
総合評価
(1357件)| 363 | ||
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遥か彼方遠い昔に 読み終わっていました。 どんなどんでん返しだったかと 何気なく手に取って読んだものの すぐに思い出してしまった、、、 それでも バランスの良い文章、構成は圧巻。 名作は名作ですね。 再読でも楽しく読み終えました。
9投稿日: 2025.05.02
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audibleで聴いたので、謎が解明する部分は???でした。2回目聴いて、なるほど。完全にミスリードしてました。医師が犯人なのか、などと予想していましたが、全然違いましたね。気になるページにすぐ戻れないので叙述トリックは文字で読んだほうがいいかもしれないと反省。 他者から見た自分と自己認識とのずれを、トリックにした点はミステリー初心者の私にとっては斬新でおもしろかったです。自己肯定感が低いところ、太ってると思い込んでいることなどは、女性にとってはよくあることなので、人物像としては納得でした。
0投稿日: 2025.05.01
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語り手が女なのか男なのか混乱してるうちに真相が語られてしまったせいで、1番面白い部分をきちんと味わえなかった。 読解力足らず
0投稿日: 2025.04.27
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大好きな作品で、もう何度も読み返しています。 毎日寝る前にチミチミ読んでいたのですが、あのどんでん返しを読んだ時はベッドから飛び起きて一気に最後まで駆け抜けたのを未だ鮮明に覚えています。 私はどんでん返し系は1度読むと満足してしまうのですが、ハサミ男だけは何度も読み返しております。 自分でもずっと疑問だったのですが、「主人公が成長しない」のがあるなと思っています。 物語の起承転結の中で、主人公や周りの人間が成長していく過程が描かれることが多いと思いますが、この主人公(ハサミ男)は全く成長しません。 自分が人を殺すのってどうしてだろうなあと他人事のように考えながら、なんとなく真犯人をダラダラと探しつつ、被害者の人物像を調査の中で知っていきながら、反省するではなく次のターゲットをぬるっと見つける異常さが、どうしようもなく好きです。 多分、私は最初から主人公の人格が好きで、それが変わらないまま物語が進むのがすごく安心するんだろうな〜(いろいろ諦めているというか、俯瞰しているというか) あといつか食べてみたいなあと思ってしまうほどに、ミートパイが美味しそうです。
1投稿日: 2025.04.21
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終盤の展開は面白い。途中まで思い込んでいたものが、え?っとなった。ただ終盤までが長く、警察同士のやり取りは飛ばしながら読んでしまった。
1投稿日: 2025.04.21
powered by ブクログ設定が面白かった!物語を語る人があの人で、 あの人がその人を追って、その人は誰なんだ! みたいな。 読んでいてあれ、これ少し違和感を感じるぞ、 と思う文面があったら気に留めておくと その後の答え合わせがさらに面白くなりました。 ミステリー小説って、どうしても内容について すごかった!と思うところを書こうとすると ネタバレになってしまい、感想文自体が 面白くないものになってしまうのが残念だけど、 でも読んでいない人にとっては、 なにも情報入れずに読んでほしいという気持ちが籠っていて、 それらの内容の浅いコメントが多ければ多いほど、 本への愛が伝わる気がする。。 ということで、そんな浅い感想を持った一人として、 ぜひなにも知らずに読んでください。
8投稿日: 2025.04.17
powered by ブクログ第13回メフィスト賞を受賞の殊能将之さんのデビュー作! ミステリー好きの方の本棚に置かれていることも多く、ずっと気になっていた一冊だったのですが、ようやく読了です! 女子高生を殺害し、首元に研ぎあげたハサミを突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。 次のターゲットの少女を決め、情報を集め綿密な計画を立て始める。 そんな中、自らの手口を模倣して殺された彼女の遺体を発見することに。 自分以外の誰が彼女を殺したのか。興味を持った「ハサミ男」は事件の調査を始める。 ミステリー好きの方が絶賛するのもよくわかる傑作でした! 狙っていた少女が、先を越され自身の犯行を模倣して殺害されるという新鮮さ。 警察の捜査と主人公の行動の差異や、被害者のいびつな人間関係。 細かな要素の全てが一つの結末につながっていて、驚きっぱなしの一冊でした! 含みを持たせた終わらせ方もとても魅力的。 叙述トリックを用いた作品の中でも少し特異な作品だと感じていて、題や表紙、本文中の小ネタなど、著者の方の遊び心に踊らされてしまったような気分です笑 殆ど前情報を得ることなくこの衝撃を体感できたのは、とても幸運でした! 自分はこの物語の面白さは、本という媒体ならではのものだな。 と思っていたのですが、映画化もされているらしく、とても興味を惹かれます。 この衝撃を映像でどうやって表現するのか、機会があれば一度見てみたいです!
