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ハサミ男
ハサミ男
殊能将之/講談社
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総合評価

1351件)
3.9
358
531
339
40
12
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    またまた騙されました。 読了した後で読み返すと、上手い具合に伏線が張られているから、すごいものだ。 いちいち探りながら読むのも面白いだろうけど、私は気持ちいいくらい見事に騙されたのでなんだかすっきりしているぐらいです。笑

    0
    投稿日: 2007.06.09
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    女子高生を殺害し,喉にハサミを刺すハサミ男。 3人目のターゲットを決め,生活状況の調査を始める。 しかし,自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する。 ハサミ男は自分をコピーした犯人を調べ始める。 ハサミ男の視点と警察の捜査の視点と交互に進む叙述トリック。 物語のかなり序盤で真ハサミ男の正体がわかってしまった。 コピーハサミ男についても,中盤ぐらいでわかってしまう。 展開を予想しながら読むのはやめたほうがいいのだろうか…。 それでも,設定と文章構成は面白く,わかった割には楽しめた。 一読の価値はある。

    0
    投稿日: 2007.05.30
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    アマゾンのレビューをみて読書意欲が進み手にとって見ました。“絶対にだまされる”という書評を知っていたので、注意深く読んでいましたが、別のところで“ヤラレタ!”と思いました(笑)。 すべての設定が「偶然」なので、そこらへんがビミョーですが、文章の中に「確率は0じゃない。」と言っているところがちょっと笑えます。 最後はとってもシニカルで気に入りました。

    0
    投稿日: 2007.05.18
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    よくできた本だなぁ・・・これぞ叙述小説の醍醐味!先入観て好きな言葉じゃないけど、こんな風に作用して楽しめるのなら悪くもないか!って感じです。読み返しは必須ですね!この作家にはまりそう。

    0
    投稿日: 2007.05.17
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    『美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。三番目の犠牲者を決め、綿密に調べ上げるが、自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する羽目に陥る。自分以外の人間に、なぜ彼女を殺す必要があるのか。「ハサミ男」は調査をはじめる。精緻にして大胆な長編ミステリの傑作!』 表紙を見ても、あらすじを読んでも、気持ち悪くて絶対に手に取らないであろう小説。なのに、ラストに衝撃を受ける小説の代名詞のようにいわれるもんだから。。。 ほんと、ずいぶん最初の段階から間違った道に誘導されていたもんだ(^-^;) 後半、突然やってくる???????の嵐。「えっ、なにっ、どうゆうこと?」ってこれまで思い込んでいたことを全て一旦白紙に戻さなければならなくて、「やられた〜」ってみんな言うんだ、きっと。 最初はちょっとこれずるいなって思ったけど、読み返してみれば無理がないことが分かり、納得。

    0
    投稿日: 2007.04.03
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    念願の一冊を、とうとう読了。すっっごい面白かった。★の数、5つじゃ足りない。ラスト近くは、畳み掛けるような「えっ??」の連続。読み終わった後も、全てを知った上でもう一度最初から読み直したくなった。うむ、是非そうしたい。絶対、初回で読んだ時とは違う面白さを味わえる筈。もう、これは読まなきゃ損。

    0
    投稿日: 2007.03.23
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    成績優秀な女子高生ばかりがハサミを突き刺されて殺される殺人事件。犯人は通称「ハサミ男」。ハサミ男は新たなターゲットに狙いを定め、尾行を続け殺人を実行に移す準備を着々と進めていたはず、だった。が、少女は先に本物のハサミ男ではない何者かによって殺されてしまう。しかも、ハサミ男の手口そっくりに・・・。 殺人事件の犯人が新たな殺人事件の探偵役、という面白い設定。叙述トリック(タイトルからして既に「トリック」が始まっている!)の見事さにはすっかり騙されました。エピローグの更に後の、小説では語られていない部分が気になります。

    0
    投稿日: 2007.02.09
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    第13回メフィスト賞受賞作。 初めて読んだのは 中学生の時。 プロットが緻密で 完璧!! 無駄が無いなー。 殊能サンはコレしか 読んだことないから 他のも読んでみようかな♪

    0
    投稿日: 2007.01.26
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    うら若き少女達が何者かに殺され、首筋にはハサミが! 連続殺人犯ハサミ男が次の標的とした少女が、ある日別の何者かによって殺される。 ハサミ男と同じハサミを残して。 真犯人を探すハサミ男。果たして・・・ このミステリのどんでん返しには皆やられるでしょう。 そして、「やられた〜」と思いつつも爽快感を感じ、どこでだまされたのかと再び読んで見たくなる事間違いなし。 分厚いけれども一気に読めます。

