという言葉を最近よく聞くようになった。クラスで目立って活躍している「上」と目立たないようにひっそりと生きている「下」。この小説にも、そんな高校の雰囲気がよく現れているが、これは昔もそうだったような気がする。高校というものが構造的に持っているものなのかもしれない。 五人の同級生の生徒が章ごとに語り手になっている。これをきっちりキャラクターごとに書き分けているのがすごい。そして、全校集会や体育の授業のサッカーなど、同じ場面が違った人物の目を通して描かれると、全然違った意味合いを持って読者の前に現れてくる。 ところで、この小説の主人公は誰か。桐島ではない。私は、スクールカーストで一番下に置かれている前田涼也だと思う。彼が背中に光を浴びている姿、そこにこの物語の救いがあると思う。

    0
    投稿日: 2013.08.18
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    映画を先にみて、読み始めました。 スクールカーストを描いてる作品なのですが、作品の面白さもそうなんですが、映画と同様に独特な組み立てで、映画とは違うラストが見ものです。 桐島の良さって、作品のテーマもあったり、作品の組み立てだったり色々な切り口であったり、そしてこれが19歳のときに書いた作品というのもまた驚きます。 朝井リョウさんの作品、他のも読んでみたいと思った一冊でした。

    0
    投稿日: 2013.08.17
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    学校の中の、「上」と「下」。どこかのタイミングで、決定的にそれは分かれて、誰も間違えたりしない。 どごまでも残酷に、それは決められる。 大人になって、社会に出てしまえば、割と気にならなくなるその階層は、学生にとっては生活の全てを覆う。 しんどいよね、気にしなければいいのにって思うけど、それが出来ないのもよく分かる。 でも一方で、宏樹が映画部の涼也に“ひかり”を感じたように、上とか下とか関係なしの、ほんまの格好良さにも、彼らはちゃんと気付いている。 それに気付くことが、大人になるっていうことならば、大人になるのも捨てたもんじゃないなと思う。 中学とか高校って、何て生きにくいんだろうって、振り返ってみて思うけど、この本の主人公たちのように、目前に迫る世界の、“ひかり”を鮮烈に感じられるのもこの頃なんだろう。

    0
    投稿日: 2013.08.16
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    オンライン投稿板時代からときおり交流があった縁で読みました。彼らしい「青春のきらきら感」は損なわれず、ちょっと胸が苦しくなるような、まさに青春群像劇といった感じ。ただ、個人的には昔書いていた文章のほうが、いっそう好ましいように思いました。これからのご活躍をお祈りします^^

    0
    投稿日: 2013.08.13
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    あまり桐島関係なかったけど、高校生の心情が豊かに描かれていて面白かった。 こういうこと考えてたなぁとか、これはないなぁとか自分といろいろ比較して読んでた。 言葉の選び方とか比喩もセンスあるなと思った。 チャットモンチーとかラッドとか、既存の物のイメージに頼り過ぎな気はした。 すごいサクッと読めるんだけど、心が動かされて良かった。

    0
    投稿日: 2013.08.13
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    ずっとタイトルをネタに使ってました。 きちんと読んだらとても素晴らしい本でした。 19歳でこれを書くとは恐ろしい。

    0
    投稿日: 2013.08.12
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    面白いけど、カテゴライズされること、あるいはそれを拒む態度すら見透かされた気分になったからか、なんとなく好きになれなかった。 簡単に言えば「ドヤ」とか「あるある」とか、そういう感覚。 これを中高生の頃に読んでいたら、ちょっぴり身を委ねていた自分がいただろうと思い、読了後、ほんの少しため息をついた。

    0
    投稿日: 2013.08.12
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    うー、面白かった。けど、映画から入ったからか、意外と普通という印象もある。 ハードカバーと文庫でエピソードが増えていたりするところもあるようで、なんというか、どこまででも増殖可能な物語の一部を切り取ったという感じなのかなあ。 でも個人的に、映画にも本にも共通する手触りのようなものが好き。 高校生としてのリアルじゃなくて、19歳としてのリアルなのだ。 だからリアルタイムかという意味では全然リアルタイムじゃない。 ちょっとだけずれている。 ちょっとだけ、あえて書いている。 そこがいい。

    0
    投稿日: 2013.08.11
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    一度も桐島が主題のページは出てこない 話が好きな訳でもないのに引き込まれる 著者の男女やカーストの分け隔てなく感情をかき分ける力 名前が無ければ著者の性がわからないほど 若さの無邪気さと計算高さと傲慢さとそこへの卑しさ 映画も素晴らしいらしいので見てみたい

    0
    投稿日: 2013.08.09
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    最初、読み始めた時はリズムに乗れなくてギクシャクしてしまったけど、読み進めるうちにどんどん作品のリズムにシンクロして行くのを感じた。