8投稿日: 2025.04.16
powered by ブクログ続きが気になりすぎて一気に読んじゃったけど これは再読して伏線とその回収の答え合わせを 丁寧にもう一度したくなる結末。 頭の中で映像化して読み進めるタイプではないから 思い込みだけではなくて文中の小さな違和感を ちゃんと拾えてる気がするんだよな。 叙述トリックミステリだいすき。騙された〜
4投稿日: 2025.04.15
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面白かった! 私はどんでん返し系だと知らずに読んだので、最後であー!となったが、このような本をよく読む人なら気づくだろう。 書き方が上手いのでトリックに気づいても楽しめる本だと思う。再読したくなった。
1投稿日: 2025.04.12
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オーディブルで最初はあまり内容が入ってこなかった、 聞くのを辞めようと思っていたか、途中かららは少し面白くなってきた。 美人な被害者、美人な犯人、美人はいつだって主役だね。いかにもな男へのミスリード、犯人のなんとなくしか分からない生い立ち、二重人格? らへんがスッキリとは分からないまま。自殺未遂を何回も失敗してる下りはイライラする。絶対死ぬ気ないやん。 どの登場人物にも感情移入はできなかった。
0投稿日: 2025.04.12
powered by ブクログ個人的にいわゆる叙述トリックを用いた作品をこちらの前に読んでしまっていたので、最後のどんでん返しの衝撃は少し予想できてしまい薄れてしまったが、ミステリとしても、犯人側と警察側を交互に行き来する話の進み方もとても楽しめた。 トリックを知った後に、本当に矛盾がなかったのか再度読み直してみたくなる作品
1投稿日: 2025.04.07
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「どんでん返し作品」と聞いた上で読み進めた。 一人称とか、事件発見時に女もいたのに触れられない点とか、「気持ち悪い見た目のはずの日高」に警戒心を抱かずにインタビューに答える人たちを見て、あー主人公女だなぁと確信した。 ただ最後に全ての罪を日高に被せるのは偶然ではあるものの、お見事。というか磯部がバイアスに捉われすぎていて心配。相当な美人なんだろうけど、、
0投稿日: 2025.04.07
powered by ブクログしかし、何か釈然としない。 自分の理解力の無さに脱帽。 もう一回読む気にもなれず、どーしたものか。
0投稿日: 2025.04.06
powered by ブクログ読んだ人にしかわからない、最高の表題。 もう読む前から騙されている。 怒涛のどんでん返しが本当に面白かった。
0投稿日: 2025.03.29
powered by ブクログどんでん返しもので、楽しく読ませてはもらったが、なんだかスッキリしない。医師の立場、というか介入?によって自分はよくわからくなっちゃった。あと太ってるのか超美人なのかもよく分からない。
0投稿日: 2025.03.29
powered by ブクログ「どんでん返し 小説 おすすめ」で検索すると、必ずランクインしている作品だったと思う 半分くらい読んで、つまらなくなり、何がどうどんでん返しなのか、他の方のレビューを読んだところ・・・ 以下ネタバレです ↓ どうやら、叙述ミステリーだとわかる。 じゃあ、この退屈な文章がどのように叙述ミステリーなのか、の一点で読み進める。 結局、「わたし」が誰なのか?ということなのだな、と感じる。 確かに、「わたし」は自分のことを「わたし」と呼んでいても、編集社に勤める服装に興味のない地味な男性=ハサミ男であるかのように書いていた。 途中で、「日高」という名前の男性が登場し、彼が「ハサミ男」なのだと思わせる文章が続く。予想が当たったら、それはどんでん返しではない。 日高と、「わたし」が同一人物ではないことがわかる、終わりの方になって、全てが解決する。 伏線回収は見事で、叙述ミステリーとしては見事だったが、 結末に行き着くまでが、退屈だった。ワクワクしなかった。 ハサミ男は、自殺願望のある多重人格なのか「医師」が出てきて、現実味がわかなくてそれも退屈だった。 叙述ミステリーならば、「予言の島」の方が、結末に至るまでの経過もワクワクする。
0投稿日: 2025.03.27
powered by ブクログとても面白かった! 他人に勧めたいけど何を喋ってもネタバレに繋がる気がして「面白いからとにかく読んでくれ‼️」ってパッションプレゼンしか出来ず。しかしこのパッションプレゼンで2人読んでくれてもう1人も本買ってくれたから、これってもしかしてプレゼン成功してる方なのかもしれない。読んでくれた2人の反応も良かったです。 とにかく読んでみて欲しいです。
2投稿日: 2025.03.26
powered by ブクログ叙述トリックとはこれだ!と思わせられた作品。 大ボリュームにしてはサクサク読める内容で、少し小説に慣れた方におすすめ。 私の所感では、このネタバレに気付ける人は多分いないのではないか…とさえ思える。そのくらい伏線(予防線)が張り巡らされている神作。
0投稿日: 2025.03.26
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面白かった。 少女をターゲットにした連続殺人鬼のハサミ男。次のターゲットに決めた樽宮由紀子を調べているとなんと由紀子が殺されてしまう。しかもそれがハサミ男と全く同じ方法で、という話。 ハサミ男である私視点とそれを調べる警察視点の交互に物語が進んでいく。 500ページくらいあるけど文章が読みやすくてサクサク読み進められた。 ハサミ男視点の時は一件普通の生活って感じ。 仕事もしっかりしてるし真面目。でも毎週土曜日には自殺しようとしたり、医師という人格があったりとところどころ狂気的なモノを感じる。医師が多重人格なのとか、実はそっちが本来の私で、ハサミ男の方は本来の私が持ってた狂気的なところが形になったモノだと徐々に明かされていくのが面白い。 警察視点だと色々な刑事との絡みが面白い。 特に皮肉屋の村木が真面目だって褒められて照れるところとか可愛いなって思う。磯部は堀之内に指名されてウキウキしたり、村木が堀之内に指名されて嫉妬しちゃったり人間味があっていい。 トリックには驚愕した。ハサミ男の"男"ってとこに騙されてまさか女の人が犯人だとは思わなかった。私はずっと日高だと思ってたし、女性の方の遺体発見者なんて気にも留めてなかった。先入観って恐ろしい。 堀之内が真犯人なのもびっくりしたし、読み終わるとアレもコレも伏線だったんだなって思う。 全部知った上でもう一回読みたいなって思える小説だった。