    0
    投稿日: 2007.01.22
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    メフィスト座談会で気になってた本書にようやく手出し。ハサミ男さんの謎な日常が素敵です。ミートパイ美味そう。彼は今後もそのまんまなんだろか……

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    投稿日: 2007.01.12
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    猟奇殺人犯’ハサミ男’が狙っていた第3の被害者が、誰か別の人間によって殺される。しかも、’ハサミ男’がその第一発見者になってしまう。。。。といった設定で始まるこの話。かなり変わった設定です。 どんな展開になるのだろうと、わくわくしながら読みすすめました。 結末に向けて、一気に展開していくところで、私は何度か読み返しながらなんとか理解しました。 かなり複雑ですが面白かったです。

    0
    投稿日: 2007.01.06
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    夏場に何やらミステリー系の本が読みたくなって 本屋の前で迷って悩んで選んだ作品。 最後のどんでん返しに え?え?え? とまんまと引っ掛かってしまい 悔しくなって2回続けて読み返しました。 これをどう映像化にしたのか? 映画の方にも興味があります。

    0
    投稿日: 2006.11.28
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    一部で評判が良かったので初の殊能さん作品に挑戦。 主人公の○○が△△だっていう●●トリックだと言うのを知っていたのに… なんであたしだまされたんだ? あ、「でぶのフリーター(わたし)」に騙されたんだ!! だから最後までおかしいなぁって思いながら読んでいたのよ。 答え合わせにもう一度読んでも楽しめそう。 それにしても、あたしってもう、ミステリィを読まないほうが良いのかも知れない。 いや、ミステリィファンからもう読むなと言われそう… で、これ、映像化もされてる。 ●●トリックが映像化!? かなり見てみたい。

    0
    投稿日: 2006.11.05
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    ライトに読めて単純に面白い。何度も読めます。ちょっと苦しいかな?と思う部分もあるけど…映画は萎えそうだなー。

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    投稿日: 2006.10.10
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    ハサミ男とは、少女を殺害しハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯。 3番目の獲物にねらいを定め、 殺害しようと計画を立てていた矢先、 なんと自分の手口を真似て殺された彼女の死体を 発見することになってしまう。 自分以外の誰が殺したのか? こうして殺人犯による犯人探しが始まる…

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    投稿日: 2006.10.08
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    購入に至ったきっかけは、ゲーム「クロックタワー」のファンであったと言う事(ハサミ男が出てくるのです) だから期待してなかったのですが(スイマセン)めちゃくちゃおもしろい!!最後のどんでん返しにはまいりました・・・!

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    投稿日: 2006.08.13
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    最近叙述トリックばっかり読んでたので・・予想がついてしまったのが残念!!!でもでも、おもしろかったです。

    0
    投稿日: 2006.08.08
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    おもしろかった!読みやすくてどんどん進んでいったらいきなりえっ!?という感じでした。(2006/06/21)

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    投稿日: 2006.08.05
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    衝撃 ただその一言に尽きる。 何人かに同時期に勧められて読んだがこれは凄い。読んでよかった 今まで読んだ中で面白かったベスト5には入る。面白すぎる

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    投稿日: 2006.08.04
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    ミステリーのコーナーには大抵並べられているこの作品。気にはなりつつもそのタイトルからなかなか読む気にならなかったのだが、思い切って読んでみることにした。 食わず嫌いでした...。 出だしはのらりくらりとしていてなかなか進まなかったものの、途中からは一気。事件の真相に受けた衝撃は『慟哭』並。まんまと騙されました。騙されたい人は是非どうぞ。

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    投稿日: 2006.07.18
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     久々にまともなミステリを読んだと思う。なるほどそういう仕掛けか。たいそう面白かった。文が微妙にうまくない気がしたし後半の展開も急に思えたが、問題というほどのものでもない。それよりも決着のつけ方にエモった。5に近い4つ星をつけたい。

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    投稿日: 2006.07.13
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    美少女を捕まえて、脇の下や指の間に自らをハサませる変態性犯罪者「ハサミ男」。3番目の被害者を決め、綿密に調べ上げるが、自分の手口を真似てチカンされた彼女を発見する羽目に陥る。自分以外の人間に、何故彼女にハサんでもらう必要があるのか。「ハサミ男」は調査をはじめる。性緻にして大胆な長編ミステリの傑作!

