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スタンフォードの自分を変える教室
スタンフォードの自分を変える教室
ケリー・マクゴニガル/大和書房
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総合評価

513件)
4.0
164
163
110
21
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    習慣を継続する方法、思い立った意志を継続するためのtipsは何かを知りたくなり手に取る。 意志力を高める、思い立った習慣を継続するための方法を科学的な分析を基に紐解く本書。 方法論が中心なので、要約は割愛。 自分が有益だと感じたのは以下の点。 1.ごほうびと罰で目標達成をコントロールしないこと ・誘惑に負けると罰則を与え、勝ったらごほうび、という考えを持つべきではない →アイデンティティとして認識し、ありのままの自分がこうあるべきなんだという認識 →ごほうびの考えを持つと、どこかで自分の間違った行動を正当化してしまう ・自己批判は自分をコントロールする意志力を下げる →意志を高めるには自分を許し、認め、受け入れること →自分を批判し落ち込むことで、ストレスからの逃走本能が働き目の前の原因を破るようなことでストレスをやわらげようとする ・目標を達成する機会に出くわすだけで、自分の目標が達成されると錯覚するような「ライセンシング効果」が発動するため、注意が必要 例:ダイエット中の人がヘルシーなメニューが選択肢にあるだけで目標を達成したと勘違いし、結果的に高カロリーの食事を選びやすい 2.意志がつづかない条件を観察するために自己認識を行う ・原因を分析し、目標を破る機会を与えない

    1
    投稿日: 2015.11.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人は喫煙、ドカ食いなどやってはいけないと分かっている事でもやってしまう。そんな自分をどうやってコントロールしていくのか。様々な実験の結果などを織り交ぜながら、解説し読者に伝えてくるメッセージは分かりやすく、為になる。特に自分自身の感覚や欲求を「観察」することにより欲求を抑えることができる、というところには共感しました。瞑想していて頭に浮かんだことはそのまま認める。座禅の体験した時も同じことを言われた。未来の自分をスーパーマンにしてしまう傾向の話も面白かった。

    0
    投稿日: 2015.11.03
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    この本はよくあるやれば出来るとうたう、自己啓発本とは違い、心理学や脳科学、神経科学に基づき、どういうプロセスでやるべき事をやり、やらない事をやらないようにするか具体的な方法も交えて書いていたので面白かった。

    0
    投稿日: 2015.10.24
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    自己啓発本だが、医学的検証結果と心理学的、経済的観点で論理的に捕捉を行い、人々の中にあった思い込みや前提を覆しながら書かれていて、アクション動機形成される本。 個人的には毎日5分の瞑想や、リフレッシュのための運動、そして出来なかったときの自分を責めずに次へ気持ちを切り替える、というステップはどんどん取り入れてやっていきたいと思った。 ちなみに私はアメリカ人のように甘い物を食べないので、彼らの実験にたくさんの魅惑的な甘い物が誘惑物として出てきていても、全然食べたいと思わなかった…。

    0
    投稿日: 2015.10.23
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    長い。この内容ならもっと簡潔にまとめられるという気がした。「衝動的な欲求を抑えろ、理性を保て」というスタンスが通奏低音のように流れている本。向こうの人は本当にみんながみんな肥満の問題に頭を悩ませているのだなぁということがわかった。

    0
    投稿日: 2015.10.12
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    本能の自分、それを抑え込む理性の自分。理性の根拠となる、希望の姿。それらを分解し、判断の前に理性を働かせること、その活動にも体力がある事を分かりやすく説明してくれる。果たして、人間は変われるのか。思い通りの自分を手に入れられるのだろうか。思い通りの自分とは?分かりやすいのは、禁煙やダイエット。受験もそうだろうか。しかし、社会に出ると、そもそもの希望の姿自体が曖昧だ。語学習得→本当にいるか?→だいたで良いだろう→あるいは、ストレスを溜めないほうが…。変わるというのは、難しい。何故なら、今だって、自分にとっての最適解を常に選択しているからだ。

    0
    投稿日: 2015.10.04
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    心理学、神経科学、医学の各分野から自己コントロールに関する最新の見解を説明し、意志力を強化するための戦略を紹介。なりたい自分、に近づける本。 おかげで物事を先延ばしにする癖も少しはマシになった気がする。と言うより、物事を処理する機会が増えている。 evernoteへ。

    0
    投稿日: 2015.09.20
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    想像していたよりもずっと科学的な本だった。心理学、神経科学の数々の実験を紹介しながら「意志力」の科学的コントロール方法のヒントを教えてくれるというものだ。文章も読みやすくまとまっていて、まるでNHKの白熱教室の授業を受けているような気になる。タイトルの付け方、美人の先生の授業シーンを載せた帯の作り方、ブルーメタリックな装丁が秀逸で、読むだけで自分が変わるかもしれないと思わせることに100%成功している。学ぶところは多いが、もしかしたら外見で実力以上に売れた本かもしれない。

    0
    投稿日: 2015.08.17
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    まずページを開くと、「誘惑や依存症に苦しんだり、物事を先延ばしにしたり、やる気が出なかったりして困った経験のある方々 -つまりすべての人- に本書を捧げます」とある。 しっかりと自分をコントロールできる人は自分と戦ったりはせず、自らの中でせめぎ合うさまざまな自己の存在を受け入れ、うまく折り合いをつけることができる。 筆者はそのような能力を“意志力”と呼び、本書においてその能力を向上・維持させる方法について論じているのだが、単なる経験談だったり自論を展開するのではなく、科学者の視点からエビデンスに基づいている点で説得力がある。ただ、アメリカの本らしく冗長的な感は否めない。 先日、「影響力の武器」を読んだのだが、それと連動する話も多い。 人には、自分の言葉や信念を一貫したものにしたい、あるいは他者からそう見られたいという欲求があることが影響力の武器に書かれているのだが、本書ではそれを補足するように“例外”を指摘している。 それは「モラル・ライセンシング」と呼ばれるもので、良いことをした後、ちょっと悪いことをしてもいいだろうという自らを正当化する行為のことであり、これが自制心に悪影響を及ぼすとしている。 また、本書の第8章では「ソーシャルプルーフ」について触れられているが、これは影響力の武器で言うところの「社会的証明」と重なる。 そして、どちらの書籍についても同じ感想を持った。 それは「目新しいことが書いてあるわけではないが、読まないよりは読んでおいた方が間違いなく良い」ということ。 言われてみれば当たり前ということでも、自らがそれを意識できるかどうかは別の話であり、本書に書かれていた「自己認識の重要性」もそれに通じる。 コントロールすべきことを認識すらしていなかったら、自制などできるはずがないのである。 読みっぱなしにするのではなく、各章の要点を何らかの形で見直せるようにしておくべきと思ったので、自分はマインドマップ形式にまとめた。 このマップを定期的に見返したいと思う。

    0
    投稿日: 2015.07.30
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    人からおすすめされた本だったけれど、 どうもしっくりこない。瞑想してみようか? もう少しして、また、読んでみようか?

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    投稿日: 2015.07.28
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    すっごく面白かった。「意志」や「自己コントロール」について目からうろこのオンパレード。文章も内容もとってもわかりやすく読みやすい。最後までワクワクしながら読んでしまいました。とってもお勧めです。

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    投稿日: 2015.07.24
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    自己をコントロールするには? →自己認識力を高める必要がありため、選択した瞬間を振り返る 自分に厳しくしても意志力は強くならない 思考を抑えつけず行動だけ自制する、自分が何を信じ、何に従って行動するかを選択すること 努力するのをふつうにする

    0
    投稿日: 2015.07.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自分を変える、意思を変え 行動を変えるための実践ノウハウが、科学や脳科学のアプローチから細かく書かれている。2013年のビジネス書 各ランキングなどで1位になっている。人気の講座を書籍にしたもの。 訳書は苦手、な自分も読み切った。実践できる章に分かれた構成で、読み進みながら、自分の生活で行動していくこともできる。大事なことは、「やる力」「やらない力」「望む力」この3つ。思考と感情、身体の意識を一致させるよう、客観視、自己認識を深めるのに良い本。

    0
    投稿日: 2015.07.13
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    結構心理学はかじってるつもりでしたが、はじめて聞く実験や理論が多く、常に線を引きながら読みました。 すぐやってみようとできるエクササイズも示されていて、実際効果がありましたし、読んでよかった本です。 その点持論を連ねた単なる自己啓発書とは違うと思います。 なぜ人は誘惑に負けてしまうのか、自己コントロール力を高めるにはどうしたらいいか、優しくユーモアのある語り口で提案してくれます。

    0
    投稿日: 2015.07.03
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    本書が多分に自己啓発的な内容を含んでいることは間違いないが、それにしてもこんな気持ちの悪いタイトルの付け方には、毎度のことながら辟易する。売るためにはこんなやり方をしなければならないとしたら、「好きなことを職業にするな」なんて話にも納得してしまいそうになる…。 閑話休題。原題は[The Willpower Instinct]。『意志力の科学』の授業を題材にしたとおり、ダイエット、節約、宿題、禁煙、薬物中毒など、『なぜ人は思った通りに行動できないか』を社会心理学や行動経済学を軸に説明する。 内容を総括してみると『目的を明確にする』『欲求を客観的に見つめる』『してはいけない事でなく、することを考える』『未来の自分を過大評価しない』と、それこそ自己啓発本の載っているような内容だが、それぞれについて『脳は衝動的な部分と計画的な部分で分かれている』『誘惑を目にするとドーパミンが放出され、我慢するとストレスになる』『誘惑に従わなくとも、数秒待って誘惑に従う姿を想像するだけで緩和される』『厳しく自己批判を行った場合、正しく原因を探れないためその後の改善結果は悪くなる』と、原因と結果を実験の例と合わせて紹介されるので、納得度は高い。 そもそも誘惑に弱く、意志力がないのが一般的な人間の姿だ。それを超えて何か目指すところがあるのならば、過度に奮起して『がんばる』でも『我慢する』でもなく、また楽観すぎて『やればできる』でも『たぶん大丈夫』でもなく、記録をつけて振り返り、何ができて何ができなかったのかを明らかにし、誘惑に負けやすい自分と、どう上手く付き合っていくのかを考える。これこそ近道でも地道でもない、王道というものだろう。

    0
    投稿日: 2015.06.28
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    読んで、納得でした。「自分を知ることは、自己コントロールへの第一歩です」 やることリストを作ったら、それだけでやった気になってしまう、とか、あとで取り返せると思っていませんか?とか、ドキッとしたり、ふむふむと頷く言葉がいっぱい。強い意志を持って自分を変えていくための方法が分かりやすく書かれていて、とても参考になりました。

    0
    投稿日: 2015.05.27
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    やる気スイッチの見つけ方の本。 たくさん良いことが書いてあったので、忘れたくらいに読み直して自分の中にしっかり定着させていきたい。 そんな本。 中古で買ったけれど、もっと早く出会ってればよかった!と思える本。

    1
    投稿日: 2015.05.24
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    あてはまることがいくつかあって、 納得できる内容だった。 意志力に限界があるというのは面白い発見である。

    0
    投稿日: 2015.05.07
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    人間の体に恒常性があるように,意志力・自制心にも恒常性があるように感じました。劇的に変えることは難しく,バランスをとりながら平衡点を移動させていくように,理にかなったやり方を行うべきだと思いました。今までいろいろな制約を加え,我慢し,失敗し,自己嫌悪に陥って,甘いものをたくさん食べて憂さ晴らしということを数多く繰り返してきました。これからは,冷静に自分を観察し,考え,行動し,学び,というプロセスで粘り強くやっていこうと思います。おおらかな気持ちで自分を受け止めて。

