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ラッシュライフ
ラッシュライフ
伊坂幸太郎/新潮社
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総合評価

(2105件)
4.0
618
804
471
68
19
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    伊坂幸太郎さんのデビュー二作目のラッシュライフを読ませていただきました。オーデュボンの祈りよりも現実に近い作品になっていて、伊坂幸太郎さんの特徴である、ちょっと幻想的な感じととてもマッチしていました。歴代の作品でも片手にはいるぐらい面白かったです。そして何よりもエンディングが完璧でした。

    0
    投稿日: 2026.10.04
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    何人かの物語がどう繋がるのか見当もつかなかったけれど、最後の方でどんどん繋がっていくのが爽快だった。 最後は良い人に良いことがあり、嫌な人には相応のことがあるのも、後味良くて好き。 ところで、犬の本当の飼い主とか現れると思ってたんだけどなあ。

    0
    投稿日: 2026.10.04
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    面白いんだけど、なんだったんだろう…で終わる。複数人の物語が並行して進むから最初読み進めるのに時間がかかると話を忘れる。

    1
    投稿日: 2026.09.30
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    伊坂幸太郎らしい文体で描かれる群像劇。それぞれの物語が交差し、離れ、交差する。エッシャーのだまし絵にリンクする異なる道であると思ったら同じ道で、また離れる。

    0
    投稿日: 2026.09.28
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    何も読もうか迷った時は安定の伊坂幸太郎作品。 良い!!疾走感が! やっぱり続きをすぐ読みたくなる小説を読みたい。 伊坂幸太郎作品は全部そう。

    5
    投稿日: 2026.09.17
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    実はまだ読んでいなかった初期の作品。 群像劇としての今作は、緻密に計算され尽くした伏線回収も見事な作品だった。 伊坂作品はやっぱり素晴らしかった。

    17
    投稿日: 2026.09.12
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    4人のそれぞれの人生が、いろんなとこで交差し合ってるのが面白かった。でも最初は読みにくくて挫折しそうになった。みんなそれぞれの人生だけど、スッキリとは終わらないかな?

    0
    投稿日: 2026.09.11
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    読み返したけど、 本当に良い作品だと思う。 星3点台なはずがないのだが、、 みんな、進んでるように見えて 同じところをぐるぐるしてるという 人生の皮肉のように受け取ることもできるが、 自分には作品の印象からポジティブな受け取りをした。 他人から見たらそう見えても 各自が思うように進むことを 馬鹿にすることはできないし、 それで満足できればいいと思う。 ぐるぐるから外れることも、外から冷ややかに見ることも、全て肯定される考え方であってほしい。 また、読み直してみることがあれば その時にもきっとポジティブな気持ちになれる作品なはず。

    1
    投稿日: 2026.09.02
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    伏線回収が気持ちよかった 視点が変わるので短編集みたいに読めたし、ちょっとした移動時間とかに読みやすかった ページを行ったり来たりするのが楽しい 紙で読むのがおすすめ

    0
    投稿日: 2026.09.01
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    アーティストと画商、信仰宗教にハマる若者、失業した中年、その中年に寄り添う老犬、泥棒、さまざまな登場人物が現れ、ストーリーは当初バラバラに思えるのに、ひとつづつパズルのピースが埋まっていく。この面白さ! そして、ラストでは、応援したくなる登場人物がちょっと前を向いて、おそらくハッピーになれる。 伊坂幸太郎作品を初期作品から再読中。何度読んでもハマる面白さ!

    7
    投稿日: 2026.08.30
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    伊坂氏作品2作目。 時系列がうまい具合に配置されていて、後半、登場人物たちがつながる様が面白かったです。 さっきのこの場面はこういうことか、っていう答え合わせは、楽しいです。 ただ、出来事が大変なことばかりで、読むのにちょっと疲れました。前作は島のちょっとのんびりした雰囲気もあった(気持ちの悪くなる場面もありましたが)ので、今回は慌ただしく感じました。 ラッシュは、どの意味が1番濃かったんだろう?自分にはやっぱり、「Rush慌ただしい」かな。 その中で、黒澤さんの話は優雅さがあってよかったです。

    7
    投稿日: 2026.08.24
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    お話の繋げ方上手すぎる。少し描写が生々しかったり、話が突拍子なかったりしたけどめちゃくちゃ楽しめた。

    1
    投稿日: 2026.08.22
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    面白かったー!久しぶりに伊坂幸太郎のこのわちゃわちゃ感を体験。 限定カバーの仙台駅が良すぎる。流石に買ってしまう。 時系列が最終盤で噛み合っていく感じが素敵。黒澤好きだな。 この群像劇、パルプフィクションみたいだなと思っていたら案の定解説で言及されててなんか嬉しい。幸福の条件も見るか。

    2
    投稿日: 2026.08.17
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    4人の物語が交錯しながらテンポよく伏線が回収されていき、とても読み心地がいいです。 伊坂作品の別のお話が随所に出てくるので、他の作人を読んでいるとより楽しめると思います。

    1
    投稿日: 2026.08.17
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    志奈子 画家 黒澤 泥棒 河原崎 父親が飛び降り自殺 京子 カウンセラー 豊田 無職 それぞれのストーリーが絡み合い、展開していく。 だけではなかった! 様々なことが同時に起こっているだけでも目が離せないのに、時間軸が前後していたり、コレとアレが繋がってたり⋯。 泥棒の黒澤が、金や外見やステータスという分かりやすいものが好きで、目に見えない愛情だとか、仲間意識だとかなんて胡散臭いとか言っている。   だけど、 物語の最後の方では、 豊田は喉から手が出るほど欲しがってた仕事や金を選ぶのではなく、老いた犬を選んだ。 金を選ぶ人もいる。金ではない目に見えない愛情を選ぶ人もいる。 犬を選ぶエピソードを最後にもってくるあたりが、作家の思い入れの濃さを感じた。 人生はリレーかもしれない。 初めてそう思った。 エッシャーの絵に例えられているように、階段を昇ってゴールしてみても、そこは誰かのスタート地点なのかもしれない。 皆が次に繋がっている。 おもしろかった。

    49
    投稿日: 2026.08.16
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    5つの視点から描かれるため一見それぞれ関わりがなさそうに見えるが読み進めると、そう繋がってくるのかとスッキリできる。まさに巧緻な騙し絵のごとき。 やっぱり他の作品にも出てくる黒澤が好きになった よく考えればこの作品に出てくる黒澤が一番最初なのか!ホワイトラビット読み返したくなる 個人的にはカウンセラーとサッカー選手の話がなかなか可哀想で…

    0
    投稿日: 2026.08.15
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    軽快でユーモラスで時折バイオレンスなピタゴラスイッチ、すなわち伊坂ワールドです。 追い詰められた形相で向ける銃口と対比して、笑顔で向けられる銃口にこれほど心を奪われるとは思わなかった。 私にとっての「銃」と「老犬」はなんだろうか、そしてその「銃」をどこかに向けるとき、鬼の形相なのか笑顔なのか。そんなことをぼんやりと考えながらも読後感はどこか晴れやか、これだから私は伊坂が好きなのです。

    0
    投稿日: 2026.08.14
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    面白かった。五つの物語がバタバタと忙しく進んでいく中、意外な所で交差し繋がっていく展開に驚きと納得の連続やったね☝️ 伊坂幸太郎の小説で面白いのは、この作品だけじゃなく別の作品にもちょこっと繋がっていくのが面白いところなのかも知れない。

