
総合評価
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powered by ブクログ最初のエヴェレスト登攀の風景描写で一気に引き込まれて、平日なのに1日で読み切ってしまった。夢枕獏さんの文章の雰囲気が大好きで、没頭できた。上巻は山以外の描写が多くて、早く山に登るシーンが読みたいなと思っていた。
0投稿日: 2025.03.08
powered by ブクログ単にエヴェレスト登頂までの道のりと人間関係を描いたものではない。人の心と心がぶつかり、交わり、人生を歩んでゆく物語、そしてそこに山がある。
0投稿日: 2025.03.04
powered by ブクログ今まで読んだ本の中でダントツで面白かった。 山に取り憑かれた羽生とカメラマンの深町。 山(登山)という非日常の中に刺激や生きがいを求めた2人は日常生活には満足できず山に挑戦していく。 山に刺激を求める2人だが、日常生活を捨ててまで山に登る羽生と、生活のために日常に戻る深町。深町の羽生への憧れ、マロリーのカメラ発見というミステリー、羽生と深町それぞれの恋愛事情など、読者にとっても刺激たっぷりな内容。 なにより登山未経験者ながらも登山情景が浮かぶほど情景描写や人間の極限状態での心理描写がとてもリアル。 街では何もか(神や仏さえ)もが人のためにあるが、エベレスト頂上に行くには自然の神に愛されるしかない。いわゆる運をいかに味方につけれるかが勝負。 命をかけてまで、自分のやりたいことをやっているのか?いま戦っているか?そのための準備はしっかりしているか? そんなことを考えさせられた作品だった。
0投稿日: 2024.09.20
powered by ブクログ初めての夢枕獏。 「そこにそれがあるからだ」というセリフで有名なマロリーが、エヴェレスト登山時に持っていたカメラを追っていくジャーナリスト深町が主人公。カメラを追ううち、孤高の登山家、羽生の人生を追う形に。 死にかけた登山路の手記は恐ろしくて泣けた。 下巻が楽しみ。
0投稿日: 2024.08.31
powered by ブクログ登山。自分とは縁のない事。 エベレスト。世界一高い山。 オススメされて呼んでみた。想像よりも面白くグイグイ引き込まれる。 人はなぜ山に登るのか。 早く下巻読まねば!!
6投稿日: 2024.07.20
powered by ブクログ夢枕獏さんといえば陰陽師。幻想的な昔語りのスペシャリスト、だとばかり思っていたら全くのお門違い。 ゴリゴリに現実的で、瑞々しい山岳エンタメだった。 ヒマラヤを取り囲むチベット・ネパールという異国情緒も生々しく映る。これはハマらないでいられない。 山登りといえば、ゴルフや釣りと並んで三大老後の楽しみと勝手に決めつけている。お金も時間もかかる。やりきるなら3つからどれか1つを選択しなければならない。 体力的に最もハードルの高いのが登山だろう。40代でまだ味見すらできていない。華々しいプロの世界もないから露出もない。自分から手を出さなければ、一生味わえない世界。 最高峰に挑むこの作品で、少しでも気分を味わいたい。
24投稿日: 2024.03.01
powered by ブクログ羽生丈二。なんと不器用で、魅力的な男だろう。 なぜ山に登るのか?という問いにマロリーは「そこに山があるから」と答えたという有名な言葉があるが、「ここに俺がいるからだ」という羽生。 誰もなし得ていないエベレスト登山に己の全てを注ぎ込む人生。少年から青年になり、年齢を重ねると共に社会に適合するようになっていく周囲の人々とは異なり、常に山だけを見据える。 決してスマートな生き方ではないのに、小説の中の深町のようにいつのまにか引き込まれていく。 酸素の薄い地点で高山病に苦しみ、意識が朦朧とする中で、とりとめもない考えががぐるぐる回る様子に、エベレスト登山のリアルさ、怖さを文字から感じた。 なぜ山に登るのか?というのは、なぜ生きるのか?と同じだと言う。読みながら、自分にとっての目指すべき山嶺とは何だろうと考えていた。 (補足)映像化もされているが、原作を読む方が断然オススメ。
2投稿日: 2023.12.20
powered by ブクログこの本を買ったのは随分前で、有名な作品だし、読んだら面白いのはわかってたけど、分厚い上下巻でなかなか手を出せずにいた。 けど、読み始めたら止まらない!面白い! 登山のことはよくわからないし、エヴェレストのこともよく知らない。 そして、なぜそこまでして登山家は取り憑かれたようにして山頂を目指すのか、ほんとによくわからないけど、読んでて引き込まれた。 ミステリー要素も多分にあって、これからどうなるのか、下巻が楽しみ!
9投稿日: 2023.08.21
powered by ブクログ★評価は読了後に。 最近フランスでアニメ映画化された(?)らしいような話を聞き、手に取ってみました。思った以上に重厚さがありますが、一つだけ言えば、描く世界、というか設定・人物描写が狭いものになっているのかな?と。要は大風呂敷広げたエンターテイメントではなく、焦点を絞った日本の小説だなと感じます。 ただなかなか面白いのは疑いなく、次、楽しみに進みます。
0投稿日: 2022.10.06
powered by ブクログエベレストや様々な難所を巡る登山史、登攀史の記述は面白いです。 ただ、僕には主人公の登山へのスタンスは受け入れられないので上巻で挫折です。
0投稿日: 2022.09.05
powered by ブクログエベレストの最初の登頂者は誰か?今でも論争になる伝説の登山家がいるらしい。その逸話だけでもおもしろい。 標高8000メートルで消息を絶ったその伝説の登山家のカメラが見つかった? 上巻は山岳小説らしさもありながら、探索のミステリー要素やネパールの旅情要素もあって読ませる。 見方を変えると、完全燃焼しきれない中年カメラマンが未練がましくヒマラヤや女性への思いを燻らせたり泥棒に合ったりする話にも思えるけど。
2投稿日: 2022.09.04
