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ラッシュライフ
ラッシュライフ
伊坂幸太郎/新潮社
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総合評価

2019件)
4.0
593
768
455
67
17
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    最初読んでる時は、、、なにこれー って感じだったけど読み進むとどんどんつながってくる。 バラバラだったパズルが最後は一枚の絵になる・・・ 天才・・・すぐる。 キャラ構成も面白いし・・・

    0
    投稿日: 2014.03.01
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    評価は分かれるようですが、私個人としては「傑作」と言いたいです。 これを読んで、やっぱり伊坂さんは天才だなあと思った。 主人公と時間軸をくるくる操作して、物語全体をひとつの騙し絵にする。 作中にも出てくる、エッシャーの有名な騙し絵のように。 人と人っていうのは、どこか端っこでつながっている。 それぞれが自分の人生の主人公であり、周りの人が脇役であって。 世界はそうやって相互に作用しつつ、回ってるんだ。 ラッシュライフもいつも通り多作品とのリンクがこれでもかっていうくらい詰め込まれていて、伊坂作品群が全部でひとつみたいな感じがして、ほんとに楽しくなります。 ファンにはたまらない! 伊坂作品の魅力は奧が深すぎて、何回でも読み返したくなるなあ。

    1
    投稿日: 2014.02.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    これぞ伊坂マジック。してやられた。 泥棒を生業とする黒澤の生き方はどこか堂々としていてそれでいてユーモラスがあった。何よりも、途中で佐々岡と会った場所が実は黒澤の家だった、と言うのには私も相当驚かされた。黒澤の人気が高い理由も分かる気がする。言ってる事は説教じみているのに、全然そうは取れないそんな気さくな話し方、自分なりの“美学”を持っているところがいい。 河原崎はただの暗い、ネガティヴな青年かと思えばそうではなく、途中深く考え自分なりの“世界”を持っていたりして。最後の最後で騙されてることに気づいて……とか。 人は些細なことで潰れ、崩れてしまう。 一番重い物語ではないだろうか。 京子はいや、哀れと言うしかないのだろう。操っていると思っていた青山はしかし、自分が青山の、青山たちの手の平で踊らされていた事に気づき衝撃を受ける。人間の一番醜い欲求を表している物語だと思った。 一番醜く、滑稽でそして哀れ。結局人間は脆いと言うことなのだろうか。 豊田の話は途中までは何だ、と思ったが最後のあの戸田からの申し出を蹴ったところは潔く、カッコいいと思った。譲れないもの、それが何なのか本能で感じているのだろう。無職になって、逆恨みで元パトロンを殺そうとしても些細なことでどうでもよくなって、結局最後は丸く収まる。まさに『It's all right』 一見並走しているだけのように見える物語が徐々に交わっていく…その交錯の中でまた、物語が成り立っていると言う矛盾しているように見えてそうでない人生。 伊坂作品を惚れ直す一作だ。 また、伊坂作品は他の作品とところどころリンクしているのが面白く、他の作品を読んで再度読んでもまた新たな発見がある。 世界に飽きた人々へ。こんな人生もあるので、覗いてみては?

    0
    投稿日: 2014.02.02
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    交錯する四つの物語、交錯する十以上の人生、その果てに待つ意外な未来。不思議な人物、機知に富む会話、先の読めない展開。 上は、あらすじからの引用。 確かに。 沢山の人物が階段を昇っているが全体像でみると円環しているという『エッシャーの城の騙し絵』がモチーフになっていて作中に度々登場するが、なるほどこれは複雑で円環してる物語だなあ、という感想。 プロの泥棒、不倫中の精神科女医、無職中年男性、神を崇める青年。 それぞれの話を独立させて読んでみても完成してるのだろうか? スルメ本かも。 私には作者の思惑がちらついて純粋には楽しめなかったけれど。うーん。

    0
    投稿日: 2014.02.01
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    登場人物ひとりひとりの出来事が、最後に繋がっていく。非現実的な出来事が書かれているにもかかわらず、私が普段町を歩いているときの風景やら、生活の一部も書いてあって物語が身近に感じられるような現実的な部分もあって面白い。

    0
    投稿日: 2014.01.27
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    初めての伊坂作品がこれでした。 それぞれの登場人物のストーリーが絡み合う不思議な感覚。 これを読んで伊坂幸太郎にハマりました。 読んだの結構前なので、もう一度読み返そ!

    0
    投稿日: 2014.01.25
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    所持/読後が爽快…!伊坂作品は作品同士がリンクしていたり前著のキャラクターが出てきたりという点がおもしろい、と聞いていたので期待しまくりで読み進めましたが、そんな期待をあっさりと越えて、魅了されました。全く関連のないように思える人物たちなのに、じわじわと絡まりはじめる糸が、そして解かれていく様が、圧倒的でした。解説にもありましたが、「いったいこの作家は何を考えてるのだろう(p459)」まさしく。

    0
    投稿日: 2014.01.24
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    面白かった。 伊坂幸太郎作品は初だったけど期待して良かった。 最後がどうやって終わらせるのか気になってたけど、それぞれ、そこそこの終わり方で終わった。 話が繋がっていくときや、他の作品の登場人物を出してるあたりが鳥肌ものだった。 あと俺の好きな言葉のなかに 『人生については誰もがアマチュアなんだよ。誰だって初参加なんだ。人生にプロフェッショナルがいる訳がない。全員がアマチュアで新人だ。初めて試合に出た新人が失敗して落ち込むなよ。 』 というのがあるけど、この作品で黒澤が言った言葉だとは知らなかった。 ストーリー 泥棒を生業とする男は新たなカモを物色する。父に自殺された青年は神に憧れる。女性カウンセラーは不倫相手との再婚を企む。職を失い家族に見捨てられた男は野良犬を拾う。幕間には歩くバラバラ死体登場――。並走する四つの物語、交錯する十以上の人生、その果てに待つ意外な未来。不思議な人物、機知に富む会話、先の読めない展開。巧緻な騙し絵のごとき現代の寓話の幕が、今あがる。

