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  • ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です! 5

    ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です! 5

    弐尉マルコ,ガールズ&パンツァー製作委員会

    MFコミックス アライブシリーズ

    お詫びは米2トンで懲罰は米100トン、同情(?)は米3トンの五十鈴家。

    ご一読ありがとうございます。 この本文を書いた時には7巻が絶賛発売中なので、こちらもお読み頂ければ幸いです。 レビューの名を借りた妄想リレーも1巻と6巻、7巻、2巻、3巻、4巻と続き5巻に到達し、ここで一段落となります。 本作は私の好きなエピソードが多い。その為5巻はお気に入りだ。 オレンジペコが風邪をひきダージリンが見舞いに来るがいろいろ大変なことになる話や、生徒会の二人が喧嘩したり、バレー部が反乱を起こしたりと、相変わらず凄い。 負傷後退も良い味を出している。ガルパンファンの要所を抑えていると思う。 表紙はアンツィオ高校だ。 なので今回はアンツィオ高校について妄想を膨らませてみたいと思う。 アンチョビの指揮官としての実力は高いと私は考えている。 野上武志先生、鈴木貴昭先生の作品「リボンの武者」によるとアンチョビは名古屋からスカウトでアンツィオに入学した。この経緯から考えると戦車道でアンチョビは有名選手か、または有望選手だったと考えられる。 外部?からスカウトを呼ばなければならないアンツィオ高校はカルパッチョによると、それは残念な学校だったようだ。 アンチョビが頑張って立て直し現在に至るが、はやり強豪校と比べると一枚落ちる。 強豪校を重戦車と例えるならアンツィオはタンケッテといった感じだ。 一枚落ちると考えた理由はアンツィオは戦力もさることながら人材面が残念だ。 ペパロニはアンツィオの典型的な生徒。アンツィオは恐ろしく士気が高いので勢いでなんとかなっている風に見えるがペパロニを見る限り何も考えていない感じだ。扱っている車両がクルセイダー巡航戦車ならともかくL3型豆戦車だと、なんらかの工夫がいると思う。 もっとも何も考えていない感じがアンツィオの良い面でもあって難しいところだが、変化の激しい機動戦までアンチョビが把握するのは難しいだろう。 そして車長兼装填手の忙しいポジションという事情はあるが、カルパッチョは副官として全く機能していない。リボンの武者でも副官という雰囲気はない。 或いはカルパッチョの役割はもっと異なるのかもしれない。例えば観戦武官(?)としてアンチョビの戦いを記録しているとかだ。 アンツィオの体質を変える為意図的にアンチョビのワンマンチームにしていることも考えられるが、アンチョビの負担は大きいと思う。 この戦力と体制でアンツィオはマジノ学園に勝っている。 才谷屋龍一先生の作品「激闘!マジノ戦ですっ!!」でマジノ学園の主だった車両を挙げるとルノーR35SA38搭載型やソミュアS35登場していた。戦車に詳しい訳ではないがソミュアとかは優れた戦車だと思う。 アンツィオでマジノ学園相手に私が考えられる戦術は ①最初にマジノ学園の足の速い軽戦車を倒す。 ②機動力を活かしてL3型豆戦車で敵を目的地点まで誘導する。 ③M41型自走砲で待ち伏せして敵車両を破壊する。 それ位しか思い浮かばなかった。最初に敵の軽戦車を倒しているのはM41を捕捉されない為だ。 マジノ学園が防戦に徹したらアンツィオは打つ手なし。 激闘!マジノ戦ですっ!!では防戦をメインにしていたマジノ学園は機動戦に路線を変更していた。大洗女子は練習試合でマジノ学園の機動戦に苦戦を強いられる。 大会でも同じように機動戦で戦っていたとすれば、機動力なら恐らくアンツィオは最速だ。 案外マジノ学園を翻弄したのかもしれない。 興味は尽きないが、今回はここまでにします。

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    投稿日: 2016.11.12
  • 手塚治虫 マリン・エクスプレス 1

