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ハサミ男
ハサミ男
殊能将之/講談社
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総合評価

1347件)
3.9
356
530
338
40
12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    叙述トリックの大傑作。細かい部分の表現が本当に巧妙で、「ああ、こういう表現ってことは女性が(男性が)話してるんだろう」とほとんど無意識に思い込まされて、真相を知った時に愕然とする。

    0
    投稿日: 2023.10.27
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    ミステリー書評 読書レベル 中級 ボリューム 520頁 ストーリー ★★★ 読みやすさ ★★★ トリック  ★★★★★★! 伏線・展開 ★★★ 知識・教養 ★★★★ 読後の余韻 ★★★★★★! 一言感想:ん?!えっ?!ど、どういう事?!という感覚を存分に味わいたい方にオススメの1冊です。 これは、すごい。著者が仕掛けたトリック、確かに気付ける伏線もありますが、自分はまんまと騙されました。よく考えたなー。 ただストーリーが『暗く、重く、痛々しく』あまり好みでなかった事に加えて、500ページ超の長編でしたので正直少し辛かったですが、真実に辿り着いた時に味わえる読後の余韻は最高でした!

    10
    投稿日: 2023.10.24
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    最後に「あーそういうことかー」 となるストーリー! ただしっかり読んでないとラストが分かってからも「あれはどういうことだったんだろう?」 と疑問が残ってしまうかも ラストの展開もしばらく理解するのに時間がかかってしまいました。。 おもしろかったんだけど、これは映画化は無理だろうなーと思ってしまった

    5
    投稿日: 2023.10.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ハサミ男は男かと思ったら男じゃなかった。 結局ハサミ男じゃ無い男が2人死に、ハサミ男と称される女は生き残った。 犬は死なない。

    2
    投稿日: 2023.10.17
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    読者の先入観を利用してこれでもか、ってぐらい掌で転がされる 設定の無理矢理感が肌には合わなかったけど、結末を知った状態でもう一回読みたくなるスルメ本

    1
    投稿日: 2023.10.15
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    いやぁ面白かった…! し、してやられた!悔しい!笑 色んな人がベストミステリー小説に挙げてるのも納得でした。 こりゃ素晴らしい。 全てわかった上で再読したいし、 この本全ての記憶をなくてもう一度読みたい

    2
    投稿日: 2023.10.11
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    おもしろかった!! けど、たぶん1番騙されるであろう部分に序盤で気づいてしまったので星3で。 それでも二度読み必須です。

    1
    投稿日: 2023.10.08
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    「やりたいことをやればいいんだよ。自分の責任においてね 」 優秀な女子高生を狙う連続殺人犯のハサミ男が自分の模倣犯罪を解明していく話。 ある時点から物語の見え方が一変する仕掛けがされているので、騙されたがりにおすすめ。

    1
    投稿日: 2023.10.07
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    オススメで挙げられ絶対に騙されるとあったので絶対に騙されない強気のスタンスで読んだけどおもいっきり騙される 美少女をターゲットにハサミ首に突き刺すシリアルキラー通称ハサミ男。次のターゲットは頭の良い超美人樽宮由紀子。周辺を調べあげ、さぁ決行という時に何者かに殺害されてしまう。しかもハサミ男の手口で!新犯人を探すお話。 樽宮由紀子殺しの犯人は、カメラの試し撮りした時に何となく気がついていたけれど、まさかまさか!そうなるとはねぇー120%騙される!もう一度読み返したら違う角度から物語が見れるかも

    48
    投稿日: 2023.10.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「わたし」と「警察」視点で物語が進んでいく。 ハサミ男とは一体誰なのか… 「わたし」とはデブで頼りない、自分の中にもう1人いると思っている(医者)自殺願望がある男(ハサミ男)であり、自分が狙っていた女子高校生を別の誰かに殺され、それを記者のふりなどをして誰が殺したのかを探す物語だと思いながら読み進めていたが、確かにこの男の名前が途中まで1つも出ていないことに気がついてから物語は加速していく。 ハサミ男は実は女で「わたし」はこの女(安永知夏)の視点だった。自分のことをデブだと思ってる…?警察視点だと美人だと言われているのに。あと自分の中にもう1つの人格があるのを分かっていない。犯人だと疑われていた男(日高)は違う。知夏が会いに来た日高を殺す。これにまず驚き。そして女子高校生を殺し、ハサミ男の犯行に見せかけたのは犯罪心理分析官として警察側にいた堀之内だった。 感想はうわ〜やられたという感じだった。てかハサミ男捕まってないやん…

    2
    投稿日: 2023.10.05
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    優秀で美しい少女を狙う連続料金殺人犯、ハサミ男。 第三の狙いをつけた少女はニセのハサミ男によって殺され、「本物」が発見者となる…一体なぜ? ハサミ男の調査が始まる。 全貌が暴かれて「そう言うことか!」と唸るつくり。これはもう一度読み返して、あちこち確認しなおしたい。面白かった!

    5
    投稿日: 2023.10.01
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    読み進めるのが苦痛というようなレベルではなかったけれど、わりと退屈な読書だった。何でだろうと考えてみたら、謎がないのね。ミステリの場合は普通、いくつかの謎が提示されて、この謎がどう解かれるのかという興味が、読み進める上でのエンジンになるのだけれど、このお話、それがないのである。まず(由紀子殺しの)真犯人は、ほとんど犯人役が登場した時点で分かってしまった(正確には「こいつが犯人って真相だけは勘弁してくれ」と思った)。もちろん、そこ(犯人の意外性)で勝負って話じゃないことは承知してるが、そこを謎扱いする気が作者さんにないと言うことでもある。また、ハサミ男や被害者の性格はかなり特異なもので、多くのミステリではそんな性格になってしまった理由を謎扱いして、そうなってしまった原因みたいなものを種明かし的に提示するのだけれど、この作品はそういうこともしない。そういうことはしないぞという宣言(読みようによっては言い訳?)が、ハサミ男の口を通じで延々述べ立てられるから、謎解きはないんだろうなと思うしかない。だから、ハサミ男の正体的なところで何か仕掛けがあって、そこで驚かしてくれるんだろうなって期待で読み進めるしかないのよ。こうなると、警察側のキャラが立ってたりとか、細かいギャグが笑えたりの美質はあっても、やっぱりちょっと退屈。で、肝心のその仕掛けてですが、この手のトリックのお手本になるくらい良くできてるなと思います。でも、ホントの正直な感想を言うと「ふーん、この程度?」なんだよね。

