
総合評価
(147件)| 44 | ||
| 56 | ||
| 37 | ||
| 1 | ||
| 1 |
powered by ブクログブクログの皆さんの感想を読んでいて興味を持った作品 江戸川乱歩賞と直木賞の唯一のダブル受賞作 読むしかない! 主人公は40代のアル中のバーテンの男 朝の日課で近所の公園の芝生の上でウイスキーを飲む場面から始まる 少女が近づいてきて男に話しかける その会話のやりとりから、彼は博識だとゆうことがすぐに感じられる その公園で爆発事件が起こり、巻き込まれて行く 出だしで主人公の人間力に惹かれた アル中でウイスキーを飲んでいないと手が震えてきちゃうのに、かっこいい そして彼が営むバーの唯一のメニュー、手作りのホットドッグがとても美味しそう 常に危険な状況なのにやるべき事を冷静に分析し、行動できる人 主人公と同じくらいあたまがきれる元警察官のヤクザがまたかっこいい 解説で「ハードボイルド」と書かれている こうゆうのをハードボイルドとゆうのか~ 西島秀俊主演のドラマ「ダブルフェイス」と内容は違うけど雰囲気が重なった
24投稿日: 2025.10.12
powered by ブクログ直木賞と江戸川乱歩賞を受賞とのカバーを見て、購入しました。 ハードボイルド小説は読み慣れないので大丈夫かなと思いましたが、まったく問題なかったです。 ストーリーのテンポがよく、最初冴えない主人公が真相に迫る様子がおもしろいので、後半は一気に読み進めてしまいました。 1995年に発売された作品ですが、今読んでも古臭いという感じにはならないと思います。
8投稿日: 2025.09.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
他の人も書かれていますが、ほんの数頁で引き込まれました。 物語の重要なカギにもなる公園でのやり取り(本文より引用) 「神様についてお話ししませんか」と彼はいった。「申しわけないが、いま仕事中なんでね」「仕事? なんの」「これだよ」酒瓶をふった。「プロの酔っ払いでね」 ・・・もう、これだけで面白いの確定です。 結末での主人公の「私たちは世代で生きてきたんじゃない。個人で生きてきたんだ」、この台詞が全てです。 出版当時に「乱歩賞と直木賞、初のダブル受賞作は?」とアタック25で児玉清さんが出題されていて、とりあえず読んでみた記憶が有ります。 当時、自分にはそこまで響かなかった物語が今回の再読では全く違うモノになっていました。 小説には読むべき時期があるのだと再認識しました。読めて本当に良かった。
17投稿日: 2025.09.10
powered by ブクログ1995年の大ベストセラー小説。当時の日本で、こんなに凄いハードボイルド小説が書かれていたとは知らなかった。主人公やヒロインのキャラクタ造詣といい、脇を固めるヤクザやホームレスの物語といい、隙がない。大胆に心の内をブチまける短歌という詩型をプロットに組み込んだのもユニークで再読に耐える傑作。
13投稿日: 2025.07.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
情景が目に浮かんだ テロリストの考えはよくわかりません、、、 学生運動のくだりとかよく分かんなかったら時間空けてもう一回読んでもいいかも
2投稿日: 2025.04.08
powered by ブクログ前半は読ませるスピード感があるが、後半になるにつれ都合が良すぎる展開でリアリティに欠ける。さすがに無理あるでしょ、みたいな描写が頻発するため集中が途切れた。
1投稿日: 2025.02.02
powered by ブクログ一気読みしてしまった。 言葉遣いといい表現といい行動といい、全く関わったことない人種だらけなのに、想像できてしまった。それにしても割とハイコンテキストな会話が多くてみんな頭良い。 ストーリーは読めそうで読めない展開が続きウズウズしてるとラスト十数ページで全ての伏線を回収してきた。すっきりした。
4投稿日: 2025.01.18
powered by ブクログ本屋さんの「今更だけどおすすめです」 と言うコーナーにあって 気になったのでよんでみました。 アル中のホームレスのようなバーテンダーが爆弾テロに巻き込まれていく話 読んでるうちにどんどん かっこよく思えてくる ハードボイルドだね~ 優子さん塔子さん親子には キュンですね
2投稿日: 2024.11.08
powered by ブクログアル中のバーテンがテロに巻き込まれて……安保闘争を青春時代に持つ世代のハードボイルド。 よくこんな物語書けるなぁという感じ。 読みやすくて面白かった。 世界が繋がっている別作もあるらしいので読んでみるつもり。
1投稿日: 2024.11.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
江戸川乱歩賞受賞作と聞いてかなり期待して読んだが、そうでもなかったかな...。 読むのに時間がかかってしまったので、それが良くなかったのかもしれない。一気読みしたらもっと楽しめたかも。 塔子のキャラクターはとっても良かった!ラブな方向に話が逸れるのも見てみたかったかな〜。 真相はかなりエグかった....。
5投稿日: 2024.08.23
powered by ブクログこの小説の重要なキーワードは「偶然」である様に思った。新宿で起きた爆破テロの背景には様々な「偶然」が絡まっていて、それらをパズルのように組み合わせていくことによって犯人へと辿り着く構図がとても面白かった。
5投稿日: 2024.07.30
powered by ブクログ主人公の先読みすぎる洞察力の鋭さと、それに反して事件が起きる前の冴えない生活を送るギャップさが読者を飽きさせなかったと思います 周りの登場人物も勘の鋭い人がいて、地頭の良い人ってこういう事を言うのかと感じました 飲み過ぎて事件を起こした失敗のシーンも、人間臭さがにじみ出ていて良かったです
1投稿日: 2024.05.22
powered by ブクログ1995年第41回江戸川乱歩賞 1996年第114回直木賞 受賞作 テレビドラマでは、主人公を萩原健一が演じていたらしい うん、ぴったり そして、ギャンブル借金返済の為の作品だったらしい うん、ぴったり 新宿のバーテンの男、ほぼアル中 ほぼアル中だけど、頭はキレる 新宿公園でいつものように飲んでいると 爆弾テロに遭遇する 偶然かと思われた爆弾テロが自分に関わりが深いものだと気がつく そして 気がついてからの行動が小気味良いほど悪賢い この男が 連なっていくトラブルにどう動いていくかと 事件に繋がっていく人達 最後まで緊張感が切れずに楽しめました 東大の学生運動時代に発端があり、その時代を引きずってしまった強さであり弱さ すべてが繋がっていくストーリーに驚きもありました ただ繋がりすぎたかなー、そこまで繋がると計算が過ぎるかなーというところなんです
83投稿日: 2024.05.17
