【感想】阪急電車

有川浩 / 幻冬舎文庫
(3169件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
1375
1102
401
52
26
  • 関西人は、必読

    「阪急電車」という強力なローカル色があるので
    大阪・兵庫地域以外の人には、ちょっとなじみにくいかもしれない。
    私も関西人だが、今津線に乗ったのは、今まで3回か4回だからだ。

    ただ、その「なじみ」さえ気にしなければ、
    とおりすがりの人々の間に生まれた、ささやかな交流を
    心温まる視線で描いた傑作で、
    映画もこの原作も甲乙つけがたい魅力がある。
    私は、映画は映画館で2回観た。
    原作は、文庫本と電子書籍のダブル購入である。

    今津線に位置する某大学のOBも必読だろう。

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    投稿日:2013.11.09

  • 心温まるラブストーリー

    一駅分の話が短く、サクサク読めて面白い。それぞれに出てくる人々が少しずつリンクして、一人一人の物語が電車の中に幾つも出来上がっている。上りと下りの間には半年程度の時間があって、前半で芽生えそうだった恋が発展していたり、傷ついていた人が希望を持って頑張っていたりと、その経過も楽しめた。心が温かくなるような読了感でした。続きを読む

    投稿日:2014.04.14

  • 序文がじわっと効いてくる

    不思議な目線の小説だな、と思った。だって、「阪急電車」に乗っている人の目線で語られるのかな、と思うではないか普通。だが序文はこんなものから始まっている。

    「阪急宝塚駅は、梅田(大阪)へ直接向かう宝塚線と、西宮北口で神戸線へ連結する今津線が『人』の形に合流している駅だ。」

    これは、「乗客」は普通意識しない形である。
    (今津線に乗り換える時も考えたこともなかった!)
    この後に目次があり、あとはもちろん乗客目線の話になっていくし、そちらが本編である。
    オムニバス形式で、いろんな人がもやっとつながっているような・・・
    いや・・・もやっとではなく・・・

    ここで序文が効いてくる。

    そうか、人の形につながっているのか。

    謎解きでもなんでもないんだけれど、謎が解けたような、
    やわらかな爽快感。
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    投稿日:2014.09.09

  • オムニバス・ラブストーリー

    良く出来たオムニバス形式のラブストーリー。ええ話読ませてもらいました、て感じ。東京じゃ山手線とか東横線とか「線」とそっけないのだが、関西じゃ阪急電車、南海電車と「電車」で情感がある(と大阪出身の知り合いが主張していた)。「阪急電車」というタイトルがまさにそれ。「本読み」としては、図書館とか書店で運命の相手と巡り合う、ちうのが大いなる理想で、まさしくそれでまとめてくださりました、と。続きを読む

    投稿日:2013.10.01

  • 舞台設定が絶妙です

    都会過ぎず田舎過ぎない片道わずか15分のローカル線と言う舞台がもう絶妙
    他人との間に壁を作りひたすらスマホと睨めっこの山手線では
    こんな温かみのある話は生まれなかったでしょう

    複数のストーリーがオムニバス形式で絡み合いながら進む話
    少し甘味を付けたミルクティーでも飲みながら一気読みがお奨め
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    投稿日:2013.10.29

  • 視野が狭くなってしまった時に読みたい

    映画みていないのですが、いまさらになって読みました。
    さまざまな登場人物がいて、それぞれの駅(章)ごとに視点となる人が変わります。
    次々と駅が変わって、続きが気になるけど次に行ってしまったり、そう思ったら折り返して戻ってきたり。

    自分の思い出と重ねてみたり、世の中って、
    いろんなひとのいろんな人生が重なってできてるんだなーと思いかえさせてくれます。
    続きを読む

    投稿日:2013.10.05

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ブクログレビュー

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  • むらこ

    むらこ

    面白すぎて新大阪→博多の新幹線で一気に読み終わった
    キュンキュンしたり笑ったり感動したり感情が忙しかった
    登場人物(香水臭いおばさんとかのモブキャラはのぞいて)みんなあいくるしいなあ

    投稿日:2024.02.18

  • あやな

    あやな

    章にもよりますが読んでみた率直な感想はほっこりと言った感じです。
    自分には関係ないような感じですがどこか親近感の湧いてしまう本でした?私も関西住みだからかな?w

    投稿日:2024.02.17

  • shuzo music&book

    shuzo music&book

    阪急今津線を舞台にした連作短編集。
    各駅が章となり登場人物がうまく絡み合う。
    結婚式に討ち入りに行く翔子が突き抜けていて圧倒される。
    他の登場人物は皆うまくでき過ぎている印象。
    一度乗ってみるとより楽しめるかな。続きを読む

    投稿日:2024.02.17

  • うみた

    うみた

    短いストーリーが集まってるという事で、じっくり読めないかなぁと悩んで今になりました。読んでみると、それぞれの話が絡んでたり、あっという間に読める分量なのと、ほんわかする話の先が気になって、楽しく読めました。作家の想像力と着眼点が素晴らしいですね。
    自分の毎日乗ってる電車は疲れて寝るサラリーマンが多いですが、その人のストーリーがないか見つけられたら、もしくは想像できたら面白いなと思いました。怪しい人にならないように注意します。
    続きを読む

    投稿日:2024.02.13

  • ぶるーらいおん

    ぶるーらいおん

    この『阪急電車』は、阪急今津線を舞台にした、乗り合わせた人々のエピソードが繋がっていく連作短編集だ。青山美智子さんの作品から連作短編集の作品がお気に入りになった。他に良い連作短編集はないだろうかとググってみたら、この『阪急電車』が出てきた次第。

    色々なしがらみや過去がある人々が、偶然乗り合わせた阪急今津線。各駅ごとに、それらが複数の登場人物同士で絡み合っていくのが非常に心引かれた。恋愛系のエピソードが多かったのもホッコリして興味深く読めた理由かもしれないが、やはりハッピーエンドになっていくから心地よかったのだと思う。

    どちらかというと女性の登場人物の方が多いのは、著者が女性だからだろうか?。男性にとっては、女性の目線での考え方が新鮮で面白い。そうそう、私は著者:有川浩さんを以前、男性だと思っていた(失礼)。『空飛ぶ広報室』で航空自衛隊を描いた作品を読み終わって、「浩(ひろし)」じゃなくて、「浩(ひろ)」って読むんだと初めて知った。自衛隊から恋愛系まで、いろんなジャンルの作品を書けるのはものすごい!

    最後になるが、私がこの作品の中で一番興味深かったのは、「宝塚南口駅」のエピソードで登場してくる翔子さん。結婚直前の彼氏から振られてしまったストーリーだ。その彼氏にどう見返していくかは読んでのお楽しみだが、後半にも登場してきて、うまく人生を軌道修正できていたので安心した。いろいろな登場人物のホッコリしたり、スカッとしたりするストーリーを堪能できる非常に良い作品だった。この作品は、2008年1月に発刊されたものだそう。今から16年も前だ。もっと早く読んでおけば良かったなあ。
    続きを読む

    投稿日:2024.02.13

  • ろん

    ろん

    最近丁度感じていた、街ゆく人々それぞれが主人公で物語を持っているということ。映画やドラマにエキストラはあっても日常においてはそんなもの関係がなくみんなが主人公でみんなエゴを持っている。そう言った些細なことを素敵な描写と共に表現されているこの作品は読んでいてとてもほっこりしたし共感できるところはついつい口角が上がってしまった。続きを読む

    投稿日:2024.02.09

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