    16
    投稿日: 2026.08.11
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    自分自身恥ずかしながら大学生になって初めて読書をした。当時、もう今は会うことないであろう親友二人からそれぞれ本を勧められた。「俺は非情勤」と「涼宮ハルヒの憂鬱」 ここから読書ライフが始まった。そこから片手で数えられるぐらいで出会ったのがこのラッシュライフだった。 15年ぐらいぶりに読んだ。 当時伊坂作品はゴールデンスランバーしか知らなくて、ゴールデンスランバーはむちゃくちゃ面白くて、その後に俺が伊坂作品が1番好きだと言うようになったきっかけは間違いなくこのラッシュライフだった。 何となくは覚えていたけど細部までは覚えてなかったからちょうどよかった。同じようにハマったし同じように騙されたし 昔は今よりも全然遅読だった。なのに最後一気に読んだのを思い出した。今回も全く同じ最後一気に読んだ。後半にかけてが本当に止まらない。 とにかくありとあらゆる伏線と物語が収束する。違和感はあれど、モヤモヤしたところもなく終わる。無駄もない。 四つの物語+一組の五つの話で本は進行する。 これらがどんどん収束するし、実は重なりかけていたんだという場面もあるし、妙に匂わされてると思いきや、AとCは重なってたいるようで重なってないと透かされてたのかとわかったり。見返すと間違ったことは言ってないしそういう意味なのねとなる部分も多くある。 これ以上はネタバレだから書けないけど、何回も戻って読み返してしまう作品 アヒルと鴨のコインロッカーと同じ また記憶を消して読みたい作品

    17
    投稿日: 2026.08.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    登場人物たちの人生が交錯する。それぞれバトンを渡すように人生の主役が変わっていく。 プラナリアも飽きるってシーンがあった。それなら人間が飽きてもしょうがないなって思う。 失敗を恐れず人生に挑戦するって言葉もいい。みんな人生に関してはアマチュア。新人。 人生は絶望的なスピードで過ぎ去っていく。

    3
    投稿日: 2026.08.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    5組の人生が交錯する物語だが 最後まで時系列がわかったようなわからないような 感じだった。 読み直したらスッキリするのかもしれないけど そんなに好みの小説ではなかったので 読み直しはしない。 この後豊田さんと老犬と河原崎さんが良い人生を送れれば良いなと思う。

    3
    投稿日: 2026.07.31
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    何人もの人生が交差してそれぞれの物語が進行しながら話が展開していく、推理小説要素もあり読み進めていくうちにどんどんとのめり込めるそんな作品でした。 生々しい描写に少し引いてしまったが、それ以上に先が知りたくなってしまった。 一応ハッピーエンドになるのかな?終わり方としては。 最新作も読んでみたい

    4
    投稿日: 2026.07.24
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    読めば読むほど気持ちのいい群像劇。 登場人物たちが思いもよらぬところですれ違い、また離れていく。時間の流れ方も一直線だと思いきや、あれ、これは違うぞ、と読んでいる内に騙されていることに気づく。 まさしくエッシャーの騙し絵を彷彿とさせる作品。

    0
    投稿日: 2026.07.19
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    初期の伊坂作品ながら世界観はしっかり伊坂ワールド! 日常を切り取って、そこにいるいくつかの人物に焦点を当てている感覚。 今、すれ違った人は泥棒かもしれないし、人生にの岐路に立っているかもしれないとか思ってしまいます!

    1
    投稿日: 2026.07.18
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    伊坂幸太郎初めて読んだけど面白かった。 違う人物たちの断片的なシーンがきれいに繋がっていくのが見事。 泥棒のキャラがミステリアスでユーモアもあってすごく好きだった。

    1
    投稿日: 2026.07.15
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    『豊かな人生』とは?がテーマとなっている作品。 父に自殺され神に憧れる青年、不倫相手と再婚を企む女性カウンセラー、職を失い家族に見捨てられた男。 思想や恋愛、仕事に捉われている登場人物たちのピリピリした人生が描かれる中、諦観している黒澤の視点がとても印象的です。黒澤の「人生については誰もがアマチュアなんだよ」というセリフが、失敗してあたりまえなんだと、間接的に人生の教訓を教えてもらえた気がしました。中でも、豊田という職を失い老犬を拾う男がこの物語の肝で、ラストに描かれる『豊かな人生』とは?の答えが、この人物のセリフにつまっています。個人的には、佐々岡がサイドボードの趣味が悪いと一言放つ場面と、豊田が老犬を抱いてタクシーに乗る場面が好きです。『オーデュボンの祈り』の主人公・伊藤のその後も描かれており、ファンとしてはとても嬉しいおまけでした。

    25
    投稿日: 2026.07.10
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    伊坂幸太郎さんの作品、タイトルがいいなあ。内容もタイトル負け⁈してないし。といっても、以前『ゴールデンスランバー』(逃亡劇)、『逆ソクラテス』(子供が主人公)を読んだだけなのですが。どちらも良かった。 本作品も、テンポ良く読めて満足でした。5つの視点から語られる各パートがおもしろくて、最終的にあれよあれよと綺麗に回収されて、とても鮮やか。殺人事件の血生臭さだけでなく、ストーリーの展開が良くできていて面白いなあと。一寸先は闇の感じが良く出ていました。 印象的な言葉がありました。 「人生については誰もがアマチュアなんだよ...... 誰だって初参加なんだ」 「未来は神様のレシピで決まる」 →“神様のレシピ”よく考えつくなあ。お茶目だなあ。 印象に残った登場人物はまず、黒澤。泥棒の中の泥棒って感じ。そして、リストラの憂き目に合い、色々あっても最後の選択はgoodだった豊田。 最後に、人物ではないのですが柴犬。いい味だしてました。 リアキチさんからいただいたコメントがきっかけで、本書を読みました。ありがとうございました。 (2026.7.2読了)

    37
    投稿日: 2026.07.05
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    人生がリレーだったらいいと思わないか?ってフレーズが印象的だった。実際につなぐと言う題名の絵はあるのかな。素晴らしい群青劇で、読後感もすごくいい。1日で読み終わってしまった

    2
    投稿日: 2026.06.29
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    伊坂さんの作品は、文章が正直あんまり好みではないのですが、定期的に読みたくなります。 好きじゃないのになんでこんなに面白いんだろう、と読み終わるたびに首を傾げたくなるのですが、しばらくしたらまた読みたくなる気がしています。凄い作家さんだと思います。

    1
    投稿日: 2026.06.24
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     同じ"ラッシュ"でも登場人物ごとに大いに異なるそれぞれの人生。1人1人の人生が知らないうちに交錯したり、交錯した結果誰かのターニングポイントになっていたり、読み進めていくうちに分かりやすく全貌が見えていく様がワクワクした。    1回読み終えたあと、改めてすぐ2回目と読み進めた。すると1回目よりも強く自分の頭の中で点と点が線になっていくことが分かり、物語への理解度が高まって散らばっていた伏線を自分の中でたくさん回収することができて2度楽しむことができた。  「お金に勝るものはない」。言っていることは十分過ぎるくらいに自分も理解できる。現実的な考えであることに間違いない。ただ、お金では買えない大切なものだってあると、自分も思う。恐らくこれから先もこの考えは自分の中で変わらないと思う。その点で自分は豊田の考えは非常に理解できたし、豊田のことをかっこいいなと感じた。  時に広く、時に狭く感じるこの世界で生きる人々の縮図を、作中のエッシャーの騙し絵は表しているのかもしれないな。ざっくり俯瞰すると、この騙し絵の如く、自分の人生は誰かの人生と知らないうちに輪を描くようにリンクしているのかもと思った。  普段の自分自身の何気ない行動1つ1つが、例えば誰かの人生を明るくする、反対に暗くするきっかけを作る可能性があると考えたら、日々の行動を気を付けていきたいなとも思った。

