
総合評価
(540件)| 139 | ||
| 222 | ||
| 115 | ||
| 18 | ||
| 3 |
powered by ブクログ4.0 - 作中作で1冊で2つのミステリを楽しめる面白い構造の本だった ただ、全般若干読みにくいのと、結末は面白かったが驚きという意味でのインパクトは個人的には少し薄かったかなと
0投稿日: 2026.01.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
上巻を読み終えた後、もう犯人わかるんじゃね?と思ったけど、なるほどこういう構成ですか。 正直言って、上巻の作風が好きだったので、そのまま1本のミステリーとしてもすごくよかったと思う。それを作中作としてさらにエンタメを追求したことを評価すべきか否かだけど、自分はギリギリ不可だった。 読み返せば「おぉ、これも作中のあの部分と繋がってるのか」という感動はあるかもしれないけど、ミステリーってこの作品でも書かれていた通り、読者が探偵と肩を並べて進む話と思うんですよ。だから初読の感動が大切だし、後から読んで上手いと思う構成を評価の中心に置くのはちょっと違和感があります。
2投稿日: 2026.01.20
powered by ブクログ『21世紀に入ってから書かれた謎解きミステリーの中で最高峰』とあとがきに書かれてた。文句なしの推理小説。上巻から下巻に入って話の展開が急に変わってページを捲る手が止まらんかった。
0投稿日: 2026.01.16
powered by ブクログこの作品、上下巻で二度美味しい。 カレー(=上巻)の翌日はカレーうどん(=下巻)が秀逸なのと同じ原理。 美味しいカレー(=上巻)があるからこそ、次の日のカレーは味が深まり、更に違う料理へ格上げされる(=下巻)感じ。 カレーの具材が、うどんになった時にはその姿形、主張がほぼ無いのに、味の深みとしてはなくてはならない存在になってる。 カレーは洋物なのに、カレーうどんは見事に和食?味になり見事に融合してる。 作中作、入れ子式の構成、すんばらしい。 どうしても和訳が必要なので少し読みにくい、馴染みにくい雰囲気は拭えないけど、(私が海外物に慣れてないだけかも。)それでもこの緻密な構成を見事に日本語のミステリーにした、訳者山田蘭さんに拍手です (*´ω`*ノノ☆パチパチ
17投稿日: 2026.01.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
よかった!作中作構造の光る名品。まさかのダブルフーダニット。 『ミステリとは、真実をめぐる物語である──それ以上のものでもないし、それ以下のものでもない。確実なことなどなにもないこの世界で、きっちりとすべてのiに点が打たれ、すべてのtに横棒の入っている本の最後のページにたどりつくのは、誰にとっても心の満たされる瞬間ではないだろうか。』私自身は首肯できるとは言えないが、ホロヴィッツの主張がしっかり筋として通っていて、よい! 「アガサ・クリスティへのオマージュに満ちたミステリ」というのも素敵な惹句で、『十角館の殺人』をはじめて読んだときみたいなワクワクが確かにあった。でもクリスティ作品に詳しくなくても作中できっちり解説されるので安心!あとピーター・ウィムジィ卿には一時期ドハマリしてたのでかなり嬉しかった。 でも肝心のピュント氏の解決部分については、引っ張ったわりには正直うーん、、みたいな、、推理の導線、果たしてあったか??どうやって突き止めれた?正直こじつければ、誰でもいけるくない?(レッドヘリング多すぎかも)この人しかできないし、この人しかやり得ない、という状況じゃないのがムズムズするんだよな。マダミスでも推理導線がないシナリオはあんまり好きじゃない。その意味であまり探偵と読者が対等ではなかったし、目の覚めるような結末提示ではあったが、そのため悔しくはならなかった。(ただし、上巻最後の台詞はいいクリフハンガーだった、やられた) 現代パートはそうは思わなかったが、手紙の差し替えトリックは人称や語尾でもっとキャラが出てしまう日本語だと厳しいのでは。ピュントのアナグラムしかり、翻訳小説の限界は感じた。
1投稿日: 2026.01.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かった!小説の外側のストーリーも面白かったんだけど、作中劇のアティカス・ピュントのストーリーの方が好きだったので早くピュントの謎解きが読みたい!となってしまった。 原文で読めたらアナグラムの衝撃をもっと受けられたんだろうなー、もったいない
1投稿日: 2026.01.07
powered by ブクログ面白かった!けどとんでもなく疲れた! 読むのにすごく時間がかかってしまった。 あらすじを知らずに読んだので最初は「ん?アランコンウェイ?え?シリーズ一作目じゃないの?」と少し混乱。 長々と続く上巻は古典ミステリっぽく、少し退屈な場面も真相が知りたくてひたすら耐えながら読んだ。 下巻は後半まで一気に読み進め、「この残りページ数でいける?どうなるの?」とドキドキ。 最後はまぁ納得の終わり方でした。 しかし上巻こんなに長い必要あった〜!?な気もしないでもないけど、作者の試みに巻き込まれて楽しい読書体験でした。
2投稿日: 2026.01.07
powered by ブクログ読了まで時間がかかってしまいました。 上巻を読んでから間が空いたけれど事件の内容はしっかりと覚えており、下巻を読むのを楽しみにしていました。 ところが読んでみてびっくり。上巻の「カササギ殺人事件」の続きではなく、「カササギ殺人事件」を書いたアランという小説家が死亡するという別のストーリーになっていたのです。 完結したはずの小説の結末部分の原稿部分を探す担当編集者の「わたし」。そのうち自殺と目されるアランの死に不審さをおぼえ、真相を探るという流れ。 こういった入れ子式ミステリーは恐らく初めて読みました。構成が珍しいだけでなく作中作もアランの死の真相もミステリーとして高いレベルである点もお見事です。 古典的な海外ミステリーと現代ミステリーを1冊で楽しめました。 解説によると作中作はアガサ・クリスティーのオマージュも楽しめるようですが、もう久しくアガサ・クリスティーを読んでいない私にはその点は理解できなかったのが少し悔しい。 来年は海外の小説ももう少し読みたいなと思っています。
32投稿日: 2025.12.19
powered by ブクログ長時間の移動のために図書館で借りた。 結構面白かった。作中作は雰囲気よくでていて。 オマージュはよく分かりませんでしたが。 飽きずに読めました。
1投稿日: 2025.12.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
作中作であるアティカスピュントの話が面白すぎて、下巻で別の話が始まったことにとてもびっくりした。下巻は終始続きは!?という気持ちで頭がいっぱいになり、本筋の話はつまらないなと思ってしまった。ホロヴィッツの続編も読みたいとは思ってたけど、どっちの雰囲気で構成されてるんだろうか。本筋みたいな雰囲気なら遠慮したいな...
6投稿日: 2025.12.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アティカス・ピュントシリーズ、一作目。 作中作という形式で描かれる斬新な構成。 上巻でアティカス・ピュントの物語にすっかり入り込んだ後、下巻を読み始めて思わずやきもきした人も多いだろう。 オールドミステリーの形式を取るアティカス・ピュントの物語と、それを取り巻くどろどろとした現実の物語。 チャールズが殺人を犯したのは果たしてお金のためだけだったんだろうか?物語を冒涜されることへの怒りだったのでは? 上巻は古典ミステリをゆっくりと楽しみ、下巻に入ってからは目まぐるしいストーリーを楽しむという一作で二度美味しい構成でした。
3投稿日: 2025.12.02
powered by ブクログ上巻のオールドミステリー感ある雰囲気はすごい好みだったんだけど、下巻での予想外の展開に若干失速してしまった...欲を言えばピュントの活躍をもうちょっと見たかったなぁ
1投稿日: 2025.12.02
powered by ブクログおもしれー 〈下〉の最初の方は何が起こってるか意味分からんかったけど。〈上〉は、小説の中の小説の話だったんだね。 構成が良すぎるよ
2投稿日: 2025.11.23
powered by ブクログ構成が斬新! おもしろかったけど、上巻やピュント氏のパートが、あっさりしすぎてちょっと物足りないかも。 次はヨルガオ。
0投稿日: 2025.11.18
powered by ブクログ上巻は冒頭以外は作中作のオールドファッションミステリで、アガサ・クリスティのポアロの世界観。 登場人物が多くてちょっと辟易してしまうけど、いかにもオールドファッションミステリらしいキャラクターで、それぞれに怪しくて、人間関係が絡み合っていて、少しずつベールを剥がすように真実が明るみになっていくのが面白い。 下巻に入ると、上巻の作中作が残るは結末のみという良いところで終わっていることが、それを読んでいた編集者の視点で明かされる。 その後に起きた事件と作中作に関連がありそうなことが判明してからは、とてもワクワクしながら読み進めた。 主人公は完全に読者目線で、事件について探偵のような調査を行うのが、とても新鮮でこれまでにない感じで面白かったが、作中作に比べて内容が薄いように感じた。 作中作のオールドファッションミステリと差を出すべく、書き分けているのだと思うけれど、とんとん拍子に調査が進んで、紆余曲折もなく犯人に辿り着くのは少し拍子抜けに感じた。 構成はとても面白いと感じたけれど、現代最高峰のミステリという謳い文句はいささか疑問を感じる。
0投稿日: 2025.11.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
さて、下巻を読む段で私は一旦スローダウンしました。 劇中劇の外枠、アティカス・ピュントの最新作を扱う編集者の世界に戻って来ています。 早くアティカス・ピュントの事件の結末が知りたいのにとウズウズしていると、物語の展開は私の思いもよらない方向に展開していきます。 ・・・ 個人的には、結論はややしりすぼみ的に感じましたが、下巻の展開にはゾクゾクきました。この下巻の展開、まさか上巻と…という、ここですよ、ここ!!! これは面白い。 ・・・ ということで、2019年本屋大賞翻訳小説部門の第一位作品を堪能させて頂きました。 ちなみに、英語のオリジナルですが、分冊されておらず一冊です。翻訳に際して分冊したようですが、非常に良いアイディアであったと思います。 分量だけに限らず、入れ子構造が明示的になりますし、翻訳サイドの工夫を感じます。 推理小説好きは読むべき本ですね。分量的に数日、ひょっとすると一週間弱くらいかかるかもしれませんが、下巻の驚きを是非味わって欲しいなあと。 既読の方、下巻で驚きましたよね? ほかの方の意見も聞いてみたくなります。
1投稿日: 2025.11.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
