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ハサミ男
ハサミ男
殊能将之/講談社
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総合評価

1347件)
3.9
356
530
338
40
12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なにかのレビューで高評価だったので、読んでみた。どんでん返しが何回かあり、また叙述トリックにまんまと引っかかってしまった。結局ハサミ男、いや女か、は捕まらず、最後に次の犯罪の匂いを醸し出して終わる、というところも悪くない。面白かった。 フレーズ 蝶番 ちょうつがい のべつまくなく 絶え間なく続くこと。 また、そのさま。 アンサンブル 一緒に働く人々や物の集まり、特に音楽や演劇の分野でのグループを指す。 また、全体としての調和や協調を意味することもある。 音楽のアンサンブルでは、複数の楽器や歌手が一緒に演奏し、互いに調和して美しい音楽を奏でる。 演劇のアンサンブルでは、役者たちが共同で物語を表現し、お互いの演技を高め合う。 紗 生糸の織物の一種。織り目がきわめて粗く、軽くて薄い。夏羽織・蚊帳(かや)などにする。 頽廃 たいはい 道徳や健全な気風が崩れること。その結果の病的な気風。また、デカダンス。 葬る ほうむる 千枚通し キリと千枚通しの違いは、先端の形状にあります。 キリの先端は三角や四角などの角錐になっており、ドリルのように木材を削ります。 一方、千枚通しはあくまでも紙や布に突き刺す道具のため、先端は単に細く尖っています。 用途としては、綴じ紐や糸を通す穴をあけたり、裁縫で生地の角を整えたりするためのものです。 益体もない やくたいもない 役に立たない。らちもない。 行平鍋 ゆきひらなべ 棒状の取手のついたごく一般的な鍋

    1
    投稿日: 2024.08.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    すっかり騙された叙述トリック!! 「ハサミ男」の正体にびっくりしたよ!! サイコパスなのに自殺願望者…運が良いのか無意識の所で加減しているのか…。 結局警察は正体を見抜けず「ハサミ男」は野放しに…。

    5
    投稿日: 2024.08.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ずっと読みたかったので読み終えれて嬉しい…! (半年ほどかけて読んだ) どんでん返し最高…、もはや気持ちいいまである。 くぅ〜!!久々のどんでん返し! この快感忘れてたよ…!痺れたねぇ〜✊

    2
    投稿日: 2024.08.11
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    真犯人は最初のうちから何となく疑ってた相手ではあったが肝はソコじゃなかった。これは騙されるなあ。感心した。

    1
    投稿日: 2024.08.03
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    この小説をずっと前からミステリー研究会のメンバーから勧められて、今回ようやく『ハサミ男』に手を伸ばした。この作品にはなんてあんなに根強い人気があるのか読み終わった瞬間に理解した。最初から最後までいい気分で完璧に騙された私は戸惑いや衝撃に伴ってもう一度前の気づいていないところに何があるって二度と読みの旅に出てからようやくわかってしまった。友達から映画があるって聞いたら、「え〜〜」って反応しかないわwww文字を読んでからこそ、このトリックが完璧に成り立っているのじゃないかw

    2
    投稿日: 2024.07.20
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    題名から想像するより、良くも悪くも尖っていない作品で、普段読書をしない人でも読みやすいと思います。トリックとしても易しめなので、特にこれからミステリにチャレンジしたい人にはおすすめです。逆に読み慣れた人には物足らなさがあるかもしれませんが、ミステリ好きなら一度は読んでおいて損は無いと思います。ただ手元に置いておくほどには、これという秀でた魅力が無いように思います。 具体的には先ず、題名からイメージされるような残虐なシーンや性癖、鬱描写などは少ないです (全くないわけではないので苦手な方は注意して下さい。逆に少しずつ慣れていきたいような方にはおすすめです)。文章自体にも癖がなく、伏線や人間関係もシンプルなので、とにかくスラスラ読めます。 かと言って、全く魅力がない訳ではなく、登場人物には味がありますし、適度なユーモアや違和感のない比喩表現でセンスも感じられます。

    4
    投稿日: 2024.07.18
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    ハサミ男というタイトルに惹かれた。ストーリー自体はあまり動きはないが、叙述トリックには見事に騙され、とても面白かった。また個人的にこの作品は真犯人?を予想するのが難しく、ワクワクしながら読めた。

    0
    投稿日: 2024.07.16
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    連続殺人犯が、自分の模倣犯を突き止めるため奔走する。この斬新な設定にひかれて一気読みしました。後半の展開にも、『あーっ!』と声をあげてしまいました(笑)

    3
    投稿日: 2024.07.14
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    女子高生を狙い殺してしまう「ハサミ男」面白いよりも怖さが勝ってしまいました。最後まで読んだけどいまだに外を歩くのが怖いです。(小学生)

    38
    投稿日: 2024.07.09
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     美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。三番目の犠牲者を決め、綿密に調べ上げるが、自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する。    警察は「ハサミ男」を、「ハサミ男」は誰が自分の真似をして殺人を起こしたのかを探すミステリー、推理小説となっている。「ハサミ男」には「自殺嗜好症候群」、多重人格をもっていると変わった設定がある。絶対に真犯人を見つける「ハサミ男」の執念に恐怖を感じた。  多重人格などで途中あやふやになるところもあるがすっきりして終わることができた。他の作品では最後に犯人などが分かり、自分の思ってた犯人、推理と違ったなどと思う。しかし、この作品の最後では最初から自分が騙されていたと気づかされた。先入観を捨てて読むといいと思います。

    2
    投稿日: 2024.07.08
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    初読の作家さん。東海オンエア虫眼鏡さんがこの本を購入されていたのもあって、興味が湧いて読んでみた。すっかり騙された……。最後の一文もゾッとした…。