    1
    投稿日: 2026.06.22
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    5人の登場人物それぞれの視点から描かれる群像劇。それぞれがまったく別の場所で別々の問題を抱えているように見えるが、物語が進むにつれて少しずつ繋がりが見え始める構成が面白かった。 後半になるにつれて伏線が回収され、それぞれの出来事が思わぬ形で結びついていく。個性的な登場人物たちも魅力的で、伊坂幸太郎さんらしい巧みな構成を楽しめる作品だった。

    1
    投稿日: 2026.06.19
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    打ち明けると伊坂幸太郎は大好物だ。作品の時代をバラバラに読み進める中、今回この2作目を読むにあたり初期の作品は好きと感じている作風とまさか大きく違ってたりして、それでもまぁいいさなどといささか不安もあったが自分の大好きと感じる伊坂は既にこの時点で伊坂であって伊坂は伊坂以外の何者でもなく伊坂だった。 最後にはあれよあれよという間に収斂されて片っ端から伏線回収していくこの壮大なパズルを一体どのように作っているのか、そのパズルを作る過程に強く興味を惹かれた。めたくそ難解な数式の証明が出来ちゃったよおいって感覚に近い。

    1
    投稿日: 2026.06.18
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    緊迫した状況のなかで交わされる、頓狂な会話が可笑しいw ところどころ、『オーデュボンの祈り』や『チルドレン』を匂わせる言葉もあり、同じ世界線で起きている出来事であると思わせる。伊坂ワールドのなかにある、いくつものアトラクションのひとつを楽しんでいるようだ。 異常な世界が展開されているが、どこにでもある日常のように自然な結びを迎えていくような……。 読み終わった途端に再読したくなる書き方は見事としか云いようがない。

    1
    投稿日: 2026.06.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いろいろな登場人物が交わりつつ、話が進んでいき、最後の解説のところで、同じ名前の登場人物が別の作品に出てきているということだったので、他の伊坂幸太郎さんの作品を読んでみたいと思いました。 素敵な出逢いに感謝です。ありがとうございます。 気に入ったフレーズ↓ 佐々岡「さっき、私が言っただろ? 人生はリレーかもしれないと。あの絵も似ている。兵士が歩いている。階段を昇ってゴールしてみると、そこは次の兵士のスタート地点に過ぎない。そういうものなんだよ。みんなが次々に繋がっている。生きていくってのは結局あれだよ」P426

    1
    投稿日: 2026.06.04
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    画商と女流画家、窃盗犯、新興宗教の幹部と信者、サッカー選手と不倫相手、求職中の中年男の群像劇。 自分が考えたことのないような思想に衝撃を受けた。 世界観に引き込まれた。

    1
    投稿日: 2026.05.28
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    ずっと気になって、たくさん積読をためて、初めて読んだ作家さん。 雰囲気は暗いけどとても読みざわりのよい文。 後半からの疾走感。 ほんとうに綺麗に終わった。清々しい。 「消えた魂を探して、風の流れていく方向を確認してしまう」 こういうの好き この方、さすが。 全部読みたい。

    1
    投稿日: 2026.05.17
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    それぞれの人物の視点が違う事がエッシャーの階段に集約されていて面白い 1つの絵をとってもその人の人生によって見る視点が異なる

    1
    投稿日: 2026.05.10
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    『グラスホッパー』に続き、伊坂作品四作目。SNSにてオススメ頂いた作品。作者自身は伏線回収はつまらない的なことをどこかで見聞きした覚えがあるが…読者であるわたしはそれぞれ別々の点が複雑に絡み合い、繋がっていく様を観るのはやはり楽しい。わくわく、ニヤニヤして仕方なかった。笑。 またどの作者も自分の世界観を持っているとは思うが、この作品もまた伊坂さんにしか描けないよなぁ…と、しみじみ思いました。冒頭の二人が物語にどう関係していくのかずっと不思議でしたが…そう来るかっ?!と唸りました。最後はピタッと収まるところに収まったな、という感じがしてとても良い読後感でした! p.s.デビュー作『オーデュボン〜』は絶対読みたい。

    4
    投稿日: 2026.05.03
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    凄いなぁ〜!凝ったストーリーに圧倒されました。 文庫本裏のあらすじに、バラバラ死体とか書かれていて、怖くて今の今まで読まなかったのですが、大好きな伊坂さんの本なのでやっと手に取りました。 怖い部分もありましたが、それ以上に内容も構成も面白くて、すぐにでも読み返したくなるような作品でした。登場人物の視点もあちこち入り組んでいて、さらに「今どこ?いつ?」って何度も思ったので。まさにエッシャーの騙し絵に迷い込んだみたい。豊田と老犬の絆には涙してしまうし。こんな本が書けるなんて凄すぎます。 本筋から逸れますが… 先に読んでいたホワイトラビットで出てきた黒澤さんがいる!と一人で大興奮。さらに、ん?この設定もしかして…とチェックしたらやっぱり!重力ピエロにも出てるじゃない!笑 なんだかファンになってしまいそうな物騒なキャラクターがまた一人。そんなところも凄く楽しめました♪

    9
    投稿日: 2026.04.29
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    完読 世の中,金で買えないものはない。 いえ,ありました! 気持ちが良いくらいに全てが繋がっていきました。 読み始めたら,一気に読まなければならないくらいの展開で 気がつくと最後。 今年の傑作(今更……)

    1
    投稿日: 2026.04.27
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    複数人の視点で展開される話である故、登場人物が多くて行きつ戻りつした部分もあるけど、分かりやすくイラストを挟んでいるのが良い。 微妙に時系列がずれて進行していく。あーもしかしてこの人はあの人ね、と想像を働かせながら読んでいた。 ぶっ飛んだキャラが多い中で、老犬の存在が癒しであり行く末が気になるところ。

    7
    投稿日: 2026.04.17
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    私は刊行順に読んでいないため不確かですが、おそらく泥棒の黒澤さんの初登場作品だと思われる。 好きなキャラの黒澤さんがたっぷり出てきて嬉しかった。 泥棒なのにカウンセラーに向いていると友人に言われる黒澤さん。 黒澤さんの言葉は胸にすーっと入ってきて、人生もっと気楽に生きていいって思わせてくれるから、すごく納得。 他にも「チルドレン」の銀行強盗だったり、ちょこちょこ他の作品のネタが出てくるのが楽しい。 章のイラストも好き。 次の伊坂さん作品は何を読もうかな。 楽しみ。

    16
    投稿日: 2026.04.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    複数の世界線がクロスする、伊坂幸太郎らしい作品。楽しく読んだが、河原崎のエンディング後がどうなったか心配。

    0
    投稿日: 2026.04.10
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    なぜエッシャーの騙し絵が 巻頭に描かれているのか 最後まで読んでようやく理解出来ました 読み進めて戻って忙しいですが 楽しい一冊です