powered by ブクログ新宿を舞台にアル中バーテンダーが爆弾事件の真相に迫って行く話。 登場人物の魅力と各場面でのヒリヒリ感が素晴らしかったです。 少しずつ真相に迫る流れがページを次へ次へと捲らせました。
2投稿日: 2024.04.27
powered by ブクログ無駄は1文字たりともない。 人生の半分の逃亡生活は無駄ではなかったし、ここに書かれていること以上に読者が知らなければならないこともないのだと思う。なのに、「私も年をとったのだ」だけが2回繰り返されたのは、決して菊池の生活が無駄だったからではなく、それでも繰り返さざるを得ないほどに長すぎたのだと訴えているからだと思う。 それほどに長い「習慣」は知りたくはない。だが、読者は知るべきだった。だからこそ繰り返された言葉なのだろうと思う。 そして、「私はあやまりを口にした」のあやまりとは、と考える。謝りであり、誤りでもあると書かれているように思った。繰り返しとは逆に、一度で2つを伝えたのだと思う。 2度と繰り返されるかわからない貴重な出会いで知り合えた人間に言いたくはない言葉だ。だがそう思える人間と出会ってみたい。
2投稿日: 2024.01.31
powered by ブクログ全共闘世代、団塊の世代の学生運動を背景に持つハードボイルド小説。 東大卒かつアマボクサーで、とある特定の電子機器に強く、しかもアル中でいて素敵な女性達、男性達にモテるというてんこ盛りキャラクターだけど、現状は独りで都内の狭いカウンターバーを切り盛りする一介のバーテンダーに過ぎず、店では酒とホットドッグしか出さないという主人公。 脇を固める登場人物たちもかっこいい。 乱歩賞新刊、数ヶ月後に受賞する直木賞は発表前という段階で読んで以来ずっと、本棚のお気に入りスペースに鎮座ましましている名作です。 昭和と平成初期のハードボイルドを感じてみたい方は是非。
8投稿日: 2023.09.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
だいぶ前に読んだことがあることに冒頭で気がついたけど、詳しい内容を思い出せず。 再読完了した時思ったのは、こんなにインパクトがある話を人は忘れられるものなんだ…と。 だいぶ昔の話しではあるけれども伏線がはられまくっていて面白い。 少し頭がついていかないところがあったが… 嫉妬心は人を突き動かす負の力となるし、その力はかなり膨大。 しかも桑野の20年間を思うとこんなことをしてしまうまで人格が曲がってもしかないない気もする… してしまったことはどんな理由があっても決してダメなことだけど。
0投稿日: 2023.09.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
冷静で勘が冴えているが機械やテクノロジーに疎いバーテンの島村、頼りになる奇妙なやくざの浅井、若くして知性と行動力(それから魅力)を兼ね備えた塔子、ほかにも個性的で生き生きとしたキャラクターが、ハイテンポで展開していく物語を鮮やかに味付けしている。 展開もハイテンポで目まぐるしく進み、線と線がつながって新たな線が浮かんでくる。島村と共に新宿を駆け回って謎を解いていくような感覚で読めた。 クライマックスで島村と桑井が出会う場面。それまで物語のキーパーソンとして舞台装置的な印象であった優子が、桑井との会話によって一気に人間味を帯びてくる。島村との関係、桑井の絶望、優子の涙のわけ、NYでのふたり、ひとつひとつ語られていく真相が優子の輪郭を深めていく。切なく、諦念を帯びた人間像が悲しい。それを無二の親友だった桑井から聞かされる島村の心中たるや。 桑井の動機も、横恋慕の行き着く先と言ってしまえば簡単だが、優子に拘っていたというより島村への複雑な感情と全共闘の異様な雰囲気が綯い交ぜになって醸成されてしまったものではないかと思える。 自分は全共闘世代が持っているらしいそうした雰囲気、熱気がどんなものだったのかわからない。作中で塔子が言及しているように、オジサンたちの懐古的な口調ばかりが耳につくという印象だ。しかし読後それについて想像するに、瞬間的な熱にうかされた若者たちが、闘争を終えて皆すぐ社会に適合していくとは考えづらい。中には抑えきれない感情を抱えたまま社会とのズレにさらされる者もいたのでは。そうしたある種の屈折が桑井の源流にもあるのだろうか。
1投稿日: 2023.06.15
powered by ブクログ一気読み 久しぶりの活字だったけど先が気になってするする読めた! ちょっと難しい 完全には理解して無さそう おもしろい 登場人物がみんな魅力的! 頭が良いから会話がおもしろい
2投稿日: 2023.05.17
powered by ブクログ表現が知的だった。お金を積めば他人を従えられることを、人には沸点があるという表現で表すのが面白いと思った。
0投稿日: 2023.04.11
powered by ブクログ【2023年22冊目】 読んでる途中から「いや、これもうよっぽどのことがない限り★5です、満点です」って思ってたんですけど、めっちゃ面白かった〜! 江戸川乱歩賞と直木賞ダブル受賞ね、ふーんて思いながら読み始めましたが、ダブル受賞伊達じゃなかった。 のどかな公園からスタートする物語が、どんどんと複雑化していき、途中で相関図書いて整理しつつ、結末がどうなるか全然わからなかったので、最後までドキドキしながら読み切りました。 「私」の受け答えがいちいちかっこよすぎる、あと頭が切れるのと同じくらいダメっぷりが光る人間味が良すぎました。 あと、あの、浅井ー!浅井かっこよすぎるでしょー!途中から浅井が出てくるたびに「浅井!!」って思いながら拍手してました。 学生闘争の頃とかについて、少し前知識入れておくとより楽しめると思いますが、やー本当面白かったです。
5投稿日: 2023.02.05
powered by ブクログ20世紀末の新宿中央公園、オープニング早々から爆発事件が起こり多数の死傷者がでる。アル中の島村の目線で話が展開していくが、島村とヤクザの浅井のキャラクターがいい。 二人とも見た目によらず頭がキレて、殴りあいも強い。 うまそうなホットドッグと電気箱の描写が印象的。
1投稿日: 2022.12.23
powered by ブクログ偶然がおきすぎのような気がする。 読みやすいハードボイルド。 あの動機であそこまでやるか?というのは「八つ墓村」みたいだなーと思ったけど、作中にも出てきたね。
0投稿日: 2022.11.03
powered by ブクログ緊張感もありつつ読みやすい文章で、面白かった。一気に読んでしまった。 主人公が、読み進めるごとにどんどんかっこよくみえてきた。
0投稿日: 2022.10.19
