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mogaさんのレビュー
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  • 海の底

    海の底

    有川浩

    角川文庫

    海の底なのはご町内?

    すばらしいバランス感覚で、各セクション(潜水艦の中、警察、防衛省、エビたち?)が動くので、スッキリ、すぅーっとテンポよく読めます。 著者後書きで書かれていますが、各セクションのシュミレーション行ったそうで、それを読み手に飽きさせない有川様の筆力凄し。 とはいえ、テンポに気をとられていると、一つ一つは結構薄かったり、軽かったりする気もします。特にエビたち(レガリスと呼称!)は最初の怖さはどこへやら。最後のほうの扱いは少々かわいそうな気がします。 「海の底」という題名も潜水艦アクションを意識したものではないのでご注意を。

    2
    投稿日: 2014.02.03
  • マネー・ボール〔完全版〕

    マネー・ボール〔完全版〕

    マイケル・ルイス,中山宥

    ハヤカワ文庫NF

    野球はドラマ?orゲーム?

    ズバリ!「野球愛に満ちたような本/ドラマのような感動野球」ではないので、そのような期待をしている方はお勧めできません。 野球をゲーム(TVゲームなど)と同じ感覚で接している方は「なるほど!」という事が多いのでは。 ビジネス/経営書として読むのがよいです。 私の”写真”がマスコットを勤めるとあるチーム?もこれぐらいやるときっと強くなるだろうと思うけど・・・・。チームに愛情が芽生えるかはまた別の話ですね。 経営バランスってムズカシイTT

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    投稿日: 2014.01.29
  • 猫弁と透明人間

    猫弁と透明人間

    大山淳子

    講談社文庫

    人の”よい”ところがよくわかります

    人がいい人=おひとよし、とはちょっと違ういます。性善説で満ちている主人公、天才百瀬氏。でも大学時代の同級生が言う「秦野や二見(この巻では悪役側・・・そんなに悪くはないですが・・)の方に親近感を感じる」っていうのもごもっとも。   TV向けなんだろうけど、小さなストーリーを散らばせすぎのような気もします。ちゃんと1巻目から読むのがお勧め。

    2
    投稿日: 2014.01.19
  • 銀狼王

    銀狼王

    熊谷達也

    集英社文庫

    狼は気高い

    当本に限らず、なにかと狼モノ?は気高く頭の良い狼が多いですね。白い牙(ホワイトファング)やオオカミ王ロボなんかが代表でしょうか。銀狼王もまさしく気高く、王の名にふさわしい狼でした。  最後まで気を抜けません展開でした。 ・・・動物時代??はこんなに頭がいいのに、狼男となると以外に無分別の印象があるのは何なんでしょう・・・。私が知らないだけでそうでもないのかなぁ  

    1
    投稿日: 2014.01.04
  • 和菓子のアン

    和菓子のアン

    坂木司

    光文社文庫

    フォーチュンクッキーって?

    面白い本でした。デパ地下行って、和菓子をみるときっとこの本を思い出す・・・ハズ。 フォーチュンクッキー(しかも、恋している)の謎?も解いてくれます。AKB聞くたびに思い出すのかなぁ???

    1
    投稿日: 2014.01.02
  • 妖怪アパートの幽雅な日常9

    妖怪アパートの幽雅な日常9

    香月日輪

    講談社文庫

    青春ですので

    高校生の(ど真ん中の>)青春なので、中高生が読むのがもっともよいのでは。 おじさんは、1巻から読んでしまったのでいまさらやめられません。 この巻で出てくるまわりの大人はいい人だけ過ぎるのは仕方ないかな。楽しく読みましょう。

    0
    投稿日: 2014.01.02
  • マルドゥック・ヴェロシティ1 新装版

    マルドゥック・ヴェロシティ1 新装版

    冲方丁

    ハヤカワ文庫JA

    STAR WARSは何作目から観ますか?

    スターウォーズは公開順にエピソード4から観るのがよいのか、時代順にエピソード1から観るのか・・・。個人の好みでしょうが、私的にはエピソード4(公開順)からが面白いと思います。「スクランブル」はエピソード4、当作「ヴェロシティ」はエピソード1。というわけで??「スクランブル」からがおすすめです。 あっ、でもゴッドファーザーは3から(時代順)のが面白いとおもうんですよねぇ。 「スクランブル」→「ヴェロシティ」少し時間をおいて→「スクランブル」読み直し・・・なんてどうでしょう。

    1
    投稿日: 2013.12.28
  • 第二次世界大戦 4

    第二次世界大戦 4

    W・S・チャーチル,佐藤亮一

    河出文庫

    戦争と政治の行く末は?

    史上最大の作戦 D-DAYがクライマックス・・・と思いきや、戦後の世界を考えるのはやはり政治家。 嫌味ではなく、そのような事を考える人がいて、準備をして、交渉する。 そして今の世界があるのだなとしみじみ思います。世界という観点(とは言え、イギリス中心ですが)で語れる稀有の政治家チャーチル様。尊敬しています。 1巻~4巻のこの本。1年かけて「読む目標」にするのもよいのでは。 

    1
    投稿日: 2013.12.24
  • 鹿男あをによし

    鹿男あをによし

    万城目学

    幻冬舎文庫

    やはりファンタジーなのでしょうが?

    漱石様の坊ちゃんのリメイクかと思いきや>スポコン>ファンタジーと3段変身?? ファンタジーがいける口の人は十二分に面白いでしょう。  私個人的にはスポコン部分だけでもオリジナルで1冊書いて欲しいとも思いマス。 主将と仲間たちが軽くあしらわされすぎでかわいそう・・・。

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    投稿日: 2013.12.02
  • 第二次世界大戦 3

    第二次世界大戦 3

    W・S・チャーチル,佐藤亮一

    河出文庫

    スターリンと仲良してね

    主に対ソ連対策にページをさきます。チャーチル君はスターリンさんがあまり好きではない。ルーズベルトさんは大好き。 ルーズさんにちょっかいをだす日本さんのミッドウェーでの争いは見てきたかの如く・・・。政治家の見る戦争って・・・。たしかに兵士の視点とは違います。

    0
    投稿日: 2013.12.02