
総合評価
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powered by ブクログ今回の題材は江戸川乱歩。長編で謎を追う。 栞子の母である智恵子が登場して、これからどうなるのかなといったところ。話の内容はあまり強くない物が多いので途中でダルくなる。ヘビーな物語が読みたくなるが、その辺は我慢して読み進めて行く。絶賛の声が多いこのシリーズだが、読みやすい以外にいいところはあるのだろうか。キャラクターの動きも単調だ。あと親子の話が多い。江戸川乱歩で話を作るなら、少年少女を出しても良かったのではないか。 色合いが見えない文章は読んでいて辛い。どんな文章で色が見えるのかわかりにくいが、キャラクターがテンプレすぎて、それを表す言葉が似た様なものだと見えにくい。
1投稿日: 2018.10.25
powered by ブクログ今まで悪役っぽく登場していたヒトリ書房の井上さんの素顔、栞子さんのお母さんの人となりが少しずつ明かされたのと、大輔さんと栞子さんの距離がぐぐっと近づいた感じが嬉しかった。
0投稿日: 2018.10.12
powered by ブクログ北鎌倉にある古書専門店にアルバイトに行っている大輔は店主である栞子に惹かれている。毎度本の謎をスパッと解いていく栞子だが、十年前に出て行った母親には複雑な感情を持っているようだ。第四巻は江戸川乱歩の本を巡る謎。そして母親も現れる。
0投稿日: 2018.10.11
powered by ブクログこれまでのシリーズの中では一番良かったような気がする。これからがシリーズ後半なのだとか。最後は五浦君と栞子さんはゴールインするのか?そして若い人が江戸川乱歩を読み始めるのか?
0投稿日: 2018.10.09
powered by ブクログついに長編、江戸川乱歩編/ 本当に母親が邪悪すぎて胸焼けする/ もはや日常の謎という感じじゃない/ 謎の解決がどうのとかいう話でもなくなっている/ 栞子と母親の謎に迫る、という一点だけで話を引っ張っている/
0投稿日: 2018.10.08
powered by ブクログ何年も前に自分で買ってあった本。 積読状態にしてあった間にドラマ化までされてしまった。 まもなく映画も公開されるというので、その前に残りを読んでおこうかなと手に取ってみた。 今作では江戸川乱歩に関するお話。 ようやく母親と対面。 おぼろげな記憶ながら、ドラマで使われた話だったと思う。 やはりミステリーは先に話がなんとなくでもわかっていると面白味にかける。 とはいえ、それでもすんなり読めて結構楽しめた。 軽く読むのにちょうど良いかと思う。 なにより、初巻からずっと、出てくる本が読んでみたくなるのは確か。
1投稿日: 2018.10.05
powered by ブクログシリーズ第4弾。 シリーズ初めての長編。 今までは、訪れるお客さんの悩みを解決して来たビブリア古書堂だったが、今回は大きなお屋敷に呼ばれ、江戸川乱歩の希少古書を引き取らせる代わりに、開かずの金庫を開けることを条件とされる。 作風は今までの人のちょっとした行動から、謎を解いていたものとは異なり、今回は結構本格的なミステリー仕掛け。 敵対していたと思われていたヒトリ古書店の井上とも関係が修復し、これまで行方不明だった栞子の母もガッツリ絡んでくる。 内容は終始、乱歩の本に関することで、子供の頃から怪人二十面相を読んでいるものには、堪らない内容。 人間椅子とか、子供心にすっごいドキドキしたタイプ。 母とのわだかまりも、少し溶け、この先は大きく物語が動くのかなぁ。
4投稿日: 2018.10.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
江戸川乱歩のコレクションを譲る代わりに、謎を解決してほしい、という依頼が栞子の母親宛に舞い込んでくる。 長く母親が不在であるため、栞子が代わりに対応することになるが、そこに現れたのは母親の智恵子。 長く、家を空けていた彼女は、戻ってきていきなり栞子の一回り先を行くように、謎解きを行う。 最終的には、栞子さんが勝ったように見えるけれど、そのあとに、衝撃の可能性を示唆されてしまう……。 衝撃を受け、魅力的な誘いを受けた栞子はそのまま母親の智恵子について行ってしまおうとするが…… という話でした。 全編通してこの話でした。 それ以外は一切、載っていない。 でも、それだけこの話が重みをもつってことなのかなあ……と勝手に考えています。 いろいろ衝撃的な話があり、新たな母娘関係を築くのだと思いますが、最後がどうなるのか、とても楽しみな話でした。
1投稿日: 2018.09.03
powered by ブクログ一冊を通して乱歩編。少々冗長ではあったが非常に良く練られたストーリーに智恵子が絡みとても楽しませてもらった。猛烈に乱歩を読みたくなる話。
1投稿日: 2018.08.19
powered by ブクログ読み終わってから、長編だったんだと気付いた。 まぁ読みやすいし、乱歩が題材だったし、お袋さんも出てきたしね。 せめて、作中で取り上げられる乱歩の作品ぐらいは、先に読んでおきたかったな。
1投稿日: 2018.07.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
◇目次 ○プロローグ ○第1章:江戸川乱歩『孤島の鬼』 ○第2章:江戸川乱歩『少年探偵団』 ○第3章:江戸川乱歩『押絵と旅する男』 ○エピローグ 今回は江戸川乱歩コレクターにまつわるミステリー。栞子の母・智恵子がいよいよ主人公コンビの前に現れ、本にまつわるミステリーだけでなく、母娘に関わる謎も明らかになってくる。 今回の江戸川乱歩のシリーズに関する知識はやたらと細かい。というよりも、終盤にかけてかなり知識・情報の量も増えている印象。作者の意気込みも伝わる。 読む方も混乱しないように覚悟が必要になってきた。
0投稿日: 2018.04.18
powered by ブクログいよいよ栞子が母と顔をあわせる。 今までは古書に関する謎解きのような感じだったが 謎解き=自身の周りの過去を暴くようになってる。 (そもそも登場人物が多くないので 内輪ネタ感するときもあるが) そして少しずつ表面化する母娘の関係。 残りが楽しみです。
0投稿日: 2018.02.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
江戸川乱歩、題材だけで心躍る。なんとなくヒトリ書房さんとも打ち解けたし、最後に栞子さんに告白もしたし、お母さんも前面に出てきたし、動いているなあ。
0投稿日: 2018.01.07
powered by ブクログ母親は(良い意味で)不快だったし、2章での栞子のもったいぶった感じ(確証がない時点だから仕方ないのはわかるけど)はめんどくさい。 内容はおもしろかった。 長編も良いね。
0投稿日: 2018.01.05
powered by ブクログシリーズ第4弾。 栞子の謎解きの噂を聞き、またもビブリア古書堂に依頼が。 ある資産家の別荘を相続した愛人より、江戸川乱歩のコレクションを売却するにあたり、金庫を開ける鍵とパスワードを見つけて欲しいとのことであった。 ようやく母親の智恵子も登場。先に金庫を開けるのは?そして金庫の中には何が・・・
4投稿日: 2017.11.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