下巻からは最初の編集者パートに戻る。作中作とリンクしているのは面白いが、犯人の動機や造形が少々物足りないし、意外性もトリックもない。 どの辺りが絶賛されていたのか読み取れなかった。
1投稿日: 2025.11.05
powered by ブクログ構成は極めて斬新だが。 上巻の時点で読むスピードが中々上がらなかったが、下巻はより遅読となった。現代ミステリばかりを読んでいるためか証拠や動機に説得力を感じず、結論に対して腹落ちしないモヤモヤ感が強く残った。
2投稿日: 2025.10.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
むむむ確かに構成はスゴい、見事としか言いようがない。唯一無二ではあると思う。 だけどもだけど、おかげて上巻は地味でまじめなミステリーがひたすら進むんよな。まあ退屈ちゃ退屈。 ネタバレになるけど事件地味すぎん? コードに足引っ掛けて死ぬとか…、天下のピュント最期の推理がコレで良いのか?? 最期は遺灰を森に撒いてとか、異常に事件に愛着湧いてるし…。そんなたいそうな事件かね、この話…。 現代パートも原稿の隠し方甘くて人殴って火つけて逃げきろうって…。チャールズはん、そいつは犯罪としてあまりにもお粗末じゃないすかねえ…。 まあワタシがミステリーの教養不足でクリスティのオマージュなどさほど愉しめないのも悪いのだども。 二重構造の美しさに全フリした結果、肝心の事件やトリックが都合よいものになってしまった感が否めなーい、と感じてしまいました。 と云うわけで、総じて大作家の壮大なる挑戦作、といった感想です、はい。
6投稿日: 2025.10.16
powered by ブクログ「七羽なら明かされた事のない秘密」原稿紛失で犯人特定章が抜けてパニック。作中作と現代パートの二重構造。上巻架空作家コンウェイのカササギ殺人事件は読み易いが,下巻編集者の視点は読むのに苦労した。
10投稿日: 2025.10.05
powered by ブクログ7年ぶりに再読。 主人公の年齢に近くなった分、前より好きになったかも。 私の読み方もあるけど、スーザンに感情移入できるかで結構話の面白さが違うと思う。 たとえば、ライトノベルの挿絵にできるような「かわいい新人編集者」みたいな人だったらエンタメ性もあがっただろうけど。 そういうコテコテのエンタメ性は劇中劇の「カササギ殺人事件」にまかせて、外側の世界は現実を生きる。 嫌な奴も、いい人も。良いように思い込みたい人も。利害も、摩擦も、親愛も、いい意味で温かくも冷たくもあり、温度を感じる。 英語で読めたらアナグラムの楽しさや、アガサ・クリスティの世界との結びつきの楽しみも増しただろうし、執拗に言語に拘るアランの嫌らしさと高度な技術に唸っただろう。 わからなくても見事なパズルの快感と、謎ときのストレスから開放される、ため息をつくような読後感が最高だった。
1投稿日: 2025.10.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
登場人物や地名が非常に多く、ページも厚いため読むのに苦労したが、ようやく読了。 いきなり物語の中の物語から始まって、下巻の中盤までいずれの物語の結論も呈示されずにいたので、続きがかなり気になるような構成だった。 結末としては、殺人の動機も納得できるようなものであったのでよかった。 池に飛び込むくだりは確かに違和感は感じたものの、そういうものか、と流して読み進めてしまったので悔しい。 スーザンがアランの担当を外されずに、チャールズの代わりにアランを殺す未来もあったかもしれないし、そちらの方がよかったのかもしれない。 ミステリ界に一石を投じるような作品だった。
1投稿日: 2025.09.23
powered by ブクログ上巻 https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4488265073 上巻はパイ屋敷の2件の死者について名探偵アティカス・ピュントが「真相は分かっている」っていうところで終わったんだけど、下巻ではその『カササギ殺人事件』は一旦中断。 いきなり中断されて戸惑うのは『カササギ殺人事件』の原稿を読んでいた編集者のスーザンも同じ。自分が受け取った原稿はここまで。事件の解決部分がない! 自分に原稿を渡した出版社の経営責任者ジェームス・クローヴァーのところに行くけれども彼も最終章を持っていないという。しかもシリーズの作者アラン・コンウェイが病気を苦に自殺した! 話はそのままスーザンの「消えた最終章を探せ」に突入し、その経緯でスーザンは「コンウェイは自殺でなく殺されたのかも?」との疑念を持ち解明を進めることに。ミステリー編集者だからって実際の殺人事件(かもしれない)は初めてだし、推理なんてもちろん初めて。 その上スーザンは将来に関する重大な選択にも迫られる。 ミステリー部分は、作中作である『カササギ殺人事件』と、作者の死の謎を解く二つの謎解きが入っている! それぞれが他のミステリー作品へのオマージュたっぷりです。元作品への経緯を持って読者と楽しみを分かち合うオマージュと、悪意ある嘲笑により読者さえ嘲笑うことの違いも感じられます。 なにしろスーザンが大の本好き。下巻では彼女を通して「本を読む楽しさ、ミステリーの楽しさ」が直接語られます。 同時に作者の実像や本当に表現したいことと、読者が求めるもののギャップも。 謎解き、本への愛、人としてのモラル、女性の人生の選択。 お見事なミステリーでした。
36投稿日: 2025.09.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
上巻よりも好きだったけど、やっぱり無駄に長いと思う。 長いわりに、動機がイマイチと思ったのは私だけでしょうか・・・ ”いったい、どうしていつも妹は、自分の尺度で私を測ろうとするのだろう?ケイティが持っているものが、わたしには必ずしも必要ない、わたしはいまのままで充分に幸せなのだと、どうしてわかってくれないのだろうか?こんな言い方が苛立っているように聞こえるのとしたら、それはわたしが、ひょっとしたらケイティが正しいのかもしれないと怯えているからだろう。"
4投稿日: 2025.09.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
上巻の内容から既にあまり私に合わなかったので、がらりと展開が変わって新しい話が始まりうんざりしてしまった。 それでも最後まで読めば何かあるかなと思ったが、チャールズに殺されかける以外は特に盛り上がりも無い。 作中作の二重のミステリというのがこの本が人気な理由だと思うけれど、その構造もなにか意外性を与えてくれるわけではなく、現実と小説がそのままリンクしているだけに見えてしまう。 ミステリとしてはすごいよく練られたものなのかもしれないけど、舞台や登場人物に魅力を感じられなかった。 やはり本は原語で読まないと魅力がガタ落ちするのかなと思った。
2投稿日: 2025.09.05
powered by ブクログ下巻の初めの方で、カササギ殺人事件の主要人物についてスーザンが思考しながら整理してくれているのがとてもわかりやすくて良かった! アランはカササギ殺人事件に何を隠したのか?アランは殺されたのか?事故か?カササギ殺人事件の犯人は?結末は?先が気になり一気読み。性格……ひねくれてる。。 この後ドラマも見ることで(アンソニーホロヴィッツ脚本)さらに原作の面白さが増した。
3投稿日: 2025.08.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
入れ子式のミステリは何度か読みましたが、こんなに驚いたのは初めてかも。 まず、上巻を読み終えてすぐに下巻を開いたら「あれ?本を間違えた?カバーはカササギ殺人事件の下巻だけど、中身は別の本?」とカバーを外したこと。 そして、解説の川出正樹さんも書いていらっしゃるけれど、当に自分も同じ行動を起こして、作者のしてやったりに上手く嵌められたこと。 次にビックリしたのが、『羅紗の幕が上がるとき』と『死の踊る舞台』を読み比べたとき。 ホロヴィッツのプロ作家と素人の文章の書き分けもさることながら、翻訳の山田蘭さんが素晴らしい。 ドナルドの作品は素人の私が読んでも「読みづらい上に荒いなぁ」と思ったほど。 このまま『羅紗の幕が上がるとき』を読ませてくれよ!と思うだけでなく、アティカス・ピュントシリーズを全部読んでみたいと思いましたもん。 なんでここで聖書のカインが出てくる?と感じた違和感や散りばめられた伏線が回収されていく快感、ここに来てる方たちは皆さん味わったんですよね笑 こりゃ全世界でベストセラーになるわと帯を見て首肯するしかありませんでした。
3投稿日: 2025.08.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ここまで心惹かれて一気に読んだ作品はほかにはないかも…。上下巻というボリュームをあっという間に読んでしまった…。小説の中に小説が入ってるなんて、だれが最初に気付けるだろう…。下巻を60ページほど読み返したこと、全然後悔してない!感想を書いている今も、また上巻を開いてしまいそうな気がしている。
0投稿日: 2025.08.09
powered by ブクログホロヴィッツの代表作。 作者のミステリ愛が伝わってきますね。 現実と虚構を忙しく行き来する主人公の明日はどっちだ。
10投稿日: 2025.08.04
powered by ブクログ間違いなく初めて読んだ構成の小説。現実世界と、作品の中の世界、二重に事件が起きて、編集者のスーザンが探偵役となって現実世界の謎を探っていく。一つの作品を読んで2倍楽しめる。現実でも作中作でもたくさんの伏線が散りばめられていて、とにかく作者はすごいなぁと。構想から完成まで15年かかったのもうなずける。
2投稿日: 2025.07.27
powered by ブクログ約5年ほど積読してた本作。 ようやく読み終わりました! 上下巻の圧倒的なボリューム読み応えありです 登場人物の多さで頭がこんがらがるところもあったけど頑張って読み進めていくと 上巻のラストのあの展開のと下巻の掴みに 雷を打たれるような衝撃。 惹き込まれました そしてラストまで夢中で読んでしまった 上巻を頑張って読んでくれたら下巻面白さが爆発してる作品だと思うのでこれから読む人は頑張って!!ボリュームがとにかくすごい作品。 そして現代のミステリーを語るなら外せない作品。
0投稿日: 2025.07.19
powered by ブクログ作中作の犯人も、本編の犯人も、どっちもはやく知りたくて一日中読んでしまった。おかげで休日がつぶれましたよ(幸) この『カササギ殺人事件』という作品のなかでふたつのミステリが進行し、交錯しているという状態。しかも上巻をまるごと作中作にあてるという大胆な構成。いったいどうやって収拾がつくのかしらと思いながら読んでいたけど、ちゃんとつながった。感心しちゃった。さすがに登場人物がこんがらがって、「ン?」ってなる瞬間はあったけど、本作の構成を考えたらじゅうぶん読みやすかったと思う。続きが気になってどんどんページをめくってしまう読書はやっぱりたのしいな〜!
