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九州男児さんのレビュー
いいね!された数1516
  • MONSTERZ

    MONSTERZ

    渡辺雄介

    集英社文庫

    切ないモンスター…

    異常な能力を持つ人間の精神の葛藤。 殺戮行為は許せない!と… 苛立ったり、同情してみたり、 「自分が同じ立場なら?」と、 考えさせられたり…。 複雑な気持ちになる作品でした。 モヤモヤ感が残るままの作品が好みなのですが、 この作品に関してはこういう終わり方がいいのかも。 期待以上におもしろかった。 ※この作品中にも、「あれ?」と釈然としない 部分がありますが、それは読んでの お楽しみということで。

    9
    投稿日: 2014.05.08
  • セカンド・ワイフ

    セカンド・ワイフ

    吉村達也

    集英社文庫

    この作者にしては、B級…

    設定に無理があるかな。イマイチでした。 確かにホントにある話しだと気持ち悪いけど…。 ラストまで引きずるほど焦らした「真相」が、 それまで盛り上がった読み手の想像・予想より、 かなりB級だったので。 読み手の個人差はありますが、 再読はないと思いますね。

    0
    投稿日: 2014.05.02
  • 影踏み

    影踏み

    横山秀夫

    祥伝社文庫

    ドロボーさんの話し…

    最近読んだ「BORDER」という本でも 死者と会話する的な内容があったが。 話しは違えど、若干の共鳴部分が あり、面白く読めた。 泥棒稼業の登場人物たちそれぞれの 盗みの特徴を示すキャッチコピーが なかなか笑える。 泥棒さんの、家族・兄弟・異性への 愛を含む切ないお話しです。 結構、僕好みの本でした♪

    4
    投稿日: 2014.04.28
  • 夏と花火と私の死体

    夏と花火と私の死体

    乙一

    集英社文庫

    手に汗握る…

    子供の頃、大人に隠し事をした時を 思い出しました。 作者は、16歳の時にこの作品を 書いたと知り、2度びっくり! メッチャ、ハラハラしたなぁ。 現在の作者さんは、一体どんな 作品を書くのか、他の作品も 読んでみたい気がします。 しかも、福岡の人なんですね。 これは、読んでみる価値「大」だと 思いますよ、ホント。 ※語り手が幽霊ではなく…  死体目線ってのがこれまた  不思議な感覚です。

    1
    投稿日: 2014.04.15
  • ふたご

    ふたご

    吉村達也

    角川ホラー文庫

    完全同一体…

    ドラゴンボールのセルみたいな 「完全同一体」という言葉。 あり得ないような、あり得そうな 話し。 この作者は、この手の話し… うまいですよね。 なかなか、おもしろかった。 忘れた頃、再読もできそう。

    2
    投稿日: 2014.04.12
  • パパとムスメの7日間

    パパとムスメの7日間

    五十嵐貴久

    幻冬舎文庫

    娘を持つ親なら必見…

    昔、転校生という男女の心が 入れ替わる物語があったけど。 その話しを想像しながら購入。 この作品は、父と娘の立場で 展開されるので当然、別もの。 サラリーマンと女子高生… 途中、「この先こうなるのかな」と 予測しながら読み進めていき、 前半はニヤニヤしながら読んで 後半の後半は、ハラハラドキドキ! まさか…ああいう展開になるとは! 娘を持つ父親は必見の良作だと 思います。←もちろん、それ以外の人も。 ※これもドラマになってました。   YouTubeで全話見れますね。   でも良かった…本から読めて♪ ※2「パパママムスメの10日間」という続編も    出てますね。早くストアに置いてほしいな。

    2
    投稿日: 2014.04.05
  • 無痛

    無痛

    久坂部羊

    幻冬舎

    痛いです…

    タイトルは「無痛」ですが、 内容はとっても痛いです(><@) グロい部分もあります。 僕的には、ハラハラさせられ 好みの作品でした。 続編がある?的な話しも聞きますが 本当に続編あるのかなぁ。 あるならば、読んでみたいですね。 「そうきたか!?」というラスト だったので、続編にも期待したい。 でも…イバラが出ないと話しが 成り立たないけど、続編もイバラが 出るんでしょうね、タイトル無痛だし。 そういう意味でも、楽しみです。 ※本屋で紙の本見かけたら、  メッチャ分厚いですね。  面白かったので、電子書籍だと  ページ数気にならなかったです。  注:続編は「第五番」でした。

    19
    投稿日: 2014.03.31
  • つきまとわれて

    つきまとわれて

    今邑彩

    中公文庫

    教科書みたい…

    今邑彩さんの作品は 文章が非常に読みやすいですね。 教科書読んでるみたいだ。 短編集なのに、登場人物だけが それとなく繋がっているという 何だか不思議な、お話し。 短編だから、やはり物足りないが 長編ばかり読んでる方であれば たまには、この手の本を手にして 骨休めしてもいいかもしれません。 今邑さんも、亡くなってるんですよね。 故人に敬意を←といいたいですが もうこの作者さんの作品を読めない という点で辛口点数ですm(__)m

    3
    投稿日: 2014.03.26
  • BORDER

    BORDER

    古川春秋,金城一紀

    角川文庫

    シリーズ化しないかな…

    ドクロの表紙につられて 購入。期待してなかったけど 文章が読みやすくて、 内容的にも良かった。 主人公・石川刑事の 死者と会話できるという 小説ではありがちな話しも とてもよく、まとまってた。 登場人物それぞれの個性も 主人公を引き立てるために 一役かっていたかな。 シリーズ化を望む作品だと 思います。 ※追記:ドラマになるんですね。  がっかりさせないでほしいな。 ※追記2:ドラマ面白かったですね。  原作と大きな差はなかったな。  忘れた頃、再読が楽しめそうです。

    13
    投稿日: 2014.03.23
  • Fake

    Fake

    五十嵐貴久

    幻冬舎

    読み応えあり…

    ページ数が多いものが好みなので 僕個人的には、読み応えあった。 ページ数の割には、冗長な内容に 陥ってもいなかったし。 話し自体は、これから読む方々の 楽しみを奪いたくないので 控えますが。 「リカ」を書いた作者にしては 後味爽やか←ですかね【笑】 買って損には、ならないと 言えますね。

    2
    投稿日: 2014.03.20