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カササギ殺人事件 下
カササギ殺人事件 下
アンソニー・ホロヴィッツ、山田蘭/東京創元社
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総合評価

542件)
4.0
141
222
115
18
3
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    冒頭の主人公の言葉「こんな腹立たしいことってある?」に同感するところから始まる下巻。上巻で感じた構成の面白さが、こんな展開をするなんて予想外でした。作中に散りばめられたアガサ・クリスティー愛が嬉しい。

    1
    投稿日: 2024.03.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『カササギ殺人事件』の謎解き部分に当たる箇所の原稿が、無い。激怒した編集者の「わたし」の元に著者アランの急死を告げるニュースが入った所から物語が始まる。上巻を読んでいざ謎解き編だ!と思っていた私もスーザンと一緒に「そんな殺生な!」と思った。激怒まではしないけど。 そうか『カササギ殺人事件』は入れ子構造なのかー、と思いつつ現実編を読み進める。アランは現実の身の回りの人物や事物、過去のミステリー作家の作品などから着想を得て作品を書いているため、作中の『カササギ殺人事件』を彷彿とさせる人物たちが登場する。作中の被害者と同じく、アランも死を望まれている人物のようで、誰も彼もが怪しい。見事な入れ子構造。おかげで作中のエピソードと絡めて現実の登場人物を見てしまい、誰を疑ったらいいのかももうわからなかった。 なんなら「私の死後に起きる事が、この事件の最終章だ」とかいう神がかったオチになるんじゃないか、と思った。ならなかった。よかった。 思ったよりも最後の謎解きで盛り上がれないまま読み終わったのだけれど、上巻の結末部分もしっかりと読めて良かった。 SHERLOCKや他の番組、他の探偵たちなどもあちこちで名前が出てきて、その辺も読んでいて楽しかった。 それと、この小説はアナグラムが一つの鍵。翻訳された方の手腕もすごいと思う。

    3
    投稿日: 2024.02.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    (上巻より) 編集者が原稿の結末を探しているうちに、 作家の自殺が殺人ではないかと考え始め、 いわゆる「探偵役」として駆けまわることになる。 作中作だけではなく構成としても面白いし、 謎解きも面白い。 編集者の恋愛関係が組み込まれているのも良いと思う。 なのに、何が気に入らないのか。 多分、人物設定か人物描写かそこらへんだとは思うのだが。 もしかしたら、冒頭、編集者が原稿を読み始める場面で、 ワインにナチョ・チーズ味のトルティーヤ・チップスを選んだことが 気に入らないのかも。 もしくは、恋人が故郷に帰っていることを良いことに、 部屋中散らかしたままで不思議と落ち着いた気分になっていることか。 いや「アンソニー・ホロヴィッツ」もそうだったのにようやく気が付いた。 独り台詞のところが気に入らないようだ、残念ながら。

    1
    投稿日: 2024.02.24
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    上巻から下巻に行くところがこの作品のクライマックスだった気がします。結末や動機はうーん、すっきり納得とはいかないけど、とても面白く一気に読みました。

    2
    投稿日: 2024.02.18
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    パイってあのおいしいパイかと思ったら違った。さすがにそのパイだとは気づかなかった。というか知らなかった。 下巻は上巻に出てくる登場人物とまるまる違う人達だから戸惑ったけど、すべてがつながって気がついたら読み終わってた。 本の話と現実がリンクしてるのは、パラレルワールドじゃないのに緻密に描ききってる感じがして純粋にすごい。 あのなんともいえない後味悪い結末は筆者の思いをぶちまけにきてる感じもする。そんな世界でいいのかよ、、と。

    0
    投稿日: 2024.02.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ついにアンソニー・ホロヴィッツに手を出してしまった! カササギ殺人事件、タイトルが、正統派のオールドミステリーっぽいなぁ…と思ってたら、実はタイトルからして仕掛けになっている(ネタバレになるので詳しくは言えないが訳す前の原題が) さらに上巻で展開する1950年代ごろを舞台にした殺人事件犯人探しが「謎は全て解けた」宣言直後、下巻突然に現代に舞台を移し、この後の原稿がありません展開。編集者が残りの原稿を探し回るという、入れ子構造のメタ展開。 原稿を探していく中に色んな伏線を回収させて活きつつ、作中作とのかかわりがもつれたり結ばれたりして、2つの謎が解けた時の二重の美味しさときたら! よう、こんな構造のミステリー思いつくわ。ホロヴィッツ今まで読んでなくて損した、でもまだまだ楽しめるので楽しみである。 クリスティがポアロを毛嫌いしてたという逸話が引用されるが、そう言えばオジーオズボーンがパラノイドを歌い飽きたって言うてたなぁ…などと思い出したりした。

    1
    投稿日: 2024.02.07
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    上巻であんな感じからの下巻でこうきたの!?ってのが最初わからなさすぎてついてけなかったけど、途中で気づいて面白く読めた ただ、海外のミステリーをあまり読まないから著名人の名前とかはピンと来ずでもったいないことしたと反省

    1
    投稿日: 2024.02.04
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    上巻を読み終えて「さぁ下巻」と思ってページを開くと、まったく違う文体に。戸惑って読まずにページを捲りながらストーリーの続きを探してしまったくらい新感覚でした。

    1
    投稿日: 2024.01.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    下巻は急展開が多く、夢中で読み切った印象。 作中作の面白さが特に下巻に詰まっていると感じた。現実と物語で起きている2つの事件、2人の犯人を追っていく下巻。散々主人公と推理をしながら読み進んでいくのに、結局犯人や犯人の動機にも驚かされた。読者側にも推理させながら上手に伏線回収していく流れが面白い! 言葉遊びを解いていくのは和訳でももちろん楽しかったけど、洋書で読めたら更に面白かったのかなって感じた。 作中作で登場人物は更に多いけど、読み応えもあり飽きずに読み切ることができた。 しばらくはアンソニーホロヴィッツのシリーズに夢中になりそう!

    2
    投稿日: 2024.01.28
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    下巻のストーリーの初めから全く予想しなかった展開となっており、繋がっていく面白さにページを進める手が止まらなかった。上巻の初め100ページほどは面白みをかじられなかったがそれも回収する程でした。

    1
    投稿日: 2024.01.10
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    傑作と呼び声の高かった作品。その通りだと思った。謎解きが2つ。初めてアクロイド殺しを読んだときと同じような衝撃だった。これは面白い。

    0
    投稿日: 2024.01.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

     ページを繰る手が止まらなかった。っというか、目と手がページに吸い付けられて離れなかった。お陰で、朝の4時までかかって一気に読み終えた。連休で良かったあ。でも今日はゴミの日。何とか7時に起きて、ゴミだけ出してまた寝た^^。  そりゃあ、だってね。上巻の最後で作中作「カササギ殺人事件」の殺人犯が分かったと言っているのに、下巻を開けてみれば、その肝心の最後の部分の原稿がない!!しかも作者のアラン・コンウェイが死んだとなりゃあ、この小説の語り手でありアラン・コンウェイの「アティカス・ピュントシリーズ」の出版社の編集者スーザンと共に血眼になって探すでしょう!失われた原稿を。  ところが、スーザンが「失われた原稿」を探し始めるとどうしても違和感に気づく。作者アラン・コンウェイは本当に自殺だったのか?と。そしてどうしても真相を知りたくてアラン・コンウェイの身辺の人の話を聞くうち、その一人一人が作中作の「カササギ殺人事件」の登場人物に重なり怪しい。調査を重ねるうちに、スーザン自身にも殺意の手が伸びているような危機感を感じる。  すっごい!これって「マトリョーシカ・サスペンス」じゃん!  ひょっとしてアランは作中作「カササギ殺人事件」の中で、何か示唆してる?  最後には栗饅頭の極上の皮と餡子の中から、大粒の栗にたどりつけた満足感がありました!