    0
    投稿日: 2014.01.22
  • エッシャーのだまし絵をモチーフに物語る意欲作

    金持ちの画商と彼に付き添う女性画家、リストラされて家族も失った男、新興宗教の教祖と信者、自分の仕事に美学を持っている泥棒、etc…。仙台を舞台に生きる、多種多様な人物の群像劇かと思いきや、終盤でバラバラだったストーリーが一気に交差し、つながっていきます。 途中、死体を処理する話も出てきて、生理的にダメな人もいると思いますが、一気に盛り上がって終わるラストは圧巻。読後感もさわやかです。

    4
    投稿日: 2014.01.21
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    ある地域の数日間。様々な人間や事件が交差していく物語。 んー、これはファンタジー?ファンタジーと思えば、面白い。 でも妙に人生語ったりするとこが、ちょっと鼻につく。 あと、一つ一つの出来事は面白いけど、後半は繋がりが予想できてしまって、予想通りの話を読む事になってしまったのは残念。期待しすぎてしまったかも。 さらに放置したままの伏線が多いのと、犯罪方面の描写の知識が雑なのが気になる。リアルではあり得ないという意味で。話が上手ければ雑さは気にならないことも多いから、その辺は私が妥協すべきなのか。 多少物足りなさはあるけど、読みやすいのは確か。次は「重力ピエロ」。

    0
    投稿日: 2014.01.20
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    もちろん再読。伊坂幸太郎の作品はルービックキューブが完成していくのに似ている。図らずも解説で池上冬樹が一枚の壮大な騙し絵と評している。はっとする驚きとともにちょっとした発見による喜びもある。やっぱり伊坂作品はやめられない。

    0
    投稿日: 2014.01.20
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    様々なところで起こる出来事が、ジグソーパズルのように最後は1点に収れんされていく。 ありえないことばかりで読むのに疲れてしまったが、気に入った表現が数か所あったので書き出してみる。 ・蟻や蜂は自分たちの巣や集団の維持のためには戦うが、自分自身の恨みのために相手を倒すことはない。 ・「俺はさっき泥棒のプロフェッショナルだと言ったよな」 「確かに」 「でもな、人生については誰もがアマチュアなんだよ。そうだろ?」 ・「行き詰っていると本人が思い込んでいただけだよ。人ってのはみんなそうだな。例えば砂漠に白線を引いてその上を一歩も踏み外さないように怯えて歩いているだけなんだ。周りは砂漠だぜ、縦横無尽に歩けるのに,ラインを踏み外したら死んでしまうと思い込んでいる」 あと、引用するには長すぎるので割愛するが、「プラナリア」についてのくだり。

    0
    投稿日: 2014.01.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    非常に良く出来た本です。 それぞれ独立した5つの話が次第に交錯し、巧みに絡まりあっていく素晴しい構成力でもって紡がれた本。 ただ、それだけです。 交錯し、絡まりあった結果、何かが生まれるというわけでもなく、特に大きなドンデン返しもなく、せいぜいが「あぁ、冒頭に登場した“若い男”というのはこっちの話のこの人だったのか」の繰り返し。 あえて“若い男”“女”等と記号的にぼかして記述し、後々A=Bである事が判明するというミステリでいう陳述トリックに加えて、時間軸をずらして並べる事で著者の言うところの「エッシャーの騙し絵」的な作品となったのでしょう。 でも、ただそれだけ。 そもそも4つの話が必要だったのか?4つの話で何を描きたかったのか?4つが4つとも上記の「エッシャーの騙し絵」を完成させるためのピースでしかなかった印象です。しかも、非常に無理のある、歪な形の。ピースはあくまでピースであって、各々には何の意味もないのでしょう。 他の方のレビューを見ると、著者の他の作品に出てくる登場人物が出てきたりして、それがまた好評なようですが……本作が初の伊坂作品である身からすると、さっぱり???です。むしろファンサービスの為に登場させたの?という邪推しか生まれません。 2014初にして、最大の駄作にノミネートされそうです。

    0
    投稿日: 2014.01.06
  • 初めて読んで、この作家の大ファンになりまして…大当たり!

    ミステリーの枠を越えた感動がある、凄い作品で一気に読んだ。 小説なんてものは、毎日の生活と格闘している人々には 息も詰まるほど退屈な話だろうけど、 「未来は神様のレシピ」にかかっているにせよ、 「人生にプロフェッショナルがいるわけがない。・・・ 全員がアマチュアで、新人なんだ。」 そんな素敵な言葉が、この寓話には宝石のようにある。 もしかすると 外れかかっていた生活の車輪がもとの軸に収まって 生きる力を取り戻すことができるかもしれない。 そんな奇跡さえ生まれてきそうに想わせる小説なのだ。

    1
    投稿日: 2014.01.05
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    テスト終了後、うずうずしていたときに読んだもの。私が読んだ3冊の中では特別好みのものではなかったけれど、ページを捲る手は止まらなかった。泥棒が個人的には一番好き。

    0
    投稿日: 2013.12.30
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    とにかく、鳥肌が立った。 怖さ以外で鳥肌が立った読書体験は初めて。 図書室で借りて読んだけれど、これは買わないと。 騙されたと思って読んでみてよ。騙されるから。

    0
    投稿日: 2013.12.25
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    ゆったりした疾走感がありました。なんて言えば伝わるんだろう・・・。車の窓を開けて、ぶわっと風に煽られる感じ。素敵でした。 黒澤さん会ってみたいな。

    1
    投稿日: 2013.12.11
  • 私にはちょっと

    伊坂作品は好きですが,これはちょっとピンとこなかったなぁ.

