
十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞
内館牧子
幻冬舎文庫
笑と涙
面白くて2度読みしました。 「悪魔」に内館さんの大きな意図がありましたね。 ここ2年以上レビューは書いて無かったのですが、他の読者にもこの面白さを分かって欲しくて久し振りにキーを叩いてます。 内容に触れると、どれもネタバレに成るので、「笑いと涙」が得られるストーリー展開で、思わず「源氏物語」読んでみようかなぁ~と思うところも有ります。 「源氏物語異聞~その2」の方がいいかな(笑) 内館さんお願いします。
0投稿日: 2020.06.04月刊 ドロンジョ doronjo by 御伽ねこむ ダイジェスト版
御伽ねこむ,桐島ローランド
Fanplus
こういう手合いは好きです。
コミックと実写の融合は映画の世界では多いですが、写真集では少数派ではないかと思います。 爺は好きですね。深キョン(だったかなぁ~)の実写版も楽しみました。(笑) 無料だからダイジェスト版なのかと思い、版元で探しましたが、電子版は探せなかったので、無いのでしょう。(残念!) 楽しめます。
0投稿日: 2018.01.02DOS/V POWER REPORT (ドスブイパワーレポート) (2017年11月号)
インプレス
インプレス
理解不能記事も多いが面白い(笑)
セール中だったので購入しました。 爺の為、自作パソコン関係には疎いのですが、関連商品、オーディオ機器記事は大好きです。 PC自作派の諸氏には、フムフムなんでしょうが、爺は頭の体操と思い読み切りました。(笑) 自分の使用している(ドスパラ製)PCを理解する上でも参考に成りました。(チョット・・・) オーディオ関連記事も多く、今後も記事内容では読んでみたいと思います。
0投稿日: 2018.01.02誰もいない夜に咲く
桜木紫乃
角川文庫
桜木さんの鉄板ストーリー (^o^)/
本作もまた桜木さんの鉄板ストーリー、どうしょうもなく負け組の男に、判って居ながら純愛を捧げる女。 桜木さんの本も5冊目位に成ると、桜木さんの男性観って、①周りに居た男の影響 ②女友達の男の影響 ③負け組の男に捧げてみたい愛情への憧れ ④こんな男とは恋愛したくないとの嫌悪感・・・?? 我々読者は、自分の生活環境、男女環境に照らし合わせてストーリー内の男女関係について、感情移入出来るか、拒絶反応を示すか等々思いめぐらせながら読み進めて行くのでは・・と爺は思います。 この本の前に読んだ「ワン・モア」で桜木さんの作風が「陰」から「陽」に変わって来たなぁ~ 桜木さんも釧路の海霧から抜けたかと思いました。 この本は7編の短編集ですが、3っ目のエピソード以外は「陽」への変化が見られます。発行日は本作の方が2年程早いので、この作品辺りから、桜木さんの恋愛感が変わったのかもしれません。 でも、勝ち組の男の出番はほぼ無いので、桜木さんは勝ち組男は嫌いなのかも知れません。(笑) 桜木さんの対談何かを読んでも「陽」の方とお見受けするので、男を組み伏せていく強い女性の男性観なのでしょう。
4投稿日: 2016.11.29ワン・モア
桜木紫乃
角川文庫
桜木さんにしては演歌でなくポップス系の話し・・・と (^0^)/
爺が今まで読んだ桜木さんの本の中では一番ポップス系の話しでした。 これまで読んだ本(と言っても4冊ですが↷)は桂銀淑の唄がピッタシの演歌小説でしたが、作風が変わった感じのする話しです。 タイトルの「ワン・モア」が最後のエピソードとなる6編の連作です。一つ一つのエピソードが登場人物を取り巻く、その時の瞬間を語り最後のエピソードの「ワン・モア」へと繋がって行きます。 初めのエピソードを読み始めた時「また桜木ワールドの演歌に嵌ったなぁ~(-.-;)」と思ったのですが、2つ目のエピソード辺りから趣が変わり、4・5エピソード辺りに成ると、「桜木さんこれ有り?」 と戸惑いと新たな喜びを感じて来ました。(チョット大袈裟か・・・笑) でも爺の様な順で桜木作品読んで来ると、異色と思える驚きがあります。 釧路の冬の晴天の如き輝きがあります。 読んで見て下さい。また、桜木ワールドのファンになります。
5投稿日: 2016.10.23隠密 味見方同心(二) 干し卵不思議味
風野真知雄
講談社文庫
ホンワカ感が増したシリーズ2作目 (^o^)/