1投稿日: 2025.03.23
powered by ブクログこれが叙述トリック…! 面白かったです。 物騒なタイトルと表紙で、電車で読むのがちょっと恥ずかしかった
1投稿日: 2025.03.22本格的ミステリーなのかな
読み終えて「本格的ミステリーなのかな」という疑問が浮かんできた。確かに予想しなかった結論ではあるが、ミステリーの有名なタブーである「作者しか知らない真実」にいくらか抵触するような気もする。とは言うものの大変の手の込んだミステリーであることには間違いない。最後の数行が未来をほのめかしているようで、なかなかに不気味である。
0投稿日: 2025.03.20
powered by ブクログトリック自体には序盤で気づいたが、それでも退屈しないのがミステリ史に残る所以か。 すごく面白かったが、ネタに気付きながら読むと(あるいは読み返すと)若干ミスリーディングな箇所がチラホラある。面白いことに変わりはない。
8投稿日: 2025.03.18
powered by ブクログなるほど!これは気付けませんでしたこのトリックに… たしかにすごいどんでん返しだ!!と、までは思わなかったですが、伏線の散らばりとトリックの掛け合わせはよく作られていると思いました。 主人公は犯罪者ですが、探偵を同時にこなすという設定もまた新鮮でしたね。 ハサミも気を付けて使おうと思いました。笑
1投稿日: 2025.03.16
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叙述トリック。どんでん返し系こういうの多い。評価高くて読んでみた。まあまあかなー。 集中して読まないと頭がこんがらがる。医師の存在のせいで。 喋り方とかでずっと日高目線かと思ってた。 もう一回目を凝らして読む。
0投稿日: 2025.03.14
powered by ブクログ警察側の描写も、犯人側の描写も一つひとつ丁寧に重厚に描かれているように思います。 ただ、犯人が自死しようと毎週のように様々な方法を試すのですが、その行為も、そこに至る独白の部分も生理的に受け入れられず、中途で本を置いてしまいました。
3投稿日: 2025.03.14
powered by ブクログとてもワクワクしながら読むことができた。どういう着地するんだろう!?と。ただ…一人称がやたらと引っかかって、正直最後の驚きはあまりなかった。犯人がわかっていたかと言うと違うけど笑。読み応えあり!
78投稿日: 2025.03.04
powered by ブクログドンデン返しで500ページ分、頭で思い描いてた登場人物が盛大にキャスティングミスしてたと発覚。もはやパニック。再読しない派だけど、再読しないと流石に気持ち悪いってレベル。こんなに面白い作品なのに、題名がダサいから(ごめんなさい)手に取らない人居そう。もったいない!
1投稿日: 2025.03.01
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叙述トリックの作品だという事前情報のもと読み進めたので、大方の展開は推理することができた。まっさらな気持ちで読みたい気もしつつ、こうした楽しみ方もありかなと。
1投稿日: 2025.02.28
powered by ブクログ私は普段、長編もミステリーも滅多に読みません。Kindle unlimitedにあったので、本当になんとなく読んでみました。 読書が苦手な私ですがスルスルと読み進めることができ、まんまと全てのトリックに引っかかってしまいました。久々に長編を読み切ることが出来ました。最後のどんでん返しにはとても感動しました。なんの事前情報もなく読めたことは大きかったと思います。
2投稿日: 2025.02.25
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事件が終息してから善良な人格が支配的になった印象だったが、最後に次のターゲットが決まったような文章で締めくくられているのが良い 同じ直感を身につけるのではなく、自身の見方を貫け や、普通は人それぞれにあるといった話が印象深い 切れ味の鋭い偏見が痛快!
0投稿日: 2025.02.18
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いやーーーー騙されましたわ(勿論ネタバレ設定です。ご安心を。) 私は本を読みながら頭の中で映像化できないタイプの人間で、特段男の顔!女の顔!とか意識してないけど、でもなんかタイトルが流石に"ハサミ男"って言ってるからか男をイメージしてたよ、、、。 先入観って怖いなぁ。 スマホでGoogleマップを開くのではなく、地図を道路で開いていたのは流石に時代を感じた、、、(^_^;)
2投稿日: 2025.02.17
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これも叙述トリックかー 場面視点の移り変わりが激しいから割と楽しい 暗いなかにブラックユーモアが散りばめられてる語り口調が個人的には好み。好き嫌い別れそうだけど ただ、ひたすら長い 盛り上がりにかけた印象 あまり入り込めなくて最後もはあ、としかならんかった
1投稿日: 2025.02.17
powered by ブクログすごく読みやすかった。そして途中から何が起きてるのかわからなくなったけど、進むにつれてどんどんわかってきて面白かった。最後まで真のはさみ男は逮捕されない感じってこと?
