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忍びの国(新潮文庫)
忍びの国(新潮文庫)
和田竜/新潮社
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総合評価

363件)
3.9
82
136
96
13
2
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    このレビューはネタバレを含みます。

    忍び vs 織田軍と、史実に基づいた時代小説。 映画を先に見ていたので、キャストを重ねあわせて読んだので、もうあれ以上のキャストはないって思ってしまう。ただそれでも無門が半兵衛との戦いの後に信雄らを斬らなかったり、伊賀を裏切ったりしたりと、それまでの行動がかなり変わった心情の変化は伝わらなかったかなあ。

    1
    投稿日: 2017.07.13
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    まず驚いたのは忍達の清々しいほどの非情さ。武士の物語ばかり読んでいた私にはその価値観のギャップがとても面白かった。「おのれらは人ではない」、まさにその通り。 正直非情で人を人とも思わない忍のやり方に、もやっとしたこともあったけれども、実際にこういう価値観を持った人達がいたのだということは新たな発見だった。 でもやはり仁義に厚い武士のほうが好きだと思ってしまうけれども(笑) 嵐の大野智主演で映画化だが、ナイスキャスティングだと思う。無門の身軽さやいい加減なところを大野くんならうまく演じてくれるだろう。 映画でも原作通りの結末を迎えるのかどうかが楽しみである。

    1
    投稿日: 2017.07.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白い!史実とフィクションを上手くミックスして、想像を掻き立てます。また、児玉さんの解説もお上手で、言いたいことを代弁しています。

    0
    投稿日: 2017.07.05
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    終盤の無門の圧倒的な主人公感に、全部持って行かれてしまった。 予想外に切なく真っ直ぐな物語だった。満足。

    0
    投稿日: 2017.07.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    忍者の酷薄さが新鮮で面白い。団結とか伊賀のためとか、日本の歴史にありがちな武士道とはかけ離れた、ハートウォーミングでない考え方が逆に新しく感じてするする読んだ。 無門がのらくらしてるのに最強でかっこいい。でもなぜそんなにお国のことが好きになったんだろう。美人だから? お国のラストシーンが不満。なんかあっけないというか、無駄なことした感が… 死ぬ必要あったかな? 無門が最後大膳や信雄のところから帰って着てから急に忍者の冷たさに苛立つってのもちょっと不思議に思ってしまった。そのせいで忍者敵に回してお国のラストシーンになっちゃったわけだし… 筆者的には、忍者の考え方は人じゃない、てことを最後に無門に言わせて、下山平兵衛とか柘植三郎右衛門の思いをくませたかったんだろーな、 アクション爽快、サバサバ忍者たくさんで楽しい、 大野くん主演で映画化だそうだけど、たしかに無門のヘラヘラしつつ強いってのは大野くんぽいかもって思いました。

    2
    投稿日: 2017.06.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久々に歴史物が読みたい。そして、映画化する。俄かファンですが、鈴木亮平が出演する。ずっと気になっていた「のぼうの城」の作者の小説。 ワクワクしながら、著書を手に取りました。 無門という圧倒的強さをほこる伊賀者を主として、話が進んでいるため、創作性が高い作品である。 けれども、時折、史実が本文のまま記されており、しかも然程多く無い。読み易かった。 無門は、銭に執着し、唯我独尊の伊賀者に違いない。けれども、他国から盗み出した美女、お国の前では何とも情けない。惚れた弱みとはここまでをいうのか。面白いが、伊賀者としては大きな弱みである。 予想通り、お国の方は最後には死んでしまう。無門を気の毒に思う気持ちもある。一方で、無門もお国も、伊賀者として、武士の娘として、あるがまま動いた結果であり、清々しい気持ちにもなる。 また、織田信雄(のぶかつ)という信長の次男も、興味深かった。浅はかだが、信長の次男としてのプライド、共わない人望・実力に心折れる姿。何とも人間臭かった。 総じて、面白かったのは、登場人物が色豊かに描かれていたためかと思う。 最後に、のちの石川五右衛門である、文吾は必要だったか?しかも、石川五右衛門が伊賀者出身というのは数ある説の一節にすぎない。 映画のキャスト、無門こそ鈴木亮平のイメージで、文吾が大野智だったんだけど...

    0
    投稿日: 2017.06.22
  • 人ではない

    さっきまで殺しあっていた相手と、戦闘終了の合図でいつもの旧知の間柄に戻って一緒に行動する。オンとオフの切り替えが物凄い。しかし、それができない者が現れることも織込み済みで仕掛けてしまう冷徹さ。たとえ身内であっても、仕事のとあれば道具としてしかみない。忍者とはそんなにも厳しい世界か。この後も、時の権力者に擦り寄って江戸時代迄は活躍の場もあったようですが。こうした冷徹な判断は、権力者に求められる才能で、戦国から江戸までの名だたる武将は、皆この様な判断を迫られた時に、どう対応するかで生き延びてきたわけで、そうすると忍者は、一人一人が一国一城の主であることを求められている様なものかと。感情を棄てて、正しい判断を下すことが出来るかどうか。それが生き残りの才覚。現代の外交にも同様の判断必要かもしれませんね。諸外国に「草」をおき、情報を集め、マスコミという感情を煽る、モノに惑わされず、正しい判断をすることがいかに難しいことか。

    1
    投稿日: 2017.06.18
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    まもなく嵐の大野君の主演の映画が公開。しかし、相変わらずうまいキャスティングと感心する。どう脚色して映像にしているか楽しみ!