シリーズ4作目。 今回の謎解きの作品は江戸川乱歩。 幻と呼ばれる作品、そして版を重ね改定されることで、文章が変わっていくことは不思議なことではないとわかってはいても、本当に好きな作家さんの作品であれば、初版からずっと触れていきたい気持ちも頷いてしまう。 小学生のときに少年探偵シリーズは読んだけれど、うろ覚えな記憶。幼い頃に読んだ本の中で、いつかまた読み直したいと思える作品はたくさんあるもの。 本は好きだし、古書店巡りも学生時代にはしたけれど、古書を楽しむというよりも、ワゴンの山積みから安く購入をすることが目的だった。 本の楽しみ方は人それぞれだけれど、この作品のように今まで気にはなっていたけれどわかりやすく解釈があると、もっともっと本の楽しみ方が広がる予感がした。
1投稿日: 2017.11.06
powered by ブクログ個人的に、江戸川乱歩盛り沢山で嬉しかった♪ いろいろ人間関係が判明してきて良かったです。 謎解きもマニアックですなぁ。 この恋の行方も気になるところ。
1投稿日: 2017.10.21
powered by ブクログ読書録「ビブリア古書堂の事件手帖4」4 著者 三上延 出版 メディアワークス文庫 p83より引用 “「人間、明日どうなるかわからないでしょ う。今したいことをしておかないと、悔いが 残るって思ってるのよ。姉妹だから、お互い に気持が分かるの」” 目次から抜粋引用 “『孤島の鬼』 『少年探偵団』 『押絵と旅する男』” 古書店の店主と本が読めない体質の青年を 主人公とした、長編小説。 店主とその妹が従姉の結婚式に出席してる 為、一人で店番に立つ主人公・五浦大輔。 黙々と仕事をこなしていると、店主からの電 話が入ったと思われたのだが…。 上記の引用は、大病と大怪我にあった依頼 主の、妹の一言。 大きな災害や病気など、身の回りの環境に変 化があると、物の考えにも大きく変化が起こ るものなのかもしれませんね。 その変化が良い方向に向かうといいのですが、 そんなに思い通りに自分を変えられるのなら、 世の中の苦労はもう少し少ないように思いま す。 一冊通して、江戸川乱歩の著作を軸に書か れています。今までの巻と違い、長編になっ ていますので、また楽しみ方も変わるのでは ないでしょうか。 場当たり的に話を盛り上げている感じが少 なく、一本のしっかりした柱を基に書かれて いるシリーズであると思います。今後の展開 も期待させる終わり方でした。 ーーーーー
3投稿日: 2017.10.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
栞子さんと大輔がデートする場面で、思わず「おっ」と声が漏れた笑 大輔がついに告白したし、続きが知りたい。
0投稿日: 2017.10.13
powered by ブクログ再読。ここで繋がったか、ヒトリ書房。でも劇団ひとりじゃないぞ、じゃないぞと思いながら読み進める(でも顔は佐野史郎をイメージ)。最後で大輔頑張ったように見えるけれど、デートに誘えたことが運命を変えた。乗り越えるべき壁は意外と低かったということ。あとは流れに乗って。最後の最後で大輔も活躍し、栞子さんにつり合う男になるための第一歩を踏み出す。
0投稿日: 2017.09.27
powered by ブクログまとめ買いしたビブリアシリーズ。手持ちにあるのはこれが最後になります。 このシリーズは、私に昔の作家さんの作品を読むきっかけをくれました。そして今回は長編になるんですかね。読み終わるまで長編だと気づきませんでした・・・。そういえばずっと江戸川乱歩の話だったなと今感想を書いているところで気づきました(汗)。 江戸川乱歩は私にとっても少し特別な作家さんです。活字を読むことがとても苦手だった子供の頃、唯一夢中で読んだ怪人二十面相シリーズ。私が読んだのはポプラ社のものだったんだなと知りました。今でも小学校の図書室の窓際に並んでいたものを借りて読み漁っていたことを覚えています。 私は明智先生よりも、二十面相のかっこよさに惹かれた記憶があります。決して人を傷つけない、おいこまれても煙のように消えてしまう。ブラックヒーローというやつですね。 この本を読んで決意したことが1つ。 江戸川乱歩集を集めよう!(単純) 作品の中の鹿島さんではないですが、私も同じような気持ちで読んだ読者の1人ですから。
1投稿日: 2017.09.19
powered by ブクログ前巻あとがきで著者が書いていたように、この物語が「今」と少しタイムラグのある時間に進行している。本巻で東日本大震災後の物語から導入し、リアリティが増す感じだ。江戸川乱歩は読んだことがないが、長編全体の伏線として乱歩ファンには「そうそう」と唸らせる箇所があるんだろうな。母・智恵子との直接対決は、結末を見るまでハラハラしながら読んでいた。特に、金庫の暗証文字を解読して開錠するまでの間、もしかすると母に先を越されてしまうのではないかと予想したのだが……まだまだ大輔並みに読みが足りない。
0投稿日: 2017.09.03
powered by ブクログ誰が母親に連絡をしているのかが分かった。 おかげでぎくしゃくし始めた家庭内に 更なる波紋を呼ぶ元凶が。 また妙な依頼がやってきて出かけてみれば 揃いに揃った、某作家の本。 その圧巻具合をちょっと見てみたかったですけど。 人様の家族環境を除く羽目になったわけですが どうにか話し合いが終わった関係あり 修復された関係あり。 よかった、で終わる部分もありますが どう考えてもこちら側は修復不可能。 完全に軸が家族ではなくなったものに対して 家族を求めるのは酷なもの。 というよりも、無駄なもの? 事件もすごいですが、母親がすごすぎる。 ちらちらとは話だけ出てきていましたが 本体はものすごいものがあります。
1投稿日: 2017.08.23
powered by ブクログ今までおっかなくて苦手だったヒトリ書房さんの好感度が大幅アップした。あのおじさん、すごくいいじゃん…
1投稿日: 2017.08.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【あらすじ】 珍しい古書に関係する、特別な相談 ── 謎めいた依頼に、ビブリア古書堂の二人は鎌倉の雪ノ下へ向かう。その古い家には驚くべきものが待っていた。 稀代の探偵、推理小説作家江戸川乱歩の膨大なコレクション。それを譲る代わりに、ある人物が残した精巧な金庫を開けてほしいと持ち主は言う。 金庫の謎には乱歩作品を取り巻く人々の数奇な人生が絡んでいた。そして、迷宮のように深まる謎はあの人物までも引き寄せる。美しき女店主とその母、謎解きは二人の知恵比べの様相を呈してくるのだが ──。 【感想】
0投稿日: 2017.08.15
powered by ブクログ後書きにも書かれていましたが、乱歩について、なんとなく知っているつもりでも、読んでいてそんな背景があったのか!とワクワクすることしきりでした。 お母さんも出てきて、大筋が動き出した感じ。 恋愛方面は期待していないけれど、そちらも含め。
0投稿日: 2017.07.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
少年探偵団シリーズが話題に上がり面白く読めた。 母親は実は…、大輔は告白を…、人間関係も動きがありさきが気になる展開。 長編ということもあってか、一番面白く読めた巻かも。
0投稿日: 2017.05.29また1つ賢くなりました
3巻を読み終わり続きが気になって気になって、直ぐに購入したんです。 勉強不足と言うか無知もいいところでした。皆さんのレビューの通り江戸川乱歩に纏わる話なんですが、俺は乱歩を読んだことがありません、だからかもですが難しかったです。 始めて知ったのはコナン君はこれがモチーフなんだって…すいません知りませんでした。名前の引用だけと思ってました。 それでも物語に引き込まれましたし、面白かったです。
0投稿日: 2017.04.03
