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ボッコちゃん
ボッコちゃん
星新一/新潮社
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総合評価

585件)
4.1
210
203
114
9
2
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    一つ一つの話が本当に短い。 ちょっとした隙間の時間に読める。 一話だけ読もうと思っても短すぎて次々読んでしまう。 印象に残ったのは 生活維持省、闇の眼、最後の地球人 それぞれの話が、シャレが効いていたり皮肉だったりブラックだったりしているので、数が多くてもリズミカルに読める。 設定もいろいろだが、宇宙モノが多いかなと感じた。

    2
    投稿日: 2015.04.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    非現実的な話であっても、現実味のある、ぞわっとする感じを何度も味わった。 最後に、はっとさせられる。 こんなに余韻を楽しめる小説があるとは。

    2
    投稿日: 2015.04.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【本の内容】 スマートなユーモア、ユニークな着想、シャープな諷刺にあふれ、光り輝く小宇宙群! 日本SFのパイオニア星新一のショートショート集。 表題作品をはじめ「おーい でてこーい」「殺し屋ですのよ」「月の光」「暑さ」「不眠症」「ねらわれた星」「冬の蝶」「鏡」「親善キッス」「マネー・エイジ」「ゆきとどいた生活」「よごれている本」など、とても楽しく、ちょっぴりスリリングな自選50編。 [ 目次 ] [ POP ] 「おーい でてこーい」(『ボッコちゃん』所収)を初めて読んだのは、「毎日中学生新聞」の日曜日のマンガでだったと思います。 その後、ラジオドラマでも聞いて、高校時代の友達にも聞いて、浪人時代に、新潮文庫の黄緑の背中のシリーズを全部買って読みました。 ノックの音がして、誰かが訪れるという設定で、こんなにたくさんの物語を生みだせる発想に、驚嘆しました。 星新一さんのショートショートのシリーズは、僕には衝撃的でした。 僕が、学生時代、生協の本屋さんで、星新一さんの黄緑の新潮文庫が、一面に並んでいるのを見て、憧れていました。 21歳の時、銀座の文壇バーで、生・星新一さんと一緒になりました。 山藤章二さんに三島由紀夫論を熱く語られていました。 僕の博報堂の入社試験の作文は、「ノックの音がした」で書き始めて、星新一文体で書きました。 僕の小説のDNAだけでなく、量で頑張ろうというモチベーションをいただきました。 [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

    4
    投稿日: 2014.11.06
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    50編の短編小説集。オチが読めるのもあったが、読めないときのじわじわ感がじわじわして良いじわじわでした。とりあえず仕事中。

    4
    投稿日: 2014.10.20
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    読んだのは、何10年も前。ショートショートの元祖。長編の苦手な人に。あまり読書しない人が読み始めに。私は、星新一を手始めに長編小説の道に入りました。

    14
    投稿日: 2014.10.13
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    中学生の時、英語の教科書に載ってた読み物教材"Can anyone hear me?"の原作を、初めて読みました。ついでに星新一さんの本読んだのも、すごい久しぶり。不思議な感覚になって、まだ見ぬ異世界人に思いを馳せたりしちゃう。

    2
    投稿日: 2014.10.08
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    我々人間に対し次はどんな一撃が用意されているのだろうとドキドキしながらひとつずつ読んだ。この地球の人間生活に慣れてしまっている私は何撃もくらった。もっともっと読んで撃たれたい。

    2
    投稿日: 2014.10.07
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    実は星新一はじめて。筒井康隆短編からおどろおどろしさを抜いた感じって思った。んで、解説が筒井康隆だけど、いままでの星さんのライトな文体から解説に移ったとたん重くなるこの感覚すごい。筒井さんの重さすごいし、星さんの軽さすごい。

    4
    投稿日: 2014.10.05
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    『ボッコちゃん』『おーい でてこーい』『約束』『生活維持省』『鏡』『親善キッス』『マネー・エイジ』『ゆきとどいた生活』『闇の眼』『ある研究』『程度の問題』『おみやげ』『なぞの青年』『最後の地球人』がお気に入り。 『おーい でてこーい』自分たちのつけは自分たちに帰ってくる

    2
    投稿日: 2014.09.29
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    ショートショートも50編あるとなかなかの読み応え。風刺とエッジが効いていて最後にスコンと落とすってイメージだったけど、意外と詩的に余韻を残して終わる話 も多い。星新一には小・中学生ぐらいに読書の楽しさ、SFの面白さを教えてもらっても、大人になったら懐かしさだけ残って忘れてしまったという人は案外多いので はないだろうか。大人だからこそ読んで楽しいと思う。登場人物が強盗に入られても結構平然と交渉始めたりして笑った。字数制限ありますものね。

    2
    投稿日: 2014.09.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    小学校高学年から中学生に (あまり読書が好きでない子にも)オススメできる星新一。 塾などの教材にも出てきたりして、馴染みもあるし、 短編なので朝の読書タイムにもってこいなのだ。 私も中学の時にはじめて星新一を読んで、衝撃を受けて、しばらくハマっていた。 とはいえ、 何年もたつと忘れてしまうものですな〜。 再読。 ちょっと さすがに古い!現代では、人権的にどうよ!こんな未来にはなり得なかったな!などと思う箇所もあるのですが、 短編の中に凝縮されたシニカルな世界が面白い。