    1
    投稿日: 2024.07.06
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    連続殺人鬼ハサミ男。3人目のターゲットを模倣犯に殺されたことから、犯人探しを始める。 ハサミ男視点、警察視点で事件に迫る。ハサミ男が誰なのか、模倣犯は誰なのか、2度読みたくなる作品。

    0
    投稿日: 2024.07.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    めちゃくちゃ面白かった! めくる手が止まらず、夜更かししてしまったほどだ。 こんなに自分の推理通りだったのは、初めてかもしれないくらい、序盤からわかったが、それでも先が気になりわくわくした。 私は出てきた言葉を順番に足しながら、登場人物をイメージするのだが、主人公の喋り方や出てきた情報から女性をイメージした。序盤から最後までそれは揺るがず、確信したのは、第一発見者が2人いた時だ。 模倣犯の方は警察関係者なのは予想通りだったが、誰かまではわからなかったので、最後はなるほど!となった。 読みやすく、情景描写もよく、キャラクターも魅力的で、とっても面白かった!

    3
    投稿日: 2024.06.27
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    完全に騙されました!!! 事前情報なく読んで良かった! 事実に混乱しすぎて知恵熱出るかと思いました笑

    1
    投稿日: 2024.06.26
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    人の固定観念って怖いなと思った。 この作品のミステリーは、読者がこの本を手に取ったときから始まっている。 一読目、『ハサミ男』の奇妙な日常や心理状態、自殺願望や、誰が『ハサミ男の模倣犯』なのかというストーリーに引き込まれる。 読了し、わたし(ハサミ男)の正体がわかった上で、どこから勘違いしていたのか読み返したくなる作品。 模倣犯の正体は納得いく人物で、わたし(ハサミ男)の真相も現在のLGBTQに匹敵するような考え方かな…。 この作品で美人が二人出てくるけど、どっちも病みがあり、見た目で得をする事はあるけど報われないし、人生って分からないものだな…。

    5
    投稿日: 2024.06.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ずっと読みたかったやつ! どんな騙され方するのかな〜と思ってたらそう来たかって感じ! 思い込みって面白いし、最初の語りでこの人女っぽいなって違和感合ったのに途中から消えてて悔しい。 終わり方も好き。

    2
    投稿日: 2024.06.24
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    騙された〜。 どんでん返しと聞いてちゃんと真犯人やら何やら騙されないぞ〜と意気込んでいたのに 結局騙されました。いつもそう。これだからミステリーはやめられない。 最初は硬い文章になかなか進まず 正統派な刑事モノパートが始まった時にはちょっと思っていたのと違うな〜なんて思ったりもしました。 あらすじにある通り、女子高生を殺害しハサミを突き立てるハサミ男と呼ばれる犯人が、自分が次のターゲットとして狙っていた子がハサミ男と全く同じ手口で殺害されているのを発見してしまうところから物語が始まる。 まさかの殺人鬼である主人公が模倣犯を探偵役として追うのがメインになるかと思いきや、それと同時にハサミ男を追う警察側は捜査により主人公に近づいていく……といったストーリーも進んでいく。 それが読み進めていくとどんどん息を呑む展開となり、最後は………。 なんだかんだ中盤からは一気に読んでしまいました。

    7
    投稿日: 2024.06.20
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    「殺戮にいたる病」 に続いて Audible で聴了。 大昔、 名画座で3本立ての映画を観たように叙述トリックの名作ミステリーを読んでいる。 次は「イニシエーションラブ」か? 「 葉桜の頃に君を想うということ」か?それとも「十角館の殺人」… 読み継がれている作品は外さない。 このダサかっこいいタイトルからして騙されがいのある名作!

    50
    投稿日: 2024.06.20
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    分厚い小説だなあ、なんて思ったのも束の間。あっという間に読み終わってしまった。 完全に作者に踊らされた。本当良い見本なくらい綺麗に騙された。

    23
    投稿日: 2024.06.19
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    「あっと驚くどんでん返し」とは、こういう小説のことを言うのだな、と実感できた。 結末を知った上で「これが伏線だったのか」と再読しても楽しい。 ラストシーンも非常に好みで、星5個では足りないくらい面白い。

    1
    投稿日: 2024.06.15
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    設定が面白く、最初から度肝抜かれた。 自殺願望癖でいろいろ試すシーンは面白い。 もう死ぬ気ないだろw 結末知った上で再読しても面白そう。

    2
    投稿日: 2024.06.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    以下くそネタバレ。 これはミスリード。やられたわ。 ハサミ男と言いつつ、本当に男かどうか説明も描写もないから、女説はありえるなと序盤で思っていたものの、自然とその可能性を考えなくなっていた。やられた。 文章も読みやすいし、面白かった。

    4
    投稿日: 2024.06.06
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    最初から最後までずーっとおもしろかった。 ハサミ男のキャラが卑屈だけど憎めなくてかわいい。 辛口のしおちゃんも、文句なしの星5つです! 結末知った上でもう一回読み返したい!けど長いから数年後にする。

    6
    投稿日: 2024.06.06
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    タイトルから持った印象と違う。文章ひとつひとつに品格があり、日常のなにげない描写だけでも面白い。ミステリ、どんでん返し含めて、全てが秀逸だった。1番好きな作品と言っても過言ではなく、結末がわかってても、初めて読み直したいと思った作品。