powered by ブクログ江戸川乱歩賞と直木賞のダブル受賞作ということで期待して読んだ一冊。 ある土曜日の朝、アルコール中毒のバーテンダー・島村は、新宿の公園で爆弾テロ事件に遭遇。 現場から逃げ出した島村は、公園に自分の指紋がついたウイスキーの瓶を残してしまう。 テロ事件の犠牲者に、22年前共に学生運動を行った、音信不通の友人の名前を見付け、偶然ではないと感じた島村は、過去、自らが起こした事件故、テロ事件の容疑者として疑われながらも事件の真相に迫っていく―。 テロ事件が起きた現代と、学生運動があった時代が交互に描かれる形で物語は展開していきます。 過去に島村と友人が起こした事件、島村が愛した女性、そして明らかになる事件の真相。 学生運動があった時代を知らないからか、些か理解できない心理や感情はあるものの、興味深く、また早く先を知りたい、という気持ちで読み進めることができました。 島村と関わるヤクザの浅井が非常に魅力的で、その魅力の理由も後半明かされてみると納得。 藤原氏の作品は初めて読みましたが、他にも読んでみたくなりました。 ☆が3つの理由は犯行の理由が、軽すぎたというか、幼稚すぎたため。 ここまでしっかり書き上げられるなら、もうちょっと何かが欲しかったです。 それとも人間って、詰まるところは幼稚で短絡的な生き物だということを著者は描きたかったのでしょうか。
1投稿日: 2022.10.10
powered by ブクログ授賞式当時に読んだ本を再読。年月を感じさせないですね。 主人公がとても魅力的。それが故に起こった悲劇。インテリヤクザさんも好印象でした。
0投稿日: 2022.10.07
powered by ブクログ疾走感が心地よく一気読み。 点と点がどんどん繋がっていく、後半の伏線回収は圧巻。 登場人物が魅力的でした。
0投稿日: 2022.10.02
powered by ブクログ登場人物が魅力的で話にぐいぐい引き込まれる。カッコよくて、切ない。なんでだろうか。肌寒くなる晩秋のにおいがする。
0投稿日: 2022.09.11
powered by ブクログ'95,'96の乱歩賞&直木賞W受賞作! 評価に違わぬ、素晴らしい小説でした。 本書は、世間一般でいうところのハードボイルドの位置付けのようですが、特定感情に流されず、精神的・肉体的にも強靭で、時に冷酷非情とも言えるような、所謂〝カッコいい〟主人公とは趣きが違います。 中年でくたびれたアル中のバーテンの主人公を始め、他の登場人物も個性が際立っていて、その設定にも感心します。 ストーリーも、客観的で簡潔な描写が淡々と展開され、どんどん引き込まれます。ミステリーを超越し、他のハードボイルドからも一線を画している気がします。 最後は怒涛の驚愕の連続でしたが、破滅の道へ進んだ友人と主人公の想いを中心に、多くの登場人物へ感情移入しながら、哀愁漂う主人公のカッコよさに酔いしれました。 素晴らしい読後感で、しばらく余韻を引きずりそうです。
21投稿日: 2022.08.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
Kindleにて読了。 まさに今月のテロとまで言われた事件をきっかけにずっと積んでたこちらを手にとった。 最初から最後まで夢中になった。 終始島村こと菊池目線で語られる。 島村、桑野は東大生と思われるような頭がいいと感じる考え方と話し方。さすが東大、と何度も感じました… ただ、浅井もそうだけど、登場人物はみんな賢いというかこれはもう作者の賢さが出てます。 ただただ望月には失望しましたな。 テロリストのパラソルは短歌に出てきたワードだった。
2投稿日: 2022.07.22
powered by ブクログ名作と呼ばれるハードボイルド小説。アル中のバーテンダーは、だらしない雰囲気でスタートしたが、冒頭で事件に巻き込まれ、容疑者として追われながら、真相を追う。事件の被害者には、自らの過去に関わる人物がいることが判り。 仕事が厳しすぎて、平日も休日も余裕なく、集中して読めず、あまり楽しめなかったのが残念。
0投稿日: 2021.10.24
powered by ブクログ読書好き・本好き堂さんの読了ツイートを拝見して読みたくなった作品 1995年江戸川乱歩賞、96年直木賞受賞 物語の背景となる大学紛争自体が今となっては相当古い出来事となってしまったけど、息もつかせない程緊迫のミステリーとして、今なお十分楽しめるものでした 爆弾テロは怖いですね
0投稿日: 2021.10.14
powered by ブクログ日本人でもこんなハードでビターなそして、センスのいい雰囲気をかもせる作家がいた。 私はこんな乾いたシンプルな文章も好きだ。 ゆくりなくもハードボイルド風味をおいしく味わった。 江戸川乱歩賞で直木賞。絶対話題になったはずなのに知らなかった…。 そりゃわたしの不勉強だわさ。 ストーリーもシンプルかつスピーディー。おもしろい。 主人公は全共闘時代の爆弾疑惑事件ですねに傷持つ身、しがないバーテンのアル中。 ある朝公園で飲酒中にそれこそ爆弾テロに遭遇、やばいと逃げだしたのだが。 ことがことだけに安閑としている場合じゃないのに、入り込める展開。 フィクションなのにリアル、会話の多い文体、それがしゃれているのだ。 軽いユーモア、不思議なことに含蓄がある言葉。 もう終盤に近いところのこの言葉 「私たちは世代で生きたんじゃない。個人で生きたんだ。」 うおおお、かっこいい! これはもうわたしの座右の銘にしたい。
0投稿日: 2021.08.30
powered by ブクログ昔いつだったか一度手に取ったがほとんど読み進められなかった。 身だしなみを整える為の場所として、 主人公が「タツ」から デパートのトイレを勧められるシーンだけが何故か印象に残っていた。 時代を経て自分も歳を重ねて味わえるようになっていた。 90年代初めの空気が蘇る。 文体がとにかくかっこいい。
0投稿日: 2021.08.21
powered by ブクログ面白いんやけど、読むの時間かかる…たまにあるな。こんな感じ。 ミステリー要素もあるけど、ハードボイルドって感じやな。 主人公:アル中のバーテンダー 紅一点:ツンデレ(元同士の娘) もと警察官のヤクザ 学生運動からの同士の爆弾魔 その他色々… それぞれ個性的な登場人物。 解説ではキャラ立ちしてるって。 学生運動って言っても、今の人は分からんな。という私もあんまり分かってないけど。 その頃にやってもうた事で、姿を隠して20年、酒飲んで、のんびり公園で寝てたら、爆弾がボ〜ン! 爆弾テロやん!犠牲者には、昔の馴染みが何人も! おかしい!犯人探すで!物語スタート! ヤクザとは思えん浅井。主人公島村との会話は知的な感じで良い。この2人のタッグはなかなかでした。 でも、直木賞と江戸川乱歩賞の同時受賞の作品なんで、少し期待値高過ぎたかもしれん…
26投稿日: 2021.07.21
powered by ブクログ図書館で借りて読んだのはかなり昔のこと。 こんなにおもしろそうで、直木賞と江戸川乱歩賞の両方を獲っていて、でも、印象に残っていない? なぜだ……自分に問いたい。 最近読んだ本の中では「犯罪者」に似てるかな。
9投稿日: 2021.07.10
powered by ブクログアル中のバーテン・島村圭介はある土曜の朝、新宿の公園で爆弾テロに遭遇する。容疑者として指名手配されながら真相を追うことに 地の文が若干重いきらいはあるものの、会話文が軽快かつインテリで読みやすく、なによりキャラが立っていて引き込まれる。アル中の指名手配中の中年が主人公って中々見かけない。
