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あきばさんのレビュー
いいね!された数404
  • ラッシュライフ

    ラッシュライフ

    伊坂幸太郎

    新潮社

    複数が絡む、少し不思議な伊坂さんワールド

    複数の登場人物が、絡み合いながら進んでいくストーリー。 個人的にはリストラされた中年男のストーリーが、一番考えさせられるというか、共感もしやすい印象でした。伊坂さんの小説によくある、不思議に関係し合いながら進む流れや、少しファンタジー感のある世界観は、久しぶりに読んだので、楽しめました。 このストーリーはそれぞれ、どこで着地するんだろう、と思いながら読み進めて、いつのまにか終わる、そんな小説でした。

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    投稿日: 2023.05.24
  • きみの正義は 社労士のヒナコ

    きみの正義は 社労士のヒナコ

    水生大海

    文春文庫

    社労士が主役の数少ない小説

    社労士ヒナコの続編。 第一弾からすると、かなりたくましくなっている主人公に少しうれしくなる部分もありますが、事務所の方とのやりとりを見ると、まだまだかわいらしい側面もあり、ちょっとほっとしたりww 前回も含めてですが、社労士が主人公の小説って、あんまりなく。行政書士なら、カバチタレのようなものもありますが、なかなかないので、貴重な小説だと思います。 また、法律の知識がどう、ということもありますが、その根底にあるのはヒトであり、感情であり、という、最も、基本的なところはぶらさずに描かれているので、謎解き要素があったり、真相を究明していくにつれて、そういうことだったのか、という納得感があったり、と、法律家の小説でもあり、謎解きや推理小説の側面もあり、というのがこの小説の魅力だと思います。 これを読んで、どれだけの方が社労士になりたい、と思うのかはわかりませんが、こんな仕事もある、と気づくきっかけになるといいな~と思うのと、こういった形で、企業や人に寄り添う仕事を知ってもらえたら、すごくいいですね。 シンプルに読み物として面白いので、興味を持った方はぜひ読んでみてください!

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    投稿日: 2022.05.06
  • 翼

    白石一文

    鉄筆

    人々の生活や、愛情にそっと寄り添う小説。

    おおまかなストーリーは、ある女性を中心に、そのまわりで起こることから、人を愛するとは、人が死ぬとは、人が生きるとは、を考えさせられるストーリーです。 白石さんらしく、主人公の心情の動きが詳細に描かれており、そこが感情移入できるところでもあり、引き込まれるポイントでもあります。 今回の話は、相手の方の人生観に触れることや、自身の周りに起こることから、本人の人生観が変わっていくストーリー。 言わんとしていることは分かるものの、自身の幸せと他人の幸せは、実はつながっている人が多い中で、この着地にどれだけ感情移入できるかは、人によるな~と思いますが、それを考えるきっかけを提示することが、白石さんの小説を読む理由のような気もしたりとww あまり、構えずに、それぞれの生活に寄り添う、そんな小説だと思います。

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    投稿日: 2022.05.06
  • 侠飯3 怒濤の賄い篇

    侠飯3 怒濤の賄い篇

    福澤徹三

    文春文庫

    会社、仕事、人生と柳刃節が沁みます。

    一作目が就活中の大学生、二作目がブラック企業の社員、そして、今回が貸金業者、とステージは変わりますが、大きな流れは変わらずです。 ただ、主人公たちが葛藤する内容が異なるので、流れは同じですが、3作の読後感は全然違いました。 特に、今回の三作目は、家族、や、人生についての言葉も多く、最後の主人公の気づきは、もっともっと、そんなことを感じられる人が増えたら、世の中良くなるのに、と感じた終わり方でした。お金のところはよくわかりませんでしたがww 自分が本当に大切にしたいものは何なのか、お金とはなんなのか、自分の声に耳を傾けたときに、道が開けることを痛感。 続きはまだ買ってないですが、近いうちにまた柳刃達に会いたくなりそうです!