    2
    投稿日: 2023.09.27
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    レビューでうっかりネタバレ踏んじゃったのか!と 思って急いで読み始める。 そういうことなんでしょ、と思いながら読んだら 全て想定外でラストに畳み掛ける。 焦って積読から先回しで読んだものの、結局 最高に面白い展開で満足。 さすがみなさんの評価がよい作品だなと理解しました。

    16
    投稿日: 2023.09.25
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    読みなおそうと思ったら、うっかり利用を終了しちゃってて。 うむ、図書館で借りるしかあるまい、が、果たして借りる手間をかけるかどうか。 なんか、唐突感が否めないんすよ。 お前、どっから出てきたん?みたいな。 ただ、思わぬ方向から出てきたんで、そこは快感でした。 けど真犯人に全く魅力がなく。 そのせいか、意外性はあっても「あぁー、そうなんだー」程度。 出るぞ、出るぞ、みたいなワクワク感はあったのに、なんや、お前かい、みたいな。 しっかり騙されたにしては、やられた感がない。 なんでやろ。キャラに共感できなかったせいかな。 でも緻密に周到に書かれた小説だと思います。 ただ、イマイチ面白く思えなかっただけ。

    1
    投稿日: 2023.09.25
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    あまりにも有名過ぎて、どんなジャンルのミステリーなのか分かりながら読む。 少しでもおかしな部分は見逃さず、脇役と思える人物の言動にも細部まで神経を使う。 だからわたしは、その違和感に直ぐに気がついたのだ。それなのに、それを真っ向から否定する刑事たちの会話が。。。 あれ?どうして? 『ハサミ男』という呼び名で世間を震撼させた連続殺人鬼。被害者は今のところ2人で、両方とも女子高生。絞殺されたのち、首にハサミを突き刺された状態で発見された。 そのハサミ男本人が、3人目のターゲットの周辺を調査するところからストーリーが展開していく。ターゲットの家を調べ、通っている学校や通学路、帰宅時間・生活パターンなどを綿密に調べていく結構地道な性格のハサミ男。凶器に使うハサミの準備も整い、あとは実行のみというところで、なんとそのターゲットを他の誰かに殺されてしまう。 しかも凶器はハサミ。 しかも第一発見者は、本物のハサミ男。 え?誰が殺したの?驚いたハサミ男は、真犯人を探すべく独自に調査を始める。 もう一人の語り手は、磯部という若い刑事。 つまり、ハサミ男と警察のそれぞれの調査の情報を、わたしたち読者は入手することができるわけだ。 殺害方法は残酷極まりないし、多少のバイオレンス描写もある。でもハサミ男や刑事たちが、みんなちょっとずつコミカルなため、あまり臆せず読むことができるのがいい。読みやすくテンポのいい文章で、その分厚さは全く苦にならない。 「もしかして、こうなんじゃないかな」となんとなく思って、結果それが当たったとしても、そんなの全然うれしくない。やっぱりどうしてそういう結論に達したのか、ちゃんとした理由がなきゃ。 一度読み終わったあとに、自分がどこで勘違いしたのかをすぐに読み直してしまった。 なるほどね、よく出来ている。 傑作だ(わたしが今更言うまでもないけど)。

    4
    投稿日: 2023.09.22
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    しっかりトリックに騙されました。 はさみ男と刑事の視点が交互に描かれている叙述トリックミステリー。 疑うことなう騙された。面白かったー

    2
    投稿日: 2023.09.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まぁまぁでした。どんでん返しはなるほどなーと思った。 なかなか展開に進展が見られないまま進んでいて、最後の最後で一気に進んだ感じでちょっと置いて行かれた感があったなー。 以下ネタバレ ハサミ男は実は女性で、遺体を発見した男女の女性の方がハサミ男だった。また、事件の犯人は痴情のもつれで、警視正の立場のある科捜研の人だった。

    1
    投稿日: 2023.09.18
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    しっかり騙された。  なぜ「ハサミ男」と呼ばれるようになったのか、わからなかった。 でも面白いです。

    12
    投稿日: 2023.09.18
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    "医師"の違和感には早い段階で気づいたが、読み終わった瞬間にもう一度読みたいと思った作品。 何度か読むことでやっと落とし込めるのかもしれない。 最後まで"わたし"の正体がわからなかった。敢えてそうさせるように書かれているのは文章の情報しかない小説ならではのトリックだと感銘を受けた。 終わり方も好き

    0
    投稿日: 2023.09.18
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    面白すぎた 文章に多少の癖があって読みにくくはあったけど そしてこの作品が映画化されてるからびっくり 十角館の殺人に次ぐどんでん返し作品

    0
    投稿日: 2023.09.18
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    うわーーーーー!!! 見事に騙されたーーー!!! 最後は頭が追いつかなくてどういうこと?!ってなった。 お見事!!

    7
    投稿日: 2023.09.16
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    騙される感覚が味わいたい時には、見事にハマると思う。何度も中断しながら読んでしまったので、流れが分からなくなったりハラハラ感を十分に味わえなかったりしたので、通して読めば、より面白くなりそう。 気になった点が、知夏の口調、男性的だからとかではなく、なんとなく話し言葉としては不自然に感じてしまい、少し人物像が浮かびにくく感じた。 また、由紀子の母の素っ気なさは印象的だったので、個人的にはもう少し母の気持ちが気になった。

    3
    投稿日: 2023.09.08
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    友達から事前情報なしでぽいっと貸してもらって読んだ。まさかの展開で何度もその部分を読み返した。全体的にスラスラと読みやすくて面白かったです。

    8
    投稿日: 2023.09.06
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    騙されることを楽しむミステリーだなと思った。犯人の背景とか、なぜ被害者が女性だけなのかを知りたい人とかはモヤモヤするかもしれない。

    3
    投稿日: 2023.09.03
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    設定がすげぇ。衝撃というか「そうだったのっ!?」と見事に度肝を抜かされた。これ実写あるよな?ネタバレになんない?無理があるのでは?www 場面がコロコロ変わってるのに、そこまでパニックにもならなかったし、分かりやすいのに、何故か進みが遅かったw ただ、驚きとか今後の何かを思わせるラストもよかった。 いやぁー、なかなか面白かった(´-ω-`)

    4
    投稿日: 2023.08.30
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    読み終わったが、若干流し読みな感じで話を味わえてないので続けてもう一度読み直す。。。 感想は2階目読み終えた時に。。。

    5
    投稿日: 2023.08.28
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    読んでいるうちに、ふと過去にこのあらすじを見てしまっていた事を思い出しました。 1つの重要な伏線が頭に入ってしまっていたので、十二分には楽しめなかったのが残念です。 やはりミステリーは何も知らないまま読みたい… 過去の自分を殴りたい笑