    4
    投稿日: 2024.06.04
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    殊能将之さんの有名な作品「ハサミ男」、乾くるみさんの「イニシエーションラブ」と同様、一度しっかりと読んでおきたいと思っていた作品。 まず発刊されたのが99年、今から25年前の事。四半世紀前の作品なのだが時代を感じさせない作品に思えた。 作品は複雑にミスリードが絡まり読んでいて「?」が浮かびっぱなしだった。 一人称「わたし」が誰なのか?結構早い段階で女性だろうと思っていたのだが、多重人格な面と妄想の医師、そして「日高」の登場で混乱し始める。この作品の醍醐味だろうか。 章を追う毎に、複雑に混乱していく物語だった。 自殺願望の強い乖離性多重人格者の主人公にシリアルキラーとしての側面も持たせ、人物設定がくどすぎてお腹一杯のてんこ盛りに感じた。 物語に詰め込みすぎ、のせすぎ、やりすぎ感を自分は感じてしまった。 物語はとても面白かった。 特に「わたし」の使い方が抜群に上手い。 そして殺そうとしていた女性が同様の手口で先を越されてしまうという設定、最高だった。 そして何故かコミカルさを感じさせられる文章。題材的にもっと重たくダークに仕上がってしまいそうなのだが、そう書き上げないのも作者の特徴なのだろうと感じた。 終盤も複雑さがみせる展開、結末。最後、物語内では警察そして真相迄もがミスリードされ、ハサミ男は別人の犯行として、真のハサミ男は事件の被害者としてこの事件は幕引き。 なんでなのだろう? 不思議と腑に落ちる道筋を偶然なのだが辿る。 一番最後が秀逸で「ハサミ男」の次の標的を見つけて物語は終わる。 このシリアルキラー、予想の上をいかれた。 表紙もまた意味深。「ハサミ男」とタイトル、なのに女性のシンボル「♀」が描かれている。表紙、タイトルから既にトリック噛ましているではないか。 有名な作品なだけに読めてよかった。

    122
    投稿日: 2024.05.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「私」は日高ではなく、もう1人の発見者。 イニシエーションラブだったかな、「私」という表現で違う人の視点だったというオチ。 女子高校生を殺した本当の犯人は、弄ばれたプロファイラー刑事。 日高はハサミ男に殺されて、ハサミ男は捕まらない。 ハサミ男は自殺行為をやめられず、医師という幻想が見える魅力的な女性。

    2
    投稿日: 2024.05.29
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    どんでん返しの定番だが、そう言われるだけの仕掛けがあった。途中読み違えたのかと思い、何回か前のページを読み返してしまうくらいに、まんまと騙されてしまった。 言葉選びも丁寧で情景が浮かびやすい。それ故に、事実を知ったあとで読み直すと頭に浮かぶ景色もきっと変わるであろう作品。

    9
    投稿日: 2024.05.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「本物のハサミ男が偽物のハサミ男を捜索する」というストーリーに惹かれて読み始めたが、サクサク読めて面白かった。 日本語の罠と叙述トリック、小説だからこそ味わえるミステリーだと思う。 ただ、「どんでん返し」と謳われていたせいか、物語のおそらく最もミソとなる鍵に序盤で気づいてしまったのが大変惜しい。 殺人に理由を求めるなと叱られるかもしれないが、動機や自殺の理由などは結局わからずじまい。 しかし、文の書き方と構成は抜群に面白い。 読み終わったあと、すぐに再読するのも◎

    5
    投稿日: 2024.05.23
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    完全に騙されました この本を手にしてから、騙されていたみたいです 頭の中に描かれた描写は、昔のサスペンスのような感じだった ただ、グロいのが少し苦手なので、、

    2
    投稿日: 2024.05.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2024.05.15 叙述トリックに見事やられてしまった。 「わたし」という一人称はなんてややこしいんだろう。 そして「ハサミ男」という世間で言われる名称。 知らず知らずのうちに犯人は男だと勘違いし、そこから見事に騙された。 忘れた頃にまた読みたい、と思わせる作品だった。

    4
    投稿日: 2024.05.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった〜。活字を読むのが得意なほうではなく、最初の100ページくらいはなんとかがんばって読んだが、逆にラスト100ページはほぼノンストップで夢中で読んだ。 いや〜タイトルから騙しに来てるなっていうのがわかる瞬間が、してやられた〜という気分になる。 自己評価と周りからの評価のギャップ。「わたし」と「ぼく」の明確な喋り口調の違いによる話し手の区別、細かい外見の描写などによって具体的に人物像をイメージさせられてしまうこと。いろいろ原因はあったなぁとパラパラ読み返してて思いました。ありがちといえばありがちなトリックだけど、騙されるもんですね。騙されたというより自らの先入観に勝手にハマっていったわけなので少し悔しい笑 面白かったけど、刑事物を普段読まないからか、警察側の人間が多くて区別するのが難しかった。 あの発言してたの誰だっけ?と何回かページを戻ることになり、難解でした、なんちゃって。 早速2周目してきます!

    3
    投稿日: 2024.05.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ハサミ男という名前がつけられたことから無意識に男が犯人だと思わされる今作。 どんでん返しの観点から見るとちょっと弱く思えたが純粋にミステリーとしては面白かった。 あと、ミートパイが美味そう笑

    2
    投稿日: 2024.05.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    おもしろくて一気読み。 あー、性別がキモだったやつー。 模倣犯のあれこれよりも主人公!おい!お前はソッチだったのかい!名前の不思議を感じたよ。