    2
    投稿日: 2014.08.20
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    中学生の時以来、久しぶりに読んだ星新一だったが、やはりおもしろ。全編通してどれを読んでも全く飽きさせず、読むことが辛くなってくることはない。 まだ読んでいない人は、ぜひ読むべきである。

    2
    投稿日: 2014.08.09
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    短編小説はどの単行本で読んだか分からなくなる それどころか誰が書いたか分からなくなることもしばしば 表題作以外のタイトルなんてまず覚えていない なんとかならんかな ブクログを使ってもこの問題は解決しなかった

    2
    投稿日: 2014.06.19
  • 名作は古びない

    少し前に、本書に収録の「生活維持省」が、某コミックの元ネタなのではないかと騒動になりました。それで思い出して数十年ぶりに再読してみたのですが、やはり面白い! 単に未来や科学の行く末を予見するだけではなく、世界はこうあってほしい……という作者の思いを感じられる作品群。当時のSF作家の見識の高さに脱帽です。

    2
    投稿日: 2014.06.11
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    SFチックなショートショートだった。 最初はSFらしさが出ていたが、後半になると展開が見えていた気がした。

    2
    投稿日: 2014.06.02
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    勧善懲悪、4コマ漫画、笑点の大喜利。 似てるけど違うのはアイデアの独自性、オチまでの過程の丁寧さにあると思う。 個人的にはキツツキの話はお腹の中からふつふつと込み上げてくるものがあって、このナンセンスな感じが気に入った。

    2
    投稿日: 2014.05.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    音泉『月の音色』(パーソナリティ:大原さやか)第二回(2014年5/12)で取り上げられた。 『殺し屋ですのよ』 こ……っわああああああ!!!この看護師の腹の坐りっぷりと二面性が怖すぎる!!!!!彼女の情報収集力も怖い。専門家に頼んでいるのか?自分で調べあげる能力があるのなら、看護師以外の仕事で身を立てることも十分にできるのではないだろうか。 そのほうがきっと平和…だけれどもう、この人は欲に取りつかれてしまっていそうだ。それが一番怖いことかも。 『愛用の時計』 ものを大切に扱うと、やがて魂を宿すようになるという民間信仰を元にした話。 付喪神って、100年以上大切にしたものに宿るとか、99年目に打ち捨てられたものの恨みによって宿るとか、いろんなバリエーションがあるみたい。つくもって、九十九とも書くから、後者のほうが正しいのかなという気もする。 でも前者のほうが夢があって好きだ。一生使い続けるものなんて、モノがあふれている現代日本ではなかなか出会えるものではないから、より一層尊く思える。

    2
    投稿日: 2014.05.25
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    良くこんなにアイデアわくなと感心する。自選集というだけあって、どの作品も外れはなし。21世紀になっても良書。

    2
    投稿日: 2014.04.29
  • 最初の一冊ならこれ

    作者の自選で、有名な作品がほぼ網羅されています。珠玉の、という以外に言葉が見つかりません。ちょっとした空き時間に少しずつ読み進めました。どなたにも自信を持ってオススメ。

    1
    投稿日: 2014.03.29
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    短編小説自体あまり読んだこと無かったけど、するする読みやすく、読んでて気持ちよかった。 アメリカンジョークのような軽やかなブラックジョークなども多く思わずニヤとさせられた。

    2
    投稿日: 2014.01.27
  • ちょっと時間のあるときにサクッと

    星新一の本はたくさん持っています。 どれを読んでもユーモアに飛んでいて飽きさせません。 通勤中に寝る前に待ち合わせ時間までに サクッと読めます。内容も良いです。 星新一を知らない人は、ぜひ読んでほしい。

    1
    投稿日: 2013.11.12
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    30年ぶりに再読したが色あせない面白さ。シュールな設定・結末のひねりが効いたストーリーが詰まっている。

    2
    投稿日: 2013.10.26
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    SFショートの傑作です。 えっっそういうことなの!と言いたくなるちょっと怖くて楽しい物語がたくさん収録されています。

    2
    投稿日: 2013.10.26
  • おーい。でてこーい

    どれも好きなのですが、収録されている「おーい。でてこーい」は個人的に上位にきます。この作品もそうなのですが、今の社会情勢を予測しているかのような作品がチラホラみえるのも星新一作品が好きなところのひとつです。

    0
    投稿日: 2013.10.19
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    言わずもがな星新一さんのSFショートショートの代表作の一つ。 にやり、というよりぞくっとしたブラックユーモア溢れる作品ばかり。もう50年以上も前の作品だけど、全く色褪せないです。

    2
    投稿日: 2013.10.12
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    星新一は中学の頃はまったなー。 などとなつかしみながら読む。さすがに今は「のめりこむ」ことはできないけれど、ちょっとひねったおかしな結末は、今でも、子供を熱中させるのに十分なものだと思う。

    2
    投稿日: 2013.09.29
  • ブラックユーモア

    昔、国語や英語の教科書に載っていたお話があり、ちょっと懐かしかったです。 子供の頃は単純に面白いと思って読んでいたのですが、 大人になってから読むと、何だか読書後の後味が悪いような・・何故だろう(-_-;) どれもこれも結末がハッピーエンドじゃないからですかね。 それでも読みたくなるのは、不思議な魅力があるからでしょうか?