1投稿日: 2025.07.13
powered by ブクログハヤカワ ミステリ マガジンの 21世紀翻訳ミステリ ベスト!で 堂々の第1位。再読。 2016年、この作品で ホロヴィッツは ミステリ作家としての地位を確立し、 その後の躍進につながった。 それまではヤングアダルト向け小説や サスペンスドラマの脚本家として 成功を収めていたベテランが 還暦を超え、この作品を著し、 さらに続々とヒット作を連発したのだから、 もう驚くほかない。 再読して改めて思うのは、 編集者スーザン・ライアンドの 新作ミステリ原稿の消えた結末を探す物語と、 そのミステリ原稿「カササギ荘殺人事件」の 見事すぎる入れ子構造の斬新さだ。 構想から完成まで20年近くかけたという本作は この入れ子構造、伏線回収、驚くべきフーダニットで これまでのミステリを完全に凌駕している。 そして、読みやすい文体と語り口で グイグイ引っ張っていく。 確かに21世紀翻訳ミステリベスト! 間違いない傑作だ。 もちろん、21世紀ミステリなので、 いわゆる古典ミステリは入ってこない ランキングであることはご承知おきを。 何度読んでも その構成の見事さに うならせられる。
0投稿日: 2025.07.13
powered by ブクログ前半と後半で内容がガラリと変わるアクロバットな構成になっており、知らずに下巻へ突入したため驚いた。驚いたのだが、その後真相へと近づくにつれ、中々にしょうもない事件と付き合わされている気持ちになり、残念ながらその予感は的中。世評の高さは構成の妙から来るものでしょうし、細かくネタを仕込んで全体の事件を形成するやり方は見事だと思います。けどそもそもの動機がしょうもないため、全体の印象としてはバカっぽいものを読んだな~という気分に。バカミスとして見るなら好きです。
6投稿日: 2025.07.03
powered by ブクログずっと読みたかったけど、なんだか海外ミステリーには読みにくい先入観があってなかなか手が出なかった。でもそんな食わず嫌いを一気に帳消しにしてしまうくらい面白かった。 上下巻で構成が違うので少し混乱したけど、最後までわくわくしながら読んだ。 もっと早くに読むんだったなー。
9投稿日: 2025.06.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ずっと読みたいと思っていた本。ようやく読めた。 作中作の殺人事件と現実の殺人事件の二重構造になっているのがミソ。上巻の冒頭で作中作であることは分かるが、それがどういう意味を持つのかは下巻でようやく明かされる。 多くのレッドヘリングに惑わされた。脅迫文の宛名に「サー」の尊称がおかしいということに気づけず悔しい。牧師の裸体信仰に気づくのは無理。
0投稿日: 2025.06.22
powered by ブクログーーーあらすじーーー 舞台はイギリスの小さな町。男爵の所有するパイ屋敷で、家政婦が階段から転落し死亡してしまう。鍵のかかったお屋敷でひとり、掃除機のコードに足を引っ掛けたのか、あるいは…。その死は、小さな村の人間関係に少しずつひびを入れていく。余命わずかな名探偵、アティカス•ピュントが謎を解き明かす。 ーーーーーーーーー 上巻では、いつものミステリを読む如く、探偵と肩を並べて真相に向かってずいずいと読み進めた。イギリスのジメジメした感じ、これがまたミステリに深みを加えてくれる。満足、まんぞく…… と思いきや、下巻! 真相が明らかにされるかと思いきや、寸止めのまま、現実の物語に引き戻される。読者としての心境としては、そわそわ、ざわざわ。じっくり一つの謎を解いていきたいのに、どうしてくれんねん! でも最後まで読むと、このうずまく心理でさえ著者の思う壺だったのだとわかる。すごすぎです、このミステリ。再読必須。 >>p.259 ミステリとは、真実をめぐる物語であるーそれ以上でもないし、それ以下でもない。確実なことなど何もないこの世界で、きっちりとすべてのiに点が打たれ、全てのtに横棒の入っている本の最後のページにたどりつくのは、誰にとっても心の満たされる瞬間ではないだろうか。わたしたちの周囲には、つねに曖昧さ、どちらとも断じきれない危うさがあふれている。真実をはっきり見きわめようと努力するうち、人生の半分は過ぎていってしまうのだ。ようやくすべてが腑に落ちたと思えるのは、おそらくはもう死の床についているときだろう。そんな満ち足りた喜びを、ほとんどすべてのミステリは読者に与えてくれるのだ。それこそが存在意義といってもいい。だからこそ、『カササギ殺人事件』はこんなにも、わたしの苛立ちをつのらせる。
0投稿日: 2025.06.01
powered by ブクログ上巻とは打って変わってアティカス・ピュントシリーズを手がけたアラン・コンウェイが実際に死亡した事件を編集者が追っていく構成になっており、斬新な印象を受けました。物語を追っていくに従ってアラン・コンウェイの性格の悪さが目立ち、ある種尖った性格が作家として大成した理由でもあるのかなと感じた。こうした斬新な展開はあまりないと思うので新鮮さを味わえます。
2投稿日: 2025.05.23
powered by ブクログ下巻では物語の場面がすっかり変わっている。劇中劇をうまく使った素晴らしい攻勢で、いっぺんに二つの推理小説を楽しめたような気がする。お勧めできる本だった。
1投稿日: 2025.05.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
下巻は現実世界パートです。 上巻の冒頭に登場した編集社の女性視点ですね。 ドラマ版と同じく。 まず、ベッドの上で飲み食いしている時点で、気が合わないかも。土足でベッド上がるのも平気なタイプかな。せめてリビングのソファであってくれ。 ある種この謎解きパートは、メタ的な解説パートでもありますね。アティカス・ピュントパートで作者が何を意図してその描写をしたのかがわかって、著者本人による国語の模範解答的な。一読した際には読み取れなかった部分が開設されており、面白いです。凡ゆる描写に作者の意図あり。 ラブラドールって、金色の毛色もあるんだ。 黒しか知らなかった。ゴールデンレトリバーのことかと思ったわ。 アランの作家デビューは38歳ごろ。 その頃は太っていて魅力のない男性だった。その後売れてからジムに通ったり、良い服を着る様になって魅力が増していった。 ドラマ版のアランは細面とは言い難かったですけどね。 どちらかと言えば、若い頃のイメージ。神経質そうで高圧的な雰囲気でした。 作品と作家は分けて考えるべき。それは確かにそう。実際には難しいけれど。SNSが盛になった現代、作家の素顔を見易くなった。編集社で関わっていたら余計に分けて考えるのは難しそうなものなのに。慣れかな。究極的な“本への愛”がそうさせてくれるのかも。 主人公は46歳なんですね。 ドラマ版は69歳(母と同じ年)の女優さんが演じていたので、そこも珍しいなぁとチラッと思ったのですが。作家や社長と同年代なのかな〜と。原作では作家のアランは65歳(※これは勘違い、後述)、社長はどうなんでしょう。 私は小説を読む時、登場人物の年齢や外見を把握しておきない方なので、明記されているのは有り難いです。映像浮かべて読みたいんです。 当方運転しないので、高速道路でオープンカーのルーフを開けてもOKと言うことを今知りました。子どもの頃、親の車では窓を開けちゃダメと言われていたので、オープンカーもダメだと思ってた。オープンカーの場合、風の巻き込みはそんなにないんですね。 これ以上苦しまないために、飛び降りよりも風呂場で手首を斬るか、線路に飛び込むか。これは共感できない。 水場でって発見されなかったら腐敗臭が凄そうだし、電車事故は迷惑がかかることと、何より怖い。薬を選びそうだけどなぁ。失敗すること考えたらリスク高いか。 ジェイムズ=フレイザーのモデルの青年ですよね。28,9。 汚れた爪が気になる。何故だろう。 迫害された喫煙者同士の共感。被害者意識強めだけど、非喫煙者からしたら────まあ、この話はうっちゃります。 そう言えば、ブクログに感想だけでなく、読書メモのタブがあることに気がつきました。私のはより後者に近いとも。でもまた、感想としておきます。 “今出来”と言う言葉を、本作で初めて目にしたかも。 一度目は読み流しましたが、また登場したので念の為調べました。想像通り、字面通りの意味ですね。 自殺の前日に舞台のチケット予約、あるんじゃないですか? と私自身は思います。前日は、人生最後の時を思い切り楽しんで憂さを晴らそうと思いつく。 しかし翌日、ほんの些細なきっかけで、またどん底まで気持ちが沈み、背中を押されてしまう。そう言うことは実際には結構あると思います。前後なんて考えず。突発的に込み上げるような。 よく「自殺とは思えない根拠」として似た様なシーン、ありますけど。精神的に不安定であれば尚更。 書評も高評価のものだけファイルしている様な人だから、随分打たれ弱くプライドが高かったのかも。きっかけはほんの小さなことで良い。 天板が革張りのアンティークっぽい机、こちらも気になって検索。成る程、成る程。こう言うデザインか。 あら。スーザンの妹、スーザンより遥かにほっそりしてるんですね。ドラマ版ではふくよかな可愛らしい雰囲気の女性だったので、この辺りは然程重要な設定ではなさそう。 都会派から見ると、隣の芝状態で、完璧に幸せそうに映る。 歳の近い同性の姉妹だから余計に比較してしまうかも。同じ境遇で育っても、選ぶ道はこんなにも違う。でも、妹からしたら姉に羨ましいところもあるでしょう。いや、あの心配の仕方や気にかけ方は“自分の思う幸せ=皆にとっての幸せ”派かも。 この姉妹の関係は、あるあるですね。ハンナ・スウェンセンシリーズとか。 この構図って、妹が“世間一般的な幸せ”を体現しており、主人公は“より先進的で、世間からあまり理解を得られない形の幸せ”を生きているんだと思うんですよ。 だから、これからの時代、逆転していくんじゃないかな? 