    0
    投稿日: 2013.12.08
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    最後の一つの物語に収斂していく感じは最高! これにミステリーの要素が足されたのが宮部みゆきだけど、ピースの多さでは伊坂の勝ち! 今ならゴールデンスランバーも面白く読めるかな笑 2013.12.5(木)

    0
    投稿日: 2013.12.06
  • 練に練られたお話

    画商の戸田と画家の志奈子 泥棒・黒澤と同級生の佐々岡 新興宗教の教祖にひかれる河原崎と塚本 精神科医の京子とサッカー選手の青山 失業中の豊田と野良犬 この5つの話が並行して進んでリンクしていく、お話です。 この本をよんで本にもリンクがあるって知りました。 「オーデュボンの祈り」「陽気なギャングが地球を回す」「重力ピエロ」「フィッシュストーリー」にリンクがあります。

    0
    投稿日: 2013.12.03
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    色んな人間の色んな人生が、知らず知らずに絡み合って、少しづつ影響し合う。その交わりがとても複雑でとても心地いい。

    0
    投稿日: 2013.12.01
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    怖い話や気持ち悪い話が嫌いな私にとってはかなり挑戦的なお話で... 途中でもう辞めようかと思いつつ、展開が気になってつい最後まで読んだ。 読み終えて初めて「ラッシュライフ」の真の意味がわかった今、 何か分かんないけど感動してる。 これが伊坂さんワールドにやられたってこと??

    1
    投稿日: 2013.11.30
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    おもしろかった!オーデュボンとチルドレンを以前読んだが、その話とリンクしていたり、登場人物同士がところどころで関わりをもったりどんどん話が進んでって止まらない小説。

    0
    投稿日: 2013.11.30
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    職場仲間に借りてずっと読めてなかった本を、やっと読めました^^ *あらすじ(新潮社HP作品紹介より抜粋)*********** 泥棒を生業とする男は新たなカモを物色する。父に自殺された青年は 神に憧れる。女性カウンセラーは不倫相手との再婚を企む。 職を失い家族に見捨てられた男は野良犬を拾う。 幕間には歩くバラバラ死体登場――。並走する四つの物語、 交錯する十以上の人生、その果てに待つ意外な未来。 不思議な人物、機知に富む会話、先の読めない展開。 巧緻な騙し絵のごとき現代の寓話の幕が、今あがる。 ****************************** 主人公が沢山いる、幾つも物語が交差&繋がって広がっていく。 その模様が読んでいて面白かったです(=▽=) 登場人物の生きていくための行動を見ていて(読んでいて) なんだか変な話ですが、元気がもらえたお話でした。

    0
    投稿日: 2013.11.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    それぞれの話の人々ががっつり絡むわけではなく、 ほどよく影響している群像劇、とても好きだと気づく。 重い場面なのに、うまくいってない人への光のようなあたたかさも 感じられていいな。 映画は最悪だった。。

    0
    投稿日: 2013.11.28
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    ザ・伊坂ワールド。 伊坂作品はこれで3冊目だが、 それぞれの視点での物語が交わる瞬間はもはや爽快。 本作も個性豊かな、一癖も二癖もある登場人物ばかり。 伊坂作品の中でも人気(らしい)人物、泥棒の黒澤。 まんまと私も彼に惹かれたのだが、どうして惹かれるのだろうか。 彼の少し達観したものの見方や話し方、想像すると割とまともな人なのでは?と思えるところが良いのかもしれない。

    0
    投稿日: 2013.11.22
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    「でもな、人生については誰もがアマチュアなんだよ。そうだろ?」 黒澤さんと 話してみたい。 彼と 美学の話をするのだ。 2011.1

    0
    投稿日: 2013.11.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    途中であれ?と思いながら、読み進めて納得! 様々な視点から展開する物語は思わぬところで繋がっていたりして、一気に読んでしまいました。 黒澤の“職人気質”はけっこう好きだと思いました。 でも、何かもやもやとしたものが残るというか、すっきりしない感じ。うーん、『オーデュボンの祈り』もそうでしたが、世界観が合わないからなのかなぁ。

    0
    投稿日: 2013.11.19
  • 群像劇の真骨頂

    愛嬌のある犯罪者と多数の人物が交差する物語構成という伊坂幸太郎を代表する2つの要素が,十二分に発揮されている作品です. 伊坂作品を知らない人は,伊坂作品のどこに魅力があるのかというのをこの作品でもって理解していただきたいです. 他作品を既読の方も,期待を裏切らない伊坂ワールドを堪能できる作品ですので読んで頂きたいです. 恐らくは,心地よさを覚えることになるでしょう. 本作を気に入ったのなら,河原崎の父や泥棒黒沢が登場する外伝作品を収めた『フィッシュストーリー』も読んでいただきたいです. 作品単体としての出来は本作に劣ると思いますが,作中の人物に好感を覚えたのなら満足できる作品集だと思います.

    0
    投稿日: 2013.11.18
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    久しぶりの伊坂さん。ハワイのお供。 オーデュボンは好きで、ギャングあたりであんまりかなーと思って、ちょっと敬遠してたけど、これはなかなか。軽妙洒脱とゆう言葉がぴったり。全部読破したい!とはまだ思えないけどたまにはいいね。黒澤さんが好き。

    0
    投稿日: 2013.11.13
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    伊坂 幸太郎さんのミステリー小説。 5人の人物が登場し複雑に物語が交差し、伊坂さんならではの意外な終わり方! というのが感想なのだろうが、最終的な着地点がイマイチだった。 物語は時間軸を前後しながら進む、途中からどのような着地点を用意しているのか、何を言いたいのか。ワクワクしながら読み進めるのだが、作者の主張やそれぞれの登場人物が浮世離れしすぎていて私にはなじめなかったのだ。 映画化がされているようだが、絵にしてしまったら尚の事面白さが半減する作品なので、どのように演出しているのかが気になる。

    0
    投稿日: 2013.11.11
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    まるで騙し絵のようなお話。 まったくつながってない話が、実は一本でつながっている。 文章にするとありきたりに思えるんだけど、そんなことはない。 それぞれの話は本当にバラバラ。 一人ひとりが主人公。 だけど、ほんの少し、それぞれがどこかでつながっている。 そのつなげ方がすごい新鮮だった。

    0
    投稿日: 2013.11.10
  • ミステリーにはまるきっかけになった本

    凄い構成力で、小説には無限の可能性があるとさえ感じさせられた。 読み終えた後、最初からもう一度読み直さずにはいられなかった。 この本も多くの人に読んでほしいなぁ。