    1
    投稿日: 2013.09.28
  • ショートショートの神様

    星さん自選ということで読みたかった『ボッコちゃん』ようやく書店で見つけ読み終えました。やっぱりどれも面白い!ショートショートというジャンルはともすれば単調になりがちだけど、どれもクオリティーが高いので最後まで楽しく読めました。P.S.NHKの映像もなかなか。

    1
    投稿日: 2013.09.26
  • 読書の世界への入門書

     本を読む習慣が無い子に、何か読んだことは無いか、面白いと思った本は、と聞くと、8割方「星新一なら」と答えてくれます(中学1年生)。  短くて、知的で、刺激的で、読みやすいんですよね。星さんの本。  朝読書やらで困っている人、子どもさんにとりあえず本を読ませたいお母さん。まずはここから、どうですか?  ただし読書感想文には手強いですよ。これで内容のあるモノが書けたら、相当知的。

    1
    投稿日: 2013.09.25
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    一冊で50回のカタルシス。教科書でおなじみの『おみやげ』『おーい でてこーい』も収録されてる、星さん自薦の短編集。40年以上前の作品なのにどれもまったく褪せてないのは、ほんとうに奇跡的な才能だとおもう。それぞれ7ページと10ページしかない掌編なのに、『月の光』『生活維持省』に泣いた。『最後の地球人』もかっこよすぎる。他にも、いつもの牧歌的な感じの出だしから入ってラストで突き落とし、豆鉄砲食らったこちらを指差してゲラゲラ笑ってる星さんが透けて見えるような作品も多数。星さん、基本ドSだったんだろうなあ。

    2
    投稿日: 2013.09.03
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    (2000.08.15読了)(1999.07.15購入) 内容紹介 amazon スマートなユーモア、ユニークな着想、シャープな諷刺にあふれ、光り輝く小宇宙群! 日本SFのパイオニア星新一のショートショート集。表題作品をはじめ「おーい でてこーい」「殺し屋ですのよ」「月の光」「暑さ」「不眠症」「ねらわれた星」「冬の蝶」「鏡」「親善キッス」「マネー・エイジ」「ゆきとどいた生活」「よごれている本」など、とても楽しく、ちょっぴりスリリングな自選50編。

    2
    投稿日: 2013.08.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ショートショートで読みやすく、空き時間に読みました。 意外なオチもあれば、想像できるものもある…… 「暑さ」「月の光」「生活維持省」などが特に印象的でした。

    2
    投稿日: 2013.08.10
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    星新一のショートショート。 結構ブラックでシュールで面白かった。ホントに才能ある人だったんだなぁと思う。 ただ、途中飽きる。 一気読みはお勧めしない。

    1
    投稿日: 2013.08.07
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    2013年07月 05/39 kindleで購入。ショートショートは隙間で読むのにちょうどよいです。

    2
    投稿日: 2013.07.27
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    小説にこれほど魅かれたことはない。 小説家を目指す友達が薦めてくれた作品であるだけの価値がある。 ☆10点くらいの内容。 人間を洞察し、シニカルなオチを有する作品たちを読むことで、自身の考えを改めるきっかけにもなり、大変良かった。 特に好きな作品を挙げれば(カッコ内は感想)、 ・月の光(...深い) ・暑さ(...オチが) ・約束(大人になって忘れちゃったことって何なのかな?) ・猫と鼠(悪いことをすると必ず返ってくる) ・生活維持者(幸せ、平穏って何だ?) ・鏡(ストレス発散法が適切でないと恐ろしいかも) ・親善キッス(...うわっ) ・マネー・エイジ(お金に対する考えを見直さないと) ・雄大な計画(住めば都) ・人類愛(親しい人をどうしても優先してしまうというか。。。悲しいね) ・ゆきとどいた生活(アンビエント情報社会は良いのか?) ・追い越し(恋愛。。。別れを告げることは重大なことだよね) ・妖精(ライバルを引きずり下ろすなんてバカ。自分がやらないとね) ・ある研究(研究って自分以外は理解されないものなのかもしれない) ・肩の上の秘書(ビジネス会話の回りくどいこと。なんか悲しいね) ・程度の問題(悪いことは成功しないよね) ・白い記憶(うぅ。恋した最初の気持ちって忘れちゃうのかな?) ・謎の青年(社会が幸せを提供するってどういうこと?) ・最後の地球人(自分が一人で生きていくと思うと。。。)

    2
    投稿日: 2013.07.23
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    世紀の大発明が、ロボットが、宇宙人が、博士が、助手が 織りなす 「スコシ・フシギ」なSFショートショート。

    4
    投稿日: 2013.06.10
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    干支一周ぶりに読んでみると、リリシズムに溢れた文を書くひとなんだなぁということに気づかされた。ウィットの利いた風刺よりも、ユーモアよりも。

