
総合評価
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powered by ブクログオススメミステリーに 必ずといっていいくらい 名前があがっていて 気になっていた作品 これ 好きな人の気持ち分かるなぁ 読みやすくて 先が気になり すいすい読めちゃう だけど 合間には奥深そうな闇が差し込まれていて 不穏な気配が常にすぐ側に迫ってきている 謎が解けても その不穏さは消えず ラストにはその予感が確信に変わる そして 突然 暗転のような幕切れ 余韻がすごい どんでん返しの驚きで人気の作品なようだけど 私は読後の余韻の不穏さ そのソワソワに一票
2投稿日: 2023.03.12
powered by ブクログ面白かったです。 最後の100ページはノンストップで読みました。 人の思い込みって怖いね 美人はそれだけで得 今も少し混乱しているので、話がわかったところでもう一度読みたいと思います。
2投稿日: 2023.03.11
powered by ブクログ一気に読めた。どうなるか想像がつかないミステリはやっぱり大好き。途中から怒涛の、何が起きてる?どういうこと?え、そういうことなの?ってなるドキドキ感、裏切られ感はワクワクしちゃう。予想が、想像もつかないことってこんなにも面白いって思わせてくれるからやっぱりミステリ小説は大好きだ
2投稿日: 2023.03.11
powered by ブクログずっと気になってた1冊。 叙述トリックに見事に騙された! 個人的に、終わり方が好きだった! 再読したい本!
2投稿日: 2023.03.05
powered by ブクログこれは犯罪者が自分の犯罪を真似しているいわゆる模倣犯を突き止める話である。 犯人と警察官の目線から模倣犯を突き止める。 ページ数は多いが面白かったのですぐに読み終えることが出来た。
0投稿日: 2023.03.03
powered by ブクログ少女連続惨殺事件の犯人であるハサミ男が再び行動に移そうとするとなぜかターゲットの死体に遭遇。 それも、ハサミ男の殺害方法と全く同じ。 事態の状況を理解できないハサミ男が模倣犯を追う探偵役に!?その結末は如何に。 社会派と本格派の混合かつギャグミステリー?みたいな変わったストーリーでしたが、後半の急展開が凄まじく、、、はい、叙述トリックにやられましたね。 まだ未読の人がこのコメントをみていたら一言だけ、今どの人物の回想シーンを読んでるのかちゃんと把握していかないと多分やられます。
2投稿日: 2023.02.27
powered by ブクログあれやこれやと推理しながら読んでいたけど、これは見事に騙されました。違和感は感じつつも、一体どこから騙されていたの?最初から??先入観とは恐ろしい…。再読いたします。
5投稿日: 2023.02.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
幸か不幸か初めから主人公を女性だと思って読んでいたのでオチがよく分からなくなった。多分これが原因なんだろうけど、人物の描写が不十分に感じた。(どう考えても主人公は男にはならないでしょ)多重人格の「医師」もふわっとしたまま終わったので過大評価という結論。
1投稿日: 2023.02.20
powered by ブクログ映画もメチャクチャ好きなので本の方後からになってしまった やっぱり原作の方が好き 頭の中で映像化しててまんまと騙されるこの良質ミステリーよ
2投稿日: 2023.02.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ミステリ かかった時間 4時間くらい 心に闇をかかえた連続殺人鬼「ハサミ男」が獲物に目をつけ、接近していくあれこれと、その「ハサミ男」と警察との攻防。 これが叙述トリックか…いつからだまされていたかわからないから、こんどまたパラパラと読んでみようと思う。
3投稿日: 2023.02.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
頭がこんがらがって大変だった笑 ハサミ男ということもあり「わたし」の指す人物は日高光一って思ってた時点で完全に騙されてたなんて、、、 遺体発見のシーンで日高が第1発見者って思ってそのまま思い込んでしまってた〜。 あのいや〜な医師ももうひとつの人格。 なんか全てにおいて騙されてて最後の最後にやっと意味がわかった!そっからの鳥肌はいつも通り素晴らしいです! ミステリーにぴったりな鈍感
4投稿日: 2023.02.16
powered by ブクログ以前に「しゃべくり007」で有田哲平さんが紹介していたので読んでみました。 切り口が最高で、おもしろかった。 ミスリードがあって、それにまんまと、はまりました。 テレビで紹介されるのって影響力ありますね。
2投稿日: 2023.02.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「決まってるじゃないか。真犯人を見つけ出すのさ。悪い子の遊びを終わらせるんだ」 自分の模倣犯を追うハサミ男の話。 まさかハサミ男が女性だとは思わなかった…。「わたし」という一人称、白く太った見た目に飾り気のない服装、そして『ハサミ男』というタイトル。全てのミスリードに完全に引っかかった。どうりで周りの人がやたら「君」って呼んでたわけだ…。 模倣犯がプロファイラーの警視正だったのもビックリだったし、彼が痴情のもつれというストレートな理由で殺してたのも意外だったけど、女性まったことの衝撃がデカすぎて正直こっちはどうでもよくなってた笑 性悪イマジナリーフレンド的な立ち位置の「医師」の正体が、最後に出てくるハサミ男の実父だったってのも闇深かったな…。
2投稿日: 2023.02.14
powered by ブクログ倒叙推理小説ということですごく気をつけて読んでいましたが、結局騙された。一度読んだだけでは理解がまだ、出来ていません。もう一度読み返します(^_^;) 推理小説としてはやはり面白いです。おすすめ
3投稿日: 2023.02.02
powered by ブクログSNSで本の紹介されてる方がオススメしてたので読んでみた。 盛大に思い違い。 本当に急展開と言うか、突然コロッと話がわからなくなるので『?』になった(笑) この感覚久しぶりでとても良かった。 ハサミ男が逮捕されるところも読みたかったな
6投稿日: 2023.01.24
powered by ブクログ気持ちいいくらい完璧に、騙されました‼︎ 古典の本格ミステリーとあって、とっつきにくそうな印象でしたが、テンポよくサクサク読めました(*´-`)☆
2投稿日: 2023.01.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ちょっと分厚いな~なんて思って長らく積ん読状態だったが、いざ読み始めたら止まらなかった。特に、標的の女が他の奴に先を越された辺りからは一気読み。してやられた。今でこそありふれた展開なのかもしれないが、それでも本作のユーモア性、エンタメ度、テンポ感、オチの余韻は噂にたがわぬ名作ぶりでした。面白かった。男と医師の会話も好き。次は石動シリーズに挑戦したい。
3投稿日: 2023.01.16
powered by ブクログミステリーの名作ということなので、気合いを入れて注意深く読んだが、普通に騙された、、 知らず知らずのうちに、先入観やバイアスを植え付けられ、作者の手の平で転がされてる感じが、とても面白かった!