powered by ブクログ短編集じゃなくて、まるっとfeat.江戸川乱歩。 小学生の頃に怪人二十面相を何冊か読んだ気はするけど、あんまりまともに触れてない作家だな。 失踪?した智恵子さんと姉妹が久々に会ったり、大輔が告白したりと人間関係も少しずつ変化が出て来たけど、相変わらず古書マニアは理解できない。 けれど、智恵子さん、彼女なりに娘を大切に思ってるんだな。彼女なりに、だから伝わりにくいけど。実際に傍にいたくはないけど割と好きなキャラクター。
0投稿日: 2017.04.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
図書館で借りた本。 ビブリア古書堂に来た依頼は、栞子さんの母、智恵子さんにあてたものだった。母親に代わって奇妙な依頼を受けた栞子さんたちは、依頼主の元へ向かうが、そこには驚くほどたくさんの江戸川乱歩の作品たちがあった。そして、謎の金庫を開けてくれたら、江戸川乱歩たちは譲ってくれると言う。この依頼を受けた栞子さんの前に現れたのは・・・。
0投稿日: 2017.03.09
powered by ブクログ物語全体を通した謎も見えてきて、特にヒロインの母親である智恵子さんの存在感が印象的。 主人公とヒロインの関係にも変化があって、ますます続きが気になります。
1投稿日: 2017.03.06
powered by ブクログずっと行方が知れなかった栞子の母・智恵子から突然の電話が入った。 あいにくと栞子は不在で、五浦大輔は代わりに応対する。 帰国したことを告げる智恵子は、じつはビブリア古書堂のすぐ近くまで来ていた。 智恵子を指名した依頼が舞い込む。 本について特別な相談があるという。 指定された住所へ赴くと、会話や行動が不自由な来城慶子と慶子の世話をしている田辺邦代が待ち受けていた。 慶子が長年付き合っていた江戸川乱歩収集家・鹿山総吉が亡くなり、総吉が所蔵していた家と乱歩関連の蔵書を相続したという。 「江戸川乱歩に縁のある珍しい品」が入っているという金庫を開けて欲しいというのが依頼だった。 子どもの頃に夢中になって読んでいた本には、特別な思いがある。 あらすじや細かなことはまったく覚えていないのに、大好きだった気持ちだけはくっきりと心に刻まれている。 智恵子と栞子。 母娘だけに、本を間にはさんだライバル関係になったときは誰よりも厳しい闘いになってしまう。 智恵子の本にかける執念は生半可なものではない。 自分とよく似ている・・・と栞子を見て感じている智恵子は、一緒に旅に出ようと栞子を誘う。 が、栞子はきっぱりとそれを断る。 なかなか進展しない栞子と大輔の仲が、残念でもありほほえましくも思っていたので、栞子の理由には驚いた。 「そうきたかぁ」という感じだったけれど、それはそれで面白い。 暗号解読の過程が興味深かった。 「二銭銅貨」は読んでいたが、デビュー作ではまさか暗号文を間違えていたとは。 暗号を自分で解いてやろう・・・なんて考えはまったくないままに本を読んでいるので、かなりこのエピソードには驚いた。 ヒトリ書房の井上と鹿山直美の子どもの頃から続く淡いロマンスもよかった。 暗号解読があったせいなのか、今までのシリーズの中で一番ミステリー色が濃かったように感じた。
0投稿日: 2017.02.27
powered by ブクログ江戸川乱歩の知識が謎解きに大きく関わって,とても面白い.大輔と栞の関係も少しずつ進歩が見え,また出ていった母親の事情も明らかになってきた.
0投稿日: 2017.02.24
powered by ブクログ持ってた…。 しかし、見覚えがあるような、ないような…。 ん~。はじめは良かったけど、もういいかな。 きらいじゃないんだけど。
0投稿日: 2017.02.10
powered by ブクログビブリア古書堂第4弾は一巻まるごと江戸川乱歩でした。子供の頃から中学生くらいまでは読んでいたので、懐かしかった。少し五浦にデレてきている栞子が可愛い。そして、母親の智恵子がいよいよ本格的に登場。志田さんが言うように根っからのいい人じゃないけど、悪い人でもないのかもしれない。本のことになると見境がなくなるというだけのことかもしれないけど、えげつないなあという印象。でも、栞子にもその血は確実に流れているんだよなあ……。
0投稿日: 2017.01.30
powered by ブクログ江戸川乱歩の知識があったらもっと楽しめるのにな~~と!本をネタにした本は大好きなんだけど、原作を読もうとしないのは情けない!頼むから「少年探偵団」とか「怪人二十面相」とかは読みたい!どなたかご一緒しませんか。(笑) タイトルの「二つの顔」には色々な意味が含まれているなあと思いました。鹿山明さんしかり、智恵子さんしかり、井上さんしかり。 みんな好きな人には甘いのね。その形が不器用だったとしても、いつか報われてほしいな、と思いますが、今回はみんな報われている気がします。 大輔くんはよく押した!いつまでももだもだするような関係でいてほしいのが読者としての感想だけど、大輔くんの奮闘も応援したくなってしまいます(*´ω`)
4投稿日: 2017.01.23
powered by ブクログ今回は江戸川乱歩に関するミステリー。 作風があまり好きじゃないから人間椅子ぐらいしか読んでないけど、少年探偵団は面白かったんかな。 あの装丁は子供心に怖かった記憶がある。
0投稿日: 2016.11.05
powered by ブクログこの自由すぎるお母さんの存在に、個人的にはちょっといやかなぁ?と・・・ 栞子さんの推理は相変わらず、すごい!と感心しながらも複雑すぎて・・・・わかりにくい(スミマセン)ってところも。 二人の恋の行方?はどうでもいいので(笑)、もっとたくさんの本を紹介してほしいです。
0投稿日: 2016.10.16
powered by ブクログ今回も面白かった!遂に栞子の母 篠川智惠子登場。親子の対決にゾクゾクした。栞子と大輔の行く末も気になるし、早く次が読みたい。
0投稿日: 2016.10.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
第一章『孤島の鬼』 第二章『少年探偵団』 第三章『押絵と旅する男』 一冊まるまる江戸川乱歩の作品を鍵に、栞子と突然現れた母智恵子の謎解き対決がはじまる。 冒頭は、東北大震災の余震のシーンから始まるので、まるでビブリア古書堂が実在するかのように、リアリティーのある物語となってきた。 『本当に嫌かどうか、自分でも分からないことだって、あるんじゃないですか』大輔の真を突いた発言に、栞子も心を動かされることもしばしば。 謎が解けて2人の距離が少しずつ近づいてきた。
0投稿日: 2016.10.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
全編通して江戸川乱歩を軸に話が進んでいく。 私自身は作者のそのときの状況とかをあまり気にしないで本を読むので、栞子さんのような深読みをしたらもっと面白いんだろうなぁと、つくづく思うのです。 後で見返して「あ~」となることはたまにあるけど。 この間で大輔君、栞子さんに告白。 いまどき珍しいほどの「Boys Be…」的な展開。 私にもそんな時代があったような(遠い目)。 いよいよ物語りは後半戦に突入したようです。
0投稿日: 2016.10.06
powered by ブクログ前巻からしばらく時間が経っていたので、よく覚えていなくて思い出しながらだったのであれですが、入り込んでからは一気に読めました。ただ、ミステリーは少し苦手です。登場人物が覚えられなくて……。完結したら一気読みしようっと。 (2013/03/05)
0投稿日: 2016.09.24