    手塚治虫 マリン・エクスプレス 1

    手塚治虫,池原しげと,手塚プロダクション

    ヤングジャンプコミックスDIGITAL

    初登場は1979年! 24時間テレビアニメ作品のコミック版

    古い作品なのはもちろん知っていたが、年代を見ると驚きを感じてしまう。 恐らく、今観ても面白いと感じるだろう。 本作品が色褪せたりしないのは、記憶違いでなければ海底横断鉄道をメインに据えた作品が未だに登場しないことかもしれない(舞台装置としては海底鉄道が登場する作品があったような気がする)。 海底を高速で走る鉄道はミステリーの舞台装置としても申し分なし。そして、環境破壊をテーマにしている。 隙が無さすぎてむしろ怖い。 手塚治虫先生の各作品の主人公が登場する本作品。 手塚治虫先生の作品を知らないとても若い世代には、ややハードルが高く感じてしまうだろうが、漫画が好きな人は読んでおくことをお勧めする(手塚治虫先生はすでに他界しており、コミック版は池原しげと先生が執筆しているが、何も問題はないとだけ付け加えておきます)。 あえて先に手塚治虫先生の作品を読んだおきたいと考えているなら、ブラックジャックが良いだろうと思う。 ブラックジャック単体でも申し分無しの名作だが、マリンエクスプレスに登場する脇役系登場人物はブラックジャックにも登場しており、ブラックジャック自身も特に変更はない。別の作品に移っても全くブレない男、ブラックジャック。恐れ入ります。 アトム(本作品ではアダム)は恐らく説明不要。 マリンエクスプレスの主人公はヒゲオヤジ。 名脇役すぎて、主人公が勤まってしまう。 1巻の時点ではまだまだこれからといった感じ。各登場人物の初期配置が終わったといった所だろう。 万人にオススメできる作品だと思う。 結末は私にもわからない。すでに完成している作品なので、十分期待して良いと思う。

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    投稿日: 2016.11.11
  • ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です! 4

    ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です! 4

    弐尉マルコ,ガールズ&パンツァー製作委員会

    MFコミックス アライブシリーズ

    黒森峰の面々はその内ヘッツァーがトラウマになるのではないだろうか?

    ご一読ありがとうございます。 本文を書いた時には7巻が絶賛発売中だったりします。 こちらも満足できる内容かと思います。 1巻6巻7巻とレビュー(ただの妄想)を書き2巻3巻と続いて書いたので、やはりこの巻も、となりました。 今回も盛りだくさんであります。 個人的には、黒森峰のバレンタインの話と秋山優花里西住みほの為にサバイバル訓練に励んでいるのだが、優花里の情熱に対して素で切り返すみほが素敵だ。 彼女のスルー特性はらぶらぶ作戦だと拡張されているような気がする。 表紙はサンダース。 今までの妄想の流れから今回はアリサのターンか。 サンダースのメンバーではアリサは私の中では一番のキャラだったりする。 ただ、リボンの武者の印象が強く、TV版とは少し違ったイメージを持っている。 なるべくTVシリーズの方で書くとするなら、アリサのネタとしては常につきまとう無前傍受か。 ガルパンの序盤からなかなかやってくれる。 反則すれすれの為、悪者色を見せるアリサだがテンションの浮き沈みの激しさと、暴走ぶりでサンダース戦が終わる頃には愛嬌のあるキャラになってしまった。 もっとも、無線傍受は優花里の諜報活動に対する意趣返しとも受け取れる。 そして、この無線傍受が戦いの趨勢を決めてしまう。 毎回ギリギリの戦いをしている大洗女子だが、一回戦のサンダース戦が特に敗北率の高い試合だったと考えている。 序盤の大洗女子の戦力に対して無理に88mmを用意する必要はない。シャーマンの火力は十分脅威で、しかもシャーマンは機動力がある(本来なら89式より速い)。 対して、大洗女子は練度も車両も十分ではなかった。 にも関わらずサンダースが敗北したのは「戦わせてもらえなった」の一点に尽きるだろう。 無線傍受を逆手にとって、サンダースの主力は事実上無力化されていたのだ。 確かにケイが車両数を大洗女子に合わせた事もあるが、同数の兵力でもサンダースの方が優位だろう。 孤立したフラッグ車が作戦でもないのに大洗女子に追いかけられている時点で、作戦負けしている。 この戦いは情報戦で大洗女子に軍配が上がったといえる。まるで第二次世界大戦の日本軍とアメリカ軍みたいだ。立場は逆だったが。 色々とアリサの与えた影響は大きかったが、問題にしていない所は(反省会は別にして)サンダースの懐の深さと結束力の高さを感じてしまう。 ケイがアリサの無線傍受を良しとせず車両数を減らしたのも、或いはアリサ一人の責任にしないための配慮だったのかもしれない。 結局アリサの話はほとんど書いていないが、今回はここまでにします。