12投稿日: 2023.01.14
powered by ブクログ「結末を絶対に見破るぞ」的な感覚で読んでしまったのがよくなかったのかもしれない… 面白かったけど、期待値が上がりすぎていて「ふーん」と言った感じになってしまった。 最後の描写はゾッとした。
1投稿日: 2023.01.12
powered by ブクログ連続殺人事件の真犯人が探偵まがいの役を兼ねる倒叙ミステリ 女子高生の首にハサミを突き立てる猟奇殺人事件が間隔を空けて2件発生していたが、警察は犯人を逮捕できないでいた その広域連続殺人犯エ十二号 通称「ハサミ男」が次のターゲットを見定め、対象者の身辺を調べ上げていたところ、模倣犯により殺害された彼女の遺体を自分が発見する事になる その場から逃げるのではなく第一発見者となった「ハサミ男」は、自分以外に誰が彼女を殺したのかを調査を始める 模倣犯、真犯人のハサミ男はどうなるのか?なお話 ハサミ男は自殺願望があり、様々な自殺を試みるが悉く失敗する 「医者」は、本当は死にたくないから自殺できないでいるという そんな自殺願望と殺人衝動、模倣犯の調査という矛盾した行動を取るハサミ男 アレのトリックとして有名というのは知っていたので、ところどころの怪しい表現に違和感を感じつつ でも、人物を想定して読んでしまう 模倣犯と真犯人が明らかになるところでは、若干の混乱状態で読み進める事になった 言われてみれば、確かに違和感のある表現が多かったなぁと思い至る 模倣犯についてはそんなに意外ではなかったかな? 気になるのは、この後にどうなったか?というところ なんか、結局捕まる気がするんですけどねぇ
2投稿日: 2023.01.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読んでる最中に見抜けた端から、書かれている謎解きが一枚上を乗り越えてくる感じ。事件で一番運命的な部分が偶然という設定なのが少し残念だったけど、伏線回収が畳み掛けられる最終盤はとても楽しかった。
4投稿日: 2023.01.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
後半からの怒涛の展開が良かった。最初から面白かったけど。中弛みもなくすぐに読み切れた。 医者との件は不自然な感じがあったのでもう1人の自分との対話という種明かしは驚きはなかった。
2投稿日: 2023.01.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
叙述トリック本にハマってた時に ネットで“叙述トリック” “ オススメ” でググッた時、 必ずと言っていいほどランクインしているこちら。 序盤が長くて退屈だったけど、中盤から面白くなって一気読み。 いやー!見事に騙されて気持ち良かった!! まさかタイトルから騙しにきてるとは…
2投稿日: 2023.01.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
タイトルで既にミスリードさせられた。 序盤、あまり面白くない、というか「わたし」に関しての記述がなんとなくあいまいで想像・共感できないと思っていたらなんとそういうことか。 二重人格の日高「わたし」が本物のハサミ男で医者「ぼく」が真犯人だろうか、しかしゆきこが殺されている時間「わたし」は普通に活動している描写があるから違うか、、などと考えていたが。 2人(3人)が対峙した瞬間、本当に意味がわからなかった。叙述トリックで有名な「殺戮にいたる病」はその瞬間に、混乱しながらもなるほど、と理解することができたが、今回に関しては叙述トリックにはまりすぎて、むしろ理解できなさすぎて難しすぎると最初に感じた。 しかし、有難いことにその後丁寧に種明かし(解説)がされて、何となく理解することができた。(確かに、「わたし」のことを日高と呼んでいる人はいなかったろうな、、など) 年末に一気読みしたが、終盤になるにつれてハラハラドキドキする良い本でした。
2投稿日: 2022.12.30
powered by ブクログタイトルからサイコパス系の話かと思った。いわゆる叙述トリック。途中まで完全に騙された。疑問なところもあったがよくできたミステリー。 Kindle unlimited
1投稿日: 2022.12.25
powered by ブクログ事前情報なしで、アマゾンの評価数が多かっただけの理由で読んでみました (kindle unlimitedにあったのも読んで理由のひとつ) 中盤まで サイコキラーと警察の対峙モノかと思っていた デスノートの「L」のように自分は動かず、指示だけ出して捜査が進んでいき どうやってハサミ男を追い詰めるのか楽しみつつあったのだが。。。 終盤以降 突然出てくる真犯人 (展開が急すぎて、置いてけぼり) 人物名出されても? 誰だ?ってなり (置いてけぼり) 「私」「医師」「日高」の使い方で(置いてけぼり) 読後、他の方のレビューで「脳がバグってついていけなかかった」というのが散見されるがこれは単に読者の読解力が低いのでなく、物語の収束のさせ方が上手くないと思える。 「トリック」「どんでん返し」 というキーワードに関しては、ん~~どうなんでしょう(;'∀') 中盤までネタ振りして、終盤で回収してくれるなら納得というか面白さもありますが、この作品の場合終盤で唐突に「視点が増える」ので「トリック」に見えますが、最後まで引っ張るから「どんでん返し」にも見えるけど、そこまで引っ張らなくても中盤くらいでも上手く見せ方があったんじゃないかな~と惜しい 「L」と「キラ」のような頭脳戦を勝手に期待した私も悪いのだか惜しいな~
2投稿日: 2022.12.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
4.2点 "情報が増えることで潜在的な憶測も増える" 堀之内の移動時間の短さ、自分は現場に行かない捜査方法、主人公と堀之内は会っていないことなど言われれば分かるレベルのトリックで謎解きパートでは思わず膝を打った。 ただ、女性である主人公を男性と勘違いさせる為に生じてしまう文章の歪さから、かなり序盤からその点には気づけてしまっていたので中盤までは確認作業のようになってしまったのには気になった。 文体は読みやすいのでストレスは全くなかったのでそのまま読み進められた。 とは言え他のトリックにはほとんど気付けなかったが。
1投稿日: 2022.12.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
おもしろかった〜…。 どんでん返しで有名って知ってたので、本当にいろいろ考えながら読んで、きっとこうなんだろうけど分からん、いやこういうことか??いやでも違うかあ…を繰り返しながらいいセンいきながら、なんか絶対このへんおかしいし怪しいのに全然分からないよおおおで読み進めた。 後半の、一同が介して種明かしされていくところで、?!?!?!ってなっていったん本閉じた。笑 なあああなるほど、デブメンズで脳内再生してたよ完全に騙されたよおおおってなって、めっちゃ気持ち良かったです。 主人公の行動の大胆さとか、それを周りが受け入れすぎじゃない?とか、作品の中で小さくひっかかっていたモヤモヤがすべて解消された。読み返したら、性別が違うだけで、見える景色が本当に違ってて。デート行くんですにびっくりされるのも、パジャマの1番上のボタンがとれてて周りがあせってるのも、事件関係者に気安く話しかけられて相手もそんなにキモがってないのも、主人公がふくよかな女の美人だからだったんだ。。。2回目読むと全然違う話になった。 何がすごいって、この本を手に取ってタイトルを見た時からすでに騙されていたってこと。言われてみれば聞いたことあるトリック?なんだけど、完全に先入観にやられてたわ。 「わたし」は多重人格じゃないっていってたけど、医師が精神の中に存在するのはたしかで、犯人の精神の中というか奇妙さをのぞけて面白かった。 こういうラストも久しぶりだったな。。。ゾッとする。いいねえ。