powered by ブクログ「夢枕獏」の長篇山岳小説『神々の山嶺』を読みました。 『ナショナル ジオグラフィック 2003年5月号 エベレスト初登頂50周年』を読んで、「ジョージ・マロリー」はエヴェレストの初登頂に成功したのかどうか… ちょっと気になって、本作品を読みたくなったんですよね。 -----story------------- <上巻> カトマンドゥの裏街でカメラマン「深町」は古いコダックを手に入れる。 そのカメラは「ジョージ・マロリー」がエヴェレスト初登頂に成功したかどうか、という登攀史上最大の謎を解く可能性を秘めていた。 カメラの過去を追って、「深町」はその男と邂逅する。 「羽生丈二」。 伝説の孤高の単独登攀者。 「羽生」がカトマンドゥで目指すものは? 「柴田錬三郎」賞に輝いた山岳小説の新たなる古典。 <下巻> その男、「羽生丈二」。 伝説の単独登攀者にして、死なせたパートナーへの罪障感に苦しむ男。 「羽生」が目指しているのは、前人未到のエヴェレスト南西壁冬期無酸素単独登頂だった。 生物の生存を許さぬ8000メートルを越える高所での吐息も凍る登攀が開始される。 人はなぜ、山に攀るのか? 永遠のテーマに、いま答えが提示される。 「柴田錬三郎」賞に輝いた山岳小説の新たなる古典。 ----------------------- 上下巻で1,000ページ強… 久し振りの長篇作品でしたが、面白くて飽きることなく読了できました。 終わって欲しくない… 読了するのが名残惜しい… 愉しめたので、読み終わる前は、そんな気持ちでしたね。 小説を愉しめるかどうかって、物語の中にどれだけのめり込むことができるか… 登場人物にどれだけ感情移入できるかに左右されるのですが、本作品はどっぷり主人公「深町」に感情移入しちゃいましたね。 まるで自分が「羽生丈二」と一緒にエヴェレスト(サガルマータ、チョモランマ)南西壁冬期無酸素単独登頂を追跡しているような気分になれました。 それにしても、登攀中(遭難しかけた際)の「深町」の心理描写や「羽生」が遭難した際の手記等は、ホンモノじゃないかと思えるくらいリアルで鬼気迫る内容だったので、それが感情移入できた要因のひとつなんでしょうね。 「植村直己」や「田部井淳子」、「野口健」等、エヴェレスト登頂に成功した登山家の著書よりも、リアルな感じがするほど、緻密で迫真の描写でした。 8,000メートル級の山に登るってことは、本当に命懸けのことなんですよね… 改めて実感しました。 本作品は山岳小説というジャンルの作品になるんでしょうが、、、 「ジョージ・マロリー」のカメラの発見により、「ジョージ・マロリー」がエヴェレスト初登頂に成功したかどうか… という謎解きを巧く絡め、ミステリー小説の要素や冒険小説の要素も持ち合わせた愉しめる作品に仕上がっています。 私の稚拙な文書では、とても巧く伝えることができないので、詳細については触れませんが、、、 あまりにもストイックに登攀にのめり込むため、登山仲間にも馴染ず、他者を寄せ付けなくなった「羽生丈二」と、「羽生」のことを調べるうちに、「羽生」の魅力にとりつかれ、エヴェレスト南西壁冬期無酸素単独登頂では行動を共にするようになる「深町」との間に、徐々に信頼感が芽生え、絆が生まれるまでの展開が、とても好きです。 人が人に対して心を開くっていうのは、やはり熱意なんでしょうねぇ。 「深町」がチベット側からエヴェレスト山頂を目指すエンディング… 遭難しそうになって、彼が発見したものは、、、 真実がわからずモヤモヤしていた胸のつっかえが取れ、良かったなぁ… と思えるシーンでしたね。 「深町」の運命と「羽生」の執念を改めて感じた場面でした。 あと、終盤、「羽生」と北アルプス屏風岩を登攀中に遭難死した「岸文太郎」の死の真実… ザイルパートナーの「羽生」がナイフでロープを切ったという噂もありましたが、まさかの真実でしたね。 う~ん、言葉が出ませんでした。 それにしても、登山や登攀だけに限らないことですが、何かに我武者羅に打ち込めるっては、イイことだと思いますねぇ。 生きることの意味… 答えのない問ですが、本書を読んで考えさせられました。
0投稿日: 2022.05.23
powered by ブクログ最近登山が趣味になり、本も有名なものを読んでみようと本書へ。 夢枕獏先生の作品は格闘系の本も読んだことがあるが、それと同じでかなり面白かった。 孤高の天才、一流の話はやはり引き込まれる。どんな分野でもその道を極める人の話は興味深い。登山をメインにしながら、登山史のミステリーや、その他登場人物の事件も同時進行で進んでいき、濃厚で一瞬で読んでしまった。 エベレスト南西壁冬季無酸素単独登頂,鬼スラなど何度も口に出したくなるような、有名登山ワードが山ほど出てくるの点もすごくワクワクする。
0投稿日: 2022.03.12
powered by ブクログカトマンドゥの裏街でカメラマン・深町は古いコダックを手に入れる。そのカメラはジョージ・マロリーがエヴェレスト初登頂に成功したかどうか、という登攀史上最大の謎を解く可能性を秘めていた。カメラの過去を追って、深町はその男と邂逅する。羽生丈二。伝説の孤高の単独登攀者。羽生がカトマンドゥで目指すものは?柴田錬三郎賞に輝いた山岳小説の新たなる古典。
1投稿日: 2021.12.06
powered by ブクログ夢枕獏さんの小説というと、不思議なファンタジーを思い浮かべるが、これはノンフィクションのような迫力ある小説。誰もやったことのない登り方に生きがいを見出す天才クライマーと、生きがいを見失いかけた写真家が出会い、命をかけたエベレスト登頂に挑む。この主人公を取り巻く脇役の配置と関係性も濃密で、単なる山岳小説ではない複雑なストーリーとなっている。何かに命をかけることが少ないご時世にガツンと一撃を喰らわす衝撃、ギリギリまで追い込まないと何も成し遂げられないことを知っているからこそ通じ合える共通意識、生きる意味など、こういう小説を読むとこちらも魂を揺さぶられる感じ。もっともっといろいろなことが出来るはずだし、やらねばと思う。
0投稿日: 2021.08.18
powered by ブクログ河野啓の「デス・ゾーン」を読んでいる中で、夢枕獏の「神々の山領」を知った。山岳小説でこんなに面白い本があるのかと驚いた。八千メートル級の山を登る困難さを、映像ではなく文章で表す技量が見事。ストーリーも秀逸で最後の展開に舌を巻いた。20年以上も前に書かれた本だが、出合えて良かった。
0投稿日: 2021.07.11
powered by ブクログ世界初のエヴェレスト登頂目前で姿を消した 登山家・マロリーのカメラをカトマンドゥの 裏町で手に入れた写真家の深町。彼は、数々の 難所に挑み伝説となった孤高の登山家・ 羽生丈二に出会った…。
0投稿日: 2021.06.22
powered by ブクログさすがの山描写。マイナス30℃でのビバークも岩に宙吊りも、山を知らなくても想像を掻き立てられてゾワゾワする。 雪山高山の常識?も、素人を突き放さず丁寧に書いてあるので、謎だったことがわかってきてスッキリする(アタックする人って最初から決まってるの?とか)。
0投稿日: 2021.05.09