    2
    投稿日: 2023.08.27
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    どんでん返しがすごいという触れ込みでよみました。 完全に騙されながら読み進めたので、記述に矛盾がないか、確認しながら読み直したいところだけど、多分ミスリードはあるものの、セーフの範囲なんだろーな。。 長くて連続では読めないので、またいつか読み直したい

    3
    投稿日: 2023.08.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    某YouTubeの動画でどんでん返しが凄い!という紹介がされていたので、読んでみた。 予想していたどんでん返しが当たってしまったので、あんまり面白くなかったな... 今とはなっては「○○男」は実は女で、ミスリードさせてるためのあだ名っていうのが普及してるから、やっぱりね...という感じでした。 遺体発見者に女がいるって描写を読んで、「お前だろ!!!」ってずっと思ってしまっていた。 語りの叙述トリックは結構良かったけど。 もう1人の真犯人の方は最後までわかんなかったので楽しめました。そっちはオマケみたいな扱いだった気がするけど。 動機も「ふーん」って感じだったし。

    2
    投稿日: 2023.08.24
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    ちゃんと先入観に囚われていたなと思いました。 急に展開が来ます。どんな経緯かはしっかり描かれているので、あまりミステリーを読んだ事がない方でもスッキリすると思います。逆に言えば、何度かミステリーを読んだ事のある方は、ある場面をきっかけにすべての伏線がわかると思います。 この後どの終着点に着くのかを楽しみに読んでいましたが、このラストか、と最後の描写も個人的にはよかったです。

    3
    投稿日: 2023.08.17
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    過去に2人の少女を残忍に殺害したハサミ男が次のターゲットを定め付け狙っていたところ、偽ハサミ男に殺害されてしまう、というストーリーのどこに面白さがあるのだろう?と思いながら読み進めていく。主人公「ぼく」の複雑かつサイコな内面が哲学的でやや読みにくかったり、人間関係がよくわからなくなったりするため、中盤あたりでこんがらがる感覚になったがそれでも読むことをやめられなかった。後半はどんでん返しに驚く。

    0
    投稿日: 2023.08.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2018.07.01初読 叙述ミステリ。 叙述ミステリのランキングとかで入っていたので読んでみたが、ハサミ男というタイトルに騙された! 女性が犯人という展開。 2024.05.13再読 昔読んだ叙述トリックものを改めて再読。 改めて読んで、よくできた叙述トリックでやっぱり面白かった。 ハサミ男=巨漢と誤認させておきつつ、実は美しい女性だった、というトリック。 自身の容姿(体格)にコンプレックスを持っているため、自身のことを『デブ』と思っている自殺願望のある女性。 終盤がかなりスピード感があり、最初は「??」となるも、読み進めていくうちに真相が明かされていく。 叙述トリックものにありがちな、「それはズルい」「フェアじゃない」というのはなく、スッキリ騙される。 近々改めてまた読んでみたい。 最後の一文が、余韻を持たせる感じで、良い意味でゾッとした。

    0
    投稿日: 2023.08.13
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    名作と聞いていたハサミ男 連続殺人犯が、次に殺そうと思った相手が 同じ手口で別の誰かに殺された 紹介の時点で面白い この人が怪しい、いや、やっぱりこの人 どんどん予想が変わっていったが、最終的には全然想像していない結末に 良い本でした

    1
    投稿日: 2023.08.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ミステリの中でも殺害や自殺未遂シーンの描写はリアルで思わずぞくぞくと期待できました。ただ、冒頭からはっきりとハサミ男の名前が出てこない所から思わず女性ではないかと勘繰ってしまい思いっきり楽しめなかったです。真犯人にいたっては逆に伏線が非常に分かりづらく、そこもいまいちすっきりせず。 色んな方がおすすめしていたり、ミステリ好きならこの本!と紹介されていることも多かったので、期待し過ぎてしまっていたのかもしれません。

    2
    投稿日: 2023.08.12
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    ミステリー好きにおススメの本、そしてフォロワーさんの本棚でよく見かける本だったので拝読。 私、頭が悪いせいか、読み物として楽むことが好き過ぎて、推理といった部分をすっ飛ばしてしまうようです。誰が犯人かを探りに行かず、様々な種明かしを納得しながら読むといった感じです。今回もこれでした。 綿密に様々な伏線を散りばめ、登場人物においても読者を錯乱させながらの手法は見事でした。今どこだ?誰だ?って常に追っかけながら最後まで振り回される良作だと思います。

    84
    投稿日: 2023.08.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ミステリーで多々見かけていたこの本。 確かにミステリー..というよりは、読者騙しという感じだった。最初堅い文章だなぁって読みにくいかもなぁって思ったけど、読み始めちゃえば早かった。 最初に少し感じていた違和感はすぐに忘れて、最後までわたしは騙された笑 なるほど。 K。 最初から犯人目線と、警察目線それぞれで書かれていて並行で進んでいって、、 日高、不憫だなぁ。 なぜ全部自分がやったと言ったのか? 全部どうでも良かったから? 男女。 ※自殺未遂描写に注意

    0
    投稿日: 2023.08.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2回目を読みたい感じ なんでハサミ「男」になったのかよく分からなかったけど、最後どんでん返し?でそっちかーって思った

    1
    投稿日: 2023.08.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後にものすごいどんでん返し!オススメ本だと言われていたので読んでみたけど、やっぱりおもしろかった! 殺人シーンも少しあるけど、許容範囲内の表現だったので大丈夫。 殊能さんすごい! ちょっと頭が混乱した。

    3
    投稿日: 2023.08.05
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    いろんな方のオススメにあがっていたので、 読んでみた。騙された!面白かった。 1つの同じ場面もいろんな目線から見ると見え方違うのね。 あのくだりはこういうことだったかぁって驚いて、 自分が先入観や思い込みでがちがちだったなと。 病室での種明かしは、 ミステリー小説らしく爽快だったけど、 最後の三行くらい?めちゃくちゃ怖かった。

    6
    投稿日: 2023.08.04
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    身構えていても自然と引っかかりますが、きちんとそうだったのかと納得できるもので良かったです。最後まで面白く読めました。

    2
    投稿日: 2023.07.31
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    ミステリー好きは一度は読んだ方がいいと言われて、始めは"普通のミステリーでは?犯人もなんとなくこの人っぽいし、、、"と思いながら読んでました。 終盤、犯人が分かったときにはびっくり!! 小説だからこそできる技にしっかりとはめられ、ちゃんと、しっかりと騙されました。もう一度読み返したし、悔しくて"えぇ!ずるい!"と言いたくなりました笑