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    投稿日: 2016.11.11
  • とある魔術の禁書目録外伝 とある科学の超電磁砲(1)

    とある魔術の禁書目録外伝 とある科学の超電磁砲(1)

    鎌池和馬,冬川基,はいむらきよたか

    月刊コミック電撃大王

    本編未読でもあまり問題が無い良質のスピンオフ

    ご一読ありがとうございます。 取り敢えず、思いつくまま書いています。 アニメも2期まで放映されたので、知名度はあると思う。 アニメ版の完成度も高かったが、こちらもとても良いものだ。 原作を知っておくに越した事はないが、原作未読でも問題ない。 この巻は学園都市の雰囲気を楽しめれば良いかと思う。 水面下で事件は進行中だが、焦らず脇を固めた余裕のストーリー運びで安心感がある。 お勧めできる一冊だ。 先に原作を読んでみたいと考えているなら、原作の1巻で事足りる。 原作の3巻は美琴メインの話で、超電磁砲にも登場する。 先に読むか後で読むかは悩ましいところだが、原作未読なら超電磁砲で読んでしまう方が、情報量は多い。 さて、ここからはある程度知っている人向けに書いているが、原作既読で本作を読んでいないのはちょっと勿体無い。 本作中でも、原作の進行状態が垣間見えるので私も楽しみにしている。 日付とイベントで大体想像はつくが、カミやんの忙しさが何と無く分かる。 大事な事なので、もう一度書くが この作品はお勧めです。

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    投稿日: 2016.10.31
  • ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です! 3

    ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です! 3

    弐尉マルコ,ガールズ&パンツァー製作委員会

    MFコミックス アライブシリーズ

    正にアンツィオ日和の3巻

    ご一読ありがとうございます。 本文を書く頃には既に7巻が絶賛発売中となっております。 6巻と7巻でレビュー(実際はただの妄想)を書き2巻も書いたので、この巻も書いてみようと思いました。 丁度アンツィオ戦がリリースされたのか表紙はプラウダなんだけど、アンツィオの描写が多いというか、面白い。 中でもアンツィオ日和は河嶋桃がアンツィオの捕虜となるのだが、あれよあれよという間に桃がアンツィオの総統にまで登りつめてしまうという話が、お気に入り。 結末は本作を読んで頂くとして、今回は河嶋桃について考察のふりをした妄想を、ほそぼそと書いてみようと思う。 戦車道大会で優勝することとなる大洗女子、必然として指揮官の西住みほの評価は当然高い。しかし、大洗女子の真の恐ろしさは、恐るべき人材層だと考えている。 特に、生徒会、バレー部、自動車部は凶悪のレベル。 さらにその中では生徒会が洒落になっていない。悪魔と契約でもしているのか・・・とさえ思えてくる。 その生徒会である河嶋桃の評価はファンの間でどのようになっているかは分からないが、少なくとも・・・しかし推測だが河嶋桃と、武部沙織の両名がいなかったら大洗女子は軍団として機能しかなかった公算が高いと思っている。 目立った実績はなくても、組織の中核となる人物はいるのだ。これを見誤ると大体組織は崩壊する。 生徒会の3名はそれぞれ役割分担ができているように見えるが、何気にお互いがそれぞれをカバーできる高い水準を有している。中でも河嶋桃(何故か広報)は生徒会長・角谷杏、生徒会長副会長・小山柚子の代役ができると考えた方が良い。 杏不在の時は桃が実質指揮をしている。会長はあの性格のなので、普段から実務は柚子が取り仕切っているのだろうが、桃なら実務もこなすだろう。 河嶋桃は良い意味で石田三成みたいな人物ではないかと思われる。 逆に柚子は会長の代役は難しいかもしれないが、桃がパニックに陥った時は代わりに柚子が指示を出している。 杏は何でもそつ無くこなせそうな印象があるが、普段の様子を見ると実務能力は柚子が最も高いかもしれない。だた、杏は構想力と人脈が凄い。これは桃、柚子には無い能力だ。 生徒会は、今すぐ天下を狙った方が良い。 話が少し逸れたが、河嶋桃の発言は割と現実的である。声優さんの力量がすごいのか砲弾同様あさっての方向を向いた発言をしているみたいだが、彼女は大洗女子の状況を全身全霊で如実に表している。無茶なことを言っているのは火砕流の中でも無理を突き通す西住流の方だ。 更にはカチューシャをひとにらみで黙らせる西住まほに対しても強気のツッコミが出来るのも流石桃ちゃんである(劇場版)。私の聞き間違いでなければだが。 こうして箇条書きにしても河嶋桃の魅力と実力は書ききれないほど凄い。 縁の下の力持ちという印象は拭えないが、これだけ目立つ縁の下もないだろう。