powered by ブクログ2021年最初の一冊にふさわしい良作。 深町の平凡な人生に納得できない葛藤 羽生丈二の山にかける熱い想いや挫折 ジョージマロリーのエヴェレスト登山の謎 色々な要素が詰まっていて読み応え抜群。 カトマンズという異国の地が主な舞台となっているのも個人的には旅の情緒があってよい。 平凡な人生を特別なものにしてくれる、自分は周囲の人とは違う、生きている実感を山は与えてくれる… 深町のマロリーの写真にすがる気持ちや羽生の生き様にそんな人間のうちに秘めた欲望を読み取った。 だからといって全く平凡な人生を送っている自分は山へ気持ちがいかない。自分では考えられないからこそ ここまで山に取り憑かれた男たちに憧れのような恐れのような複雑な感情を抱く。完全に宇宙人だ。 特に羽生丈二の人生にのめり込んだ。 大体この手の途中登場キャラの半生にページ割かれると途中で飽きるのだけど…この恵まれない山しかない男の不器用な生き方になぜかグッときた。 後半に期待。
0投稿日: 2021.01.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
山岳小説の面白さが存分に味わえる。 羽生の山に対する情熱がとにかくかっこいい。 記事や手記が生々しく、途中まで本当の話だと思っていた。 フィクションだけど? だからというか? 登山シーンと羽生の手記の場面は本当に引き込まれる。
0投稿日: 2020.10.01
powered by ブクログ作者の得意なあやかしのモノや拳法の達人などは、出てきません。 山を愛する人間たちのモノガタリです。必ずもう一度読みたくなります。
0投稿日: 2020.08.16
powered by ブクログ登山関係の小説は何冊か読んできたが、これもなかなか面白かった。誰も挑戦したことがないルートからの、無酸素単独エヴェレスト登頂を目指す男と、その周りの山男たちの話。 命を懸けた8千メートル級の登山なので、ページをめくる手が止まらない、ドラマチックな展開をしていく。上下と小さいフォントで分厚いが、改行や会話が多いので、読むのに時間はかからない。事実に基づいたミステリー的な謎も盛り込まれており、そこが興味深かった。有名な問答、どうして山に登るのかと問われ、「そこに山があるからだ」と答えたイギリスの登山家マロリーはエベレストの頂上を踏んだのか。ネパールの、特にカトマンズの様子も良く書かれていた。山に登る男たちのライバル意識からの嫉妬など、やや俗っぽい面もあったが、技術的すぎるより人間的ストーリーのほうが万人受けするのだろう。 余談だが、たまたま読了後読んだ新聞に、現在のエベレスト登山がどうなっているか書かれていて、それもまた興味深かった。やや興ざめな気もするが、人命重視やビジネス的発展の結果なのであろう。
0投稿日: 2018.12.27
powered by ブクログ面白い。 羽生、魅力的な人物。親しくはなれないが、孤高のクライマー。シャイで極めて実は極めて優しい。 生死をかけた高度登山の描写が素晴らしい。詩のよう。
1投稿日: 2018.12.24
powered by ブクログ多数巻を平行に読了月間。 夢枕獏といえば山。その中の山でもエベレストにかけた男羽生、その謎に満ちた人生を追う。 エベレストの麓の町の古道具屋で、とある古いカメラを見つけた深町。その形になぜか見覚えがあり、買い求めたところ、エベレスト登頂を果たせなかった伝説の登山家、マロリーの物と同一であることを知る。そのカメラの入手先と中にあったはずのフィルムを追うと、謎の日本人登山家、羽生にたどり着く…。 上下巻の長い話なのに登場人物は限られていることもあるのだが、ストーリーの巧みさについ引き込まれる。前提の部分は若干のダレはあるわけだが、人物や事件にはほとんど無駄なく構成された話と言える。 相変わらず、あらすじや前提を読まずに読み始めたのだが、「羽生丈二」には、実在のモデル(森田勝)がおり、そのエピソードを追っていることがわかるが、小説家で脚色が入ったとはいっても、相当な波乱万丈の人生をたどっていることは容易に想像がつく。 上巻では、半ばの半分は日本での聞き取りという形になっており、羽生の軌跡をたどっているが、残り半分のチベットでの事件や日常がこれがまたよくできており、キャラクターのアクの強さも相まって、映画のノベライズのように情景が見えてくるのが面白い。 上巻だけではまだ始まったばかりというところだが、登山が好きな人でなくても十分に楽しめる作品であろう。 どうでも良いツッコミ。 コダックベストは、ベスト版フィルムで、ブローニーではないし、この手の中盤フィルムは、未現像だとだめなんじゃないかなーというのが、カメラマニアからのご意見。
1投稿日: 2018.06.05
powered by ブクログ面白かった!! 山岳小説+ミステリー 二人の漢の熱い物語 上巻では、主人公のカメラマンの深町がイギリス登山家マロリーのカメラを手に入れたところから始まります。 そのカメラとフィルムがあればマロニーがエベレスト初登頂に成功したことを証明する貴重な証拠。 マロニーはエベレストの頂上に立つことができたのか? そして、このカメラをめぐっての展開で出てきた羽生との出会い。 深町はこの羽生に引かれて、そして羽生の生き様を調べていくことになります。 その過程で、孤高のクライマー羽生の生き様が紹介されていきます。 すべてを山にかける羽生。 羽生が死なせてしまったパートナーの岸。 羽生がザイルを切ったのか? そして起きた羽生の事故、さらにはエベレスト南西稜冬季登頂での事件。 事故からの生還したときに書かれていた羽生の手記。 そんな羽生のさまざまな事例が羽生のストイックな生き様をこれでもかと伝えてきます。 そんな羽生に会うために深町が再びカトマンズへ。 さらに岸の妹もカトマンズへ。 一方、カメラをめぐって、一儲けたくらむ地元の人間たちにより、カトマンズで岸の妹が誘拐され、カメラとの取引が画策されます。 岸の妹はどうなるのか? カメラの行方は? マロニーのフィルムは? といった展開です。 羽生の手記以外のところでは、それほど山の過酷さは表されていません。 どちらかというとミステリー色強い展開です。 ということで、下巻へ
1投稿日: 2018.04.01
powered by ブクログなんかのサイトで読むべき文庫のランキングにあって。古い作品ばかりのランキングだったけど、気になって読んでみた。正解だった。山を題材にした作品は濃いのが結構多い気がするけど、これもかなり濃い。グイグイひきこまれる。まだ上巻なのに 2018.1.8
4投稿日: 2018.01.09
powered by ブクログ内容(「BOOK」データベースより) カトマンドゥの裏街でカメラマン・深町は古いコダックを手に入れる。そのカメラはジョージ・マロリーがエヴェレスト初登頂に成功したかどうか、という登攀史上最大の謎を解く可能性を秘めていた。カメラの過去を追って、深町はその男と邂逅する。羽生丈二。伝説の孤高の単独登攀者。羽生がカトマンドゥで目指すものは?柴田錬三郎賞に輝いた山岳小説の新たなる古典。 出た当初に読んだとき、ワクワクした本です。久々に再読しましたが、やはり今でも面白い。 下巻で詳しく感想を書きますが、面白い事は覚えていますが内容は全然覚えておりませんでした。良かったもう一回楽しめて!