1投稿日: 2021.04.10
powered by ブクログ面白かった。アル中でバーテンダーの主人公島村と奇妙なヤクザ浅井のキャラクターと関係性が魅力的。読み応えのあるハードボイルドミステリー。
5投稿日: 2021.01.25
powered by ブクログ文体が独特だが読みやすく、軽妙で心地いい。 解説にあった通りキャラが立っている。 特に浅井が好き。 キャラクターの台詞も洒落ている。 賢い人達のやり取りだ。 学生運動というものが一体どんなものだったのか、もっときちんと理解していたら尚楽しめた気がする。 読み返すと伏線(というか今にしてみればネタバレ)が随所にあるので二度楽しめる。
0投稿日: 2020.11.20
powered by ブクログ複雑なプロット。 数々の伏線と、後から出てくる答え合わせは、メモを取ってないと混乱する。 結局、事の始まりは、些細なものでした。 でも、タイトルへの帰結が記載されている部分は、余り腑に落ちなかった。
0投稿日: 2020.10.10
powered by ブクログこの『テロリストのパラソル』の冒頭数ページを読んだだけで「ああ、これは好きな小説だ」となりました。 アル中の中年バーテンダーの島村は朝起きると、いつも通り公園に行きウイスキーをいれたカップを傾ける。そんな島村を見つめる一人の女の子。会話の流れから、女の子がバイオリニストを目指していることが分かり「わたし、バイオリニストになれると思う?」とその子は問う。「なれるかもしれない。ツキに恵まれたなら」と島村は返し、そして女の子は…… 昼間からアルコールの臭いを漂わせているため、世間の人からは白い目で見られることの多い島村。そんな島村が無垢な女の子との会話から思った世界のこと。そして淡々と無骨ながら、どこか色気やリズム感のある島村の語り口と、彼の視点から描かれる日常世界。そして最初の少女とのやり取りで浮かんでくる、彼の人間性や人生観。 派手ではないけれど、文章や場面、人のやり取りや会話、思考、すべてがいいふうに自分の中で受け入れられた最初の場面。後は流れに任せて、一気に読むだけだった気がします。 女の子との会話は静かなシーンでしたが、そこから一転、物語は一気にギアがかかります。その直後、公園で起こった死者19名の爆破事件。そして島村の元に現われるヤクザに、元交際相手の娘。そして死者の中にいたのは、大学時代の島村の友人。そして警察は島村の過去から、爆破事件と島村の関係を疑い…… 爆弾事件の犯人捜しの物語の本筋はもちろん、そこにヤクザや警察からの逃走劇というサスペンスも加わります。そして事件の展開も読ませる。事件は徐々に闇社会の奥深くに入っていく一方で、島村個人の過去とも密接に関わってきます。 島村以外の登場人物たちも魅力的です。なぜか島村を気に入り、事件に入れ込むヤクザの浅井。事情があり、カタギからヤクザへ鞍替えした彼の矜持。一方で島村との関係性は、立場や損得関係を越えたバディものの雰囲気があって、しかし一方でこの浅井もまた事件と密接に関わってきて、この関係性はもちろん、先が読めない展開も面白かった。 作中に登場し、島村に協力するホームレスたちもよかったなあ。それぞれ詳しく書かれるわけではないけど、会話などのやり取り、そして事件や物語の展開で、彼らにもそれぞれの人生、プライド、矜持といったものを抱えて、泥臭く生きていること、そして人生の哀愁も感じさせます。 島村と友人の桑野の回想の場面も良かったです。時代背景もあって、彼らの青春はかなり特殊なのですが、お互いがお互いに一目を置き、そして構築された唯一無二の友人関係が魅力的。完全に理解しきれるか、といえば微妙なのですが、その描写のみずみずしさは、なにか懐かしい気持ちにさせる力があるような気がします。 そして真犯人もなんだか憎み切れない。カリスマ性というか、彼の抱えた闇と空白、社会の不合理や矛盾、そして嫉妬。改めて設定を考えると、なかなかのとんでも設定ですが、それを無理と感じさせない、スケールの大きなキャラでした。それがなんだか惹かれる理由なのかもしれません。 粋な会話や文章、なかば世間から隔絶しているような男主人公、ヤクザや闇社会、男の友情、そしてなぜか主人公はモテる(笑)と話や設定、キャラは今から見ると古さを感じます。ただその古さは、アンティークのようなもので、古さを感じるからといって、まったく出来に影響するものではないと思います。 そして良い意味で男くさい、男のロマンが詰まったハードボイルドだった気もします。本格ミステリや最近のキャラミステリも面白いけど、こういう良い古さと、男くさいロマンが詰まった話も面白いのだなあ、と改めて感じました。 第114回直木賞 第41回江戸川乱歩賞 1996年版このミステリーがすごい! 6位
11投稿日: 2020.05.17
powered by ブクログ主人公は新宿に店を構えるバーテンで、アル中の島村。にしては、冷静で頭の切れるキャラでかっこいい。 ヤクザの浅井とのタックもまた、かっこよかった。 時代背景は今とは違い、読み込みにくい場面もあったがそれでもおもしろかった。 文章がちょこちょこお洒落な表現ですき。
0投稿日: 2020.04.04
powered by ブクログ翻訳ものを読んでるような文体だった。 登場人物みんな頭がいい、スイスイ話が進む。テレビドラマとか映画でありがちなお調子者がミスしててんやわんやみたいなシーンは一切なし。そういう意味ではノーストレスだった。
0投稿日: 2020.03.25
powered by ブクログ文章が上手い。 冒頭の大爆発から始まり、緊張感と重苦しさが途切れずラストまで進む。 ハードボイルドだが激しいドンパチはなく、 心理的にキリキリする感じだ。 主人公は脳内では西島秀俊さんに変換された。 しかし、学生運動をよく知らず、 登場人物達の心情に共感できなかった点は残念。 学歴も家族も自分さえも失って、それで良かったのか。
0投稿日: 2019.11.10
powered by ブクログ乱歩賞と直木賞のW受賞作ということでハードルを上げた状態で読み始めたのですがこれは良かったです。アル中のバーテンがいきなり爆弾テロの渦中に!アル中だというのに彼はとても魅力的。記録を残さないために暗記するところなど痺れますね。塔子ももちろん。でも彼ら以上に私が惹かれたのは浅井です。もう恋でもしそうなくらいに。彼らに限らず関係者はみんな賢くてドキドキしながら読み進めました。伏線は綺麗ですしラストにすべてが綺麗に絡む部分は圧巻です。久しぶりに読後感まで十分満足の美しいハードボイルドに出会えました。
0投稿日: 2019.06.14
powered by ブクログ2018年12月2日読了。 374ページ。 藤原伊織、どうして亡くなったのでしょうか? シリウスの星以来だが、文句なしで面白い。 江戸川乱歩賞と直木賞のダブル受賞作だからというわけではないが、面白い。 解説にもあるが、藤原伊織の小説は安っぽい濡れ場がないので心地よい。
