
総合評価
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powered by ブクログ時代背景が古いので難しいかもしれないが、映像化しやすそうな物語だと思った。とても読みやすい。さくさく読めた。 内容も、古き良き時代が終わりかかっている感じが出ているように思えた。いや、これを読むと、古き良き時代なんて無かったのかもしれないが。。 でもやっぱりこの小説、映像でも見てみたいなぁ。
0投稿日: 2012.04.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この本で藤原伊織のファンになった。 もう新作が読めないのは残念。 ホットドッグが食べたくなるね。
0投稿日: 2012.04.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
元東大全共闘で今はアル中のバーテンをしている男。ある晴れた日、男が日課にしている公園での飲酒中に、目の前で爆発事件が起きる。 男が親友とおこした昔の事件、そして一緒に暮らした女。 爆発現場に残した酒瓶の指紋から指名手配された男は、逃走しながらも複雑に絡まり合う様々な謎に迫る。 どんどん謎が膨らんでいって話も大きくなっていくし、時系列も場所も組織も多岐に渡っていくので、どうやって風呂敷を畳むのかと思ったら…。 最後の収束の仕方が本当に素晴らしい。 謎が複雑すぎて、登場人物の心理描写にまで入れ込めなかったのがちょっと残念だけど、主人公島村の判断が正しかったのか、少し考えてしまう作品。 一気に読んだ方が絶対面白い。 あと、カレー味キャベツのホットドックが妙に美味しそうでお腹が空いて困った。
0投稿日: 2012.03.24
powered by ブクログ臭いセリフのオンパレードなんだけど、 主人公が魅力的だから許せる。 ラストの解決シーンは、驚愕のオンパレード!
0投稿日: 2011.12.24
powered by ブクログしがないアル中が公園で酒を飲んでいると突如爆発→死人が出まくる大事件に発展し、前科があるため容疑者に疑われ、逃走しつつ真相を探るが…な話。偶然が偶然を呼びまくる。
0投稿日: 2011.12.11
powered by ブクログ確かによいハードボイルドだけど、主人公が賢すぎて推理/洞察に読者が置いていかれてしまう... Kが生きているだろうとは思ったけど、あのように波乱万丈な人生を送っていたとは...電気箱恐るべし。
0投稿日: 2011.11.14
powered by ブクログストーリーに引っ張られて読み終えたけれど、主人公のキャラクターがピンと来なかったので満足度が低かった。事件がひとごとに感じた。男の美学がかっこいいと思えなかった。期待して読んだので残念だった。セリフなどを読む時、こんな言い方しないだろうよと気持ちが醒めてしまった。失礼だが少し古くささを感じた。 それでも沢山の布石が思ってもみないように繋がってくるところはすごく面白かったです。この1冊前に読んだ本が壮大ですごく面白かったため、アル中の主人公の世界が狭く感じてしまったことはあるかもしれない。この作品は評価に値するいい作品だと思うので、たまたま巡り合わせで悪いタイミングに読んでしまったのかもしれません。
0投稿日: 2011.05.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一気に読んでしまったため、今日の日中が心配… スピード感とは違う、ぐいぐいと引き込まれてしまう小気味の良い進行にはまってしまった。世代ではくくれない、一人の個人がここに生きている。いつの時代も傍観者は一括りにしたがり、主導者は集団の力学を持ち込みたがり、判断を停止した人は集団のせいにする。本当はそこには個人が存在したはずで、自分で判断をする個人がいるはずなのに。
0投稿日: 2011.05.08
powered by ブクログハードボイルドらしいハードボイルド。 全共闘にはまったく共感できないこともあって、主人公の若い頃のエピソードには胸が悪くなるが、それはそれ。 偶然の出来事に納得いかない点もあるが、それはそれ。 集中して読める良い小説でした。
0投稿日: 2011.05.01
powered by ブクログ昼下がりの公園でウイスキー片手にぶらつくアル中おやじ バイオリンを弾く女の子と会話した数分後、公園中心部で爆発音が轟き、見るも無惨な光景が……… 女の子の安否を気にし、報道を追い駆けるうちに、過去に関係のあった人物が爆発現場に居合わせたことが次々と判明 アル中の周囲に渦巻く、脅迫、共闘、協力、慕情・・・ 22年前の事件から分岐した血縁が絡む復讐物語 アル中だけど、強固な信念。元有望なボクサー、能天気で弁が立つ主人公のキャラが際立つ このオトコに惚れるか否かで作品の評価が分かれそう 前半にシッカリと伏線を散りばめ、後半で綺麗に繋げていくミステリィの王道的な作品で有りながらハードボイルドな生き様、人間模様を丁寧に書き込む、、、乱歩賞・直木賞ダブル受賞も納得 肝心の動機がコレ?って感じは否めず でも、人間の本質・本能ってこんなもんかもね
0投稿日: 2011.04.29
powered by ブクログアル中バーテンダーの島村は、過去を隠し二十年以上もひっそり暮らしてきたが、新宿中央公園の爆弾テロに遭遇してから生活が急転する。ヤクザの浅井、爆発で死んだ昔の恋人の娘・塔子らが次々と店を訪れた。知らぬ間に巻き込まれ犯人を捜すことになった男が見た真実とは...。史上初の第41回江戸川乱歩賞・第114回直木賞受賞作。
0投稿日: 2011.03.03
powered by ブクログお客さんに勧められて読んだ。 いい意味で裏切られた! まさか生きてたとは! たまに突っ込みたくなるとこはあるけど。 さすが乱歩賞とるだけのことはあるね!