    0
    投稿日: 2015.05.07
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    スタンフォードの自分を変える教室 注意力や感情や行動をうまくコントロールできる人は、いろいろな点で優れているようです。 現代の前頭前皮質のおもな役割は、脳に つまり、あなたに やるべきことをやるように仕向けること もうひとりの自分に名前をつける コントロールすべきことを認識すらしていなかったら、自己コントロールなどできるはずがありません。 選択した瞬間をふり返る 神経科学者たちが発見したところによれば、脳はまるで熱心な学生のように、経験したことを見事に学んで身につけるのです。たとえば、毎日数学をやれば、数学に強い脳になります。心配ごとばかりしていれば、心配しやすい脳になります。繰り返し集中を行えば、集中しやすい脳になるというわけです。 記憶ゲームを毎日25分間行なった場合は、注意力と記憶力にとって重要な脳の2つの領域の連絡が強化されていきます。 瞑想を行なうようになると、脳が瞑想に慣れるだけでなく、注意力、集中力、ストレス管理、衝動の抑制、自己認識といった自己コントロールのさまざまなスキルが向上します。 5分間、呼吸に意識を集中する 瞑想のあいだにやっていることは、まさにふだんの生活においてやらなければならないことと同じ つまり目標から遠ざかりそうになっている自分を、目標のほうへ引き戻す 自己コントロールとは、それこそ一日じゅう、目標から離れかけている自分に気づき、ふたたび目標へ向かって軌道修正するプロセス 意志力が試されるときは、自分でもちゃんとわかります。体で感じるからです。 自制心を発揮するとは、心と体の両面において衝動を克服する強さと落ちつきが生まれている状態 休止・計画反応が、まさにそれです。内なる葛藤を認識すると、脳と体に変化が起き、あなたを落ち着かせて、衝動を抑えようとします。 心拍変動が高ければ、誘惑にかられたときに発揮できる意志力の量が多い 意志力の保有量には、さまざまな要素が影響 食べるもの 住むところ… 慢性の痛みや病気も、体や脳の意志力の保有量を減らしてしまう 呼吸を遅らせれば自制心を発揮できる 呼吸の数が1分間に12回以下になれば、心拍変動は確実に上昇 この練習を定期的に行なえばストレスに強くなり、意志力の保有量も増える ストレス解消に最も効果的だったのは、5分間のエクササイズ 意志力を使い果たしてしまうと、人は誘惑に対して無抵抗な状態か、もしくはかなり弱い状態になってしまう 自分の意志力が最も強いのはいつか、逆に最も弱いのはいつか 大事なことをやる時間帯を変える お菓子の代わりにナッツを食べる やたらに糖分を取るのは自己コントロールのための戦略としてはよくありません。 自制心を要する小さなことを継続して行なった場合、意志力が全般的に強くなる 難しいほうを選ぶことを繰り返す よいことをすると悪いことをしたくなる 私たちは誰でも少し進歩すると、それをいいことについサボりがちになってしまう 自分のやってきたことをふり返り、目標をあらためて心に深くきざみ、その目標に向かって自分がいっそう努力したくなるように仕向けなければなりません。 あなたは目標を達成するために、どれくらい真剣に努力していますか? ツケを翌日に回した場合、はたしてほんとうに挽回しているのか、翌日の自分の行動を観察してみましょう。 人には「明日はもっとできる」と考える習性がある 「明日も同じ行動をする」と考える 自己コントロール力を向上させるには、道徳的な善し悪しよりも、自分の目標や価値観をしっかりと見つめること。 「あとで取り返せる」と思っていませんか? ドーパミンには報酬を期待させる作用があるが、報酬を得たという実感はもたらさない ドーパミンの作用は行動を起こすためのもので、幸福感をもたらすものではない ドーパミンが急増すると目先の快楽がやたらと魅力的に見え、長期的にどのような影響が表れるかなど考えられなくなってしまう 何かを欲しいと思う気持ちがストレスや不安を生んでいる もしいくらかでも自制心を手にしたいと思うなら、人生に意義を与えてくれるようなほんとうの報酬と、分別をなくして依存症になってしまうようなまやかしの報酬とを、きちんと区別しなければなりません。 大半の「ストレス解消法」は意味がない 落ち込んでいると、脳はとりわけ誘惑に負けやすくなります ストレスを感じると脳は報酬を求める状態に切り替わる 最も効果的なストレス解消法として、「エクササイズやスポーツをする」「礼拝に出席する」「読書や音楽を楽しむ」「家族や友だちとすごす」「マッサージを受ける」「外へ出て散歩する」「瞑想やヨガを行なう」「クリエイティブな趣味の時間をすごす」 「どうにでもなれ効果」 一度失敗するともっとダメになりたくなる 誘惑に負けたことで自己嫌悪に陥ってしまい、気晴らしに何かしたくなります。 なぐさめの言葉で「どうにでもなれ効果」が緩和される 自分に厳しくしても意志力は強くならない 自己批判はつねにモチベーションの低下や自己コントロールの低下を招きます 罪悪感を抱くよりも自分を許すほうが責任感が増す 失敗したことについて、自分に思いやりをもってふり返った場合のほうが、自分を厳しく批判した場合よりも、失敗したのは自分のせいだったのだ、と認めやすくなります。 失敗した自分を許す 「変わろうと思う」だけで満足してしまう 「決心するだけ」を楽しんでいませんか? 楽観的になるとやる気が出ますが、ほんの少し悲観的になれば成功に役立ちます。研究によれば、自分がいつどんなふうに誘惑に負け、誓いを破ってしまうかを予想することによって、決意を持続できる確率が高くなります。 自分の決意を守るためにはどんな行動を取ればよいか、具体的に考える 将来の報酬の価値を低く見ていませんか? 意志力のチャレンジにおいて誘惑に負けたり先延ばしにしたりするたびに、あなたは将来のどんな報酬を棒にふっているのでしょうか?そんなにしてまで手に入れようとする目先の報酬とは何でしょうか? 脳を落ち着かせて賢明な判断をさせるためには、どんな誘惑に対しても必ず10分間は辛抱して待つようにします。もし、10分経ってもまだ欲しければ、手に入れてもよいでしょう。 しかし10分待っているあいだに、誘惑に打ち勝ったあかつきに待っている長期的な報酬を思い描いてください。 4歳児がどのように欲求のじゅうそくを遅らせるかについて、研究者たちはこの実験で多くのことを学びましたが、それに加えて、これは子どもの将来を予見する方法としても非常に優れていることがわかりました。4歳児がマシュマロ・テストでどのくらい待てたかということが、その子どもの将来の学業成績や社会的な成功を物語っていたのです。 いっときの快楽のために、大事な目標をあきらめていいの? いまからどんなことをすれば将来のあなたはいまのあなたに感謝するでしょうか? 「鉄の意志をもつ人」のことを考える 誰かのことを「自分たちとはちがう」と認識した場合にかぎって、私たちの免疫システムは、その人の欲求や振る舞いが自分に感染するのを防ぎます。 「思考」を抑えつけず「行動」だけ自制する 衝動というものは、こちらがそれに負けようと負けまいといずれ去っていく 欲求を受け入れる ただし、従わないで

    0
    投稿日: 2015.05.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    やる気を引き出す、心理学術からわかりやすく書かれたという形の本。内容はまぁまぁ、読み応えはあるのだがいかんせん翻訳本ならではの、”説明過多”なテイストが全体にあり、読むのに時間がかかるし、周りくどい。でも内容はまぁまぁです。以下抜粋 --------------------------------------- ・意志力とは「やる力」「やらない力」「望む力」の3つを駆使して目標達成する力のこと。 ・人は気が散っている時ほど、誘惑に負けやすい ・定期的な瞑想は意志力を強める。 やり方 ├動かずじっと座る ├呼吸に意識を集中させる └呼吸している時の感覚をつかみ、気が散り始めたら意識します。 ・自己コントロールは一日中目標から外れている自分に気づき、再び目標に向かって軌道修正するプログラム ・小さなこと(姿勢を良くする、甘いモノを減らすなど)を継続して行った場合、意志力が全体的に強くなる。 ・望む力は創りだす(このチャレンジに成功したら、どんないいことがあるのか) ・◯:目標に向けてどのくらい進歩しましたか?   X:目標達成のため、どれくらい真剣に努力しましたか? →心構え次第で行動も変わる。 ・人は目標にふさわしい行動をとる機会が訪れるだけで、実際に目標を達成したような満足感を覚えてしまう。 (例:ファーストフードに野菜メニューがあるのを見ると、逆にビックマックの売上が上がってしまう) ・欲しいものがあると、わくわくするし、逆にそれが手に入らないと、欲しいもののせいでストレスがたまることになる。 ・死ぬ運命を感じると、人間は誘惑に負けやすくなる。 ・脳を落ち着かせ、誘惑に負けないようにするためには必ず10分は辛抱して待つようにする。 ・将来の自分とのつながりがうすいと、「どうにでもなれ」状態に。 強いと、最悪の衝動に負けず自分の身を守ることが出来る。

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    投稿日: 2015.05.04
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    流行の、というと語弊がありそうですけども、アドラーとか遅まきながら押さえておきたいとあれこれ読んでおるうちの、ひとつでした。なるほどこういう思想や流行で今のひとが動いているんだなあと思うと面白いです。内容としては、そりゃ当然だなあと思うとともに、コーチングはこの辺が基礎なんだなと感じました。いろいろ使えるチップスが入っているんですけど、ウェルメイド自己啓発本です。 と書くと自己啓発そのものに否定的みたいですが、草生やして何もしない人たちのほうが嫌いです。自分を変えるだとか、あがく生き方のためならば、何でも使ってやろう学んでやろうやってみようという姿勢のほうが好きなので、自己啓発本も色々読まれて使われれば良いと思いますし、ビジネス書と同じくらいの勢いでいただきますしています。

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    投稿日: 2015.04.13
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    とても興味深かった! 日頃の何気ない選択(「選んでいる」という自覚がないものも)や、行動を分かりやすく分析されていて、読んでてどれもこれも腑に落ちてきて、読後は幸福な満腹感でいっぱいだった。 スーパーの食品フロアで無駄遣いしないように空腹時の買い物は避けるか、せめて飴玉ひとつ口に転がしながら買い物をするように節約主婦は勧める。 それは、前頭葉の自制プログラムを正常に働かせるため理に適った行動だったのだ。 未来の自分を過大にも過少にも評価することなく、淡々といまの自分を的確に操ることで理想的な自分を手に入れられるよう行動していきたい。 私は、家事にもっと積極的に取り組むようになりたくてこの本を読んでみたけれど、ダイエット中の人に特にオススメだと感じた。

    0
    投稿日: 2015.03.15
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    借りたもの。 “自分を変える”ための前段階を知るための本。それを脳科学、心理学の観点から概念的だった“心の葛藤”を丁寧に描写し、自覚させてくれる本。 潜在能力を生み出す「やる力」「やらない力」「望む力」それを行う「意志力」、そこから生まれる葛藤とそれぞれのメリットやデメリットを説明し、人間の脳の発達からそれらが生まれた事も指摘。 その上でいかにそれらと向き合い、自分自身をより良い方向に向かうかを提案している。 まずは「ありのままの自分」を見つめ直し、受け入れること。そして何を信じ、何に従って行動するか―― 心を落ち着かせ、リフレッシュさせる改善策としての提案は、著者もなさっていらっしゃるヨーガに通じる、呼吸法やストレッチの提唱だった。 ドーパミンは多幸感を与えるものかと思っていたが、事実は幸福な“予感や期待”を与える物質だという。 これは目からウロコだった。

    2
    投稿日: 2015.03.14
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    「考え方のコツ」がたくさん書かれてる。 気になったところ ・ドーパミンは、報酬そのものを感じるホルモンじゃなくて、報酬の予感を感じさせるホルモンらしい。 ドーパミンは人間の消費活動に大きく関わり、無駄遣いや大食いなどに繋がってしまうことが多々あるが、必要な物でもある。 何故ならドーパミンが放出しなくなったら、何にも興味を示さなくなり、つまらない、やる気のない人生になってしまうから。 ドーパミンの有用性を考え、どう気を付け、どう活かすのかを考えるのかが重要と言うこと。 ・人間は短期的な快楽(無駄遣いやドカ食い、パチンコ、タバコ、お酒など)を求める習性にあるが、長期的なゴール(経済的自由や健康的な自分)をイメージし続けることによって、将来の幸福感が得られることを考える必要がある

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    投稿日: 2015.03.09
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    いろいろ「へー、そうなの?」という発見がありました。意志力を強くするための方法について書かれています。もちろんですが、読んだだけではだめです。まずはやってみましょう!

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    投稿日: 2015.03.01
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    とても良かった。定期的に何度か読むようにしたいと思った。 依存したり、ついついやってしまう行動を変えるために効果的な手法や考え方に関して、科学的に解説されている。 各章ごとにポイントがまとめられており、理解を深めたり、見直したりするのに役立つ。 第1章 意志力「やる力」「やらない力」「望む力」 ・できない理由を特定する。 ・もう一人の自分に名前をつける。間食君、夜更かし君など。 ・「選択した瞬間」を振り返る。 ・瞑想で集中力を高める。5分間呼吸をする。 第2章 ・深呼吸をすれば自制力が高まる。 ・運動をする。 ・睡眠をとる。夜に色々とすることがあって眠れないなら、「やらない力」を利用する。 ・緊張をとり、リラックスする。 第3章 ・意志力の疲労は、筋肉の疲労と似ている。 ・疲労は脳の防衛反応。疲労しても頑張れる。 第4章 ・モラル・ライセンス:良いことをする(した気になる)と、悪いことをしても許される気になる。 ・自分の「言い訳」を知る。 ・「後で取り戻す」はうまくいかない。「今」しないと明日もしない。 ・「明日も同じ行動をする。」 第5章 ・報酬系(ドパミン系)は行動の強い欲求を引き起こすが、その行動が満足感をもたらすとは限らない。ex)ダイエット中の砂糖菓子。 ・「やる力」とドパミンを結びつける。ex)片づけが必要な場所にスクラッチくじを置く。 第6章 ・ネガティブに考えると誘惑に負けやすくなる。ex)一度つまみ食いをすると、自暴自棄になり暴食する。 ・つまずいたときに、罪悪感を感じることはマイナス効果。自分を許し、励ますことが必要。 ・決心しただけでやった気になっていないか。 ・ストレス解消に破滅的な手法(暴飲暴食、喫煙、飲酒、ダラダラ)でなく、効果的な手法(運動、信仰、読書、家族、瞑想)などを用いる。 第7章 ・将来の自分と今日の自分とを重ね合わせる。今日の積み重ねが明日の自分である。 ・衝動に駆られたら10分待つ。10分待って収まらなかったら、必要なことかもしれない。 第8章 ・意志力は感染する。 ・良い意志力を広め、悪い意志力に感染しないようにしよう。 ・「鉄の意志を持つ人」のことを考え、真似よう。 第9章 ・「皮肉なリバウンド効果」 ・禁止や抑制すると、かえって自制できないことがある。 ・欲求を受け入れる。 ・禁止ばかりでなく、「やる力」で何をすべきか考える。

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    投稿日: 2015.02.27
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    「意志力」(やる力、やらない力)について学ぶことができる一冊。心理学や医学の観点から根拠に基づいて説明されているので、とても分かりやすく説得力がある。 自己コントロールとは、欲求を押さえつけることではない。自身の欲求を認めつつ、ただ自分にとって本当に大事な目標を思い出し、それに従って行動すること。

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    投稿日: 2015.02.22
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    自分の意志をコントロールするヒント この本の内容を図解でまとめた「図解でわかるスタンフォードの自分を変える教室」は読了済み。 内容自体は「図解で…」でだいたい把握できる。しかし,個別の詳細などはやはり本書のほうが詳しい。「図解で…」ではあまり興味のなかったテーマでも具体例や説明が詳しいことで新しい発見があった。ただ,ざっと把握したいだけなら「図解で…」で十分だと思う。 以下のような言葉が記憶に残った。 * 自分に厳しくすると意志力は強くならない * 禁止を実行に変えればうまくいく

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    投稿日: 2015.02.15
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    第32回札幌ビジネス読書会の課題本です。 http://sapporo-reading-club.supportx.jp/?p=1031