    3
    投稿日: 2013.08.07
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    方言もあるからか、 地方の高校生ってこんな感じなんだろうなーって。 うちの高校も それこそ此処までの格差は無いけど 上中下で分かれていて 暗黙の了解で 自分が何処のポジションなのかを 自覚してた気がする。 何よりも作者が自分より1個下で この本を書いたのが 大学生の時だったってゆうのにびっくり。 だから、こんなにリアルで 丁寧な描写なのかなあ。

    0
    投稿日: 2013.08.07
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    今時の高校生の口語体を使用しているのに、文章の品性が全く失われていないのが凄い。改行や読点の有無などで生まれる文体の揺らぎが、そのまま登場人物の心の揺らぎになって本当にリアル。 五人全員に共感する。高校生の頃、自分や周りのことを正しく理解できていて、尚且つそれについて正しく語る言葉を持っていたのだとしたら、自分もきっと彼らのように語ったと思う。 個人的に心に残る一行は、菊池の「でもやっぱり、黒が一番強い。」全く同じ理由で、子供の頃からずっと一番好きな色は黒だから。

    0
    投稿日: 2013.08.05
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    心理描写が丁寧で思ったより普通の小説だった。高校生ってこんなこと考えてたんだっけなあ。現実にはもっといろんな割り切れない気持ちだらけだった気もするが。

    0
    投稿日: 2013.08.04
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    読む前は青春ものかなと思っていたけど、そういう感じではなかった。 いろんな人の視点で進んでいく。 読みやすいので、一気によめる。

    0
    投稿日: 2013.08.04
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    朝井リョウは何者に続いて2冊目ですが、世代を超えて共感できる心の中のドロドロを的確に表現していて心地よいです。 自分の高校時代を思い出して、ちょっと苦笑しました。

    0
    投稿日: 2013.08.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    クラスの中で「上」(華やか)と「下」(地味)のグループで、 それぞれ抱えている悩みを、それぞれの生徒の視点で描いている。 私はどちらかというと地味で「下」のグループにいたので、 「上」のグループの悩みとか、考えていることが新鮮だった。 それにしても最後まで肝心の桐島くんが、一瞬たりとも姿を表さない。 一体桐島くんって何者。。 人気者っぽいけど。

    0
    投稿日: 2013.08.03
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    読書感想文。 今はただリアルすぎて、まるで自分たちのことが抜き取られて書かれてるみたいで少し気持ち悪い。もう少し過ぎ去ってからみるとまた違った見方ができるのかな。

    1
    投稿日: 2013.07.31
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    ゆいはんの課題図書。 噂には聞いていたけど,最後まで桐島が出てこないのですね。いや,ある意味では終始桐島は出てくるんです。 話の中心になったり,あるいは名前がちらりと出てきたり。 そんな得体のしれない彼については,断片的な情報は得られるものの,その人となりは最後まで明確に分かることはないんです。推測はいくらでもできそうですが。 文章そのものもやや軽い~とても軽い部類で,さらっと合間に読めるので,高速バスの数時間の間で一気に読みきったのでした。 朝井リョウは食わず嫌いしてたので,いい機会になったかなぁ。うん。

    0
    投稿日: 2013.07.29
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    現代の高校生が抱える悩みや不安をあぶり出す。同時に、そうした闇を打ち消すほどのまばゆい光を描き出す。とても書いたのが19歳とは思えない緻密な構成で、すべてが新鮮で面白い。

    0
    投稿日: 2013.07.28
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    バレーボール部を辞めてしまったキャプテンの桐島。この桐島という人物は登場せず、彼を「取り巻く」周りの部活仲間や友だち、直接関わりのない同じ学校の生徒たちの様々な心の動きを描く。 なりたい自分、理想と現実のズレ、自分の立ち位置、友だちとの間の微妙な距離感、やるせない自分…それぞれの悩みや、悩みに対する感情がすごくリアル。学生という身分から抜け出してしまえば、大多数の人にはありふれた社会人としての日常が待っているだけで、いつの間にかいろんなことがただのルーティンワークとして流れていってしまう。いろんなことが"特別"から"普通"へと変わっていってしまうからこそ、なんともない学生時代が一つの輝かしい思い出として浮かび上がってくるのだろうか。 綿谷りさの描く世界も、この本と同じように学校が舞台のものが多い。彼女が言葉巧みに新しい感覚を掴んでいくのだとすれば、それに対して朝井リョウはひたすらリアルを追求している感じがする。彼が描き出す青春もまた、後になって思い返すと何か特別なものに思えるけれども、実際はそれほどでもないただの青春なんだ。でもだからこそ、リアルで美しい。