    2
    投稿日: 2013.06.09
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    隙間時間に読むつもりが引き込まれて一気に読んでしまった。 おもしろくて驚いた。 ショートショートはとても短いのに、ひとつひとつのお話をどうやって考えてるんだろうと思いながら読んでるとキリがない。

    2
    投稿日: 2013.06.02
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    不眠症…夢がある話からやられた!って感じになったけど喜びながらやられた感じ。 生活維持省…昨今の邦画なら前振り1時間半、この落ち30分もありえる話。それをたった数ページで惜しげもない感じが良い

    2
    投稿日: 2013.05.30
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    ひとつひとつが短くて、温まるものもあれば心に靄を残すようなものもある。後は自分で考えろ、という感じ。ページが少ないので読みやすいが、読みやすすぎて物足りない気分にもなった。

    2
    投稿日: 2013.05.09
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    旅のお供の一冊。星新一はいつ、どの年齢で読んでも面白い(今のところ)。 ほぼ必ず最後の一行で意外なオチ、大どんでん返しを用意してあるため、彼の作品に読み慣れてくるとオチを予想しながら読む癖がつく。 しかしこれがどれだけ予想してもその斜め上を行くため、ほぼ同じパターンにもかかわらず読んでいて飽きない。 ボッコちゃんは星新一作品集の中でも人気ランキング上位に必ず入る一冊。

    2
    投稿日: 2013.05.05
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    SF、サスペンス、ホラー、ファンタジー、ユーモアの要素がショートショートという形式で詰め込まれ、作者独特のシニカルでろ過されている。作者のドライさが徹底された大人の寓話集の名作。

    2
    投稿日: 2013.05.04
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    初めて星新一さんの作品を読みましたが、衝撃を受けました。 こんなに短いページ数なのにどれも見事なオチが。 全編にわたって不気味さ、皮肉、怖さのようなものが含まれています。 特に印象に残ってるのが「生活維持省」。 ぞっとしました…

    2
    投稿日: 2013.05.03
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    電車で読むのに適している。 読みやすく、状況をイメージしやすい文章。 それぞれの作品の終わり方が秀逸で、先を想像したくなる。

    2
    投稿日: 2013.04.30
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    星新一自選の50のショートショートのおさめられた ボリューム満点の1冊。 ご本人も解説しているように、作品のバラエティが豊富で またごく短いものが多く、ちょっとした隙間時間に読みやすい。 ラストが「最後の地球人」であるところも、うまいなぁと思う。 本は終わりを告げるのに、物語はまた始まっていく、その循環。

    2
    投稿日: 2013.04.08
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    なんにもならないナンセンスな、悲惨な、せつない終わり方なのに、ついニヤリとしてしまう、そんな短編がたくさん詰まってます。

    2
    投稿日: 2013.04.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    星新一3冊目。星新一の短編はショートショートと呼ばれるが、この本の中には一話5P程度のものもありそれはショートショートショートという感じ。50話読んでみると一話一話は違うが科学者、悪魔等がたびたび登場する。宇宙人が出てくる話は特に多い。もう少しバラエティーに富んでいると良かった。面白かったのは「殺し屋ですのよ」、「生活維持省」、「雄大な計画」。巻末の解説は無い方がよかったのでは。一般人は星新一作品の内側を理解できないと見下しているようで嫌な感じ。

    2
    投稿日: 2013.01.29
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    頭を休めるショートショート。短編だと話の区切りが多いため、休憩時間を調節できる。数ある著書の中でも、人気の高い1冊。

    2
    投稿日: 2013.01.23
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    帯文:"著者が傑作50編を自薦。" "SF作家・星新一の入門書" 目次:悪魔、ボッコちゃん、おーい でてこーい、殺し屋ですのよ、来訪者、変な薬、月の光、包囲、ツキ計画、暑さ、約束、猫と鼠、不眠症、生活維持省、悲しむべきこと、年賀の客、ねらわれた星、冬の蝶、デラックスな金庫、鏡、誘拐、親善キッス、…他

    1
    投稿日: 2013.01.07
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    学生時代以来の再読。 今読んでも古くなっていない発想とシャープな文章が感動的。 機械偏重で電力に頼りきった生活への批判が垣間見えるが ただただ批判するのではなくブラックユーモア的な皮肉っぽさが心地よい。

    2
    投稿日: 2013.01.04
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    ―――スマートなユーモア、ユニークな着想、シャープな諷刺にあふれ、光り輝く小宇宙群!日本SFのパイオニア星新一のショートショート集。とても楽しく、ちょっぴりスリリングな自選50編。 この本は、新潮社発行の「人造美人」と「ようこそ地球さん」収録のものを主に、そのほか新潮社以外の出版社より発行されている短編集の作品のなかから50編を選んだ自選短編集です。 何より感心したのは、そのバラエティの豊富さ SFちっくなものから、ブラックジョーク、思いもしないオチがつくものなどなど… きっとあなたも好きな作品が見つかります

    2
    投稿日: 2012.12.30
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    中学生の頃に読書の習慣をもたらしてくれた記念すべき一冊。 1話1話がブラックユーモア満載で、なおかつサクサク読めちゃう感がgoodです! 読書初心者にオススメです。

    2
    投稿日: 2012.12.26
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    痛切に人間社会を風刺しているものもあれば、ちょっとあったかい気持ちにさせてくれる作品もあります。おもしろくてスラスラと読めてしまいました。