    82
    投稿日: 2024.01.08
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    正直上巻で期待が高まりすぎてしまった感は否めないです。 でも現実世界の事件と小説がリンクしていく部分や、推理小説を読者目線で本気で推理するならこんな感じなのねとなり、面白かったです。 最後の方は結末が気になって手が止まりませんでした。 いつかアティカス・ピュントシリーズを実際に出版してくれないかなぁ?読んでみたい。

    4
    投稿日: 2023.12.16
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    上巻を読み終わり下巻の登場人物のページをめくった時、上巻と全く違う人ばかりだったので、思わず間違った本を買ってしまったのかと表紙を確認した。不思議に思いながら読み進めてみて初めて、こういう二重構造になっていたことを理解した(上巻の冒頭のレビュー風味になっているところは、本当のレビューだと思っていた笑)。このアイディアに脱帽。面白かった。

    1
    投稿日: 2023.12.09
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    作中作ミステリーは初めてだったので、読了した瞬間は、「ふぅーーーー(これは面白い!)」とため息を漏らしました。 アティカス・ピュントの探求や、失われた結末部分の原稿を巡る謎も、私をを引き込んで行きました。作者の自殺と関連付けられた様々な出来事が集約されて、「あちら」と「こちら」の物語絡まり合い、結末へ向かう。 面白かった! ただ、読了まで、とても時間がかかりました!笑

    0
    投稿日: 2023.11.26
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    なるほど、こういう構成でしたか。 一粒で二度美味しい構成ですね。 二重構造になっている話が、最後にはどちらもスッキリと解決して良かった。

    1
    投稿日: 2023.11.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    大人気作品をようやくゲットして読了。 小説の中にさらに小説があり、二つの作品を一度に楽しめるという発想が素晴らしい。個人的には、作家が殺した動機が、大義名分としてはあの作品を好きな人全員を侮辱行為とか言っているが、本当はその作品で成り立っている自分自身を一番侮辱されたと感じているのでは?と思った。この動機が男性特有のプライドだあまりにもアホすぎると感じ、アティカスピュントの方が興味深い内容だった。 アガサクリスティーの作品はドラマは好きだけれど、読書となるといつも全く犯人が分からず謎解きというよりも話をただ読んでいるだけなので、それを傾倒しているこの作品も全く犯人が読めず、、。私には難解すぎる。 最後にスーザンがアンドレアスと幸せになったところが私にとっては一番のお気に入り。

    1
    投稿日: 2023.11.22
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    上巻を順調に読み、下巻に突入したところで、面食らってしまった。新鮮な驚きをもって読了。海外の小説はあまり読んでないけれど、いいですね。

    1
    投稿日: 2023.11.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    (2023-11-08L)WOWOWにてドラマ視聴。結末を知っちゃったから、改めて原作を読むのもナニかなぁとも思ったのだけれど、続編があるらしいので…、それを読むなら、1作目も読まなきゃね。結末もヒントも知りながら、ああ、ココ、ココ、って言いつつ読むのも楽しいかもしれない。 ドラマのタイトル画像から、クリスティかな? そんな作品あったかな? って思ったんだけど、やはりクリスティリスペクトの作品だったようです。なるほど私はミステリのこういうところに惹かれるんだなぁと。クイーン、ドイル、チャンドラーetc歴史に名高い名探偵は数多くあれど、面白かったからこの作家の作品をもっと読みたい、と思ったのはクリスティなんだよね。 ネタバレなんですが ドラマでは何故、アランがスーザンの名前を聞いた途端態度を変えて融資を承諾したか、描かれていなくてね。原作を読めばわかるかなぁと期待している。(2023_11_03全6話視聴終了) なんと、そんな場面、原作にはなかった! 何故この部分を変えたんだろう。単に、アンドレアスも怪しい、って示唆するためだけなのだろうか。アランがスーザンをどう思っていたのかは、原作では一切言及されていない。確かに彼女のお陰で世に名を知らしめられたし大金を手にできたけれど、そもそもこの仕事、嫌いだったからなぁ。“馬鹿まん”って、彼女のことなのかもしれないし。 原作では、前半部が作中作、後半が作中の現実が語られているが、ドラマではふたつの事件が同時進行していて、車の走行シーンがボクスホールからMGB、もしくは逆に切り替わり、パイ屋敷もしくはアビー荘園(同じ建物)に辿り着いたり、作中作でモデルとなった人物を現実ターンでも同じ役者が演じたり、アテュカスの亡霊がスーザンに語りかけたりしている。これは、小説・映像作品それぞれの特性を生かした構成で、とても良かった。 何も間違ったことはしていない、むしろ多くの人々の役に立った気の毒なスーザンは、これからどうなるのかな。次回作が楽しみだ。(2023-12-05読了)

    1
    投稿日: 2023.11.04
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    たくさんの賞を受賞した大注目のミステリー、ということで大いに期待して読んだのですが……どうにも私には合いませんでした。 気になるところはいろいろあるけれど、決定打だったのがこの二点。 ・探偵役を務めるスーザンが好きになれない ・作品の面白さと作者の人間性はイコールではない。つまりアランも好きになれない どちらも好みの問題なので、これらが気にならない方には面白く読めるのではないでしょうか。 また、「小さい頃からミステリーに触れてきた」スーザンの口を借りて古今東西の名探偵について述べるリップサービスも気になったところ。私まだ『パディントン発4時50分』を読んでいないのに! 未読作品のネタバレを踏みやしないかと、変なところでヒヤヒヤしてしまいました。 クリスティー文庫のまえがきでお馴染みのマシュー・プリチャードの登場も、私には歓迎できなかったなぁ……。 そして最も許せないのがアナグラムの件。 こんなにも不快に感じてしまうのは、私が女性だからなのでしょうかね? Not for me.だなぁ。

    8
    投稿日: 2023.10.30
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    下巻を読み始めてやっと上巻が二重構造のミステリになっていることを知った。硝子塔でもあったけど、メタメステリはやっぱり面白いし、これはメタというか二重か。登場人物が多くてやや困惑はするが、話が面白くて人物紹介に戻って読めば全然いける。再読が絶対面白い本だと思う。

    1
    投稿日: 2023.10.24
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    凄い、、と思わず感心してしまう作品。 最後の方に探偵ピュントの台詞で、 「結局のところ、何もかもが辻褄が合う答えはひとつしか存在しないのだ。」 という一節があるのだけど、まさにこの言葉通り全ての出来事が辻褄が合うように緻密に構成されていてお見事。

    1
    投稿日: 2023.10.11
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    一気読みだった。 上巻の続きで、ピュント探偵による謎解きパートが始まるのかと思いきや、物語冒頭の編集者による、作中作「カササギ殺人事件」の作者アランの死の謎を追って行くパートが始まってしまい、 おあずけをくらってしまう形になったけど、こっちはこっちで気になるし、ページをめくる手は止まらないし。 ラストで両方の犯人が明かされ、スッキリした。 が、謎を解いた編集者への世間の態度が腑に落ちん。こっちが責められるとか、アランはどんだけ嫌われてたんだよ。

    1
    投稿日: 2023.10.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    カササギ殺人事件にのめり込んだところで 作中作だった!と気付かされた。 そしてこちら側でも事件がおこり 更に登場人物が増えて脳内混乱。 読了後は解決…すっきり!とは言えなかったものの 読み応えあり。

    0
    投稿日: 2023.10.01
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    下巻を読み始めて気づいた、そうだこれは小説の中の小説「カササギ殺人事件」だった!話にのめり込んですっかり忘れていた。カササギ事件が一気に解決されなかったのは残念だった。だがすぐに今度は「カササギ殺人事件」の作者アラン・コンウェイの死をめぐる話にどんどん引き込まれていく。 売れっ子作家たちの話が興味深かった。アガサ・クリスティはポワロを嫌っていた。イアン・フレミングもコナン・ドイルも本当に望んでいたのは尊敬であり、偉大な作家と世に認められることだった。A・A・ミルンはあまりにも成功してしまったためにくまのプーさんのことが嫌いになった。ということだそうだが、十分偉大だし尊敬されてるじゃないか! おもしろかった! YA向け以外で初めて書いたオリジナルミステリ

    1
    投稿日: 2023.09.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    下巻からの視点の急展開が見もの! 翻訳本なので、“アナグラム”のあたりは感動半減かもしれないけど、それ以上にミステリ好きを心躍らせるオマージュが出てくるし、1冊で2度楽しめる“二重ミステリ”です。 アナグラムの謎が解けてからの後半は主役探偵へ複雑な気持ちでしたが、それでも、その伏線回収は見事でした!!スッキリ爽快な謎解きで締めくくられてました!