    0
    投稿日: 2013.07.28
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    バレー部のキャプテン・桐島の突然の退部が、5人の高校生達に波紋を起こして……。至るところでリンクする、17歳の青春群像小説。第22回小説すばる新人賞受賞作。(Amazon.co.jp) 先日、TV番組・情熱大陸を見ていると、著者の朝井リョウ氏が放送されていました。とても興味深い方だったので、ついつい番組に見入ってしまいました。著者のプロフィールを簡単に紹介すると、平成生まれの24才。大学在学中に「桐島、部活やめるってよ」で小説すばる新人賞を受賞。そして、2012年「何者」で直木賞を最年少受賞した新進気鋭な作家さん。現在は一般企業に就職して、二足のわらじを履く社会人2年目だそうです。これだけの才能がありながら、専業作家としての道を進まないのは、普通に生きることが目標だからとのこと。この時点ですでに普通ではないのですが(笑)、『どんな小説を書かれるのだろう?』と興味が沸き、本著を購入してみました。 読後の感想なのですが、タイトルの付け方が斬新で、高校生のリアルな感情や風景を思い出させてくれます。『このシチュエーションあったなー。』とか『このもどかしさ分かるなー。』とか結構楽しめました。ただ、登場人物の心理描写で『ん?』と思うところもあったので、世代間ギャップを感じたのかもしれません。私の高校生活は20年以上もさかのぼるので、学校内のコミュニケーションも変わってきているのでしょうね。(笑) 学校内におけるヒエラルキー(階層社会)については、今も昔も変わらないなぁと思いました。特に女子生徒の場合はどこかのグループに所属しており、それが勝手にランク付けされていて、みんな自分のグループや居場所を間違わずに分かっている。このあたりは読んでいて、なんだか痛々しい気分になったのですが、学校生活の独特な雰囲気が出て素晴らしい描写だったと思います。リアルな高校生活断片ストーリーといった感じでした。 余談ですが、去年映画製作もされて、日本アカデミー賞を獲ったみたいですね。知りませんでした・・・。映画も機会を見つけて鑑賞しようと思います。

    0
    投稿日: 2013.07.27
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    やっぱり、よかったー。同い年の作家さんなんですが、なんだか避けてたまま手を伸ばすチャンスを逃してた。で、今回ナツイチを機会に読んでみました。 上手だなあ。今回はなにかストーリーで読ませるというよりは、いろんなひとたちの群像劇なので、この感受性と表現力があったらもっといろんなもの書いて、更に素敵なものを書いてってほしいなー。感服、というか。参りました、ってかんじ。ほかのも読んでみます。

    0
    投稿日: 2013.07.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    薄っぺらい自らの日常に気づいて虚無を感じるリア充、息をひそめながら卑屈な学校生活を送る非リアなど、学級カーストの世界をそれぞれの視点から描いた作品。 時代を選ばない題材だとは思うけど、ポップカルチャーの固有名詞を多用してる分、読まれる時代を限定してしまっているような気はする。 吹奏楽部の部長がリア充男子に片思いするエピソードが好き。

    0
    投稿日: 2013.07.27
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    高校時代を思い出して、ちょっと切なくなりました。 私も、上とか下とかを過剰に意識していて、上の人達に変に怯えて生活していた気がします。 今思えば、あんなにびくびくして生活しなくても良かったのになぁ...と後悔してます。 また、女子の(異性には分かりづらい)微妙で繊細な心情がとても正確に書かれていたので、作者さんは女性だろ!と勘違いしてしまいました。笑

    0
    投稿日: 2013.07.26
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    会話とか思考がリアル~ 確かに中高生はこんな世界だわなぁ ま、私は「上」よりは「下」な人間でしたけどね aikoの「気づかれないように」が出てたのは嬉しい ってか、何でこんなマイナーな曲を(笑)

    0
    投稿日: 2013.07.26
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    高校生の持つ迷いや悩み、問題を縦軸に、ワンカットずつ細やかな描写で高校生活を表現。自分の高校時代思い出した。

    0
    投稿日: 2013.07.25
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    今月の8冊目。今年の95冊目。 話題になっていたので、その時読みたかったけど、色々あって今読んだ本。思いのほか普通だったね。桐嶋が本当に最後まで、ああだとは思いませんでした。うーん、普通かな。それ以下でもそれ以上でもないですね、個人的には。

    0
    投稿日: 2013.07.24
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    桐島くんが部活をやめて友人達に広がる波紋。 しかし肝心の桐島君がよくつかめなかった。 悪くはないが、1ヶ月程前に読んだのにイマイチ印象的なシーンが湧いてこない。

    0
    投稿日: 2013.07.24
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    みんなすこしずつ何かが、足りない すこしずつの不安も自信もエゴも 見えていることも見えていないことも見ないふりをしていることも

