
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
カササギ殺人事件の後半戦。今度は21世紀の現実を舞台に前半の作中作を手がけたアランの死の謎を編集者である、スーザンが結末の書かれた原稿を探しながら死の謎に踏み込んでいくという内容。 上巻で作中作をやり通して、スーザンの気持ちを味わった後にアランが何を残したのかを探していくところがとても面白かった。まさかの自分が今まで書いていた小説にヒントが隠されているというところが面白かった。自分は嫌でも、周りが求めているから続けている、だけどもう耐えられないから最高の悪口とともに去ろういう発想は自分としては結構好みであるがそれを犯人に見つかり殺されてしまうのはとても悲しいなぁと思いました。また犯人の動機も怨恨等ではなく単に家族と自分の生活を守りたいからと言うところと小説の中の犯人の彼女との生活を守りたいという所がシンクロしており、とても完成度が高い小説であると感じました。ピュントとしての物語は終わってしまったものの、スーザンとしての物語は続くようなので次回作も読んでみたいと思いました。 この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。 スーザン・ライランド:日笠陽子 アンドレアス・パタキス:櫻井孝宏 チャールズ・クローヴァー:山路和弘 ジェマイマ・ハンフリーズ:佐倉綾音 フランシス・パイ/メリッサ・コンウェイ:田中敦子 マーク・レドモンド:鳥海浩輔 ドナルド・リー:松岡禎丞 サジット・カーン:三宅健太 ケイティ:茅野愛衣 アティカス・ピュント:大塚明夫 ジェイムス・フレイザー/ジェイムズ・テイラー:内田雄馬 クラリッサ・パイ/クレア・ジェンキンズ:日高のり子 ロバート・ブラキストン:花江夏樹 ロビン・オズボーン/トム・ロブソン:置鮎龍太郎 ジョージー・サンダーリング:本渡楓 ジョニー・ホワイトヘッド/ジョン・ホワイト:小山力也 レイモンド・チャブ/リチャード・ロック:堀内賢雄
37投稿日: 2022.07.10
powered by ブクログワクワクして下巻を読み始めたときは上巻初めのスーザンのことをさっぱり忘れてたのでエッてなって上巻を読み直した いろんな事柄が小説とリンクしていてかなりおもしろかったので、上巻の小説の殺人事件の続きがすぐに読めないことにもイライラせずに夢中で読めた 羅紗の幕なんとかの小説も途中からなのに魅力的な文章ですごくおもしろかったし、もしかしたらアガサ・クリスティーを読んでるときよりおもしろかったまである ピュントシリーズ全部読みたい…存在しないけど ちゃんとトリックになるように訳した翻訳者さんもすごい 次作もぜひ読みたい
0投稿日: 2022.07.10
powered by ブクログ上巻の作中作から一変、現在で事件が起こり上巻冒頭の主人公が思い込みから調べ始めるのですが、いかんせん推理しにくいです。 恐らく主人公にも殺された作家にも感情移入できないからかも。主人公のキャリアをとるか人生の幸せをとるかのような二択も「知らんがな」って思わせてしまうんですよね。 推理するにしてもかなり後半になってから種明かし気味に情報が足されるので、ただ結末だけ知りたいと読み進めるようになってしまっていました。 ラストは起こった事件も作中作もしっかり解決するのでまぁいいのですが、作中作の推理はちょっと…
1投稿日: 2022.07.09
powered by ブクログ下巻に入って大きく展開が変わったと思ったら、そういうことか、、。この小説が評価されているところは、巧妙な殺人トリックというよりも、小説自体の構成にあるのだろう。読みやすかったし、面白いかと問われれば面白い部類だと答える小説かもしれない。ただ、個人的にはそんなにハマる部分はなかった。
13投稿日: 2022.07.04
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表紙裏の登場人物リストが、上巻とはすっかり別人に。 え? マグナス・パイ殺人事件の謎解きではないの? 数ページ読んで「な~るほど、そう来たか」と驚嘆。 これは、上巻プロローグで登場した編集者 スーザンが語る 『カササギ殺人事件』の著者、アラン・コンウェイの物語。 最終章が見つからないまま、著者のアランが他界してしまう。 遺書があり、自殺と思われる。 しかし、スーザンは他殺ではないかと疑い 失われた最終章を探しつつ、事件を探り始める。 今度はスーザンが探偵の立場に。 著者アラン・コンウェイを取り巻く情景と人間関係。 それは上巻で語られたアランの作品と奇妙にシンクロする。 様々な人間がそれぞれにアランに対する“憎悪”を語り出す。 彼が亡くなったことを喜ぶ人ばかり。 殺人だとすれば、容疑者だらけ。 因みに、プロローグで登場したスーザンが付き合っている男性。 彼は下巻で大切な役割を担う。 そして、上巻の最初に敢えて記載されていた アランの著作の一巻から八巻までの題名。 アナグラムが好きだという、著者アランのこだわりが明かされる。 そのために、わざわざ記載する必要があったんだ。 ほかにも、色々なところに遊びが隠れている。 『カササギ殺人事件』の登場人物には鳥の名前がついているとか。 殺された屋敷の主の名前はマグナス・パイだったが、 magpieとは、カササギのことなのだそう。 原題は “MAGPIE MURFERS” で、“殺人”は複数名詞。 ふむ、ふむ、なるほど。 スーザンが追っていたアランの事件は衝撃的な結末を迎え、 上巻の最後にぷつんと切れていたアラン作品の最終章も提示される。 上巻 プロローグの最後でスーザンが語った 「この作品は私の人生をすべて変えてしまった」は 決して大げさな表現ではなかったと、最後に納得でした。
38投稿日: 2022.07.01
powered by ブクログとても良くできたテクニカルミステリー小説。作中作の二重構造を駆使した謎解きは先が気になってどんどん読み進めてしまう。同時に2つの謎解きを進める手腕は見事だ。 ただ、ちょっと複雑に過ぎるかな、という印象を受けたのと、1番の弱点は、どちらの結末にもカタルシスを感じることができなかったところだ。殺人の動機なんて実際には他人から見ればたいしたことではないと感じることが多いのだろうけれど、せめて小説の中だけではもっと切実な納得感がほしかった。ジョイちゃんがいい娘すぎて泣ける。
0投稿日: 2022.06.29
powered by ブクログ海外文学(和訳)は、だいぶ昔にアガサクリスティーを読んだきりで、特に避けていたわけでもないのだが、今でも本屋に行くと必ず目に入るこの表紙とポップ。今回ついに読む時が来ました。 冒頭で編集者が「カササギ殺人事件」の原稿を読み始めるシーンを何も考えずやり過ごした自分は2つ目の表紙(アラン・コンウェイ)も気にせず、下巻に入ってからボーっと生きてたと思い知りました。 上巻の最後にもうすぐ犯人が分かるのだと、ワクワクして下巻に入ったところで、えっ。そうくるのかとある意味イラっとしてしまい、この時点で下巻は★2つでしたが、我慢して読み進めると次第にその気持ちもどこかへ消えていきました。 上巻の「カササギ殺人事件」の結末と、編集者に起きるもう一つのミステリーの結末のベクトルが重なる凝った演出でした。 アンソニー・ホロヴィッツがアラン・コンウェイに自身を写して自虐的に表現しているとも思われました。 山田蘭氏の和訳と文章が読みやすく、他のアンソニー・ホロヴィッツの作品も読みたいと思います。
23投稿日: 2022.06.26
powered by ブクログ上巻が気になる終わり方だったので続けて読んだが、下巻の始まりに驚愕した。 まさか2重のミステリーになってるとは… しかし読み進めて見るとワクワクする一方で、冗長にも感じた。 主人公の性質上、名探偵として一を聞いて十を知るとは為りえないため地道な聞き込みが多く、いまいち謎を推理するカタルシスに欠けるように思えた。 また終盤になると推理とは別に、主人公が自身の将来の展望について悩み始めるのも、事件の真相を早く聞きたい身としては悪い意味でもどかしく感じた。
3投稿日: 2022.06.25
powered by ブクログどっぷりミステリーに浸かりたい人におすすめの本 一つの作品で2つの物語が味わえるというお得感がある 海外ミステリーに精通している人だとより楽しめるかも メディアの評価がかなり高く期待値が上がりすぎていたので少し拍子抜けした感は否めないけど、かなり凝ったミステリーで充分に楽しめた 上巻が予想以上にサクッと読めたので下巻で少しもたついている印象を受ける
1投稿日: 2022.06.15
powered by ブクログ※上下巻通しての感想です。 上巻はほぼ全編通して作中作。下巻はがらっと変わって現実での話になります。 その作中作と現実のリンク、意外な犯人、そしてフーダニット以外に散りばめられたフレーバーや他作品のオマージュや小さな謎、アナグラム。この一冊で様々な楽しみが詰まっています。 さすがミステリ賞を総なめにしたミステリ。
3投稿日: 2022.06.07
powered by ブクログ感想は上巻に。 著者のアンソニー・ホロヴィッツは「バーナビー警部」「刑事フォイル」「ニューブラッド」などの脚本を書いた人。特に「刑事フォイル」は全部見てその世界がとても好き。そんな著者が書いたもの、ということでとても興味を持った。あまりどぎつくなく、しかし人物描写は斜めからも入っていて、イギリスの階級社会なども垣間見えて、好きな作家のひとりになった。 途中にアランの小説をドラマ化する、という話での会話で「でも最新作は完結していないんです」 「そんなものは、どうにでもなりますよ。心配はいりません。『バーナビー警部』なんて原作は7冊しかないのにそこから百四話も作りだしたんだから。『シャーロック』もいい例だ。自分の作品があんな風になるなんて、コナン・ドイルは夢にも思わなかったでしょう」 というくだりがあり、ホロヴィッツの経験かと思うとうふふと笑ってしまった。 2017発表 2018.9.28初版 2018.11.2第3版 図書館
6投稿日: 2022.06.07
powered by ブクログさすがに賞をいくつも取っている作品。上巻はゆったりと進むが下巻からは一気に加速、ドキドキしながら楽しめた。
4投稿日: 2022.06.03
powered by ブクログ翻訳物苦手だから長く感じたけれど、最後のほうで伏線がどんどん回収されていくところは爽快。ものすごく精緻に作られた仕掛け箱みたいなミステリだなと思った。新しいけれど後世にも残りそうな王道の風格もあって。。なんとなく学生の時に読みたかったな。世の大学ミス研で語り合うべき作品!