    6
    投稿日: 2023.09.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    始まりから、驚きの展開でした 登場人物や展開がまるで変わって、やっと上巻の世界に馴染んできたのに、と戸惑ってしまった 登場人物が多いため、人物が最後まで把握しきれなかった

    1
    投稿日: 2023.09.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    Audibleにて。 ある種くどいぐらい描写があった後、結果は想像以上にあっさり。 劇中劇と現実の連関性も薄く、現実の方の動機もなんとなく腑に落ちない。 せめて、犯人逮捕後の後日談をもう少し細かく描写してくれたら...と思ってしまった。

    2
    投稿日: 2023.09.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    これはすごい。 作中作と有機的に絡み合う事件の二重構造の巧みさ。双方に納得の謎解きが用意される贅沢さ。 片方だけでも満足なのに、作中作のクオリティが高すぎるのよ。 ミステリオタクのサービス精神の結晶。

    2
    投稿日: 2023.09.11
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    上巻の最後、唐突に犯人の名を告げて終わった続きが気になって、急いで本を開いたら、作中作の話から作中現実の話にシフトしていて、大変戸惑う。 もしかしてこれ、現実の事件が解決したら、作中作はうっちゃられるのではないかと危惧しました。 が、安心してください。 ちゃんと両方解決します。←当たり前 作中作『カササギ殺人事件』は、名探偵が犯人を名指しするところ以降の原稿が紛失。 そして作者は自殺。 しかし、作品を完成させずに作家が自殺するだろうか? 担当編集者は原稿を探すために、作家の周辺の人たちに話を聞いて回るのだが…。 ”世間に流通しているありとあらゆる種類の本のうちでも、ただひとつミステリだけは、未完のままで出すわけにはいかないのだ。” …我が家の世界文学全集、ディケンズの巻に収録されている『エドウィン・ドルードの謎』は未完だった。 知らずに読み終えて、絶望のあまり膝まづいて号泣した中学生の自分を思い出したら、「あれはディケンズの作品だったから許された」なんて書いてある。 まだ許してないぞ、私は。 閑話休題。 とにかく自殺した作家のいけ好かないことと言ったらない。 だから担当編集者自身も彼とはうまくいかず、直接交渉は社長任せだったくらいなのだ。 ありていに言って、私も「下司ヤロウ」と思います。 全部読み終わって思ったのは、下司ヤロウが書いた作中作の『カササギ殺人事件』の方は、真相を知ると、唐突な人物設定の追加はあるものの、事件を起こしてしまった理由については自己中とはいえ多少の同情の余地はあるとおもう。 が、本編の方の真犯人は、結局自分のことしか考えてないよね? 床に倒れて動けない彼女をまたぎ越したついでに蹴りを入れるって、人としてどうよ。 本筋とは関係ないけれど、イギリスに残って編集者としての仕事を続けたい彼女と、クレタ島でホテルを経営したい彼。 どっちを選ぶ?って、どっちもはダメなの? 飛行機で3時間なら、遠距離結婚でいいじゃん。 元々、教師の彼が忙しくない週末にしか会っていなかったのだから。 彼女だけが二者択一を迫られるのは、今どきちょっとなーと思いました。

    2
    投稿日: 2023.09.09
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    まだ82年も残っているのに、解説で「二十一世紀に書かれ翻訳された謎解きミステリの最高峰」とまで絶賛された作品。作中作品の『カササギ殺人事件』とその作者の死をめぐるミステリの二重構造で、この構造自体が、トリックの下地になっている。まったく、ミステリ作家というのは、色々と思い付くものではないか。作者はイギリスのTVドラマの脚本家としても活躍し、TVドラマ『名探偵ポワロ』も担当していたとか。知らなかったけど、昔からお世話になっていたらしい。

    3
    投稿日: 2023.09.07
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    小説家が死んだ。 上巻の続きである、結論の小説1枚が見つからない。 ストーリーはどうなる?そもそも小説家はなぜ死んだのか? 小説の中の出来事が、小説家の人生そのものだったと、鏡の中の鏡を覗く設定が初めてで戸惑った。 辿り着くまでがちょっと長い。読み終わるのに根気がいるかも。

    1
    投稿日: 2023.08.31
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    上下巻で謎解きの楽しさと意外な展開に思わず一気読みしてしまう。ただ文庫本の文字の小ささには…もう1ptアップしても良いのでは?

    1
    投稿日: 2023.08.28
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    少しひねった工夫は、手垢が付いているように感じられて、むしろ、古典的な方が難易度が高く、ひらめきに脱帽をしてしまう気がする。どんでん返しの方が当たり前で、むしろ、直球の方がまさかと考えてしまう気がする。科学的な根拠が薄く通信や移動の手段も不便だけど、その障がいがおもしろかったりする。アガサクリスティーやコナンドイルをもっと読みたくなった。

    1
    投稿日: 2023.08.27
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    ミステリーはあんまり読まないのですが、これ本屋さんで気になってました!なぜ、カササギなのか、、、←大事なとこだった 既読者さんならわかって貰えると思うのですが、ミステリーの箱をもうひとつのミステリーの風呂敷で包んだ感じ。これは私には未知の世界だった! 最後に怒涛の盛り上がりを見せてそこはザ、ミステリーでした。 ここからネタバレ要素あり注意 アランが人格的にひねくれてる設定なので好きになれず。アランは主役ではないがキーパーソンなので、ピュントと重ね合わせるのはどうにも納得がいかなくて笑

    2
    投稿日: 2023.08.17
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    上巻からガラッと場面が変わり、ここからどう着地するのかが全く見えない中、怒涛の展開一気読み。 しばしの放心状態の後、最初のほうのページに戻ってニヤニヤ。 いい読書体験ができました

    0
    投稿日: 2023.08.11
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    上巻も下巻も何日かかけて読み切ったが疲れた〜 最近はエッセイばっかり読んでたから、ミステリを読み切る体力がない笑

    3
    投稿日: 2023.08.02
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    尻切れトンボの上巻から下巻へ移ったときの衝撃たるや、なんてことか! このメタ・ミステリな展開ったら、ホセ・カルロス・ソモザの『イデアの洞窟』を彷彿させるものだった。 アンソニー・ホロヴィッツは、イギリスのサスペンスドラマの脚本家とのこと。道理でミステリの伝統とエンタメとバランスよく融合した展開なわけだ! 山田蘭の訳出も、素晴らしかった!「丁字路」とちゃんと表現しているところとか。 犯人は、両方とも当てられなかったよ。みんな疑わしくって。

    4
    投稿日: 2023.07.31
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    上巻部分まで読み終わった編集者が物語の続きを探す話。気持ちはめちゃくちゃ編集者に同意出来る。こんな気になる所で止められるなんて無理、と続きを求めて読み進めるも更に生まれる謎謎謎。真相は一体!?と最後まで気になる。