0投稿日: 2011.01.25
powered by ブクログ史上初の江戸川乱歩賞&直木賞W受賞作 グイグイと引き込まれる。 とても楽しい本だった。 ただ設定が設定だけに、感情移入が出来ない。 きっかけ・理由はなんであれ、結局は身勝手なテロでは。。。 『シリウスの道』の後にこの本を読んだから、 身近に感じることができないのはしょうがないか。
0投稿日: 2010.12.29
powered by ブクログ主人公がアル中の40代男だというのに、不思議と魅力的なキャラだった。 学生運動の事はよく知らないけど、当時の荒削りなパワーが何となく伝わってきた。 吾兵衛のホットドッグ食べたくなってくる。
1投稿日: 2010.11.17
powered by ブクログ基本的に主人公が‘強い’話が好き。 菊池はボクシングでプロを目指したことがあるほどの腕前。 乱闘シーンでやくざにパンチを打つところがスカッとする。 もっと早くアル中から抜け出してほしかったな。 浅井というインテリやくざもスマートでいい。 菊池を助ける役どころだし、いいところででてくるのも面白かった。 最後に実は桑野が生きていたってのはびっくりだったけど、さらに優子をレイプしていたってのもびっくり。 読めば読むほど面白かったです。
0投稿日: 2010.11.03
powered by ブクログアル中の中年男性が主人公です。 暴力団との絡みや昔の友人の辛み、昔仲良くしていた女性の娘。 だいぶ前に読んだので印象は薄いですが、楽しめる人には楽しめる作品です。 再読は「どうしようかな、いつかしてみたいな」って思ってます。
0投稿日: 2010.10.28
powered by ブクログすっごく面白かった!! 主人公はアル中の中年男性なんだけど、どこか超然として余裕のある雰囲気がすごくいい! 途中から協力者となるインテリヤクザの浅井が文句なしにかっこいい! そしてサバサバしてかっこいい塔子がだんだん島村のことがきになっちゃうとことかほんといい! 笑 とにかく、キャラが立ってるのですごく面白いです。 途中のスピード感ある展開も好きです。ハードボイルド好きです。 後半なんだか詰め込みすぎな感じもしましたが、真相も面白かったし、タイトルもぐっとくるものがありましたよ。 かっこよくて物悲しい、気に入った一冊です。 あと、色んな本に「大学闘争」って出てくるけどやっぱり想像つかないんだよなあ。日本人もすごいことしてたんだな…としか。 いったいどんな時代だったのやら。
0投稿日: 2010.10.10
powered by ブクログ2010/09/22 私たちは世代で生きてきたんじゃない。 個人で生きてきたんだ。 かっこいい台詞。 うちらもゆとり世代で一括りにされて、ゆとりだからダメみたいに言われることが多い。 腹立つ。 世代でまとめて考えるやつはほっといて、私はこの言葉を忘れず生きて行こうと思う。 登場人物はみんな大人だなぁって感じ。 重力ピエロの兄弟が大人になったらこんな感じで会話するんだろうな。 こんな大人になりたい。
0投稿日: 2010.10.02
powered by ブクログアル中のバーテン島村は毎日の習慣で 手の震えを抑えるためウイスキーを舐めていると 公園内の噴水広場で爆発事件が発生。 その爆発の犠牲者の中に含まれていたのは ともに全共闘の時代を戦ったかつての親友・桑野と 共同生活を送ったかつての恋人・優子の名前だった。 22年間、音信不通だった旧友たちが 同じ公園内で爆発の瞬間に同じ公園にいたという 出来過ぎた偶然に島村は疑問を抱く。 しかし、かつてある事件を起こしていた島村は ともに事件を起こしていた桑野の死、 現場に残した指紋から別件ながら指名手配されてしまう。 行動を縛られた彼は独自のルートで事件の真相に迫るが 彼が辿り着いて見たものは…。 熱かった60年代を生きた若者の 時の流れを経て、移ろい変わってしまった今の在り方。 乱歩賞&直木賞ダブル受賞のハードボイルド・ミステリ。 島村と浅井の ハードボイルド物らしい関係性・会話も良かった。 「忠告してもいいかな」「どうぞ」