0投稿日: 2022.05.21
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下巻の読み始め「あれ、中巻もあったっけ?」と慌てて探してしまった。2度楽しめる立体構造のような展開で、新鮮だった。 好きなシリーズの主人公の名前にあんな仕掛けがあったらショックだなあと思った。。なんというか地味だけどすごくダメージの大きい嫌がらせ。
1投稿日: 2022.05.19
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下巻読み始めた瞬間鳥肌たった すっかり騙されてたというか忘れてた 入れ子式なの個人的にすごく好きなパターンです 初めて推理小説読んでて楽しいって思った 犯人当てはアランの『カササギ殺人事件』でも地の事件もどちらもさっぱりお手上げだったけど ちょいちょい出されてる問題も推理小説の知識がなさすぎて解けなかったのが残念 アナグラムは原文と日本語訳でどうやってあるんだろ?そんなに上手くいくのか?ちょっと気になる...すごかった ホロヴィッツ天才だと思う 楽しませてくれてありがとう
0投稿日: 2022.05.11
powered by ブクログ上巻が衝撃的な終わりだったので、続きを読もうとすぐ下巻へ。 あれ?これ下巻なの?と思ってしまった。話の切り替え方がすごい。 上巻の話の続きが気になるー、現実世界の事件も、どうなの?と思いながら一気読みでした。
1投稿日: 2022.05.07
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ミステリー作家アラン・コンウェイが亡くなった。 完成しているはずの『カササギ殺人事件』の最終章が行方不明 担当編集者のスーザン・ライランドは原稿とアランの死を調査する 〇目の前に!の衝撃 〇ミステリーファンは散りばめられた手がかりにニヤリとしそう 〇自分は探偵役が謎解きすのを拝聴するワトソンくんやヘイスティングタイプの読者 〇上巻を忘れる前に読めてよかった…
1投稿日: 2022.05.03
powered by ブクログ上巻で感想は書いた!ありきたりな推理小説だと思わずに是非最後まで読んで欲しい。下巻からは別のミステリが始まるのに全ては重なっていてどちらもお見事。本当にわくわくして面白かった。
4投稿日: 2022.04.13
powered by ブクログ上巻にも書いたけど、下巻は少しトーンダウンの感が否めない。あくまで私の感じたことではあるけど、ラストも少し気持ちがついていかない感じであった。
2投稿日: 2022.04.09
powered by ブクログ何回か読んだアンソニーホロヴィッツさんの著書。 物語の作り込みと探偵と作家という設定の世界観も好きです。 カササギ事件は上下に分かれてます。 上巻では、小説の中の世界。下巻では、現実の世界。と世界観が分かれます。 初めに読んだ時にこのギャップに慣れるのがやや苦戦してしまいましたが、しっかり理解できればすごく面白い作品です。 推理とイギリスっぽい皮肉が混じった小説は、日本の推理小説とは違う雰囲気を味わえて良いです。
1投稿日: 2022.03.29
powered by ブクログ上下巻に分かれている本作品。 上巻ではアティカス・ピュントの作品であるカササギ殺人事件について、下巻ではアティカス・ピュントの編集者たるスーザン視点で物語が進んでいく。 最初に読んだ時は、理解が追いつかない作品であったが、読み進めていくうちに繋がりを理解して、楽しく読めた。 本の中の本という設定が珍しく、大変興味深い作品。イギリス推理小説特有の癖はあるものの面白い本であった。
2投稿日: 2022.03.26
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「カササギ殺人事件」女性編集者・スーザンの探偵編+小説解決編。 ・よかった点 話運びと奇跡の重複トリック。 最初に警告はあったよ?あったけど、読み始めて「えっ、あれこれなんで続きじゃないの??」「えっ、何これいいとこだったんだけど続きは??」「えっ、どういうこと続きは?!」困惑がじわじわ怒りに変わる所があーもう掌で転がされてるよー。 読めないと思うと余計に気になるじゃないですか!スーザンがアランの人生と原稿を奪ったかもしれない誰かを嗅ぎまわる流れがすごいスムーズ!! あとトリックは1行でもおかしな文章があれば役に立たないだろうに何という奇跡的な出来映え!いっやー目くらましが作中作の「あかされたことのない秘密」でわーもう大掛かりなパズルがピッタンコなのは素直にすごいわー! ・よくなかった点 下巻は作者アランの人生を解剖してみせることに7~8割が割かれてるんだけど、傲慢of傲慢な人物像で結構辟易した。あちこち要らんトラブルを拾っていくのが「またかい」て感じでつらい。才能マンに扱いづらい人が多いのはありがちだし、”できること”と”やりたいこと”と”求められること”の相違が本人的には苦しかったんでしょうが、好き勝手しすぎ。そりゃあ容疑者いっぱい出てきちゃうわ。そりゃあ最後にブチ切れされちゃうわ。 <総評> こういう構成の本は初めてでした。最初作中作に既刊の紹介まであってやりすぎじゃね?とか思ったけどそれもこんな使われ方するとは、やー凝りまくりだ! あ、ついでにやっと見つかった作中作の解決編はじわっと気持ち悪い犯人でした。彼女のためとはいうものの、こういう衝動って治らないだろうから、後味悪いけど破綻してよかったと思うしかないか。
1投稿日: 2022.03.21
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ミステリーらしく、後半になるにつれてどんどん読み進めたくなる一冊。日本語に翻訳してるからアナグラムはパッとわからないけど、英語版も読めると面白いんだろうな〜これを機に過去のミステリー名作読んでみたくなった。
0投稿日: 2022.03.19
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ダブル・フーダニット! 下巻を読み出してびっっくりした。 なるほど、こういう仕掛けか!と。 作中作と現実世界、 並行して展開される完璧な犯人探し。 しかもフェア。 犯人が知りたい一心で読んだけど、 翻訳ものがあまり得意でなくて、 なかなか進まなかった。
2投稿日: 2022.03.13
powered by ブクログ幸福だったことは、上巻を読んですぐに何の情報も入れずに読みはじめたと言うこと。よく何を言ってもネタバレになるみたいな触れ込みを目にするが、『カササギ殺人事件』の場合はトリックや強烈な驚かしが肝なのではなくて、あくまでも作品全体としての構造が肝だということ。上巻の名探偵ピュントの発言から下巻に移ってすぐに混乱する様や、何が起きているのか把握する楽しみを存分に味わってほしいまさに傑作だった。下巻も引き続き海外作品苦手な人でも読み進めることができるのでご安心を。
1投稿日: 2022.03.10
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上巻の作中作の答えを求めて下巻を開いたら、突如始まる現実のミステリー。 「カササギ殺人事件」の作者、アラン・コンウェイを殺した犯人は誰なのか。失われた解決編を探す中で、アランの周りの人々の様々な顔が見えて、どれが本性なんだかわからなくなる。 「カササギ殺人事件」の解決編が見つかるとともに、全ての謎も解けていく。この構造は見事だった。 派手なトリックやどんでん返し的な結末がある訳ではなかったけれど、見る角度が変わることで事件の様相も変わっていって、とても面白かった。 終盤はページを捲る手が止まらず一気読み。 主観と客観を織り交ぜた人物描写がとてもよかった。
5投稿日: 2022.03.07