    2
    投稿日: 2023.07.30
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    下巻は一気読みでした。 誰が犯人なのかをずーっと追っていくので、続きが気になり、ページをめくる手が止まりませんでした。 最後には真相も分かるので、スッキリ。 大満足で読み応えのある作品でした。

    38
    投稿日: 2023.07.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    非常に面白く、一気読みした。 しかし名作というには後味がよろしくないと思う。何か信頼に能う関係や感情が残ればよかったんだけどな~。クレタ島行きも、主人公がきちんと選び取った実感がないし。 ということで、厳しいけど星3つが妥当かな。 あとアティカスピュントのアナグラム程度ならファンがとっくに掘り当てそうだけど? 随分不自然な名前だよね。

    2
    投稿日: 2023.07.20
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    アガサクリスティが好きな人はたまらないであろう雰囲気に満ちた英国ミステリ。作中作のミステリと、その著者の死亡事件に巻き込まれる編集者とのダブル構造。 丁寧で緻密なつくりに感心するが、世評ほどには引き込まれなかった。

    2
    投稿日: 2023.07.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    アティカス・ピュントの犯人探しを内包しながらスーザン・ライランドが現実世界でも犯人を追い詰めていくスリリングさ。「この先どうなるの?」「あの事はどう解決されるの?」が随所に散りばめられていてページを繰る手を急がせる。下巻に差し掛かっても登場人物が増えていくのは止まらず、名前と人物像を照らし合わせるのに一苦労だったけど(覚えきれない笑)、それでも一気に読み進めてしまうくらい面白かった。最後にピュントが自死するのは切ないけれど、スーザンが次の人生を歩み出せたのは良かった。

    0
    投稿日: 2023.07.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かったよ。原稿部分がものすごく面白かった。それ故に、ピュント作品に込められた皮肉だとか汚い言葉を暴いてしまった主人公にむしゃくしゃした、彼女がいないと原稿の結末が読めなかったのはわかってるけど、なんだかなーーっっ笑

    1
    投稿日: 2023.07.05
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    やっと下巻読めた。できれば時間を空けずに読むべきだったな。。。 上巻と下巻でメインになる話がガラッと変わり、フォーカスされる登場人物も変わる、斬新な手法。 なんか「アティカス・ピュント」っていう名前もへんてこだなぁ~と思ってはいたけども‥!

    2
    投稿日: 2023.06.24
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    全く想像していなかった物語。 カササギ殺人事件とその編集者から成る二つの物語の構想が凄すぎる。 少し忘れてきた頃に再度上を読み返したい。

    3
    投稿日: 2023.06.22
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    読書記録 2023.6 #カササギ殺人事件 (下) #アンソニー・ホロヴィッツ 上巻読了から瞬く間に下巻も読了。 王道の英国ミステリなのに、舞台装置は入れ子構造で革新的。一粒で二度美味しい楽しみ方ができる。続編の「ヨルガオ」も即購入したよ。 #読書好きな人と繋がりたい #本屋大賞 #読了

    3
    投稿日: 2023.06.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

     アラン-コンウェイという架空の作家が書いたアティカス-ピュントとその作家自身を巡る物語。  上巻ではプロローグと絶賛の声以外は全てアティカス-ピュントの物語となっていた。とても古典的でいわゆるミステリとして私たちが求めている要素がふんだんに盛り込まれており、その上洗練されていてどんどん先が気になる内容となっていた。最後がとてもいいところで終わっており、すぐに下巻を読み始めた。  下巻は上巻のプロローグで出てきた編集者が主人公となっており、なくなった結末とアラン-コンウェイの死の真相を追うというミステリの入れ子構造になっており、上巻の続きはしばらくはお預けだった。  作中作の完成度が素晴らしくベストセラーという設定に説得力があった。また、ミステリの結末もフェアかつ驚かされるものであり、舌を巻いた。幕切れは少しあっけなさもあったが、全体を通して満足感のある作品で読み応えも読後感も素晴らしかった。また、物語はただ作家との関係だけでなく、編集や読書によってそれに関わる人々の夢とも深く関係しているものなのだと思った。アランという人物の意地悪さが最後まで悲しかった。

    8
    投稿日: 2023.06.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    素晴らしい作品だった。 作中作品だけをとっても、一流のミステリーと思うが、その小説の編集者が現実世界でまた謎解きを繰り広げる。 この二重構造がすごい。 探偵の名前のアナグラムについては、こんなのあり?とびっくり。 でも、こんなことを殺人の動機にするなんて、普通考えられないよね。 上下巻もあるが、長さを感じないで、読み進められた。いやー、読み応えのある作品だった。

    3
    投稿日: 2023.06.03
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    いや〜長かった笑 下巻の読み始めは???で どうゆう事?ってなったけど 理解してからは順調に読めた! すごく斬新な作品 満足です!!

    5
    投稿日: 2023.06.02
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    上巻からの流れで一気読み。クリスティ作品へのオマージュとして納得の本作。こういう劇中劇の使い方には賛否が分かれると思うけれど、そこまでストーリーが難しくなることはなく、効果的でした。いざ続編を読もうか思案中。

    2
    投稿日: 2023.05.31
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    えぇ~?! まさか、上巻が丸々前振りだったとは。 この構成に一番驚いた。 主人公は編集者。カササギ殺人事件の小説の著者が死んだ。小説の事件の犯人は?著者を殺した犯人は?なぜ? 現実と小説のふたつの事件が交差しながら、真相が明らかになる瞬間、見事に繋がる。 カササギ殺人事件だけでも完成度は充分高いのに、それを前振りにして更に事件を起こすなんて… アガサ・クリスティ愛、ミステリー愛がいっぱい詰まった作品だった。

    34
    投稿日: 2023.05.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    積読が沢山あるので、上巻を読み終えて下巻に入った途端に違う本を読んだかと思うほど、ガラリと話が変わったことに驚きました。 まさか二つの話が交差するとは思いませんでしたが、最後の約100ページは圧巻の解決編でした。 まさにダブルフーダニットでしたね。

    2
    投稿日: 2023.05.04
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    〝2018年の時点で、21世紀に書かれ翻訳された謎解きミステリの最高峰と言っても過言ではない〟と豪語するミステリ書評家・川出正樹さんの解説のとおり、古き懐かしき時代の殺人事件と現代社会を交錯させた画期的な作品構成で、一作で二作品分の謎解きの妙味を味わえ、大仕掛けで精緻なトリックに驚嘆する、ミステリファンを唸らせるに足る傑作といえる。

    8
    投稿日: 2023.05.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    陳腐な表現になってしまうが、額縁に飾られたミステリ小説を楽しむ人たちを、俯瞰して鑑賞してるような新感覚の作品だった。ただ、チャールズの殺人動機がいまいち理解できず(頭ではわかっているものの)、またスーザンという主人公の女性があまり魅力的ではなかったので⭐︎4とした。 名だたる探偵の名前が散見する中、アナグラムがキーワードと知ってからどんな伏線回収があるのだろう?とドキドキしてたのに、結局はFワードだったこともちょっとがっかりだった。カササギも特に意味はなかったっぽい?それでも面白かったので評価は⭐︎4 あと安易に田舎に住みたいと思うのはやめる

    1
    投稿日: 2023.05.02
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    上巻ではアティカス・ピュントのお話が展開され、結末まで僅か!って所で終わっていたので、下巻で何をするつもりだと思って本書を開いたら、スーザン編に移行してΣ( ̄□ ̄|||)ハア??って顔になった。まあ、原稿が無いから仕方ない。ということで、ココからが本番で物語が展開していく様はとても新鮮だった。こういう魅せ方もあるんだなと。ただ、ミステリとして結末は好みではなかった。理解はできるけど、犯行動機それですか。。。何か別の解決方法があっただろと思ってしまった。

    1
    投稿日: 2023.04.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった。 けど、チャールズ・グローヴァーはなぜ「カササギ殺人事件」をスーザン・ライランドに読ませたのか? はなから無いものとしとけばいいのに、結末だけ抜くとか、そりゃ躍起になって探されるよ。 殺人を犯すぐらいだから、欲深い大胆な人物ってことなのかな??