3投稿日: 2025.02.17
powered by ブクログ分かりやすくて丁寧に読める。改めて読み返して何度でも楽しめる。色々な登場人物の視点からちゃんと説明してくれるのが分かりやすくて有難い。
2投稿日: 2025.02.15
powered by ブクログ『ハサミ男』読了 何とも言えない読後感。 犯人の異常性が際立つ前半 中盤から刑事側の視点も加わり、物語は複雑に そして、最後のドンデン返し。 「え?マジで?そっち?」 完全にやられた。 犯人側の視点から描かれていたものが、最後にひっくり返される。 自分が読んだものが、全く違うものに変わる感覚。 作者の術中に、見事にハマった。 きっと、あなたも、私と同じように、言葉を失うはず。かな。
23投稿日: 2025.02.12
powered by ブクログちゃんと集中して読んだつもりが、途中であれ?どういうこと?ってなって、だいぶ驚かされました。 素直な気持ちで一気読みして騙されたりしたあとに、改めてじっくり読んだら細かな伏線とか違和感とかいろんな要素を楽しめそう。
10投稿日: 2025.02.12
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タイトル、語り手すらも伏線。今の時代では割と小説でしかできない叙述トリックも増えてきてると思うけど、25年前か〜〜〜〜!!すごい!! 終盤、物語の転換ポイントで起きたことが予想外すぎて「え!?」て声出たし、どういうこと!?どこを読み飛ばした!?どこから何を勘違いしてた!?と読んできたページを戻って確認するものの、パニックになるだけだったので諦めて読み進めるとようやく全てが明らかになった。 ハサミ男側と警察側の双方の視点で交互に描写があり、軽快で読みやすくするする読めるがそれ故に騙される。 でもこんなの気づけるわけがない。と思ってパブサしてみたら意外と「叙述トリックは途中で見抜いた」という方も結構いらして、自分が叙述トリック慣れしてないからなのかも。でもだからこそこの作品をより楽しめたと思います。素晴らしい展開でした。 そして本当に読みやすい文章!!洗練されていてシンプルで構成力が素晴らしい。ラストの余韻の残る終わり方も最高。 【一応直接的なネタバレここから】 読み返してみたら「女性のほうは制服警官に車で送らせた。」って言ってたーーー!!!でもそれに気づいてだからといってその時にこんな展開読めるわけない!!!! 人の思い込みって怖い。
1投稿日: 2025.02.10
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まんまと騙された 最初のほうこそ「『わたし』という一人称だから性別はどちらか分からない」と気をつけて読んでいたが ・ハサミ“男”であること ・日高光一と同じ26歳であること ・カーテンレールを壊すほどの「でぶ」であること などから、ほぼ男性のイメージで読んでしまった。 また、真相が判明する直前に医師が「僕(医師)の方が中心的な人格で、君(主人公)は僕が作り出した妄想人格にすぎないと考えたことはないか」という旨のセリフがあり、このような問い掛けが生まれるということは、肉体と2つの人格の全てが男性だろうと思い込んだため、完全に主人公は男性の日高光一だと断定してしまった。 そのため、終盤で自分が主人公だと思い込んでいた「白豚」が主人公の元を訪ねてきた時は、かなり困惑してしまった。 また、多重人格を題材とした映画を何作か観ていたので、「もしかして、この小説の世界自体が主人公の頭の中の話で、登場人物全員が主人公の別人格、そして殺人=人格の消滅ということなのでは?!」と飛躍しすぎた考察をしてしまっていた笑
1投稿日: 2025.02.06
powered by ブクログタイトルからなんとなく自分の好みでない内容である気がしてなかなか手を出せなかった本。講談社文庫の面白さを信じて結局読んでみることにした。 このタイプの小説を読んで思い出したのが我孫子武丸さんの「殺戮にいたる病」だけど、やっぱり他の人もそう思うみたい。あちらはかなり猟奇的な内容で最後まで重苦しいのだけど、「ハサミ男」は目黒西署の人々の軽妙?な会話が利いているのかどんよりした雰囲気はそこまで漂っていなかった。誰でも読みやすいはず。 このタイプの小説らしくしっかりと文中の「……ん?」となる箇所を伏線として回収してくれた。もう一回読んで少し整理したい。
1投稿日: 2025.02.04
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なぜハサミなのか、なぜ喉に刺すのか、もっとシリアルキラーの内面に迫って欲しかった。 ハサミの先を削ってるなんて、まず調べる所やろ何を後回しにしてんねん。 叙述トリックに本気すぎて物語全体が微妙なクオリティに感じる。
4投稿日: 2025.02.03
powered by ブクログああ、まんまと騙された! これ系のミステリーですか ちゃんと騙されたひとりです、はい。 最後まで犯人がわからなかったし、わかってるつもりのところを急に混乱に落とされ、そして回収。おそらく作者の想定通りに思考誘導されてしまった 私にはまだまだ探偵は務まらなさそうだ あとテーマも面白く、考えさせられた。 「普通とは何か」というテーマに対して、展開されるさまざまな登場人物の思考や行動がある。そして読者である私も独自のものさしで測っていたことに気付かされる。自分にとっての普通に当てはめて読み進めるからこそ、種明かしのときに多様性の罠で嵌められた。 文章、会話の読みづらさも、ちゃんと伏線だったのはなるほど納得。離脱せず最後まで読んでよかった。
7投稿日: 2025.01.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
二転三転サスペンス! 名作ときいていたので。 なんかすごく読みづらかったから微妙か?って思ってたけど、それも仕掛けだった。 開幕から男だろ?って思ってはいたけど、それもまた仕掛けにハマってたとは… んー。ラストは捕まらず… 個人的には嫌なエンド。 そんなに美人だったんやね
3投稿日: 2025.01.29
powered by ブクログ(オーディブル) 確かにすっかり騙されたけど、文章から溢れるナルシシズムが苦手で好きになれなかった…
1投稿日: 2025.01.29
powered by ブクログ叙述トリックを警戒しながら読み進めたが、再読が必要だろう。この景色は誰視点なのか。思い返しただけで混乱してくる。
2投稿日: 2025.01.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
叙述トリックと思いながら読むと、武丸さんの「殺戮にいたる病」の方が面白かったかなあ。第一人称の使い分けは、考えながら読むのが楽しかった。
1投稿日: 2025.01.27
powered by ブクログAmazonオーディブルで聴いた。 面白かった。 どんでん返しが売りの作品らしいけど、どんでん返しは先にわかっちゃったんだけど、それでも面白く聴けた。 最後はちょっとスッキリしない終わり方。
2投稿日: 2025.01.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
長かった。図書館が蔵書整理で休みのため貸出期間が長く設定されていたので読了できた。 後半部分の展開に引き込まれてページをめくる手が止まらなかった。 さまざまな箇所でかすかに感じた違和感がすべて回収されていく感じ、快感。後半を読み進めながらも、ページを戻ったり読み返したりして「あ、ここか。やられたー」と楽しんだ。 殺人犯(ハサミ男)が探偵役とは何とぶっ飛んだ設定だろうか。何度でも読み返したい、素晴らしい作品だった。さっそく本屋に買いに行こうと思う。
1投稿日: 2025.01.24
powered by ブクログ15年ぶりくらいに再読。 同タイプの『殺戮に至る病』に続けて読。 2つの小説の内容が混じって何が何だか全く思い出せない。事件すら思い出せない。読み終わってまだ1日しか経ってないのに。 2つ続けて読まないほうがいい。
1投稿日: 2025.01.23
powered by ブクログ10年ほど前に一度読み、理解しきれずもう一度読み直しました。すっきり!!あらかた予想できたトリックでしたがミスリードしていたところもいくつかあり、2度目でも新鮮な気持ちで読み終えられました!面白かったー!!