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    投稿日: 2016.10.29
  • ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です! 2

    ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です! 2

    弐尉マルコ,ガールズ&パンツァー製作委員会

    MFコミックス アライブシリーズ

    西住まほのメールに戦々恐々する黒森峰の面々

    ご一読ありがとうございます。 本文を書く頃には既に7巻が絶賛発売中となっております。 6巻と7巻でレビュー(実際はただの妄想)を書いているので、この巻も書いてみようと思いました。 もっとも、好き勝手な妄想が並んであまり参考にならないと思われます。 さて、久しぶりに読み直しても、思った事は内容てんこ盛りと言う事。1巻に比べると安定感が増している。早くもアンチョビが登場してるが、彼女が活躍するのは3巻。 表紙はダー様なんだけど黒森峰の描写が多いような気がする。 2巻はざっとこんな感じ。 なので、逸見エリカを考察と言う名の妄想でだらだらと書いてみたい。 西住姉妹にスルーされるのが芸風と言う特殊なポジションの逸見エリカだが、はっきり言ってハイスペックだと思う。 西住姉妹との関係が不明(17年2月26日追記 幼馴染説がある。フェイズエリカを読む限りでは、そんな感じではなさそうです) 。西住みほに対して強いライバル心(これもスルー)を持っているので、それなりに関係は深いと思われる。 みほに嫌味を言う(しかしスルーされる)ので嫌う人もいるかもしれない。 だが、前述の通り能力は高い。まほの指揮下ならと言う条件は付くが、大学選抜チーム相手に、まほの先陣を切っている(劇場版)。 しかし、まほがいないと能力が激減してしまう。ある意味黒森峰の縮図のような人だ。 西住みほが黒森峰を出奔しなければ、恐らく次期黒森峰隊長はみほだったはずだ。 急遽次期隊長としての責務を負うことになるエリカは、繰り上がり当選的な評価を払拭すべく西住みほを超える実力を備えることを自らの責務としてるのかもしれない。 そんな感じで、自立が彼女の課題なのかもしれないが、伸び代は高そう。 リボンの武者でも、タンカスロンに参戦しているので、これからの活躍が期待できるキャラクターという気がする。

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    投稿日: 2016.10.29
  • 覇剣の皇姫アルティーナ(3)

    覇剣の皇姫アルティーナ(3)

    青峰翼・鉤虫,むらさきゆきや,himesuz,エンターブレイン

    ファミ通クリアコミックス

    エリック君の斬新な探し方(重要)

