Reader Store
ところで将軍さんのレビュー
いいね!された数567
  • 本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第一部 「本がないなら作ればいい! 6」

    本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第一部 「本がないなら作ればいい! 6」

    鈴華,香月美夜,椎名優

    コロナ・コミックス

    悲しくも暖かい話

    他のレビュアーが言及しているように、キャラクターの感情表現と感情移入のさせ方がメチャクチャ上手い。特にお父さんの表情は本当に良く描かれてて、前巻に引き続き感情移入しすぎて泣いてしまった。

    1
    投稿日: 2020.09.20
  • 本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第一部 「本がないなら作ればいい! 5」

    本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第一部 「本がないなら作ればいい! 5」

    鈴華,香月美夜,椎名優

    コロナ・コミックス

    優しすぎるんだよルッツは…

    ルッツが「心優しい少年」すぎてヤバい本当にヤバい。あまりにいい子すぎて語彙力壊れて感情移入しまくって貰い泣きしちゃうくらいヤバい。こういうところホント上手く描くよなぁこの作者…。

    1
    投稿日: 2020.09.20
  • 皇帝つき女官は花嫁として望まれ中: 1【電子限定描き下ろしマンガ付】

    皇帝つき女官は花嫁として望まれ中: 1【電子限定描き下ろしマンガ付】

    千種あかり,佐槻奏多,一花夜

    Comic ZERO-SUM

    まぁ、よくある作品

    最初っから主人公にぞっこんで、何かにつけて主人公にベタベタ触れようとし、他の誰かが主人公と接すれば嫉妬に狂い、とにかく主人公にグイグイ来る、まぁ「よくあるタイプ」の量産型なろう作品。細々した設定を作ってはいるものの、それをさせるための舞台装置でしかなく、ストーリーに上手く活かされているとは言い難い。 まぁ極端に破綻した内容ではないので、男性キャラクターに魅力を感じられるなら読んでみてもいいかもしれない。 私は一応2巻まで読んだが、3巻の試し読みがよほど良くない限りはそれまでかな。

    0
    投稿日: 2020.09.19
  • 異世界チート魔術師(1)

    異世界チート魔術師(1)

    内田健(ヒーロー文庫/主婦の友社),鈴羅木かりん,Nardack

    角川コミックス・エース

    至って普通のなろう作品

    普通の高校生が異世界に召喚され、物凄く強力な力を授かり、周囲の登場人物がそれに「すげぇぇぇ!」するという、ごくごく一般的ななろう作品。 戦闘描写は無難、会話やキャラの心理描写はやや薄い、登場人物の個性は物足りない、物語に緩急や緊張感が少ない、画力だけはかなり上手いという、「なろうコミカライズ」としても悪い意味で普通の出来。 要は「どこにでもあるような量産型なろう作品」、こう表現すればどんな内容なのか大半の人は察せられると思う。つまらなくはないが、進んで読むほどのものでもない。

    1
    投稿日: 2020.09.19
  • 若者の黒魔法離れが深刻ですが、就職してみたら待遇いいし、社長も使い魔もかわいくて最高です! 1巻

    若者の黒魔法離れが深刻ですが、就職してみたら待遇いいし、社長も使い魔もかわいくて最高です! 1巻

    森田季節,出水高軌,47AgDragon

    マンガUP!

    きっつ…

    作品タイトルに若干の不安を感じつつも、原作者がスライム300の人という事で期待して読んでみたが、その不安通り見るに堪えない内容だった。 要は「何の取り柄も魅力もないダメダメの主人公が、自分をベタベタに甘やかして全肯定してくれる都合のいい人物・団体に出会い、エ□エ□で幸せでウハウハな暮らしになる」という、悪い意味での典型的なろう作品。 そしてこの手の作品にありがちな事だが、登場人物の殆どが女性、要はハーレム物。 とにかく主人公に魅力がない。容姿的にも内面的にも実に平凡で、際立った特徴や人を惹き付ける個性等がまるでない。 そんな没個性的で感情移入しにくい主人公に、登場する大半の女性キャラクターが安易かつ都合よく惚れる。そしてこれまたものすっごく都合のいい理由でエ□展開になり、様々なキャラクターと関係を持つ…何処のプレイボーイだよ。ちなみにストーリーは「どんな話だっけ?」と思い返しても殆ど思い出せないくらい薄く、エ□展開メインなのかあってないようなもの。 こんな内容の何が面白いのか全然分かんないし、むしろ生理的嫌悪感しか感じられない。 雑に言えばエ□だらけでそれ以外の見所が全くない作品。 まぁ「エ□展開大好き、それ以外は一切興味なし」という人には需要あるじゃないでしょうかね。 ………はぁ。

    0
    投稿日: 2020.09.19
  • 錬金術師です。自重はゴミ箱に捨ててきました。 1巻

    錬金術師です。自重はゴミ箱に捨ててきました。 1巻

    夏月涼,徒楽耀,黒田ぺすと,ひづきみや

    マンガUP!