今は結婚よりもキャリアでの成功に付随して、結婚せずともパートナーがいる。わざわざ結婚しなくても、したとしても式は派手にやらずとも、子どもは要らない、みたいなのがオーソドックスになりつつある。 だから、今後主人公のスタンダードは、昔ながらの大家族のママとかパパになっていくかも。 話が逸れました。 スーザン、原作だと両親亡くしているんですね。 いやー。国際結婚って凄いよなぁ。 国内ですら地元から離れた地へ嫁ぐとかって、抵抗あるからなぁ。全く縁のない地。言葉もわからない国。今の生活を全て手放してって、かなり勇気と思い切りと、愛が要る。そしてそれを続けるには根性や胆力も。 あ、待って? イギリスからギリシャってそんなに近いの?! 島国育ちにはその感覚がなかったわ。それなら大丈夫かも…… 沖縄と北海道より近い? このウェイターのモデルは著者自身かもなぁ。 チャールズは65歳。メモ。 何となく『ロキ』の時のオーウェン・ウィルソンのイメージ。 ちょっと若過ぎかも。 トム・ハンクスもありかな? CEOの座を譲る話。アランの死について嗅ぎ回ることから気を逸らすために話したのだろうか。 牧師は吉本の小藪さんを外国人にした様なイメージ。 トムとロバートのモデルはアランとクレアなんですね。 子ども時代の自分を12歳で殺しているのは気になります。 縦読み好きか。男女の姉弟でも、歳が近ければ仲良くなるのかな。うちは6歳離れていて兄妹なので、全く一緒に遊ぶとかありませんでしたが。記憶にないだけか? パイ夫妻と息子のモデルも自身と元妻のメリッサ、息子フレディかな? それぞれの時代の自分を映しているっぽい。 更に言えば、夫婦仲が冷めるまではレッドウィング夫妻か。 自伝に興味はないと言いつつ、カササギ殺人事件はアランの自伝だ。 クレアはまた、メアリでもあったのかな。 でも、身内だからってタダで使える、自分の夢を共に追うのが当然、と言う態度はどうかと思いますが。 スーザンは牧師を50がらみと推測していましたが、実際には65歳なんですね。最初は15歳程も歳が離れていて、子ども時代にどう関わったのか?と疑問でしたが。 事件を捜査する権利もなく、相手が犯人かも知れない状況で、あまりにも無神経だし、軽率な詰問だなぁ。例の学校は小学校から中学校かな?そんな年齢の頃に撮られた写真で、人生の弱みにまでなってしまうなんて。一体何の写真だろう。 万年筆沼にもいたことがあるので、ふふっとなりました。 走り使いも二度目の登場。使い走りと同義ですかね。 私の語彙にはなかったです。 スーザンは登場人物の命名に一家言あるようですが、私も中学生の頃のオリジナルキャラに車の名前をつけていたので、なんかショック。そんなに軽蔑されることなのか。まあ、アランはプロだしな。そこは分けて考えよう。 スーザン役、パイパー・ペラーポ良いかも。イメージできる。 アンドレアスは編集者の仕事を軽んじているのだろうか。それはスーザンの夢ではないと思っているのかな。結構無礼だとは思うけどね。勝手に話を進めて。46歳で第二の人生? いや、まだイケるでしょう。編集社での仕事が心から気に入っているならば。 何となく、『クローザー』のブレンダとフリッツのやり取りを観ているようだ。婚約から結婚までの。 それなりにファンがいるものを“価値がない”と唾棄する人、嫌かも。まあ、勢いで言っちゃったんだろうけど。でもこれはスーザンを傷つける為に言ってる。自分が否定された仕返しに。やっぱり嫌かも。後で謝罪したとしても。 ドラマ版とは結構違う部分あるんですね。こちらが先ですから、著者は制限がある中で、ここはこれで良いと言う妥協があったのか、それとも寧ろこうしたらもっと面白くなると言うことなのか、はたまた初見にも読者にも楽しんでもらえるような仕掛けなのか。 え? メリッサ46歳? アランと19歳差? 結婚した時何歳?? だって、本が出た時38歳じゃなかったっけ?? そしたら19歳で教師してたの…?? 待って? もう一度読み直したらアランとの付き合い11年か。じゃあ50歳くらいだ。チャールズの年齢をアランのことと勘違いしたのかな。そうすると牧師が50がらみってのも納得。 それはそれとして! メリッサがほぼ他人のスーザンの電話を喜んだってのが不思議。今更喜んで迎えたい相手では無さそうなのに。 スーザン、直前にメリッサのことを若々しく見えて魅力的と評しておきながら、わかりやすい人だな。うーん。メリッサの脳内イメージはジェニファー・モリソンにしたいと思います。少年ぽさもあるし。 ジェマイマはジョイとも重なるのかな? スーザン、警戒心がバグってるかも。物落とした時点で隠れないと……。 46歳からしたら65歳って祖父より父じゃないか?? いや、それでもまだ若いよな。まあいいか。 インク瓶の蓋を灰皿に?! スーザン、それはダメだ。洗うとしてもね。インク遺物混入にも乾燥にも弱いのに…… そう言えばパイ夫人はジェイムズでもあったのね。 私は暴力的な描写や痛そうなシーンを読むと結構リアルに想像してしまう性質なのですが、スーザンはよく生き延びましたね。ドアノブも手が爛れる程熱かったのではないでしょうか。 窓が割れたことで酸素が入り、火はより激しくなったはず。 頭への衝撃が特に危険ですよね? 後遺症、焦点が合わないだけで済むとは驚きかも。成人男性(65歳ならまだ若い)の全力の蹴りを胸に受けたら、気絶します。的中したのは胸の下、鳩尾辺りで靴の先が少し胸にめり込んだくらいなのかな。それだって痛い。痛すぎる。 『アティカス・ピュント』の結末部分はほぼドラマ通りでした。 現実なら、牧師の件をあんな風に本人に開示させなくても良かったのではと思いますが、読者としては気になってた部分ですしね。 スーザンの結末も、ああ、なんだ、そうなっちゃった? とチラリ、思いました。でも、続編出てますよね。あれはまた別の主人公なのかな? これから読んでみるつもりです。
0投稿日: 2025.05.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本を開いて登場人物のページを見た瞬間、驚いた。知った名前が全然ない、つまり上巻での登場人物と異なるのだ。本を間違えたと思った次の瞬間、上巻の冒頭に妙な前書きがあったのを思い出した。それを読んだとき、この小説はメタ構造になっているのかと思ってはいたのだが、その後の小説の面白さにすっかり忘れてしまっていた。読み進めるとやはり前書きの筆者が主人公となって、上巻は結末の失われた小説としての小道具となり、新たな殺人事件に挑むこととなる。今までに味わったことのない展開と上巻の物語の結末がおあずけ状態のせいで、暇があれば本を取り、ページをめくってしまう。巻末近くで上巻の真相が語られ、ようやく人心地つく。お腹いっぱい、ごちそうさまでした。上巻を読んで作者のサービス精神に感心したが、まだそれはこのコース料理の折り返し地点であって、下巻でまた前菜からメインまで出されてお腹ははちきれそうである。二つの物語の結末がどちらも後味の悪いものであること(特に下巻の殺人動機である”探偵の名にひそむ忌まわしい真実”が「たいした問題にならなかった」というオチは虚しさを増幅させる)と、下巻の主人公に主人公的な魅力が少ないことが私的な不満点だが、これだけのものを作りあげた作者には驚嘆と称賛を禁じ得ない。
0投稿日: 2025.04.27
powered by ブクログ小説の中の結末の欠けたミステリ小説、そしてその作者の不審な死の2つ謎を追っていく 途中、主人公が頭の整理をするという名目で容疑者のリストやその人物が疑われる理由がまとめられており、読みながら一緒に推理をしたい方にはうってつけの作品
1投稿日: 2025.04.26
powered by ブクログうーん、微妙・・・ 上巻では楽しめたんだけど、率直に書くと肩透かしかな・・・ この本の中の本?ちょっと残念な結末だった。 サー・マグナスの役割って何だったのかな? 生まれてきた息子に危険を感じる母親というのもなんとなくしっくりこなかった。 さらには下巻の主役である編集者の行動にもなんとなく違和感があった。 ただ、確かに一気読みしちゃったんだけどね。 あくまでも個人的な感想なんだけど、ちょっと残念だった。
0投稿日: 2025.04.13
powered by ブクログなんとも凝った作りの作品。 評価は上下巻を通したもの。 この下巻では現実世界での事件を女性編集者が謎解きをする。上巻の作中作のフーダニットと現実世界の事件のフーダニットが見事に解き明かされるのだが、その鮮やかな切れ味に私は見事に騙され翻弄された。 構成が複雑なので、ミステリーを読み慣れてないと戸惑いを感じる可能性もあるし、上下巻に分かれているのが、登場人物の確認をするのに不便な所でもどかしくもあった。それがリーダビリティを損なったのは残念である。が、それを補って余りある傑作であるのは間違いない。主人公の女性編集者の活躍は良質な冒険小説を読んでいる趣きもあった。
18投稿日: 2025.04.05
powered by ブクログ久しぶりにすっごい面白い推理小説だった! 有名だからなんだかんだ読むの後回しにしてたけど、読んでよかった。 作中作も読みやすくて、構成としてすごく考えられてるなと感じた。 現実世界とリンクしてるところも惹きつけられたし、何より小説世界の登場人物も細かく心情が描かれていて、全員が怪しいところがあるのが良かった。 最後の展開まで予想できなかった〜
0投稿日: 2025.03.29
powered by ブクログ「この本は、わたしの人生を変えた。」 僕の感想ではない。 物語冒頭にて、出版社で働く主人公が自分のもとに届いた作品に対して言った台詞である。 (この後にこんな惹句はよく聞く云々と続くのだが、日本語に訳す際に惹句という日本語を選ぶセンスに唸った事も書いておきたい。) その台詞の通り、一人の編集者が一作のミステリーに人生を大きく動かされる話。 その一作のミステリー小説が『カササギ殺人事件』というタイトルであり、その物語を巡って主人公が振り回されるというのがこの本の大筋。 少しややこしいが所謂二重構造の作品になっている。 作中作であるとはいえ、この『カササギ殺人事件』の完成度が素晴らしい。 登場人物の精神状態などの描写、あちこちに張られていく伏線、魅力的な主人公。 作中作という事を忘れかけている最中、現実に引き戻されるとんでもない事が。 ボリュームが多く、登場人物に曲者が多い為やや間延びしてしまう所もあったが、引き込まれて読んでしまう非常に面白い作品でした。 これはあくまで僕個人の好みの問題ですが、やっぱり日本人作家の日本語遊びが好きなのかな、とも思いました。