    0
    投稿日: 2013.07.23
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    高校生の様々な視点からの生活模様が描かれています。 ぼくはこのような青春時代を味わっていませんでしたが、 面白く感じました。

    0
    投稿日: 2013.07.22
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    桐島が部活を辞めた事で、微妙に変化した周りの人たちの話。繋がる短編みたいな感じ。 それぞれの目線で、また細かい心理描写が印象的だった。 特に、実果の話と宏樹の話が切なくてでも光を感じてわたしは好き。

    1
    投稿日: 2013.07.22
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    いまいち何か一歩足りないという感じだった。 ただの今時の高校生の日常の話だった。普通すぎた!! あと固有名詞多すぎて入り込めなかった。

    0
    投稿日: 2013.07.21
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    読み終わったとき、しみじみ表紙眺めちゃいますね~。 題名が、『桐島、部活やめるってよ。』なのに、話の中では一切桐島が出てこないのが面白いです。 あたしも、映画部の2人のように、何かに夢中になりたいです!

    0
    投稿日: 2013.07.20
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    イマドキの高校生の価値観や人間関係を築くにあたり考える基準がリアルに描かれていて読みやすかったです。 映画部の彼らのように、夢中になれるものを持っている姿が、まさしく青春だなぁって感じました。

    0
    投稿日: 2013.07.20
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    この作品は、朝井リョウ氏が高校時代の頃に書いた、という物語が元になっている。 そのおかげか、文体が軽いながらも高校生の生き生きとした原寸大の姿が描かれている。 映画が公開される、ということで読んだ作品であったが、もちろん映画と違うところもあり、それぞれによいところがあった。 正直、自分はヒエラルキーの上の方の人物ではなかったので、この作品を読んでてつらいところもあった。 しかし、その感情が蘇ってくるからこそ、ラストシーンは胸に迫るものが合ったし、「コチラ側」の人間でよかったと思える作品であった。

    0
    投稿日: 2013.07.19
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    ああ、もうすごく分かる。中学、高校でずっとモヤモヤ思ってきたことをすぱっと言ってもらえた気がする。こころがチクチクするくらい、共感した。

    0
    投稿日: 2013.07.18
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    朝井リョウのデビュー作。タイトルロール桐島くんのまわりにいる男女5人の高校生がオムニバス形式の主人公となっている。著者が19歳のときの作品であり、高校卒業後のまさにこの瞬間にしか書けないだろうと思われる活きのよい感性がぶつかってくる。おすすめ。

    1
    投稿日: 2013.07.18
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    途中は少し退屈だったけど人間関係の機微を抒情的に描かせたらこの人は本当に巧みだと思った。人間ってどうして「嫉妬」とか「自己顕示欲」が嫌汁として出てしまうんだろうね~。というところを描いているのがいつも好きなんです。この著者の。桐島があまり登場ししなかったのが残念。もっと具体的にどういう経緯で桐島が部活をやめるにいたったのかその辺の悶々とした空気を桐島目線からも書いてほしいな~

    0
    投稿日: 2013.07.17
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    ちょっと難しかった。結局桐島くんはどう思ってどうなったんだろう。いつかもう1回読んでみたい。その時はあたしにも伝えたいことが分かるのかな?

    0
    投稿日: 2013.07.15
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    岐阜弁と、高校の頃の感覚が懐かしく刺さりすぎた。 桐島が部活をやめたことが、周辺の人間関係に少しずつ影響していく。 登場人物は全員共通の友人でもないけれど、その出来事が遠いきっかけとなって心理に影響している。けれど当の桐島は出てこない。 その書き方がとてもゆるやかで、でもつながっている。 高校というのはとても狭いコミュニティで、その時の感覚をよくここまで覚えているなと思った。 「上」と「下」の感覚。絶対に交差することがない、「下」でしかいられない感覚。 男女それぞれの書き方にも、全然不自然さがなかった。言わば「あるある」が多かった。筆者は女子高校生だったんだろうか・・・

    0
    投稿日: 2013.07.14
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    高校生の生々しいヒエラルキーを描いている。 わたしもこんなこと考えながら 生きていたな。 本の中で書いてある、 "どんな問題を間違えるやつでも ランク付けだけは間違えない。" みんな、なぜか、これだけは 間違えないよな。 たまに空気を読むことができない人が いるけど。 でも、なにか夢中になれることがある人はランク付け関係なしに、光を放つ。 他者の目なんて、どうでもいいんだ。 "だからもうちょっとだけでも、背筋を伸ばして走ろうよ。世界はこんなにも広いんだから。" オーケストラ部長の話が一番すきだったな。 わかるよ、上に立つキラキラしてる男のこをつい見てしまうの。 かっこいいもん。