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    投稿日: 2015.02.11
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    「なぜ?」がわかると意識が変わる 丁度今読んでよかったかなと思いました。 何故かというと、自分がちょうど、「意志力筋を鍛える」に該当することを 実践しはじめているから。 人に言うのもちょっと恥ずかしい、というくらいの やろうと思えばやれることを、 一つ一つきちんと順序立てて、計画通りに実行していく。 10月ころからにはじめたこと、それに加えて年明けから始めたこと。 計画を達成していくことの繰り返しを行って、少しづつ、筋肉がついて 動きやすくなってきたかな、という状況に対して、 「なぜそうなったか」かの理由を解き明かしてくれる本でした。 自分の体・気持ちに対して訪れる変化。 なぜそれが起こるのかというメカニズムと対処方法。 それは今まで私たちがこうすることが効果的である、と信じていたことが 実は効果が薄く、欲求や気持ちをそのまま受け止めたうえで、 適切な行動をすることに効果がある、という新事実を 認識させてくれます。 今回認識したことで、これから物事への対処を変えていけるのか。 自分を変えるかどうかは、細かいところも計画立てて 「意志力筋」を鍛えつつ、本にも書かれているように 10週間くらい見てじっくり取り組んで行けるかどうかに かかってくるのかな。 そこができないとまた「なぜ、ノウハウ本を実行できないのか―」といった本とかに行ってしまうのかな。 あきれるくらいじっくりと、ていねいにゆっくりと、取り組んで、 しっかりと身につけたいですね。 個人的にはこういうアメリカの翻訳本って20年以上前のものばっかり 読んでいたので、ミシェルとかヴァレリーの話が古臭く感じない、 というだけで嬉しくなってしまいました。 この本ももう2年以上前のものなんですけどね。

    0
    投稿日: 2015.02.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    品川駅ナカの大好きな書店「PAPER WALL」で見てその場購入した本。原題は「The Willpower Instinct」意志力の本能、というところか。 人間の意志、というものを、抽象的な概念から、具体的な行動ベースで分解している。意志が、行動を支配し、行動は意志に影響する。 大抵すべての人がそうなのか、私に限ったことか、「意志」の弱さを感じることは多い。多すぎる。私たちはなぜ誘惑に負けてしまうのか、どうしたら誘惑に打ち勝つ強さを身につけられるのか、そして意志力を鍛えるための最適な方法、を、実験と分析結果に基づいて説いている。 「自分はどう失敗するのか」を知る 科学者として自分を観察する 自己コントロールの側面には「やる力」「やらない力」があるが、自分が本当に望んでいることを思い出す、すなわち「望む力」が必要。著者はこの三つの力こそが、人間とは何かを定義し、より良い自分になるために役立つもの、と述べる。 ・できない理由を特定する ・もう一人の自分に名前をつける…せめぎ合う二つの自己はどんな自分なのか? 意志力は、ストレスと同様、自分自身から身を守るために発達した生物的な本能。 ・なぜ「やりたくないこと」をしてしまうのか ・ストレスによって以下に自制心が落ちるかを試し、知る ・呼吸を遅らせれば自制心を発揮できる 自己コントロールは筋肉に似ている。使えば疲労するが、定期的なエクササイズで強化できる。強化するには、道徳的な善し悪しよりも、自分の目標や価値観をしっかり見つめること ・自分の言い訳を知る…なぜ、を考えれば姿勢が変わる ・後で取り返せる、と思っていないか…明日も同じ行動をすると考える ・誘惑のキーワードは何か 私たちの脳は報酬を期待すると必ず満足感が得られると勘違いするため、実際には満足感をもたらさないものでも必死に追い求めてしまう。 ・ドーパミンの引き金を探す…ずっと先延ばしにしているものをドーパミンを活性化させるものと結びつけて「やる力」を起こす ・心を動かすものの正体を知る ・欲望のストレスを観察する 落ち込んでいると誘惑に負けやすい。罪悪感を拭いされば、自信がもてる。 ・見聞きした情報で、ストレスやおそれを感じるものは何かを知る ・つまずいた時に、自分に何を言っているか?…意志力の問題で失敗した時に、罪悪感や自己批判ではなく、思いやりを持つことで、失敗の繰り返しを避けられる ・決心するだけ、を楽しんでいないか…決意を持続させるために、自分がいつどんな風に誘惑に負け誓いを破るのか予測し、シミュレーションする 将来のことを思い描けずにいると、私たちは誘惑に負けたり物事を先延ばしにしたりする ・将来の報酬の価値を高く見ること…割引率を下げる。いつか手に入るはずの最高の報酬を諦めるのか、と自分に言い聞かせる ・万能の自分を待っていないか…将来をリアルに思い描く。今より意志力の強い自分が明日現れることはない 自己コントロールはソーシャルプルーフの影響を受け、他者の意志力にも誘惑にも感染する ・自分の感染源を知り、免疫システムを強化する ・親しき他人は誰か、お手本にしたい人ならどうするか、を考える ・努力することを普通に。 科学的に説かれた、意志力強化の手法。 自分自身は変えたいと思っているのだから、一つずつ取り組んで行くこととする。 ジャンクな食べ物を毎日食べ続ければ、蓄積する。それと同様に、小さな行動の変化も、毎日は見えないながらも、実は蓄積していく。そこに、目を背けずに、まずは一つから。

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    投稿日: 2015.01.18
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    ちょっと前に自己啓発関連書籍で話題だった一冊。 スタンフォード大学の心理学の教授であるケリー・マクゴニガルの 人気の授業を書籍化したものとのこと。 タイトルの通り、自分を変えるための方法を 科学的なアプローチから説明しています。 自身を変えるのは精神論ではなく意志力の使い方だと言っています。 大学の授業らしく、様々な例をもとに 筆者の考えが説明されています。 自身が改善したいこと(自分を変えたいこと)は やりたい力、やらない力、望む力の バランスで実現できるとのこと。 遅刻をやめたいという「やりたくない」という考え方ではなく、 一番に到着するという「やりたい」ことに変換して、 目標を実現するということらしいです。 難しいですが、考え方の視点を変えて、 やりやすいように進めるということなのかなと思います。 また疲れていると抵抗できない、 周りの意思に自信も伝染するという話は 確かにその通りと思うことが多い話でした。 尚、翻訳家の方の文章がよいのか、非常に読みやすいと感じました。

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    投稿日: 2015.01.13
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    2015/1/4読了。上司に読めと言われ読んだが、感想は、すぐ仕事辞めた方がいいな、ということだった。

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    投稿日: 2015.01.05
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    #2014年マイベスト本 いかにも自己啓発って感じがあれなタイトルですが。呼吸やストレッチで体を整えれば心もすっとしてやりたいことに集中できるという話。

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    投稿日: 2014.12.31
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    なぜ、すぐにできないのか。 なぜ、先延ばしにしてしまうのか どうして、我慢できないのか。 どうして、やってしまうのか。 「こうするべき」と指南する本がおおいが「なぜ、そうなてしまうのか」について解説してくれている本があってこそ。

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    投稿日: 2014.12.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    続ける、あきらめない、先延ばしにしない、誘惑を断ち切るための「意志力」を科学的に検証した本。 女性の書き手なので文章はフラット。エッセイっぽい。 章末にまとめがあるので、そこだけ拾い読みしてもよし。

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    投稿日: 2014.12.06
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    意志力の科学という授業を元に書かれていて、科学的に、人間の行動が説明されている。 なかなか、実現するのは、難しいけれど、そういうことかとよく理解できた。 考えてはいけないと思うと考えてしまうので、その考えのプロセスをみつめ、欲求の波を乗り越える

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    投稿日: 2014.12.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「やる力」「やらない力」「望む力」この3つを意志力としてコントロールする方法を説明している。一般的な啓発本と違うのは、科学的な根拠を示した上で、対策方法が示していること。そのため説得力がある。 本を読むだけではもちろんダメで実践しなくてはならない。本を読んですぐ実践できる人は、意志力がコントロールできているんだと思う、この本がなくても。 実際のスタンフォードではそれぞれの章の講義が毎週あり、1週かけて実践する。トータル10週かかるが、説得力があるため講義形式でじっくりやれば身につきそうである。あと、継続しなくてはならないが。 この本を読んで、コントロールしなくてはならない意志力は、多くがダイエットであり、その他は金銭(買い物等)、喫煙、インターネット(ネットサーフィン)である。これらに問題を感じていない人は読む必要がない。自分は、、、、しっかり読んで実践しなくてはならない。 直訳でわかりづらいところもあったが、読書メモにも多く記載することがおおく、内容の濃い本である。

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    投稿日: 2014.11.30
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    自分を変える行動を邪魔する要因を、どう排除するか、ってな視点が中心でした。 逃げそうなときは止まって考える。 ということは、あらかじめ逃げられない目標設定をしておくことが大切ですね。

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    投稿日: 2014.11.24
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    自分の理解力では一回読んだだけではどうもしっくりこなかった… 訳された文っていうのがまた読みにくさの一因か。 実践してみれば自分を変える意志力になるのだろうか。とにかく読みにくくて1年近くかかってしまった!

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    投稿日: 2014.11.16
  • 意思力を理解できる、すばらしい本

    自分を変えるとは「自分がどう失敗するのかを知る」ことと説明があり、自分が制御できないパターンとその対処法を知る事が出来ます。 「たくさん我慢したから、今日はご褒美で食べても良い」と思うのはなぜか? 「無意識のうちに必要以上に物を買ってしまう」のはなぜか? 「本能には勝てないので逆に利用する方法は?」など 脳科学と心理学による研究成果をわかりやすく説明しているので、わかりやすく、納得もできる。 面白かったし、色々と参考になりました。

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    投稿日: 2014.11.10
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    1、意志力には「やる力」「やらない力」「望む力」がある 2、意志力は、ストレスと同様、自分自身から身を守るために発達した生理的な本能である。 ・呼吸を遅らせれば自制心を発揮できる ・グリーンエクササイズで意志力を満タンにする ・眠りましょう ・体にリラクゼーション反応を起こす  横になって深呼吸 3、自己コントロールは意志力に似ている。使えば疲労するが、定期的なエクササイズによって強化することができる 脳はエネルギーを、お金のように使う。まず最初に自己コントロールが削減する。 腹が減っていると危険を冒す 低血糖食品・・タンパク質、ナッツ類、豆類、穀類やシリアル、果物や野菜 意志力筋を鍛える・・目標を設定し、それを自分が決めた期限内に達成する 意志力の限界は超えられる・・疲労は肉体で実際に起きているものと考えるべきではない。むしろ感覚や感情というべき。脳はエネルギーの節約を心がける   「望む力」が限界を引き伸ばす。 4、 モラルライセンシングのワナ 自分を甘やかすことが、往々にして失敗の原因になる。 自分のやってきたことを振り返り、目標をあらためて心に深く刻み、その目標に向かって自分がいっそう努力したくなるように仕向ける 明日も同じ行動をすると考える 後光効果が「罪」を「美徳」に見せかける 5、脳が大きな嘘をつく 私達は脳は報酬を期待すると必ず満足感が得られると勘違いするため、実際には満足感をもたらさないものでも必死に追い求めてしまう。 ドーパミンの主な働きは報酬を追い求めること。たとえ期待外れだとしてもやめようとしない。 まやかしの報酬を期待する気持ちから自分を解放すれば、満足感をもたらすと信じていたものが、実は自分をみじめな気持ちにさせる原因だったことが分かる。 6、 恐怖管理戦略 どうにでもなれ効果…悪循環 罪悪感を抱くより、自分を許すほうが責任感が増す。

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    投稿日: 2014.11.03
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    人間の心理と行動。なぜそういった行動をしてしまうのかについて、納得できる説明がされる。 疲れていると抵抗できない、よいことをすると悪いことをしたくなる、6時間未満の睡眠が脳を弱くするなど。 ずしーんと感じるのが、「感染力」。正の方向であれ、負の方向であれ、似たような行動に流されるというのは、心しておかなくてはならない。

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    投稿日: 2014.10.27
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    スタンフォード大学の超人気講義、心理学者ケリー・マクゴニガルの意志学の講義。 本書は自分の意識と行動を変え、「なりたい自分」になるための実践的な本。自己コントロールして、やる力、やらない力、望む力をつけ、「なりたい自分」になろう。

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    投稿日: 2014.10.24
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    目次読書。 努力するのを「ふつう」にする。 目標を達成したらどんない自分を誇らしく思うだろうと想像しましょう。 決意した瞬間のことを忘れない どんな誘惑を感じても必ず10分間は辛抱して待つようにしましょう。 「決心するだけ」を楽しんでいませんか? 疲労感を気にしない お菓子の替わりにナッツを食べる 明日も同じ行動を グリーンエクササイズで意志力を満タンに

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    投稿日: 2014.10.20
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    行動分析学や生理学、神経科学、といった、 心理学の中でも「理系」よりかな?と思う分野を中心とした内容です。 大学で行われる心理学実験の結果をベースに、内容は展開されます。 喫煙やダイエットなどの例文が多いです。 甘いお菓子を我慢すると、無性に食べたくなるだけでなく、やるべきことを先延ばしにする。 明日も同じ行動をすると考える。 ダイエットは明日から~♪ではなく、 共有枠に負けて食べた感触は、明日からも食べ続けるだろう、と思うこと。 ギクッとしました。 意思を強く持ちたいと思う反面、 ついつい「自分へのご褒美」と甘やかしてしまう。 「どうにでもなれ」とも思ってしまう。 人間の「あるある」とかイタ~イ所を指摘しています。

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    投稿日: 2014.10.05
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    意志力をうまく保つには 短期的なことと、長期的なことを、 それぞれうまく捉えられているか が大切だと思った。 明確な将来設計を再度、考えたい。

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    投稿日: 2014.10.05
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    米スタンフォード大学の心理学者である著者が、意識力を科学的に身につける方法をまとめた一冊。 一番心に響いたのは次の事柄。 「変化をもたらす過程で最も気分がいいのは、変わろうと決心するとき。そのため、多くの人はねばり強く努力を続けるより、かんたんに目標をあきらめてはまた決心することを繰り返してしまう」 確かに自分にもあてはます。自己啓発本を読むとモチベーションはあがるが、中々行動には移せず、つぎの自己啓発本に手をだしてしまうのは同じ心理だろう。 これを防ぐには、何のために自分を変えたいのか、その根本的な動機を再確認することだろうか。 その他、実践したいと思ったことは次の事柄。  ・その日に行った選択をふりかえる。  ・瞑想する。  ・自制心を要する作業を定期的に行う。

