
総合評価
(584件)| 151 | ||
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powered by ブクログ久しぶりに翻訳物のミステリーを読みました。しかも比較的新しい作品。 作者のアンソニー・ホロヴィッツは「名探偵ポアロ」等のTVドラマの脚本も手掛けただけあって、アガサ・クリスティのミステリーを彷彿とさせつつ、そこから更に趣向を凝らしたストーリーが楽しめる。
0投稿日: 2026.09.10
powered by ブクログなんだこの展開は!下巻は登場人物がまるきり違った小説に!もはや登場人物が上巻とごっちゃになるよう…とは言えこの展開の流れは斬新。最後の最後までしっかり楽しんで読めた。
0投稿日: 2026.08.24
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とても面白かった 上下巻に分かれていることが、そのままトリックになるという構造が面白い。しかも一冊を丸ごと作中作に使うという贅沢、一粒で二度美味しいどころか、それ以上の良さを味わえた。
0投稿日: 2026.08.23
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上巻の終わりにえ!ってなって、下巻の登場人物にえっ!ってなってびっくりした。せっかくカタカナ覚えたのに何もかも違くて。 途中まで入れ子なのが飽きてたけど、最後の方の急な物騒な展開とミラクル、伏線回収が面白くて久しぶりに時間を気にせず読んだ
0投稿日: 2026.08.20
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上巻を読み終えてからこちらを読み始めて、違う本を手にしたかと驚いた。 思い返せば上巻冒頭でも原稿がどうとか言っていたけど、それはあくまでも物語へ入り込むための演出だと思っていた。 実はこれまで上巻でピュント探偵と一緒に推理してきた物語は創作で、下巻では、ピュントシリーズを執筆していた小説家が不可解な死を遂げるところから始まる。 創作と現実……両方の謎解きをしながら、ラストは2つの要素がどんどんリンクしていく感覚が良かった。 手紙の謎は、自力で気が付きたかったな。悔しい。 また時間をおいて、読み返したい作品だった。
0投稿日: 2026.08.19
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カササギ事件パートは昔ながらのイギリスのミステリーらしい上質なシルクの様な小説で、現実パートは現実らしく世知辛いミステリー。長年一緒に働いた人のあばらをけるジジイなんてみたくなかったね。 上質な小説であったことは間違いないが、帯にかいてあるように21世紀翻訳ミステリベスト第一位は言い過ぎな気がする。いや、他に何があるかと言われると海外ミステリー読んでないので答えに窮するんだけど、もっとあるやろと思う。 タイトルの頭文字のアナグラムはよくできてるなと思いましたが、名前は流石に無理だったのか日本語で読んでるとちょっとむずかしいですね。
1投稿日: 2026.08.18
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あなるほどねーそーゆー構造かあっと下巻になって納得 いやー確かになんかドラマではピュントは物語の中の人なのにおかしーなーっと思ってたんだよねー なるほどなるほど面白い と思いつつ下巻 はい、こっちも全然分かりません。 最後の最後のひっかけにも見事ひっかかったもんなー いやー原因そこかー 確かに嫌なヤツやな 自分が生み出したものに苦しいめられるってのが不思議だわーー
0投稿日: 2026.08.04
powered by ブクログ下巻を読み始めて初めて気付く上巻の始まりの違和感 物語の中で物語が進んでいたことをやっと理解した 探偵になりきれない主人公目線で進んでいく物語の とんでもないどんでん返しと結末にはとても驚いたが こんな結末までの辿り方をする作品に出会ったのは これが初めてだったため、非常に良い経験をした 終盤100ページほどは読む手が止まらないので注意
0投稿日: 2026.07.23
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現代において、探偵じゃない普通の人物に探偵役をさせるのって難しいんだなぁと感じた。 話の内容は普通に面白かった。2作品も読めてお得な感じ。
0投稿日: 2026.07.21
powered by ブクログ小説の世界に浸ったまま下巻に入ると、途端に「え、こういう展開!?」 もしまだ全く内容をご存じないのであれば、私の駄文などここで読むのをやめて本編に移られた方がいいかもしれない。 そして―。 消えた結末。 ピュントとアラン。それぞれがそれぞれの場所で死と向かい合う。 あちこちにちりばめられた手がかりかもしれない種、謎。 忘れていたけれどいかに多かったことか。 その回収とともに明らかになってゆくのは、探偵とその作者の複雑な関係。 確かに編集者が怒っても不思議はない。 フィクションと現実の2層構造。読書経験多くはないけれど、今回のは楽しめました。
0投稿日: 2026.07.19
powered by ブクログ小説の中の殺人と現実の話がリンクしているかのように話が進んでいく。 今までたくさんミステリを読んできたけど、 こういったトリックもあるのかと ミステリの幅はまだまだ果てしないなと思った。
0投稿日: 2026.07.18
powered by ブクログわたし(スーザン)が、この小説(『カササギ殺人 事件』)の結末部分が無いと騒いでいるところから 始まる下巻。 上巻の『カササギ殺人事件』の犯人が誰かと いうところから始まると思っていたので 少々驚く。 原作者のアラン・コンウェイの自殺、 彼の自殺を疑うスーザンは、彼の周りにいた 人達から話を聞いて回る。 何、この面白さ〜!!!!!! 下巻を読み出してから、頁を捲る手が 止まらない。上巻で鍛えられた(?)せいか、 するすると読めるー! (ああ、ネタバレしたくなる) 調べていくうちに、アラン・コンウェイの 性格の歪みは、幼少時の父親による厳しいしつけが 原因の一つだと、彼の妹から聞かされる。 ただ、これだけはネタバレしておこう。 アラン・コンウェイは、自分が描いた探偵、 アティカス・ピュント(名探偵)が大嫌いだった。 多分、これが全ての始まり。 二重構造の小説、あっと驚く仕掛け、 意外な犯人(作中と現実)、 面白かった〜
40投稿日: 2026.07.11
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なるほどねー! これは確かに面白い!上巻があそこで終わったということは、原稿の後半がない!で犯人当てする!という流れなのだろうなとはちょっと思ったのだけれど、作者も死んでいて、しかも物語とリンクしていって……となると面白い!上巻の犯人当てもやるのかなと思ったけれど、そちらは原稿が見つかるから犯人当てが無かったのがちょっとだけ残念かも?私の読解力がないだけかしら、どちらもやってたのかな。主人公も探偵ではないから仕方ないか。ただの編集者なんだよ、も本人が言ってたから当然なのかもしれませんが。 アンソニー・ホロヴィッツさんは男性だから、最近読んでいる女性作家さんの話と感覚が全然違うのが、好みの違いとは思いつつ星マイナス一つの理由。 最後、女性の1人で会社を引っ張っていきたい!という流れじゃなく「やっぱりアタシには彼ピッピが必要〜!」な流れにしたから。まぁ、今回のミステリーにそこはテーマじゃないとは分かってます!むしろ男性作家の抱える苦悩の方がメインテーマではあると思いますよ!分かってます!
1投稿日: 2026.07.10
powered by ブクログお疲れ様でした。わたし。 下巻読了に5日。 んー?なんだろう。読み終えてみると 面白かったんだけど・・・、 やっぱり和訳のせいか、まわりくどいかなぁ? ラスト100ページからは、展開のリズムよくて これは良かった良かった♪(´ε` ) アガサクリスティをかなり意識して、 読み手にそこも楽しんでね!っていう サービス精神は素晴らしい! ポワロとヘイスティングスコンビとの 比較もあったのは ちょび髭探偵ファンには堪らないっす! アガサくらい、文章が洗練してたらナオヨシさんでした。 作中作で2度美味しい作品ではありますが、 すべて理解しようとしたワタシは 食中毒でお腹イタタΣ('◉⌓◉’)デス! やはり『わかったツモリ、フンフン♪』 使うべきでした。 アンソニー!またね!
77投稿日: 2026.07.06
powered by ブクログすごい作品を読みました。ミステリーの面白さを存分に味わえました。 上巻の最後の一文から、下巻の最初の一文は全く想像できなかったです。ひとつの小説で全く別の2つの推理を味わえるというお得感。残り100ページ辺りからは、信じられない思いで読む手が止まりませんでした。 読後、上巻の始めの「ロンドン、クラウチ・エンド」を読むと彼女の警告の意味が、分かりすぎてぞくぞくしてしまいました。 書きたいことは山ほどあるのですが、ネタバレになるので、心にしまっておきます。 週末、書店で続編の「ヨルガオ殺人事件」を手にしているのは、私かも!?