    0
    投稿日: 2017.06.10
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    忍とはこういうものだったんだろうな、と現実離れすることなく納得しかながら読める時代小説。映画観てもいいかな、って感じ。 秋田には忍の里はなかったんだろうけど、あった場所に行ったら旧跡巡りも楽しそう。

    2
    投稿日: 2017.06.06
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    伊賀攻略を進める織田信雄と伊賀の百地三太夫との戦を軸に物語が展開する。 とても映画的というか読みやすくて半日かからず読み終わった。実写化もするわな 登場する伊賀の忍びの者らがまぁ救いがたい 己の欲望に忠実で他人が死のうが知ったこっちゃない 自分に累が及んでようやく省みる 乱世だからありえた正直な生き方だったのかもしれない 読み終わって一番印象に残ったのは、虎狼の族は天下に散った、という日置大膳のことば のぼうも面白かったし映画も観てみようかな

    2
    投稿日: 2017.06.03
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    織田家と伊賀の戦いの話。中盤からテンポが良くなってきて、勢いのあるまま最後が不意打ち的にちょっと悲しい。結果、面白かった。

    0
    投稿日: 2017.05.30
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    シナリオ小説的だなと思った。何事もわかりやすすぎる。そこがいいのかもしれないが。 キャラクターが魅力的だった。 無門、やるなぁ!現代風の台詞回しも私はツボでした。映画が観たくなった。

    1
    投稿日: 2017.05.26
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    登場人物が多いのは歴史物の必定か。 物語の流れに乗れるようになるまでが大変で、途中で投げ出そうかと思ったのだけれど、無門が伊賀から逃げ出すことを決めたきっかけとなったあたりから、俄然、人間関係や力関係が見えて来て、面白くなり一気読み。 多分、読み直しをすれば、前半部分もすんなり理解できるのかも。 それにしても、こういう話って、人殺しを肯定しているわけで、残忍極まりないと思うのだが、あの時代のことだから、と物語を読む楽しみの題材として抵抗なく受け入れられていることに抵抗があったりするのは、ちょっと考え方が変なのかな? 2017年7月17日追記 映画を読んで、やっと人間関係が整理されました。 それにしても、日置大膳と下山平兵衛が格好良すぎです。

    1
    投稿日: 2017.05.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    見事に読ませるなぁ、歴史小説でサクサク読めるなんて!仕事のできる男の弱点が(笑)女心をわかってますなw終わり方も嫌いじゃない…。児玉清さんの解説もまたいい。興奮が冷めやらぬまま頬を紅潮させて語っているようで、思わずニンマリしてしまった。その勢いでのぼうの城と小太郎の左腕も絶賛…読まんわけにいかんなったやん…。

    1
    投稿日: 2017.04.21
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    「目的のためには他人を出し抜き、人を殺すことを屁とも思うな」 忍びを生業とする者たちは、命というものを軽く見ている。 他人の命だけではない。 自分の命さえ、けっして重いものではない。 人としての感情など持ち合わせていたら、それこそ命が危うい。 武将たちも裏切りは日常茶飯事。 昨日の味方は今日の敵。 最初から味方とは思っておらず、戦略として味方のフリをしていただけで、昨日の敵は今日も敵なのかもしれないが。 忍びの技だけを武器に、対価として報酬を受け取る。 それがすべてであり、そのことだけが目的だ。 某コミックの有名な台詞ではないけれど、「所詮この世は弱肉強食、強ければ生き弱ければ死ぬ」 無門が生きているのはそんな世界だ。 伊賀の国で「その腕絶人の域」と評された無門。 天性のものなのか、壮絶な修行の果てなのか。 それが語られることはない。 他を寄せ付けない圧倒的な強さを誇る無門だったが、何故かお国にだけは頭があがらない。 無門という人物に、人としての振り幅を持たせたことで物語がより深いものになっている。 人の情がまったく存在しないはずの忍びの国・伊賀国の忍びとしての頂点にある無門が最後にみせる人間臭さがいい。 忍びとしてしか生きられなかった男の哀切が際立つ場面だった。 他の登場人物の造形もよく練られている。 武士だろうと忍びだろうと、人として持つ欲望からは逃れられない。 無門以外の人間にも変化が現れる場面もあり、最後まで楽しめた。 今年夏には映画公開が予定されている。 脚本は原作者でもある和田さん。 「忍ぶの城」のタイトルで脚本を書き、第29回城戸賞を受賞している。 その後和田さん自身が小説化したものが「のぼうの城」として出版された。 映画「のぼうの城」の脚本も和田さんが執筆している。

    0
    投稿日: 2017.04.20
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    映画化されるキャストを確認してから読み始めたので、読みやすかった。 凄まじい忍術が度々出てくるが、史実に基づいているらしく、本当にあったのかと考えると怖ろしい…そして忍者は残忍だ。 救われたのは、無門がお国を守ろうとする一途さと強さ。そこは筋が通っていたのでスッキリ読めた。 2017.4.14…11

    1
    投稿日: 2017.04.15
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    とにかく読みやすい! サクサク読めちゃいます。 日本好きの外国の方が読んだら楽しめるだろうなぁ…

    0
    投稿日: 2017.04.01
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    忍者小説は忍者をどの程度の強さに置くかというのが難しい。 あまりにも強いのもアレだし、あまりも弱いのもアレだ。 だからかの山田風太郎の公式剣豪>忍者>サムライが生み出された。 (甲賀忍法帖は剣豪が出ないのでセーフ) この小説もこの公式に則っていtるので忍者の強さにギリギリセーフ感がある。 まぁでも面白い小説でした。 忍者大好きw

    0
    投稿日: 2017.03.19
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    大野さん主演で映画化されるときいて 読んでみました。 普段時代小説を読まないので 読むのに少し苦労しました…(^^; 歴史、苦手なので。 ですが、後半はどんどん加速して のめり込んで読んだかも。 映画、楽しみです♪

    0
    投稿日: 2017.03.13
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    爆裂に面白い歴史もの。 如何にも小説のネタになりそうな要素がこれでもかという程に詰め込まれた戦国時代の、それも伊賀国忍者たちにスポットを当てた物語。 どこまでも"人間"の"人間らしさ"を生々しいほどに描いており、物語に引き込まれて戻ってはこれない。実際本を閉じたときには部屋の外が明るいなんて久びさ!

    1
    投稿日: 2017.02.07
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    戦国武将が登場する歴史小説に荒唐無稽な忍びの世界を加味した活劇。登場人物の造型は興味深いが、ところどころに挟まれる史実の解説がテンポの良さに水を差す。

    1
    投稿日: 2017.01.22
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    漫画のような小説。時代小説、歴史小説といったジャンルには入りきらないが、確かに過去に生きた人物の物語。躍動感があって文字を読んでいるのに映像を見ているように思える。和田竜、はまりました。

    0
    投稿日: 2017.01.15
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    手裏剣を投げれば違うことなく相手の喉元を掻き切り、宙に舞えば次の瞬間にはもう相手の背中、卑怯な手口は常套手段、人の死を悼まぬ冷たい心。忍びに期待する全てが、この伊賀者で描かれる。 …名前を聞かれた無門が涙を流す場面で、すべてもっていかれた。。

    1
    投稿日: 2016.12.25
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    文句なしに面白かった。 敵味方の区別がつくまで難儀したものの、あとは巧みなストーリーにのみこまれていくのみ。 和田竜さんの手のひらで面白いように転がされていく読者というものも 悪くないと思った。 歴史物は固いというイメージがあってとっつきにくくて 気持ちや時間に余裕があるときにしか 手にしないけれど 和田さんの本に限っては気軽に読むことができるのが嬉しい。 忍者について飄々と語られる文面、 石川五右衛門が良い味だしてしたし、 なんといってもお国さんも無門さんのキャラ立ちが最高!!