0投稿日: 2018.12.08
powered by ブクログある土曜の朝、アル中のバーテン・島村は、新宿の公園で一日の最初のウイスキーを口にしていた。その時、公園に爆音が響き渡り、爆弾テロ事件が発生。死傷者五十人以上。島村は現場から逃げ出すが、指紋の付いたウイスキー瓶を残してしまう。テロの犠牲者の中には、二十二年も音信不通の大学時代の友人が含まれていた。島村は容疑者として追われながらも、事件の真相に迫ろうとするー。
0投稿日: 2018.06.13
powered by ブクログ登場人物の数や物語のスケールの大きさに対して、少しページ数が足りていないように感じた。そのため、人物相関図が徐々に明かされていっても誰が誰だか理解しづらく、物語全体を通して淡々と展開されている印象を受けた。 また、犯人は確かに意外な人物だったが、ミスリーディングのようなものもなく推理する流れでもなかったので、あまり驚くことはなかった。そもそもどんでん返しや驚愕な結末をテーマにしている作品ではないと思うので仕方ない気もするが。テーマといえば、読み終わったときにタイトルが歪んでしまった犯人を表しているとわかり、詩的で素敵だと思えた。 浅井や塔子など魅力的な人物はいたので、もう少し肉付けしてくれれば自分好みの小説になっていたかもしれない。
0投稿日: 2018.02.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
評価は3. 第114回(平成7年度下半期) 直木賞受賞 第41回(1995年) 江戸川乱歩賞受賞 内容(BOOKデーターベース) 史上唯一の、直木賞&江戸川乱歩賞ダブル受賞作! 新宿に店を構えるバーテンの島崎。ある日、島崎の目の前で犠牲者55人の爆弾テロが起こる。現場から逃げ出した島崎だったが、その時置き忘れてきたウイスキー瓶には彼の指紋がくっきりと残されていた……。
0投稿日: 2017.12.08
powered by ブクログ終わりに近づくに連れ、東野圭吾の「容疑者Xの献身」にどことなく似ている気がした。時折うなるような渋い表現が出て来たり、普段感じている言葉にできない思いが文字で形どられていて、ため息の出る作品だった。
0投稿日: 2017.09.24
powered by ブクログかつて学園闘争で共闘した菊池またの名を島村、桑野、優子の3人が絡み合った新宿中央公園での爆破事件から始まる。プラス、インテリヤクザの浅井、優子の娘、塔子が主な登場人物。東大出身の島村のハードボイルドなキャラクター設定はかっこ良いが、まさか桑野がそこに嫉妬していたとは、、、最後の数十ページで一気に展開しすぎた気がする。いろいろな偶然が重なり、上手く話がまとまったとは思うが、桑野のフランス以降の麻薬が絡んだ中南米の話は壮絶すぎたかもしれない。
0投稿日: 2017.02.12
powered by ブクログ第114回(平成7年度下半期) 直木賞受賞 第41回(1995年) 江戸川乱歩賞受賞 ダブル受賞ということで、かなり期待して読んでみました。 結構最後まで面白く読めました。特に中盤くらいまでが面白かったと思います。ただ、江戸川乱歩賞と思って読むと少し微妙な感じも否めないです。 最後のページを読み終わったとき、人と人とのつながりが、さまざまなものを生み出すのだと改めて感じました。
0投稿日: 2016.05.18
powered by ブクログ2016.0214 最後まで楽しめたが、中盤位までが特に面白かった! たくさんの登場人物で若干混乱したが、人物を書くのが上手いのでよい。 主人公とヤクザの浅井のキャラが秀逸! しかし、乱歩賞と直樹賞のW受賞はサービス良すぎる気がした。
2投稿日: 2016.02.15
powered by ブクログ文句なしに面白かった。夢中になって一気読みできて満足!テンポも良いし、細かいところも拾ってる綺麗な作品だった。
0投稿日: 2016.01.31アル中ってこんな感じ?
アル中の人を知らないので、びっくりしました。 延々とちびちび舐めるように飲み続けるんですね…… 藤原伊織さんの作品は初めて読みました。 本作品は面白かったです。 学生運動、調べちゃいました(笑) 多分学生運動って、何のために起こしていたのか、 あまり現代の人はわかっていないと思います。 そういうものを知る為にもいい機会の一品です。 ヤクザとの友情を育み、とても恋に不器用なアル中が、 フルに頭を使って解決する様を存分に楽しんでみてください。
0投稿日: 2015.12.26
powered by ブクログ買ってみたもののタイトルからして何となく刑事ものだとかスパイものだとか思ってずっと読んでいなかったけど、人間模様が描かれて親しみのある作品だと思いました。
0投稿日: 2015.11.28なに⁉︎
なかなか読みごたえある。 久々に臨場感がある作品に出逢った。 読んで良かった。
0投稿日: 2015.11.25
powered by ブクログ事件の被害者たちと容疑者との奇妙な関連性をひとつひとつ紐解いていく。先が見えない中、突然訪れる結末。純粋だった青春の思い出が、不幸な経験を通して変質し、最後は大掛かりなストーカー犯罪という感じがした。
0投稿日: 2015.11.25
powered by ブクログ読み応えあり。文体は好み。時代背景、ハードな主人公も良し。 ただし、やっぱり偶然が重なりすぎなんだよなー。ご都合主義がマイナスポイント。
0投稿日: 2015.09.28
powered by ブクログなんだか淡々と話が進んでて、なかなか勢いよく読むことが出来なかった。 学生運動的なところとか、ちょっと時代背景を理解しづらいところもあったように思う。
0投稿日: 2015.08.14何度も読み返したくなる本
ハードボイルドってちょっと苦手だけど大丈夫かしら。。。という心配は無用でした。 特に中盤から後半にかけてのストーリー展開にはグイグイ引き込まれてしまい、気がつけば一気読みして後半部分はもう一度丁寧に読み直し『うーむすごい』と思わず唸ってしまったほど。 この作品、著者がギャンブルでかさんだ借金を返上すべく賞レースに応募して江戸川乱歩賞&直木賞を受賞したという…なんて無頼な方なんでしょう! でも残念なことに著者の方、若くしてお亡くなりになってるんですね。 この方の他の作品は是非読まねば!と思わせる逸品でした。
1投稿日: 2015.07.22面白かった
最初は面白くないと思いながら読んでいたが中盤から一気に話が進展して一気に読んでしまった。買って損はない。くそ面白かった。
0投稿日: 2015.06.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
骨太な印象のミステリー。予想以上に読み応えはあった。 後半の明らかになっていく真実に少しビックリして、またビックリって感じでした。 そして話が見え始めてくるとむむっ!って感じで軽く唸った。なかなか面白かったですが時代背景がちょっと理解できませんでした。
0投稿日: 2015.05.29スマートなハードボイルド?