59投稿日: 2026.06.26
powered by ブクログ下巻を読み始めたときに読む本間違えたかな?って思うくらい違う話が始まってびっくりした。 上巻もそうだったけど、下巻もどんどん続きが気になって読み進めた。 カササギ殺人事件やシリーズに隠された暗号にはわくわくしたけど真実を知ったときこのおっさんどうしょうもないなって呆れた。
1投稿日: 2026.06.25
powered by ブクログ3日かかって読了。出てすぐに図書館で借りて読み始めたんだが、説明がくどすぎて、いやになってすぐに返却。BS12で、放送していて概略わかったんでまた借りてきた。上巻は、アガサ・クリスティー風の村の金持ち宅で起こった事故から始まるが、これが、事故とされたのだが殺人事件かもしれない。2週間後そこの家で主が首を刎ねられて死ぬ。上官全部がこの作中小説なのだ。ところが、
1投稿日: 2026.06.22
powered by ブクログ面白かったー!最近海外ミステリーにハマってるので、有名どころで評判の良い作品ってことで手に取ったけど、やっぱり良い作品は良い。シリーズでまだ作品続いてるのも嬉しいから、読んでいこう
1投稿日: 2026.06.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
上巻の引きが見事でしたので、ワクワクしたまま下巻を手に取り読み進みると、下巻もやはり平坦で退屈な展開が続くことに早々に気付き、 わりと序盤で絶望しておりました。 2ページ読むたびに欠伸をかみ殺し、「この小説は手に取るべきではなかった」と何度後悔したことか、分かりません。どうしてこんなに読むモチベーションが低いのか、じっくり内省する時間を取ってしまったくらいで、むしろ深く考えるキッカケになって良かったなぁと思えるほどでした。 聞くところによると、人は本を読む時「何か起こることを期待してページをめくる」のだそうです。 面白いかどうかとか真相がどうだったか、ではなく、次に何が起こるんだと期待を感じてる時、捗る読書が起きているのだと。 つまり、読むモチベーションが枯渇して苦悩していた自分は、この物語に何も期待していないでいるという状態だったようです。 現実で起きているフーダニットと、小説の中で起きているフーダニット。 その二重構造を目の当たりしても「誰かが何らかの理由で素朴に殺しているらしいが、割と誰でもいいんだが」という所感のまま読み進んでいたので、辛い時間が長かったわけですね。 今は、自分が本を読むときに大事にしている指標というものを言語化する機会に会えて良かったと思っておきます。 さて、下巻は上巻とは異なり、読み終わった時にはお話が終了します。この辛い時間にも終わりが来ることを嬉しく思いながら、ラストに差し掛かるわけですが、なんとラスト100ページの怒涛の解決編は最高です。2作品分の解決編を一気に読んでいるわけですから、そりゃ爽快にもなります。構造の妙味ですね。 この瞬間のためにこれまでに耐えたのか、と思うと多少は報われました。 特に、小説の中で登場するアティカスの遺書を、現実に使われたアランの遺書として偽装していた。だから原稿は行方不明になっていた。というオチはとても感動できました。ここにくるまで長すぎだろ、という感情は一回許していいとさえ思いました。 ただこの本を面白いか面白くないかで判断しようとするなら、総合評価で面白くない部類にしても良さそうです。 最高に美味い自家製バター5gと、平凡な食パン1斤を渡されたような作品でした。バターは美味いが、食パンの量が終始、邪魔すぎます。 真相に辿り着かせないための手法をレッドヘリングというらしいですが、個人的には「にしても足るを知れよ」という感想です。 あと500ページくらい全然削って良いと思います。 すべては、事件自体がそんなに魅力的でない点に尽きます。 制作に15年かけて書かれたもの、とあったので、やはり創作時間が長いと、大事でないものも大事になってきてしまい、こんな始末になったのかなと想像してしまいました。 何事も引き際が大事なのですね。この感想も、この辺を引き際にしておきましょう。
1投稿日: 2026.06.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「自分はこれがやりたいのに!なのになんでわかってくれないんだ!」 自分の恥部(一般的に隠すべきとされる部分)を、人に認めてもらいたい・受け入れてもらいたいって、表現活動をしている人なら一度は通る道なのでしょうか。 でもそのために書いた作品なんて、往々にして独りよがりの自慰的作品にしかならないんだよなぁ…… 昔、読後胸糞になる小説を書いていたのを思い出し、きゅっと口をつむぎました。でも楽しかったんだよなぁ。 世の中ではハッピーエンドが好まれるように。幸せが見たい人が多い現実では、ひた隠したい闇の部分を魅せつけるには、余程の力量と、強い願いや祈りが必要なんだと、最近思うようになりました。 古典的な重厚さがありながら、とんでもお下劣が実は入り交じったこの独特の読後感。 どこまでも身勝手な男に振り回されたたくさんの人々(特に探偵役の彼女)は不憫だけど。 くそみたいなやつでも、愛くるしい所はあったんですよね、きっと。 それを見つけられた人はいたのに、最後には全てを拒絶してしまった。 でも最後ある人に向けられた手紙だけは、愛する人に向けられた本当の気持ちだったと信じてたいです! 現実なんて物語のように綺麗に出来てない。時々ほんのちょっと、重なる部分があるだけ。 でもそういう所も面白いんだよなー!って感じました!
0投稿日: 2026.06.01
powered by ブクログアガサクリスティをはじめとした古典的名作ミステリへのオマージュに満ちた、“ミステリ好きが書いた、ミステリ好きのための作品”。 真実へと繋がる伏線と読者を惑わせるダミーの伏線が極めて巧妙に配置されており、自力で真実を見抜くのは難しかった。 しかし、終盤で種明かしで、それまで散りばめられていた要素が矛盾なく一本に繋がり、意外性のある結末へと収束していく構成力に圧倒される。 上下巻に分かれたボリュームのある作品で、全体の4分の3ほどはじっくりと布石を打つ“助走”のような構成になっているため、人によっては中盤までややスローテンポに感じるかもしれない。だが、その積み重ねがあるからこそ、終盤の怒涛の伏線回収が際立つ。 また、本作は「ミステリ小説の中に、さらにミステリ小説が存在する」という作中作形式を採用しており、作中作と現実世界の出来事が少しずつリンクしていく構造も非常に秀逸。 二つの事件を並行して追う感覚があり、一作で二度楽しめる贅沢な作品だった。
0投稿日: 2026.05.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ミステリー要素よりも特に現代編の筋書きが面白く興味を引かれた。 周囲にヘイトを買いまくっていた余命僅かの作者が自らの著作の主人公で探偵のアティカス・ピュントも道連れにしてやろうとシリーズ最終作を執筆したが、これに納得の行かない編集に殺され結末も紛失させられるという。 確かに作者のアランは好感を抱く人物ではない。盗作はするし姉はタダ働きさせるし聞き分けもない。だがピュントさえ生きていれば作者が死んでもコンテンツ展開出来る、読者にエンタメを提供出来る、いや、あけすけに言えば金儲け出来るという編集者の打算と、実際に行動に移した狂気は度し難い。現代編主人公のスーザンが最後に私がやってた方がと吐露したことにも驚いた。正直、何だかんだ生き残って選択する余地もないままとは言え、婚約者とうまく行って良かったねと思っていただけに正気を疑った。 日本でこうした事件が実際に起きていたらどうなっただろう。社屋は炎上していたが、SNSも炎上していたに違いない。作品が作者の手を離れたが故に生まれた悲劇は多い。作者が自死に追い込まれた「セクシー田中さん」の事件は記憶にも新しい。既に作者が故人の国民的アニメも多いが、時代の変遷ですっかり色が変わってしまった作品もあれば、○年後を想定した実写化なんて展開のされ方まで存在している。正直、原作ファンの誰が熱狂的に喜ぶのだろうとファンでもないのに冷ややかに見ている。ピュントも作中で死ななければここに列をなしていたかも知れない。これをアランは迎合するだろうか。いや、しない。アランはピュントを憎んでいた。コイツのせいで作家人生コイツ一色になってしまったと恨みながら、ドラマ化の配役に拘ったり心中するくらい愛着を持っていたのだ。自分の死後にピュントが好き勝手されることなんて絶対に許さないだろう。 作品が溢れかえる現代では二番煎じ三番煎じも多い。それ故に人気の高い作品が擦られ続ける。ファンとしては嬉しい面もあるがそれだけとも言い難い。長期化する連載は作者の年齢とにらめっこしてヤキモキする。だがそれもこれも作者あっての話である。作者の死後に第三者の手で新たに展開され続けるコンテンツは読者が真に望むものだろうか。未完のまま旅立たなかったアランの評価は高いのではないだろうか。例え作家本人に難があろうとも名作として語り継がれたに違いない。 IPの捉え方が日本と海外では違うのだろうか。それとも編集者という立場の人間が特異なのだろうか。そんなことを考えさせられた作品だった。
1投稿日: 2026.05.19
powered by ブクログ構成がとても特徴的。 最初からもう一度読み返したらいろいろと気づきがあって初読よりも楽しめるタイプの作品かもしれません。
1投稿日: 2026.05.16
powered by ブクログ劇中劇を中心とした上巻、現実世界を中心とした下巻 上巻は、どこか懐かしさを感じる英国ミステリの雰囲気に浸ることができる 下巻を読み進めるうち、現実と劇中劇との関連性が少しずつ浮かび上がっていく。その過程が面白い 終盤はテンポよく話が進んでいき、小気味良さを感じる 劇中劇と現実が共鳴した果てにある最終盤にも満足 文体も読みやすく、ページ数に反して読み終えるまでさほどの時間はかからなかった 著者の作品には、作家の在り方に触れる表現、主張が少なからずある 今回の作品も、そうした部分を読むと、不思議に創作意欲を刺激されるのも面白かった
3投稿日: 2026.05.13
