【感想】阪急電車

有川浩 / 幻冬舎文庫
(3189件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
1386
1111
402
52
26
  • 同じ沿線内でたまたま乗り合わせる人々のちょっぴり嬉しい交流

    同じ沿線内でたまたま乗り合わせた人たちの人生が、ほんのちょっとだけ交わる。
    善良な人と人が、ちょっとだけ勇気ある人と人とが乗り合わせた事で、それぞれの人生に少しだけ美味しい隠し味が加わる。
    感動の物語と言うほど大げさなものではなく、本当に少し「良い気持ち」をもたらしてくれる交わりあった短編集。
    ただし書籍紹介や書評を読んで、過剰な期待をすると肩すかし。

    ※追記
    映画も観ました。
    映画一本に収めようとすると、映像で説明要らず情景描写できる筈なのに、時間が足りないようです。説明不足や省略で、ちょっと大事なものが抜け落ちた感。
    また反対に、文では行間で読む部分を描写しなければならず、蛇足感も多々。
    どちらか迷われるのであれば、書籍の方をお奨めします。
    そうそう、幼い頃の芦田愛菜が好演してます。
    続きを読む

    投稿日:2018.02.03

  • 映画もいいですよね

    テレビ放映された映画を観て、原作を読んでみたくなりました。
    キャラクターは映画の配役で概念化されていたので、
    俳優さんを思い浮かべながら読みましたが、
    こういうのもありかなと。
    映画もそうでしたが、心温まる良い作品ですね。
    ちなみに「征志とユキの物語」も映像化されていますね。
    はからずも仕事の都合で宝塚に住むことになり、
    今津線沿線を聖地巡礼してみました。
    東京出身の自分ですが、本当に住みやすそうないい所だと思いました。
    続きを読む

    投稿日:2017.05.05

  • 読みやすかった

    あまり本を読まないわたしですが、
    読みやすくて面白かったと思います。

    投稿日:2016.04.19

  • 阪急電車乗りたくなります。

    私は以前阪急電車の今津線を利用していたので、物語の情景がとてもリアルに想像できました。
    阪急電車の今津線の雰囲気って、まさにこの作品のままなんですよね。
    なんていうか心温まる交流や出来事が起こりそうな雰囲気がありますね。
    この作品を読んで、阪急今津線に乗るか、乗ってから読むか、どちらを選んでも楽しめますね。
    続きを読む

    投稿日:2016.03.18

  • 映画同様楽しめた

    阪急今津線で起きる小さな物語。それぞれの駅の名前がついたオムニバス小説ではあるが、登場人物が何度も登場してはそれぞれが絡み合い、小さな「ちょっといい話」に出会う。映画同様、楽しめました

    投稿日:2015.04.15

  • 引き込まれて読み進めました。

    何人もの登場人物のそれぞれの物語があって、共通のローカル線を通して少しずつ重なりあっていて。
    読み始めると止まりませんでした。
    読んだ後にあたたかい気持ちになれる本でした。

    投稿日:2015.04.13

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ブクログレビュー

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  • ひなきち

    ひなきち

    行きの電車の伏線を往路で見事に回収していて興奮した。電車での出会い、一人一人が色々な気持ちを抱えて向かうべき場所に向かう電車はたくさんのストーリーが生まれる舞台であることに気付かされた。登場人物たちが人との出会いの中で沢山のことを学び成長するストーリーで人との巡り合わせを大切にしたいと感じた。
    また読みたい。
    続きを読む

    投稿日:2024.03.31

  • Tomohiro

    Tomohiro

    異なる年代の登場人物が駈ける阪急電車と愛の物語。普段は降りない駅でも、少し散策したい気分になりました。

    投稿日:2024.03.30

  • takaramomo

    takaramomo

    植物図鑑を読んでよかったので、今更ながら阪急電車を購入。もちろん当時テレビではあるが、映画はみている。出演女優さんたちの対談番組も楽しく拝見した。

    有川浩さんはこの辺りの沿線にお住まいだとか。地域独特ののんびりした空気、柔らかい神戸弁、ちょっとせっかちな土地柄を持つ登場人物が繰り出すドラマ。電車の中にも人生の縮図なようなことが起こるのですね。自分が電車の中では、他の人に興味がなく、人間観察をしないので、まさかこんなことが実際におこるのか?こんな出会いがあるの?とワクワクしました。続きを読む

    投稿日:2024.03.30

  • まる

    まる

    このレビューはネタバレを含みます

    片道わずか15分のローカル線で起きる小さな奇跡の数々。

    阪急電車ユーザーだったこともあり、親しみがあったからこそ情景が浮かんできて、とても作品に入り込みやすかった。

    ひとつひとつの話は短くてとても読みやすく、テンポよく読める作品。
    可愛らしいエピソードから、スカッとするようなエピソードもあったり、読後感はとてもほっこり。
    何度も読み返したくなる作品。

    縁というのは不思議だし、大切。
    偶然が重なって、それこそ電車みたいに連結して繋がっていくような。

    「価値観の違う奴とは、辛いと思えるうちに離れといたほうがええねん。無理に合わせて一緒におったら、自分もそっち側の価値観に慣れてまうから」

    この一文は気づかされることもあって、とても刺さった。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.03.30

  • フジこ

    フジこ

    ひとつひとつの話は短いけどそれぞれのストーリーが重なり合って起きる小さな奇跡が全部素敵で面白くてあっという間に読み終わってしまった〜!これすっごい好き!
    この物語に出てくる強くて賢くて前向きな女性たちを見習いたい!続きを読む

    投稿日:2024.03.28

  • キャサリン子

    キャサリン子

    久々の再読。
    もう何回目だろう?ってくらい、何度も読み返してる大好きな本。
    読了後は優しい気持ちになれるし、「わたしも頑張ろう!」と前向きな気持ちにもなれる。
    どのエピソードも面白く、各人物たちに親近感が湧いてくる。
    読み終わる=登場人物たちとのお別れ、に寂しさを感じた。
    続きを読む

    投稿日:2024.03.27

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