powered by ブクログかつてない構成のミステリーに驚嘆! 現実と創作が交錯、究極の伏線回収が凄すぎる下巻 #カササギ殺人事件 カササギ殺人事件の小説を書いたアランコンウェイが亡くなった。出版社の担当者は探し物とともに、アランコンウェイの死について調査するが、不穏な真相が見えてくる。物語と現実が入り交じり、主人公はカササギ殺人事件の驚愕な結末にたどり着く。 なにこの下巻! もうミステリー2つじゃん。しかもこの2つ話の絡み具合が超絶アツいし。 正直こんな構成のミステリーは読んだことありません。なんとなくの作中作ではなく、上巻、下巻が綿密に絡み合って、1つの大きな物語を形成しています。 上巻は古き良き本格海外ミステリー、下巻からは一気に現代ミステリー&すべての真実解明。ぐいぐい引き込まれる展開がマジで凄い。ミステリー好きは仕事を休んでまで読み続けてしまう危険があります。 上巻の伏線回収も素晴らしく、手のかけようがえげつない。こんなに深いお話だったとは!2つのミステリーの真相もビビりました、ホント面白い作品です。 そしてなんといっても、ミステリー愛ですよ。間違いなく作者はミステリーマニアですし、面白い作品を作ろうとしている愛にあふれています。こんな物語を生きているうちに読めるとは幸せなことです。 ただ正直海外ミステリーなので、ちと読みづらいのは否めません。人物リストを見ながらじっくり読めば問題ありません。 本格ミステリーファンは必読の書ですよ。ヨルガオ殺人事件も必ず読みますっ
65投稿日: 2022.03.06
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登場人物が多いが、みな個性があり、主体的と客観的それぞれの見方で語られ、新たな人物の側面が少しずつ見えてくる所も面白かった。 これこそ王道ミステリーという舞台にわくわくしながら読み進めた所で、下巻でうって変わり現実に引き戻されるものの、作中の内容との重なる場面が次々出てきてなかなか引き込まれた。個人的には、途中の伏線にいくつか気になる所があったため、現実の犯人にはあまり驚きはなかったが、作中の人物たちの行動がきれいに結び解かれる結末は気持ちよく、最後まで飽きない展開は素晴らしかった。第一印象は語呂の悪い名前だと思ったものの、またアティカス・ピュントと共に事件を追いたいと思わせられる魅力的な探偵だった。
4投稿日: 2022.03.03
powered by ブクログ始まってすぐ、え?どういうこと?となり、把握するまでにちょっと時間がかかった。 登場人物やっと覚えたのにー!笑 作中作の方はやっぱりかという犯人。 2つの話が進んでいくのは面白かったけど、少し期待しすぎたかな。 原作のまま読める英語力が私にあればもっと面白いんだろうな。
5投稿日: 2022.03.03
powered by ブクログ兄のおすすめで読んだ。 上と下でこんなに雰囲気変わるんかって感じだった。最後の部分、間違ったことはしてないけど、何が正解かなんて分からないっていうのに共感した。
0投稿日: 2022.03.02
powered by ブクログずっと気になっていたのをようやく。作中作の話がまず普通に面白い。それでも上巻はまったりと読んでいたんだけど、下巻に突入したら止まらなかった。そこから黙々と読み、読了後にしみじみと、これ面白かったわ……と。 続編のヨルガオも楽しみ。
4投稿日: 2022.02.27
powered by ブクログ上巻の時にわたしの推理を書きましたが、盛大に外してしまいました。さて、本作は上巻と下巻では全く印象が違います。 前半ののんびりとした印象から一転した展開に、驚かされました。でも、あんまり書きすぎるとネタバレになってしまうのでやめておきますが、翻訳小説とミステリーが好きな方におすすめです。
0投稿日: 2022.02.15
powered by ブクログとても面白かったし、一気に上下をよみました。 本屋大賞、本格ミステリベストテン、このミステリーがすごい!で1位総ナメでしたっけ?納得ですよ。
1投稿日: 2022.02.12
powered by ブクログ上巻を読み終わって、下巻に取りかかった瞬間何が始まったかわからず、一瞬呆気に取られます。そこからはページが止まらなくなります。そして読み終えたら、上巻の最初に戻ります。例えとしてはおかしいのですが、初めて京極夏彦先生の巷説百物語で小豆洗いを読んだ感覚にも似ています。こんなに心地よく騙してくれて、ありがとうという気持ちです。
5投稿日: 2022.02.09
powered by ブクログ下巻を読んだ瞬間に 一時的にフリーズしてしまう作品 中巻を読み飛ばしたのかと思って 最初のページにある登場人物リストを何度も読み返し、また下巻の冒頭に戻るというサイクルを3回繰り返した なるほど〜 と認知できるまでに時間が必要だ
1投稿日: 2022.02.07
powered by ブクログ上巻からどうなることかと思ったら…。上巻はアラン・コンウェイという作家が書いた『カササギ殺人事件』の内容を書いたものだったけど、下巻はその本の結末部分の捜索と作者を殺害した犯人を捜すパート。 それにしても世界中で愛されているという「アティカス・ピュント」シリーズにあんな暗号が隠されていたとは。犯人の気持ちもわからなくはないけれど…。作中話のミステリーと本編のミステリーとひとつぶで2度おいしい的な本でした。作中の『カササギ殺人事件』も結末まで読むと随分登場人物の印象変わるなあ。おもしろかったです。
1投稿日: 2022.02.05
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上巻からの流れで読み始めて書き出し部分で驚かされた カササギ殺人事件とアラン殺し関係者に話を聞いていくと全員怪しくなるのはフーダニットとしては大変面白かった ただ正直カササギ殺人事件(上巻)とアラン殺し(下巻)はそれぞれ単品の作品でもよかったかもしれない 上巻が壮大な前振りだと思っていたのが蓋を開けてみたら下巻では登場人物や場所にはモデルがあります、タイトルがアナグラムです、くらいの情報しか必要なかったので肩透かしを食らった もっと上巻と下巻で情報が激しく混ざり合って犯人にたどり着くものだと期待していた 期待値が高すぎた故にがっかりだった それでもやはり面白い作品だった
2投稿日: 2022.01.31
powered by ブクログ2022/01/25読了 #アンソニーホロヴィッツ作品 上巻の謎解きが開始されると思いきや まさかの第2軸の謎解きが始まるという 展開にまず驚いた。 2つの謎解きが巧妙にリンクして 楽しく読み進められた。
19投稿日: 2022.01.25
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素晴らしいストーリー展開!Horowitzへの素直な称賛を送りたい。上・下巻でストーリーが一気に変わるがすべてがつながっている。上巻での殺人、さらに下巻でも上巻に関連する殺人。初めての体験でした。上巻での予想は勿論外れた。メアリブラキストンの死の真相には「えっ?」、サー・マグナスの死の真相には「なるほど~」となった。後者の死には多くの容疑者が一致したベクトルをなし、複雑な糸の絡みが紐解けた瞬間心地よさを感じる。下巻のアラン・コンウェイの出てくる探偵小説への想いには「ニヤニヤ、笑」。高評価には納得です。⑤↑
36投稿日: 2022.01.25
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下巻の始まりは上巻を読み終わった読者と同じく謎解きの真相でお預けをくらい主人公がモヤモヤしてるとろから始まる、どの小説もそうかもだけど下巻って上巻より圧倒的に早く読み終わっちゃう。 続編にも出てくるベストセラー作家がすんごい嫌なやつでめちゃくちゃ嫌われてるし評判は悪口ばっか。ホロビッツの別シリーズのホーソーンが実在の人物ならもしかしてモデルかな。どっちも同じくらい癖ありすぎて草。身近にいたら嫌だけど読書としてはキャラが濃くて好き。
4投稿日: 2022.01.21
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上下巻で分かれた話の構成は面白いけれど、どちらの話もオチが好みでなかった。 思い切りネタバレです 本来の正当な相続人が権利を諦めるというのがイヤだ。称号だけは馬鹿甥にくれてやって、正当な権利がある財産は相続すべきだ。そしていままでないがしろにされてきた村に利益を還元して欲しい。 編集者である語り手の女性が探偵となる後半、ひとりで人生を切り開いてきた語り手がふたつの人生の岐路で迷うものの、いざという時に犯人に殺されかけ、白馬の王子様出現!キャリアを捨てて海外脱出、のオチにはがっかりだった。 それぞれの道を行ってほしかったな。