    0
    投稿日: 2024.04.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    確率がゼロではない限り現実に起こりうるっていう話。 昔読んですごく面白かったという記憶だけがあり、内容を忘れたので読み返してみたら、話は全然覚えていないのに途中から何故かオチだけは朧げに思い出した状態で読了。 一度目読んだ時より冷静に読むと、少し日高光一というキャラクターの使い方がズルい気がしてしまったのと、確率はゼロではないけどさすがに諸々の偶然が過ぎる気がしてしまった。 p. 430 「そんな得然が起こる確率は、何万分の一だろう。現実に起こるはずがない」 「おやおや、これだから数学を知らない人は困るな」 医師はあざ笑うように言った。 「きみは優秀なプロファイラーで、頭の悪いオカルティストじゃないんだろう?よくテレビのオカルト礼賛番組で、こんなことが偶然起こる確率は何百万分の一です、だから偶然ではありません、奇跡なのです、と言うやつがいる。馬鹿を言うな。何百万分の一だろうが、何億分の一だろうが、確率がゼロではないということは、偶然起こりうるということだ。小惑星が地球に衝突する確率は、何十万分の一か、何百万分の一かもしれない。しかし、それは実際に起こり、おかげで恐竜は絶滅した。それが現在の古生物学では定説になりつつある。そもそも、きみが何万分の一という確率を導き出した根拠はなんだね」

    2
    投稿日: 2024.04.28
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    連続殺人犯が、自分を模倣した犯人を探す探偵役という変わった視点のミステリー。 今回はなぜか、一番大きな仕掛けに最初に気づいてしまい、驚きは半減で残念。それでも読み返すと二重の真相が巧妙に隠されていて、見事な構成でした。

    1
    投稿日: 2024.04.21
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    帯の煽り文に釣られて読んだ。令和の今読んでも脳が痺れるトリックだった。自分の先入観と想像力にまんまと騙されたので、もう一度読みにいく。

    3
    投稿日: 2024.04.03
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    やられた〜!気持ち良く騙されました。すぐに再読しても楽しめそうな気がします。 2人の関係がちょっと気になるところです。続編は出ないのかな? 作者亡くなっているんですね。知りませんでした。残念です。

    5
    投稿日: 2024.03.26
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    初っ端から、犯人以外驚き要素わかってしまった、犯人ナンデ気づけなかったかな、ミステリ好きなら、すぐわかると思う。

    0
    投稿日: 2024.03.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    これは見事な叙述トリック。 ぜんぜん知らない作品だったんだけどなんかSNSのすごいミステリランキングみたいので紹介されていたので読んでみた。 あーっ!!!ってなってもうはじめからパラパラ確認しちゃったよ。 ああーーーーそこはかとない違和感これか~、なるほどね~~~~~警戒されないわけだ! しかしこれだと第一第二の被害者浮かばれないな。 結局医者とはー??

    3
    投稿日: 2024.03.23
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    美少女を殺害しハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」 第13回メフィスト賞。 覆面作家さんだったらしいけれど、もう10年も前に亡くなっているんですね。 知りませんでした。 三番目の標的を自分の模倣犯に殺されて、第一発見者となってしまう「ハサミ男」 真「ハサミ男」が模倣犯を探す 真「ハサミ男」を警察が探す ところどころにダブルの仕込みがあり人気作となっていることがわかります。 叙述ミステリーということで、“わたし”の正体を読み取ろうと意識しましたが、結局騙されてしまいました。 私が本当に楽しむには再読が必要ですね。 それにしても 図書館本がぬめりを感じるほど読まれていた。

    103
    投稿日: 2024.03.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    完全に騙された まんまと作者の罠に引っかかってしまった 序盤は女性を想定して読んでいたのに途中から男性にすり替わっていた どこから男性にすり替わってしまったのかすらわからない 不思議と女性から男性になってた 何故だ

    2
    投稿日: 2024.03.22
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    ちゃんと素直にミスリーディングされてしまいました。初めのうちは、なんか違和感あるなーと思いながら読めていたのに、気づいたらガッツリ作者の術中にハマっていました。 伏線回収というよりはどんでん返しという方が合ってるかな。 いろいろとよく考えて作り込まれたお話だった。 これがデビュー作とは思えないくらいの、完成度の高さ。なのに作者既に亡くなってるとの事で残念。

    11
    投稿日: 2024.03.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ある人物への違和感がこの物語の真髄だったと読了後腑に落ちた。もう一度読みたいと思う反面、この物語の醍醐味である「してやられた!」感で終わっておくべきか、読み終わった後もムズムズする本でした。

    1
    投稿日: 2024.03.20
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    おもしろかった!!! ん?え?あれ??って3回くらいなった。 いつから?と思ったけど、これは最初からか。 ただ、警察がいきなり多すぎて誰が誰かわからなかったり、被害者の女子高生と母の関係も描ききれていない感じがして、ちょっとモヤモヤが残る感じもした。 でも最後は、これまでのあの話は男?これは女?って遡りたくなったので、まんまとはめられたなと思った。

    1
    投稿日: 2024.03.19
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    騙されたとの高評価が多いのでずっと読んでみたかった。 途中から一つのことは違和感で気が付いたけど、もう一つの騙しには気が付かなかった。 騙されていたとわかっても「だから何なんだろう…」という感じで、最後にきっと面白いことがあるのかと思ったけど特になかった。 面白い本の時には決して感じない「長いな~」とずっと思ってしまっていた。 こんなに高評価なのに何で自分は面白いと感じないんだろう…。 サイコパス的なものは感情移入できないので、自分には合わないのかもしれない。 Audibleにて。

    40
    投稿日: 2024.03.18
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    ミステリ界隈では超有名作品、どこに行っても名前を見る。かなり期待して読んだのが悪かったのか、そんなに私には刺さらなかった...。 確かにどんでん返しものではあるのだが、あまり驚きが感じられなかった。どうしてだろう??読んだ自分の体調がイマイチだったのかもしれない。残念。 有名作だと気負わずに読んだらもう少し楽しめたのかもしれない。