powered by ブクログ上巻に比べたら圧倒的に読みやすかった。 やはり海外小説には馴染めずじまいだったが なんとか最後まで飽きずに読了。 色々と仕掛けが凄いのは分かるんだけど… ちゃんと理解できているか微妙だし、納得できずにいるので評判ほど楽しめなかった。 きっと好みではないんだなぁ…
0投稿日: 2026.05.11
powered by ブクログ上巻から一転、読み出しからワクワクが止まらない。 上下巻でこれほど趣の異なる作品はそうそうない。 上巻は伝統的なミステリーだが、後半は今まで見たことのない形で物語が展開していく。 アガサ・クリスティへの深い敬意も随所に感じられた。 手がかりの配置も巧みで、この構成だからこそ各ピースがきちんと機能している。 テンポ重視の読み方をすると遠回りに感じるかもしれないし、上巻を楽しめるかどうかで下巻まで辿り着けるかも分かれそう。 それでも読み終えたあとには、この構成でなければ味わえなかった納得感があり、「ミステリーを読む」という体験そのものを意識させる一冊だった。 派手などんでん返しより、技巧と構成で丁寧に積み上げられた謎を楽しむタイプのミステリー。 シリーズはまだ続いているようなので、次作も読んでみたい。
5投稿日: 2026.05.10
powered by ブクログ意外な始まり方でびっくりした。 早く事件の続きが知りたいのにとモヤモヤしながら読んでいたのに、いつの間にかどう繋がるのか期待しながら読んでた。
0投稿日: 2026.05.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
上巻がアティカス・ピュントという探偵が主人公の作中作で、下巻はその小説を書いたアランや編集者の周囲を取り巻く事件の話、という作劇には驚かされた。 しかも解決編というべき章がなくなっていて、作者のアランが死んでいるときた。 そもそも作中の犯人は誰だったのか?アランは自殺なのか、他殺なのか?というダブルフーダニットが目玉。 真相に気づくきっかけとなる部分の手紙のトリックはなるほどなと思った。ただ、作中作の犯人に至る推理はだいぶ「こうじゃないと説明がつかない」というような内容で、これなら誰でも犯人にできてしまいそうだけどな……と思った。この人しかいない!というような真相ではなかったな、と思う。 読む前から帯文でかなり期待値を高められてしまったので、真相については「こんなもんか~」という感じだが、作中作を使ったダブルフーダニットという構成は面白いなと思った。 名前のアナグラムは死ぬほどくだらないなと思ったし、それが動機になるほどのことか?と思ったが、そういう物語なのでさもありなんかな……と感じた。
1投稿日: 2026.04.28
powered by ブクログ初読み作家さん。 旅のお供に読み始め、帰ってからもちょびちょび読んでやっと読了。 下巻を読み始めた時、あれ?違う本??と思ってしまった。 もっとちゃっちゃと読めれば良かっただろうに、時間がかかってしまったことが残念。
0投稿日: 2026.04.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
■傑作 クソ面白い、まさに傑作と呼べる作品であった。 しかし敢えて弱点を挙げるなら、アラン・コンウェイの方の『カササギ殺人事件』の謎解きがちょっと弱いというか普通だな、と思えたこと。 納得できなくはないが、例えば「自転車停めてあったから借りよう」→「返り血ついちゃった」とか、「いや雑!」と思ったし、「裸体主義者です」は「知らんがなw」と思ったし、「本当に犬を殺したのは私だと思っているのか?」は「いやそんなこと言わんくない?w」と思ったり。 ■1作品に2つのフーダニット 上巻のアラン・コンウェイの『カササギ殺人事件』内でのフーダニット、下巻のスーザン・ライランド編でのフーダニットという2つのフーダニットが1作品に織り込まれている作品で、読みごたえがありまくる。 ただし、それぞれ犯人については特に意外な人物というわけではなく、そこはやはり限界があるか、といった感じ。 賞を取りまくっている作品だから、「そんなに単純なはずはない」「作品自体を使った仕掛けがまだ何かあるはず」と思ったが、特にそういったものはなかった。 古典ばっかり読んでいて上下巻から成る作品をあまり読んだことがなかったが、なるほどこの形式というか内容なら上下巻でわかれているのも納得。 ■アガサ・クリスティリスペクト アガサ・クリスティへのリスペクトが非常に強く感じられる。 アラン・コンウェイの『カササギ殺人事件』はまさにアガサ・クリスティが書いたような作品であり、作中でも言及されているとおり、アガサ・クリスティ作品に関係する語が出てくるどころか、作り自体がアガサ・クリスティ作品(ポアロシリーズ)にそっくり。 事件が起き、細かい手がかりがバラ撒かれ、探偵は1人ずつに話を聞いて事件を解く。この感じがまさにアガサ・クリスティそのもの。 ただしアンソニー・ホロヴィッツの作品の方がアガサ・クリスティよりも丁寧で、謎解きとしては優しく感じられる。 例えば封筒と手紙のくだりは「封筒と手紙は一対のものじゃないってことね」といったことは簡単にわかるし、「毒薬を盗んだのはクラリッサか」とか、「最近外部から村にやってきた新参者はパターン的に別の事件の犯罪者であって本筋の犯人ではないな」とか。 元々アガサ・クリスティが好きな自分にとってはアラン・コンウェイの『カササギ殺人事件』自体も楽しく読むことができたため、上巻も下巻も共に面白い傑作と感じた。
0投稿日: 2026.04.21
powered by ブクログ上下巻がこう繋がっていくのは予想外で読んでて楽しかった。2つの事件の伏線回収も素晴らしく、感嘆しかなかった。また読み返す
0投稿日: 2026.04.19
powered by ブクログへー!作中作になっててなかなかおもしろかった。 登場人物が倍になる分、なかなか複雑だけど、うまくオーバーラップするというか謎解きに絡んでいってへー!って感じだった。 ピュントのほうは一度お預けを食らうのでちょっと印象が薄れてしまったけど、どちらの話もおもしろく読んだ。 小説のおもしろさと作者の人間性は別なんだよなという気持ちと、作者のことあんまり知ろうとしてもいいことないかもねみたいな気持ちが、割と強まってしまった。
1投稿日: 2026.04.01
powered by ブクログまさかの展開でかなり引き込まれた。とても面白い構成。 作中作であるアティカス・ピュントの方の結末は正直パッとしないものであったが、編集者パートの面白さで十分満足できた。 終盤の婚約者がカッコ良すぎる。
1投稿日: 2026.03.26
powered by ブクログそういう展開か!!と度肝を抜かれた 解説の一読唖然、二読感嘆は本当にそうだと思った。上巻の終わり方からの下巻の持っていきようは唯の王道ミステリという感覚を良い意味で覆された フーダニット系で1番、道中も結果も驚かされたかも
1投稿日: 2026.03.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ストーリーインストーリーとなっていた上巻の流れで、下巻は解決編のような感じかと思ったら、現実のストーリーに戻り、しかもそこでも事件が起こるという、複雑かつ緻密な構成に驚いた。原稿の最終章が行方不明となり、それが事件の鍵となっていて、解決後にしっかりと最終章も戻ってきて物語もしっかり完結するという、まさに構成の妙が光った作品だった。個人的には、小説の中の日本語独特の雰囲気や言い回しが好きなところもあるので、翻訳小説だとそこの風味が少し失われてしまうのが残念に感じた。
1投稿日: 2026.03.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
カササギ殺人事件下 前回の続きから読めるかと思いきや現実のお話しせっかく登場人物覚えてわかってきたのに、また初めから登場人物覚え直さないといけない、まぁ最終的には前作の謎も回収され、楽しめた
2投稿日: 2026.03.20
powered by ブクログ上は我慢、下は回収です。 殺人事件とその謎解きを、淡々と進める探偵。 あまりキャラに人間味もなく、本当に淡々と進むので、高評価を付けてインスタに載せていた方々を疑いました 笑 上巻を読み終わって、「さて、下巻で謎解きだ!」と思って読み始めたら、全く違った展開に、一気に引き込まれました。 小さなズレもきちんと回収していて、作品全体として面白かったです。 上巻の途中で読むのを諦めた方は、頑張って下巻まで進んでみて下さい。
0投稿日: 2026.03.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
上巻の「作中作」から一転、下巻はそれを読む編集者スーザンの視点へ。この大胆な転換には驚かされた。欠落した最終稿を追い、著者アラン・コンウェイの死の真相に迫るスーザンは、さながら現実世界のピュントのよう。 現実の人物が作中の登場人物へと巧妙に投影され、そこにアランの「悪意ある遊び」が透けて見える構成が見事。二つの世界の謎が完璧に呼応し、同時に収束する圧倒的な筆力にはひれ伏すしかない。ミステリー初心者だが、本作で語られる英国探偵小説の世界に強く惹き込まれた。数多くの古典を巡った後、いつか必ず再読したい一冊。
0投稿日: 2026.03.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
(とても良)これはすごいミステリーだ。上巻は主に作中作の謎解き犯人探し、下巻は作中作の結末の原稿探しと作中作者アランコンウェイの死についての謎解き。すごいの一言に尽きる。下巻は特に、作中作の結末の原稿がない!っていうところでさらに引き込まれた!気になりすぎるでしょう!みんな怪しくて疑ったけど、アンドレアスがカッコ良くて良かった。一番ホッとした。夢中になりすぎてお腹いっぱいです。
25投稿日: 2026.03.05
powered by ブクログ二重のストーリーの進行。類似点があきらかになりつつ、創作と現実のミステリー。多分外国本なんで和訳は難しいところもあったでしょうね。楽しかった。