    23
    投稿日: 2026.04.07
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    伊坂幸太郎、オーデュボンの祈りに次ぐ2作目。 5つの異なるペア(犬含む笑)が複雑に絡み合い、終盤にかけての伏線回収はお見事であり、騙し絵の世界が見事に表現されている。 5つのペアの中でもリストラ中年男性豊田と老芝犬が愛してやまない存在であり、何となく殺伐とした物語なのに何だかほっこりとする不思議…自分が動物好きだからかわからないが最後まで豊田と老犬の幸せを祈りながらハラハラしながら読んだ。 最後の戸田のカケに豊田が乗らなかったことに涙した… 伊坂さん、あきらかに弱くて、不器用だけど善悪に葛藤しながら懸命に生きている方々を記憶のなかの格言やどこからともなく聞こえてくる助言で救済している。生きづらく正直ものがバカを見る世の中だけど、もがき悩みながら前に進もうとすれば希望も見えてくるかもよ…というメッセージに思える。

    30
    投稿日: 2026.04.07
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    約450ページと決して短くはない小説だったがとても読みやすかった。 初めはなんの関係もない4人の話を読み進めて行く中で、繋がっていくところや伏線回収が爽快でとてもおもしろかった。

    2
    投稿日: 2026.04.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「これは一体なんだろう?」池上冬樹 解説者の冒頭の言葉ですが、私も全く同じ感想でした、逆の意味ですが… 【並走する4つの物語。交錯する十以上の人生、その果てに待つ意外な未来。不思議な人物、機知に富む会話、先の読めない展開。巧緻な騙し絵のごとき現代の寓話の幕が、今あがる】 上記文庫の推薦文と読者評価の高さに惹かれて読み始めたが、これまたヒドイね。 まず、並走するひとつひとつの物語に面白味がない、どうでもいい話を色々転がされてもと思いつつも、ラストで本当に騙し絵のパズルが完成するのかを見届ける為に、嫌々ながら読了した。 結論から言えば特に、本格推理小説好きな理論派の読者は絶対避けるべき本です。 ストーリーは破茶滅茶だし、読みながら違和感を覚えた箇所は数知れず。 例えば、女性の尿意を「小便がしたい」と書いたり(せめて「小用」にしろよ)、広めのマンションの隣室同士の部屋から隣のステレオの音楽が今どきダダ漏れ(しかもヘビメタではなくキース・ジャレット「ケルン・コンサート」とボブ・ディランだぜ)だったり、車のトランクに女が隠れているのに、さらに死体を入れても気づかない(普通、ゴルフバッグが1つ増えても気づくでしょうが…)など、もう読者を小馬鹿にしているのか、構想を練って書きあげた作品だとは到底思えない代物。 「アヒルと鴨のコインロッカー」「重力ピエロ」は、結構楽しめただけに本作のあまりの落差と酷さに脱力、この作者は二度と読まないと固く決心しました、しらんけど。 最後に一句、「甘い評価は作家をダメにする」by読み人知らず

    2
    投稿日: 2026.04.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    正直あまりハマらず。他にも伊坂幸太郎の作品は何個か読んだことあったが、全部同じ感じだったなぁ。この作者と私は相性悪いかもしれない。 泥棒、成金、無職、不倫女、カルト宗教家。全く違う物語が変わるがわる綴られ、ラストにはそれぞれの登場人物がつながり結末へ向かう。それぞれの苦難や目論見が影響し合い、ある人には希望を、ある人には破滅を齎す、バタフライエフェクト、ということかな?時系列がややこんがらがるが、ここに出ていたこの人はあのカルト宗教家だったのか!などと伏線が回収されていく。 正直回収したところで、何?となる伏線。結論が先にあって、そこに辿り着くまでの筋書きが台本のように用意されているような、「創作感」が透けて見えてしまう。登場人物を増やして複雑にして、すごい作品っぽく見せてるだけ、に思える。 登場人物の心の機微の表現とかはすごく綺麗で読ませる文章なんだけど、、私には、ハマらない。

    1
    投稿日: 2026.03.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    100点。 すごく良かった。自分が読みたい伊坂幸太郎っていう感じ。これぞ伊坂。 それぞれ登場人物の人生が交錯して、リンクしていくのすごく楽しかった。まず個性豊か。特に泥棒の黒澤が好き。みんな好きなんじゃないかな。 空き巣のシーンで、佐々岡が家主の体で黒澤が超能力さながら特徴を言い当てて、「いやー、突拍子もなく超能力出してきたなー。」と腑に落ちなかったら、後に、同級生だろ俺ら、ってネタバラシするの最高に伊坂幸太郎。そしてこの家はこういう特徴で、って言い当てて、まあ入念に下調べして家主の特徴見てたら出来る範囲の言い当てなのかなーと思ってたら実は黒澤の家でしたーって、思ったより伊坂幸太郎だった。思わずにやけてしまったよね。してやられた。 あの時のあいつはあいつだったのか!となって楽しい。まじでこういうの好き。予想以上に全部繋がって本当に楽しかった。途中で喋るカカシの話も出てきたし。思ったよりがっつり。そしてほんとに仙台が好きなんだなーと思う。もしかしたらただの描きやすい舞台なだけかもしれないけど、それでも一貫した世界で良いなーと思う。 神の話も良かったなー。胃みたいなものだという話も、蚊だとしてるのも良い。 それぞれ独立した章というよりこまめに場面転換していくのは、よりエッシャーの騙し絵を感じられて良かった。読んでいて飽きない。さあ次は、次は、と手が止まらなくて楽しかったなあ。 このまま伊坂幸太郎を初期作品から読み進めていきたい!

    1
    投稿日: 2026.03.25
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    繋がっていく爽快感とそれぞれのストーリーがとても面白い 次になにが起こるのかわからなくて、読み進めるにつれて高揚した こんなにも面白さに心が満たされる話に出会えたことを幸運に思いました すごい以上の言葉で表したいのに出てこない、本当にすごい

    1
    投稿日: 2026.03.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    時系列に混乱しつつも、一気に読んでしまいました。神を信じる中で、死体を連れ歩くことになった青年。5人の中で彼が弱弱しく、救いをひたすらに求めている様が、人間らしくて気になりました。彼がいたから、黒澤は佐々岡に出会え、豊田はリンチから助かった。伊坂さんの作品はこういうリンクがたまらなくおもしろいですね。結局、高橋は何者だったのか。京子の末路だけがただただ悲惨ですが、彼女はそれに見合っただけのことをしたのだから仕方ない。良い作品でした。おもしろかったです。

    1
    投稿日: 2026.03.23
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    ⭐︎3.4 面白くてサクサク読めた。 後半は怒涛の伏線回収! 全部の話が繋がってるんだけど、その繋がり方が面白くて、何回もページを行ったり来たりしちゃった。 豊田さんの話は一番救いがあるというか前向きで、老犬との関係構築もほっこりする。 黒澤の話も、人生をうまく生きてるなあって感じ。 でも、河原崎と京子の話はお先真っ暗で、、 それがスパイスになって面白いんだろうけど。 どれだけ暗い河原崎の話でも、豊田さん目線で出てくる河原崎は、まだ救いがあるように見えるのが面白い。 (実情を知っている身からすると、救いはないんだけど) 注意事項としては、読むときは一気に読んだ方がいい! 最初は登場人物が誰で、どういうストーリーなのか頭に入りきってないので、日数をあけて読み進めると「あれ、この人って何の人だっけ?」みたいな現象が起きる(笑)