0投稿日: 2017.01.04
powered by ブクログカトマンドゥの裏街でカメラマン・深町は古いコダックを手に入れる。そのカメラはジョージ・マロリーがエヴェレスト初登頂に成功したかどうか、という登攀史上最大の謎を解く可能性を秘めていた。カメラの過去を追って、深町はその男と邂逅する。羽生丈二。伝説の孤高の単独登攀者。羽生がカトマンドゥで目指すものは?柴田錬三郎賞に輝いた山岳小説の新たなる古典。 感想 読みやすい山岳小説である。臨場感が素晴らしい。そこにエベレストがあるようで、自分も羽生、深町と一緒に登っているようである。今でこそエベレストを登ったとしてもあまり話題にならないが、数々の登山家が死んでいるとてつもない山である。エベレストの映像もいろいろ見てきたのでだいたいの想像はつく。 ビデオも借りて見る。なかなかの迫力で、本の心情を乗せて見るともう一度本の情景が浮かんでくる。
0投稿日: 2016.11.10
powered by ブクログ初めて読む夢枕獏氏の作品。こういう山岳小説を書く人だとは知らなかった。 しかもエベレストの頂きを目指す本格登山だ。 そこに1人の孤高の天才クライマーと、謎のカメラの秘密を追う日本人ジャーナリストが加わって、読みごたえたっぷりの山岳ミステリーに仕上がっていた。 下巻に続く。 2016/11
0投稿日: 2016.11.03
powered by ブクログ圧倒的な濃さで描かれるエベレスト登攀の物語。 かなりのボリュームの作品ですが、上下巻を一気読みさせられます。 最初はちょっとミステリーチックに始まるので面白そうと思っていたのですが、実態は超現実的な山岳小説でした。 そして、それ故に、登山をしない自分としてはちょっとその辺りの熱量、内容の濃さを冗長に感じてしまう所もありました。 しかし、最後まで読むと、最終章の手記がより一層胸に刺さり、こみ上げるものがあります。そこは流石の一言。
0投稿日: 2016.09.12
powered by ブクログ上下巻を読んだ。男のロマン、夢、プライド、愚かさ、惨めさ、などなど心を揺り動かすすべてが詰まった作品。読後感は最高レベルに感動するものがある。たとえ低山でも登山経験があった方がより共感できる。
3投稿日: 2016.08.03
powered by ブクログ登山の経験も興味もないけどサクサク読めた。涼子さんが誘拐されちゃった所で上が終わってしまったけどストーリーの雰囲気からして酷いことにはならないような気がする。カメラが本当にマロニーの物なのか、フィルムはあったのか、早く下が読みたい
1投稿日: 2016.08.01
powered by ブクログ伝説の登山家を巡るミステリーと、岩壁に挑み失敗して死を覚悟する山岳描写の、両方で引き込まれ、500ページの上巻を一気に読んだ。 ネパールでの誘拐事件がどうなるか、下巻ヘ続く。
0投稿日: 2016.07.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
良書だと評判であったので、読もうとは思っていたが、読むのが遅くなってしまった。 そのうちに映画化もされてしまった。 メディア化された作品は、図書館に行ってもほぼ貸し出し中であることが多いが、本書は文庫で上下巻揃って置いてあったので、迷わず手に取った。 夢枕獏氏の本は『シナン』しか読んだことはないが、一気に読める言葉選びと、本の題材に対して謙虚な姿勢であり、好印象の作家だ。 本書も一気に読んでしまった。 感情移入をするあまり、主人公と同じ場所で涙ぐんでしまった。 特に、羽生がエベレストに上ったことを売名行為だと後に評価した人間に対し、深町(主人公)がそれは違うと否定する場面である。 一番好きな登場人物は、名前は失念したが元グルカ兵の男だ。もうだめだ!というときに現れ、主人公たちを助けてくれる。言うこともやることもかっこいい。 登山小説の新たな原典(だったような)となった、と解説であったが、今度は新田次郎の登山小説も読んでみたい。
0投稿日: 2016.07.20
powered by ブクログ夢枕獏の小説を初めて読んだ。退屈するところがまったくなく、一気読み。これ連載だったみたいだけど推敲しないでこの無駄のなし具合なのかしら。すごい。
0投稿日: 2016.07.11
powered by ブクログ人に薦められた本を読む第8冊目 母に薦められ。非常に面白かった!人類未踏の地、エベレストの西壁冬期無酸素単独登頂に挑む、山以外の生き方を知らない男。その無謀な挑戦を、自分の命を賭して記録しようと決意する主人公。果たしてこの二人の男の行く末はー。久々に手に汗握る緊張感と高揚感を得られる小説を読んだ気がする。この小説をきっかけに自分の登山熱にも再度火が付き、最近は毎週末山を登りに行っている。自分もいつか同じようにエベレストを登頂してみたい。
0投稿日: 2016.06.18
powered by ブクログ登山に興味はないのですが、映画化となっているので読んでみました。 ヒューマンな内容なのかと思っていましたが、後半はミステリー?でもなさそうですけど。 羽生さんの説明が多くて、ちょっとダレてしまいました。 最後に動きがあったので、下巻に期待。
0投稿日: 2016.05.01
powered by ブクログ本の分厚さに圧倒されたが、読んでみるとさほどボリュームを感じさせない。映画の宣伝用の番組を見たが、それと対して変わらない。非常に重たいテーマを扱っている割には重みを感じない。下巻もこの調子ならすらすら読める事だろう。
1投稿日: 2016.03.17
powered by ブクログ映画化されて気になってきたので、積読していたものをやっと読みました。 山に対してどこまでもストイックな羽生。 グイグイ引き込まれました。 下巻も期待です。
1投稿日: 2016.03.17上巻だけで、名作と言われていることに納得できる
生と死が隣り合わせのピリピリした緊張感、ヒリヒリと肌にささる冷たい風、澄んでキリッとした空気感、登山家たちの熱い気持ち、登山をしたことのない自分でも感じる臨場感がすごい。そして、死と直面したときの手記の緊迫感がすごい。生の気力も死の気力もなくなる、凄まじい世界。登山の描写に圧倒されて、それだけで十分だけど、さらに「そこにエベレストがあるから」のジョージ・マロリーのカメラにまつわるミステリーが面白い。登場人物達のそれぞれの想いが交錯しながら、ミステリーの謎も少しずつ明らかになるのか。ワクワクしながら、下巻へ
2投稿日: 2016.02.18山岳小説ではなくエンターテイメント小説!
初めての夢枕獏氏の小説。山岳小説かと思いきや、立派なエンターテイメント小説でした。 ミステリー、アクションも織り交ぜつつ、読者をどんどん引き込んでいきます。まったく山に関しては無知な私ですが、かなり楽しめました。 先ず冒頭のツカミ。 マロリーはエベレストに登頂したのか?彼のカメラらしきものが見つかる。これに心臓をグワっと鷲掴みにされ、一気に読み進み、マロリーのカメラ(?)から数々の謎、その謎を解いていこうとする中で出会うたくさんの人物・・・。まるでジェットコースターに乗ったみたいに一気に読み進めます。 しかし、羽生丈二。すごい!こんな人間がいるのか?ってくらい個性的。余談ですが単独無酸素と言い張る登山家さんに読んでほしいくらいです。 最後の「その後」のくだりは必要なかったかもしれません。個人的には、「そのままで・・・」が良かったかな。 間もなく映画も公開されるし、読んでおくことをお勧めします! 配役にはえー?!とは感じますが、映画も観てみようかと思っています。
2投稿日: 2016.02.16
powered by ブクログ何年も積んでいた本。 上巻500ページもあるものの、引き込まれて一気に読んでしまいました。 どうしてそこまで山に魅せられてしまうのでしょうか。 山の魅力の何と怖い事か。 空気が薄い、それを想像しただけでも何だか息苦しくなってきます。 上巻では思っていたより山のシーンが出てこなかったので下巻に期待。
1投稿日: 2016.02.06ストーリーが妙。
上巻を読み終わった時点での感想だが、面白いけど引き込まれるほどすごく面白いとは言えなかった。 なぜ引き込まれなかったというと登山に関する専門用語が多いからだ。登山はやったことないけど、多少は興味を持っているので全く退屈になるというわけではないが、意味不明の単語にとまどうことも多かった。 ただストーリーとしては秀逸だと思うので下巻を読んでからの感想はまた違うかもしれない。五つ星はそれからでも遅くないだろう。
0投稿日: 2016.01.30
powered by ブクログ読了 後半はおもしろすぎて一気に完読してしまった。 最後の深町と羽生のシーンで鳥肌が止まらんかった。 ぞわぞわが止まらない
0投稿日: 2016.01.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
マロリーのカメラをめぐってのカトマンドゥの暗黒社会の顔役との駆け引きという展開から、冒険サスペンス小説かと思わせ、プロローグと違う…と失望しかけたのだが、ページを追うのがもどかしくなって、猛スピードで最後まで読み、 気を落ち着けてもう一回下巻をゆっくりと読み返した。 すごいものを読んでしまったような気がする。 夢枕獏は『陰陽師』シリーズを読んでいるが、そこにちらつく自意識過剰さが『神々・・』では最良の方向に表れたと感じる。 ただ一つ悔やまれるのは、マロリーの遺体が発見される前に読んでみたかった!