    購入者です。お金を本作品に使ってしまいました。

    今時大して珍しくもない「主人公が凄腕かつそれに無自覚の錬金術師で、その腕前に周囲が驚愕する話」という、悪い意味での典型的ななろう作品。 ストーリーは飛び抜けて悪くはないが盛り上がりや起伏に欠け、キャラクターは酷くはないが没個性的で描き分けに乏しく、主人公は善人ではあるが特徴らしい特徴がなく、漫画としての完成度は説明が多く読みにくいが作画は「まぁ汚くはない」程度。 早い話、どこにでもあるような「ごくごく一般的なつまらない粗製乱造なろうコミカライズ」である。特にお金を払って読むほどの価値はないかと。残念ながら私は使ってしまいましたが! まぁ読むのが苦痛になるほど極端に酷いって訳でもないため、お金と時間を持て余している人は読んでみてもいいかもしれないという可能性がなきにしもあらずと言えなくもない。

    1
    投稿日: 2020.09.17
  • 素材採取家の異世界旅行記1

    素材採取家の異世界旅行記1

    ともぞ,木乃子増緒

    アルファポリスCOMICS

    スローライフという名の退屈

    この手の作品によくある主人公最強設定は、その設定自体が飽きられるほど大量にある上に、主人公が何でもかんでも簡単に物事を解決してしまうので、よほど上手く描かないと盛り上がりに欠けてしまう。 それに加えて本作のジャンルは、これまたよくあるスローライフ物。シリアス展開になったり危機的状況に陥ったり等の盛り上がりは一切ないため、緩急や起伏が殆どない淡白・屈託で味気ないストーリーになってしまっている。 「見れたもんじゃない!」と思うほどの酷い描写や展開は特にないのだが、逆に見ていて面白かったりワクワクするかのような描写も全然ない。毒にも薬にもならない、または味のないガムみたいな感じ。 評価点を上げるとすれば絵が上手い、これは確かな長所。しかしカッコいい男性キャラや綺麗な女性キャラ等は大しておらず、また作画を活かせる戦闘描写等も少ない。こんな無味無臭な内容にこの作画の人を宛がうのは宝の持ち腐れじゃないかな。 面白くもつまらなくもないが暇潰しにはなる、そんな作品。

    0
    投稿日: 2020.09.15
  • 外れスキル「影が薄い」を持つギルド職員が、実は伝説の暗殺者 1

    外れスキル「影が薄い」を持つギルド職員が、実は伝説の暗殺者 1

    荒木風羽,ケンノジ,KWKM

    電撃コミックスNEXT

    読みやすく完成度の高い内容

    ストーリーは「優秀な暗殺者である主人公が、暗殺者という職を捨て、一般的な普通の生活を目指す」という、なろう作品としては多くはないが珍しくもないもの。内容的にはコミカルでのほほんとした日常6割+シリアス2割+ちょっといい話2割といったところで、なろう作品特有のクドさや破綻が少なく読みやすい部類かと。 コミカライズは「悠久の愚者」も手掛ける荒木氏が担当。 氏の特徴として、怒ったり困ったりする女性キャラクターの描き方がとても上手く魅力的で、そこから発展するコメディ描写が面白い。個人的にだが主人公も個性的で魅力的。 ストーリーは基本的に1話完結で、長くても2~3話程度。なろう作品にありがちな「盛り上がりや緩急に欠けるダラダラしたストーリー」ではなく、読みやすくコンパクトにまとめてくれている。 作画や戦闘描写は中の上程度だが、キャラクターデザインはとても良く、先述したようにいずれのキャラクターも個性的。ただし序盤に少しだけエ口描写があるので、それが苦手な人は要注意。

    2
    投稿日: 2020.09.08
  • おっさん冒険者ケインの善行 5巻

    おっさん冒険者ケインの善行 5巻

    風来山,沖野真歩,すーぱーぞんび

    マンガUP!

