bockyさんのレビュー
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このユーザーのレビュー
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ザ・ファシリテーター
森時彦 / ダイヤモンド社
「ザ ゴール」のついで買い
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2011/6/28読了。
親友にすすめられた「ザ ゴール」を
買いに言った際、隣に並んでいた本でついつい同時購入。
こういうビジネス小説は、かなり食いついてしまう。
前半戦とか、涙腺が弱い…のか目頭熱くなる始末。
こんなドラマチックでなくていいから
チームを活性化させる力を養いたいと思う。 続きを読む投稿日:2013.12.26
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会長 島耕作(4)
弘兼憲史 / モーニング
時事ネタに強くなれそう
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会長島耕作になってから、島耕作が妻帯者になってしまったのでこれまでのようなモテモテの真骨頂を発揮できなくなってしまったので、内容がちょっと小難しくなってしまいましたね。その中でも、敵対的な役割を設定し…てスパッとやり込めてくれるのは溜飲が下がります。
3巻までは農業がメインでしたが、この巻では漁業について学べます。あと、集団的自衛権についても勉強できますね。もちろん、この問題については色んな意見があるはずなので、筆者の主張が多分に込められていることを勘案して一つの主張として読む必要があるかとは思います。 続きを読む投稿日:2015.05.16
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二つの祖国(三)
山崎豊子 / 新潮文庫
第三巻~東京裁判 前
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2011/10/25読了。
今年度に入ってすぐに手に取った記憶があり、
ずいぶんと時間がかかってしまったように思う。
新装文庫版により全4巻。
トヨコさんの作品は、いつものごとく第一巻を読み終…わるのに
時間がかかってしまう。
本作品においては、ざっくりと下記のように分かれるかと。
第一巻~日系アメリカ人強制収容所
第二巻~戦場における日系二世
第三巻~東京裁判 前
第四巻~東京裁判 後
第一巻では、戦争時下の日系人家族がどのような
処遇を受けたかを通して、小説構成上の舞台設定、
登場人物の心理スケッチを読みながら
彼らの人となりを理解する工程を踏むのだが
その作業に時間を費やされてしまう。
第二巻以降は、戦場ないし裁判という局面において、
本作品のテーマでもある二つのアイデンティティの端境の中で
自分の果たすべき役割を見出しながらもそれに伴う苦悩に
悶える主人公にぐっと感情移入することができ、
夢中になって読み進めることができた。
また、第三巻以降では、東京裁判というあまり馴染みのない
話題に触れ、戦争指導者たちの証言から
全く知らなかった事実や、意外な思想・信条に
触れることができる。
個人的な一番の関心事は、天皇についての扱いについて。
法的理屈とは無関係に、日米ともに現実に即した
暗黙知の中でことが進んでいったのだと実感。
この点は日本人にとって絶対に譲れない聖域であり、
そこを侵さなかったGHQは懸命だと再確認。
この作品を読了できたので、最新の「運命の人」及び、
「ぼんち」「華麗なる一族」以外の
代表的な作品はほぼ網羅できたかな?
戦争三部作を完読して思うのは氏の描く女性像って
なしてここまで男目線の理想像が描けるのかしらと
毎度のごとく感心してしまう。ナギコーーー。
Wikiで本作のモデルは誰だろうと調べると
思わぬネタバレに合ってしまったのが悔やまれるところ。
余談だが、「不毛地帯」の壹岐正のモデルである瀬島龍三が
後の作品の「沈まぬ太陽」だけでなく、本作にもちらっと登場。
まあ、東京裁判を扱えば必然ではあるけれど。
広田弘毅については、悲しいかな予備知識が足りず。
東条英機は割合良く描かれているが、さもありなんかなと。
続きを読む投稿日:2013.12.26
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闇金ウシジマくん(8)
真鍋昌平 / ビッグスピリッツ
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闇金ウシジマくん(7)
真鍋昌平 / ビッグスピリッツ
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二つの祖国(四)
山崎豊子 / 新潮文庫
第四巻~東京裁判 後
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2011/10/25読了。
今年度に入ってすぐに手に取った記憶があり、
ずいぶんと時間がかかってしまったように思う。
新装文庫版により全4巻。
トヨコさんの作品は、いつものごとく第一巻を読み終…わるのに
時間がかかってしまう。
本作品においては、ざっくりと下記のように分かれるかと。
第一巻~日系アメリカ人強制収容所
第二巻~戦場における日系二世
第三巻~東京裁判 前
第四巻~東京裁判 後
第一巻では、戦争時下の日系人家族がどのような
処遇を受けたかを通して、小説構成上の舞台設定、
登場人物の心理スケッチを読みながら
彼らの人となりを理解する工程を踏むのだが
その作業に時間を費やされてしまう。
第二巻以降は、戦場ないし裁判という局面において、
本作品のテーマでもある二つのアイデンティティの端境の中で
自分の果たすべき役割を見出しながらもそれに伴う苦悩に
悶える主人公にぐっと感情移入することができ、
夢中になって読み進めることができた。
また、第三巻以降では、東京裁判というあまり馴染みのない
話題に触れ、戦争指導者たちの証言から
全く知らなかった事実や、意外な思想・信条に
触れることができる。
個人的な一番の関心事は、天皇についての扱いについて。
法的理屈とは無関係に、日米ともに現実に即した
暗黙知の中でことが進んでいったのだと実感。
この点は日本人にとって絶対に譲れない聖域であり、
そこを侵さなかったGHQは懸命だと再確認。
この作品を読了できたので、最新の「運命の人」及び、
「ぼんち」「華麗なる一族」以外の
代表的な作品はほぼ網羅できたかな?
戦争三部作を完読して思うのは氏の描く女性像って
なしてここまで男目線の理想像が描けるのかしらと
毎度のごとく感心してしまう。ナギコーーー。
Wikiで本作のモデルは誰だろうと調べると
思わぬネタバレに合ってしまったのが悔やまれるところ。
余談だが、「不毛地帯」の壹岐正のモデルである瀬島龍三が
後の作品の「沈まぬ太陽」だけでなく、本作にもちらっと登場。
まあ、東京裁判を扱えば必然ではあるけれど。
広田弘毅については、悲しいかな予備知識が足りず。
東条英機は割合良く描かれているが、さもありなんかなと。
続きを読む投稿日:2013.12.26