8投稿日: 2026.03.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
キャラがたくさん。なのにまとまってる。 下巻読み始めて中巻あるんやっけ?間違えたかなと理解が最初できなかった。 謎解きは、解けるレベル。キャラ達の行動には納得できるから読んでてすっきり。
0投稿日: 2026.03.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2.1 上巻はともかく下巻はクソ。 全然上巻とからんでこないし、引っ張った謎もクソ。 主人公も共感できないクソ。 もうアンソニーくんの本は読まないでいいね。
1投稿日: 2026.03.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
刊行されたときから読みたかったのをようやく読んだ。こんなに凝った構成だったとは想像していなかった。クラシカルな殺人事件小説が、小説内小説として登場して、それが未完のまま下巻へ。そこから、現実の物語へ移行しつつ、未完のままとなった小説内小説の方も進んでいく。その絡み方がすごいです、見たことない面白さ。
0投稿日: 2026.03.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
壮大な仕掛けのミステリー!上巻を読んだ時にはごく普通の推理小説に感じていたけど、その話は作中作で、下巻はなんと上巻の作品を書いた作者本人が殺害されてしまう!その予想外の展開には心踊ったけど、下巻は少し単調で解決編まで長く感じたのと、殺人の動機が不快なものだったのでやや満足度が低い。アランは結局人のアイデアを盗んでいたのだろうか。アティカス・ピュントの事件の方が余韻があって良かった。
3投稿日: 2026.02.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
どうしてこれが1位なんだろう… 私、何か聞き落とした? 上巻まではまだ良かったんだけど、下巻の展開が酷い… ミステリ編集者がフラグをへし折りながら回収するかなぁ…
2投稿日: 2026.02.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
上下巻でストーリーが一変するのが面白すぎる。1作品で2度楽しめるお得感。上巻は名探偵アティカス・ピュントが殺人事件を推理し、解決しようとする。下巻は上巻の最後の文章で一気に次を読みたくさせる。下巻はアティカス・ピュントシリーズの編集担当者の「わたし」が作者のアランの自殺を追求していく。自殺ではなく殺人ではないかと自分なりに奔走している姿がハラハラさせてくれる。現代でもピュントの中の物語でも犯人探しが行われるという作品で、読んでいててドキドキさせられる。上巻の登場人物の多さに、海外文学に慣れていない私は非常に辟易してしまったが無事読み終わることができてよかった。
1投稿日: 2026.02.15
powered by ブクログあれ?中ってあった?上と下の前に中あったな?と思うぐらい、別な時代の別な話になります。 1回で2回分楽しめる的な。 犯人も、両方とも想像つかず。(ええっ、この人なの?的な)
0投稿日: 2026.01.31
powered by ブクログ私はフィクションの中の劇中劇や作中作が大好物なので、これは読んで楽しめました。二度おいしいです。 「えっそう来るの?」というミステリならではの仕掛けもありますが、一番好きなのは下巻の凶器があれだったことです。 まさかミステリ小説でそれを使うとは!!と驚いた後に笑いました。これぞブリティッシュユーモアかな?皮肉が効いていて拍手したくなりました。演出がうまいなあ。 それと食事の描写がまったく美味しそうではない点にイギリスを感じました。
2投稿日: 2026.01.26
powered by ブクログ4.0 - 作中作で1冊で2つのミステリを楽しめる面白い構造の本だった ただ、全般若干読みにくいのと、結末は面白かったが驚きという意味でのインパクトは個人的には少し薄かったかなと
0投稿日: 2026.01.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
上巻を読み終えた後、もう犯人わかるんじゃね?と思ったけど、なるほどこういう構成ですか。 正直言って、上巻の作風が好きだったので、そのまま1本のミステリーとしてもすごくよかったと思う。それを作中作としてさらにエンタメを追求したことを評価すべきか否かだけど、自分はギリギリ不可だった。 読み返せば「おぉ、これも作中のあの部分と繋がってるのか」という感動はあるかもしれないけど、ミステリーってこの作品でも書かれていた通り、読者が探偵と肩を並べて進む話と思うんですよ。だから初読の感動が大切だし、後から読んで上手いと思う構成を評価の中心に置くのはちょっと違和感があります。
2投稿日: 2026.01.20
powered by ブクログ『21世紀に入ってから書かれた謎解きミステリーの中で最高峰』とあとがきに書かれてた。文句なしの推理小説。上巻から下巻に入って話の展開が急に変わってページを捲る手が止まらんかった。
0投稿日: 2026.01.16
powered by ブクログこの作品、上下巻で二度美味しい。 カレー(=上巻)の翌日はカレーうどん(=下巻)が秀逸なのと同じ原理。 美味しいカレー(=上巻)があるからこそ、次の日のカレーは味が深まり、更に違う料理へ格上げされる(=下巻)感じ。 カレーの具材が、うどんになった時にはその姿形、主張がほぼ無いのに、味の深みとしてはなくてはならない存在になってる。 カレーは洋物なのに、カレーうどんは見事に和食?味になり見事に融合してる。 作中作、入れ子式の構成、すんばらしい。 どうしても和訳が必要なので少し読みにくい、馴染みにくい雰囲気は拭えないけど、(私が海外物に慣れてないだけかも。)それでもこの緻密な構成を見事に日本語のミステリーにした、訳者山田蘭さんに拍手です (*´ω`*ノノ☆パチパチ
17投稿日: 2026.01.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
よかった!作中作構造の光る名品。まさかのダブルフーダニット。 『ミステリとは、真実をめぐる物語である──それ以上のものでもないし、それ以下のものでもない。確実なことなどなにもないこの世界で、きっちりとすべてのiに点が打たれ、すべてのtに横棒の入っている本の最後のページにたどりつくのは、誰にとっても心の満たされる瞬間ではないだろうか。』私自身は首肯できるとは言えないが、ホロヴィッツの主張がしっかり筋として通っていて、よい! 「アガサ・クリスティへのオマージュに満ちたミステリ」というのも素敵な惹句で、『十角館の殺人』をはじめて読んだときみたいなワクワクが確かにあった。でもクリスティ作品に詳しくなくても作中できっちり解説されるので安心!あとピーター・ウィムジィ卿には一時期ドハマリしてたのでかなり嬉しかった。 でも肝心のピュント氏の解決部分については、引っ張ったわりには正直うーん、、みたいな、、推理の導線、果たしてあったか??どうやって突き止めれた?正直こじつければ、誰でもいけるくない?(レッドヘリング多すぎかも)この人しかできないし、この人しかやり得ない、という状況じゃないのがムズムズするんだよな。マダミスでも推理導線がないシナリオはあんまり好きじゃない。その意味であまり探偵と読者が対等ではなかったし、目の覚めるような結末提示ではあったが、そのため悔しくはならなかった。(ただし、上巻最後の台詞はいいクリフハンガーだった、やられた) 現代パートはそうは思わなかったが、手紙の差し替えトリックは人称や語尾でもっとキャラが出てしまう日本語だと厳しいのでは。ピュントのアナグラムしかり、翻訳小説の限界は感じた。
1投稿日: 2026.01.11
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面白かった!小説の外側のストーリーも面白かったんだけど、作中劇のアティカス・ピュントのストーリーの方が好きだったので早くピュントの謎解きが読みたい!となってしまった。 原文で読めたらアナグラムの衝撃をもっと受けられたんだろうなー、もったいない
1投稿日: 2026.01.07
powered by ブクログ面白かった!けどとんでもなく疲れた! 読むのにすごく時間がかかってしまった。 あらすじを知らずに読んだので最初は「ん?アランコンウェイ?え?シリーズ一作目じゃないの?」と少し混乱。 長々と続く上巻は古典ミステリっぽく、少し退屈な場面も真相が知りたくてひたすら耐えながら読んだ。 下巻は後半まで一気に読み進め、「この残りページ数でいける?どうなるの?」とドキドキ。 最後はまぁ納得の終わり方でした。 しかし上巻こんなに長い必要あった〜!?な気もしないでもないけど、作者の試みに巻き込まれて楽しい読書体験でした。
2投稿日: 2026.01.07
powered by ブクログ読了まで時間がかかってしまいました。 上巻を読んでから間が空いたけれど事件の内容はしっかりと覚えており、下巻を読むのを楽しみにしていました。 ところが読んでみてびっくり。上巻の「カササギ殺人事件」の続きではなく、「カササギ殺人事件」を書いたアランという小説家が死亡するという別のストーリーになっていたのです。 完結したはずの小説の結末部分の原稿部分を探す担当編集者の「わたし」。そのうち自殺と目されるアランの死に不審さをおぼえ、真相を探るという流れ。 こういった入れ子式ミステリーは恐らく初めて読みました。構成が珍しいだけでなく作中作もアランの死の真相もミステリーとして高いレベルである点もお見事です。 古典的な海外ミステリーと現代ミステリーを1冊で楽しめました。 解説によると作中作はアガサ・クリスティーのオマージュも楽しめるようですが、もう久しくアガサ・クリスティーを読んでいない私にはその点は理解できなかったのが少し悔しい。 来年は海外の小説ももう少し読みたいなと思っています。
34投稿日: 2025.12.19