    1
    投稿日: 2023.04.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読み始めた瞬間に「中巻を読み飛ばした?!」と思うような構成に驚嘆。 誰が犯人かついに分かると意気込んで繰ったページの先では編集者のスーザンも同じように失われた結末部分に頭を抱えており、そこに筆者アラン・コンウェイの自殺のニュースが舞い込む… 「カササギ殺人事件」の続きが気になる状況で読み続けなければならないこと、アランの性格が非常に気いらない(特に、著作の名前に隠したメッセージ)ことに引っ掛かりながら読むため、正直現実世界側のフーダニットより早く「カササギ殺人事件」の結末が知りたいという気持ちが終いまで続くものの、美しい推理小説と高潔な探偵像を読んだ後にその作者のいけ好かない本性が暴かれていく構成は面白かった。 「カササギ殺人事件」の犯人はこれまたクリスティー作品を感じる(「雲をつかむ死」や「白昼の悪魔」のような、狂気を隠した一般人)犯人で個人的にはオリジナル作品としてもオマージュとしてもとても良い一冊だったと思った。 「カササギ殺人事件」ではなく、「マグパイ殺人事件」として読んだ英国人はタイトルにもクスリとしたんじゃないだろうか。

    2
    投稿日: 2023.04.05
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    「カササギ殺人事件」を著した作家、アランがその解決編を発表しないまま自殺した。 その事に納得できない編集者スーザンは作家やその作品について調べ始める。するとそれまで知らなかった事が次々に明らかになっていく。 果たして解決編は見つかるのか、そもそも作家は自殺だったのか。  二重の謎解きとなる作品で、面白いけれども読むのはなかなか体力が必要だった。

    2
    投稿日: 2023.03.18
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    イギリスの作家「アンソニー・ホロヴィッツ」の長篇ミステリ作品『カササギ殺人事件(原題:Magpie Murders)』を読みました。 久しぶりに海外のミステリ作品を読みたくなったんですよね… 海外のミステリは今年2月に読んだ「ジョン・ハート」の『キングの死』以来ですね。 -----story------------- 【本屋大賞翻訳小説部門第1位獲得! ついに5冠達成! !ミステリを愛するすべての人々に捧げる驚異の傑作】 2019年本屋大賞翻訳部門第1位 『このミステリーがすごい! 2019年版』第1位 『週刊文春ミステリーベスト10 2018』第1位 『ミステリが読みたい! 2019年版』第1位 『2019本格ミステリ・ベスト10』第1位 ◎朝日新聞書評欄「売れてる本」に掲載されました (2019年1月12日付、評者「杉江松恋」氏) 〈上〉 ミステリ界のトップランナーが贈る、すべてのミステリファンへの最高のプレゼント! 1955年7月、パイ屋敷の家政婦の葬儀がしめやかにおこなわれた。 鍵のかかった屋敷の階段の下で倒れていた彼女は、掃除機のコードに足を引っかけたのか、あるいは……。 その死は小さな村の人々へ徐々に波紋を広げていく。 消えた毒薬、謎の訪問者、そして第二の死。 病を抱えた名探偵「アティカス・ピュント」の推理は――。 現代ミステリのトップ・ランナーによる、巨匠「アガサ・クリスティ」への愛に満ちた完璧なるオマージュ作品! 〈下〉 名探偵「アティカス・ピュント」シリーズ最新刊『カササギ殺人事件』の原稿を読み進めた編集者のわたしは激怒する。 こんなに腹立たしいことってある? 著者は何を考えているの? 著者に連絡がとれずに憤りを募らせるわたしを待っていたのは、予想だにしない事態だった――。 クラシカルな犯人当てミステリと英国の出版業界ミステリが交錯し、とてつもない仕掛けが炸裂する! 夢中になって読むこと間違いなし、これぞミステリの面白さの原点! 解説=「川出正樹」 ----------------------- 2019年本屋大賞翻訳部門第1位となった作品です… ミステリの女王「アガサ・クリスティ」への愛に満ちた作品、、、 そして、ミステリ作品の中にミステリ作品が包含されるという入れ子式ミステリとなっており、二度おいしい作品でしたね… 面白かったー 1955年7月、サマセット州のサクスビー・オン・エイヴォンという村にあるパイ屋敷と呼ばれる准男爵「サー・マグナス・パイ」の邸宅で長年、家政婦として働いてきた「メアリ・エリザベス・ブラキストン」が亡くなった… 彼女は、主が旅行で留守の間にに、石張りの階段の下で首の骨を折って死んでいた、、、 館の出入り口は全て施錠されており、階段の手すりに掃除機がぶら下がっていたことから、警察は掃除機のコードに足を取られて落下した不幸な事故による死と判断するが、村では、不仲だった息子「ロバート」が殺したのではないかという噂が広がる。 「ロバート」の婚約者で診療所に勤務する「ジョージー(ジョイ)・サンダーリング」は、名探偵として名高い「アティカス・ピュント」の下を訪れて、無責任な噂を打ち消すために村に来てほしいと依頼するが、「ピュント」から自分にできることは何もないと言われてしまう、、、 実は、「ピュント」は、その日の午前中に不治の病で余命2、3カ月と診断されたため、新たな依頼は受けられなかったのだ… ところが、家政婦の死から、ほんの2週間も経たないうちに、今度は、その雇い主の裕福な地主「サー・マグナス・パイ」が夜遅く、玄関ホールに飾られていた中世の鎧の剣で首を刎ねられるという、何とも惨たらしい方法で殺害される。 この殺害事件を知った「ピュント」は、当初は依頼を断ったものの、「ジョイ」の話に引っかかるものを感じて、助手兼秘書の「ジェイムズ・フレイザー」が駆る車に乗って現地に向かう… 家政婦の死、その後のパイ屋敷への空き巣、地主の惨殺、、、 いつでも、どこでも他人の秘密を嗅ぎ回る「ブラキストン夫人」の死は、本当に不幸な事故だったのだろうか…  「このサクスビー・オン・エイヴォンという村には、わたしを不安にさせる何かがある。  人間の邪悪さの本質について、わたしは以前きみ(「フレイザー」)に話したことがあったね。  誰も目にとめない、気づくこともない、ほんの小さな嘘やごまかしが積もり積もったあげく、やがては火事であがる煙のように、人を包みこんで息の根を止めてしまうのだ」 と語る「ピュント」は、避けようのない死と対峙しつつ、小さな村の裏面に隠されてきた人間の邪悪さの本質を剔出すべく、推理を巡らしていく。 もつれあう容疑者、さまざまな動機、そして関連があるのかどうかわからないふたつの死… そして、前半の最後に至って、「フレイザー」から、 「誰が犯人なのか、あなたにはもうわかっているんでしょうね」 と問われ、「ピュント」は、 「わたしにはすべてわかっている、「ジェイムズ」。  わたしがすべきなのは、それぞれの事実を結びつけることだけだったのだが、いまや、すべてがはっきりとした」 と答え、さらに、 「あの男は、わたしが知りたかったことをすべて教えてくれたよ。  あの男こそは、この事件のきっかけを作った人物なのだからね」 「自分の妻を殺したのだ」 ――上巻は、ここ… まさに、これから謎解きを味わえるというシーンで終わるんですよねぇ。 いよいよ謎が解けるに違いないと、本作品の後半部分(下巻)に取りかかると、下巻冒頭に語り手である「スーザン・ライランド」の、 「こんなに腹立たしいことってある?」 という書き出しに、唖然とすることに… 語り手の「スーザン・ライランド」は『カササギ殺人事件』の作者「アラン・コンウェイ」の編集担当者で、「スーザン」が怒っているのは『カササギ殺人事件』のプリントアウトした原稿を読んできて(上巻を読み終えて)、ミステリにとって必要不可欠な結末部分が欠けていることに気づき、慌てているのである。 いかに人気作家のシリーズ第9作といっても、結末なしの推理小説を出版するわけにはいかないからだ… 上司の出版社CEO(最高経営責任者)の「チャールズ・クローヴァー」に結末部分について尋ねても分からないと言われるし、あちこち探しても見つからない。 そこで、「スーザン」は必死になって結末部分の原稿探しに奔走することになる… そんな中、「アラン・コンウェイ」が、いつも朝食と昼食を取る塔の屋上の円形テラスから墜落死しているのが発見されたという報告がもたらされる、、、 その直後、重病で余命僅かという宣告を医師から受けたとの、「チャールズ」宛ての「アラン」の遺書が届く… 「アラン」の遺書に違和感を覚えた「スーザン」は、「アラン」の死の真相を探ろうと、探偵まがいの行動に出る。 同時に「アラン」の結末部分の原稿探しも続けねばならない… 調査を進めるにつれて、『カササギ殺人事件』の内容と、「アラン」自身を巡る状況の共通点が明らかになっていく、、、 前半で読んだ「アラン・コンウェイ」作のミステリ作品『カササギ殺人事件』の結末が宙に浮いた状態で、後半は『カササギ殺人事件』欠落原稿探し、『カササギ殺人事件』の中の犯人捜し、『カササギ殺人事件』の作者の死の真相探しを行うという展開… しかも、入れ子構造となった、大きな箱と中の小さな箱の中身の間に密接な関係性があり、複雑に呼応し合うように仕組まれていて、二つの事件を一緒に解決する醍醐味が感じられる作品でしたね。 精巧に組み立てられた入れ子構造、大きな箱と中の小さな箱の中身の不思議な関係性、『カササギ殺人事件』の結末部分の行方、『カササギ殺人事件』の犯人、『カササギ殺人事件』の作者の死の真相… いずれも意外な結末が用意されていたし、「アガサ・クリスティ」のオマージュ作品としても愉しめたし、ホントに面白かったです。 以下、主な登場人物です。 「スーザン・ライランド」  《クローヴァーリーフ・ブックス》文芸部門の編集者 「チャールズ・クローヴァー」  《クローヴァーリーフ・ブックス》の最高経営責任者(CEO) 「ジェマイマ・ハンフリーズ」  チャールズの秘書 「アラン・コンウェイ」  作家 「メリッサ・コンウェイ」  アランの元妻 「フレデリック・コンウェイ」  アランの息子 「クレア・ジェンキンズ」  アランの姉 「ジェイムズ・テイラー」  アランの恋人 「アンドレアス・パタキス」  スーザンの恋人 「ケイティ」  スーザンの妹 「マーク・レドモンド」  映像関係のプロデューサー 「ジョン・ホワイト」  ヘッジ・ファンド・マネージャー 「トム・ロブスン」  牧師 「ドナルド・リー」  ウェイター 「リチャード・ロック」  警視 「サジッド・カーン」  弁護士 《名探偵アティカス・ピュントシリーズ カササギ殺人事件 登場人物》 「アティカス・ピュント」  名探偵 「ジェイムズ・フレイザー」  アティカスの助手兼個人秘書 「サー・マグナス・パイ」  准男爵 「レディ・フランシス・パイ」  マグナスの妻 「フレデリック(フレディ)・パイ」  マグナスとフランシスの息子 「クラリッサ・パイ」  マグナスの双子の妹 「メアリ・エリザベス・ブラキストン」  パイ屋敷の家政婦 「マシュー・ブラキストン」  メアリのかつての夫 「ロバート(ロブ)・ブラキストン」  メアリの長男。自動車修理工場勤務 「トム・ブラキストン」  メアリの次男。故人 「ネヴィル・ジェイ・ブレント」  パイ屋敷の庭園管理人 「ロビン・オズボーン」  牧師 「ヘンリエッタ(ヘン)・オズボーン」  ロビンの妻 「エミリア・レッドウィング」  医師 「アーサー・レッドウィング」  エミリアの夫。画家 「エドガー・レナード」  エミリアの父 「ジョージー(ジョイ)・サンダーリング」  ロバートの婚約者。エミリアの診療所に勤務 「ジェフ・ウィーヴァー」  墓堀 「ダイアナ・ウィーヴァー」  ジェフの息子。アダムの妻 「ジョニー・ホワイトヘッド」  骨董屋 「ジェマ・ホワイトヘッド」  ジョニーの妻 「ジャック・ダートフォード」  フランシスの愛人 「レイモンド・チャブ」  バース警察刑事課の警部補