    10
    投稿日: 2024.03.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    緻密な叙述トリックの描写で、伏線回収も含め楽しめた。 ところどころで違和感を感じたけど、クライマックスでは人物視点を変えながら真相解明を展開させていたのも、分かりやすくて正直ありがたいぐらいだった。 ラストの終わり方も、ゾクっとさせる後味を残してミステリー感を高めた感じ。 読了後、なぜかハサミ男(女)に悪い印象は無く、むしろ軽く好印象さえ持てるのは、作中で丁寧に人物像が描かれていたからだろうか。すっかり騙されていたんだけど。

    19
    投稿日: 2024.03.07
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    まさか、ハサミ男の正体が、、、、!!! もう一回最初から読んでしまった。 おもしろい。ややグロい描写あり

    7
    投稿日: 2024.02.27
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    雰囲気軽めで読みやすく、面白かったです。 ハサミ男の正体は「こうかな?」と予想してたのが当たったし、事件そのものに複雑なトリックがある訳ではないので爽快感は低め。読み進めると違和感がちらほら見つかるので、推理力がなくても可能性のひとつとして何となく予測できちゃうと思う。 刑事パートの捜査がラフというか大雑把で(それには一応理由?があるのだが)、ハサミ男の一強な印象。警察もうちょっと頑張れよ〜と思った。 ただ、ハサミ男の人物像が非常に魅力的なので最後まで飽きなかった。最後まで読んでも色々と謎が残る人物です。続編あったら読みたかった。

    3
    投稿日: 2024.02.26
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    驚きのどんでん返し! 気をつけて読んでたけどまんま騙されたー 途中から読むの止まらなくなってスイスイ読めた

    10
    投稿日: 2024.02.26
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    やや気になる点が残りましたが、面白かったです。見事な叙述トリックでした。 これがデビュー作というのですから驚きです。

    7
    投稿日: 2024.02.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    叙述トリックとは知ってたけど…衝撃! ハサミ男じゃなくてハサミ女だったか〜 途中から読み進める手が止まらなかった

    1
    投稿日: 2024.02.17
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    途中で混乱した。きっとこうだろうなと思いながら読み進めたがまんまと騙されて結果最高だった。 何度も登場する自殺未遂の描写がリアルすぎて作者が心配になって調べたら亡くなっていた。死因は書かれてなかったがゾクッとした。

    5
    投稿日: 2024.02.16
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    面白い。けど、「どんでん返しモノ」ということを知らずに読みたかった。 どんでん返し、、、まあ確かにそうだけど、期待値が高すぎて、感動薄れてしまった。

    3
    投稿日: 2024.02.11
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    500ページを超える作品には初挑戦 時間があれば一気読みしていたなというくらい読みやすく、面白かった ずっとハサミ男 犯人目線で語られる物語 と思っていたら突然!何が起きた?あれ?ってなる状況が発生して 本当に騙された!と思いました! ページを遡って捲ってみると確かに!一人称は「わたし」 思い込みって怖いなと思いました 洗脳や誰かから聞いた話で思い込んでしまう ミートパイ美味しそうでした 終わりもちょっとひやっとして良かった 他の作品もぜひ読んでみたいです!

    3
    投稿日: 2024.02.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    先入観って怖い、ミスリードされてたと気づいてからも、途中訳わからなくなった、。真面目に自殺未遂するのが少し面白かった。結局みんなのネタバレ感想を見て全て理解しました。みんな頭良い。

    1
    投稿日: 2024.02.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    綺麗な叙述トリック 最初、語り手の性別が分からず疑問に思っていたが、途中からは男であると信じきっていた… 長めのミステリーを読んだのは初めてだけど面白かった 誰も真犯人を知らないままの終わりが衝撃的すぎた…。 別人格である医師の話し方が中々好きだった

    3
    投稿日: 2024.02.01
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    美少女を殺害し、ハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。三番目のターゲットに決めた少女を、先に誰かに殺された。伏線が散りばめられ作者の企みにまんまとハマり騙された。面白かった。

    1
    投稿日: 2024.01.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    これは騙された… まずタイトルから性別に警戒しながら読んでいたので、そこは目の付け所が合っていたと思いきや、まさかの遺体発見者のもう1人だったとは、、全くマークしていなかった。さらに裏を行かれたような感じ。 純粋に、ミステリーとしてバランスがよかった。種明かしが一気にドカっと来るのではなく、次第に明かされていく構成が探偵モノの謎解きっぽくて好きだった。結局真のハサミ男は裁かれなかった上に、次の犯行を匂わす後味の悪い締め方も、いい雰囲気を出していた。どんでん返しの部分だけでなく、そういう部分も楽しめる小説だと思う。

    5
    投稿日: 2024.01.30
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    ミステリーを調べると必ず出てくるこの作品ハサミ男 途中、誰がなんなのかよくわからなくなり 最後はうまいこと騙されてた。 先入観とちりばめられた伏線。 まだまだこんなトリックのミステリーもあるんだなと思わされた作品。

    8
    投稿日: 2024.01.27
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    題名からにしてやられた、完全に騙された。 最初は堀之内さんと磯部君で、相棒ものシリーズ本1作目?とか思ってたからちょっと色々残念。。模倣犯が誰か全然分からなくて磯部君がもし模倣犯なら人間不信になるわとか思ったけど、磯部君は磯部君だったから安心した笑 

    1
    投稿日: 2024.01.27
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    見事に騙された。 最後まで読むと読んでいる際に感じた違和感は、そういうことだったのかと気付かされる。 トリックに気づくには序盤を注意深く読む必要がある。 終盤の種明かしパートからは怒涛の展開で、ついていくのに必死だった。 全体を通して非常に楽しめた。記憶をリセットしてもう一度読みたくなる。