0投稿日: 2016.01.17
powered by ブクログ岡田くんの映画に影響されて読んだ! この作家さん初めてだけどすごく面白い… 分厚いけどその分読み応えがあって、下も楽しみ(´∀`=)
1投稿日: 2015.12.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
願望と現実の違いぐらいは理解できる。”行きたい”ということと、”行く”ということがどれはど違うか 森の中を歩いている時、獣道に迷い込んで、ふいに濃い獣臭を嗅ぐことがある。その男を見た時、深町は、その臭いを嗅いだような気になった マロリーのことば:アルプスで過ごした良き一日は、すぐれた交響曲に似ている 誰も、いちいち、過去の自分の感情にひとつずつ名前を与えながら生きていけるわけでもないし、自分の行動に理由をつけながら生きているわけでもない
1投稿日: 2015.11.13一人の男のとてつもない挑戦が幕を開ける。
エベレストを巡る最大の謎。誰が最初の登頂者だったのか? 公式にはエベレストの最初の登頂者は、1953年のエドモンド・ヒラリーとテンジン・ノルゲイによって成されたとされている。 しかしそれよりも30年前の1924年。イギリスの登山家ジョージ・マロリーは戻ってくる事は無かったものの頂上を踏んだとされている。 このエベレストを巡る最大の謎を一端のミステリーハンターになったつもりで追っていく事ができる作品 謎を追っていく内に、どっぷりと物語の中に足を取られ一人の壮絶な考え方を持った男に出会う事になった。 未踏峰に凶暴なまでに登りたいと願いそれを実行していく男の壮絶な生き方は、私の心を大きく揺さぶった。 一つの事を極め、挫折を経験しても尚、全てを投げ打って挑戦していく男の姿には心打たれる。 徹底した登山のディティールが、圧倒的なリアリティで読者をエベレストに引き込み抜け出せなくなる。 極めて論理的かつ技術的に未踏峰を攻略していく特殊な生き方は、その誰も挑戦した事のない事に挑戦するという点に於いては普遍性を持ち、多くの夢を追う人の心を打つ一冊。 心がアツくなる傑作。 男の生き方を厚みを持って丹念に描いた作者には賞賛を惜しまない。
1投稿日: 2015.09.09
powered by ブクログ「マロリーは人類で初めてエヴェレストを登攀したのか」、本書は山岳小説でもありサスペンスでもある。現実から逃げるためカメラの真相究明に嵌り込む深町、山に魅せられ山でしか生きられない羽生、ヒリヒリするような人間ドラマが織り成される。 圧倒的な孤独感と慢性的な酸素の欠乏感、灼けるような内臓の悶えと凍傷の恐怖に耐えながら、それでも8,000メートル級の山嶺を目指すのはなぜか。第一踏という人類が味わえる有限の登攀に賭ける人々の想いに多少なりとも同化できる気がする。
0投稿日: 2015.08.30「危険なことはしないで・・・」「それは山(下巻に)に行くなということだ」
エベレストの初登攀は誰だ?というミステリーものかとおもいきや、山を背景に重厚な人間模様を描く、骨太の物語。 決して好きになれそうにない孤高の天才クライマー「羽生」を丹念に描き、語り部である深町が揺れ動く様は「あっ!普段の自分が、”できる人”に持っている嫉妬の感情と同じだ・・・」と少なからずへこみました。 だからこそ!下巻のピークに達するまで登り切ってやろうと決意を固めました。
10投稿日: 2015.07.09
powered by ブクログカメラマンの深町が友をなくしたアタックののちにカトマンドゥのとあるお店でみつけたカメラ。 マロリーの伝説のカメラだとわかり、そこから話が展開していく。 羽生丈二と深町。そして山。 山登りについてまったく知識がない私でも、純粋に山を愛しそこにまっすぐ向かっていく姿に感動しました。
0投稿日: 2015.06.16
powered by ブクログ悪くはないんだけど、深町が好きになれなくて結構辛い。羽生さんぐらい突き抜けてると逆に気にならないんだけどな。
0投稿日: 2015.05.30圧倒されました
山岳小説というと新田次郎を思い浮かべますが、この本は凄かった。 そのリアルさに圧倒され、とてもフィクションとは思えないと調べてみたら、登場人物にはそれぞれ実在のモデルがいるようだ。 いい記事は足(つまり取材)で書く と言われるが、相当緻密な取材・体験なしには描けない描写である。 8千メートル以上の山々は、神の領域 といわれる意味がすこし分かった気がする。 僕にとってはミステリーというよりも ノンフィクションと感じた程の一冊でした。
2投稿日: 2015.04.29
powered by ブクログ不器用だが好きな事に全力で生きてる感じが男らしくてカッコいい!人生を捧げて夢中になれるものがあることは素晴らしいわ! 登山の専門用語が度々出てくるが文章の説明が分かりやすいので簡単にイメージできた。その分怖さも充分伝わってくる。 「何故山に登るのか」がひとつのテーマとなっているが本当にそう思う…自分がやりたいとは到底思わないだろう。 後半はほぼミステリーが主になっていきテンポも良く凄く面白い!!! すぐさま下巻へ… 因みに、羽生は170ぐらいの男と書いてあるがこの役を阿部寛さんがやるのか…笑
0投稿日: 2015.04.04映画化が決まったみたい?