1投稿日: 2025.01.20
powered by ブクログ真犯人は「そうきたか!」という感じで驚きではあった。 ★ハサミ男と真犯人の対決場面をもっと簡潔に(分かりやすく)描けば衝撃度が増したんじゃ無いかな(?) ちょっと回りくどい感じがした。 ★登場する刑事が多くて誰がどんな刑事だったっけ?…こんなに登場させる必要ない…混乱と言うか刑事パートを読むのがめんどうに感じた 。 ★刑事達の打ち上げ、ネタバラしパートがダラダラしている、説明がクドい。 ★ここまでの長編にするほどの物語ではない。 ただ、もう一度読んでみたいとは思った。
1投稿日: 2025.01.20
powered by ブクログ読み進めやすく、面白かった。 …けど、叙述トリック必要だったかな? まんまと騙されて、種明かしの部分では頭が混乱しました。が、普通のミステリーの方が好みかもしれない。 これほどの文章力の方なら、その方が面白かったのでは?と思う。 また同じ作者さんの本を読んでみたい。
1投稿日: 2025.01.16
powered by ブクログ正直最初から最後まで退屈で長い時間読んだことを後悔するくらいだった。どんでん返しのとこだけは「え?」と混乱し「あーそーゆーことね」と。最初の視点がなぜか女の人っぽくて、この人男?女?と最初に考えたのがよくなかったな。私には合わない作品でした。
2投稿日: 2025.01.14
powered by ブクログ昨年(2024年)末読んだ、 「殺戮にいたる病」(我孫子武丸)があまりに面白かったので、 いわゆる"叙述トリック"ですか。 同様の面白さをもった小説をSNSで探してたら、 名前がよく挙がっていたのが、これ。 ハサミ男 この題名のシュールさに、まずやられます。 B級C級のホラー映画に用いられそうな、意表を付いた題名に。 ま、あとは書けないのですが、後半の怒濤の展開には驚愕しました。 そして、「殺戮にいたる病」同様、口あんぐり状態です。いや、殺戮よりさらに???でした。 登場人物たちの内面、それとは裏腹な言動、態度が随所に出てきて、それも大変面白かったです。 殊能将之さんは、2013年に早逝されていたのですね。残念です。。。 他の「鏡の中の日曜日」「黒い仏」とかも面白そうです。
1投稿日: 2025.01.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いやぁーまた騙されたー( ᷄ᾥ ᷅ )! 途中でコイツだろ、犯人( ̄▽ ̄)とか思った自分恥ずかしいわー。 この叙述トリック形式になると毎回まんまと騙される! むしろ本物のハサミ男の名前出た時にマジで「え、誰?」ってなって、遡っても分からなくて!結局読んでいくうちにお前かー!!ってなって最後は一気に読んでしまった。 人気な理由がよく分かった。
6投稿日: 2025.01.10
powered by ブクログさまざま視点から描かれていて都度振り返りながら、違和感を感じなながら読んでたけどラスト100ページが圧巻でした!
2投稿日: 2025.01.10
powered by ブクログそういう展開か〜!と驚いた作品でした。 どんでん返しといえば?で検索して気になり読みました。噂の通り予想外、どんでん返しの展開の小説でとても満足感がありました。あの時はどういうことだったんだろう?と振り返りたくなったので、もう一度気になる箇所を読み直したいと思います。
2投稿日: 2025.01.09
powered by ブクログ他作でも本格ミステリで強固な評価を受ける作者の鮮烈デビュー作。今更の初読。 ミステリ文学に関しては一種の飽和状態である現代においても、叙述トリックは色褪せこそすれ綻びの無い完成度と知名度に劣らない魅力を感じた。 特に本作は500p弱のボリュームに比して、俗過ぎない、仰々し過ぎない文体が作品の品を保っており、久々に最後まで醒めずにミステリ作品を楽しめた。
28投稿日: 2025.01.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
めちゃくちゃ騙された。 ハサミ男、面白い人。自殺未遂はするし、多重人格だし、醜形恐怖症?だし、殺人するし。 「わたし」のもとに「ヒダカ」が訪ねてきた時に、一瞬戸惑った。読み間違えたかと思って一回戻った。 堀之内が樽宮殺しの真犯人であるヒントも散りばめられてたな… もう一回読みたい
2投稿日: 2025.01.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読んでいる節々に感じた違和感を見事に回収してきた。 とはいえまだ完全には理解できていないし、続きが気になりすぎてサクッとしか読めていないので確実に再挑戦する!