    2
    投稿日: 2012.12.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    悪魔★★★ ボッコちゃん★★★ おーいでてこーい★★ 殺し屋ですのよ★★★★ 来訪者★★★★ 変な薬★★★ 月の光★★★★ 包囲★★★

    1
    投稿日: 2012.11.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「悪魔のいる天国」が面白かったので、こちらも購入。 教科書に乗っていた短編をもう一度読みたかった、というのもある。 でも一番のお気に入りは「生活維持省」 最後の数行ですべて決まった感じがした。 全体的に「悪魔のいる天国」よりもブラックなオチで、鋭利だった。

    2
    投稿日: 2012.11.07
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    やっぱ星新一最高ですね。 このショートショートは癖になります。 近未来か、はたまた原始時代か。 笑いとユーモアと皮肉を含んだ一冊。

    4
    投稿日: 2012.10.10
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    星新一はかなりの数があるので割愛させてもらって、この本を代表させてレビューします。 ショート・ショートといえばこの人でしょう。 独特な未来的な乾いた文章がよく似合う。 「ボッコちゃん」や国語の教科書に載っていた「おーいでてこい」「おくりもの」がいいですな〜。

    2
    投稿日: 2012.10.03
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    『悪魔のいる天国』と比べると、どうしても見劣りしてしまったのですが、この本もなかなか興味深いショートショートが盛りだくさんでした。 特に読者を”ほっこり”させるショートショートが、『盗まれた書類』だと思います。まあ、とりあえずショートショートという特性上僕は何もそのことに言及しません。はっはっはっ で、『悪魔のいる天国』とは違って、星新一の作品にしては珍しい「残酷」な物語も収録されています。『鏡』なんてそうでしょう。最後の書評の押し売りっぽくなってますが・・・w ほかにも、寓話っぽい『欲望の城』も印象深いです。 「ブランコのむこうで」と同作者とは思えないほど、SF感があったりする楽しい本でした。ちなみに、タイトル作品の『ボッコちゃん』はそれほど面白くなかったです(個人的に)。 ★★★☆☆

    2
    投稿日: 2012.10.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    著者が傑作50編を自選。 SF作家・星新一の入門書 バーで人気の美人店員「ボッコちゃん」。 彼女には、大きな秘密があった。 傑作ショートショート50編。 特に印象的だったのは、やはり表題作「ボッコちゃん」。 被盗作疑惑の「生活維持省」でしょうか。 予想通りの展開も、そのオチかい!と驚くことも。 ミステリ:☆☆ ストーリー:☆☆☆☆☆ 人物:☆☆☆☆ 読みやすさ:☆☆☆☆☆

    2
    投稿日: 2012.09.18
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    SFやサスペンスが沢山つまったショートショート。ショートショートといったらこの本!なので、改めて感想を書くのもなぁと思いつつ、読むのは中学校以来なので感想を残しておきたいと思います。 世界観、舞台設定:★★★★★(5) ⇒もう何も言えないくらいに、素晴らしい。それぞれほんの数ページの話なのに、深い世界が見える。こういうのを才能って言うんだなーと中学生ながらに思ったのを思い出しました。 登場人物の魅力:★★★★★(5) ⇒S氏、N氏ではなく「エス氏」「エヌ氏」と表記するのが星さんの特徴の一つだと思いますが、これにより「ドライで半透明な存在感」が出ているように感じます。また、少し不気味なかんじも…(カタカナ特有の感覚がありますよね。) ⇒全体的に溌剌として元気な人物が見当たらず、かといってジメジメした人物もおらず…天候で例えると「曇り」「雪」といったかんじの登場人物で埋め尽くされており、大変私の好みです。 ストーリー:★★★★★(5) ⇒ストーリーの面白さは、あえて書く必要がない程です。 読み返したいか:この先、また読み返すことがあるのだろうな。もし子どもが生まれたら、小学校高学年~中学生の頃に与えたい。 文体:無機質、ドライ、品がある、イメージカラーはグレーや半透明(曇ったかんじ) 読後の気分:もっとこの世界に浸りたくて、また最初から読み始めてしまった(下手すると無限ループになる)

    2
    投稿日: 2012.09.17
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    購入書店:紀伊國屋書店BookWeb; 読書環境:Kinoppy Android; コンテンツ形式:XMDF; 感想:40年前には面白いと思ったのだが…

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    投稿日: 2012.09.14
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    成毛さんの著書の中で紹介されていた一冊。 この本が今から40年も前の本とは到底思えない。 一気に引き込まれた。 SFからファンタジー、童話のような作品まで、先見力と問題提起、納得感のある作品がところせましと散りばめられている短編集。

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    投稿日: 2012.08.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ショートショート50本を収録した短編集。中学生の時にハマって読んだ星新一作品の中でも、特に記憶に残る本です。ユーモアの中にも背筋が寒くなるような話が入ってて、今読んでも色褪せない内容です。

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    投稿日: 2012.08.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『マネー・エイジ』の最後の一文が心に残った。 「だけど、むかしの子供は、どんな夢を見たがったのかしら。そして、ずっと未来の子供は、どんな夢を見たがるのかしら。」