3投稿日: 2022.01.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白い構成で2度楽しめた。 最後に2つの物語の伏線がスルスルと回収されていくのは気持ちよかった。 しかし結末があまりにも後味が悪かった。 アナグラムの意味と主人公への仕打ちが辛く、最後の一文で更に打ちのめされた。
2投稿日: 2022.01.03
powered by ブクログ面白かった! 下巻を読み始めてまず「何事!?」と思う。想定していた始まりと全く異なっていたから。一巻から感じていた違和感が少しずつ回収されていく感覚が気持ちよかった。 どうりでアティカスピュントシリーズを読もうと思っても出てこないはずだ。 謎解きはなかなか日本の小説にはないだろうものだったが、違和感を覚えるようなものでもなく納得できるものだった。 海外の名作ミステリーをもっともっと読みたいと思える作品。
1投稿日: 2022.01.03
powered by ブクログたいへんどうでもいいことですが、システムとしてしょうがないんだろうけど『カササギ殺人事件(下)』を読み終わった自分に『カササギ殺人事件(上)』を薦めるなよブクログ!(確かにどうでもいい) というわけで下巻読み終わりました 1ページ目からやられました うわーそう来るんだ! ここまで引っ張ってそっち行くんだ!と そして一つ目がもやもやしたまま二つ目の謎解きが始まり『カササギ殺人事件』に隠された仕掛けも少しづつ「解説」されていきます この「解説」が愉しい そして最後はお見事な結末 いやーすごい作家さんだ 他の作品も読みたいよな〜 そしてやっぱりこの作品の肝ともいえる部分についてですが細かなプロットを積み上げることで古き良き『探偵小説』の空気感を蘇らせることに大成功してると思います なんか計算づくな感じもして若干鼻につくのも正直なところではありますがw でもやっぱりエルキュール・ポアロが大好きだった人は絶対に読むべき作品なのは間違いないですね それも最近じゃなくて自分のようにはるか昔に夢中になった人におすすめです
22投稿日: 2021.12.31
powered by ブクログ#読了 上巻で作中作「カササギ殺人事件」が未完のまま終わっており、下巻では、この作品の作家であるアラン・コンウェイが謎の不審死を遂げる、未完の作品の続きは、何処にあるのか?、コンウェイを殺害したのは誰なのか?
1投稿日: 2021.12.31
powered by ブクログ物語が入れ子式になっていて、フィクションと現実世界が交錯する。上巻を読んだだけでは単純に面白いミステリーだな…と思ったが、下巻を読んでアランが自分の書いた暴君のようなサー・パイと同じくらい、いやそれ以上に嫌な奴で、げっそりしてしまう。 面白いのだけど後味は悪い。ただ、暴君のようなサー・パイにも、近所の醜聞を集めて回るメアリーにも、人間らしい一面があった事はなんとなく救われる。アランも嫌な奴だけど気の毒ではある。 現代、非現実、いずれの事件でも予想を大きく裏切られ、大いに騙された。この騙され方は悪くない。最後のスーザンの選択も、 えええ!!!そっちかぁ?! と、驚かされた。
2投稿日: 2021.12.23
powered by ブクログ久しぶりの海外ミステリ。どうしても読みにくいイメージがあるけれど、現代作家さんだからか翻訳が上手いのかサクサク読めた。 上巻は、イギリスのとある小さな村で起きた2つの死をめぐるミステリ。平和に見えるけれど住人たちはそれぞれ秘密を抱えていて、容疑者になり得る人物ばかりで、典型的なフーダニットとなっている。 いよいよ犯人が分かるかというところで上巻が終了。作中作ということを理解せずに読んでいたため、下巻冒頭で頭の中は「?」でいっぱい。なるほど、そういうことかと理解したところで、肝心のミステリの結末部分が欠落しているという事態に、結末のないミステリなんて!と読者もスーザンとまったく同じ気持ちになってしまう。 これまでいろんなミステリを読んできたけれど、これは新しい形かも知れない。 アガサ・クリスティへのオマージュというだけあって、特に上巻の作中作はミス・マープルやポアロが活躍する古き良きイギリスという雰囲気に満ちた世界観。この作中作だけで完結させても充分楽しめたと思う。ただ探偵役のピュントに、ポアロやミス・マープルほどの個性がないのは残念だけど、シリーズものの最新作という設定なので仕方がないところもあるのかな。 いずれにしても、作中作と現実世界の事件の真相、三つの謎解きを同時に楽しめるところが面白い。
0投稿日: 2021.12.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読了してから感想を書くまで、かなりの時間が経ってしまった…。だからと言って、読了直後に感想がほとんど出てこなかった訳ではもちろんない。 「ミステリとは、真実をめぐる物語である」…確かに、かっこいいなと思った。実人生とは違い、全てがかっちり収まるところに収まり、全てが腑に落ちるように語られることを期待するというのは、ミステリを読む読者が共通して期待する内容であると思う。 本書は、もちろんそうした期待に応えるとともに、加えて、ミステリ好きな著者が、ミステリ好きな読者のために、「こういうのが好きなんでしょう?」という要素をふんだんに詰め込んで作り上げた物語のように、個人的には、思われた。 それは、逆に言えば、大きく、予想だにしえなかった展開が待っていたというよりは、どちらかというと「作法通りに」面白かった、とでも表現すればよいだろうか。 最後まで読了して、作中作「カササギ殺人事件」を挿入した意図は、あの手紙のトリックと、それから、あのアナグラム、などにあったのだと思われた。アナグラムの「正解」は、いくらなんでも下品すぎるだろうとは感じたし、一番肝心のトリックもそれほど大がかりなものとも言えないかもしれないが、それでも、目的のために別の小説を丸ごと1つ挿入してしまうのは、著者の並々ならぬ力量を感じた。 いわゆる本格推理というのか、ロジックだけをたどっていけば犯人にたどり着く、という趣向ではないと思われたが、玉石混交(あとで実はミスリードだと分かるものも多数)の手がかり・伏線をこれでもかとちりばめていても、最後にはきちんと物語が収束に向かっていく。ただ一方で、最後、ピュントがミスリーディングである手がかりと、そうでない手がかりとをはっきり峻別し、自らの語るストーリーに沿った「事実」を語る最終場面は、いわゆるレッドへリングなのかそうでないのかとを、彼が具体的にどのような理由で見分けたのかが、少し分かりにくかったように感じた。上巻の巻末でお預けになった真相がようやく明らかになって気がはやり、注意して読み切れていなかったのかもしれないが…。 ただいずれにしても、ホロヴィッツ氏の優れている点は、(これは母の受け売りだが、)書き方が丁寧であるというか、例えばちょっとした端役の登場人物たちであっても、そのキャラクターの描き方・表現の仕方がうまい、という点だろうか。ホロヴィッツ氏の作品であれば、これからも、変に奇をてらわず、正統派的な、よく作りこまれたミステリーを読めると、これからも安心して読めるだろうと、十分感じさせるような作品だった。
3投稿日: 2021.12.13
powered by ブクログ2021/12/9読了。 ミステリの中にミステリー小説を入れ込むという斬新な内容。 現実と小説とを行き来しながら、結果どちらの事件解決も楽しめるのも良い。 この世界の中にミステリー小説を一つ挟むことにより、ベタな展開等も「事実は小説よりも奇なり」なんて言いながら入れられるのも考えたなと思う。 そして何よりどちらの謎も渾身の出来だということ。読んで損なし。
2投稿日: 2021.12.09
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クリスティ風の作中作が良作。 下巻の冒頭を読み呆然とした。まさかあの終わりから待たされるとは。。。 正直、現代パートより作中作の方が面白いのではと思う。 全編を通して、伏線の張り方は見事。 ただ、ここまで長くする必要があったかだけ疑問。
6投稿日: 2021.12.05
