
万能鑑定士Qの探偵譚
松岡圭祐
角川文庫
莉子と悠斗が新潟に来た―――!
凜田莉子の見事な復活劇! 今後の展開がとても楽しみです。 村上木彫堆朱(ついしゅ)が出てきてドキドキ 村上市は以前住んでいたところなので… 新潟県人としても うれしい一冊でした。
2投稿日: 2014.02.09
トンコ
雀野日名子
角川ホラー文庫
どぎつくないホラー小説
3作の短編が収録されています。 「トンコ」 人間ではなく、豚さんが主人公。豚さんの視点で物語が進みます。 当然、豚さんからすると人間が恐ろしい存在となります。 人間が、ではなく、豚さんが読む(読めればだけど)、豚さんにとってのホラー小説です。 「ゾンビ団地」 ちょっと怖かった。 ゾンビがんばれ!って ゾンビ応援していた。 「黙契」 切なく哀しいお話でした。
2投稿日: 2014.02.09
空飛ぶ広報室
有川浩
幻冬舎文庫
考えさせられました
職種や職業で、人を記号として扱うことの醜さ、傲慢さ、無責任さについて考えさせられました。 そこで働いている人たちをひとくくりにして、安易に批判することの愚かさも知りました。 学校教育やマスコミでつくられた偏見って、けっこう自分の中にもあると気づかされました。 あとがきを読むと、本当は2011年夏に発行予定だったそうですが、「3.11に触れないまま本を出すことはできない」という著者の意向を汲み、2012年夏に発行されたとのことです。 そんな著者の強い思いが込められ、書き下ろされた『あの日の松島』が、この物語に更なる感動を与えています。
231投稿日: 2013.12.29
万能鑑定士Qの攻略本
角川文庫編集部,松岡圭祐事務所
角川文庫
電子書籍だと今一つかも?
リーダーはカラーではないので、イラストギャラリーが白黒でしか見られません。スマホならカラーで堪能できます。 疑似体験小説『全能鑑定士Rの事件簿』は、面白いのですが、読者の判断(推理)であっちこっちページをめくらなければならず、リーダーやスマホでは読みづらいかも。文庫本の方が読みやすいと思います。 Qシリーズは、事件簿は全て。推理劇はⅡまで。αシリーズもⅡまでの時点での内容です。 どちらにせよ、凛田莉子ファンは購入オススメです。
5投稿日: 2013.10.29
海の底
有川浩
角川文庫
非現実的な設定だけど人間関係は現実的
『塩の街』『空の中』と読み続けて『海の底』を完読。 人とのかかわりの中で少年たちも少女も成長する物語。 有川さんの作品をもっと読んでみたいと思いました。 『クジラの彼』に空と海の番外編が掲載されているそうなので、読むのが楽しみです。
1投稿日: 2013.10.28