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    投稿日: 2012.08.06
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    ショートショートと呼ばれる約5〜10ページほどで一話が完結する短編集。 今回は主に宇宙などSFを題材でユーモアでそしてシャープに綴れていく。 とても面白かった。この短い中で一話が完結出来るのが読む度にスゴイと思えました。文章を短くしつつ読者に内容を伝えるのはなかなか難しい事だと思います。 小説家の力量を鍛える為にも短編を書いた方がいいらしいですが、このショートショートを作るには短編を超える力量が必要だろうと感じました。 星新一さんの作品はまだまだありますから次の作品と楽しみです。

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    投稿日: 2012.08.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    星新一のショートショートが急に読みたくなって、購入。 話の構成が面白く、オチも途中でわからないものが多かった。 一部教訓めいているのもあるが、それも作品としての良さだろう。

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    投稿日: 2012.08.05
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    10年ぶりくらいに読み直したんだけど、星新一はやっぱすげぇや。 一人の人間からこれだけのアイディアが出て来るなんて信じられない。

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    投稿日: 2012.07.23
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    風刺の効いたショートで、それぞれ面白く読めて、通勤にはちょうと良かったです。 でも、あんまし記憶に残らない。

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    投稿日: 2012.07.03
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    どこかの国が,大量の有害なゴミを処理するための 埋め立て施設を建設してるというニュースを見て, 中学の時,英語の教科書「NEW HORIZON」に載っていた "Can You Hear Me?"という話を思い出した。 当時大嫌いな英語の授業でいまでも唯一覚えているのがその話だった。 ある日,突然住民が見つけた大きな穴。 だんだん話は大きくなって, 権威者達も押し寄せて, やがて恰好のごみ処理場となる。 けれどこのお話の最後ではドキッとするラストがあって, それがとても印象に残っていた。 あれから10年… その話が星新一の「おーいでてこーい」という原作をもとにしていると知った。 それも,この話が書かれたのは今から50年近くも前…。 現代のニュース,過去の記憶,50年前の作品。 そんな風に結びついて,手に入れたのが「ボッコちゃん」だった。 初めて読んだ「おーいでてこーい」は 原作もやっぱりインパクトの強い作品だったし, 特に気に入った,表題作「ボッコちゃん」は まるでハッピーな終わり方ではないのに 爽やかで清々しい気さえして, 深夜の短い時間にJAZZでも掛けながら読みたいなと思った。

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    投稿日: 2012.06.28
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    良質なショートショートが多かった。 『おーいでてこーい』『暑さ』『生活維持省』など良かった。 『生活維持省』はイキガミの元ネタかなんかで争いになってたと思うが、あれは結局どうなったんだろう。読んだ感じ、たしかにここから着想は得ているだろうけどパクリパクリと騒ぐものではない気がするな。

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    投稿日: 2012.05.24
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    小学校の教科書に載ってたり、NHKで映像化されてるのを見たことはあったが、本を手に取るのは初。 小学生の時エヌ氏という表現が不気味で、話の内容は覚えてないが、エヌ氏という名前はずっと覚えてた。 ブラックで寓意を含んだ話に、エヌ氏ケイ氏という表現がまた空恐ろしい。

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    投稿日: 2012.05.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ショートショートの神様と呼ばれた星氏。 なんと!その生涯で、1000編以上もの作品を残したそうです。 すごい・・・。 この「ボッコちゃん」は、その中の自選50編が収められています。 真鍋博さんのイラストもかわいい♪ 雰囲気にピッタリです。 ストーリーのラスト1~3行でのオチ!! 素晴らしい★ 毎回ハッとさせられ、「そうきたかぁ」と感心してしまいます。 自分の想像では及ばないようなオチに遭遇した時の衝撃は、 思わずクセになりそうです\(◎o◎)/! ちなみに、この「ボッコちゃん」は読み終わったわけではなく、まだ途中です。 何せ50編ありますから! 私の内側に溜まってきた衝撃を、そろそろ発散させないと、 読み終わった頃には大変なことになっていそうなので・・・(^_^;) 今まで読んだ中の1作。 「親善キッス」という作品のラストに思わず吹き出してしまいました。 以下、ネタバレです。     ↓ 地球の親善使節団は、長い宇宙旅行の末、チル星に到着します。 この地球人とチル星人。 見た目の格好や文化、平和を愛する心など・・・とてもよく似ています。 違う点は、チル星人が、老若男女共にミニスカートを穿いている・・・ というところくらいでしょうか。 地球人は、チル星人から大歓迎を受けます。 これに気を良くした地球人。 せっかく長い旅をしてきたんだから、ちょっとくらい良い思いをしてもいいだろう―と、 チル星にキスを広めることを思い付きます。 そうすれば、若い女性とキスし放題です。 こうして地球人は、チル星人の間に、友好的な挨拶として、 キスを広めることに成功しました。 若い女性以外にも、あらゆるチル星人達からキスの歓迎を受けた地球人達。 パーティーの会場へと向かうパレードの途中、 ビルの陰で口から吐いている人を見かけます。 「このお祭り騒ぎに乗じて、お酒でも飲みすぎたのかな」 と思った地球人でしたが・・・。 さぁ、パーティー会場に到着し、いよいよ乾杯となりました。 「乾杯!」 そしてラストが、オチのこの2行です。 <チル星人たちは、いっせいにその短いスカートを優雅な身ぶりでもちあげ、 おしりのあたりからでているしっぽに似た口の先に、杯の酒を流しこんだ。> 笑えませんかぁ!このオチ! 似ていると思っていた地球人とチル星人。 でも、どうやら口とお尻が逆だったようです。 地球人は、チル星人のお尻とキスしていたのですねぇ。 こんなオチの衝撃が続く「ボッコちゃん」。 もう少し、星ワールドにひたってきま~す。