    1
    投稿日: 2023.03.08
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    久々にフーダニットものを読んだけど、話題になったのも当然な、重厚な構成の見事さに惚れ惚れするミステリ。 上巻の物語が好きだけど、文体は下巻の方が好き。

    3
    投稿日: 2023.02.26
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    この構成はとても楽しいというべきか美しいというべきか。犯人についてはまったく分からなかったけど、ウムウムと思いながら読み終わりました。途中他の本に浮気してしまったのがちょっと勿体なかった。

    3
    投稿日: 2023.02.25
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    下巻を読み始めた時に、そういえば上巻の内容は、作品中の小説の話だったのだということをようやく思い出した。 こんなにも登場人物がみんな好きになれないのに続きが気になるミステリーもすごいなぁ。

    1
    投稿日: 2023.02.25
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    上巻を読み下巻を続ける。というのは当たり前の事。特に上巻にて、いよいよ結末がわかるというリレーにおいては下巻を続けざまに読みたいのは読者の心理ですが。 いやぁ、何というか、してやられたと(笑)こういう構成、作風で進むミステリーは僕は出会った事がありませんでした。 最後には丁寧に全ての謎を、伏線を回収し、綺麗さっぱり着地します。 犯人はミステリーの例にもれず、またクリスティが好む様であった事は否めないですが、おそらくそれさえも計算されているのかも知れません。 読み終えたのが深夜でしたが、余韻で眠れそうにないなぁ(笑)

    1
    投稿日: 2023.02.24
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    「四冠!」に期待が高まりすぎた。 構成が面白かったし、全部情報を机上に載せて謎を解く最後の解説編の部分もよかった。ただ、「ページを捲る手が止まらない!」というところまではいかなかったなー。なんでだろ。 あと、「訳者大変だっただろうな。。。」と感じるところがちらほら。

    4
    投稿日: 2023.02.12
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    上巻の最後にエッ…?となり、すかさず下巻へ 下巻は最初のページを読んでそこに繋がるのかと驚かされました! 上巻から下巻の流れを楽しんでもらいたいのであらすじなどは書きませんが、個人的に翻訳されたミステリに今まであまり触れてこなかった中でこの作品に出会えて良かったです!