映画化が決まったみたいですね‼ 映像でどこまで表現できるか楽しみです。 主人公の内面性や登山の行程がどう表現されるのかな⁉ 下巻も楽しみ♪
1投稿日: 2015.03.17血わき肉おどる山岳ミステリー
「そこに山があるからさ」 登山に縁のない人でも知っている、有名なこのセリフ。イギリスの登山家ジョージ・マロリーは、エベレストの頂上を目指して出発したきり、帰らぬ人になりました。 果たして彼はエベレストに登る途中で死んだのか、それとも一度は頂上に辿りつき、下山途中で事故にあったのか? エベレスト登山史上最大の謎を解く鍵を、日本人のカメラマン深町誠は見つけますが、せっかく手に入れたものの盗まれてしまい・・・ 一度は日本に帰国したものの、諦めきれない彼は再びネパールの地を踏むことになるのです。 謎を追いかけるうち、いつの間にかエベレストの魅力に引き込まれる上巻。ドキドキハラハラしながら下巻に続きます。
21投稿日: 2015.03.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
苗字からして「毒蛇」と呼ばれる伝説のクライマー羽生丈二と山に魅せられた山岳カメラマンとのお話。 「羽生」は「はにゅう」じゃなくて「はぶ」です。 だから「毒蛇」ね。 ちなみに宮城県仙台市出身。 1924年6月のイギリス隊のエヴェレスト登頂は実は、成功していたのではないか…。 アタック隊だったマロリーさんのカメラのフィルムを現像すれば、それがわかるのではないか…。 カトマンドゥで見つけたマロリーさんのものとおぼしきカメラを追っているうちに、今は日本の山岳会を抜けてネパールでエヴェレスト登頂を狙っている羽生さんと出逢い、自分の人生をも見つめ直していくカメラマン深町くんのお話でした。 いくつになってもあきらめない気持ちってのには、考えさせられる部分があったけど、身近にいたら面倒な人のようにも思いました。 羽生さんはコンプレックスの塊みたいな人で、周囲への気遣いが正しくできない人だから。
0投稿日: 2015.03.08展開が早い
映画化されるとのことで、読んでみました。 単なる山岳小説ではなく、どこにでもいそうな煮え切らない主人公である30男の人間臭さ、史実に基づくミステリー、エベレストの圧倒的なスケール、全てがテンポよく展開し、山に詳しくなくても、一気に読みきれます。
2投稿日: 2015.03.07
powered by ブクログ山用語、クライミング用語をしらないとリアルに入って行けない部分が多い。 6500mを超えると寝ているだけでも疲労するとか、 頭がもうろうとしてくるあたりとか、 想像もしていなかったことがたくさん。 ネパール人の信用ならなさも含めて。
0投稿日: 2015.02.06
powered by ブクログ久しぶりの山岳小説。いつか読もうと思ってた本。上巻読んだところでは、少しミステリーっぽい。どこまで本当の話でどこからがフィクションなのか!?
0投稿日: 2015.01.22
powered by ブクログ・あらすじ エベレストにのぼるぞ!わざわざ難しいコースでのぼるぞ! ・かんそう 圧倒された!死が隣りにある感じ。極限状態の人間の描写。すごかった。最高だった。
0投稿日: 2014.12.09
powered by ブクログ10年振りくらいでの再読だけど、昔の感動がよみがえらずダラダラ長いだけと感じてしまう。こんなものだったかな?
0投稿日: 2014.10.26
powered by ブクログ読んでいて、フィクションなのかノンフィクションなのかよく分からなくなる感覚に陥った。特に、羽生が滑落事故を起こして死の淵を彷徨っている時の手記。かなり、リアリティがあり鬼気迫るものがあった。そうじゃなくても文章を読み進めていく内にこれは、誰か実際のモデルがいたのかなー?と感じるほどリアリティだ。ただ、登山の用語とか道具がどんなものなのかが分からないのが多少、残念だが。。。でも、これを読んでいたら子供の頃にトレッキングが趣味の父親によく付いて山に入ったのを思い出して、久々に山に入りたくなった。上巻はいい所で終わったので引き続き下巻を読む予定。
0投稿日: 2014.09.04
powered by ブクログ獣臭をまとった山男。喧騒の中緊張感を漂わせる男たちの中にトルコ石が美しい存在を放っています。下巻が楽しみです。
0投稿日: 2014.09.01
powered by ブクログ大作!!縦にも横にも広がりしか見せない上巻。彼らが山にかけるだけの情熱が本当に羨ましい。冬の雪山の凍てつく寒さも、ネパールのカトマンドゥの温かい空気をも感じられるし、なにより羽生さんがすごい。羽生さんを追いかけたくなる深町さんの気持ちすごいわかる。夢枕獏さんはもちろん名前は存じてましたけど、陰陽師系というか、そういうオカルト的な小説ばかりかと思っていたから、読んでなかったんだけど、山岳小説をオススメしてもらってイメージが変わったわ。陰陽師系もこの描写力ならそりゃあすごいんやろうなと思いました。
0投稿日: 2014.07.17
powered by ブクログジョージ・マロリーの事が知りたくて読み始めただけなのに、非常に力強い山岳小説にぶち当たりました。8000メートルの持つ極限状態、山を行く男の熱さと孤独、ネパールの匂いすら漂ってきそうです。 さてマロリーは頂きを踏めたのでしょうかね?分からないのがふさわしいのかも知れません。
0投稿日: 2014.07.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
著者の夢枕漠さんは、私の大好きなカヌーイストの野田知佑さんのお友達で、野田さんのエッセイにちょくちょく登場するので、作品は読んだことがありませんでしたが親近感が湧いてました。 が、まさかこんな骨太な小説を書く方だとは!! 山岳小説の傑作です! 夫の友人に勧められて読み始めたのですが、今、夫婦でハマってます♪ まだ上巻しか読んでいませんが、人物像が個性的で明確、カメラの謎を追うという主軸にも引き込まれるし、登山史を追う形でノンフィクションが入り混じる背景にはワクワクさせられました。 でも、それ以上に、山に登る、ということがこんなにも厳しく激しいものなのか、と驚愕。 体力・精神力の限界を超えながらも氷に挑み続ける姿にこちらも息が苦しくなり、リアル過ぎてドキドキが止まりませんでした。 絶賛したいところですが、羽生の荒々しさは私の理解を超えており、また、深町が彼女に女々しくってイライラ・・・ 主役二人に共感出来ないのにこんなに読ませるなんて! すごい小説です。 下巻も楽しみ☆
0投稿日: 2014.06.25
powered by ブクログ普段ビジネス書ばかりで小説は滅多に読まないが、一気に読んでしまう面白さだった。旅に出たくなる本。だいぶ前に読んだ本なのに今でも情景や雰囲気が頭に残っている。 登山などしたこともないけど登山の世界の強烈な魅力が少し理解出来た気がするし、マトモに会社勤めする私からすると常識や基準がかけ離れている。だからこそ面白かった。怖くて真似はしたくないけど格好いい。
0投稿日: 2014.05.23
powered by ブクログ久しぶりに本当におもしろい小説を読んだと思った。 山に生き、山しかいらないと豪語する男、羽生。 彼の魅力に引き込まれてしまった。 なぜ彼はそこまでストイックになれるのだろうか。 登山が好きでたまらない人のことを「山屋」というが まさに羽生こそが山屋だ。 まっすぐで山のことだけ、そんな羽生なのに 山で亡くなった後輩にだけは負い目を感じていて 「きしよう」「そんなかなしいかおするな」と呼び掛ける。そんな姿がますます魅力的で、ますます下巻が楽しみだ。
1投稿日: 2014.05.13
powered by ブクログ初チャレンジ、初登頂にこだわりある意味では我が儘に己の欲望を貫いてきた羽生。何を求めているのだろう。
0投稿日: 2014.05.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ストーリーを楽しみながら、人類のエベレスト登頂の歴史を学べる。 自分が登りたいという気持ちにはならないし、今後なることもないと思うが、山に登らずして、なぜ山に魅了される人たちがこれほどいるかが少し理解できる。 深町がカトマンドゥで発見したカメラから物語が展開し、一つを追いかけるうちに新たな興味がわいてどんどん脇道にそれていく。それがいつしか本道になっている。 そういうことって生きているとよくあるような・・・ 下巻が気になる。
0投稿日: 2014.04.28
powered by ブクログ分厚いのにサクサク読める。わかりやすく面白かった。読んでるうちに自分も登山しているように引き込まれた。下巻も明日から読みます!