    1
    投稿日: 2013.07.13
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    映画を見た後で読むのなら、結末のエッセンスこそ同じでも、違うものだと思った方が無難。「上」にいるのに空しさを感じ、「下」が見る「ひかり」を羨ましく思うなんて、ちょっと都合のよいファンタジー?でもよく考えたら、この作者こそがまるでそんな存在な訳で、いつまでも権威に走らず瑞々しい表現を貫いて欲しいと思います。

    0
    投稿日: 2013.07.07
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    タイトルから話し言葉のこの小説は、登場人物は皆17歳。高校のバレーボール部のキャプテンをしていた桐島君が部活をやめた・・ 彼の周りにいたクラスメイトの日常は、その時々の気持ちで激しく揺れ動きます。桐島君は登場せず、7人のクラスメイトがそれぞれ、別々に登場します。それだけに桐島という人物像が、写真のポジとネガのようにくっきりと対比して脳裏をよぎるから不思議です。 彼らの日常はその話し言葉そのまんまで、17歳という季節が今となってはただただ眩しいというしかありません。

    0
    投稿日: 2013.07.07
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    自分の中学・高校時代のことを思い出した。最近、ときどき思う、こうやって、それぞれ自分が主役のストーリーが展開される中で色んな人のストーリーが交わるんだって。現実も同じ。自分主体に考えてしまいがちだけど、それぞれの人生があるんだって。自分の今の境遇とは全然関係のない展開だけど、中学・高校時代の自分ではこういうことは気づけなかっただろうなぁ。

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    投稿日: 2013.07.06
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    とっても好き。 なんか、出てくる女の子たちの、健気に生きようとする感じとか、好き。 だし、言葉にできないもやもや、イライラ、悲しみを丁寧に、登場人物の言葉で描いているところがなんともいえず、よい。 美しい話ですらすら読めるのに、泣きたくなったり、 ちょっと切ない気持ちになった、のは、もうその時期を私自身が過ごすことはないからかな。

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    投稿日: 2013.07.04
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    「子どももいないどっぷりオバちゃんな私がついていけるんだろうか」 解説者同様、読む前に持っていたのはそんな先入観。 その距離感はすっと消えて自然にそばにいた。 そうそう、確かにこんな感じだった。 ちょっとしたなんでもないようなことにも 常に敏感に気持ちが揺れてた世代。 そのあたりをていねいに瑞々しく表現されていて、それでいて等身大で無理してなさそうなのがいい。 楽しみな作家さんがまた一人増えた。 正直に言うともっと薄~い感じの小説をイメージしていて タイトルも、実際にページを開くごくごく間際まで「桐生、部活やめるってよ」なんて勘違。(笑) 反省~。

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    投稿日: 2013.07.04
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    現代にはびこるスクールカーストについて一人の男子高校生が部活をやめることで、その周辺の高校生たちに派生する様々な変化を細やかに描いている作品。著者が若いからか、現在の若者の感性がリアルに描かれている。私自身も高校時代この微妙な空気を感じながら生活を続けていたように思う。劣等感、優越感、口で言わなくても空気で感じ取る。高校生は考えていないようで実はすごくそういった空気に敏感で、誰もが悩みを抱えながら毎日学校に通っている。まだまだ、一人になるのが怖かったり、みんなから仲間外れにされることを恐れる。読んでいて、共感できる部分が多々あったし、気づかされるものもあって大変読みやすかった。

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    投稿日: 2013.07.03
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    いやね、いくら直木賞とったって言っても平成生まれでしょ? イマイチぱっとしない顔してるし、タイトルだって狙ってる感 あるし、もし万が一すっごい良い文章とか書かれても逆にショック だわー…とか何とか文句たれながら読みましたが実際そこまで。 安心あんしん。 桐島が部活辞めたことによって起こる群像劇。 周囲にもたらされる様々な変化を綴る物語。 小さなことに一喜一憂して、夜には死にたくなって、 でに朝にはすっかり戻ってて。 そんな毎日、そんな1週間、そんな3年間。 ものすごい狭い世界で生きていることに気付いてる人、 どれくらいいたんだろう?少なくとも私は。 最終的にみんな希望を見出して進んでいくところが 若くて良いと思います。

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    投稿日: 2013.07.02
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    ”青春時代が夢なんて あとからほのぼの思うもの 青春時代の真ん中は 道に迷っているばかり” 部活、友達、家族、格差、苛立ち、迷い…。 いいことばかりではない。 それでも、青春から遠く離れた今の私から見れば、輝いているんだよ。 どんなにどす黒い事を考えていても、純粋に思えるんだよ。 本編最後の2話、「宮部実果」「菊地宏樹」は胸につまった。