    1
    投稿日: 2024.01.25
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    そういうこと、とびっくりしたけど、 医師は一体何なんだろうとかいろいろ疑問が残る。 わかった状態でもう一度読み直したい。

    2
    投稿日: 2024.01.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ハサミ男は本当に男なのか? となんとなく疑問に思っていたのが、その通りで嬉しくなった。 また、日高光一と名前が出るまでは語り口調が「わたし」だったため、男なのか女なのかも疑問に思っていたのだが、終盤になってハサミ男本人の語りだったとわかったときは驚いた。 文章の些細なことが引っ掛かるから、自分でも色々予想できて、ワクワクしながら読むことができました。 意外なトリックで面白かったです。

    9
    投稿日: 2024.01.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    完全に騙された。自分なりに色々推理していたが、まだまだ私は未熟だな(笑)と思い知らされた。終わり方が残念。作品的にはいいのだろうが、個人的になんか悲しかった。ゾッとした。

    9
    投稿日: 2024.01.21
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    殺人鬼が模倣犯を探すという面白いあらすじに惹かれて読み始める。 何かしらトリックがあるのだろうなと思わせる文章に、必死に目を光らせて読むものの、ある章から急に狸に化かされたのかのように頭の中にハテナの羅列。 そのまま読み進め、最後まで読んでああ、そうか、と。 ただ騙された自分に納得いかず、再度読み返し、作者は分かった上での罠だった、と。 気をつけていたのに最後まで見抜けず、のめり込んだ一冊。 また、日常の中に、このような悪が自然に溶け込んでいるんだなという不気味さがうかがえた。 最後も含みを持たせて終わるのも、色々と想像できて面白かった。

    2
    投稿日: 2024.01.21
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    すごく綺麗にまとまったミステリーだなと思いました! 最後にドカンとくるthe・どんでん返しではなく、ちゃんと伏線が置かれていて少しづつ明けていく流れがとても綺麗でした!

    3
    投稿日: 2024.01.18
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    語り手が妙に明るくて自殺願望をもつ殺人鬼?ってその時点で情報量が多くて、ずっといろんな方向からの思わぬ情報達に翻弄されてるような気分で読みました。 終盤の二転三転で何度か呆然としながら、何かしらの収まりを見せるかと思ったところに最後の数行だけであっ…と今後を想像させられて、終始やられたなぁという思いです。 個人的に、最後にわかった犯人の動機が俗すぎるのが尚のこと良かったです。

    2
    投稿日: 2024.01.17
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    「え、うそ、、、うわ、、、やられたー!」な作品。 どんでん返しを求めて手に取ったので、それなりに予想しながら読んでいたのですが、見事に騙されました。 まさに鉄壁。是非みんな騙されて欲しい。

    2
    投稿日: 2024.01.11
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    これぞ叙述トリックという感じ。章ごとにも次の展開が気になるような終わり方で、このボリュームでもだれることなく、最後まで読めた。 ミステリーの代表作としておすすめできる一冊。

    2
    投稿日: 2024.01.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    女記者を名乗ったあたりからハサミ男は何となく女だろうなとは思ったのだけど、なるほど騙された。確かに発見者二人いたわ!となった。 真犯人はもっと頭良い奴かと思っていたのに、単純なロリコン野郎だった。ハサミ男はバックグラウンドが薄いので、表面的なキャラクターに見えてしまうのが惜しい。自殺願望やら多重人格はいらなかったのでは? 最後の病室の子、いい子そうなのに目付けられて可愛そう…。

    3
    投稿日: 2024.01.10
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    Instagramでオススメミステリーとして紹介されていました。 ミスリードにものの見事に引っかかってしまいました。ミスリードだったと発覚した時には頭が混乱して、何回も読み返して理解しようとする位にです。 序盤から「真犯人はこの人だろうなー」と思っていた人が本当に犯人だったので嬉しかったです。でも、推理ができていた訳ではないんですが。物語の最後の解答部分を読んでいる時に「確かにそう言われれば••」という部分が多くて、自分の思慮の浅さを痛感しました。 502ページと読み応えがありますが、ページ数を感じさせられないほど、面白かったです。

    46
    投稿日: 2024.01.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    うん。すごい。見事騙された。 読んだ感想を簡潔にまとめると 「何が何だかわからない。それがもう作者のどんでん返しに陥っている証拠かぁ!」 っていう納得感があった。 ミステリー作品にハマり、ちょこちょこ読んできているので、事件が起こりはじめて設定をなんとなく理解したあたりから、どんなどんでん返しなのかを予想するようになった。 でも、私はまだまだ経験が浅かった… まんまと騙された。私の予想を大幅に超えて。 まず、ハサミ男と医者が同一人物であることは最初から勘付いた。二重人格とかそんなんだろうな〜と。ここで「まさかどんでん返しってこの事か…?」とショックを受けそうになった自分が恥ずかしい笑笑 なんかもう、読みはじめた時から、頭の中で主人公を男性でイメージしちゃってるから、タイトルからやってんな〜と。これは女性だと気づくタイミングなかったな、、、惨敗だった。 種明かしパートを読んでいる時は、頭の中が!?だった。正直ついて行けなくて、どんでん返しされている感覚はあるのに理解できてないから、何が何に引っ掛けられてて騙されてるのかわからなかった。特に、登場人物の真相の多さね。ハサミ男が誰なのかだけじゃなくて、医者とファストフードの男まで出てきたから、皆が集結しちゃうと誰が何をした人で正体は何なのか混乱しましたね笑 っていうのを含めると、読んだ時の「スッキリ爽快にやられたわ〜!」ってのはない。ちょっと前に戻って、それでもわからなくて、とりあえず読み進めようって感じ。でも後からちゃんと種明かししてくれるのでそこは安心。 なので、 「十角館の殺人のような、スカッとやられた感は無い。残念。でも、こんなに混乱したのは初めて!混乱した後の、そういう事だったかぁ〜はすごい!ってなったし、読み返したい!!ってなった。このスタイルは斬新!それはそれで面白いよな〜」という感想に落ち着くと思います笑 他の点を挙げると、 マルサイが真犯人だったのも、私の中で盲点だった。そういや終盤に向けて出番少なかったわ〜くらいだった笑 気にも止めてなかったので、まんまと引っかかりました笑 あとは最後の終わりもいいですよね笑 結局、クッキーの子を殺しに行くのね、と。 殺人が起きるのは嬉しく無いけど、恋愛に心持って行かれて安静に暮らしますっていう平和オチじゃなくて、サイコパスを貫くところが、へぇーでした笑