0投稿日: 2025.03.25
powered by ブクログ⭐︎オーディブルにて聴了 全く自分が想像していない人がそれぞれ犯人だったので、聴きながらうっかり「えっ!?」と言ってしまい恥ずかしかった。(外出中だった) それくらい面白い作品だった。 スーザンの推理力と行動力と好奇心は素晴らしいなと思った。彼女のように正義感が強く懐疑心があり、積極的に物事を取り組むような人は、周りから少し嫌われやすいなと思ったので、自分も気をつけようと思った。(初めて登場人物から色々学んだ。) 最近、ミステリー小説を読むことから遠ざかっていたけどやっぱ面白いなぁと思ったのと、ミステリーはやはり英国じゃないと!と再認識させられた良い作品だった。
0投稿日: 2025.03.25
powered by ブクログ下巻は劇中劇の結末と現代イギリスの話がメイン。現代パートについては事件の動機が唐突感があってコナンのアニオリパート味がある。
0投稿日: 2025.03.20
powered by ブクログ面白かったです! 上巻は当初、作中作が中々進まず、しばらく積読状態で、時々、少しずつ読み進めていました。しかし、アティカスが動き出した辺りから、スルスルと読めました。 下巻に入り、さぁ!犯人は誰!? とワクワクしながら読むも、急に現実世界のターンへ。作中作の話は一旦保留となり、モヤモヤ。 …していましたが、現実世界の話も、どんどん面白くなり、一気読み、まさかの展開へ! そして、最後は、きちんと作中作も終わり、2倍のスッキリ感があり、読み応えがありました。 作中作は上巻の展開から、犯人の目星はついていましたが、まさかあの人だとは…。アティカスの推理ショーは、なるほど!なるほど!の連続でした。そして、犯人は、おもいきりサイコパスでびっくりしました。現実世界の方も、犯人の予想をおもいきり外しました。 クリスティ作品のオマージュが多いみたいですが、作品を読んだ事がない為、分からずでしたが、それでも普通に面白く読めました。 明日、またゆっくり振り返って読んでみようと思います。次回作も検討します。
17投稿日: 2025.03.09
powered by ブクログ作中作のミステリとその作者にまつわるミステリのどちらも驚きがあり、お互いに及ぼす影響も含め全てが計算された傑作です。 散りばめられた謎が綺麗に回収されるのも気持ちよかった。古き良き作中作の探偵像と現代ミステリの探偵像との対比も楽しめました。贅沢なミステリ体験でした。
8投稿日: 2025.03.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
中々に面白かったけど、上巻でやったアガサクリスティの完璧なオマージュのまま終わってくれた方が個人的には良かったなと思ってしまった 二段構えの謎解きも面白かったけど、謎への関心が2方向に分散されて薄まってしまった気がした あくまで個人の感想ですが
0投稿日: 2025.03.02
powered by ブクログなんだかんだで推理小説初でしたがメッチャ面白い、最後まで作者に弄ばれてた感じしましたw 感想書いてる他の皆さんと同じように下巻は 「アレッ、続きは??前書き長くない?」 と目次とにらめっこしてしまいました... 推理小説ってどうせアニメの探偵物と同じで大体同じ流れなんでしょ〜 と思っていたけどこの小説読んで 全然違うじゃーん と思わされました 今度違う推理小説も今度読んでみます!
0投稿日: 2025.03.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
真実を知る前には帰れない。 最新作のプリントアウトは結末部分が失われていた。しかも著者のアラン・コンウェイが急死したとのニュース。編集者の「わたし」スーザン・ライランドは結末を探しにアランの関係者を訪ねていく。 上巻の最後、ここで切るなんて、という衝撃と怒りをスーザンと一緒に体感したら、もう一刻も早く『カササギ殺人事件』の結末を知りたくてページをめくるしかない。もちろんスーザンが考えたようにアラン・コンウェイは自殺ではないのではと思ってしまうので、こちらの捜査にも引きつけられる。スーザンは決して名探偵ではない。でもこれはミステリなので、「偶然」により探偵役のスーザンには真相がわかってしまう。犯人との対決シーンもお約束。きちんと『カササギ殺人事件』の結末も明らかにされる。この入れ子のミステリは時代も場所も登場人物もクリスティへの敬意に満ちた作品となっていて、クリスティ好きとしてはため息しか出ない(未読の『カーテン』のネタを割られたのではという不吉な予感はするが)。とにかく大満足のうちに読了。
0投稿日: 2025.02.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
スーザン・ライランドを視点人物とした現実軸がメインの下巻。読み始めた時は「あれ、さっきの続きはどこ!?」となったけど、あの感覚こそがスーザン視点を綺麗に追体験できているということなので、気がつけば気持ち良い。 終盤にようやく作中作の続きを読んで、犯人にゾッとした。一体何がこんなに狂気に満ちた人間を作り上げたのかと恐ろしくなる。弟とジョイが可哀想すぎる……。 アラン・コンウェイの性格にかなり難があったので犯人の動機には同情したけど、追い詰められた犯人の行動はクズすぎてびっくりした。一度殺人を犯した人間は、タガが外れてどんな非道な真似もできてしまうのかも。 アランは現実と作品を絡めるのが大好きだったようだから、作中のジェイムズが最後までピュントの良き助手であったことからすると、現実のジェイムズのこともそれなりに気に入っていたんだと思う(最後はあんなふうになってしまったけど)。 1番良かったと思ったのは主人公のスーザン。あれやこれやと考えてみる探偵役は、上巻のピュントとは違った魅力があって好き。スーザンはただの編集者なので勿論考えが及ばないこともあるけど、キャラクターとしてすごく魅力的で好きになった。人間らしい悩みが多くありながらも、自分が正しいと思うことを選べる強さがあって良い。 ボリューム感たっぷりの力作でした。読んで本当に良かった。
0投稿日: 2025.02.18
powered by ブクログ名探偵アティカス・ピュント・シリーズ最新刊『カササギ殺人事件』の原稿を読み進めた編集者のわたしは激怒する。こんなに腹立たしいことってある? 著者は何を考えているの? 著者に連絡がとれずに憤りを募らせるわたしを待っていたのは、予想だにしない事態だった――。クラシカルな犯人当てミステリと英国の出版業界ミステリが交錯し、とてつもない仕掛けが炸裂する! 夢中になって読むこと間違いなし、これぞミステリの面白さの原点! 上巻から一体、誰があの家政婦メアリ・ブランキストンを殺し、サー・マグナスを殺したのか…すごく気になって駆け込んだ下巻。そこには、探偵のアティカス・ピュントはいなかった。いたのは、ピュントの作者の編集者スーザン・ライランドしかしなかった。私が夢中になって読んだ田舎の事件は、一体どうなってしまったの。そして、あれはフィクションの中のフィクションだったのか。いや、確かに上巻の最初に編集者が出て来たけど、それが下巻で出てくるとは思わないじゃない。 しかし、下巻も下巻で気になった.一瞬で好きになってしまったピュントの作者が意外に気難しい人で、そして自宅の塔から転落して死んでしまった。さらに、スーザンと一緒に読んでいた私たちは、その結末がわからないまま終わってしまうのだ。スーザン、めっちゃ怒ってたなぁ。そして、その結末を探す旅に、なんだか一緒に出かけたような気分になった。 そして、スーザンを通して、こんなに素敵な一瞬で好きになってしまったピュントの作者が、ものすごく嫌なやつだったんだなとというこが分かって、ちょっとショックだったなぁ。作者のアラン・コンウェイは、確かに辛い過去もあったかもしれないけど、それでもなんだか自分だけのことを考えているというか…ちょっと好きになれないなって思ってた。 サー・マグナスを殺したのは誰なのか。気になってしかたなかったけど、今度はアランは自殺だったのか他殺だったのか、そっちも気になってしかたなかった。そして、アランの周りにいる人たちは、みんな怪しかった。最終的には、スーザンの彼氏も怪しかった。でも、一体誰なのか。誰が犯人なのか… 読む終わったあとは、どちらの事件も解決して良かったけど、なんかやっぱりすっきりしないというか、アランは嫌なやつだったんだなってことしか印象が残らない。カササギ殺人事件に出てくる人物は、アランの周りにいる人たちをモデルにしているし、ピュントのアナグラムは最悪だし。やっぱりアランのこと好きになれないな。 でも、すごく面白かった。続きが気になってしかたなかったし、あっという間に読んでしまった。もうピュントには会えないのかな…ただ、それだけが悲しいというか寂しいなぁと思ってしまった。 2025.1.24 読了
1投稿日: 2025.01.24
powered by ブクログアンソニーホロヴィッツは初めて あれピュント解決編は?作品内作品ってこと? すごい作品だった 作品の中に作品 ミステリの要素がてんこ盛り 途中眠くなるところもあったけど最後は怒涛の展開 アランの手紙の違和感さっぱり気づかなかった ピュントの事件の犯人も全くわからず なんにも当てられずに終わった笑 怪しい人が多すぎるし怪しい要素を足しすぎ!このミステリ小説体験は唯一無二では??