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    投稿日: 2013.07.02
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    映画化大ヒット青春小説! バレー部のキャプテン・桐島の突然の退部が、5人の高校生達に波紋を起こして……。至るところでリンクする、17歳の青春群像小説。第22回小説すばる新人賞受賞作。

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    投稿日: 2013.06.30
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    みずみずしい、とはこういうことを言うのだと思う。高校生という不安定さがもたらす悩みや葛藤。人からの視線を意識しながら、自分はどう生きて行きたいのかを等身大で考える。爽やかな作品だった。

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    投稿日: 2013.06.29
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    青春の甘酸っぱい感じがそのまま切り出されたような作品。クラスの中で自然とできていく階層についての描写が印象的。

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    投稿日: 2013.06.29
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    高校のクラスの序列など、なかなかリアルなところは面白いなと思った。ただ、桐島が何なのかイマイチ最後まで見えず、モヤモヤ感が残った。映画は面白いらしいけど。

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    投稿日: 2013.06.26
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    異なる数人の視点での展開。それぞれの物語は独立している。物語の進行には全く影響を及ぼさないが、桐島が部活を辞めたってことがどこかしらで描写されている。 最終章、かすみの話だけ中学時代のものだったのが残念。今のかすみの思っていることが知りたかった。

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    投稿日: 2013.06.26
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    以前、産経新聞に掲載されていた著者のインタビューに、「鋭い観察眼。瑞々しい感性。自分の若いころを思い出してグッときた」といういかにも若さ故の評価から卒業しなければならない、と書かれているのを見て、どのような小説を書く人なのだろうと逆に興味が湧いた。本作を読んでみて、そのように評価してしまいがちなのも、あながち無理はないよなとも思うが、では翻って若い頃ならば誰にでも書けるというのか。否、この表現力はなんだろう。この感情の臨場感。刹那的な思いが伝わってくる。決して若いから書けるのではないと思う。

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    投稿日: 2013.06.25
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    高校時代を思い出しました。 確かにあった「上」と「下」 大人になった今、あの頃より大変なことが増えた気がしていたけど、 あの頃自分の足元が不安定でどこに向かうかわからない心細さをいつも抱えていて、それはそれで大変だったと思い出しました。

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    投稿日: 2013.06.25
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    青春しとる。若い時にしか書けないような小説。 映画が評判いいですが、この内容なら確かにおもしろそう。 個人的には前田涼也の話が好き。 高校生活という限られた時間と、限られた人間関係。 そんな狭い世界で悩むのが青春なんかな。 僕は学校の校舎とか教室とかの雰囲気がすごく好きで、この小説ではその辺がリアルに表現されててとても懐かしくなりました。 “この空の分だけ大地がある。世界はこんなに広いのに、僕らはこんなに狭い場所で何に怯えているのだろう”

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    投稿日: 2013.06.21
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    高校生の時に思ってたことを代弁してくれるような言葉が多く「それ分かる」と何回も思いました。高校生の間に読んどけばよかった。 お話は「沢島亜矢」が1番好きです。

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    投稿日: 2013.06.21
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    今更ながら読了。スクールカーストのそれぞれの層の視点から高校生活のもどかしさを表現してる。どの層が読んでも共感できるようになってる。

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    投稿日: 2013.06.16
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    だれもが通過する思春期の難しさ。 ちょっと文章が読みにくいと感じたのは 思春期からはだいぶ時間が経過したから??

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    投稿日: 2013.06.16
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    映画を観てから原作を読みました。 何とも言えない、、、苦しさみたいなものがこう、心の奥の方から顔を出してきて、読んでる間は気持ちが沈みました。 なので、★2つで。 きっと、何度読んでも同じように苦しさが見えてくるんだろうと思います、私は。

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    投稿日: 2013.06.16
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    一気に読み終わりました。映画も見ましたが、内容は映画よりも若い感じであっさりしてます。こっちの「かすみ」の方が性格が良いと思います。亜矢の章が一番共感できました。

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    投稿日: 2013.06.16
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    タイトルから、自分は購入対象として省かれてるかな〜と、勝手に思い、読まずにいた。ちょっとみずみずしすぎて、読んでもこそばゆいだけかな〜とも思っていた。 読み始めると、あの頃漠然と感じていたものを、上手く文章にしてくれた感じで、今読んでも、恥ずかしいとか、言い過ぎだ、とかいう感じもなく読める。しっくりくる表現ばかりだった。

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    投稿日: 2013.06.14
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    今さらな感じですが、手に取りました。 う〰ん。世代に関わらずファッション性や学生生活ならではの人間関係の難しさ、先立つ不安など共感するものもあります。コンテンツの振り方もオモシロイのですが、こんな時代だからこそ私的にはやっぱりきちんと桐島君をクローズアップしてもらいたいと思います。 評価がちょっと辛めカナ?