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そうなるのかーーー!って感じの下巻序盤から、またもう一回、上官の時に経験済みのしんどいページが続きましてw 終盤の畳み掛けは、本当はもっと圧倒的でもエンターテイメント性があったのかな〜とかは思っちゃったかな。本格的であればあるほど巻き戻って読みたくなるけど上下巻で戻れないしw英語の綴りでアナグラムとか出てきちゃうしww結局なところあティカスピュンとはあんな感じで本編を終えるし。。。wwwていうね。 忘れた頃にまた読みたい。
0投稿日: 2021.12.04
powered by ブクログ『アティカス•ピュント』シリーズの消えた結末部分の原稿、作者の不可解な死。 2つのミステリーを読んだ気分になれる。
0投稿日: 2021.12.03
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大人気推理作家アラン・コンウェイの代表作、名探偵アティカス・ピュントのシリーズ第九作『カササギ殺人事件』。サマセット州の田舎の村で家政婦が転落死したのをきっかけに、住人たちは互いに疑いの目を向けはじめる。その二週間後、今度は家政婦の雇い主だったお屋敷の当主が首を切られて発見される。犯人は誰なのか、二つの事件に関係はあるのか。ピュントの推理は冴え渡る、が——。名探偵と推理作家と担当編集者の因果が絡み合い、二重のフーダニットを楽しめる豪華なミステリー。 作中作である『カササギ殺人事件』が完全に独立したミステリーとして読める完成度とボリュームを持っていることで特別な作品になっている本作。上下巻の上巻が丸々作中作で、1950年代の田舎を舞台にしたクラシカルなミステリー。その作中作を含む枠になるのが2010年代の出版業界をめぐるミステリー。前者の謎が後者の謎を解くための副読本になり、後者の人間関係が前者の解釈を深めるという構成が抜群に面白い。 〈性格の悪い人間が書くものほど面白い〉がテーマなんじゃないかと思うくらい、アランはひねくれた嫌われ者のように語られる。読者は上巻を読んで推理作家アラン・コンウェイのファンになる。が、下巻では人間としてのアラン・コンウェイが問題になる。このギャップと謎を頭のなかで埋めていく、それが本作の楽しさだ。人が変われば語られるアランの姿も変わる。スーザンは「もっともユーモアのセンスが欠けたひとり」と評しているけれど、そのアランが仕掛けた悪い冗談こそがこの事件のキモになる。 単なる二面性ではなく、ひとりの人間がさまざまなペルソナを持ちうるということはアランの小説の書き方そのものであり、自分のなかの好感度に大きく左右されるスーザンが推理で見逃しがちな点でもある。さらに、周囲の人びとへの自分の解釈を元に物語を編み上げることの魅力と危険に自覚的なアランと、無自覚なまま推理という名の物語にのめりこむスーザンが対比されてもいる。スーザンは編集者として他人が書いた物語は冷静にジャッジできるが(『カササギ殺人事件』の犯人は当てている)、自分で書いた物語には溺れかけてしまう。スーザンが書きつけた最後の二行には、この二人の違いが凝縮されていてとってもオシャレ。 以下はミステリー部分について書くのでネタバレ注意。私は推理しないでミステリー読むタイプなんだけど、今回の真犯人はわかっちゃった。原稿に真っ先に触れたはずの人なのにスーザンの追求が甘すぎる。そして読み終わったあとに疑問が。 まず引っかかるのは、遺書を偽装する必要があったかという点。真犯人は相続に関係ないし、あの手紙でアリバイ作りができたわけでもない。何も余計なことをしなければ警察は事故として処理し、世間は遺作を読んで自殺説に傾いたんじゃないかと思う。 遺書の偽装をいいとしても、結末部の原稿をなぜ取っておいたのかも不思議。偽装に使ったのだからどうせ出版できないうえに、決定的証拠になるものをなぜとっておく? それが真犯人のミステリー愛ゆえなのだとしたらそういう描写が一文でもほしかった。結局燃やすし。 作中作『カササギ殺人事件』の結末は納得感があり、犯人の最後のセリフに滲む狂気の論理にもゾッとさせられた。 とはいえ、小説と作家の人生の双方向性をテーマにした作品は数あるけれど、こんなにガッツリ〈作中の作家が書いた作品〉を読ませてくれるものはなかなかない。しかもそれがしっかりと独立しつつ、作家の心理を読むテクストにもなってるんだからすごい。語りの雰囲気を巧みに訳し分けた翻訳も素晴らしかったと思う。贅沢なエンタメを摂らせていただいた、という満腹感でいっぱいです。
0投稿日: 2021.11.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
評判の理由は、これまでにない設定だから。上巻、下巻に分けた理由がある。全体を通して2つのミステリー仕立てになっている。上巻はミステリー·イン·ミステリー。下巻で殺されたミステリー作家が書いた推理小説(探偵はアティカス·ピュント)が上巻。ただ途中で終わってしまって大団円(探偵の謎解き)がない! それは下巻の伏線にもなっている。 下巻はそのミステリー作家が殺され、その出版社の作家担当編集者が探偵となる。下巻のミステリーと上巻のミステリー·イン·ミステリーがお互い関連しており非常に面白かった。
0投稿日: 2021.11.18
powered by ブクログすごい精密な作りになってる小説だと思いますが、私にはすべて理解できませんでした。。 ちょっと長いな、って思ってしまった。 アナグラム使った言葉遊びっていう説明もあったからわかったんだけども、登場人物の名前が街や川から取られているのは実際のイギリスの地理がわからないとふーんで終わっちゃう。コナンドイルやアガサクリスティは知ってたけど他の有名であろう作家や登場人物がわからなかったのもあり、なんかあまり深く刺さらなかったです。
1投稿日: 2021.11.15
powered by ブクログ最後の一、二文、痺れた〜!粋! このミステリーは作中作によって謎解きが2回も楽しめる。ミステリー小説というものを外から眺めている著者の姿も感じられる。 ミステリーを読むといつも打ちのめされる事実があるんだよね。それは、人物は視点を変えれば良い人にも悪い人にもなるということ。
14投稿日: 2021.11.06
powered by ブクログ最後に「どういうこと?」と言ってしまったほど結末の理解が出来なかった。が、それは私の読書量の足らなさだと思う。 入れ込み式推理小説というのが初めてだったので作者が死んだというので、「え!!?下巻には何が書かれてんの!!?」と思っていた。 とりあえず難しかったが、ところどころ急に悲しくなってしまう場面があり、すごく読み応えがあった。 面白かった。
0投稿日: 2021.10.31
powered by ブクログ最後の台詞が印象に残り上巻よりも更にキャラクターの言動などが生き生きと感じられ読みやすく面白かった。
1投稿日: 2021.10.28
powered by ブクログ* カササギ殺人事件(下) 物語の小説本編と現実が交差し、 謎を解く探偵のも双方の世界にいる。 なんとも複雑で重ねに重なった物語。
4投稿日: 2021.10.26
powered by ブクログ下巻を読み始めて数秒で盛大な「なんやて工藤(CV.堀川りょう 名探偵コナン 服部平次Ver.)」をかますことになるとは。 下巻へ持ち越しと思われたピュント探偵の推理お披露目がまさかのお預け...。だって原稿無いんですもの。とまぁ、読者のこの落胆はそのまま語り手なるスーザン・ライランド編集者様が完璧に再現してくれています。読者以上に憤ってくれています。 つまりこの下巻は上巻の続き、「アティカス・ピュントシリーズ最新作のクライマックス」では無く、時は現代に戻り、この作品を産み出した作家アラン・コンウェイの訃報と、消えた「カササギ殺人事件の結末部分」をスーザンが執念の名のもとに我等読者の声援を盛大に受けながら追い求めるのが大きな道筋。 しかしなんと言うか...しっかりと手の上で踊らされておりますなぁ。あぁ気持ち良き(小声) ここでの大きな疑問は、アランの死が「自殺」か「他殺」か。一人疑問を持ったスーザンは消えた結末を追う中、アランの周りの人間達と、「カササギ殺人事件」の登場実物の類似に気付く。「誰」が結末部分を隠蔽したのか。隠蔽されたのだとしたらアランの死には他人の介入が疑われるのではないか。 上巻に続きステージを変えてもコッテコテのフーダニット作品であり、脳内キャパは勿論、ワクワクで心のキャパもはち切れ寸前です。 ーーーーーーーーーーーーーーー カササギ殺人事件ピュント探偵が暴く結末と、アラン作家の死の真相の豪華コラボクライマックスでは、全ての言葉に目をキラキラさせていたものだったのだが、どちらも爆発度は低めに感じた。なにより、イリュージョン(後出し)で現れる動機、その他諸々は個人的にミステリの禁忌を犯してると感じてしまう。しかし、テンションゲージを無茶苦茶に振り回されるのは嫌いじゃない。 この作品を読んでいて何が楽しいって、ミステリ愛の深さがこれでもかと言う程感じられた所だ。私個人は本の虫とは到底呼べないにわかお嬢ちゃんだが、それでも海外作品のオマージュが出るとそれなりに心躍るし、そんな作品を手に取っているだけで嬉しく感じる。スーザンに自身を投影できなくても、ミステリを愛す彼女の言動には一々魅力を感じてばかりだった。 ーーーーーーーーーーーーー 今月はどうも読書に時間が割けない日々を送ることになりそうだし、(上巻レビューの続きになりますが)残念ながら私の人生は私のまま晴天を迎える事となりましたが、フーダニットINフーダニットな欲張りセットのこの作品を手に取って大正解でした☆