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    投稿日: 2012.04.16
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    「月の光」は幻想的な雰囲気ですごく惹かれた。一つ一つに何かしらのワクワク感があり、マンネリなく楽しめた。テーマが重なっているのが多かったのが少し残念だった。

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    投稿日: 2012.03.13
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    日本のSF御三家の一人、そして1001話のSSを書き上げた氏の作品の50篇がまとめられている。1971年に出たとは思えない程現代と様変わりしない想像をさせる作品故に長く広く読み継がれているのだということがよく理解できる。10頁にも満たないようなものが多いため、ちょっとした暇潰しや気分転換にも向いているためオススメ。「お-いでてこ-い」は個人的に好み。

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    投稿日: 2012.03.03
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    言わずと知れた星新一のショートショート集。 表題の「ボッコちゃん」、小学校の教科書に載っていた「おみやげ」、世にも奇妙な物語で原作となった「殺し屋ですのよ」などなど、全50編を収録。 星新一の本は今回初めて読みましたが、やはり評判通り面白い。 強盗、宇宙人、ロボットあたりが出てくる、人間の愚かさをネタとした皮肉の利いた話が多かったです。 何よりも初版が1971年というのが驚き。今読んでも全く時代を感じさせない話ばかりです。 彼の他の著書も是非とも読んでみようと思います。

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    投稿日: 2012.02.27
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    うちの本棚にずっとあって、タイトルが気になって読んでみた。 この本、ショートショートで一話がすっごく短いから電車の中でもちょっとした時間に読めます。 「おみやげ」「殺し屋ですのよ」など教科書やテレビで見たことがあるものも多いはず。 どの話もオチがあって、すっごくおもしろい! 皮肉なもの、ミステリーっぽいの、いろんな系統の話があるよ。 タイトルの「ボッコちゃん」は、ははぁーって、うなってしまう。 一番印象に残ったのは「月の光」かなあ。 描写が幻想的で、好き。 手っ取り早く、ちょっと本を読んでみたい人へ。

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    投稿日: 2012.02.26
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    読んだことないわ〜と思ってたけど、読んでたね、これは。たぶんそうやって、忘れて、でもまたいつかまた読みたくなる作品たち。

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    投稿日: 2012.02.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一つ一つのものにきちんよしたアイデアがあるのはわかるが、 やはりこの短さの中では表現できることの幅が狭いのか、あっさりとしすぎているように感じる。 とりあえず持ち歩いておいて、ちょっとした空き時間に読むぶんには悪くはないかもしれないが。 65点

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    投稿日: 2012.02.10
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    真骨頂ショートショートSF集。読みやすいが突然オチるので、読んでいて油断できません。星ショートショートは久しぶりに読んだが、半分くらいは暗誦できるくらいに記憶していた。あとがきなどによると、何度も繰り返し読んだ「きまぐれロボット」「ようこそ地球さん」「宇宙のあいさつ」「悪魔のいる天国」等からの再編集らしい。したがって不朽の名作揃い。

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    投稿日: 2012.02.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    借りた本。 純粋に楽しめていなかったのでこれくらいの★の数です。 自分がどのような物語に面白さを見いだすか? どのような物語であれば面白いと感じるか? そのあたりのヒントを掴んだ気がします。 人物描写・その登場人物の有り様を表現し尽くしている代物が好み、なのかなあという自己認識です。 ショートショートが示唆するのはそこではないのかな。

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    投稿日: 2012.02.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    SFのショートショート、童話のようなものです。 宇宙の話、未来の話、ロボットな話、「if」な話が主。 良いか悪いかは言わないけどテーマが似たような話が多い印象。 でもひとつひとつが個性的。発想が素晴らしい。 これは私の勝手な好みですがこの本の中でお気に入りのお話は ボッコちゃん / 月の光 / 環境維持省 / マネー・エイジ / 最後の地球人

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    投稿日: 2012.02.02
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    最後にドキッとする終わり方をさせる話が多い。星新一さんの本を読む機会があまりなかったが、これからはまりそう。ショートショートなので、気分転換に読める手軽さもよい。おすすめ。

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    投稿日: 2012.01.31
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    短編と言えば星新一。 時々ブラックなユーモアも入った、 ショートショート集。久しぶりに読んだけど、これを読んだおかげでまた読書熱に火がつきそう。

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    投稿日: 2012.01.15
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    星さんのお話を初めて読んだのは、国語の教科書に載ってた「おみやげ」でした。その後なぜか全く読む機会がないままきてしまったのです。こんなに有名なのにね。江坂遊さんの本から流れてきました。 やっぱりちょっとゾッとしてふしぎな話たち。他にいない、オンリーワンの人だと思います。