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    投稿日: 2013.06.12
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    この本の何がすごいって、桐島がほぼ出てこないこと。それだけが衝撃。 高校生の非常にリアルな内面を描いた純文学。自分と似たようなキャラには「ああ、こんなんだったな」と共感できる一方、自分とは違ったようなキャラの話には「クラスのあいつはこんなこと思ってたのかな。」なんて考えてしまう作品。 チャットモンチーやRADWIMPSの名が出てきて、まさにピンポイントでの最近の高校生。ただし、正直展開があまり進まず読みづらかった。

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    投稿日: 2013.06.12
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    小中学校 高校の闇の部分を 引きずり出された気がした。 同年代の人間のことを 自分も同じくらいの年の時に これだけ見つめきれた筆者の メンタルの強さは何なんだろう。

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    投稿日: 2013.06.11
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     図書館で予約してやっと順番が回ってきました。  見た目で階層分けされてるのが今どきの高校生なんだと、閉鎖された高校という世界の中で生きにくいだろうなあと思った。そんな今を生きていく高校生たちの様々な姿が描かれている。  

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    投稿日: 2013.06.10
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    桐島が主人公として出てくると思ったら、同じ学校の生徒1人1人の話だった。 最後まで桐島は出てこなくて、でも逆にいろいろ想像できて楽しかった。 高校時代を思い出す

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    投稿日: 2013.06.09
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    桐島はでてこない。滲み出てくる桐島感を読み取る、みたいな短編連作。タイトルの付け方と不在のまま人物を描いた発想勝ち。

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    投稿日: 2013.06.09
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    高校生達のモノローグ。スクールカーストとか部活とか、どこか苦い青春の群像。結局、桐島の話はなしなのか。

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    投稿日: 2013.06.09
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    これは青春!!ふしぎなのは桐島くんはまったく出てこないのに物語が桐島君を中心にちゃんと回っているところ!!これはすごい!!桐島君の影響力にびっくりしました^^これは若い人にも青春を忘れてしまった方にも読んでほしい作品ですね!!

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    投稿日: 2013.06.08
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     やたらと評判を耳にしたので気になっていたのですが……うーん、自分好みの話ではなくて残念。というか、「今風」の登場人物たちがリアル過ぎてイライラした(笑) いや、それが作品の魅力なんだろうけども。  「桐島」の存在がもっと物語に複雑に影響してくることを想像していたので、ちょっと物足りない気がしちゃったなぁ。  風景も感情もひっくるめた色んな描写は、言葉が平易だからか、「可愛い」感じがして結構好きでした。

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    投稿日: 2013.06.06
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    読みながら自分の高校時代を思い出す。 私は残念ながらどの登場人物にもそこまでの感情移入はできなかったかな、ということは幸せな高校生活だったんだなぁ、ってあらためて自分の環境に感謝した。 ただ、少なからず若さゆえの勢いや焦りやイライラやもどかしさっていうのは理解できる、年齢を重ねてあの頃の自分は子供だったなとも思うし、逆に大人だったなと思うこともあるし、間違ってたことも正しいこともあったなって、それでもやっぱりあの頃は変わらず輝いていて、あの頃があっての今があるんだものねぇ。 これ、著者の19歳の頃の作品らしいけど、だいぶ達観していて、いろんなことを深く難しく考える19歳だったんだろうな、と私は思ってしまった。 才能ある人はすごいよなぁ、と。 でも、心からハッピーに思えることとか、くだらないことでバカみたいに笑うとかちゃんとできてたのかな?って思っちゃった。 意味のないくだらないことで心の底から楽しめるって素敵なことだよー。

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    投稿日: 2013.06.04
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    高校時代がよみがえってきた。 思い浮かぶ映像が自分の学校だし、いろんなことを思い出した。 朝井リョウさんとは世代が違うのに、そんなに変わらない気がした。 てっきり桐島君、部活やめないで!みたいな青春ものかとおもったら全然違って逆によかった。 桐島くんでてこない…笑 映画部の子が好きな映画、あたしと同じー!!

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    投稿日: 2013.05.30
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    桐島本人は出てこないのに、 桐島の言動に周りの同級生が一喜一憂する描写がよかった。 高校生の生々しい言動があるあるって感じでした。 ただ、少し世代の違いを感じました。

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    投稿日: 2013.05.30
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    映画をみてから読んだ。そういうことだったのかと…。 原作と映画の伝えたいことはきっとほとんど同じで、でもやっぱり映画は映画の世界があるんだなと思った。 映画も本もそれぞれ高校生のリアルを切り取っていて、自分の高校時代をもういちど振り返ってみたくなる作品だった。