126投稿日: 2021.10.13
powered by ブクログアガサ・クリスティーをオマージュしたという本格的謎解きミステリー。何重にも折り重なる小説の構造が複雑すぎてミステリー初心者の自自分にはちょっとハードルが高かった。
1投稿日: 2021.10.09
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上巻は小説内の物語をまとめ、下巻はその物語の編集者視点で始まる。初めての構成で、単純に面白かったし、小説内と主人公周辺の人間関係が、どうリンクしてくるのかドキドキしながら読めた。しかし、説明文にアガサクリスティのオマージュと書かれているように、あらゆるところに過去の有名作品(シャーロックホームズなど)が引用されており、それらを読んでる前提というか、知ってて当然のような感じで、ミステリ初心者の私、あまり海外作品を知らない人にとっては疎外感というかついていけてるのかと不安になってしまうところが多々あった。
4投稿日: 2021.10.09
powered by ブクログ上巻の続き読むつもりで読み始めたところ、いきなり編集者の女性の目線で原稿探しが始まる。えっ、なんだこりゃ?と思いながら読み進めると、二つの物語が一つの本になっている作りだった。ちゃんとどっちの話も終わったので、読み手として安心した。話中、アナグラムで登場人物の名前を変えたりしていて、邦訳されたかたは、苦労しただろうなぁ、と感謝する。 この本は書評などで絶賛されていたけど、私はそれほどぐっと来なかった。
5投稿日: 2021.10.08
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上巻と合わせての感想ですが、翻訳小説を読んだのが久しぶりだったからかやや冗長に感じた。謎解きやさまざまな伏線の仕掛けは見事な構成。15年かかるのは頷ける……が、アナグラムやキーワードが当然だが英語であるため、ふーんなるほどね、くらいの感じ。英語版で読めばよかったかな。 上巻下巻の分け方もすごく新しくて、この売り方が合ってると思う。個人的にはフーダニットの掘り下げはすごく面白かったけど、ハウダニットが巧妙なミステリの方が好きなのでまあ満足、くらいかも。編集者やめちゃったけどどうなるのかな。続編読みます。
0投稿日: 2021.10.04
powered by ブクログ名探偵アティカス・ピュント・シリーズ最新刊『カササギ殺人事件』の原稿を読み進めた編集者のわたしは激怒する。こんなに腹立たしいことってある? 著者は何を考えているの? 著者に連絡がとれずに憤りを募らせるわたしを待っていたのは、予想だにしない事態だった――。クラシカルな犯人当てミステリと英国の出版業界ミステリが交錯し、とてつもない仕掛けが炸裂する! 夢中になって読むこと間違いなし、これぞミステリの面白さの原点! 一冊で二度美味しい。 BBCのミステリドラマの題名が出てくるが、ごひいきの名前が出ていたのは嬉しい。
5投稿日: 2021.09.24
powered by ブクログ上巻の話がそのまま続くのかと思えば、場面がガラリと変わり、そしてこれはこれでおもしろく、これまたどんどん読めた。
0投稿日: 2021.09.20
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読み始めたときは正直ガッカリした。 まさかと思ったけど、このパターンか…と思って読み進めると、現実(アラン)と小説(ピュント)とアガサクリスティのオマージュが交錯し、どんどん引き込まれていった。 やっぱり面白かった。 予想していたより爽やかな終焉だった。
3投稿日: 2021.09.12
powered by ブクログ下巻読了。 上巻からの展開が気になって、鼻息荒く下巻を開いたものの、がらりと変わる展開に少々困惑気味になりました。 作中作『カササギ殺人事件』の世界から、この作品を読んでいた、女性編集者・スーザンの視点に変わって話は進みますが、『カササギ殺人事件』の結末部分が欠けている事に加えて、なんと、作者のアラン・コンウェイが自宅の敷地内で転落死をしてしまいます。 アランの死の真相と、消えた物語の結末部分を求めて探索を開始するスーザン。果たして“二つの謎”は解明するのでしょうか・・。 作中作と現実世界が細かくリンクして、かなり凝った構成となっております。 “現実サイド”の犯人は薄っすら予測がついてしまっていたのですが、『カササギ殺人事件』の真相の方は意外でしたし、“物語”としてもこちらの方が好みでしたね(やはりクラシックな英国の雰囲気が好きなもので・・)。 で、本作でキーとなる“アナグラム”なのですが、解明される場面を読みながら、きっとネイティブの方々はもっと楽しまれたのではないかなぁと。思わぬところで“言葉の壁”を実感した次第です。
9投稿日: 2021.09.11
powered by ブクログ大どんでん返し〜ってことはないけど、上巻と下巻のオチが両方堪能できる贅沢な一冊でした 私は終盤より、中盤の作中作の虚構が現実を侵食(シンクロ?)してくるような感じが読んでてハラハラして楽しかった
0投稿日: 2021.09.08
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2021年9月1日再読 上巻冒頭の愚痴を言っていた女性、作中作『カササギ殺人事件』の著者、アラン・コンウェイの担当編集者であり、本作品の主人公・スーザンが登場。なんと、『カササギ殺人事件』は最後が欠けている状態で渡され、すでにコンウェイは死亡していることを知る。 残りの原稿を見つけ出さないことには会社が立ち行かなくなることになり、スーザンは原稿を探すことを決意、コンウェイの家でコンウェイの同性の恋人フレイザーや関係者に会ううちに、コンウェイは殺害されたのではないかと疑惑を抱くようになる。そんな中、上司からは「会社を譲りたい」と、恋人からは「一緒にギリシャに来て」と、プライベートでも大事件勃発。 2つの事件が絡み合い、最後に紐が解けるように解決するという展開、とても面白かった。ミステリは最近読んでなかったけど、捻りすぎず、暗すぎず、ちょうどいい。 ただし、 事件の解決にはスッキリしたし面白かったけれど、途中でスーザンが無意識に○○した、という箇所がいくつかあり、そこはちょっとご都合主義的だと感じたかな。あと、1つ1つ個別の事件としてみるとどうかなぁ…。個人的には作中作のほうが面白かったです。 それでもこの著者は、読者の共感を呼ぶような事件に関係がないような箇所の文章が味があってグッときます。そこが好きかも。
4投稿日: 2021.09.01
powered by ブクログやっと読み終わったー!上巻で登場人物の多さでとまどい、面白くなってきたぞーって時に下巻⁉︎あれれ…? 読むのに時間がかかって何度も前に戻って伏線の回収が大変!最後はフムフムそう言うことか、、、 海外ミステリーは私にはちょっと難解だった。しばらくはもういいかな… またいつものほっこりものを読んで間をあけてまた読んでみよう。
1投稿日: 2021.08.31