    0
    投稿日: 2013.11.07
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    主に5つのストーリーがそれぞれ進んでいく中で、登場人物が少しずつ交錯していくというすごく好きなタイプの小説でした。絡まっていた糸が徐々にほどけていく感じが読んでいておもしろかったです。ただ、拳銃で人を撃った豊田や人を殺した河原崎がそのまま済まされるハズもないのだが、そこの辺りは描かれる事なく終わったので少し消化不良。

    1
    投稿日: 2013.11.02
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    全く関係の無いように見える登場人物の運命が、少しずつ絡み合っていくところが凄い。 黒澤のキャラクターが好きだった。

    0
    投稿日: 2013.11.02
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    登場人物が異なる別々のストーリーが幾つかあるだけと思いきや、それぞれが上手く絡みあっていておもしろかった。また、「オーデュボンの祈り」に登場する案山子を思い出せる脇役の野良犬がGOOD。

    0
    投稿日: 2013.11.02
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    騙し絵のような小説。 半身浴をしながら読み続けましたが、あっという間に時間が経っていました。 読み終わってから思い出してもまた楽しいです。

    0
    投稿日: 2013.10.31
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    ラッシュライフ 豊潤な人生 面白かった。色々な人が交錯して 決してハッピーエンドでは無いけど 良いお話でした。

    0
    投稿日: 2013.10.29
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    いろんな人達の特別な数日間がさまざまな角度で交差してた。 登場人物が多くて、途中、途中で交差してたことも、わかってから前のページに戻って確認したりした。 ラストまで読み終わったら、散りばめられたパズルのピースはピッタリとはさまってた。そうか、そこであそこに話が通じるんだなぁ、見事だなぁって思った。

    1
    投稿日: 2013.10.28
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    伊坂幸太郎お得意の複数の話が並行しながらちょっとずつつながっていくという展開。この作品も舞台が仙台で、筆者の仙台への愛が随所にうかがえる。ここでこれとこれがつながるのか、と意外性もあったり、やっぱりそうだよねという必然性もあったり、そして東京では絶対に有り得なくても仙台という中規模な地方都市なら起こってしまうのではないかと思うところもまた面白い。テーマがテーマだけに映画化は難しいかもしれないけど、見てみたいなぁ。

    0
    投稿日: 2013.10.27
  • 和製パルプフィクション(小説版)

    この本で伊坂幸太郎さんと出会いました。女性画家。泥棒。神に憧れる青年。不倫中のカウンセラー。失業者。いくつものストーリーが絡み合い、物語は進んでいくのですが。。。 時間が前後して進むため、ちょっとしたどんでん返しがあったりしてさらに謎が膨らむので、初めて読む人はドキドキしながら先へ先へと読み進む事でしょう!このお話で登場する泥棒「黒沢」は相当お気にいりなのか、後の伊坂作品にて準レギュラー化しました(?)。

    0
    投稿日: 2013.10.20
  • 交差する物語

    短編集かと思いきや、 全く関係ないと思っていた話がそれぞれ交差していく様は圧巻。 本当におもしろい!

    0
    投稿日: 2013.10.19
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    すごい。 読み終わったときに最初に感じたことを一言で表すなら、陳腐な表現かもしれませんが、この言葉しか見つかりません。 すごい。まさか、こんなふうに集約されていくなんて。加速度的に謎が次々と明かされていくラストは痛快で、喝采を叫びたくなるような気分でもありました。いやぁ、本当にすごかった。 それぞれの立場で、それぞれの問題を抱えながら“その一日”を過ごす人々。一見すれば何の関わりも持たない、別個の人生を歩む存在ですが、ふとしたすれ違いや、何気ない会話や、些細な交わりが、お互いの人生に少しずつ影響を与えていく。それはきっと、現実世界でもそうであるはずなのに、普段はなかなか気付けないこと。その盲点を、ここまで明快に描かれると、感心を通り越して、驚嘆すら感じるのです。 「今日の私の一日が、別の人の次の一日に繋がる」 「人生がリレーだったらいいと思わないかい?」「一生のうち一日だけが自分の担当で、その日は自分が主役になる。そうして翌日には、別の人間が主役を務める。そうだったら愉快だな、と」「昨日は私たちが主役で、今日は私の妻が主役。その次は別の人間が主役。そんなふうに繋がっていけば面白いと思わないか。リレーのように続いていけばいいと思わないか? 人生は一瞬だが、永遠に続く」 そのつながりを明快に描き出したのが、まさしくこの作品だと思います。この言葉の意味が明確になる物語のラストは、まるで霧が晴れていくように爽やかな心地でした。あぁ、私もこんなふうに、誰かに影響されながら一日を生き、その生き方が誰かに影響を与えられたらいいなと、そんなささやかな願いさえ抱きました。 自分にとっては無意味な行いでも、別の誰かにとっては人生を揺るがす大きな出来事なのかもしれない。そう考えたら、この世に無駄なものなど何ひとつなく、そうしたつながりが人々のリレーのような人生を形作っているのかもしれないと思います。私も、誰かにバトンをつなげるように生きなきゃね。

    1
    投稿日: 2013.10.15
  • 黒澤登場!