24投稿日: 2025.01.19
powered by ブクログ文句なしの高評価!! イギリスミステリのレベルの違いを痛感。 上巻の作中作の結末部分を探しつつ 下巻でもフーダニット(犯人当て)をするという 一作で二度謎解きの吟味を味わえる作品は初めて。 構想から執筆まで15年掛かっただけあり 素晴らしい作品に仕上がっている。 読了後、脳が興奮している感覚は 「自由研究には向かない殺人」/ホリー・ジャクソン のシリーズを読んだ時に似ている。 さすがは創元推理文庫☆ 田中蘭さんの翻訳も違和感なく読めて 言葉選びをする点では翻訳者も作家だなと 思えるほどの素晴らしさだった。 すでに手元に「ヨルガオ殺人事件」があるので この勢いで2025年はアンソニー・ホロヴィッツの 巧みな物語に浸りたいと思う。
23投稿日: 2025.01.16
powered by ブクログ内容は、大作だけあっておもしろい。工夫も多くあったので、最後まで読めたと思う。ただ、翻訳作品に共通する読みにくさは健在な上、物語とは無関係な部分が多すぎるために余計に長く感じた。
1投稿日: 2025.01.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
初めての海外ミステリーだった。 言っても読書はまだ初心者だから翻訳独特の文体と、登場人物の名前を覚えるのに苦労して、 読み進めるスピードはかなりゆっくりだったと思う。 また上巻を読み終わってから下巻を手に取るまで結構時間を空けてしまって(約一か月)若干忘れてしまっている部分があったのも、自己責任ではあるが読み進めるのがしんどい部分だった。 作品としてはいくつもの謎が交差していき、最終的に上巻の作中作の部分が結末に絡んできた部分が素晴らしかった。 ただアガサクリスティの作品を読んでいなかったため、オマージュを上手く拾いきれなかった また掃除機のコードに足を引っ掛けたことが、結局殺人ではなく、本当に事故だったと言う点が、個人的にあまりしっくりこなかった
1投稿日: 2025.01.05
powered by ブクログ下巻を開くといきなり人物紹介が16人。しかも上巻との被り無し。"海外翻訳ミステリは敷居が高い"と言う人がいるけど、この辺りが一因かも。上下巻合わせて39人覚えてないといけないんだもんなぁ…。 でも、内容は掛け値なしに面白いです! 下巻は編集者スーザンのモノローグから始まる。ここで我々は、上巻が『小説家アラン•コンウェイの最新作「カササギ殺人事件」のクライマックス1章前までが描かれた原稿をスーザンと共に読んでいた』という体裁だった事が分かる。それなのに、最終章が無い。しかも原稿を届けた後で著者のアランが亡くなって最終章は行方不明…という流れ。面白い。 ただ、やはりこの作品は英語で読むべき作品です。カササギを英語でMagpieって言うのか、知らなかった。(カササギなんてうちの近所にはいないし) それと、アガサ•クリスティーをはじめとした『ミステリーに造詣が深い人』ほど、さらに面白く読めるだろうなぁ。(私はルパン派で、ホームズ挫折のトラウマ有りだし) しかし、この複雑怪奇な多重構造の物語には感心しました。続編も読んでみたいです。 …なお、失われた最終章も最後にはちゃんとわかるので、上巻でモヤモヤした人も安心です、悪しからず。
40投稿日: 2025.01.02
powered by ブクログラスト驚愕…すごく面白かった! 謎が色々なところに仕掛けられていてどんどん複雑になっていったけど、上下で違和感なく繋がっていくのもすごい。
2投稿日: 2024.12.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
うーーーーん。正直上巻の冒頭を読んだ時点で下巻の展開が薄々勘づかれていたし、下巻のストーリーは説得力に欠けるお粗末なものに感じた。 普段ミステリーを読んでいて犯人がわかるタイプじゃないけど、下巻の犯人はすぐに怪しいと思ってしまった。 アテュカスの本編自体はとても面白く読んだのに対して下巻の展開は雑に感じる。滑落がつまらなすぎたところや、ドナルドの盗作事件からも、もしかしてゴーストライター問題が絡んでるのかなと思ってしまったこともあり少しミスリード感があった。 おまけにラストの劇的なロマンス展開には些かうんざり。ギリシャ人のイケメン彼氏が炎の中から助けてくれて最後はクレタ島に移住しましたとは……。主人公には感情移入できないし、殺害理由も納得感に欠けるし、アランの性悪さをしつこく書きすぎてそのような人物が本当にカササギ殺人事件を書けるのか?と疑ってしまった。 二重構造になっているアイディアは悪くないけれども下巻をもう少し丁寧に作ってもよかったのではないかと思う。アテュカスの本編を読む限り、わざとそう作っているのかもしれないけれど…。 書店でひたすらおすすめされていたので読んでみたけど、少し残念でした。
0投稿日: 2024.12.26
powered by ブクログこれの前に読んでいたワシントン・ポーのシリーズとは打って変わって状況を説明する言葉が多くセリフが少なかったので読み終えるのがとても大変にだった! 物語は快活に進まず多くのものはあやふや、何が物語を進ませるための情報だったのか明確な感情の動きがないまま時間が進んでいく。”待て“をされている気分。物語が物語と絡み、お互いがお互いの伏線となってたどり着く終結には長い物語が終わったという開放感と、評価という言葉にまとわりつく悲壮感が漂っている。
1投稿日: 2024.12.23
powered by ブクログ圧巻の一言 「続きが気になりすぎて読む手が止まらない」が上質なミステリーへの賛辞だとしたら、それを遥かに超えて「この世界をずっと楽しみたいから読み進めたくない」とすら感じてしまう最高のミステリー 上巻が終わった時点での感想は「これ下巻いる?あと50ページぐらいで終わるくない?」 下巻の1ページを読んだ時点の感想は「なにこれ下巻で足りる?」 とにかく上巻と下巻の二つの世界の絡まりが絶妙 間違いなく現世最高のミステリー
1投稿日: 2024.12.23
powered by ブクログめちゃくちゃ面白かった! だけど上巻読み終えて犯人気になってわくわくして読んだら全然違う話が始まって、最初の方はもどかしかった そのワクワクは最後読む時はあんまりなかった けど読んでるうちに現実世界の方の話も引き込まれて、二つ分のミステリーを一気に楽しんだ気持ち だけど物語パートの方が好みかな! 田舎の非現実的な風景の中に入り込めてたのしかった
3投稿日: 2024.12.10
powered by ブクログ実は私には案外刺さらず。 ミステリーを読む時も、誰がやったのか、よりも登場人物の気持ちや心の機微の方に私は関心があるのだと思います。
2投稿日: 2024.12.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
久しぶりのミステリ。 なかなかいいミステリに出会わない。どうやら自分が好きなタイプは古典に分類されるものらしく、近年の流行っているような(何かが流行っているのかどうかも知らないが)もので響くものが少なく。 さてこちらは某本好きの集まりで勧められたもの。 まずは面白かった。 二重構造となっており全く異なるミステリが二つ描かれている。そのどちらもしっかりとしたミステリで、特に作中作の物語のスタイルが好み。のため上巻を4とした(少し言いたいことはあるが)。 構成としては、ここまでパッキリ分かれた二重構造というものも珍しいのではないか。冒頭にメインのストーリーの登場人物が出てはくるが、大きくは前半と後半に分かれる。 よくできていると思うが、正直に言うと、分ける理由がよくわからなかった。必然性が感じられないというか。目新しさを出したかっただけのように感じてしまう。 加えて、上巻では冒頭のメインストーリーが邪魔に思え、下巻の最後に作中ストーリーの謎解きが描かれるのだが、正直、謎解きに到達する頃には、上巻を読み終えた瞬間に感じた“次が読みたい!”という欲は消え失せてしまっており、物語の没入感、夢中にさせる、という意味では、マイナスの効果があるように感じた。 さて肝心の謎解きだが、アガサ・クリスティに敬意を表しているだけあり、物語重視。ヒントを集めると読者でも犯人がわかる、といったタイプの本格ミステリではない(でもこんな仕掛けがあるミステリは、おそらくクイーンくらいしかいないのではないだろうか)。物語を楽しむタイプのミステリのため、自分のように主人公と一緒にに謎解きをしたいタイプの人にはオススメではない。物語が楽しめればいい、犯人を想像しながら、最後にあっと驚きたい、というタイプにはいいかもしれない。 特に下巻のストーリーの結末はちょっとお粗末で、ミステリというより、なんだろう、何ていうんだろう、こういうの。 まあ★3くらいが妥当かなと思う。 ただ、他の作品を読んでもいいかな、と思う作家だとは思う(偉そうだがそんなつもりはない)。 オススメしてくれた方、ありがとうございます。
1投稿日: 2024.11.25
powered by ブクログ現実世界でも事件が。下巻だけでも一冊の小説として成立するぐらい。 登場人物の名前に馴染みがないため、読書のリズムはあまりよくなかったですが、見事に伏線が回収されていくため、目が離せない。
1投稿日: 2024.11.03
powered by ブクログ一粒で二度美味しい小説だった。しかも、どちらも絶品。構想から15年掛かったらしいけど、それも納得の作りだった。アンソニー・ホロヴィッツは今後も読んでいきたい作家になった。
2投稿日: 2024.10.27
powered by ブクログえ?こんな始まりで、こんな流れ? 初体験ミステリーでした。 私が読んでいる本の中に、本を読んでいる主人公がいて、主人公が読んでいる本の中にも別の主人公がいて、ミステリーが一冊の中に二つあるという、すごい構想。天才ホロビッツ!