    1
    投稿日: 2016.11.28
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    忍者活劇、というところでしょうか。エンタメ小説として充分楽しかったです。伊賀者の描かれ方が強烈で、いろいろ後遺症になりそう(笑) やはり戦闘場面は手に汗握りました。

    0
    投稿日: 2016.11.15
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    「村上海賊の娘」が仰天面白かったので、余韻を味わうべく手に取ったんだけど、期待を裏切らないエンターテイメントっぷりには、ただただ感服。無門の打算的でちょっと抜けたキャラクターの描写が小気味良いし、装画が山口晃ってのも地味にポイント高い。骨太感やシーンの迫力なんかは「村上〜」の方が断然好きだけど、4巻も読む気力無いわ〜って人にはちょうどイイかも。

    0
    投稿日: 2016.10.19
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    時は戦国。忍びの無門は伊賀一の腕を誇るも無類の怠け者。女房のお国に稼ぎのなさを咎められ、百文の褒美目当てに他家の伊賀者を殺める。このとき、伊賀攻略を狙う織田信雄軍と百地三太夫率いる伊賀忍び軍団との、壮絶な戦の火蓋が切って落とされた―。破天荒な人物、スリリングな謀略、迫力の戦闘。「天正伊賀の乱」を背景に、全く新しい歴史小説の到来を宣言した圧倒的快作。

    0
    投稿日: 2016.10.15
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    読み逃していた一冊を映画化の前に…。守銭奴…シンプルな忍びの性根は人にあらず、、でも人を羨む悲しいラストに苦さが滲む♪。

    1
    投稿日: 2016.09.14
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    嵐の大野くん主演映画ということで読んでみました。 漫画を読んでいるような感覚でスラスラと読み進めることが出来ました。楽しかった

    0
    投稿日: 2016.09.14
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    今度 嵐の大野君が映画をやるのが話題の小説。残忍な忍者が一人の愛する女性を返して、人間性を取り戻していく物語。兎に角、無門がかっこいい。お国と無門の新婚生活を描き続けるのも読みたかった。

    0
    投稿日: 2016.09.12
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    金の亡者と化した伊賀忍者と信長軍との戦闘を中心に描かれた爽快活劇ですが、主人公?の無敵の伊賀忍者 無門を中心とした描き方が良かったです! 無門が人間らしさを美人の女房?お国との関係で取り戻しつつ、伊賀忍者としての宿命との狭間に葛藤する姿が切ないながらも良かったです。 無門の最後の姿も、またいい描き方でした!

    0
    投稿日: 2016.09.09
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    ずいぶん前に読んだんだけど、思い出せなかったので、映画化にあたってもう一回読んでみた(笑) 伊賀者vs伊勢の武士(信長の息子―信雄)の話だったね~ 史実に基づいた話だけれど、この時代は人の命が本当に軽かったんだねぇ 子どもの頃、伊賀の里に連れて来られて、忍びとしての技を鍛えこまれ、ただ道具として使い捨てられるためだけに育てられた者は、人の気持ちを思いやる気持ちや、感情を持たない怪物になる。 実力ナンバーワンの忍者(無門)も、そんな一人だが 妻(お国)を前にすると、子どものようになってしまうところがいいね 戦いは凄惨だけれど、忍者の技や、武士の志など、どのように映像化されるのか楽しみだ。

    1
    投稿日: 2016.09.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    和田竜が史実の「天正伊賀の乱」を背景にした忍者小説。 怠け者の無門が戦いの中で変わっていくさまが描かれていて合戦の描写と共にリアルに表現されていた。

    0
    投稿日: 2016.09.04
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    戦国好きなのに、伊勢・伊賀の国にまたがる話を始めて読みました。 初めて信雄に関心を持つようになった。 それでも、12評定や三太夫の意図がつかみきれなかった。

    1
    投稿日: 2016.08.28
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    歴史が苦手なオイラは自ら進んで時代小説を読むことはない。強制的に貸し付けられてたまたまほかに読む本がなかったので読み始めたのだが、結果的に一気読みだった。

    0
    投稿日: 2016.08.27
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    登場人物の関係が読みながらだと最初の方、イマイチ分かりにくかった。 読み終わって思い返せば理解出来る。

    0
    投稿日: 2016.08.21
  • 忍びの心とは。

    以前からこの作品は読んでみたいと気になっていたのですが、なかなか手に取る機会がなくて読めていませんでした。今回映画化されるということをしって読んでみました。 最初のうちはいろいろな登場人物がでてきて、誰が主役なんだろ?と焦点が合わず少し読みにくいところがありました。それぞれが主役級の魅力的な個性をもっているキャラクターでもあったので。 物語が進んでいくにつれて特定の登場人物にどんどんと焦点が合わさっていって、後半には怒涛の展開がまっていました。なかなか感情移入できにくかったのが、後半は一気に引き込まれてしまいました。 映画化はどうなるのか楽しみです。 映画を観てから読むもよし、映画を観る前に原作を読むもよし。 オススメです。

    3
    投稿日: 2016.08.19
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    おもしろかった 戦はエグイけど 歴史注釈ちょいちょいあって ふーーんなるほど! って感じ 無門がかわいそうで… 嵐の大野くん 大変な役ですな 村上海賊の娘より こっちの方が好きかな

    0
    投稿日: 2016.08.10
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    血も涙もない伊賀の忍び、金だけが動機となる忍び、人間離れした技を操る忍びにわくわくさせられる。一方で、人の命よりも金が重視される環境になじめない者もいる。一方で隣国の伊勢は北畠から織田の手に渡り、織田信雄に仕える旧北畠の武将にもそれぞれの思いがある。これら登場人物一人ひとりのストーリーも小説に深みを与えている。 まあ、おもしろかったです。