    3
    投稿日: 2023.02.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【あらすじ】 名探偵アティカス・ピュントのシリーズ最新作『カササギ殺人事件』の原稿を結末部分まで読み進めた編集者のわたしは激怒する。ミステリを読んでいて、こんなに腹立たしいことってある? いったい何が起きているの? 勤務先の《クローヴァーリーフ・ブックス》の上司に連絡がとれずに憤りを募らせるわたしを待っていたのは、予想もしない事態だった――。 【感想】 上巻の終わりで『えっ!?』となり、すぐさま下巻へ。 上巻が小説の自体の内容でその結末部分がなくなっており、その作者が亡くなってしまうというダブルミステリー。 アティカス・ピュントシリーズを書いたアラン・コンウェイの不可解な死とカササギ殺人事件がリンクしている事を不思議に思いながら、編集者のスーザンはカササギ殺人事件の結末部分を求めながら、アラン・コンウェイの死に迫っていく。 カササギ殺人事件とアランの死のリンク、またどちらにも怪しすぎる容疑者がいて、小説・現実共に誰が犯人なのか手に汗を握る展開だった。 ただ結末が少し微妙で、アラン自身がアティカス・ピュントの作品を憎んでおり、最後に作者から自身の汚名をぶちまけたいという思いを、編集社のCEOであるチャールズに吐露して、殺されてしまうという動機や、最後はスーザンの甘さで犯人のチャールズに殺されかけてしまうところは少し現実離れしている気もしており、共感できない部分もあったのと殺害方法が普通過ぎる部分に物足りなさを感じた。 ただ総評としては小説と現実が場所、人間関係がリンクしている仕掛けなど楽しめる1冊でした。

    1
    投稿日: 2023.02.05
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    下巻半分過ぎた辺りから読む手が止まらなかった。「えっ?えっ?」となるばかりで、途中で上巻を読み返そうかと思ったほど。 なるほど…なるほどね。そういうことか。読み終わってなんだかぼーっとしてる。

    0
    投稿日: 2023.02.01
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    上巻もこれぞイギリスのミステリって感じだったけど、下巻に入ってからはいい意味で裏切られっぱなし。 え?ん?ちょっと待ってそうだった⁈となって、 上巻を引っ張り出して読み返さなきゃ!と慌てたりして。 ホロビッツのすごさに感動すると共に 翻訳の素晴らしさにも拍手!

    2
    投稿日: 2023.01.30
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    下巻の始まりを読み あれっ?読む巻間違えたかと思ったが 進むにつれて謎や伏線の回収がすごい気持ちよく回収され 読むペースが落ちずに進んでいった 読み終えた後の多幸感が何ともいえず心地よかった

    3
    投稿日: 2023.01.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ひえー、めちゃめちゃ良くできてる作品だった! みなさんも書かれてるけど、まさか上巻の終わりから、下巻がこうはじまるとは誰も思わないでしょ…。 作中作を読んでたのを忘れて下巻に移ったら、編集者スーザンのターンがまた始まって、スーザン同様「え、続きは?!アティカスの推理は?!」てなりながら読み始める。 そしてスーザンのターンでも始まる失われた続きを探しつつとアラン・コンウェイの死の謎解き… アラン・コンウェイがまあまあ糞野郎で、アティカスシリーズに隠してた謎(?)が判明したときはわたしも犯人の立場だったらうっかり殺すかなと思うくらいくだらない、そしてくだらないからこそ今までアティカスシリーズが築いてきた、これからさらに築かれるであろう名声が台無しになることが予想できて、すごく良くできた糞みたいなアナグラムだなと思った。 残念ながらわたしは外国のミステリーには疎くてアガサクリスティは名前しかわからないくらいなのでところどころのオマージュがまったく理解できないのが悔しかった。 探偵アティカスも、「探偵」スーザンも、綺麗に伏線を回収して犯人をつきとめて、気分良く読み終われた満足な一作だった。 人生は物語のように答えがわかるものじゃない。ほんとうにそれだ。 ただこれを誰かに薦めたい!というような、今後の自分の核心をつくような、そういう場面がなかったので迷ったけど評価は星4にした。

    3
    投稿日: 2023.01.15
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    ・残念ながらバーナード嬢のみんなほど衝撃は受けなかった ・続編があるが、読まないかもしれない ・普通に面白いが、夢中になるほどではなかった

    1
    投稿日: 2023.01.09
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    今まで読んだことない構成のミステリでした。 現実は本のようには全ての事象が真相につながるなんてことないって、そうだなぁ、と思いつつ、探偵の話の方が楽しめてしまった(笑) 英語で原文読めたらさらに感動するんだろうけど、この内容を翻訳しても楽しく読ませる翻訳者って凄いです。

    4
    投稿日: 2023.01.08
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    週末に一気読みした。続きが気になって止まらなくなったのは久しぶりだ。 作中の小説「カササギ殺人事件」と、それを読んだ「わたし」が巻き込まれる事件が関係していて、二つのミステリーが同時進行しているような感じで面白かった。 続編の「ヨルガオ殺人事件」も出ているようなので、こちらも読みたい。

    3
    投稿日: 2022.12.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった! まさか二重にミステリを読めるとは、贅沢な読書をしてしまった そして当然両方とも犯人はわからなくて、最後まで楽しかった 作中作の登場人物の名付けの法則、万年筆だと気づけたのが嬉しい

    0
    投稿日: 2022.12.22
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    冒頭から現実世界へ引き戻された。 そして、現実世界でも不審死事件が起こり…。 作中作のクリスティの世界と、現代と、二重のミステリーが絡み合う。はやる気持ちがどんどんページをめくらせる。 仕掛けと伏線もたくさんでとても愉しめた読書時間になった。 一粒で2度美味しい(古っ!)作品! スーザンの選択は、本当に他に道はなかったのか⁈ それがちょっと心残り。

    12
    投稿日: 2022.12.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一冊で二度美味しい! 脱帽 これにつきる。 上巻を手元に置いて、いちいち確認しながら読んだ。 実在の人物が登場したのには驚いた。 ところで実際にアティカス・ピュントという人がいて、名前でトラブルが起きないか心配になった。

    1
    投稿日: 2022.12.15
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    登場人物も多く読み切るのにずいぶん時間かかったけれど、上巻と下巻でこんな展開するとは驚いた。 期待値が高かったからか犯行の動機にも今ひとつ説得力を感じなかったけれど、それでもアディカス・ピュントと犯人を探ってゆく語り口は読み手を飽きさせない。

    10
    投稿日: 2022.12.09
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    話の構成が上巻、下巻と全く別の作品 となって読者は混乱と驚きの渦に巻き込まれる。 とにかく上巻では突如犯人の名を叫び 唐突に幕は降りる。 何がどうなったのか知りたくて下巻を 読み出すと予想もしない展開が繰り広げ られ、まるで劇中劇の様な展開に。 犯人は誰なのか? これは推理小説では1番大事な事だが そこを超えて繰り広げられる物語の構成 は見事としか言いようがない。

    0
    投稿日: 2022.11.29
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    作中作を読んでいる時はこんなもんかなと言う感じだったけど、最後の展開にはハラハラさせられて、全てが繋がってとても面白かったです。

    1
    投稿日: 2022.11.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    上巻の終わりで強烈なひと言を食らった後、下巻を開いたら消える魔球をくらったような気分になった。そういえば作者はアンソニー・ホロヴィッツのはずなのにカササギ殺人事件の作者はアラン・コンウェイ?ということに下巻で気づく。あとで他のピュントシリーズも読もうと思ってたのに。下巻で少しだけ叶うけれど。舞台が変わるので、その説明のため少し失速するが、オーバーラップする二つの話。有名になりすぎたミステリ作家の苦悩。身近なものに着想を得ていること。軽視されるミステリ。犯人との対話は手品の種明かしを見るような寂しさがある。

    1
    投稿日: 2022.11.03
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    下巻は、カササギ殺人事件の作家の現実の死から始まる。何コレっ!やたらワクワクする。 小説の結末を語られないまま、現実世界の事件は進んで行き、思いもよらない結末がまっている。納得の展開。暫くホロヴィッツ推しになりそう!