powered by ブクログ長時間の移動のために図書館で借りた。 結構面白かった。作中作は雰囲気よくでていて。 オマージュはよく分かりませんでしたが。 飽きずに読めました。
1投稿日: 2025.12.14
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アティカス・ピュントシリーズ、一作目。 作中作という形式で描かれる斬新な構成。 上巻でアティカス・ピュントの物語にすっかり入り込んだ後、下巻を読み始めて思わずやきもきした人も多いだろう。 オールドミステリーの形式を取るアティカス・ピュントの物語と、それを取り巻くどろどろとした現実の物語。 チャールズが殺人を犯したのは果たしてお金のためだけだったんだろうか?物語を冒涜されることへの怒りだったのでは? 上巻は古典ミステリをゆっくりと楽しみ、下巻に入ってからは目まぐるしいストーリーを楽しむという一作で二度美味しい構成でした。
4投稿日: 2025.12.02
powered by ブクログ上巻のオールドミステリー感ある雰囲気はすごい好みだったんだけど、下巻での予想外の展開に若干失速してしまった...欲を言えばピュントの活躍をもうちょっと見たかったなぁ
1投稿日: 2025.12.02
powered by ブクログおもしれー 〈下〉の最初の方は何が起こってるか意味分からんかったけど。〈上〉は、小説の中の小説の話だったんだね。 構成が良すぎるよ
3投稿日: 2025.11.23
powered by ブクログ構成が斬新! おもしろかったけど、上巻やピュント氏のパートが、あっさりしすぎてちょっと物足りないかも。 次はヨルガオ。
0投稿日: 2025.11.18
powered by ブクログ上巻は冒頭以外は作中作のオールドファッションミステリで、アガサ・クリスティのポアロの世界観。 登場人物が多くてちょっと辟易してしまうけど、いかにもオールドファッションミステリらしいキャラクターで、それぞれに怪しくて、人間関係が絡み合っていて、少しずつベールを剥がすように真実が明るみになっていくのが面白い。 下巻に入ると、上巻の作中作が残るは結末のみという良いところで終わっていることが、それを読んでいた編集者の視点で明かされる。 その後に起きた事件と作中作に関連がありそうなことが判明してからは、とてもワクワクしながら読み進めた。 主人公は完全に読者目線で、事件について探偵のような調査を行うのが、とても新鮮でこれまでにない感じで面白かったが、作中作に比べて内容が薄いように感じた。 作中作のオールドファッションミステリと差を出すべく、書き分けているのだと思うけれど、とんとん拍子に調査が進んで、紆余曲折もなく犯人に辿り着くのは少し拍子抜けに感じた。 構成はとても面白いと感じたけれど、現代最高峰のミステリという謳い文句はいささか疑問を感じる。
0投稿日: 2025.11.14
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さて、下巻を読む段で私は一旦スローダウンしました。 劇中劇の外枠、アティカス・ピュントの最新作を扱う編集者の世界に戻って来ています。 早くアティカス・ピュントの事件の結末が知りたいのにとウズウズしていると、物語の展開は私の思いもよらない方向に展開していきます。 ・・・ 個人的には、結論はややしりすぼみ的に感じましたが、下巻の展開にはゾクゾクきました。この下巻の展開、まさか上巻と…という、ここですよ、ここ!!! これは面白い。 ・・・ ということで、2019年本屋大賞翻訳小説部門の第一位作品を堪能させて頂きました。 ちなみに、英語のオリジナルですが、分冊されておらず一冊です。翻訳に際して分冊したようですが、非常に良いアイディアであったと思います。 分量だけに限らず、入れ子構造が明示的になりますし、翻訳サイドの工夫を感じます。 推理小説好きは読むべき本ですね。分量的に数日、ひょっとすると一週間弱くらいかかるかもしれませんが、下巻の驚きを是非味わって欲しいなあと。 既読の方、下巻で驚きましたよね? ほかの方の意見も聞いてみたくなります。
1投稿日: 2025.11.05
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下巻からは最初の編集者パートに戻る。作中作とリンクしているのは面白いが、犯人の動機や造形が少々物足りないし、意外性もトリックもない。 どの辺りが絶賛されていたのか読み取れなかった。
1投稿日: 2025.11.05
powered by ブクログ構成は極めて斬新だが。 上巻の時点で読むスピードが中々上がらなかったが、下巻はより遅読となった。現代ミステリばかりを読んでいるためか証拠や動機に説得力を感じず、結論に対して腹落ちしないモヤモヤ感が強く残った。
3投稿日: 2025.10.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
むむむ確かに構成はスゴい、見事としか言いようがない。唯一無二ではあると思う。 だけどもだけど、おかげて上巻は地味でまじめなミステリーがひたすら進むんよな。まあ退屈ちゃ退屈。 ネタバレになるけど事件地味すぎん? コードに足引っ掛けて死ぬとか…、天下のピュント最期の推理がコレで良いのか?? 最期は遺灰を森に撒いてとか、異常に事件に愛着湧いてるし…。そんなたいそうな事件かね、この話…。 現代パートも原稿の隠し方甘くて人殴って火つけて逃げきろうって…。チャールズはん、そいつは犯罪としてあまりにもお粗末じゃないすかねえ…。 まあワタシがミステリーの教養不足でクリスティのオマージュなどさほど愉しめないのも悪いのだども。 二重構造の美しさに全フリした結果、肝心の事件やトリックが都合よいものになってしまった感が否めなーい、と感じてしまいました。 と云うわけで、総じて大作家の壮大なる挑戦作、といった感想です、はい。
9投稿日: 2025.10.16
powered by ブクログ「七羽なら明かされた事のない秘密」原稿紛失で犯人特定章が抜けてパニック。作中作と現代パートの二重構造。上巻架空作家コンウェイのカササギ殺人事件は読み易いが,下巻編集者の視点は読むのに苦労した。
10投稿日: 2025.10.05
powered by ブクログ7年ぶりに再読。 主人公の年齢に近くなった分、前より好きになったかも。 私の読み方もあるけど、スーザンに感情移入できるかで結構話の面白さが違うと思う。 たとえば、ライトノベルの挿絵にできるような「かわいい新人編集者」みたいな人だったらエンタメ性もあがっただろうけど。 そういうコテコテのエンタメ性は劇中劇の「カササギ殺人事件」にまかせて、外側の世界は現実を生きる。 嫌な奴も、いい人も。良いように思い込みたい人も。利害も、摩擦も、親愛も、いい意味で温かくも冷たくもあり、温度を感じる。 英語で読めたらアナグラムの楽しさや、アガサ・クリスティの世界との結びつきの楽しみも増しただろうし、執拗に言語に拘るアランの嫌らしさと高度な技術に唸っただろう。 わからなくても見事なパズルの快感と、謎ときのストレスから開放される、ため息をつくような読後感が最高だった。
1投稿日: 2025.10.04
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登場人物や地名が非常に多く、ページも厚いため読むのに苦労したが、ようやく読了。 いきなり物語の中の物語から始まって、下巻の中盤までいずれの物語の結論も呈示されずにいたので、続きがかなり気になるような構成だった。 結末としては、殺人の動機も納得できるようなものであったのでよかった。 池に飛び込むくだりは確かに違和感は感じたものの、そういうものか、と流して読み進めてしまったので悔しい。 スーザンがアランの担当を外されずに、チャールズの代わりにアランを殺す未来もあったかもしれないし、そちらの方がよかったのかもしれない。 ミステリ界に一石を投じるような作品だった。
1投稿日: 2025.09.23
powered by ブクログ上巻 https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4488265073 上巻はパイ屋敷の2件の死者について名探偵アティカス・ピュントが「真相は分かっている」っていうところで終わったんだけど、下巻ではその『カササギ殺人事件』は一旦中断。 いきなり中断されて戸惑うのは『カササギ殺人事件』の原稿を読んでいた編集者のスーザンも同じ。自分が受け取った原稿はここまで。事件の解決部分がない! 自分に原稿を渡した出版社の経営責任者ジェームス・クローヴァーのところに行くけれども彼も最終章を持っていないという。しかもシリーズの作者アラン・コンウェイが病気を苦に自殺した! 話はそのままスーザンの「消えた最終章を探せ」に突入し、その経緯でスーザンは「コンウェイは自殺でなく殺されたのかも?」との疑念を持ち解明を進めることに。ミステリー編集者だからって実際の殺人事件(かもしれない)は初めてだし、推理なんてもちろん初めて。 その上スーザンは将来に関する重大な選択にも迫られる。 ミステリー部分は、作中作である『カササギ殺人事件』と、作者の死の謎を解く二つの謎解きが入っている! それぞれが他のミステリー作品へのオマージュたっぷりです。元作品への経緯を持って読者と楽しみを分かち合うオマージュと、悪意ある嘲笑により読者さえ嘲笑うことの違いも感じられます。 なにしろスーザンが大の本好き。下巻では彼女を通して「本を読む楽しさ、ミステリーの楽しさ」が直接語られます。 同時に作者の実像や本当に表現したいことと、読者が求めるもののギャップも。 謎解き、本への愛、人としてのモラル、女性の人生の選択。 お見事なミステリーでした。
36投稿日: 2025.09.23