powered by ブクログ(内容) 珍しい古書に関係する、特別な相談――謎めいた依頼に、ビブリア古書堂の二人は鎌倉の雪ノ下へ向かう。その古い家には驚くべきものが待っていた。 稀代の探偵、推理小説作家江戸川乱歩の膨大なコレクション。それを譲る代わりに、ある人物が残した精巧な金庫を開けてほしいと持ち主は言う。 金庫の謎には乱歩作品を取り巻く人々の数奇な人生が絡んでいた。そして、迷宮のように深まる謎はあの人物までも引き寄せる。美しき女店主とその母、謎解きは二人の知恵比べの様相を呈してくるのだが――。
1投稿日: 2016.09.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
これまた・・・・・。 面白かったね・・・。 なんやろね、内容云々の前に、大輔の対栞子さんが面白すぎるわ! 先日の「タレーラン」でのアオヤマさんでもそう思ったけど、何、こういうヒーローが流行ってんの? さすが、 「いざというときは頼れるけど普段はガッツリ草食系」 ブームやな。 (そうなん?) もちろん私もそういう人が好みですけれども、私がライトノベルを読んでいた時代は、飄々としたキャラよりガッツリ攻められるキャラのほうが流行ってたよね。 時代か。 それとも、当時そういう攻めヒーローを読んでいた世代が、今は草食系ヒーローが好みになった年齢になったということか(笑)。 さて、この本もものすごいいきつもどりつして読みました。 作中で大輔がいうように、あっちこっちで情報を掴んでくるので、どのタイミングで誰がこの情報をいうてたっけ? と、いうようなこともいちいち戻って読み返したりしました。 現在「ゆっくり読書」な、もんで、ほんまに一冊にかける時間が長い! なんやろう、諦めるということを覚えたのか(笑)、期間中に読めなかったら一旦返してまた借りればいいや、くらいは思える大人になったので(当たり前)、読書そのものを楽しんでおります。 (以前は、期間中になんとしても読まねば! が、強かったので、最後は走って読んだりなんかも多々あった) (あと、読みかけてどうしても面白いと思えない本は途中でも諦められるようになったとか) ・・・で、前作から 「次は乱歩です!」 と、あとがきで書かれていた通り、今回は乱歩がテーマでした。 私は小学生のころ、ルパンもホームズも読んだけれど、乱歩はまったく読まず(笑)! たぶん一度も読んだことはないわー。このへんが、全然読書家じゃないのね。アハハ。 ちなみにルパンはポプラ社やった。 ホームズはポプラ社やったかどうか・・・。記憶にあるのは偕成社のものやけど、これは大人になってから再度読み返したときに(すごいなそれも)図書館で借りたのか、それとも小学校の図書館にあったのかはちょっと記憶が・・・。 当時の私は、ホームズよりルパン派やったのです。^^ 探偵小説より冒険小説のほうが好きだったのよー。 小学校のときに読んだ本で一番面白かったのは「海底二万里」やったもので・・・(笑)! じゃあ、少年探偵団シリーズも手を出せばはまっていたのかしら! なんやろうね~。女子やったせいか、乱歩を読む人が周囲にいなかったし、あのおどろおどろしい表紙がネ・・・。 さすがに、小学生女子には、なかなか手が出せないよね・・・。 (「海底二万里」は?) (上記の本は、それこそ読書家のクラスメイト女子に勧められて読んだのです) いやいや、冒険小説はいいけど、怪奇ものはやっぱりエエわ(笑)。 今回も、作中であれこれ乱歩の話を読んでも 「いやいや、椅子になるとかわけわからんし!!」 とか 「いやいや、押絵になるとか、怖いし!!」 とか、思いました。怖いやろ。 なので、このくらいのテンションで乱歩について聞かせてもらうくらいでお腹いっぱいで御座います。^^ けれど、自分も乱歩の世界に入り込みたいと思わせるほどの、うねりがあるんやろうね。 それはそれで、羨ましい。 私が作中に入りたいと思ったのは、また、今自分が本を読んでいるのかそれとも自分が本の中の登場人物になっているのかわからなくなったことは(ひつこいようですが)、エンデの「果てしない物語」を、読んだときかな。 あのときの、世界が不確かになる感覚というか、本と現実の境目が一瞬見えなくなった感覚は、未だに忘れられないなー。 そしてそこまでではないけれど、作中にすっかりはまり込んでしまって自分が(登場人物と)同じように動いていると錯覚したのは、小野不由美氏の十二国記でした。 ねえ、冒険ものが好きでしょう・・・(笑)。 まあそれにしてもこのシリーズ、一見何もないかと思っていた糸が絡み始めたり、もつれてどうしようもないやろうと思っていた糸がするりと解けたりと、面白い。 一作目、二作目だけ読む限りではここまで面白くなるとは予想してなかったな(すいません)(だからそれは私の読解力の問題で)。 もうこうなったら次作も気になる。 そしてリクエスト済み。 さらに手元に来ちゃってる。 早く読みたいー!! でもこれはたぶん、期間内に読めなくて一旦お返しすることになりそうー(笑)!! ひつこいようやけど、一作目を読んだのが二年ほど前になるので、大輔が何度も何度もいう 「本のためなら手段を選ばない栞子さんの行動」 (太宰治の初版本が云々のアレ・・・) が、もうなんだったのかオボロゲに・・・(笑)! そこもたぶんシリーズのキモなので、読み返して! ちゅう具合やろうけど、それはそれで、先に進みます。笑 すべてを捨てて旅に出れるほど、本ってすごいのかと思うけれども、いやいやいやいや。 実際、自分がすごい好きなシリーズで発表されていない原稿があるとか知ったら、 「読みたい!」 って、思うわな。 だからって犯罪行為には至らないので、やっぱり普通です。普通(笑)! むしろ 「どんな形でもいいから、出版してくれ!」 くらいは思う。 でも今回、これだけ乱歩について付き合ったら、来城慶子が持ち去ったものにたしょう興味はわいた。だからってどうにかしたいとは思わないけれど、そんなことが本当にあったらすごいな、程度のもの・・・? なかなかアグレッシブな智恵子は、名前だけの登場でシリーズが終わるのかと思っていたので、早くも登場したのはビックリ。 そして今後の栞子との関係よりも、大輔、大丈夫か! と、いう具合。 母娘にあんなにも翻弄されてて、ほんまにいいのかな、大輔・・・。 だんだん、本気で心配になってきたよ・・・。 マニアックすぎる人に深入りするのは、危険だよ・・・(笑)。 (2015.05.04)
0投稿日: 2016.09.10
powered by ブクログ4 江戸川乱歩が題材になる謎解き話。古書の話も面白いし、ストーリー的にも母親がまともに出てきてそんなつながりがあったのかという感じ。エピローグの母親の追い求めてる本も気になるところ。止まらなくなりつつある。
0投稿日: 2016.08.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2016,08.来城慶子という女性から金庫を開けて欲しいと依頼が来る.中には江戸川乱歩の貴重な資料が入っているという.来城慶子は,学校法人を立ち上げて大成功した鹿山明の愛人で,その金庫は亡くなった明が残したものだった.鹿山明は,大の江戸川乱歩のコレクターで自らも乱歩にならって,生前に金庫の鍵をどこかに隠し,暗号も設定していた.栞子さんは,やはり乱歩好きの明の息子と娘の過去から細工されたソファーの中の鍵を見つけ出す.10年間失踪していた栞子さんの母の智恵子も金庫を開けるためにやって来るが最終的に栞子さんが拗音符から暗号を割り出して金庫を開ける.中に入っていたのは,明が来城慶子のために書いた小説だった,.第4巻は短編集ではなく一つの長編小説.色々な布石が仕掛けてあり面白い!