    0
    投稿日: 2006.07.05
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    色々盛り込んだわりには巧くまとまった作品です。叙述部分で本作は注目されましたが、大筋だけを考えればその部分は不要だった気もします。個人的には主人公の思考や行動が面白かったので、再読も充分楽しめました。

    0
    投稿日: 2006.06.26
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    まんまと騙された。叙述トリックってやつですか。でも精緻に検討してみると、矛盾がないわけではないのか?狂気に生きる犯人とそれを追う別の犯人。最初は面食らうというか、2〜3回は読み直す必要があるかも・・。

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    投稿日: 2006.06.19
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    純粋に推理小説が好きな人にはおすすめ。 推理小説に面白さ+何か(感動とか)を求める人には勧めません。得るものはないので。 でも、その分よく出来てます。わりかしすらすら読めるし、引き込まれる。 映像化は無理やろーと思ってたらされてるんですね。割と評判はいいようだけども、どうだろうか。 これがデビュー作らしく、この作家の作品はもうちょっと見てみたいところ。 雰囲気や構成は違えど伊坂幸太郎とか乙一と同世代なスタイルが見えます。最近の作家はこうなのか?

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    投稿日: 2006.06.09
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    煮詰めたニコチンはちょっぴりチョコレートみたいな味がした。死にたがりの主人公がだらだらと自殺に失敗しながらもりもりごはんを食べて連続殺人を傍観します。人間の価値なんてどこまでも主観的です

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    投稿日: 2006.06.06
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    美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。3番目の犠牲者を決め、綿密に調べ上げるが、自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する羽目に陥る。自分以外の人間に、何故彼女を殺す必要があるのか。「ハサミ男」は調査をはじめる。精緻にして大胆な長編ミステリの傑作

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    投稿日: 2006.05.18
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    さいごまで騙されるうえに、この後の展開がすごい気になる終わり方です。登場人物も現実にいそうなのにすごく個性的に書かれていてとてもいいです。

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    投稿日: 2006.05.18
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     読み終わった…。なんとか感覚が戻ってきたので、サクサクと読み進む。ってか、読み終わった…。もうちょっとかかるかなぁ…と、思っていたんだがね。でも、確かに面白い作品だった。短い章で構成されていて、主人公サイドと警察サイドの二つのラインで進んでいく。この構成が、曲者で読後に何度も気になる箇所を読み直した。ちょっとアンフェアな感じがするけど、許容範囲内。むしろ、やられたと思った。硬く感じていた文章もキャラが立ち始めると感じなくなってくるので、後半は一気に読んだ。文章中の引用や、アメリカンポップの歌詞を用いての、雰囲気作りは中々良かったが、参考文献に「完自マニュアル」が入っているのが笑えた。確かにその頃の作品(執筆中は、かなりブームだったかも)なので、入っていてもおかしくは無いけど、推理小説の名著や、子規の全集などと型を並べているのが笑える。オマージュも忘れていないみたいで、作中に出てくる喫茶店「おふらんどう」のエピソードがタイムリーなことに、先日読んだ「虚無への供物」に絡んでくるところは、さすがメフィスト賞作家かなと。すぐに、次作が読みたいというほどではないけれど、次の作品はどんな手を使っているのかは興味がある作家。

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    投稿日: 2006.05.11
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    読みはじめにまず騙される人が多いんじゃないでしょうか。 僕の場合はいきなり騙されたまま、後半まで騙され続けました。 しかも、後半で重要人物の名前が出たときに「誰だよっ」って突っ込んでしまいました。 どんでん返しの好きな人には僕みたいに正直に読む事をお勧めします。 推理小説として読み、謎を自分で解き明かしたい人は全てを疑ってかかる必要があると思います。 僕は一通り読んだ結果見事に騙されていたので、(借り物なんですが)その内もう一度読み返したいと思います

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    投稿日: 2006.05.08
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    私の読解能力がなかったせいなのか、最後の部分で自分が今まで読んできた人物はどっちなのかが分からなくなりました。 複雑に絡み合った小説でしたね。でも読んでみると結構面白い作品でもあります。

