Reader Store
saneyukiさんのレビュー
いいね!された数65
  • とある魔術の禁書目録1巻

    とある魔術の禁書目録1巻

    鎌池和馬,近木野中哉,灰村キヨタカ

    月刊少年ガンガン

    惜しむべきは原作の二巻が飛ばされていることか

    一口にコミカライズ化と言っても100人の作者がいれば、大筋は同じだったとしても100通りの描かれ方があると思います。 比較的原作に忠実なれど、作者なりに重視しているところがあるのか、同じストーリーなのにアニメ版とも異なる魅せ方をしてくれます。 一巻目だけを読んで評価するのは難しいです。絵だけを見ても作者の画力は先の巻で格段に向上するので。 ただ、原作未読の方には少し厳しいかもしれません。よく言えテンポ良く進み、悪く言えば大分すっ飛ばしています。アニメ版や超電磁砲の完成度がなまじ高いので、本作は少々埋もれている様な印象はありますが、決して引けを取っているとは思えないです。

    0
    投稿日: 2015.09.20
  • ヘヴィーオブジェクト 採用戦争

    ヘヴィーオブジェクト 採用戦争

    鎌池和馬,凪良

    電撃文庫

    何処に着眼するかによって評価の分かれる内容

    一巻と同様に強力な兵器であるヘヴィーオブジェクト(色々誤記してました。ごめんなさい)と主人公が生身で戦うお話です。 今回はいつもと様相が、異なってきます。ネタバレにならない様に書くとすると、相手もヘヴィーオブジェクトによる力押しをしてこないといったところでしょうか? 並行して登場人物の掘り下げも進みます。 単巻としては十分楽しめるのですが、私にはこの物語の方向性が今ひとつ読み取れなかったです。続き物としての部分を意図的に弱めているからかもしれません。

    0
    投稿日: 2015.09.19
  • 狼陛下の花嫁 1巻

    狼陛下の花嫁 1巻

    可歌まと

    LaLa

    なんというか、微笑ましい

    庶民が王妃のバイトをするという、ちょっと聞いた事の無い設定。マンガだからアリだと思います。 頑張っているのだが、どこか空回りしているヒロインが愛らしいのですが、彼女を取り巻く魅力的な登場人物が惹かれます。 素性不明の王妃という不思議なポジション故に陰謀というか、ときには命を狙われたりもします。 「危険手当下さい」と言い放つヒロインの逞しさが微笑ましいです。

    0
    投稿日: 2015.09.19
  • ガールズ&パンツァー リボンの武者 1

    ガールズ&パンツァー リボンの武者 1

    野上武志,鈴木貴昭,ガールズ&パンツァー製作委員会

    MFコミックス フラッパーシリーズ

    完成度の高いスピンオフ

    ガールズ&パンツァーのスピンオフ作品です。主人公はオリジナルなので、本編を知らなくても読めない事は無いです。 ただ、ガールズ&パンツァーは特有の世界観があるのでTVアニメの本編とOVA版のアンツィオ校戦は見ておいた方が良いです。 本作品は非公式の軽戦車戦がメインでアンツィオ校のアンチョビはかなり良いポジションに居ます。アンツィオ校の面々は相変わらず面白い。 レビューを書いた時点では二巻までリリースされていますが、一巻と二巻はセットと考えた方が良いかと思います。 ワザと本編と同じ手法をとったのかな? ガールズ&パンツァーが好きな人なら読んでみては如何でしょうか?

    1
    投稿日: 2015.09.19
  • ヘヴィーオブジェクト

    ヘヴィーオブジェクト

    鎌池和馬,凪良

    電撃文庫

    ヘヴィーオブジェクトと言う兵器が戦争の勝敗を決める世界で・・・

    ヘヴィーオブジェクトと言う圧倒的な戦闘能力を持った兵器が戦争の概念を塗り替えてしまった世界です。ヘヴィーオブジェクト同士の戦闘の勝敗が、そのまま戦争の勝敗に直結します。 普通のメカ物だと主人公はヘヴィーオブジェクトのパイロットとかなのですが、残念ながら違います。 本作品の作者は、主人公があり得ない戦力差に挑みそれを覆してしまう・・・が、持ち味と言ってもよく、この作品もその傾向が出ております。 すなわち、生身で絶対兵器と言えるヘヴィーオブジェクトに果敢に挑む・・・が基本ストーリーです。 1巻のラストは私は結構好きでした。

    4
    投稿日: 2015.09.07
  • センゴク外伝 桶狭間戦記(1)

    センゴク外伝 桶狭間戦記(1)

    宮下英樹

    ヤングマガジン

    1560年桶狭間にて・・・を丸暗記しただけでは、ちょっと味気ないでしょ?

    タイトルを記載するときに、桶狭間って何年だろう・・・と調べ直している人間が書いているので、あまり鵜呑みにしないで下さい。 ある程度歴史を勉強しようとしない限り、結果だけを知っていれば歴史は事足りるかもしれません。 でも、それはちょっと味気ないでしょ? 年号や元号を覚えるのが嫌で歴史が嫌いになった方は、読み物として歴史に触れてみてもよいかと思っております。 歴史は人間の生き様の積み重ねですので、本来誰でも共感や反発やら、色々感じ取れるかと思います。 本作は、センゴク外伝となっておりますが、織田信長やら、今川義元など歴史に不得手な方でも聞いたことはあるだろう人物が中心ですので、ハードルは低いかと思われます。 本編であるセンゴクをご存じなくても特に問題はありません。(センゴクの主人公、仙石秀久は最終巻の一コマだけ登場します) ただ、内容は濃い。 全5巻となっておりますが、特に1巻は名著でしょう。 登場人物や時代背景、周辺諸国の関係など盛りだくさんに詰め込まれており、竹千代(後の徳川家康)を巡る謀略戦もこの巻に収録されています。 展開をご存じない方は、この鮮やかな手際は十分堪能できるかと思います。 と、こんな感じで見所が多く長文となってしまいましたが、あまりこの時代に詳しくない人ほど楽しめるのではないかと感じております。

    2
    投稿日: 2014.08.16
  • Steins;Gate 変移空間のオクテット

    Steins;Gate 変移空間のオクテット

    池上竜矢,5pb.×ニトロプラス

    まんがライフWIN

    STEINS;GATEが好きな人向け

    何に重点を置くかで評価が分かれる作品です。 本編が面白すぎるため、劇場版を含めて外伝的な作品は本編と比較されると苦しい気もします。 深く考えず、登場人物のドタバタ感を楽しむ感じで読んでいただけたらと思います。

    1
    投稿日: 2013.11.09
  • 修羅の門異伝 ふでかげ(1)

    修羅の門異伝 ふでかげ(1)

    川原正敏,飛永宏之

    月刊少年マガジン

    シンプルなストーリーで展開も早い

    修羅の門の外伝的な位置付けですが、修羅の門を知らなくても問題ないです。 国立競技場でプレーするという目的のために、チームを作ってサッカーをします。 読みやすくストーリーの進展も早いので、気楽に読んで純粋に物語を楽しんではいかがかと思います。

    2
    投稿日: 2013.11.09