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    投稿日: 2014.10.01
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    ①潜在能力を引き出す3つの力とは? ・もうひとりの自分にあだ名をつける「なまけもの」など ・瞑想時は呼吸に集中する ・できない理由を特定する(書き出してみよう) ②自制心をコントロールするには? ・呼吸を遅らせる ・寝る(6時間以上) ③気づき ・自己のコントロールは前頭前皮質 ・運動(定期的なエクササイズ)すれば、脳が大きくなり、ジャンクフードを食べなくなり、カフェイン摂取量が減り、勉強するようになる ・6時間未満の睡眠が脳を弱くする ・植物ベースで加工されていない食べ物(ナッツ含む)で、心拍数運動すると、意志力アップし、ストレス発散も ・人は明日の方が「もっとできる!」と考える ・Future Me.orgで、将来の自分にメッセージを送る ・人は感染する

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    投稿日: 2014.09.30
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    最初の方は読者の興味を引くことに成功しているが、後半失速。意思力のコントロール方法を分かりやすく説明しているが、後半は「口説い」という印象

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    投稿日: 2014.09.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    意志の力にフォーカスした、スタンフォード大学での著者の講義をまとめた1冊。人生を変える、とまで言われる講義がどんなものかと思いましたが、本当にすごかった。 人間って結局、意志の強さが運命を切り開いていくのではないかと思いますが、そこまでの確固たる意志を持つことって本当に本当に難しい。そういう人たちにとっては、まじで人生変えかねない内容でした。 単なる自己啓発本ではなく、科学に基づいて、意志を強くするために必要なことが述べられています。 もっとも、この本を受け入れられるかは、本当に個人差があると思います。僕は、現在進行形で意志の弱さについて悩んでいて(大抵の人はそうだろうと思いますけど)、その解決へと至る1つのアプローチとして、この講義で言われている事は、とてもしっくりきました。実践的なテクニックやトレーニング法も紹介されてるんですが、それ以上に心理学や生理学に基づいた、見方の転換を促してくれるのがありがたい。 この手の本は、きわめて上質なものから、低レベルなものまであって、どちらかといえば後者のほうが多く、前者を探し当てることは難しいんですが、この本に関しては確実に読む価値ある1冊だと思います。

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    投稿日: 2014.09.29
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    いいことをしようと考えただけで「したつもり」になってしまう、「明日の自分」は意思力が強くいやな仕事も終わらせてくれる…まさに「あるある」の連続。自分を変える方法は単純。呼吸に集中する。ゆっくり呼吸する。何かやるべきことを決めて意思力を鍛える(それを達成できていない場面に気づくだけでも重要)。失敗しても自分を責めない。欲求が湧いて来たら10分待つ。意思力の強い友人ならどうするか考える。明日も同じことをすると考える。無理やり考えないようにするのではなく、その強い欲求が出て来る様を受け入れる(ただし行動は別)… お陰様で、見事に「本を読んだだけで意思力が強くなったと勘違い」している状態になってしまったが、せめてゆっくり息でも吸ってみようか。

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    投稿日: 2014.09.25
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    【生き方】スタンフォードの自分を変える教室/ケリー・マクゴニガル/20140923(73/247) ◆きっかけ K(図)より借りてきたのをてっきり当方が借りたと勘違いし読了。 ◆感想 ・巷に出回る単なる精神論による自己変革を唄ったものではない。科学的な知見が抱負にあり、説得力がある。 ・キーワードは客観視することだろう。衝動を抑え、冷静な目で自分を見る。これは訓練である程度はできそう。 ・しかし、もっとも大切なのは自分がどうありたいか、何が大切なのか、ということを常に意識し、何度も原点に戻るということか。 ◆引用 ・自分はどう失敗するのかを知る。 ・科学者として自分を観察する。 ・もう一人の自分に名前をつける。 ・人は気が散っているときほど誘惑に負けやすい。 ・選択した瞬間を振り返る。 ・自分を何度も目標に引き戻す。 ・グリーンエクササイズで意思力を満タンにする。 ・体にリラクゼーション反応を引き起こす ・自制心が最も強いのは朝 ・お菓子のかわりにナッツを。 ・疲労感を気にしない。疲れすぎて自己コントロールができないと思った時は、疲労を跳ね飛ばして、粘ってみる。 ・人は良いことをすると気分よくなく。そのせいで、自分の衝動を信用しがちになる。悪いことをしてもかまわないと思ってしまう。モラル・ライセンシング。自分の言い訳を知る。なぜ?を考えれば姿勢が変わる。明日はもっとできると思ってしまうが、明日も同じ行動をすると考える。根拠のある方法を実行する。 ・欲望じたいはわるいものではない。大切なのは欲望によって自分がどこへ向かおうとしているか、どういう場合なら欲望に従ってもよいかを見極めるかどうか。 ・欲求を受け入れる、ただし従わないで。 ・衝動を観察して自制心を強化する。 ・自己コントロールの基盤:①自己認識、②セルフケア、③自分にとって最も大事なことを忘れないこと、 ・自己コントロールを強化するための秘訣:行動を選択すべきときはしっかりと意識して、ただ漫然と惰性に従って行動しないようにすること。言い訳をして物事を先延ばしたり、よいこをとしたのをいいことに自分を甘やかそうとしていることに気づくこと。報酬の予感は必ずしも報酬をもたらすとは限らない、そして将来の自分はスーパーヒーローでもなければ、赤の他人でもないと認識すること。身の回りのどんなものが、自分の行動に影響を与えるか見極めること。誘惑に負けたいときは、ぐっと踏みとどまって、自分の中の欲求を静かに見つめること。自分が本当に望んでいることを忘れずに、どうすれば心から嬉しく思えるかをわきまえていること。   ◆『スタンフォードの自分を変える教室』の各章まとめ ■第1章(やる力、やなない力、望む力)のポイント 意志力には「やる力」「やらない力」「望む力」の3つの力がある。これこそ、私たちがよりよい自分になるために役立つものである。 ○マイクロスコープ ・できない理由を特定する  あなたの意志力のチャレンジにおいて、やるべきことは何でしょうか? なぜそれを行なうのが難しいのでしょうか? ・もうひとりの自分に名前をつける  あなたの意志力のチャレンジにおいて、せめぎ合う2つの自己はそれぞれどんな自分なのか考えてみましょう。賢いほうの自分は、どんなことを望んでいるのでしょうか? ○意志力の実験 ・「選択した瞬間」をふり返る  意志力のチャレンジに関して一日のあいだに行なった決断をすべてふり返ってみましょう。 ・5分で脳の力を最大限に引き出す  「吸って」「吐いて」と心のなかでつぶゃきながら、呼吸に意識を集中しましょう。気が散っているのに気づいたら、また呼吸に意識を戻します。 ■第2章(意志力の本能)のポイント 意志力は、ストレスと同様、自分自身から身を守るために発達した生物的な本能である。 ○マイクロスコープ ・なぜ「やりたくないこと」をしてしまうのか?  自分の意志力のチャレンジにおいて、抑制すべき内的な衝動は何なのかを明らかにしましょう。 ・ストレスでいかに自制心が落ちるかを試す  1日や1週間のうちでどんなときにストレスを感じるかを考えてみましょう。それは、自己コントロールにどのような影響を与えているでしょうか。欲求を感じたり、かっとなったり、やるべきことを後回しにしたりしていませんか。 ○意志力の実験 ・呼吸を遅らせれば自制心を発揮できる  呼吸の数を1分間に4回から6回程度に減らし、生理機能を自己コントロールに適切な状態へもっていきましょう。 ・グリーン・エクササイズで意志力を満タンにする  外へ出て活動しましょう――近所を5分間歩き回るだけでも大丈夫――ストレスが減り、気分も明るくなり、モチベーションもアップします。 ・眠りましょう  昼寝をしたり、ひと晩ぐっすり眠ったりして、睡眠不足の悪影響を解消しましょう。 ・体にリラクゼーション反応を起こす  横になって深呼吸をすることで、生理学的リラクゼーション反応を起こします。それにより自己コントロールや日常のストレスによる疲労から体が回復するのを助けましょう。 ■第3章(疲れていると抵抗できない)のポイント 自己コントロールは筋肉に似ている。使えば疲労するが、定期的なエクササイズによって強化することができる。 ○マイクロスコープ ・意志力の増減を観察する  今週いっぱい、自己コントロールの推移を追ってみましょう。どんなときに意志力が最も強いと感じるか、どんなときに誘惑に負けたりあきらめたりしてしまうかに注目します。 ・疲労感を気にしない  つぎに「疲れすぎて」もう自己コントロールなどできないと感じたとき、その最初の疲労感を乗り越えて、もうひと踏んばりできるかどうか試してみましょう。 ○意志力の実験 ・お菓子の代わにナッツを食べる  体に持久性のあるエネルギーを与えてくれるような食べ物を摂取するよう心がけましょう。 ・目標に関係のある強化法をやってみる  今週はやるべきこと(やる力のチャレンジ)とやってはいけないこと(やらない力のチャレンジ)をひとつずつ決め、自己コントロール筋を鍛えましょう。もしくは、ふだんはとくに注意を払っていないことについて、きちんと記録をつけてみましょう。 ・「望む力」をつくりだす  自分にとって最大の「望む力」――元気が出ないときでも強さを与えてくれるカ――を発見したら、誘惑に負けそうになったときや、日標をあきらめそうになったときは、いつでもその力のことを思い出しましょう。 ■第4章(罪のライセンス)のポイント 意志力のチャレンジに取り組むにあたり、道徳的によいことをしているような気分になると、よいことをした分、悪いことをしてもかまわないような勘ちがいを起こしてしまう。自己コンドロールカを向上させるには、道徳的な善し悪しよりも、自分の目標や価値観をしっかりと見つめること。 ○マイクロスコープ ・自分の「言い訳」を知る  意志力のチャレンジで成功すると「よくやった」と自分をほめ、つぎは「悪い」ことをしてもかまわないと開き直っていませんか? ・「あとで取り返せる」と思っていませんか?  今日はダメでも明日挽回すれば大丈夫、と言い訳することはありますか?その場合、明日はちゃんとやりとげていますか? ・誘惑の「キーワード」を見つける  いいことだけに注目して(ディスカウント、脂肪ゼロ、環境保護など)悪いことを正当化していませんか? ○意志力の実験 ・「なぜ」を考えれば姿勢が変わる  よいことをしたのだから自分を甘やかしてもかまわないと思っているのに気づいたら、ちょっと落ち着いて、それがご褒美に値するかどうかではなく、自分は「なぜ」よいことをしたのかと考えてみましょう。 ・「明日も同じ行動をする」と考える  意志力のチャレンジにおいて、日によって目標をかなえるための行動にばらつきが出ないように注意しましょう。 ■第5章(脳が大きなウソをつく)のポイント 私たちの脳は報酬を期待すると必ず満足感が得られると勘ちがいするため、実際には満足感をもたらさないものでも必死に追い求めてしまう。 ○マイクロスコープ ・ドーパミンの引き金を探す  あなたがどうしても手に入れたくなるほど、報酬への期待をかきたてるものは何ですか? ・心を動かすものの正体を暴く  小売店やマーケティング担当者が、どんな方法で顧客の報酬への期待をかきたてようとしているか、観察してみましょう。 ・欲望のストレスを観察する  何かを欲しいと思う気持ちのせいで、ストレスやあせりを感じているのに気がつきましょう。 ○意志力の実験 ・「やる力」とドーパミンを結びつける  ずっと先延ばしにしていることがあるなら、あなたのドーパミン神経細胞を活性化させるものとうまく結びつけて、やる気を起こしましょう。 ・快感の誘惑に負けてみる  楽しい気分になれるはずなのになぜか満足感が得られないことを、あえてやってみましょう(スナック菓子、ショッピング、テレビ、ネットでの暇つぶしなど)。実際にやってみて、期待していたとおりに楽しいと思いましたか? ■第6章(どうにでもなれ)のポイント 落ち込んでいると誘惑に負けやすくなる。罪悪感をぬぐい去れば、自信がもてる。 ○マイクロスコープ ・「あなたが怖れていること」は何ですか?  テレビ、ラジオ、インターネットなどで見聞きする情報で、ストレスを感じるものに注意しましょう。 ・つまずいたとき自分に「何」を言っていますか?  意志力の問題で失敗をしたとき、罪悪感をおぼえたり、自己批判をしたりしていませんか? ・「決心するだけ」を楽しんでいませんか?  自分の行動を変えるために具体的な努力をするより、みごとに変わった自分の姿を想像していい気分にひたっていませんか? ○意志力の実験 ・根拠のある方法を実行する  こんどストレスがたまったときには、ほんとうに効果のあるストレス解消法を試してみましょう。エクササイズやスポーツをする、礼拝に出席する、読書や音楽を楽しむ、家族や友だちとすごす、マッサージを受ける、外へ出て散歩する、瞑想やヨガを行なう、クリエイティブな趣味の時間をすごす、などがおすすめです。 ・失敗した自分を許す  失敗しても、自分に対して思いやりをもちましょう。そうすれば、罪悪感のあまり失敗を繰り返すことを避けることができます。 ・決意を持続させるためのシミュレーション  自分がいつどんなふうに誘惑に負け、誓いを破ってしまいそうかを予想してみましょう。 ■第7章(将来を売りとばす)のポイント 将来のことを思い描けずにいると、私たちは誘惑に負けたり物事を先延ばしにしたりしてしまう。 ○マイクロスコープ ・将来の報酬の価値を低く見ていませんか?  意志力のチャレンジにおいて、あなたが誘惑に負けたり先延ばしにしたりするたびに、将来のどんな報酬をふいにしているでしょうか? ・「万能の自分」を待っていませんか?  いまより意志力の強い自分が現れて、大きな変化を起こしたり重要なことを行なったりしてくれるのを待っていませんか? ○意志力の実験 ・「10分待つ」と何が起こるか?  どんな誘惑を感じても、必ず10分間は辛抱して待つようにしましょう。その10分のあいだに、誘惑に打ち勝ったらいつか手に入るはずの報酬のことを考えましょう。 ・割引率を下げる  長期的な利益を妨げるようなことをしたくなったときには、そんなことをしたら、いつか手に入るはずの最高の報酬をあきらめることになるのだと自分に言い聞かせましょう。 ・逃げ道をなくす  決めたことを実行するための対策を講じ、自分のほんとうの望みに反することはやりにくくします。あるいは、アメとムチ作戦で将来の自分の行動をうまく導きます。 ・未来に行って「将来の自分」に会う  将来のことをまざまざと思い描いたり、将来の自分に手紙を書いたりしましょう。ただ、将来の自分の姿を想像するだけでもかまいません。 ■第8章(感染した!)のポイント 自己コントロールはソーシャルプルーフの影響を受ける。そのせいで、他者の意志力にも誘惑にも感染する。 ○マイクロスコープ ・あなたの「感染源」を発見する  仲間うちに、あなたと同じ意志力に関する問題に取り組んでぃる人はいますか? ・誰の「まね」をしていますか?  自分が誰かの行動をまねしているのに気づくよう注意しましょう。 ・誰の影響を最も受けていますか?  あなたにとって「親しき他人」は誰でしょうか?その人たちと同じことをあなたもやっていますか?あるいは、その人たちのほうがあなたと同じことをするようになりましたか? ・努力するのを「ふつう」にする  ソーシャルプルーフのせいにして、自分の意志力のチャレンジなどあえて取り組む必要はないかも、なんて思ったことはありますか? ○意志力の実験 ・意志力の「免疫システム」を強化する  他の人たちの意志力の失敗に感染しないように、一日の始まりに数分間、自分の目標についてあらためて考える時間をもちましょう。 ・「鉄の意志をもつ人」のことを考える  もう少し意志力を強くしたいと思うときは、お手本にしたい人のことを心に思い浮かべましょう。そして、鉄の意志をもつあの人なら、こんなときはどうするだろう、と考えてみましょう。 ・「認められたい力」を作動させる  意志力のチャレンジをみんなに宣言しましょう。そして、日標を達成したらどんなに自分を誇らしく思うだろうと想像しましょう。 ■第9章(この章は読まないで)のポイント 思考や感情や欲求を抑えつけようとするのは逆効果で、そうするとかえつて自分がどうしても避けたいと思っていることを考えたり、感じたり、行なったりしてしまうことになる。 ○マイクロスコープ ・「皮肉なリバウンド効果」を検証する  あなたにも、何か考えないようにしていることはありますか? 思考を抑えつけようとした場合、効果はありますか? それとも、ある考えを頭から追い払おうとすると、かえってそのことを強く意識してしまいますか? ・自分に何を禁じていますか?  自分に対して何かを禁止したことによって、かえってそれが欲しくなってしまったことがありますか? ○意志力の実験 ・欲求を受け入れる――ただし、従わないで  欲求を感じたら、落ち着いてそれを認めましょう。すぐに気を紛らそうとしたり、否定したりしてはいけません。シロクマのリバウンド効果を思い出してください。欲求に負けないように、自分にとって大事な目標を思い起こしましょう。 ・「やらない力」を「やる力」に変える  「~しない」というチャレンジを、「~する」という「やる力」のアプローチに変えてみましょう。そうして、「やらない」と決めていたときとの効果のちがいを観察しましょう。 ・「欲求の波」を乗り越える  欲求を感じたら、体でどのような反応が起きているか、その感覚に意識を向けましょう。欲求を頭から追い払おうとせず、なおかつ欲求に従って行動することなく、欲求の波を乗り越えましょう。

