
女王の放課後(1)
たちばな梓
別冊フレンド
無料コミックだから爺でも読める(笑)
題名と無料に惹かれて読んでしまいました。 結果、痛快丸かじり面白いです! 今日は雨が降りそうだ、気分がすぐれない、先生(上司)に怒られた等々ブルーな時に読んでください。 明日はきっと晴れるな~♪と思える気分にさせてくれます。 麗奈をキァプテンアメリカ同様マーベルコミックのヒーローに推薦したく成ります。(褒めすぎかぁ~ 笑) 媚の切り替えは大人も真似物ですよ。(明日から五段活用!)
0投稿日: 2015.06.22ドS刑事 風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件
七尾与史
幻冬舎文庫
ドSの意味は「Sadism」のS?bizarre(猟奇的)では?
女刑事物は瑛子姉さんから姫に進みドSマヤに辿り着きましたが、事件の8割方は一介の巡査代官山脩介の活躍で進んで行きます。 マヤはどうした?代官山へのどS発揮は?皆死んじゃうぞ?警察はなにしてる?と????の連続です。(笑) ただ、読み進める内に、最近の「人が苦しむところを見たかった」「焼けるところを見たかった」「殺して見たかった」といった事件の加害者意識とマヤの意識の共通性を感じたのは爺だけかなぁ(笑)マヤも何時か最終章「殺して見たかった」に行かないか心配です。 ジャンルはユーモアミステリーと有りますが、「警察ホラーミステリー+Loveコメ」かと。ストーリー展開は面白いですが、瑛子姉さんや姫への感情移入ほどマヤには感情移入できませんでした。 題に「どS刑事」は不要かと。
1投稿日: 2015.06.22夜の床屋
沢村浩輔
東京創元社
発表時期の異なる短編集かと思いきや!
巻頭の「夜の床屋」を読み進めた時は、ミステリーか寓話の短編集かぁ~と不思議な思いで読んでいたのですが、全7編が最後に絡み合う(絡み方には差が有りますが)ストーリー展開には感服です。 他の方のレビューにもある様に「葡萄荘のミラージュⅠ」からはファンタジー色も(怪奇色も)強くなり、佐倉達の推理方法にもロールプレーイング法が取り入れられたりと、普通のミステリーとは違う手法が採られているのも新鮮でした。 また、発表時期の異なる作品を作中作として一つの短編の中に組み入れて中編とする作者の技量も新鋭作家と思えないものです。(当然作中作も面白い) 「夜の床屋」から3編までは短編として楽しみ、「葡萄荘のミラージュⅠ」から「エピローグ」までは一連の作品として読むのが作者の意に叶うのかと思います。 色々な味が楽しめる「袋入りチョコ」(飴よりチョコが好きな爺 笑)の様な作品で面白いですよ。誰でも楽しめると思います。
4投稿日: 2015.06.13【日本語訳/英語原文 同時掲載】雪の女王/THE SNOW QUEEN ~七つのお話でできているおとぎ物語~
ハンス・クリスティアン・アンデルセン
ゴマブックス
う~ん 絵本じゃなかった (笑)
実はこの本(童話)を知ったのは韓国ドラマの「雪の女王」だったんですよ~。ソン・ユリとヒョンビンの悲しい恋物語でした。ドラマには表紙も登場しました。(ハングルでしたが。) ストアーで見て「おんなじ表紙じゃん!」なんて変な感心もしましたよ。(当たり前なんですが 笑) 最近ではディズニーの「アナ雪」の元本ですよね。カイも姿は違いますが登場しましたね。 当然初めて読みました。「韓ドラ 雪の女王」「アナ雪」同様「愛」が最大のテーマですね。 ソン・ユリ、ヒョンビンの「雪の女王」は愛を貫きながら悲しい結末でしたが、本作、アナ雪とも「愛」がハッピーエンドを見せて(魅せて?)くれました。 英文は所々の単語を理解するのみで「?」でしたが、お子様の教材に如何かと思います。 色々縁を感じた作品でしたが、訳文を型苦しく感じたのは爺様だけかなぁ~(笑)
2投稿日: 2015.06.10明治緋色綺譚(2)
リカチ
BE・LOVE
爺世代でも楽しめました(はにかみ笑)
たまに無料コミック楽しんでいます。これは面白いです! 爺様世代は学園恋愛物には入り込めませんが、これは入り込みました(笑)下手なノベライズ小説よりずっと面白かったです。 推理物のしても楽しめました。鈴のコギャル(今風過ぎ 笑)風プライドと津軽に対する想いが、ちょっと哀しく心配に成ります。津軽の大人モードも。 (1)(2)と読みましたが続きは購入しません。レンタル店で借りて読みます。(ストアーさん御免なさい) 期間限定無料の間に読んでみて下さい。後はレンタル店に走るか、ストアーで買うか貴方次第です。(笑)
1投稿日: 2015.06.10怪奇恋愛作戦
丹沢まなぶ,ケラリーノ・サンドロヴィッチ,関谷崇,田中眞一,小峯裕之
小学館
ノベライズでは面白さが伝わらない?