1投稿日: 2022.12.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この本を読んでいてはじめに気になる “わたし”はどんな人なのか? 完全に途中から太った青年を想像して読んでいました。 種明しをされてから、あぁなるほど。となった。 それにしても、最後の ”きみ、名前はなんていうの?”がいいですね。
2投稿日: 2022.12.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
サスペンスが好きな人におすすめ!くらいの事前情報で読みました。 備忘用あらすじ: 女子高生を殺害して首にハサミを突き立てるシリアルキラー「ハサミ男」。次に目をつけた獲物を尾行し、殺害の機会を伺っていたが、ある日自分の模倣犯によって彼女は殺害されてしまい、あろうことかハサミ男自身が第一発見者になってしまう。 模倣犯の正体を探るハサミ男と、犯人を追う警察の視点を交互に描きつつ、やがて交錯する(ハサミみたいに!)。 巧妙に張り巡らされた伏線と叙述トリック。複雑なのに軽妙。おすすめできるサスペンス作品です。 感想: 「わたし」が誰のことか?というミスリードは皆さん同様にしっかり騙されました笑 普段から小説は頭の中で話を整理しながら読んでいて、「遺体の第一発見者=日高(太った若い男性)」と整理してたはずが、巧みな構成で実はそうではなかった、というのがとくに衝撃でした。 全体を通して感じたこととして、話の一人称が違うと、台詞だけでなく地の文でも価値観がまるで変わってくるのがすごく納得感がありました。当たり前なんですけど、一人の作家がそれを表現するのは難しいですよね。 話題の叙述トリックについては、「わたし=日高=ハサミ男」として読み進めると違和感を覚えるような箇所がちょくちょくあったり、なんの根拠も提示されずに「ハサミ男は男である」という感覚が大衆どころか警察内でも共有されていて「んん?」でしたが、それもこれもきちんと伏線回収され、楽しく最後まで読めました。 ラストの「きみ、名前はなんていうの?」はこれ以上ない終わり方だと思います。さっきまでこれからは平凡な生活を送ることになるのかな?なんて独白してたやん…笑 惜しむらくは模倣犯の堀之内の影が中盤以降薄いことかな…。もっとも彼は「仕事をしない」のも仕事のうちだったし、これ以上フォーカスする視点を増やすと筋が散らかってしまうし、仕方がないかも? あと医者の引用癖は「わたし」と同様にほぼ読み飛ばしました笑
1投稿日: 2022.12.05
powered by ブクログまさかの展開。完全に読者を騙してきた。 この手の小説は読んでて気持ちいい。2回目読んだらもっとちゃんと理解できるかな。
2投稿日: 2022.12.05
powered by ブクログ醜形恐怖症の女は病的に見えるのに、男となるととたんにデフォルトが不細工だから自己を卑下しまくってもすんなり受け入れられる、ってのが皮肉。 「性的暴行を受けた形跡がないから犯人は女性」っていうのも、あ〜男はやっぱり女殺す前にとりあえず性的暴行は加えるんだな〜って感じ、こわ。
2投稿日: 2022.12.04
powered by ブクログ騙された! トリックわかると騙そうとしてるの明らかで悔しいけど、説明で徐々にすっきり。犯人は確かにすぐにわかるけど、本物のハサミ男は難しい。玄関に現れたところでは、もう頭がパニックで意味がわからなくなった。 すっかり騙されて逆に爽快です。
2投稿日: 2022.12.04
powered by ブクログ読んだのは数年前だが、こちらはかなりの衝撃を受けた事を覚えている。叙述トリックというのを認識したのもこちらがきっかけだったような。 とても読みやすく、中だるみなく、結末はびっくり!面白かった。
1投稿日: 2022.12.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ハッピーエンドではない終わり方、久しぶり。 ハサミ男本物は捕まらず、まだ続く感じを残している。 警察官の名前を覚えるのが大変だったけど、面白かった。 女がハサミ男だとは!!盲点だわ。 ずっと、デブのあの人だと思っていた。
1投稿日: 2022.11.29
powered by ブクログミステリと知らずに手に取りました。トリックのパターンはすぐわかりましたが、いつものように騙されました。技巧を凝らした謎解きに重きを置いた系統は読んでいて面白いんですが、松本清張のように丹念に人間を書き込んでいる社会派の方が読後の余韻が心地よく好みです。
1投稿日: 2022.11.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最初から先入観によって騙されていたのかと感じる。 しかし、急に最後のほうで初めてでてくる人が犯人で釈然としない。
1投稿日: 2022.11.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2022.11.18 面白かったー!! いきなり終盤で今まで蓄積された情報が全部ひっくり返るもんだからついていくの大変だったけど、最後に丁寧な答え合わせがあるおかげで、スッキリ気持ちよく読了。 我孫子武丸の殺戮にいたる病みたいな感じ。
1投稿日: 2022.11.18
powered by ブクログ序盤から語り手が「ハサミ男」ということが分かる。 前半しんどいなぁ〜と思ったのは ハサミ男が何度かいろんな方法で自殺を試みようとするのですが、その描写がリアルで気持ち悪かったです。マジでしんどかったです。 一番面白かったのは後半かな。 まさかこんな展開になると思わなかったので驚きました。 終わりかたも恐いやん〜ってなりました。笑
8投稿日: 2022.11.18
powered by ブクログ研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。3番目の犠牲者を綿密に調べていたある日、自分と同じ方法で殺された彼女の死体を発見する―― これはどんでん返しのどんでん返し。叙述にまんまと引っ掛かり、犯人分かった後もまだスリリングな終わりでした…
4投稿日: 2022.11.17
powered by ブクログこれはミステリーの金字塔 少しずるい読ませ方をするなって思ったけど、それを除けば飽きさせない展開を繰り広げ、一気にネタバラシをする うまい表現が多々あるから引き込まれる
2投稿日: 2022.11.17
powered by ブクログとても面白い展開が続き、なかなかの厚みのある本でしたがあっという間に終盤まで読み進めてしまいました。ところが、終盤に突然話の内容が理解できなくなり、クエスチョンマークだらけで読み終え、この本を解説しているサイトに飛び、全てがわかった瞬間、私は見事に綺麗に作者のマジックにハマってしまったのだと知りました。ミステリー小説を読んできた中で、1番面白かったです。全てを理解した上で、もう一度読もうと思った作品でした。