何者かに殺害された、兄・波之進の跡を継いで同心と成った 弟・月浦魚之進が周りの人達から心配されながら、兄殺害の謎の解決に向って行く新シリーズです。 1作目では、何処か頼りない日暮し男に描かれていた魚之進が、味見方同心として兄と同じ道を歩み始めますが、1作目より人情味が増したストーリー展開です。 兄嫁お静も実家に戻らず、魚之進の事件の解決に手を貸して行きます。展開的には此の先お静と魚之進は・・・?等とうがった思いも(笑)~昔は有り得なかったかなぁ(笑) 1作目同様ページ数も少ないのでサクサクと読み進められます。 ボリュームから言ったら600円台の価格はチョット高い感じもしますが・・・ (-.-;) まぁ、時間が無いけど何かしら本が読みたい、疲れた頭を癒したい、疲れて人情に飢えている 等々 現代人(古い?)の疲れに1冊。
3投稿日: 2016.08.10隠密 味見方同心(一) くじらの姿焼き騒動
風野真知雄
講談社文庫
サラッと読めて楽しめます(^_^)/
久し振りのレビューです。夏はアウトドアに忙しくて、ゆっくりと読書を出来ません。(笑) たまたまお買得本で有って、しばらく時代小説を読んでなかったので手にしました。 今で云う、厚生労働省「食のGメン」でしょうか?南町奉行所で食にまつわる事件を担当する「味見方同心」を特命された月浦波之進が「飲み食いお上持ち」の特権を発揮して、「食べ物」「食べ物屋」が絡む事件を解決していきます。 内容自体は「切った張った!」ではなく「ホンワカ系」の事件帖です。 サラサラ読めて速読の方なら半日も有れば読み切れます。 本書はシリーズ開始のエピローグ的な内容にも成っています。 波之進の美人妻「お静」、弟「魚之進」なども後の物語に置けるポイントと成ります。 江戸時代の食文化を知る上でも楽しめます。
4投稿日: 2016.07.28壇蜜日記2
壇蜜
文春文庫
蜜の味楽しみました (^o^)/
「壇蜜日記0」に続き、「日記2」味わってみました。 「0」とは比べられない長さです。 文章は変わらない軽快且つ軽妙な「韻」の踏み方で、楽しく壇蜜さんの私生活を「覗き見」しているがの如く楽しめます。 しかしながら、爺は壇蜜さんの「私の子供たち」では無いので、濃厚な「蜜」も沢山味わうと、違う物を「舐めたく」成るのが男の性。(薄ら笑) 故に「0」の時よりも★1個減です。 「0」の時の様に、何方かとの対談でも「挿入・・・」して頂ければ、濃厚な「蜜」の味も二度楽しめたかも・・・m( _ _)m まぁ、これが壇蜜さんとの「付かず離れず」の猫距離(読むと理解 笑)なのかも知れません。 楽しく面白くサラサラと読める本です。 女性読者にもお薦めです。
3投稿日: 2016.05.19週刊文春好評連載「言霊USA」 電子特別編集版 アメリカは今日も「炎上」中【文春e-Books】
町山智浩
文春e-Books
爺の様にSNSとかに疎い人にお薦め (^o^)/
PCにタブレット2台の環境に有りながら、違法アプリが怖くてSNSの世界に踏み込めない爺の様な人にお薦めな本です。(^o^) (使いこなしも?ですが) 某人曰く「スプリング センテンス」に掲載された連載の単行本です。(逆かなぁ~ 笑) SNSに登場しているUSAネタが軽妙に綴られていて、ニヤニヤしながら「なるほど なるほど」と読み進められます。 他レビューにもある様に、タイトル後のイラストが「良いね これ!」と羽生君の4回転成功の時の様な点数を上げたいです。(^o^) 日本ネタも混ざっています。 多民族の国USAが単民族国家然として世界の歴史を作っていると、SNS界でも燃えているのが、今の大統領候補選にラップします。 貴方の疲れた頭の清涼剤に ♪ ♪ ♪
3投稿日: 2016.05.07幻想映画館
堀川アサコ
講談社文庫
幻想郵便局の続編・・(^o^)/
とタイトルに書いていますが、一部登場人物を除き世界観は続編ですがストーリー展開は別物です。 敢えて2編共に登場するのは、一部の人にしか見えない女幽霊です。(極秘情報に付き名前は伏せます・・笑) 前作同様ホンワカ系アヤカシ物で、ストーリーは主人公スミレの一人称の語り風に展開していきます。 アヤカシ物なので、「オイオイ! それは無いだろう(^_^;)」と突込み処も多いのですが、アヤカシ物と云う事で m(_ _)m 。 郵便局には★4つ付けたのですが、本作は2/3位までのストーリー展開が平坦過ぎて、チョット(-.-)zzZ物だったので★3つとしました。 今週は頭使い過ぎでつかれたなぁ~という時に、本書を読んで脳内マッサージでもして下さい。 居眠りにはご注意下さい。アヤカシに憑りつかれるかも知れません。
4投稿日: 2016.04.17