    4
    投稿日: 2026.03.21
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    まるで啓発本を1冊読んだみたいな感じになる。 いろんな人が、とにかくいろんなことがあって それを読者の私が上から見守っている そこにいる人たちは、自分たちのことでいっぱいなんだけど、神様のように上から見下ろしている私には全てお見通しで 伊坂坂幸太郎が詰まりに詰まった1冊 人とつながる事は、苦手な私だけど でも、 こんなふうに楽しいことも悲しいことも、実はなんだかんだで 人とつながってたらいいな あと 人生って何が起こるか分からない

    3
    投稿日: 2026.03.17
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    最後に全ての物語が交わっていくのが爽快で面白かった。あの日の仙台駅は誰かにとっては物語の始まりで、別の誰かにとっては終わりだった。人は皆毎日それぞれの人生を生きて、どこかで交錯しているのだろう。

    3
    投稿日: 2026.03.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    時系列も登場人物もバラバラなのにわかりやすくておもしろいってすごいなあと思う キャラクターの持つ強さに惹かれる 京子もあんまり憎めない、谷崎潤一郎の本に出てくる女みたいに勝気だった 何であの外国人は好きな日本語を書かせてたんだろう、なんで無色とかかせたんだろう

    0
    投稿日: 2026.03.10
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    ・成金の画商戸田と画家の志奈子 ・空巣の黒澤と大学の友人佐々岡 ・新興宗教の教祖「高橋」に惹かれる河原崎と指導役の塚本 ・お互いの配偶者を殺そうとする精神科医の京子とサッカー選手青山 ・会社をクビになり再就職も難しい豊田 並行してストーリーが進むがなんのこっちゃ分からなかったが、ストーリーが絡み合い、あそこで出てきたあの人がその人でみたいなストーリー。 ラッシュライフ-豊潤な人生 豊田が最後豊潤そうな終わりを見せたが、他の人たちにも豊潤な結末が待っているのではと感じさせる終わりでもある。

    1
    投稿日: 2026.03.09
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    やっぱりすごい、伊坂幸太郎。それぞれの物語が繋がってひとつになる爽快感はダントツ。 「オーデュボンの祈り」の伊藤が仙台に戻り働いていて、優午の話も少し登場。伊藤は前向きになれたようで温かくなった。桜のその後もどこかであるといいな。 今回の登場人物の中で最も魅力的だったのは泥棒の『黒澤』、スマートで冷静が常態なのにクスッと笑ってしまうユーモアがある。特に、黒澤と後輩であるニュートンな若者のやりとりが面白かった。「重力ピエロ」を再読したい衝動に駆られる。

    1
    投稿日: 2026.03.09
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    繋がった!スッキリ! 伏線はすごく散らばっていて、すぐ繋がることもわかるけど、そこが繋がるのかと思わぬところにあるのは面白かった! . 人生に於いてなんか退屈だなと思った時に読みたい。

    2
    投稿日: 2026.03.09
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    新しい客を探す泥棒、父に自殺された青年、交換殺人を計画するカウンセラー、リストラされて犬を拾った男、大手画商オーナー。全く関係のない物語たちが最終章で一行ごとに目まぐるしいスピードで繋がっていく。エッシャーの絵をなぞるような話。だまし絵のように堂々巡りであり、終わりがなく、結局は初めに戻る。それなのにハッピーエンドだから面白い。

    0
    投稿日: 2026.03.08
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    2026年2月17日〜2026年3月5日 再読 なんてことのない(なんてことなくはない)各々の人生がたまに交差する群像劇。 老犬が幸福な犬生を全う出来たのかだけ気になる。

    1
    投稿日: 2026.03.05
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    凄いな。 複数人の話が交錯して、少しずつ伏線回収していってて、ずっと面白かったです。 他の作品も読んでみたい。

    1
    投稿日: 2026.03.01
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    人々のストーリーが絡み合う群像劇 最後のパズルがハマっていく感じ最高でした それぞれのキャラクターも魅力的だったけど オーデュボンの祈りとも絡み合っていて 読む手を止められませんでした 読後感も良かったです

    1
    投稿日: 2026.02.28
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    複数の物語が交錯し、伏線回収されていく過程が爽快な作品。後半にかけて物語が一気に繋がっていき、騙し絵を見ているような感覚を与えてくれる。

    1
    投稿日: 2026.02.24
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    知人から紹介されて読みました。一気読みしてよかったなと思います。それぞれの登場人物が頭の中で馴染むまでは読み進めるのに時間を要しましたが、途中から集中して読めました。最後にそれぞれが繋がっていく場面はつい何度か声を漏らしてしまいました。黒澤の発言が刺さる自分がいます。

    1
    投稿日: 2026.02.21
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    四つの物語が交錯する登場人物たちの人生、その果てに待つ未来、こんなに最後綺麗に纏められるの凄い! またしても黒澤が出て来る話、他にも見知った名前が出てくるのは、他の作品も読んだ人しか分からない愉しみ方も嬉しい。勿論、この本だけでも十分楽しめますよ。

    19
    投稿日: 2026.02.21
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    色々な人生ドラマがあって、それをどう見るのかは自分次第 落ちぶれてみすぼらしくても、希望というか豊潤な心を持っていたい 人生がどうなるかは誰にもわからない。意外なところで繋がっているもの。

    2
    投稿日: 2026.02.16
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    ・全てが伏線となっていて、綺麗に収束した。 ・老犬が愛おしい。 ・伊坂幸太郎作品の中でも好きな作品だった!

    1
    投稿日: 2026.02.14
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    いろいろな人生がある。 今日すれ違っただけで二度と会うこともない人は、今日が人生の転機かもしれない。 もしかしたら、いつか自分と繋がっているかもしれない。 感想を書いているこの時間に、きっと誰かが人生の分岐点をむかえているかもしれない。 人生については誰もがアマチュア。 人生についてのプロはいない、だから面白い。

    18
    投稿日: 2026.02.13
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    読み終えて時間があいてしまっての感想。 細かいセリフやシーンは抜けてしまったが、別々のストーリーと登場人物が少しずつ絡み出して綺麗に一本に繋がっていくのが気持ち良かった。 オムニバス形式が実は緻密に繋がっているこういう展開、自分は好きなんだと気付かされた。

    2
    投稿日: 2026.02.12
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    お友達からプレゼントしてもらった本。 ちょうど去年、前作「オーデュボンの祈り」を読み終わっていたので、早速読んでみた。 ラッシュライフー豊潤な人生 何人もの登場人物が出てきて、一体この話はどこに向かうんだ?ちゃんと結末を迎えられるのか?と心配になるくらい様々なストーリーが交錯していたが、段々とそれが同じところに戻り、何度も巡る景色があることに気づく。 それぞれの人にそれぞれの突拍子もない人生があるが、それは決して特別すぎることはない。外側から見れば、日常に溶け込んでしまうような一幕。けれども平凡では無い。 そんな堂々巡りのようなお話。 いつも伊坂幸太郎の発想には驚かされる。 話の面白さもそうだが、伊坂ワールドの居心地の良さのようなものがあるように感じる。

    3
    投稿日: 2026.02.11
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    読み進めながら、早く先を知りたいけど読み終わりたくないって気持ちがせめぎ合っていた。 作中に出てきた「リレー」が物語の構成に繋がってくるとも思うんだけど、それだけだとなんだか足りない気がする。 リレーは次の人にバトンを渡したらその人の出番は終わりだけど、人生はそうじゃない。 ここに出てくる登場人物の行動や言動一つ一つが重なり合って、良くも悪くも影響し合って、波のようなうねりが生まれたんだと思う。 人間の嫌な部分、愚かな部分、哀れな部分が随所に出てきて、すごく応援したくなるような人がいるわけでもないのに、でも読み終わった後は全く嫌な感じがしないのは、伊坂さんの文才なんだろうな。

