阪急電車

有川浩 / 幻冬舎文庫
(3020件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
1300
1050
379
55
25
  • 関西人は、必読

    「阪急電車」という強力なローカル色があるので
    大阪・兵庫地域以外の人には、ちょっとなじみにくいかもしれない。
    私も関西人だが、今津線に乗ったのは、今まで3回か4回だからだ。

    ただ、その「なじみ」さえ気にしなければ、
    とおりすがりの人々の間に生まれた、ささやかな交流を
    心温まる視線で描いた傑作で、
    映画もこの原作も甲乙つけがたい魅力がある。
    私は、映画は映画館で2回観た。
    原作は、文庫本と電子書籍のダブル購入である。

    今津線に位置する某大学のOBも必読だろう。

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    投稿日:2013.11.09

  • 心温まるラブストーリー

    一駅分の話が短く、サクサク読めて面白い。それぞれに出てくる人々が少しずつリンクして、一人一人の物語が電車の中に幾つも出来上がっている。上りと下りの間には半年程度の時間があって、前半で芽生えそうだった恋が発展していたり、傷ついていた人が希望を持って頑張っていたりと、その経過も楽しめた。心が温かくなるような読了感でした。続きを読む

    投稿日:2014.04.14

  • 序文がじわっと効いてくる

    不思議な目線の小説だな、と思った。だって、「阪急電車」に乗っている人の目線で語られるのかな、と思うではないか普通。だが序文はこんなものから始まっている。

    「阪急宝塚駅は、梅田(大阪)へ直接向かう宝塚線と、西宮北口で神戸線へ連結する今津線が『人』の形に合流している駅だ。」

    これは、「乗客」は普通意識しない形である。
    (今津線に乗り換える時も考えたこともなかった!)
    この後に目次があり、あとはもちろん乗客目線の話になっていくし、そちらが本編である。
    オムニバス形式で、いろんな人がもやっとつながっているような・・・
    いや・・・もやっとではなく・・・

    ここで序文が効いてくる。

    そうか、人の形につながっているのか。

    謎解きでもなんでもないんだけれど、謎が解けたような、
    やわらかな爽快感。
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    投稿日:2014.09.09

  • オムニバス・ラブストーリー

    良く出来たオムニバス形式のラブストーリー。ええ話読ませてもらいました、て感じ。東京じゃ山手線とか東横線とか「線」とそっけないのだが、関西じゃ阪急電車、南海電車と「電車」で情感がある(と大阪出身の知り合いが主張していた)。「阪急電車」というタイトルがまさにそれ。「本読み」としては、図書館とか書店で運命の相手と巡り合う、ちうのが大いなる理想で、まさしくそれでまとめてくださりました、と。続きを読む

    投稿日:2013.10.01

  • 舞台設定が絶妙です

    都会過ぎず田舎過ぎない片道わずか15分のローカル線と言う舞台がもう絶妙
    他人との間に壁を作りひたすらスマホと睨めっこの山手線では
    こんな温かみのある話は生まれなかったでしょう

    複数のストーリーがオムニバス形式で絡み合いながら進む話
    少し甘味を付けたミルクティーでも飲みながら一気読みがお奨め
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    投稿日:2013.10.29

  • 視野が狭くなってしまった時に読みたい

    映画みていないのですが、いまさらになって読みました。
    さまざまな登場人物がいて、それぞれの駅(章)ごとに視点となる人が変わります。
    次々と駅が変わって、続きが気になるけど次に行ってしまったり、そう思ったら折り返して戻ってきたり。

    自分の思い出と重ねてみたり、世の中って、
    いろんなひとのいろんな人生が重なってできてるんだなーと思いかえさせてくれます。
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    投稿日:2013.10.05

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ブクログレビュー

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  • ノジ

    ノジ

    きゅんとしてスラスラ読めた。
    いいなーこういうの。

    みんなどこか繋がってて、影響しあって素敵だなと思いました

    投稿日:2022.11.28

  • につ

    につ

    高校生ぶりの有川浩はやはり読みやすくサクッと読めた
    身近な阪急宝塚駅からの今津線が舞台やし登場人物も関西弁でそのへんも親近感が湧いて読みやすかった
    今津線はたまにしか利用しないが、機会があれば小林駅ででもぶらっとしてみようかな
    大きな起承転結があるわけでも数日余韻に押しつぶされそうになるでもないが、あっさりとしかし確実に心を暖かくさせてくれるのが有川作品のいい所だと思う
    ややハマってた高校生の頃を思い出した
    続きを読む