2投稿日: 2025.01.04
powered by ブクログ連続殺人犯のハサミ男が次に狙ってた女子高生の死体を見つけてしまう上にそれが自分の犯行そっくりでハサミ男本人がその犯人を探し始める、っていう設定が既におもろい
1投稿日: 2025.01.03
powered by ブクログ今年最後にすごいお話を読んでしまった 真相がわかった時は理解が追いつかず一旦本を閉じて軽く混乱状態に 傑作ミステリと言われてるのも納得 昨夜は途中で止めることができなくなり夜更かしして読了 結末もよかった
6投稿日: 2024.12.31
powered by ブクログ登場人物が複数いることで複雑になっており、なんとなくの違和感がその通りだったり、なるほど!となる部分もありで楽しめたが期待しすぎていた部分もあったかなという印象でした。
2投稿日: 2024.12.31
powered by ブクログびっくり!!ちゃんと騙されて、しばらく訳のわからないまま読んでしまった、、最後の終わり方もぞわぁ、、
1投稿日: 2024.12.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
人気作品をようやく手に取る事ができて、こりゃ面白いわとサクサク読み進み、そろそろ犯人に近づいてきたなぁ、と思ったその時、 えーっ!?どういう事??? そのページだけは前後合わせて五回くらい読み返したが、ちょー、誰が誰だかわからないんですけど〜 元に戻ってペラペラ見返してみても はぁ〜? 自分が思ってた人と全然違うやん! もう、びっくり。見事に引っかかってしまった。 本でしか味わえない、大どんでん返し。 こりゃ一本取られましたわ〜。面白かった。 凄い読書体験をさせてもらった。
20投稿日: 2024.12.25
powered by ブクログ叙述トリックがすごすぎて終盤に「やられた!」ってなるミステリー。一人称視点が秀逸でした。真相がわかった瞬間、全部ひっくり返る仕掛けが最高。伏線も丁寧で、読み返すと「あ、ここか!」ってなるのも楽しい。最後の描写にはゾッとしました。 面白かった!
8投稿日: 2024.12.24
powered by ブクログまんまと騙されました(´Д`ι)アセアセ 前半で若干の違和感を感じながら、早い段階で犯人が分かった!と思ったら、後半で、え?どういう事?ってなって、最後は、もう一回最初から読み直したい!となりました。
1投稿日: 2024.12.22
powered by ブクログ叙述トリックを使った小説。徹底して読者を騙そうし、その気配をおくびにも出さない文章力は圧巻。うわ〜騙された〜!という気持ちを味わいたいなら絶対に読むべき小説。
1投稿日: 2024.12.19
powered by ブクログ題名からはあまりひかれなかったけれど、オススメするサイト等が多く気になっていて読み始めた。 面白かった。主人公みたいに、暗くてねちっこい文章(当たり前だけど)。その文章が余計異様な雰囲気を醸し出している。 私の生きている世界とは違う感じがした。 殊能先生が気になって調べたけれど、亡くなられていて。そちらの方が衝撃的でした。
1投稿日: 2024.12.16
powered by ブクログ#読了 #ハサミ男 二重、いや三重に張られた仕掛け。 でも作者は恐ろしくフェア。真実はすぐそこにあるのに気づかせない。ミスリードの頂点。この作品で国内ミステリの基準が一段階更新されたのでは。今まで読んだミステリの中で最高の「やられた!」種あかしのページでは、「え?は?え?」と脳がバグるよ。 #読書好きな人と繋がりたい
8投稿日: 2024.12.15
powered by ブクログ殺人鬼のハサミ男が模倣犯のハサミ男を捜索するストーリー。古めな小説なので今ではありがちなトリックではある。内容の割にちょっと長いなぁと感じた。
10投稿日: 2024.12.14
powered by ブクログ表現に好き嫌いが分かれそうだが 最高のミステリー 文数も多く本を読み慣れない人には時間がかると思う。場面が切り替わりながら話が進むため脳が疲れる
1投稿日: 2024.12.08
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それなりに叙述トリックモノを読みまくった流れで「大どんでん返し」という名目上だけを知って読んだので、最初の一人称が「わたし」で主人公の名前がなかなか明かされることなく、文章の流れでも性別がハッキリ表現されてなかったので、タイトル「ハサミ男」から考えても主人公は女性の可能性が高いなと思って読み進めてました。 日高の名前が出た時点でアレ?男性視点だった?と揺らぎましたが…ま、やっぱそうだよねーという感じ。 ただ、皆様が言われてるように発売当初に読めばもっと騙されてたかなと思います。今でこそよく使われる性別トリックですが、そんなにまだ使われてなかろう98年当時なら読後感は違ったかも。 ユキコ事件の真犯人も分かりはしなかったものの驚きもしなかったので、恐らくこれも98年当時に読めばもっとビックリ出来たかなぁと思いました。 あとはやはり本物のハサミ男に関しての情報が少なすぎたかなとは思います…名前出てきても誰?ってなったぐらいには出てこなさすぎた 笑 でも終わり方は個人的に好みなので楽しめました。
3投稿日: 2024.11.27
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「ハサミ男」と呼ばれる殺人鬼の正体を追っていくが、終盤に差し掛かると、ある人物が突然登場することで、それまで「ハサミ男」だと思われた人物の正体が明かされる。本作の叙述トリックとして、「ハサミ男」という根も葉もない名前が重要で、読者はこの名前によって誤解する可能性が高い。本作はハサミ男側と警察側という2つの視点が交互に進んでいくが、実は警察側のある人物の言動によって、事態はより一層複雑化される。何重ものトリックが仕掛けられているのが本作の特徴である。
1投稿日: 2024.11.24
powered by ブクログ先入観に惑わされ、しっかり騙された! 残虐的な犯人像に惹かれる部分もあれば、「読者を騙してやろう」的な物語としても好きです。
1投稿日: 2024.11.24
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期待はずれ つまらなくて読むのをやめようかと思い、それでも高評価なので面白いはずだと言い聞かせ、最後まで読みました。 昔の作品なのでその当時に読んでいれば、新鮮でトリックに驚き楽しめたのかもしれないけど 今では珍しくないトリックだし、大体予想できてしまった。 分からなかった部分も、ふーん。程度 グロくもないし残忍でもないのに何故か読んでいてずっと不快だった。
8投稿日: 2024.11.21
powered by ブクログ読むのは2回目で、ハサミ男の正体だけは覚えていたけどそれでも楽しめた! 推理しながら読むのが楽しい。ひっかけ(ミスリード?)がいくつもあり惑わされるけど、最後は謎が全てわかったときはゾクゾクした。 ハサミ男の心理なども含め興味深い本だった。 自殺未遂を繰り返すシーンが出てくるので、暗い気持ちで読むのにはおすすめできないかも
1投稿日: 2024.11.11
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どんでん返し!! 容疑者らしき男と新米警察官の視点が交互に描かれていて徐々に真相に追いつくんだけど…最後怒涛の展開 いい意味で裏切られた! 男と女の殺し方に違いがあるでしょっていう固定概念がね…あるよね。
1投稿日: 2024.11.05
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古い本だからかも知れないが、男と見せかけて実は女だとか、警察関係者が実は犯人でしたとか、今のドラマとか小説では結構ありきたりなどんでん返しだったので、ある程度予想はついてしまった。でも実際の犯人を特定するまでには至らなかったので、まだまだだなと思いました!あとシンプルに長すぎる!!!