    それぞれの話がつながっていく過程が快感。忘れたころにもう一度再読したい。

    0
    投稿日: 2013.10.07
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    初めて読んだ時も、終盤で うわぁぁあぁぁあ~(゚Д゚) ってなったけど、 今回 改めて うわぁぁぁあぁぁあぁぁあああー(((( ;°Д°)))) ってなった。 陰惨なテーマもユーモアを交えながら 書き切れるというのは本当にすごい。 お金でどうにも出来ないものは、少ないけど、ちゃんとあると思うんだ。 絡み合うそれぞれの人生が、出来るだけ良いものになりますように。

    0
    投稿日: 2013.10.04
  • ジグソーパズルを組み立てていくような感覚の物語

    何度も再読していますが、いつ読んでもお見事の一言。 5つの物語(メインは4つ)が同時並行に語られています。それぞれの物語がちょっとずつリンクしていて、うまく一つの物語になるよう構成されている。 本当にキレイにいろいろなモノが絡み合っているなぁという印象で、意外と現実もこういうモノかもしれませんね。それにしても出てくる登場人物にムダがないなぁ。

    5
    投稿日: 2013.10.03
  • 素敵な素敵な泥棒さん♡

    まだ伊坂作品は完全に読み切れていませんが、個人的には今の所この作品が頭一つ飛び出て1位です。 なんというか凝った仕掛けや多大な演出、繊細な文調、奇抜な設定・・・ 物語を楽しませてくれる要素は膨大にありますが、この作品はそれらの要素を厳選しそして練り上げ重厚な物語を仕上げています。 人生が交差するところに物語があり というのが読後の第一の感想でした。 ちなみに第二の感想は 泥棒さんかっこ良すぎ♡ でした。 是非この作品で伊坂ワールドを堪能してください♪

    3
    投稿日: 2013.09.30
  • 伏線だらけ!!

    物語が平行して進んでいくのですが、 まさかそこで交わるの??という驚きの連続。 さすがは、伊坂さんです! 私は、泥棒の黒沢さんが結構好きです! ほかの伊坂さんの小説にもちょこちょこ登場してますね。。

    1
    投稿日: 2013.09.30
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    別々のエピソードが少しずつ交差して繋がっていく感じが見事 ただ、それぞれのエピソードの結末が読者の想像に委ねられて終わっているので、若干もやもや感が残るのと 遺体がどうこうとか、ちょっとグロなシーンが苦手

    0
    投稿日: 2013.09.28
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    やっぱり伊坂作品最高。話以前にも、まず文体が大好き。主人公たちの決して恵まれていない状況下のシーンでも想像の余地がある文章運びや、優しい言葉遣い、とにかく好き。

    1
    投稿日: 2013.09.28
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    3冊目の伊坂幸太郎。 点と線がつながり、全ての人に結びついて行くストーリー。 誰と繋がって行くんだろうと期待しながら読みました。

    0
    投稿日: 2013.09.22
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    「どうやったら、こんな話が作れるんだ??」 ってくらい、よくできてます。 伊坂作品はセリフのユーモアが鋭くて 読んでいてドキリとさせられます。 個人的には「陽気なギャング~」のほうが好きです。 ただ、今回も名言が。 「人間は皆、人生のアマチュアなんだ」。

    0
    投稿日: 2013.09.10
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    きゃー!これすっごい面白かった。別のベクトルで進んでいる話が段々繋がっていくところが素晴らしい。伊坂幸太郎いいよ!2010/008

    0
    投稿日: 2013.09.04
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    読み終わってすぐ、また最初のページに戻って読み返す。 すると早速新鮮な面白さが味わえました。 二週目も面白いですね・・1度最後まで読んでいても面白いです。

    0
    投稿日: 2013.09.03
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    4つの物語の時間軸がズレていながら最終的にはきれいにまとまる爽快感! バラバラな話がそこまで繋げてしまうということ自体がすごくて、彼らの繋がりを目の当たりにしているのはどこか愉快だと思った。

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    投稿日: 2013.09.01
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    十一人と一匹の登場人(犬)物で、五人の視点から語られるミステリー&サスペンスフルな出来事を綴るお話。『ラッシュ』という言葉をキーワードに、登場人物が同じ地域と同一の時間、それぞれ絶妙なタイミングで交差し絡み合う「読む騙し絵」とも言えるシャッフルストーリー小説の構築法は、タランティーノ監督の名作映画『パルプ・フィクション』を彷彿とさせる。このようなお話はディテールやテンポに不備があると話し自体が破綻してしまう非常にタイトでデリケートなジャンルでもあるが、本作品は非常読みやすく実に上手くまとめ上げられている。

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    投稿日: 2013.08.31
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    やはり、こういう群像劇は個人的には好物だなと改めて思った。 登場人物の多さの割にはうまくまとめられていたと思う。 とは言え、前半の加速感と後半のネタバレ感が少々雑にも感じた。 超常現象的な話しを加えると、途端にリアリティが減るというのは常。 それを超常現象としてではなく、人間の加えた陳腐なトリックだと 証明と伏線の回収をしてくれたのは挑戦的でよかったところ。 こういった群像劇のいいところは最後の収束感と爽快感にあるのだが、 途中までの収束感と最後に感じた爽快感には温度差もあった。 にしても、井坂幸太郎という作家の作家性たる所以を垣間見た気がした。 これをただのファッションとして捉えるのか、 未来への希望として捉えるのか、大きく分かれるところだろう。 だがしかし、批判は常にあるものだ。称賛だけはありえない。 個人的にはこの作品を評価するというのは勇気ではなく当然だと思う。

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    投稿日: 2013.08.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とにかく面白い。作品にひきこまれちゃう。 伊坂幸太郎はホントにうまい。 そして「これはいったい何て作品なんだっ」て思わせる。 複数のエピソードが絡みつつ交錯していくのだが、今作では時制のずらし方に感心した。 エッシャーの挿絵の意味がよく分かる。

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    投稿日: 2013.08.14
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    群像劇って言うのですねこういうの。 いくつかのバラバラのエピソードなんですが、 何かを中心にリンクしてる世界を表現するのですよ。 おいらは、 「黒澤」推しですけどね! 今回の場合は、 5つのエピソードに中心は死体です。 とりあえず、 おもしろい、そして、宝くじ欲しいなぁー。 と、 京子さんがおもしろい。 次は「フィッシュストーリー」です!