    3
    投稿日: 2024.01.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ハラハラしながら読みました。 犯人視点というのも面白かった! どんでん返しで有名だったので、中は読まずにタイトルの時点でちょっと予想してみたんですが当たってました。 ミステリー慣れしてきたのかなと。ちょっと嬉しい。

    3
    投稿日: 2024.01.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルからして騙しに来てて面白かったです。 最後どんでん返し祭りで「結局、ほんならあれはなんやったん?」と頭がこんがらがりました(笑) もう一度読み直したいです(笑)

    2
    投稿日: 2024.01.05
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    有名作品だから気をつけながら読んでたけど しっかり騙されました。 トリックは元より500ページあっても あっという間に読めちゃいました。 そして何よりキャラクターな魅力的。 刑事はみんないいキャラクターで 刑事の捜査パートは特に楽しく読めました。

    1
    投稿日: 2024.01.03
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    ミステリーファンからの評価がとても高い本作。 ランキングTOP10には必ず入ってくるイメージがあります。 推理しすぎず素直に読んだので見事に騙されて心地よかったです! 正体が明かされたシーンでは頭が混乱して思わず数ページ読み返してしまいました。 評価が高いのも納得! ミステリーが好きなら是非とも読んでほしいですね。

    12
    投稿日: 2024.01.03
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    名作と言われ続けていたけど、漸く読んだ。グロい描写がいっぱいなのかな?とタイトルから想像してたけど、そう言う事はなかった。トリックが素晴らしく、完全に騙された。ただ、頬っぺたの描写だけは態とらしくて、気になった。

    1
    投稿日: 2023.12.29
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    どれが日高の言葉か、もう一度読み直したいと思った。完璧に騙された〜面白かった! 最近包丁で切るような描写に接する機会が多くて、気がつくと切られる想像して、イタッてなってる。

    1
    投稿日: 2023.12.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ミスリードがすごい。完全に騙された。先入観って怖い。 大体本のどんでん返しは一人称にあることを覚えた。今度ミステリー読む時はそこに注意して推理しながら読む。 でも、もう少しそうなった経緯とかがあると没入感が出ると思う。

    2
    投稿日: 2023.12.18
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    美少女を殺害し、その遺体にハサミを突き立てる『ハサミ男』による、猟奇連続殺人事件はいまだに解決のまま。 三人目の美少女が犠牲に… 遺体発見者は、『ハサミ男』… 自分以外の人間が何故… 『ハサミ男』の手口を真似て、美少女を… 『ハサミ男』は真犯人を探し始める… 完全に騙された… 医師の正体には気づいたが… まさか、そんな…という結末。 ミステリーの名作、といわれるだけのことはある。 前半はダラダラと長く、なぜ⁇という感じで、挫折しそうになったが、結末から納得。 やっぱり、まさか… てっきり『ハサミ男』は日髙で、由紀子を殺害したのは付き合ってた男の誰か、と考えていたから。 由紀子の男は当たってたんだけど… 『ハサミ男』だからって、男とは限らない。 知らず知らずに男と決めつけてしまう。 『ハサミ男』、なぜ『ハサミ男』になったのか、背景はなんだったのか… 明らかにして欲しかった…

    19
    投稿日: 2023.12.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自分自身が、知らず知らずのうちに先入観を抱いていたのだと気づかされる話だった。分かった上でもう一度読みたい気持ちと、読む前に戻りたい気持ちになった。読んでるうちに抱いた違和感を、種明かしで全てが繋がった感覚が気持ちよかった。

    1
    投稿日: 2023.12.16
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    真相が示された時、少し頭がバグった。とても大胆かつ繊細で、無理矢理感も全くなく見事な社会派ミステリだった。

    1
    投稿日: 2023.12.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    叙述トリックにより、見事に気持ちよく騙されました。。 「わたし」の正体がわかったときのやられた感… 面白かったです!

    3
    投稿日: 2023.12.08
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    さすがメフィスト賞! これぞ叙述トリックという、人間の本質的な盲点や思い込みを突いてくるところもさすがですが、ハサミ男と医者のキャラ分けも明確。 くすりと笑えるブラックユーモアの効いた部分も。 ハサミ男視点(異常者)と警察官視点(一般人)の対比の構図も見事です。 2023年に読了したので、1998年執筆当時の時代背景を考慮しても、まったく衰えていない、違和感なく読めました。

    1
    投稿日: 2023.12.07
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    最初のうちは、主人公は男だか女だか分からないように書いてるな…と冷静に読んでいたつもりでしたが、気付いたら作者の思惑通りかどっぷりハマって騙されていました。 けっこう気持ち良言う読後感!!