0投稿日: 2010.09.07
powered by ブクログ爆弾テロの容疑者はアル中バーテンダー。 この主人公が本当に絶滅種的な人情派。 いろいろな伏線が畳み掛けてきて飽きないです。 駒場の第八本館行ってみたかったなぁ。
0投稿日: 2010.09.02
powered by ブクログ圧巻だったね。全共闘世代の話に、麻薬、ホームレス、やくざが自然に絡んでて。表向きはそういう話なのに、根底には、人間の嫉妬の怖さが流れてて読んだ後ぞっとしました。 >> from Katsu8 冷静には荒唐無稽なオチなのに、きちんと心理的なものが描かれてて納得してしまいましたね。苗字同じなのに、伊織せんせはそれしか読んでないので、夏休みに読みたいですねー。何年か前に若くして亡くなってますが、博報堂マンだったそうで余計に興味がある。
0投稿日: 2010.08.09
powered by ブクログいやー面白かったです。 アル中の中年おじさんが主人公で、 テロが起こった瞬間その場所に居合わせて、 警察から逃げながら真相を探るお話。 本来なら惹かれそうにないだろ、という設定なのに とにかく魅力があるのですよね。 頭の良い人はかっこいいですね。 はじめは少し入り込みにくくって、 苦手なジャンルかなぁと思っていたのですが、 進めば進むほど面白くなっていきます。 なにより会話が上手い! これはおすすめです。
0投稿日: 2010.06.11
powered by ブクログ藤原伊織作品の中で(3作品しか読んでいませんが^^;)一番好きなのが、この『テロリストのパラソル』!
0投稿日: 2010.04.28
powered by ブクログ初めて読んだ藤原伊織作品。ハートボイルド、というのはあまり得意では無いはずなのに、すらすらと読み終わって、なんだかすごい!と思いました。キャラクターが魅力的で、出てくる人それぞれに意味があって、それでもってスピード感があった。読後感は切なかったり温かかったり…読んで良かった!って思えた作品です。他の作品も読んでみたい。
0投稿日: 2010.04.04
powered by ブクログハードボイルドです。 なんでこんなに不器用な生き方しか出来ないのか。 なんで不器用であることがこんなにカッコいいのでしょうか。
0投稿日: 2010.03.20
powered by ブクログすごい。うまく言えないけどすごい。 温かみと悲しさが同居していて、終始胸を締め付けられた。そんなどこか退廃したような雰囲気がハードボイルドにあっている。国産ハードボイルドの境地はここにあるんじゃないのだろうか。 とりあえず、やっぱ男ってバカだよなあ。それがカッコいいんだけど。 優子のキャラが素晴らしいです。どう見てもツンデレです。「あなたって昆虫以下よね」とか「殺せ!」とか、素晴らしくキャラが立っているのに、しかしラノベにありふれているキャラにはならない。 デレの部分が奥ゆかしいところが最高です。 読み終わってから知ったけど、乱歩賞と直木賞らしいです。今の直木賞って感じじゃないけど、面白さに関していえば納得です。
0投稿日: 2010.01.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
小説っぽい内容.伏線の忍ばせ方と回収が見事だった. 初めて藤原伊織さんの作品を読んだけど他の作品も読みたくなりました. 買って損してないと思えた一冊.
