
メビウスの守護者 法医昆虫学捜査官
川瀬七緒
講談社文庫
そろそろ話の展開を変えてみては?
最後に明かされる死体をバラバラにした犯人の動機は正気の沙汰とは思えなかったです。 1ページくらいで淡々と書かれていましたが、 場面の記載が少ない分自分でその場面を想像してしまい、何とも言えない気持ち悪さが出てきました…。 ただ、今回の事件は山奥の村ということでご近所同士の結びつきが強い特殊な環境での事件になりますが、 場面の半分以上が都会に移ってしまうので、その環境が活かされていない感じがしました。 また、話の内容はおもしろいんですが、 「凄惨な死体の発見→赤堀先生と岩楯刑事で別々に操作→最後まで分からない身元」と、 進め方が同じなのでつまらなくなってきたかな!? あと、岩楯刑事と奥さんは別居中だそうです。
0投稿日: 2018.02.03
日経トレンディ (TRENDY) (2018年3月号)
日経BP社
日経BP
仮想通貨ネム(NEM/XEM)を推奨…。
仮想通貨特集では“持っておいた方がいいですよ”と推奨しているのにこの本が出版される3日くらい前にネム問題が発生。 この特集記事を書いた人も儲かることばかりに目が行って、インフラ面など調査していなかったんでしょう…。 総評としてネムを除けば投資信託の話は分かりやすく参考になる話ばかりでした。 低い金額でも始められる「つみたてNISA」は魅力的な話に思えました!
0投稿日: 2018.02.03
満願(新潮文庫)
米澤穂信
新潮文庫
みんなが絶賛するわけが分かった!
古典部シリーズしか知らなかったので、著者が書く「人間の心の闇」には度肝を抜かれました。 しかもシリーズものでない短編なので全部が関係のない場面。 様々な場面での深い闇には著者の考える力に感服するほかありません。 犯人捜しの定番ミステリーではなく、犯人の動機を考える新ミステリーと言えます。
0投稿日: 2018.02.01
水底の棘 法医昆虫学捜査官
川瀬七緒
講談社文庫
赤堀先生が海洋学者に?
身元不明の死体が荒川河口に見つかります。 有力な物証もない中で手探りの捜査が永遠と続きます。 身元が分からないので動機からの捜査はないけど、手掛かりから犯人を追い詰める手法は実に論理的です。 法医学者と法医昆虫学者の見解の対立。 捜査本部と赤堀先生の見解の対立。 四面楚歌でも気にも留めない赤堀先生の行動力&探究心は昆虫だけでなく海洋生物までに!? 赤堀先生の行動という意味では今回が1番ぶっ飛んでいます。 あと、岩楯刑事と奥さんの仲はそろそろヤバくなってきたかな…。
0投稿日: 2018.01.29
新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 敗者たちの栄光(14)
小笠原智史,隅沢克之,矢立肇,富野由悠季
角川コミックス・エース
怒濤の大迫力に圧倒される最終巻
ヒイロとゼクス、自身が信じる未来のために互いの感情がぶつけあう2人の最後の決着。 機体のカッコ良さもありウイングゼロとエピオンの戦いは手に汗を握る迫力で目が離せず、 最初から最後までどっぷりつかってしまいました。 話はちょっと駆け足になっていたけど、それが逆に息をつかせぬ展開をもたらしたかな!? テレビで最後の結末と後日談は知っているのでコミックでは違う展開を期待していました。 ネタバレになってしまうので書きませんが、衝撃の展開に誰もが驚くはず! これでウイングが終わるのは残念なので『劇場版Endless Waltz』『Frozen Teardrop』がコミカライズされるのを期待したい!
1投稿日: 2018.01.26
シャアの日常(6)
南北,本田雅也
角川コミックス・エース
期待外れに終わった(。>0<。)
アムロとシャアのやり取りを中心に話が進みます。 でも、ストーリーもギャグも目を引くものがなく、ただただページをめくってたら終わってしまったというのが感想です。 「シャアの正体」とか、物語の核心をつく話がそろそろ出てきてもいいんじゃないかな?
0投稿日: 2018.01.25
DIME(ダイム) (2018年3月号)
小学館
小学館
“SIMフリー”をよく知らない私でもいけた!
名前は知ってるけど、中身はよく知らない。 そんな私でも理解しやすい入門書です。 文字だけでの説明でなくイラストやカラー図を用いているので、 専門書のような固さはなく、小学校の教科書のように見やすく “そうだったんだ!”と思える箇所がたくさんありました。 これだけで大丈夫なのか?と思うところもありましたが、 疑問に思った箇所はネットの書き込みを見て解消しました。 基本の知識はこの本から取得しているのでネットの書き込みも理解できました。
0投稿日: 2018.01.22
ニューズウィーク日本版 (2018年1/23号)
CCCメディアハウス
CEメディアハウス
トランプ大統領就任から1年
「もう1年になるんだ」と思いました。 それと同時にたった1年で世界はここまで混迷になるほど弱々しいものだと実感しました。 私はトランプ大統領と面識がないので本を通してしか知りえず、本に書いてあることが100%真実だとは思いません。 ただ、ツイッターや会見での言葉を聞くとかなり真実に近いものじゃないかと疑ってしまいます。
0投稿日: 2018.01.20
シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官
川瀬七緒
講談社文庫
蠅・ウジ虫・トンボ、「虫の情報」で犯人を追い詰める
前回が焼死体で今回は腐乱死体、やっぱり普通の死体は出てきませんね。 そして死体の描写が細かいためか想像できてしまうので余計に気持ち悪いのもお約束…。 死体にある虫から手掛かりを見つけていく赤堀先生の慧眼はさすが!。 そして深さ数メートルの穴をほったり、モンペを履いたりする行動力はもさすが! それに付き合う岩楯刑事もさすが!。 ただ、ちょっと残念なのが主人公以外のキャラ(犯人とか)の個性が弱いところかな。 事件が事件だけに動機とかそのあたりをもっと深堀してもらえれば、重厚感がでると思うんだけど。 妻との不仲が続いている中で、少しずつだけど赤堀先生を気になりだし始めてる岩楯刑事。 事件とは別にこっちも今後どうなるか気になります!
0投稿日: 2018.01.19
クジラの子らは砂上に歌う 11
梅田阿比
ミステリーボニータ
読む前に10巻を再読するべき!
久々だからかな!? 11巻を読んだら何が書いてあるか分からなかったので、急遽10巻を再読しました。 そのおかげかストーリーと人物を少しずつ思い出し、スムーズに11巻に入れました。 攻める帝国・守るアモンロギア・逃げる泥クジラ。 3つの勢力が入り混じれる中、帝国率いるオルカの真の目的が明らかに! そして、自分の不甲斐なさに責めていたロハリトが泥クジラの民を救うため動き出す。 非力な泥クジラの民がこの争いをうまく切り抜けられるかハラハラしっぱなしです。 さらに、オルカとオウニの対立、リョダリとリコスと対決とまだまだ終わりそうにありません。
0投稿日: 2018.01.18