    2
    投稿日: 2023.07.28
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    すごいですね。なんと緻密で鮮やかな構成。すっかり騙されました。 作者は若くしてお亡くなりになりになったとの事。新作が読めないのが残念です。

    2
    投稿日: 2023.07.27
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    種明かしをされた時、この人たちは何を言っているんだ?と一瞬戸惑いましたが、頭の中を一度整理すると納得。多少の違和感を感じながらも、すっかり騙されてしまいました。巧妙にトリックが仕掛けられていて、とても面白かったです。種を知った上でもう一度読み返そうと思います。

    3
    投稿日: 2023.07.26
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    色々な方のオススメにあがってて気になってた作品。 ようやく読み終えました。 猟奇殺人鬼『ハサミ男』が自分のやり口を模した殺人事件の第一発見者になるという凄い展開。 ハサミ男っていうとクロックタワーとかシザーマンとか色々連想するモノがあるのですが、そういうのもちょいちょい触れてくれてて、分かった上でやってるのが良いですね。 冒頭ちょい長めですが、最後のネタバレまで怒涛の展開。 ハサミ男の正体や真犯人に至る大どんでん返しもよく読めば気付けるフェアなトリックでした。 作中、何回も思い込みは危険て警告してくれてるしね。 所轄の刑事さん達が人情味あって好きでした。

    7
    投稿日: 2023.07.21
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    初めの100ページは文章が独特でちょと読みにくいというか「早く始まらないかな」って感じで読んでましたが。 プロローグ終わった辺りがから本当に面白くて、ページを巡るのが面白くてあっという間でした。 何と無く読んでいて「?どう言う事?」って思ったりして、違和感は有るんですが終盤にその違和感は無事に解決しました。 因みに私はちゃんと騙されました。

    3
    投稿日: 2023.07.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    うーん、騙された!! もう1回読みなおしたくなった。 しかし、前半の理解できない恐ろしさが後半からはちょっと俗っぽくなってきたなという印象。

    2
    投稿日: 2023.07.19
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    書いてある通りかもしれないけれど、なぜハサミで刺すのかとか自殺を繰り返すとか納得したくなってしまう。

    2
    投稿日: 2023.07.15
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    すごいどんでん返し!騙されたーって感じ。どうなってんのって読み返ししながら読みました。最上級のどんでん返し小説。伏線回収もしっかりしていて面白かった。

    4
    投稿日: 2023.07.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    叙述トリックが光る作品であった。これを初見で見抜ける人はいないのでは無いだろうか。 ミスリードが上手すぎて、第一発見者が2人いたことをすっかり忘れてしまっていた。こういったサスペンスものでは、まず第一発見者を疑うことがセオリーであるはずなのに。完敗です。 然程太っていなくても、自分のことをデブだと自虐する女性は多いからなぁ。騙された。

    1
    投稿日: 2023.07.06
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    すっかり騙されたー! かなりのどんでん返しでビックリ&面白い! 真実が分かったとき「え?え?」ってなって、 もうそこからさかのぼって「ヒェーー」と思いながら読み返してしまう感じ。 ネタバレになるので多くは語れませんが。 ラストも秀逸ですね。 あぁ・・・ってなります。

    2
    投稿日: 2023.07.05
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    はっ?えっ!待って!待って待って!!えっ!誰!?えっ!?あぁっ!って感じに畳み掛けてくるラスト、本当に好き。 ミステリーのおすすめ上位に必ず入って入るものの、なんて安直なタイトルなんだ…と二の足を踏んでいた自分をグーパンしたい

    2
    投稿日: 2023.07.04
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    大どんでん返しは有名。ミスリード、ドンと来い!という気構えで読み始めた。 通称『ハサミ男』と呼ばれている殺人鬼は、3人目のターゲットの犯行機会を狙っていた。 今夜!と思っていたら、ターゲットがすでに殺されているところに遭遇。それも手口は自分と同じ、そして第一発見者にもなってしまった。。。 読み始めからなんとも言えない違和感が漂っているが、それが何かは説明できない。 結末にどんどん気が急いた。天才と言われた著者は、2013年に逝去されたと本を手にして知った

    16
    投稿日: 2023.07.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    超・面白かった!こんなふうに、もう一度読み返したくなる本はなかなかない。途中、これはあれだな、と思った点はいくつか(以下)あったけれど、それでもやられた。かなりやられた。文体も、ユーモアも嫌味なくとてもすっきりしていて、読みやすい。 以下、ネタバレ含みます。途中で、ん??となってた点など。  *かなり正確な模倣犯ということは、樽宮由紀子殺しの犯人は警察だな、とは気づいた。 *ハサミ男の犯行とは限らない、としておきながら、警察か交友関係をあたらないということは、非現実的。 *ハサミ男パートの一人称が「わたし」であること、性的暴行がないこと、また若い優秀な女性への嫉妬という動機がありうるという点で、ハサミ男は女性の可能性高いな、と思っていた。 その他、トイレの描写などチラチラと女性を匂わせていた。密かなヒントをくれる著者、ニクイですね。 けど、、、 出版者に勤めているのは男性だと、途中から刷り込まれてきてしまい...あぁ騙された!(褒めてる!) 小説という形態の特質を活かした素晴らしい構成ですね。殺人や精神的な病などが出てくる陰鬱さがありつつ、素晴らしい落語を聴いたようなおかしみもあった。 ダメな人ばっかりでてくるわ、本当の犯人は捕まらないわ...と、諸々衝撃的でした。 そういや、堀之内はなんで、死ぬ間際に安永の正体を叫ばなかったんだろうか?(犯人は自分だと言ったのか?)そこは謎だなぁ。 もう一度読めばわかるかな。 それにしても、1999年の作品なんですね。 そしてもうこの作家さんは若くして亡くなられているようだ。こんな才能ある方が。なんということだ、悲しい。ともかく、他の作品も読んでみたいと思う。

    2
    投稿日: 2023.07.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    連続殺人を犯す「ハサミ男」が次のターゲットを付け狙っていたら模倣犯に先を越されてしまい、その死体の第一発見者に……っていうとんでもない導入。本当にびっくりしたし、これからどうなる!?って引き込まれてしまった。とにかく面白かった。 話の方に気を取られて全然気が付かなかったし、いきなり明示されてもう分けわからんくなってしまって一から読み返したくなっちゃった。 結末に不穏な空気を感じ取ってしまってドキドキ。こういう余韻の残るお話はいいね。

    2
    投稿日: 2023.07.01
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    かなり前に読んだけど、詳細をすっかり忘れてしまっていたので再読。 すっかり騙されたー! 久しぶりに衝撃的な叙述トリックを読んで興奮した。 完読後、すぐに最初から読み返してしまった。