    2
    投稿日: 2026.02.07
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    泥棒の家に空き巣に入る。強盗現場に強盗に入る。妻の殺害と愛人の殺害のダブルブッキング。偽の犯人にされてる途中で別事件の犯人に。エッシャーの騙し絵のように、気づいた時にはいつの間にか形勢が逆転している構図が面白い。昇ってるのか降ってるのか、立場が上なのか下なのか、騙してるのか騙されてるのか。 作中の言葉にあるように、リレーのバトンみたく今日という日の主人公が受け継がれていく群像劇。分かりやすくバトン役を担う野良の芝犬。首輪を与えられ、宝くじを付けられ、鋏でバラバラにされかけ、無職のおじさんに拾われ喧嘩に巻き込まれ、大金との交換を持ちかけられる。お互いの人生や修羅場など全く知らない他人同士の共通点『犬』。老犬になるまで野良だったのか、誰かに飼われてたのか、ならば何故野良になったのか、白人女性は何故好きな日本語を聞いているのか、普段は何をしてるのか、足を打たれた若者はどうなったのか、タクシードライバーはドラマみたいな追走劇にずっと憧れていたのではないか。そこら中にいる見ず知らずの主人公達のことを勝手に考えたくなる作品だった。

    2
    投稿日: 2026.02.06
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    伊坂幸太郎作品でかっこいいキャラとして多くあげられてた黒澤が出てくる物語、という前情報だけで読み始めたもの。正直なところ、面白い!と思うシーンに到達するまで時間がかかってしまって、読み終わるのに1ヶ月半くらいかかった… 登場人物多いのと、視点の切り替わりが多いから記憶力の弱い自分には難解だった。でも最後らへんに全部が繋がる感じは気持ちよかった〜。私がもっと覚えが良ければもっと面白く感じたんだろうな。黒澤はあんまりかっこいいと思わなかった笑

    2
    投稿日: 2026.01.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    短編小説を切って貼ったパッチワークのような作品。世界観、細かく設定された主人公たちが交錯し、物語が収束していく。 疾走感のある展開で主人公が次々と入れ替わるのでついていくのが大変だが、面白い作品で仕上がっている。 この中では黒澤が一番好き。

    1
    投稿日: 2026.01.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    素晴らしい群像劇。 5人の人間たちのそれぞれの人生、視点で話が並行していくが、最終的に全て交錯して繋がる。これってこの時書かれていたこの人では、、、!!となって読み返してしまった。面白かった、勧めたい一冊。

    2
    投稿日: 2026.01.21
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    記憶力の悪い私でも登場人物を覚えておけた! どんでん返し!ではないけど、少しずつ繋がっていくのが好きだった

    0
    投稿日: 2026.01.18
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    様々な人たちの思惑と人生が絡み合った小説。 カルト教団と泥棒と美術商の交錯する人げんドラマ。章によって主人公が変わっていき、それぞれの視点から見た話がだんだんと繋がっていく。主人公が変わり、あの時のあれはこういう話だったのか、と徐々に判明していく爽快感がある。

    0
    投稿日: 2026.01.15
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    新年1冊目 久しぶりの伊坂幸太郎 解説にある通り、騙し絵のような作品。何だこれは一体どうなっているんだ、と思いながら読み進めていくうちに、いつの間にか大きな一枚の絵になっていた印象。終盤の気持ちよさといったら! 誰かの今日が、良い日でありますように、と思える読了感。

    1
    投稿日: 2026.01.08
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    仲良しの一番好きな本と言われて手に取った 恩田陸のドミノのような感じかと思ったけど、そこまでポップではなくもっとサイコだったな、伊坂さんって感じだった 読み終わった後ビートルズのHere comes The Sun流したらエンドロール見てるような気分になった 映画みたいな本だったなーって思いながら解説読んでたらご本人が映画好きなのね、わかる 正直最後もう少し盛り上がりが欲しかった けど、映画だとするならちょうどいいって感じなの、納得、伊坂幸太郎が映画好きという情報はこれから作品を読むにあたってとても重要なものだ 多分伊坂作品をもっと追ってる人だったらもっと楽しめるんだと思う

    0
    投稿日: 2026.01.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    殺人者や殺人の画策、不倫、強盗未遂に泥棒。 世間的には悪事を働いている人々のそれぞれの物語がつながっていく。 前半の出来事が最終的に全て繋がり合点が行く構成。 時間軸に則り、出来事を整理すると面白いかも。

    0
    投稿日: 2026.01.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった! 時間軸が違うんじゃないかっていうのはなんとなく考えてたけど、それぞれのストーリーが複雑に入り混じってて、読んでて楽しかった 一番好きだったのは黒澤 時系列が複雑だったからもう一回読んで整理したい

    0
    投稿日: 2026.01.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    伊坂さん大好きなのに読んでないの意外と多くて。 ⭐︎4でもよかったんだけど、伊坂さんはベースとしておもしろいから、、。 大変よかったんだが緻密に交差するからこそなんていうか、隙みたいなものはあったかなぁ。 もっと食い込んでくると思ってたところがそうでもなかったり。 作品間のリンクはぜんぶ追えてないかも。カカシは出て来たよね。 黒澤好き。 2026は伊坂さん網羅したいなぁ。

    0
    投稿日: 2025.12.31
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    記憶ってのは、側頭葉だとか海馬だとか脳に記憶されている。記録して、保存して、読み出す。おまえは働き過ぎで、普段の記憶の読み出しに失敗しているんだ。

    0
    投稿日: 2025.12.31
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    それぞれの生きざまのなかに、色んな要素が含まれていて、全然関係のない事例から、どんどん関係が強まっていって。 後半の駈け足感が爽快で、楽しく読めた。

    4
    投稿日: 2025.12.25
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    4人の違ったストーリーが最後に繋がるのが、気持ちいい(^^)心に残る名言もたくさんあった。その中でも「人生では、みんなアマチュア」という名言が好き!プロでも、間違えることもあり、人生何が起きるかは、誰もわからないので、自分も色々挑戦してみようと思った! なんと言っても、黒澤さんのクールなキャラが好き!落ち着きすぎ(笑) 伊坂さんの作品は、キャラが魅力的で、楽しい(^ν^)読んでみてね♪

