阪急電車

有川浩 / 幻冬舎文庫
(2878件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
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362
56
25
  • 関西人は、必読

    「阪急電車」という強力なローカル色があるので
    大阪・兵庫地域以外の人には、ちょっとなじみにくいかもしれない。
    私も関西人だが、今津線に乗ったのは、今まで3回か4回だからだ。

    ただ、その「なじみ」さえ気にしなければ、
    とおりすがりの人々の間に生まれた、ささやかな交流を
    心温まる視線で描いた傑作で、
    映画もこの原作も甲乙つけがたい魅力がある。
    私は、映画は映画館で2回観た。
    原作は、文庫本と電子書籍のダブル購入である。

    今津線に位置する某大学のOBも必読だろう。

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    投稿日:2013.11.09

  • 心温まるラブストーリー

    一駅分の話が短く、サクサク読めて面白い。それぞれに出てくる人々が少しずつリンクして、一人一人の物語が電車の中に幾つも出来上がっている。上りと下りの間には半年程度の時間があって、前半で芽生えそうだった恋が発展していたり、傷ついていた人が希望を持って頑張っていたりと、その経過も楽しめた。心が温かくなるような読了感でした。続きを読む

    投稿日:2014.04.14

  • 序文がじわっと効いてくる

    不思議な目線の小説だな、と思った。だって、「阪急電車」に乗っている人の目線で語られるのかな、と思うではないか普通。だが序文はこんなものから始まっている。

    「阪急宝塚駅は、梅田(大阪)へ直接向かう宝塚線と、西宮北口で神戸線へ連結する今津線が『人』の形に合流している駅だ。」

    これは、「乗客」は普通意識しない形である。
    (今津線に乗り換える時も考えたこともなかった!)
    この後に目次があり、あとはもちろん乗客目線の話になっていくし、そちらが本編である。
    オムニバス形式で、いろんな人がもやっとつながっているような・・・
    いや・・・もやっとではなく・・・

    ここで序文が効いてくる。

    そうか、人の形につながっているのか。

    謎解きでもなんでもないんだけれど、謎が解けたような、
    やわらかな爽快感。
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    投稿日:2014.09.09

  • オムニバス・ラブストーリー

    良く出来たオムニバス形式のラブストーリー。ええ話読ませてもらいました、て感じ。東京じゃ山手線とか東横線とか「線」とそっけないのだが、関西じゃ阪急電車、南海電車と「電車」で情感がある(と大阪出身の知り合いが主張していた)。「阪急電車」というタイトルがまさにそれ。「本読み」としては、図書館とか書店で運命の相手と巡り合う、ちうのが大いなる理想で、まさしくそれでまとめてくださりました、と。続きを読む

    投稿日:2013.10.01

  • 舞台設定が絶妙です

    都会過ぎず田舎過ぎない片道わずか15分のローカル線と言う舞台がもう絶妙
    他人との間に壁を作りひたすらスマホと睨めっこの山手線では
    こんな温かみのある話は生まれなかったでしょう

    複数のストーリーがオムニバス形式で絡み合いながら進む話
    少し甘味を付けたミルクティーでも飲みながら一気読みがお奨め
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    投稿日:2013.10.29

  • 視野が狭くなってしまった時に読みたい

    映画みていないのですが、いまさらになって読みました。
    さまざまな登場人物がいて、それぞれの駅(章)ごとに視点となる人が変わります。
    次々と駅が変わって、続きが気になるけど次に行ってしまったり、そう思ったら折り返して戻ってきたり。

    自分の思い出と重ねてみたり、世の中って、
    いろんなひとのいろんな人生が重なってできてるんだなーと思いかえさせてくれます。
    続きを読む

    投稿日:2013.10.05

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ブクログレビュー

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  • Natsuki

    Natsuki

    さすが有川浩作品。読んでいて残念だったことがない大好きな作家さん。
    随所に山菜や自衛隊や高知県など、有川さんの詰め合わせ。
    どれも下世話な話だけど、日常・人間という感じがした。電車だから尚更それを感じたんだろう。
    特に翔子の話が好き。返り討ち作戦読んでいてハラハラワクワクだったし、その後、ただの返り討ちで済むのではなく、また別の人の人生と交わって ..
    続きを読む

    投稿日:2021.10.05

  • ツグヒト

    ツグヒト

    この作品が好きだ!好き過ぎて3冊買った!そのうち一冊は渋谷駅のトイレの個室に忘れた!僕の次にそのトイレに入った人に読んで欲しい!

    #有川浩
    #トイレ

    投稿日:2021.10.01

  • ルモ

    ルモ

    地元の阪急電車がタイトルの映画を最初に知りました。
    映画を観ずに原作を読了。

    恋愛物を含む短編集。
    いちばん好きなのは宝塚駅編の図書館で出会った2人の話。
    でも、この話は映画ではカットされてるようです。
    映画はまだ見てないんですけどね。

    この話カットするなんて、どーゆー感性!?
    て、個人的には思うのですけど、製作者にも色々事情もあるんですよね。

    でも残念です。

    あと、宝塚南口駅編の披露宴帰りのドレスの女の話。
    新郎である元彼氏に振られた理由の、新婦の同僚の女。

    この新婦も映画ては安めぐみさんなんですが、これはミスキャストだと思う。
    安めぐみさんは、可愛らしすぎませんかね。
    もっと野暮ったい感じの見栄えの良くない感じの方が演じてほしかった。

    小説は良かったけど、映画は観ません。
    続きを読む

    投稿日:2021.10.01

  • けんさん

    けんさん

    『阪急今津線:8つの駅を巡る16の奇跡の物語集』

    片道たった15分のローカル線を舞台に、たまたま同じ電車に乗り合わせたことで繋がり、交差していく人たちを描いた16の連作短編集。どことなく不器用だけど、電車での出会いをきっかけに一歩踏み出そうとする登場人物の姿に、爽やかな読後感!続きを読む

    投稿日:2021.09.27

  • 高杉晋作

    高杉晋作

    短編のようにテンポよく読みやすくて面白かった。

    出会いの妙というか、行きずりの出会いから新たな人間関係が生まれたり、人生を変えるきっかけとなる展開にさわやかな感動を覚えた。

    なんだか電車に乗りたくなった。
    乗客それぞれにそれぞれの物語があるんだろうし、人間観察をしながら、それに思いを馳せてみるのも一興だと思う。
    続きを読む

    投稿日:2021.09.26

  • 1485978番目の読書家

    1485978番目の読書家

    関東住みなので電車の駅についてはまったく共感できなかったが、乗客の1つ1つのエピソードがとても面白くて心があたたかくなった。

    投稿日:2021.09.24

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