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    投稿日: 2013.08.08
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    それぞれのlifeがエッシャーの騙し絵、垂れ幕、老犬、好きな日本語などのアイテムにより絶妙に関わって来て面白い。途中、こんな伏線、回収できるの??と思いつつ読みすすめられる。 河原崎青年はその後どうなってしまうのかを描ききって欲しかった。 他の伊坂作品に出てくるキャラクターがいるのも楽しい。

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    投稿日: 2013.08.07
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    浅いです。途中で飽きました。他に読むべき本がたくさんある中で、この本をおすすめすることは残念ながらできません。 久々の駄作。 この本を読んでも豊潤な人生(ラッシュライフ)は得られません。

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    投稿日: 2013.07.29
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    ・・・初伊坂作品。ごめんなさい。いまいち面白さがよくわからなかった。色々な人生が交錯しているのはわかった。最後に小道具もなるほど~と繋がった。・・・で?って感じ。犬が可愛かった。以上・・・。

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    投稿日: 2013.07.27
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    よく出来てる話だった。一度読み終わって、もう一回始めから流し読みした。あまり掘り下げられてはいないけど、人物の描写が結構私好み。他の作品も読んでみたくなる。

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    投稿日: 2013.07.19
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    スピード感のある群像劇。 時間軸を使ったバズルのピースが最後綺麗にハマる所はさすが。僕は、オーデュボンの祈りの続きのゆうに楽しめた。

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    投稿日: 2013.07.14
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    前衛的な構成。いろんなところに重力ピエロやフィッシュストーリー、チルドレンなどに出てくる話が散りばめられている。 みんなバラバラに見えて実は繋がっている。人生はリレーで昨日が自分の主役なら明日は妻の主役で明後日は別の人の主役。 各所に個々の人生観が見られて、名言がある。 非現実な話なんだけど、何故か人間のことをすごく言い表してるように感じる。 この本にハマる。というより、伊坂幸太郎にハマる。

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    投稿日: 2013.07.14
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    伊坂氏のデビュー2作目であり、注目を浴びるきっかけとなった名作。 あらすじや内容は、Wikipediaにでも譲るとして、物語の構成自体にギミック要素があって、最後につながっていく様が本当に面白いですね。前作『オーデュポンの祈り』に続き、またも後半、引き込まれてからは一気読みでした。 伊坂氏が言われる「小説でしかできないことで読者を楽しませる」というのが、十分伝わってくる物語でした。大小の細かな出来事を含め、至る所に伏線があり、最後にその回収。いろいろな隠喩あり、リンクあり。伊坂氏のすごさを実感しました。 さて、では『重力ピエロ』にいきましょう。

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    投稿日: 2013.07.13
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    LとR、uとaは同音異義語になりません。 トリックのためのミステリーがつまらないように、小説テクニックのための小説は何度も読みたい作品にはならない。

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    投稿日: 2013.07.12
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    新潮おすすめ№1 別々のストーリーがだんだんつながるあの感じがおもしろい。 ただ読んでるだけなのに、達成感みたいなものを感じます。 偶然は必然の集まり・・・? さらには別の伊坂作品ともつながっていました。 さすが。

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    投稿日: 2013.07.10
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    いや、面白いね〜。 やったら複雑に絡み合っちゃってるお話が、クライマックスでこうだったのかぁ!と思わせてくれる。 中々、途中でやめられない本です。

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    投稿日: 2013.07.10
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    この先、どうなる?的なドキドキ感があって楽しく読めたんだが、登場人物が最終的に複雑にこんがらかってしまい、読み終えた今でも「…なんだよね?」と誰かに確認したくなる((笑))。それは決して著者の力量ではなく、ひとえに私の読解力の無さと、一気読みが出来なかった読書環境のせいです、はい。

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    投稿日: 2013.07.08
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    事故や事件を分析して初めて明らかになる、人と人の繋がりのおもしろさ。 [ラッシュライフ/伊坂幸太郎]は事件発生前から神様の目でそれを観察。 幾つもの無関係の者が徐々に影響を及ぼし出し一つに融合し、そして分裂していく。 ストーリーは面白い。 物語を通じて、自分の日常も全く同じだろうと感じた。 神様だけが知っている、僕が明日遭遇する、今全く無関係な人や出来事。 縁(えん)は異(い)なもの味なもの 男女の縁に限らず人と人の繋がりは常識では考えられない不思議でおもしろいもの。

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    投稿日: 2013.07.07
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    感想は一口に言って『なんだこれは???』の一言。 手品を見ているような作品。目の前で数本の糸を絡ませていって、それを一気に解いてしまう。そんな感覚を味わえる。 内容的はナンセンスに近く、伊坂先生がよく表現する『退屈で素晴らしい映画』を見ているのに近い。岩井俊二の初期の作品『FRIED DRAGON FISH』などの流れに似ている。 文章校正は楽しめるが、内容が内容なだけに、★5つはあげられない。

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    投稿日: 2013.06.30
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    バラバラ死体もバラバラな登場人物もきれいに繋がってた。 現実もみんなどこかで繋がっていて、景色の違う階段を登ってるけど、向かうところは同じなのかもしれない。

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    投稿日: 2013.06.26
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    全く関係ない人物たちが交互にストーリーに登場し、最終的にまとまるといういつもの伊坂幸太郎風の作品。 いつものことだが、本当にまとめるのが上手いなと感心してしまう。

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    投稿日: 2013.06.21
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    こうゆう、一人一人の物語がいいところで 入れ替わっていき、少しづつ物語同士の繋がりが見え始めるようなこの小説は 自分にはドハマリした 絵と作品がマッチしてた

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    投稿日: 2013.06.20
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    まさに騙し絵のような見事な小説です。 時系列をずらした小説というのは何度か読みましたが、あまりいい感想を持てなかったのですが、ラッシュライフは構成が本当に上手いです。 内容的には特に感動するというお話ではありませんが、今回も名言が出てきました。 「人生については誰もがアマチュアなんだよ。そうだろ? 誰だって初参加なんだ」と黒澤が佐々岡に語る件が心に響きました。私も、新人らしく失敗を恐れず人生をプレーしたいものです。 http://monokaki3.com/isaka-14-88

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    投稿日: 2013.06.17
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    アヒルと鴨で初めて読んで、伊坂作品二作目。ただ、前述の作品よりは楽しめなかった。最後にすべての話が繋がっていくのは爽快だけど、読んでいて「最終的には全部繋がるんだろうな。」とわかってしまったため、そこまでグッとは来なかった。コントのような作品だと思う。 個人的なMVPは白人のお姉さん。