    6
    投稿日: 2023.06.30
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    古典的かも・・・ でもおもしろい。この小説も映像化したら台無し。 小説だからこそのおもしろさ満載です。

    1
    投稿日: 2023.06.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かったけど色々腑に落ちない。 知夏がハサミ男だと疑われもしなかったのは性別が女だから? 確かに彼女の慎重さは今まで読んだ小説のどの犯人よりも徹底していたけど… 知夏の中に複数の人格が存在する描写はなんの意味がある? 喜怒哀楽があり臆病な部分を切り離して奥に引っ込めて、表に表れる人格は100%純粋な憧れと興味だけでなんの躊躇いもなく人を殺せる。 過去に虐待を受けて出来上がった人格が、加害者として最適な性格になっているとは皮肉なものだ。 知夏が毎週末自殺未遂を繰り返しているのに、気になる女子高生を調査することには全力なのはなぜ? 自殺したいくらいの精神状態なら全て投げ出してしまってもおかしくないのに、仕事に支障がないように自殺の決行は土曜日だし。 そもそも自殺失敗しすぎだろ! 病室で普通の女の人みたいに話しているから、ハサミ男としての人格が消えて連続殺人は終わるのかと思いきや… またターゲットを定めたところでなぜかハサミ男がこのままずっと元気に女子高生を殺し続けてほしいと思った。 人格も普通に戻らないでほしいと思った 不器用ながらも全力で生きている犯罪者、ハサミ男を好きになってしまった。

    3
    投稿日: 2023.06.27
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    おすすめのミステリーとして良く紹介されている作品なので思わず手に取ってしまいました。 最後まで騙されました〜

    5
    投稿日: 2023.06.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    3人目の殺害の犯人は堀之内警視正。恋人同士だった由紀子が妊娠の虚偽をしたので、恨みを持ち殺害。 捜査をキャリア組の権限やプロファイリングの手法を用いて誤った方向に誘導し、2人の発見者の1人である日高光一を犯人に仕立てようとした。叙述トリックで、警察が日高光一=ハサミ男とミスリードさせる。真のハサミ男(=私)は安永知夏。 最後に安永は日高殺しの罪を堀之内に転嫁して無実として生存。 と言うカラクリなんですが、ちょっと腑に落ちない部分が多かったように感じました。回収されていない伏線があるように感じました。 ・固有名詞を与えられていない"医師"は安永の妄想なのか(病院に行った〜、みたいな描写が無いので)?安永は多重人格者なのか? ・"岡島部長の嫁"と言うフレーズはレズビアンだと言う事を示唆? ・樽宮とし恵の挨拶が流暢だった理由は? フーダニットものや叙述トリックものの小説としては良く出来てると思います。ただ、ちょっと、途中ダレる部分や解決しきっていない部分もあったので星3.3位でしょうか。

    3
    投稿日: 2023.06.25
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    美少女の首にハサミを突き立てる殺人鬼「ハサミ男」。 3人目の被害者を付け狙っていたある日、模倣犯にその少女が殺されてしまう。 第13回メフィスト賞受賞。 ミステリーのおすすめによく出てくる本作。 なるほどね~上手いなぁ。ここでこう来たらこう取るだろうって技巧がすごい。 伏線も読者にフェアなものになっているし。 未読の方は是非ネタバレ踏まずに読んでほしい。 作者は49歳で亡くなっているのでもう新作が読めないのが残念ですね…

    3
    投稿日: 2023.06.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    こういう映像じゃ出来ないタイプのやつ好き。 でも、どんでん返しの部分は、実はハサミ男が女性だったっていうくだりだけでよかったんじゃないかって思うくらい、真犯人の動機とかが自分的にはうーんって感じだった。

    2
    投稿日: 2023.06.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    途中から一気に読み進められました。 普通にだまされました。なので知夏が出てきて堀之内が出てきたときはだいぶ読み返しました。 他の小説に比べて、どこを読み返せばいいのか分かりやすかった気がします。 医師とのくだりがちょっとくどかったなとは思います。 犯人に好感が持てる珍しい作品でした。

    5
    投稿日: 2023.06.22
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    周りにお勧めしたいのに、何を言ってもネタバレになりそうなので上手く勧められない辛い本。 トリックに気付いてしまう方は前半で気付いてしまうかなといった箇所もありますが、私は当初全く気付かず、終盤の方で「そういう事?!」と声を挙げてしまいました。 連続で2回読んだ本は初めてです。 しかし癖のある内容ですので、向かない方には滅法向かないかなと思われます。 もうこの著者の新しい本が読めないなんて、非常に残念でなりません…。

    19
    投稿日: 2023.06.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後に主人公だと思っていた人が違ったことに 気づくタイプの話。 ただ、途中が鮮烈なだけに終わりがややチープに感じてしまう。

    1
    投稿日: 2023.06.18
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    テンポよく読める。面白かった!「ハサミ男」の思惑通りに展開してしまうストーリーに圧巻。猟奇ではなく、まるでこだわりの美学さえ存在するかのよう。なぜかカリスマを見た気になってしまった…

    7
    投稿日: 2023.06.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    殊能将之さんのデビュー作。 ハサミ男のめぼしは早々についたんだけど、真犯人は見事にまかれてしまった。

    2
    投稿日: 2023.06.16
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    ずーっとずっと読みたかった本 でもうーーーーん 面白くはあったけど。。。ちょっと想像と違った めちゃくちゃどんでん返し!って感じだと期待してた分 まぁ特に普通かなって

    2
    投稿日: 2023.06.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最初の数ページで、主人公女性説に気づいてしまった(気づいたというか、日高のフルネームが出るまで女性だと信じて疑わなかった)せいで、叙述トリックや後半の面白さが半減してしまった… ミスリードの存在、日高のせいで「ほな、ハサミ男ちゃうか〜」的なやりとりを脳内で数回やったのちの種明かしだったので、逆にこんがらがってしまい???という状態になり、騙された感も理解できてスッキリ!感もなく話が終わってしまった。 そうなるともう真犯人とかどうでもいいよ…って感じで、真犯人についてもへぇそうだったの状態になってしまい…被害者の家族との確執もよくわからないままだったし、自分の構え方の問題ではあるが、面白くはあったけど、モヤモヤが残る作品だった