powered by ブクログ入れ子構造のミステリで、それぞれの謎、伏線が絡みながら明らかになってゆくのは新鮮だった。 ただ、そもそものきっかけである殺人の動機と行動には若干の疑問はあるけど、翻訳も読みやすいので、楽しめました。
0投稿日: 2021.08.26
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最高に面白い作品だった。作中策とその担当編集が巻き込まれた事件の2人の犯人を当てるダブルフーダニットミステリー。上巻はアガサクリスティなどを彷彿とされるオールドファッションミステリーで、下巻は「カササギ殺人事件」の作者の死に疑問を持った担当編集が謎を解くという1作品で2回楽しめる最高のミステリー。伏線が各所にちりばめられており、アナグラムにより読者も解くことができたというのもまた面白い。担当編集であるスーザンがかわいそうに思えてくる。どうか幸せになってほしい。次は「メインテーマは殺人」を読みたいと思う。
0投稿日: 2021.08.18
powered by ブクログアラン・コウェイが自宅の塔から落下して死亡していた。 カササギ殺人事件の最後の原稿がないので編集者のスーザンはアランの自宅を確認するが、そこでアランの死に疑念を抱く。 アランの元恋人や元妻や姉やロック警視、上司のチャールズ、またその他関係者に聞き取りを続けていくうちにカササギ殺人事件の最後の原稿とともにすべてが明らかになる。 ひとつのミステリーがもう一つのミステリーにかかっているあっと言わせる小説。
0投稿日: 2021.08.12
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海外ミステリーは初めて完読しました。登場人物が多いのと土地勘などのイメージがしづらく読み進めるのにかなり時間かかってしまいました…ああ勉強不足… ただ、二段重ねのミステリーはなかなか無い設定だったので読書慣れしてる人ならかなり楽しめたのかなぁと思います。これからも挑戦します笑
0投稿日: 2021.07.27
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謎解きは良かった。ただ長い。ただひたすら長い。魅力的なキャラなく、ユーモアなく、テンポ悪い、無駄に固有名詞多い。どう繋がるのか気にはなるけど探偵の真似事。なかなか合わなかったのは残念
5投稿日: 2021.07.26
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上巻を思う存分楽しんで読んだ後だったので、下巻を読み始めて「この編集者みたいなやつの語り長いな〜〜」とぱらぱらページをめくって愕然とし、裏表紙の煽りも見て確信した。あっこれ騙されたな、と。 でもしっかりカササギ殺人事件の本編も最後まで作品で描かれていたので満足。種明かしのところくらいは原文で読んだ方が良かったかも? それに、普段ミステリーを好んで読まないのだが、ミステリーものの伏線は確実に事件と関わるものしか読者に与えてはいけないと勝手に思っていたので、謎の行動の原因が単に愛人がいてそれの隠蔽のためとかそういうものだったり、逆にそこまであからさまに示唆されていなかった出来事が確実なヒントになっていたりして、作者があえて話をごっちゃごちゃにさせて読者を弄んでいるんじゃないか?と思ってしまった笑
0投稿日: 2021.06.17
powered by ブクログ海外ミステリをそれほど読まないので、これがどの位置にくるのか判断しかねるけれど、面白かった! 上巻と下巻に分かれているのも効果的。 上巻を読みはじめた時の、あれ?という違和感が下巻で解消されていくのが楽しい。 天国で児玉清さんも読めているといいな。 きっと熱い熱い感想を語られることでしょう。
0投稿日: 2021.06.08
powered by ブクログ2022.7.24 どちらかというと下巻の方が読みやすくてすいすい読める。 なんか似てるな〜と思ったら、やっぱりアガサクリスティーのオマージュだった。
0投稿日: 2021.06.06
powered by ブクログ下巻は下巻でテンポよくなっておもしろかったんだけど、それでも上巻のカササギ殺人事件の解決編ははたして読めるのかなってドキドキした。 どっちもすっきり解決でよかったよかった。
0投稿日: 2021.06.03
powered by ブクログ上下巻読了です。 作中作で丸々上巻を使いきる大胆な構成。 プロローグを読めば、下巻は現代の話になるだろうなというのは想像がつく。 作中のピュントパートは、クラシカルな王道ミステリとして。現代のわたしパートは、アクション含むドラマティックな物語として楽しめる。 伏線が回収され謎が解かれるのは本当に快感ですね。 熱心なミステリファンならオマージュを楽しめるのだうが、残念ながら自分はミステリに明るくない…。 クリスティ作品をはじめこれから読もうと言うモチベーションになりました。
0投稿日: 2021.06.02
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すごく面白かった。 そんなに小説を大量に読んできたわけじゃないけど、こんな構成の小説は初めてだったので読めて良かったです。 ただ、時間を空けてしまったのが後悔。 上巻から一気に読んでしまいたかった。 この著者の次の作品は一気に読もう。
0投稿日: 2021.05.31
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いやいやいやいや。面白かったわ〜!下巻の冒頭、いきなり作中作になってたことを思い出さされる。しかも、え?原稿の結末部分がない…?マジか?ミステリでそれはナシやろ!作者の墜落死なんか置いといていいから、さっさと謎解きの続き!結末部分の原稿を探してくれえ〜と思ってたら、おおお…??入れ子式の物語になってる理由が判明する箇所、鳥肌が立ったわ。伏線も回収されてるし、目眩しもちゃんと説明されてるし、王道だあ(ま、外側の謎解きの方は、ジョン・ホワイトの雰囲気な家政婦は放置だし、チャールズの元秘書と駅でバッタリ…はデキ過ぎだしだけど)。 久々にちゃんとミステリ読んだけど、やっぱりイイねえ、最高。 そして主人公的にはギリシャでホテル経営、収まり良かったねー。
0投稿日: 2021.05.27
powered by ブクログ上巻がいい所で終わり早速下巻を読み始めたら、「え、これは続き?」となるが、上巻同様、読むうちに理解が追いつくので終わりまではあっという間に読了できた。 上巻の事件のについては、なかなか想像の及ばない結論だったが、下巻の事件については少しありがちな気も。 どんでん返し物が好きな人には、少し物足りない結末かもしれないです。
0投稿日: 2021.05.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
下巻の入りが面白く、続きが気になるため読み進めることはできる。 が、最後がしょうもなかった。 犯人に近付いていく緊張感が無い、犯人も意外じゃない。 物語の構成だけ面白かった。
2投稿日: 2021.05.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白いしかけ。 2つの話が動き出して、ミステリーらしく最後は気持ちよく終わる。 えっ?えっ?と声に出してしまった。私には斬新でとても楽しめた。
0投稿日: 2021.05.14