3投稿日: 2022.11.13
powered by ブクログ【古典にして、大傑作】 美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。3番目の犠牲者を決め、綿密に調べ上げるが、自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する羽目に陥る。自分以外の人間に、何故彼女を殺す必要があるのか。「ハサミ男」は調査をはじめる どんでん返しミステリーの代表的な作品。 噂には聞いていたが面白かった。 倒叙もので、ハサミ男の目線と、ハサミを追う警察の目線が交互に描かれており、テンポもいいのでどんどん読み進めてしまう。 ハサミ男は誰か、偽ハサミ男は誰かを推理しながら読んだ。 ラストで伏線が回収されるので、どこから騙されていたのか再読したくなる。 物語の中でプロファイリングとは何かの描写があるのだが興味深かった。 プロファイリングとはあくまで統計学であり、人の内面や心理は外からはわからないということ。 その考察がこのミステリーによく効いている。 個人的にはラストの含みを持たせた終わり方も好きだった。 作者の作品は『鏡の中は日曜日』を読んだことがあり、結構独特な文章で少々読みにくく万人受けしにくい作風なのだが、この作品は読みやすいので殊能将之初心者の方にもおすすめだ。 古さを感じさせない倒叙ミステリーの傑作。 こんなひとにおすすめ.ᐟ.ᐟ ・どんでん返しミステリーが好きなひと ・倒叙ものが好きなひと ・本格ミステリーが好きなひと ・含みを含んだラストが好きなひと ・名作ミステリーが読みたいひと
5投稿日: 2022.11.10
powered by ブクログなんだこれは?しっかり読み返さないと頭の中ぐちゃぐちゃ、と言うのが楽しい。のか?なんにしても再読が楽しみ。
1投稿日: 2022.11.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
古典的名作とはこのことか。。 なんとなく違和感を覚えながら読んでいましたが、まさに2人が対面したシーンで???となり、一息ついてああやられたとなりました。注意深く読んでいた人なら、このトリックに気づけたかもしれませんね。。まさかタイトルからすでにミスリードを仕掛けられていたとは。。笑 医師だけは最後までよくわからないままでしたが、トリックに関して改めてざっと冒頭から見直したらなるほどなぁと思わされる描写がたくさんありました。まさにどんでん返し。 そして、ラストの終わり方もまた絶妙でしたねぇ...
3投稿日: 2022.11.04
powered by ブクログハサミ男(主人公)の正体は、主人公登場の時点で気付いてしまった…ミステリをよく読む人は割と簡単に気付けてしまうかもしれない。 その部分を差し引いても、読み応えがあり面白い作品だったと思います。由紀子を殺した真犯人発覚のシーンからの展開が良かった。
1投稿日: 2022.10.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
仕掛けには最初の50ページで気がついたけど、十分楽しめた。真犯人には最後まで気づかなかったし、展開も飽きさせないように、驚きポイントが散りばめられていた。時々ある医師の辺妙な講釈も興味深かった。内面世界と外の世界の齟齬をとてもうまく利用した作品だと思った。よく見たら表紙自体がネタバレになっていると思った。トイレマーク的な。ところどころちゃんとヒントがあった。「わたしから見ても樽宮は美人」っていう言い方とか。他人にあんまり警戒されない感じとか。「黒のスーツはめったに着ない」とか。だからもう途中からずっとそうなんだろうなと思って読んでたからそうにしか見えなかった。とても頭が良い「医師」は最初から全て分かってたのは、設定回収というか、あっそうなんってなった。
1投稿日: 2022.10.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
あまりにもさらっとハサミ男目線で女の私に的なセリフが出てきたので、読み間違えたかと思ってページを行ったり来たりした。
1投稿日: 2022.10.17
powered by ブクログ叙述トリックを初めて読んで、とても驚いた すごくびっくりしたけど綺麗に罠にハマって少しイラッとしてしまった笑 人の先入観を完全に把握しているからこそ書けた作品だと思う
1投稿日: 2022.10.17
powered by ブクログ以前からチェックしていた本。 ブックオフで見つけたので読んでみました。 「わたし」なる連続殺人犯が次のターゲットを定め、犯行のチャンスを窺いながら尾行していると、殺害されたターゲットの遺体を発見する。 しかも自分の手口と全く同じ方法で殺害されていた… といったあらすじ。 率直な感想としては、うーんイマイチ。 最後にどんでん返しもあるのですが、何かが物足りず。ネタバレになるかもしれませんが、「でぶ」の説明がないのも理由の1つ。 長い作品の割に、散らばった色々が回収しきれなかった感じがありました。 残念です。
4投稿日: 2022.10.15
powered by ブクログ好きな小説です。ズンズン読みたくなり、2、3箇所の?を引っかかりにどんな結末なんだろうと予測するのが楽しい!猟奇的な殺人事件だけど、怖いよりもそれ以外のところが濃く怖いのが苦手な方にも読みやすいです。
1投稿日: 2022.10.11
powered by ブクログ事前に知っていた情報は面白いということだけ。 タイトルから「カエル男」とイメージが重なって、きっとグロいやつだと勝手に思っていた。なので、何でこんなに細かい描写が続くのか、何でこんなあっさりした(?)死体なのかと思っていた。 予備知識もなく素直に書いてあることを受け入れていたので大いに驚き、同時に納得した。 いくつか疑問が残る点はあるものの、事前に知っていた情報通り、面白かった。むっちゃ面白かった。
2投稿日: 2022.10.10
powered by ブクログだまされた、ダマされた、騙された!!見事な叙述トリックでした。名前は知っていたのですが、内容については何も知らないフレッシュな状態から読めたので本当に面白かったです。出来ることなら落ちを完全に忘れた状態でもう一度読みたいと思える作品でした。
1投稿日: 2022.10.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
文章がコミカルで長いわりに読みやすかった。 トリック自体は正統派というか古典的というかそんな印象。 たまにはこういうのもいいなと思う。 真相はあまり好みの展開ではなかった。 本物が狙ってた女性を全く同じ手口で殺すという部分に特別な意味を期待していたのにただの偶然で片付けられたことがやっぱり少しモヤモヤするし、作中でもそこは言及していたけれどそんな偶然あるわけないと思ってしまう。 大体こういうのって警察側もまんまと騙されてて真犯人に驚愕って流れだと思うけど実は早い段階から気付いてました〜っていうのが新鮮で良かった。
0投稿日: 2022.10.01
powered by ブクログこの小説はハナからどんでん返し小説と知った上で読み、多分そうなんだろうなーと思いながら読んでいて犯人も予想通りだったので他のどんでん返し小説よりは衝撃はありません。