0投稿日: 2016.08.13
powered by ブクログ3を読んでから相当間をあけて読んだので、あれーこれって短編じゃなかったっけ?って思いのまま最後までスラスラっといってしまいました。 他の方のコメントみてると初の長編だったようで。 今回はかなり動きがありましたね。 謎だった母親の登場と、主人公と栞子の関係に進展。 母親につられてかストーリーも今までよりダーク感がありましたね。江戸川乱歩の影響もあるのかな? 続きは早く読みます。 2016.4.24
0投稿日: 2016.04.24
powered by ブクログついにお母さん登場。 そして怖いってかんじ。 得体が知れない感じが。 乱歩を題材とした話で、最後までハラハラドキドキ、どうなるか夢中になりっぱなしの一冊だった。
0投稿日: 2016.03.08
powered by ブクログ久しぶりのビブリア古書堂シリーズ。 今回はついにあの人が登場。じれじれだった二人の関係にも動きが見られ、江戸川乱歩を主軸に綴られた長編はものすごく、おもしろかったです。 今までで一番好きかもしれないくらい。 さて、本作のメインである江戸川乱歩ですが、残念ながら私は一度も読んだことがないのです。有名すぎて小林少年や明智小五郎などの登場人物ですら知っているくらいだ(名探偵コナンの影響も多分にある)けれど、未読です。 このシリーズの素敵なところは、栞子さんによってあまりにも本が魅力的に語られるものだから、ついつい興味を持ってしまうところ。 しかも、江戸川乱歩にいたっては、没後随分経っていることもあって著作権保護期間が終了しているらしい。 青空文庫にも無料で掲載されてるんですね。なんてことでしょう・・・。 とはいえ、きっと読むときは紙ベースで読むことになるでしょうが、素晴らしい世界が待っていそうですね。 今回はとにかく見所が盛りだくさんで。 相も変わらず栞子さんと大輔さんとの関係がじれじれするものの、少しずつ近づいているのにきゅんとします。 傍から見ていても、ものすごく相性いいですよね。 あとがきによると、この物語もそろそろ後半とのことですが、二人の関係はどこまで進むんでしょうかね。 大っぴらにいちゃつくことはないかもしれないですが、二人の照れる様子がかわいくて、今後が楽しみです。 そしてついに登場した栞子さんより上手のお母さん。 常識からかなり外れたところにいるのがすぐ見て取れますが、彼女は彼女なりに信念と愛情を持って行動しているんでしょうね。 この作品で初めて知った「旅の絵本」という本ですが、ものすごく素敵!これは集めたい。 こんな絵本を子どもに贈るという時点で悪人のはずはない、と思いつつも、10年も家族を放っておくってやっぱり相当な神経な持ち主なのは間違いない。 今回の謎自体も本が題材に使われているという時点で嬉しい気持ちになりますし、一般の人では絶対に解けないであろう謎の組み立てに毎度ながらうっとりします。 栞子さんに限らず、本が好きな人たちなみな、大なり小なり小説の世界に影響されてるところはあるかもしれないですね。 思わぬ伏兵もいたりして、最後まで楽しめた1冊でした。やっぱりビブリア古書堂シリーズはおもしろい。
0投稿日: 2016.02.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
江戸川乱歩中心の1冊。栞子さんが智恵子さんに誘われ、大輔さんに引き止められるシーンで、おおってなりました。栞子さんには大輔さんがいた方がいいのかな。母親と同じくどこまでも突き進んでいってしまいそうな栞子さんを止める存在という感じなのか。
0投稿日: 2016.02.10
powered by ブクログいつ頃だったかすっかり忘れてしまいましたが、私も江戸川乱歩の作品を読み漁っていた頃がありました。今となっては残念なことながら本は残っていませんし、内容も覚えていませんが、この物語を読んで、機会があったら改めて読み直してみたいと思いました。 当時、乱歩は斬新な作家だったのでしょうが、私は、この『ビブリア古書堂の事件手帳』のテーマとの相性が良くないような気がしました。『ビブリア古書堂の事件手帳』のテーマは、何らかの理由ですれ違ってしまった家族の絆が、本を通して微かに繋がっており、それを栞子さんが、つなぎ直すというものです。そこに乱歩の物語から採取して、この物語のために紡ぎ直した謎が、出来の悪い推理小説のアリバイ工作のように、余計なもののように感じてしまいました。 私は、読者をワクワクさせるような本当に面白い謎は、謎を仕込んだ人が、自分が謎を仕込んだことを意識していないからこそ生まれるのだと思います。そういう意味で、この物語は、推理小説はどうあるべきかというテーマについて考えさせられるものでした。
0投稿日: 2016.01.24
powered by ブクログ三上延氏による日常の謎ミステリ小説『ビブリア古書堂の事件手帖』第4弾。 篠川智恵子氏(篠川姉妹の母親)がガッツリ登場で、家族の謎が明確になっていきます。 ビブリア古書堂に舞い込む謎解き依頼を裏で操っているのは、智恵子氏!? おっとネタバレする。 本作の2章と3章だけは、これまでと例外で完全に連作になっています。 それだけ重要な重複した謎が絡み合っているということ、のめり込みました。 面白かったですね。 そして何よりもラスト。五浦氏、遂にいきましたねー。 次作が気になって仕方ないので、多分、一気読みしますw この作品の読者層って、やっぱり10代~30代くらいの男性なんでしょうか。 この層に共感されそうなキャラの心理描写とストーリーはホントに秀逸だと思います。
0投稿日: 2015.12.13
powered by ブクログシリーズ第四作目。今までは連作短編集の形だったと思うのだけど、長編でも面白かった。いよいよ栞子さんのお母さんが出てきたことで物語が大きく動き出す予感がする。また、本の話をすれば雰囲気が少し穏やかになる一方で、本への執着が両者に距離を生む複雑な親子関係がこの先どうなるのか、ますます気になる。とにかく本作品は、作中でずっと取り上げられていた江戸川乱歩の作品が読みたくなった。「人間椅子」に特に興味をそそられた。
0投稿日: 2015.12.08
powered by ブクログ前にこの本の内容 TVドラマで観たことがあったので TVの内容を思い出しながら 読んだって感じでした。 江戸川乱歩の本を読んだことがないけど 楽しめました。 栞子さんのお母さん 栞子さんと大輔 今後の展開が気になります。
0投稿日: 2015.12.07
powered by ブクログこれまでと同じ調子で本を開き、ひとまず一章までと軽い気持ちで読み進めてみたらまさかの長編。しかも本格推理小説ってあなた。そんなわけで、1~3巻とは少し毛色が違う印象を受けた。 これまでに書かれてきたような物語が好きで読んでいた自分がこの4巻を変わらず、というか今まで以上に楽しむことができたのは、栞子さんや彼女を取り巻く人々の魅力的なキャラクター性がしっかり土台にある上で、鮮やかな本格推理(覚えたてで言いたいだけ)モノを展開してくれたからだと思う。 途中のトリックやらなんやらはサッパリ分からなかったけど、金庫の中身は予想が当たって高らかにガッツポーズ決めた。直後に智恵子さんから否定された。
0投稿日: 2015.12.03
powered by ブクログこのシリーズにどんどんハマっていく。それは、本にまつわる話と家族、恋愛、友情といろいろミックスされて先が気になりだしたからだ。今回は、江戸川乱歩がテーマで長編だ。しかも、行方不明だった栞子さんの母親が出てくる。10年以上前に失踪した母の存在、そして結末が早く知りたい。
0投稿日: 2015.12.03
powered by ブクログ長編だったわりには話に厚みか感じられなかった。母親が登場して、人の繋がりが徐々に明らかになっていくのは楽しめました。
0投稿日: 2015.10.22
powered by ブクログ初めてのシリーズ長編もの。 全てするすると繋がっていき、丸ごと1冊江戸川乱歩スペシャル、という感じ。 江戸川乱歩の本は、小中学生の頃図書室に通ってよく読んではいたけれど、全部は読めていないし、読んだのが昔過ぎてあまり覚えていない。 もしも大人になってからも読み耽っていたことがあれば、よりこの巻は楽しめたかもしれない。 作中の人物たちのように、乱歩への熱がもう少しあれば・・・。 買ってから随分放置してしまっていたのは、乱歩への熱のことと、ドラマで先にストーリーを知ってしまっていたこと。ドラマをなぞるような感じで読むことになってしまって、それも少し残念だった(ドラマは観なければよかった)。 大輔と栞子の関係や、篠川智恵子の登場で物語がぐぐっと動いたような気がした4巻は、力作。 読み応えアリ!