    2
    投稿日: 2023.12.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ぬるっとネタバレされてびっくり 序盤のシーンから騙されており、何度読んでもここでは気づけない気がする… 女子高生ばかり狙っているので、性的な暴行がない理由も主人公であれば納得。 解離性同一性障害?多重人格だからこそよりわからなくなってる、口調も含め 最後の病室での様子を見て人格は三つ?なのかなと思った。そもそも主人格がハサミ男ではない?? その辺はよくわかんないけど、警察の誰かが犯人だろうなってのはすぐわかる いろんな要素が組み合わさって真実が見えなくなっている。 今後新人刑事と付き合いながらも犯行に及ぶのが見たかったな

    1
    投稿日: 2023.12.04
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    傑作だと思います。読み進めて、犯人を当てた!と思いました。が!半分正解。。その先に待っていた更なる展開に、やられた!と感嘆の声を禁じ得ませんでした。 また、新米刑事や先輩刑事のセリフや、真犯人の独白から、それぞれのキャラクターや人間性の深みを感じさせるシーンが随所にあり、どっぷりと物語の世界観にはまりながら読み進めることができました。

    3
    投稿日: 2023.11.26
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    心地よい混乱に見舞われて満足。 俗に言う、叙述トリックが使われているが、身構えず、素直に読んだほうが面白い。 ミステリ好きって、当てるのが好きか、騙されるのが好きかではなく、当てるのも騙されるのもすきだよね。。。

    1
    投稿日: 2023.11.26
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    オススメミステリーとして紹介されていた一冊。 世間を騒がせていたハサミ男(殺害した少女の喉に鋏を突き立てる猟奇殺人犯)が、自らの犯行としか思えない少女の死体を発見する。 一体何故、どうやって自分と同じ手口で犯行が実行されたのか、ハサミ男は独自に調査を始める--- 事件を追いかけるハサミ男と刑事の二面が入れ替わりながら進められていくストーリーで、最後の方のどんでん返しは初め理解ができず慌てました。 実際の事件でも猟奇性のあるものだと、何処ぞの専門家やコメンテーターが「心の闇」とか「過酷な幼児体験」などを解説するが、実際の犯人の心情は犯人しか分からず(あるいは犯人にもわからず)言葉にはできないものなのかも。 皆分かっていてそれでも専門家がそう語るのを期待するのは「犯人は我々とは違う特別な感情をもっていたから」と安心したいから。 犯人視点で語られるストーリーは斬新で、「わたし」視点で進められるからこそのトリックが見事に騙された感を出していました。 サクサク読めるのでミステリー初心者にもオススメです。

    2
    投稿日: 2023.11.23
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    大どんでん返し!! 見事に騙された。 思わず声が出ちゃいました笑 ええっ!!!全くの想定外。思い込んでた物が違った時の衝撃。 純粋にミステリーって面白い!

    1
    投稿日: 2023.11.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

     おおっ そうきたかというところもあるし 引き込まれはしたんだけど ちょっとしっくり きてない自分もいて 被害者の女子高生だったり その家族だったりを もうちょい掘り下げてもよかったのかなと思ったり あと ハサミを死後に突き立てる意味とか 被害者を成績でなんで 選ぶのかとか

    3
    投稿日: 2023.11.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    長いけど中盤くらいから面白くなってきた。 医者がハサミ男の別人格であることは序盤で気づけたがそこは重要ではない。 遺体の第一発見者=男=真のハサミ男だとすっかり思い込み、語り手が男だと思い込んでしまっていた。悔しい。実際、日高目線の語りは一切無かったんだな。

    3
    投稿日: 2023.11.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    活字で読みたい名作。 タイトル的に猟奇モノかと思って避けてきたけれど、殺人自体はシンプルで大丈夫だった。 なんの疑いもなく読み進めてたので、ラストは一気に頭が大混乱!結局デブなの?ただの自嘲?そこ引っかかってる。でもとてもよかった。

    4
    投稿日: 2023.11.15
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    ミステリー系で初めて綺麗にミスリードした本。 なんの先入観もネタバレもなしで読んでみてほしい。 もう一回読みたくなる内容だった。

    6
    投稿日: 2023.11.09
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    ドラマや映画を観るようにバーっと一気に読むと楽しい。 叙述トリックがいろいろ散りばめてあり、こういうのは全部乗っかろうとする方が楽しい。1つはなぜか気づいてしまっていた!

    2
    投稿日: 2023.11.08
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    終盤に出てくる、ドアの覗き穴を覗き込むシーンは、自身が登場人物になって魚眼レンズをまじまじと覗き込みたいほどの衝撃を受けた。 紙面を2度見して、ページを戻ってどこかに粗がないかと探してしまうほど、作中の人物描写のかわし方が秀逸で、すっかり騙されるストーリー展開。

    3
    投稿日: 2023.11.08
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    叙述トリックものとしては騙されたものの、話としてとてもおもしろいかと言われるとそこまでは引き込まれず

    2
    投稿日: 2023.11.06
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    ハサミ男の視点と警察の視点で進められる作品。 ハサミ男自身も犯人なのに、 もう一人の自分の模倣犯を追う中で 犯人への答えが散りばめられていたのに まんまと騙されてしまう。 とても聞きやすい作品でした。 読み終わったとに、やられたなーと思う。 Audibleで視聴したけれど、 きちんと本で読めばよかったと少し後悔。

    0
    投稿日: 2023.11.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    こんだけ”わたし”を前面に出されると困っちゃう。 ”わたし”が2億回でてくる。そして頑なに二人称呼び。 一人称アピールの露骨さが逆に伏線かと思ったら、違った。叙述トリックを合わせ技で書いてるから、安易に伏線を配置してしまうんじゃなかろうか。 道中が長いと感じて楽しめなかった。結構残念。 美濃牛を読みたいと思っていたが、先になりそう。

    1
    投稿日: 2023.11.01