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    投稿日: 2012.01.15
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    星新一さんのショートショートには、一時期ハマって読み漁りました。 少し離れたところから物事を眺めているようでいて、時折背筋がゾクリとさせられる、後ろを振り返りたくなる感じが良いんです。 ただ残念ながら、図書館のお世話になったのが随分前のこともあり、一編一編、一冊一冊のタイトルをほとんど覚えていない・・・。 確実に覚えているこの一冊を、代表して本棚に登録しておくことにします。

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    投稿日: 2012.01.02
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    久しぶりに再読。15年ぶりくらいかな? やっぱり不朽の名作ですよね。 しかし、30年以上前に「未来像」として描かれた地球のどのくらいが現在の地球にあるのだろうか? 人間の進歩のなさ、えげつなさだけが「未来社会」を通じて実現されているような気がします。 そういう意味では、現象を定義するいろんな単語(ストーカーとか)ができていても、そういう考えそのものは昔からあるんだろうなあ、と、表題作を読んで思いました。

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    投稿日: 2012.01.02
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    【思い出す用】 うまいなーって思った。1こ読むたびに「うわー」声出したやつが何個かあった。ショートショート初めてだったけど、圧倒された。落ちのつけ方。 SF。ラスト。シニカル。読みやすい。

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    投稿日: 2011.12.23
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    正確には昭和47年の旧版。 ショートショートで有名な星新一の代表作。 風刺が効いて小気味良い。 特に、電力や機械科学の落とし穴を突く作品が多く、約40年前の作品であるにも関わらず、作者の視野の広さ、先見の明に感嘆した。 もしエネルギーが枯渇してしまったら… もしすべての発電所の操業が停止してしまったら… オール電化が進みつつある現代社会は大変なことになるだろう。 今夏の電力不足問題を思いだし、なんとも言えない不安な気持ちになった。

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    投稿日: 2011.12.04
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    星新一さんの作品は子供の頃にはまってほぼ読破~ 短いから少し大人に近づいたお子様にもよいかも 作品中、時々えらそうな大人がギャフンとやられてたりするのが気持ちよかったっけ あれから25年以上過ぎたわねぇ また読み返したくなってきたな

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    投稿日: 2011.11.17
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    独特の空気が面白い 話は短く すぐ終わるが きちんとまとめられている 空き時間にさっと読める

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    投稿日: 2011.11.16
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    幾何学的で、未来的で、現代風刺やブラックユーモアが詰まった短編集。異星人と地球人の接触や、ある男性の日常、悪魔と出会う話などすべてがとても短い文章で終わる。すとんと終わるかと思いきや、思わず考えさせられるような結末もあって面白い。最後の地球人がお気に入り。

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    投稿日: 2011.11.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    数頁で完結するショートストーリー集。 短時間の通勤の合間に手軽に読める。短編集ひとつひとつの中にオチがあって面白い。

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    投稿日: 2011.10.31
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    忙しい時期でも本を読みたいという気持ちからネット検索でオススメの本で調べたところ、この本のタイトルに出会い、短編集ということで読むことにしました。 不思議な話、ミステリーな話が多数です。星新一さんの本は他にも短編集があるということなので、また時間がないけど本が読みたいなぁと思う時に借りて読んでみようと思います。

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    投稿日: 2011.10.28
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    小学生からのファンだから、新潮文庫の星氏の作品はほとんど買ったし、何度も読んでるから違いがわからなくなっちゃってる。初めて読んだのが何だったかも全く覚えてないから、ひとまず、代表としてボッコちゃんを登録。イラストの魅力も大きかったと思う。

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    投稿日: 2011.10.27
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    ショートショートだからすごく読みやすい。 どの話も面白いが、「おーい、でてこーい」のオチにはゾッとした。

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    投稿日: 2011.10.23
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    感情移入したり、推理したりする本ではないので毎日少しずつ読んでいくのが吉 やっぱり、星 新一はSFショートショートの神様ですよね!

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    投稿日: 2011.10.14
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    ショートショートで読みやすく政治的批判のものもあり、くだらないオチから深いオチと幅広い結末だった。特に違う惑星の宇宙人と地球人との絡みがおもしろかった。原爆の皮肉も混ざっていて教材としても使えそうだ。

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    投稿日: 2011.09.30
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    昭和46年に書かれたとは思えないショートストーリー集。 原子力に汚染された地球での話など今に通じるものがいくつもある。 中には、さらに未来を予言してるかのような内容もあって、著者の想像力に驚かされました!

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    投稿日: 2011.09.28
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    2~3ページのショートショート. 短い文章の中に人生に示唆を与えるエッセンス満載. 中学・高校生くらいの時に読むと その後の人生に役に立つかも?

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    投稿日: 2011.09.18
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    小学生のときに読んだ表題作のインパクトは、今読み返しても変わらない。ショートショートという新境地を拓いた作者は本当に素晴らしい作家。 私のどんでん返しモノ好きは、もしかしたらこの「ボッコちゃん」を読んだときから始まっているのかもしれない。

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    投稿日: 2011.09.16