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麗しの聖母ひょうさんのレビュー
いいね!された数108
  • 不浄を拭うひと(分冊版) 【第7話】

    不浄を拭うひと(分冊版) 【第7話】

    沖田×華,天池康夫

    本当にあった笑える話Pinky

    不思議な清涼感

    不審死、死体、蛆虫・・・明るい絵柄とはいえ、凄まじいまでの変死現場が描かれるのに、不思議な清涼感がある。 それは主人公の、どんなことにも動じない「強さ」からくるプロフェッショナルな安定感のなせる技だろう。 そして、社会は彼らによって正常に、清浄に保たれているのだ。

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    投稿日: 2020.02.16
  • 不浄を拭うひと(分冊版) 【第5話】

    不浄を拭うひと(分冊版) 【第5話】

    沖田×華,天池康夫

    本当にあった笑える話Pinky

    変死・・・なのに「清涼感」

    人が死んだ話、しかも変死ばかりである。本来なら凄惨で陰鬱でどうしようもないと思うが、沖田氏のどこか「のほほん」とした絵柄がそれをまず打ち消している。そして、物理的にも心理的にも「まったく赤の他人でしか浄化しえない」汚れ・悲しみがこの世にはあり、そのことが読んだ後にかすかな「清涼感」となって、不思議な読後感を醸しだしている。

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    投稿日: 2019.10.13
  • 不浄を拭うひと(分冊版) 【第1話】

    不浄を拭うひと(分冊版) 【第1話】

    沖田×華,天池康夫

    本当にあった笑える話Pinky

    不思議な透明感

    特殊清掃というと、 実際はすさまじいのだろうが、 その「アク」をすべて抜いて さらりと実態のみが描かれている。 読み終わって、 悲しくもなく、さびしくもなく、 気持ち悪くもなく、 とにかく、不思議な透明感だ。

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    投稿日: 2019.06.12
  • エロスの種子 1

    エロスの種子 1

    もんでんあきこ

    グランドジャンプPREMIUM

    「エロス」の意味

    女性の「エロス」が 見た目だけでなく、その内面から出てくるのだと 繰り返し描いているマジメなコミック。 女性でも読めます。

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    投稿日: 2019.04.01
  • 君の膵臓をたべたい

    君の膵臓をたべたい

    住野よる

    双葉文庫

    「恋愛小説」じゃなかった

    読む前は、「余命いくばくもない少女と、それを蔭から支える少年の淡い恋物語・・・涙」と思っていましたが、その予想は大きく裏切られました。 これは、いわゆる「恋愛小説」じゃない。ひとりの少年が外的かつ不可避的な力によって、自分の殻を破っていく物語です。 とにかく、「余命いくばくもない」主人公の少女が全然性格的に可愛くない。「まー、よくもこんな態度ばっかり取ってて・・・本当に死ぬの?」と思うくらいですが、その点に関しては衝撃的な結末が。 読みながら、「ちょっと待て! そう来たか!」と仰天しました。 愛や恋、というより、人間と人間のつながりを感じさせる作品です。

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    投稿日: 2017.08.01
  • キャッツアイころがった

    キャッツアイころがった

    黒川博行

    文春文庫

    京都ローカルでなつかしい

    京都のローカルな地名がなつかしい。大学生の主人公たちが生き生きとしていて、ミステリーも楽しいが、その漫才のようなかけあいも楽しい。

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    投稿日: 2017.07.29
  • 戦国を生きた姫君たち

    戦国を生きた姫君たち

    火坂雅志

    角川文庫

    お市の方が織田信長の側室?!

    上記の作品情報は、文章の切れ目がおかしくて一見すると仰天するが(「豊臣秀吉の側室細川ガラシャ」って笑)、読んでみると意外に「知らなかった!」ということが多くて驚いた。 総勢25名を約165ページで描くので、一人一人のエピソードが「これだけは言いたい」という感じにまとめられていて、すなわち最新のものになっているのだ。 たとえば、織田信長の正室・濃姫は本能寺の変で信長と共に亡くなったと私は思っていたが、実際は1612年に亡くなったそうだ。 また、お市の方は信長の妹と思われていたが、実は従妹でしかも信長と恋仲だったという説があり、お市の長女・茶々(淀殿)は、実は信長の娘だったのではないかという推測があるなど・・・あちこちに大胆な説がちりばめられていて、どこからでも読めて、面白い。 NHK大河ドラマ「おんな城主直虎」の主人公・井伊直虎や寿桂尼(今川義元の母)も取り上げられているので、興味がある方はぜひご一読あれ。

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    投稿日: 2017.07.29
  • おんな城主 直虎 三

    おんな城主 直虎 三

    森下佳子,豊田美加

    NHK出版

    史実を、こう描いたか!

    NHK大河ドラマのノベライズ本の第3巻。 小野但馬守政次という、今までの歴史観においては「悪役」であった人物を、ここまで「大逆転」させたのは、あっぱれというしかない。主人公・井伊直虎を含めて「資料に乏しい」というハンデを見事に逆手にとって、時代劇とファンタジーのぎりぎり境目で、手に汗握るストーリーを展開している。 第4巻が楽しみだ。

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    投稿日: 2017.07.26
  • 剣と紅 戦国の女領主・井伊直虎

    剣と紅 戦国の女領主・井伊直虎

    高殿円

    文春文庫

    高橋一生ファンの方なら、お読みあれ

    2017年NHK大河ドラマ「おんな城主直虎」を面白く観ていて 参考になるかと思い、読みました。 結論から言うと、ドラマとはまったく別物です。 物語は、徳川家康が自分の近習となった井伊直政から 養母・直虎の話を聞くというスタイルで始まります。 直虎の設定が霊感がある少女という設定になっていて それゆえに畏敬され、 さらに僧としての知識もあったことから 他の姫たちとは、やや扱いが違うという形でした。 また、その能力を小野政次が恐れ、 この二人の関係が、最後まで目が離せません。 大河ドラマとまったく違うゆえに かえって、読み物として面白く 特に直虎と政次の関係が TVドラマより謎めいて描かれていると感じました。 時代劇小説でありますが、読みやすいです。

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    投稿日: 2017.07.26
  • 井伊直虎 女にこそあれ次郎法師

    井伊直虎 女にこそあれ次郎法師

    梓澤要

    角川文庫

    まさに女子(おなご)の直虎

    NHK大河ドラマの「おんな城主直虎」、 高殿円「剣と紅」 そして本書を読み比べると、 とても同一人物とは思えないほどの 造形の差に驚きます。 どの直虎が一番史実に近いのか、 読み比べてみるのも一興かと思います。 個人的には、この梓澤要さんの描く直虎が 一番、「おなご」かなと思います。 恋愛要素も一番濃い印象があります。 歴史小説というより、数奇な運命の元に生まれた一人の姫の 物語というのが近いと思います。

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    投稿日: 2017.05.04
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