2投稿日: 2024.10.26
powered by ブクログ上巻ではこの殺人事件の様々な手がかりを提示してくれました。サー・マグナス邸に入った空き巣、湖から出てきた宝、 オズボーン牧師の秘密めいた行動、地面に残る手形、使用人小屋にあった犬の首輪、暖炉から見つかった血痕のついた紙切れ、マグナスの机の引き出しに入っていた軍用拳銃、 手書きの封筒に入っていたタイプ打ちの手紙‥。 下巻ではそれらの伏線回収を名探偵アティカス・ピュントがするのだろうと思いきや、この小説「カササギ殺人事件」の結末部分の原稿が見つからないという事態が起こります。このお話を読んでいた編集者のスーザンは、だから「立腹する」のです。本の裏表紙の紹介にもあるように。 ここで思い出していただきたいのは、上巻のプロローグにあったスーザンのこの言葉です。 『――とはいえ、「カササギ殺人事件」は、まさに私の人生の全てを変えてしまった。私はもはやクラウチ・エンドに住んではいない。 編集の仕事からも離れた。多くの友人をも失った。―略―すべては(この小説を書いた)アラン・コンウェイ というろくでなしのせいなのだ』 そう、このあと編集者スーザンはとてつもない恐ろしいことに巻き込まれていきます。 1955年が舞台となる「カササギ殺人事件」と、それを執筆したアラン・コンウェイの担当である編集者スーザンが複雑にリンクしていき、「カササギ殺人事件」をはじめ、アラン・コンウェイの一連の作品と、編集者スーザンが出会う関係者が螺旋のように絡み合い、様々な仕掛けやアナグラム解きが押し寄せてきます。 あとがきの川出正樹氏の解説にあるように「…アンソニー・ホロビッツはインタビューで、『これまで誰もやったことがないことに望みたかった。 そのために「カササギ殺人事件」を執筆するまでに15年かかった』」とあるように、フーダニット(犯人当て)の中にフーダニットが丸ごと もう1本入っている、精緻で計算し尽くされた構成のミステリーです。 新しい手法の中に、アガサ・クリスティへのリスペクトという古き良き推理小説の手法も取り入れている斬新さ。 それゆえ、翻訳者の山田蘭さんのご苦労がしのばれます。さぞかし訳すのに難しかっただろうな、と。 登場人物が多すぎるという複雑さはありますが 、これぞミステリーの逸品だと思いました。
2投稿日: 2024.10.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
はじめこそ上巻の続きが読みたいだったのですが、だんだんとこちらの展開も気になりだし、最後は飛ばしたくなるほどになりました。 相棒がいなくても謎は解けるものですね。
2投稿日: 2024.10.10
powered by ブクログはいはいはいはいめちゃめちゃおもしろかったです。してやられた…!!上巻の終わりがすごく気になる引きだったので、直ぐ様下巻を読んだらまさかの展開で凄い衝撃、からの「カササギ殺人事件」に隠された秘密が徐々に明らかになっていく面白さったら…!! ポアロの脚本書かれていたのもあり、アティカスピュントの世界観はアガサ・クリスティやエラリー・クイーンの世界観であり、濃厚な古典ミステリの雰囲気。でも実際の古典ミステリに比べたらすごく読みやすくて、スッと頭に入ってくるので不思議。 一度で二度美味しい小説でした。ミステリー好きは絶対読んだほうが良いですね!! 流石数々のミステリ賞を総なめにしてるだけある。
0投稿日: 2024.09.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ドラマとか映画で 「ドラマじゃないんだから」とか 「映画みたいにはいかないよな」みたいなセリフで 変なリアリティを出そうとするのに嫌気がさすタイプ。 なので、下巻になった途端この小説の運びにも嫌気がさした。 まぁ、上巻の初めの方で気付くべきか。 大反省。
0投稿日: 2024.09.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
正直、作中作の方が面白かったです。 作中作の続きを探そうとする矢先、作者が自殺したという現実世界の謎解きの方は、少し退屈に思えました。 うーん…。作中作と現実のリンクとか確かにいろいろと素晴らしいのでしょうけれど、私の期待値がそれ以上だったからか、あっと驚けず、残念でした。 名探偵アティカス・ピュントの活躍はもっと見たいと思いました。
1投稿日: 2024.09.19
powered by ブクログ最初意味がわからんかったけど話が2つあるのか。現実と本の中身が交錯しながら謎を解いてく。かなり細かく作り込まれた設定に感嘆。
0投稿日: 2024.09.05
powered by ブクログ海外の作品は、名前が覚えられないのと 独特な言い回し?が頭に入らず あまり読んでこなかったが、これは本当に面白かった 特に下巻は先が気になり過ぎて一気読みしてしまった
0投稿日: 2024.09.02
powered by ブクログ下巻を開いて一瞬、あれ、別の本開いた?と思ってしまう。そこで思い出す上巻の冒頭。なんてよくできている! 最後までどんどん読んでしまいました。物語の終盤からはずいぶんスピードアップしたような、あっという間の読書体験。
0投稿日: 2024.08.31
powered by ブクログまず、この本の構造を下巻になって初めて知る。アンソニーフォロヴィッツという作者のことは知らなかったので、カササギ殺人事件を読み終わったら、他のアテュカスシリーズ読もうと思っていた。それに、まだ物語終わってないのに作者後書き的なものが最初に来るとはどういうことか勘違いもしていた。ミステリとしては、クリスティの小説を読んでるような気分にさせてくれる上巻、そこから怒涛の展開の下巻とこれまで味わったことのない新感覚のミステリで面白かった。ただ下巻パートは上巻と一気に雰囲気が変わるので、古典的なミステリを期待してた分ちょっと肩透かしだった。でも、読後のスッキリ感は素晴らしい。
0投稿日: 2024.07.12
powered by ブクログ上巻の続きかと思いこんでいたのでかなり驚きました。 そういえば始まり方が何となく変わってるなと思い出して納得。 まさか作者が亡くなるという展開は予想できませんでした。 二つの事件が同時に解決される小説はなかなかないと思います。
22投稿日: 2024.06.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一切の前情報無しで読了。 上巻の衝撃の終わりから一変して怒涛の展開。 上巻はあくまで小説、下巻は現実世界、小説の担当編集が主人公。しかも小説は未完で作者が死んだと。自殺したと聞き違和感を抱いた主人公は関係者に聞き込みをし真実を探りながら未完の原稿を見つけることに。 入れ子構造のミステリ。 小説と現実のリンク。死んだ作者が小説に散りばめた意図。細かに張られた伏線。 小説の方の真相は全く気づけなかった。ついメアリの方も流れ的に殺人と思っちゃうよな〜。 ミスリードというか怪しい情報が綺麗に纏まって解説されてスッキリ。 アランの死を暴いた主人公が正しかったのかどうかは誰にも分からない。 下巻より上巻の方が読みやすくて個人的には楽しめた。 見たことあるキャラクター達の名前が出てきたり、ミステリ好きなら確かにこれは楽しめるのだろうな。
1投稿日: 2024.06.07
powered by ブクログ謎解きが2つあるなんて!という贅沢作品。 他の作品も読んだけど、これが一番ラスト4分の1くらいが怒涛の展開でおもしろかった。クリスティ愛に溢れていてそっちも読み返したくなる。
1投稿日: 2024.05.23
powered by ブクログあ~入れ子やら二重構造やら、ただでさえウンウン言いながら読んで来たのさらににこれですか、となった。でもこの本に魅力があることは理解できた。そしてアレよ、物書きにはマジクソッタレが居ることは子供の時から知っていたけど、ほんと作者に憧れとか持っちゃだめよね
1投稿日: 2024.05.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