    1
    投稿日: 2022.10.23
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    どうしてもこの人物が犯人でなくてはならないという、隙のない必然性のロジックが展開するわけではないから、緻密なフーダニットを期待すると多少不満も出るかなと。けれど、作中作でのある一つのことに気付いてしまうと、それまで見ていた光景がガラッと変わってしまう仕掛けは実に鮮やか。こういうのがミステリの楽しみという気がする。これをクリスティと呼ぶなら(「緻密なフーダニット」はクイーンか)、惹句に偽りはないことになるか。

    1
    投稿日: 2022.10.09
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    違う話が展開され始めてビックリ。物理的に2冊だけど、綴られる話も二つでその繋げ方が巧み。どちらの話も骨子がしっかりしてて、読み応えあった。文章は少しクドさもありつつ、良いタイミングで新しいヒントも出たりして読みやすかった。 往年のミステリの蘊蓄は読んでないのでよくわからなかった。この辺知ってる人にはまた違った喜びがあるんだろうな、と思う。

    0
    投稿日: 2022.10.08
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    「カサザキ殺人事件」が始まると思って読み始めたので、最初は少し戸惑った。着々と真相に近づいていくというよりは、一旦全部を広げてそこから真実を探して行くという感じなのかなぁと。構成は今まで読んだことのないもので新鮮に面白く読めた!純粋にアティカス・ピュントシリーズが気になる。

    1
    投稿日: 2022.10.03
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    評判で期待しすぎたせいかう〜んという感じだった 上巻でイラッとしていた広告部分が仕様で安心した。 推理小説よんでてもあんまりこのひと犯人だ!と思ったり、思ってもあたったことがなかったのに、これは絶対こいつだろ!なんでこれ聞かないんだ!という感じがあって実際そうだったのでもやっとした。 構成おもしろくしたことで推理がからむ部分になるほど〜と思う感じがぜんぜんなくて個人的にはいまいちだった、構成がこの小説の最大のおもしろみなんかなとおもった。

    2
    投稿日: 2022.09.26
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    下巻の登場人物を見て驚いた。 上巻と違う! そして上巻で尻切れトンボになっていたサー・マグナス殺人の犯人がわからないまま。 小説の中の殺人と現実の殺人が絡み合い本当に面白かった。 そしてこの展開に驚いた。

    2
    投稿日: 2022.09.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    上下巻読了。いやぁ、濃かった。笑 入れ子構造のミステリ。 作中に出てくるミステリは内容・世界観共に王道でありながらも、2種類のミステリが組み合わさるのが新しくて新鮮だった。 下巻読み始めた時はついていけなくて、一瞬??てなった笑 大どんでん返しって感じはないけど、ちゃんと作中にヒントを散りばめてじっくり謎を解いていく古典的な展開、好きです。

    4
    投稿日: 2022.09.09
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    ドキドキ、ワクワクさせてくれる最高のパスティーシューであったのだけども、最後の落とし所に少しもやもや。

    2
    投稿日: 2022.08.31
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     夏の夜に読むにはピッタリな作品。 少し昔のイギリス。 そして今現在のイギリスを訪れた感覚にさせてくれて。  それも探偵気分で。  

    6
    投稿日: 2022.08.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    上巻の最後でピュントにはすべてがわかっており、マシュー・ブラキストンが自分の妻を殺したと言っていたため、下巻ではその真相が明らかにされると思って読み始めました。しかし、その期待は裏切られ、思わず驚きの声が出ました。 ミステリの原稿が途中で終わり謎が謎のままになるなんて、もやもやして私もスーザンと同じように腹立たしくなりました。 上巻の大半で書かれていた『カササギ殺人事件』は作中の小説家アラン・コンウェイによる作中作でしたが、アランは亡くなり、原稿は見つからず、アラン作の『カササギ殺人事件』の謎解きに加え、アランが殺害されたのかという謎も加わります。 アラン作の『カササギ殺人事件』は伝統的なイギリスのミステリの形式で、クリスティ好きな私にとって、大好きな作品でした。その伝統を踏まえながらも、作中作として二つの謎解きをつくる新たな面白さもあり、人気な理由がわかりました。素晴らしい作品でした。

    0
    投稿日: 2022.08.28
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    レビューはこちら↓ http://blog.livedoor.jp/bunkoya/archives/52603639.html

    0
    投稿日: 2022.08.23
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    “わたしたちの周囲には、つねに曖昧さ、どちらとも段じきれない危うさがあふれている。真実をはっきり見きわめようと努力するうち、人生の半分はすぎていってしまうのだ。ようやくすべてが腑に落ちたと思えるのは、おそらくはもう死の床についているときだろう。そんな満ち足りた喜びを、ほとんどすべてのミステリは読者に与えてくれるのだ。”     今まで読んだことのないミステリだった。 全く予備知識をいれず読んだのだが、冒頭の主人公からの読者へのアナウンスからの、同じ題名なのに作者の違うストーリーで始まる。 私が読んでるのってアンソニーのだよね? と思いながら読み進め、上巻が気になるラストで終わりそのまま下巻へと読み進めたのだが、今度は上巻の冒頭で語った主人公のストーリーが始まり混乱。     この作品は主人公が暮らす現実世界の事件と、主人公が読んでいるミステリ小説の2つの世界が存在し、それぞれの犯人を探すフーダニット小説だった。     構想15年をかけて創られただけに、ミステリ好きには堪らない複雑で面白い構成になっている。     作中に登場する小説の“カササギ殺人事件”はアガサ・クリスティのオマージュ作品でもある。     本格ミステリ好きには堪らない1冊だ。             こんなひとにおすすめ .ᐟ.ᐟ ・本格ミステリが好きなひと ・フーダニットが好きなひと ・アガサ・クリスティが好きなひと ・アナグラムが好きなひと

    1
    投稿日: 2022.08.09
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    上巻のあの終わり方で、下巻で何をそんなに語られるのか…? と思ってたらそういうことかと納得。 内容も面白いけど、この【カササギ殺人事件】自体の構成がすごかった!!! 相変わらず覚えられないカタカナのお名前でまた苦戦することにはなったけど… トリックだとか、そういう内容的な衝撃よりも、上下巻でまとまる2度楽しめる構成。 国内小説でこういった感じのものは私はまだ出会えてないから、今回読んで良かったと思う。 海外小説が苦手な方でも、ミステリー好きな方ならぜひ手に取ってみてほしい1冊。

    27
    投稿日: 2022.07.30
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    二重のフーダニット。今までにあったようでなかった画期的な試み。読んでいる人を震わすその構成。クリスティを彷彿とさせる物語。21世紀のミステリの最高峰とも呼ぶべき一品。

    0
    投稿日: 2022.07.26
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    久しぶりのミステリー、しかも翻訳物でウマイっと唸らされる作品でした。上巻では、翻訳物にありがちな、カタカナの固有名詞の乱舞に惑わされましたが、下巻では納得の展開、さすが本屋大賞受賞作品という貫禄すら感じました。アンソニー・ホロヴィッツ作品をまとめ買いしたので、そちらもまた楽しみにして読み進めたい。

    9
    投稿日: 2022.07.26
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    上巻のストーリーは置いといて 下巻は犯人探しに夢中になるというより アランが何を考えているのかが気になり 私にはアランの人物像が最後までわからなかったな。 犯人がわかったとこで・・・。

    9
    投稿日: 2022.07.20
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    「劇中劇」に、「カインとアベルのモチーフ」などが加わり面白くなってきた時に、急に現実に戻されてしまう。そしてその現実があまり面白くない。あまりにもドタバタ式で、同じ著者とは思えない終わり方。 ここ迄引っ張って来たのだから、もう少し物語の締めを頑張って欲しかった…

    0
    投稿日: 2022.07.19
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    期待が大きすぎた?かな。 こういう作品の形式をとるからには、掛け算的な大きなカタルシスを得られるかと思いきや、普通に1+1だった、感。 シンプルなピュント作品を読んでみたい。

    2
    投稿日: 2022.07.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    うわぁぁ~すごく面白かった!!! ひとつの作品で2つの事件を追うことが出来るなんて読者からしたらすごい贅沢だし、全てが緻密に練られてて本当に素晴らしい

    2
    投稿日: 2022.07.15