    ご一読ありがとうございます。 レビューと言うより、他愛のない事しか書いていません。 3巻はクラリスさんのターンと思う。(え?タイトルおかしいよね?) なんだけど、ちょっとクラリスさんは登場回数の割に不明な部分が多い。 少し気にかかる点はあるのだが、うまくまとまらない。かと言って、私のクラリスさんに対する想いの深さを長々と書いたとして いったい、だれが読むねん。 これではあんまりなので、この巻のストーリーを簡単に書くと、本国から査察官なる役職の人物がやってきて、不届きな事に私のクラリスさんに狼藉(未遂。念のために書いておきます)を働き、姫さまのグーパンチで成敗され、私のクラリスさんは窮地を乗り切りました。めでたし、めでたし。 今回は珍しく、変な事は書いていないと思う。ただ、大事な事は2回書いた。 さて、査察官について考察する気はないので、原作既読の方はご存知だと思うが、いよいよ難攻不落とやらの要塞攻略である。 下準備が整い、布陣するところまで。戦闘は次巻。 やっとこさレジス無双の始まりである。 レジス君の話はちょっと脇によけて(あれ?)、次巻の攻城戦に向けて城塞について私の脳内を少し整頓したいと思う。 戦争論の内容を記憶を頼りに書いてみると、城塞は何かを守る、或いは敵が必ず通過する所に設置するとか。 今回のヴォルクス要塞は後者だと思う。 さてさて話は飛ぶが日本の戦国時代、お城は(全てではないし簡単に書いてしまうが)守りやすい山の上にありました。だんたん平地にお城は建てられるわけだけど、それは何故か? 軍事目的と言うより治世の拠点としてお城の機能が推移して行ったため、便利な平地に築かれました。 と、学校で習ったような気がするが、軍事面となると異なる答えがある。 鉄砲の普及で山城の優位性が失われたのだ。 どういう事かと言うと、狭い山城では本丸が鉄砲の射程距離に入ってしまうのだ。 本丸を鉄砲の射程距離から遠ざけるには、広い面積が必要になってきた。 そんな場所は平地にしかない。 平地のお城も兵器の推移で変化していったのだ。もちろん交通の要所の防衛もあるから戦争論の言うところの前者に相当パターンもある。 アルティーナの世界は剣やら弓やらで戦うが、大砲は存在する。もう少ししたら、銃も登場する。ヨーロッパでは銃の登場で騎士は姿を消していくが、アルティーナの世界もそうなっていくのだろうか? 風の谷のナウシカでは、銃は存在しながらも甲冑とか着た騎兵が現役バリバリに突撃とかしていた(原作)。 原作の今後も目が離せないが、コミック版の次巻も楽しみである。

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    投稿日: 2016.10.29
  • まんがで身につく ランチェスター戦略―――小が大に勝つ方法(Business ComicSeries)

    まんがで身につく ランチェスター戦略―――小が大に勝つ方法(Business ComicSeries)

    名和田竜

    あさ出版

    ランチェスター法則を元に経営に向け構築し直したランチェスター戦略

    ご一読ありがとうございます。 本文がささやかな助けになれば幸いです。 レビューなどと、えらそーな事を書いておきながら、いきなりオチが出て恐縮なのだが、ランチェスター法則とランチェスター戦略を混同していた。 勉強不足でごめんなさい。調べて見ると、割と他の書籍でも登場していた。 軍事に興味を持っていて、それなりに色々書籍を読んだ方は、戦争論やランチェスター法則などは何処かで見る機会はあったと思う。本書は軍事物とは異なり、ランチェスター法則を元に経営向けに体系化されたランチェスター戦略について書かれている。 ストーリーは探偵事務所なんだけど、ランチェスター戦略を用いて経営コンサルタント的な事をして現状の問題を解決していくと言う感じ。 チームリーダーなど、それなりのポジションにいる方には、やや軽く、そうではない人にはちょっと縁がない・・・という他者に進めるにはちょっと相手を選ぶ感じはする。 ただ、要点はまとまっており、ランチェスター戦略を知らない方にはちょうど良い内容かと思う。 結局勝つには勝つだけの理由があり、負けるには負けるだけの理由がある。せっかく勝ったのに勝てた理由がわからないのでは、成功体験としては勿体無いし、まぐれで買ったような感じだ。 負けたとしても、なぜ負けたのかがわからなかったら対策の立てようがない。 勝つには法則がある・・・本書で戦略の重要性を識るのも良いかと思う。

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    投稿日: 2016.10.29
  • 覇剣の皇姫アルティーナ(2)

    覇剣の皇姫アルティーナ(2)