2投稿日: 2024.11.05
powered by ブクログ少女を狙いハサミを首に突き立て殺害する猟奇殺人犯「ハサミ男」。既に2人に手を掛け、3人目の標的を定めて犯行に及ぼうとしていたさなか、同じ手口で殺害された死体を発見する。 警察はハサミ男による一連の殺人事件を捜査。ハサミ男も自分の犯行を模倣する偽・ハサミ男の正体を突き止めるべく、独自に調査を始める……。 面白かった!精神に異常をきたしてる殺人者の視点、事件を捜査する警察チームの視点が交互に進んでいき、1粒で2度美味しい?作品。しっかり騙されたし、道中も楽しめました。
14投稿日: 2024.11.03
powered by ブクログあまり本を読まない、読めない、読んできていない人でも、これは誰にでもオススメできる傑作なんでしょう! どこの本屋に行っても基本は置いてあるはずですし、読書デビュー作にはもってこいですね! それでいて文もしっかり硬いので、あまり考え込まずにストーリーに従って純粋に楽しんでください!
2投稿日: 2024.10.30
powered by ブクログ面白かった。なかなか一気に読む時間が取れずちょこちょこ読みだったのだけど、終盤は「えぇ!?」となり、「どういう事だ??」と、ペラペラ読み返してみたり、すっかり先入観で騙されてました。 映像化は難しい、小説で読むからこその面白さが味わえて良かった! 最後は怖い終わり方だけど…
2投稿日: 2024.10.27
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かなり期待を持って読んでしまった。口コミ ほどではなかったかな、と思ったのが正直なところ。25年も前に発表された作品なので、合わなかったところもあるのかな。 由紀子殺しの犯人が警察だったことも、ハサミ男の正体を結局誰も見抜けなかったことも少し無理がある気がした。警察が無能なのは、ミステリーあるあるなのかな。すぐ犯人にたどり着いたら物語終わっちゃうもんね。 指紋も毛髪も手がかりは何もないのに、なんでハサミ「男」だって皆決めつけていたの?それも腑に落ちない。マスコミのせい?現実でも有り得るのかな? 「わたし」の名前が全然登場しないので、もしかしたら女か?それとも警察官?とかいろいろ考えながら読んだら案の定。 医師そっくりな父親との会話で「おまえが母さんのことで、まだこだわりを持っているなら。。」とあったが、なにか母親とあったのかな? 医師が「ある抑圧のせいで、こんな老人めいたご面相になってはいるが、本来は、ぼくのほうが中心的な人格なのだと。きみはぼくがつくり出し た妄想人格にすぎない。そう考えたことはないか」と言っていた。ある抑圧とはなんだろう?やっぱり家族が関係している? 知夏がハサミ男になった理由が知りたかった。
6投稿日: 2024.10.26
powered by ブクログ映像化できない本を読むのが好きです。 これは映像化されましたが、小説で読むからこそ面白い本です。 うわーというシーンも多くて少し怖いですが、あっと驚く展開に読んでよかった!となりました。 これを勧めてくれた友達ありがとう。
2投稿日: 2024.10.17
powered by ブクログこれが叙述トリックだ、と最初から身構えていたからなのか 硬くてさっぱりとした文章体でかかれているからなのか 終盤までなかなかに加速ができない本だった けど終盤は一気にギアを上げてくる お〜(拍手)これが叙述トリック(拍手)
1投稿日: 2024.10.16
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読み出して序盤で最後の方のページを見るというきもい読み方を私いつもしてしまうので(やめろ) ハサミ男がこっち!?!?っていうあれはなく最初から安永さん目線で読んじゃったのさすがにもったいなかった、と思うぐらいおもしろかった ばれてて読んでても面白いんだからこれはまじめに読んだ人ならめちゃくちゃおもしろいと思う トリックとかうんぬんってよりも心理描写と叙述トリック的な思い込みからのどんでん返しが面白い1冊
2投稿日: 2024.10.14
powered by ブクログ個人的にとても好きで何度も読み返している。硬派で歯応えの良い文体がお気に入り。ブラック・ユーモアに溢れる医師の引用癖も面白いし、毎週自死を繰り返す異常な症候群持ちの主人公も好きで、ミステリとしてもさることながらキャラクター作りがしっかりしているのが好ましい。叙述トリックにもアッパレと舌を巻きたいが、「この本には叙述トリックがある」と疑って読むと分かってしまうような気もする。これは個人差がある。ちなみにこの作品を愛すあまり映画も閲覧したが、こちらは全くオススメできないので注意。あくまでも原作を推すべきである。
3投稿日: 2024.10.09
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「わたし」に関する文章では明確に性別がわかる表現がなかったので、ああこれは「わたし」を男だと思わせたいんだろうなと予測がついてしまいました。 だからハサミ男はまったく触れられてないもう一人の発見者の方なんだろうと予想できてしまいましたが、模倣犯の正体はとても意外でした。
2投稿日: 2024.10.09
powered by ブクログ名作と聞いて読んでみた。 噂に違わぬ面白さ。どんでん返しがあると分かっていたのに、驚かされた。 主人公の今後に含みを持たせて終わるのが、何ともいえず心に残った。
7投稿日: 2024.10.07