2投稿日: 2022.09.21
powered by ブクログ予想を裏切る展開で面白かったです。 どこから騙されていたっけ?と自分でも考えてしまいました。 怖いのにユーモアが溢れるストーリー、人怖です。
3投稿日: 2022.09.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
結果的に、思惑通りにミスリードされた時点で叙述トリック小説として成立してるから、いいのか…? しかし面白かったー!という叙述トリックに私が求める驚きと爽快感が皆無。 ストーリーはどうでも良くて、とにかく最後に「え?!」って言わせればいいんでしょ、みたいに感じた。 自称ハサミ男なだけで、実際殺人してるとこ見てない。 あの子もこの子もわたしが殺ったって言ってるだけで、 樽宮さんへもただのサイコストーカーだっただけ。 ハサミ男だったとしても、なんで成績の良い女子高生だけを狙うのか動機もなんにもわからない。 よくわからない妄想とのやりとり、意味あったのかなんなのかしつこいミートパイ(デブって伏線あるから、食べ物大好きを印象づけたかった?) とにかくお気に入りなのね、出てくるセーター(美人なのに洒落た服着ないってことを言いたいのね) 美人ってだけでみんな骨抜きの無能警察。 真犯人はなんでハサミ男の真似したんだっけ? 最後のシーン、【わたし】なんだか【医師】なんだか【男】なんだか、もうどうでも良くなっちゃって。 そしてまた新たな標的発見?て終わり方してるから…なんも解決してないじゃん、なんなのさ、もう。 というか、美人じゃなかったら成立しないんじゃないのこの小説。
1投稿日: 2022.09.15
powered by ブクログやられた!良い作品だった。内容はどちらかといえばシンプルなほうだと思うが、グチャグチャした展開よりよっぽど面白い。 そのシンプルさゆえに途中で「な〜んだこういうことか」とわかってしまう人もいると思う。でもこの作品のすごいところは、タネが割れてもなおミステリとして楽しく読めるところ。文庫にしては厚めの本だがするっと読めてしまった。同じく講談社から出ている『殊能将之遺稿短編集』に収録されている『ハサミ男の秘密の日記』も一緒に読むと面白い。メフィスト賞を取ってから出版までの流れが軽妙に書かれている。 このような作家が既に故人であるのが悔しくてたまらない。でもだからこそ、残された作品をくまなく読もうという意志がわいてきた。別名義で書かれたSFものも気になる。
1投稿日: 2022.09.14
powered by ブクログ2022.9.7読了。 とても評価が良い一冊で、勿体ぶって先送りにしていた一冊り 作者はこれが一冊目である上、未だ評価が高いのが納得できる内容。 それぞれの視点でのストーリーがありつつ、いわゆる「良くあるタイプ」と思いきや、軽く引っかかる癖のようなものと、何んとなくある違和感。 そして全てが分かった時の腑に落ちた感じ。 定番感を匂わせて上手く惑わされた様な楽しさを感じ、良い意味で独特感の様なものも感じた一冊でした。
0投稿日: 2022.09.12
powered by ブクログおーーー!!! お?ん?え? とにかく、作者の思惑通りにまんまと騙されました。気をつけていたし、意識しながら読んでいたのに、気持ちよく騙されました。 騙されたことに気づいた後は、完敗という気持ちでいっぱいでした。 文字だけの本はやはり面白いですね。 いくらでも読み手が自由に想像できるのですから! また内容を忘れた頃にもう一度読みたいです。
1投稿日: 2022.09.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「ハサミ男」というタイトルから名探偵コナンのハンマー男を連想して手に取った。 ハンマー男を念頭に置いた状態で読み始めてしまったため、叙述トリックに引っ掛かることが出来ず残念だった。(ハンマー男も犯人が女性) はじめは堅い文章で読みづらさを感じたが、主人公の名前が明かされたあたりから引き込まれていった。
2投稿日: 2022.09.05
powered by ブクログ読み手にミスリードさせるトリック 我孫子武丸『殺戮にいたる病』と同じような手口 終盤まで気付かず、 おや?となったところで読み返すと気づく 考えながら真剣に読まないと話の内容がわからなくなる この様なトリックは嫌いではないが 国語試験の長文読解をやらされている気持ちになる為、 個人的にはあまり好まない
3投稿日: 2022.09.03
powered by ブクログ研ぎ上げたハサミで美少女を殺害する「ハサミ男」。3番目の犠牲者を決め、綿密に計画を練るが、自らの手口を真似て殺された彼女の死体を発見する始末に。自分以外の人間に、なぜ彼女が殺される必要があったのか。「ハサミ男」は調査を始める。 今回も気持ちよく騙されました。思い込みって怖い。500ページにもなる長編ミステリ小説。長編になればなるほど、そのトリックに期待が高まってしまい、読み終えたあと、「あ〜こんなものか...」って、気持ちになることもしばしばあるのですが、長編ミステリでここまで満足できたのは久しぶりです。 この叙述トリックの仕掛けは、この本と出会ったときから始まっていたようです。 ちなみに「ハサミ男」という物語を読んでいくと、「ハサミ男」の姿が、海外映画のとある人物と重なりました。 長編ですが、テンポ良く読めるためおすすめです◎ みなさんも、興味があればぜひ、読んでみてくださいね。ただ、若い女性の方は、狂気の殺人鬼「ハサミ男」に、目をつけられないように気をつけてくださいね。
6投稿日: 2022.08.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
性別不詳の一人称わたしによる叙述トリックにはまった。はじめは女性だと思っていたが、後からやはりわたしというのは日高だと思い直した。しかし最後の方で、わたしのところに日高が訪ねてきてパニックになった。また模倣犯が堀之内であることも意外であったが、多少の伏線があったことからも気づけなかったことが悔しい。一人二役的叙述トリックに感じたが、この手の作品は『イニシエーション・ラブ』の方が好みであった。
0投稿日: 2022.08.21
powered by ブクログ長編小説ではありつつも、場面展開がスムーズでテンポ良く進んでいくのでスイスイ読めてしまった。 猟奇殺人犯を「ハサミ男」と呼称していることや、ハサミ男側、警察側の描かれ方が主観と客観に分かれていることなどから叙述トリックかなと思って読み進めてたけど、まさかそういうこととは。 長い物語のあちこちに細かく散りばめられた伏線を最後一気に回収して、読者に不安を与えて締めくくる。 バーンと謎が解けたのに、やけにスッキリしない読後感はまさにイヤミス。すごいなあ…。
0投稿日: 2022.08.21
powered by ブクログブクログからこの作品を知り読んでみたいと思ってました。ハサミ男は、すでに美少女2人をそのハサミの餌食にし、3人目の殺害を目前に同様の手口で殺害された彼女を発見することになってしまった…。警察の捜査が始まったが、ハサミ男もまた真実を追究しようとして…。ひと言で表すと「まんまとダマされちゃった…」ですね!こんな展開ありなのか…え?どうして?と(汗)…。ラストもなんだか、続編ができそうな…でももう殊能さん亡くなっておられるんですよね…。また、もう一度読み返してみたくなる作品でした。