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上巻よりも好きだったけど、やっぱり無駄に長いと思う。 長いわりに、動機がイマイチと思ったのは私だけでしょうか・・・ ”いったい、どうしていつも妹は、自分の尺度で私を測ろうとするのだろう?ケイティが持っているものが、わたしには必ずしも必要ない、わたしはいまのままで充分に幸せなのだと、どうしてわかってくれないのだろうか?こんな言い方が苛立っているように聞こえるのとしたら、それはわたしが、ひょっとしたらケイティが正しいのかもしれないと怯えているからだろう。"
5投稿日: 2025.09.15
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上巻の内容から既にあまり私に合わなかったので、がらりと展開が変わって新しい話が始まりうんざりしてしまった。 それでも最後まで読めば何かあるかなと思ったが、チャールズに殺されかける以外は特に盛り上がりも無い。 作中作の二重のミステリというのがこの本が人気な理由だと思うけれど、その構造もなにか意外性を与えてくれるわけではなく、現実と小説がそのままリンクしているだけに見えてしまう。 ミステリとしてはすごいよく練られたものなのかもしれないけど、舞台や登場人物に魅力を感じられなかった。 やはり本は原語で読まないと魅力がガタ落ちするのかなと思った。
2投稿日: 2025.09.05
powered by ブクログ下巻の初めの方で、カササギ殺人事件の主要人物についてスーザンが思考しながら整理してくれているのがとてもわかりやすくて良かった! アランはカササギ殺人事件に何を隠したのか?アランは殺されたのか?事故か?カササギ殺人事件の犯人は?結末は?先が気になり一気読み。性格……ひねくれてる。。 この後ドラマも見ることで(アンソニーホロヴィッツ脚本)さらに原作の面白さが増した。
3投稿日: 2025.08.18
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入れ子式のミステリは何度か読みましたが、こんなに驚いたのは初めてかも。 まず、上巻を読み終えてすぐに下巻を開いたら「あれ?本を間違えた?カバーはカササギ殺人事件の下巻だけど、中身は別の本?」とカバーを外したこと。 そして、解説の川出正樹さんも書いていらっしゃるけれど、当に自分も同じ行動を起こして、作者のしてやったりに上手く嵌められたこと。 次にビックリしたのが、『羅紗の幕が上がるとき』と『死の踊る舞台』を読み比べたとき。 ホロヴィッツのプロ作家と素人の文章の書き分けもさることながら、翻訳の山田蘭さんが素晴らしい。 ドナルドの作品は素人の私が読んでも「読みづらい上に荒いなぁ」と思ったほど。 このまま『羅紗の幕が上がるとき』を読ませてくれよ!と思うだけでなく、アティカス・ピュントシリーズを全部読んでみたいと思いましたもん。 なんでここで聖書のカインが出てくる?と感じた違和感や散りばめられた伏線が回収されていく快感、ここに来てる方たちは皆さん味わったんですよね笑 こりゃ全世界でベストセラーになるわと帯を見て首肯するしかありませんでした。
3投稿日: 2025.08.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ここまで心惹かれて一気に読んだ作品はほかにはないかも…。上下巻というボリュームをあっという間に読んでしまった…。小説の中に小説が入ってるなんて、だれが最初に気付けるだろう…。下巻を60ページほど読み返したこと、全然後悔してない!感想を書いている今も、また上巻を開いてしまいそうな気がしている。
0投稿日: 2025.08.09
powered by ブクログホロヴィッツの代表作。 作者のミステリ愛が伝わってきますね。 現実と虚構を忙しく行き来する主人公の明日はどっちだ。
10投稿日: 2025.08.04
powered by ブクログ間違いなく初めて読んだ構成の小説。現実世界と、作品の中の世界、二重に事件が起きて、編集者のスーザンが探偵役となって現実世界の謎を探っていく。一つの作品を読んで2倍楽しめる。現実でも作中作でもたくさんの伏線が散りばめられていて、とにかく作者はすごいなぁと。構想から完成まで15年かかったのもうなずける。
2投稿日: 2025.07.27
powered by ブクログ約5年ほど積読してた本作。 ようやく読み終わりました! 上下巻の圧倒的なボリューム読み応えありです 登場人物の多さで頭がこんがらがるところもあったけど頑張って読み進めていくと 上巻のラストのあの展開のと下巻の掴みに 雷を打たれるような衝撃。 惹き込まれました そしてラストまで夢中で読んでしまった 上巻を頑張って読んでくれたら下巻面白さが爆発してる作品だと思うのでこれから読む人は頑張って!!ボリュームがとにかくすごい作品。 そして現代のミステリーを語るなら外せない作品。
0投稿日: 2025.07.19
powered by ブクログ作中作の犯人も、本編の犯人も、どっちもはやく知りたくて一日中読んでしまった。おかげで休日がつぶれましたよ(幸) この『カササギ殺人事件』という作品のなかでふたつのミステリが進行し、交錯しているという状態。しかも上巻をまるごと作中作にあてるという大胆な構成。いったいどうやって収拾がつくのかしらと思いながら読んでいたけど、ちゃんとつながった。感心しちゃった。さすがに登場人物がこんがらがって、「ン?」ってなる瞬間はあったけど、本作の構成を考えたらじゅうぶん読みやすかったと思う。続きが気になってどんどんページをめくってしまう読書はやっぱりたのしいな〜!
2投稿日: 2025.07.13
powered by ブクログハヤカワ ミステリ マガジンの 21世紀翻訳ミステリ ベスト!で 堂々の第1位。再読。 2016年、この作品で ホロヴィッツは ミステリ作家としての地位を確立し、 その後の躍進につながった。 それまではヤングアダルト向け小説や サスペンスドラマの脚本家として 成功を収めていたベテランが 還暦を超え、この作品を著し、 さらに続々とヒット作を連発したのだから、 もう驚くほかない。 再読して改めて思うのは、 編集者スーザン・ライアンドの 新作ミステリ原稿の消えた結末を探す物語と、 そのミステリ原稿「カササギ荘殺人事件」の 見事すぎる入れ子構造の斬新さだ。 構想から完成まで20年近くかけたという本作は この入れ子構造、伏線回収、驚くべきフーダニットで これまでのミステリを完全に凌駕している。 そして、読みやすい文体と語り口で グイグイ引っ張っていく。 確かに21世紀翻訳ミステリベスト! 間違いない傑作だ。 もちろん、21世紀ミステリなので、 いわゆる古典ミステリは入ってこない ランキングであることはご承知おきを。 何度読んでも その構成の見事さに うならせられる。
0投稿日: 2025.07.13
powered by ブクログ前半と後半で内容がガラリと変わるアクロバットな構成になっており、知らずに下巻へ突入したため驚いた。驚いたのだが、その後真相へと近づくにつれ、中々にしょうもない事件と付き合わされている気持ちになり、残念ながらその予感は的中。世評の高さは構成の妙から来るものでしょうし、細かくネタを仕込んで全体の事件を形成するやり方は見事だと思います。けどそもそもの動機がしょうもないため、全体の印象としてはバカっぽいものを読んだな~という気分に。バカミスとして見るなら好きです。
6投稿日: 2025.07.03
powered by ブクログずっと読みたかったけど、なんだか海外ミステリーには読みにくい先入観があってなかなか手が出なかった。でもそんな食わず嫌いを一気に帳消しにしてしまうくらい面白かった。 上下巻で構成が違うので少し混乱したけど、最後までわくわくしながら読んだ。 もっと早くに読むんだったなー。
9投稿日: 2025.06.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ずっと読みたいと思っていた本。ようやく読めた。 作中作の殺人事件と現実の殺人事件の二重構造になっているのがミソ。上巻の冒頭で作中作であることは分かるが、それがどういう意味を持つのかは下巻でようやく明かされる。 多くのレッドヘリングに惑わされた。脅迫文の宛名に「サー」の尊称がおかしいということに気づけず悔しい。牧師の裸体信仰に気づくのは無理。
0投稿日: 2025.06.22
powered by ブクログーーーあらすじーーー 舞台はイギリスの小さな町。男爵の所有するパイ屋敷で、家政婦が階段から転落し死亡してしまう。鍵のかかったお屋敷でひとり、掃除機のコードに足を引っ掛けたのか、あるいは…。その死は、小さな村の人間関係に少しずつひびを入れていく。余命わずかな名探偵、アティカス•ピュントが謎を解き明かす。 ーーーーーーーーー 上巻では、いつものミステリを読む如く、探偵と肩を並べて真相に向かってずいずいと読み進めた。イギリスのジメジメした感じ、これがまたミステリに深みを加えてくれる。満足、まんぞく…… と思いきや、下巻! 真相が明らかにされるかと思いきや、寸止めのまま、現実の物語に引き戻される。読者としての心境としては、そわそわ、ざわざわ。じっくり一つの謎を解いていきたいのに、どうしてくれんねん! でも最後まで読むと、このうずまく心理でさえ著者の思う壺だったのだとわかる。すごすぎです、このミステリ。再読必須。 >>p.259 ミステリとは、真実をめぐる物語であるーそれ以上でもないし、それ以下でもない。確実なことなど何もないこの世界で、きっちりとすべてのiに点が打たれ、全てのtに横棒の入っている本の最後のページにたどりつくのは、誰にとっても心の満たされる瞬間ではないだろうか。わたしたちの周囲には、つねに曖昧さ、どちらとも断じきれない危うさがあふれている。真実をはっきり見きわめようと努力するうち、人生の半分は過ぎていってしまうのだ。ようやくすべてが腑に落ちたと思えるのは、おそらくはもう死の床についているときだろう。そんな満ち足りた喜びを、ほとんどすべてのミステリは読者に与えてくれるのだ。それこそが存在意義といってもいい。だからこそ、『カササギ殺人事件』はこんなにも、わたしの苛立ちをつのらせる。
0投稿日: 2025.06.01