0投稿日: 2015.10.05
powered by ブクログビブリア4巻。今回は乱歩一色です。 私が推理小説にハマった江戸川乱歩一色ですよー!!(その割には最近は推理小説をあんまり読んでませんが) 作者様もあとがきで書いていましたが「江戸川乱歩」といえばだいたいの方が一度は手に取ったことがある小説だと思うんですよ。 私も小学生の頃にがっつり読みました。少年探偵団。 でも、今回ビブリアを読んで、乱歩の世界の深さにただただ衝撃を受けました。 うわぁ。なにこれ、めちゃくちゃ読みたい作品がガッツリっ! ああ。とりあえず全部読みたい。 明智小五郎の話は網羅したい。 って、本作品に関しての感想から離れてますね。 正体をあらわしましたね、栞子さんの母。そして大輔さんとの関係も。 個人的にあまり恋愛を絡めてほしくなかったので(ほんとに個人的に)ちょっとそこは残念な気もしつつ……。意外と手が早いしな。大輔君(笑) とりあえずお母さんのキャラがほんとに読めなくて。 そして意外な人がつながっていて衝撃。そ、そうなのか……! 実は一巻からすべてがつながっているのもすごくいいなぁ。 とりあえず今回も面白かったです。 そしてもう続きが気になるので引き続き読みますよー。がっつりビブリアにハマってます。
3投稿日: 2015.09.28
powered by ブクログまたしても即読みでした。今回は智恵子の登場で一気に物語が動きましたね。スピード感が有って読んでいて引き込まれる感覚でした。 5巻買っていないのでしばしおあずけです。
0投稿日: 2015.09.21
powered by ブクログ面白かった。 のだが、ラノベ臭が鼻についたのも事実。 波状攻撃のような展開はダイナミックで飽きさせないし目を見張るのだが、反面、デキ過ぎな展開が珠に瑕なのかもしれん。 人の心とは複雑なモノよのう。
0投稿日: 2015.09.12
powered by ブクログ江戸川乱歩って小学生の頃に読んだのみ。懐かしいねぇ…って感じ。母親登場で盛り上がる?と思いきや、個人的にはなんか中だるみして来た(;^_^A
0投稿日: 2015.08.27
powered by ブクログ母親の智恵子さん、登場。 けれども、まだ謎めいていて家を出た理由も今ひとつはっきりしないよ。今後、それが明かされていくのだろうか? 江戸川乱歩の作品タイトルが一杯出てきたなぁ。 小学生の頃、同じように図書館で借りて読んだよ。 あの独特の表紙絵にもワクワクしたもんです。 はぁ、また読みたいなぁ。
3投稿日: 2015.08.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
大筋はうっすら連ドラ版で見た記憶が。 で、志田さんお前もかっ! お母さんによる栞子さん包囲網が怖い。
0投稿日: 2015.08.11
powered by ブクログ古書店をめぐるミステリーの四作目です。 今回は一冊で一篇をなしています。 栞子さんと母親の対峙もあり、なかなか緊迫感のある一冊でもあります。 題材は江戸川乱歩。前作までのように一篇一作ではなく、全編を通してこの作家の本をめぐる物語です。 なかなか面白かったです。
0投稿日: 2015.07.23
powered by ブクログ前作までは短編が何本かという感じだったが、 今回のは全部繋がっていた。 そして栞子さんの失踪した母親が登場。 相変わらず登場人物はクセのある人が多いなぁ。
0投稿日: 2015.07.15
powered by ブクログ読みやすい。ただ、内容の薄い箇所が散見される。ミステリにカテゴライズされているが、謎を解くまでのプロセスを洞察力や鋭い勘といった一種の超能力で済ませられている節があるように感じた。また、複雑な家族関係や主人公とヒロインとの間の恋愛模様も盛り込まれてはいるが、そこに生じる感情とそれまでの過程の描写が極端に少ないように感じる。なので、登場人物の感情の変化のスピードにびっくりすることがある。 メインテーマである古書の蘊蓄には感嘆するしかない。私が素人なだけかもしれないが。
0投稿日: 2015.07.11
powered by ブクログシリーズ第4弾。 江戸川乱歩の古書に纏わるお話。 私は、まだ乱歩作品を読んだ事が無い。 推理作家らしいが、グロい描写を扱った作品もあるとの事。 大好物です。 良い情報を得ました。 '15.07.05読書完了
0投稿日: 2015.07.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
評価:☆4.5 今回は重要人物ながらも謎に包まれていた栞子さんの母、智恵子さんが登場、焦点が当てられている。 本の知識や推理力は栞子さんに似たものを感じるものの、鋭さが一つ上を行っているという印象。あの人に分からないことなんてないんじゃないかと錯覚してしまう程w 今回の依頼は江戸川乱歩作品に関係したもので、厳格な教育者(実は乱歩マニア)が遺した金庫を開けて欲しいというもの。 乱歩作品は特に知らないけど、謎解き要素が強くて読んでて面白かった。 文香は智恵子さんのことを割り切れてる感じだけど栞子さんはまだまだと言ったところ。栞子さんの一緒にくるかという提案にも揺らいでいたし、抱いている感情は単純な怒りだけじゃないんだろうな。 続刊も期待。 「次の休日、大輔さんとデートですから」 「ずっと、あなたが好きでした」
0投稿日: 2015.06.27
powered by ブクログ今作は江戸川乱歩マニアが遺した暗号を解くということで、一冊まるごと乱歩特集といった趣き。そしてビブリア古書堂店主・栞子さんの母も前面に登場。暗号とともに、主人公の周りの人物の、これまで見えていなかった面も解き明かされていくといった内容。 「同じものを見聞きしていたはずなのに、気付かなかったことばかりだ」というところがあって、この2人はホームズとワトソンなのか、と初めて思った。
0投稿日: 2015.06.24
powered by ブクログ本を巡る物語であり、それに魅了された人の妄執の物語でもある。ここに出てくる女性は『オタク』である。しかもそれに没頭し、それ以外はどうでもいいある一線を超えた化け物である。だからこそ、不快であり不気味なのだ。にも関わらず、親子関係と男女関係と己が魅了された趣味がからみ、栞子さんがとった選択が心地よいと同時に残念でもある。化け物が幸せになれないのならば、化け物にならなければいいじゃない。そんな物語。
1投稿日: 2015.06.24
powered by ブクログ北鎌倉の昔からある、古本屋「ビブリア古書堂」を「本の虫」な店主、篠川栞子と、本が読めない体質の五浦大輔が営んでいた。そこに、持ち込まれる古い本にまつわるミステリーを解き明かしていく。シリーズ4巻目。 これまでは、短編がいくつか入っていたのですが、4巻は長編で、全編にわたって江戸川乱歩の作品のミステリーです。東日本大震災後すぐのお話です。 ある日、店に来城慶子の代理人という女性がきます。かつてこの店で目録買いをしていた鹿山明の関係者だということ。後日、栞子さんと大輔くんは、来城慶子宅におもむき、一つの問題(慶子が栞子を試した)を解いたので、本題である依頼をする。 ある金庫を開けてほしいと。その中には、江戸川乱歩に関するアルモノがおさめられているが、所有者の鹿山明が亡くなった今、開け方も、ソレが何かも分からない。 金庫を見事開けることができたら、鹿山明の貴重なコレクションをビブリア古書堂に売る約束をとりつけ、二人はこの謎に挑んでいく・・・。 栞子さんのお母さんと大輔君が初対面したり、栞子さんとの関係が急速に変化したり・・と、なかなか重要な巻でした。
0投稿日: 2015.06.23
powered by ブクログ第4巻は江戸川乱歩の本のお話。ビブリアは本の事を知れることと、主人公の栞子と大輔がどうなるのかが楽しくて読んでる。もちろん、謎解きがいちばんだけど。 大輔が告白したこと、栞子のお母さんのことが少し分かったことで更に先を知りたくなった。 ということで、引き続き第5巻へ
0投稿日: 2015.06.21初の長編構成
これまでとちょっと違って長編構成。これはこれで、特定の作品だけでなく、作者とその周辺を深く扱うという意味ではいいかも。話も進展してきたし! 本に関する蘊蓄はちょっと控えめ。それが目当てだとちょっと寂しいかも?