21投稿日: 2022.08.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
犯人が犯人捜しをする作品 性別の叙述は分かったけど真犯人は分からなかったー 終わりの感じもいいですねぇ 面白いから映像化ってどうなんでしょう…
13投稿日: 2022.08.20
powered by ブクログ読者を巧みにミスリードさせる著者の構成に完全に騙された! 最後の結末は、表面的には一件落着的な終わり方だったけど、容疑者のハサミ男が世間の誤解を招く形で幕を閉じたので、読者側からすれば「まだ終わってないよ!」と一言言いたい気分で歯痒い気持ちになる。 最後の一文の「きみ、名前はなんていうの?」と言うフレーズにハサミ男の猟奇性が現れていて、背筋が凍りそうな恐怖を感じました。 惨い描写もややありましたが、読みやすかったですね。
2投稿日: 2022.08.17
powered by ブクログ全部読み切るのに日数はかからなかった。 最後にパニックに陥るがこれも作者の思惑通りと気付いてこの本の凄さを改めて実感する。解説サイトを読み直して自分が取りこぼした部分を知りさらに脱帽。 殺害のトリックというよりは、日本語を巧みに操ってミスリードさせるトリックが素晴らしい。 あとは好みの問題。
0投稿日: 2022.08.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
タイトルが怖そうなので、本当はあんまり乗り器じゃなかったのですが、とにかく面白いとおすすめされたので渋々読みました。 が、おすすめされるだけあって、本当に面白かったです。 ハサミ男とは、美少女を絞殺した後、首に研ぎあげたハサミを突き立てる猟奇的殺人犯。 本来ならとても胸が悪くなるような作品なのですが、どういうわけかとても読みやすいのです。 ハサミ男は、自殺願望者でもあります。 仕事が忙しくない時は、週末に自殺を試みます。 何度も何度も試みては、何度も何度も失敗します。 しかもハサミ男が働いているのは、出版社。編集者じゃないけど。 ここで私は二階堂奥歯さんのことを思い出しちゃったのです。 だからいつもより読書に対する集中力がなかったのかもしれません。 作者が目論むミスリードをスルーしてしまいました。 普通に犯人に関する重大部分を正しく読み取ってしたことに気づいたのは、結構後のこと。 犯人視点と警察視点が交互に語られているうちに、二転三転する真実に翻弄される快感。 ミステリの醍醐味ってそれだよね。 ハサミ男がなぜ自殺したり殺人をしたりするのかはわからないけれど、猟奇殺人の話だけど、作品として面白かった。
1投稿日: 2022.07.30
powered by ブクログブクログを始めてから、ミステリーの有名傑作「ハサミ男」を知りました。 古い作品である、という感想を読んだのですが2002年‼︎全然、古くない‼︎ 内容は、どんでん返しエンタテインメント・ミステリーといった感じでしょうか。 刑事達が事件を解決しますが、重厚な警察ミステリーではないです。 面白かったのですが、なんとなく仕掛けや犯人が分かってしまって、あんまりどんでん返しにならなかったのが少し物足りなかったです。 そういう方も結構いらっしゃると思います。 この事件、この後の公判乗り切れるのかな、大丈夫かな…
34投稿日: 2022.07.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
途中から「わたし」の正体が今まで思っていた人とは違う人物であることに気づかされ、とても驚いた。一体何が起きたんだ?何度か読み返さないと分からないのかもしれない。そして事件がまだまだ続きそうな終わり方が気になって仕方ない。
1投稿日: 2022.07.17
powered by ブクログ題名でかなりグロテスクかと思いきや、グロい描写はそこまでなかった。思い込みで読むときれいに騙されます。
2投稿日: 2022.07.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最初から最後まで飽きず、特にハサミ男の正体が分かったあたりからは「え?どういうこと?」と混乱しながらもあっという間に読んでしまった。ハサミ男の目線と警察の目線の2方向から進んでいく話に、まんまと騙された。刑事たちがみんな立派な人ばかりだなぁと思っていたので結末は少しショック..ハサミ男はこれからも犯行を重ねていくんだろう。
3投稿日: 2022.07.16
powered by ブクログ後半「え?」っていう感じで読み進んでいた自分の先入観を裏切られ、その目線でもう一度読み返したくなった。こんな犯人がいたら怖いけど、小説としては面白かった。
1投稿日: 2022.07.08
powered by ブクログすっきりしなさ過ぎる結末… 全てが伏線。 でも、いわゆる多重人格で、書き方が微妙なので、どうゆー風に解釈し、今がどの立場なのか、考えるのがしんどい。 そして、自己認識と他者認識がすごく違うのも、伏線の一つか…
0投稿日: 2022.06.30
powered by ブクログ真犯人が探偵として模倣犯を調査する、真犯人は多重人格という一風変わったミステリ小説。 してやられた!という感じ。完全に騙された。 タイトルからして読者の盲点をつきミスリードをうまく誘っている。 真犯人である女子高生連続殺人犯のハサミ男の犯行動機が最後まで明かされないのが不気味でいい。 淡々とした語り口がまたクセになる。 ハサミ男は毎週末に自殺未遂を図っては失敗し、ハサミ男の別人格である医師に嫌味を言われて閉口するけど、この二人(?)の会話がコミカルで面白い。 久々にわくわくする読書体験だった。
1投稿日: 2022.06.30
powered by ブクログ滑稽なくらいに、見事に欺かれた。 ネタバレ防止のため、あまり語れない心苦しさは相変わらず。 個性豊かなメグロ·ストリート·イレギュラーズが面白い。警察モノ、特に所轄系が好きな人は楽しめるはず。 初読み作家さんでしたが、面白かった。 満足度高いです。 再読がお勧め。2回目の方が面白いかも、と思わせてくれる稀有な作品と言えましょう。
3投稿日: 2022.06.28
powered by ブクログ言わずもがな、ミステリ超有名作ということで期待値大で読み進めていきました。 読みなれるまで少し時間が掛かりましたが、後半は一気読みしてしまうほどにのめり込んでいました。 頭の中の映像が全て崩れ落ちた感覚に陥り、理解するまで呆然としてました。 また残虐な殺人事件にも関わらずあまりグロさは感じなかったです。 読了後は「ハサミ男」の過去2人の殺人や幼少時代、これまでの人生について知りたくなりました。 自分の先入観ほど怖いものはないなと感じました。 最後に、「メグロ・ストリート・イレギュラーズ」の命名には笑ってしまった。
21投稿日: 2022.06.22
powered by ブクログ読みやすかった。叙述トリックということは分かった上で読んでいたけど騙される。人って思い込みや言葉の響きに引きずられるんだなぁと痛感。ラストが不穏な空気を漂わせていてよかった。
6投稿日: 2022.06.15
powered by ブクログ途中でちょっと真相に気づいてしまって、 そこからちょっとだれてしまったけど、 でも先入観をがっつり植え付けられてしまった あたりは悔しいぐらい。面白かった!