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    投稿日: 2014.09.24
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    [読んだ理由]================== DIMEで紹介されてた。どういう紹介文だったかは覚えていないが興味をもったのでメモっていて、半年後くらいに読んだ。 [読んだ後の感想]============== 「自分を変える」とか、タイトルは凄く大きなセリフが書かれていて、さぞスケールの大きなことが書いてあるのだろう、と思ったのだけど、実際にはそうではなく、自分自身の意志力、しかも日々の日常における些細な行動、選択に関する話が主で、とても身近な内容だった。 自分の脳の仕組みを知ることで、自分が思い通りの行動を取れない理由が分かり、とても良かった。 参考になったことは色いろあるけど、特には下記2つかな。 「日々の選択に、注意を向けること」 「自分が望んでいる理由を自覚する事」 ■意志力とはなにか。 ・意志力には「やる力」「やらない力」「望む力」の3つがある。 ・やるべき事ができない理由を特定する(自覚する)  ・1日の間に行った決断を、一度全て振り返ってみる。   これにより、自己認識力を高める。いい加減な選択の数を減らす。 ・自分の心の中には2つの自己が存在する。賢い自分と衝動的な自分。  衝動的な自分にアダ名を付けて客観視できる様にする。 ・瞑想による意志力のトレーニング。  呼吸に意識を集中するトレーニングは、  日常生活でも、目標に意識を引き戻すトレーニングになる。 ■意志力とストレス ・ストレスを感じると自制心が落ち、本能的に行動しがち。 ・ストレス対策:  ・横になって深呼吸をする、睡眠不足を解消するなどで、   日常のストレスによる疲労から体が回復するのを助ける。  ・一日のうちでどんな時にストレスを感じているか、   そのストレスが自制心にどんな影響を与えているかを振り返る。 ・意志力は増減する。  自分の意志力はいつ増え/減るのか、パターンを観察する/知る。 ・意志力は鍛えられる  些細なことでも、やるべき/やらない事を決めて取り組む。  これにより自己コントロール筋が鍛えられる。 ・「望む力」を創りだす  ・誘惑に負けそうになったら、望む理由を思い出す。 ■意志力と価値観 ・自分が「なぜ」その行動を取るのか、理由を勘違いしないように。  世間的に正しい事だと思われているから、やるのではなく、  自らの意志、自らの価値観に従ってやっているのだと思うこと。 ・「頑張ったんだから少しくらいご褒美を貰ってもイイよね」  と思っている自分に気がついたら、ちょっと立ち止まって、  「なぜ」自分は頑張っているのかという理由を思い出してみる。 ・「後で取り返せる」と思わない。「明日も同じ行動をする」と考える。 ■脳が持つ、報酬への期待 ・脳は、報酬を期待すると必ず満足感が得られると勘違いする。  実際には満足感を持たないものでも必死に追い求めてしまう。 ・自分がどんな時に報酬を期待しているか(ドーパミンの引き金)を探す。  期待通りに満足感も得られているかを振り返る事が抑止力になる。 ■失敗 ・失敗しても、罪悪感を憶えたり、自己批判をしないように。  自分を許し、失敗した理由、事実をありのまま受け入れられる様にする。 ・日常生活でストレスを感じるものに注意する。  テレビやインターネットなど、不要なものであれば排除する。 ・本当に効果のあるストレス解消法を試す。  エクササイズやスポーツ、礼拝、読書や音楽など。  セロトニンやγアミノ酪酸などの気分を高揚させる脳内化学物質や、  オキシトシンなど、気分を良くするホルモンを活性化させる ・「決心するだけ」を楽しんでいる状態に陥らないように。  自分の行動を変えるために具体的な努力をする。 ■将来の報酬の価値 ・将来の報酬の価値を、割り引きすぎないように。  将来の報酬を棒に振ってまで手に入れようとしている、  現在の報酬は、果たして割に合っているのか。 ・目先の報酬を手に入れてしまう前に、10分考える。  その10分の間に、将来の報酬のことを考える。 ・未来の自分とのつながりを深める。  将来の自分の姿を想像するだけでも、十分有効。 ■周囲の影響 ・ソーシャルグループのせいにしない。  努力するのを「ふつう」にする。 ・意志力の「免疫システム」を強化する。  他の人達の意志力の失敗に感染しないように、  一日の始まりに数分間、自分の目標について改めて考える。 ・お手本にしたい人のことを心に思い浮かべて、  あの人なら、こんな時はどうするだろう、と考えてみる。 ・欲求を受け入れる。  大事なのは思考や感情ではなく、行動。 [備忘録]====================== ■Introduction:「自分を変える教室」へようこそ ■第一章:やる力、やらない力、望む力 自制心を発揮するには、肝心な時に自分にとって大事なモチベーションを思い出す必要がある。これが「望む力」です。 現代の前頭前皮質の主な役割は、脳に(つまり、あなたに)やるべき事をやるように仕向けること。ソファでゴロゴロしている方が楽なのに、前頭前皮質の働きで、あなたは起き上がってエクササイズをしたくなります。デザートを食べたいと思っても、あなたの前頭前皮質はお茶だけで我慢するべき理由を忘れたりしません。あのプロジェクトは明日にしようと思っても、前頭前皮質のなせる技で、あなたはファイルを開いて仕事にとりかかるのです。 私達の心のなかには2つの自己が存在するのだと。つまり、一方の自己が衝動のままに行動して目先の欲求を満たそうとする一方、もう一つの自己は衝動を抑えて欲求の充足を先に伸ばし、長期的な目標に従って行動します。そのどちらも自分であり、wたしたちは2つの事故の間を行ったり来たりしています。意志力の問題とは、この事なのです。 衝動的な自分にアダ名を付けるのが効果的だという人もいます。例えば、目先の欲求を満たそうとばかりする自分には「クッキーモンスター」とか、文句ばかり言ってしまう自分には「やかまし屋」とか、いつも腰の重い自分には「怠け者」とか。そうやっておかしなあだ名を付けてみると、そういう自分になりかけた時にはっと気がついたり、賢い方の自分を呼び覚ましたりするのに役立ちます。 自己コントロールを強化するには、先ず自己認識力を高める必要があります。ですから、意志力のチャレンジに関する選択を行う時には、そのことをはっきりと意識するのが大事です。 例えば「仕事帰りにジムに行くか行かないか」といった単純な選択も有るでしょう。けれども、自分が何気なく行った選択の結果に、少し時間が経ってから気づくことも有ります。 一日分でもいいですから、その日に行った選択を振り返ってみてください。一日の終りに「自分がいつ目標を達成するための選択、或いは妨げてしまう選択をしたのか」を分析してみましょう。そのように自分の選択を振り返って意識することで、いい加減な選択の数が減っていきます。それにより、意志力は確実にアップします。 意志力のトレーニング:瞑想。神経科学者の発見によれば、瞑想を行うようになると、脳が瞑想になれるだけでなく、注意力、集中力、ストレス管理、衝動の抑制、自己認識といった自己コントロールの様々なスキルが向上します。 瞑想を定気的にオコナエば、単に瞑想がうまくなるだけではありません。やがて、脳は優れた意志力のマシーンのように発達します。定期的に瞑想を行う人の場合、前頭前皮質や自己認識のために役立つ領域の灰白質が増加するのです。 呼吸に意識を集中するのは、簡単ながら実に効果的な瞑想のテクニックであり、脳を鍛え、意志力を強化するのに役立ちます。これによってストレスも減少し、気が散るような内的な要因(欲求、心配、欲望)や 外的な誘惑(聞こえてくる音、見えるもの、匂い)に惑わされないようになります。 ①動かずにずっと座る ②呼吸に意識を集中する ③呼吸をしている時の感覚を掴み、気が散り始めたら意識する 瞑想のあいだにやっていることは、まさに普段の生活においてやらなければならないことと同じ。つまり目標から遠ざかりそうになっている自分を目標の方へ引き戻すという作業です。 ■第二章:意志力の本能 意志力をてきめんに高める方法があります。それは、呼吸のペースを1分間に4階から6回までに押さえること。これだと10秒から15秒で一呼吸することになるので、普通に呼吸するよりもだいぶゆっくりですが、少し辛抱強く練習すればたいして難しくはありません。呼吸のペースを遅くすると前頭前皮質が活性化し、心拍変動も上昇します。これが、脳と体をストレス状態から自制心を発揮できる状態に切り替えるのに役立つのです。このテクニックを数分間試すうちに、気分が落ち着いてコントロールが効くようになり、欲求や問題に対処する余裕が生まれます。 「やる」に失敗したら「しない」を決める。「早く寝るように心がける」に失敗したら、「起きてだらだらと色んな事をやり続ける」のをやめる。 ■第三章:疲れていると抵抗できない 人は意志力を使っているうちに「使い果たしてしまう」。 意志力の増減を観察する。 朝、目覚めた時に意志力が最も強く、その後だんだん弱くなっていきますか?それとも、一日の何処かで意志力が再びみなぎる時間、リフレッシュした気持ちになれる時間は有りますか? そのように自分のパターンを知ることで、スケジュールを上手く立てられるようになりますし、意志力が弱くなるタイミングを掴んでおけば、誘惑に負けそうになるのを未然に防ぐことも出来ます。 もし「やる力」のチャレンジに取り組むための時間やエネルギーがないと感じているなら、自分にとって最もエネルギーが溢れている時間に設定しましょう。 「エネルギー予算」という自己コントロールのモデル:脳はエネルギーをお金のように扱います。エネルギーがたくさんある時には消費しますが、エネルギーの量が減りだすと節約するというのです。 ストレスの多い時期にはお手軽な加工食品、とりわけ脂肪分と糖分が高くてハッピーな気分になれる食べ物に手を出しがちです。しかし、そんなことをしているうちに、やがて自己コントロールが全く効かなくなります。血糖値が急に上がったり下がったりすると、体と脳が糖分をきちんと消費できなくなります。血糖値が高いにもかかわらずエネルギーが低い状態になってしまうのです。 もっともよい方法としては、体に持久性のあるエネルギーを与えてくれるような食べ物を摂取することです。多くの心理学者や栄養士が推奨しているのは「低血糖食」、即ち、血糖値を一定に保つための食事です。 「意志力筋」を鍛える:自制心を要する小さなこと(姿勢を良くする、毎日手がつかれるまでハンドグリップを握る、甘いモノを減らす、出費を記録する)を継続して行った場合、意志力が全般的に強くなるという結果が出ています。 毎回こうした意志力のエクササイズを行っていると、脳は直ぐに行動に出ないで考えるようになります。課題が些細な事であれば有るほど、このプロセスは容易くなるでしょう。 意志力トレーニングメニュー ・「やらない力」を強化する ・「やる力」を強化する ・自己監視を強化する 意志力が弱まっていると感じたら、自分の「望む力」を利用してやる気を出しましょう。 ①このチャレンジに成功したら、あなたにはどんないいことが有りますか? ②このチャレンジに成功したら、あなたの他に誰の利益になりますか? ③このチャレンジは、たとえ今は大変に思えても、頑張って続けていくうちに段々楽になっていくと想像しましょう ■第四章:罪のライセンス 人はなにか良いことをすると、いい気分になります。そのせいで、自分の衝動を信用しがちになります。多くの場合、悪いことをしたって構わないと思ってしまうのです。 「頑張ったんだから、ちょっと暗いご褒美がなくちゃ」と自ら正当化しているのです。そんなふうに自分を甘やかすことが、往々にして失敗の原因になります。気晴らしをすることが自分自身の良い行動に対する最高の見返りだと思うようになってしまうと、自分にとって最も大切な目標を忘れ、誘惑に負けてしまうのです。 モラル・ライセンシングのせいで、私達は自分に害を及ぼす様な行動(ダイエットを辞めたり、浪費したり、禁煙を破ったりする)を「ごほうび」だと思い込みます。全くどうかしていますが、私達はまんまとそそのかされ、自分が「やりたいこと」を「すべきこと」だと信じてしまうのです。 あなたがエクササイズや節約や禁煙を、自分の目標た節制のために役立つからではなく、「正しい」ことだからやろうと思っても、恐らくその決心は続きません。 モラルライセンシングの罠を避けるには、道徳上の問題と、単にするのが難しいことを区別するのが重要です。ダイエットをサボるのは道徳的に悪いことでもなんでもありません。それなのに、多くの人はあらゆる種類の自己コントロールを道徳のテストのように考えています。しかし、そうした行為自体に善悪の意味があるはずはありません。 長期的な目標に対して進捗が見られると、あなたの脳は長期的な目標に向かってあなたを駆り立てていた精神機能のスイッチを切り替え、まだ達成されていない別の目標へ注意を向けさせます。心理学者はこれを「欲求の解放」と呼んでいます。 目標達成の大きな見方であるはずの「やることリスト」でさえ、実は油断なりません。プロジェクトのために抜け漏れのないカンペキなやることリストを作成したら、何だか物凄く達成感があって、今日の仕事はこれでおしまいだ、なんて思ったことはありませんか? 実際はこれから何をすべきかがはっきりしただけなのに、リストを完成させた達成感があまりにも大きくて、あたかも目標に向かって前進したかのように満足してしまうのです。 心構え次第で、結果は大きく変わってきます。「目標の達成に向けて、自分でどれくらい進歩したと思いますか?」こう訊かれた人は、翌日はジムに行くのをサボったり、勉強をやめて友達と遊びに行ったり、目標の達成を妨げるような行動をする確率が高くなります。 一方「あなたは目標を達成するために、どれくらい真剣に努力していますか?」と訊かれた人たちは、目標の達成を妨げるような行動をしたくなったりはしません。 「頑張ったんだから少し暗いご褒美を貰ってもイイよね」と思っている自分に気がついたら、ちょっと立ち止まって「なぜ」自分は頑張っているのかという理由を思い出してみましょう。 人には「明日はもっと出来る」と考える習性がある:私達は先のことを楽観視してしまうせいで、やるべきことがあっても後でやろうと思うだけでなく、後になれば簡単にできると思いがちです。心理学者らの研究によって、私達は今日よりも後のほうが自由な時間があるはずだという、間違った予想をする事がわかりました。 「明日も同じ行動をする」と考える。 選択を行うたびに、それが将来にわたってずっと影響をおよぼすことを認識しましょう。「このチョコバー、食べちゃおうかな?」ではなく「これから1年、毎日毎日、午後になったらチョコバーを食べることになるけど、それでもいいわけ?」と確認するのです。 私達は、正しいことをしたいと自ら望む人間だと感じる必要があります。モラルライセンシングがもたらすのは、つまるところアイデンティティの危機です。本当の自分は悪いことがしたい人間だと考えていると、良いことをした自分に対して「ごほうび」をあげたくなります。そういう考え方では、自制心を発揮することは「罰則」の様になり、自分を甘やかすことが「ご褒美」になってしまうのです。 しかしそれではあまりにも情けなさすぎます。モラルライセンシングの罠にはまらないようにするには「ありのままの自分が最高の自分になることを望んでいる」のだと、そして「自分自身の価値観によって生きていきたい」のだと、しっかり自覚すr必要があります。 ■第五章:脳が大きな嘘をつく ■第六章:どうにでもなれ 脳はストレスを感じると、あなたの姓名を守ろうとするだけでなく、気分も安定させようとします。そこで、ストレスを感じると、脳はとにかく気分が貼れるようなことをさせようとします。 ストレス解消に効果のある方法とない方法では、主にどこが違うのでしょうか。 本当に効果のあるストレス解消法は、ドーパミンを放出して報酬を期待させるのではなく、セロトニンやガンマアミノ酪酸などの気分を紅葉させる脳内化学物質や、オキシトシンなどの気分を良くするホルモンを活性化させます。又、脳のストレス反応をシャットダウンし、胎内のストレスホルモンを減らして治癒反応や弛緩反応を起こします。 人間は自分の死を考える時、恐怖を感じます。氏について考えないようにすることは出来ても、死から逃れることは出来ません。自分もいつかは死ぬのだと思うたびに、脳ではパニック反応が起こります。 私達は必ずしもそれに気づくわけではありませんが、無意識に不安を感じ、わけもなく重苦しい気分になったりします。それでなんでもいいから安心感や安らぎを与えてくれるもの、自分が強くなったように感じさせてくれる、お守りのようなものにすがりつくのです。 あなたにもずっと先延ばしにしていることや「つい忘れがち」なことが有るとしたら、自分の弱さを見つめるのを避けている可能性はないでしょうか。もしそうなら、恐怖に向き合うことで、かえって合理的な選択を行えるようになります。目に見えない漠然とした影響力から逃れるのは難しくても、自分の頭できちんと理解したことについては、比較的簡単に行動を変えることができるからです。 意志力を強化するには自分にもっと厳しくするしか無いと思っているかもしれませんが、そう考えるのはあなただけではありません。しかしそれは間違いです。自己批判は常にモチベーションの低下や自己コントロールの低下をまねきます。又、自己批判はうつ病の最大の予兆であり、うつ状態では「やる力」や「望む力」が失われてしまいます。これに対し、自分へのおもいやりは、やる気の工場や自制心の強化につながります。 罪悪感を抱くよりも自分を許すほうが責任感が増すのです。 自分を許すことで失敗から立ち直れる理由の一つは、自分を許すことによって恥の意識や苦しみにさいなまれること無く、事実をありのままに見つめられるようになることです。 変化をもたらす過程で最も楽で気分もいいのは、変わろうと決心する時です。その後は苦しいことが続きます。実際に自分を変える努力をしている時の気持ちは、嬉しさを感じるかという点からすれば、自分は変わるんだと想像するときのワクワクカントは比べ物になりません。そうなると、変わるんだという期待感だけは思う存分味わって、その後の大変なことから逃げてしまえば、ずっと楽だし楽しいのです。 あなたの意志力のチャレンジについて考えてみてください。自分が最も誘惑に負けやすいのはどんな時でしょうか。目標のことを忘れそうになってしまうのはどんな時でしょうか。 答えが頭に浮かんできたら、今度は実際に自分がそんな状況に陥った所を想像してみましょう。何を感じ、どんなことを思うでしょうか。 そうしたら、今度はその想像上の失敗を成功に買えましょう。自分の決意を守るためにはどんな行動を取ればよいか、具体的に考えます。どんなかんじがするか、頭のなかではっきりと思い描くのです。 成功した姿を思い描くことによって、目標を達成するために必要なことを着実にやっていく自身が生まれます。 ■第七章:将来を売り飛ばす 前頭前皮質は好ましくない選択や「明日こそちゃんとやるから」などという逃げ口上を正当化してしまう。 私達人間は、なんだかんだと言い訳をして、誘惑に打ち勝つのは明日で言い、と自分に言い聞かせます。 将来の報酬の価値を低く見ていませんか? 意志力のチャレンジにおいて誘惑に負けたり先延ばしにしたりするたびに、あなたは将来のどんな報酬を棒に振っているのでしょうか。そんなにまでして手に入れようとする目先の報酬とは何でしょうか?将来のことを考えた場合、割に合うといえるでしょうか。 脳を落ち着かせて懸命な判断をするためには、どんな融和雨に対しても必ず10分間は辛抱して待つようにします。もし10分たってもまだ欲しければ、手に入れてもよいでしょう。しかし10分待っているあいだに、誘惑に打ち勝った暁に待っている長期的な報酬を思い描いてください。できれば、誘惑になるものとは物理的に距離を置きましょう。 将来の報酬の「割引率」が10年後の成功を決める 4歳時がマシュマロ・テストでどのくらい待てたかということが、その子供の将来の学業成績や社会的な成功を物語っていたのです。一番長く待てた子供達は、10年後、人気が高くて成績もよく、ストレスにも上手く対処していました。 マシュマロを2個貰うために15分待てるかということは、重要な事を示していたわけです。つまり、不愉快なことを行っとき我慢して、長期的な目標を達成することができるかということ。 人は様々な理由をつけて正当化し、最初に貰いたいと思った報酬を手に入れようとする。ゆえに、将来の報酬を先に考えれば、将来の報酬に対する割引率は著しく下がります。 常に「将来の自分」を過大評価している。 私達は未来の自分の事をまるで別人のように捉えています。すっかり理想化してしまい、今の自分の手には負えないことでも、未来の自分ならできるはずだと高をくくります。 未来を現実的に感じ、将来の自分を身近に感じる。 ①未来の記憶を作る:将来について想像することは、欲求の充足を遅らせるのに役立つ。「将来の報酬」を思い描くのではなく、「ただ将来のことを考えるだけ」で、効果がある。 ②将来の自分にメッセージを送る:長期的な目標の達成に向けて、今自分がしようと思っていることを、将来の自分に打ち明けてみましょう。将来の自分にはどのようであって欲しいですか?自分は将来どのようになると思いますか?その様な手紙に何を書こうかと考えてみるだけで、将来の自分とのつながりが強くなったように感じる。 ■第八章:感染した! もう少し意志力を強くしたいと思う時は、お手本にしたい人のことを心に思い浮かべましょう。そして、鉄の意志を持つあの人なら、こんな時はどうするだろうと考えるのです。 「プライド」や「恥」などの社会的な感情は、長い目で見た損得を踏まえた理性的な議論よりも、私達の選択に対して速やかで直接的な影響を及ぼす。 ■第九章:この章は読まないで 欲求を受け入れる。ただし、従わないで。 ・誘惑や欲求を感じていることに気づきましょう ・すぐに着を紛らわそうとしたり否定したりせず、自分の欲求や気持ちを素直に受け入れましょう ・落ち着いて考えましょう。思考や感情は必ずしも自分でコントロール出来ないとしても、それに対してどう行動するかは自分で選択することができる、と認識しましょう ・大事な目標を思い起こしましょう ■第十章:おわりに ・自己コントロールを強化するための秘訣が有るとすれば、科学が示しているのはただひとつ、注意を向けることがもたらす力です。