この作者のハードボイルドを、今回初めて読みました。 これまで読んでいたハードボイルドと比べると、スマートな感じです。 一気に読み終えます。 只、もっとのめりこむようなわくわく感が欲しいと感じました。
0投稿日: 2015.05.13いかにも90年代のハードボイルド
未読でも本の題名だけは何となく記憶していたように、 なかなか印象的な題名の物語だ。 テロリストという物騒なものが、平和的イメージのある パラソルとどう結びつくのか・・と興味津々で読み始めた。 良くも悪くも、ああ90年代のお話だなあという感想を持った。 出てくる街の描写がどうとか風物がどうというのではなく、 あの時代の持っていた雰囲気が懐かしく思い出される、そんな 物語だった。 途中から犯人がこちらにも分かってしまうところや、犯人の動機に ついてはちょっと安易な気もしたが、初め塵をつかむような手探りの 状態からだんだんに真相に迫るその手法は、やはり賞を受賞した だけあって、見事と言わざるをえない。 ただし、ハードボイルドを読みなれていないせいかどうか、アル中の くたびれた中年のオヤジがなぜ女性にそんなにモテるのか、私には あの主人公はそれほど魅力的には思えなかったが・・。
0投稿日: 2015.03.22
powered by ブクログ3.8点です。 次々と話が展開し、刺激的なシーンで飽きずに読み進めます。 終盤で一気に謎が解け、関係が明らかになっていく下りは爽快感さえ覚えます。 無駄が一切無い、そんな小説です。 惜しむらくは、主人公達が生きた時代を知らないので、知っていれば、もっと感動に厚みが出たのかなと思います。 タイトルにもなっているシーンは、全体の中では確かに異質で鮮明に頭に刻まれます。
0投稿日: 2015.02.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アル中のバーテン島村が新宿中央公園で爆発に巻き込まれるところから物語が始まる。数十人が負傷する大惨事。いっけん無関係に思われた爆破事件の加害者と被害者たちがある共通の過去を抱えていた。三叉路のように絡み合う人々の感情を解きほぐした時に見える憧憬にも似た悲しみ。暖かな絶望。夢中になって読みふける事ができる作品だと思う。
0投稿日: 2014.12.16
powered by ブクログにゃんく作『果てしなく暗い闇と黄金にかがやく満月の物語』、『プロトタイプ』の電子出版を記念しまして、どちらかの作品をご購入いただくと(どちらも150円)、最大で図書カード5000円分などがあたるかもしれないという、キャンペーンを現在実施しております! ○1等 図書カード(5000円分)……1名様 ○2等 図書カード(1000円分)……3名様 ○3等 図書カード(500円分)……10名様 応募者は9/15日現在、0名! いま応募すれば、当たる可能性大ですよ!(応募期限は2015年3月31日まで!) 手続きは簡単です! こちらのページをご覧ください! どちらの作品もおもしろいですよ! http://p.booklog.jp/users/nyanku ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ にゃんく作『プロトタイプ』より 2113年、早川那津子が老衰で亡くなった。その日から、未來雄はコアラ型のミニロボットのラウとともに、当局の追跡を逃れながら暮らしはじめる。 未來雄は自身の正体を周囲のにんげんに悟られてはならない。それは彼の破滅を意味する。 そしてはじめての恋。未來雄は愛する女性を捨て身でまもろうとする。しかし彼にはその体に、逃れようのない詛いのような刻印がきざまれているのだった……。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 『テロリストのパラソル』藤原伊織 直木賞と乱歩賞のW受賞の、ハードボイルド小説です。 (あらすじ) 主人公の島村が新宿の公園でアルコールを飲んでいると、爆発事件が起こり、死傷者が多数出る。かつて島村は友人と爆発事故を起こし、警察から指名手配されていた。島村は、爆発現場付近に、飲んでいたアルコールの瓶を置いてきてしまう。警察が瓶から島村の指紋を割り出すのは時間の問題だろう。警察の捜査から逃れつつも、島村は独自に爆発事故の犯人を捜す。そして意外な犯人に辿り着くのだった……。 * いい作品だと思う。 だけど、難癖をつけるわけじゃないけど、偶然が重なりすぎる印象はありますね。それと、作り物を読んでいる感じがあることは否めません。しかし、そこはエンタメだから、物語のおもしろさに引き込まれれば、たいして気にならない人は気にならないでしょう。 中学生くらいにこういう作品を読んでいれば、人生変わったかもしれないなあ、と思える作品ではありますね。
0投稿日: 2014.09.15読みやすいハードボイルドタッチの良品
アル中だからといって怠惰な訳ではありません。必要とあれば、揺るがない信念を柱にして、戦闘力も人並み以上に、冷静さと思考力を発揮出来るのです。酒と煙草を糧として大事な人の為に奔走します。 ハードボイルドに欠かせない「台詞回し」も程良く効いて、直木賞乱歩賞W受賞は伊達じゃない!切ないラストまで一気に読み切れます。 ※ホットドッグが無性に食べたくなりますが、アルコールとホットドックの相性は試していません。
2投稿日: 2014.09.13
powered by ブクログ一部読メ仲間で話題に上がってたテロリンパラリンとはこの事か。誰が?何のために?どんな仕掛けが?最後まで息もつかせぬ面白さであった。あの人の人生、ジェットコースターのような、ハード過ぎるほど壮絶な人生であったなぁ。あんな人生あるのかなぁ。(被害者の女の子の言動は、大人び過ぎていて6歳という設定に無理があるような気が…)
0投稿日: 2014.09.04
powered by ブクログ史上唯一の、直木賞&江戸川乱歩賞ダブル受賞作! 新宿に店を構えるバーテンの島村。ある日、島崎の目の前で犠牲者55人の爆弾テロが起こる。現場から逃げ出した島村だったが、その時置き忘れてきたウイスキー瓶には彼の指紋がくっきりと残されていた……。 エンターテイメント性が強い作品。キャラクターがそれぞれ個性があって面白い。多少ご都合主義ではあるかなと思うけれどそれがまた良い。テンポが良いのでスラスラ読めました。 島村はアル中でのらりくらり生きているが、かっこいいおっさん。頭のキレはずば抜けている。浅井も仁義を大切にするかっこいいおっさん。この二人のタッグが何とも言えないくらいスカッとする。 番外編で浅井の警察官時代と菊池、桑野、園堂の1969年時代の話を書いてほしいなと思う。 著者の方は早くに亡くなられているので非常に残念です。
1投稿日: 2014.07.17
powered by ブクログ登場人物達がとても密接に絡み合い、様々な偶然と思惑、嘘が物語を構成していて、面白いハードボイルド作品でした。 まあ、オチというか犯人と結末は当初の予想通りだったかなぁと。 学生運動に関わる当時の主義、熱気なんてものは当事者でないとわからないだろうと思うけど、この作品を読んで改めてその辺を勉強したいとも思った。
1投稿日: 2014.06.18リアル感あふれる!