0投稿日: 2022.06.07
powered by ブクログ予備知識なしで、ミステリを読み始めた初期に読むのがいいと思います。 ミステリを結構読んでいる&前評判を色々聞いてから読んだら「ああ、こういうミスリードだな」と早々に気付いてしまい、評判ほどの衝撃はなく残念でした。 でも、ぐいぐい引き込んでいく筆力があり、最後まで楽しめた。
2投稿日: 2022.06.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
み、ミステリすぎる〜〜〜! 推理して事件を追っていく様子が淡々と描かれています。 本当にひたすら、真犯人は誰だろう?と色々な人物の視点から考察していきます。 個人的に推理小説などで人を殺害するにあたって、 犯人の動機に意味があったり感情的、犯人にさえも少し同情してしまうような…そんな動機が描かれている描写が私は好きなのですが…。 今回はほぼ無動機による殺人で、淡々と話が進んでいきます。 500ページほどあるのですが、それを感じさせないぐらい次々ページが進みます。 全く予想のつかない犯人でしたので、真犯人が気になりとにかくページをめくりました。 無動機で感情的なものは何もないけど、だからこそ気になりました。 ハサミ男の殺人衝動は”頭の良い女子高生” これにはハサミ男の過去や内面の何かから生まれたものなのかもしれませんが、本の中では中身や内面は見えるわけがない。 見た目で絞らないと真実は何も見えない。といったニュアンスの文章がありました。 まあだからこそ、ハサミ男=太ったフリーターの男である。という文に騙されてしまったわけですが…。 何故、頭の良い女子高生を狙うのか。 そういったハサミ男の感情は謎のままです。 こういう部分を深く掘り下げた感情的な動機が描かれている話が私は好きなのですが…。 サイコキラーとはそういうものなのかもしれません。 頭の良い女子高生を狙う…。実際に殺害した方の中で、英語が得意な彼女の舌を見てみたかった。という文がありました。 そしてハサミ男の父親は、彼女の人格の中の医者とそっくり、でしたね。 ライオス王と表現していましたが、エディプス・コンプレックスという母親への愛情が強く、父親に対して敵対心を持つというもの。 顔が医者とそっくり=実際の父親も医者、頭の良い女子高生を狙う(英語が得意な舌が見てみたいという動機)、医者である父親に対する学歴などでコンプレックスがあるのでは?と解釈しました。 まあ何にせよ、ハサミ男の過去や人物像についてそこまで詳しく掘り下げていなかったので、サイコパスの一言で片付けてしまえばそれで終わりなのですが…。 みな犯人の動機に納得したくて何でも病名をつけたがる、それならほとんどの人が病気だ。と文でも出てきていたので、ただただ意味などなく無動機による殺人があるということでしょうね…。 結局、真犯人とは別の人物にうまく仕立て上げ(さすが用心深い所)更に刑事さんとお付き合いする事に…? いやいやそれはどうなん?!と思いましたが最後に君の名前は?と女の子に聞いている所、また繰り返すんだろうなと…。 もう一度、ハサミ男と同じ内容で殺人事件が起きた場合、世間は混乱するでしょうね…。 いや、用心深いハサミ男はそれを回避してまた違うやり方で殺す可能性もありますね。 死にたがっている事や捕まってもいいや、といったニュアンスの文もあったので、もうちゃんと捕まって反省して心の闇が救われたら良いなと…。 もしくは、刑事とお付き合いしていく中で彼女が、人を殺す事を不愉快と思えるようになれば良いなと…。 2人も無差別に殺した彼女だが、少し同情してそう思ってしまうぐらい彼女には魅力があるんでしょう。今書いててゾッとしております。 なんにせよ、最後の一文で今後の彼女の未来を色々と妄想してしまう終わり方ですね。 素晴らしい作品でした。
6投稿日: 2022.06.01
powered by ブクログ初めての殊能将之さん作品。 こちらもフォローしている方々の本棚で多く拝見したので、気になって手に取りました。 最初、状況を掴むまで少し時間がかかったけれど、どんどん引き込まれて終盤には先が気になって読むスピードが自然とあがる。最後、まんまとトリックにハマってしまった!気づけなかったのが悔しいけれど、すぐさま再読していろいろ確かめたくなっちゃうくらい奥深くて面白い。 主人公:ハサミ男は、普段は派遣(契約)職員として真面目に働き職場での評価も高い。けれどそれは表の顔。実際には過去に2人の少女を殺害しているし、3人目の標的を決めて着実に準備を進めながら土曜日には自殺を色々試している。その描写は結構リアルでキツかった。 話の中ではハサミ男について詳しく説明はなかったが、行動も思考も一般的なものからかけ離れていて、一種のパーソナリティ障害を抱えている人物なんだろうなと思う。 ハサミ男として第3の殺人を実行する予定が第一発見者として居合わせることになり、誰が何のために自分を真似て殺害したのかを知るために1人調査を始める。その過程でこんなにも周りの人は気づかず騙されてしまうのかと数々の行動に唖然。一種のプロ。 この物語全体が「普通」では片づけられない様々な人の心理が交差しているように感じた。 終盤、真犯人が分かってトリックも分かったときの刑事たちの経験からくる推測と行動にも驚いた。すごい。 でもあともう一歩!気づいてほしかった。 最後もゾワゾワした!
