
アウトクラッシュ 組織犯罪対策課 八神瑛子II
深町秋生
幻冬舎文庫
最後まで突走りの瑛子姉さん!
アウトバーン読み終わり、次の2作品読破しました。アウトバーンだけでは消化不良を起こします。アウトバーンを読んだ方は是非アウトクラッシュ・アウトサイダーまで読まなければダメ!と作者の罠に嵌ります。 後の作品の方がハードボイルド系に成って来てる様に思います。 よくジェットコースタームービーといった言い方がされる映画が有りますが、当作品もジェットコースターに乗った如く読み切れます。 このところの評判の良い女性主役の作品のヒロインは、モデルでも通用するスレンダー美人が、ボコボコにされながら死ぬこともなく自分の敵に立ち向かうと云うシチュエーションが多い様に思います。弱い男(作者?)の願望が込められているのでしょうか(笑)?自分の代わりに悪党を退治してくれるお姉さん(Love)。 作品中でも八神瑛子は「姉さん」と呼ばれています。姉さんのMとSの切り替えが凄い!会ってみたいほど面白い!
2投稿日: 2015.02.23アウトバーン 組織犯罪対策課 八神瑛子
深町秋生
幻冬舎文庫
瑛子姉さんのハードボイルドさに一目惚れ!
痛快丸かじりの作品ですねぇ。小生、昔から大藪春彦のハードボイルド小説のファンで全巻何度も読んできましたが、大藪作品はフェチ感が強くここが好きな人はのめり込めるのですが、万人受けするものでは有りません(男目線の作品)。アウトバーンはサスペンス好きならだれもが楽しめる作品と思います。展開のリズムも良いし、白黒(善悪)の混じり具合も良いかと思います。まぁちょっと都合の良いところも有りますがストーリー中の華と云う事でフンフンと。最近は女性の主人公が活躍する作品が多く成って来てますが、皆さんM嬢ですねぇ(ボコボコにされます)(笑) 。でも男にはSモード全開で対峙していく様は女性読者には痛快と感じるでしょうね。(怖~) 面白い!と〆の言葉に。
2投稿日: 2015.02.15流星ワゴン
重松清
講談社文庫
流星ワゴン
いま読み終わりました。書評も良く、タイトル、表紙の感じで、夢のあるファンタジーかなぁ~と思って読み始めましたが、親子関係、家庭関係、仕事関係と全てが絡み合って、ちょっと重たいファンタジーです。でも書かれているどれかの事柄は経験したり、経験する事があるかと感じました。久しぶりに本を読んで涙目になりました。★一つ足りないのは、終わり方が軽いかなぁ~(60代の自分的に)って事と作者の後書にある様に女性の描き方が?なので。
0投稿日: 2015.02.09探偵の探偵II
松岡圭祐
講談社文庫
玲奈の身体と心が心配のⅡ
松岡圭祐の小説は万能鑑定士Qから読み始めましたが、万能鑑定士Qはまぁ軽~く読み流せて誰もが楽しめますが、探偵の探偵はS気質のある読者には最適です。(笑) おいおいと心配になるほどヒロインが痛められます。でも癖になるほど面白いです。早くⅢが出ることを待っています。ヒロインはきっとMです。万能鑑定士QのヒロインもM気質です(と思う)。
2投稿日: 2015.01.28イニシエーション・ラブ
乾くるみ
文春文庫
イニシエーション・ラブ
評判が良かったので読んで見ました。カテゴリーが私の好きなミステリー、推理、サスペンスだったので。でも、ただの恋愛小説じゃん!!が感想です。60代半ばの私の感性がズレてるのでしょうか?まぁ恋愛小説としても今時初体験描写が必要なのは中高校生向けの感じが。
2投稿日: 2015.01.28