0投稿日: 2010.01.14
powered by ブクログ2010年一発目の小説 おもしろかったと思う。 ただ、ゆっくり読みすぎて登場人物が覚えきれなかったのでラストの時、話が突然展開していって追いきれなかったのが残念。
0投稿日: 2010.01.09
powered by ブクログすごく面白くて、授業中に一気に読んだことを覚えています。 が、最後のほうの、昔の事件に関するもろもろや、タイトルの意味に関連するあたりの事情に「えええええ、マジすか!!!」くらいの驚きです。 そんなん、ありえるかな・・・。私にはちょっと理解できない心情。。 けど、他の作品も読んでみたいな♪と思いました。
0投稿日: 2010.01.04
powered by ブクログ主要人物のキャラの魅力で一気に読ませる。 中でも元刑事のヤクザ・浅野は、色々な意味で美味しい役割。 真相解明の鍵となる、時を隔ててからの登場人物の繋がりが多少強引か。
0投稿日: 2009.11.04
powered by ブクログ大学一年生のときに読んで、それから大好きで大好きで仕方がない作品。ずっと手元においておきたい本です。 主人公はくたびれたアル中のバーテン。しかし、全共闘に参加し、また、本人は知らなかったが、運転していた車に乗せていた爆弾が爆発したことによって死傷者が出て、指名手配された過去を持つ。これだけ聞けば、どれだけ凶悪な主人公なんだ、と思うが、当の本人はいたってのんびりとしている。 それは、周りをいらつかせるほどに。そして、それが彼の魅力だった。 浅井や塔子が思わず彼にかまってしまう気持ちがよくわかる。母性本能がくすぐられるというか、なんというか、とにかく。 島村さん、好きだ。
0投稿日: 2009.10.14
powered by ブクログ本を読むというのは「経験できないことを経験できることだ」というのがよくわかる本。スリリングであっという間に読み終えました。
0投稿日: 2009.09.15
powered by ブクログ直木賞と乱歩賞をダブル受賞した作品だそうです。気にはなっていたので読んでみました。新宿中央公園で起きた爆発事件に主人公(中年のバーテン、東大除籍、元プロボクサー)が巻き込まれていくわけですが、事件の背後が明らかになるにつれて複雑化していく人間関係と時代背景にちょっとついていけなくなったり。ここで全共闘時代がわかる人は感情移入できるのかなぁ。単純にミステリとサスペンスにカタルシスを求めるスミコにはムリでした。でも解説でほめられてたとおり、確かに人の書き方は上手いと思った。やくざの浅井氏の仁義に萌え。
0投稿日: 2009.08.14
powered by ブクログはじめて読んだハードボイルド わたしのおっさん好きはテロパラが始まりだったのかもしれない(知らないよ) なんといってもホットドックがおいしそうなんです
0投稿日: 2009.07.09
powered by ブクログ楽しかった。 ゆっくり読む予定だったのに、睡眠時間削って読んだ。 さすが直木賞乱歩賞なだけはある。すごく良い。 物語の展開も登場人物も、よかった。 ただ、なんとなく犯人の動機が腑に落ちないというか、いまいち共感できなかった…。
0投稿日: 2009.05.24
powered by ブクログ3月11日読了。「このミステリーがすごい!」1996年度の第6位の作品。史上初の直木賞・江戸川乱歩賞同時受賞作、という話題作。私も学生時代に読んだことがある。ニヒルだけど心優しく、荒涼としているけれど潤いのある主人公の造形・登場人物たちの振る舞いにハードボイルドの香りが漂う。文体含め、主人公がアル中なだけに作中随所に出てくるウィスキーのような格調高さだ。ラスト・真犯人の長い独白で全てにオチがつく、という展開に多少違和感があるが、死んでしまった女性に男たちが惹かれた理由を、現在を生きるその娘を通して表現するなど、技巧も十分。面白い小説だった。
0投稿日: 2009.03.13
powered by ブクログ直木賞、江戸川乱歩賞W受賞作、ということで、勝手ながらかなり期待して手に取った。 期待を上回る良作。話への引き込み方、人物描写、会話文のやりとり、いずれもまったく無理なく、一気に読めてしまった。 読了まで3〜4時間。
0投稿日: 2009.02.26
powered by ブクログ中央公園での爆発事件を機に追われる立場のバーテンダー・島村。 昔の事件以来逃げる人生の彼の前に現れたのは、なつかしき大学時代の女性、園堂優子の娘、塔子。 彼女の母親だけでなく、かつての親友の桑野まで事件現場にいたことを知った島村。奇妙なヤクザの浅井と事件を追う。 残された短歌から、数十年の空白を超えて再開する犯人との会話が見事。 最後までロマンチックで、少し絶望的なミステリー。 世界の根源的な悪は、今日もすべての人の上にあるのだと思うと、別れより出会いが悲しく思えてくる。