0投稿日: 2014.04.08エベレストへ抜群のリアリティと読みごたえ!!
山岳小説の最高峰といっていいと思います。 作者の夢枕獏さん自身も「もうこれ以上書けない」と 叫んだほどの傑作です。 もう完全に自分が主人公となり、山麓の町での準備から 超リアルで緻密なアルピニスト体験がまっています。 そして凍りつく酸欠のエベレスト登山の真っただ中に 入っていけます! 読み終わったときは、自分が世界一流の登山家になったような感覚に なっていました。圧倒的な迫力とリアル雪山の世界に浸ってください。
7投稿日: 2014.04.05
powered by ブクログスゴ本と紹介されてたので。冒険小説でミステリーで恋愛で、と様々な要素が無理なく混ざっている。後戻りする必要もないほどストーリーが頭に入りやすいのは筆力が高いから。山岳小説は面白い。極限の心理がリアルに描けてるのではないか。
0投稿日: 2013.12.18
powered by ブクログ舞台も登場する男も実にスケールが大きい。正に神々に愛された人のみが存在出来る世界に触れられる物語。 「ひりひりする命のやりとり」 「俺がここにいるから登る」 熱い感情が湧き出てくる書き方が堪らない
0投稿日: 2013.12.17
powered by ブクログ数多くある山岳小説の中でもここまでどきどきさせるものもない。迫力と緊張感、ネパールの熱気、ヒマラヤを目指す男たちの熱情と勇気。カメラマン深町の追い求めるものを一緒に追いかけている気分。羽生丈二がどうなるのかという大きな謎をこの上巻で一部明らかにしてしまいながら、さらなる先への期待を渇望する。
1投稿日: 2013.10.24
powered by ブクログめちゃおもしろい! 早く下巻を読みたいのに貸出中… がっつり長編だから読むのに時間かかるのはわかるけど、早く返して頂きたい。
0投稿日: 2013.10.21これぞ最高傑作!
いまだにこれを超える作品に巡り合うことのできない最高且つ最強の一冊。 男は、自分の夢のために全てを犠牲にしてもいいということを教えてくれる。 結末のまとめかたも最高にうまい。 特にラストの羽生の日記は、日本文学史上に燦然と輝く名文である。 読んで涙すべし!!
7投稿日: 2013.10.07筋肉と退廃の山岳小説
筋肉と退廃をこよなく愛する夢枕獏が、本気になって情熱をたたきこんだ山岳小説。 熱い。孤独で熱い。 目を前に向けよ、孤独を恐れず、命をかけてその一歩を踏みだせ。 そうでなければ生きている価値が無い。 そんな感じの小説です。熱かった。
5投稿日: 2013.10.07手に汗握る 徹夜ものの山岳小説!羽生のいきざまが心臓に染みる
圧倒的なリアリティと手に汗握る展開。それでいて謎解きを追う山岳小説はこの神々の山頂の他に知りません。 登山家カメラマンの深町がある実在の人物が落としたとされるカメラを偶然手にしたところからはじまる。 山を登るわけでもない私がその魅力に引き込まれる相当な調査に基づくリアリティ、そして文面から伝わる羽生の圧倒的なオーラ。 読み進めるうちに狂おしいまでにひたむきに山と向き合う羽生が求めるものが一体何なのか、そして山岳界もっとも謎とされた登頂実績にまつわる事実はいったいなんなのか?下巻に向かいずんずん引き込まれていきます。 山岳ファンのみならず一級のエンターテイメントとしてどなたにも楽しんでいただけます。
11投稿日: 2013.09.29
powered by ブクログカメラマンの深町がカトゥマンドゥの店で見つけたカメラ。彼が手に入れ損ねたそれはもしかすると登山史を塗り替える重大なニュースの証拠となるものかもしれなかった。それを確かめるのに、帰国後、伝説の日本人登山家、羽生丈二のことを調べはじめるのだが、次第に彼は羽生という人物に惹かれていく。 その羽生という男は人間関係も生活も捨てて山に挑戦し続けるためだけに生きているのである。 彼は再びカトゥマンドゥで羽生の元彼女と羽生を探すが その女性が誘拐されてしまった。 ・・・というところまでが(上)。 登山の登頂時の達成感や壮大感は全く描かれておらず むしろ辛く苦しい表現しかないのに 登山というものに憧れてしまうのは不思議。 同著者は高校時代に読んだファンタジーライトノベルの印象が強くて お勧めがなければ決して読むことはなかっただろうけれど 全く異なる分野、表情、書き口で意外で そして面白いと思った。 (下)も楽しみですー
0投稿日: 2013.08.16
powered by ブクログ面白すぎーーる。うん。 チマチマした小手先のテクニックで読ませる話じゃなくて もーこれが小説の王道、細かいテクなしよ、 豪速球1本で勝負してますってかんじの山岳小説。 山登りしてる人には、超どストライクな話です。
1投稿日: 2013.05.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
夢枕獏は陰陽師のシリーズは好きで何冊か読んでいますが、これも面白いです。人間関係の設定が少し井上靖の氷壁を彷彿させますが、舞台がネパール・ヒマラヤでスケール大きいです。500頁を超えますが、あっという間に読みました。
0投稿日: 2013.03.03
powered by ブクログ上下巻読了。エベレストに心奪われた男たちの物語。ただ登頂するのではなく敢えて困難なルートを目指す。フィクションだが実在の登山家を模しており、著者が登山経験豊富であることも手伝って臨場感満点。世界初のエベレスト登頂者は誰か? というエピソードも織り交ぜて面白い構成。
0投稿日: 2013.02.20
powered by ブクログキツい登山にはあまり興味のない私。それだけに入り込めるかが不安だったけど、杞憂に終わりました。 山にとり憑かれた「山屋」は、ロマンという言葉だけでは終われないものなんだな、と感じた。 上巻で登場人物が揃い、物語が加速し始めた感じ。下巻が楽しみ。 夢枕獏は陰陽師シリーズしか知らなかったけど、こんなに文体が違うんだ、と驚き。
1投稿日: 2013.02.10
powered by ブクログ読み始めてすぐにこの本の持つ世界に引き込まれる。意外感に満ちた新鮮でミステリアスなストーリー、山や心境の描写。そして主人公に共感しながら読み進む楽しさ。 文句なしでトップクラスの良書に出会えました。
0投稿日: 2013.02.09
powered by ブクログ夢枕獏というとSF作家というイメージが強く、これまで全く読んだことがありませんでした。実際に夢枕作品はSFものと陰陽師ものが人気です。僕、個人はSFものはどこが苦手で、どちらかというと市井の人間のドラマを読みたいのでこれまで縁がなかったわけです。 しかし、この作品はSFでも陰陽師でもなく、エベレストという世界最高峰を舞台とした山岳小説であり、人間ドラマです。夢枕氏自身もこの小説を完成させるために何度もエベレストまで足をはこんだそうです。あとがきの中でも、この作品を書き上げたことへの満足感と達成感を吐露していらっしゃります。ちなみに美しい表紙写真2枚も著者による撮影です。 ここでいう登山というのは、気持ちのいいトレッキングではなく、まさに命がけの冒険なわけです。科学技術が発達してより多くの人がエベレスト登頂に挑めるようになったわけですが、その頂上付近の過酷さというのは今も昔も変わらないわけで、なお多くの人がその登攀で命をおとしています。 そんな命がけの苦しい苦しい冒険をなぜするのかといえば、それはなかなか言葉としてひょうげんできないわけで、名言「そこに山があるから」というのも言葉のあやであって、真の回答にはなっていないのであろうと。そういった命がけの登山の中では気温零下30度とかそういう中で休息や睡眠をとらなければならない場面もあり、その中で行われる脳内の自問自答というのは地上(平地)では出てこないような自身の存在意義を問うような苦しい重いもので、読んでいても動けなくなるような苦しさを感じました。 くしくもこの作品の主人公が僕とおなじ41歳で、山を降りた後の虚無感の中で「41歳の自分が残りの人生で出来ること、できないこと」を悶々と悩むのですが、この辺は山に登ろうが登るまいが同じように苦悶するぶぶんであって、グッと来たなぁ。
