bockyさんのレビュー
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このユーザーのレビュー
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沈まぬ太陽(五) -会長室篇・下-
山崎豊子 / 新潮文庫
読み応え抜群!
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2006/03/21記録。
昨晩5巻まで読破しました。
最初の1巻目はゆっくりと暇なときを
見つけて読み進めていましたが、
3巻目ぐらいから怒涛の勢いで読み進めて
完読に至りました。
…オスタカ山篇での強烈な事故描写を読んでいる
うちに、平気でJALのマイレージを集めている
自分が不思議に思えてきました。
当時は小学校4年生ぐらいだったと思いますが、
親から見せてもらったFridayのスクープ
写真がまるで戦争跡のような状態だったのが、
しっかりと脳裏に焼きついています。
会長室篇は、やっと日の目を浴びた恩地の
大活躍かと思っていましたが、決して
そんなこと単純な展開はなく、ひとつの企業体の
腐りきった状態にいらだちながらも
単純な勧善懲悪とはならないところに
人間という動物の根の深さを感じた
作品でした。読み応え抜群! 続きを読む投稿日:2013.12.26
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沈まぬ太陽(二) -アフリカ篇・下-
山崎豊子 / 新潮文庫
読み応え抜群!
0
2006/03/21記録。
昨晩5巻まで読破しました。
最初の1巻目はゆっくりと暇なときを
見つけて読み進めていましたが、
3巻目ぐらいから怒涛の勢いで読み進めて
完読に至りました。
…オスタカ山篇での強烈な事故描写を読んでいる
うちに、平気でJALのマイレージを集めている
自分が不思議に思えてきました。
当時は小学校4年生ぐらいだったと思いますが、
親から見せてもらったFridayのスクープ
写真がまるで戦争跡のような状態だったのが、
しっかりと脳裏に焼きついています。
会長室篇は、やっと日の目を浴びた恩地の
大活躍かと思っていましたが、決して
そんなこと単純な展開はなく、ひとつの企業体の
腐りきった状態にいらだちながらも
単純な勧善懲悪とはならないところに
人間という動物の根の深さを感じた
作品でした。読み応え抜群! 続きを読む投稿日:2013.12.26
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不毛地帯 第四巻
山崎豊子 / 新潮文庫
糸へん商社の奮闘
0
2009/07/21記録
(4巻編成の第3巻のレビューです。)
三連休を使って読了。
アメリカ近畿商事の社長として、
単身赴任をする壱岐正が、日本自動車業界の外資提携
を実現させるべく東…奔西走する姿を描く。
里美副社長との確執はますます根深いものとなり、
お互いにとって排斥したい存在となっていく。
二人の思惑は最後まで合致することは無く、
意外な展開でこの商戦は一旦幕を閉じる。
後段では、五菱商事の上杉と近畿商事石油部長となった、
兵頭良一郎が話の中心となり、
中東を舞台とする石油開発への話へストーリーは移っていく。
関西糸へん商社と揶揄される近畿商事が、
鉱区開発権をめぐって社内外の営業を展開するも、
財閥系商社の高い牙城の前に屈せざるを得なくなり、
壱岐正の中に不屈の思いが燃え始め、その顛末は、
最終巻へとつながることとなる。
2~3巻を一気に読み通したせいか、ちょっと疲れた。
少し休憩して石油の世界に浸ろうと思う。 続きを読む投稿日:2013.12.26
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不毛地帯 第三巻
山崎豊子 / 新潮文庫
東奔西走
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2009/07/21記録
(4巻編成の第3巻のレビューです。)
三連休を使って読了。
アメリカ近畿商事の社長として、
単身赴任をする壱岐正が、日本自動車業界の外資提携
を実現させるべく東奔…西走する姿を描く。
里美副社長との確執はますます根深いものとなり、
お互いにとって排斥したい存在となっていく。
二人の思惑は最後まで合致することは無く、
意外な展開でこの商戦は一旦幕を閉じる。
後段では、五菱商事の上杉と近畿商事石油部長となった、
兵頭良一郎が話の中心となり、
中東を舞台とする石油開発への話へストーリーは移っていく。
関西糸へん商社と揶揄される近畿商事が、
鉱区開発権をめぐって社内外の営業を展開するも、
財閥系商社の高い牙城の前に屈せざるを得なくなり、
壱岐正の中に不屈の思いが燃え始め、その顛末は、
最終巻へとつながることとなる。
2~3巻を一気に読み通したせいか、ちょっと疲れた。
少し休憩して石油の世界に浸ろうと思う。
続きを読む投稿日:2013.12.26
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不毛地帯 第五巻
山崎豊子 / 新潮文庫
命を削って生きとるなあ・・・
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2009/07/31記録。
(文庫本4冊編成の第4巻のレビューです。)
途中でやめるつもりがついつい手が離せなくなってしまい、
こんな深夜時間に読了。
自動車の外資提携の仲介をめぐる話から一…転し、
イランの石油開発利権をめぐる企業間の泥沼の仕手戦を
描きあげる。財閥商社と政界ががっちりと固めた利権の
牙城を崩すべく、ここでも壱岐正と兵頭信一良が中心となって
利権獲得のための地を這い蹲るような情報戦を展開し、
企業間で、さまざまな権謀術数を張り巡らせる。
副社長の里井とは、思いのほかあっけない形で、
結着がつくも、その後、大門社長との関係に、
微妙な影を落とし始める。
そして石油開発をめぐって得た結末によって、
この物語は意外な形で幕をとじることに。
気がかりだった秋津千里との関係。
(ネタバレなので削除)
どうしてという思いを読むほうは抱かずにいられない。
ハリウッド映画とは違って、すべてがハッピーエンドで
気持ちよく終わらないのが当たり前なのところが、
またしびれます。
商社マンというのは、ホントに命を削って生きとるなあと
思わされた作品でした。
思ったより早く読了できてよござんした。
秋のドラマに向けた準備は整いました。
小雪の秋津千里は期待だが、天海祐希の黄紅子というのが
ちょっとよく分からんなあと言う感じ。
個人的には華麗なる一族の影響で、鈴木京香だと思うんだけど。
続きを読む投稿日:2013.12.26
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蟹工船・党生活者
小林多喜二 / 新潮文庫
群像小説
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蟹工船のみ読了。
文章がものすごく分かりづらい。
漁夫、雑役たちの名前もなく、
群像として描かれているため、
細かい描写を拾いきれず、
流し読みして雰囲気とあらすじを
つかむのが精一杯。…
党生活者は、気が向いたら読むことにして
一旦この本は閉じる。 続きを読む投稿日:2013.12.26