    7
    投稿日: 2023.06.05
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    殺人犯が真犯人を探すという奇妙な展開。 あまり考えたことなかったですが、殺人犯にも日常があって、周りは何も気付かず一緒に働いてるんですよね。 殺人に長けている「ハサミ男」ですが、探偵の真似事には向いてないようで。 それがなんとなく可愛く思えるのが不思議です。 連続殺人犯なのに、弱い部分もあって、嫌悪しきれない感情がわきました。 「ハサミ男」を模倣した真犯人を突き止めるまでの過程にミスリードがあり、まんまと引っ掛かりました。 それがいんですけどね。 まさかまさかで予想外。 終盤の謎解きと結末、、すべてが予想外でおもしろかったです。

    4
    投稿日: 2023.05.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった!最後怒涛の展開なのすごい。 サークルのために読み始めたけどそんなの関係なく楽しんじゃってたよ! えっ女なの!?→えっ日高って無関係なの!?→えっ堀ノ内さんなの!?→えっ刑事さん優秀すぎん!?という、何回もびっくりさせられる仕掛けが面白い。 キャラクターが好みすぎる。 ハサミ男が女とわかった途端どタイプの最高女になったのにネタバレになるから語れないの悲しすぎる。ああいう理屈っぽい喋り方の知的で人でなしな女大好きだ。 知夏ちゃんが自分のことをやたらにでぶとか卑下するのは、お母さんから言われてたことなのかなと思った。最後にお母さんと関係がよくないみたいなのを匂わせるセリフがあったし。ライオス王というのもオイディプス王のパパだ。 多分読者に示されてないだけで知夏ちゃんの人生には相当深い暗部がある。 刑事さんたちもキャラ濃くて可愛いし有能。刑事さんたちが有能なミステリってあんま見ないけど嬉しいね! 磯部くん×ハサミ男(知夏)に萌えてしまってる私の運命やいかに。好みすぎるなこういう組み合わせ。 何も知らない善良な青年と狡猾で人の感情がわからない女……命の恩人…………。 最後の描写を見るにハサミ男は全くハサミ男をやめる気がなさそうなのウケた。こうでなくちゃね。 磯部くんと付き合いながら殺人を続けるハサミ男が見たい。磯部くんは僕が捕まえてやるって思ってると更に良い。それで真相に辿り着いて磯部くんが泣くところが見たい。そんな磯部くん見て「感情的な彼らしい」とか思いながら殺すハサミ男とかすごく良いと思う。 本気で愛しても無感情な殺人犯に何も伝わらないの爆萌える。公式ではありえないと思うけど二人の綱渡りの交際が見たい。 まあ、もう見られないんだけどね……。 作者の方が亡くなっているの悲しいな。 けど面白い小説は死後も残ってくれて、その人のことが小説のおかげでわかって、繋がっていられるのかなと思った。残してくれてありがとう。どうか安らかにお眠りください。

    2
    投稿日: 2023.05.24
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    しまった。騙されたくてあまり考えずに読もうと思っていたのに、早い段階で叙述トリックに気づいてしまった。とある一文が決定打に。 でも読んでいくと、ん?どういうこと?とハテナマークが出てきて、私の確信は間違っていたのかな?と思ったりして読む手は止まらず。最後明らかになってスッキリしたけど、驚きが半減してしまったのは残念。終わり方も残念。 なんであの人は家に連れてきたんだろう? あと、医師も最後までよく分からなかったのでこの部分はちょっと苦手。 イエモン出てきた!

    8
    投稿日: 2023.05.22
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    就活中、道中とかホテルでの長い時間に読むのにちょうどよかった。京都のご飯屋さんでもひとりで読んだ。おもしろかった

    0
    投稿日: 2023.05.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「ハサミ男」           殊能将之 叙述トリックの最高峰と呼ばれる傑作 世間を騒がせている連続殺人鬼 「ハサミ男」 ハサミ男は只の殺人鬼ではない。 美少女で頭のいい女性のみを 狙って犯行に及ぶ。その女性の喉に まるで花が咲く様にピカピカに研磨されたハサミを突き刺す事でハサミ男の犯行は完成する ハサミ男が3人目のターゲットに選んだ女子高生は聡明で美しくターゲットとして申し分なし。犯行に及ぼうとしたその時 彼女は既に誰かに殺されていた。 喉元には ピカピカに研磨されたハサミ・・・・ ハサミ男は慌てて警察に通報する事に 世間や警察は一様にこう言う 「これはハサミ男の仕業だ」と 「いや私は殺ってない!!」 じわじわと自信に及ぶ捜査のメス この状況を打破するには真犯人を見つけ出すしかない いったい誰が・・・・ 何の為に私の真似をして・・・ なぜ彼女が・・・・ そうですこれは連続殺人鬼が 第一発見者であり 尚且つ 探偵役である 前代未聞の推理サスペンスなのです つぎつぎと判明する女子高生の裏の顔 複雑な人間関係と隠された真実 そしてラストのセリフで鳥肌必死の 究極の大どんでん返しがあなたを待っています 緻密かつ大胆な著者が仕掛けた壮大な伏線とトリック 2度読み必死の珠玉の叙述トリックを 是非ご堪能ください あなたはもうすでに騙されているかもしれない・・・ 注)精神的描写若干読み辛い所有

    9
    投稿日: 2023.05.20
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    最初は独特な雰囲気で読みづらかったけど、途中から「そういう事だったの?!」となり一気に読めた。そして最初から読み返した。 ハサミ男、、騙された~~~。先入観はよくないですね。

    1
    投稿日: 2023.05.18
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    ものすごいどんでん返しがあるっていう前情報だけで読み進めて その場面になって頭の中が???な大混乱に。 気になったところを思い返したり何ページも読み返してみたりして わかった瞬間にぁああぁぁああぁっ!とのたうち回った。 読了後に即掻い摘んで再読。 綺麗に色々引っかかった自分は根は素直なんだなと思う1冊でした。

    0
    投稿日: 2023.05.16
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    そうきたか!と膝を打つラストは、本ならではの醍醐味。 知的で上品なミステリーを読みたい時に、どうぞ。 帯のコメントに違わず、大傑作! 文字だから使える・味わえるトリックで、大どんでん返しを食らいました。 そもそもサイコパスな殺人鬼が自分の模倣犯を探す展開が面白い。 犯人が判った上で読んでも、きっと面白いと思います。 作品の季節が秋〜冬なので、その時期くらいに読み返そうかな?