    0
    投稿日: 2025.12.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    伊坂幸太郎さんのラッシュライフです。 以下の5人の人間の群像劇です。 話は入り組んでいて最初なにがなんだかわかりませんが、一読後立ち返ってみて、時系列を整理して読み直すととても面白いです。 黒澤は、泥棒を仕事としている人物です。 河原崎は、神に憧れる学生です。 京子は、不倫相手との結婚を目論んでいる女性です。 豊田は、会社をリストラされ、就職先がなかなか見つからない男性です。 志奈子は、拝金主義の画商である戸田に引き抜かれた若き女性画家です。 1日目 河原崎は喫茶店で「尋ね人」のチラシの裏に絵を描きます。そこで塚本と会い、「高橋」の話や「神の解体」について聞きます。白人女性から日本語を書いてほしいと頼まれ、「力」と書きます。その後、塚本のオープンカーでドライブをします。 河原崎は塚本と共に、高橋の死体がある部屋で「神の解体」を始めます。その最中、隣の部屋からボブ・ディランの曲が聞こえてくるのを耳にします。これは黒澤が聴いていた音楽でした。 やがて、死体の左足に手術痕があることに気づき、この死体が「尋ね人」のチラシに載っていた人物ではないかと動揺します。しかし、死体は実際には行方不明の別人のものであることが判明します。さらに、テレビの生放送に高橋本人が映り、「私は生きています」と発言します。 塚本がバラバラ殺人を仕組んでいたことが明かされ、裏切られたと感じた河原崎は、塚本の首を絞めます。 2日目 黒澤はマンションから出る際、酔った河原崎を背負っている青年に出会います。黒澤は、死体となった塚本が落とした宝くじを拾います。 河原崎は、偽の高橋のバラバラ死体をスーツケースに入れて運びます。混乱の中で、見知らぬ人物である佐々岡に対し、先ほどまで自分がいたマンションの部屋へ行ってほしいと繰り返し頼みます。しかし佐々岡が向かったのは、実際には隣の黒澤の部屋でした。 黒澤は舟木の家に侵入し、20万円を盗みます。その後、老夫婦に拳銃で脅され、盗んだ20万円を渡します。 その後、黒澤は旧友の佐々岡と偶然再会します。黒澤は、佐々岡が泥棒に入っていたことを見抜きます。佐々岡は、画商・戸田のもとで働いていたものの、独立に失敗したことを語ります。また、妻が離婚を望んでいることも打ち明けます。黒澤は、再び舟木の家に盗みに入るのもよいかもしれないと考えます。 3日目 佐々岡は黒澤に、妻・京子の連絡先を教えます。京子は、夫である佐々岡との離婚を受け入れます。その後、黒澤から電話がかかってきますが、京子はその番号を不審に思います。 京子は青山と結婚するため、青山の妻を殺害しようとします。しかし、青山の車が人を轢いてしまい、死体を隠そうとするものの失敗します。実際には、その死体はすでに亡くなっていた塚本のものでした。 京子と青山は、死体を隠蔽するためトランクに入れますが、二度も転がり出てしまいます。実は、車内に隠れていた青山の妻が気味悪がり、外に出していたのです。 車が停車した際、河原崎が塚本の死体を回収し、その場にスーツケースを残します。京子は用を足すために外に出ますが、戻ってくるまでの間に死体はバラバラになっていました。潜んでいた青山の妻がスーツケースを開け、中のバラバラ死体を広げていたのです。 京子は青山の妻がいる家に辿り着きます。そこで、バラバラ死体がくっついて動き出す姿、すなわち青山の妻の姿を目撃し、驚愕して逃げ出します。しばらくして戻ると、青山が青山の妻と京子の両方を殺害するつもりだったことを知り、我を失ってその場から逃走します。 4日目 豊田は就職できないことを嘆き、好きな言葉として「無色」と書きます。喫茶店に入ろうとしますが、割引券が使えず店を出ます。偶然出会った京子と犬を巡って言い合いになり、そのまま犬を連れて歩くことにします。 豊田はロッカーの鍵を拾い、拳銃を手に入れます。京子は青山夫妻のことを警察に通報します。 豊田は郵便局に強盗に入りますが、失敗します。その後、自分をリストラした舟木を撃とうとしますが、泥棒に遭って慌てふためく舟木の姿を見て、撃つ気を失います。 豊田は若者たちから復讐を受け、逃げる途中で見知らぬ青年・河原崎に出会い、車に乗せてもらいます。河原崎は、塚本と共に岩手山を見に行き、父に会いに行くこと(自殺を示唆しているとも取れる行動)を語ります。 その後、豊田は戸田から「仕事を与えるから犬を譲ってほしい」と持ちかけられますが、これを断ります。何でも手に入ると思っていた戸田は動揺します。豊田は白人女性を呼び止め、好きな言葉として「イッツ・オール・ライト」と書きます。最後に、豊田は展望台へ向かい、エレベーターを待ちます。 こういう入り組んだ話って本当は私は苦手です。 それでも一気に読ませる話の巧みが伊坂幸太郎さんの本にはありますし、そしてやっぱり根底には人間讃歌みたいなものがあるから、読後感がとても良いです。

    3
    投稿日: 2025.12.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ストーリーが進むにつれて、人物同士が絡み合っていく展開は読んでいて楽しかった。ストーリー自体にテーマを感じられない点は否めないですぅ。 ちょいちょい仕掛けてくる黒澤のグッとくる言葉最高です。小便女と死体解体パートは退屈だった。

    0
    投稿日: 2025.12.13
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    泥棒にリストラ親父、神に憧れる青年に不倫の末にお互いの配偶者を殺めようとする女性カウンセラー。 4人の話がそれぞれ進んでいく中、それぞれが互いに影響を及ぼし、互いに思いもしない結末に進んでいく。 「オーデュボンの祈り」に続いて読んでみたが、それよりも若干突拍子さはなくなったものの、物語として面白く、また作者のトリックも仕掛けられている。未読の方のため詳細は避けるが、整理しながら呼んだほうがいいかもしれない。 エッシャーの騙し絵が巻頭にあり、たびたび文中でも取りざたされるように、まさに騙し絵のような本作。 ラストに行くにつれてその全貌が見えてくると思う。 「オーデュボンの祈り」ほど好奇心がそそられる内容ではなく、どこか「普通の小説」に近い面はあるものの、その構成にはさすがと思えてくる。 最後の最後がややなし崩しに終わっていく感があるが、それでも読む価値は充分にある作品。

    3
    投稿日: 2025.12.11
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    読書録「ラッシュライフ」4 著者 伊坂幸太郎 出版 新潮社 p277より引用 “「誰だって初参加なんだ。人生にプロ フェッショナルがいるわけがない。まあ、時 には自分が人生のプロであるかのような知っ た顔をした奴もいるがね、とにかく実際には 全員がアマチュアで、新人だ」”  全く別の方向を向いて生きてきた人達が、 ほんの数日の交わりで大きく変化するさまを 描いた群像劇。同社刊行作改稿文庫版。  立ち居振る舞いだけで人を不快にさせるよ うな男が、一人の女を連れて新幹線で得意先 回りをしている。「金で買えない物は無い」 と豪語するその男は、誰よりも豊かに生きて いると言い切り、自分の人生を信じてやまな かったが…。  上記の引用は、生真面目な同級生にばった り出くわした泥棒の台詞。 輪廻転生、生まれ変わりなどを信じ無いので あれば、正しくて面白い意見だと思われま す。ただ、人生二周目・三周目とか、強くて ニューゲームみたいな才能を発揮するような 人もいるので、いまいち信じられなくも有り ます。  大勢の登場人物が、それぞれの時間を過ご す様子が描かれるのはいいのですが、時系列 があまりにもばらばら。かなりあちこちへ飛 ぶので、記憶しきれないところです。  頭の中で整理するのが得意な人や、群像劇 が特に好きな人向けの作品。 ーーーーー

    2
    投稿日: 2025.12.07
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    複数の主人公の物語が徐々に重なり合っていくまさに伊坂幸太郎ワールド。殺人事件の死体の描写などリアリティを持たせる一方、コミカルなセリフの言い回しなど独特でリズミカルな展開が心地よい。 偶然と必然が混ざり合う世界で生きることへの問いかけてくるような読後感だった。