    0
    投稿日: 2016.07.24
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    面白い、面白い、面白過ぎる!「のぼうの城」を以前読んだ時にこちらも面白過ぎたのでずっと気になっていた作家だったのだが、やっと他の作品にも手がつけられた。情け容赦の一切ない、あるのは銭への執着のみ!そんな冷酷無比な伊賀者達と織田信雄軍とが刃を交える天正伊賀の乱。出陣したるは伊賀一の腕を誇るアンチヒーローの無門。相見えるは木の幹までもを射倒す豪腕の持ち主の日置大膳。敵味方問わずの奸計、土遁火遁に幻術のオンパレードの忍術合戦、誰も憎めぬキャラクター達が激突する至極のエンターテインメント。司馬遼太郎よりも歴史事実を噛み砕きながら説明してくれるので読みやすい。また、敵方までもがどこか愛らしさを含む、作者の甘さが憎めない。織田信雄が一番好きなキャラクターになってしまった。久々に手に汗握る、至高の時代小説だった。次は「小太郎の左腕」や「村上海賊の娘」もぜひ読みたい。

    0
    投稿日: 2016.07.18
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    天正伊賀の乱を背景にした忍者小説。信長の伊賀征伐の前に起こった乱でフィクションと史実との混ざり合いが絶妙だと思う。 忍者の印象が他のと違う。

    0
    投稿日: 2016.07.02
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    映画化されるらしいので予習のつもりで読んだ。順番が逆になってしまったが村上海賊の娘での戦闘シーンでの感動が無門vs大膳で蘇ってきた。忍者小説は初めてだったので驚きや発見が多かった。映画が楽しみ。

    0
    投稿日: 2016.06.28
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    エンターテイメント! なるほど、漫画でも動きが出て面白いだろうし、映像にしても見応えありそうだ。 伊賀の忍者忍者ついての史実を知りたくなった。

    0
    投稿日: 2016.06.23
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    忍法の世界へ誘われました。圧巻ですね。めくるめく忍者の戦い。最後の1行まで物語りの世界を堪能できました♪と、同時に解説で故・児玉清さんが書かれていらっしゃる通り史実を混ぜているからこそ現実的に迫ってくるおもしろさを感じることが出来たと思います。和田さんの他の作品も読んでみたいと思いました♪映画化(嵐の大野くん)も期待してます!

    0
    投稿日: 2016.06.14
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    映画化されるというので読んでみました。 飽きずに一気に読めたけど物足りなかった。ヒロインの取柄は顔だけ?

    0
    投稿日: 2016.06.12
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    5月は、自分の中で「スパイ特集」にしようとおもい、忍者も和製スパイに違いないということで読み始めた作品。 和田竜さんの作品に関しては、「のぼうの城」を読んだことあり。 忍者=スパイ こういった要素もあったかと思うのだけれども、この作品で登場する伊賀忍者たちに関しては、忍者界全体のイメージが悪くなるんじゃないかというくらい、がめつくて、殺人が好きで、いい加減で…という人々。 この「忍びの国」で育った忍者たちには当たり前の世界で、全然悪いことをしている感覚もない。 そんな世界に違和感を覚える忍者たちもいるようで、その人たちは本当に辛そうに描かれていました。 現代の考え方でいくと、もちろん苦悩する平兵衛や三郎左衛門の方が当たり前で、もしも自分がこの世界に放り込まれてしまったら…と思うとゾッとしてしまった。 殺人鬼たちと生活する感じだし、しかも忍者たちだけでなく、戦国の世の中って今よりずっと死が身近だし。 主人公である無門は、めちゃくちゃ強いのに、とにかく面倒くさがり。そして、お国を女房にするために必死すぎ。笑 逆にそこがあるから共感して読み進めることができたのでした。(恐妻家っていつの世にもいそうだし) あと、読んでて一番気になる(いや、遅ろしい)のは、引火性の高い油の配合。 ===以下引用=== 「もしやこれは」 文吾は真っ赤な液体を浴びながら、早くも震え上がった。手に付いた液体を恐る恐る舐めた。 (やっぱり) 血の味がした。 赤犬の血である。 赤犬の血に、菜種油と荏胡麻油を混ぜ合わせたものだ。味はしないが蝦蟇蛙の目玉を乾燥させ粉末にしたものも混入されているはずである。これらを口伝の割合で配合すれば、極めて引火性の高い油が出来上がるという。 ========== ほ、本当に?! 「赤犬の血」ってだけでめちゃくちゃ怖いのに、「蝦蟇蛙の目玉を乾燥させて粉末にしたもの」って‼︎ ああ、現代はこんなことしなくてもガソリンとかあってよかったと思ってしまうのでした。(いや、引火性の高い油はいかんでしょうが) 赤犬さんは、食用にもされたと言われているし、ほんとうにじゅなん。 今度犬を飼うとしたら、赤犬さんを思いっきり可愛がってあげよう。

    0
    投稿日: 2016.06.09
  • 無門の破天荒さが、暗い陰湿さを気持ちよくバッサリ切り捨ててくれます。

    映画『忍びの国』製作決定。大野くん主演と知り、早速読んだ次第です。 しかし、毎日正面 目線の先に、伊賀上野城を見ながら生まれ育った私には、非常に複雑な想いを、最後まで持ち続ける事となりました。 浮かれ気分の忍者の子孫なんて、冗談ゆうてる場合じゃない!ショッキングな、易々と覆されていく忍者像が、圧倒的な迫力で描かれています。 戦乱の時代、記録に残る歴史の中に編み込まれた、無門とお国そして鉄の姿は、唯一ほほえましく、このまま続いてくれたらと・・・。 日置大膳いうところの『虎狼の族は天下に散ったのだ』この言葉ある意味、伊賀忍者そのもののアイデンティティーが薄まって、真っ当な人間に変わっていくことなのかなあ と勝手に解釈しました。 伊賀にとって『天正伊賀の乱』と『第二次伊賀攻め』は、現世の私たちが平穏に暮らせる為の、ターニングポイントだった様な気がします。 そして無門もきっと・・・。

    12
    投稿日: 2016.06.04
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    テンポもよく一気読みでした。大好きな風太郎と比べると、ハチャメチャさが無い分マイナスだが、よく言えば現実的で、ある程度史実にも即した形で話が進むので、歴史好きにも楽しめるかな。 でもこれ、伊賀出身の人が読むとどう思うのかな。本当にこういった人生観の人が今でも多いのなら、少々付き合いにくいかも知れない。いや、正直でストレートな分かえっていいか。 人物造形も良いが、個人的にはお国が好き。もちろん無門も憎めない。敵役の人間も生き生きとしていて楽しめました。