    26
    投稿日: 2023.05.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    右肩上がりでおもしろい。最初派手さがあまりない上に登場人物が多くて読みにくいなと思っていたけど警察官たちが犯人像をあれこれ考え始めたあたりからハサミ男を知っている視点で読むことがおもしろくなってきて、いつのまにやらハサミ男を応援しながら読んでいた。途中からがらっと景色が変わってからは夢中で読んだし最後の着地と回収が見事だった。読後感◎。

    1
    投稿日: 2023.05.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    はい。しっかりと楽しめた。 否、楽しまされてしまったというほうが正しい。 私なんて者はチョロいもんである。 複数の視点が絡み合うミステリーの中に秘められた視点というのだろうか。そんなものが散りばめられている。 特に後半は読者を混乱させたかと思えば一気に落としにくる感じが良く出来ている。 以下、重大なネタバレあり。(個人的なメモ) 私=安永千夏(ハサミ男)、女、男っぽい性格(心的なコンプレックスから)、過去に二人の女子高生を殺害している。 いまいち千夏の殺人動機がピンと来ない。家庭の影響? 医師=千夏の妄想、もう一つの人格、または本当の千夏自身。 堀之内は恋に狂い、憎悪に狂い、最後は絶望に狂ったか・・・なぜか全ての殺人を自分の罪として自害。な、なぜ・・・。 千夏の犯罪は堀之内の死と共に融解。 叙述的なトリックがあるとの前情報はあったために、少し懐疑的に読んでいたが、それも含め十分に納得できる満足な読了感。 次は何を読もうかな。 読了。

    27
    投稿日: 2023.05.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    評判もよく、連続殺人犯が自分の犯行の模倣犯を捜し出すって言う設定も魅力的で楽しみにしていた一冊 期待していた通り面白かった反面、期待以上の面白さは感じなかったと言うのが率直な感想 ハサミ男が多重人格だと匂わせてきた辺りから、もしかして…と思えたし、それを裏付ける箇所もあったので、ビックリするほどの大ドンデン返しではなかったです。 ただ、模倣犯の方が驚きでした  この作品が映画になってるそうなのですが、映像にしたら成立するのか?って気になったので、機会があれば映画も見てみようかと思います。

    9
    投稿日: 2023.05.08
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    完全に騙された。初見では分からなかったが伏線が張り巡らされていて最後の方で一気に回収されていく様が見事。それだけでなく、「医師」との会話を通して垣間見えるハサミ男の精神世界も興味深くこの作品の魅力になっている。 読み終えて思ったのは、綺麗な女性は得ですね。

    2
    投稿日: 2023.05.07
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    みごとに騙されてしまいました。殺人鬼である元祖ハサミ男と警察官がハサミ男の模倣犯である真犯人を探し出すというものですが、一見すると関係ないようなところに伏線が張ってあってそれらが最後に回収される様は気持ちがいい。騙されたのに気持ちがいいのは初めて。

    1
    投稿日: 2023.05.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    活字苦手でも終始面白いと思えたし最後のスピード感で手が止まらなかった 女性が出てきた時は?だったけど読み進めると全てが繋がった。、色んな道があったけど殺人鬼らしい終わり方でぞくっとした

    1
    投稿日: 2023.04.28
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    本物のハサミ男と模倣犯ハサミ男。それを追う刑事。 途中、何か分かりそうな叙述トリックな気がしたんです。がしかし、後半からラストにかけての想像の上の上を行く怒涛の展開に「?!」の連続とともに自分の未熟さを感じました。 読み応えありました。

    6
    投稿日: 2023.04.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    犯人が模倣犯を捕まえるお話…タイトルからけっこうグロテスクな感じかなぁと思いきや読めました! お医者さんと私との対話のところで、「あ、乖離性か!」は割とすぐに気づくことができました。3人目の被害者の時、確かに目撃者が2人いた。(完全にもう一人の目撃者はモブキャラだと勘違い。) 異変に気付いたのは犯人と警察が対峙したとき、(あれ?なんで刑事さんの名前カタカナなんだろう?そのあと磯部刑事がちゃかされるのですが、そんな描写あったっけ?聞き込み変だったっけ??)とスルーしていましたが、、、まさかここが伏線になっているとはつゆ知らず、最終局面まで気づいていませんでした。 どんでん返されたときの私の心の中の第一声、、 「お前、日高ちゃうんかーーーーい!!」です。笑 本ならではのどんでん返しだなぁと思いながら、楽しめました♪

    1
    投稿日: 2023.04.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    巻末に引用元クレジットがある引用部分以外にも、XTCの楽曲由来と思われる表現があったので、とりあえず自分が判る限りの元ネタを以下に指摘しておきます。 ※頁番号は講談社文庫版(2002/08/15 第一刷)に基づいています P38 隣人が車のドアを音をたてて閉めただけで眉をひそめかねない、お上品な人たちの暮らす通りだった。 →"Respectable Street" P82 わたしの感覚は時間超過で働いていた →"Senses Working Overtime" P109 悪い子の遊びを終わらせるんだ →"Scissor Man" P312 身長10フィートになって歩いているような気分だ →"Ten Feet Tall" さて、ここから感想。 自分の好みに合った点、合わなかった点を箇条書きにしてみます。 ○単独の探偵(役)が存在せず警察組織が捜査し解決している ○芝居がかった謎解きの場面がない ○昨今の「本格」にありがちなラノベ臭がない ○設定が割と自然、キラキラネームもない ○ほどよいディテールで話運びがスムーズ ○XTCめっちゃ好き ✕そもそも叙述トリックはあまり好きじゃない ✕語り手が複数存在することが叙述トリックを匂わせている ✕性別については判断留保すべきだと、割と早く気付いた ✕署内での写真撮影のくだりが大ヒントになっている ✕1人が全てをかぶって自殺、という結末に説得力がない …そんなわけで、「やられた」感はありませんでした。

    3
    投稿日: 2023.04.07
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    何万字以上などの制約があるのかと思うくらい、無駄に詳細な描写が目立つ。(電車の乗り継ぎとかどうでも良い) 叙述トリックと呼ぶにはノーヒント過ぎて、他の方がいう「アンフェア」はもっともだと思う。

    1
    投稿日: 2023.04.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ミステリーだけど、トリックは、ほぼない。 叙述ものだった。 色々な、比喩、引用表現を多用した文体は、最初は、すこし引っかかったが、ハサミ男の独白、警察捜査陣の展開、ぐんぐん話しに引き込まれて実質、1日ちょっとで読み終えた。 最後の全貌を知って、頭が混乱してしまったが、色々な、伏線?も回収して面白かった。 でも、純粋な磯部刑事の今後を考えると、心が痛む結末でもあった。

    3
    投稿日: 2023.04.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    叙述トリックものの根源でありながら、出来はよい。 ちょっとグロいかな、と怖がっていたけれどそこまでではない。叙述っぽい感じは途中で気付いたが犯人までは分からなかった。あと性別に関するところも気付かなかった!