powered by ブクログ上巻とは打って変わってアティカス・ピュントシリーズを手がけたアラン・コンウェイが実際に死亡した事件を編集者が追っていく構成になっており、斬新な印象を受けました。物語を追っていくに従ってアラン・コンウェイの性格の悪さが目立ち、ある種尖った性格が作家として大成した理由でもあるのかなと感じた。こうした斬新な展開はあまりないと思うので新鮮さを味わえます。
2投稿日: 2025.05.23
powered by ブクログ下巻では物語の場面がすっかり変わっている。劇中劇をうまく使った素晴らしい攻勢で、いっぺんに二つの推理小説を楽しめたような気がする。お勧めできる本だった。
1投稿日: 2025.05.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
下巻は現実世界パートです。 上巻の冒頭に登場した編集社の女性視点ですね。 ドラマ版と同じく。 まず、ベッドの上で飲み食いしている時点で、気が合わないかも。土足でベッド上がるのも平気なタイプかな。せめてリビングのソファであってくれ。 ある種この謎解きパートは、メタ的な解説パートでもありますね。アティカス・ピュントパートで作者が何を意図してその描写をしたのかがわかって、著者本人による国語の模範解答的な。一読した際には読み取れなかった部分が開設されており、面白いです。凡ゆる描写に作者の意図あり。 ラブラドールって、金色の毛色もあるんだ。 黒しか知らなかった。ゴールデンレトリバーのことかと思ったわ。 アランの作家デビューは38歳ごろ。 その頃は太っていて魅力のない男性だった。その後売れてからジムに通ったり、良い服を着る様になって魅力が増していった。 ドラマ版のアランは細面とは言い難かったですけどね。 どちらかと言えば、若い頃のイメージ。神経質そうで高圧的な雰囲気でした。 作品と作家は分けて考えるべき。それは確かにそう。実際には難しいけれど。SNSが盛になった現代、作家の素顔を見易くなった。編集社で関わっていたら余計に分けて考えるのは難しそうなものなのに。慣れかな。究極的な“本への愛”がそうさせてくれるのかも。 主人公は46歳なんですね。 ドラマ版は69歳(母と同じ年)の女優さんが演じていたので、そこも珍しいなぁとチラッと思ったのですが。作家や社長と同年代なのかな〜と。原作では作家のアランは65歳(※これは勘違い、後述)、社長はどうなんでしょう。 私は小説を読む時、登場人物の年齢や外見を把握しておきない方なので、明記されているのは有り難いです。映像浮かべて読みたいんです。 当方運転しないので、高速道路でオープンカーのルーフを開けてもOKと言うことを今知りました。子どもの頃、親の車では窓を開けちゃダメと言われていたので、オープンカーもダメだと思ってた。オープンカーの場合、風の巻き込みはそんなにないんですね。 これ以上苦しまないために、飛び降りよりも風呂場で手首を斬るか、線路に飛び込むか。これは共感できない。 水場でって発見されなかったら腐敗臭が凄そうだし、電車事故は迷惑がかかることと、何より怖い。薬を選びそうだけどなぁ。失敗すること考えたらリスク高いか。 ジェイムズ=フレイザーのモデルの青年ですよね。28,9。 汚れた爪が気になる。何故だろう。 迫害された喫煙者同士の共感。被害者意識強めだけど、非喫煙者からしたら────まあ、この話はうっちゃります。 そう言えば、ブクログに感想だけでなく、読書メモのタブがあることに気がつきました。私のはより後者に近いとも。でもまた、感想としておきます。 “今出来”と言う言葉を、本作で初めて目にしたかも。 一度目は読み流しましたが、また登場したので念の為調べました。想像通り、字面通りの意味ですね。 自殺の前日に舞台のチケット予約、あるんじゃないですか? と私自身は思います。前日は、人生最後の時を思い切り楽しんで憂さを晴らそうと思いつく。 しかし翌日、ほんの些細なきっかけで、またどん底まで気持ちが沈み、背中を押されてしまう。そう言うことは実際には結構あると思います。前後なんて考えず。突発的に込み上げるような。 よく「自殺とは思えない根拠」として似た様なシーン、ありますけど。精神的に不安定であれば尚更。 書評も高評価のものだけファイルしている様な人だから、随分打たれ弱くプライドが高かったのかも。きっかけはほんの小さなことで良い。 天板が革張りのアンティークっぽい机、こちらも気になって検索。成る程、成る程。こう言うデザインか。 あら。スーザンの妹、スーザンより遥かにほっそりしてるんですね。ドラマ版ではふくよかな可愛らしい雰囲気の女性だったので、この辺りは然程重要な設定ではなさそう。 都会派から見ると、隣の芝状態で、完璧に幸せそうに映る。 歳の近い同性の姉妹だから余計に比較してしまうかも。同じ境遇で育っても、選ぶ道はこんなにも違う。でも、妹からしたら姉に羨ましいところもあるでしょう。いや、あの心配の仕方や気にかけ方は“自分の思う幸せ=皆にとっての幸せ”派かも。 この姉妹の関係は、あるあるですね。ハンナ・スウェンセンシリーズとか。 この構図って、妹が“世間一般的な幸せ”を体現しており、主人公は“より先進的で、世間からあまり理解を得られない形の幸せ”を生きているんだと思うんですよ。 だから、これからの時代、逆転していくんじゃないかな? 今は結婚よりもキャリアでの成功に付随して、結婚せずともパートナーがいる。わざわざ結婚しなくても、したとしても式は派手にやらずとも、子どもは要らない、みたいなのがオーソドックスになりつつある。 だから、今後主人公のスタンダードは、昔ながらの大家族のママとかパパになっていくかも。 話が逸れました。 スーザン、原作だと両親亡くしているんですね。 いやー。国際結婚って凄いよなぁ。 国内ですら地元から離れた地へ嫁ぐとかって、抵抗あるからなぁ。全く縁のない地。言葉もわからない国。今の生活を全て手放してって、かなり勇気と思い切りと、愛が要る。そしてそれを続けるには根性や胆力も。 あ、待って? イギリスからギリシャってそんなに近いの?! 島国育ちにはその感覚がなかったわ。それなら大丈夫かも…… 沖縄と北海道より近い? このウェイターのモデルは著者自身かもなぁ。 チャールズは65歳。メモ。 何となく『ロキ』の時のオーウェン・ウィルソンのイメージ。 ちょっと若過ぎかも。 トム・ハンクスもありかな? CEOの座を譲る話。アランの死について嗅ぎ回ることから気を逸らすために話したのだろうか。 牧師は吉本の小藪さんを外国人にした様なイメージ。 トムとロバートのモデルはアランとクレアなんですね。 子ども時代の自分を12歳で殺しているのは気になります。 縦読み好きか。男女の姉弟でも、歳が近ければ仲良くなるのかな。うちは6歳離れていて兄妹なので、全く一緒に遊ぶとかありませんでしたが。記憶にないだけか? パイ夫妻と息子のモデルも自身と元妻のメリッサ、息子フレディかな? それぞれの時代の自分を映しているっぽい。 更に言えば、夫婦仲が冷めるまではレッドウィング夫妻か。 自伝に興味はないと言いつつ、カササギ殺人事件はアランの自伝だ。 クレアはまた、メアリでもあったのかな。 でも、身内だからってタダで使える、自分の夢を共に追うのが当然、と言う態度はどうかと思いますが。 スーザンは牧師を50がらみと推測していましたが、実際には65歳なんですね。最初は15歳程も歳が離れていて、子ども時代にどう関わったのか?と疑問でしたが。 事件を捜査する権利もなく、相手が犯人かも知れない状況で、あまりにも無神経だし、軽率な詰問だなぁ。例の学校は小学校から中学校かな?そんな年齢の頃に撮られた写真で、人生の弱みにまでなってしまうなんて。一体何の写真だろう。 万年筆沼にもいたことがあるので、ふふっとなりました。 走り使いも二度目の登場。使い走りと同義ですかね。 私の語彙にはなかったです。 スーザンは登場人物の命名に一家言あるようですが、私も中学生の頃のオリジナルキャラに車の名前をつけていたので、なんかショック。そんなに軽蔑されることなのか。まあ、アランはプロだしな。そこは分けて考えよう。 スーザン役、パイパー・ペラーポ良いかも。イメージできる。 アンドレアスは編集者の仕事を軽んじているのだろうか。それはスーザンの夢ではないと思っているのかな。結構無礼だとは思うけどね。勝手に話を進めて。46歳で第二の人生? いや、まだイケるでしょう。編集社での仕事が心から気に入っているならば。 何となく、『クローザー』のブレンダとフリッツのやり取りを観ているようだ。婚約から結婚までの。 それなりにファンがいるものを“価値がない”と唾棄する人、嫌かも。まあ、勢いで言っちゃったんだろうけど。でもこれはスーザンを傷つける為に言ってる。自分が否定された仕返しに。やっぱり嫌かも。後で謝罪したとしても。 ドラマ版とは結構違う部分あるんですね。こちらが先ですから、著者は制限がある中で、ここはこれで良いと言う妥協があったのか、それとも寧ろこうしたらもっと面白くなると言うことなのか、はたまた初見にも読者にも楽しんでもらえるような仕掛けなのか。 え? メリッサ46歳? アランと19歳差? 結婚した時何歳?? だって、本が出た時38歳じゃなかったっけ?? そしたら19歳で教師してたの…?? 待って? もう一度読み直したらアランとの付き合い11年か。じゃあ50歳くらいだ。チャールズの年齢をアランのことと勘違いしたのかな。そうすると牧師が50がらみってのも納得。 それはそれとして! メリッサがほぼ他人のスーザンの電話を喜んだってのが不思議。今更喜んで迎えたい相手では無さそうなのに。 スーザン、直前にメリッサのことを若々しく見えて魅力的と評しておきながら、わかりやすい人だな。うーん。メリッサの脳内イメージはジェニファー・モリソンにしたいと思います。少年ぽさもあるし。 ジェマイマはジョイとも重なるのかな? スーザン、警戒心がバグってるかも。物落とした時点で隠れないと……。 46歳からしたら65歳って祖父より父じゃないか?? いや、それでもまだ若いよな。まあいいか。 インク瓶の蓋を灰皿に?! スーザン、それはダメだ。洗うとしてもね。インク遺物混入にも乾燥にも弱いのに…… そう言えばパイ夫人はジェイムズでもあったのね。 私は暴力的な描写や痛そうなシーンを読むと結構リアルに想像してしまう性質なのですが、スーザンはよく生き延びましたね。ドアノブも手が爛れる程熱かったのではないでしょうか。 窓が割れたことで酸素が入り、火はより激しくなったはず。 頭への衝撃が特に危険ですよね? 後遺症、焦点が合わないだけで済むとは驚きかも。成人男性(65歳ならまだ若い)の全力の蹴りを胸に受けたら、気絶します。的中したのは胸の下、鳩尾辺りで靴の先が少し胸にめり込んだくらいなのかな。それだって痛い。痛すぎる。 『アティカス・ピュント』の結末部分はほぼドラマ通りでした。 現実なら、牧師の件をあんな風に本人に開示させなくても良かったのではと思いますが、読者としては気になってた部分ですしね。 スーザンの結末も、ああ、なんだ、そうなっちゃった? とチラリ、思いました。でも、続編出てますよね。あれはまた別の主人公なのかな? これから読んでみるつもりです。