46投稿日: 2022.05.31
powered by ブクログ序盤で叙述っぽい雰囲気を感じる。 中盤はなかなか話が進展しない印象。 終盤でやや戸惑いつつ、なるほどそういう話ねと。 レビュー評価が高すぎて期待しすぎてた感はあったけど、ボリュームの割りにサクッと読めました。
2投稿日: 2022.05.18
powered by ブクログ面白い!分厚いのに一気に読まされた作品。 後半は頭を混乱させながらゆっくり読んだ。 古い作品なのに全く古さを感じさせずとても読みやすかった。 ただ少し物語の進みがスローだったように感じた。 もう一度じっくり読みたいと思う。
3投稿日: 2022.05.18
powered by ブクログどんでん返しで有名と知っていて 読了しました。ずっと気になっていた一冊 とにかく先入観って凄いなと思ったことと 最後の方は初めて本を読んでいて 大混乱しながらやや鳥肌立ちながら 読み終えました。騙されました。 おもしろいよりも騙された感が強い一冊でした
2投稿日: 2022.05.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かったけど、至るところでどんでん返しといえばコレ!って言われてる割に、、というのが率直な感想。 どんでん返しの部分がハッキリ言って微妙だった。タイトルから予想できる範囲。 同じ系統の作品を読み続けた弊害?が出たかも。 もっと素直な心で読めてれば気持ちよく騙されたのかなあと感じる。
0投稿日: 2022.05.08
powered by ブクログ美少女を殺害し、殺害後に鋭く研いだハサミを首に突き立てるという猟奇殺人犯「ハサミ男」。3人目のターゲットを決めて下調べを行なっていた矢先、自分の手口を真似て殺害されたターゲットの死体を発見する。自分以外の誰が彼女を殺害したのか、「ハサミ男」が調査を始める。 設定が斬新で面白く、叙述トリックが秀逸な作品だとYouTubeチャンネルの「ホンタメ」で紹介されていたので読んでみました。 見事に騙されていたので、解決シーンでは頭が大混乱しましたが最後まで読んで納得しました。とても面白く、大満足の作品でした。
3投稿日: 2022.05.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
長編小説はあまり読まないのですが、スラスラ読むことができました。 以下ネタバレ 「ハサミ男」というタイトルがあったが、いつの間に犯人が「男」と分かったのだろう?と疑問に思っていた所が回収された時にはスッキリしました。文字ならではの先入観といいますか、全体的に騙されたという印象。面白かったです。本をめくる手が止まりませんでした。 もう一度読みたくなる本です。
2投稿日: 2022.05.04
powered by ブクログ疑問に思っていた部分を深く考えずに読み進め、やっぱおかしかったんだなと騙されました!もう一度読み直してみようと思った作品でした。
0投稿日: 2022.05.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
うぬぬ…もう少し初期の段階で読めばよかったかな。ちょうどこの作品の前に読んだミステリー小説がまさにこのような喋り口調の○○。 それに、割と好みで読むミステリー系にはこの手の喋り方の○○が多く登場する。 なので、先入観に囚われれなかった!! 囚われたかった!! 序盤からこの主人公を脳内で作り上げるときに○?○?どっちだっけ?と思いながら読み、あぁどちらとでもとれるようにしてあるのね、と自ら楽しみを踏み躙り冷めた心地になり、極めつけに目撃者二人が○と○。 あぁ、まだ先は長いのに…自分を軽くビンタしたい気持ちになりながら、でもあの時のあの小説のような作者のミスリードかもしれない。まんまと手中に嵌められているのかもしれない。と気持ちを抑えつつ読み進めた。 結局ハサミ男が追う犯人登場にはあまり心が弾まず、ああ、その人だったんだー。と思ったくらい。 だが、そんなことを言いながらも充分に楽しめた。ハサミ男が様々な方法で自殺を繰り返すヤバさや、別人格との会話、仕事ではアルバイトながらも評価される人物であり、最終的には連続殺人犯にもかかわらず主人公を魅力的に見せるような持って行き方が面白かった。 刑事のパートでは刑事の見る目や勘がどうだの語っているが、刑事の勘?と鼻で笑っちゃうような展開。人は見た目が9割って本があったなぁ…なんて思いだした。やっぱり人は見た目が9割なのだ。 ラストの不穏な終わり方も良かった。主人公の殺人衝動がおきるポイントも興味深い。なぜ頭が良さそうなことがポイントになるのか?ちらっと父親が出てくるので、やはり幼少期の環境を考えずにはいられない。ハサミ男のことがまだまだわからない。わからないから知りたい。あっおもしろかったんだと読後に気付かされました。
30投稿日: 2022.05.03
powered by ブクログ中々面白かったです! はじめての長編に挑戦し長編もいけると確信! やはりミステリーはいいですね ハサミ男の正体には騙されました
2投稿日: 2022.05.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ほんタメでたくみさんが紹介していたので読んでみました。 前半は読みにくく苦戦しましたが途中からは一気に読み切りました。 連続殺人犯が探偵役にまわるという設定がすでに面白く、かつ正規な警察側の捜査も描かれておりとても読み応えがありました。 以下ネタバレ 読者の先入観を見事に誘導されたなあと思います ハサミ男というタイトルなのでてっきり連続殺人犯は男だと思っていたらまさかの女性! しかも第一発見者と同じタイミングで現場にいた人だった! そして3人目を殺した真犯人はまさかの警察側のトップの人だった 一番可哀想なのは第一発見者でありハサミ男に仕立てられた上に殺されてしまった日高
4投稿日: 2022.04.30
powered by ブクログ面白かった。先入観を持たせようとしていて、まんまとはまった感じ。 いっきに読むと、もっと面白かっただろうな。
1投稿日: 2022.04.29
powered by ブクログ途中から頭が混乱して、内容をゆっくり読み直したら、すっかり先入観で騙されしまっていたことに気づいた。 内容も読みやすく奇妙な観点もありミステリーを味わえる作品。 殺人鬼目線、警察目線と読みやすかった。
2投稿日: 2022.04.28
powered by ブクログ恐ろしく面白かった。再読せねば。映画化したら面白くなくなるんじゃないの?と思うミステリー。 硬質で歯切れよい文体。
2投稿日: 2022.04.15
powered by ブクログどんでん返しがあると分かって読んでも、この結末を予想できる人はいないと思う。最初から作者の思う壺だった。 読んでいて、なんとなく違和感を覚える部分があったが、全ての真相を知ると「なるほど、そういうことか」と腑に落ちた。人間の固定観念や偏見を上手に活かした作品だと思う。 こういった作品は再読したときに気付く魅力もあると思うので、もう一度読むことにしたい。
1投稿日: 2022.04.11
powered by ブクログ人からお薦めされて読んだ久しぶりのサスペンス。このジャンルはおもしろくなかったら手が止まってしまうが、『ハサミ男』に関しては読む手が止まらなかった。ネタバレは極力避けたいので感想は短めに。
2投稿日: 2022.04.07
powered by ブクログ叙述トリックの本と聞いて、疑いながらもどんどん引き込まれて読み進めた。ちょっとアンフェアかな?と思う設定があるんだけど、割とラスト手前で大きなヒントをくれている。1つの場面を他者の視点から語る場面はワクワクした。個人的にはちょっと読み進めにくかった。会話の発話者が誰なのか、文章全体を通じて掴みにくい文体にしているのも作者の狙いなんだと思う
3投稿日: 2022.04.03