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    投稿日: 2014.09.15
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    自分の意思力のコントロールについて、より科学的にアプローチしている。 全く新しい視点を提供しているわけではないが、改めて振り返り納得することも多く、自分自身の行動や考え方について見直すきっかけとなった。 意思についての科学的なアプローチは新鮮で、ただ事例に基づいた自己啓発本よりは良いと思う。

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    投稿日: 2014.09.10
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    タイトルから、どうにも自己啓発的な臭いが漂うんだけども、実際は「脳」の本。 「脳」の働きを知る事で、意志力とは何か、意志力を強く保つにはどうすればいいかを科学的に知る本。という感じかな。 これまでは自分の意志をつき通せない時は、ただ落ち込むばかりだったけれど、生物としての、人間としての脳がどのような働きをするものなのかを知った今は、自分自身を自分でコントロールする事ができそうな気がします。 本に書かれた色々なヒントを、毎日の生活に活かしていきたいなあ。

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    投稿日: 2014.09.07
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    怖い本だ。思い当たることがありすぎる。 まず自分は考え方のクセを変えないといけないことがわかった。 目標から外れる行為をしてしまったときには罪悪感ではなく、自分をいたわってあげよう。 さすがスタンフォード大学の人気講義。 また数年たったら読んでみようかな。

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    投稿日: 2014.09.06
  • イメージも具体的にすることでリアルに感じることができる

    自分がハットした個所を2つだけ紹介します。 1つ目:フェイスブック中毒になっていた医大生がフォトショップを使って、手術衣を着た外科医の写真に自分の顔を合成し、パソコンの壁紙にしました。「こんなことやってて、医者になれなくてもいいわけ?」と自分に言い聞かせた。 2つ目:失敗したときは、自分に対して、「このバカヤロウ!」「なんてダメなやつなんだ!」と感じてしまいがちです。でも、相手が自分ではなく、頑張って変わろうとしている友人だったら、そんな言葉をかけるでしょうか。 1つ目のことをすることで、ボンヤリしたイメージがちょっとだけリアルに近づくと感じがしました。 2つ目のことをすることで、自分自身に寄り添うことができると感じました。

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    投稿日: 2014.09.01
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    面白かった。 自己啓発的な内容が多いのかとおもっていたが、心理学的な要素が多く、興味を持って読めた。 一回ではなく何度も読んでみたい。

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    投稿日: 2014.08.15
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    20140814読了。自己啓発本。 人がある行動をする時、どんな心理状態なのか、どんな生理作用があるのか、またその行動をコントロールするにはどうすればいいのか、などを様々な実験を通して解説している。 身近な事例が多く耳の痛い話も。それだけに、ちょっと実践してみようと思えるものも多い。それを実践してみるかは自分次第。

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    投稿日: 2014.08.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルに「自分を変える」とあるから、よくある安っぽい人生哲学みたいな内容を、想像してたけど、全然違います。 自分にも身に覚えがある事(物事が続けられないとか・・・)の原因が、いろんな実験から解説されていて、あ、なるほどなと思えるところがあります。 いや、正確にいうと、自分だけじゃないんだという安心感(笑) 個人的にとても勉強になったのは、将来の割引のところでしょうか。 何度も読み返して、自分の人生をいいほうに変えて生きたい、そんな本です。