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    投稿日: 2006.03.25
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    第13回メフィスト賞受賞作。  今までに2人を殺害した猟奇殺人者・”ハサミ男”。第3の殺人のターゲットも決め、動き出そうとした時、なぜかターゲットが誰かに先に殺されてしまう。自分が殺すはずだったターゲットを先に殺したのは誰なのか?”ハサミ男”は調査に乗り出す。  この物語を読み始めて最初に気になったことが、そのままトリックでオチだった(^^;”ハサミ男”に自殺願望があったり、「医師」なる謎の人物が出てきていたので、そっちに気をとられていたが・・・そこから目を離させる伏線だったのか。真犯人と結末には少し納得いかないけれど・・・まんまと騙されて最後まで読んでしまったので星4つ。

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    投稿日: 2006.02.25
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    わたしが「小説」というものに興味を持った最初の小説かも知れません。読み終わった時に感じる、独特の、ある意味での爽快感。さくっとした背景描写の為、小説自体は長いですが余りしんどく感じません。ストーリーについては、兎に角読んで下さい。

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    投稿日: 2006.02.19
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    めっきりミステリーから離れていた矢先に読んで、感動したミステリー。 そうだったのか! と思う。 自分の中で色々な意味でどんでん返しが起こった。

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    投稿日: 2006.02.19
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    最初に読んだときは、それほど面白さを感じなかったのですが、 時をあけて2回目を読んでようやくこの面白さがわかりました。 机の中のハサミを見るたびに…

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    投稿日: 2006.02.08
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    宝島の「このミス」で知った。ミステリーファンには物足りない部分もあるのかもしれないけど、推理とかしないで没頭して読むタイプにはオススメ。

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    投稿日: 2006.02.01
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    さくさく読み進められて面白かったです。作中にちょろちょろ出てくる食べ物がおいしそう。 それにしても、最初読んだときは見事に騙されました。そう来たかっ!

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    投稿日: 2005.12.30
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    人に本を貸す時はよく考えなければならない。特に「この本すごく好きっ読んで!」と貸す時は考えなければならない。なぜならば其処には何かしら自分の願望が含まれているからである。であると書くと硬い文章書いているみたいである。職場のミステリ好き(何故、ミステリ好きの人間はゴマンと十万といるのに、純文好きの人間は居ないのであろう。これは多分、戦国好きと三国志好きは多いけれど、壬申好きをあんまり見かけない理屈と同じか?)の女友達から半ば押し付けれられた訳だ。 まぁ、私も対応して「戦争の法」(佐藤亜紀)と「アウト トゥ ランチ」(篠原一)を貸したということだ。おおっと全然純文でない、こりゃ失礼。つか篠原一殿は一応まっさらな純文ですね、とっても失礼しました。是非是非戦争の法を読んで欲しいものだ。そして紙下半分が空白で埋められている小説なんかは貸してくれるなという私の気持ちを察して頂きたいものだ。本の内容以前に、読後借用人の心の裏側を垣間見てしまったような嫌な気分になってしまった。そりゃそうだよね、美人で頭が良くて男にモテモテな上に世の中の殆どの人間が出来ないことをさらりとやってしまうような度胸があるなら憧れるでしょうよ。この本の犯人もある意味憧れで被害者を選んでいる模様だ。犯人の憧れは借用人の憧れとはちょっと違う。そりゃ違う、2重人格で2重人格の片方は大嫌いな自分の父親似となると、父親に変化を希望している。自分は父親の完成によって成長したが、少しばかり”宇宙人”のようにはみだしているお陰で被害者のような絵に描いたようなほのぼの家族を実現することができなかったのはすべて父親が悪い。父親に似ている自分も悪い。被害者は何故自分が憧れても望んでも手に入れられない日本の中流家庭のほのぼの家族を手に入れられたのか。少しばかり秀才だと世間から認められても所詮自分よりも頭が悪い奴らの癖に。嫌いだ憎い羨ましい其処に居るのは私のはずだ。というところなのでしょうか?所詮他人なので分かりませんが。憧れるのも分かりませんが。でも被害者の立場を投影したって父親似の嫌いな自分なわけだから、随分救いの無い主人公だこと。救いの無い主人公は結構好きですよ。

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    投稿日: 2005.11.28
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    3章目くらいで、 作者の用意したトリックがわかってしまった。 ・・・けど、それを1回自分で否定して、 2度引っ掛かるという失態。 自分の直感を信じればよかったのね 直前に3度目を読み返した、 我孫子武丸の某ミステリー(96')の トリビュートだよな・と思ったら Amazonの「あわせて買いたい」に しっかり載っていた。 しかも同じ講談社。。。 我孫子作品を読んでいなかったら ミステリー的にももっと驚いて楽しめたかな? ところどころの言葉遣い、最後の説明的すぎる章にも 若干違和感が・・・と思いながらも、 さらに複雑化した人間関係(の設定)&殺人者の心理、 我孫子作品との比較するという側面から、 充分味わうことができた。 どう映像化されるのかも、気になるところ。

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    投稿日: 2005.11.13
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    美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。三番目の犠牲者を決め、綿密に調べ上げるが、自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する羽目に陥る。自分以外の人間に、何故彼女を殺す必要があるのか。「ハサミ男」は調査をはじめる。精緻にして大胆な長編ミステリの傑作!