    3
    投稿日: 2016.05.12
  • 最強の伊賀忍者の魅力に。

    戦国期における伊賀者とそれに隣する伊勢武者との闘いをあまりかしこまらずに、描かれている。 伊賀忍者と言えば主君に忠誠を誓い、絶対裏切らないという先入観があったが、全く誤解だったことに気づかされる。むしろ金で動く殺し屋といったところか。 男と生れたからには一時は忍者に憧れる時期があると思うが、その幼少時の憧れのままに伊賀忍者は強い。その強さをもってこの物語の主人公は縦横無尽に戦場を駆け巡る。 なんとなくファイナルファンタジーの初期の作品をやりたくなる本だ。

    2
    投稿日: 2016.04.20
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    伊賀者とは本当にこんな意地汚い皆様だったのでしょうか? なんかかっこ悪くて間抜けな登場人物ばかりだけど、クライマックスで互いにかける一途な行動が清々しい。

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    投稿日: 2016.03.11
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    信長の次男・信雄と伊賀忍軍団の戦の物語。 戦国時代に生きた人々は、私たちとは全く違う死生観、価値感で生きてたのだろうとおぼろげには思っているけれど・・・。 とにかく、登場人物の行動原理が想像の斜め45度にあって、単純な情報戦とか謀のレベルを超えて、計略のつもりが本人の意図を超えて、事態がころがっていく面白さ。もっとゆっくり読めばよかったかな。 彼は、ほんとは当たり前の人間として生きたかっただけだったのかも、と思わされる最終盤に、ほろり。

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    投稿日: 2016.03.04
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    石川五右衛門が主役なのかと、読み進めたら意外主人公登場 無門の地味さ加減に最後まで馴染めなかった 忍者のリアリティさが出ていて、どこまでリアルかわからなくなってしまった。 村上海賊やのぼうほど長くなく読みやすい 表紙の絵は誰なんだろう…

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    投稿日: 2016.02.24
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    こういう忍者モノを読みたかった!これぞ忍び!っていうものが詰まっていた アクションシーンは臨場感たっぷりで、登場人物も個性的で楽しい 夢中で読んだ

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    投稿日: 2016.02.06
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    どこまでがフィクションで、どこまでがノンフィクションなのかよくわからないが、忍者も武者もわけわからないくらい強い。実際にはどのくらいだったのだろうか。現代人とは鍛え方が違うから、人間業とは思えないこともできたのだろうか。 個人的には、劣等感が大きいがなんとか頑張ろうとする信雄を応援していたので、大膳の弓を引いた場面が本作のハイライトだった。

    0
    投稿日: 2015.11.01
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    のぼうの城が地味に自分にHitしたのでとりあえず読んでみた。時代小説は苦手だったが、忍者というテーマは男は好きというまんまと引き込まれてしまったw 一気に読めるストーリーはさすが。 しかし、登場人物の呼び方が最後まで馴染まなかった…(笑)

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    投稿日: 2015.09.30
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    ありえないことばっかりだけど、登場人物がかっこいい。無門が、お国相手だと口調が変わるところが人間くさくて好き。外国で出版したら忍者ファン急増しそう。読みやすいし、面白いんだけど、ガチな時代小説好きには向かないのかも。

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    投稿日: 2015.09.22
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    一気に読了。 実際の歴史書から引用をのせることで物語のリアリティが格段にあがっていて、のめりこまされた。 人並みはずれているけれど情景は想像できる技の数々がとてもかっこいい! それぞれのキャラクターも際立っていて、特に無門が別格。誰よりも強いけれど、お国に対してはめっぽう弱い。そこがどうも人間らしくて愛すべき人物。 和田竜さんの作品はまだまだ読みたいものがある。次は村上海賊が読みたい。

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    投稿日: 2015.09.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    戦国期の忍者を主人公にした物語。 仲間の命より、家族の命よりも、「銭」を優先する伊賀者という設定が新しい。 弟を殺され、「あの者どもは人間ではない」と伊賀を抜けて伊勢の侍に伊賀を襲撃する事を進言する忍者がいる。 「おのれらの欲のために、ようも我が想い女を危うき目に遭わせてくれたな」 と激怒する忍者がいる。 自らの身に降りかからねば、他人の不幸が理解できない者がいる。他人がどれほど苦しんでいるのかと、思いもかけない者がいる。 という言葉が響きました。 でも、せっかく育てた忍者を策略の伏線のために、簡単に殺すかなぁとか、無門が想う程のお国の魅力が伝わらなかったり。 十二家評定衆が、策略ばかりで忍者としての強さを感じされなかったり、恐怖で下人を縛り付けていると言う割には簡単に裏切られたり。 設定の説得力のなさが、ちょっと残念。 「のぼうの城」より、風野 真知雄さんの「水の城―いまだ落城せず」押しの私は、星3かなぁ

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    投稿日: 2015.08.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

     「のぼうの城」「村上水軍の娘」に比べ、主人公「無門」の性格が理解できず、共感できなかったので、いまいちのめり込めなかった。  上記作品では、どちらも魅力的な主人公に引っ張られ面白く読めたが、この本はいまいちのめり込めなかった。  でもさすがに、忍者の設定や、織田信雄を始め脇役のほうが魅力的で楽しく読めた。

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    投稿日: 2015.08.20
  • 忍者って、こんなひとたちだったんっだって、よくわかります。

    忍者のイメージって、忍び装束に手裏剣、足音や気配を消して動いたり、侍の時代のスパイ、暴れん坊将軍の御庭番、忍者ハットリ君、って感じだったんですけど、この本を読んで、イメージが変わりました。 武士とは対照的なくらい、価値観も物の考え方も戦術も違うとは、思ってもいませんでした。 とっても新鮮に時代小説が楽しめました。おすすめです。

    1
    投稿日: 2015.07.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    おもしろかった!!!! のぼうの城の作者さん、、、さすが、おもしろい。ちゃんと歴史に則って、存在した人としてない人とがでてくる。一つのストーリーになる。 途中、どっちが悪役なのかわかんなくて、ハラハラした。 結論:みんなすきだ!