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    投稿日: 2013.06.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    うーーーん、いまいち。 読んでいて、なかなか物語が収束しないなあと思っていた。てっきり、何人かのストーリーがそれぞれ続いて後半は各々が出会って、なにかひとつのことをすると思ってたのよね。 だからそれぞれがちょっとニアミスした感じで終わったのは残念。 郵便局で局員が逃げたことと、死体がバラバラになったところの種明かしは はっとして面白いと思った。 読み終わって、これは、はじめに人物相関図を書き出して、各シーンをイメージして、そのイメージをつなげて設定を追加して書いたんだろうなぁと思った。なんか、こう、筋がない。 会話の空気感を楽しむにしても、ちょっとなぁ…、目新しい会話もなく。 つなげていって、書いてる方は楽しそうだなぁと思いました。

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    投稿日: 2013.06.05
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    物語が繋がりはじめるとページをめくる手がとまらなくなり、すぐに読み終わってしまいました(笑) バラバラな物語が最後にまとまった瞬間は爽快感がありました! バラバラ死体がくっつくという物語中の話とリンクしてるのかな?

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    投稿日: 2013.06.05
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    「喋るかかし」や「動物園に住む男」など、伊坂ファン向けの小ネタは楽しい。 しかし平行?して進む4つの話と、宗教じみた謎かけ風の会話は、読む手を止める。また最後まで読み終えても、頭の中でそれぞれの話の時間軸をずらして再構成してもその複雑さからかあやふやで漠然とした感覚が残ってしまった。

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    投稿日: 2013.05.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    複数の人間の視点から物語が進み、最後に近づくにつれて、それぞれの物語が交差していくストーリーで、すっきりとした読み応えでした。 欲をいえば、もう少し先の結末までが見たかった気もしましたが。

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    投稿日: 2013.05.26
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    くだらないことしか書きません書けません。 ・空き巣が同業者に自分の予定伝えたら、鉢合わせになるんじゃない?って思ってたらマジでなってビビった ・P95「わ、私になついているし」 ・言い訳がつたなすぎてもはや可愛い ・黒澤って大学時代から黒澤だったのね ・天然な旧友に自宅のサイドボードを素でけなされて凹んでる黒澤可愛い ・幹部歪みすぎやろ ・京子さん自業自得だけどどんまい ・oh………………『つなぐ』って…………………そういう伏線かい………………… ・豊田△ 伊坂幸太郎の書くクズは、ゴキブリ並みに生理的に受け付けれない汚さがあるなーと思った。 わけわからんギャグを心のなかで言って評価(おもしろいとかクソつまらんとか)を下すのは、痛い人感が顕著に表れてて面白いね。 『オーデュボンの祈り』は全く好みじゃなかったけど、これは本当に面白かった。 何回でも読み返したくなる。

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    投稿日: 2013.05.22
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    時系列が狂っているようで合っている。 仙台周辺でそれぞれ起こる5人に降りかかった出来事は、ピースの様につながっていく。 最後の伏線回収とケリの付け方は相変わらず伊坂流の流暢さ。 日々の生活の中でも、きっとこうして人は繋がりながら生きているんだな。

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    投稿日: 2013.05.21
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    伊坂幸太郎の二作目。 5人の視点を順番に描いていて、なんだかゲームの「街」を思い出した。 物語のトリックが段々と明らかになっていく様子は見事。 伏線をきっちりと回収していくから読了感が良い。 この人の作品はキャラの個性が引き立っていて且つ文章に癖が無いので読みやすい。

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    投稿日: 2013.05.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    泥棒、宗教にはまった青年、不倫女性、中年無職男性のそれぞれの人生とバラバラ死体。 4人はそれぞれ別の人生を歩んでいるのに、後半になると交錯していたことに気付いていける。 読み進めていくうちに「あ!この出来事はさっきの人の……」と閃けた時は、にやりとしました。 それでも、時間軸がずれていることには最後まで気付いていなくて、最後に一気に頭の中で、今まで読んだ話をもう1度正しい時間軸に置き換えて、頭がすごい早さで回転しました。 その快感!すごい! 豊田さんのパートが好きでした。 私も今、就活中だからお祈りされるとすごい落ち込むし、他人事ではない気になって読んでいました。 ぜひ宝くじをお金に換えて、犬と豊潤な人生を! 私が引用された作品や、伊坂幸太郎の他の作品も読んでいたら、もっと楽しめたなと思います。次読み返したらきっと星5つ付けるだろうと思います。

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    投稿日: 2013.05.17
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    いくつかのお話が交錯している。 わたしたちの人生もそんな感じかも。 もう1回読んだらすっきり繋がって、評価も1つ上がりそう。 【2013年5/23、2回目読了☆】 ということで、続けてもう1回読みました。 いやーすっきり。 時間軸を整理しながら読めて、繋がりました。 伊坂作品、やっぱり好きです。

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    投稿日: 2013.05.16
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    まさにエッシャーの騙し絵のように、自分が今何処に立っているのか、どっちへ向かって歩いていたのかわからなくなる物語。一見無関係のように進んで行くそれぞれの登場人物たちが、時間軸のトリックもあって、実は互いに交錯し、絡み合いながら展開していたことがわかっていくのが爽快です。ここでも黒澤の活躍もさることながら、最後に豊田が戸田の申し出を断る様は実に痛快。「ラッシュライフー豊潤な人生」とは何だろうと考えさせられます。