犯人誰なの?と気になったところで上巻が終わり、下巻に入ったが、なんと言うことか。肝心の最終章がないなんて。 しかも作者は亡くなってしまっている。スーザン同様、これは腹が立つ。 アランの書いた小説の続きみ気になるが、現実世界で起きたアランの死についても滅茶苦茶気になるため、徐々に小説の終わりがないことについては気にならなくなってきた。 アランの妹や元妻、恋人と次から次へと現れる容疑者(読者には全員容疑者に見える)。 動機はいかに…これまたどいつもこいつも殺りそうなのである。 スーザンが謎を解くまで、一気読みに近かった。 小説とリンクするところがあると思いきや、まさか現実のアリバイとして小説の原稿が使用されていたとはね。手がかりは確かに表示されていた。 動機も十分にあって納得だった。スーザンが犯人と対峙する最後のシーンはハラハラした。 何より驚いたのが、小説の話の中で、家政婦は誰にも殺されていなかったということ。(被害者は色んな人の粗探しをしていたから恨まれて当然という)思い込みが、目を眩ませていた訳だ。今思えば警察の言ったとおりだった。ろくに捜査もせずに…とか思ってごめん笑 とにかく小説も現実もどちらの話も面白く、間違いなくここ最近では一番夢中になって読んだ本だった。
3投稿日: 2024.05.07
powered by ブクログ初ホロヴィッツ。いつも以上に上手く語れないが、面白い作品だった。上巻最後の一文から下巻の最初のページを読んだときのわたしの顔は ( ゚д゚) でした。一体何が起きたのかわからなかった…。とにかく前情報なしで読んでみてください。星四つ半。
3投稿日: 2024.05.05
powered by ブクログ出版社に関するシーンはほぼ飛ばした。 読み進めるのに苦労した。結末は面白かった。 エゴを押し付けてよいなら、出版社シーンは無い方が良かった。 カササギ殺人事件のみ描写だったら、満足感は非常に高かったと思う。私の集中力の問題かもしれないが。
1投稿日: 2024.04.13
powered by ブクログ上下巻読了。 なかなかによく仕組まれてる本だったなぁと。 上巻では、いわゆる王道ミステリーの作中作で、 惹き込まれる。いよいよ、犯人は…!となったところで、下巻へ続く。 下巻は打って変わって、作中作の担当編集が探偵役となり、 現実世界でのアランの死の理由と結末を探っていく。 アランの死の真相と、アランが著書に仕組んだからくりが一気に明かされてなるほどなぁという結末。 手の凝ったからくりだったけど、 下巻のわたしによる調査パートはちょっとダレた印象。 アガサ・クリスティはほぼ読んだことがないから、 オマージュ感はわからなかったけど、 それはそれで楽しめて読めた
1投稿日: 2024.04.12
powered by ブクログ語り手が探偵ではなく推理も得意ではない人というのが読んでいて同じペースで誰が犯人かを探す事ができる。面白かった
0投稿日: 2024.04.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
史上最高のミステリー作品ではないだろうか。 下巻本文を読み始める前にまず登場人物一覧を見ると、上巻と誰一人重なっておらず、まずこの段階で「どういうこと??」となる。 作中作である上巻の解決がないまま、現代の話がスタート。 (フーダニット+ワイダニット)x 2 という構成で、かつ、2つのお話がそれぞれトリックとして絡み合う、という、何ともアクロバティックな造り。 犯人も動機も意外性最大級で、参りました、としか言いようがない。 本作を読まずして、ミステリーを語るなかれ。
26投稿日: 2024.04.03
powered by ブクログ2つの物語を読めた感じがして面白かった。 犯人はどちらも種明かしまで分からなかったけど 作中の色んなところで2つがリンクしているところがあり楽しかった。
1投稿日: 2024.03.31
powered by ブクログ尋常ではなく面白かった。 さあ、下巻で真相が明かされるぞ!と鼻息荒く読み始めたが肩透かしを食らってしまった。 後になって良い裏切りで私が浅はかだったと思い知らされるのだが、下巻を読み始めたときはたいそうびっくりした。 この構成を考えついて、その上でどうすれば効果的に読者を驚かすことができるかと考え抜いた努力にホント脱帽。 上巻と下巻では全く作風が違うのに、二つの殺人事件をしっかりと筋道を立てて流れを壊すことなく、そのうえで矛盾をきたすことなく結末まで持って行く力量のすごさ。 その気迫に押され、物語は進んでいくにしたがって迫力を増していると感じる。 作中の文章を引用するが、 ーーーーーーーーー もっと速度を落とさなくてはと思うのに、結末がどうなるのか早く知りたくて、ひたすら先を急いでしまうのだ。 読者をこうしてぐいぐい引き込んでいくミステリとは、小説という多種多様で豪華な形式の中でも、ひときわ特別な位置にあるのではないだろうか。 ーーーーーーーーー まさにそれで、もっと伏線を精査しながら、嚙み砕きながら読み込んでいかないといけないのに、先が気になって気になって仕方ないので、どんどん読み進めていってしまう。 極上の没入感だった。 それぐらいよくできた、本当によくできた物語だった。 個人的には上巻の古き良きミステリのまま幕を下ろしてもよかったかな。(笑)
5投稿日: 2024.03.30
powered by ブクログ下巻の最後らへんの内容について涙が出るほど笑った。急にあんなことになるなんて予想してなかったからかもしれないが、確かに動機としては十分に思えた。どちらの犯人も当てることはできなかったがとても驚かされた。
0投稿日: 2024.03.29
powered by ブクログ下巻の展開は全く予想してなかったな インセプションは言い過ぎかもだけど緻密でおもろかった 賞を総なめするのも頷けるかも この作家を履修することにする
1投稿日: 2024.03.09
powered by ブクログ上巻を読み終えて、さあピュントの謎解きだと下巻を開いたら、登場人物がまるきり違う。けど読み進めるうちどんどん面白くなる。 現実と劇中小説の両方で起きる殺人事件が繋がって行く面白さ。
2投稿日: 2024.03.09
powered by ブクログ何の知識もなしに読んだ。はじめは、混乱して意味がわからない。 しかし、終盤は早く答えをという感じ。面白い。どちらとも早く犯人を教えて!と言う感じ
1投稿日: 2024.03.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一度で二度おいしい アランコンウェイのカササギ殺人事件だけでもアガサ・クリスティを思わせる完成度の高さなのに、沿うようにストーリーを絡めてくるとは
0投稿日: 2024.03.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アラン・コンウェイが終始とても嫌なやつだった でも作品としてはとても面白かった! 作者さんのミステリ好きが伝わった
0投稿日: 2024.03.06
powered by ブクログ入れ子構成の下巻。上巻を読んでいないと理解不能。素晴らしく面白かった。クリスティのオマージュを受けた作品だがグロテスクな描写もあり好みは分かれる。但しミステリーとしての完成度は素晴らしい。
0投稿日: 2024.03.03
powered by ブクログ冒頭の主人公の言葉「こんな腹立たしいことってある?」に同感するところから始まる下巻。上巻で感じた構成の面白さが、こんな展開をするなんて予想外でした。作中に散りばめられたアガサ・クリスティー愛が嬉しい。
1投稿日: 2024.03.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『カササギ殺人事件』の謎解き部分に当たる箇所の原稿が、無い。激怒した編集者の「わたし」の元に著者アランの急死を告げるニュースが入った所から物語が始まる。上巻を読んでいざ謎解き編だ!と思っていた私もスーザンと一緒に「そんな殺生な!」と思った。激怒まではしないけど。 そうか『カササギ殺人事件』は入れ子構造なのかー、と思いつつ現実編を読み進める。アランは現実の身の回りの人物や事物、過去のミステリー作家の作品などから着想を得て作品を書いているため、作中の『カササギ殺人事件』を彷彿とさせる人物たちが登場する。作中の被害者と同じく、アランも死を望まれている人物のようで、誰も彼もが怪しい。見事な入れ子構造。おかげで作中のエピソードと絡めて現実の登場人物を見てしまい、誰を疑ったらいいのかももうわからなかった。 なんなら「私の死後に起きる事が、この事件の最終章だ」とかいう神がかったオチになるんじゃないか、と思った。ならなかった。よかった。 思ったよりも最後の謎解きで盛り上がれないまま読み終わったのだけれど、上巻の結末部分もしっかりと読めて良かった。 SHERLOCKや他の番組、他の探偵たちなどもあちこちで名前が出てきて、その辺も読んでいて楽しかった。 それと、この小説はアナグラムが一つの鍵。翻訳された方の手腕もすごいと思う。
3投稿日: 2024.02.28