    1
    投稿日: 2015.07.10
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    【戦国時代に起こった、忍びの里・伊賀と織田軍との壮絶な戦いをスリリングに描く、新時代の歴史小説】  金のことしか頭にない忍びと、彼らを謀略で束ねる冷酷な大将。『のぼうの城』とは異なる荒んだ雰囲気ですが、徹底したリアリティと迫力の戦闘は前作と遜色ありません。児玉清さんの熱い解説も必見!  最強のエンタメ時代小説、ここに見参なのであります!

    0
    投稿日: 2015.07.03
  • 主人公は無門なのね。

    この物語に登場する忍者って超自己中心的というか超個人主義、まあ 忍者として生きるならそうでなければやっていけない、当たり前のことなのだ。そんな主人公の無門が「愛・情」に目覚めるお話。 はじめの方、誰が主人公なのかはっきりしなかったよ。

    1
    投稿日: 2015.06.21
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    信長の息子、信雄vs伊賀忍び軍団の話。 伊賀の忍びの常識は現代の自分たちのものとは大きく異なるものだった。 だが、忍びにも私たちと同様、人を愛するという気持ちも芽生え、そして、自己犠牲という彼らの常識ではあり得ないことまでしてしまう者たちもいた。愛とはそれほど人を変えるものだということをこの本から感じた。

    0
    投稿日: 2015.05.09
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    歴史、忍者小説 腕はあるがやる気に欠ける主人公 嫁に認めてもらうためだけに賞金首を追いかけて。 神業すぎて唖然とするが読み易く読み応えありです。 ガチな時代小説好きには合わないかも。。

    1
    投稿日: 2015.05.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    織田信雄の伊賀攻めの話 「無門」という超絶技巧の忍者とその妻「お国」 あと後の石川五右衛門。 やっぱりちょっとマンガっぽい 伊賀者の性格、訳もなく争い闘う、は不思議。 忍者=下人、普段はもっぱら農作業、とのこと。

    0
    投稿日: 2015.03.19
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    テンポよく読めて軽く血の匂いがするぐらいの感じが良い。ドライな感じとウェットな感じが交錯する雰囲気。

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    投稿日: 2015.02.05
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    エンタメ寄りの忍者小説として ほどほどに軽く、ほどほどに歴史小説してる その塩梅がこの作者は上手い。 2時間映画を見た気分の読後感。 作者が目指しているのもそれだろう。

    0
    投稿日: 2015.02.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    銭勘定だけで動き、裏切りは日常茶飯事の伊賀者の世界。その具現者たる無門は女に惚れたことから調子が狂ってしまう

    0
    投稿日: 2015.01.31
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    世に聞こえる“天正伊賀の乱”を,各種現存する資料を基にドラマティックに描く.登場人物達が丁寧に描かれることによって,その時代,伊賀忍者という存在性,歴史小説の深遠さが表現される.ニッチな時代をニッチな切り口で描くのが特徴のようだ.歴史好きの僕は惚れる.

    0
    投稿日: 2015.01.20
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    和田竜さんの小説。 忍者小説って、歴史小説を書く人は初期にチャレンジしてますよね。 面白く作りやすいからかしら。 本著はニンジャの身体能力もさることながら、その酷薄な人間性に焦点を当てています。上忍と下忍の関係、ゼニ勘定に敏い事、身内でも平気で裏切ることなど、そこが読みごたえをいや増しています。

    0
    投稿日: 2014.12.12
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    ・あらすじ シュッ!スパッ!くるんくるん!ズバァ! ・かんそう 漫画みたいな話。俺は好き。忍者の性格も好き。畜生ばっかりだ。楽しかった。

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    投稿日: 2014.12.11
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    実際には、★3.5 忍者を中心にした小説って、あまり無かったんじゃ無いでしょうか?そういう意味では、非常に面白い話です。 かなりあっさりと人が死んでいきます。これは、その後の作品、『村上海賊の娘』を彷彿とさせます。もう一つ、出てくる登場人物が、飄々としていて、それほど深刻さを感じないところも、やはり『村上海賊の娘』と同じ作者の作品なんだなと感じさせました。 よく考えてみると、和田竜さんは、戦国時代、しかも信長をからませた話ばかりのような気がします。もしかして、最後の最後に、信長が主人公の作品を書くとか?

    0
    投稿日: 2014.12.03
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    天正伊賀の乱を描いている小説。まぁ戦国時代の伊賀の国を舞台にしている。 簡単に何気なしに読もうと思って手に取った。単純に楽しむためだ。 さて、史実に基づいて丁寧に伊賀の国の状況や人の風土を描いている。そのうえで、織田信長からの圧力を如何に伊賀者がたちが知恵を絞って防ぐと同時に自分たちの実力を売り込んでいくか。えげつないほどの人間臭い小説だった。 だから伝奇小説みたいに術を掛け合ったりおどろおどろしいことにはならない。なので主人公の下忍の無門を軸に織田信雄、日置大善などの複数の視線を織り交ぜ群像劇ぽくなっている。 人間臭さは、男と女、トラウマ、過去の悲劇が絡んで面白かった。

    0
    投稿日: 2014.11.17
  • 忍び vs 武士道 生き様正反対の両者のバトル。どちらがどう勝つのか楽しい!

    忍び代表伊賀 vs 武士代表伊勢(織田信雄)。両者が激突したのが、天正伊賀の乱。今までこの乱についてはほとんど知識なかったけど、この作品を読では、単なる勢力争いではなく「忍び」の価値感と「武士」の価値感のぶつかり合いとして描かれているのがすごく新鮮。戦国時代の武士の価値感は、他の時代小説でも描かれることが多いが、この本は忍びの価値感や生き様を分かりやすく描いていて面白い。両者の価値感の違いが、戦前の交渉のやり方の違い、戦場での戦法の違い、戦意高揚のやり方の違い、にすごくよく表れている。まるで日本の中で異質な文化を持つ民族同士の戦争を見ているよう。どちらがどうやって勝つのかは、読んでみてドキドキしながら楽しんで欲しい。

    7
    投稿日: 2014.11.12
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    「やっぱり行くわ」「どこへです」 史実交えてるっぽい忍者ファンタジー。後半が面白いというか、前半がしんどいというか。描いたのは女房一筋の忍道。

    0
    投稿日: 2014.11.06
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    物語の起伏がはっきりしていて、うまく乗せられて最後までスイスイ読めた。盛り上げたいシーンへの期待感の煽り方や、その後の合戦での迫力はさすが。エンターテイメント作品としては楽しめるが、余韻は残らない。