ドラマを観てないので、ドラマの面白さ?は判らないのですが、小説としてはなんか面白いのか面白くないのか良く判らない作品でした。 韓国ドラマの様に、日常有り得ない様な話が短編で綴られて一つの大きな流れと成って行くのですが、怪奇物と云えるほど怪奇さが感じられず、恋愛物かと云うとそれ程Loveが感じられず、三人のアラフォー娘(アラサーだったと思うが)にも生活感・人生観も感じられず、ちょっと捉え処の無い作品でした。 実はジャケ買いでした。(笑) 登場人物はレギュラーも含めて基本良い人ばかりです。 「ぜひ読んでみて下さい。」とは言いません。興味のある読者のみお読みください。
1投稿日: 2015.06.08ケイリン探偵ゆらち 女流漫画家殺人事件
高千穂遙
小学館
これ程人生上手く行けば(笑)
まぁアイドル小説と思えば納得かぁ~。昔もスケバン刑事とか薬師丸ひろ子(懐かし~い)主演の〇〇探偵とかいったドラマがありましたが、そのジャンルですねぇ~。 主人公ゆらちには刑事も情報垂れ流し(ファンだから!)守秘義務はどうした!と突込みを入れたく成る展開ですが、アイドルが主人公のストーリーでは当たり前の直球ど真ん中ですね。 そこを納得できる読者と作者のファンにはお薦めです。 真のミステリーファンには物足りないですが、サクサクと読み進められます。
0投稿日: 2015.05.30深夜食堂
大石直紀,安倍夜郎,真辺克彦,小嶋健作,松岡錠司
小学館
男の料理本としても良いかも
登場人物に悪人はいません。いい人達が織り成す人情劇です。 原作が漫画で映画が作られ脚本から小説になったと云う事を後書きで知りました。邦画、日本のドラマはほとんど観ないため先入観なく読むことが出来ました。 私らの老年代では、高倉健さん当たりが嵌りそうと思いつつ読んでいました。結構料理のうんちくが出てきて、男の料理本としても読める感じです。 映画、ドラマを観ていない読者で、人情劇が好きな方にはお薦めです。
2投稿日: 2015.05.24モップガール
加藤実秋
小学館
霊感+ミステリー+お掃除=新ジャンル?
先ずは感想を先に。面白いです。出来事も余り重くなくサクサク感で読み切れます。 訳ありのお掃除現場で桃ちゃんの不思議な力が桃ちゃんと同僚を事件に引き込んで行きます。 桃ちゃんの趣味・嗜好については、「若い娘がありかよ~」と突っ込みも入れたく成りますが、まぁ個人的嗜好と云う事で。(笑) 3人の同僚は「こんな奴いるな~」と納得します。 私のタイトルの中で、お掃除が好きで読んでみたいと思う方にはお薦めしません。(笑)お掃除の描写はつまみ程度です。
4投稿日: 2015.05.19古道具屋 皆塵堂
輪渡颯介
講談社文庫
悲しくも可笑しい人情怪談
本当に久しぶりに時代物読みました。結論はほろりとする人情怪談で面白かったです。 辛い過去(主人公は記憶から消し去っている)や人に言えない秘密を持つ主人公太一郎を取り巻く脇役(準主役?)が 江戸=粋=人情 を見せ、それとなく太一郎を見守り共に歩むストーリーはまさしく人情劇怪談です。 繋がりの有る短編の展開もテンポ良く進み、落語でも聞いてるが如く情景を思い浮かべる事が出来ます。 続編も読んでみたいと思わせる爽やかさを味わいました。
2投稿日: 2015.05.09