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    投稿日: 2014.08.11
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    コンプレックスを持ち「変えたい」と願っている人であれば励まされるのかも。私は自己肯定力がわりと高いので、 困ったら頼ろうかな、と思ったのみ

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    投稿日: 2014.08.07
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    欲求やできないことを抑えるのではなく受け入れて変えていくことが重要。自分が考えていたできないことへの改善策や対策が逆に働くことなど、学びが多かった。意識することや行動がまとめられているので振り返りのしやすい本である。

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    投稿日: 2014.07.31
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    ごめんなさい、どうも英語訳の著書になじみがないせいか、文章になじめずに、最後まで読むのに苦戦しました。内容は、様々な実験や観察の結果、こういうことが言えるというものになっていますが、本当にそう言えるのか、極端な結論を導き出してないか、若干疑問に思う部分がありましたが、参考になる箇所もあり、読んで損はないと思います。少なくとも第9章の「考えないようにすると、なおさらそのことについて考えてしまう」ことについては、私も不眠症の経験があり、その時に読んで、不眠症克服のきっかけになった「森田療法」の考え方にも一致しており、この本の理論は少なくとも変な方向を向いているわけではないことは明らかです。

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    投稿日: 2014.07.31
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    読む前はタイトルに抵抗があったのだけれど、内容は心理学や脳科学の話で、とても面白く読めた。 ある事象が起こったときにどう考えるとよいのか、さまざまな実験結果が示される。当然と思っていたことがそうではないとしることになり、驚きの連続だった。 満足することと、満足を期待することの違いを意識しよう、と強く思う。 やるべきことをやるための方法が提示されていて、うちいくつかは強烈なもので、たしかに効果があるだろうなと感じた。 読んだら実行すべし。

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    投稿日: 2014.07.29
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    科学的根拠に基づいた意志力についての本。 意志力が弱いのはなぜか、そして、意志力を強く持つためにはどうすればよいのか、科学的な根拠を元にわかりやすく、丁寧に且つジョークもまじえつつ教えてくれます。 意志力を強くしたい、という方へおすすめの本。

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    投稿日: 2014.07.28
  • ダイエット

    意志力をあげるために脳の仕組みから説明していて分かりやすい。しかし、具体例がダイエットの例が多かったのがアメリカっぽい。そんなにダイエットするのに意志力を必要にしていなかった自分にはしっくり来なかった。

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    投稿日: 2014.07.16
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    これは面白い本です。単なる自己啓発だけでなく、行動心理学など人間の根源に関する点を分かりやすく事例を交えて紹介しています。意思を持つことが大事。おすすめ。

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    投稿日: 2014.07.14
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    日常的なささいな怒り(不機嫌)・嫉妬・将来への不安、色々と自分に不要な感情をうまく処理できずに自分を責めていた私には、大変実用的でした。 情動と意思は違うのだと。情動はそれはそれとして認めるけれど、どう行動するかは意思にそって決めていいのだと。 たとえ話も今風で、先生もきれいで、とても親近感を持って読破かつ実行できました。(今も情動の処理は練習中。)

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    投稿日: 2014.07.14
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    物事を達成する力を付けようという内容。多くの研究、実験例が挙げられており面白いです。個人的に、意思力と言うより自制心と言った方が近いように感じました。

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    投稿日: 2014.07.14
  • 自分は意思が弱い、そう感じる方に読んで欲しい一冊です。

    意志力を科学的に分析した一冊です。 読み進めるうちに、自分の過去の経験と照らし合わせて、「確かに以前の失敗、妥協は書いてある通りの思考、状況だった!」と、思えるところがたくさんあると思います。 読み終わった時には、自分を客観的に、科学的に見るもう一人の自分が生まれていました。少し強い自分に確かになれた気がします。

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    投稿日: 2014.07.09
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    ○ほんとうの自分は悪いことがしたい人間だと考えていると、よいことをした自分に対して「ごほうび」をあげたくなります。(中略)「ありのままの自分が最高の自分になることを望んでいる」のだと、そして「自分自身の価値観に従って生きていきたい」のだとしっかり自覚する必要があります。(161p) ○失敗したことについて、自分に思いやりをもって振り返った場合のほうが、自分を厳しく批判した場合よりも、失敗したのは自分のせいだったのだ、と認めやすくなります。(222p) ○悪い習慣も好ましい変化も、ともに人から人へウイルスのように感染するということ、そして、その影響をまったく受けない人はいないということです。(274p)

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    投稿日: 2014.07.02
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    小さい時から親とか先生に言われてきたようなことがほとんどだけどこれを読んでからちょっと自制心強くなったかも?!

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    投稿日: 2014.06.19
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    我々は、常日頃から周りからや自身の誘惑に晒されいます。本書に例示されているダイエットや禁煙だけではなく、それこそゼミにサボらずに出席することなどありとあらゆる場面で意思の強さを問われます。本書は、意思に関する感情や行動を生化学的な脳内のメカニズムと関連付けて解りやすく解説しています。そして、意思が挫けることを防ぐためのソリューションを提供してくれます。本書全体が10週に及ぶゼミを一回分を一章にまとめてあります。読み急がす、実践しながら読み進めるのもお勧めです。

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    投稿日: 2014.06.18
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    h26.12購入 h27.1p92まで 意思力に大切なこと。呼吸を1分間に4回から6回程度に。運動、5分でも。睡眠時間確保。横になり深呼吸(生理学的リラクゼーション反応)

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    投稿日: 2014.06.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ひさびさの良書でした。 人間の意志の力について、心理実験の事例を交え、細かに学ぶことができます。 自分を責める人ほど改善できなかったり、人間の我慢する力がチンパンジーにも劣るという実験だったり、新たな学びがたくさんありました。 ビジネススキルを磨いていくうえで、当たり前のことを継続してやり続いけるというのは非常に重要な要素となると考えているため、そのやり続けるために、人間の意志力とはどういうものなのか?やれないときというのはどのようになっているのかを知る。そして、その対処法というのはとてもよい学びになりました。

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    投稿日: 2014.06.12
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    今まで色々な自己啓発の本を読んできたけれどそれとは全く違うアプローチで書かれたものだった。 人はなぜ、やろうと思ったことができないのか、その答えと対策が書いてあった。 自分がやりたいと思うことがやれてもやれなくても自分ってすごいとか、ダメ人間とかいちいち判断せずに事実を単に受け入れる。 自分のやらないと決めたことについて、考えないようにするのではなく、その欲望を客観的に見つめる。 なるほどーと思えました!!

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    投稿日: 2014.06.11
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    呼吸は1分間に12回以下⇒心拍変動が高くなり自制心を上手く発揮できる グルコース…脳の主要なエネルギー源 酩酊(めいてい)状態 リラクゼーション~仰向けに寝て膝の下に枕(足の方を高く)、目を閉じ数回深呼吸して腹を凹ませたり膨らませたり。毎日五分から十分 ナッツ やる力/やらない力 望む力(これに成功したら良いこと/自分以外への利益/だんだん楽になっていく) 「誘惑に負けなかったこと」ではなく「なぜ誘惑に負けなかったのか」を思い出す→自分を甘やかすような報酬についての感じ方が変わる 良いことをしたあと、悪いこと(あるいはご褒美)をしても良いと勘違いしない 明日も同じ行動をする、と考え、後から取り戻せると勘違いしない ドーパミンの効果はあくまで(興奮させて)行動に移させることであり、幸福感や満足感は与えない。 効果のあるストレス解消法は、セロトニンやガンマアミノ酪酸(気分を高揚させる物質)や、オキシトシン(気分をよくするホルモン)を活性化させる→ドーパミンの時のように興奮しないので、気分の転換に気づきにくい→効果がないと勘違い 恐怖管理理論…死を思い出すことで、脳が恐怖でパニック状態になり、誘惑に負けやすくなる(例:スーパーの横で葬式業者が宣伝する→買い手が死を意識するのでスーパーで余計な買い物をする:9.11直後のブッシュ「アメリカ国民のみなさん、ショッピングに出掛けてください」気持ちを簡単に落ち着けるショッピング) 自分を責めるより許した方が結果が良い→自分を許すことで責任感が大きくなる 失敗を思い出して、どんな思い・体の反応・直後の感情・自分の批判の仕方を落ち着いて考える 偽りの希望シンドローム…人間は落ち込んでいる時に変わろうと決心することが多いが、その目標が壮大であるが故に思うような変化を感じられず再び挫折を繰り返す 失敗をシュミレーションする→対策を考え、実行し、成功した姿を想像する おやつを6こか2こ貰えるならどっちが良い?チンパンジーも人間も6こが良いという→今すぐ2こか、2分後に6こなら?チンパンジーは後者、人間は前者→人間の脳は目の前に誘惑が現れると報酬を求めるモードに切り替わる(「限定合理性」)→人間の脳は将来的な報酬には反応しない エンコード 自分の欲求を刺激するものを自分の視界から消し、10分我慢する(「やる力」の場合は、10分やると決める)→10分我慢してまだ欲しいのなら手に入れても良い トーマス・シェリング "私たちは未来の自分のことをまるで別人のようにとらえています。" 将来の自分と今の自分が密接に関わっていることを実感することで、意志力を高めることが出来る 将来の自分が今の自分を振り返っていることの想像 コメディ番組の笑いの演出も、ミラーニューロンを使って視聴者を笑わせようとしている 「自分」には「自分が大事にしている人」が含まれている→大事にしている人ほど影響力を持ち、行動や意思が感染しやすい プライドは意志力の保有量を増やす 認められたい欲求を利用する 頭の中にすんなり浮かんでくることほど、信憑性が高いと思い込んでいる 自分の欲求や気持ちの波をじっと観察する。無理に抑えようとせず、波が引くのを待つ 「しない」意志より「する」意志

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    投稿日: 2014.06.06
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    要所要所で使える記載もあるが、全体的にはイマイチ。話題性があったので期待していたが…。新書版であれば買ってもいいかもレベル。

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    投稿日: 2014.06.04
  • 自分自身を受け入れることができるかもね

    意志力について科学的観点から判りやすく説明してくれる本でした。 自分自身のダメな部分、稚拙な道徳観なども生理学的な現象として とらえることができそうです。自分にも他人にも優しくなりたい人におススメ。 やっぱりスタンフォード大ってすごいです。 よりよい未来を選択できるようになるといいなあ。

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    投稿日: 2014.05.30
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    Introduction 「自分を変える教室」へようこそ 第1章 やる力、やらない力、望む力 第2章 意志力の本能 第3章 疲れていると抵抗できない 第4章 罪のライセンス 第5章 脳が大きなウソをつく 第6章 どうにでもなれ 第7章 将来を売りとばす 第8章 感染した! 第9章 この章は読まないで 第10章 おわりに

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    投稿日: 2014.05.24
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    んー。確かに先延ばし、「将来の自分を過大評価」してるかもしれません。今に流されること無く今を精一杯生きる。いやはや50を過ぎてもなかなか難しい。修行が足りませんな。ダイエットの話は耳が痛い・・・。とにかく大目標を毎朝思い出すことにしましょう。

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    投稿日: 2014.05.20
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    心配ごとばかりしていれば、心配しやすい脳になる。 瞑想 動かずにじっと座る 呼吸に意識を集中、吸って、吐いてと心の中で 数分経ったら心の中で言うのをやめ、呼吸をしているときの感覚だけに集中 呼吸を遅らせると自制心発揮 1分間に12回以下 グリーンエクササイズ リラクセーション 仰向けに寝て、膝下に枕を入れ、目を閉じ、何度か呼吸、凝っているところをもんだり触ったり、手のひらや指が強張っていたら、ギュッと拳を握ってから手を広げる、顎や額が凝っていたや、顔をくしゃくしゃにして目を細めて、口を思い切り開け、顔の力を完全に抜く。これを毎日5から10分。

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    投稿日: 2014.05.08
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    スタンフォードで人気講座を本にしたもの。 (アメリカに住んでいる人なら)身近な例をたくさん出しているので、わかりやすく読みやすいと思います。 精神論ではなく、科学的にどうして意志が弱くなるのかを説明しているので、自分にもやれそうに思えてきます。 各章にまとめが付いているので、読んだ後はそれを見ながら実践あるのみでしょう。 自分2.0が登場するのを待つ...という表現はあてはまるなと笑いました。自分1.0でやっていかなければ...