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    投稿日: 2013.05.30
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    あの頃確かにあったかもしれないなと思わせる等身大の悩みが書かれていた印象 。好きなことを好きなまま続けられるのは幸せな事だなと思った。映画部の二人の関係に憧れました。

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    投稿日: 2013.05.29
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    いろいろな人物の描写がうまい作品です。 作品のおそらくテーマとしているであろう「スクールカースト」についても、分かるなーと思わせる書きぶりです。

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    投稿日: 2013.05.29
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    みずみずしい感覚。 あー、あるな、こういうのって。 懐かしくなったり、羨ましくなったりした。 見えていても、できなかったり。 小さなことに気付いて、自分の中で大きくなっていくこととか。葛藤とか。とってもリアルで、痛いからこそ、響くなー、て思う本だった。

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    投稿日: 2013.05.28
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    高校生の混沌とした苦悩と輝かしさが等身大に描かれている。 どこにでもある高校生の姿そのままに思える。 『上』と『下』と自分の位置を確かめつつ、気づかない振りをする。 辛辣だがこんな表現が上手い。 高校生の今の表現は秀逸だが、物語の進展という点では物足りない。

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    投稿日: 2013.05.27
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    第22回小説すばす新人賞を受賞した青春小説。著者の朝井リョウは岐阜県出身、早稲田大学文化構想学部卒。無論、この作品が処女作。 最近の作家さんという印象だったのに先日直木賞を受賞したというので読んでみた。 生まれが同年代なので、学校内の描写や言葉の選び方などは非常にピンと来るので読みやすかった。 上手いと思う作家さんはどの人も当てはまるけれど、比喩の使い方が非常に上手く、特に"ひかり"や"季節感"を表す言葉が多くでてくるが、どれも伝わり易くかつ、美しかった。 群像劇的な書き方がされていて、各章にそれぞれ違う生徒が配置された短編集的な形をとっているが、同じ出来事を章を跨いで散りばめかつ多視点で描かれる事で、はっとする所を増やす事に成功している。これによって読者は一種のミステリーを読んでいるような気持ちにさせ、読書の快感を増やしているように思う。 タイトルの独創性も凄いと思う。新人賞受けが良さそうな奇抜さを多分に含む作品でした。満足。 次に読むなら直木賞受賞の『何者』かなぁ、

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    投稿日: 2013.05.22
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    登場人物と自分が同い年であったこともあって教室を見てるような感覚だった 教室内カーストやそれぞれの性格やら とても10代が生々しく書かれていた それがちょっと苦しく感じさせた

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    投稿日: 2013.05.21
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    目新しいテーマではないけど若手ならではのリアルさが「ふむ…」という印象。でも少し流行りものの口語が多すぎかな。

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    投稿日: 2013.05.18
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    文の切れ目が少なくて慣れるまで読みにくさを感じたけど、内容は結構好き。 同じ状況にしても心の中の動きとかを丁寧に追っている方がいい。 自分の高校生活は登場人物の誰とも似てないけど、心象風景は似ているように思う。 何度か出てくる夕陽の情景が、なんか眩しかった。 しかし思った以上に桐島は出てこないのね(笑)

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    投稿日: 2013.05.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    青春は、いつの時代も美しくて、醜い。 いつの頃からか中学校、高校の中には絶対的なスクールカーストが存在していて、私たちはその中でその場にふさわしい振る舞いを演じていた。本当に好きなものや人があって、それについて心から語り合える友人がいたり目標に向かって輝いている人が心底羨ましかった。 そんなリアルな日々を目に浮かぶようにデビュー作で描ききってしまっている浅井リョウ。完全にやられた。 沢島亜矢の切ない片想いにキュンとして、前田涼也のひたむきさに心打たれて、苦い青春むき出しの菊池宏樹の章で一気に涙腺が崩壊。文庫で新たに追録された東原かすみの章もこれまた秀逸で、前の章の涙も乾かないうちにまた泣かされてしまった。 某芸人が絶賛してたのを聞いて軽い気持ちで読んでみたけど、もっと早く読めばよかった。映画版も見るぞー。 イケてない青春の日々を描く作家では豊嶋ミホが随一と思ってたけど、これはすごい人が出て来たなあ。

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    投稿日: 2013.05.16
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    予想外に良かった。心情描写の上手さ、そして著者自身の世代や年齢だからこそ描きたいものがある、という意思が強く伝わってきた。無邪気さの裏側にあるドロッとした部分が、映像として頭に浮かんでくる、そんな作品だった。

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    投稿日: 2013.05.15
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    映画から見てしまったために大変混乱してしまった(設定などが別の人に吸収されていたり、カップルが変わっていたりする)。これは原作から読むべきだった。スクールカーストには縁がなかったけど、そういうの気にせざるを得ない子達は大変なのだなぁと思った。

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    投稿日: 2013.05.15
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