0投稿日: 2013.02.05
powered by ブクログ谷口ジロー氏の漫画版が先だったけれど、こちらも面白い。漫画版が如何に原作に忠実だったかがよくわかる。この話の内容で忠実であることがどれほど難しいことであるかも。
0投稿日: 2013.02.03
powered by ブクログ山の世界なんて全然知らなかったのに、その厳しさや山に情熱をかける男たちの生き方がすごくリアルで引き込まれて、読み終わった時にはちょっと山に詳しい人になった気がした。 しかもエベレスト初登頂の歴史を覆すかもしれないミステリー要素もあり、だいぶボリュームはあったけど、一気に読むことができた。 スケールの大きさとそのリアリティーに圧倒された本だった。
0投稿日: 2013.01.24
powered by ブクログ2012/11/8 Amazonより届く。 2013/12/5〜12/13 柴田錬三郎賞受賞作。 作品自体は有名なので知っていたが、自分とは無縁の世界なので、と未読であった作品。ところが、突然山に目覚めたので、これは読まないと、と買ってから約一年、ようやく順番が回ってきた。 いや、面白い。エベレスト初登頂を目指したマロリーのものと思わしきカメラを発見した深町。その発見の詳しい経緯を調べようとするうちに、伝説の山男、羽生丈二に出会う。山岳小説としても面白いが、サスペンスとしても一級品。下巻が楽しみ。
0投稿日: 2012.11.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
1924年ジョージマロリーはエベレスト初登頂も目指して遭難、その75年後の1999年アメリカの登山隊がマロリーの遺体を発見。果たしてマロリーは登頂前の遭難したのか、登頂後だったのか?携帯していたといわれるカメラは見つかっていない。見つかれば、登頂していれば、その時の写真が写っているかもしれないという永遠の謎を解く鍵をモチーフに物語は進む。カメラマン深町はそのカメラと思われるものとカトマンズの裏町で出合う。孤高、執念の登山家、森田勝をモデルにしていると思われる羽生丈二もエベレスト無酸素単独登頂を目指し、この謎にからんでくる。山の専門用語はよくわからなくても、男たちが目指す山嶺への思い、執念は十分伝わってくる。
0投稿日: 2012.08.05
powered by ブクログあんまり読まないジャンルなので、最初はなかなか入れませんでした。専門用語ばんばん出てくるし。 でも、おもしろくなってきたー!! 山に人生を捧げた男 それを追う男 それぞれにライバルとか自分の居場所とか生きていく理由とか、いろんな葛藤があって。 でも地上で一番高い場所に焦がれることと、ひとつのものにはまっていくことはやめられない。 男のロマンだなー。かっこいいなー。 下巻が楽しみです!
0投稿日: 2012.07.27
powered by ブクログネパール首都カトマンドゥ ナマステ=こんにちは シェルパ族 アポロ計画というのは、あれは、大がかりな登山であったのだと、深町は理解していた。月は、地球に残された最後の最高峰であったのだ。 傷みを忘れてしまう自分を許さなかった 一方が一方を喰べる 岸涼子 翻訳家 深町誠 羽生丈二=ビガール•サン
0投稿日: 2012.07.18
powered by ブクログ「ど真ん中ストレート」の山岳小説。エベレスト初登という、登山史上の大きな謎を追うミステリー小説でもある。 人が初めて自然を征服していく過程、熱に浮かされたような時代の、もはや伝説化した登山家の情熱を追ううちに、いつしか現代の「普通の」山屋 − 国家の威信を負っているわけでもなく、山に人生を捧げられるわけでもない、中年に差し掛かり人生の諸問題に揺れる主人公 − が、生きた伝説に出会い、情熱を引き継いでいく物語が、全く背景の異なるエベレスト初登の物語と重なり、入れ子のように、相似形を描きながら なぜ山に登るのか と問い続ける。 というよく練られた構図と展開、ネパールの歴史や国情を踏まえて描きこまれた風景、人物....なにより山!と登攀中の心理描写の美しさ、圧倒的なリアリティ。すべてが密教の曼荼羅のように、緻密に描きこまれている。すごい。 その裏にある蓄積。 あとがきを読んで納得…したので、これは先に読んではいけません。 読み終えて、かつてフォーチュンクッキーから出てきた言葉を思い出した。 The good life is a process, not a state of being. It is a direction not a destination. 最後に後書きを。 「書き残したことはありません。(中略)…もう、山の話は、二度と書けないだろう。これが、最初で最後だ。それだけのものを書いてしまったのである。これだけの山岳小説は、もう、おそらく出ないであろう。それに、誰でも書けるというものではない。どうだ、まいったか。」 うーん、参りました。
1投稿日: 2012.07.03
powered by ブクログテステス レビューテスト ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
0投稿日: 2012.06.27
powered by ブクログ男気のある文体が好き。文体からは北方健三の三国志の雰囲気を感じた。また、主人公深町の悩みあがく姿は、会社員である自分でも重ね合わせて共感し考えさせられるものがあった。が、しかし、まだ上巻だ。 ホンタナ紹介本 http://hontana.blogspot.jp/2011/11/2011111.html http://hontana.blogspot.jp/2011/11/2011118.html
0投稿日: 2012.05.06
powered by ブクログ極限の世界でしか垣間見ることができない生と死の狭間にあるもの、それはきっと、体験したものにしか分からない魅力なのでしょうね。 感銘する台詞がたくさんありました。
0投稿日: 2012.04.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
夢枕獏の作品を初めて読んだ。 面白く、一気に物語りに引き込まれていった。孤高のクライマーが前人未到の記録を打ち立てていく。最後に、エベレスト南西壁冬季単独無酸素に挑戦していく。そこに、マロリーの初登頂の謎が絡みわくわくどきどきしながら展開していく。8000mの高所で展開していく物語にただただ引き込まれるだけだった。 とても楽しい本だった。
0投稿日: 2012.03.31
powered by ブクログ僕が、山に登ったわけです。 「そこに山があるから」 ジョージ・マロリーはそんな言葉を残したのでしょうか・・・
0投稿日: 2012.03.18
powered by ブクログ前半を読み終えました。 壮絶としか言いようがない内容。 "Because it is there"という名言を残したマロリーのカメラを中心に物語が進んでいきます。 山のことはほとんど知りませんでしたが、とても勉強になり、且つ、心を高ぶらせてくれる良書です。 後半も楽しみ!
0投稿日: 2012.03.17