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    投稿日: 2014.05.07
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    今まで読んだ自己啓発本でベスト3に入る内容でした。 著者はスタンフォード大学の教授。 心理学と脳科学を使って最新の科学的成果を示しながら、自分を変える方法を語ってます。 意志の弱い(特に)僕には非常に目から鱗でした。 “マクドナルドにヘルシーメニュを追加したとたん、ビッグマックの売り上げが驚異的にのびた。” のような脳科学と心理学を交えた上で、実例があって結構びっくりします。 ●瞑想を生活に取り入れることで、自分の目標を達成しやすくなる。⇒呼吸を遅らせれば自制心を発揮できる為 ●6時間未満の睡眠が脳を弱くする。 ●大事なことをやる時間帯を変える。意志力は朝から夜にかけてどんどん弱くなる。 ●「モラル・ライセンシング」良いことをすると悪いことをしたくなる ●ドーパミンは幸福感をもたらさない。 ●「どうにでもなれ効果」一度失敗するともっと失敗したくなる ●誘惑に負けそうな時は10分待つ。 ●ダイエットはすればするほど悪化する。 というより、これ全部克服したら人間らしくないのかもしれません(笑)

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    投稿日: 2014.05.03
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    同じ大和書房から出ている「やってのける」は、サブタイトルが「意志力を使わずに自分を動かす」で、こちらは意志力を鍛えるような話…に見えるのだけれど読んでみると必ずしもそうではなく(意志力は筋肉のように鍛えられる、という話は出てくるけれど)、重なったり補完したりという内容もけっこうある。 わかりやすいけれど、それに貢献している事例紹介はちょっと冗長かな。「やってのける」は「こうするといいよ」というところに絞った薄い本だったけれど、こちらは10週間の講義プログラムが背景にあるせいもあるのかな、ふくらませるための部分が多く、また、学問的な突っ込みはやや浅めかも。 とは言え、モラルライセンシングの部分を中心に印象に残る話が多く、本は付箋だらけになった。「やってのける」と合わせて、付箋部分を読み返したい。で、すべてではなくても実験、実践してみようと思ってる。

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    投稿日: 2014.04.30
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    意志の力の話。決定力!を直前に読んでいたため既知の内容が多かった。 よしやろう。やってみようという気になる。 意志が弱いと思っている人は読んでみてもいいと思う。

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    投稿日: 2014.04.29
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    心理学に基づいているので、説得力があり、読みやすい。今まで、間違った思い込みをしていたことや、新たな発見もあり、読んでみる価値は充分にあった。

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    投稿日: 2014.04.26
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    心理学というか脳科学・生体科学をわかりやすく実例を用いて説明されている。 冒頭部分は面白かったが,後半はちょっと疲れたな。 脳はまるで熱心な学生のように経験したことを見事に学んで身につける。たとえば,毎日数学をやれば,数学に強い脳になる。繰り返し集中を行えば,集中しやすい脳になる。繰り返し行うことは脳にとって容易になるだけではなくそれに合わせて脳自体がそれに合わせて変化していく。 呼吸を遅らせれば自制心を発揮できる。気分が落ち着いてコントロールが効くようになる。

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    投稿日: 2014.04.22
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    意志力がテーマの本。人の思考には、無意識レベルの様々な癖があることを深い自己観察により理解すること。そして、その癖を直す正しいエクササイズを繰り返すことで、意志力を上手にコントロールができ、より良い人生を送れるようになるよ!っというのが、ざっくりとした概要。非常に共感できる具体例が豊富で、1つ1つ腑に落ちながら読み進めることが出来ました。 ついつい、やるべきことをやれない先延ばしにする、又は止めたいことを止められない人は、読む価値ありの一冊です! 以下、参考になった点、引用、自己解釈含む。 ・自己コントロールを強化するのにもっともよい方法は、自分がどのような場面で失敗をしてしまうのかを、よく観察すること。 ・意志力とは「やる力」「やらない力」「望む力」の3つの力を駆使して、目標を達成してく力。 ・脳には、思考、感情、行動のそれぞれをコントロールしようとする複数の自己がいる。意志力の問題は、いずれもそのような異なる自己のせめぎあい。より高い次元の自己が力をもてるよう、自己認識と自己コントロールのシステムを強化する必要がある。 ・できない理由を特定する。自分が中長期的には本当は望んでない結果を求めてしまう、異なる自己に名前をつけてみる。名前をつけることで、客観的に立ち止まって考える。 ・選択した瞬間を振り返る。一日の間に決断したことをすべて振り返ってみる。 ・5分間瞑想を行う。自分の呼吸に意識を集中。他の意識を断ち切る行為を繰り返すことで、意志力アップ。 ・意志力のチャレンジに失敗すると、自分の性格のせいにしがちだが、たいていは単に脳と体が、疲れていたり、ストレスフルだったりと、自己コントロールに適さない状態にあるだけ。意志力を高めたければ、まず最高の自分を引き出すエネルギーを確保できるように努める。 ・ストレスでいかに自制心が落ちるか、自分を振り返って考えてみる。 ・呼吸を1分間に4回~6回に。ゆっくりと呼吸をすることで、生理機能を適切な状態にもっていく。 ・自己コントロールの意志力は筋肉に似ている。使えば疲労するが、定期的なエクササイズによって強化することが可能。 ・もうだめだと思ってから、更にギアは上げられる。もう駄目だは、脳に騙されているだけ。疲れたなーと思う時こそ、もうひと踏ん張り。このもうひと踏ん張りが、脳の限界を引き延ばしてくれる。 ・それでも、もうひと踏ん張りができない時には、それをやることによって(またはやめることによって)、どんな良いことが起こるのかを想像する。 ・今日は頑張ったから、ちょっとご褒美!!このちょいご褒美が、ずるずると意志力をダメにする。良いことをした時こそ、気を引き締めて、リバウンドに注意。 ・目先の報酬に従うと、満足感が得られるという勘違いがある。これは脳が仕掛ける罠。欲望は、自己コントロールに対する脅威にもなれば、意志力の源にもなりうる。大切なのは、その欲望に従うことが、どんな未来につながるのかを冷静に判断し、欲望のままに判断しないこと。 ・どうにでもなれ効果。人は一度失敗すると投げやりになり、もっとダメになりたくなる。ダイエット中に、何かの拍子にケーキを食べてしまうと、途端に自分を責め、責めが自己嫌悪をを引き起こし、自己嫌悪がせき止めていた欲望を開放してしまう。その自己嫌悪を感じた時こそ、自分を許してしまう。そして被害が拡大しないように自己チェックを。 ・いつわりの希望シンドローム。まだやってないが、これをやろう!という決心をするだけで、快楽を得る。そしてやった気になり、実際には行動に移さない。決心のタイミングは明るい未来をイメージしてワクワクするが、決心した後には、明るい未来のための努力苦労がついて回り、苦痛が伴う。この苦痛に屈して、行動を起こさないパターンが多い。やろうという決心を決心で終わらせてしまう時の自分自身への言い訳を観察してみよう。 ・遠い将来の新の利益より、手前のどうでもいい利益に飛びついてしまう癖がある。手前の利益と、中長期先の利益とを、冷静に比較分析を行うべし。そんな葛藤に陥った時の自分の思考の癖を観察しよう。 ・自分の脳は、周囲の思考・習慣等に、想像以上に影響されるもの。自分のなりたい姿を思い描き、それに近い思考や行動を取っている人との接触を増やす。逆に、なりたくない人との接触は減らす。

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    投稿日: 2014.04.22
  • 目からウロコの良書。

    意志力や自己コントロールについて科学者の立場から説明、アドバイスしている本。禁煙やダイエットなど意志力が必要とされる行動をする前に読むといいだろう。内容も充実いているが語り口などもよく、とにかく読みやすい。この本を読めば多少の依存症なら治すことが出来そうだ。読み応えもあるし非常にいい本だった。

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    投稿日: 2014.04.13
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    禁煙、ダイエット、浪費をやめる、など、何かをやったりやらなかったり、あるいは続けたりする場合、なかなかうまく行かないのは何故なのか? 私たちの意志が弱いからなのか? 意志の力を強化して夢をかなえていく事は可能なのか? そういった事を、科学的なデータを元に説明し、実際の行動につなげていくという話。常識を覆すような科学的データ満載で非常に興味深い。スタンフォードでの彼女の講義をまとめたという体裁のこの本には、彼女の受講者に対するやさしさや愛、そして良質のユーモアが溢れていて素晴らしい。小学生から全ての大人たちまで、是非読むべき。

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    投稿日: 2014.04.10
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    「やる力」「やらない力」「望む力」、意志力を構成する3つの力をレクチャーする。「ハーバード白熱教室」のような印象を持って読み始めたが内容はさながらテレビショッピングのような趣き。アメリカ特有の根明な「You can do it!」的なノリだ。意志力のメカニズムが明晰に解説されているので、自己啓発本の一種としては面白いかもしれない。

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    投稿日: 2014.04.09
  • 意思も筋肉も同じということ

    新年の決意に際して、ふさわしい1冊。ダイエット、恋愛、勉強…いままでなぜ何度もチャレンジしては失敗してしまっていたのか。科学的に説明されることで、なるほどと思い当たる事がいっぱい、、、、。 心に残ったのは、意志力も筋肉と同じように鍛えられるものだ、ということと、将来の自分とのつながりが希薄だから、未来のための投資がうまくいかない、というくだり。 あとは、「やらない力」には限界があるので、「やる力」に目標を言い換えるということ。 新年の決意を、決めただけで満足してしまうのではなく、ちゃんと自分の意志力を鍛えて、実現できるように、頭を使ってやっていきたいと思いました。

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    投稿日: 2014.04.09
  • 私個人に向けて書かれてるのかと…!

    いつも変わる事を決心するのに、そんなに変っていないまま10年以上過ごしている気がして、気になりつつなんとなく避けていたこの本をとうとう買いました。 最初の課題の瞑想は、つまづきながらも実行中です。瞑想が、注意力・集中力・ストレス管理・衝動の抑制・自己コントロールのスキルを向上させるとのこと。一日も早く取り組むべきでした…。無駄に悩む事もトラブルになることもなかったのかも。 「決心するだけ」を楽しんでいるや、「万能の自分」を待っていないかなどの指摘は図星でした。 瞑想を始めて2週間、以前より自己コントロールできてる気が…(笑)期待して続けてみます。

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    投稿日: 2014.04.05
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    自制心ややる気などの「意志力」を身につけたい人のために、 いろいろな方面から、「意志力」そのものやそれを妨げるものは何であって どういう対処法があるのかというようなことを、わかりやすく教えてくれる、 スタンフォード大学の人気講義を書籍化したものです。 著者は新進気鋭の女性心理学者ということで、 帯やカバーの中折された部分にある写真を見ると、 若くてきれいな人なので、まずそこに興味が湧いて買った本です。 才があり、さらに容姿に優れた人だと、なんだかさらっと語ってくれそうで、 面白そうだ、という偏見からなんですけどね。 それで読んでみると、10章あるうちの2章目くらいまでは、 なんだか雑談のような話の進め方で、まだまだ徐行運転のように 感じられて物足りなさもあったのですが、 それがどんどん良い意味で、中身の濃さが増しいく中での 読みやすさ、面白さのような味付けとして読めていくようになりました。 感心するくらい、9章(10章目はまとめなので省いて考えます) それぞれの中に紹介されるトピックの、新しさと深さは興味深く、 意志力というものを知りたかったり身に付けたかったりする 読者の心を強く惹きつけることになると思います。 なんといいますか、人の心のある一部分をみることにすると、 そこですら何本もの糸が絡み合って形作っていたりします。 この本は、心の「意志力」の部分でもって、 その糸の一つ一つの役割を見ていきます。 そうやって、「意志力ってこういうものだよ」と教えてくれる。 その一本一本の糸はどういうものか、 少しだけ具体的に紹介するならば、 まずはモラル・ライセンシング効果でしょうか。 初めてこの心理作用について知る人は多いと思います。 これは「よいこと!」をすることが実は後で「悪いこと!」に繋がるんだというものです。 「よい・わるい」という考え方(とてつもなく一般的で普通の考え方でしょう)が、 自分たちにとって悪いことをひきよせるという逆説的な作用を持っているんですって。 どうです、こう聞いて、自分に照らし合わせて思い起こすと、 そういうことってありませんでしたか。 たとえば、衝動買いをぐぅっと我慢ししたら、 帰宅したとたんにばりばりとお菓子を食べてしまうだとか。 世間のニュースで見るところだと、政治家の人が、 良い政治を行っているんだと自負していると、 もらっちゃいけないお金を「いいかな」と思ってもらってしまうだとか。 自分の行動なんかを「よい、わるい」に突き詰めてしまうのは止めた方がいいということです。 最悪「これは自分のためになるし」程度でやめておくべきなんです。 「これは自分のためになるから<よい!>」までいって良し悪しつけてしまうと、 心の反作用や甘えや楽観的性質などによって後で自分にとって悪いことをしてしまう。 ここで驚いたのが、吉本隆明さんのおっしゃっていたことを思い出してでした。 「善いことをしている時は、悪いことをしていると思ったほうがいい」と 吉本さんはおっしゃっていたと読んだことがありますが、わかりますよね、 なんという洞察力だ、という。 彼の知見もあるかもしれないけれど、自分のこころを見つめて出した答えのように思えます。 これこそ、ひとつの、モラル・ライセンシング効果破りの方法です。 その他、 自己批判や自分を責めることがどれほど悪影響を持っているかだとか、 昨今のマーケティングがどれだけ神経学、心理学を応用しているか、だとか、 自分の将来を身近に感じることで(多くの人は、将来の自分はまるで赤の他人だと感じている)、 倫理観をより強く持つようになる、だとかあります。 読み終わって感じるのは、 「アメリカは日本よりも進んでるぞ」ということ。 そして、本書の構成や内容のバランスが絶妙で、 著者は惜しみなく力を注ぎながらもエンターテイメントの心を失っていないことですね。 アメリカは自由の国ですが、エンターテイメントの国でもあります。 その国民性が非常にプラスに働いているように思いました。 文中に、よくセックスという言葉が出てきますが、 それは、この講義の対象に学生が多いことに起因するものもあるでしょうし、 「民衆はセックスと暴力が大好きだ!」という みんなの心理をくみとってのものなのかもしれないですね。 最後になりましたが、 序盤に瞑想を勧めるところがあります。 著者は、ヨガや瞑想についての研究もしているそうなので紹介しているのでしょうが、 この瞑想をググってみると、「瞑想は危険」というものもでてきます。 このあたりは専門家じゃないのでわかりませんが、少しは注意が必要なのかなと思いました。 僕はこの本に書いてある通りの方法を試しましたが、別に問題はありませんでした。 ためになって、面白い本です。 そして、好感が持てる翻訳にもなっていました。

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    投稿日: 2014.04.03
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    「自分を変える」というタイトルから啓発書みたいなものかと思ったらこれは心理学の本なんですね。面白く読みました。実際に読んで自分を変えるというより、自分が出来ない理由がわかって、「ああ、そういうことだったのか」と納得が行く読後感。

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    投稿日: 2014.03.30
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    考えないようにすると考えてしまうから○○しない。というのはやめる。自分を許す。意志力は伝染するので環境は大事。他はアメリカだからじゃないの?と思うところがしばしば。

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    投稿日: 2014.03.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    図書館で借りた本。 分かっちゃいるけど、できないんだよなぁ~ってことを、分かりやすく書かれた本かと思っていたけど、とんでもない。 目からうろこなことがたくさん書かれていて、とても勉強になりました。 今回は、図書館で借りたけども、自分で購入して、付箋・ラインマーカーを活用して、手元に置いておきたい一冊です。

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    投稿日: 2014.03.25