0投稿日: 2008.12.15
powered by ブクログある土曜の朝、アル中のバーテン・島村は、新宿の公園で一日の最初のウイスキーを口にしていた。その時、公園に爆音が響き渡り、爆弾テロ事件が発生。死傷者五十人以上。島村は現場から逃げ出すが、指紋の付いたウイスキー瓶を残してしまう。テロの犠牲者の中には、二十二年も音信不通の大学時代の友人が含まれていた。島村は容疑者として追われながらも、事件の真相に迫ろうとする―。小説史上に燦然と輝く、唯一の乱歩賞&直木賞ダブル受賞作。
0投稿日: 2008.10.18
powered by ブクログがっしり面白い。骨太な印象のミステリー。とは、言ってもミステリーの範疇に納まらない膨らみを感じる。後半のどんどん明らかになっていく真実。「おおぅ」の連続。
0投稿日: 2008.06.04
powered by ブクログ会社の同僚に進められ読み始めましたが、予想以上に面白かったです。 ラスト100ページだか、大体その程度辺りからどんどん話が見えてくる。 なるほど、なるほどって感じですね。 ちなみに結構ハードボイルドな部類に入るのでしょうか。でも、ハードボイルドにしては読みやすい部類ではないでしょうか? ちなみに、私は変なやくざ事、浅井さんが好きですね〜。格好良い。
0投稿日: 2008.05.22
powered by ブクログなんだか都合が良すぎ。 主人公はアル中だけど、実はボクサーで強くて頭も切れる・・・かっこ良過ぎと思ってしまいました。アル中の意味あったのかな? 偶然で解決しちゃったことも多いし、周りの評価は高いみたいだけど私には合いませんでした。 ダメ男が四苦八苦しながら事件を解決すると思ってて、そっちの方が好きな私にはハードボイルドは向いていないのかも。
0投稿日: 2008.05.17
powered by ブクログこんな話を読んだのは初めてでした。 不思議な読後のさわやかさのある本でした。 藤原さんがもう亡くなっていらっしゃるのはとても残念です。
0投稿日: 2008.05.04
powered by ブクログたくさんの話を織り込んだ全体の流れで読み終わったあとは少しスッキリしました。 基本的にテロで何人も殺されて、多くの人が死ぬお話ですけど、文学的にとても良く出来ていると思いました。
0投稿日: 2008.03.11
powered by ブクログ初藤原伊織作読みまシタ。追悼。 乱歩賞&直木賞のダブルW受賞はスゴイ。 が。個人的にはマァマァ。(上から…)悪くないけど良くもナイ気がする。登場人物ほぼ全員が「実は…だった。」的設定がしつこい気がしたり。
0投稿日: 2007.08.27
powered by ブクログ久しぶりに面白いミステリーを読みました。著者が最近亡くなられたのを知って本屋さんに行くと、ちょうど追悼という帯がついたこの本が重ねられていたので、購入しました。昔のある事件に関係があるために爆発事件の犯人として指名手配されてしまうアル中のバーテンダー。暴力団関係の人や、路上生活者、亡くなった友だちの娘なども絡んできて、目が離せません。ミステリー好きを満足させてくれる展開です。犯行の理由は、辛く切ない。また、題名のパラソルって、何だろう・・・?って思ってたら、意外な理由でした。主人公が、アル中で風貌もそんなにかっこいいわけじゃないのに、行動的でだんだんステキに思えてくるから不思議です。
0投稿日: 2007.06.28
powered by ブクログこれも10年くらいまえの作品になるかな。江戸川乱歩賞と直木賞をダブル受賞しています。これは史上初めてのこととか。 わしにとって初めて読んだハードボイルド作品だったのですが、一発目で名作にあたったなあと思っています。 アル中バーテンダーの島村は、過去を隠し20年以上もひっそりと暮らしてきたが、新宿中央公園の爆弾テロに遭遇してから生活が急転する。ヤクザの浅井、爆発で死んだ昔の恋人の娘・塔子らが次々と店を訪れた。知らぬ間に巻き込まれ犯人を捜すことになった男が見た事実とは……。 他の書評でも書いてあるのですが、偶然が勝ちすぎている部分は確かに見受けられます。 しかし、それ以上に魅力的なのは登場人物の個性と会話のテンポとセンスの良さですね。 学園紛争のころの出来事も物語の大きなファクターとなっているのですが、これは著者の藤原氏の過去を投影させてるいる、いわゆる自慰的な部分があると指摘があったようですが、その世代じゃないわしにとってみれば気にはなりません。 疾走感あるストーリー展開に思わず一気に読んでしまい、その後何度も読み返す。 そんな作品です。
0投稿日: 2005.05.25