1投稿日: 2015.06.04
powered by ブクログついに母登場!母、想像の斜め上をいくパワフルさと、ニヒルさ。 あんま好きになれないな。ほんとはどんな人なんでしょ? 今回は乱歩。よもうよもうと思って読めていない乱歩。 めっちゃ読んでみたくなった、変人気質な作品が。 何か知らない世界を垣間みたいときは、ビブリアを開くに限るね。 読んでみたい本が増えるし、興味なかったものまで興味がわく不思議。
0投稿日: 2015.06.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
今回は前の巻とは違って乱歩関連のお宝の謎をめぐる長編だった。 そして母親がついに登場。 今回も本にちなんだ謎が盛りだくさんでワクワクした。 乱歩の小説、僕も子供の頃に読んで家にある。 相変わらず違う本を読み返したくなる変わった小説シリーズだ。
0投稿日: 2015.06.01
powered by ブクログこれまでとちょっと違って長編構成。これはこれで、特定の作品だけでなく、作者とその周辺を深く扱うという意味ではいいかも。話も進展してきたし! 本に関する蘊蓄はちょっと控えめ。それが目当てだとちょっと寂しいかも?
0投稿日: 2015.05.28
powered by ブクログ江戸川乱歩は読んだことがないし、あまり興味もなかったので、今回はちょっとつまらなかった印象。 まあでも、主人公と栞子さんの仲も順調に進んでいるようだし、母親が登場したりと、ストーリーの進展は結構あったので、また次回に期待ですかね。
0投稿日: 2015.05.16
powered by ブクログとうとう栞子さん達の母親、篠川智恵子が登場。先入観もあるけど、好きになれないわ~。 五浦さんが危惧するように、智恵子の本当の目的が栞子さんをパートナー(それとも助手?)として連れて行くことだったら・・・と思うと怖い。五浦さん、頑張って!栞子さんが遠くへ行ってしまわないように(距離だけの話でなく、精神面でも)、しっかりと繋ぎ止めて! それにしても、文香ちゃんの母親に対する態度が意外と大人でびっくりしました。 それぞれに色んな想いがあるんだろうけど・・・いずれ上手く纏まる時がくるのかなぁ。
0投稿日: 2015.04.27
powered by ブクログビブリアシリーズ4巻。実は3巻を読んでいない。ドラマを見ていたからいいか…。この巻は初の長編。1冊まるごと乱歩。ドラマの最終回がこの話だったな。気づいたら6巻まで出てたなんて…ゆるゆる追いついていこう。
0投稿日: 2015.04.22
powered by ブクログ今回は江戸川乱歩。今までに比べ愛読者も多く、敷居が低くなった印象。 乱歩作品のなかでも、少年探偵団シリーズがメインなので… 栞子さんの母、篠川智恵子のインパクトで持っていかれる巻です。
1投稿日: 2015.04.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2015/03/31再読了。 いよいよ栞子さんの母、篠川智惠子がガッツリ絡んできた。 おもしろい。 乱歩の少年探偵団系の本はなぜかうちの本棚にもたくさん並んでいたから小学生の頃かなり読みあさった。でも内容はほとんど覚えてないんだけども。 それでも出てきた作品の題名はかなり覚えているな。 僕が読んでいたのはポプラ社版なのか。 背表紙は黄金仮面だったな。 そんなわけで内容も面白いのだが、知ってる本、読んだ本がたくさん出てきたのでさらに面白さに拍車をかけている。 そういうとこがこのシリーズのいいところだな。
0投稿日: 2015.03.31
powered by ブクログ今巻は江戸川乱歩に関する話。栞子さんの母親が登場し、物語の展開がどうなるのか目が離せなかった。親子は似るのか、本に関する推理力の半端なさを感じ、栞子さんは相変わらず本の話になると饒舌さを発揮し、それが謎解きになるのだから感心してしまう。好きなのはわかるが、長い時間延々と話をされると相手にとってはうーんと感じる。ホームレスのせどりやと古書堂と栞子さんの母親との繋がりといった人物の人となりや日を追うごとの進歩なども楽しめる。栞子さんと大輔がいい感じの関係になり、大輔の告白に対する栞子さんの返事が気になる所。
0投稿日: 2015.03.19
powered by ブクログビブリア古書堂シリーズ4冊目 今回は江戸川乱歩特集で、馴染み深く面白かった。毎度のことながら、読書欲を掻き立てる仕様である。 母親との対決。 栞子さんの選択には注目である。
0投稿日: 2015.03.17
powered by ブクログ今回の作品の中で一番興味深かったのは宮澤賢治の章。 本として発行した後も推敲を続けたり、自身の初版本に推敲したり、その時の自分の気持ちに向き合い、作品自身も成長し続けていたのかと驚いた。 これまで古本は、ただ古いだけ、誰かが必要なくなって売っただけのものだと思っていたけど、出版社や刊行された時期によって内容も異なる場合もあり、それが多くの人を魅了する理由なのではと思った。
0投稿日: 2015.03.16
powered by ブクログ何だろうな、この物語は、最初から最後まで、一貫して母子の確執の物語なのだろうか? 今回程、この母親どうにかならんものか……と思った本当に。妹が可哀想過ぎていっそ泣けてくる。私なら、こんな母親は嫌だ。っつか、一番嫌悪すべき人間性だった。 そうだな……この母親は、一見するとただの狂気の人にしか見えんが……。が、狂気な人だからと言って許されることと許されないことがあるんだ本当に。 人間として、一番大切に持っていなくちゃならない部分が、この人にはスコンと欠けているように見えるんだよなぁ。何というか、化け物を見ているような気分になった。 物語的(母子の確執を無視するなら)には好きだけど、この母親の人間性が嫌いすぎて……。 20150304
0投稿日: 2015.03.05
powered by ブクログ長編、テーマは江戸川乱歩。江戸川乱歩の名前は知っていても、今まで読んだことはない(少年探偵団とか有名なのをなんとなく知っていますが)。 この本を読むと読みたくなってくる。
0投稿日: 2015.02.25
powered by ブクログヒトリ書房さんの若干引くぐらいの嫌悪感の理由が明らかになりました。そうと分かればそんな態度も納得なのか…な。親と子は必ずしも考えや性格は一致しないと思うけど、まぁいいか。お母さんはやっぱり強烈な人でした。知識も推理力も栞子さんを上回る感じ。でも古書に関してはいい勝負っぽい。今後の二人が楽しみです。妹さんはどうなのかな…仲直りを望んでいるのかしら。私なら相当微妙だろうなぁ。大輔さんも頑張りました❤
0投稿日: 2015.02.23深く織り込まれた謎
ドラマで見たので,栞子さんのイメージが頭の中で混線…。 それはともかく,乱歩を題材として開かずの間,じゃない金庫やら隠しなんとかやらとナゾトキ要素が盛りだくさん。 ギミックのみならず登場人物たちが織りなす二重三重に絡んだ謎に,まだあるのか! と追い打ちをかけられる。 しかし,三上氏はどれほど乱歩を調べまくったのだろうか。