    投稿日:2022.11.28

  • hiroking

    hiroking

    ちょうど原田マハのスイートホームを読み終わって真梨の状態で読んでしまった。どちらの本も阪急沿線の話である。しかし、違いは歴然としている。宝塚や今津線沿線の描写や美しい環境についてはどちらも申し分なし。有川さんの方が写実的に描かれ、原田さんは童話の中のような雰囲気。どちらもOK。
    本作品がドラマ化されたのは頷ける。今津線の各位駅ごとの描写が映像を見ているように写実性に富んでいるところ。各駅ごとにストーリーが展開されているところ。そして最後にここの話の主人公が関係していくところ。とても上手くまとめ上げていた。
    続きを読む

    投稿日:2022.11.23

  • oto-san

    oto-san

    登場人物が個性豊かで、それぞれが絶妙に絡み合って展開していくストーリーが、面白くてページをめくる手が止まりませんでした。
    笑いもあるし、心がキュンとするシーンもあるし、さわやかな気持ちで読了する事ができました。

    関西弁も懐かしい気もちになり、久しぶりに阪急電車にも乗りたくなりました。今度の帰省時は、この小説を思い出しながら阪急に寄ってみます。
    続きを読む

    投稿日:2022.11.22

  • とらこ

    とらこ

    数年ぶりに読み直したけど、やっぱり好きだ~~~~~!
    胸キュン、ほっこり、すっきり…色んな感情をこの1冊から得れてはっぴー。
    またいつか読み直そっと。

    投稿日:2022.11.21

  • サマー

    サマー

    映画にもなった有名な本。
    阪急電車に乗り合わせた見ず知らずの人(行きずりの人)たちを繋ぐ、連作小説だ(映画は当時見たけど、中谷美紀がウエディングドレス着て元カレの結婚式行くことと、有村架純が出てたことくらいしか覚えてなかった)。

    有川浩さん自身が、阪急電鉄今津線沿線にお住まいらしいです(あとがきより)。
    地元の人じゃないとわからない街の空気とか、あるよね。

    この本には、勧善懲悪的な場面がいくつか出てきた。そうか、有川浩さんはあの現代の時代劇「三匹」シリーズの作者様でもあるのだ。
    婚約者を略奪した相手、DV男、マナーの悪い中年女性集団。そして、その相手をギャフンと言わせるような場面。
    ・・・この本を読んで、私は、善と悪がはっきり二分した世界観はそもそも好きじゃないんだなーと改めて思った。私は三匹は大好きだけど、勧善懲悪が好きなのではなくて、三匹だけが好きなのだ。
    特にマナーの悪い中年女性集団に対して、おばあさんが反論し、加勢した若い女性が香水のつけたかも知らないのか、くさい、と集団を糾弾する。
    読んでてヒヤヒヤするし、公共の乗り物で喧嘩はやめてください・・・オロオロ・・・と思ってしまったよ。それ以上反論したりやり合うことはせず、目的外の駅で降りていった集団のほうが大人の対応に見えたよ。
    この本の高評価を見るに、この場面を「やったね!すっとした!」と思えない私は、少数派なのかもしれない。
    それとも、関東と関西の文化の違いなのかな。関西では電車の中のこういういざこざはよくあることなのだろうか。関西の人に上記の感想言ったら、「東京モンは冷たい」とか言われちゃうのだろうか。そう考えると、そっか、それなら仕方ないのかな…と思う。

    個人的に「折り返し」前まではとても楽しく読めたのです。
    読者と登場人物たちの関係も「見ず知らず」の「行きずり」だから、その後どうなったかなんて、知らないままでも良かったな、とすら思ったのでした。

    私がなぜこの本を読もうと思ったか。それは阪急電車が宝塚を通る電車だから。
    宝塚歌劇が好きなので、宝塚大劇場のある街の空気を少しでも感じたくて。
    宝塚歌劇については、劇場名や音楽学校名が少し登場しただけでしたが、沿線の各駅の雰囲気とかこの本を読んで少しわかって楽しめた。
    続きを読む

    投稿日:2022.11.19

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