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    投稿日: 2005.10.26
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    何にも考えずに読んでたら、まんまと騙されました。でも絶対騙された方がお得です!文体も読みやすいし、「ハサミ男」のキャラも犯罪者なのに何故か憎めなくていい感じです。スゴイ好きな本の1つ。

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    投稿日: 2005.10.19
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    読み進めるごとにおもろくなっていく、ほんで最後びっくりで、もう一回読み直したらさらにおもろくなってた。

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    投稿日: 2005.07.09
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    「上手く騙された」それが率直な感想。ミステリーというものは、裏を探りながら読まないといけないと痛感。映画化されたそうだが、そりゃ、映像化は難しいわい。読んだ日:2005年5月14日

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    投稿日: 2005.07.05
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    一番最近読んだ本。 やられた!!って感じの結末で、久しぶりにスッキリ納得の終わり方でした。 今、もう1度読み直しているところです。

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    投稿日: 2005.06.06
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    面白くてどんどん読み進めていると、突然「あれ?!」というページにぶつかり、そこで頭が混乱。やられた!って感じだった。

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    投稿日: 2005.05.14
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    美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯『ハサミ男』 三番目の犠牲者を決め綿密に調べ上げるが自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する羽目にはまる。 非常に面白かったです。 まさかの展開におぉーとうなってしまいました。

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    投稿日: 2005.05.09
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    完全にやられました。 最初何が起こったのかと思いました。 これがデビュー作とは凄い。 メフィスト賞としては異色の部類に入るんじゃないかしら。(どうもメフィスト賞というと清涼院とか西尾が浮かんでしまうので…) 若干腑に落ちない部分はあるのだけれど、それを補って余りある筆力。最後までどきどきさせられました。やってくれるぜ。 他の著作も読んでみたいと思います。

    2
    投稿日: 2005.04.17
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    知り合いから「すっごい大どんでん返しがあって面白かった」といわれて読んだ本。その大どんでん返しについて予想をしつつ読んだら予想がドンピシャで(苦笑)純粋に楽しめ無かった・・・。やっぱり本は無心で取り組まないと駄目だなあ。この手のどんでん返しは嫌いじゃないんだけどね。

    0
    投稿日: 2004.11.15
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    人物トリックっていうのかしら。巧妙な語り口で、犯人の姿を誤認させられます。その描写はとても面白く、完全に騙された。それは面白かったのだが。 読後いまいちすっきりしないのは、医師のせいかなぁ…。

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    投稿日: 2004.10.15
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    少女の首にハサミを突き立てて殺害する「ハサミ男」。 「ハサミ男」は3人目のターゲットを付け狙い、準備を整えていた。 しかし、いよいよというところで、ハサミ男はターゲットが殺されている現場を発見してしまう。 凶器も手口も同じ・・・偽ハサミ男の出現。 本物のハサミ男は、偽者に興味を覚えて調査を始めます。 もちろん、警察でも捜査が進行。 ラストには、意外な展開が大きいもので2つ用意されてました。 その内の1つは、前半で『これはもしかして・・・』と気付いてしまっていたのだけど、それでも面白かったです。 読み終わってすぐに、もう一度確認しながら読みたいなあと思うような作品でした。 何となく読み進めていた部分も、読み返したら『そうだったのか!』って思う気がする。 ラストの後はどうなったんだろうと思うと、少しモヤモヤ。 でも、そういうことをアレコレ想像しちゃうってことは、やっぱり面白かったってことなんだろうな。

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    投稿日: 2004.10.10
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    「そうじゃないんだ。問題はもっと微妙な点にある。なぜ人を殺してはいけないのか? それは、人が死ぬところを見るのが不愉快だからさ。倫理や道徳とは関係ない。やさしさとも人間愛とも、同情とも共感とも無関係だ。たんなる不快感。ゴキブリを叩きつぶしたときに感じる気持ち悪さと、本質的にはまったく変わらない」

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    投稿日: 2004.09.29