    僕らが望んだ結末だ

    前巻から引き続きの危機的展開。 最強戦力である勇者組の不在中に魔王軍が襲来し、このヤバい状況をどうしてくれるのかずっと気になっていたが、まさかここまで綺麗に纏め上げるとは思わなかった。 脇役にもしっかりと見せ場を作り、本作の読者なら誰もが望んだであろう形で一連のエピソードを終結、それでいて少しの伏線を残しつつ次のエピソードへ移行…いやぁ作りが本当に上手い。 特にストーリー構成はホント見事、あったかいねぇ…。

    2
    投稿日: 2020.09.08
  • シロクマ転生 森の守護神になったぞ伝説 1

    シロクマ転生 森の守護神になったぞ伝説 1

    草野ほうき,三島千廣,転

    MFC

    色々と説明不足や粗が目立つ

    物語自体はそこまで悪くはないものの、全体的に細かな粗や雑な描写がかなり多く、総合的には良作とは言い難いものになってしまっている。 タイトル通り主人公は人間からシロクマ(ホッキョクグマ)に転生した存在なのだが、「誰が主人公を転生させたか」の描写が一切なく、また転生後の世界がどういう文明・世界観なのかの説明も殆どないため、読者を完全に置いてけぼりにしている。 その主人公はシロクマなのに指が4本、猫のように爪を出し入れでき、道具・工具の使用はおろか細かな細工までも行える等、どういう存在なのか全く分からない。クマっぽいだけでクマ自体ではないのか、それとも細かい事は全く考えていないだけか。 一応ただのクマではなく獣人である事を匂わせる描写があるが、同時にただの獣人ではない事を匂わせる描写もある等、考えた設定を小出しにしているのか単に描き方が雑なだけなのか判断しかねる。 その説明不足を差し引いても全体的に雑。例えば、 あるシーンでは「実は○○だが敢えて言わないで置こう」と思っておいて、その数ページ後には「偽るつもりはなかった」等と真顔で言ったりする。 メインキャラクターである長女の髪色はブラウンだったのに、その後いつの間にかブラックに変更、その妹(三つ子)の髪色も巻によってコロコロ変わる。 現代日本とは全く異なる文化・世界観だというのに、主人公はおろか他キャラクターまでが普通に箸で食事をしている。主人公が使い方を教える描写は勿論ない。 主人公は江戸っ子+べらんめえ口調だったのに、こちらもいつの間にか普通の男性口調に変更、眉も描いたり描かなかったりで安定しない。 この他、主人公は1巻で「女性に欲情できない」と描写されていたのに、後に出会うエルフの未亡人に普通にグッときていたりと、様々な事が状況次第で二転三転する。こういった雑さはなろう作品ではよくある事なのだろうが、本作は流石に目に余る。 まぁこれらの雑さは「なろう作品だから」で許せる人もいるだろうが、ある意味本当の問題点は作画の拙さである。 本作の主人公は可愛さと獰猛さを兼ねたヒグマ等ではなく、目と目が離れてぬぼ~っとした顔立ちのホッキョクグマ(好きな人には酷い言い方だが)。 元々の作画の拙さに加え、そのぬぼ~っとしたホッキョクグマの顔立ちを悪い意味で中途半端に再現してしまっており、それでいて「くまみこ」のようなデフォルメも効かせていない。つまり本作の主人公は「低画力で描かれたアレンジ・デフォルメ無しのリアルなホッキョクグマ」であり、凛々しさやカッコ良くもなければ可愛くもない、ぶっちゃけかなり不細工なデザインに仕上がってしまっている。 3~4巻にシリアス展開の戦闘描写があるが、やはりこちらも上手く描けているとは到底言い難く、雑な戦闘描写と作画・物語の拙さが相まって読むのが苦痛だった…。特に4巻の見開きは、酷い言い草だが「この画力とデザインでキメ顔されても…」というのが率直な感想だった。 メインキャラクターの女の子達も、(いくら姉妹とはいえ)顔の描き分けが殆どできておらず、表情の引き出しも少ないと、もうちょっと頑張って欲しかった。主人公と違って可愛く描けてはいるが…。 ちなみに男性キャラクターのデザイン・作画は、(一人を除いて)本当に酷いとしか言えない。 物語は、3~4巻の紛争展開以外は概ね「困っている人を助ける」「メインキャラクター達との穏やかな生活」「クスッと笑えるコメディ」であり、決して悪いものではない。 ただしこちらにも「獣人はともかく何でエルフまでもが悉くクマに惚れるのか」という違和感を禁じ得ない展開・描写が。 総括すると、雑な箇所や粗がとにかく多すぎる、物語は一部以外は及第点、キャラクターは女の子だけは及第点といったところ。 悪く言い過ぎかもしれないし、普通に読める読者もいるかもしれないが、少なくとも私にはこの評価しか与えられない。

    0
    投稿日: 2020.09.08