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    投稿日: 2022.02.06
  • 侠飯2 ホット&スパイシー篇

    侠飯2 ホット&スパイシー篇

    福澤徹三

    文春文庫

    ヤクザ風な料理のうまい男が語る、仕事論、第二弾。

    前作が面白かったので、その流れで二作目も買ってしまいました。 ネタばれになるので、詳細は書きませんが、第一作からの流れがあるので、 一作目のような、え?この人たちは一体何者??というハラハラ感はなく、 今回は、どういう理由で、ということを考えながら、だったので、 一作目ほどの意外感、どんでん返し感はなかったですね。 ただ、一作目の大学生の仕事選びとは異なり、社会人ということで、 よりリアルな「仕事とは」を考えさせられるストーリーでした。 また、仕事だけでなく、会社とは、組織とは、も少し考えさせられる ストーリーだったので、何か堅めのビジネス本を読む気にはなれないけど、 なんか仕事が最近やる気が出ない、みたいな人とか、 今の会社の居心地も悪いし、好きになれないな~なんて人も、 軽い気持ちで読み始めたら、何か気づきがあるかもですw ちょっと料理の小ネタは、一作目よりも難しめだったので、 料理というよりはストーリーを楽しむ本でしたね。

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    投稿日: 2022.01.29
  • 侠飯

    侠飯

    福澤徹三

    文春文庫

    侠の一言にハッとさせられる料理小説。

    ヤクザが、あることをきっかけに、大学生の家に居候することから始まる物語。大学生は、就活を控えている中で、男たちとの共同生活をすることに。 そして、そのヤクザは、何故か料理にはうるさく、毎食、美味しい料理をうんちくとセットで作ってくれる。料理以外のことは話さない、という、なんとも不思議な状態。警察はもちろん、友達にもバレないように、と頑張る主人公ですが、一緒に暮らす中で、その男たちから学び、成長する一面も。内定を取ったら出ていってやる、という約束をした結果。。。 もともとは、マンガから入って、面白そうと思い、読み始めましたが、小説もなかなか面白かったです!ヤクザは明日死ぬかもしれないから、適当な飯は食べたくない。ヤクザじゃなくても、明日死ぬかもしれないので、ちゃんとしたご飯が食べたいと思っちゃいましたwwまた、手の混んだご飯じゃなく、一般的なもので作れる料理というのがいい。レトルトや缶詰を使ったご飯など、普通に真似できそうなものも何個かあります。料理が好きな方は、知識としても楽しめるかも。 ヤクザとの掛け合いなんかは、ちょっとお笑いのノリもあるので、漫画のほうが向いてるかも、なんて思いながら、読み終わりました!3巻まで買ってみたので、続きが楽しみです!

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    投稿日: 2022.01.23
  • 愛なんて嘘(新潮文庫)

    愛なんて嘘(新潮文庫)

    白石一文

    新潮文庫

    愛を否定するもの、ではなく、愛の強さともろさを感じる本

    全体を通じて、パートナーではなく、違う相手に行く、という話が多い。最後の解説のところが一番しっくり来た。嘘という意味が何かについては、言葉通りの嘘、ではなく、フィクションとしての意味というのがしっくり来た。虚構かどうかはおいておいて、誰しもそういう部分はあることも考えさせられた。自分を守るため、よい関係を続けるために、一定のフィクションを誰もが抱えながら、パートナーとの関係を続けていることや、どんな愛でも、そういうもろさを抱えていることを改めて感じさせられる話だった。

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    投稿日: 2022.01.10
  • 送り火

    送り火

    重松清

    文春文庫

    年を重ねたことによる少しの寂しさと、愛を感じる短編集

    重松さんの世界に浸りたいと思って読んだ本。 序盤のフジミ荘の話から、非常に不思議な話が続き、解釈が必要な話が多かった。漂流記については、解釈の仕方がいろいろあり、最後まで分からずに終わってしまった。 ただ、中盤以降のシドビシャスから離れて、から、送り火、家路、については、よかった。年を重ねてきたことで、よくも悪くも変わったことを痛感させられながら、変わっていない人を見て、複雑な気持ちになった。でも変わっていく、それでもいいと思わせてくれる。送り火については、昔の両親は、家族が幸せでいることが、自分の幸せ、という価値観だったという言葉に、はっとさせられ、家路に至っては、なぜ家に帰りたいんだろう、という当たり前のことを考えさせるストーリーとなっており、読後感が非常に良かった。普通の人生かもしれないけど、そんな日々を重ねていくことの大切さを改めてかんじさせる本。