主人公の島村はアル中のバーテンダー。彼は爆弾テロに巻き込まれ、容疑者にされ、真犯人を探さざるを得なくなる。アクションシーンやエピソードも日本で起こり得る物ばかりで、リアル感にあふれている。島村に気負ったところがなく、ひょうひょうとしているのも気に入った。
0投稿日: 2014.05.24バーボン片手に読みたくなる ハードボイルドアル中おやじ活劇
学生運動全盛期を東大で全共闘に属すものんきに過ごしてきた、知的で敏捷で元プロボクサーで指名手配犯な今はアル中のおやじ。 爆発テロに巻き込まれ、全容を把握するために立ち上がった主人公が路上生活からカーチェイスを繰り広げ、最後は畳み掛けるようにすべての伏線が繋がる。 すがすがしい読み心地と、バーボンを片手に読み進めたくなるハードボイルドさがたまりません。 アル中がモテるというのも最後にはうなずけます。長旅を短くしてくれる代物です。
4投稿日: 2014.03.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
しっかりとキャラクターを持った登場人物が、自然な描写で描かれており、物語を没頭することができた。 犯人の予測はできていたものの、それに至る経緯が緻密で見事であった。 一般的な社会では底辺として扱われる人々の方が、外で表面的に活動している人々より、実は自らの信念をしっかりと持っており、そういった界隈を垣間みることができたような気がした。 菊池にしろ、桑野にしろ、それぞれの起こした行動は、ある種自分の中での正しい基準に沿っていたいのかもしれない。 しかし、両者は比較するまでもなく、その基準は異なっている。 いわゆる価値観という言葉で片付けられるものは、なかなか難しいものであるらしい。 桑野が恋慕う気持ちも同情できるからだ。 しかし、敗者である。 両者の決定的な差は、正義、倫理など世間ではくさい言葉として扱われる言葉にヒントがあるように思える。 自分の中で格好良いと思う考えや行動は、改めて考え直す必要があるかもしれないと思った。
0投稿日: 2014.03.08
powered by ブクログ深い…人間模様と関わりが深く重層的に描かれていて読み応えは十分。 キャラクターも個性的で主人公?2人の関係がとてもいい。ただ、推理が深すぎ?そこまで普通は気がつかない、考えないだろうという感がしなくもない。
0投稿日: 2014.02.07さすが圧巻のダブル受賞作
作者の藤原氏は、1948年の2月生まれ、私は、1959年の2月生まれ。 私自身は大学紛争を体験しているわけではありませんが、まだ学内にはその残り香みたいなモノはありました。教授陣達が体験者でしたからね。 さて、この物語はこの大学紛争が発端となっていますが、まず導入部分で、主人公の正体さえわからない。コイツはいったい何者なんだ?なんて考えている内に、ストーリーに引き込まれ、ページをめくる手ももどかしい状態になることうけあいです。 さすがに、乱歩賞と直木賞を同時に受賞しただけのことはあります。 ただ、凝った内容と引っ張った展開の割には、謎解き部分があっさりした感はあります。でも、単なるミステリーに終わらず、かの時代のある種の熱気と、そして何も変わっていない現代への一抹の寂しさに思いあぐまざるを得ない作品です。 この作者にはもう少し長生きして欲しかったな。
3投稿日: 2013.12.07文章力がすごい
文章がとても上手くて読みやすく、どんどんのめり込んでしまいました。 アル中が主人公なの…?とちょっと心配になりましたが、不思議と惹かれてしまう人物描写は見事。 終盤は点が線になって繋がって行き、とても面白かったです。
1投稿日: 2013.11.13
powered by ブクログ江戸川乱歩賞と直木賞を受賞した作品ということで、さすがにおもしろい。ただ、シチュエーションはやはり小説かなと。
0投稿日: 2013.11.01ミステリーではないかも…
ハードボイルドではあっても ミステリーではないかも? 個人的所見ですけどね。 作品としては、スラスラと読むことが できます。 結構、高評価な方ばかりですね。 読んで損はないけど、僕はそこまでは。 まとまりあって面白いですけどね。
1投稿日: 2013.10.19まさかの展開
藤原伊織さんの作品を初めて読みましたが、こんなにおもしろくてびっくりした。 主人公がアル中なのにかっこよく、登場人物みんながなんだか憎めない作品。 他の作品も読んでみたいなと思わせてくれる。
4投稿日: 2013.10.06藤原伊織最高!
紙でも読んだけど久しぶりに電子版でも読んでしまいました。 著者との出会いは本書ではなく、多少後の「てのひらの闇」でしたが、一発でこの人のファンになってしまいました。乱歩賞&直木賞受賞作云々というのは特に関係なく、純粋に面白い!。ハードボイルド物というかミステリとも違う作風、また、主人公の何とも言えない性格やら行動がツボに嵌ります。 もっともっと作品を書いて貰いたかったのに亡くなってしまったのは本当に残念。(>_<)
0投稿日: 2013.10.04見事!
十年以上前に初めて読んでそれ以来何人の人に奨めてきただろう。読んでくれた人は必ず面白かったと言ってくれる。そんな小説です。読み始めると一気に最後まで読ませる力量は凄いとしか言いようがなく。乱歩賞と直木賞の同時受賞も当然と思える作品です。これ以後、藤原伊織の作品を読み漁りましたが、面白いけれど、いずれもこの作品を超えるものではなく、(主観ですが)むしろ、主人公のキャラがかぶった亜流に思えます。ただずっと、これを超える新しい作品を期待していましたが、藤原氏は癌に倒れられたため、もう読むことはできません。この小説は紛れもなく藤原伊織の代表作にして日本のハードボイルド小説史に燦然と輝く金字塔なのです。余談ですが、映像化もされましたが全然ダメでした。名作は2時間ドラマなんて中途半端な映像化やはりだめですね
0投稿日: 2013.10.03この作品はミステリーの定石をなぞった恋愛小説だ
さて、この『テロリストのパラソル』は何度読み返しただろうか。きっと10回ではきかないだろう。何度読み返しても部分的に読み飛ばすことはなく、ストーリーをほぼ完全に把握しているにもかかわらず、その世界の中に自分がいて、自然と登場人物に語りかけている。この作品に閉じ込められているリアリティと非現実が時間と空間の境を無にする。 『テロリストのパラソル』は乱歩賞と直木賞を同じ作品で受賞した希有な作品である。同じ作家が両方受賞しているケースは稀にあるが、乱歩賞はプロの作家が受賞出来ない賞なので、W受賞している作品というのは如何にすごいことかは想像に難しくないだろう。少し脇道に逸れるが、同タイミングの候補作の一つは服部真澄の「龍の契り」である。 この作品の真骨頂は「会話の巧みさ」だろう。ハードボイルドにありがちが気障でドライは言い回しではなく、日常的に話されているような会話で登場人物の身の丈にあった会話が作品そのもののリアリティを押し上げている。その結果、どんな人が読んでも同じキャラクターにはブレが生じない。それほどに会話に生き生きとしている。おそらく最初の50ページを読んだら、そのまま最後まで読みたくなるはずだ。 ストーリーは新宿中央公園で起きた爆発からスタートする。まだ都営大江戸線の工事がされている時代である。たまたまそこに居合わせた主人公の島村は知らぬ間に事件の中心に巻き込まれていく。 序盤、島村が切り盛りしているバーに二人の男が現れる。ある意味、この作品を支えている浅井の登場シーンだ。バーの唯一のつまみはオーダーを受けてからキャベツを刻んで作る「ホットドッグ」。このホットドッグの味が二人の間に信頼関係のきっかけを作り出す。余談だが、この二人の信頼関係は他の藤原作品にも登場する。どの作品のどのシーンに出てくるか、宝探しの旅に出ても損はない。
0投稿日: 2013.09.27
powered by ブクログサスペンス ある土曜の朝、アル中のバーテンダー島村は新宿の公園で一日の最初のウイスキーを口にしていた。 その時公園に爆音が響き渡り爆弾テロ事件が発生。死傷者は50人以上。 島村は現場を逃げ出すが、指紋の着いたウイスキーの瓶を残してしまう。 テロの犠牲者の中には22年間も音信不通の大学時代の友人が含まれていた。 島村は容疑者として追われながらも事件の真相に迫ろうとするーーー 帯書きより とてもよく出来た伏線。もはや芸術です!