powered by ブクログ原著2017年、日本でもよく売れたミステリーであるようだ。タイトルがあまり面白くなさそうなのだが、読んでみることにした。 とりあえずクリスティやクイーンのようなオールド・スタイルの本格推理小説である。実際、アガサ・クリスティへのオマージュとなっているらしい。冒頭からたくさんの登場人物が目まぐるしく登場するが、それぞれ個性的に描き分けられており読者を困惑させないし、文章がなかなかうまく、読んでいて面白い。 その上に、「あっと驚くような」展開が用意されていて、それが本作をベストセラーにさせたのだと思われる。最後まで楽しくスリリングに読み進めることが出来た。よく出来た推理小説だと思う。 読みながら「本格推理小説とは何か」ということをずっと考えてもいた。この系統の作品には、他ジャンルの小説とは全く異なるような構造が見られることは確かだ。 本格推理小説では、どんどん描出されてゆくその文章の中にトリックが仕掛けられており、見過ごされてしまいそうなディテールが、後になって重要な布石だったことが判明する。推理小説の読者はそれを知っているから、細部にわたって手がかりがないか点検しつつ読み進めることになる。あからさまに「怪しい」ような容疑者たちの言動は、実は真相=真犯人を指し示す核心から探偵=読者の目をそらすようなトリックとして描かれるので、そういった罠をかいくぐって読んでいかなければならない。最後の謎解きが「なーんだ、そうだったのか」と読者を驚かせつつ納得させるほどに、推理小説として成功し、快感をもたらすのである。 巧妙に隠された真相が作品の最後に明かされて快感を与えるというこの単純な構造は数学の問題と同様な形を持っていると見えなくもない。ただしこの「文章題」にはやたらと大量の意地悪な「ひっかけ」がある。 この構造自体は完全にパスルであって、本格推理小説を読む楽しみは一般の文学小説を読む楽しみとは異質な、特殊なものであるように見える。だが、本当にそうなのか。 先日松本清張の『ゼロの焦点』を読んでいる時はあまりにも視点となる人物の心中についての描写が足りないためか、物足りないような虚ろさを感じ続けた(同じ清張でも、女性の一人称記述を用いた『ガラスの城』の方が読んでいて引き込まれるものがあった)。 しかし、本作も、登場人物たちの心の葛藤がいろいろと描かれているものの、それらは文学作品としては決して深さも重さもなく、読者の興味はそこに向かない。 同じような心的空洞性をもちながら、清張と本作を分かつものは、単にテクニカルな部分なのだろうか。 また、「パズルであること」という小説構造は、そうではない一般的な物語としての一般的な小説構造「のふり」を装うことと並行するがゆえに、推理小説として面白くなるのだろうか。この場合、二重の構造の位相のずれが最後に顕現するのが面白いのか。 考えていくと面白い問題で、私は子どもの頃から少なくない数の「本格推理小説」を読んできたが、まだこの構造の謎を完全には解明できていないのである。
0投稿日: 2021.05.13
powered by ブクログ上巻がやっと面白くなってきたところで、 張り切って下巻にかかったのに、なんだこれは まったくね乗りきれない。苦痛な思いでやっと 後半から分かるようになったけど、私には、 凝りすぎたストーリーで、楽しめなかった。
1投稿日: 2021.05.04
powered by ブクログ下巻は上巻の続きで解決編かと思いきや、こういうやり方なんだ!!と素直に驚き、またどんどん読み進める。最後には小説も現実もきれいに解決し、伏線も回収。スッキリ読み終わった。とても面白く、評価が高かったのも納得。
6投稿日: 2021.04.29
powered by ブクログ作中作のパートのほうが好きだったので下巻はもどかしくて仕方なかったけれど、結果、面白かった。 ざっと読んでそれっきりじゃ勿体ないのでもう一巡しようかな。
1投稿日: 2021.04.25
powered by ブクログ私は熱心なミステリーファンでは決してないが、この卓越した技巧性には手放しの拍手を送るしかない。近代から現代にかけてのミステリーを分解し、再定義するというある種【禁じ手】的な作品ではあるけれど、これほどミステリー愛が詰まった作品には中々お目に掛かれないのだろう。作品の完成度自体は作中作に軍配が上がるが、一挙両得な仕上がりには充分満足。しかし、<ホーソーン&ホロヴィッツ>シリーズ同様、読者に対してフェアであるがゆえの冗長さには未だ慣れそうもない。続編があるらしいが、課せられるハードルは相当高そう。★400冊目
0投稿日: 2021.04.18
powered by ブクログ評判どおり、すごい本でした。たた、最近仕事が忙しい中でこの分量、この複雑さを読みこなすのは骨が折れたので、あらためて時間的に気持ち的に余裕があるときにまた読んでみたいと思いました。
0投稿日: 2021.04.18
powered by ブクログ下巻は、現実世界でのミステリー。 主人公スーザンが「カササギ殺人事件」の作者アランにまつわる事件を追及していく。 作中作の事件と現実での事件。 この二つが絶妙に絡み合い、実に面白く物語は進んでいく。 とても楽しい時間でした。
15投稿日: 2021.04.18
powered by ブクログおもしろい構成だった。 何年後かにもう一度読みたいと思う。 個人的に 海外作品はカタカナが多く(地名など)ピンとこない。 そのため読み進めるのが遅くなったが、それでもとても面白かった。 オマージュと言われているのでアガサ・クリスティの作品を読んでみたいと思った。
0投稿日: 2021.04.05
powered by ブクログはじめて読む構成だった。 時間をかけて作成されているのが伝わってきた。 ただ、登場人物が多く、時間を置いてしまうと理解が追いつかなかった。
0投稿日: 2021.03.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いよいよ!な良いところで上巻が終わり、ワクワクして下巻を読んでみる。 マジかー!上巻でやっと覚えた登場人物。 下巻で更に増えるんかーい。
1投稿日: 2021.03.21
powered by ブクログネタバレせずに感想を書くのは非常に難しい。 上巻は、まるでアガサ・クリスティーナを読んでいるかのような、古き良きイギリスミステリの世界へと連れていってくれる。 そして下巻を楽しみに開くと、予想外の展開が待っているのだ。 それがおもしろくもあり、でも、『え、ちょっと待って?!』という気分にもさせられる。人によるのだろうけど、私はそこを乗り越えるのに少し時間がかかってしまった。 あっと驚く仕掛け、というのは出尽くしてきている感あるなと思っていたけど、まだまだやれるんだなぁと、作者の創造性・独創性に拍手を贈りたい。
16投稿日: 2021.03.16
powered by ブクログ他にない変わったミステリー 上まではアランという作家が描いたミステリーつまり普通に殺人事件が2回起こってその犯人は誰かを登場人物の人の動機とアリバイとともにつらつらと書いてある けど 下はそのミステリーを描いていたアランが死んでしまい、そのミステリーの結末が行方不明になって結末がわからなかなってしまうことが書かれてある。またアランの死が自殺でないと疑って出版社の女性がそのミステリーの結末とともに犯人探しを始める。途中ややこしすぎて飛ばして読んで、最後の結末は気になったら結末はしっかり読んだ 外国の人の名前が覚えられず誰が誰か分からなくなるし、登場人物多すぎて整理が難しいから登場人物多い本は嫌いだ。結果的にはメアリは自分で階段から落ちて死んでいて、サーマグナスパイはメアリの息子のロバートに殺された。ロバートは小さい頃からサイコパスな部分があり、メアリが自分が死んだら読んでほしいとロバートのその秘密の性格を書いた手紙をマグナスに渡していたために殺されてしまった。このミステリーの結末部分に探偵のアティカスピュントが自殺する時に書いた遺言があり、その遺言をアランを殺した犯人が自殺に見せかけるために引用したために行方不明になっていたのだ。 あーややこしすぎーミステリー苦手だったんだった nのためにも、人物が誰が誰かわかんなくなって読めなくなったみたいに でも他とは違う本の書き方ですごい発想力だと思った 一回読み始めたらせっかくよんだから読まなきゃというので読んだけど途中は飽きてしまうくらい回りくどい言い方でした、、
2投稿日: 2021.03.07
powered by ブクログ新年一発目がまさかのミステリ。実家で過ごす正月っぽくてそれもなんかいいのかもしれない。 ミステリを読む習慣がないので、フーダニットを真剣に考えることもなくなんとなく読んでしまったけど(馬鹿)とても面白かった。一つの物語の中に二つのフーダニットが入っているという構造。ちなみにフーダニットという言葉は今日初めて知った。 この作者の書くミステリは間違いないだろうから、他も読んでみたい。 けど設定ガバガバのところはちょい気になる。
0投稿日: 2021.03.07
powered by ブクログこれだけ長い作品だが、弛みなく構成された強力なデザインに驚く。グランドデザインの中に、瑞々しいオマージュや小さな愛らしいモチーフが張り巡らされ、読み手を離さない。
0投稿日: 2021.03.04