    0
    投稿日: 2014.10.02
  • 映画化してほしい。→されて楽しみです

    伊賀忍者と言えば甲賀と並ぶ有名な忍術使いとされており、ストーリーは1人の伊賀忍者を軸にした話です。 当時の時代背景を元に脚色もあるものの時代物として、戦国ものとして、純和風スパイものとして読みきれます。 のぼうの城に続き和田さんにやられました。 このスピード感は、映像化されると聞き期待値マックスです。 次は村上海賊もはやく映画化されないかなぁ♪

    6
    投稿日: 2014.09.28
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    忍者小説の醍醐味は伝奇物とは違った、荒唐無稽・奇想天外が許されるところ。 古くは立川文庫だっけ。司馬遼太郎、池波正太郎、山田風太郎・・・錚々たる作家が名作を描いてきてる上、本読みの中でも、活字中毒のファンが多いジャンルではないかと思います。 冒頭から、読者の想像力を書きたてるアイデアと文章、そこにリアリティが存在しないと納得しないです。 さて当作品。 厳密にいうと第一次天正伊賀の乱をメインに描いてます。 稀代の剣豪という肩書を持つ大名 三瀬御所こと北畠具教。 織田家に屈服し、信長の次男信雄を養子に迎えた、この異色の大名を暗殺するところが物語は始まる。 信雄に従う3人の侍大将にとって、北畠具教はかつての主君。 その旧主で義理の父親殺害を命じるのは戦国の習いか、実父と真逆な信雄の器量か。 一方の剣豪大名は、この日を予感し、かつての家来の懊悩を理解し、諭して、消えていく。 第一章からこんな調子。この段階で既に「やべー スゲー小説に出会ったぞ」と。 伊勢を平定した信長は愚かな息子 信雄に厳命する。伊賀は攻めるなと。 人であるが、人としての感情を持たない獣のごとき武装集団。 銭によって傭兵として無双の強さを発揮する。そんな伊賀の民の強さを信長は知っていた。 これを理解できない信雄と、それを利用して攻め込ませたい伊賀の長たち。 登場する忍び 無門、文吾、平兵衛、木猿ら。 伊賀を束ねる長たちの深謀機略。思惑通りに進むかと思いきや・・・・・。 銭が第一、忠実に働くはずの伊賀の下人たちの思惑が、物語を一転二転と左右していく。 忍者だけでなく武将ひとりひとりの個性も際立ち 一対一だけでなく、合戦シーンも秀逸。 金こそ全て、親兄弟も関係ないという現実主義の忍び達。 故郷の危機に、或る者は忍びの矜持を掛けて、或る者は矜持を捨てて、立ち向かう。 続編に期待してしまう。 文吾 後の石川五右衛門のあの名文句を待ってます。 「絶景かな、絶景かな。」

    1
    投稿日: 2014.09.03
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    2014.8.21 am1:42 読了。入り込むまで時間ぎかかった。終盤は比較的のめり込んで読めた。この人の作品は入り込むのに時間がかかる。忍びに関する背景説明はありがたいが、小説としてはちょっと邪魔だった。もう少し話のなかに溶け込ませて欲しかった。参考文献まで載っていたのは良かった。今後参考にする。『村上海賊〜』を読むか迷う。総じて脚本のような印象を受けた。会話文や心情描写と同じくらい背景説明が多いためだと推測。ともあれ忍びに関して興味が出たのでいいか。

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    投稿日: 2014.08.21
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    織田家 vs 伊賀忍者の物語。「のぼうの城」同様、歴史上は小さくとも懸命に戦う人間模様。登場する、我が身の利益のみに正直な行動をとる人々は、現代日本のメタファーを意図したと取るのは深読みしすぎだろうか。

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    投稿日: 2014.08.19
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    忍者小説は初めて読んだのである。 フィクション作品とならないように、史実に基づいて書いた作品だが、あまりに忠実に書くとリアルすぎてしまうのだが、適度なリアル感があって、歴史小説としては、わかりやすいものだと感じ、すらすらと読めてしまった。 自分がイメージしていた忍者とは違った者を感じた。忍者の見方が変わるかもしれない。 織田信雄と伊賀忍者との戦いで、ドキドキさせる展開もあり、人物の豪傑さや破天荒ぶりも感じられたものであった。

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    投稿日: 2014.08.01
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    まあイマイチですかね。そんなに読み易いかな?テンポもいいのか?織田信雄軍対伊賀忍び軍団という設定はけっこう面白そうだと思ったが、どのキャラもあまり好きになれないし内容も薄くないかな?歴史小説に不慣れな自分には合いませんでした。和田竜の初チャレンジだったけど一冊ものにしておいて良かったかも。期待していただけにちょっとガッカリだな・・・・・

    0
    投稿日: 2014.07.23
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    伊賀の忍びの話。 スケールがさほど大きくないのが特徴? いや!日本のこの時代だとどうしてもこうなるのかな。

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    投稿日: 2014.07.22
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    戦国時代、伊勢を支配する織田信長の次男信雄は、父の「隣国伊賀には容易なことでは手を出してはならん。」との言いつけに背き、伊賀攻めを決行する。 伊賀者は、目的のためなら他人を出し抜き、他人の命を奪うことに感傷を抱かぬ習性を脈々と受け継いでおり、伊賀国では、統治者が不在で六十六人の地侍がいがみ合っている状態だった。 しかし、彼らの間には、「他国の者が伊賀に入った際には、惣国一味同心してこれを防ぐこと」という軍事同盟が結ばれており、圧倒的に数に勝る信雄軍に勝利した。 この快挙は、実は武家出身の恐妻お国に褒めてもらうことをモチベーションに奮闘した下人、無門の活躍なくてはなしえなかった。。。というストーリー。

    0
    投稿日: 2014.07.20
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    まぁまぁかな。妻に頭の上がらない凄腕忍と言う設定が面白い。頑張れと応援したくなる。小説的な面白さと共に忍の考え方や習性も書かれており興味深かった。

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    投稿日: 2014.06.15
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    和田竜さんは、これで3作品目。 織田信雄軍対忍びの国伊賀。 忍びの戦い方なんて、とても現実に起きているとは思えないが、児玉清さんの解説にもあるように、ノンフィクションとフィクションが巧みに融合して、とんでもない作品になっています。 ハッピーエンドではなかったけど…、あれが可能な限りの最高にハッピーな終わり方だったのかもしれない…。