    0
    投稿日: 2025.11.30
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    なんだろう、この感覚は。 無関係のはずの5つの人生が少しずつ交錯していく感じがたまらない。 先に読んでいた「アイネクライネナハトムジーク」を思い出した。誰もが人生の主役であり、誰かの人生の脇役でもある。 近いうち、再読したいと思える良書だった。 トランクの死体のくだりに少しご都合主義を感じたことと、教祖の種明かしに物足りなさを感じたので、星4つ。

    0
    投稿日: 2025.11.29
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    これぞ伏線回収のスペシャリスト伊坂幸太郎! バラバラだったストーリーが1つの騙し絵に繋がっていく様は読んでて鳥肌が止まりませんでした。 「これってもしかして?」「あれもそうだったのか」が連続して起こるラストパートは最高です。 台詞回しがユーモア溢れるのでグダリがちな会話パートも全く飽きないし、かつその台詞すらも重要な伏線だった、みたいなことが多々起きます。必読。 あと黒澤になら空き巣入られてもいい。

    1
    投稿日: 2025.11.26
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    伊坂幸太郎さん(1971~)の作品、ブクログ登録は15冊目になります。 本作の内容は、BOOKデータベースによると、次のとおり。 ---引用開始 泥棒を生業とする男は新たなカモを物色する。父に自殺された青年は神に憧れる。女性カウンセラーは不倫相手との再婚を企む。職を失い家族に見捨てられた男は野良犬を拾う。幕間には歩くバラバラ死体登場ー。並走する四つの物語、交錯する十以上の人生、その果てに待つ意外な未来。不思議な人物、機知に富む会話、先の読めない展開。巧緻な騙し絵のごとき現代の寓話の幕が、今あがる。 ---引用終了

    94
    投稿日: 2025.11.23
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    読み進むにつれ、少しずつ時系列のずれを意識しだした。それでも最後まで面白かった。 伊坂さんの群像劇好きなんだよな。

    0
    投稿日: 2025.10.29
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    様々な人物が織りなす群像劇。メインの登場人物は8人。 何でもお金で買えると信じている画商、戸田と、彼に振り回されている女性画家の志奈子。 周到な準備をしてから空き巣に入る、泥棒稼業の黒澤。 新興宗教の教祖に憧れる画家志望の河原崎と、指導役の塚本。 それぞれの配偶者を殺害する計画を立てている、精神科医の京子と、サッカー選手の青山。 40社連続不採用の憂き目に遭っている、失業者の豊田。 何も罪を犯していないのは、戸田(嫌なヤツではある)と志奈子だけ。 元々泥棒の黒澤を含め、ほとんどが何かしらやらかしてしまう。 同情できる境遇の者もいれば、そうでない者もいる。手放しで共感できる人は‥いないかな〜。でも、それが人間ていう生き物だよね、と思う。より良く生きようとして失敗したり、道を踏み外したり。共感はできないけど、リアルだなーと読み進めていた。 あ、黒澤は、面白い人物だと思った。彼なりの美学とプライドを持って、空き巣に入っている。 旧友と再会した場面は良かった。黒澤は、空き巣から足を洗うのかな?気になる。 そして、最初はバラバラだったそれぞれの物語が、終盤に一気に繋がっていく。この人とこの人は、こうだったのか!この時、この人はこんな事してたのか!と、ある意味、爽快。 ざっくりとだけど、嫌な奴は相応の報いを受け、間違ったことしたけど、頑張ってる人は少し明るい未来を用意している。読後感は悪くない。 唯一、河原崎くんの行く末は気になる。破滅には向かわないでほしいなと思った。

    12
    投稿日: 2025.10.26
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    グラスホッパーに続き13年ぶりの再読。 4人の視点がクルクル変わるから頭が追いつかないところもあったけど、黒澤の会話のユーモアに気付けたのは良かった。豊田はずっと応援できた。 出てきた銀行強盗はあの陽気なギャングかな?

    10
    投稿日: 2025.10.22
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    まるで関わりのないように思えた数人の人生が読み進めていくごとに絡まり合い、繋がっていき、後半は一気に読んでしまった。なるほどなるほどと理解しながら読み進めるのはとても楽しかった。 黒澤という泥棒の話し方、考え方が面白くてとても好きだった。

    0
    投稿日: 2025.10.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    世界は主人公が繋ぐリレーのようなもの DAY1 河原崎が主人公の1日 河原崎が塚本と喫茶店で待ち合わせる 河原崎がスケッチブックに『力』と書く 河原崎が塚本に神の解体の誘いを持ち掛けられる 塚本が行方不明者を解体 高橋がテレビで「私は生きている」と言う 河原崎が塚本を絞殺 DAY2 黒澤が主人公の1日 黒澤が塚本の死体を運び出す河原崎と出会う 黒澤が河原崎の落とした塚本のくじを拾う 黒澤がスケッチブックに『夜』と書く 黒澤が強盗の誘いを断る 黒澤が黒猫の死体に手をかざす 黒澤が船木のマンションから20万を盗む 河原崎が拳銃老夫婦と出会い、バラバラ死体を見られる 黒澤が拳銃老夫婦と出会い、20万を渡す 河原崎が佐々岡にマンションの住所を教える 河原崎が野良犬に首輪を与える 黒澤と佐々岡が黒澤自宅で出会う DAY3 京子が主人公の1日 佐々岡が京子に離婚の電話をする 黒澤が京子に心理カウンセラーになりたいと電話をする 黒澤が野良犬の首輪にくじを入れる 京子がスケッチブックに『心』と書く 京子がコインロッカーの鍵を落とす 塚本の死体を青山と京子の車が轢く 京子が意識朦朧と逃走する 京子が警察に青山夫妻の通報をする DAY4 豊田が主人公の1日 戸田と志奈子が新幹線で仙台に向かう 豊田がスケッチブックに『無色』と書く 豊田が喫茶店で期限切れチケットを断られる 狂った京子が鋏で野良犬を脅す 豊田が狂った京子から野良犬を助ける 豊田がコインロッカーの鍵を拾う 豊田を河原崎が助ける 戸田が豊田の野良犬を買おうとして断られる 豊田が2回目のスケッチブックに『イッツオールライト』と書く

    4
    投稿日: 2025.10.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    もう伊坂幸太郎大好きになりますね。なぜ今まで、読んでなかったのかが不思議なくらい面白い。 作品の群像劇、出てくるキャラクター、そして所々センスの溢れるセリフ達、どれを取っても一級品です。 特に好きなセリフは泥棒黒澤の言った 「人生については誰もがアマチュアなんだよ。」 「誰だって初参加なんだ。人生にプロフェッショナルがいるわけないがない。」 このセリフはとても心に響いた。 それぞれの登場人物は異なる人生を歩んでいるのだが、順風満帆に進むのではなく、計画は頓挫し、挫折しながら進んでいく。彼らが人生のプロフェッショナルであるなら、ミスなく進んでいくはずだが、そうではない。 そして、何事も金さえあれば手に入ると言っていた戸田も最後は思惑が外れ、豊田に断られる。 まさに、この作品を象徴しているセリフではないか。 何があっても「イッツオールライト」なのである。

    1
    投稿日: 2025.10.06
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    奥田英朗の『最悪』を彷彿とさせる別々の人生を歩んでいた人物たちが交錯する最高の物語だった。1ページ目の1枚の絵が初めはどう意味を持つのか分からなかったが、物語の節々に登場し最後には物語全体がこの絵の構成になってるように感じ絵画と文学がリンクするような不思議な感覚だった。

    0
    投稿日: 2025.10.04