powered by ブクログ連続少女殺人犯の通称「ハサミ男」が、偶然模倣犯の現場を目撃し犯人を捜し始める。 見事な叙述トリックで、完全に騙された笑。 前代未聞『殺人犯が犯人を捜す』という異色のミステリー設定が面白かった。衝撃的で完成度も高く、良い意味で作者に踊らされた。 「ハサミ男」というタイトルによる先入観…秀逸です。
20投稿日: 2024.10.01
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事件の犯人は自分の予想通りだったけど、ハサミ男の正体が女性だというのは完全に騙されました。。覚えてる範囲でも結構ヒント出てたなって思うのに思い込みって恐ろしい。。 ハサミ男の自殺未遂の描写は自分にはちょっとヘビーだったかな。。目黒西署の刑事さんたちが癒しでした(笑)個性豊かで自分の長所を生かして活躍しているところが読んでて楽しかった! 個人的に1番気になったのは、ハサミ男の正体がとても美人な女性であるという描写が強調されていたところかなぁ。そのせいか誰も彼女を疑わず結局真犯人に辿り着けない。 ちょっと脱線するけど学生の頃心理学の授業で、たとえどんなに悪いことをしてもルックスがいいと「こんな人がそんなことをするわけない!」というバイアスがかかる(その逆も然り)という話を聞いて結構ショックだったんだよね…。ハサミ男の結末はまさにコレな気がして、何とも言えない気持ちになったという…。。 まあでも気になったのはそれぐらいかな。全体としてはとても楽しめました! ハサミ男が女性だと思いながらもう一度読んだらいろんな描写がどういう風に見えてくるのかってのはちょっと気になるかも。。
4投稿日: 2024.09.29
powered by ブクログ読んだのは2回目。1回読んだ時にはもう頭の中が混乱しました。本当のハサミ男は誰?模倣したのは誰?あなたは何者?うっすら記憶のある状態で2回目を読んだらすごくスッキリ読めました。 これは本だからこその特有な先入観が混乱する元だなと思う。 読むのに根気がいるけどまた忘れた頃に読みたい
3投稿日: 2024.09.27
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「ハサミ男」が女性というのは予想してたけど、その後の展開は驚きでした。 どんでん返しがある作品紹介でよく見かけていたので期待値が高すぎたのか、単に自分の好みではなかったのか、高評価にはなりませんでした。
2投稿日: 2024.09.24
powered by ブクログ殊能先生はこの作品を書くため生まれてきたと言っても過言ではないです。 騙すためだけに生まれた本作品 どんでん返しをこの1作品で何回味わっただろうか笑 ただし、騙すのに特化しすぎて、伏線回収できてない所ありました。 それでも、この快感は癖になります。 強くお勧めします。
1投稿日: 2024.09.23
powered by ブクログおすすめ度 ★★★☆☆ どんでん返し度 ★★★★☆ まさかの犯人のミスリードは良かった 所々そーいえば、犯人の名前呼ばれてたっけ? って疑問に思ってた 犯人=男性と思ってたけど、まさかの女性でまんまと騙された
2投稿日: 2024.09.22
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十角館、葉桜と並んで評価されてるミステリだったから、その時点で絶対叙述トリックだからな騙されんぞと構えて読んでたのに、結局見事に何もかも騙されてしまった。 作者の思惑通りに、デブの男が女子高生つけ回して、その度に自殺を繰り返してるなんて、さすがに気持ち悪いよぉって思いながら読んでたけど、結末を読んでひっくり返っちゃったね。こういう性別のトリックは他の本でも読んだことあったのに、読む前から刷り込まれてる先入観と、話の構成のせいで疑いもしなかったな。ハサミ男が多人格になってしまった過去がもっと気になったし、結局どっちが主人格だったんだろ。ちょっと余韻が残る終わり方だったのもこの話には良かったのかも。
2投稿日: 2024.09.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
評価が高くて期待もあったので読みました。面白かったです! 確かに王道にして傑作です。 続きが気になって読み進めてましたが、叙述トリックと分かった時に、あれ?どごで読み違えたかなと、あれ?この人格ってあったっけかな?と冷静に感じた面もありましたー。 少し長めの話ですが、登場人物が少ないので相関図では、苦労しないです。ぜひ、王道を読んでみてください。
7投稿日: 2024.09.11
powered by ブクログ先入観を利用したどんでん返しが用意されている作品。しかし残念ながら他の作品で似たような展開を既に読んだことがあったので、序盤で気付いて驚きが薄かったためこの評価。文章自体は整理されていて厚かったが読みやすかった。
1投稿日: 2024.09.08
powered by ブクログ読み終えるまでに時間がかかってしまった。とても不気味な話で、灰色のような世の中を彷徨っているような気分になった。
7投稿日: 2024.09.07
powered by ブクログ読んでて全然気づかなくて悔しいと感じた一冊。結局なんでなんてなかったんだな。 核心に迫ってない部分が長くて物語がわかりにくくなってるけど、案外シンプルな気もする。
0投稿日: 2024.09.03
powered by ブクログ物語構成も、登場人物の設定も、文体も素晴らしく、人生で5本の指に入るくらい面白かったです。 この本を知らずに人生を終えることがなくて本当によかった。
2投稿日: 2024.09.01