    青峰翼・鉤虫,むらさきゆきや,himesuz,エンターブレイン

    ファミ通クリアコミックス

    エリックくん登場の回なのだけれど、ジェロームについて書く事はおそらく当分無いので、ジェロームについてある事無い事考察してみた

    ご一読ありがとうございます。 ストーリーについては、原作の方で他の方が色々素晴らしいコメントを書かれておりますので、そちらを参照した方が良いです。コミック版は基本的に原作に忠実です。 さて、姫さまが英雄に一騎打ちを挑んだのが前回まで。本巻は姫さまと英雄の一騎打ちの決着がつき、ディートハルトが攻めて来る。 という流れは放っておいて、ジェロームについて考察(妄想)してみました。 ヤローの妄想は趣味では無いのだが、知のレジス君なら武のジェローム。 ちょっと無視できない存在ではある。 さて、私のジェロームに対する印象がだ、 「この人ほんと大丈夫か?」 である。 どのくらい不安かというと、私が政略面で軍師が務まるのではないかと言うぐらい不安である。(軍事は無理) 記憶を頼りにジェローム卿の姫さまが赴任する前の状況を思い出してみよう。 1、英雄なんだけど、左遷されている。 2、返り咲きたいと考えている。(多分) 2についてはちょっと曖昧である。来るべき時に備えて蓄財をしているようだが、そもそも本人はどうしたかったのかが不明。仮定として中央で一軍の将になるとかにしておく。 で、上官として姫さまが赴任してきた訳だが、私が軍師として助言するなら迷わず姫さまとの共闘を進言する。 女子高生・・・よく読んでみたら女子中学生だった・・・をガチでイジメても中央には返り咲けないからだ。 ジェロームには姫さまが(政治的に)どのように映ったのだろう。 基本的に左遷と考えると思う。姫さまは志願して来たのだが、一緒に来たのはクラリスさんだけなんだじゃないだろうか? 王族にそれはあんまりだ。 中央の判断は、ジェロームと確執を起こす・・・である。これによって姫さまを封じる訳だが、ジェロームはそんな奴と思われていると考えて良い。 そしてその策に見事にハマっている。 ジェローム卿、ほんと大丈夫か? 姫さまが手柄を立てて、中央に戻ればジェローム卿にとっては元どおり。中央に戻った姫さまが、ジェローム卿を中央に呼び戻せば、ジェローム卿の目的は達せられる。 それほど難しい話では無いような気がする。 懸念点は軍の最高責任者と姫さまは政治的に対立しているかどうか? だ。 結論から言って、対立している。しかし、ジェローム卿は気にする必要はない。姫さまの力を削ぐために、最高責任者はジェローム卿を懐柔しに来るはずだ。レジス君にしたように。 その時に好きな選択をすれば良い訳だ。 ただ一つだけ、気になる点がある。ジェロームはすでに姫さま以外の勢力と内通している可能性だ。だとすると、ジェローム卿は私を上回っている訳だ。これはこれで楽しみだ。 ちなみに、原作では姫さまの力を削ぐ為にレジス君を懐柔しようとする訳だが、私ならジェロームを懐柔する。 姫さまと対立していたからではなく、軍事力を削げばレジス君の悪魔的神算も半減するからだ。 実のところラトレイユの対姫さまと戦略がちょっと不明。かなり曖昧な戦略をとっている感じがする。機会があれば好き勝手に妄想してみたい。

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    投稿日: 2016.10.27
  • コミック版 100円のコーラを1000円で売る方法3

    コミック版 100円のコーラを1000円で売る方法3

    永井孝尚,阿部花次郎

    中経☆コミックス

    Best Alternative To Non-Agreement

    ご一読ありがとうございます。 本文ささやかな助けになれば幸いです。 さて、最終巻です。 1巻の頃に比べると規模が大きくなりすぎて、逆に参考になる部分は少ないような印象を感じています。 ただ、読み物としてはやはり面白く、実例を元にしっかり要点を押さえ2巻まで読んだならここまで読んだ方がという内容になっております。 BATNA(バトナ)は、本作の中では意識しておいて方が良い用語かと思います。 交渉の切り札を持っている方が交渉が有利になるという話、それはその通りなのですが、自分と相手の状況をしっかり分析していないと、なかなか本作のようにはいかないと思います。 また、有利に交渉を進めることができたとしても、十分な戦略があるかどうか? この部分にも言及しております。 新たな新規参入企業の登場で、またまた窮地に陥る宮前さんですが、ほんとバイタリティあります。 ちなみに内山さんが好みです。 もう一度書くことになりましたが、2巻まで読んだら3巻も読んでしまいましょう。

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    投稿日: 2016.10.27
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