1投稿日: 2015.02.14
powered by ブクログ電子書籍で購入。今回のテーマは江戸川乱歩。 様々なところに出てくる本にまつわる話しはさすがだが、今回は特に母親が登場してきてさらに引き込まれた。
0投稿日: 2015.02.13
powered by ブクログ今回は江戸川乱歩の作品を取り扱った長編。乱歩は作品世界がかっちり作りこまれすぎていて、あまりひととなりを推察しようと思わない作家の筆頭なんですが、以前光文社文庫全集で「これは本当はこうしようと思ってたけどできなかった云々、駄作である」とか自分の作品をこき下ろしていてすごく意外に感じたことを思い出した。『押絵と旅する男』の章では「女」の文字を見て心臓が跳ねました。ビブリアシリーズは本好きの心をくすぐるディテール作りが本当に上手だと思う。
0投稿日: 2015.01.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
今回は江戸川乱歩に絞った長編。 ポーのオーギュスト・デュパンやドイルのシャーロックホームズに始まり乱歩の怪人二十面相を小学校の図書館から借りまくって読んだのが、ミステリー系の読書の原点の私には、面白く読めました。 栞子さんのお母さんの謎が少し明かされ、大輔との関係もやや進展。それにしても、栞子さんは、いかにもオタクの男子が憧れそうなキャラだなぁ。
0投稿日: 2015.01.13
powered by ブクログ図書室で乱歩の本を読み漁ってた小学校の頃を思い出させる巻だった。栞子と大輔に舞い込む依頼を鋭い推理で解決していく話は面白いの一言。 不思議と各巻通じて作中にでてくる作品を読みたくなってしまう不思議な本『ビブリア古書堂の事件手帖』。 完結まで楽しませていただきます。 あと欲をいえば栞子の母親『篠川 智恵子』にまつわるスピンオフの作品が読みたいなあ。
0投稿日: 2015.01.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2巻で一旦下がったテンションが、3巻で再び盛り上がった。4巻目の本書はその盛り上がりを見事に維持し、次巻以降へとつないだ。著者による「あとがき」によると、「この物語もそろそろ後半」だそうだ。まだしばらくはこのシリーズの人気が続きそうだ。 舞台も登場人物もこれまでと同じ。いや登場場面は少ないながら、重要な人物が1人増えた。篠川家の母が満を持して登場する。母の智恵子は、10年前に失踪したきりで、娘で店主の栞子との確執を匂わされていた。その智恵子が、冒頭のプロローグで早くも姿を現す(正確には電話の声だけだけれど)。 智恵子の登場以外に、これまでの3巻と違うことがもう1つ。これまでは別々の本をめぐる短編が連なる連作短編だったけれど、本書はシリーズ初の長編。江戸川乱歩作品のコレクションにまつわる、アイテムの探索と暗号解読。宗教は絡まないけれど、少しダン・ブラウンっぽい。 栞子によく似た容姿で、栞子にはない押し出しの強さを持った智恵子。この母娘の間には、反発と強い絆が共存している。ここからどんなドラマが描かれるのか楽しみだ。
0投稿日: 2014.12.28
powered by ブクログ1年前に読了。現時点で6巻まで。 6巻まで読んでいる中で1番好きな作品。 それは乱歩にスポットが当たっているからだと思う。乱歩作品は短編と中編、あとは孤島の鬼パノラマ島奇談くらいしか読んでないが、幻想怪奇作品は眼を通している。 だから栞子の母親の気持ちも理解できる。 金庫の中の書物が見れるなら自分も見たい。 長編というのも良かったと思う。 少年探偵団を探すくだりは少々大変だったが、長編推理の王道だと感じた。 それにしても乱歩作品が揃った書庫を眺めた栞子さんが羨ましい。出来るならそんな光景に出くわしてみたい。 五浦君も頑張ったしね(笑)
0投稿日: 2014.12.27
powered by ブクログ前巻までの流れから、そろそろ登場するんだろうなと思っていた栞子さんのお母さん。 予想通り登場となりました。 それにしても、どの登場場面も思わず背筋がゾクッと来るようなミステリアスで強い印象を残す人だった。 おまけに栞子さん以上に博学で鋭くて、そして、本に憑かれた人のようだ。 彼女が失踪した理由に繋がる"本"は、たぶんシリーズ後半の大きなテーマになっていくんだろうなあ。 それこそクライマックスな予感。 それはそうとして、今巻は初めて一冊丸々使っての長編だった。 しかも、最初から謎解きを依頼されるという、いかにもミステリーらしい展開の話で、その謎も一つの謎の先にさらにいくつもの謎が仕組まれた良質なミステリーだった。 もちろん、個人的には謎解きには興味がそれほどないので(爆) いつも通り栞子さんと大輔くんの関係を追っていたわけだけど(笑) そんな今巻の個人的ハイライトは、ラスト近く、栞子さんがお母さんに一緒に付いてくるように誘われて、手を取ろうとしたときに、大輔くんが呼び止める場面。 その緊張感にドキドキしてしまった。 それは栞子さんとお母さんの似たところと違うところが明確になった場面だ。 そう、栞子さんには大輔がいる。それが最大の違いだろう。 そのあとのデートにはしゃぐ栞子さん。 大輔の告白。 うん、たぶんこれから二人はもっと深く繋がるようになる。 その絆を持って、きっとお母さんの謎を解き明かしていくんだろう。 だから、これからのシリーズも期待したい。 それにしても栞子さんはかわいいなあ(笑)
0投稿日: 2014.12.13
powered by ブクログ鎌倉の片隅にひっそりと佇むビブリア古書堂。その美しい女店主が帰ってきた。だが、入院以前とは勝手が違うよう。店内で古書と悪戦苦闘する無骨な青年の存在に、戸惑いつつもひそかに目を細めるのだった。 変わらないことも一つある──それは持ち主の秘密を抱えて持ち込まれる本。まるで吸い寄せられるかのように舞い込んでくる古書には、人の秘密、そして想いがこもっている。青年とともに彼女はそれをあるときは鋭く、あるときは優しく紐解いていき──。
1投稿日: 2014.12.10
powered by ブクログついに母親が登場しました。 私も人並みには本が好きな人間ですが、そのために何もかも捨てていいとは考えたこともないのでなかなか共感しにくいですね。
1投稿日: 2014.11.19
powered by ブクログ栞子の母現る、でしたが、やはりかなり印象深い人でした。 本好きで、本のことになると目の色を変えるようなところは以前から話の中にも出てきていましたが、栞子さんと似てはいても少し違う。どんな手段でも、というところが母強しです。 江戸川乱歩についてあれこれと出てきましたが、怪人二十面相の話しか読んだことないなぁと再認識。今度別の話も読んでみようと思いました。 しかし、何よりも五浦君、君の行く末が気になるよ!
0投稿日: 2014.11.08早く続きが読みたくなる
毎回毎回本が読みたくなります。 今回は江戸川乱歩。もちろん江戸川乱歩にまつわるお話も面白いのですが、栞子さんの周囲も気になります。 早く続きが読みたくなりました。
2投稿日: 2014.10.31