0投稿日: 2025.05.08
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本を開いて登場人物のページを見た瞬間、驚いた。知った名前が全然ない、つまり上巻での登場人物と異なるのだ。本を間違えたと思った次の瞬間、上巻の冒頭に妙な前書きがあったのを思い出した。それを読んだとき、この小説はメタ構造になっているのかと思ってはいたのだが、その後の小説の面白さにすっかり忘れてしまっていた。読み進めるとやはり前書きの筆者が主人公となって、上巻は結末の失われた小説としての小道具となり、新たな殺人事件に挑むこととなる。今までに味わったことのない展開と上巻の物語の結末がおあずけ状態のせいで、暇があれば本を取り、ページをめくってしまう。巻末近くで上巻の真相が語られ、ようやく人心地つく。お腹いっぱい、ごちそうさまでした。上巻を読んで作者のサービス精神に感心したが、まだそれはこのコース料理の折り返し地点であって、下巻でまた前菜からメインまで出されてお腹ははちきれそうである。二つの物語の結末がどちらも後味の悪いものであること(特に下巻の殺人動機である”探偵の名にひそむ忌まわしい真実”が「たいした問題にならなかった」というオチは虚しさを増幅させる)と、下巻の主人公に主人公的な魅力が少ないことが私的な不満点だが、これだけのものを作りあげた作者には驚嘆と称賛を禁じ得ない。
0投稿日: 2025.04.27
powered by ブクログ小説の中の結末の欠けたミステリ小説、そしてその作者の不審な死の2つ謎を追っていく 途中、主人公が頭の整理をするという名目で容疑者のリストやその人物が疑われる理由がまとめられており、読みながら一緒に推理をしたい方にはうってつけの作品
1投稿日: 2025.04.26
powered by ブクログうーん、微妙・・・ 上巻では楽しめたんだけど、率直に書くと肩透かしかな・・・ この本の中の本?ちょっと残念な結末だった。 サー・マグナスの役割って何だったのかな? 生まれてきた息子に危険を感じる母親というのもなんとなくしっくりこなかった。 さらには下巻の主役である編集者の行動にもなんとなく違和感があった。 ただ、確かに一気読みしちゃったんだけどね。 あくまでも個人的な感想なんだけど、ちょっと残念だった。
0投稿日: 2025.04.13
powered by ブクログなんとも凝った作りの作品。 評価は上下巻を通したもの。 この下巻では現実世界での事件を女性編集者が謎解きをする。上巻の作中作のフーダニットと現実世界の事件のフーダニットが見事に解き明かされるのだが、その鮮やかな切れ味に私は見事に騙され翻弄された。 構成が複雑なので、ミステリーを読み慣れてないと戸惑いを感じる可能性もあるし、上下巻に分かれているのが、登場人物の確認をするのに不便な所でもどかしくもあった。それがリーダビリティを損なったのは残念である。が、それを補って余りある傑作であるのは間違いない。主人公の女性編集者の活躍は良質な冒険小説を読んでいる趣きもあった。
18投稿日: 2025.04.05
powered by ブクログ久しぶりにすっごい面白い推理小説だった! 有名だからなんだかんだ読むの後回しにしてたけど、読んでよかった。 作中作も読みやすくて、構成としてすごく考えられてるなと感じた。 現実世界とリンクしてるところも惹きつけられたし、何より小説世界の登場人物も細かく心情が描かれていて、全員が怪しいところがあるのが良かった。 最後の展開まで予想できなかった〜
0投稿日: 2025.03.29
powered by ブクログ「この本は、わたしの人生を変えた。」 僕の感想ではない。 物語冒頭にて、出版社で働く主人公が自分のもとに届いた作品に対して言った台詞である。 (この後にこんな惹句はよく聞く云々と続くのだが、日本語に訳す際に惹句という日本語を選ぶセンスに唸った事も書いておきたい。) その台詞の通り、一人の編集者が一作のミステリーに人生を大きく動かされる話。 その一作のミステリー小説が『カササギ殺人事件』というタイトルであり、その物語を巡って主人公が振り回されるというのがこの本の大筋。 少しややこしいが所謂二重構造の作品になっている。 作中作であるとはいえ、この『カササギ殺人事件』の完成度が素晴らしい。 登場人物の精神状態などの描写、あちこちに張られていく伏線、魅力的な主人公。 作中作という事を忘れかけている最中、現実に引き戻されるとんでもない事が。 ボリュームが多く、登場人物に曲者が多い為やや間延びしてしまう所もあったが、引き込まれて読んでしまう非常に面白い作品でした。 これはあくまで僕個人の好みの問題ですが、やっぱり日本人作家の日本語遊びが好きなのかな、とも思いました。
0投稿日: 2025.03.25
powered by ブクログ⭐︎オーディブルにて聴了 全く自分が想像していない人がそれぞれ犯人だったので、聴きながらうっかり「えっ!?」と言ってしまい恥ずかしかった。(外出中だった) それくらい面白い作品だった。 スーザンの推理力と行動力と好奇心は素晴らしいなと思った。彼女のように正義感が強く懐疑心があり、積極的に物事を取り組むような人は、周りから少し嫌われやすいなと思ったので、自分も気をつけようと思った。(初めて登場人物から色々学んだ。) 最近、ミステリー小説を読むことから遠ざかっていたけどやっぱ面白いなぁと思ったのと、ミステリーはやはり英国じゃないと!と再認識させられた良い作品だった。
0投稿日: 2025.03.25
powered by ブクログ下巻は劇中劇の結末と現代イギリスの話がメイン。現代パートについては事件の動機が唐突感があってコナンのアニオリパート味がある。
0投稿日: 2025.03.20
powered by ブクログ面白かったです! 上巻は当初、作中作が中々進まず、しばらく積読状態で、時々、少しずつ読み進めていました。しかし、アティカスが動き出した辺りから、スルスルと読めました。 下巻に入り、さぁ!犯人は誰!? とワクワクしながら読むも、急に現実世界のターンへ。作中作の話は一旦保留となり、モヤモヤ。 …していましたが、現実世界の話も、どんどん面白くなり、一気読み、まさかの展開へ! そして、最後は、きちんと作中作も終わり、2倍のスッキリ感があり、読み応えがありました。 作中作は上巻の展開から、犯人の目星はついていましたが、まさかあの人だとは…。アティカスの推理ショーは、なるほど!なるほど!の連続でした。そして、犯人は、おもいきりサイコパスでびっくりしました。現実世界の方も、犯人の予想をおもいきり外しました。 クリスティ作品のオマージュが多いみたいですが、作品を読んだ事がない為、分からずでしたが、それでも普通に面白く読めました。 明日、またゆっくり振り返って読んでみようと思います。次回作も検討します。
17投稿日: 2025.03.09
powered by ブクログ作中作のミステリとその作者にまつわるミステリのどちらも驚きがあり、お互いに及ぼす影響も含め全てが計算された傑作です。 散りばめられた謎が綺麗に回収されるのも気持ちよかった。古き良き作中作の探偵像と現代ミステリの探偵像との対比も楽しめました。贅沢なミステリ体験でした。
8投稿日: 2025.03.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
中々に面白かったけど、上巻でやったアガサクリスティの完璧なオマージュのまま終わってくれた方が個人的には良かったなと思ってしまった 二段構えの謎解きも面白かったけど、謎への関心が2方向に分散されて薄まってしまった気がした あくまで個人の感想ですが
0投稿日: 2025.03.02
powered by ブクログなんだかんだで推理小説初でしたがメッチャ面白い、最後まで作者に弄ばれてた感じしましたw 感想書いてる他の皆さんと同じように下巻は 「アレッ、続きは??前書き長くない?」 と目次とにらめっこしてしまいました... 推理小説ってどうせアニメの探偵物と同じで大体同じ流れなんでしょ〜 と思っていたけどこの小説読んで 全然違うじゃーん と思わされました 今度違う推理小説も今度読んでみます!
1投稿日: 2025.03.01
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真実を知る前には帰れない。 最新作のプリントアウトは結末部分が失われていた。しかも著者のアラン・コンウェイが急死したとのニュース。編集者の「わたし」スーザン・ライランドは結末を探しにアランの関係者を訪ねていく。 上巻の最後、ここで切るなんて、という衝撃と怒りをスーザンと一緒に体感したら、もう一刻も早く『カササギ殺人事件』の結末を知りたくてページをめくるしかない。もちろんスーザンが考えたようにアラン・コンウェイは自殺ではないのではと思ってしまうので、こちらの捜査にも引きつけられる。スーザンは決して名探偵ではない。でもこれはミステリなので、「偶然」により探偵役のスーザンには真相がわかってしまう。犯人との対決シーンもお約束。きちんと『カササギ殺人事件』の結末も明らかにされる。この入れ子のミステリは時代も場所も登場人物もクリスティへの敬意に満ちた作品となっていて、クリスティ好きとしてはため息しか出ない(未読の『カーテン』のネタを割られたのではという不吉な予感はするが)。とにかく大満足のうちに読了。
0投稿日: 2025.02.24