    0
    投稿日: 2014.05.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

     あんまり忍んでいない忍たちVS猛将たちの大スペクタクル! この筆者の合戦シーンは本当に外れがないです。一旦は逃げた下人たちが賞金目当てに大挙して来た時には、興奮でゾクゾクさせられました。  序盤、物語の視点となる人物が定まらなくて若干読みにくかったのですが、そのおかげで各登場人物の性格や考え方が頭に刷り込まれて、結果、ヤマ場での各々の行動それぞれに胸打たれるようになります。  伊賀サイド、伊勢サイド、どちらも個性的なキャラクターが勢揃い。その中でもやはり、最強のくせにやる気のない、だる~い喋りの無門のキャラは際立って魅力的。  忍たちの術や武将たちの戦いぶりなどはあまりに人間離れしていて「オイオイ」ともなりますが、そこはフィクションだから良いのです(真顔)

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    投稿日: 2014.05.29
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    少年ジャンプにありそうな話ではあるけど、史実や文献をもとにしたものらしい。楽しかった。 今後三重県出身の人と出会うと接し方変わるかも。

    0
    投稿日: 2014.05.23
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    和田竜の本、「のぼうの城」に続いて2冊目。プチ、マイブームである。 戦国時代の伊賀を舞台とした、織田軍と百地三太夫率いる忍び軍団との戦い。 忍びの冷酷さ、自分の子どもまで目的のために殺してしまう。「人間じゃない」と叫ぶ忍びも何人か出てくる。 ビックリするような忍法の術。目に見える忍術よりすごいのは人の心まで自在に操ってしまうこと。手下の下人はもとより敵の総大将の織田信雄(のぶかつ)までも簡単にあやつられる。 そして凄まじい闘い。実は、私は戦闘シーンはあまり好きではない。 忍びではない正統派の豪傑たちもわんさかいる。 織田信長と織田信雄の親子の確執。偉大な父を持つと子どもは不幸である。 無門という飛び抜けて優秀で残酷な忍びは、誰にもこびない。織田信長にも媚びないが、美人の妻には一切頭が上がらないというギャップの面白さ。 テンポの速さ、意外などんでん返しなど、エンターテイメント 小説として二重丸です。

    1
    投稿日: 2014.05.18
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    本屋大賞の作家だからと、期待したが50ページで我慢の限界。全く面白さを感じることが出来ないまま、古本屋行き。

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    投稿日: 2014.04.18
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    特に考えずするすると読めるエンターテインメント小説。 登場人物が多すぎて、それぞれを描こうとした結果焦点がぼけてしまた感がある。平兵衛なんてとてもいいキャラクターなのに、全然出てこなくてがっかりした。 無門と平兵衛とを中心に、違う思想をもつ忍び同士の対決として描いてくれた方がよかった。面白かった分、散漫な印象を受けたのが残念。

    0
    投稿日: 2014.04.07
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    疾走感があって、映像化したらすごく面白いんだろうなあと思いました。もちろん戦う場面もですが、走りながら忍び装束に着替えるシーンとか、紺布を剥ぎ取って必殺を告げるシーンとかがきっと堪らない(単に忍び好きなだけ) マンガがあるみたいなので、そっちも読んでみたいです。

    0
    投稿日: 2014.03.06
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    面白いけど、ちょっと史実に寄り過ぎな気もしないでもない。それがいいのかもしれないが。 のぼうの城の方が個人的には好き。

    0
    投稿日: 2014.02.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2014.1.19~25 読了 司馬遼太郎を思わせる忍者小説、従来に無い忍者の個性を描いている所が新しい。古文書と対比させた表現が実話っぽくさせている。

    0
    投稿日: 2014.01.28
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    私利私欲のみで動く伊賀忍者達と織田信長の次男信雄の伊勢の国との戦い。無門は伊賀一の腕を持つが、芸州からさらってきた女房お国に全く頭が上がらない。お国のために無門は伊勢と戦う。史実を交えながら、超のつく能力をもつ忍者の闘いはとても痛快。一気に読み終える。

    0
    投稿日: 2014.01.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    無門がいい。歴史小説をこんなに軽やかに読ませてくれる和田さんがすごいと思う。そして,登場人物のひとりひとりの性格が分かりやすく描かれているところに驚く。頭の中でその性格をこんなにも早く,易しく思い浮かべられる(そして,それは足し算の様な作業で)ようにできる描き方が素晴らしい。

    0
    投稿日: 2014.01.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「のぼうの城」に続いて和田竜作品は2作目。今回は忍者が主人公。忍者といえば山田風太郎の忍法帖シリーズが定番となっているのだが、ぶっ飛び忍法は登場しないものの、疾走感、キャラの描き方、物語の締めくくり、様々な点で御大山田風太郎氏に肉薄するものを感じた。 時代小説の書き手として今後大きな仕事をしていくんじゃなかろうか?氏の追及するものはあくまでエンタメであると捉えているが、歴史を俯瞰する視点からさらに深く事象を掘り下げていく作風を得るなら、大きな賞も期待できるのでは?その結果つまんなくなったりすることもあるかもしれないが… 今書店では「村上水軍の娘」が平積みされてる、文庫本に落ちる頃には読んでみようと思う。

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    投稿日: 2013.12.27
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    忍びのお話は初めて。五右衛門が主人公かと思いましたが、まったくちがったw。 このあたりもやはり詳しくないので、楽しめました。史書も織り交ぜているのが『のぼうの城』同様いいですね。

    0
    投稿日: 2013.12.15
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    万城目氏の「風太郎」のおかげでここのところ忍び萌えがつづいていたりして。 いいよね、忍びって。(といわれても) なんかこう、きゅんとくるんのです。 ストイックでプロフェッショナルかと思いきや、思いのほか欲にまみれて意地汚かったり。 人でなし呼ばわりされるのも然りなんだけど、義理人情や忠誠心に左右されないあたりはそれなりの美学を感じます。 時は戦国、天下人は織田信長という時代のお話です。 信長二男の信雄率いる伊勢の軍勢が伊賀攻略を目指して攻め入り、金のために信雄に伊賀攻めさせて儲けようと策略する伊賀の忍びたち。 最高の忍びの腕を持ちつつ、女房のお国には頭が上がらない無門が、何とも人間臭くてほほえましい。 戦の凄まじさや忍びの術の迫力よりも、無門の一途さに心打たれました。

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    投稿日: 2013.12.06