0投稿日: 2013.08.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
土曜のある朝、アル中のバーテン、島村は、新宿の公園で1日の最初のウイスキーを口にしていた。 その時、公園に爆発音が響きわたり。爆弾テロが発生。 死傷者50人以上。島村は現場から逃げ出すが、指紋のついたウイスキー瓶を残してしまう。テロの犠牲者の中には、22年も音信不通の大学時代の友人も含まれていた。島村は容疑者として追われながらも、事件の真相に迫ろうとする。 本の背表紙より引用
0投稿日: 2013.07.27
powered by ブクログ2013/07/19読了。帯の「ラストが驚愕!」っていう宣伝文句に惹かれて購入。解説を読んでから、江戸川乱歩賞と直木賞のダブル受賞作品だということを知りました。 主人公は元全共闘で元ボクサーでインテリなアル中のバーテン。細々とした生活が、白昼の新宿中央公園で起こった爆発により一転する。ハードボイルドなミステリ。 物語としては爆発の謎を追うというシンプルな構造ながら、変わった経歴の主人公はもちろん、周辺に登場するやくざやホームレスなどのキャラクターが魅力的。ラストは確かに驚愕でしたが、そこに至るまでもじゅうぶんに面白いです。 事件の真相が見えてくるあたりで、本のタイトルに繋がる一文が出てきますが、そこを読んだ時は鳥肌でした。
1投稿日: 2013.07.23
powered by ブクログ中年でアル中、元全共闘、過去にプロボクサーを目指しており、事故で一人を殺害してしまう過去あり。何ともくたびれた主人公で過去の事故も巻き込まれただけ、一気に親近感が湧き途中までは面白かったが途中からハードボイルド色が強くなり、都合良すぎる展開、繋がりにガッカリ。ちょっと残念だった。
0投稿日: 2013.06.23
powered by ブクログよくできてるなー。 犯人の生き方には違和感を感じ得ないが、とてもすっきりした。 ただ、主人公は頭冴えすぎじゃないか? そして読んでてホットドッグ食べたくなった。
0投稿日: 2013.06.14
powered by ブクログハードボイルドすぎず、でもカッコイイ物語だった。男同士の友情は女の私にはわからない部分ではあるけれども、そういう時代だったのかなと思わせる雰囲気を十分に味わうことができ楽しい時間だった。
0投稿日: 2013.04.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この作品は、悲しいハードボイルド小説のように感じた。 友人を思い行動をしていたのに、その友人に裏切られ、そして失う。裏切った本人は自分を「弱い人間だ」を評したが、彼はごくふつうの人間だっただけのように思う。 この作品にはとても印象的な登場人物が多く登場する。「こんな奴、いねーよ!」なんて思えてしまうくらい、突拍子もない人物が出てくる。しかしそれは小説ならばあたりまえのことで、そのあたりまえをあたりまえにできないようなものは読むに堪えないものとなってしまうだろう。 つまりなにが言いたいかというと、主人公の友人は、そんな異彩を放つ人物たちのなかで唯一、ごく普通の人物だった、ということ。 最後に、この作品で、個人的に好きなシーンは、浅井が店にやってきて、主人公がホットドッグを勧めるくだり。こんな些細な、他愛もないことで(いや、だからこそ)男の友情は成立する。このシーンは秀逸だと思う。
0投稿日: 2013.02.16
powered by ブクログアル中の中年バーテンダー島村は日課の新宿中央公園での一日の最初の一杯を呷っていた。島村がうとうとしかけた直後、突如公園内で爆発音が聞こえ周囲は阿鼻叫喚の地獄と化す。 島村はすぐに現場を離れたが、指紋を残したウイスキー瓶を残してしまう。かつて、東大闘争で爆弾事件の容疑者として指名手配された過去を持つ彼は、この事件にも嫌疑をかけられ、警察を逃れながらも事件の真相を追う。 直木賞と乱歩賞のW受賞は史上初かつ現在でも他に例をみない(はず)。 あらすじを読むとゴールデンスランバーよろしく壮大な逃亡劇かと思いきや、意外にも彼は一度も追い詰められることなく結構自由に動く。 アル中のダメ人間という設定かと思いきや、結構人徳の高い頭の切れる、おまけにボクシングで世界戦まで期待されるほどの選手だった過去など、どう描きたいのかよくわからない。 広げまくった風呂敷を割と綺麗に畳んだのは見事だけど、W受賞の期待は上回らなかったなあ。しかも乱歩賞選考では満場一致だったとか。玄人受けする作品ということなんでしょうか。。。
0投稿日: 2013.02.02
powered by ブクログ予想外に面白い。 この著者の作品は初めて読みましたが、こんな主人公もありですね。 こんな展開になるとは予想出来ませんでしたが、全ての過去が現在に繋がっている。 久し振りに知らない著者ではヒットでしたね。 悲しい物語です。
0投稿日: 2013.01.13
powered by ブクログamazonで東野さんがオススメしているので購入。 読んでみたところ・・・ この人の作品を今まで読もうと思わなかった自分を殴りたくなりました。 ジャンルはハードボイルドなのでしょうが、落ち着いた、とても雰囲気のある作品で・・・何というか香りを感じました。 以後、おっかけたいと思います。 素敵な時間をありがとうございました。
0投稿日: 2012.12.23
powered by ブクログ面白かった。すっかり楽しめてた。 けっこうエンターテイメントしてたし、なんか寂しさ溢れる文体だったし、雰囲気もあった。
0投稿日: 2012.11.12
powered by ブクログミステリのカテゴリーらしいが、読後感はハードボイルド。過去のあるアル中中年男が爆弾事件に巻き込まれることから始まる物語。強い・賢い・クールな主人公がおもしろい。なかなか背景が頭に入りにくいが、さらっと読める一冊。
0投稿日: 2012.10.07
powered by ブクログハードボイルド。かっこいいし面白い。 アル中の中年、島村がこんなにかっこいいのは、序盤で既に記憶力の良さを発揮したり会話がどことなく知的だったり、やっぱり頭がキレるからだろうね。武士みたいに義理人情に厚い奇妙なやくざの浅井、弱く悲劇的なインテリの桑野。キャラクターも展開も結末も最高。
0投稿日: 2012.07.22
powered by ブクログ確か発売されたばかりの時に単行本で読んだので、約17年振りの再読です。自分が学生の時には大学の中に学生運動がまだ残っていたので、辛うじて理解はできる最後の世代だと思います。学校の近所の喫茶店や居酒屋の大将も、元運動家だという噂の人が結構いたなぁ。壁に独特の字体で書かれた集会のポスターも貼ってあったし。 もうこんな主人公が登場する作品を書く人もいないと思うと少し寂しいけれど、時代が変わったから仕方がないですね。 作品自体は年月を重ねても全く色褪せない、素晴らしいものでした。さすが乱歩賞&直木賞のダブル受賞作です。
0投稿日: 2012.07.15
powered by ブクログハードボイルドだ。 この作品は今まで読んだ中でトップクラスのハードボイルド小説であった。 twitterで某作家が推していたという理由から軽い気持ちで読んでみたが、これが大当たりであった。 主人公のアル中バーテンが土曜日の公園で日課のウィスキーを口にしていたところ、爆弾テロ事件が発生し、主人公は公園から逃げ出す。 そして主人公は指名手配を受け、逃亡しながら事件の真相を追う―。 実にハードボイルドだ。 途中全共闘の話が出てくるが、教科書でしか知らないためいまいちイメージが出来なかったが、これを機に調べてみるのも良いかもしれない。
0投稿日: 2012.06.25
powered by ブクログかなり昔に読んだんですが また読みたくなって手にしました。 アル中で全財産が12万、世捨て人のような 島村ですが何故か憎めない。島村にかかわる人達も 何故か彼に関わりたくなる、そんな魅力的な 主人公です。 爆弾テロ事件は島村を二十二年前に連れ戻します 二十二年前の事件・真実・爆弾テロ事件 物語は島村の頭の回転の速ささを物語るように 展開が速く気持ちがいい この独特な雰囲気に包まれたくて また手にすることになると思います。
0投稿日: 2012.05.03