    1
    投稿日: 2023.03.27
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    前評判が高いせいもあるが、「騙された〜面白い!」という感じではなく、「混乱した〜はて面白い?」という感じ。スカッとしないので、読了しネタバレサイトで整理する感じ。ドキドキ感もめちゃくちゃあった訳でもなく、読書の価値があったのか?と思うほど。内容は、厳しく普通でした。

    8
    投稿日: 2023.03.27
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    【2023年45冊目】 読み進め始めた最初の頃に感じていた違和感、その違和感がやはりだったかということにちょっと動揺しつつ、そうか〜そういう感じにまとめるのか〜という感じでした。 時間が経ってから再読してもいいかもしれない。また違った視点で読めるかも。

    1
    投稿日: 2023.03.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    どんでん返しがあり面白いと聞き、図書館の予約の順番がようやく回ってきたので読んでみた。 どんでん返しの部分は、えっ…?とは思ったものの、理解するのに時間がかかった。 ハサミ男が、今までまったく触れられてこなかった女性だったことや、鍵をにぎるアイテムと思われたKのイニシャルが入ったライターがただ公園に落ちていただけの関係ないアイテムだったこと、樽宮由紀子を殺した堀之内が日高光一を殺したことや安永知夏を殺そうとした疑いをかけられだけで(?)その場で自殺したことが、なかなか腑に落ちなかった。 もう少ししっくりくるどんでん返しを期待していたので、面白かったが期待以上ではなかった。

    6
    投稿日: 2023.03.23
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    ※ 文庫本502ページにわたる長編小説。 通称『ハサミ男』と呼ばれるシリアルキラーが 次の被害者を殺害しようとした矢先、ターゲット の女子高生が同様の手口で殺害されてしまう。 そして、あろうことかハサミ男自身がまさかの 第一発見者になるという、のっけからこの先の 話がどう進むのか想像がつかない走り出し。 真犯人を追うハサミ男と犯人を追う警察官の面々、そして被害者の家族や友人から被害者像が語られ る中、事件の真相と真犯人に徐々に辿り着きそう になるが、残りのページ数から物語の着地点が 一向に見えなくて焦ります。 読みながら迷走を繰り返し、息も絶え絶えに なって、もういよいよお手上げかと思った矢先に 怒涛の終盤巻き返しが待ってます。 意図的に仕組まれたミスリードの数々。 それにまんまとしてやられつつ、先がうっすら 見えた途端にまたしても煙に巻かれてしまう、 難解な迷路に入り混んでしまったかのような 緻密なミステリーでした。 わたしは仕掛けにがっちり嵌められて 作者の思う通りに絡め取られてしまったので、 先読みできる方が羨ましいです。

    20
    投稿日: 2023.03.21
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    連続少女殺人鬼が次のターゲットを狙ってるうちに模倣犯に先を越され、しかも第一発見者になってしまうという…。 騙されまいと読み進めるも…騙されるよね。 ラスト100頁はアレっ?えっ?て思っているうちに一気読み。面白かった〜。

    0
    投稿日: 2023.03.20
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    ハサミ男の大胆な行動と、警察の追いかけっこ、ドキドキ感がたまらなかった。最後には驚きのどんでん返しで、プチパニック。最後まで読んでもう一度読み直した。ずるいよ〜と思いながらも、勝手な思い込みにより騙されていた。脳内で映像が思い浮かぶほど丁寧に書かれており、最初はそれに少し間延びしているように感じたが、この丁寧さが騙されるひとつだったのかな。

    2
    投稿日: 2023.03.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    少女を絞殺した後に首にハサミを突き刺す連続殺人鬼、マスコミが付けた名前は「ハサミ男」。 3番目の標的を決め殺害の準備を進めるが、ハサミ男を真似た手法で殺された彼女の死体の発見者となってしまう。 以下ネタバレです。 連続猟奇殺人鬼=“わたし“目線で3件目の殺人の真犯人を探るパートと、警察視点でハサミ男を追うパートで構成される。 基本的には面白かったのだがモヤモヤしながらの読書でした。 “わたし“のパートでは“わたし“の性別を特定できるような表現が避けられるので、早々に女性なんだろうな、と思ってしまった。 警察パートでも何故か犯人は男性であることを前提に操作を進める点にも違和感あり。 “わたし“が女性であることがこの小説のサプライズポイントなのかな? ハサミ男模倣犯の殺害動機が腹落ちできなかったのも不満点。

    3
    投稿日: 2023.03.20
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    かなり序盤からあらかたわかってしまった。 叙述トリック物のうち真っ先に読むべきだったのかも。 トリックだけでなく犯人の見当も付けやすかった。

    2
    投稿日: 2023.03.19
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    スカッとするくらい気持ち良くまんまと騙された。 先入観によって、私の中で冤罪が発生してしまった。 何度読んでも絶対におもしろいやつだ。 完璧主義なはずのハサミ男のおっちょこちょい感が憎めないです。

    36
    投稿日: 2023.03.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    何年も前から気になっていた作品。 後回しになっていたけど、読み始めたら先が気になって一気に読み終えてしまいました。 2日間、目がしぱしぱになりました。 物語は『警察視点』と『真犯人視点』で進みます。 真犯人視点の主語が「わたし」であることから、もしや?と思っていましたが、やっぱり。 先入観を捨ててシンプルに読むと、これはなんとなくわかりますね! ただし、3番目の被害者を殺害した犯人の予想については、いつの間にか考えることを放棄していたので、判明したときには驚きました。 というか、真犯人ってきっと警察視点で言われている人じゃないよね?てことに、意識が向きすぎて忘れてました!笑 後半で一気に全体が見えてくるので、そのときの怒涛の伏線回収は気持ちいいくらいでした。 真犯人のバックグラウンドについては、ぼんやりしたまま。 今後もどうなるんだ?と想像させる感じで、ラストは好みが分かれそうですが、私は好きでした。

    3
    投稿日: 2023.03.19
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    最後の結末が尾を引きますねー なんかスッキリしないなぁ 結局、日高は何者か…がよく判らずじまいだし妄想多重者が同時に2人いたってオチかな、そんなのアリかなぁ…って思うし、強引なもっていきかたが後半感じますねー ラストシーン迄は面白い作品っていうのも珍しい。

    12
    投稿日: 2023.03.17
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    確かに面白かった。 でも、長年読まずに取っておいたりして期待が大き過ぎたのか、 それほどでもない…という思いも多少あったりします。 読み始めてもそれほど引き込まれなかったのは自分でも驚いて しまって、コロナ禍で社会の色々を知るうちに小説の趣味さえ も変わってしまったのかと思いました。

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    投稿日: 2023.03.17