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    投稿日: 2022.01.10
  • 青い鳥

    青い鳥

    重松清

    新潮社

    「正しいこと」と「大切なこと」は違う

    吃音の村内先生が、中学校の生徒(一部元生徒)に対して、それぞれの悩みを受け止め、答えを与えるわけではなく、きっかけを与えていく物語。 大切なことしか話さない、という吃音の先生の言葉は、非常に重いし、そうありたいとおもうものの、一番大切なことは大切なことしか話さないことよりも、その人の葛藤を「理解」してあげていること。そして、その葛藤を理解するときに、言葉が重要ではなく、言葉は最小限でいい、ということがこの本からの悩み。 ただ、実世界では、村内先生くらい最初から分かっていればいいが、理解するためにまずはコミュニケーションの頻度や、量が非常に重要。そうなると、本音を話してもらう関係性を築くために、コミュニケーションの機会をたくさん取らざるを得ない。多くの人はこの過程を経て、頼れる人を見つけられるが、なかなかそのアプローチだけでは、心をひらけない人がいる。それがこの小説に出てくる中学生たち。村内先生は、そもそも平等な世の中ではないし、全員に優しい社会ではないことを明確に言っていて、一方でそうじゃないほうがいいよね~ということも言っている。その答えは、唯一解ではなく、それぞれがそれぞれのらしさを活かして、見つけるしかないということを提示しているように感じた。 正しいことと、たいせつなことは違う。 これは人生の中でも大切な言葉になりそう。

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    投稿日: 2021.10.24
  • 仕事が速いのにミスしない人は、何をしているのか?

    仕事が速いのにミスしない人は、何をしているのか?

    飯野謙次

    文響社

    ミスを減らして、仕事の生産性を上げるテクニックを知りたい方へ

    特段ミスが多いことに悩んでいるわけではないんですが、 やっぱりどの職場にもいると思うのですが、妙に仕事が速い人、います。 こういう方々は、何がすごいのかが知りたくて、手に取ってみました。 ■あらすじ 「ミスしない」は、仕事の効率化&できる人になる、最短ルート! ミスは、「しないほうがいい」というような軽いものではありません。 「ミスをしない」ということは、それだけで信頼感が高まり、あなた自身の「強み」になるのです。 失敗やミスを回避し、仕事を効率化するコツを本書で体得し、仕事の質とスピードを同時にあげてください。 ハイスピード&ハイクオリティの仕事はやがて、人生最高の楽しみになるはずです! (内容紹介より) 大まかな内容としては、 ・仕事の質と量をどうあげるか ・ミスが生まれない仕組みをどうつくるか。 ・メール術や仕事術など、生産性を上げるためのノウハウ ・生産性を上げるための逆転の発想 ・コミュニケーションのテクニック といった流れで進んでいきます。 ■ポイント 何かスタンスや、根本の話というよりは、テクニックに寄った部分はあると思います。 言ってしまえば当たり前なこともたくさん。 言われなくてもやってるわ、ということや、 それができれば苦労しないわ、ということもちらほら。 でも、こういうわかっててもできないことをやることが大事なんでしょうね。多分。 中には、参考になるテクニックも何個かありました。 例えば・・・ ・ダブルチェックは逆から見る。確かに! いつもの順番で、いつものように見ることで、イージーミスを防ぐ方法ですね。 これは確かに、と思いました。 ただ、もう少し科学的根拠とか裏付けはほしかったかな~。 ・メールの返信術 これはよくある、すぐ返す、件数は少なくしておく、っていうやつですね。 ちょっと油断するとすぐたまるんですよね。デスクトップも。。。 ・シングルタスク これだけ何度も言われているのに、シングルタスクにし切れていないときがあるな~。 というより、PCをシングルタスクにするだけじゃなくて、 働く環境とか、スマホを見れない環境にする、とか強制的にしないと正直難しいですよね。。。 ・コミュニケーション術として、自分も相手も不完全な前提。 これはほんとにその通りだと思いました。 そもそも完全である前提だから色々なミスが発生する。 これはテクニックというよりは意識の問題で、すぐにできることですね。 ■こんな人に これを読んで劇的に何かが変わるということはあんまりないような気がしますが、 日々の仕事の進め方を見直すという点で、参考になるテクニックはあると思います。 ちょっと最近、生産性上げれてないな~とか、自分の仕事ミス多いかも、遅いかも、 なんて感じている方は、手に取ってみれば、参考になるテクニックは何個か見つかると思います。

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    投稿日: 2020.03.15
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