suikaさんのレビュー
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25
このユーザーのレビュー
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チルドレン
伊坂幸太郎 / 講談社文庫
手軽に読める爽快ストーリー
5
短編集ではありますが、
それぞれの作品で登場人物がつながってるので、
ひとつの作品として見ても非常におもしろいです。
短編ごとに時間軸が進んでいきますが、
最後の短編を読み始めた途端の何とも言えない…懐かしさ。
また会ったねと嬉しい気持ちになりました。
続きを読む投稿日:2013.10.19
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魔王
伊坂幸太郎 / 講談社文庫
ん~
4
初めのうちは壮大な物語だと思っていたのですが、
次第にただの超能力もの?となり、
最後は何がしたかったの?という感じ。
随所に伊坂幸太郎らしさは出てきますが、
正直なところ、読み終わった後の満足感は…ほとんどなし。 続きを読む投稿日:2013.10.19
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フェイスブック若き天才の野望 5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた
デビッド・カークパトリック, 滑川海彦, 高橋信夫, 小林弘人 / 日経BP
映画なんかよりもはるかに面白い
3
マーク・ザッカーバーグらを描いた映画『ソーシャル・ネットワーク』を見て、
映画つまらないな〜
ザッカーバーグやその周囲の人達はひどい奴らだな〜
という感想を持ちつつ、
ザッカーバーグの人間像って本当に…こうなの?という思いから、この本を手にしました。
で、感じたのは、映画とは全く違った印象。
この本で描かれているザッカーバーグは、
確かに映画と同様コミュニケーションに難があるものの、
強い信念を持ち、目標に向かって努力を惜しまない人間です。
映画で描かれているのはこの本の序章程度であり、
面白いのは映画のエンディング以降。
Facebookが世界的な企業にまで発展していく過程で生じる葛藤や問題に対し、
ザッカーバーグが企業利益よりもオープンな世界の構築という自らの信念を貫く姿に敬意を覚えました。
個人的にはソーシャルネットワークに興味はなく、
むしろ否定的な感情すら持っていましたが、
この本を読んで、その考えは少し変化しました。
かなり分量はありますが、
会社が発展していく上での問題などもありありと描かれており、
ノンフィクションとして非常によい本であると思います。
続きを読む投稿日:2014.11.14
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探偵はひとりぼっち
東直己 / 早川書房
最高!
2
探偵はBARにいる2の原作となっている作品ですが、
個人的には、これまで読んできた「ススキノ探偵シリーズ」の中で一番好きな話ですね。
これまで以上に感じられる「俺」の人情味、
犯行動機が分かった際の…やるせなさ、
最後の最後にまっている衝撃(?!)、
いろいろな要素が詰まっている素敵な作品です!
続きを読む投稿日:2013.12.18
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モダンタイムス(上)
伊坂幸太郎 / 講談社文庫
おすすめです!
2
いくつかの事象が絡み合って次第に謎が膨らんでいく様に引き込まれ、
一気に読み終えてしまいました。
見えない何かに巻き込まれていく主人公の姿は、
「ゴールデンスランバー」の主人公のそれと重なりますね。
…
前作「魔王」から数十年後の世界が舞台となりますが、
最低限の説明はあるので、
同作を読んでいなくとも問題なく読み進められると思います。
(知っているとニヤリとするところが多いですが)
少しでも気になっている方は、ぜひ読んでみてください!
続きを読む投稿日:2013.12.01
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漂流するソニーのDNA プレイステーションで世界と戦った男たち
西田宗千佳 / 講談社
プレステの栄華と失速
2
ゲーム機市場におけるソニーの在り方を知りたくて購入しました。
ソニーとファミコンとの因縁、
カセットロムから光ディスクへの移行と商流の変革、
PlayStationにかける久夛良木氏の思い、
Wii…・DSの成功とPS3の停滞など、
今までよく分からなかったゲーム機開発の舞台裏がよく分かる本でした。
企業モノのノンフィクションとしてもおもしろいので、
ゲーム好きの方以外にもお勧めです。
続きを読む投稿日:2013.09.27