わらぶるさんのレビュー
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このユーザーのレビュー
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聖の青春
大崎善生 / 角川文庫
涙で画面が見づらい
11
以前小児病院の事務をしてたことがあって、その頃の患者さんと話したことを思い出して涙が止まらなくて。聖(さとし)と師匠の関係がまた痛くて。逃げられない運命に立ち向かう力強さ。容赦無く襲いかかる病魔。これ…ほどまでに残酷な運命が聖をさらに純粋に勝負世界へ誘っていく。ストレスに押し潰されそうになって、暴れることだってある。当たり前だろう。弱いものを助けたいという想いがまた素晴らしい。仲間から愛された様子も素敵に描かれている。コミックの「聖」一巻も読んだけど、どちらも甲乙つけがたい。三月のライオンの二階堂も聖をモデルにしたのでしょうね。松山ケンイチさんの映画も期待しちゃうな。タオル持って見に行かないとダメかな。 続きを読む
投稿日:2016.11.23
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探偵の鑑定I
松岡圭祐 / 講談社文庫
あー、どうなっちゃうのぉー
10
Qちゃんが、サスペンス・・・。二転三転、ほっとさせて突き落とされて、ハラハラドキドキが止まらない。早く次巻を・・・。
待っている1ヶ月の間に痩せ細ってしまいそう(ウソ)
追伸 探偵の探偵も、今全巻読…破しました。強烈なバイオレンスの中に、玲奈と琴葉のプロフィールを知り、次巻への希望が湧いてきました。
次に読むのは千里眼シリーズかな。
2巻予約しました。15日になると同時にダウンロードして、一気に読んでしまいました。あーおわらせたなー。もう、小笠原さん&凜田さんコンビは・・・。
一つの作品に区切りをつけて、また新たな作品を産み出してくれるであろう作者様に感謝。万能鑑定士Qは、中学生の娘に安心して勧められるシリーズだったなぁ。 続きを読む投稿日:2016.03.15
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ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~
三上延 / メディアワークス文庫
ついに本編終了
10
過去から現在へ張り巡らされたワナ。古書をめぐる人々の執念。そして最後の・・・
読んで良かったと思うと同時に、本編終了を惜しむ。でも、番外編等ありそうなので、期待してまちます。
大船に親族がいるので、本…作の舞台はなんとなくわかる土地。一巻から楽しく読ませていただきました。
二人のぎこちない愛に祝福を。家族は仲良くできるのが一番。
qちゃんのシリーズとちょっと似てるかな。でも、本好きには楽しい作品でした。 続きを読む投稿日:2017.03.25
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探偵の鑑定II
松岡圭祐 / 講談社文庫
複雑な気分
10
うーん、こう閉めますか。ヒロインみんな登場&活躍だけど、小笠原!あーあ。一気に畳み掛ける結末。こんな終わり方とは。いっそ小比類巻君も事件にかませちゃえば良かったのに。華蓮もね。
続ければ、いくらでも続…けられるけど、終わりにするのも大事なことでしょう。あとは、番外編を残すのみとなりました。 続きを読む投稿日:2016.04.14
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水鏡推理6 クロノスタシス
松岡圭祐 / 講談社文庫
またまたタイムリー?
9
過労自殺、天下り。ネタにされてますね。
昔から、霞ヶ関ホテルなんて言われてまして、国会期間中はみんな待機で、待機解けたら宴会。ただし職場で。
そんな親を見てました。半ば呆れて。
若くして体壊してしまう…優秀な職員も見ました。
でも、みんな「公僕」として、滅私奉公していたと思います。
日本が少しでもよくなるようにと祈りながら。
天下りだって、経費節減のお題目で、早期退職させる代わりに再就職させてたわけでしょ。年金支給開始が65になったら、10年間無収入じゃ干上がっちゃうでしょ。でも、税金使うのは減らさなきゃいけないし。景気が上向いても給料なかなか上がらないし、初任給安いし。バブル期には、「公務員なんかになったのー」とバカにされたもんです。
ストーリーは、思わぬ方に転がっていくけど、意外な展開で笑っちゃいました。終盤は、ちょっと感動。
すごいハイペースでどんどん書き進めてくれる松岡先生に感謝。 続きを読む投稿日:2017.02.15
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なつのロケット
あさりよしとお / ヤングアニマル
気付いたら涙が
8
あさりよしとお先生らしくひねって(ヒネテ)来るかと思ったら、なんともストレートなお話。「今、真上」を見て、涙がこぼれないように上を向いちゃいました。出会いと別れ、青春と爆発と言ったところでしょうか。カ…ールビンソンもそうだけど、ホロっとくるストーリーがうまいなあと思う。 続きを読む
投稿日:2016.10.12