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    投稿日: 2013.05.11
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    伊坂幸太郎の長編小説にありがちな 最初はイマイチのめり込めないけれど途中から 貪るように読み耽ってしまう作品でした。 特に本作品は中々物語の全容が掴めずに 全く関係の無さそうに見える複数のストーリーが 並行して進むため、集中モードになるのが 半分くらい読み進めてからでした。 しかし結局関係の無さそうな5つのストーリーが リレー形式で微妙な接点を持ちながら紡がれており、 読み終わったときには時系列を含めて頭の中で ストーリーを再構築することが出来てとても清々しく 爽快感を得ることが出来ました。 ただ一つ苦言を呈するとすれば余りにも細部に渡って 解説し過ぎていることでしょうか。 作者からすれば丁寧に種明かしをしてくれているのかもしれませんが ここまで子細に書かなくても・・・というところがいくつかありました。 読む側としてもさすがにそこは察してますからという思いがあり せっかくの爽快感に若干水を差していた感がありました。 とはいえ後半の200ページくらいを夜勤明けの眠い目を擦りながら 一気に読ませてくれたあたり、相当な魅力溢れる作品であることは 間違いありません。 個人的に印象に残ったところ。 「災害などが起こったときに親がパニックを起こした場合、 もし生き残ったとしても子どもにトラウマが残るが 親が落ち着いていた場合にはトラウマは残らない」 という感じの部分。 事実なのかどうかは別としてなんか印象に残りました。

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    投稿日: 2013.05.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ミステリー、なのかな?ファンタジーなのかな。 泥棒、女医、宗教にはまる男の子、浮浪者などがばらばらに出てきて、それぞれの話が進んでいく中で、死体が2つ。 謎はとけるけど、それが主題ということでもなく。なんだか不思議な話。 伊坂さんといえば、暗い状況でももっと明るい感じの作品が多いと思ってたけど、ちょっと怖さが際立った感じでした。 詳しい紹介はこちら→http://monogatarigatari.blog.fc2.com/blog-entry-75.html

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    投稿日: 2013.05.06
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    物語が並行して進んでいくのがとても面白く、だんだんと相互性を持っていく伊坂幸太郎さんらしい小説でした。

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    投稿日: 2013.05.03
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    (俺のブログ2008-07-15投稿より) それぞれの登場人物のストーリーが前に進んでかと思ったら後ろに進んでいてそれぞれが複雑に絡み合っていて、、、ほんとエッシャーのだまし絵みたい。こんな小説、常人には書けません

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    投稿日: 2013.05.01
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    四人の複雑な物語が最後に一つの筋になるというのはとても面白かった。伊坂幸太郎だからこそできる物語展開だった。最後のお金と大切なものは目立つが、あくまでおまけ的なものに感じた。

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    投稿日: 2013.05.01
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    最後に交差するみんなの接点 あんな関わり方してたんだぁ~ とっても上手い作品だったとは思うけど あまり好きにはなれなかったかなぁ パラバラにするシーンが嫌だったからかなっ(*_*)

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    投稿日: 2013.04.30
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    全然関連性のない人々の話が、最後にはからみ合って 収束していくのは見事なんだけど.....。 伊坂本をよく読んでる人には 「あっ、またこのパターンね」 と、特に目新しいことがなく終わってしまい やや物足りなさが残る作品。 慣れるってやーね。

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    投稿日: 2013.04.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    時間軸の設定とその描き方がおもしろかったですね。自分で分析する手間を省いて検索しちゃいましたが、堂々と間違えてる方もいて、それぐらい巧妙な作り。 幸せになってほしいなぁと思うキャラを幸せにしない作家さんているけど、そういう人ほど物語が深い気はします。 読みごたえ十分。でも私、あんまりあれです、ギコギコする場面が出てくるのは好きじゃないので☆4つ。

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    投稿日: 2013.04.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読んでる最中の違和感ったら… 時間軸がおかしいぞ・・・と気づいてからの気持ち悪さったらなかった。 解説読んで納得。 腑に落ちない点はいくつかあるけど 文章トリックはすごい。 ちょっとしたセリフにセンスがあってドキドキした。 「蚊なんて、人がいつも無造作に両手で潰しているだろうが。 神様も意外にそんなもんなんだ。近くにいる。人はそのありがたみにも 気がつかず、平気でぱちんぱちん、叩いて殺しちまってる。神をな。 それでも彼らは怒りはしない。神様だからだよ。」 「人生は道じゃない。海だよ。」 「プラナリアだって同じ事を繰り返す人生より死を選ぶ。」 「人生については誰もがアマチュア」 <解説> http://ameblo.jp/tsunagai-kasumi/entry-10003473139.html

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    投稿日: 2013.04.21
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    初めての伊坂幸太郎の作品。 4人の主人公の物語が並走し、一つの結末につながる小説。 なという手法なのかわからないので、クロスストーリーと勝手に呼ぶ(笑) その前に読んだ、葉桜の季節に君を思うということ(歌野晶午)の、クロスストトーリーが、面白かったので、同じような種類の本を、ってことで知人に紹介してもらった本。 読んでる途中は、なんかジリジリしてきて結論急いじゃって、あまり楽しめなかったんだけど、二回目読むと、作者の思惑、絡む人間関係がようやく見えてきて楽しくなってきた。 でも、三回目はないかな。

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    投稿日: 2013.04.15
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     ある時間を中心に、5つの別々の物語が繰り広げられ、それがニアミスしながら少しずつ繋がっていく。  泥棒、リストラされた会社員、父親が自殺し新興宗教にはまる青年、画廊経営者、不倫をしている精神科医たちの話が、時間軸をずらしながらそれぞれ進み、時に交錯する。  最後に伏線が回収されて、人物関係が綺麗に繋がった時の「そっかぁ!なるほど!」という爽快感は、さすが伊坂ワールド全開で、とても面白かった。  私は豊田と老犬の関係が特によかったなぁ。黒澤も泥棒なのに潔く名言もあってかっこよいと思った。もう一度読み直してみたくなる読後感だった。

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    投稿日: 2013.04.14
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    「人生はリレーだ。」 まさにその通りの作品。ひとつひとつが繋がっている。 視点や構成がほんとうにため息が出るほど素晴らしい! 気持ちよく騙された。

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    投稿日: 2013.04.07
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    主人公の犯人にしたてられている人の行動圏内が限られているのがすごい面白かった。同じ時間に焦点を絞っていろんな方面からストーリーを描く。読み進むにつれて話が肉ずけされてゆく。本から目が離せんっっ!

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    投稿日: 2013.04.06
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