【感想】ガダラの豚 III

中島らも / 集英社文庫
(130件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
33
45
38
5
0
  • 徹底したぶち壊し感

    ここまで書くのかというのが正直な感想。悪魔のような呪術師バキリによって、登場人物が残酷な方法で次々に殺されていく。死の直前の人が見ている情景など息を飲む。1、2作目で情が移っているので、忍びない気持ちがする。でもこの徹底したぶち壊し感が中島らもさんなんだよな。続きを読む

    投稿日:2015.04.24

  • バイオレンスへ。お好みでどうぞ・・・

    ちょっとバイオレンスにシフト。心の闇(Ⅰ)とか文化のギャップ(Ⅱ)からの変化に、私は少々引き気味でした。 でも結末は気になるので、一気読み。 あれ?本文中にあるテレビと大衆への評価どおりか。・・・ ウーム、まずいなぁ。続きを読む

    投稿日:2014.11.24

  • 再度、書き直し…

    ※セット販売されてた頃、購入。
      感想書いたけど、消えてましたので
      再度書きます。でも、3巻とも同じm(__)m

    最近の作品でいえば「ジェノサイド」を
    思わせるようなスケールが 壮大、かつ
    伏線の細かさ。
    3巻の長ったらしさは感じない。
    冒頭から考えれば「何のこと?」と
    思えるような多岐にわたる話しの
    素材が 途中から、ドンドン合体していく。
    残念なのは、作者さん…
    亡くなっておられるのですね。
    この手の作品をかける書き手を
    最近は見かけないので、それだけが
    本当に残念で仕方がありません。
    続きを読む

    投稿日:2015.01.24

  • そして物語はクライマックスへ!

     Part1は、「トリック」、Part2は、+「インディージョーンズ」。Part3は、さしずめ+「スパイ大作戦」&「帝都物語」?
     笑いあり、涙あり、科学あり、オカルトありの先の読めないストーリーは、最後の最後に宿敵バキリと我らが飲んだくれ大生部先生が対決するという、待ちに待った最高のステージを迎えます。
     そして、ついにと言うか、とうとうと言うか、やっとと言うか、やっぱりと言うか、そこで起死回生の奇跡が……!ああ、ネタバレになるので、詳しく書けないのがもどかしい~。
     これは、一気読み必至でありますので、覚悟して手にお取り下さいませ。
     それにしても、Part2は、その壮大さから映像化は無理かなと思いましたが、Part3は、内容から見てR-18かなぁ。テレビでは絶対放送できないだろうね。
     そうそう、Part2にも何度も出てきた決め台詞が、ラストにも出てきます。
     「学者は、嘘はつかん。よく過ちをおかすだけだ。」う~ん、けだし名言。割烹着を着た学者さんを始めとする、どこぞの研究所の方々に確認をとりたいお言葉ですな。
    続きを読む

    投稿日:2014.05.02

  • ふー

    読み終わった。3巻にも及ぶ長い長い冒険だった。カルト的人気がある作品として納得。

    投稿日:2014.08.01

  • TRICKみたい・・こっちが先ですが。

    どうしてもTRICKを念頭に置きながら読んでしまったが、構成内容ともに読み応え十分。連作ですが、一気読みしました。

    投稿日:2014.02.15

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ブクログレビュー

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  • さくら

    さくら

    かなりの長編だけど、面白くてページをめくる手が止まらなかった。
    呪術が世界中でどれだけまだ身近にあるかわからないけど、色々調べてみたくなった。

    投稿日:2024.04.25

  • ハナモト

    ハナモト

    このレビューはネタバレを含みます

    堂々の完結!最後はらもらしい笑笑。が....人が少し死に過ぎたかもしれないな..せめてレイと清川、ミラクルを生かして欲しかったなぁというのが本心...これじゃあ劇だよもう。とりわけ“呪術”の雑学は大幅に深まったことに違いない、2章まではよかったんだけど..解説でも言われてた通り1章目は日本で起きた最大の宗教事件をパロ化したものでそのプロセスを舞台のみ変えたのが2章と言った感じだったかな、伏線がだいぶ回収されてない気もする。読みやすいことには間違いない。最後の
    参考資料の量見て驚愕、らも氏の熱量と博識さが伝わる代表作には間違いないものだったといえる

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.04.05

  • fastrocktail

    fastrocktail

    1993年に刊行した中島らもさんの長編スペクタクル小説。もう30年以上の時を経て今ならこれはスマホとか電子機器で色々対応できそうだなとか思う部分もないことはない。だが引き込まれて読んでしまえる冒険活劇が広がり、これは是非映画化して欲しいなと思った。早い段階で英訳していれば、もしかしてハリウッド映画になっていたかもしれない。最後については色々感想はあるだろうが、私はらもさんのハッピイエンドなお話しが好ましくいと思う。もっと生きて楽しい話を聞かせてくれていたらよかったなとつくづく思う。続きを読む

    投稿日:2024.01.25

  • ケンシロウ

    ケンシロウ

    面白かった〜。
    呪いとは何か。奇術か、トリックか。文化か。集団幻覚か、催眠か。あるいは本当に超然としたパワーがあるのか。そういう呪いに関する問いや疑念を物語の根幹に据えたまま、読みやすい文体と膨大な知識で長編エンタメにまとめ上げた一作でした。特にⅡ部、アフリカでの呪術文化や呪術合戦はすごく面白かった。


    ●あらすじ
    魔神バキリの呪術パワーを奪え!テレビの取材でケニアを訪れた主人公を待ちうける驚天動地の大事件。呪術師、詐欺師が入り乱れ、痛快無比の大活躍。日本推理作家協会賞受賞作。(解説・長島信弘)
    (集英社ホームページより抜粋)
    続きを読む

    投稿日:2023.10.06

  • kanamami

    kanamami

    読み出したら止まらない。
    この本の魔力も相当なものです。。
    読んでる最中、私までユラユラグラグラ呪われてるような気分を味わうことができました。
    一応ハッピーエンドだったので、この本を母が薦めてくれたのも納得。。いや、相当やばかったですけど。。

    巻末のずらりと並んだ参考書籍が、物語の厚みを物語ってました。どれか読んでみたいです。
    中嶋らも、すごすぎ…!!!

    最後までまさかの展開。麻薬やばすぎ。
    ありとあらゆる呪術?ネタ。人間の心って、ある意味ちょろい!!気をつけないと何かに洗脳される。誘導される。操作される!催眠術からダウジング、アフリカの毒、、、怖くて興味深いです。
    続きを読む

    投稿日:2023.09.23

  • リボーンボンボン

    リボーンボンボン

    まさかまさかの展開。なんという力。1のお坊さんが個人的に好きだったので、ここで力を見せてくれたのが嬉しかった!夫婦の関係性や生きる力にパワーをもらった。
    こんな作品を書けるなんて、すごい作家さんです。参考文献の多さもあり、ものすごい勉強をしているのだろうな、と尊敬。こんな風に楽しませてもらい、感謝しかない。続きを読む

    投稿日:2023.05.28

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